JP7313879B2 - 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、色変換処理を行う画像処理技術に関する。
近年、一般のオフィスにおいてドキュメントやプレゼンテーションの文書は、フルカラーで作成されるが、それらの文書を印刷する時には、モノクロ(黒単色)で印刷されることが多い。このようにカラー文書をモノクロで印刷する場合、カラーデータをグレースケールデータに変換する処理が必要となる。このような変換処理では、原稿のカラーデータがRGB値で表される場合、通常ではNTSC変換とよばれる方式で変換される。
NTSC変換では、RGB値に対して0.299R+0.587G+0.114Bと各輝度に対して重み付けして合算して得られた値をRGB値に対応するグレー値とする。しかし、この方法では、RGB値の各輝度値の組み合わせが異なっていても重み付け合算値は一致する場合もあり、NTSC変換後にカラーデータ上で色分けされていた要素間の弁別性が低下するという課題がある。
これに対し特許文献1には、カラーデータに含まれる色数に応じて、隣り合うグレー値間の間隔を均等化するように、一般的なグレー変換処理により生成されたグレー値を補正するグレー変換方法が開示されている。この方法では、NTSC変換等のように、特定の配色で変換後のグレー値差が小さくなって弁別性が低下するのを回避できる。
特開2017-38242
しかし、特許文献1に記載の方法では、グレー値差を均等化した結果、一部の配色において均等化前よりもグレー値差が小さくなって弁別性が低下する場合がある。また、同じ色でも配色が変わり、グレー変換処理により生成されたグレー値での濃度順位が変わると、グレー値差の均等化によりグレー値が大きく変わってしまう場合がある。そのため、見出しの背景やロゴの色のように複数ページにわたり同一の要素に同じ色が使われ、かつ、配色がページごと変化する場合、同一要素のグレー値がページごとに大きく変わってしまう場合がある。そのため、ページ間で共通する要素を色に基づいて把握し難くなるという課題がある。
そこで本発明は、カラーデータから変換されるモノクロデータの複数の階調値の分布が大きく変化することを抑制しながら、弁別性を向上させるようにモノクロデータの階調値を修正することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、カラーデータから変換されるモノクロデータの階調値を修正する画像処理装置であって、変換後の前記階調値が3つ以上存在し、大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間の階調値差が複数存在するときに、前記複数存在する階調値差のうち所定の閾値未満の階調値差がある場合、前記閾値未満の階調値差に隣り合う他の階調値差を小さくすることで前記閾値未満の階調値差を前記閾値以下まで大きくするよう修正する修正手段を備え、前記カラーデータの各色は、互いに所定の値以上の色差を有する、ことを特徴とする。
本発明により、カラーデータから変換されるモノクロデータの複数の階調値の分布が大きく変化することを抑制しながら、弁別性を向上させるようにモノクロデータの階調値を修正することができる。
本発明の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 プリント処理の流れを示すブロック図である。 第1の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 描画コマンドの一例である。 カラー画像の一例である。 第1の実施形態のS306で行われる処理の詳細を示すフローチャートである。 色値リストの一例である。 第1の実施形態の処理の前後の信号値を示す模式図である。 第1の実施形態のS603で行われる処理の詳細を示すフローチャートである。 第1の実施形態のS603で行われる処理の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
ここでまず、従来技術の課題について、具体例を用いて説明する。ここでは4色分のRGB値を有するカラーデータに対してNTSC変換等のRGB値に重みづけを行って合算するカラーモノクロ変換を行って得られたグレースケールデータを考える。第1の例として、(0)、(200)、(203)、(255)のグレー値を有するグレースケールデータが得られた場合を考える。この第1の例では、4色のうち2色が(200)、(203)とグレー値差が小さく弁別性が乏しくなっている。
このグレースケールデータに対して特許文献1に記載のグレー値修正方法を適用すると、グレー値は、取り得る0-255の間で等間隔に割り当てられ、各グレー値は(0)、(85)、(170)、(255)に修正される。すなわち、グレー値修正処理の結果、(0)であったグレー値は(0)、(200)であったグレー値は(85)、(203)であったグレー値は(170)、(255)であったグレー値は(255)に修正される。その結果、弁別性が低かったグレー値(200)、(203)は(85)、(175)に修正され、グレー値差が3から85と拡大し、弁別性が向上している。但し、グレー値(0)、(200)は(0)、(85)に修正されたことで、グレー値差が200から85に縮小されている。
次に第2の例として、カラーモノクロ変換を行って、(0)、(190)、(200)、(255)のグレー値を有するグレースケールデータが得られた場合を考える。この第2の例に対しても特許文献1の方法で修正を行うと、第1の例と同様にグレー値はそれぞれ(0)、(85)、(170)、(255)に修正される。すなわち、修正前後で(0)であったグレー値は(0)、(190)であったグレー値は(85)、(200)であったグレー値は(170)、(255)であったグレー値は(255)に修正される。
第1の例では(200)であったグレー値が(85)に修正されたが、第2の例では同じ(200)であったグレー値が(170)に修正された。すなわち、カラーデータの配色が変わると、同じ色に対応付けられたグレー値が(85)から85大きい(170)に変わった。このことは、見出しの背景の色やロゴの色のように複数ページにわたり同一要素に同一の色が使用されるなかでページ毎にページ内の配色が変わると、ページごとに背景やロゴのグレー値が大きく変わる可能性があることを意味する。
これに対し本発明では、上述したように、カラー画像の各色に対応付けられたモノクロ画像の複数のグレー値の分布が大きく変化することを抑制しながら、弁別性を向上させるようにモノクロ画像の階調値を修正する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
第1の実施形態
<画像形成装置>
図1は、本発明に係る画像処理システム117の一例であり、画像形成装置100、ホストPC110からなる。
画像形成装置100は、本発明に係る画像処理装置の一例であり、例えば、スキャン機能やプリンタ機能等、複数の機能が一体化された複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。制御部101は、画像形成装置100を統括的に制御しており、CPU105、RAM106、記憶部107、装置制御部102、及びネットワークインターフェース(I/F)103を含む。なお、制御部101は、例えば、記憶部107に記憶された画像データを読み出し、パラメータに従ってその画像データを最適化するための各種画像処理を行うGPU等をさらに含んでもよい。
CPU105は、記憶部107に記憶されているプログラムをRAM106に展開し、それを実行することにより、この画像形成装置100の動作を制御している。RAM106は、一時記憶メモリであり、画像データやプログラム等を一時的に記憶することが可能である。記憶部107は例えばハードディスクであり、この画像形成装置100を制御するためのパラメータや、実施形態に係る制御を実現するためのアプリケーションやプログラムやOSなどを記憶している。
装置制御部102はデバイスコントローラであり、操作部104、画像読取部108、画像出力部109などの制御部101に接続されている部分を制御する。また、操作部104から通知された設定情報に基づいた画像処理も行われる。なお、カラー画像をグレースケール画像に変換する処理もここで行われる。ネットワークI/F103は、ネットワーク120を介して外部装置とデータ通信を行う。
画像読取部108は例えばスキャナであり、画像出力部109は例えばプリンタである。CPU105が上述のプログラムを実行することにより、画像読取部108が読み取った原稿の画像データを取得するスキャン機能や、画像出力部109を介して画像を用紙等の記録媒体やモニタなどへ出力する出力機能が実現される。操作部104は、タッチパネルやハードウェアキー等を含み、ユーザからの指示や設定の操作を受付けるとともに、画像形成装置100の装置情報やジョブの進捗情報、各種ユーザインタフェース画面を表示する。操作部104で受け付けた設定情報などは、装置制御部102を介して記憶部107に格納される。
ホストPC110は、CPU113、RAM114、記憶部115、種々の入出力装置等を制御するための制御部111、及びネットワークI/F116を備えている。ホストPC110は、画像形成装置100にネットワーク120を介して繋がり、ネットワークI/F116を用いてデータ通信を行うことができる。尚、CPU113が制御部111及び画像処理部112を内蔵していてもよい。CPU113は、RAM114を用いて、ホストPC110に搭載されている非図示のアプリケーションやプリンタドライバ等を制御する。図1に示すブロックの他に、画像形成装置100、ホストPC110の機能を実行する際に必要なブロックが適宜含まれる。また、ホストPC110は、画像形成装置100と同様に、各種画像処理を行うGPU等をさらに含んでもよい。
<プリント処理>
図2は、実施形態1に係る画像処理システム117におけるプリント処理の流れを説明する図である。
アプリケーション201、プリンタドライバ202は、ホストPC110に搭載されており、ホストPC110では、アプリケーション201を使用して、ドキュメント文書やプレゼンテーション文書などの電子データが作成される。プリンタドライバ202は、画像形成装置100に印刷データを出力して印刷させるためのドライバである。プリンタドライバ202で作成された印刷データは、画像形成装置100へ送られて印刷される。なお、本実施形態では、グレー変換処理を画像形成装置100において行うため、プリンタドライバ202で作成される印刷データはカラーデータである。
この印刷データは、画像形成装置100の制御部101で処理される。画像形成装置100は、この印刷データを受信すると、コマンド判別部203によりPageDescriptionLanguage(PDL)の種類を判別させる。このPDLの種類には、PostScript(PS)やPrinterCommandLanguage(PCL)などがある。コマンド解析部204は、これらPDLの種類毎の解析部を含み、コマンド判別部203で特定されたPDLの種類に応じてコマンドの抽出及び解析を実行する。こうして解析されたコマンドの内容に応じてグレー変換処理などが行われる。
コマンド実行部205は、コマンド解析部204の解析結果に基づきラスタ画像を生成する。画像調整部206は、そのラスタ画像に対して色変換、フィルタなどの画像処理を適用する。尚、図2に示す制御部101のコマンド判別部203、コマンド解析部204、コマンド実行部205及び画像調整部206の機能は、本実施形態ではCPU105が前述のプログラムを実行することにより実現される。
図4(a)は、実施形態1に係る画像形成装置100が受信した印刷データに含まれるコマンドを示す図であり、図4(b)は、その変換例及びそれに基づく描画結果の一例を説明する図である。コマンドには、描画コマンドと制御コマンドがあり、描画コマンド400は、その描画コマンドの一例を示す。そして、この描画コマンド400を用いて描画された画像を画像407で示す。
描画コマンド400には、ジョブのカラーモードを設定するカラーモード設定コマンド401、色を設定する色設定コマンド402がある。さらに、オブジェクトを描画するオブジェクト描画コマンド403、文字のサイズを設定する文字サイズ設定コマンド404、文字のフォントを設定するフォント設定コマンド405、文字を描画する文字描画コマンド406がある。これら一連のコマンドの構成は、他のオブジェクトや文字列の場合も同様である。この他にも、座標や線の太さを設定するコマンド、イメージを描画するコマンド等も含まれるが、それらは省略している。
ここで図4(a)に示す描画コマンド400の内容を簡単に説明する。なお、以降の描画コマンド400や色値データは、8bitカラーの画像を前提とするものとする。
「Set Page Color(CL)」401は、以下のコマンドはカラーで展開されることを示している。
「Set Color(146,208,80)」402は、色設定コマンドであり、RGB値がR=146、G=208、B=80の色であることを示す。
「Draw Polygon」403は、オブジェクト描画コマンドであり、非図示の座標値に基づいて図形を描画することを示す。
「SetText Size(6)」404は、文字サイズ設定コマンドであり、文字のサイズが6ポイントであることを示す。
「Set Font (Arial)」405は、フォント設定コマンドであり、文字のフォントがArialであることを示す。
「Draw Text(“x”)」406は、文字描画コマンドであり、文字「x」を描画すること示している。従って、図4(a)の3番目と4番目のコマンドは、図4(b)の角丸四角形408が3番目のコマンドで指定された色で描画されることを示している。同様に、5番目~12番目のコマンドは、文字列「1.xxx」409がArialフォント、6ポイントの文字サイズで、黒色で描画されることを示している。さらに、13番目から16番目のコマンドは、太陽410が13番目のコマンドで指定された色で描画されることを示している。
以上がプリント処理の一例であり、本実施形態1では、この処理の流れに基づいて説明を行う。
<グレー変換処理>
本発明のグレー変換処理について説明する。なお、ここでは画像形成装置100でグレー変換処理を行うものとして説明するが、同様のグレー変換処理をホストPC110で行ってもよい。ここでも前述の通り、8bitカラーの画像データを前提として、各処理を説明する。
本発明のグレー変換処理は、初めに、1ページ内で用いられる色をRGB値で抽出し、それらの色のRGB値を重み付けし、抽出された色ごとに個別のグレー値(階調値)を算出する。次に、抽出された色に対応するグレー値について、大きさ順の並びにおいて隣り合うグレー値間のグレー値差(階調値差)を算出する。そのグレー値差が、弁別がつくように予め設定した閾値より小さければ、出力した際に弁別がつくようにグレー値を修正する。そして、その修正したグレー値を、RGB値に対するグレー値として、カラーデータをグレースケールデータに変換するカラーグレー変換テーブル(カラーモノクロ変換テーブル)として生成する。
図3は、画像形成装置100における本発明のグレー変換処理のフローチャートである。ここで、図3について、図4、5、7を用いて説明を行う。
なお、このフローチャートで示す処理は、CPU105が記憶部107に格納されているプログラムをRAM106に展開し、その展開したプログラムをCPU105で実行することにより達成される。また、上述した通り、CPU105がコマンド解析部204として機能することにより実行されるものとして説明する。さらに、図4(a)に示す描画コマンド400のように、出力はモノクロ指定された描画コマンドをコマンド解析部204が受信するものとして説明する。そして、カラーモード設定コマンド401がモノクロ指定であっても、色設定コマンド402はカラーの値のままコマンド解析部204まで送られるものとする。
ここで、図5(a)に示す画像500と、図5(b)に示す色値リスト510を例に説明する。図5(a)に示す画像500は、太陽501と角丸四角502と角丸四角502内に配置された「PLAN」の文字503がカラーで、その他の文字504が黒で描画されるデジタル画像データである。図5(b)に示す色値リスト510の第1の色値506は(255、0、0)、第2の色値507は(146、208、80)、第3の色値508は(255、192、0)である。この色値リスト510には記載されていないが、その他の文字504の色値は黒(0、0、0)、紙白部505の色値は白(255、255、255)である。
以下、図3のフローチャートについて説明を行う。
S301で、コマンド解析部204において色設定コマンド402をチェックし、色設定コマンド402で指定されている色値を抽出する。そして、抽出された色値は、図7(a)に示す色値リスト700に追加する。色値リスト700は、抽出された色値に対してIndexとRGB値を保持するものである。色設定コマンド402で抽出された色値と同じ色値がすでに色値リスト700に保存されている場合には、新たに色値リストに追加はしない。図5に示す画像500の色値リスト700が完成した後、CPU105は、色値リスト700をRAM106に保存する。
次に、S302で画像調整部206は、RAM106に保存された閾値を取得する。この閾値は、グレー変換後、隣り合うグレー値間の弁別性を判定するための基準値である。グレー値差が、上記閾値未満である場合、そのグレー値間の弁別性は低いと判定し、それらグレー値は修正対象と判定する。例えば、グレー値がとりうる0~255において上記閾値が32の場合、2つの色C1、C2をグレースケール変換した後のグレー値がG1(100)とG2(115)である時を考える。この場合、G1、G2のグレー値差は15であり、閾値32より小さいため、弁別性が低いとしてG1、G2を修正対象とする。
次に、S303で画像調整部206は、RAM106に保存された色値リスト700を読み出して、各色値に対して図7(b)に示すグレー値リスト701を算出し、RAM106に保存する。グレー値701は例えば、前述したNTSC変換によって求められるグレー値が表す輝度値であり、例えばIndex2の色をNTSC変換すると、0.299×146+0.587×208+0.114×80=175となる。または、RGB値をLabやLchなどの一般的な色空間に変換した際のL値等でも、その他輝度の指標となる値であればよい。
次に、S304で画像調整部206は、RAM106に保存された色値リスト700とグレー値リスト701を読み出し、グレー値の明るい順(または暗い順)に色値リスト700の値をソートする。そして画像調整部206は、図7(c)に示すような、グレー値でソートした色値リスト700′及びグレー値リスト702を生成する。
次に、S305で画像調整部206は、RAM106に保存されたソート後のグレー値リスト702をグレー値の明るい順に読み出し、ソート後のグレー値差を算出する。グレー値差の算出された順に、グレー値差Indexとグレー値差からなるグレー値差リスト703を生成する。
ここで、グレー値差とは、例えば図7(c)のIndex1のグレー値(255)とIndex3のグレー値(189)の差(66)を指し、グレー値の大きさに基づきソートされたIndexの順にグレー値差を算出したものである。すなわち、グレー値差とは、値が隣り合う2つのグレー値間の値の差である。以下、Index1のグレー値(255)とIndex3のグレー値(189)のグレー値差を、Dif(1)=255―189=66とする。同様に、Index3とIndex2とのグレー値差をDif(2)=14、Index2とIndex5とのグレー値差をDif(3)=99、Index5とIndex4とのグレー値差をDif(4)=76とする。ここでDif(i)の変数i
は、グレー値差リスト703のグレー値差Indexの値である。
次に、S306で画像調整部206は、RAM106に保存されたグレー値差リスト703を読み出し、色ごとのグレー値差を修正し、修正後グレー値差リスト705を生成する。ここではS302で定めた閾値をもとに、グレー値差が閾値未満の場合、グレー値差が閾値以上となるように修正する。この修正処理についての詳細については後述する。
次に、S307で画像調整部206は、RAM106に保存された修正後グレー値差リスト705を読み出し、グレー値順でソートした修正後グレー値リスト706を生成する。画像調整部206は、例えば、ソート後の最も大きい又は最も小さいグレー値、本例では最も明るいIndex1のグレー値(255)と、修正後グレー値差リスト705とから、グレー値順でソートした修正後グレー値リスト706を生成する。
本例では例えば、最も明るいIndex1と、次に明るいIndex3とのグレー値差が修正後グレー値差リスト705によれば、(59)であるので、255-59=196となり、この値が、Index3の修正後グレー値となる。同様に、Index2、Index5、Index4の修正後グレー値は、図7(c)の修正後グレー値706に示すように(164)、(76)、(0)となる。
最後に、S308で画像調整部206は、RAM106に保存されたグレー値順でソートした修正後グレー値リスト706からIndex順でソートした修正後グレー値リスト707を作成する。このようにして、各色値に対応するグレー値を規定するカラーグレーテーブルを作成する。
次に、前述のS306で行うグレー値差の修正方法の詳細について説明する。まず図6に、修正を行うか否かの判定処理についてのフローチャートを示す。なお、ここでは図7(c)のリストを用いて説明を行う。
ここでは、画像調整部206がRAM106に格納されているグレー値差リスト703を読み出し、グレー値差が所定の閾値よりも小さければ修正を行う。
初めに、S601で画像調整部206は、RAM106からグレー値差リスト703を読み出し、グレー値差リスト703からグレー値差Indexi(ここで1≦i≦N-1でNは色数)のグレー値差Dif(i)を取得する。ここで、S601ではi=1とし、対応するDif(1)を取得する。
次に、S602で画像調整部206は、RAM106からS302で定めた閾値を読み出し、S601で取得したグレー値差Dif(i)と比較する。ここで、グレー値差Dif(i)が閾値以上であればNOとなりS604へ進み、グレー値差Dif(i)が閾値未満であればYESとなりS603へ進む。
S602でグレー値差Dif(i)が閾値未満の場合、S603で画像調整部206は、グレー値差Dif(i)を大きくする修正を行いS604へ進む。ここで修正方法については本説明の後に行う。
一方、S602でグレー値差Dif(i)が閾値以上の場合、S604で画像調整部206は、すべてのグレー値差Dif(1)~Dif(N-1)について閾値との比較処理が行われたか否かを判定する。例えば、本実施形態では、Dif(i)についてi=1から順に比較処理を行う場合、i=N-1か否かを判定する。すなわち、i=N-1であればグレー値差の修正が全て終わったと判定してS306の修正処理を終了し、i=N-1でなければS605へ進む。
次に、S605で画像調整部206は、iに1を加えた値を新たにiと定義し、新たに定義したiのグレー値差Dif(i)をRAM106に格納されているグレー値差リスト703から読み出す。例えば、図7(c)のグレー値差Indexのi=2のグレー値差Dif(2)=(14)を読みだし、次のグレー値差を取得しS602へ進む。
以上によって、グレー値差の修正処理の説明を終える。
次に、図6のS603の修正処理について図9、10のフローチャートを用いて説明を行う。
本修正処理では、注目するグレー値差が閾値未満の場合、近傍のグレー値差を小さくし、その分だけ注目するグレー値差を大きくする処理を行う。
ここで注目するグレー値差と近傍のグレー値差とは、図7(c)に示すグレー値差リスト703のグレー値差Index1であるDif(1)を注目するグレー値差とすれば、近傍のグレー値差とはグレー値差Index2であるDif(2)を指す。また、Dif(2)を注目するグレー値差とすれば、近傍のグレー値差とはDif(1)とDif(3)とを指す。すなわち、近傍のグレー値差は、グレー値順でソートされたグレー値差において、注目するグレー値差の前後のグレー値差である。
そして本修正処理においては、注目するグレー値差を大きくした結果、近傍のグレー値差が閾値未満にならないようにする。そのために、注目するグレー値差の近傍のグレー値差に対しても、その値が閾値以上か否か判定を行う。修正前の近傍のグレー値差が閾値よりも大きい場合、その近傍のグレー値差が閾値よりも小さくならない範囲で小さくし、その小さくした分だけ注目するグレー値差を大きくする。このようにグレー値差を修正することで、修正後に別の箇所のグレー値差が閾値よりも小さくなることを防ぐことができる。
[近傍のグレー値差が1つの場合]
ここで近傍のグレー値差が1つの場合の修正処理を、図9を用いて説明し、近傍のグレー値差が2つの場合の修正処理を、図10を用いて説明する。
まず、近傍のグレー値差が1つの場合について説明する。ここで、近傍のグレー値差が1つの場合とは、図7(c)を例にすれば、グレー値差Indexの最初又は最後に対応するグレー値差Dif(1)又はDif(4)を注目するグレー値差とする場合である。ここでは、注目するグレー値差をDif(1)として説明する。
S901で画像調整部206は、RAM106からグレー値差リスト703とS302で定めた閾値を読み出し、グレー値差Dif(1)の近傍のグレー値差Dif(2)を取得し、グレー値差Dif(2)が閾値よりも大きいか否かを判定する。
Dif(2)>(閾値)・・・式(1)
ここで、グレー値差Dif(2)が閾値よりも大きい場合、YESとなりS902へ進む。一方で、グレー値差Dif(2)が閾値以下の場合、NOとなりS905へ進む。
グレー値差Dif(2)が閾値以上の場合、S902で画像調整部206は、RAM106に格納されたグレー値差リスト703から注目するグレー値差Dif(1)と近傍のグレー値差Dif(2)を読み出し、それらの和が閾値の2倍以上か否かを判定する。
Dif(1)+Dif(2)≧(閾値)×2・・・式(2)
この演算を行う理由は、修正後にそれぞれのグレー値差を閾値以上にするためには、注目するグレー値差と近傍のグレー値差との和が閾値の2倍以上必要であるからである。ここで、2つのグレー値差の和が閾値の2倍以上であればYESとなってS903へ進み、閾値の2倍未満であればNOとなりS904へ進む。
グレー値差Dif(1)とグレー値差Dif(2)との和が閾値の2倍以上の場合、S903で画像調整部206は、RAM106から閾値とグレー値差Dif(1)とグレー値差Dif(2)とを読み出して次の演算を行う。すなわち、先ず注目するグレー値差Dif(1)を閾値と同じ値に修正する。Dif’(1)が修正後の注目するグレー値差である。
Dif’(1)=(閾値)・・・式(3)
そして、近傍のグレー値差Dif(2)を、下式(4)のように、2つのグレー値差の和から修正した注目するグレー値差Dif’(1)を引いた値にする。Dif’(2)が修正後の近傍のグレー値差である。
Dif’(2)=Dif(1)+Dif(2)-Dif’(1)・・・式(4)
こうすることで、閾値未満の注目するグレー値差Dif(1)は所定の最低限の弁別性を実現するグレー値差に修正される一方で、近傍のグレー値差Dif(2)は注目するグレー値差Dif(1)が大きくなった分((閾値)-Dif(1))だけ小さくなる。しかし、S902の判定時に、修正後の注目するグレー値差Dif’(1)が閾値と等しければ修正後の近傍のグレー値差Dif’(2)も閾値以上になることが保障されている。そのため、修正された2つのグレー値差は、いずれも所定の最低限の弁別性を実現できる値となる。
一方、S902において、グレー値差Dif(1)とグレー値差Dif(2)との和が閾値の2倍未満の場合、S904で画像調整部206は、RAM106から閾値とグレー値差Dif(1)とグレー値差Dif(2)とを読み出し、下式(5)の演算を行う。すなわち、近傍のグレー値差Dif(2)を閾値と同じ値にする。
Dif’(2)=(閾値)・・・式(5)
そして、注目するグレー値差Dif(1)を、下式(6)のように、2つのグレー値差の和から修正した近傍のグレー値差Dif’(2)を引いた値にする。
Dif’(1)=Dif(1)+Dif(2)-Dif’(2)・・・式(6)
こうすることで、S902において全てのグレー値間において所定の最低限の弁別性が実現できないものの、注目するグレー値差Dif(1)を十分ではないが大きくすることができる。すなわち、閾値以上であった近傍のグレー値差Dif(2)を閾値まで小さくした分(Dif(2)-(閾値))だけ注目するグレー値差Dif(1)を大きくすることができる。
他方、S901において、グレー値差Dif(2)が閾値未満の場合、S905では何も行わず終了する。ここでは、注目するグレー値差Dif(1)も近傍のグレー値差Dif(2)も閾値以下であるため、無理に修正することで弁別性を一層悪化させることを避ける。
以上のように、注目するグレー値差Dif(i)とその近傍のグレー値差Dif(i+1)又はDif(i-1)の修正を行う。
今回、グレー値差Indexi1のグレー値差Dif(1)の修正の可否及び修正量を判定するために、グレー値差Indexi2のグレー値差Dif(2)を参照した。これと同様に、グレー値差Index(N-1)のグレー値差Dif(N-1)を修正しようとする場合は、グレー値差Indexi(N-2)のグレー値差Dif(N-2)を参照すればよく、その修正方法は同じなので詳細の説明は省略する。
[近傍のグレー値差が2つの場合]
次に、近傍のグレー値差が2つある注目するグレー値差Dif(i)(1<i<N-1)を修正する方法について、図10を用いて説明する。
S1001で画像調整部206は、RAM106から閾値と注目する第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)を読み出し、どちらが大きいか判定する。
Dif(i-1)>(閾値)・・・式(7)
ここで、第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)が閾値より大きい場合はYESとなりS1002へと進み、閾値以下の場合はNOとなりS1003へ進む。
S1001において第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)が閾値よりも大きい場合、S1002で画像調整部206は、RAM106から閾値と注目するグレー値差Dif(i)、近傍のグレー値差Dif(i-1)、Dif(i+1)を読み出す。そして、これら3つのグレー値差の合計が閾値の3倍以上か否か判定する。
Dif(i-1)+Dif(i)+Dif(i+1)≧(閾値)×3・・・式(8)
この演算を行う理由は、修正後にそれぞれのグレー値差を閾値以上にするには、注目するグレー値差と2つの近傍のグレー値との和が閾値の3倍以上必要であるからである。ここで、3つのグレー値差の和が閾値の3倍以上であればYESとなってS1004へ進み、閾値の3倍未満であればNOとなりS1005へ進む。
一方、S1001において第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)が閾値未満の場合、S1003で画像調整部206は、Dif(i+1)を近傍のグレー値差として、図9のS901からS905と同様の処理を行う。これは、閾値未満の第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)をさらに小さくすることはできないためである。そのため、図9のフローチャートで説明したように注目するグレー値差Dif(i)に対して近傍のグレー値差が1つの場合と同じやり方で注目するグレー値差Dif(i)に対して修正処理を行う。
S1002において、3つのグレー値差の合計が閾値の3倍以上の場合、S1004で画像調整部206は、注目するグレー値差Dif(i)、第1及び第2の近傍のグレー値差Dif(i-1)、Dif(i+1)に対し、以下の演算を行う。すなわち、初めに注目するグレー値差Dif(i)を所定の弁別性を実現するのに必要な最小値である閾値にする。
Dif’(i)=(閾値)・・・式(9)
そして、修正された注目するグレー値差Dif’(i)で増えた分
Dif’(i)-Dif(i)=(閾値)-Dif(i)・・・式(10)
を、閾値以上である第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)と第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)から捻出する。
まず第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)と第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)とが閾値以上を維持する必要があるため、修正された注目するグレー値差Dif’(i)に割り当てる分は、それらのそれぞれの閾値との差分の一部又は全てとする。割り当てる比率は、それぞれの閾値との差分の大きさY1、Y2に応じて重み付けして決定する。すなわち、
Y=Y1+Y2・・・式(11)
ここで、Y1=Dif(i-1)-(閾値)、Y2=Dif(i+1)-(閾値)
Dif’(i-1)=Dif(i-1)-((閾値)-Dif(i))×Y1/Y
・・・式(12)
Dif’(i+1)=Dif(i+1)-((閾値)-Dif(i))×Y2/Y
・・・式(13)
の演算を行う。具体例については後述する。
一方S1002において、3つのグレー値差の合計が閾値の3倍未満の場合、S1005で画像調整部206は、RAM106から閾値と第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)を読み出し、どちらが大きいか判定する。
Dif(i+1)>(閾値)・・・式(14)
ここで、第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)が閾値よりも大きい場合はYESとなりS1006へと進み、閾値以下の場合はNOとなりS1007へ進む。
S1005において第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)が閾値より大きい場合、注目するグレー値差Dif(i)、第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)、第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)に対し、以下の演算を行う。
すなわち、閾値より大きかった第1及び第2の近傍のグレー値差Dif(i-1)、Dif(i+1)をそれぞれ閾値まで小さくする。
Dif’(i-1)=Dif’(i+1)=(閾値)・・・式(15)
そして、修正前後の第1及び第2の近傍のグレー値差の差分を注目するグレー値差Dif(i)に加える。
Dif’(i)=Dif(i)+Dif(i-1)+Dif(i+1)-(閾値)×2・・・式(16)
S1005において第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)が閾値以下の場合、注目するグレー値差Dif(i)、第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)、第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)に対し、以下の演算を行う。すなわち、閾値より大きかった第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)を閾値まで小さくする。
Dif’(i-1)=(閾値)・・・式(15)
そして、修正前後の第1の近傍のグレー値差の差分を注目するグレー値差Dif(i)に加える。
Dif’(i)=Dif(i)+Dif(i-1)-(閾値)・・・式(17)
そして、第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)はS1002より閾値以下なので修正しない。
Dif’(i+1)=Dif(i+1)・・・式(18)
以上のようにして、注目するグレー値差Dif(i)とその近傍のグレー値差Dif(i-1)及びDif(i+1)の修正を行う。
ここで、S1001からS1007の具体例について図8の模式図を用いて説明を加える。図8の800は図7(c)のソート後のグレー値702とグレー値差とを模式化した図で、図8の800’は図7(c)の修正後のグレー値706とグレー値差705とを模式化した図である。
この例では、グレー値(189)802とグレー値(175)803とのグレー値差Dif(2)=14を本修正処理によりDif’(2)=32へと大きく修正している。すなわち、閾値よりも小さいグレー値差Dif(2)=14が注目するグレー値差であり、その両隣のグレー値差、すなわちグレー値差Dif(1)=66、及びグレー値差Dif(3)=99を近傍のグレー値差とする。
S1001において、閾値が32であるので、
Dif(1)=66>32=(閾値)
であるためYESとなりS1002へ進む。そしてS1002では、
Dif(1)+Dif(2)+Dif(3)=179≧32×3=96
なので、YESとなりS1004へ進む。S1004では、注目するグレー値差Dif(2)を
Dif’(2)=32=(閾値)
と修正する。ここで、
Dif(1)+Dif(2)+Dif(3)
=Dif’(1)+Dif’(2)+Dif’(3)
とするためには修正したDif’(2)で大きくなった分をDif’(1)とDif’(3)とで吸収する必要がある。しかし、各グレー値差ともに閾値以上である必要があるので、修正したDif’(2)で大きくなった分にDif(1)、Dif(3)から割り当てることができる上限値は、Dif(1)、Dif(3)からそれぞれ閾値を引いた値の和である。すなわち、
Dif(1)-(閾値)=66-32=34;
Dif(3)-(閾値)=99-32=67;
この2つの差分の和(=34+67=101)がDif’(2)で大きくなった分を吸収するために使える値となる。
今回の例だと、注目するグレー値差Dif(2)=14がDif’(2)=32になり、大きくなった分は18なので、これを近傍のグレー値差Dif(1)、Dif(3)で賄う。近傍のグレー値差Dif(1)、Dif(3)のどちらがどれだけ賄うかは、下式の重み付け演算により算出する。
Dif’(1)=Dif(1)-18×34/101=66-7=59;
Dif’(3)=Dif(3)-18×67/101=99-11=88;
つまり、Dif(1)が7、Dif(3)が11を賄うこととなる。
以上のように注目するグレー値差が予め定めた閾値未満の場合、近傍のグレー値差が予め定めた閾値よりも大きい分を加算することで、注目するグレー値差が閾値になるように修正する。
修正された結果、注目するグレー値差は、閾値まで大きくなって弁別性が向上し、かつ、閾値よりも大きくなることがないことで、他の色の弁別性の悪化を抑制する。また、近傍のグレー値差は、閾値より小さくなることはないので所定の弁別性は確保される。さらに、注目するグレー値差、近傍のグレー値差は修正されるがその他のグレー値差は修正しない。
従来の手法ではページ内に用いられる色の数と、グレー値での濃度順位とにより目標とするグレー値を決めていたため、配色が変わればグレー値は大きく変化していた。しかし、本発明では、上記のように、閾値未満のグレー値差の修正後の値は最大で閾値であり、また修正するグレー値差は閾値未満のグレー値差とそれに隣り合う近傍のグレー値差に限定される。そのため、グレー値の変化を所定の弁別性を実現するために必要な最小限の変化に抑えることができる。
本実施形態では、まず1ページ内で用いられる色のRGB値を抽出した。しかし、1つのジョブにおいて全ページで用いられる色のRGB値を抽出し、全ページに共通のカラーデータからグレースケールデータを作成することで、ページ間で同じ色に対して同じグレー値を割り当てることができる。
また、本実施形態では、注目するグレー値差と近傍のグレー値差との和が式(2)で閾値の2倍、式(8)で閾値の3倍としたが、ここでは確実に閾値以上の間隔を保つ例を示しただけで、式(2)、(8)の右辺の値は他の値でもよい。
第2の実施形態
第1の実施形態では、図3のS302にて、予め定められた所定の閾値を取得した。しかし、文書で用いられる色の数が多い場合、カラーデータをグレースケールデータに変換して得られたグレー値が特定の数値範囲に密集し、グレー値差が閾値未満となる数が多くなり、注目するグレー値差の近傍のグレー値差も閾値未満となる可能性が高くなる。近傍のグレー値差も閾値未満の場合、図9のS901でNOとなりS905の処理が行われ、修正処理が行われないことになる。
そこで本実施形態では、色数によって閾値を変えることで、できるだけ修正後の弁別性を高めながら修正が行えない状況を減らせる、色数に対して適切な閾値を算出する。以下で、図11に示すフローチャートを用いて第2の実施形態の処理について説明を行う。なお、このフローチャートで示す処理も、CPU105が記憶部107に格納されているプログラムをRAM106に展開し、その展開したプログラムをCPU105で実行することにより達成される。また、構成などは第1の実施形態と同じなので異なる点についてのみ説明を加える。
まず、S1101で画像調整部206は、RAM106からグレー値差リスト700から色数を取得する。ここではIndexの最大値Nを取得し、予め定めた色数Mよりも少ないか否かを判定する。少なければYESとなり予め定めた閾値を用いる。一方、NがMよりも多ければNOとなりS1102へ進む。
例えば、弁別をつけるための閾値を8bitの256階調で32とし、その時、256階調を32で等間隔に割り振った状態を理想の弁別状態とすれば、とりうるグレー値は0、32、64・・・255で使われる色数は9色となる。しかし、10色よりも多い場合は等間隔に割り振ることができない。
そこで、次にS1102で画像調整部206は、色数に対して適した閾値’を算出する。
(閾値’)=256/(N-1);
ここでN>1;
本実施形態では、このようにして色数に応じて適した閾値’を算出する。
第3の実施形態
第1、2の実施形態では予め決めた最低限の弁別性を実現するために必要なグレー値差の閾値を定義し、グレー値の修正を行った。
しかし、最低限の弁別性を実現するために必要なグレー値差は、同一ページ内において離れているオブジェクトであるか、隣り合うオブジェクトであるかによって変わりうる。隣り合うオブジェクトの場合は、少しでもグレー値差があるだけでも弁別性が向上する。そこで本実施形態では、第1の実施形態において図9のS905のように全くグレー値差の修正を行わないのではなく、僅かであってもグレー値差を大きくするよう修正を行う。以下で、図12に示すフローチャートを用いて第3の実施形態の処理について説明を行う。なお、このフローチャートで示す処理も、CPU105が記憶部107に格納されているプログラムをRAM106に展開し、その展開したプログラムをCPU105で実行することにより達成される。また、構成などは第1の実施形態と同じなので異なる点についてのみ説明を加える。
グレー値差Dif(i-1)、Dif(i)、Dif(i+1)の3つが全て閾値よりも小さい場合、図10のS1003から図9のS901、S905に遷移し、第1の実施形態では注目するグレー値差Dif(i)の修正は行わなかった。これに対し本実施形態では、グレー値差Dif(i-1)、Dif(i)、Dif(i+1)の3つが全て閾値よりも小さい場合であっても、少しでも注目するグレー値差Dif(i)を大きくするように修正を行う。
まずS1201で画像調整部206は、注目するグレー値差Dif(i)が近傍のグレー値差Dif(i-1)、Dif(i+1)よりも大きいか否かを判定する。そして、注目するグレー値差Dif(i)が最も大きい場合はS1202へ進み、最も大きい値でない場合はS1203へ進む。
S1201で注目するグレー値差Dif(i)が最も大きい場合、S1202で画像調整部206はグレー値差の修正を行わない。これはすでに注目するグレー値差Dif(i)が近傍のグレー値差Dif(i-1)、Dif(i+1)より大きく、近傍のグレー値差Dif(i-1)、Dif(i+1)の方が修正して大きくする必要性が高いためである。
一方、S1201で注目するグレー値差Dif(i)が最も大きい値でない場合、S1203で画像調整部206は、注目するグレー値差Dif(i)がDif(i-1)、Dif(i+1)よりも小さいか否かを判定する。そして、注目するグレー値差Dif(i)が最も小さい場合はS1204へ進み、最も小さい値でない場合はS1205へ進む。
S1203で注目するグレー値差Dif(i)が最も小さい場合、S1204で画像調整部206は、以下の演算を行って3つのグレー値差をそれらの平均値にする。
Dif’(i)=(Dif(i-1)+Dif(i)+Dif(i+1))/3
・・・式(19)
Dif’(i-1)=(Dif(i-1)+Dif(i)+Dif(i+1))/3
・・・式(20)
Dif’(i+1)=(Dif(i-1)+Dif(i)+Dif(i+1))/3
・・・式(21)
こうすることで一番小さかった注目するグレー値差Dif(i)を少しでも大きくすることができる。
一方、S1203で注目するグレー値差Dif(i)が最小でない場合、S1205で画像調整部206は、第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)が注目するグレー値差Dif(i)と第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)より小さいか否かを判定する。そして、Dif(i-1)が最も小さい場合はS1206へ進み、最も小さい値でない場合はS1207へ進む。
S1205で第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)が最小である場合、S1206で画像調整部206は、以下の演算を行う。すなわち、最も小さい第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)を除いた、注目するグレー値差Dif(i)と第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)とは、それら2つのグレー値差の平均値とする。
Dif’(i)=(Dif(i)+Dif(i+1))/2・・・式(22)
Dif’(i+1)=(Dif(i)+Dif(i+1))/2・・・式(23)
Dif’(i-1)=Dif(i-1)・・・(式24)
このように注目するグレー値差Dif(i)を、最も小さい第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)を加味しないで、第2の近傍グレー値差Dif(i+1)との平均値とすることで注目するグレー値差Dif(i)の値が小さくなることを防ぐ。
S1205で第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)が最も小さい値でない場合、S1207で画像調整部206は、第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)が最も小さくなるため、画像調整部206は、以下の演算を行う。すなわち、最も小さい第2の近傍のグレー値差Dif(i+1)を除いた、注目するグレー値Dif(i)と第1の近傍のグレー値差Dif(i-1)とは、それら2つのグレー値差の平均値とする。
Dif’(i)=(Dif(i)+Dif(i-1))/2・・・式(25)
Dif’(i-1)=(Dif(i)+Dif(i-1))/2・・・式(26)
Dif’(i+1)=Dif(i+1)・・・式(27)
このように注目するグレー値差Dif(i)に最も小さい近傍のグレー値差Dif(i+1)を加味しないことでDif(i)の値が小さくなることを防ぐ。
以上のように、最も小さい値を除いて平均をとることによりグレー値差Dif(i-1)、Dif(i)、Dif(i+1)を修正することによって注目するグレー値差Dif(i)を大きくすることができる。
前述したように、隣り合う場合では少しでも値を大きくすることにより弁別の向上を図ることができる。
また、本発明の修正処理を適用するグレースケール画像は、グラフィック(図形)、テキスト(文字)、ライン(線)などの色数が少なく、含まれる色の間の色差が所定の値以上である画像が望ましい。一方でイメージ(写真)などの画像は、グレー値を部分的に修正することはカラー画像において配色を変更することに相当するため、また色差の小さい多数の色を含むそのため、本発明の修正処理は行わないことが望ましい。そのため、本発明の修正処理を適用しようとする画像に対して、まず画像内の各オブジェクトの属性を像域判定処理などで判定し、その判定された属性情報に基づき、所定の属性のオブジェクトに対してのみ修正処理を適用するようにしてもよい。
また、第1の実施形態から第3の実施形態では、グレースケールデータを修正対象として説明したが、1つの階調値で表現されるモノクロデータに対して修正処理を施しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本発明は、注目する階調値差に隣り合う近傍の階調値差を小さくすることで、注目する階調値差を大きくする。そのため、本発明の修正処理が適用可能なモノクロデータは、階調値が3つ以上存在し、階調値間の階調値差が複数存在するデータである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 制御部
110 ホストPC
206 画像調整部

Claims (16)

  1. カラーデータから変換されるモノクロデータの階調値を修正する画像処理装置であって、
    変換後の前記階調値が3つ以上存在し、大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間の階調値差が複数存在するときに、前記複数存在する階調値差のうち所定の閾値未満の階調値差がある場合、前記閾値未満の階調値差に隣り合う他の階調値差を小さくすることで前記閾値未満の階調値差を前記閾値以下まで大きくするよう修正する修正手段を備え
    前記カラーデータの各色は、互いに所定の値以上の色差を有する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記修正手段は、前記階調値の最大値又は最小値と、修正された階調値差とに基づき修正された階調値を算出する第1の算出手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. カラーデータから変換されるモノクロデータの階調値を修正する画像処理装置であって、
    変換後の前記階調値が3つ以上存在し、大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間の階調値差が複数存在するときに、前記複数存在する階調値差のうち所定の閾値未満の階調値差がある場合、前記閾値未満の階調値差に隣り合う他の階調値差を小さくすることで前記閾値未満の階調値差を前記閾値以下まで大きくするよう修正する修正手段を備え、
    前記修正手段は、前記他の階調値差の大きさに応じて、前記閾値未満の階調値差の修正量を変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記修正手段は、前記閾値未満の階調値差と前記他の階調値差との和が、前記閾値未満の階調値差と前記他の階調値差とが全て前記閾値であるときの和よりも大きい場合、前記閾値未満の階調値差が前記閾値となるように前記閾値未満の階調値差を修正することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記修正手段は、前記閾値未満の階調値差と前記他の階調値差との和が、前記閾値未満の階調値差と前記他の階調値差とが全て前記閾値であるときの和よりも小さく、前記他の階調値差の少なくとも1つが前記閾値よりも大きい場合、前記閾値よりも大きい前記他の階調値差が前記閾値となるまで前記閾値未満の階調値差を修正することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記修正手段は、前記閾値未満の階調値差および前記他の階調値差が全て前記閾値よりも小さく、前記閾値未満の階調値差が前記他の階調値差より小さい場合、前記閾値未満の階調値差と前記他の階調値差とが全て等しくなるように前記閾値未満の階調値差を修正することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記修正手段は、前記閾値未満の階調値差および前記他の階調値差が全て前記閾値よりも小さく、前記他の階調値差の一方が前記閾値未満の階調値差より小さい場合、前記閾値未満の階調値差と前記他の階調値差の他方とが等しくなるように前記閾値未満の階調値差を修正することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記修正手段は、前記閾値未満の階調値差の2つの階調値の少なくとも1つを修正することにより前記閾値未満の階調値差を修正することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記修正手段は、
    前記モノクロデータの前記階調値を大きさ順にソートするソート手段、
    前記ソート手段によりソートされた順において隣り合う階調値間の階調値差を算出する第2の算出手段、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. カラーデータの色値を抽出する抽出手段と、
    抽出された前記色値をモノクロデータの階調値に変換する変換手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記修正された階調値と、前記カラーデータの色値とに基づき、カラーモノクロ変換テーブルを作成する作成手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記色値の数が所定の数と異なる場合、前記色値の数に応じて前記所定の閾値を変更する変更手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
  13. 前記変換手段は、前記色値に対して重み付けして合算することで前記階調値を算出することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. カラーデータから変換されるモノクロデータの階調値を修正する画像処理方法であって、
    変換後の前記階調値が3つ以上存在し、大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間の階調値差が複数存在するときに、前記複数存在する階調値差のうち所定の閾値未満の階調値差がある場合、前記閾値未満の階調値差に隣り合う他の階調値差を小さくすることで前記閾値未満の階調値差を前記閾値以下まで大きくするよう修正するステップを有し、
    前記カラーデータの各色は、互いに所定の値以上の色差を有する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. カラーデータから変換されるモノクロデータの階調値を修正する画像処理方法であって、
    変換後の前記階調値が3つ以上存在し、大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間の階調値差が複数存在するときに、前記複数存在する階調値差のうち所定の閾値未満の階調値差がある場合、前記閾値未満の階調値差に隣り合う他の階調値差を小さくすることで前記閾値未満の階調値差を前記閾値以下まで大きくするよう修正するステップを有し、
    前記修正するステップでは、前記他の階調値差の大きさに応じて、前記閾値未満の階調値差の修正量を変更する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  16. コンピュータに、請求項14又は15に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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