JP7207977B2 - 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理を実行するプログラムに関するものである。
コピーやプリント機能を有する画像処理装置には、カラー原稿やカラー画像データを印刷するときに画像をモノクロ(単色)で印刷するモノクロ印刷の機能がある。カラー画像をモノクロ画像として印刷する場合、画像処理装置はスキャンして得られたカラーデータや、PC等の外部装置から送信されたカラー画像データをグレースケールデータに変換して印刷する。グレースケール変換処理では、RGBで表される色が、それぞれ異なる輝度のグレーに変換される。たとえば、公知のグレースケール変換の方式であるNTSC変換では、RGB値に一定の重みづけをして、0.299R+0.587G+0.114Bの演算でRGB値に対応するグレーの信号値を求める。
しかし、カラー画像データが複数の色で構成される場合、カラー画像データに含まれる複数のRGB値がグレースケール変換により同じ或いは近いグレーの信号値になってしまう場合がある。変換後のグレーの信号値が同じ、或いは近い場合、ユーザがそれぞれの異なる色を区別しにくくなる。本明細書においては、異なる色の区別しやすさを弁別性と記載し、弁別性が高いほどユーザはそれぞれの色を区別しやすくなる。
特許文献1には、カラー画像データに含まれる色の数を解析して、カラー画像に使用されている色の数で均等にグレーの濃度を割り当てることが開示されている。
特開2017-38242号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、グレースケール変換後に使用されるグレーの信号値のうち最も薄いものが、ユーザが白と区別することのできるグレーのうち最も薄いグレーよりも濃くなることがある。そのため、グレースケール変換後に人がそれぞれの濃度の異なることを識別できる最低限のグレースケール画像を印刷する場合と比較して、使用するトナー量が多くなる場合がある。また、たとえば、カラー画像に含まれる色数が少ない場合、変換後のグレーの信号値の差が、人が異なる色を区別するのに必要な信号値の差よりも大きくなってしまうことがある。
そこで本発明は、カラー画像をグレースケール変換して印刷する場合に、それぞれの濃度のグレーを区別しやすくしながら、印刷に使われるトナーの量を抑制することを目的とする。
本発明に記載の画像処理装置は、カラー画像データをグレースケール画像データに変換する画像処理装置であって、前記カラー画像データに含まれる色を抽出する抽出手段と、白を示す信号値から黒を示す信号値の間に変換後のグレーの信号値の候補を生成する候補生成手段と、前記抽出手段により抽出された複数の色の信号値を、前記生成されたグレーの信号値の候補から選択された信号値であり、それぞれ異なる濃度のグレーの信号値に変換する変換手段と、前記変換手段により変換された前記信号値を用いて、前記カラー画像データに基づくグレースケール画像データを生成する生成手段と、を有し、前記変換手段は、前記抽出手段により抽出された前記複数の色の信号値のうち一つの色の信号値を、前記候補のうちの最も薄い濃度のグレーの信号値に変換し、前記一つの色の信号値と異なる色の信号値を、前記候補のうちの前記最も薄い濃度のグレーよりも濃度の濃いグレーの信号値に変換し、前記候補生成手段は、前記抽出手段が前記カラー画像データに含まれる色を抽出する前に前記グレーの信号値の候補を生成することを特徴とする。
本発明により、カラー画像をグレースケール変換して印刷する場合に、それぞれの濃度のグレーを区別しやすくしながら、印刷に使われるトナーの量を抑制することができる。
本実施形態における画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態における画像処理装置と情報処理装置のソフトウェアブロックを示す模式図である。 第一の実施形態における処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における描画コマンドの一例を示す図である。 本実施形態において入力画像データとして用いられるカラー画像データの一例を示す図である。 第一の実施形態における、色値リストの一例を示す模式図である。 従来の方法および、本実施形態における方法を用いてグレースケール変換をした場合のグレー値の一例を示す模式図である。 第二の実施形態におけるグレースケール変換処理を示すフローチャートである。 第二の実施形態で作成されるグレーターゲットの一例を示す模式図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<画像形成装置>
画像形成装置100は、本発明に係る画像処理装置の一例であり、例えば、スキャン機能やプリンタ機能等、複数の機能が一体化された複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。図1は、本実施形態に記載の画像形成装置100のブロック図である。画像形成装置100は、制御部101は、画像形成装置100を統括的に制御しており、CPU105、RAM106、記憶部107、装置制御部102、画像処理部103、データ送受信部110を含む。
CPU105は、記憶部107に記憶されているプログラムをRAM106に展開し、それを実行することにより、画像形成装置100の動作を制御する。RAM106は、一時記憶メモリであり、画像データやプログラム等を一時的に記憶することが可能である。記憶部107は例えばハードディスクであり、この画像形成装置100を制御するためのパラメータや、実施形態に係る制御を実現するためのアプリケーションやプログラムやOSなどを記憶している。装置制御部102はデバイスコントローラであり、操作部104、画像読取部108、画像出力部109などの制御部101に接続されている部分を制御する。データ送受信部110は、例えばNIC(Network Interface Controller)等不図示の外部装置との画像データの送受信を制御するモジュールである。画像形成装置100は例えば、インターネット等のネットワーク網や公衆電話回線を介してPCやファクシミリ装置等の不図示の外部装置と接続される。画像形成装置100は、当該外部装置から画像データを受信し、画像出力部109を用いて、受信した画像データに基づく印刷を実行したり、画像読取部108が原稿を読み取ることで得られた画像データを外部装置に送信する。
画像読取部108は例えばスキャナである。CPU105がRAM106に展開したプログラムを実行することで原稿を読み取り、画像データを生成する。
画像出力部109は例えばプリンタである。CPU105が上述のプログラムを実行することにより、画像出力部109を介して画像を用紙等の記録媒体やモニタなどへ出力する出力機能が実現される。画像処理部103は、例えば、記憶部107に記憶された画像データを読み出し、パラメータに従ってその画像データを最適化したり、操作部104から通知された設定情報に基づいて画像処理を行ったりする。
操作部104は、タッチパネルやハードウェアキー等を含み、ユーザからの指示や設定の操作を受付けるとともに、画像形成装置100の装置情報やジョブの進捗情報、各種ユーザインタフェース画面を表示する。操作部104で受け付けた設定情報などは、装置制御部102を介して記憶部107に格納される。図1に示すブロックの他に、画像形成装置100の機能を実行する際に必要なブロックが適宜含まれる。
<プリント処理>
図2は、実施形態1に係る画像形成装置100におけるプリント処理の流れを説明する図である。本実施形態では、PC等の外部装置111がネットワーク112を介して画像形成装置100に画像データを入力し、当該画像データに基づく印刷を画像出力部109で実行するプリントジョブを例に説明する。アプリケーション201、プリンタドライバ202は、外部装置111が有するソフトウェアモジュールである。コマンド判別部203、コマンド解析部204、コマンド実行部205、画像調整部206は、画像形成装置100内の画像処理部103が有するソフトウェアモジュールである。
アプリケーション201は外部装置111に搭載されているドキュメント作成やプレゼンテーション資料の作成を行うアプリケーションである。アプリケーション201により生成される画像データに含まれる色はRGBの信号値であらわされる。本実施形態ではアプリケーションが含まれる色をRGB値で示す場合を例に説明するが、アプリケーション201が含まれる色をCMYK値で示す画像データを生成するとしてもよい。
プリンタドライバ202は、外部装置111に搭載されているソフトウェアモジュールであり、アプリケーション201により生成された画像データをPDLデータに変換して画像形成装置100に出力するモジュールである。PDLデータについては、図4で後述する。プリンタドライバ202で作成されたPDLデータは画像形成装置100へ送られて印刷される。
プリンタドライバ202から出力されたPDLデータは、ネットワーク112を介して画像形成装置100のデータ送受信部110に入力される。データ送受信部110に入力されたPDLデータは画像処理部103に入力され、各ソフトウェアモジュールにより処理される。
コマンド判別部203は、受信したPDLデータの種別を判別する。PDL種別とは、PostScript(PS)やPrinterCommandLanguage(PCL)などである。
コマンド判別部203によりコマンド種別が判別されたPDLデータはコマンド解析部204に入力される。画像処理部103はコマンド種別ごとにコマンド解析部204を有している。コマンド判別部203により判別されたコマンドの種類に応じたコマンド解析部204がPDLデータのコマンドの抽出および、解析を行う。コマンド解析部204は、受信したPDLデータにグレースケールで画像を印刷する指示が含まれている場合、受信したPDLデータのグレー化処理を実行する。
コマンド実行部205は、コマンド解析部204の解析結果に応じてラスタ画像を生成する。画像調整部206は、そのラスタ画像に対して色変換、フィルタなどの画像処理を適用する。
尚、図2に示す画像処理部103のコマンド判別部203、コマンド解析部204、コマンド実行部205及び画像調整部206の機能は、本実施形態ではCPU105が前述のプログラム実行することにより実現される。
<グレー変換処理>
次に、図3、図4を用いてグレースケール変換処理について説明する。本実施形態では、ユーザがプリンタドライバ202を介してグレースケール印刷を設定した場合に以下のグレースケール変換処理が実行される。
図3は本実施形態におけるグレースケール変換処理を示すフローチャートである。図3に記載のフローチャートで示す処理は、CPU105が記憶部107に格納されているプログラムをRAM106に展開し、その展開したプログラムを実行することでコマンド解析部204として機能することにより達成される。また、図3に記載のフローチャートは、コマンド判別部203によるコマンドの判別を完了した後にコマンド解析部204が実行する処理である。
図4(a)はプリンタアプリケーション201が生成するカラー画像500であり、図4(b)はカラー画像500の各領域の色を示すテーブルである。図4(c)はカラー画像505に基づいてプリンタドライバ202が生成したPDLデータ400の模式図である。
図4(a)のオブジェクト501はテーブルの506で示されるR=255、G=0、B=0で描画される領域である。オブジェクト502はテーブルの507で示すようにR=146、G=208、B=80で描画される領域である。オブジェクト504はテーブルの508で示すようにR=255、G=192、B=0で描画される領域である。ユーザがプリンタドライバ202にて、図4(a)に示す画像をグレースケール変換して印刷する指示をした場合に、図4(c)に示すPDLデータ400が生成される。本実施形態では、画像形成装置100のコマンド解析部204が当該PDLデータ400を解析し、グレースケール変換がなされた後の画像データを生成し、印刷を実行する。
初めに、コマンド解析部204は、PDLデータ400に含まれるページカラー設定コマンドがグレースケールで出力することを示すコマンドであるか否かを判定する(S300)。コマンド解析部204は、PDLデータ400のカラーモード設定コマンド401を参照し、出力する画像がカラー画像か、グレースケール画像かを解析する。カラーモード設定コマンド401に設定された「Set Page Color(BW)」はグレースケール画像の出力を指示するコマンドである。したがって、コマンド解析部204はS301に処理を進める。S300において、カラーモード設定コマンド401が「Set Page Color(CL)」等カラー画像の出力を指示するコマンドである場合、コマンド解析部204は図3に記載の処理を終了する。
コマンド解析部204は、記憶部107に保存されている弁別性の閾値306を用いてグレーターゲット307を作成し、RAM106に保存する(S301)。グレーターゲットとは、カラー画像データに含まれる色をグレースケール変換したときに用いられるグレーの信号値の候補である。以降、グレーの信号値をグレー値と記載する。画像形成装置100は、グレー値に基づいて黒トナーを用いて用紙に画像を印刷する。弁別性の閾値306は予め記憶部107等に記憶された値であり、ユーザが異なる濃度のグレーを区別するのに必要なグレー値の差分を示す値である。S301において、コマンド解析部204はグレーターゲット生成処理を実行し、それぞれ信号値の差が所定の値となるように設定されたグレーターゲットの信号値をRAM106に保存する。図3に示すグレーターゲット307はS301においてRAMに保存された各グレーターゲットの信号値である。
図5に示すグレーターゲット600は、8bitグレー画像の信号値0~255の間で、グレーターゲット601、グレーターゲット黒609に加えてその間に複数のターゲット信号値602~608を持つ。なお、各ターゲット信号値同士の間隔は全て、弁別性の閾値306以上となるように設定されていることを特徴とする。弁別性の閾値306およびグレーターゲット作成S301の詳細については後述する。なお、本実施形態では、グレースケールで出力する画像を受信した場合にグレーターゲットを生成するとした。画像形成装置100の起動時等、予め決められたタイミングでCPU105がS301に記載の処理を実行しグレーターゲット307を生成し、記憶部107等に記憶しておくこととしてもよい。この場合、CPU105はS302以降の処理を実行する前に、記憶部107に記憶されたグレーターゲット307をRAM106に展開して使用する。
コマンド解析部204は、PDLデータ400に含まれる色設定コマンド402で指定されている色値を抽出し、図6(a)に示す色値リスト700を生成する(S302)。コマンド解析部204は図4(a)に示すPDLデータ400のうち、色設定コマンド402を抽出する。PDLデータ400の3行目に記載のコマンドは4行目に記載のオブジェクトがR=146、G=208、B=80で描画されるオブジェクトであることを示している。さらに、PDLデータ400の7行目に記載の色設定コマンドは8~11行目に示す文字がR=255、G=192、B=0で描画されることを示している。コマンド解析部204は、色設定コマンドを抽出し、図6(a)に示す色値リスト700を生成する。
色値リスト700は、コマンド解析部204により抽出された色値に対してIndexとRGB値を保持するものであり、RAM106に格納される。コマンド解析部204は描画コマンドを1行目から順に解析し、色設定コマンド402で指定されるRGB値を色値リスト700に追加する。コマンド解析部204の抽出したRGB値がすでに色値リスト700に保存されている場合、コマンド解析部204は当該RGB値を色値リストに追加しない。画像500の色値リスト700が完成した後、CPU105は、色値リスト700をRAM106に保存する。
コマンド解析部204は、RAM106に保存された色値リスト700を読み出して各色値に対して輝度値701を算出し、RAM106に保存する(S303)。コマンド解析部204は、例えば、前述したNTSC変換によって求められるグレー値が表す明るさの値を輝度値とする。例えば、Index2の色をNTSC変換すると、0.299×146+0.587×208+0.114×80=175となる。または、RGB値をLabやLchなどの一般的な色空間に変換した際のL値等でも、その他明るさの指標となる値であればよい。コマンド解析部204は上記の方法で求めた輝度値を各色のindexおよび色値と対応づけてRAM106に記憶する。図6(b)はS303においてRAM106に記憶される色値リスト700と輝度値701の一例を示す図である。
コマンド解析部204は、RAM106に保存された色値リスト700と輝度値701を読み出し、輝度値701の明るい順(または暗い順)に色値リスト700の値をソートする(S304)。図6(c)はS304におけるソート後の色値リスト700と輝度値701である。本実施形態では、輝度値の高い順、すなわち、薄いグレーから順にソートする。
コマンド解析部204は、色値リスト700に登録されている色のうち、最も輝度が高い色から順に、グレー値の高い、すなわち、薄いグレーのグレーターゲットを割り当てる(S305)。図6(d)は、コマンド解析部204が色値リスト700に登録されているそれぞれの色をグレーターゲットのグレー値に対応づけたリストである。グレー値702に記載のグレー値はグレーターゲットとしてRAM106に記憶された値であり、輝度が高い色から順に薄いグレーターゲット(グレー値の高いグレーターゲット)が割り当てられている。たとえば、1番目に明るいIndex1の白には、グレーターゲット601の値が、2番目に明るいIndex3の色には、グレーターゲット602の値が、3番目に明るいIndex2の色には、グレーターゲット603の値が割り当てられる。さらに、4番目に明るいIndex5の色には、グレーターゲット604の値が割り当てられ、最も暗いIndex4の黒には、グレーターゲット609の値が割り当てられる。カラー画像において、黒は文字に用いられる場合が多い。文字が薄くなってしまうと読みづらくなるため、グレースケールに変換する前の色が黒である箇所は他のグレー値に変換することなく、黒のグレーターゲット609が割り当てられる。ただし、Index4の黒にグレーターゲット605の値を割り当て、トナー消費量をさらに抑えることとしてもよい。
ここで、本手法でグレー変換することで、弁別性を確保しつつトナー消費量を抑えることが可能となる効果を、図7を用いて説明する。図7は、画像500を異なる2通りの方法でグレースケール変換した際に、それぞれの色に割り当てられるグレー値を模式的に表した図である。
図7(a)は、NTSC方式を用いて変換した際のグレー値800を模式的に示す図である。そして、図7(b)は本手法で変換した際のグレー値806を模式的に示した図である。NTSC方式で変換した際のグレー値800は図6の輝度値701と同一になる。図6の輝度値701に示されたグレー値をグレー値800上に示すとグレー値801から805のようになる。一方で、本手法で変換した際のグレー値806は図6のグレー値702であり、これらのグレー値702を表すのが、グレー値807から811である。
まず、従来手法ではグレー値802と803が、それぞれ189、175と非常に近いグレー値となる。このようにグレースケール変換後のグレー値が近いと、ユーザはそれぞれが異なる信号値のグレーで描画された箇所であることを識別しにくくなり、弁別性が低下する。
さらに、それぞれのRGB値がどのようなグレー値に変換されたかを比較する。たとえば、R=146、G=208、B=80を従来手法でグレー値に変換すると、図7(a)のグレー値802に示す輝度値が175のグレーになる。一方で、同様のRGB値を本手法でグレー値に変換すると、図7(b)のグレー値808に示す輝度値が223のグレー値になる。このように、本手法でグレースケール変換した場合、NTSC変換によるグレースケール変換よりも輝度値の高い、薄いグレーに変換される。同様に、図7(a)のグレー値803、804も、本手法によるグレースケール変換では、より薄いグレー値809、810に変換される。本手法では、カラー画像をグレースケール変換し場合に、従来の手法よりも使用するトナー量を抑制することができる。このように、本手法のグレーターゲット600を薄いグレー値から順に割り当てることで、グレー値同士の弁別性は確保しつつトナー消費量を抑えることが可能となる。
<グレーターゲット作成>
次に、グレーターゲット作成S301の詳細について、図5を用いて詳細を説明する。本実施形態におけるプリンタの出力特性は、図5(b)に示すようにグレーの信号値に比例して濃度が濃く(薄く)なる特性であるとする。画像形成装置100の信号値と出力濃度の関係は、当該画像形成装置の工場出荷前に測定器により測定される記憶部107に記憶される。本明細書における出力濃度は、それぞれのグレーの信号値で用紙に印刷されたオブジェクトに光を照射し、その入射光の強度と反射光の強度の比から求められる値である。また、紙白の濃度は特定の用紙に対して光を測定器で光を照射したときに得られる入射光と反射光の比から得られる値である。
さらに、本実施形態において、人が異なる色であることを識別するのに必要な弁別性の閾値となる濃度を0.1とする。弁別性の閾値となる値は工場出荷前に予め設定された値であり、出力濃度、または、グレー値のいずれかで設定される。本実施形態では、工場出荷前に画像形成装置の最大出力濃度、所定の用紙の濃度を計測した紙白濃度、弁別性の閾値となる出力濃度が弁別性の閾値306として記憶部107に記憶されているとする。コマンド解析部204は、S301において記憶部107に記憶された上記の値を用いて、それぞれのグレーターゲットに対応する出力濃度を算出し、当該出力濃度をグレーの信号値に変換する。
たとえば、黒の最大濃度が1.4の画像形成装置において、紙白濃度が0.6の紙を用いる場合、画像形成装置100が実現することのできるグレーの濃度域は0.6~1.4の間となる。弁別性の閾値を濃度域によらず0.1とする場合、コマンド解析部2-4は出力濃度0.6から0.1毎に9レベルのグレーターゲットの出力濃度を設定する。つまり、グレーターゲット601から濃度が0.1離れたグレーターゲット602には濃度0.7が、グレーターゲット602から濃度が0.1離れたグレーターゲット603には濃度0.8が割り当てられる。
コマンド解析部204は、最大出力濃度1.4を信号値255に、紙白濃度0.6を信号値0に割り当て、残りのグレーターゲットについてもそれぞれの出力濃度を信号値に変換する。これにより図5(a)に示すようにそれぞれのグレーターゲットのグレーの信号値が設定される。コマンド解析部204は、当該グレーの信号値をRAM106に格納する。
本実施形態では、等間隔でグレーターゲットを設定した。しかし、設定されるグレーターゲットは必ずしもこの限りではない。たとえば、濃度域によって弁別性が異なる場合には濃度域によって各グレーターゲットのグレー値の間隔を変えるとしてもよい。たとえば、グレー濃度が低い濃度域ほど弁別性の閾値を小さくし、グレー濃度の濃い領域で弁別性の閾値を大きくするとしてもよい。また、画像形成装置の出力特性が非線形の場合には、当該出力特性に合わせてグレーターゲットごとに弁別性の閾値を変えるとしてもよい。生成される複数のグレーターゲットのうち濃度の近いグレーターゲットの出力濃度の差、またはグレー値の差が弁別性の閾値以上となっていればよい。それぞれのグレーターゲットの差を弁別性の閾値と同じ値とすることで、グレーターゲットの間隔が必要以上に空いてしまうことがなくなる。
さらに、全てのグレーターゲット600の間隔を、弁別性の閾値306よりも少し広い間隔で設定してもよい。その他どのような設定方法であっても、グレーターゲット600同士が弁別性の閾値306以上離れた状態で設定可能な方法であればよい。弁別性の閾値306については濃度で定義して説明したが、この他に明度や輝度、グレー信号値などで定義してもよいものとする。また、グレーターゲットの数については9色で説明したが、この限りではない。前記の条件を満たした上で設定可能な最大数のグレーターゲット600を設定できればよい。
また、人が濃度の異なるグレーを異なるグレーであると区別するのに必要なグレーの信号値の差を予め記憶部107に記憶しておいてもよい。コマンド解析部204は白に対応するグレーの信号値0と記憶部107に記憶された弁別性の閾値分、信号値の離れたグレーターゲット602を生成する。さらにグレーターゲット602の信号値から記憶部107に記憶された弁別性の閾値分、信号値の離れたグレーターゲット603を生成する。このように、コマンド解析部204が薄いグレーターゲットから順にグレーターゲットの信号値を設定し、黒に対応するグレーの信号値までグレーターゲットの生成を行うとしてもよい。
第1の実施形態においては、図3に記載のグレースケール変換処理を行う際に、カラー画像データに含まれる有彩色を、図5に示す方法で生成されたグレーターゲットのうち、最も薄いグレーターゲットから順に対応づけて変換した。このようにすることで、白から順にそれぞれのグレーの濃度が必要最低限だけ離れたグレースケール画像データが生成される。上記の方法で生成されたグレースケール画像データに基づきグレースケール画像の印刷を行うことで、カラー画像のモノクロ印刷時に弁別性を確保しつつ、トナー消費量を抑えることが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、カラー画像データに含まれる色がグレーターゲットの数よりも少ない場合を例に説明をした。第2の実施形態では、カラー画像データから抽出された色数がグレーターゲット600の数よりも多い場合のグレースケール変換の方法を説明する。
図8は、第2の実施形態におけるグレースケール変換処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示す処理は、CPU105が記憶部107に格納されているプログラムをRAM106に展開し、その展開したプログラムを実行することにより実行される。また、上述した通り、実施形態2に係るグレースケール変換処理は、CPU105がコマンド解析部204として機能することにより実行されるものとして説明する。なお、図8に記載の処理のうち、図3に記載の処理と同様の処理には同じ符号を付与する。ここでは、図3に記載の処理と異なる処理についてのみ、説明を行う。
コマンド解析部204は、RAM106に保存された色値リスト700を読み出して色値の数を取得し、色値リストに記憶されている色が閾値thよりも多いか否かを判定する(S901)。本実施形態において、閾値thは、S301において生成されたグレーターゲットの数である。
本実施形態では、S901で取得したグレーターゲットの数が閾値thよりも多い場合に、コマンド解析部204はグレーターゲットを更新する(S902)。グレーターゲットを更新する方法については図9で後述する。新たに生成されたグレーターゲット907はRAMに格納される。
S901において読み出した色値の数が閾値th以下の場合、コマンド解析部204はS902に記載のグレーターゲットの更新を行わずにS303の処理を実行する。本実施形態では、カラー画像データから抽出された色の数が閾値よりも多いか否かを判定し、多い場合にはグレーターゲットの生成方法を変える。このようにすることで、カラー画像データに含まれる色が多い場合であっても、重みづけによるグレースケール変換と異なる方法でグレースケール画像データを生成することができる。
<グレーターゲット更新>
色値の数がグレーターゲット600の色数である閾値thを越えた場合、カラー画像に含まれる色に対して、S301で生成したグレーターゲットの数が足りなくなる。
そこで、本実施形態では、カラー画像に含まれる色の数が予め生成したグレーターゲットの数を超える場合に、図9の1000、1001や1004の模式図で示す方法でグレーターゲットを更新する。本実施形態では、以下に示す3種類の方法のいずれかの方法でグレーターゲットを生成する。以下の3種類の方法のうち、予め決められた一つの方法を用いるとしてもよいし、ユーザがいずれの方法でグレーターゲットの変換処理を行うか選択するとしてもよい。
本実施形態では一例として、閾値th=9、S302で抽出された色値=11として説明する。図9は、S902による更新後の11色のグレーターゲット907を示している。以下、第1の実施形態のグレーターゲット作成の説明と同様に、弁別性の閾値306が濃度0.1で定義されており、プリンタの再現濃度域が0.6~1.4、プリンタ特性610が濃度リニアであるとして説明する。
S902に記載のグレーターゲット更新処理の1つ目の方法は、カラー画像に含まれる色数で0~255のグレー値を等分する方法である。図9(a)に記載のグレーターゲット1000はそれぞれのグレーターゲットの間隔が等間隔になるように設定したものである。前述のプリンタ特性610においては、グレーターゲット601からグレーターゲット609の間のグレー値は等間隔に設定する。つまり、0から255の信号値を10等分した値がグレーターゲット1000となる。よって、グレーターゲット601からグレーターゲット609の間のグレーターゲットのグレー値は順に230、204、179、153、128、102、77、51、26となる。
S902に記載のグレーターゲットの更新処理の2つ目の方法は、最も白に近いグレーターゲット602、最も黒に近いグレーターゲット608を変えずに、残りのグレーターゲットを配置する方法である。2つ目の方法では、コマンド解析部204は、グレーターゲット602とグレーターゲット608の間に白、および黒以外の色の変換先となるグレーターゲットを等間隔で配置する。この場合、グレーターゲット602、608のグレー信号値はグレーターゲット600と同様に223、32となる。一方で、グレーターゲット602からグレーターゲット608の間のグレー信号値223から32を8等分した値が残りのグレーターゲットとなる。よって、グレーターゲット1002のグレー値は199、グレーターゲット1003の信号値は175となる。グレーターゲット1000と比べて一部のグレーターゲット間の間隔が狭くなるが、一番薄いグレー値と紙白の弁別性を保証できる点、黒文字に濃い背景が重なった場合でも黒文字と背景を確実に弁別できる点においてメリットがある。
S902に記載のグレーターゲットの更新処理の3つ目の方法は、図9(c)に示す方法である。図9(c)では、S301で生成したグレーターゲットを変えることなく、S301で生成したグレーターゲットの間に新しいグレーターゲットを設定する方法である。
たとえば、図9(c)のグレーターゲット1004では、図5に示した9色のグレーターゲット600は変更せず、追加の2色のグレーターゲット1005と1006を、薄いグレーターゲット602、603、604の中間に設定する。よって、グレーターゲット1005のグレー値は、223と191の中間の207、グレーターゲット1006のグレー値は、191と159の中間の175となる。薄い方からグレーターゲットを増やしていくことで、グレーターゲット600を使用した場合と比較してトナー消費量の増加を最小限に抑えることが可能となる。図9(c)の方法を用いることでトナーの消費量を抑えながらグレースケール変換処理を行うことができる。
なお、グレーターゲットの更新S903の際に、弁別性重視とトナー消費量重視のどちらのグレーターゲット907を作成するかは、予めどちらかに決定されているものとする。または、操作部104からの設定を装置制御部102がRAM106に保存し、グレーターゲット600を作成する際にCPU105が設定に応じて切替てもよい。もしくは、プリンタドライバ202からの設定をコマンド解析部204が判別し、CPU105が設定に応じて切替てもよい。さらに、S902において色値の数がthよりも多い場合にグレーターゲットを用いたグレースケール変換処理を行うか否かをユーザが設定するとしてもよい。カラー画像データに含まれる色の数が閾値thよりも多い場合にグレーターゲットを用いたグレースケール変換を行わないとした場合、画像形成装置100はNTSC法等、重みづけによるグレースケール変換を実行する。
以上の処理を実行することで、抽出された色数がグレーターゲット600の数よりも多い場合であっても、グレースケール変換後のグレー値が同じ、或いは近いことによる弁別性の低下を抑制しながらグレースケール変換処理を行うことができる。
(その他の実施形態)
上記の実施形態では、画像形成装置100が外部装置の生成したカラー画像データをグレースケール変換して印刷する場合を例に説明した。グレースケールでコピージョブを行う場合に、画像読取部108がカラー画像として読み取った画像データをグレースケール変換する場合に上記のグレースケール変換処理を行うとしてもよい。また、画像読取部108が原稿を読み取り生成したカラー画像データをグレースケール変換し、グレースケールの画像データとして外部装置に送信する送信ジョブにおいて上記のグレースケール変換処理を実行するとしてもよい。
また、上記の実施形態では、先にグレーターゲットを生成し、その後、カラー画像データから抽出されたRGB値をグレーの信号値に変換した。カラー画像データからRGB値を抽出し、抽出された色の数だけグレーターゲットを生成するとしてもよい。この場合、コマンド解析部204は、白に対応する信号値と弁別性の閾値だけ差のあるグレー信号値を最も薄い濃度のグレーとし、そこから抽出された色数分だけ、グレーターゲットを生成する。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (13)

  1. カラー画像データをグレースケール画像データに変換する画像処理装置であって、
    前記カラー画像データに含まれる色を抽出する抽出手段と、
    白を示す信号値から黒を示す信号値の間に変換後のグレーの信号値の候補を生成する候補生成手段と、
    前記抽出手段により抽出された複数の色の信号値を、前記生成されたグレーの信号値の候補から選択された信号値であり、それぞれ異なる濃度のグレーの信号値に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記信号値を用いて、前記カラー画像データに基づくグレースケール画像データを生成する生成手段と、を有し、
    前記変換手段は、前記抽出手段により抽出された前記複数の色の信号値のうち一つの色の信号値を、前記候補のうちの最も薄い濃度のグレーの信号値に変換し、前記一つの色の信号値と異なる色の信号値を、前記候補のうちの前記最も薄い濃度のグレーよりも濃度の濃いグレーの信号値に変換し、
    前記候補生成手段は、前記抽出手段が前記カラー画像データに含まれる色を抽出する前に前記グレーの信号値の候補を生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換手段は、前記抽出手段により抽出された前記複数の色の信号値のうち、NTSC変換方式によって求められる信号値の輝度値が最も高い色の信号値を前記最も薄い濃度のグレーの信号値に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記変換手段は、前記抽出手段により抽出された前記複数の色の信号値について、前記NTSC変換方式によって求められる信号値の輝度値が高い色から順に、薄い濃度のグレーの信号値に変換することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変換手段による変換後のグレーはそれぞれ人が異なる濃度のグレーであることを区別することができるだけの濃度の差があることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変換手段は、変換後のそれぞれのグレーの濃度の差が前記抽出手段により抽出された色の数によらず所定の値となるように信号値を変換することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記変換手段は、前記カラー画像データから抽出された色のうち、黒に対応する信号値を当該黒よりも薄い濃度のグレーの信号値に変換しないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記変換手段は、前記カラー画像データから抽出された色のうち、白に対応する信号値をグレーの信号値に変換しないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 人が異なる濃度のグレーであることを識別するのに必要な信号値の差を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記変換手段は、前記記憶手段に記憶された信号値の差を用いて、変換後のグレースケール画像に用いられるグレーの信号値を設定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記候補生成手段は、カラー画像データに含まれる色の数によらず所定の数のグレーの信号値の候補を生成することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記候補生成手段は、前記抽出手段により抽出された色の数が閾値よりも多い場合、抽出された色の数のグレーの信号値の候補を新たに生成することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記生成手段により生成されたグレースケールの画像データを用紙に印刷する印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. カラー画像データをグレースケール画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
    前記カラー画像データに含まれる色を抽出する抽出工程と、
    白を示す信号値から黒を示す信号値の間に変換後のグレーの信号値の候補を生成する候補生成工程と、
    前記抽出工程において抽出された複数の色の信号値を、前記生成されたグレーの信号値の候補から選択された信号値であり、それぞれ異なる濃度のグレーの信号値に変換する変換工程と、
    前記変換工程において変換された前記信号値を用いて、前記カラー画像データに基づくグレースケール画像データを生成する生成工程と、を有し、
    前記変換工程は、前記抽出工程において抽出された前記複数の色の信号値のうち一つの色の信号値を前記候補のうちの最も薄い濃度のグレーの信号値に変換し、前記一つの色の信号値と異なる色の信号値を、前記候補のうちの前記最も薄い濃度のグレーよりも濃度の濃いグレーの信号値に変換し、
    前記候補生成工程では、前記抽出工程で前記カラー画像データに含まれる色が抽出される前に前記グレーの信号値の候補が生成されることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータが実行するためのコンピュータプログラム。
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