以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」と言う。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<画像処理装置のハードウェア構成について>
まず、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、画像処理装置100は、制御部11、制御部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、外部記憶装置I/F15、外部装置I/F16、表示部(パネル表示)19、入力部(操作部)20、印刷部(プロッタ部)21及びスキャナ部(原稿読み取り部)22などにより構成されている。
制御部(CPU:Central Processing Unit)11は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算・加工を行う。主記憶部12に記憶されたプログラムを実行する装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算・加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
主記憶部(ROM:Read Only Memory、RAM:Random Access Memory)12は、制御部11が実行するプログラムやデータを記憶する装置である。
補助記憶部(HD:Hard Disk)13は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどを関連するデータとともに記憶する装置である。また、補助記憶部13には、画像処理装置100が管理する各種情報が格納され、データベース(DB:database)やファイルシステム(FS:File System)などにより管理される。
ネットワークI/F14は、有線又は/及び無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と当該画像処理装置100とのインタフェースである。
外部記憶装置I/F15は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された外部記憶装置(例えば、記憶メディアドライブなど。)と当該画像処理装置100とのインタフェースである。
外部装置I/F16は、USBなどのデータ伝送路を介して接続された外部入力装置(例えば、デジタルカメラなど。)と当該画像処理装置100とのインタフェースである。
画像処理装置100は、これらのインタフェースを介して、外部と各種データのやり取り(送受信や読み込み/書き込み)を行っている。
表示部(パネル表示)19及び入力部(操作部)20は、キースイッチ(ハードキーとGUI(Graphical User Interface)のソフトウェアキーを含む。)とタッチパネル機能を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とから構成され、画像処理装置100が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する装置である。
印刷部(プロッタ部)21は、CMYKからなる画像データを受け取ると、レーザービームを用いた電子写真プロセス(露光、潜像、現像及び転写のプロセス)を用いて、転写紙(印刷用紙)に受け取った画像データを出力(印刷)する装置である。
スキャナ部(原稿読み取り部)22は、CCD(Charge Coupled Devices)光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータとこれらを駆動する駆動回路を備え、原稿読み取り面(コンタクトガラス上)にセットされた原稿をスキャンすることでRGB各8ビットのデジタル画像データを生成(原稿から情報を読み取り電子化)する装置である。
このように、画像処理装置100は、主記憶部12や補助記憶部13などの記憶装置に格納されたプログラムを実行し、各装置を制御することで、画像処理装置100が有するコピー、ファックス、スキャナ、プリンタなどの機能を実現している。
<画像処理装置100のソフトウェア構成及び基本処理手順について>
次に、画像処理装置100が有するコピー、ファックス、スキャナ、プリンタなどの機能を実現するため、どのように実装され動作するのかについて、本実施形態におけるソフトウェア構成及び基本処理手順について、図2〜5を用いて説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100のソフトウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、本実施形態におけるソフトウェアは、ユーザインタフェース層101、コントロール層102、アプリケーションロジック層103、デバイスサービス層104及びデバイス制御層105などにより構成されている。なお、図中における各層の上下関係は、基本的に上にある層が下の層を呼び出す関係に基づいている。
ユーザインタフェース層101は、機能(例えば、コピー、ファックス、スキャナ、プリンタなどのアプリケーション機能)の実行要求を受け付けるための機能が実装されている部分であり、例えば、非図示のユーザ端末などからネットワーク経由で要求を受け付ける通信サーバ部や、表示部19及び入力部20を介して入力される要求を受け付けるローカルユーザインタフェース(ローカルUI)部などが含まれる。ユーザインタフェース層101において受け付けられた要求は、コントロール層102に伝えられる。
コントロール層102は、要求された機能を実現するための処理を制御するための機能が実装されている部分である。具体的には、要求された機能に応じて、アプリケーションロジック層103における各フィルタを接続し、接続されたフィルタに基づいて機能の実行を制御する。なお、本実施形態において「画像処理装置100の機能」とは、画像処理装置100がユーザに対して提供する1つのまとまった単位(要求が入力されて最終的な出力が得られるまで)のサービスと同義であり、ソフトウェア的には1つのまとまった単位のサービスを提供するアプリケーションと同義である。
アプリケーションロジック層103は、それぞれが画像処理装置100において提供される機能の一部を実現する部品群が実装されている部分である。すなわち、アプリケーションロジック層103における部品を組み合わせることにより1つの機能が実現される。本実施形態では、各部品を「フィルタ」と呼ぶ。これは、画像処理装置100のソフトウェアアーキテクチャが「パイプ&フィルタ」と呼ばれる考え方に基づくものである。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るパイプ&フィルタの概念及びフィルタの構成要素の一例を示す図である。図3(a)には、パイプ&フィルタの概念を示し、図3(b)には、フィルタの構成要素の一例を示す。
まず、パイプ&フィルタの概念について説明する。図3(a)において、「F」はフィルタを示し、「P」はパイプを示す。図中に示されるように、各フィルタはパイプによって接続される。フィルタは、入力されたデータに対して変換を施し、その結果を出力する。パイプは、フィルタから出力されたデータを次のフィルタに伝達する。すなわち、本実施形態における画像処理装置100では、各機能を、画像処理装置100内部で管理する情報(例えば、ユーザ情報や文書データなど。)に対する「変換」の連続として捉える。画像処理装置100の各機能は、画像処理装置100内部で取り扱う情報の入力、加工及び出力によって構成されるものとして一般化することができる。そこで「入力」、「加工」及び「出力」を「変換」として捉え、1つの「変換」を実現するソフトウェア部品がフィルタとして構成される。入力を実現するフィルタを特に「入力フィルタ103a(データ入力手段)」と言う。また、加工を実現するフィルタを特に「変換フィルタ103b(データ加工手段)」と言う。更に、出力を実現するフィルタを特に「出力フィルタ103c(データ出力手段)」と言う。なお、各フィルタは独立しており、フィルタ間における依存関係(呼び出し関係)は基本的に存在しない。従って、フィルタ単位で追加(インストール)又は削除(アンインストール)が可能とされている。
図2に戻り、アプリケーションロジック層103には、入力フィルタ103aとして、スキャナ部22による画像データの読み取りを制御し、読み取られた画像データを出力する読取フィルタ、補助記憶部13に保管されている文書データ(画像データ)を読み出し、読み出されたデータを出力する保管文書読出フィルタ、電子メールの受信し、当該電子メールに含まれているデータを出力するメール受信フィルタ、FAX受信を制御し、受信されたデータを出力するFAX受信フィルタ、非図示のユーザ端末(PC:Personal Computer)から印刷データを受信し、受信された印刷データを出力するPC文書受信フィルタ、画像処理装置100の設定情報や履歴情報などを、例えば表形式に整形されたデータとして出力するレポートフィルタなどが含まれている。
また、変換フィルタ103bとしては、入力されたデータに所定の画像変換処理(集約、拡大、又は縮小など)を施し、出力する文書加工フィルタ、入力されたPostScriptデータをビットマップデータに変換して出力する(レンダリング処理を実行する)文書変換フィルタなどが含まれている。
また、出力フィルタ103cとしては、入力されたデータを印刷部21に出力(印刷)させる印刷フィルタ、入力されたデータを補助記憶部13に保存する保管文書登録フィルタ、入力されたデータを電子メールに添付して送信するメール送信フィルタ、入力されたデータをFAX送信するFAX送信フィルタ、入力されたデータを、非図示のユーザ端末(PC)に送信するPC文書送信フィルタ、入力されたデータを表示部19にプレビュー表示させるプレビューフィルタなどが含まれている。
デバイスサービス層104は、アプリケーションロジック層103における各フィルタから共通に利用される下位機能が実装されている部分であり、例えば、或るフィルタからの出力データを次のフィルタに伝達するパイプの機能を実現する画像パイプ104a、ユーザ情報が登録されたデータベースや文書又は画像データなどが蓄積されるデータベースなどの各種のデータベースを表現するデータ管理部などが含まれている。
デバイス制御層105は、デバイス(ハードウェア)を制御するドライバと呼ばれるプログラムモジュール群が実装されている部分であり、例えば、スキャナ制御部、プロッタ制御部、メモリ制御部、Tel回線制御部及びネットワーク制御部などが含まれる。各制御部は、当該制御部の名前に付けられているデバイスを制御する。
フィルタについて更に詳しく説明する。図3(b)は、フィルタの構成要素の一例を示す図である。図3(b)に示されるように、各フィルタは、フィルタ設定用UI、フィルタロジック、フィルタ固有下位サービス及び永続記憶領域情報などにより構成されている。このうち、フィルタ設定用UI、フィルタ固有下位サービス及び永続記憶領域情報については、フィルタによって必ずしも構成要素に含まれない。
フィルタ設定用UIは、フィルタの実行条件などを設定させるための画面を表示部19などに表示させるプログラムである。例えば、読取フィルタであれば、解像度、濃度、画像種別などを設定させる画面が相当する。なお、表示部19の表示がHTML(HyperText Markup Language)データやスクリプトに基づいて行われることを考えると、フィルタ設定用UIはHTMLデータやスクリプトであってもよい。
フィルタロジックは、フィルタの機能を実現するためロジックが実装されたプログラムである。すなわち、フィルタの構成要素としてのフィルタ固有下位サービスやデバイスサービス層104又はデバイス制御層105などを利用して、フィルタ設定用UIを介して設定された実行条件に応じてフィルタの機能を実現する。例えば、読取フィルタであれば、スキャナ部22による原稿の読み取り制御のためのロジックが相当する。
フィルタ固有下位サービスは、フィルタロジックを実現するために必要な下位機能(ライブラリ)である。すなわち、デバイスサービス層104又はデバイス制御層105に相当する機能であるが、他のフィルタから使用されないものについては、フィルタの一部として実装されてもよく、当該一部がフィルタ固有下位サービスに相当する。例えば、読取フィルタであれば、スキャナ部22を制御するための機能が相当するが、本実施形態では、デバイス制御層105においてスキャナ制御部として実装されている。従って、読取フィルタにおいて、フィルタ固有下位サービスの実装は必ずしも必要ではない。
永続記憶領域情報は、フィルタに対する設定情報(例えば、実行条件のデフォルト値など。)など、不揮発メモリに保存する必要があるデータのスキーマ定義が相当する。当該スキーマ定義は、フィルタのインストール時にデータ管理部に登録される。
次に、本実施形態のソフトウェア構成により実行される基本処理手順について、図4及び5を用いて説明する。
図4及び5は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100の基本処理手順の一例(その1、その2)を示すフローチャートである。ここで言う、基本処理手順とは、画像処理装置100が1つの機能を実現する際の処理手順ことを示す。
まず、ユーザによって入力フィルタが選択され(S11)、選択された入力フィルタの実行条件が設定される(S12)。同様に、変換フィルタ又は出力フィルタについても選択が行われ(S13)、フィルタ間の接続が指定され(S14)、実行条件が設定される(S15)。
上記の操作は、ユーザインタフェース層101のローカルUI部の制御の基、例えば、以降に説明する図7に示したような入力、変換及び出力フィルタの設定画面31bが表示されたUIを介して行われる。図7の入力画面は、図中の破線で示す「入力」、「加工」及び「出力」などの各選択領域により構成されている。「入力」は、入力フィルタ103aを選択する領域であり、「加工」は、変換フィルタ103bを選択する領域であり、「出力」は、出力フィルタ103cを選択する領域である。それぞれの選択領域において、選択するソフトウェアキーが用意されている。図中では、便宜上、「入力」には、読み取りと保管文書の入力フィルタ、また、「加工」には、文書加工と文書変換の変換フィルタ、また、「出力」には、印刷、保管及び送信の出力フィルタの各ソフトウェアキーが表示されている。
なお、入力フィルタ103a、変換フィルタ103b及び出力フィルタ103cは、1つの機能に対してそれぞれ複数個の選択が可能である。例えば、文書変換した文書データを印刷及び送信する際に、変換後の文書データを用紙へ印刷するとともに電子メールやFAXを用いて特定の宛先へデータ送信するというたように、2つの出力フィルタ103c(印刷フィルタ及びメール送信フィルタ)が選択されることになる。
図4に戻り、フィルタの選択が完了し(S16がYESの場合)、スタートボタンが押下されると、ユーザインタフェース層101からコントロール層102に対して、要求内容(例えば、フィルタの種別と当該フィルタに対する設定情報など。)が通知される。
コントロール層102は、ユーザインタフェース層101からの要求内容を受けて、選択された各フィルタ間をパイプによって接続する(S17)。パイプの実体はメモリ(補助記憶部13(HD:Hard Disk)も含む。)であるが、パイプの両端のフィルタに応じて利用するメモリの種類が異なり、その対応関係は、例えば、画像処理装置100の補助記憶部13内に予め定義されている。従って、コントロール層102は、定義された対応関係に基づいて、各フィルタ間を特定のパイプで接続する。続いて、コントロール層102は、各フィルタに対して並列的に実行要求を出力する(S18)。すなわち、フィルタの呼び出しはフィルタの接続順ではなく、全てのフィルタに対してほぼ同時に行われる。フィルタ間の同期はパイプによってとられるからである。すなわち、コントロール層102からの実行要求を受けて、各フィルタは自分の入力側のパイプにデータが入力されるまで待機する。但し、入力フィルタ103aには、入力側にパイプは存在しない。従って、入力フィルタ103aは実行要求に応じて処理を開始する。
図5に移って、まず、入力フィルタ103aは、入力デバイスよりデータを入力し(S21)、当該データを、出力側に接続されているパイプに出力する(S22)。なお、データが複数回に分けて入力される場合(複数枚の原稿がスキャンされる場合など)は、データの入力とパイプへの出力が繰り返される。全ての入力データについて処理が終了すると(S23がYESの場合)、入力フィルタ103aの処理は終了する。
変換フィルタ103bは、入力側に接続されているパイプに対するデータの入力を検知すると処理を開始する。まず、当該パイプからデータを読み込み(S31)、データに対して画像処理を施す(S32)。続いて、処理結果としてのデータを出力側に接続されているパイプに出力する(S33)。入力側のパイプに入力された全てのデータについて処理が終了すると(S24がYESの場合)、変換フィルタ103bの処理は終了する。
出力フィルタ103cは、入力側に接続されているパイプに対するデータの入力を検知すると処理を開始する。まず、当該パイプからデータを読み込み(S41)。続いて、読み込まれたデータを出力デバイスを利用して出力する(S42)。入力側のパイプに入力された全てのデータについて処理が終了すると(S43がYESの場合)、出力フィルタ103cの処理は終了する。
<ワークフローの構成要素について>
次に、これまで説明した「パイプ&フィルタ」のソフトウェア構成及び基本処理手順を踏まえて、本実施形態が想定している画像処理装置100が有するコピー、ファックス、スキャナ、プリンタなどの機能を利用したワークフローの構成要素について、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るワークフローの構成要素の一例を示す図である。
一般的に、ワークフローは、手続き上の作業手順を規定し、規定された作業手順に従って、業務を円滑に遂行することを目的とした流れになっている。このことから、本実施形態では、少なくとも1つ以上の作業手順からなる作業工程の組み合わせで構成されるワークフローを想定している。例えば、画像処理装置100が有するコピー機能について考えてみると、「原稿読み取り→画像処理→印刷」と言う「入力→加工→出力」の作業手順が自動的に行われる。そのため、コピー機能も1つのアクティビティ(作業工程)となる。また、画像処理装置100が有する機能を利用したワークフローを考えてみると、例えば、原稿を読み取り、読み取った原稿を印刷及び送信する際のワークフローは、コピー機能とファクシミリ機能との2つのアクティビティから構成される。
このように、画像処理装置100が有する機能を利用したワークフローは、図6に示すように、画像処理装置100の基本動作である「入力→加工→出力」が作業手順に相当し、これらの作業手順からなるアクティビティが組み合わされて構成(少なくとも1つ以上のアクティビティで構成)される。
このようなワークフローを、「パイプ&フィルタ」のソフトウェア構成において実行する場合、アクティビティを構成する「入力→加工→出力」の各作業手順は、入力/変換(加工)/出力の各フィルタによって実現される。
本実施形態では、このようなワークフローを構成するアクティビティ、更にアクティビティを構成するフィルタなどに関する情報を含むマクロ情報を、画像処理装置100に登録し、必要に応じて登録したマクロ情報を読み出し、読み出したマクロ情報を基に、マクロを実行することでワークフローを実現可能である。
<マクロ登録について>
ここでは、本実施形態におけるマクロ情報の登録について、図7及び8を用いて説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録時のUIの画面表示例(その1)を示す図である。
マクロ登録と言っても、UIから行う登録手順は、実現するワークフローによって異なる。例えば、画像処理装置100が有する機能のうち特定の機能を利用したワークフローの場合は、図7に示すように、表示部19に表示されたアプリケーション選択画面31の[コピー]ボタンによりコピー機能を選択すると、次にコピーアクティビティ画面31aを表示し、新しいUIが作成され、コピー機能(コピーアクティビティ)の動作条件設定を行うことができる。また、画像処理装置100が有する機能のうち複数の機能を利用したワークフローの場合は、図3に示すように、表示部19に表示されたアプリケーション選択画面31の[マルチ]ボタンからマルチ機能を選択すると、次にマルチアクティビティ画面31bを表示し、新しいUIが作成され、画像処理装置100が有する機能のうちから、入力、加工及び出力の作業手順である各フィルタを選択し(図中では、入力に「保管文書」、加工に「文書変換」、出力に「印刷」と選択した例を示す)、各フィルタの動作条件設定を行うことができうる。このようにして、まず、マクロ情報登録では、マクロを実行する際の動作条件設定を各アクティビティ及び各フィルタ(各作業手順)単位で行う。
次に、画面上の[マクロ登録]ボタンにタッチすると、図8に示すマクロパラメータ設定画面32を表示部19に表示し、UIを作成する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録時のUIの画面表示例(その2)を示す図である。
マクロを実行する際の動作条件設定を行った後、図8に示すように、マクロID、マクロ名及び作成者名などの情報を、UIから入力し、画面上の[実行]ボタンにタッチすることで、マクロ情報を登録することができる。その他、画面上の[確認/設定内容]ボタンをタッチすると、登録前の各アクティビティ及び各フィルタの動作条件設定の内容を確認することができる。
<マクロ情報について>
次に、本実施形態におけるマクロ情報について、図9〜12を用いて説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ情報41を構成するデータの関係の一例を示すクラス図である。このクラス図では、マクロ情報41を構成するデータ間の関係を示している。
図9に示すように、本実施形態のマクロ情報41は、マクロヘッダ情報411とマクロボディ情報412から構成されている。更に、マクロヘッダ情報411は、マクロ構成情報414で構成され、マクロボディ情報412は、少なくとも1つ以上のアクティビティ条件413(作業工程に関する条件)で構成され、アクティビティ条件413は、少なくとも1つ以上の作業手順条件415で構成されている。また、マクロ構成情報414は、少なくとも1つ以上のアクティビティ条件413で構成されている。
では、図10を用いて、より具体的なマクロ情報の構成要素について説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ情報41を構成するデータ項目の一例を示す図である。
本実施形態のマクロ情報41を構成するマクロヘッダ情報411の構成要素であるデータ項目には、マクロを識別するための情報である「マクロID」、マクロに付けられた名前である「マクロ名」、マクロを作成した作成者名である「作成者名」、マクロに対するアクセス可/不可を規定する情報である「アクセス制御リスト」、マクロを構成しているアクティビティ及びそのアクティビティを構成するフィルタ(作業手順)に関する情報である「マクロ構成情報414」がある。
更に、「マクロ構成情報414」の構成要素であるデータ項目には、マクロを構成するアクティビティ及びそのアクティビティを構成するフィルタの名前である「アクティビティ/フィルタ名」、マクロを構成するアクティビティ及びそのアクティビティを構成するフィルタのマクロ条件を識別するための情報(以下、条件識別情報と言う。)である「マクロ条件ID」がある。
また、本実施形態のマクロ情報41を構成するマクロボディ情報412の構成要素であるデータ項目には、マクロを構成するアクティビティ及びアクティビティを構成するフィルタの動作条件を基に設定される情報である「マクロ条件」がある。
これらのデータ項目のうち、「マクロID」、「マクロ名」、「作成者名」は、図8に示したように、マクロ情報設定画面32を表示部19に表示し作成したUIからデータ入力され、該当する項目に設定される。また、「アクティビティ/フィルタ名」や「マクロ条件」は、図7に示すように、コピーアクティビティ画面31a(特定のアクティビティ画面)やマルチアクティビティ画面31bを表示部19に表示し作成したUIからタッチ入力され、該当する項目に設定される。
図10に戻り、このように、表示部19の画面に表示し作成されたUIから入力し、マクロ情報として設定可能なデータ項目は、「マクロID」、「マクロ名」、「作成者名」、「アクティビティ/フィルタ名」及び「マクロ条件」である。
例えば、図7に示すように、マルチアクティビティ画面31bを表示部19に表示し作成したUIから、「保管文書」、「文書変換」及び「印刷」の各フィルタを選択し、[マクロ登録]ボタンをタッチした場合、図11に示すようなマクロ構成情報414となる。登録途中のマクロ構成情報414は、「アクティビティ/フィルタ名」が設定され、「アクティビティ/フィルタ名」に対応する「マクロ条件ID」は未設定となる。
「マクロ条件ID」の設定は、図8に示したマクロ情報設定画面32の[実行]ボタンをタッチし、マクロ登録を指示した後に自動的に行われる。
その結果、図12に示すような「マクロ条件ID」が設定されたマクロ情報41が構成され、画像処理装置100に登録される(図中に示す太字の数字が設定された「マクロ条件ID」を示している)。
<登録データ構成情報について>
また、画像処理装置100は、登録対象となるアクティビティやフィルタに対して「どのような動作条件が設定され登録されているのか」を示す管理情報を有している。この管理情報について、以下の図13を用いて説明する。
図13は、本発明の第1の実施形態に係る登録データ構成情報42を構成するデータ項目の一例を示す図である。
本実施形態に係る登録データ構成情報42を構成するデータ項目には、登録されたアクティビティやフィルタの名前を示す「コンポーネント名」、また、登録されたアクティビティやフィルタに設定された動作条件を含む登録データの構成を示す「登録データ構成」がある。「登録データ構成」のデータ項目には、例えば、図13に示すように、アクティビティの場合、アクティビティの属性や、アクティビティが機能実現するときに使用する各フィルタのマクロ条件IDなどがデータとして管理される。また、フィルタの場合、フィルタの属性が管理される。
また、登録データ構成情報42は、図13に示すように、「コンポーネント名」と「登録データ構成」の各データ項目が一意に対応付けられている。これによって、例えば、登録されているアクティビティ名をキーに、登録データ構成情報42を参照すると、該当する「登録データ構成」のデータ項目で管理する情報(機能属性や動作条件識別子)を取得することができる。
上記登録データ構成情報42は、マクロ登録を行うときに追加・更新される。
<マクロ削除について>
次に、本実施形態におけるマクロ情報41の削除について、図14を用いて説明する。
図14は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ削除時のUIの画面表示例を示す図である。
マクロ削除は、まず、アプリケーション選択画面31の[マクロ]ボタンからマクロ削除機能を選択すると、次に登録マクロ一覧画面33を表示部19に表示し、新しいUIが作成され、既に登録されたマクロの一覧から削除するマクロを選択することができる。図中の登録マクロ一覧画面33では、[1]〜[n]と言った登録マクロに対応付けられたマクロキー(ショートカットキー)が表示されている。例えば、[1]〜[3]までのマクロキーに対応付けられた登録マクロがコピーアクティビティに関するマクロ(A〜C)であった場合に、画面上の[1]〜[3]までのいずれか1つのマクロキーによって削除するマクロを選択し、[削除]ボタンをタッチすると、削除対象として選択されたコピーアクティビティを構成するフィルタ(作業手順)の動作条件などを含むマクロ情報41を確認可能なコピーアクティビティ画面33aを表示部19に表示し、新しいUIを作成する。
利用者は、表示部19に表示されたマクロ情報41を確認し、[削除]ボタンをタッチすると、削除の最終確認を通知するマクロ削除確認画面34が表示され、[削除]ボタンをタッチすることで、マクロ削除の実行を指示することができる。
このようにして、マクロ削除は、削除対象となっているマクロのマクロ情報41を確認する画面や、削除実行を行う前の最終的な実行確認画面など、利用者による誤ったマクロ削除を未然に防ぐために、複数の確認段階を経た後に、マクロ削除確認画面34の画面上の[削除]ボタンをタッチすることでマクロ削除指示を受け付け、登録されているマクロのマクロ条件など、登録データ構成情報42を基に削除する。
<マクロ登録・削除に必要なコンポーネントについて>
ここからは、これまでに説明したマクロ登録・削除機能を、どのようなコンポーネント群(プログラムモジュール群)の構成によって実現しているのかについて、図15〜17を用いて説明する。
図15は、本発明の第1の実施形態に係るコンポーネント51を構成するモジュールの関係の一例を示す図である。
まず、マクロ登録・削除機能を構成するコンポーネント51の基本構造について説明する。図15に示すように、コンポーネント51は、処理を実行するモジュールの動作条件を基に、そのモジュールのパラメータを設定及び設定されたパラメータを保持する機能である条件511と、処理を実行する機能であるジョブ512とから構成されている。条件511の説明からも分かるように、条件511が設定・保持するパラメータは、ジョブ512を実行する際に用いられるパラメータであるため、条件511は、ジョブ512と集約関係がある。このように、条件511が設定・保持するパラメータを基にジョブ512が実行される。
また、コンポーネント51は、条件511とジョブ512とから構成されるが、必ずしも1つ以上の条件511とジョブ512とで構成される必要はない。すなわち、コンポーネント51は、必要に応じて、条件511とジョブ512とを構成要素とすることができる(必要でなければ、構成要素としなくてもよい)。
図16は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録・削除時に必要なコンポーネントの構成の一例を示す図である。
本実施形態のマクロ登録・削除を行うために必要なコンポーネントは、ローカル/リモートUI61、アクティビティに関するコンポーネント群62、リクエスト定義に関するコンポーネント群63、リクエスト管理64、フィルタに関するコンポーネント群65及びデータ管理66から構成されている。更に、アクティビティに関するコンポーネント群62は、アクティビティUI621とアクティビティロジック622とから構成され、リクエスト定義に関するコンポーネント群63は、リクエスト定義UI631とリクエスト定義ロジック632とで構成され、フィルタに関するコンポーネント群65は、フィルタUI651とフィルタロジック652で構成されている。また、アクティビティに関するコンポーネント群62、リクエスト定義に関するコンポーネント群63及び、フィルタに関するコンポーネント群65は、図15に示した機能で構成されたコンポーネントである。
以下に、マクロ登録時における上記コンポーネント51間の関係について、処理手順(1−1)〜(1−6)を基に説明する。
(1―1)マクロ登録指示受け付け
マクロ登録の指示は、図7のアプリケーション選択画面31からのタッチ入力をローカル/リモートUI61が受け付ける。受け付けたマクロ登録指示に従って、ローカル/リモートUI61は、アクティビティUI621に対して、次のUI画面作成の要求を行う。アクティビティUI621は、画面作成要求に応じて、図7のコピーアクティビティ画面31aやマルチアクティビティ画面31bのようなアクティビティ及びフィルタの動作条件を入力するUI画面を作成し、表示部19に表示する。アクティビティUI621は、リクエスト定義UI631に対して、アクティビティ及びフィルタの動作条件を入力するUI画面を作成するために必要な要素(部品)の取得を要求し、リクエスト定義UI631により、アクティビティやフィルタなどの必要な画面要素を作成し、作成した画面要素を基に、動作条件を入力するUI全体の画面を作成する。
(1−2)アクティビティ及びフィルタの動作条件設定
アクティビティUI621は、作成したUI画面から入力されるアクティビティ及びフィルタの動作条件の設定値を受け付け、UI画面の[マクロ登録]ボタンがタッチされた後に、受け付けた動作条件の設定値をアクティビティロジック622及びフィルタロジック652へ渡す。
アクティビティロジック622は、受け取った動作条件の設定値のうち、アクティビティの動作条件の設定値を自らが確保したRAM上に保持する。また、フィルタロジック652は、受け取ったフィルタの動作条件の設定値を自らが確保したRAM上に保持する。
(1−3)マクロパラメータ設定
ローカル/リモートUI61は、アクティビティUI621が作成したUI画面の[マクロ登録]ボタンがタッチされた後に、図8のマクロパラメータ設定画面32のようなマクロID、マクロ名、作成者名などの登録するマクロを識別する情報を入力するUI画面を作成し、表示部19に表示する。ローカル/リモートUI61は、UI画面から入力されるマクロパラメータを受け付け、リクエスト定義UI631へ渡す。
リクエスト定義UI631は、受け取ったマクロパラメータであるマクロID、マクロ名、作成者名を、リクエスト定義ロジック632が管理するマクロ情報41のマクロヘッダ情報411に設定する。
(1−4)マクロ登録実行指示受け付け
アクティビティUI621は、作成したUI画面の[実行]ボタンがタッチされた後に、アクティビティロジック622に対して、マクロ登録処理を行うジョブ512の作成を要求する。アクティビティロジック622は、ジョブ作成要求に従って、ジョブ512を作成し、マクロ登録処理の実行をリクエスト管理64に指示する。
リクエスト管理64は、マクロ登録処理の実行指示に従って、マクロ登録処理の実行スケジュールを基に、アクティビティロジック622にマクロ登録実行を要求する。
(1−5)マクロ条件保存及び条件識別情報(マクロ条件ID)設定
アクティビティロジック622は、マクロ登録実行要求に応じて、マクロ登録の対象となるアクティビティを構成する各フィルタに対応するフィルタロジック652に対して、マクロ情報41のマクロ条件の設定を要求する。
フィルタロジック652は、マクロ条件設定要求に従って、RAM上に保持している動作条件の設定値に基づいたマクロ条件を、マクロ情報41のマクロボディ情報412を管理するデータ管理66へ設定する。また、フィルタロジック652は、自らの名前(フィルタ名)と、データ管理66に設定したマクロ条件とを、登録データ構成情報42に追加登録する。
データ管理66は、設定されたマクロ条件を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する。また、データ管理66は、マクロ条件を保管した際に、マクロ条件を識別する条件識別情報(マクロ条件ID)を発行し、フィルタロジック652に渡す。
フィルタロジック652は、受け取った条件識別情報を、アクティビティロジック622へ渡し、アクティビティロジック622は、受け取った条件識別情報を、リクエスト定義ロジック632に設定する。
アクティビティロジック622は、アクティビティを構成する各フィルタに対応するフィルタロジック652全てが、データ管理66へマクロ条件を設定・保管し、条件識別情報を発行し終えた後、マクロ条件設定要求に従って、RAM上に保持している動作条件の設定値に基づいたマクロ条件をデータ管理66へ設定する。また、アクティビティロジック622は、自らの名前(アクティビティ名)と、データ管理66に設定したマクロ条件とを、登録データ構成情報42に追加登録する。更に、アクティビティロジック622は、データ管理66から発行される条件識別情報を受け取り、リクエスト定義ロジック632に設定する。
(1−6)マクロ情報登録
アクティビティロジック622は、リクエスト定義ロジック632に対して、マクロ情報41の登録を要求する。
リクエスト定義ロジック632は、マクロ情報構成・保管要求に応じて、これまでに設定した情報を基に、マクロヘッダ情報411を構成し、構成したマクロヘッダ情報411をデータ管理66へ渡す。
データ管理66は、受け取ったマクロヘッダ情報411とマクロボディ情報412とを基にマクロ情報41を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する。また、データ管理66は、マクロ情報41を保管した際に、マクロ情報41を識別する情報(マクロID)を、リクエスト定義ロジック632に渡す。
図17は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ削除時に必要なコンポーネントの構成の一例を示す図である。
本実施形態のマクロ削除を行うために必要なコンポーネントは、ローカル/リモートUI61、アクティビティに関するコンポーネント群62、リクエスト定義に関するコンポーネント群63、リクエスト管理64、フィルタに関するコンポーネント群65、データ管理66及びマクロアクティビティに関するコンポーネント群67から構成されている。更に、アクティビティに関するコンポーネント群62は、アクティビティUI621とアクティビティロジック622とから構成され、リクエスト定義に関するコンポーネント群63は、リクエスト定義UI631とリクエスト定義ロジック632とで構成され、フィルタに関するコンポーネント群65は、フィルタロジック652で構成され、マクロアクティビティに関するコンポーネント群67は、マクロアクティビティUI671とマクロアクティビティロジック672とで構成されている。また、アクティビティに関するコンポーネント群62、リクエスト定義に関するコンポーネント群63、フィルタに関するコンポーネント群65、及びマクロアクティビティに関するコンポーネント群67は、図15に示した機能で構成されたコンポーネントである。
以下に、マクロ削除時における上記コンポーネント51間の関係について、処理手順(2−1)〜(2−6)を基に説明する。
(2―1)マクロ削除指示受け付け
マクロ削除の指示は、図14のアプリケーション選択画面31からのタッチ入力をローカル/リモートUI61が受け付ける。受け付けたマクロ削除指示に従って、ローカル/リモートUI61は、マクロアクティビティUI671に対して、次のUI画面作成の要求を行う。マクロアクティビティUI671は、画面作成要求に応じて、図14の登録マクロ一覧画面33のような削除するマクロを選択するUI画面を作成し、表示部19に表示する。マクロアクティビティUI671は、リクエスト定義UI631に対して、登録されているマクロのうち、実行可能なマクロを選択するUI画面を作成するために必要な要素(部品)の取得を要求し、リクエスト定義UI631により、マクロキーなどの必要な画面要素を作成し、作成した画面要素を基に、削除対象のマクロを選択するUI全体の画面を作成する。
(2−2)マクロ削除実行指示受け付け
マクロアクティビティUI671は、作成したUI画面の[削除]ボタンがタッチされ、削除するマクロを識別するマクロIDを受け付けた後に、マクロアクティビティロジック672に対して、受け付けたマクロIDを渡し、マクロ削除処理を行うジョブ512の作成を要求する。マクロアクティビティロジック672は、ジョブ作成要求に従って、ジョブ512を作成し、マクロ削除処理の実行をリクエスト管理64に指示する。
リクエスト管理64は、マクロ削除処理の実行指示に従って、マクロ削除処理の実行スケジュールを基に、マクロアクティビティロジック672にマクロ削除実行を要求する。
(2−3)マクロヘッダ情報取得
マクロアクティビティロジック672は、受け付けたマクロIDを基に、リクエスト定義ロジック632に対して、該当するマクロヘッダ情報411の取得を要求する。マクロアクティビティロジック672は、取得要求の結果をマクロアクティビティUI671へ渡す。
マクロアクティビティUI671は、取得結果を基に、マクロアクティビティロジック672が取得したマクロヘッダ情報411を取得する。マクロアクティビティUI761は、取得したマクロヘッダ情報414を基に、該当するアクティビティに対応するアクティビティUI621、及びアクティビティを構成するフィルタに対応するフィルタUI651に対して、アクティビティ及びフィルタの動作条件の設定値を表示するUI画面作成の要求を行う。
アクティビティUI621及びフィルタUI651は、画面作成要求に応じて、まず、動作条件項目の画面要素を作成し、表示部19に表示する。
(2−4)マクロ構成情報解析
マクロアクティビティUI671は、取得したマクロヘッダ情報411を解析し、該当するアクティビティや、アクティビティを構成するフィルタなどについて調べ、マクロヘッダ情報411からマクロ構成情報414を読み取る。その後、マクロアクティビティUI671は、マクロアクティビティロジック672に対して、データ管理66が保管しているマクロ条件を読み出す要求を行う。
マクロアクティビティロジック672は、マクロ条件読み出し要求に応じて、該当するアクティビティロジック622に対して、同じ要求を行う。
(2−5)マクロ条件読み出し
アクティビティロジック622は、マクロ条件読み出し要求に応じて、要求時に受け取ったマクロ構成情報414のマクロ条件IDを基に、データ管理66を参照し、アクティビティのマクロ条件を取得する。取得したマクロ条件は、アクティビティUI621に渡され、アクティビティの動作条件の設定値として、表示部19に表示される。また、アクティビティロジック622は、受け取ったマクロ条件読み出し要求を、アクティビティを構成するフィルタに対応するフィルタロジック652へ行う。
フィルタロジック652は、マクロ条件読み出し要求に応じて、要求時に受け取ったマクロ構成情報414のマクロ条件IDを基に、データ管理66を参照し、フィルタのマクロ条件を取得する。取得したマクロ条件は、フィルタUI651に渡され、フィルタの動作条件の設定値として、表示部19に表示される。
(2−6)マクロ削除
アクティビティロジック622は、リクエスト定義ロジック632に対して、マクロ情報41の削除を要求する。
リクエスト定義ロジック632は、登録データ構成取得・削除要求に応じて、マクロ構成情報の解析によって得たアクティビティの名前を基に、登録データ構成情報42を参照し、該当する名前に対応付けられている登録データ構成情報42(アクティビティの属性情報やアクティビティを構成する各フィルタ情報など)を取得する。リクエスト定義ロジック632は、取得した登録データ構成情報42を基に、データ管理66へマクロ条件の削除を指示する。
データ管理66は、削除指示に応じて、補助記憶部13などに永続的に保管されている、削除対象として選択されたアクティビティやフィルタなどの動作条件の設定値を削除する。
<マクロ登録を行う主要機能を構成する手段について>
本実施形態に係るマクロ登録を実現するために必要な機能を構成する手段について、図18及び19を用いて説明する。
図18は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録の主要機能構成の一例を示す図である。
図18に示すように、本実施形態に係るマクロ登録は、マクロ登録手段70によって行う。マクロ登録手段70は、マクロ登録を実現するために必要な複数の機能によって構成されている。
マクロ登録手段70を構成する主要機能は、マクロ条件設定画面作成手段71、マクロ条件設定手段72、マクロ条件格納手段73、マクロ条件識別情報管理手段74、マクロ情報構成手段75及びマクロ情報格納手段76である。
なお、図中の参照符号103a、103b及び103cは、入力フィルタ103a、変換フィルタ103b及び出力フィルタ103cを示している。
マクロ条件設定画面作成手段71は、アクティビティや入力・加工・出力の各フィルタ103の動作条件を入力するUI画面を作成し、表示部19に表示する。
マクロ条件設定画面作成手段71は、図7に示すようなコピーアクティビティ画面31bやマルチアクティビティ31bなどのUI画面を作成し、表示部19に表示する。マクロ条件設定画面作成手段71は、設定可能な動作条件項目を基に、動作条件を入力するUI画面を作成するために必要な画面要素を作成し、作成した画面要素を基に、動作条件を入力するUI61全体の画面を作成する。設定可能な動作条件項目は、図7に示すようなアプリケーション選択画面31を基に選択された「特定アクティビティ」か「マルチアクティビティ(作業工程の組み合わせ)」かの違いによって、必要な項目が異なる。そのため、作成する画面要素も違ってくるため、マクロ条件設定画面作成手段71は、設定可能な動作条件項目を基に、画面要素を作成する。
また、マクロ条件設定画面作成手段71は、アクティビティやフィルタ毎に機能する。すなわち、アクティビティを構成する入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件設定画面作成手段71毎に、それぞれの動作条件を入力する画面要素を作成し、作成した各画面要素をアクティビティのマクロ条件設定画面作成手段71に渡す。アクティビティのマクロ条件設定画面作成手段71は、各画面要素を基に、UI61の全体の画面を作成する。
マクロ条件設定画面作成手段71は、図16に示すコンポーネント群のうち、ローカル/リモートUI61、アクティビティUI621、リクエスト定義UI631などが行う機能である。
次に、マクロ条件設定手段72は、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の動作条件の設定値に基づいて、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のパラメータであるマクロ条件を設定する。
マクロ条件設定画面作成手段71によって作成したUI画面から入力されたアクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の動作条件の設定値は、RAM上に保持されている。
マクロ条件設定手段72は、図8に示すようなマクロパラメータ設定画面32の[実行]ボタンがタッチされ、マクロ登録実行要求された際に、要求に応じて、RAM上に保持された、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の動作条件の設定値に基づいたマクロ条件を、マクロ情報41のマクロボディ情報412へ設定する。
図19は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録時のマクロ情報設定の一例を示す図である。
マクロ条件設定手段72は、マクロ条件設定画面作成手段71によって作成したUI画面から入力されRAM上に保持された動作条件の設定値に基づいて、図19に示すように、入力・加工・出力の各フィルタ103などの動作条件であるフィルタ条件(1)、アクティビティのアクティビティ条件(2)などのマクロ条件を設定する。
図18に戻り、マクロ条件設定手段72は、アクティビティやフィルタ毎に機能する。すなわち、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件設定手段72毎に、それぞれのマクロ条件を設定する。
マクロ条件設定手段72は、図16に示すコンポーネント群のうち、アクティビティロジック622、フィルタロジック652などが行う機能である。
次に、マクロ条件格納手段73は、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件の設定値を画像処理装置100が有する補助記憶部13の所定の記憶領域に格納する。
マクロ条件格納手段73は、マクロ条件設定手段72により設定した、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する(マクロ条件のデータを永続化する)。マクロ条件格納手段73は、例えば、図19に示すように、マクロ条件設定手段72により設定した、入力・加工・出力の各フィルタ103のフィルタ条件(1)、アクティビティのアクティビティ条件(2)などのマクロ条件を、マクロ情報41のマクロボディ情報412を構成するマクロ条件のレコードに書き込む(図中に示す(1)'や(2)')。その際、発行した条件識別情報も、アクティビティ条件ID、フィルタ条件IDとして書き込まれる。
図18に戻り、マクロ条件格納手段73は、マクロ条件を保管した際に、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件を識別する条件識別情報を発行する。
また、マクロ条件格納手段73は、アクティビティ、入力・加工・出力のフィルタ103毎に機能する。すなわち、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件格納手段73毎に、それぞれのマクロ条件を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する(マクロ条件のデータを永続化する)。この時、アクティビティのマクロ条件格納手段73は、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件格納手段73によって、マクロ条件が保管及び条件識別情報発行後に、自らのマクロ条件を保管する。
更に、マクロ条件格納手段73は、永続的に保管するマクロ条件を、対応するアクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の各コンポーネント名(アクティビティ名やフィルタ名)とともに、登録されるアクティビティやフィルタの属性情報として登録データ構成情報42に追加登録する。
マクロ条件格納手段73は、図16に示すコンポーネント群のうち、アクティビティロジック622、フィルタロジック652、データ管理66などが行う機能である。
次に、マクロ条件識別情報管理手段74は、マクロ条件を格納する際に発行される条件識別情報を管理する。
マクロ条件識別情報管理手段74は、マクロ条件格納手段73によりマクロ条件を保管する際に、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103に対して、どの条件識別情報が発行されたかを対応付けて管理する。マクロ条件識別情報管理手段74は、例えば、図19の(4)、(5)のアプリケーション定義に示すように、フィルタ名前とフィルタ条件ID(例えば、図19の(4)に示す"10"。)とを対応付け、また、アクティビティの名前とアクティビティ条件ID(例えば、図19の(5)に示す"456"。)とを対応付け、て、条件識別情報(マクロ条件ID)を管理する。すなわち、マクロ条件識別情報管理手段74は、マクロ情報41のマクロヘッダ情報411を構成するマクロ構成情報414を生成する。
図18に戻り、マクロ条件識別情報管理手段74は、図16に示すコンポーネント群のうち、リクエスト定義ロジック632が行う機能である。
次に、マクロ情報構成手段75は、登録するマクロヘッダ情報411を構成する。
マクロ情報構成手段75は、マクロ条件識別情報管理手段74からのマクロ情報41の構成及び保管要求に従って、図8に示すようなマクロパラメータ設定画面32が表示部19に表示されたUI61から入力された登録するマクロを識別する情報と、マクロ条件識別情報管理手段74により管理するマクロ構成情報414とを基に、マクロヘッダ情報411を構成する。マクロ情報構成手段75は、例えば、図19に示すように、マクロID、マクロ名及び作成者名などの登録するマクロを識別する情報(3)と、アプリケーション定義(4)、(5)であるマクロ構成情報414とを基に、マクロヘッダ情報(6)を構成する。すなわち、マクロ情報構成手段75は、マクロ条件識別情報管理手段74が管理するマクロ構成情報414と、登録するマクロを識別する情報とを対応付け、マクロ構成情報414が、登録されたどのマクロの構成情報かを識別する情報を付加する。
図18に戻り、マクロ情報構成手段75は、図16に示すコンポーネント群のうち、リクエスト定義ロジック632が行う機能である。
次に、マクロ情報格納手段76は、登録するマクロヘッダ情報411を画像処理装置100が有する補助記憶部13の所定の記憶領域へ格納する。
マクロ情報格納手段76は、マクロ条件識別情報管理手段74からのマクロ情報41の構成及び保管要求に従って、マクロ情報構成手段75により構成したマクロヘッダ構成情報411を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する。マクロ情報格納手段76は、図19の(3)、(4)及び(5)に示すマクロヘッダ情報411の各項目値を、マクロ情報41のマクロヘッダ情報411を構成する項目のレコードに書き込む(図中に示す(6))。これによって、マクロ条件格納手段73により保管されたマクロボディ情報412とあわせて、全てのマクロ情報41が保管されたことになる(マクロ情報41として永続化する)。
図18に戻り、マクロ情報格納手段76は、マクロヘッダ情報411を保管した際に、マクロ情報41を識別する情報(マクロID)を発行し、マクロ情報41の保管要求を行ったマクロ条件識別情報管理76へ、保管結果として渡す。
マクロ情報格納手段76は、図16に示すコンポーネント群のうち、リクエスト定義ロジック632、データ管理66などが行う機能である。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、マクロ登録手段70において、マクロ条件設定画面作成手段71、マクロ条件設定手段72及びマクロ条件格納手段73とを有することで、新規機能の動作条件を設定する場合や既存機能の新規動作条件を設定する場合など、動作条件の設定値を、マクロを実行する際のパラメータであるマクロ条件として保管することができる。
また、画像処理装置100は、マクロ登録手段70において、マクロ条件識別情報管理手段74、マクロ情報構成手段75及びマクロ情報格納手段76とを有することで、マクロ条件として保管している各機能の動作条件設定を、動作条件設定毎に識別する条件識別情報で管理し、マクロを実行する際に読み出すマクロ情報41に実行する機能の動作条件設定に対応する条件識別情報を設定し保管することができる。よって、画像処理装置100は、実行する機能の動作条件設定の詳細を知らなくても、マクロ情報41を構成することができる。
また、画像処理装置100は、マクロ登録手段70において、マクロ条件設定画面作成手段71、マクロ条件設定手段72及びマクロ条件格納手段73を、機能毎に有することで、新規機能を追加する場合においても、既存のシステムに新しいロジックを実装することなく機能毎の動作条件設定を行うことができる(新規機能をインストールするだけで柔軟に対応することができる)。
<マクロ削除を行う主要機能を構成する手段について>
本実施形態に係るマクロ削除を実現するために必要な機能を構成する手段について、図20を用いて説明する。
図20は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ削除の主要機能構成の一例を示す図である。
図20に示すように、本実施形態に係るマクロ削除は、マクロ削除手段80によって行う。マクロ削除手段80は、マクロ削除を実現するために必要な複数の機能によって構成されている。
マクロ削除手段80を構成する主要機能は、マクロ構成情報取得手段81、マクロ構成情報解析手段82、マクロ条件読み出し手段83、マクロ条件読み出し画面作成手段84及びマクロ削除手段85である。
マクロ構成情報取得手段81は、登録されたマクロ情報41からマクロ構成情報414を取得する。
マクロ構成情報取得手段81は、図14に示すような登録マクロ一覧画面33のUI61画面の[削除]ボタンがタッチされ、マクロ削除実行要求された際に、要求に応じて、要求時に受け取ったマクロを識別する情報(マクロID)を基に、補助記憶部13などに格納されたマクロ情報41のうち、図19の(6)に示すようなマクロヘッダ情報411を取得する。更に、マクロ構成情報取得手段81は、取得したマクロヘッダ情報411(6)からマクロ構成情報414(4)、(5)を取得する。
図20に戻り、マクロ構成情報取得手段81は、図16に示すコンポーネント群のうち、マクロアクティビティUI671、マクロアクティビティロジック672が行う機能である。
次に、マクロ構成情報解析手段82は、取得したマクロ構成情報414を解析し、マクロ構成情報414に含まれる条件識別情報を抽出する。
マクロ構成情報解析手段82は、マクロ構成情報取得手段81により取得したマクロ構成情報414を基に、読み出したマクロを構成するアクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103などについて解析し、入力・加工・出力の各フィルタ103のフィルタ条件ID(例えば、図19の(4)に示す"10"。)、アクティビティのアクティビティ条件ID(例えば、図19の(5)に示す"456"。)など、マクロを構成する作業工程及び作業手順の各動作条件設定に対応する条件識別情報を抽出する。
マクロ構成情報解析手段82は、図16に示すコンポーネント群のうち、マクロアクティビティUI671、マクロアクティビティロジック672、アクティビティロジック622、フィルタロジック652などが行う機能である。
次に、マクロ条件読み出し手段83は、抽出した条件識別情報を基に、対応するマクロ条件を画像処理装置100が有する補助記憶部13から読み出す。
マクロ条件読み出し手段83は、マクロ構成情報解析手段82により解析され抽出した条件識別情報を基に、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の動作条件であるマクロ条件が格納された補助記憶部13などを参照し、該当するマクロ条件を読み出す。マクロ条件読み出し手段83は、図19に示すようなマクロ構成情報414(4)、(5)から抽出した条件識別情報(アクティビティ条件ID、フィルタ条件ID)(例えば、図19の(4)に示す"10"や(5)に示す"456"。)を基に、補助記憶部13などに格納されたマクロ情報41を構成するマクロボディ情報412(1)'、(2)'のレコードを参照し、各動作条件設定であるマクロ条件を読み出す。
図20に戻り、マクロ条件読み出し手段83は、アクティビティ、入力・加工・出力のフィルタ103毎に機能する。すなわち、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件読み出し手段83毎に、それぞれのマクロ条件を、補助記憶部13から読み出す。この時、アクティビティのマクロ条件読み出し手段83は、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件読み出し手段83によって、マクロ条件が読み出された後に、自らのマクロ条件を読み出す。
マクロ条件読み出し手段83は、図16に示すコンポーネント群のうち、アクティビティロジック622、フィルタロジック652などが行う機能である。
次に、マクロ条件画面作成手段84は、動作条件の設定値の表示や動作条件の変更、マクロ削除指示を行うUI画面を作成し、表示部19に表示する。
マクロ削除確認画面作成手段84は、図14に示すようなコピーアクティビティ画面33aなどのUI画面を作成し、表示部19に表示する。マクロ削除確認画面作成手段84は、マクロ条件読み出し手段83により読み出された、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ条件を基に、各動作条件を表示するUI画面を作成するために必要な画面要素を作成し、作成した画面要素を基に、動作条件を表示するUI61全体の画面を作成する。
また、マクロ削除確認画面作成手段84は、アクティビティ、入力・加工・出力のフィルタ103毎に機能する。すなわち、アクティビティを構成する入力・加工・出力の各フィルタ103のマクロ削除確認画面作成手段84毎に、それぞれの動作条件を表示する画面要素を作成し、作成した各画面要素をアクティビティのマクロ削除確認画面作成手段84に渡す。アクティビティのマクロ削除確認画面作成手段84は、各画面要素を基に、UI61の全体の画面を作成する。
また、マクロ条件読み出し手段83により読み出されたマクロ条件から作成できる画面要素は、アクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の動作条件の設定値を表示する画面である。よって、マクロ削除確認画面作成手段84は、動作条件の設定値だけでなく、対応する作業工程や作業手順などの項目についても表示するように、マクロ構成情報解析手段82によりマクロ構成情報414を解析した際に、読み取ったアクティビティ、入力・加工・出力の各フィルタ103の名前(各コンポーネント名)を基に、予め画面要素を作成しておき、マクロ条件読み出し手段83によりマクロ条件を読み出した後に、動作条件の設定値の画面要素を作成する。
更に、マクロ削除確認画面作成手段84は、上記の方法により利用者が表示されたマクロ条件の内容を確認後、[削除]ボタンをタッチすると、図14に示すマクロ削除確認画面34のような最後の動作実施確認を促す情報を表示部19に表示する。
マクロ削除確認画面作成手段84は、図16に示すコンポーネント群のうち、ローカル/リモートUI61、アクティビティUI621、フィルタUI651などが行う機能である。
次に、マクロ削除手段85は、選択指示されたマクロを削除する。
マクロ削除手段85は、まず、マクロ構成情報解析手段82によりマクロ構成情報414を解析した際に、読み取ったアクティビティの名前を基に、登録データ構成情報43を参照し、該当する名前に対応付けられている登録データ構成に関する情報(アクティビティの属性情報や各フィルタの条件識別情報など)を取得する。次いで、マクロ削除手段85は、取得したデータ構成に関する情報を基に、補助記憶部13などに永続的に保管されている、削除対象として選択されたアクティビティの動作条件の設定値を削除する。また、マクロ削除手段85は、登録データ構成情報42から取得した各フィルタの条件識別情報を基に、アクティビティに関連する各フィルタの動作条件の設定値も削除する。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、マクロ削除手段80において、マクロ構成情報取得手段81、マクロ構成情報解析手段81、マクロ条件読み出し手段83、マクロ削除確認画面作成手段84及びマクロ削除手段85とを有することで、登録したマクロ情報41に含まれるマクロ構成情報414を取得し、取得したマクロ構成情報414の条件識別情報(マクロ条件ID)を基に、実行する機能の動作条件設定であるマクロ条件を読み出し、読み出したマクロ条件を表示部19に表示し、利用者が削除対象としたマクロの詳細情報を削除前に確認することができる。よって、利用者による誤ったマクロ削除を未然に防止することができる。
また、画像処理装置100は、マクロ登録時に追加更新される登録データ構成情報43により、登録されているマクロとその動作条件などの属性との対応関係をデータ化し、一元管理することによって、アクティビティやフィルタと言ったコンポーネント51の追加・削除(インストール/アンインストール)に依存することなく、これらのコンポーネント51に関連する情報を容易に削除することができる。よって、コンポーネント51の実体が削除され、関連する情報のみが残存している場合においても、登録データ構成情報43をコンポーネント名をキーに参照することで、残存した情報を削除可能となり、無駄なデータによる記憶装置のリソース消費を防ぐことができる。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、機能追加・削除に柔軟に対応したマクロ登録・削除機能を実現することができる。
<マクロ登録・削除の処理手順について>
これまで説明したマクロ登録・削除の処理手順について、図21及び22を用いて説明する。
図21は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録の処理手順の一例を示すフローチャートである。
画像処理装置100は、マクロ実行において利用する利用コンポーネントであるフィルタに関するコンポーネント群65や、マクロにおける対象コンポーネントであるアクティビティに関するコンポーネント群62の動作条件設定(入力、加工及び出力フィルタ、アクティビティの動作条件設定)を、ローカル/リモートUI61のコピーアクティビティ画面31aやマルチアクティビティ画面31bなどのような設定画面(図7に示す)を介して行う(S101)〜(S102)。
画像処理装置100は、ローカル/リモートUI61の画面上の[マクロ登録]ボタンのタッチを検知するまで、各動作条件設定を行う画面を表示部19に表示する(S103)。
画像処理装置100は、[マクロ登録]ボタンのタッチを検知すると、ローカル/リモートUI61の画面をマクロパラメータ設定画面32(図8に示す)に遷移し、マクロID、マクロ名及び作成者などのマクロを識別する情報を設定する(S104)。
画像処理装置100は、ローカル/リモートUI61の画面上の[マクロ登録実行]ボタンのタッチを検知するまで、各マクロパラメータ設定を行う画面を表示部19に表示する(S105)。
画像処理装置100は、[マクロ登録実行]ボタンのタッチを検知すると、S101で設定したフィルタ(及び/又はインフォメーション)に関するコンポーネント群65の動作条件設定(入力、加工及び出力フィルタの動作条件設定)をマクロ条件(フィルタ条件415)として、補助記憶部13などに格納し永続化する(マクロボディ情報412の各フィルタ条件415のレコードに書き込む)(S106)。
画像処理装置100は、マクロ条件を補助記憶部13などに格納する(マクロボディ情報412の各フィルタ条件415のレコードに書き込む)際に発行される、マクロ条件(フィルタ条件415)を識別する条件識別情報(マクロ条件ID:フィルタ条件ID)を、マクロ条件が対応するフィルタと対応付けて設定する(S107)。
画像処理装置100は、永続的に保管するマクロ条件を、対応するアクティビティやフィルタの各コンポーネント名(アクティビティ名やフィルタ名)とともに、登録されるアクティビティやフィルタの属性情報として登録データ構成情報42に追加登録し、情報を更新する(S108)。
画像処理装置100は、アクティビティを構成する全てのフィルタに関するコンポーネント群65の動作条件設定(入力、加工及び出力フィルタの動作条件設定)が、補助記憶部13などに格納され永続化し、条件識別情報(マクロ条件ID:フィルタ条件ID)が発行されたか否かを判断する(S109)。
画像処理装置100は、全てが格納され永続化し、条件識別情報が発行された場合(S109がYESの場合)、S102で設定したアクティビティに関するコンポーネント群63の動作条件設定(アクティビティの動作条件設定)をマクロ条件(アクティビティ条件413)として、補助記憶部13などに格納し永続化する(マクロボディ情報412のアクティビティ条件413のレコードに書き込む)(S110)。
画像処理装置100は、マクロ条件を補助記憶部13などに格納する際に発行される、マクロ条件を識別する条件識別情報(マクロ条件ID:アクティビティ条件ID)を、マクロ条件が対応するアクティビティと対応付けて設定する(S111)。
また、画像処理装置100は、全てが格納されていない場合(S109がNOの場合)、S106の処理手順に戻り、全てのフィルタに関するコンポーネント群65の動作条件設定が、補助記憶部13などに格納され永続化し、条件識別情報が発行されるまで処理を繰り返す。
図22は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ削除の処理手順の一例を示すフローチャートである。
画像処理装置100は、ローカル/リモートUI61の登録マクロ一覧画面33(図14に示す)のような画面上のマクロキーにより削除するマクロを選択し、マクロを識別する情報(マクロID)を設定する(S201)。
画像処理装置100は、ローカル/リモートUI61の登録マクロ一覧画面33(図14に示す)のような画面上の[削除]ボタンのタッチを検知するまで、削除するマクロの選択を行う画面を表示部19に表示する(S202)。
画像処理装置100は、[削除]ボタンのタッチを検知すると、マクロ情報41が格納された補助記憶部13からマクロIDに合致するマクロヘッダ情報411のレコードを読み出す(S203)。
画像処理装置100は、読み出したマクロヘッダ情報411のマクロ構成情報414から、マクロを構成するアクティビティに関するコンポーネント群63を特定する(S204)。
画像処理装置100は、マクロ構成情報414のアクティビティ名を基に、登録データ構成情報43を参照し、アクティビティ名に対応するアクティビティの属性情報を含む登録データ構成に関する情報を取得する(S205)。
画像処理装置100は、取得したアクティビティのマクロ条件ID(アクティビティ条件413)を基に、マクロ情報41が格納された補助記憶部13から合致するマクロボディ情報412のレコードを削除する(S206)。
画像処理装置100は、読み出したマクロヘッダ情報411のマクロ構成情報414から、アクティビティを構成するフィルタに関するコンポーネント群65を特定する(S207)。
画像処理装置100は、マクロ構成情報414のフィルタ名を基に、登録データ構成情報43を参照し、フィルタ名に対応するフィルタの属性情報を含む登録データ構成に関する情報を取得する(S208)。
画像処理装置100は、取得したフィルタのマクロ条件ID(フィルタ条件415)を基に、マクロ情報41が格納された補助記憶部13から合致するマクロボディ情報412のレコードを削除する(S209)。
画像処理装置100は、アクティビティを構成する全てのフィルタに関するコンポーネント群65のマクロ条件(入力、加工及び出力フィルタの各フィルタ条件415)を、マクロ情報41が格納された補助記憶部13から削除されたか否かを判断する(S210)。
画像処理装置100は、全てが削除された場合(S210がYESの場合)、処理を終了する。
また、画像処理装置100は、全てが削除されていない場合(S210がNOの場合)、S207の処理手順に戻り、全てのフィルタに関するコンポーネント群65のマクロ条件が、補助記憶部13から削除されるまで処理を繰り返す。
次に、マクロ登録を実現するために必要なコンポーネント51間の具体的な処理手順について、図23及び24を用いて説明する。
図23は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録におけるコンポーネント51間の処理手順の一例(その1)を示すシーケンス図である。
(1―1)マクロ登録指示受け付け
画像処理装置100は、マクロ登録の指示を、図7のアプリケーション選択画面31からのタッチ入力によりローカル/リモートUI61が受け付ける。受け付けたマクロ登録指示に従って、ローカル/リモートUI61は、マルチアクティビティUI621に対して、次のUI画面作成の要求を行う(S301)。マルチアクティビティUI621は、画面作成要求に応じて、図7のマルチアクティビティ画面31bのようなアクティビティ及びフィルタの動作条件を入力するUI画面を作成し、表示部19に表示する。
マルチアクティビティUI621は、リクエスト定義UI631に対して、アクティビティ及びフィルタの動作条件を入力するUI画面を作成するために必要な要素(部品)の取得を要求する(S302)。
リクエスト定義UI631は、リクエスト定義ロジック632に対して、アクティビティやフィルタなどの動作条件が設定可能な条件の取得を要求し(S303)、リクエスト定義ロジック632によって、要求された条件がリクエスト定義UI631に返され(S304)、アクティビティやフィルタなどの必要な画面要素を作成し(S305)、作成した画面要素を、マルチアクティビティUI621に渡す(S306)。
マルチアクティビティUI621は、リクエスト定義UI631が作成した画面要素を基に、動作条件を入力するUI全体の画面を作成し(S307)、表示部19に表示する(S308)。
(1−2)アクティビティ及びフィルタの動作条件設定
次に、マルチアクティビティUI621は、作成したUI画面から入力されるアクティビティ及びフィルタの動作条件の設定値を受け付け、UI画面の[マクロ登録]ボタンがタッチされた後に、受け付けた動作条件の設定値をマルチアクティビティロジック622及びフィルタロジック652へ渡す。
マルチアクティビティロジック622は、受け取った動作条件の設定値のうち、アクティビティの動作条件の設定値を自らが確保したRAM上に保持する。また、フィルタロジック652は、受け取ったフィルタの動作条件の設定値を自らが確保したRAM上に保持する。
(1−3)マクロパラメータ設定
次に、ローカル/リモートUI61は、マルチアクティビティUI621が作成したUI画面の[マクロ登録]ボタンがタッチされた後に、図8のマクロパラメータ設定画面32のようなマクロID、マクロ名、作成者名などの登録するマクロを識別する情報を入力するUI画面を作成し、表示部19に表示する。ローカル/リモートUI61は、UI画面から入力されるマクロパラメータを受け付け、リクエスト定義UI631へ渡す(S309)。
リクエスト定義UI631は、受け取ったマクロパラメータであるマクロID、マクロ名、作成者名を、リクエスト定義ロジック632が管理するマクロ情報41のマクロヘッダ情報411に設定する(S310)。
(1−4)マクロ登録実行指示受け付け
次に、マルチアクティビティUI621は、作成したUI画面の[実行]ボタンがタッチされた後に、マルチアクティビティロジック622に対して、マルチアクティビティUI621を介してマクロ登録処理を行うジョブ512の作成を要求する(S311)〜(S312)。
マルチアクティビティロジック622は、ジョブ作成要求に従って、ジョブ512を作成し(S313)、マクロ登録処理の実行をリクエスト管理64に指示する(S314)。
図24は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ登録におけるコンポーネント51間の処理手順の一例(その2)を示すシーケンス図である。以下に説明する処理手順は、図24で説明した処理手順の続きである。
(1−5)マクロ条件保存及びマクロ条件ID設定
画像処理装置100は、リクエスト管理64により、マクロ登録処理の実行指示に従って、マクロ登録処理の実行スケジュールを基に、アクティビティロジック622にマクロ登録実行を要求する(S401)。
アクティビティロジック622は、マクロ登録実行要求に応じて、マクロ登録の対象となるアクティビティを構成する各フィルタに対応するフィルタロジック652に対して、マクロ情報41のマクロ条件の設定を要求する(S402)。
フィルタロジック652は、マクロ条件設定要求に従って、RAM上に保持している動作条件の設定値に基づいたマクロ条件を、マクロ情報41のマクロボディ情報412を管理するデータ管理66へ設定する。その結果、データ管理66は、設定されたマクロ条件を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する(S403)。また、データ管理66は、マクロ条件を保管した際に、マクロ条件を識別する条件識別情報(マクロ条件ID:フィルタ条件ID)を発行し、フィルタロジック652に渡す(S404)。このとき、フィルタロジック652は、永続的に保管するマクロ条件を、対応するフィルタ名とともに、登録されるフィルタの属性情報として登録データ構成情報42に追加登録し、情報を更新する(S405)。
フィルタロジック652は、受け取った条件識別情報(マクロ条件ID:フィルタ条件ID)を、アクティビティロジック622へ渡し(S406)、アクティビティロジック622は、受け取った条件識別情報を、リクエスト定義ロジック632に設定する(S407)。ここで、S402〜S407までの処理手順を、アクティビティを構成する各フィルタに対応するフィルタロジック651の数分だけ繰り返し処理する(S408)〜(S419)。
アクティビティロジック622は、アクティビティを構成する各フィルタに対応するフィルタロジック652全てが、データ管理66へマクロ条件を設定・保管し、条件識別情報(マクロ条件ID)を発行し終えた後(S419までの処理手順を行った後)、マクロ条件設定要求に従って、RAM上に保持している動作条件の設定値をマクロ情報41のマクロボディ情報412を管理するデータ管理66へ設定する。その結果、データ管理66は、設定されたマクロ条件を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する(S420)。また、データ管理66は、マクロ条件を保管した際に、マクロ条件を識別する条件識別情報を発行し、アクティビティロジック622に渡す(S421)。
アクティビティロジック622は、受け取った条件識別情報を、リクエスト定義ロジック632に設定する(S422)。
(1−6)マクロ情報登録
アクティビティロジック622は、リクエスト定義ロジック632に対して、マクロ情報41の登録を要求する(S423)。
リクエスト定義ロジック632は、マクロ情報構成・保管要求に応じて、これまでに設定した情報を基に、マクロヘッダ情報411を構成し、構成したマクロヘッダ情報411をデータ管理66へ渡す(S424)。
データ管理66は、受け取ったマクロヘッダ情報411とマクロボディ情報412とを基にマクロ情報41を、補助記憶部13などに格納し、永続的に保管する。また、データ管理66は、マクロ情報41を保管した際に、マクロ情報41を識別する情報(マクロID)を、リクエスト定義ロジック632に渡す(S425)。
このように、画像処理装置100は、S407、S413及びS419によって、未設定となっているフィルタ条件IDが設定され、例えば、図24では、入力フィルタ条件IDには"125"、加工フィルタ条件IDには"571"、出力フィルタ条件IDには"836"が設定されている。また、S423によって、未設定となっているアクティビティ条件IDが設定され、例えば、図24では、アクティビティ条件IDには"1452"が設定されている。
次に、マクロ削除を実現するために必要なコンポーネント51間の具体的な処理手順について、図25を用いて説明する。
図25は、本発明の第1の実施形態に係るマクロ削除時のコンポーネント51間の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
(2−6)マクロ削除
画像処理装置100は、ローカル/リモートUI61の登録マクロ一覧画面33(図14に示す)のような画面上のマクロキーにより削除するマクロが選択され、選択されたマクロを識別する情報(マクロID)を、リクエスト定義UI631により取得し、取得したマクロを識別する情報(マクロID)を基に、リクエスト定義ロジック632にマクロ削除実行を要求する(S501)。このとき、リクエスト定義ロジック632では、マクロIDを基に、データ管理66にマクロIDに合致するマクロヘッダ情報411の取得が要求され、その結果、データ管理66から、マクロ情報41が格納された補助記憶部13からマクロIDに合致するマクロヘッダ情報411が、リクエスト定義ロジック632へ応答される。
リクエスト定義ロジック632は、マクロヘッダ情報411のマクロ構成情報414から、マクロを構成するアクティビティに関するコンポーネント群63を特定し、マクロ構成情報414のアクティビティ名を基に、登録データ構成情報43を参照し(S502)、アクティビティ名に対応するアクティビティの属性情報を含む登録データ構成に関する情報を取得する(S503)。
リクエスト定義ロジック632は、取得したアクティビティのマクロ条件ID(アクティビティ条件413)を基に、データ管理66にマクロ条件IDに合致するマクロボディ情報411の削除を要求する(S504)。その結果、データ管理66は、マクロ情報41が格納された補助記憶部13から合致するマクロボディ情報412のレコードを削除する。
リクエスト定義ロジック632は、マクロヘッダ情報411のマクロ構成情報414から、アクティビティを構成するフィルタに関するコンポーネント群65を特定し、マクロ構成情報414のフィルタ名を基に、登録データ構成情報43を参照し(S505)、フィルタ名に対応するフィルタの属性情報を含む登録データ構成に関する情報を取得する(S506)。
リクエスト定義ロジック632は、取得したフィルタのマクロ条件ID(フィルタ条件415)を基に、データ管理66にマクロ条件IDに合致するマクロボディ情報411の削除を要求する(S507)。その結果、データ管理66は、マクロ情報41が格納された補助記憶部13から合致するマクロボディ情報412のレコードを削除する。ここで、S505〜S507までの処理手順を、アクティビティを構成する各フィルタに対応するフィルタロジック651の数分だけ繰り返し処理する(S509)〜(S513)。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る画像処理装置100は、当該装置の機能を実現するソフトウェア部品によるマクロ情報に含まれる関連データを削除する機能を、機能実現するソフトウェア部品と別のソフトウェア部品によって実現する構成したことにより、機能実現するソフトウェア部品に依存することなくマクロ情報を管理・運用することが可能となり、搭載機能環境の変化に応じたマクロ情報管理を実現することができる。その結果、登録マクロ情報による無駄な記憶リソース消費を防ぐことができる。
第1の実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、本発明の各実施形態に係る画像処理装置100が有する「マクロ情報管理機能」は、図21から図25に示した各処理手順を、当該装置の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、本発明の各実施形態に係る画像処理装置100が有するマクロ情報管理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(非図示)に格納することができる。
すなわち、マクロ情報管理プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどの記録媒体に記憶させることによって、これらの記憶媒体を読み取り可能な外部記憶装置I/F15に接続された各種メディアドライブを介して記録媒体から、画像処理装置100にインストールすることができる。また、画像処理装置100は、ネットワークI/F14を有していることから、インターネットを用いてオペレーション実行プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、本実施形態では、登録データ構成情報43について説明を行ったが、本発明は、そのデータ形式に限定されるものではない。本実施形態では、アクティビティやフィルタなどのコンポーネントと、それらに設定された動作条件設定とを一意に対応付けることが可能なデータ形式の一例を示したものであって、上記対応付けが可能な形式であれば良い。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。