JP2009117281A - 固体高分子型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、反応ガス流路の下流側のフラッディングを確実に阻止するとともに、燃料電池内の水分量を最適に維持することを可能にする。
【解決手段】第1セパレータ24には、酸化剤ガス供給連通孔28aと酸化剤ガス排出連通孔28bとに連通し、酸化剤ガスを重力方向に沿って流す酸化剤ガス流路36が設けられる。酸化剤ガス流路36の上流側に入口バッファ部38aが設けられるとともに、前記酸化剤ガス流路36の下流側に出口バッファ部38bが設けられる。入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bには、給水部42a及び吸水部42bが設けられ、前記吸水部42bに連通する水導出口44は、水循環流路48を介して給水部42aに連通する水導入口46に接続される。水循環流路48には、吸水部42bで回収された水を給水部42aに戻すためのポンプ50が配設される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとを有し、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成される固体高分子型燃料電池に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、セパレータの面内に、アノード側電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路(以下、反応ガス流路ともいう)と、カソード側電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路(以下、反応ガス流路ともいう)とが設けられている。さらに、各発電セル毎又は複数の発電セル毎に、冷却媒体を流すための冷却媒体流路がセパレータの面方向に沿って設けられている。
この種の燃料電池は、発電反応によりカソード側電極に生成水が発生する一方、アノード側電極には、前記生成水が逆拡散している。このため、反応ガス流路の下端側には、水分が凝縮して滞留し易く、凝縮水によるフラッディングが惹起するおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池システムでは、図16に示すように、単セル1を備えており、この単セル1は、膜電極接合体(MEA)2と、このMEA2を挟持するガス拡散層2aと、前記ガス拡散層2aの外側に配置されるアノード側セパレータ3及びカソード側セパレータ4とを備えている。
アノード側セパレータ3の外側には、LLCプレート5が設置され、このLLCプレート5には、LLC流路5aが形成されている。アノード側セパレータ3には、一方のガス拡散層2aに面して燃料ガスを流通させる燃料ガス流路3aが形成されるとともに、カソード側セパレータ4には、他方のガス拡散層2aに面して空気を流通させる酸化剤ガス流路4aが形成されている。このカソード側セパレータ4は、気液透過性の多孔質材で構成されており、このカソード側セパレータ4の背面には、純水流路4bが形成されている。
これにより、気液透過性のカソード側セパレータ4では、酸化剤ガス流路4aに流入された低湿度の空気は、純水流路4bからの純水により加湿されてMEA2に水分を補給する一方、前記酸化剤ガス流路4aの下流側では、生成水が凝縮しても、この凝縮水は、前記カソード側セパレータ4を透過して前記純水流路4bに吸引される、としている。
特開2005−149827号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、カソード側セパレータ4は、気液透過性の多孔質材を用いており、このカソード側セパレータ4として、緻密質の金属セパレータを用いることができない。しかも、単セル1では、MEA2を挟持するアノード側セパレータ3及びカソード側セパレータ4の他に、LLCプレート5が用いられている。これにより、単セル1の積層方向の寸法が増大し、燃料電池スタック全体の積層方向の寸法が相当に長尺化するという問題がある。
さらに、酸化剤ガス流路4aの上流及び下流に対応する純水流路4bが連通して純水が流れている。このため、場所による水圧差を設けることが困難であり、給水と排水とを同時に、しかも、確実に行うことが困難となるという問題がある。
さらにまた、スタック外部には、冷却系とは別に、純水を供給及び循環するための装置が必要である。これにより、システム全体は、複雑且つ大型化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、反応ガス流路の下流側のフラッディングを確実に阻止するとともに、燃料電池内の水分量を最適に維持することが可能な固体高分子型燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとを有し、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成される固体高分子型燃料電池に関するものである。
固体高分子型燃料電池は、少なくとも反応ガス流路の下流側に設けられる吸水部と、前記吸水部に連通する水導出口と、前記反応ガス流路の上流側に連通する水導入口と、前記水導出口及び前記水導入口を繋ぎ、前記反応ガス流路の外部に配置される水循環流路と、前記水循環流路に配設され、前記吸水部で回収された水を前記反応ガス流路の上流側に戻すポンプとを有している。
また、少なくとも反応ガス流路の上流側に給水部が設けられることが好ましい。
さらに、セパレータには、反応ガス流路の上流側及び下流側に入口バッファ部及び出口バッファ部が設けられるとともに、少なくとも前記出口バッファ部には、吸水部が設けられることが好ましい。
さらにまた、少なくとも入口バッファ部には、給水部が設けられることが好ましい。
また、セパレータには、反応ガス流路の上流側及び下流側に入口バッファ部及び出口バッファ部が設けられるとともに、電解質膜・電極構造体は、少なくとも前記出口バッファ部に対応する部分に、拡散層と同一平面上に吸水部が設けられることが好ましい。
さらに、電解質膜・電極構造体は、少なくとも入口バッファ部に対応する部分に、拡散層と同一平面上に給水部が設けられることが好ましい。
さらにまた、固体高分子型燃料電池は、電解質膜・電極構造体とセパレータとが複数積層されたスタックを備え、前記スタックには、水導出口及び水導入口が積層方向に貫通して設けられることが好ましい。
また、水循環流路及びポンプは、スタックに一体に設けられることが好ましい。
さらに、ポンプは、反応ガス流路の下流側に設けられる吸水部の水保持力よりも低い吸引圧力に設定されることが好ましい。
さらにまた、水循環流路には、水を外部に放出するために、切換弁及び排水流路が設けられることが好ましい。
また、水循環流路は、同一の極内で水導出口と水導入口とを繋ぐことが好ましい。
さらに、水循環流路は、異なる極内で水導出口と水導入口とを繋ぐことが好ましい。
さらにまた、吸水部は、親水性の吸水部材であることが好ましい。
また、給水部は、親水性の吸水部材であることが好ましい。
本発明によれば、吸水部に回収された水は、ポンプの作用下に水導出口から水循環路を通って水導入口に送られ、この水導入口に連通する反応ガス流路の上流側に前記水が供給されている。このため、水分が過剰な反応ガス流路の下流側から水を確実に排出させることができ、フラッディングを良好に阻止することが可能になる。一方、反応ガス流路の下流側から排出された水は、水分が不足し易い前記反応ガス流路の上流側に供給されている。従って、燃料電池内の水分量を最適に維持することが可能になる。
この結果、燃料電池は、発電性能及び発電安定性の向上を図ることができるとともに、電解質膜や触媒の耐久性を向上させることが可能になる。
さらに、セパレータとして、カーボンセパレータの他、緻密質の金属セパレータを使用することができ、燃料電池の設計自由度が有効に向上する。しかも、燃料電池は、積層方向の寸法が増大することがなく、前記燃料電池全体を簡単且つコンパクトに構成することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を組み込む燃料電池システム10の概略構成図である。燃料電池システム10は、車載用又は定置用に使用される。
燃料電池システム10は、燃料電池12と、前記燃料電池12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置14と、前記燃料電池12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置16と、前記燃料電池12に冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置(図示せず)と、前記燃料電池システム10全体の制御を行う制御装置18とを備える。
燃料電池12は、単セルで、又は複数の単セルを積層して構成される。図2に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体22が、カソード側の第1セパレータ24とアノード側の第2セパレータ26とに挟持される。第1及び第2セパレータ24、26は、例えば、カーボンセパレータで構成される。
なお、第1及び第2セパレータ24、26は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した緻密質の金属プレートにより構成してもよい。
燃料電池12の長辺方向(図2中、矢印C方向)の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔(反応ガス連通孔)28aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔(反応ガス連通孔)30aとが設けられる。
燃料電池12の長辺方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔(反応ガス連通孔)30bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔(反応ガス連通孔)28bとが設けられる。
燃料電池12の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔32aが設けられるとともに、短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔32bが設けられる。
電解質膜・電極構造体22は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜30と、前記固体高分子電解質膜30を挟持するカソード側電極32及びアノード側電極34とを備える。
カソード側電極32及びアノード側電極34は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜30の両面に形成される。
図2及び図3に示すように、第1セパレータ24の電解質膜・電極構造体22に向かう面24aには、酸化剤ガス供給連通孔28aと酸化剤ガス排出連通孔28bとを連通して酸化剤ガス流路36が形成される。この酸化剤ガス流路36は、重力方向(矢印C方向)に延在する複数の直線状流路溝36aを有し、前記流路溝36aの矢印C方向上端(上流)及び下端(下流)に位置して入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bが設けられる。
入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bは、複数のエンボス40a、40bを設けるとともに、前記入口バッファ部38a及び前記出口バッファ部38b(少なくとも前記出口バッファ部38b)には、給水部42a及び吸水部42bが設けられる。
給水部42a及び吸水部42bは、親水性の吸収性部材で構成されており、例えば、不織布又は多孔質材料に親水処理を施したものが使用される。図4に示すように、出口バッファ部38bの矢印B方向一端から矢印B方向に延在して吸水部42bに連通する水導出口44が形成されるとともに、入口バッファ部38aの矢印B方向一端から矢印B方向に延在して給水部42aに連通する水導入口46が形成される。
水導出口44と水導入口46とは、酸化剤ガス流路36の外部(第1の実施形態では、燃料電池12の外部)に配置される水循環流路48に連通する。この水循環流路48には、下流の吸水部42bで回収された水を上流の給水部42aに戻すためのポンプ50が配設される。ポンプ50は、気体及び液体両方を輸送可能であるとともに、吸水部42bの水保持力よりも低い吸引圧力に設定可能である。図1に示すように、ポンプ50は、ポンプ電源53に接続されるとともに、このポンプ電源53は、制御装置18により駆動制御される。
酸化剤ガス供給連通孔28aと入口バッファ部38aとの間には、連通路形成用の複数の受け部52aが設けられる一方、酸化剤ガス排出連通孔28bと出口バッファ部38bとの間には、連通路形成用の複数の受け部52bが設けられる。
図5に示すように、第2セパレータ26の電解質膜・電極構造体22に向かう面26aには、燃料ガス供給連通孔30aと燃料ガス排出連通孔30bとを連通する燃料ガス流路54が形成される。この燃料ガス流路54は、重力方向(矢印C方向)に延在する複数の直線状流路溝54aを有し、前記流路溝54aの矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bが設けられる。
入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bは、複数のエンボス58a、58bを設ける。なお、入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bには、必要に応じて給水部42a及び吸水部42bを設けてもよい。
燃料ガス供給連通孔30aと燃料ガス流路54との間には、連通路形成用の複数の受け部59aが設けられるとともに、燃料ガス排出連通孔30bと前記燃料ガス流路54との間には、連通路形成用の複数の受け部59bが設けられる。
図2に示すように、第2セパレータ26の面26bと、第1セパレータ24の面24bとの間には、冷却媒体供給連通孔32aと冷却媒体排出連通孔32bとに連通する冷却媒体流路60が形成される。この冷却媒体流路60は、矢印B方向に延在して形成される。
図3に示すように、第1セパレータ24の面24a、24bには、この第1セパレータ24の外周端縁部を周回して第1シール部材62が配設される。第2セパレータ26の面26a、26bには、この第2セパレータ26の外周端縁部を周回して第2シール部材64が配設される。
図1に示すように、酸化剤ガス供給装置14は、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ(又はエアコンプレッサ)70を備え、前記エアポンプ70が空気供給流路72に配設される。空気供給流路72は、加湿器74を介して燃料電池12の酸化剤ガス供給連通孔28aに連通する。
酸化剤ガス供給装置14は、酸化剤ガス排出連通孔28bに連通する空気排出流路76を備える。この空気排出流路76には、エアポンプ70から空気供給流路72を通って燃料電池12に供給される空気の圧力を調整するための背圧制御弁78が設けられるとともに、前記空気排出流路76が加湿器74に連結される。加湿器74では、空気供給流路72を通る空気が、空気排出流路76を通る使用済みの空気により加湿される。
燃料ガス供給装置16は、高圧水素(水素含有ガス)を貯留する水素タンク80を備え、この水素タンク80は、水素供給流路82を介して燃料電池12の燃料ガス供給連通孔30aに連通する。この水素供給流路82には、調圧器84及びエゼクタ86が設けられる。
エゼクタ86は、水素タンク80から供給される水素ガスを、水素供給流路82を通って燃料電池12に供給するとともに、燃料電池12で使用されなかった未使用の水素ガスを含む排ガスを、燃料ガス排出連通孔30bに連通する水素循環流路88から吸引して燃料電池12に再度供給する。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス供給装置14では、エアポンプ70が駆動される。このエアポンプ70から供給される空気は、加湿器74で加湿された後、空気供給流路72を介して燃料電池12の酸化剤ガス供給連通孔28aに供給される。
一方、燃料ガス供給装置16では、水素タンク80から水素供給流路82に供給される水素ガスは、調圧器84及びエゼクタ86を介して燃料電池12の燃料ガス供給連通孔30aに供給される。また、図示しない冷却媒体供給装置の作用下に、純水やエチレングリコール等の冷却媒体が、燃料電池12の冷却媒体供給連通孔32aに供給される。
燃料電池12では、図2に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔28aから第1セパレータ24の酸化剤ガス流路36に導入され、電解質膜・電極構造体22のカソード側電極32に沿って移動する。
その際、図2及び図4に示すように、第1セパレータ24の面24aでは、酸化剤ガス供給連通孔28aを流れる酸化剤ガスは、複数の受け部52a間を通って入口バッファ部38aに供給される。この入口バッファ部38aに供給された酸化剤ガスは、矢印B方向に分散されるとともに、酸化剤ガス流路36を構成する複数の流路溝36aに沿って鉛直下方向に流動し、電解質膜・電極構造体22のカソード側電極32に供給される。
一方、図5に示すように、第2セパレータ26の面26aでは、燃料ガスが燃料ガス供給連通孔30aから複数の受け部59a間を通って入口バッファ部56aに導入される。入口バッファ部56aで矢印B方向に分散された燃料ガスは、燃料ガス流路54を構成する複数の流路溝54aに沿って鉛直下方向に移動し、電解質膜・電極構造体22のアノード側電極34に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体22では、カソード側電極32に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極34に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極32に供給されて消費された酸化剤ガスは、図2及び図4に示すように、酸化剤ガス流路36の下部に連通する出口バッファ部38bに送られる。酸化剤ガスは、出口バッファ部38bから複数の受け部52b間に沿って酸化剤ガス排出連通孔28bに排出され、さらに、図1に示すように、空気排出流路76に排出される。
同様に、アノード側電極34に供給されて消費された燃料ガスは、図5に示すように、燃料ガス流路54の下部に連通する出口バッファ部56bに送られた後、複数の受け部59b間に沿って燃料ガス排出連通孔30bに排出される。図1に示すように、燃料ガス排出連通孔30bから水素循環流路88に排出された排ガス(未使用水素を含む排出燃料ガス)は、エゼクタ86の吸引作用下に水素供給流路82の途上に戻された後、再度、燃料ガスとして燃料電池12に供給される。
また、冷却媒体は、図2に示すように、冷却媒体供給連通孔32aから第1及び第2セパレータ24、26間の冷却媒体流路60に導入された後、矢印B方向(水平方向)に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体22を冷却した後、冷却媒体排出連通孔32bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図3及び図4に示すように、酸化剤ガス流路36の下流側に、出口バッファ部38bが設けられるとともに、この出口バッファ部38bには、吸水部42bが設けられている。
ここで、酸化剤ガス流路36では、発電反応により水が生成されており、この生成水が前記酸化剤ガス流路36の流れ方向に沿って、すなわち、重力方向に沿って移動し、出口バッファ部38bに流動する。従って、生成水は、吸水部42bに導入されて、毛細管現象を利用して前記吸水部42bから水導出口44に移動した水は、ポンプ50が駆動されることにより、水循環流路48に吸引される。
ポンプ50により吸引された水は、水循環流路48を下方向から上方向に向かって移動し、水導入口46に供給される。水導入口46は、入口バッファ部38aに設けられている給水部42aに連通しており、毛細管現象を利用してこの給水部42aに給水される。このため、出口バッファ部38bから過剰な水を確実に排出させることができ、この出口バッファ部38bにおけるフラッディングを良好に阻止することが可能になる。
しかも、給水部42aでは、毛細管効果により水を広範囲に分散させることができ、酸化剤ガス流路36に均一に給水することが可能になる。その上、水が広い面に分散されるため、この水を通過する酸化剤ガス内への蒸発が良好に促進される。これにより、水導入口46から入口バッファ部38aに戻された水が、気化せずに酸化剤ガス流路36を閉塞する等の不具合を回避することができる。
一方、出口バッファ部38bから排出された水は、ポンプ50の作用下に水分が不足し易い酸化剤ガス流路36の上流側、すなわち、入口バッファ部38aに供給されている。従って、燃料電池12内の水分量を最適に維持することが可能になるという効果が得られる。
さらに、第1及び第2セパレータ24、26は、カーボンセパレータの他、緻密質の金属セパレータを採用することが可能になり、燃料電池12の設計自由度が有効に向上する。
しかも、給水部42a及び吸水部42bは、入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに設けられており、燃料電池12は、積層方向の寸法が殆ど増大することがない。これにより、燃料電池12を簡単且つコンパクトに構成することが可能になる。
その際、給水部42a及び吸水部42bは、ガス流れが不均一なため発電に適さない入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに設けられている。このため、発電面積を減少させることがなく、しかも、ガス透過を阻害することによる固体高分子電解質膜30や触媒の劣化を惹起することがない。
さらにまた、給水部42a及び吸水部42bに発電電流が流れないため、抵抗損失が増大することがない上に、前記給水部42a及び吸水部42bに高導電性の材料を使う必要がなく、材料選定の自由度が向上する。例えば、内部の水が凍結しても破損しない弾力性を有する材料も使用することができる。
また、ポンプ50は、出口バッファ部38bに設けられている吸水部42bの水保持力よりも低い吸引圧力に設定されている。従って、例えば、積層された複数の燃料電池12の内、いずれかの燃料電池12に生成水が過剰でない場合、ポンプ50を介して空気のみが吸引されることがない。これにより、過剰な生成水が存在する他の燃料電池12から水を吸引することができないという不具合を回避することができる。
さらに、ポンプ50は、気体及び液体両方を輸送可能であるため、吸水部42bや水循環流路48に気泡が存在していても、水を確実に輸送することが可能になる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池90を構成する第1セパレータ92の正面説明図であり、図7は、前記燃料電池90の図6中、VII−VII線断面図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池12と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第8の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池90は、電解質膜・電極構造体22を第1セパレータ92及び第2セパレータ26で挟持して構成される(図7参照)。第1セパレータ92は、図6に示すように、酸化剤ガス流路36を設けるとともに、この酸化剤ガス流路36を構成する複数の流路溝36aの下部側には、出口バッファ部38bから延在して吸水部位94bが設けられる。この吸水部位94bは、出口バッファ部38bに対応して配置される前述した吸水部42bと、各流路溝36aの内壁面を覆って設けられる吸水部96bとを有する。
水導出口44は、出口バッファ部38bの最下端位置に積層方向に貫通して設けられる一方、水導入口46は、入口バッファ部38aの最上端位置に積層方向に貫通して設けられる。
このように構成される第2の実施形態では、吸水部位94bは、出口バッファ部38bから各流路溝36aの内壁面に沿って設けられており、第1セパレータ92の積層方向の厚さが殆ど増加することがない。
これにより、酸化剤ガス流路36の下流側から凝縮水を確実に吸収することができ、フラッディングを有効に防止することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、酸化剤ガス流路36の上流側においても、流路溝36aの内壁面を覆って、給水部位94aを設けることができる。このため、酸化剤ガス流路36の上流側では、より広い面積から酸化剤ガスや電解質膜・電極構造体22に水を供給することが可能になり、より効果的な加湿が遂行されるという利点がある。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池100の要部分解斜視説明図であり、図9は、前記燃料電池100の断面説明図である。
燃料電池100は、電解質膜・電極構造体102がカソード側の第1セパレータ104とアノード側の第2セパレータ106とに挟持される。第1及び第2セパレータ104、106は、カーボンセパレータ又は金属セパレータで構成される。
電解質膜・電極構造体102は、固体高分子電解質膜30と、カソード側電極108及びアノード側電極110とを備える。カソード側電極108は、アノード側電極110よりも大きな表面積に設定され、所謂、段差MEAを構成する。
図9に示すように、カソード側電極108は、ガス拡散層108aと電極触媒層108bとを有する一方、アノード側電極110は、ガス拡散層110aと電極触媒層110bとを有する。カソード側電極108は、上部及び下部にそれぞれ第1セパレータ104の入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに対応する部位に給水部112a及び吸水部112bを設ける。
給水部112a及び吸水部112bは、不織布又は多孔質材料に親水処理を施したものを、ガス拡散層108aと同一平面上に一体化し、又は前記ガス拡散層108aを部分的に親水処理することにより構成される。アノード側電極110は、ガス拡散層110aの外周部であって入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bに対応する部位にガスの透過を阻止する樹脂含浸部114を設ける。
このように構成される第3の実施形態では、カソード側電極108は、第1セパレータ104の入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに対向する部分に、ガス拡散層108aと同一平面上に位置して給水部112a及び吸水部112bを一体化している。このため、電解質膜・電極構造体102の厚さが増大することがなく、燃料電池100の積層方向の寸法が長尺化することを阻止することができる。これにより、燃料電池100を組み込む燃料電池スタック全体のコンパクト化が容易に遂行される等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池120を組み込む燃料電池スタック122の概略構成図である。
燃料電池120は、電解質膜・電極構造体22を第1セパレータ24と第2セパレータ26とで挟持しており、複数積層された前記燃料電池120の両端には、エンドプレート124a、124bが配置されて燃料電池スタック122が構成される。
エンドプレート124aには、水導出口44に連通する第1通路126aと、水導入口46に連通する第2通路126bとを備える水循環流路126が設けられる。第2通路126bは、エンドプレート124a内で屈曲して第1通路126a側に近接して配置される。第1通路126a及び第2通路126bは、ポンプ50に接続されるとともに、このポンプ50は、エンドプレート124aに取り付けられる。
図10及び図11に示すように、各燃料電池120では、水導出口44及び水導入口46は、前記燃料電池120の積層方向に貫通しており、水循環流路126に一体に連通する。
このように構成される第4の実施形態では、各燃料電池120を構成する酸化剤ガス流路36の下流側に滞留し易い凝縮水は、ポンプ50を介して一体的に吸引されるとともに、水が不足し易い各酸化剤ガス流路36の上流側に水が一体に戻されている。
さらに、水循環流路126がエンドプレート124aに形成されるとともに、ポンプ50が前記エンドプレート124aに取り付けられている。これにより、燃料電池スタック122全体を有効に小型化することができる他、上記の第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池120を組み込む燃料電池スタック130の概略構成説明図である。
燃料電池スタック130は、複数の燃料電池120が積層されるとともに、積層方向略中央部には、仕切りプレート132が介装される。積層方向両端には、エンドプレート134a、134bが配設される。エンドプレート134aには、このエンドプレート134aから仕切りプレート132間に配置されている燃料電池120の水導出口44と水導入口46とを繋ぐ水循環流路136a及びポンプ50aが設けられる。エンドプレート134bには、このエンドプレート134bから仕切りプレート132間の燃料電池120に設けられる水導出口44と水導入口46とを繋ぐ水循環流路136b及びポンプ50bが設けられる。
このように構成される第5の実施形態では、燃料電池スタック130を仕切りプレート132により分割して、それぞれポンプ50a、50b及び水循環流路136a、136bにより、水の循環供給を行っている、このため、特に、水導出口44及び水導入口46の内径を小さく設定することができる。
これにより、各燃料電池120間の電圧差により生じる水導出口44及び水導入口46の内部の水を介する漏電によって電食等が発生することを良好に抑制することが可能になる。
図13は、本発明の第6の実施形態に係る燃料電池140を組み込む燃料電池システム142の概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池140では、水循環流路48に水を外部に放出するために切換弁144及び排水流路146が設けられる。従って、第6の実施形態では、燃料電池140の発電状態に応じて、酸化剤ガス流路36の下流側に生成される過剰な水を排水流路146を通して外部に排出することができる一方、前記酸化剤ガス流路36の上流側に供給する水の制御が行われ、前記燃料電池140の発電安定性を向上させることができるという効果が得られる。
図14は、本発明の第7の実施形態に係る燃料電池150の断面説明図である。
燃料電池150を構成する第1セパレータ24には、入口バッファ部38aに給水部152aが設けられるとともに、第2セパレータ26には、出口バッファ部56bに吸水部152bが設けられる。吸水部152bは、水循環流路48を介して、給水部152aに繋がっている。なお、給水部152a及び吸水部152bには、ガス透過防止用の膜(図示せず)を挿入することが好ましい。
このように構成される第7の実施形態では、発電反応により酸化剤ガス流路36に発生する生成水が、電解質膜・電極構造体22を逆拡散して燃料ガス流路54に導入される。そして、燃料ガス流路54の下流側(下部側)で凝縮した水は、吸水部152bに取り込まれる。
そして、吸水部152bの凝縮水は、ポンプ50の吸引作用下に、水循環流路48を介して酸化剤ガス流路36の上流側に設けられた給水部152aに戻される。これにより、発電に応じてプロトンに随伴されて固体高分子電解質膜30を通過する水量や逆拡散により燃料ガス流路54に移動する水量の差を介して異なる極間で生じる水量の不均等にも対応することができ、各極での水分量を均一化することが可能になるという効果がある。
図15は、本発明の第8の実施形態に係る燃料電池160を構成する第1セパレータ162の一部正面説明図である。
燃料電池160の長辺方向(図15中、矢印B方向)の一端縁部には、酸化剤ガス供給連通孔28aと燃料ガス排出連通孔30bとが設けられる。燃料電池160の長辺方向の他端縁部には、燃料ガス供給連通孔30aと酸化剤ガス排出連通孔28bとが設けられる。
燃料電池160の短辺方向(矢印C方向)の上端縁部には、冷却媒体供給連通孔32aが設けられるとともに、短辺方向の下端縁部には、冷却媒体排出連通孔32bが設けられる。
酸化剤ガス流路36の上流(矢印B方向一端)に形成される入口バッファ部38aには、給水部42aが設けられる一方、前記酸化剤ガス流路36の下流(矢印B方向他端)に形成される出口バッファ部38bには、吸水部42bが設けられる。吸水部42bの下端縁部には、重力方向最下部に水導出口44が形成されるとともに、給水部42aの上端縁部には、重力方向最上部に水導入口46が形成される。
このように構成される第8の実施形態では、酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路36に沿って矢印B方向、すなわち、水平方向に移動して出口バッファ部38bに流動する。従って、生成水は、吸水部42bに導入された後、重力方向に沿って水導出口44に移動するとともに、ポンプ50が駆動されることにより、水循環流路48に吸引される。
ポンプ50により吸引された水は、水循環流路48を移動して水導入口46に供給される。水導入口46は、入口バッファ部38aに設けられている給水部42aに連通しており、毛細管現象を利用してこの給水部42aに給水される。
これにより、第8の実施形態では、出口バッファ部38bにおけるフラッディングを良好に阻止することが可能になるとともに、酸化剤ガス流路36に均一に給水することができる等、上記の第1〜第7の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を組み込む燃料電池システムの概略構成図である。 前記燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の断面説明図である。 前記燃料電池を構成する第1セパレータの正面図である。 前記燃料電池を構成する第2セパレータの正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する第1セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池の、図6中、VII−VII線断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の断面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池を組み込む燃料電池スタックの概略構成図である。 前記燃料電池の概略説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池を組み込む燃料電池スタックの概略構成説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池を組み込む燃料電池システムの概略構成説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る燃料電池の断面説明図である。 本発明の第8の実施形態に係る燃料電池を構成する第1セパレータの一部正面説明図である。 特許文献1の燃料電池システムの説明図である。
符号の説明
10、142…燃料電池システム
12、90、100、120、140、150、160…燃料電池
14…酸化剤ガス供給装置 16…燃料ガス供給装置
18…制御装置 22、102…電解質膜・電極構造体
24、26、92、104、106、162…セパレータ
28a…酸化剤ガス供給連通孔 28b…酸化剤ガス排出連通孔
30…固体高分子電解質膜 30a…燃料ガス供給連通孔
30b…燃料ガス排出連通孔 32、108…カソード側電極
34、110…アノード側電極 36…酸化剤ガス流路
38a、56a…入口バッファ部 38b、56b…出口バッファ部
42a、112a、152a…給水部
42b、96b、112b、152b…吸水部
44…水導出口 46…水導入口
48、126、136a、136b…水循環流路
50、50a、50b…ポンプ 54…燃料ガス流路
108a、110a…ガス拡散層 108b、110b…電極触媒層
122、130…燃料電池スタック
124a、124b、134a、134b…エンドプレート
132…仕切りプレート 144…切換弁
146…排水流路

Claims (14)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとを有し、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成される固体高分子型燃料電池であって、
    少なくとも前記反応ガス流路の下流側に設けられる吸水部と、
    前記吸水部に連通する水導出口と、
    前記反応ガス流路の上流側に連通する水導入口と、
    前記水導出口及び前記水導入口を繋ぎ、前記反応ガス流路の外部に配置される水循環流路と、
    前記水循環流路に配設され、前記吸水部で回収された水を前記反応ガス流路の上流側に戻すポンプと、
    を有することを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  2. 請求項1記載の固体高分子型燃料電池において、少なくとも前記反応ガス流路の上流側に給水部が設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の固体高分子型燃料電池において、前記セパレータには、前記反応ガス流路の上流側及び下流側に入口バッファ部及び出口バッファ部が設けられるとともに、
    少なくとも前記出口バッファ部には、前記吸水部が設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  4. 請求項3記載の固体高分子型燃料電池において、少なくとも前記入口バッファ部には、前記給水部が設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  5. 請求項1又は2記載の固体高分子型燃料電池において、前記セパレータには、前記反応ガス流路の上流側及び下流側に入口バッファ部及び出口バッファ部が設けられるとともに、
    前記電解質膜・電極構造体は、少なくとも前記出口バッファ部に対応する部分に、拡散層と同一平面上に前記吸水部が設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  6. 請求項5記載の固体高分子型燃料電池において、前記電解質膜・電極構造体は、少なくとも前記入口バッファ部に対応する部分に、拡散層と同一平面上に前記給水部が設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとが複数積層されたスタックを備え、
    前記スタックには、前記水導出口及び前記水導入口が積層方向に貫通して設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  8. 請求項7記載の固体高分子型燃料電池において、前記水循環流路及び前記ポンプは、前記スタックに一体に設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記ポンプは、前記反応ガス流路の下流側に設けられる前記吸水部の水保持力よりも低い吸引圧力に設定されることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記水循環流路には、前記水を外部に放出するために切換弁及び排水流路が設けられることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記水循環流路は、同一の極内で前記水導出口と前記水導入口とを繋ぐことを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記水循環流路は、異なる極内で前記水導出口と前記水導入口とを繋ぐことを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記吸水部は、親水性の吸水部材であることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  14. 請求項2〜13のいずれか1項に記載の固体高分子型燃料電池において、前記給水部は、親水性の吸水部材であることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
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