JP2009116856A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 第１の視点および該第１の視点とは異なる第２の視点から共通の物体を描画する画像処理装置であって、
   仮想空間を構成する各仮想物体のデータをシーンデータとして管理する管理手段と、
   前記第１の視点からの、前記シーンデータが示す仮想物体の画像を含む第１画像を描画する第１の描画手段と、
   前記第２の視点からの、前記シーンデータが示す仮想物体の画像を含む第２画像を描画する第２の描画手段とを備え、
   前記第１の描画手段、前記第２の描画手段のそれぞれは、まだ描画していない領域を、他方の手段の描画の過程で得られた情報を参照して描画することを特徴とする画像処理装置。
2. 前記描画の過程で得られた情報は、前記第１の描画手段及び前記第２の描画手段がレイトレーシング法を用いて描画を行う際に用いる、画素に光源が与える影響を示す情報であることを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記第１の描画手段及び前記第２の描画手段の各々は、当該手段の各々に設定された視点からの視野に含まれている仮想物体のデータを、予め定められた順序で前記シーンデータ内から探索し、探索したデータに基づいて前記設定された視点からの仮想空間の画像を描画し、
   前記第１の描画手段は、
   前記第１の視点から見た仮想空間の画像を生成した際に行った前記探索の処理結果に基づいて、前記シーンデータ中における仮想物体のデータの管理順を変更することで前記シーンデータを更新し、更新後の前記シーンデータを、前記第２の視点から見た仮想空間の画像を生成するために前記第２の描画手段が用いるシーンデータとして設定する
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載の画像処理装置。
4. 前記第１の描画手段は、
   前記第１の視点から見た仮想空間の画像を描画した際に探索した仮想物体が、前記予め定められた順序において先頭に位置するように、前記シーンデータを更新することを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
5. 前記第１の描画手段は、
   前記第１の視点から見た仮想空間の画像を描画した際に探索した仮想物体が、その探索頻度が高い順に、前記予め定められた順序において先頭から位置するように、前記シーンデータを更新することを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
6. 前記第１の描画手段は、
   前記第１の視点からの視野内で複数の領域を設定し、設定したそれぞれの領域内に含まれている仮想物体のデータを、予め定められた順序で前記シーンデータ内から探索し、探索したデータに基づいて前記第１の視点からの仮想空間の画像を描画し、描画の際に行った前記探索の処理結果に基づいて前記シーンデータ中における仮想物体のデータの管理順を変更することで、前記シーンデータを更新し、更新後の前記シーンデータを用いて、前記視野内で前記複数の領域を除く領域における仮想空間の画像を生成することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像処理装置。
7. 前記第１の描画手段及び前記第２の描画手段はそれぞれ、描画の過程で得られた奥行き値を他方の視点からの座標系に変換して描画することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像処理装置。
8. 前記第１の視点は観察者の一方の目に対応しており、前記第２の視点は当該観察者の他方の目に対応していることを特徴とする請求項１乃至７の何れか１項に記載の画像処理装置。
9. 前記第１の描画手段及び前記第２の描画手段はそれぞれ、描画の領域が重ならないように描画領域の分割を行うことを特徴とする請求項１乃至８の何れか１項に記載の画像処理装置。
10. 第１の視点および該第１の視点とは異なる第２の視点から共通の物体を描画する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の管理手段が、仮想空間を構成する各仮想物体のデータをシーンデータとして管理する管理工程と、
    前記画像処理装置の第１の描画手段が、前記第１の視点からの、前記シーンデータが示す仮想物体の画像を含む第１画像を描画する第１の描画工程と、
    前記画像処理装置の第２の描画手段が、前記第２の視点からの、前記シーンデータが示す仮想物体の画像を含む第２画像を描画する第２の描画工程とを有し、
    前記第１の描画工程及び前記第２の描画工程のそれぞれでは、まだ描画していない領域を、他方の工程での描画の過程で得られた情報を参照して描画することを特徴とする画像処理方法。
11. コンピュータを、請求項１乃至９の何れか１項に記載の画像処理装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。