JP2007264966A - 立体視画像生成装置、立体視画像生成方法、立体視画像生成プログラム、記録媒体、および立体視画像印刷装置 - Google Patents

立体視画像生成装置、立体視画像生成方法、立体視画像生成プログラム、記録媒体、および立体視画像印刷装置 Download PDF

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Katsuhito Suzuki
勝仁 鈴木
Fumiaki Mukoyama
文昭 向山
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Abstract

【課題】立体視できる画像を生成するための位置合わせを簡単にできるようにする。
【解決手段】左目用の画像であるL画像と右目用の画像であるR画像に基づいて立体視画
像を生成する立体視画像生成装置であって、前記L画像と前記R画像を取得する画像取得
手段と、前記L画像と前記R画像を所定の相対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像
を表示する画像表示手段と、前記所定の相対位置を調整する相対位置調整手段と、前記L
画像、前記R画像、および前記所定の相対位置に基づいて前記立体視画像を生成する生成
手段とを備え、前記画像表示手段は、前記重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で第1
の領域と第2の領域に分割し、当該分割線よりも当該第1の領域側では前記L画像を表示
し、当該分割線よりも当該第2の領域側では前記R画像を表示する画像を前記重ね合せ画
像として表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像から視差を持った立体視画像を生成する立体視画像生成装置、立
体視画像生成方法、立体視画像生成プログラム、記録媒体、および立体視画像を生成し印
刷する立体視画像印刷装置に関する。
印刷された画像を立体的に見せたり、これに動きを与えたりするいわゆる3D印刷の技
術の一つに、レンチキュラーレンズを用いた手法がある。レンチキュラーレンズとは、半
円筒状または円弧状の細長い凸部を複数配列したレンズの集合体をいい、これを通して画
像を見たとき、観察者の左右の眼にそれぞれ異なる画像を与えるようにすることで、画像
が立体的に見えたり、動いて見えたりする。このようなレンチキュラーレンズを用いた画
像をインクジェット記録方法により形成する提案が既になされている(例えば、特許文献
1)。
図15は、レンチキュラーレンズを用いた3D印刷の原理を説明するための説明図であ
る。この図に示すように、複数の凸レンズ82を有するレンチキュラーレンズでできたレ
ンチキュラーレンズシート23の裏面には、1枚の画像を複数の短冊状の画像に分割して
形成された複数の細分化画像80a1〜80a6と、この画像とは異なる角度から撮影さ
れた他の画像を同様に複数の短冊状の画像に分割して形成された複数の細分化画像80b
1〜80b6が印刷されている。
このようなレンチキュラーレンズシート23を観察した場合、右目83には細分化画像
80a1〜80a6からの光画像が入射され、左目84には細分化画像80b1〜80b
6からの光画像が入射される。この結果、右目83と左目84には角度が異なる2枚の画
像が提示されるため、画像を立体的に見ることが可能となる。
このようなレンチキュラーレンズシート23で良好な立体画像を見るためには、細分化
画像80a1〜80a6と細分化画像80b1〜80b6の画像で視差以外の画像の違い
をなくすための位置合わせを適切に行う必要がある。特許文献2は、右目83で見るべき
画像(R画像)と、左目84で見るべき画像(L画像)を重ね合せ、それぞれの画素を5
0%づつ加算した合成画像を表示してR画像とL画像の位置合わせをする。そして、R画
像およびL画像から細分化画像80a1〜80a6および細分化画像80b1〜80b6
を作成する。
特開平8−137034号公報 特開2004−102512号公報
しかしながら、特許文献2では、画素を50%づつ加算した合成画像を表示して、R画
像とL画像の位置合わせができているかを確認するので、画像の色や撮影されているオブ
ジェクトの輪郭などによっては、合成画像の中のオブジェクトが確認しにくくなり、位置
合わせが困難になるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、立体視で
きる画像を生成するための位置合わせを簡単にできる立体視画像生成装置、立体視画像生
成方法、立体視画像生成プログラム、記録媒体、および立体視画像印刷装置を提供するこ
とにある。
本発明に係る立体視画像生成装置は、上記課題を解決すべく、基本的に、左目用の画像
であるL画像と右目用の画像であるR画像に基づいて立体視画像を生成する立体視画像生
成装置であって、前記L画像と前記R画像を取得する画像取得手段と、前記L画像と前記
R画像を所定の相対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像を表示する画像表示手段と
、前記所定の相対位置を調整する相対位置調整手段と、前記L画像、前記R画像、および
前記所定の相対位置に基づいて前記立体視画像を生成する生成手段とを備え、前記画像表
示手段は、前記重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で第1の領域と第2の領域に分割
し、当該分割線よりも当該第1の領域側では前記L画像を表示し、当該分割線よりも当該
第2の領域側では前記R画像を表示する画像を前記重ね合せ画像として表示することを要
旨とする。
本発明に係る立体視画像生成装置によれば、画像表示手段は、相対位置調整手段により
調整できる所定の位置で、画像取得手段が取得したL画像とR画像を重ね合せた重ね合せ
画像を表示する。このとき、画像表示手段は、重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で
第1の領域と第2の領域に分割し、分割線よりも第1の領域側ではL画像を表示し、分割
線よりも第2の領域側ではR画像を表示する画像を重ね合せ画像として表示する。生成手
段は、L画像、R画像、および所定に位置に基づいて、立体視画像を生成する。
こうすれば、分割線よりも第1の領域側ではL画像が表示され、分割線よりも第2の領
域側ではR画像が表示されるので、分割線付近でのL画像とR画像の画像の差が明確にわ
かる。そのため、L画像とR画像を重ね合せる所定の相対位置の調整が簡単にできる。ま
た、分割線で分けられた領域にL画像とR画像を別々に描画するので、重ね合せ画像の表
示処理が簡単になる。
また、上記した本発明に係る立体視画像生成装置では、左目用の画像であるL画像と右
目用の画像であるR画像に基づいて立体視画像を生成する立体視画像生成装置であって、
前記L画像と前記R画像を取得する画像取得手段と、前記L画像と前記R画像を所定の相
対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像を表示する画像表示手段と、前記所定の相対
位置を調整する相対位置調整手段と、前記L画像、前記R画像、および前記所定の相対位
置に基づいて前記立体視画像を生成する生成手段とを備え、前記画像表示手段は、前記L
画像と前記R画像を前記所定の相対位置で重ね合せたときに前記L画像と前記R画像とで
相違する箇所の色または明るさを変えて表示する。
こうすれば、L画像とR画像を重ね合せたときのL画像とR画像の画素が相違している
箇所が色または明るさを変えて表示されるので、R画像とL画像の位置の相違がわかりや
すくなる。そのため、L画像とR画像を重ね合せる所定の位置の調整が簡単になる。
また、上記した本発明に係る立体視画像生成装置では、前記分割線の位置を移動させる
分割線移動手段をさらに備える。
こうすれば、L画像とR画像のさまざまな位置での相違を確認しやすくなる。
また、上記した本発明に係る立体視画像生成装置では、前記画像表示手段は、略水平方
向の前記分割線で、前記重ね合せ画像を表示する前記エリアを前記第1の領域と前記第2
の領域に分割する。
レンチキュラーレンズなどでみる立体視画像は、左目と右目の視差を利用して画像が立
体的に見えるようにしているので、L画像とR画像の左右方向の相違が重要になってくる
。分割線を略水平方向にすることで、L画像とR画像の左右方向の相違がわかりやすくな
る。
また、上記した本発明に係る立体視画像生成装置では、複数の画像のうちの2つの画像
を前記L画像および前記R画像として選択する画像選択手段をさらに備え、前記画像取得
手段は、前記複数の画像を取得し、前記画像表示手段は、前記画像選択手段が選択した前
記L画像および前記R画像を重ね合せた前記重ね合せ画像を表示する。
立体視画像では、複数の画像を用いて、見る角度によって画像が変わる動画などを作成
することができる。このような立体視画像を作成するためには、複数のL画像とR画像の
ペアを作成する必要がある。本発明に係る立体視画像生成装置では、画像表示手段は、画
像取得手段が取得し複数の画像の中から、画像選択手段が選択したL画像とR画像の重ね
合せ画像を表示する。そのため、複数のL画像とR画像のペアに対しても、所定の相対位
置の調整が簡単にできるので、見る角度によって画像が変わる動画などを作成する場合も
簡単にできる。
また、上記した本発明に係る立体視画像生成装置では、前記生成手段は、前記L画像、
前記R画像、及び前記所定の位置を記録する。
こうすれば、生成手段が立体視画像を作成するために必要な情報であるL画像、R画像
、および所定の相対位置を記録することができる。そのため、立体視画像を印刷するレン
チキュラーレンズなどの媒体に依存しない形式で立体視画像を生成できる情報を記録する
ことが可能になる。
また、本発明に係る立体視画像生成方法、立体視画像生成プログラム、及び記録媒体は
、上記課題を解決すべく、基本的に、左目用の画像であるL画像と右目用の画像であるR
画像を取得する画像取得ステップと、前記L画像と前記R画像を所定の相対位置で重ね合
せた画像である重ね合せ画像を表示する画像表示ステップと、前記所定の相対位置を調整
する相対位置調整ステップと、前記L画像、前記R画像、および前記所定の相対位置に基
づいて前記立体視画像を生成する立体視画像生成ステップとを備え、前記画像表示ステッ
プは、前記重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で第1の領域と第2の領域に分割し、
当該分割線よりも当該第1の領域側では前記L画像を表示し、当該分割線よりも当該第2
の領域側では前記R画像を表示する画像を前記重ね合せ画像として表示する。
この構成によれば、本発明の立体視画像生成装置と同等の効果を持つ立体視画像生成方
法、立体視画像生成プログラムが得られる。また、本発明は、上記した立体視画像生成プ
ログラムを記録した記録媒体としても捉えることができる。記録媒体としてはフレキシブ
ルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、ICカード、パンチカードなど、コンピュ
ータが読み取り可能な様々な媒体を利用できる。
また、本発明に係る立体視画像印刷装置は、上記課題を解決すべく、基本的に、本発明
の立体視画像生成装置と、前記立体視画像を印刷する印刷手段とを備える。
こうすれば、立体視画像を作成するためのL画像とR画像の所定の相対位置の調整を簡
単に行うことができる。また、作成した立体視画像を即座に印刷することができる。
以下、本発明を具体化した実施例について図面を用いて説明する。
図1は、立体視画像印刷装置5の構成概略を説明するための説明図である。実施例1の
立体視画像印刷装置5は、複数の画像ファイルから立体視画像を生成する立体視画像生成
装置10、及び立体視画像をレンチキュラーレンズシート23に印刷する印刷手段17か
ら構成される。
立体視画像生成装置10は、画像取得手段11、画像表示手段12、相対位置調整手段
13、生成手段14、分割線移動手段15、画像選択手段16から構成される。
画像取得手段11は、立体視画像を作成するための元になる複数の画像を取得する。画
像表示手段12は、画像取得手段11が取得した複数の画像のうちのいずれか2つの画像
を左目で見るべき画像であるL画像と右目で見るべき画像であるR画像とし、この2つの
画像を所定の相対位置で重ね合せた重ね合せ画像を表示する。重ね合せ画像の表示方法は
2つあり、一番目の方法は、表示する画像を水平又は垂直の分割線51(図4参照)で2
つの領域に分割し、一方の領域にL画像を表示し、他方の領域にR画像を表示する。2番
目の方法は、分割線51で2つの領域に分けるのではなく、L画像とR画像で違う部分の
色又は明るさを変えて違う部分を強調した表示をする。
相対位置調整手段13は、画像表示手段12が表示する重ね合せ画像においてL画像と
R画像を重ね合せる位置を示す所定の相対位置を調整する。生成手段14は、L画像、R
画像、及び所定の相対位置から、レンチキュラーレンズシート23に印刷できる立体視画
像を生成する。また、生成手段14は、L画像、R画像、及び所定の相対位置を記録する
こともできる。このとき、画像取得手段11が3つ以上の画像を取得している場合は、L
画像とR画像の組み合わせも複数あるので、生成手段14は、複数の画像と、それらの所
定の相対位置を記録することになる。
生成手段14が生成する立体視画像の形式には次の形式がある。
(1)複数の画像データと相対位置。
(2)複数の画像データを相対位置で重ね合せた重ね合せ画像から得られる矩形で切り
抜いた複数の切り抜き画像。
相対位置があると各画像を印刷する位置が違うため、処理が難しくなるが、矩形で切り
抜けば、各画像を同じ形状にし、かつ相対位置を0にすることができるので、処理が簡単
になる。
(3)複数の画像データをレンチキュラーレンズシート23の凸レンズ82の大きさ、
特性に合わせて細分化した細分化画像。
(4)細分化画像を繋ぎ合わせて一つの画像にまとめた画像。
実施例1では、生成手段14は、(1)の複数の画像データと相対位置、又は(2)の
複数の切り抜き画像を生成する。また、(3)、(4)の形式のデータを立体視画像とし
て生成してもかまわない。
分割線移動手段15は、画像表示手段12が分割線51で2つの領域に分ける方法で重
ね合せ画像を表示するときに、分割線51の位置を移動する。画像選択手段16は、画像
取得手段11が取得した複数の画像の中から、画像表示手段12によって表示されるL画
像とR画像の組み合わせを選択する。
以上の構成の立体視画像生成装置10は、上記の各部における処理をソフトウェアプロ
グラムで実現し、その処理プログラムである立体視画像生成プログラムを記憶した立体視
画像印刷装置5により構成される。
また、立体視画像生成プログラムをパーソナルコンピュータなどの汎用のコンピュータ
にインストールし、このコンピュータのCPUにより立体視画像生成プログラムを実行さ
せることにより、このコンピュータを立体視画像生成装置10として機能させてもよい。
この場合は、立体視画像生成装置として機能するコンピュータは、立体視画像生成プログ
ラムを実行することにより、立体視画像を生成し、この立体視画像を印刷手段17として
機能するプリンタなどの印刷装置に送信して立体視画像をレンチキュラーレンズシート2
3に印刷する。
図2は、立体視画像印刷装置5の電気的構成を説明するための説明図である。実施例1
の立体視画像印刷装置5は、立体視画像を生成し印刷する機能の他に、パソコンなどから
の印刷機能、メモリカード43に格納された画像ファイルを直接印刷するダイレクト印刷
機能、コピー機能、スキャナー機能を有するSPC複合機として構成される。なお、図2
では、スキャナ機能とコピー機能を実現する回路、及びパソコン等に接続する場合に必要
となるインターフェース回路等は省略している。以下に、立体視画像印刷装置5の電気的
構成について、立体視画像を生成し印刷する機能を中心にして説明する。
立体視画像印刷装置5は、全体的な制御を司るメイン基板(図示略)を備える。このメ
イン基板には、CPU組み込みASIC(Application Specific IC)30、プログラム
ROM32、第1のSDRAM31、及び第2のSDRAM41が実装されている。
ASIC30は、CPU34、画像処理回路37、メモリカード入出力回路38、ヘッ
ド制御ユニット35、JPEG解凍/圧縮回路33が内蔵されており、それらはASIC
30上の内部バスで接続されている。また、この内部バスには、ASIC30に外付けさ
れるプログラムROM32、第1のSDRAM31、液晶モニタ44、及び操作パネル4
5が接続される。プログラムROM32には、立体視画像印刷装置5を制御する制御プロ
グラム及び立体視画像生成プログラムなどが記憶され、これらのプログラムはCPU34
により実行される。第1のSDRAM31には、これらのプログラムが実行して処理する
画像データや印刷データなどが一時的に記憶される。操作パネル45は、立体視画像印刷
装置5の利用者による操作指示を入力するための各種ボタンが備えられる。
メモリカード入出力回路38は、メモリカードスロット42にメモリカード43が装着
されたときのインターフェース回路として機能する。画像取得手段11は、メモリカード
43に格納された複数の画像ファイル内の画像データをメモリカード入出力回路38を介
して読み込む。
画像表示手段12は、読み込んだ複数の画像データのうちL画像とR画像として選択さ
れた2つの画像の重ね合せ画像を液晶モニタ44に表示する。液晶モニタ44には、タッ
チパネル(図示略)が備えられる。画像選択手段16、分割線移動手段15、相対位置調
整手段13は、利用者からの操作指示をタッチパネルを介して受け取り処理を行う。生成
手段14は、複数の画像データに関する情報及び相対位置を用いて、レンチキュラーレン
ズシート23に印刷できる立体視画像を生成する。
生成された立体視画像は、印刷手段17により処理されてレンチキュラーレンズシート
23に印刷される。まず、CPU34により、画像データの解像度をレンチキュラーレン
ズシート23に印刷できる解像度に変換する解像度変換処理が施される。
次に、画像処理回路37は、解像度変換処理が施された画像データを取り込み、色変換
、ハーフトーン処理、マイクロウィーブ処理などの画像処理を行う。また、生成手段14
が生成した画像を細分化した細分化画像の作成を行っていない場合は、細分化画像の作成
も行う。色変換処理は、RGBの多階調画像データから、CMYKの4色の多階調画像デ
ータに変換する処理である。ハーフトーン処理は、多階調データを面積階調データに変換
する処理である。マイクロウィーブ処理は、面積階調データの中の各画素データの並びを
、印刷時にプリンタヘッド39が効率的に動作でき、印刷された画質もよくなるように並
び替える処理である。第2のSDRAM41は、画像処理回路37に接続されており、画
像処理回路37における処理の前後の画像データや印刷データが一時的に格納される。
そして、この画像処理回路37において、マイクロウィーブ処理が施されたデータは、
ヘッド制御ユニット35に転送される。ヘッド制御ユニット35は、マイクロウィーブ処
理が施されたデータに基づいてプリンタヘッド39を駆動し、インク滴の吐出の有無や、
吐出するインク滴の量を制御する。これによって、メモリカード43に格納された複数の
画像ファイルから生成された立体視画像がレンチキュラーレンズシート23に印刷される
また、JPEG解凍/圧縮回路33は、JPEG形式の画像データの解凍及び圧縮を行
う。メモリカード43に格納された画像ファイルがJPEG形式の場合は、JPEG解凍
/圧縮回路33により、解凍された後に、立体視画像生成装置10や印刷手段17で処理
されることになる。また、生成手段14が立体視画像として画像データと相対位置をメモ
リカード43に記録する場合は、JPEG解凍/圧縮回路33によりJPEG形式に圧縮
された画像データが記録される。
ここで、立体視画像生成装置10と印刷手段17の動作概略を説明しておく。図3は、
立体視画像印刷装置が印刷する画像の例を説明するための説明図である。ER1、EL1
は、レンチキュラーレンズシート23を右方向から見たときの右目と左目の位置を示して
いる。ER2,EL2はレンチキュラーレンズーシート23を正面から見たときの右目と
左目の位置であり、ER3,EL3はレンチキュラーレンズシート23を左方向から見た
ときの右目と左目の位置である。レンチキュラーレンズシート23には、凸レンズ82の
中を6分割し短冊状の6個の細分化画像R1(x),L1(x),R2(x),L2(x
),R3(x),L3(x)(xは1又は2)が印刷されている。
このとき、凸レンズ82の効果で、ER1の眼の位置からはR1(x)の画像だけが見
える。同様に、EL1,ER2,EL2,ER3,EL3の眼の位置からは、それぞれL
1(x),R2(x),L2(x),R3(x),L3(x)の画像だけが見えるように
なる。すなわち、レンチキュラーレンズシート23を右方向から見たときの右目で見える
画像がR1(x)であり、左目で見える画像がL1(x)となる。正面から見たときには
、右目で見える画像がR2(x)になり、左目で見える画像がL2(x)になる。左方向
から見たときには、右目で見える画像がR3(x)になり、左目で見える画像がL3(x
)になる。R1(x)とL1(x)、R2(x)とL2(x)、R3(x)とL3(x)
の3つの画像の組み合わせが、それぞれ視差を持った画像になっていれば、右方向、正面
、左方向のそれぞれの位置から見た画像も立体的に見えることになる。また、右方向、正
面、左方向のそれぞれの位置から違う画像が見えることを利用して、見る角度によって画
像の内容を変えることもできる。
ここで、レンチキュラーレンズシート23の位置にある物体を、ER1,EL1,ER
2,EL2,ER3,EL3の位置にあるカメラで撮影した画像をそれぞれR1,L1,
R2,L2,R3,L3とする。立体視画像印刷装置5は、画像R1,L1,R2,L2
,R3,L3を取得し、これらの画像から短冊状の細分化画像R1(x),L1(x),
R2(x),L2(x)R3(x),L3(x)を作成する。印刷手段17は、作成され
た短冊状の細分化画像R1(x),L1(x),R2(x),L2(x)R3(x),L
3(x)を、レンチキュラーレンズシート23に印刷する。このようにしてレンチキュラ
ーレンズシート23を印刷すれば、レンチキュラーレンズシート23を右方向、正面、左
方向から見たとき、撮影された物体が立体的に見えるようになる。
しかし、これらの画像を撮影したカメラの位置が、正確にER1,EL1,ER2,E
L2,ER3,EL3の位置にない可能性がある。カメラの位置が正確でないと、右方向
、正面、左方向から見たときの、右目で見た画像と左目で見た画像の視差以外のずれが大
きくなり見苦しい画像になる。そのため、立体視画像生成装置10では、視差以外のずれ
を修正する位置合わせを行う。また、図3では、レンチキュラーレンズを6分割する例を
説明したが、レンチキュラーレンズの分割数は6分割に限らない。立体視画像生成装置1
0及び印刷手段17では、さまざまな分割数の立体視画像に対応することができる。
以下に立体視画像生成装置10により実行される各部の処理について、フローチャート
及び画面の例を用いて説明する。
図4と図5は、立体視画像生成装置10が液晶モニタ44(図2)に表示する画面の例
である。立体視画像生成装置10は、液晶モニタ44に図4及び図5で示した画面を描画
し、この画面を利用者に提示し、画面上に設けられた各種ボタンをタッチパネルで利用者
に操作させることにより、立体視画像を生成するためのパラメータを決定する。立体視画
像生成装置10が描画する画面は、ボタンを表示される画面上部にあるボタンエリア、立
体視画像の元になるL画像とR画像を重ね合せた重ね合せ画像が大きく表示される画面左
下にある表示エリア、及び画像取得サブルーチンが取得した画像が小さく一覧表示される
画面右下にあるガイド表示エリアの3つのエリアからなる。
ボタンエリアには、表示ボタン57、モードボタン58、印刷ボタン59、OKボタン
60、キャンセルボタン61、上下左右の方向を指示するカーソルキー63が描画される
。立体視画像生成装置10は、これらのボタンが押されたかどうかを、液晶モニタ44(
図2)に備えられたタッチパネルにより判別する。また、これらのボタンを別途用意した
キーボードやマウスで操作したり、これらのボタンの代わりに操作パネル45(図2)に
ボタンを設けても良い。
表示ボタン57は、立体視画像の表示モードを上下表示モード、左右表示モード、色変
化表示モードの順に変更するためのボタンである。表示ボタン57を押すたびに、表示モ
ードが上下表示モード、左右表示モード、色変化表示モードと順番に変更される。
上下表示モードは、水平方向の分割線51の上にL画像を、下にR画像を表示する。画
像取得手段11が2つよりも多い数の画像を取得している場合は、その中で選択された2
つの画像がL画像及びR画像となる。
図4が上下表示モードで画像を表示している例である。ガイド表示エリアには、取得し
た画像が小さく表示され、それぞれの画像の横に画像を一意に識別する画像番号が表示さ
れる。また、L画像、R画像として選択されている画像には、分割線51が引かれ、L画
像として選択されている画像の分割線51の下の部分とR画像として選択されている画像
の分割線51の上の部分が網掛け表示になる。表示エリアには、水平方向の分割線51、
分割線51の上に描画されたL画像、分割線51の下に描画されたR画像、L画像の画像
番号52、及びR画像の画像番号53が表示される。上下表示モードでは、分割線51が
水平方向であるので、水平方向のL画像とR画像の画像の違いが確認しやすくなる。
左右表示モードは、垂直方向の分割線51の左にL画像を、右にR画像を表示するモー
ドである。ガイド表示エリアのL画像とR画像には垂直方向の分割線51が引かれ、L画
像として選択されている画像の分割線51の右の部分とR画像として選択されている画像
の分割線51の左の部分が網掛け表示になる。表示エリアには、垂直方向の分割線51、
分割線51の左に描画されたL画像、分割線51の右に描画されたR画像、L画像の画像
番号、及びR画像の画像番号が表示される。左右表示モードでは、垂直方向の分割線51
を用いるので、L画像とR画像の垂直方向の画像の違いがわかりやすくなる。
立体視画像は、左目と右目の視差を利用して画像を立体的に見せるので、画像の中の立
体的に見える部分は、L画像とR画像で水平方向の違いとなって表れる。一方、L画像と
R画像の垂直方向の画像の違いは、作成された立体視画像が見にくくなる原因となるので
、L画像とR画像の垂直方向の画像の違いはないことが望ましい。上下表示モードと左右
表示モードを用いることにより、利用者は、L画像とR画像の水平方向と垂直方向の画像
の違いを確認することができるので、良好な立体視画像を作成することができる。
色変化表示モードは、L画像とR画像を合成し、L画像とR画像で違っている部分だけ
画像の色や明るさを変えて表示するモードである。図5が色変化モードで画像を表示して
いる例である。ガイド表示エリアには、取得した画像が小さく一覧表示される。表示エリ
アには、L画像とR画像を重ね合せたときに違いのある部分の色と明るさを変えた画像が
表示される。この表示モードにより、L画像とR画像の違いが画像全体を見ながら確認す
ることができる。
モードボタン58は、カーソルキー63で操作する対象を選択するボタンである。モー
ドボタン58を押すたびに、カーソルキー63で操作する対象を示すカーソルモードをな
し、画像番号、画像選択、相対位置、分割線の順に変更していく。カーソルモード=なし
は、カーソルキー63を押しても何もしないモードである。
カーソルモード=画像番号は、ガイド表示エリアに一覧表示されている画像につけられ
ている画像番号を変更するモードである。実施例1の立体視画像生成装置10は、画像番
号1から順にR画像、L画像という順で並んでいるものとして立体視画像を生成する。図
3の場合では、R1、L1,R2,L2,R3,L3の画像番号は、1,2,3,4,5
,6とならなければ、レンチキュラーレンズシート23に印刷された立体視画像の中の細
分化画像の順番が正しくならない。そのため、R画像とL画像の順番がずれているときは
、カーソルモード=画像番号として、カーソルキー63で画像番号1から順に指定してい
くことで画像番号を変更する。
カーソルモード=画像選択は、右下のガイド表示エリアの中の画像を選択し、表示エリ
アに表示するL画像とR画像を決定するモードである。カーソルキー63でL画像とR画
像を順に選択することで、L画像とR画像を決定する。
カーソルモード=相対位置は、L画像とR画像を重ね合せる相対位置を調整するモード
である。カーソルキー63を操作すると、最初に表示エリアに表示されている画像のうち
L画像の位置が移動する。L画像の位置を調整した後にOKボタン60を押すと、次は、
R画像の位置をカーソルキー63で移動できるようになる。利用者は、表示エリアに表示
された重ね合せ画像の重なり具合を確認しながらカーソルキー63を操作する。
カーソルモード=分割線は、分割線51の位置を調整するモードである。利用者は、分
割線51を動かし、画面各部の画像のつながり具合を確認することになる。
印刷ボタン59は、ボタン及びカーソルキー63で調整されたパラメータで取得した画
像から立体画像を生成し、生成した立体視画像をレンチキュラーレンズシート23に印刷
する。
図6は、立体視画像生成装置10の処理手順を説明するフローチャートである。立体視
画像生成装置の利用者が、操作パネル45(図2)の立体視印刷開始を指示するボタン(
図示略)である開始ボタンを押すと、立体視画像生成プログラムがCPU34(図2)に
より実行される。処理が開始されると、ステップS100にて、立体視画像を作成する元
になる画像ファイルを取得する画像取得サブルーチンが実行される。
図7は、画像取得サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。まず、ス
テップS200にて、画像取得手段11は、メモリカード43(図2)に格納されている
複数ある画像のファイル名を画像の大きさなどの画像情報を取得し、画像に画像番号を割
り振る。画像番号の割り振りは、画像ファイル名に数字が含まれている場合はその数字順
に割り振り、数字がない場合はファイル名を文字コード順にソートした順に割り当てる。
また、L1,L2,L3,R1,R2,R3などのようにL画像とR画像が識別できる
文字と順番を示す数字からなるファイル名を画像ファイルにつけておき、L画像とR画像
が識別できる文字と順番を示す数字から画像番号、すなわち、立体視画像の中の細分化画
像の順番を決めても良い。こうすれば、画像ファイルの順番及びL画像かR画像の識別を
正確に行うことができるようになる。また、画像ファイルが足りない場合などにエラー表
示を出すこともできるので、生成される立体視画像の間違いがなくなる。
この画像取得サブルーチンは、ステップS100の他に、実際に画像を描画する画像表
示サブルーチンなどでも呼び出される。画像を描画する場合、画像ファイル名が指定され
るので、その場合は、ステップS210にて、指定された画像ファイルの画素データも取
得する。
次に、ステップS102にて、立体視画像生成装置10の内部のパラメータを表示モー
ド=左右表示、カーソルモード=なし、R画像の画像番号=1、L画像の画像番号=2、
すべての画像の相対位置=(0,0)として初期化する。相対位置は、表示エリアに画像
を表示したときの画像の左下の座標で表す。すべての画像の相対位置=(0,0)とする
とすべての画像が表示エリアの同じ位置に表示されることになる。
このように、重ね合せる位置を示す相対位置をすべての画像の左下の座標で表現するの
で、図3の視点によって違う画像を見ることができる立体視画像の場合でも、視点間で画
像がずれないように、すべての画像の位置関係を考慮した相対位置の調整ができる。
また、2つの画像だけから生成される立体視画像や視点間の画像のずれが重要でない立
体視画像を生成する場合は、L画像とR画像の間の位置関係だけが重要になる。このよう
な場合は、L画像の左下の座標を基準としたときのR画像の左下の座標というように、L
又はR画像の特定の座標を基準点としたときの、他方の画像の特定の座標で相対位置を表
すこともできる。こうすれば、利用者に位置の調整をさせるときに立体視画像生成装置1
0が管理しなければならないパラメータが少なくなり、相対位置の調整処理が簡単になる
次に、ステップS104にて、表示ボタン57が押されたかどうかを調べる。表示ボタ
ン57が押されている場合は、ステップS106に進む。一方、表示ボタン57が押され
ていない場合は、ステップS110に進む。
ステップS106にて、表示モードを上下表示モード、左右表示モード、色変化表示モ
ードの順に変更する。ステップS108にて、画像表示サブルーチンを呼び出す。画像表
示手段12は、画像処理サブルーチンを実行することにより、液晶モニタ44(図2)に
表示する画面を描画する。
図8は、画像表示サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。ステップ
S300にて、表示モードが上下表示又は左右表示であるかどうかを調べる。表示モード
が上下表示又は左右表示の場合は、ステップS310に進む。一方、表示モードが上下表
示でなく、かつ左右表示でない場合は、表示モードが色変化表示モードであると判断し、
ステップS370に進む。
ステップS310にて、取得した画像を画像番号順にガイド表示エリアに縮小画像と画
像番号を描画する。ガイド表示エリアのスペースにすべて画像を描画できない場合は、L
画像とR画像に指定されている画像番号の画像を中心にして描画する。
次に、ステップS320にて、ガイド表示エリアに表示した画像のうちL画像に指定さ
れている画像に分割線51を描画する。そして、上下表示モードの場合は、分割線51よ
り下側の領域を網掛けにする。左右表示の場合は、分割線51より右側の領域を網掛けに
する。
ステップS330にて、ガイド表示エリアに表示した画像のうちR画像に指定されてい
る画像に分割線51を描画する。そして、上下表示モードの場合は、分割線51より上側
の領域を網掛けにする。左右表示の場合は、分割線51より左側の領域を網掛けにする。
ステップS340にて、表示エリアを分割線51により2つの領域に分ける。そして、
上下表示モードの場合は、分割線51により分けられた2つの領域のうち、分割線51よ
り上側にL画像に指定されている画像を描画する。L画像の描画は、まず。表示エリア内
で画像を表示する領域の左下を原点とし、L画像の相対位置として指定されている座標に
L画像の左下が来る位置にL画像を配置する。そして、この配置されたL画像の画素のう
ち、分割線51より上側の部分だけを実際に描画する。また、左右表示モードの場合は、
同じようにL画像を配置し、分割線51より左側にあるL画像の画素だけを描画する。そ
して、描画した画像の横に画像番号を表示する。
ステップS350にて、ステップS340と同じように表示エリアを分割線51により
2つの領域に分ける。そして、上下表示モードの場合は、分割線51により分けられた2
つの領域のうち、分割線51より下側にR画像に指定されている画像を描画する。R画像
の描画は、まず。表示エリア内で画像を表示する領域の左下を原点とし、R画像の相対位
置として指定されている座標にR画像の左下が来る位置にR画像を配置する。そして、こ
の配置されたR画像の画素のうち、分割線51より下側の部分だけを実際に描画する。ま
た、左右表示モードの場合は、同じようにR画像を配置し、分割線51より下側にあるR
画像の画素だけを描画する。そして、描画した画像の横に画像番号を表示する。このよう
に、分割線51よりも上又は左にL画像、下又は右にR画像が描画されるので、分割線5
1付近のL画像とR画像の違いがわかりやすくなる。
また、分割線51の付近だけ、ステップS340とステップS350の方法でL画像と
R画像を描画し、分割線51から遠い部分は、L画像とR画像を合成した画像を描画して
も良い。こうすれば、L画像とR画像を合成した立体視画像に近い画像が見ることができ
ると同時に、分割線51付近のL画像とR画像の違いを明確に確認することができる。
ステップS360にて、表示エリアに分割線51を描画する。
また、色変化表示モードの場合は、ステップS370以降の処理で表示エリアに画像を
描画する。ステップS370にて、表示エリアの画像を描画するエリアの左下を原点とし
、L画像とR画像をそれぞれの相対位置に従って配置して、L画像とR画像を重ね合せる
。そして、L画像とR画像の画素で違う部分を算出する。
ステップS380にて、L画像とR画像で画素が相違する部分だけ抜き出して色を反転
させた画像を作成する。この画像とL画像を合成した画像を表示エリアに描画する。色を
反転させた画像とL画像を合成は、まず、L画像を相対位置で表示エリアに描画し、次に
、色を反転させた画像をL画像の上に描画する方法で行う。
このようにして、画像表示サブルーチンの処理が終わると、ステップS104(図6)
に戻り、利用者による次の操作による処理を行う。
ステップS110にて、モードボタン58が押されたかどうかを調べる。モードボタン
58が押されていれば、ステップS112に進む。一方、モードボタン58が押されてい
なければ、ステップS116に進む。
ステップS112にて、カーソルモードをカーソルモードをなし、画像番号、画像選択
、相対位置の順に変更する。ステップS114にて、カーソルモードに対応する画像を点
滅させる。カーソルモードが画像番号の時は、ガイド表示エリアの画像番号が1の縮小画
像を点滅させる。カーソルモードが画像選択の場合は、ガイド表示エリアのL画像として
選択されている画像の縮小画像を点滅させる。カーソルモードが相対位置の場合は、表示
エリアのL画像が表示されている領域の外枠を点滅させる。
ステップS116にて、印刷ボタン59が押されたかどうかを調べる。印刷ボタン59
が押されていれば、ステップS118に進む。一方、印刷ボタン59が押されていなけれ
ば、ステップS120に進む。
ステップS118にて、生成手段14は、取得してある画像とそれぞれの画像の相対位
置から立体視画像を生成する。立体視画像の生成は、すべての画像を相対位置に従った位
置に配置した状態で、すべての画像を含む最も大きな矩形を決定し、その矩形ですべての
画像を切り抜いて行う。実施例1の立体視画像生成装置10は、このようにして切り抜か
れた複数の画像を立体視画像として生成する。また、切り抜く前の複数の画像と相対位置
をメモリカード43に記録しておくこともできる。
ステップS119にて、印刷手段17は、生成手段14が生成した立体視画像をレンチ
キュラーレンズシート23に印刷する。
ここで、印刷手段17による、立体視画像の印刷処理の詳細を説明する。図14は、レ
ンチキュラーレンズシート23と印刷時に凸レンズ82の間隔を測定する光学式センサ7
4の構造を説明するための説明図である。
実施例1のレンチキュラーレンズシート23は、インク吸収層70、インク透過層71
、及び凸レンズ82の3層構造になっている。このレンチキュラーレンズシート23では
、インク吸収層70のある面に印刷された画像を凸レンズ82のある面から見ることにな
る。
印刷時に、レンチキュラーレンズシート23を搬送する部分には、発光部73と光学式
センサ74が備えられる。レンチキュラーレンズシート23が搬送されるときに発光部7
3と光学式センサ74により、凸レンズ82の間隔を測定する。こうして測定された凸レ
ンズ82の間隔に基づいて、生成手段14が生成した複数の画像に対し解像度変換と細分
化を行い、複数の細分化画像を作成する。また、印刷はインク吸収層70のある面にする
ので、画像を左右反転させる処理も行う。
そして、複数の細分化画像に対して、色変換処理、ハーフトーン処理を行う。ハーフト
ーン処理を行ったデータに対してマイクロウィーブ処理を施し、ヘッド制御ユニット35
へ転送する。ヘッド制御ユニット35は、マイクロウィーブ処理が施されたデータに基づ
いてプリンタヘッド39を駆動し、インク滴の吐出の有無や、吐出するインク滴の量を制
御する。これによって、立体視画像がインク吸収層70に印刷される。
インク吸収層70に印刷された立体視画像は、インク透過層71を通して、凸レンズ8
2のある面から見ることができる。凸レンズ82のある面から見ることにより、視差を利
よした立体的が画像を鑑賞することができる。
また、印刷手段17は、凸レンズ82を持たない通常の印刷媒体に立体視画像を印刷し
ても良い。この場合は、通常の印刷媒体の上にレンチキュラーレンズを載せることで画像
を立体的に見ることができる。
ステップS120にて、カーソルキー63又はOKボタン60又はキャンセルボタン6
1が押されたかどうかを調べる。カーソルキー63又はOKボタン60又はキャンセルボ
タン61が押されていれば、ステップS122に進む。一方、カーソルキー63、OKボ
タン60、キャンセルボタン61のいずれも押されていなければ、ステップS124に進
む。
ステップS122にて、カーソルモード別の処理を行うカーソルモード処理サブルーチ
ンを実行する。また、各カーソルモードの処理が最初に呼ばれたときは、他の処理を行わ
ないようにするため、各カーソルモードの処理において、カーソルモード=なしになるま
で、表示ボタン57、モードボタン58、印刷ボタン59を無効にする。図9は、カーソ
ルモード処理サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。
ステップS400にて、カーソルモードが画像番号であるかどうかを調べる。カーソル
モードが画像番号であるならば、ステップS410に進み、画像番号サブルーチンを呼び
出して、カーソルモード=画像番号の処理を行う。一方、カーソルモードが画像番号でな
いときはステップS420に進む。
図10は、画像番号サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。画像番
号サブルーチンの処理が始まると、ステップS500にて、OKボタン60が押されたか
どうかを調べる。OKボタン60が押されたのであれば、ステップS510に進む。一方
、OKボタン60が押されていなければ、ステップS580に進む。
ステップS510にて、点滅表示されている画像、すなわち選択されている画像に画像
番号Nを割り当てる。Nは、最初にカーソルモードが画像番号になったときに1に初期化
される整数である。ステップS520にて、Nに1を足す。こうすることで、画像番号を
1から順に割り当てるようにする。
ステップS530にて、まだ画像番号の割り当てられていないガイド表示エリアの画像
を点滅表示にして選択中にする。ステップS540にて、Nが取得してある画像の数より
も大きいかどうかを調べる。Nが取得してある画像の数よりも大きければ、すべての画像
に対して画像番号の割り当てが終わったと判断してステップS550に進む。一方、Nが
取得してある画像の数以下である場合は、ステップS104(図6)に進み、画像番号の
割り当てを続ける。
ステップS550にて、カーソルモードをなしに変更する。ステップS560にて、画
像番号1,2をL画像とR画像とする。ステップS570にて、新しく割り当てられた画
像番号、L画像、R画像を用いて、画像表示サブルーチンを呼び出して画像を再描画する
ステップS580にて、カーソルキー63が押されたかどうかを調べる。カーソルキー
63が押されていれば、ステップS585に進む。一方、カーソルキー63が押されてい
ない場合、すなわちキャンセルキー61が押された場合は、ステップS590に進む。
ステップS585にて、カーソルキー63の操作にしたがって選択画像を変更する。選
択画像の選択は、現在の画像の点滅を終了し、カーソルキー63で示した画像を点滅表示
させることで行う。ステップS590にて、今まで割り当てられた画像番号をすべて元に
戻す。
ステップS420(図9)にて、カーソルモードが画像選択であるかどうかを調べる。
カーソルモードが画像選択である場合は、ステップS430に進み、画像選択サブルーチ
ンを呼び出して、L画像とR画像を選択する。一方、カーソルモードが画像選択でない場
合は、ステップS440に進む。
図11は、画像選択サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。画像選
択手段16は画像選択サブルーチンをCPU34で実行することにより、L画像とR画像
を選択する。画像選択サブルーチンの処理が始まると、ステップS600にて、OKボタ
ン60が押されたかどうかを調べる。OKボタン60が押されていれば、ステップS61
0に進む。一方、OKボタン60が押されていなければ、ステップS660に進む。
ステップS610にて、L画像選択中ならば、現在選択されている画像をL画像として
決定する。また、R画像選択中ならば、現在選択されている画像をR画像として決定する
。そして、L画像が決定された、すなわち、現在L画像選択中である場合は、R画像を選
択するR画像選択中に変更する。そして、ガイド表示エリアの選択画像の点滅を終了し、
まだ選択されていない画像を選択されている状態を示す点滅表示にする。
ステップS630にて、L画像とR画像が決定されたかどうか調べる。L画像とR画像
が決定されていれば、ステップS640に進む。一方、L画像とR画像が決定されていな
ければ、まだR画像選択中であると判断し、ステップS104(図6)に進み、R画像の
選択を続行する。
ステップS640にて、カーソルモードをなしに変更する。ステップS650にて、新
しく決定されたL画像とR画像を表示エリアに表示するために、画像表示サブルーチンを
呼び出す。
ステップS660にて、カーソルキー63が押されたかどうかを調べる。カーソルキー
63が押されていれば、ステップS670に進む。一方、カーソルキー63が押されてい
ない場合、すなわちキャンセルキー61が押された場合は、ステップS680に進む。
ステップS670にて、カーソルキー63の操作にしたがって選択画像を変更する。選
択画像の選択は、現在の画像の点滅を終了し、カーソルキー63で示した画像を点滅表示
させることで行う。ステップS680にて、今まで決定されたL画像を元に戻す。このよ
うに、OKボタン60、キャンセルボタン61、カーソルキー63が押されるたびに、画
像選択サブルーチンを繰り返し呼び出すことにより、L画像とR画像を決定していく。
ステップS440(図9)にて、カーソルモードが相対位置であるかどうかを調べる。
カーソルモードが相対位置である場合は、ステップS450に進み、相対位置調整サブル
ーチンを呼び出して、相対位置の調整を行う。一方、カーソルモードが相対位置でない場
合は、ステップS460に進む。
図12は、相対位置調整サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。相
対位置調整手段13は、相対位置調整サブルーチンをCPU34で実行することにより、
L画像とR画像を重ね合せる相対位置を調整する。
相対位置調整サブルーチンの処理が始まると、ステップS700にて、OKボタン60
が押されたかどうかを調べる。OKボタン60が押されていれば、ステップS710に進
む。一方、OKボタン60が押されていなければ、ステップS760に進む。
ステップS710にて、L画像移動中ならL画像の相対位置を決定し、R画像移動中な
らR画像の相対位置を決定する。カーソルモードが相対位置に変更されたときに、L画像
選択中に初期化されるので、最初にステップS710に来たときは、L画像の相対位置が
決定される。そして、ステップS720にて、R画像移動中に変更する。こうして、2回
目にステップS710が実行されるときにR画像の相対位置が決定されるようにする。
ステップS730にて、L画像とR画像の相対位置が決定されたかどうかを調べる。L
画像とR画像の相対位置が決定されていれば、ステップS740に進む。一方、L画像と
R画像の相対位置が決定されていなければ、ステップS104に戻り、相対位置の調整を
続行する。
ステップS740にて、カーソルモードをなしに変更する。ステップS750にて、画
像表示サブルーチンを呼び出して、新しく決定された相対位置で表示エリアの画像を再描
画する。
ステップS760にて、カーソルキー63が押されたかどうかを調べる。カーソルキー
63が押されていれば、ステップS770に進む。一方、カーソルキー63が押されてい
ない、すなわち、キャンセルボタン61が押されているときは、ステップS780に進む
ステップS770にて、カーソルキー63の操作に従って相対位置を移動させる。L画
像移動中ならL画像の相対位置が移動し、R画像移動中ならR画像の相対位置が移動する
ことになる。そして、ステップS750にて、表示エリアの画像を移動させた相対位置で
再描画する。こうして、利用者からは、カーソルキー63に従って表示エリアの画像が移
動するように見える。
ステップS780にて、決定されている相対位置を元に戻す。そして、ステップS74
0にて、カーソルモードをなしにし、ステップS750にて、元に戻した相対位置で表示
エリアの画像を再描画する。このように、OKボタン60、キャンセルボタン61、カー
ソルキー63が押されるたびに、相対位置調整サブルーチンが繰り返し呼び出され、L画
像とR画像の相対位置が調整されることになる。
ステップS460(図9)にて、カーソルモードが分割線であるかどうかを調べる。カ
ーソルモードが分割線である場合は、ステップS470に進み、分割線移動サブルーチン
を呼び出して、分割線の移動処理を行う。一方、カーソルモードが分割線でない場合、す
なわち、カーソルモードがなしの場合は、なにもせずにステップS104(図6)に戻る
図13は、分割線移動サブルーチンの処理手順を説明するフローチャートである。分割
線移動手段15は、分割線移動サブルーチンをCPU34で実行することにより、分割線
の移動処理を行う。
分割線移動サブルーチンの処理が始まると、ステップS800にて、OKボタン60が
押されたかどうかを調べる。OKボタン60が押されていれば、ステップS810に進む
。一方、OKボタン60が押されていなければ、ステップS840に進む。
ステップS810にて、分割線51の点滅を終了する。ステップS820にて、カーソ
ルモードをなしに変更する。ステップS830にて、画像表示サブルーチンを呼び出して
表示エリアの画像を再描画する。ステップS840にて、カーソルキー63が押されたか
どうかを調べる。カーソルキー63が押されていれば、ステップS850に進む。一方、
カーソルキー63が押されていなければ、キャンセルボタン61が押されたと判断し、ス
テップS860に進む。ステップS850にて、分割線51をカーソルキー63に従って
移動させる。そして、ステップS830にて、移動した分割線51を用いて表示エリアを
再描画する。
ステップS860にて、移動した分割線51を元の位置に戻す。そして、ステップS8
20にて、カーソルモードをなしにし、ステップS830にて、元に戻した分割線51の
位置で表示エリアを再描画する。このように、OKボタン60、キャンセルボタン61、
カーソルキー63が押されるたびに、分割線移動サブルーチンが繰り返し呼び出され、分
割線51の位置が変更されていく。
ステップS124(図6)にて、操作パネル45(図2)に備えられた立体視印刷の終
了を指示するボタン(図示略)である終了ボタンが押されたかどうかを調べる。終了ボタ
ンが押されていれば、立体視画像の生成処理を終了する。一方、終了ボタンが押されてい
なければ、ステップS104に戻り、処理を続行する。このようにして、複数の画像につ
いて、相対位置の調整、立体視画像の生成、及び印刷を実行する。
このように実施例1の立体視画像生成装置10では、分割線で表示エリアを分割し、一
方の領域にL画像を、もう一方の領域にR画像を表示するので、L画像とR画像の差がわ
かりやすくなり、立体視画像を作成するときの位置の調整が簡単にできる。また、領域毎
に表示する画像を分けているので、画像合成のような負荷の大きい処理をしなくても良い
。そのため、SPC複合機に内蔵されているような汎用コンピュータと比べて処理能力の
低いCPUでも処理速度が遅くならない。また、立体視画像生成装置10をSPC複合機
の中に組み込んだ立体視画像印刷装置5として構成することにより、利用者はメモリカー
ド43に格納されている画像ファイルを直接レンズキュラーレンズシート23に印刷して
立体視画像を鑑賞することができるようになる。
以下、前記実施例1の立体視画像印刷装置に関する変形例を記載する。
(変形例1)
図4及び図5のボタンエリアに保存ボタンと読込みボタンを追加する。保存ボタンが押
されたときは、生成手段14は、立体視画像として取得してある複数の画像と相対位置を
メモリカードに記録する。読込みボタンが押されたときは、印刷手段17は、メモリカー
ドに記録されている複数の画像と相対位置を読込み、その後、ステップS118とステッ
プS119の処理を行ってレンチキュラーレンズシート23に印刷する。こうすれば、レ
ンチキュラーレンズシート23への印刷をいつでも行うことができるようになる。
(変形例2)
実施例1の立体視画像生成プログラムをパーソナルコンピュータなどの汎用のコンピュ
ータにインストールし、このコンピュータのCPUにより立体視画像生成プログラムを実
行させることにより、このコンピュータを立体視画像生成装置10として機能させても良
い。このコンピュータ(図示なし)は、CPU,ROM,RAM,ハードディスク、イン
ターフェース等を備え、キーボード、マウス、ディスプレイ等と接続された一般的な計算
機である。また、インターフェースには、メモリカードスロットが接続され、CPUによ
り、メモリカードスロットに挿入された立体視画像を生成する元になる複数の画像が格納
されたメモリカードのデータを読むことができる。
立体視画像生成装置10は、コンピュータに接続されたディスプレイに図4及び図5で
示した画面を描画し、この画面を利用者に提示し、画面上に設けられた各種ボタンを利用
者にマウスで押させることにより、立体視画像を生成するためのパラメータを決定する。
以下、立体視画像生成プログラムをSPC複合機で実行させる場合と処理手順が変わる
箇所を中心に説明する。
ステップS120にて、OKボタン60、キャンセルボタン61、カーソルキー63、
ガイド表示エリアの縮小画像がマウスでクリックされたかどうかを調べる。また、表示エ
リアの分割線51がドラッグされているかをも調べる。
画像番号サブルーチン(図10)及び画像選択サブルーチン(図11)において、カー
ソルキー63がクリックされたかどうかを調べる処理(図10のステップS580、図1
1のステップS660)では、カーソルキー63又はガイド表示エリアの縮小画像がマウ
スでクリックされたかどうかを調べる。カーソルキー63又はガイド表示エリアの縮小画
像がマウスでクリックされた場合は、選択画像を変更する処理(図10のステップS58
5、図11のステップS670)を実行する。ガイド表示エリアの縮小画像がマウスでク
リックされた場合は、マウスでクリックされた画像を選択画像とする。
分割線移動サブルーチン(図13)において、ステップS840にて、カーソルキー6
3がクリックされたか、又は分割線がドラッグされているかを調べる。カーソルキー63
がクリックされた場合、又は分割線がドラッグされている場合は、ステップS850に進
み、カーソルキー63で指示された方向、又はマウスでドラッグされた位置に分割線51
を移動する。
ステップS119(図6)にて、生成した立体視画像を印刷手段17としてのプリンタ
に送信して印刷する。
このようにすれば、コンピュータに接続されたマウスで操作することができるので、立
体視画像の生成がより簡単になる。
立体視画像生成装置及び立体視画像印刷装置の構成概略を説明するための説明図。 立体視画像印刷装置の電気的構成を説明するための説明図。 立体視画像印刷装置が印刷する画像の例を説明するための説明図。 分割線を用いて左右の視差を表示する場合の例を説明する説明図。 色または明るさの変化で左右の視差を表示する場合の例を説明する説明図。 立体視画像印刷装置の処理手順を説明するフローチャート。 画像取得サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 画像表示サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 カーソルモード処理サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 画像番号サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 画像選択サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 相対位置調整サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 分割線移動サブルーチンの処理手順を説明するフローチャート。 レンチキュラーレンズシートに立体視画像を印刷する印刷処理を説明するための説明図。 レンチキュラーレンズシートによる立体視画像を説明するための説明図。
符号の説明
5…立体視画像印刷装置、10…立体視画像生成装置、11…画像取得手段、12…画
像表示手段、13…相対位置調整手段、14…生成手段、15…分割線移動手段、16…
画像選択手段、17…印刷手段、23…レンチキュラーレンズシート、31…第1のSD
RAM、32…プログラムROM、33…JPEG解凍/圧縮回路、34…CPU、35
…ヘッド制御ユニット、37…画像処理回路、38…メモリカード入出力回路、39…プ
リンタヘッド、41…第1のSDRAM、42…メモリカードスロット、43…メモリカ
ード、44…液晶モニタ、45…操作パネル、57…表示ボタン、58…モードボタン、
59…印刷ボタン、60…OKボタン、61…キャンセルボタン、63…カーソルキー、
70…インク吸収層、71…インク透過層、73…発光部、74…光学式センサ。82…
凸レンズ。

Claims (10)

  1. 左目用の画像であるL画像と右目用の画像であるR画像に基づいて立体視画像を生成す
    る立体視画像生成装置であって、
    前記L画像と前記R画像を取得する画像取得手段と、
    前記L画像と前記R画像を所定の相対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像を表示
    する画像表示手段と、
    前記所定の相対位置を調整する相対位置調整手段と、
    前記L画像、前記R画像、および前記所定の相対位置に基づいて前記立体視画像を生成
    する生成手段とを備え、
    前記画像表示手段は、前記重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で第1の領域と第2
    の領域に分割し、当該分割線よりも当該第1の領域側では前記L画像を表示し、当該分割
    線よりも当該第2の領域側では前記R画像を表示する画像を前記重ね合せ画像として表示
    することを特徴とする立体視画像生成装置。
  2. 左目用の画像であるL画像と右目用の画像であるR画像に基づいて立体視画像を生成す
    る立体視画像生成装置であって、
    前記L画像と前記R画像を取得する画像取得手段と、
    前記L画像と前記R画像を所定の相対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像を表示
    する画像表示手段と、
    前記所定の相対位置を調整する相対位置調整手段と、
    前記L画像、前記R画像、および前記所定の相対位置に基づいて前記立体視画像を生成
    する生成手段とを備え、
    前記画像表示手段は、前記L画像と前記R画像を前記所定の相対位置で重ね合せたとき
    に前記L画像と前記R画像とで相違する箇所の色または明るさを変えて表示することを特
    徴とする立体視画像生成装置。
  3. 請求項1に記載の立体視画像生成装置であって、
    前記分割線の位置を移動させる分割線移動手段をさらに備えることを特徴とする立体視
    画像生成装置。
  4. 請求項1に記載の立体視画像生成装置であって、
    前記画像表示手段は、略水平方向の前記分割線で、前記重ね合せ画像を表示する前記エ
    リアを前記第1の領域と前記第2の領域に分割することを特徴とする立体視画像生成装置
  5. 請求項1又は2に記載の立体視画像生成装置であって、
    複数の画像のうちの2つの画像を前記L画像および前記R画像として選択する画像選択
    手段をさらに備え、
    前記画像取得手段は、前記複数の画像を取得し、
    前記画像表示手段は、前記画像選択手段が選択した前記L画像および前記R画像を重ね
    合せた前記重ね合せ画像を表示することを特徴とする立体視画像生成装置。
  6. 請求項1又は2に記載の立体視画像生成装置であって、
    前記生成手段は、前記L画像、前記R画像、及び前記所定の位置を記録することを特徴
    とする立体視画像生成装置。
  7. 左目用の画像であるL画像と右目用の画像であるR画像を取得する画像取得ステップと

    前記L画像と前記R画像を所定の相対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像を表示
    する画像表示ステップと、
    前記所定の相対位置を調整する相対位置調整ステップと、
    前記L画像、前記R画像、および前記所定の相対位置に基づいて前記立体視画像を生成
    する立体視画像生成ステップとを備え、
    前記画像表示ステップは、前記重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で第1の領域と
    第2の領域に分割し、当該分割線よりも当該第1の領域側では前記L画像を表示し、当該
    分割線よりも当該第2の領域側では前記R画像を表示する画像を前記重ね合せ画像として
    表示することを特徴とする立体視画像生成方法。
  8. 左目用の画像であるL画像と右目用の画像であるR画像を取得する画像取得ステップと

    前記L画像と前記R画像を所定の相対位置で重ね合せた画像である重ね合せ画像を表示
    する画像表示ステップと、
    前記所定の相対位置を調整する相対位置調整ステップと、
    前記L画像、前記R画像、および前記所定の相対位置に基づいて前記立体視画像を生成
    する立体視画像生成ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記画像表示ステップは、前記重ね合せ画像を表示するエリアを分割線で第1の領域と
    第2の領域に分割し、当該分割線よりも当該第1の領域側では前記L画像を表示し、当該
    分割線よりも当該第2の領域側では前記R画像を表示する画像を前記重ね合せ画像として
    表示することを特徴とする立体視画像生成プログラム。
  9. 請求項8に記載の立体視画像生成装置プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  10. 請求項1又は2に記載の立体視画像印刷装置と、
    前記立体視画像を印刷する印刷手段とを備えた立体視画像印刷装置。
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