JP2009116737A - 情報検索装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力文字列やデータベースの登録文字列が、特殊な記号や文字等を含む場合であっても、ユーザーの希望するデータをデータベースから抽出することが可能な情報検索装置を提供する。
【解決手段】文字を入力する入力操作部14と、文字列データとともに施設データが格納されている施設データ記憶部13と、入力操作部14に入力された文字列と施設データ記憶部13内の文字列データを比較して抽出する検索制御部44を設ける。各文字を属性毎に類別文字群として予めグループ分けしておき、検索制御部44は、入力文字列中の文字を予めグループ分けされた類別文字群のすべての構成文字に変換して、データの照合と抽出を行う。
【選択図】図1
【解決手段】文字を入力する入力操作部14と、文字列データとともに施設データが格納されている施設データ記憶部13と、入力操作部14に入力された文字列と施設データ記憶部13内の文字列データを比較して抽出する検索制御部44を設ける。各文字を属性毎に類別文字群として予めグループ分けしておき、検索制御部44は、入力文字列中の文字を予めグループ分けされた類別文字群のすべての構成文字に変換して、データの照合と抽出を行う。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両のナビゲーション装置等に用いられる情報検索装置に関するものである。
車両のナビゲーション装置に用いられる情報検索装置として、ユーザーが入力した文字列と、データベースに格納されている文字列データを照合し、合致する文字列データを表示装置に出力するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の情報検索装置は、データベースから抽出された文字列データのうちの共通文字列を判定し、そこで取得した共通文字列を省いて抽出した候補データを出力手段に出力するようになっている。この情報検索装置によれば、不要な共通文字列が省略されるため、出力手段に出力された候補データの中から検索目的データを容易に探し出すことが可能になる。
特開2007−94937
特許文献1に記載の情報検索装置は、データベースから抽出された文字列データのうちの共通文字列を判定し、そこで取得した共通文字列を省いて抽出した候補データを出力手段に出力するようになっている。この情報検索装置によれば、不要な共通文字列が省略されるため、出力手段に出力された候補データの中から検索目的データを容易に探し出すことが可能になる。
しかし、この従来の情報検索装置においては、データ抽出の後のユーザーによる候補の絞り込みが容易になるものの、前提としてユーザーがデータベース内の文字列データと合致する文字列を正確に入力しなければ正確な候補データを出力することができない。すなわち、例えば、施設情報をデータベースから取得する場合に、施設の名称にアルファベットや、特殊な記号(「$」,「スペース」,「&」等)、一連の特殊文字列(「and」,「with」等)等が含まれている場合、ユーザーの入力する文字列とデータベースに登録されている文字列データが合致せずに、候補として出力手段に表示されない可能性がある。
具体的には、例えば、「ON and out burger」という施設名があったときに、ユーザーによる入力やデータベースのデータ登録は、「ON-N-OUT burger」や「ON_N_OUT burger」「ON and out burger」等の異なる文字列で行われる可能性があり、この場合、入力文字列とデータベースの登録文字列が合致しなければ、候補として出力表示されることがない。
具体的には、例えば、「ON and out burger」という施設名があったときに、ユーザーによる入力やデータベースのデータ登録は、「ON-N-OUT burger」や「ON_N_OUT burger」「ON and out burger」等の異なる文字列で行われる可能性があり、この場合、入力文字列とデータベースの登録文字列が合致しなければ、候補として出力表示されることがない。
そこで、この発明は、入力文字列やデータベースの登録文字列が、特殊な記号や文字等を含む場合であっても、ユーザーの希望するデータをデータベースから抽出することが可能な情報検索装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、ユーザーによる文字入力が可能な文字入力手段(例えば、後述の実施形態における入力操作部14)と、複数データを格納するデータベース(例えば、後述の実施形態における施設データ記憶部13)を有し、前記文字入力手段に入力された文字列と前記データベースに登録してある文字列とを照合して、合致する文字を含むデータを前記データベースから抽出する情報抽出手段(例えば、後述の実施形態における検索制御部44および施設データ記憶部13)と、この情報抽出手段で抽出した結果を表示する表示手段と、を備えた情報検索装置において、各文字を属性毎に類別文字群として予めグループ分けしておき、前記情報抽出手段は、文字列中の文字を予めグループ分けされた類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、情報抽出手段が文字列中の文字を類別文字群として扱うため、構成文字が僅かに異なるデータがデータベースからの抽出時に除外される可能性が少なくなる。
これにより、情報抽出手段が文字列中の文字を類別文字群として扱うため、構成文字が僅かに異なるデータがデータベースからの抽出時に除外される可能性が少なくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報検索装置において、前記情報抽出手段は、前記文字入力手段から入力された文字列と、前記データベースに登録される文字列のうちの、少なくともいずれか一方の文字列に対し、文字列に含まれる文字を前記類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、文字入力手段から入力された文字列に含まれる文字を類別文字群として扱う場合には、対象となる類別文字群に含まれる総ての文字に変換し、そのすべの変換文字に対してOR検索を行うことにより、ユーザーの希望に対応するデータが検索結果から除外されなくなる。また、データベースに登録される文字列に含まれる文字を類別文字群として扱う場合には、類別文字群として扱われる文字を含む文字列をデータベースに登録するときに、その登録文字列データに、対象となる文字に対応した類別文字群に含まれる総ての文字の情報を重複させて持たせておくことにより、ユーザーの希望に対応するデータが検索結果から除外されなくなる。
これにより、文字入力手段から入力された文字列に含まれる文字を類別文字群として扱う場合には、対象となる類別文字群に含まれる総ての文字に変換し、そのすべの変換文字に対してOR検索を行うことにより、ユーザーの希望に対応するデータが検索結果から除外されなくなる。また、データベースに登録される文字列に含まれる文字を類別文字群として扱う場合には、類別文字群として扱われる文字を含む文字列をデータベースに登録するときに、その登録文字列データに、対象となる文字に対応した類別文字群に含まれる総ての文字の情報を重複させて持たせておくことにより、ユーザーの希望に対応するデータが検索結果から除外されなくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報検索装置において、前記情報抽出手段は、予め決められた特殊記号を、1文字単位の照合を行わずにスキップする特殊類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、例えば、「♯」やスペース等の記号が入力文字に含まれるか否かのみにより、ユーザーの希望するデータが検索結果から除外されることがなくなる。
これにより、例えば、「♯」やスペース等の記号が入力文字に含まれるか否かのみにより、ユーザーの希望するデータが検索結果から除外されることがなくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報検索装置において、前記情報抽出手段は、前記特殊文字である予め決められた一連の文字を、照合を行う1単位の類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、例えば、「and」,「-N-」等の一連の文字が総て「&」と同グループの1単位の類別文字群として扱われるようになる。
これにより、例えば、「and」,「-N-」等の一連の文字が総て「&」と同グループの1単位の類別文字群として扱われるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報検索装置において、前記情報抽出手段は、形状類似の文字、同義、若しくは、類義の文字および文字列を同グループの類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、例えば、「A」等の標準文字とウムラウト等のダイアクリティカルマークを含む形状の類似した文字とが総て同グループの類別文字群として扱われるようになるとともに、「Dollar」と「$」、「One」と「1」等もそれぞれ同グループの類別文字群として扱われるようになる。
これにより、例えば、「A」等の標準文字とウムラウト等のダイアクリティカルマークを含む形状の類似した文字とが総て同グループの類別文字群として扱われるようになるとともに、「Dollar」と「$」、「One」と「1」等もそれぞれ同グループの類別文字群として扱われるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報検索装置において、前記情報抽出手段は、予め決められた特殊記号を、1文字単位の照合を行わずにスキップする特殊類別文字群として扱った後に、前記予め決められた特殊記号を、後続文字と結合して、その後続文字と同グループの類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、前段の処理によって、例えば、「♯」やスペース等の記号が入力文字に含まれるか否かのみによって抽出対象から除外されなくなり、さらに、後段の処理によって「♯」やスペース等の記号の後の文字を抽出する際に、その文字の前に「♯」やスペース等の記号があるものとないものとを抽出対象とすることが可能になる。
これにより、前段の処理によって、例えば、「♯」やスペース等の記号が入力文字に含まれるか否かのみによって抽出対象から除外されなくなり、さらに、後段の処理によって「♯」やスペース等の記号の後の文字を抽出する際に、その文字の前に「♯」やスペース等の記号があるものとないものとを抽出対象とすることが可能になる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報検索装置において、前記情報抽出手段は、予め決められた一連の文字を、照合を行う1単位の連文字類別文字群として扱い、文字列中の文字が前記特殊類別文字群の記号であっても、前後の文字と予め決められた一連の文字をなすときには、後続文字と同グループの類別文字群として扱わず、前記連文字類別文字群として扱うことを特徴とする。
これにより、例えば、「-N-」や「w/」等の一連の文字から成る文字がそれぞれ1単位の連文字類別文字群として扱われるようになるとともに、これらの一連の文字が特殊類別文字群に属する「-」や「/」を含んでいても、「-」や「/」が前後の「N」,「w」と同グレープの類別文字群として扱われなくなる。つまり、連文字から成る文字としての扱いが優先されることになる。
これにより、例えば、「-N-」や「w/」等の一連の文字から成る文字がそれぞれ1単位の連文字類別文字群として扱われるようになるとともに、これらの一連の文字が特殊類別文字群に属する「-」や「/」を含んでいても、「-」や「/」が前後の「N」,「w」と同グレープの類別文字群として扱われなくなる。つまり、連文字から成る文字としての扱いが優先されることになる。
請求項1に記載の発明によれば、文字列中に特殊な記号や文字等を含む場合であっても、情報抽出手段が、その特殊文字を予めグループ分けされた類別文字群として扱うので、ユーザーがいずれの文字を選択して入力したとしても、ユーザーの希望するデータを除外することなく常にデータベースから確実に抽出することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態は、この発明に係る情報検索装置を車両のナビゲーション装置10に適用したものである。
ナビゲーション装置10は、図1に示すように、現在位置検出部11と、地図データ記憶部12と、施設データ記憶部13と、入力操作部14(文字入力手段)と、ECU15と、出力部16とを備えている。
この実施形態は、この発明に係る情報検索装置を車両のナビゲーション装置10に適用したものである。
ナビゲーション装置10は、図1に示すように、現在位置検出部11と、地図データ記憶部12と、施設データ記憶部13と、入力操作部14(文字入力手段)と、ECU15と、出力部16とを備えている。
現在位置検出部11は、人工衛星を利用して車両の位置を測定するためのGPS(Global Positioning System)信号や、適宜の基地局を利用してGPS信号の誤差を補正するD(Differential)GPS信号等の測位信号を受信する測位信号受信部21と、水平面内での自車両の向きや鉛直方向に対する傾斜角度(例えば、車両の前後方向軸の鉛直方向に対する傾斜角度や車両重心の上下方向軸回りの回転角であるヨー角等)および傾斜角度の変化量(例えば、ヨーレート等)を検出するジャイロセンサ22と、車両の速度(車速)を検出する車速センサ23と、を備え、受信した測位信号によって、あるいは、車速やヨーレート等の検出信号に基づく自律航法の算出処理によって、車両の現在位置を算出するようになっている。
地図データ記憶部12は、出力部16の表示装置(表示手段)51の画面51a(図2参照)上において地図を表示するための地図データと、道路の接続状態および形状等の情報からなる道路データとを格納している。
地図データは、例えば、地形図のデータと、各種の施設および街区および湖沼等に対応したポリゴンのデータと、各ポリゴンに対応付けられた施設名および地名等の文字のデータと、各種の記号のデータとを含んでいる。
道路データは、例えば、ノード(つまり、道路形状を把握するための座標点)および各ノード間を結ぶ線であるリンクと、各リンクの距離と、道路の種別や幅員、交差角度、形状等のデータを含んでいる。
地図データは、例えば、地形図のデータと、各種の施設および街区および湖沼等に対応したポリゴンのデータと、各ポリゴンに対応付けられた施設名および地名等の文字のデータと、各種の記号のデータとを含んでいる。
道路データは、例えば、ノード(つまり、道路形状を把握するための座標点)および各ノード間を結ぶ線であるリンクと、各リンクの距離と、道路の種別や幅員、交差角度、形状等のデータを含んでいる。
施設データ記憶部13は、POI(Point Of Interest)データとして、各種の施設の施設名の文字列データと、各施設名に対応付けられた施設位置(例えば、施設に具備される駐車場の座標、施設の入り口の座標等)と、各施設名に対応付けられた電話番号等のデータを格納している。この実施形態においては、施設データ記憶部13がこの発明におけるテータベースを構成している。なお、この発明におけるデータベースは施設データ記憶部13に限らず、他の種々のデータベースであっても良いが、以下では施設データ記憶部13の検索を例にして詳細に説明するものとする。
入力操作部14は、図2〜図4に示すように、表示装置51の下方に配置され、操作パネルの手前側前方に突出する回動操作子31とスライド操作子32とを備えている。
回動操作子31は、略円筒状に形成され、軸線P回り(例えば、図3に示す矢印R方向)に回転操作可能とされている。
スライド操作子32は略円柱状に形成され、回動操作子31の上部に回動操作子31と同軸に配置され、軸線P方向および軸線Pに直交する任意の方向(例えば、図3に示す矢印X,Y方向)に変位可能とされている。スライド操作子32の頭部32aは、回動操作子31の上部の開口31aから上方に突出し、操作者の指先によって操作荷重が加えられるようになっている。
回動操作子31は、略円筒状に形成され、軸線P回り(例えば、図3に示す矢印R方向)に回転操作可能とされている。
スライド操作子32は略円柱状に形成され、回動操作子31の上部に回動操作子31と同軸に配置され、軸線P方向および軸線Pに直交する任意の方向(例えば、図3に示す矢印X,Y方向)に変位可能とされている。スライド操作子32の頭部32aは、回動操作子31の上部の開口31aから上方に突出し、操作者の指先によって操作荷重が加えられるようになっている。
スライド操作子32は、軸線P方向と軸線Pに直交する方向について、それぞれ基準位置が設定され、操作者からの入力操作が無い場合に、図示しない復帰機構を介して自動的に基準位置に戻されるようになっている。
また、入力操作部14は、回動操作子31の回転角度と回転速度を検出するエンコーダ等の図示しない回転センサと、スライド操作子32の変位を検出する図示しない変位センサを備え、各センサから出力される検出値の信号が図1に示すECU15に入力されるようになっている。ここで、ECU15に入力された信号は、例えば、表示装置51の画面に出力される矢印や選択ボタン、確定ボタン等の操作や、入力文字の選択や確定等に用いられる。
なお、入力操作部14は、ここで説明したものに限らず、例えば、表示画面を指先でタッチすることによって選択や確定操作等を行う、いわゆるタッチパネル式のものであっても良い。
また、入力操作部14は、回動操作子31の回転角度と回転速度を検出するエンコーダ等の図示しない回転センサと、スライド操作子32の変位を検出する図示しない変位センサを備え、各センサから出力される検出値の信号が図1に示すECU15に入力されるようになっている。ここで、ECU15に入力された信号は、例えば、表示装置51の画面に出力される矢印や選択ボタン、確定ボタン等の操作や、入力文字の選択や確定等に用いられる。
なお、入力操作部14は、ここで説明したものに限らず、例えば、表示画面を指先でタッチすることによって選択や確定操作等を行う、いわゆるタッチパネル式のものであっても良い。
ECU15は、図1に示すように、記憶部41と、ナビゲーション処理部42と、出力制御部43と、検索制御部44と、を主として備えている。
記憶部41は、現在位置検出部11から出力される現在位置情報や、操作者による入力操作部14の操作によって入力された目的地情報等を記憶する。
ナビゲーション処理部42は、例えば、地図データ記憶部12から取得する道路データに対して、現在位置検出部11から出力される現在位置に基づいてマップマッチングを行うと共に、入力操作部14の操作によって入力された目的地に対して経路探索や経路誘導等の処理を実行し、出力部16の表示装置51やスピーカ52の動作を指示するための制御指令を出力する。
出力制御部43は、例えば、ナビゲーション処理部42や検索制御部44から出力される制御指令や、入力操作部14の操作に応じて、出力部16の表示装置51やスピーカ52を制御する。
検索制御部44は、例えば、施設データ記憶部13に記憶されているPOI(Point Of Interest)データを検索する際に、入力操作部14から入力された文字列と、施設データ記憶部13に記憶されているPOIの文字列データとを照合し、合致する文字を含むPOIデータを抽出する制御を主に実行する。ここでの、文字列の照合と抽出は、基本は入力文字列の先頭文字から一文字ずつPOIの文字列データと比較し、それによって抽出データ数を絞り込む。そして、この検出制御部44で抽出されたPOIデータは、出力制御部43を介して表示装置51に出力される。
ただし、この検出制御部44では、入力文字を、文字の属性毎のグループに予め類別した類別文字群として処理する文字群処理手段45を備えている。なお、この実施形態においては、文字群処理手段45を含む検出制御部44と、データベースである施設データ記憶部13とがこの発明における情報抽出手段を構成している。
ただし、この検出制御部44では、入力文字を、文字の属性毎のグループに予め類別した類別文字群として処理する文字群処理手段45を備えている。なお、この実施形態においては、文字群処理手段45を含む検出制御部44と、データベースである施設データ記憶部13とがこの発明における情報抽出手段を構成している。
図5は、予めグループ分けされる類別文字群の一例である。
各類別文字群の意味は以下の通りである。
(1)特殊類別文字群
文字列中では多くの場合意味を持たない、スペースや特殊記号(♯,%,−)。なお、以下では、スペースも特殊記号の一つであるものとして説明する。
(2)形状類似類別文字群
標準文字(A,a)と、それにウムラウト等のダイアクリティカルマークが付加されたもの等から成る文字群。
(3)同義・類義類別文字群(連文字類別文字群)
同義の文字や連文字から成る文字群。類義の文字や連文字から成る文字群。ここに示した例の場合、連文字を含むため、連文字類別文字群であるとも言える。
(4)標準文字類別文字群
標準文字(A,a)と、標準文字の前に特殊記号が続く連文字から成る文字群。
各類別文字群の意味は以下の通りである。
(1)特殊類別文字群
文字列中では多くの場合意味を持たない、スペースや特殊記号(♯,%,−)。なお、以下では、スペースも特殊記号の一つであるものとして説明する。
(2)形状類似類別文字群
標準文字(A,a)と、それにウムラウト等のダイアクリティカルマークが付加されたもの等から成る文字群。
(3)同義・類義類別文字群(連文字類別文字群)
同義の文字や連文字から成る文字群。類義の文字や連文字から成る文字群。ここに示した例の場合、連文字を含むため、連文字類別文字群であるとも言える。
(4)標準文字類別文字群
標準文字(A,a)と、標準文字の前に特殊記号が続く連文字から成る文字群。
このような各文字群は、予め記憶部41等に記憶されており、入力操作部16の操作によって文字列が入力されると、その文字列の文字がいずれの類別文字群に属するかどうかを文字群処理手段45が判定し、属する類別文字群に応じて以下の処理を行う。
<特殊類別文字群の場合>
特殊記号については1文字単位の照合を行わず、次の文字照合にスキップする。
<特殊類別文字群以外の類別文字群の場合>
入力文字の属する文字群のすべての文字に一旦変換し、すべての変換文字について照合を行う。
<特殊類別文字群の場合>
特殊記号については1文字単位の照合を行わず、次の文字照合にスキップする。
<特殊類別文字群以外の類別文字群の場合>
入力文字の属する文字群のすべての文字に一旦変換し、すべての変換文字について照合を行う。
図6は、入力文字列の文字の照合・抽出手順の一例を示すフローチャートである。
このフローチャートに示す手順について説明すると、ステップS101では、入力文字列を読み込み、次のステップS102では、最初の文字が特殊類別文字群に属するものであるかどうかを判定し、特殊類別文字群に属する場合には、ステップS103に進み、属さない場合には、ステップS104へと進む。
ステップS103では、最初の文字が特殊記号であることから照合を行わずに照合対象を次の文字にスキップしてステップS104へと進む。
ステップS104では、前後の文字列と結合して連文字類別文字群に属する文字となるかどうかを判定し、属する文字となる場合には、ステップS105に進み、属する文字とならない場合には、ステップS106へと進む。
ステップS105では、その連文字類別文字群に属するすべての文字に一旦変換し、次のステップS107で、変換したすべての文字に対して施設データ記憶部13に記憶されているPOIの文字列データと照合する。
また、ステップS106では、対称とする文字を、その文字が属する類別文字群のすべての文字に一旦変換し、次のステップS108で、変換したすべての文字に対して施設データ記憶部13に記憶されているPOIの文字列データと照合する。
このフローチャートに示す手順について説明すると、ステップS101では、入力文字列を読み込み、次のステップS102では、最初の文字が特殊類別文字群に属するものであるかどうかを判定し、特殊類別文字群に属する場合には、ステップS103に進み、属さない場合には、ステップS104へと進む。
ステップS103では、最初の文字が特殊記号であることから照合を行わずに照合対象を次の文字にスキップしてステップS104へと進む。
ステップS104では、前後の文字列と結合して連文字類別文字群に属する文字となるかどうかを判定し、属する文字となる場合には、ステップS105に進み、属する文字とならない場合には、ステップS106へと進む。
ステップS105では、その連文字類別文字群に属するすべての文字に一旦変換し、次のステップS107で、変換したすべての文字に対して施設データ記憶部13に記憶されているPOIの文字列データと照合する。
また、ステップS106では、対称とする文字を、その文字が属する類別文字群のすべての文字に一旦変換し、次のステップS108で、変換したすべての文字に対して施設データ記憶部13に記憶されているPOIの文字列データと照合する。
このような手順で入力文字列中の文字に対して順次照合と抽出を行うことにより、最終的に残るPOIの文字列データの数は絞られる。
ここで、具体例として、入力文字列が「THANK」である場合について考える。
この場合、最初の一文字が「(特殊記号)T」,「T」のいずれかである文字列をPOIの文字列データから最初に検索し、次のそのヒットしたデータの中で、「(特殊記号)A」,「A」,「(特殊記号)Å」,「Å」…等が続く文字列を検索する。
そして、前の文字検索でヒットしたデータの中で「(特殊記号)N」,「N」のいずれかが続く文字列を検索し、最後にそこでヒットしたデータの中から「(特殊文字)K」,「K」のいずれかが続く文字列を検索し、その検索結果を表示装置51に出力する。
この場合、最初の一文字が「(特殊記号)T」,「T」のいずれかである文字列をPOIの文字列データから最初に検索し、次のそのヒットしたデータの中で、「(特殊記号)A」,「A」,「(特殊記号)Å」,「Å」…等が続く文字列を検索する。
そして、前の文字検索でヒットしたデータの中で「(特殊記号)N」,「N」のいずれかが続く文字列を検索し、最後にそこでヒットしたデータの中から「(特殊文字)K」,「K」のいずれかが続く文字列を検索し、その検索結果を表示装置51に出力する。
以上の構成において、施設名称を基にしてこのナビゲーション装置10によってルート案内を得る場合には、例えば、図7のフローチャートのような処理の流れとなる。
すなわち、ステップS201では、入力操作部16によって検索する名称を入力する。これにより、ステップS202で、前述した文字群処理によって入力文字列に対応するPOIの文字列データを抽出し、そこでヒットしたPOIの文字列データをステップS203で表示装置51に出力する。
図8,図9,図10は、入力操作部16から入力文字列が入力されたときの入力パネル60の画面(A)と、その検索結果リストが出力された表示装置51の画面(B)を比較して示すものであり、図8は、入力文字列として「KATON」として入力した場合、図9は、「9ELEVEN」、図10は、「ONNOUT」としてそれぞれ文字列を入力した場合のものである。このように、最も単純な入力であって、特殊文字や形状類似文字等も含む文字列データのリストが漏れなく画面に出力される。
この後、ステップS204では、表示されたリストから操作者が所望のものを選択し、ステップS205では案内ルートの検索を行い、ステップS206では検索されたルートを表示装置51に表示する。
すなわち、ステップS201では、入力操作部16によって検索する名称を入力する。これにより、ステップS202で、前述した文字群処理によって入力文字列に対応するPOIの文字列データを抽出し、そこでヒットしたPOIの文字列データをステップS203で表示装置51に出力する。
図8,図9,図10は、入力操作部16から入力文字列が入力されたときの入力パネル60の画面(A)と、その検索結果リストが出力された表示装置51の画面(B)を比較して示すものであり、図8は、入力文字列として「KATON」として入力した場合、図9は、「9ELEVEN」、図10は、「ONNOUT」としてそれぞれ文字列を入力した場合のものである。このように、最も単純な入力であって、特殊文字や形状類似文字等も含む文字列データのリストが漏れなく画面に出力される。
この後、ステップS204では、表示されたリストから操作者が所望のものを選択し、ステップS205では案内ルートの検索を行い、ステップS206では検索されたルートを表示装置51に表示する。
このナビゲーション装置10においては、文字列データの検索時に入力される文字列の文字を類別文字群として扱うため、入力文字列や非検索文字列に、特殊記号や、形状類似、同義、類義の文字種をもつものや、連文字等が含まれていても、ユーザーの希望する文字列データを漏らすことなく確実にリスト表示することができる。
以上で説明した実施形態は、入力操作部16から入力された文字列に含まれる文字に対して、検出制御部44で文字群に含まれる総ての文字に変換する処理等を行っていたが、入力文字列の文字に対して変換処理を行わずに、施設データ記憶部13等のデータベース側の文字列データに、各文字に対応する類別文字群の構成文字のデータ(例えば、図5に示すような構成文字のデータ)を重複させて持たせるようにしても良い。
この場合、入力側でその都度特別な変換処理を行わなくても、上記の実施形態と同様の漏れのないリスト表示を得ることができる。
また、入力文字列とデータベース側の登録文字列の両方を類別文字群として扱うことも可能である。
この場合、入力側でその都度特別な変換処理を行わなくても、上記の実施形態と同様の漏れのないリスト表示を得ることができる。
また、入力文字列とデータベース側の登録文字列の両方を類別文字群として扱うことも可能である。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、情報検索装置は車両用のナビゲーション装置以外のものに適用することも可能である。
13…施設データ記憶部(デーベース、情報抽出手段)
14…入力操作部(文字入力手段)
44…検索制御部(情報抽出手段)
51…表示装置(表示手段)
14…入力操作部(文字入力手段)
44…検索制御部(情報抽出手段)
51…表示装置(表示手段)
Claims (7)
- ユーザーによる文字入力が可能な文字入力手段と、
複数データを格納するデータベースを有し、前記文字入力手段に入力された文字列と前記データベースに登録してある文字列とを照合して、合致する文字を含むデータを前記データベースから抽出する情報抽出手段と、
この情報抽出手段で抽出した結果を表示する表示手段と、を備えた情報検索装置において、
各文字を属性毎に類別文字群として予めグループ分けしておき、
前記情報抽出手段は、文字列中の文字を予めグループ分けされた類別文字群として扱うことを特徴とする情報検索装置。 - 前記情報抽出手段は、前記文字入力手段から入力された文字列と、前記データベースに登録される文字列のうちの、少なくともいずれか一方の文字列に対し、文字列に含まれる文字を前記類別文字群として扱うことを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。
- 前記情報抽出手段は、予め決められた特殊記号を、1文字単位の照合を行わずにスキップする特殊類別文字群として扱うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報検索装置。
- 前記情報抽出手段は、予め決められた一連の文字を、照合を行う1単位の連文字類別文字群として扱うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報検索装置。
- 前記情報抽出手段は、形状類似の文字、同義、若しくは、類義の文字および文字列を同グループの類別文字群として扱うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報検索装置。
- 前記情報抽出手段は、予め決められた特殊記号を、1文字単位の照合を行わずにスキップする特殊類別文字群として扱った後に、
前記予め決められた特殊記号を、後続文字と結合して、その後続文字と同グループの類別文字群として扱うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報検索装置。 - 前記情報抽出手段は、予め決められた一連の文字を、照合を行う1単位の連文字類別文字群として扱い、
文字列中の文字が前記特殊類別文字群の記号であっても、前後の文字と予め決められた一連の文字をなすときには、後続文字と同グループの類別文字群として扱わず、前記連文字類別文字群として扱うことを特徴とする請求項6に記載の情報検索装置。
Priority Applications (5)
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Citations (5)
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2007
- 2007-11-08 JP JP2007290908A patent/JP2009116737A/ja active Pending
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