JP2009116632A - 帳票データの移植システム、移植方法およびこの方法のプログラム - Google Patents

帳票データの移植システム、移植方法およびこの方法のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】旧システムで定義・作成された帳票データと新システムの汎用表計算ソフト用の帳票データの違いを自動変換によって吸収した移植ができ、リプレース費用も大幅に低減できる。
【解決手段】一次変換処理プログラム21は、旧システム100で定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する。二次変換処理プログラム41はテキスト形式データの固定部データと新システム200の汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、これに可変部(FG)データを展開する。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存の監視制御システムなど、旧システムで定義・作成された帳票データを新システムに移植する移植システム、移植方法およびこの方法のプログラムに関する。
監視制御システムは、システムを構成する機器の製品寿命や、保守部品確保に限界があるため、15年程度で新システムにリプレース(更新)することが多い。このリプレースに際し、既存の監視制御システムが収集・保存しているデータやその表形式印刷物などの監視制御データを新システムに移植することで、新システムによる監視制御に移行することができる。
監視制御データのうち、帳票データの構造は、固定部データ(罫線情報、項目名、タイトル名など)と可変部データ(日付、計測値、履歴データなど)で構成され、現状のシステムでは汎用表計算ソフトを利用したものが主流であり、帳票データのリプレースにはそのコピーで容易に対応できる。汎用表計算ソフトとしては、例えばエクセル(登録商標)がある。
しかし、リプレース対象となる旧監視制御システムでは専用のエンジニアリング機能を用いて様々な独自のデータ定義方法で帳票データ(データや印刷物)が作成、保存されている。このため、旧監視制御システムをリプレースする際、帳票データの互換性がない場合が多い。
この帳票データの移植方法としては、新システムの帳票データ定義方法で、新たに作成し直すか、旧システムにおける帳票表示画面や印刷物のレイアウトを解析し、汎用の表計算ソフトに取り込むことになる。
後者の方法は、例えば、出力項目名を記録した帳票レイアウト定義ファイルを作成しておき、データベースに保存する出力項目名を対応付けた中間ファイルを生成し、中間ファイルの項目名が帳票レイアウト定義ファイルに記録されていることを検索して、該出力項目名に対応するデータを中間ファイルから読み出して帳票レイアウト定義ファイルの対応する表示箇所に記録する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−141439号公報
(1)前記のように、旧監視制御システムと新システムの帳票データの互換性がない場合は、表示内容が同一の帳票画面を実装する場合にも、新しい監視制御システムの帳票データ定義方法(汎用の表計算ソフトによる方法)で、新たに作成し直す必要があり、リプレース費用が高くなる。
(2)帳票表示画像や印刷結果を元にしたレイアウト解析により、汎用の表計算ソフト用の罫線情報に変換した場合、罫線情報(固定部)を自動作成することは可能だが、可変部の情報を自動作成することができない。帳票データの作成においては、一般的に罫線情報(固定部)よりもデータ部(可変部)の定義に多くの時間を費やすため、大幅な費用低減は見込めない。
図10は、帳票データの固定部と可変部の定義例を示す。罫線情報や固定の文字列部分(タイトル名、項目名など)からなる固定部Aは、表示座標を含めて定義されるため、レイアウト解析により汎用の表計算ソフト用に自動変換することが可能である。しかし、可変部データは、罫線で区切られた上に、どのデータを何桁で表示するかを定義しているため、表示されている内容から定義内容を解析することは困難となる。
(3)旧監視制御システムにおける帳票データを解析し、新システムでの固定部の罫線情報と表示座標を作成しようとする場合、両システムの表示座標と罫線情報の違いを吸収することができない。
図11には表示座標と罫線情報の違いの例を示し、同図の(a)には旧監視制御システムの表示座標および罫線情報を、(b)には汎用表計算ソフトの表示座標および罫線情報を示す。旧監視制御システムでは、表示座標はドット指定、固定文字列やデータ部の表示標もドットで指定するため、中間位置への罫線描画が可能となる。一方、汎用表計算ソフトの場合は表示座標がセル単位であり、罫線がセルの周囲に描画されるため、中間位置への罫線描画が困難となる。
(4)旧監視制御システムは、システムを構成するOS(オペレーティングシステム)や開発言語が異なり、帳票データの定義方法も様々である。このため、上記の表示座標と罫線情報の違いを吸収する問題がクリアできた場合にも、現在主流の汎用表計算ソフト用に変換するプログラムの作成を必要とし、開発費用が膨大となる。
以上までの課題は、旧監視制御システムに限らず、各種の帳票データの作成を必要とする情報管理システムなど、旧システムで定義・作成された帳票データを新コンピュータシステムに移植する場合に発生する。
本発明の目的は、旧システムで定義・作成された帳票データと新システムの汎用表計算ソフト用の帳票データの違いを自動変換によって吸収した移植ができ、リプレース費用も大幅に低減できる帳票データの移植システム、移植方法およびプログラムを提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、旧システムで定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する一次変換処理と、このテキスト形式データの固定部データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、これに可変部(FG)データを展開する二次変換処理を行うようにしたもので、以下の移植システム、移植方法およびプログラムを特徴とする。
(移植システムの発明)
(1)旧システムで定義・作成された帳票データを、汎用表計算用ソフトで帳票データを定義・作成する新システムに移植するための帳票データの移植システムであって、
旧システムで定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する一次変換処理手段と、
前記テキスト形式データの固定部(BG)データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、この帳票データに可変部(FG)データを展開する二次変換処理手段と、
を備えたことを特徴とする。
(2)前記一次変換処理手段は、OSや開発言語および帳票定義方法がそれぞれ異なる複数の旧システムに専用の処理手段を有して一次変換処理を行い、前記二次変換処理手段は新システムに共用の処理手段を有して二次変換処理することを特徴とする。
(3)前記一次変換処理手段と二次変換処理手段を1台のコンピュータに搭載し、一次変換処理手段により旧システムの帳票データを一次変換処理し、この一次変換処理結果を基に二次変換処理手段により新システムの帳票データに二次変換処理して新システムに移植することを特徴とする。
(移植方法の発明)
(4)旧システムで定義・作成された帳票データを、汎用表計算用ソフトで帳票データを定義・作成する新システムに移植するための帳票データの移植方法であって、
旧システムで定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する一次変換処理手順と、
前記テキスト形式データの固定部(BG)データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、この帳票データに可変部(FG)データを展開する二次変換処理手順と、
を有することを特徴とする。
(5)前記一次変換処理手順は、
旧システムの変換元帳票ファイル(F1)に定義された固定部(BG)データのうち、画面名称、種別、用紙サイズなどのヘッダはテキスト変換して帳票BGファイル(F2)のファイルヘッダとして作成し、罫線データは罫線の座標や線種などをテキスト変換して帳票BGファイル(F2)の罫線データとして作成し、テキストデータはテキストの座標や文字などをテキスト変換して帳票BGファイル(F2)のテキストデータとして作成する帳票BG変換処理手順と、
旧システムの変換元帳票ファイル(F1)に定義された可変部(FG)データのうち、画面名称、種別、用紙サイズなどのヘッダをテキスト変換して帳票FGファイル(F3)にファイルヘッダとして作成し、表示座標・表示桁数、表示フォーマット・数値まるめ、データ種別・データ項目番号、集計処理などの各種データをテキスト変換して帳票FGファイル(F3)にFGデータとして作成する帳票FG変換処理手順と、
を有することを特徴とする。
(6)前記二次変換処理手順は、
一次変換処理で作成した前記帳票BGファイル(F2)と帳票FGファイル(F3)から全ての座標情報を収集し、この座標情報を昇順からソートする処理手順と、
前記帳票BGファイル(F2)から収集した座標情報のうち、縦罫線間の座標ドットの差分を新システムの帳票セルの列幅に変換、および横罫線間の座標ドットの差分を帳票セルの行高さに変換し、これを罫線として描画し、この描画に際して罫線間に新たな罫線が引かれたときには各罫線の開始・終了座標ごとにセル分割を行って帳票BGシートを作成する罫線描画処理手順と、
前記帳票BGファイル(F2)から収集した固定部の文字列・可変部データの表示位置が、前記罫線描画処理で描画された複数セルに跨っている場合、跨っているセルを結合し、描画したセル罫線内に文字列や可変部を前記帳票BGシートに配置する文字列・可変部描画処理手順と、
前記可変部の帳票FGファイル(F3)から収集した可変部(FG)データの種別に応じて帳票FGシートに展開するFGシート作成処理手順と、
を有することを特徴とする。
(7)前記一次変換処理手順は、OSや開発言語および帳票定義方法がそれぞれ異なる複数の旧システムに専用の処理手順を有して一次変換処理を行い、前記二次変換処理手順は新システムに共用の処理手順を有して二次変換処理することを特徴とする。
(プログラムの発明)
(8)上記(4)〜(7)のいずれか1項に記載の処理手順をコンピュータで実行可能に構成したことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、旧システムで定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する一次変換処理と、このテキスト形式データの固定部データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、これに可変部(FG)データを展開する二次変換処理を行うようにしたため、旧システムで定義・作成された帳票データと新システムの汎用表計算ソフト用の帳票データの違いを自動変換によって吸収した移植ができ、リプレース費用も大幅に低減できる。
(実施形態1)
図1は、本実施形態を示す帳票データの移植システムの構成図であり、既存の監視制御システム(旧システム)の帳票データを新システムに移植する場合である。
既存の監視制御システム100は、監視制御装置10にホストコンピュータ11と複数台のCRT12,13を備えて監視制御を行い、監視制御情報は伝送路を介して現場機器側のシーケンサとの間で授受し、必要に応じてデータベース等に格納される。これら監視制御情報の定義にはエンジニアリングステーション20を使用し、監視制御情報の一部になる帳票データや画面データなども定義され、監視制御装置10に登録することで、CRTで画面表示および監視制御情報として使用される。
監視制御システム100のリプレース用になる新システム200は、監視制御装置30にOPS(オペレータステーション)31と複数台のモニタ32,33を設備して監視制御システムを構築し、現場機器側のシーケンサとはイーサネット(登録商標)接続で監視制御情報を授受する。この監視制御情報の定義・作成用としてエンジニアリングステーション40を設備する。
本実施形態では、監視制御システム100から新システム200への帳票データの移植に、エンジニアリングステーション20に追加する一次変換プログラム21の実行により、旧システムで定義・作成された帳票データを固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析し、それぞれテキスト形式データに一次変換する。
また、エンジニアリングステーション40に予め用意する二次変換プログラム41の実行により、テキスト形式データの固定部データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、これに可変部(FG)データを展開して新システムの監視制御装置30に登録する。
なお、一次変換プログラム21および二次変換プログラム41は、それぞれのエンジニアリングステーションに追加する構成に限らず、パソコンなどのコンピュータに両プログラムを搭載した方法とすることができる。この場合、一次変換プログラム21および二次変換プログラム41を搭載したパソコンには、旧システム100からCD,MDなどの記録媒体等を利用して帳票データを取得し、一次変換処理と二次変換処理を行い、この変換結果を新システム200に帳票データとしてコピーする。
以下、帳票データの一次変換処理と二次変換処理の詳細を説明する。
(1)一次変換処理
図2は、一次変換プログラム21のフローチャートを示す。各帳票データに定義された帳票画面番号出力先フォルダの入力を受付け(S1)、それが正常値であれば(S2)、帳票データのBG(固定部)変換処理を実行する(S3)。この処理は、変換元帳票ファイルF1を参照し、テキスト形式の帳票BGファイルF2として出力する。
変換元帳票ファイルF1は、罫線やテキスト文字などの固定部(BG)データと、数値などを表示する可変部(FG)データが定義されており、監視制御システムごとに定義・作成方法が異なる。この変換元帳票ファイルF1に定義された画面名称、種別、用紙サイズなどのヘッダをテキスト変換して帳票BGファイルF2のファイルヘッダとして作成する(S3a)。また、BGデータのうちの罫線データは、罫線の座標や線種などをテキスト変換して帳票BGファイルF2に罫線データとして作成する(S3b)。また、BGデータのテキストデータは、テキストの座標や文字などをテキスト変換して帳票BGファイルF2にテキストデータとして作成する(S3c)。これら変換処理はBGデータの最終項目まで繰り返す(S3d)。一次変換した帳票BGファイルF2の例を図3の(a)に示す。
次に、帳票データのFG(可変部)変換処理を実行する(S4)。この処理は、変換元帳票ファイルF1を参照し、テキスト形式の帳票FGファイルF3として出力する。この変換処理は、変換元帳票ファイルF1に定義された画面名称、種別、用紙サイズなどのヘッダをテキスト変換して帳票FGファイルF3にファイルヘッダとして作成し(S4a)、FGデータの種別に応じて各種データ(表示座標・表示桁数、表示フォーマット・数値まるめ、データ種別・データ項目番号、集計処理など)をテキスト変換して帳票FGファイルF3にFGデータとして作成する(S4b)。これら変換処理はFGデータの最終項目まで繰り返す(S4c)。一次変換した帳票FGファイルF3の例を図3の(b)に示す。
(2)二次変換処理
図4は、二次変換プログラム41のフローチャートを示す。各帳票データに定義された帳票画面番号出力先フォルダの入力を受付け(S11)、それが正常値であれば(S12)、新システムの汎用表計算ソフト用の帳票BG(固定部)シート作成処理を実行する(S13)。この処理は、一次変換処理で作成した帳票BGファイルF2と帳票FGファイルF3から全ての座標情報を収集し(S14)、この座標情報を昇順からソートし、帳票BGシートの罫線描画処理(S15)と文字列・可変部描画処理(S16)によって帳票BGシートを作成する。次いで、帳票FGシートの作成処理を実行し(S17)、帳票BGシートと帳票FGシートの組を二次変換した帳票ファイルF4として作成する。
(2A)罫線描画処理
罫線描画処理(S15)は、帳票BGファイル(F2)から収集した座標情報のうち、旧システムで定義された縦罫線間の座標ドットの差分を新システムの帳票セルの列幅に変換、および横罫線間の座標ドットの差分を帳票セルの行高さに変換し、これを罫線として描画する(S15a)。この描画に際して、罫線間に新たな罫線が引かれたとき、各罫線の開始・終了座標ごとにセル分割を行う(S15b、S15c)。
図5は罫線描画処理(S15)の詳細なフローチャートを示し、図6に具体的な罫線描画処理例を示す。旧システムにおける全罫線オブジェクト(罫線のみ、文字列などは除く)の座標が小さい順のループ処理を実行する(S150)。まず、横軸座標位置が同じになる縦罫線オブジェクトと次の縦罫線オブジェクトとの座標(ドット)差分を基にセルの列幅を算出する(S151)。例えば、図6では縦方向の罫線がもつ座標Aと座標Bとの差分をセルの列幅WSを算出する。
同様に、縦軸座標位置が同じになる横罫線オブジェクトと次の横罫線オブジェクトとの座標(ドット)差分を基にセルの行高さを算出する(S152)。例えば、図6では横方向の罫線がもつ座標Cと座標Dとの差分をセルの行高さHSを算出する。
算出した列幅・行高さで帳票BGシートのセルを分割し(S153)、罫線オブジェクトの定義内容に従い、該当位置に罫線を描画する(S154)。
なお、セル罫線への変換に際しては、旧システムにおける最大描画領域と表計算ソフト上の列幅・行高を対応させ、文字サイズ等の見栄えを良くするのが好ましい。
(2B)文字列・可変部描画処理
文字列・可変部描画処理(S16)は、帳票BGファイル(F2)から収集した固定部データのうち、旧システムで定義された文字列・可変部データの表示位置が、罫線描画処理(S15)で描画された複数セルに跨っている場合(S16a)、跨っているセルを結合し(S16b)、描画したセル罫線内に文字列(データ項目名)や可変部(表示桁数)などを配置する(S16c)。
図7は文字列・可変部描画処理(S16)の詳細なフローチャートを示し、図8に具体的な描画処理例を示す。旧システムにおける文字列・可変部オブジェクト(タイトル名、項目名など)の座標が小さい順のループ処理を実行する(S160)。まず、該当オブジェクトの表示開始座標と終了座標を取得し(S161)、この開始座標と終了座標が罫線描画処理で描画したセル罫線に跨っているか否かをチェックし(S162)、跨っている場合は当該セル罫線をもつ2つ以上のセル同士を結合して1つのセル構成にする(S163)。この後、該当セル位置には該当オブジェクトの定義情報(データ項目名や表示桁数など)をセットする(S164)。
例えば、図8では旧システムでのデータAとデータBの横罫線がずれており、このデータを元に罫線描画処理では座標が小さい順にセル罫線を算出する。この場合、セルCの横罫線L2がセルAの横罫線L1とL3の中間に位置するため、セルAでは罫線L1、L2、L3で分割される。この分割したセル内に文字列や可変部を配置する際、表示位置が複数セルに跨ってしまうため、セルAではその罫線L2を削除し、文字列「200」を配置する。
(2C)FGシート作成処理
可変部の帳票FGファイル(F3)から収集したFGデータの種別に応じて帳票FGシートに展開する(S17a)。
以上までの罫線描画処理と文字列・可変部描画処理による帳票BGシート作成処理により、旧監視制御システムにおける帳票データを解析し、罫線情報(固定部)とデータ部(可変部)を作成しようとする場合、表示座標と罫線情報の違いを吸収することができ、これに続いて帳票FGシート作成により二次変換処理ができる。
(実施形態2)
実施形態1で説明するように、本発明では汎用表計算ソフト用にデータ変換するプログラムを一次変換用、二次変換用の2つに分割した構成とする。このプログラムの分割を利用し、本実施形態では、OSや開発言語および帳票定義方法がそれぞれ異なる複数の旧システムの帳票データを新システムに移植する場合、旧システム別に用意する一次変換用のプログラムで一次変換処理し、二次変換用のプログラムは各システムで共用の二次変換処理することで、旧システムとの帳票データの違いを吸収するものである。
図9は、本実施形態を示す帳票データの移植システムの構成図である。複数の旧監視制御システム100A,100B,…,100Zは、それぞれがOSや開発言語が異なり、帳票データの定義方法が異なる場合、これらの差異を専用の一次変換プログラム21A,21B,…,21Zで一次変換し、それぞれの変換結果を出力する。この変換結果は、OSの異なるコンピュータ上で共通に取り扱うことができるテキスト形式のファイルとする。これにより、新システム200に搭載する二次変換プログラム41は共通のものを使用でき、変換プログラムの作成費用を低減する。
なお、一次変換プログラム21A,21B,…,21Zを別途用意するパソコンに一括または選択的に搭載し、旧システム100A〜100ZからCD,MDなどの記録媒体等を利用して帳票データを取得して一次変換することもできる。
また、本発明は、図2、図4等で示した処理手順をプログラムとして構成してコンピュータに実行させることができる。
本発明の実施形態1を示す帳票データの移植システムの構成図。 一次変換プログラムのフローチャート。 一次変換結果の例。 二次変換プログラムのフローチャート。 罫線描画処理の詳細なフローチャート。 具体的な罫線描画処理例。 文字列・可変部描画処理の詳細なフローチャート。 具体的な文字列・可変部描画処理例。 本発明の実施形態2を示す帳票データの移植システムの構成図。 帳票データの固定部と可変部の定義例。 表示座標と罫線情報の違いの例。
符号の説明
100 旧システム
200 新システム
10 旧システムの監視制御装置
20 旧システムのエンジニアリングステーション
21 一次変換プログラム
30 新システムの監視制御装置
40 新システムのエンジニアリングステーション
41 二次変換プログラム

Claims (8)

  1. 旧システムで定義・作成された帳票データを、汎用表計算用ソフトで帳票データを定義・作成する新システムに移植するための帳票データの移植システムであって、
    旧システムで定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する一次変換処理手段と、
    前記テキスト形式データの固定部(BG)データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、この帳票データに可変部(FG)データを展開する二次変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする帳票データの移植システム。
  2. 前記一次変換処理手段は、OSや開発言語および帳票定義方法がそれぞれ異なる複数の旧システムに専用の処理手段を有して一次変換処理を行い、前記二次変換処理手段は新システムに共用の処理手段を有して二次変換処理することを特徴とする請求項1に記載の帳票データの移植システム。
  3. 前記一次変換処理手段と二次変換処理手段を1台のコンピュータに搭載し、一次変換処理手段により旧システムの帳票データを一次変換処理し、この一次変換処理結果を基に二次変換処理手段により新システムの帳票データに二次変換処理して新システムに移植することを特徴とする請求項1または2に記載の帳票データの移植システム。
  4. 旧システムで定義・作成された帳票データを、汎用表計算用ソフトで帳票データを定義・作成する新システムに移植するための帳票データの移植方法であって、
    旧システムで定義・作成された帳票データの固定部(BG)データと可変部(FG)データを個別に解析してそれぞれテキスト形式データに一次変換する一次変換処理手順と、
    前記テキスト形式データの固定部(BG)データと新システムの汎用表計算ソフトで定義する固定部データとの違いを吸収して汎用表計算ソフト用帳票データに二次変換し、この帳票データに可変部(FG)データを展開する二次変換処理手順と、
    を有することを特徴とする帳票データの移植方法。
  5. 前記一次変換処理手順は、
    旧システムの変換元帳票ファイル(F1)に定義された固定部(BG)データのうち、画面名称、種別、用紙サイズなどのヘッダはテキスト変換して帳票BGファイル(F2)のファイルヘッダとして作成し、罫線データは罫線の座標や線種などをテキスト変換して帳票BGファイル(F2)の罫線データとして作成し、テキストデータはテキストの座標や文字などをテキスト変換して帳票BGファイル(F2)のテキストデータとして作成する帳票BG変換処理手順と、
    旧システムの変換元帳票ファイル(F1)に定義された可変部(FG)データのうち、画面名称、種別、用紙サイズなどのヘッダをテキスト変換して帳票FGファイル(F3)にファイルヘッダとして作成し、表示座標・表示桁数、表示フォーマット・数値まるめ、データ種別・データ項目番号、集計処理などの各種データをテキスト変換して帳票FGファイル(F3)にFGデータとして作成する帳票FG変換処理手順と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の帳票データの移植方法。
  6. 前記二次変換処理手順は、
    一次変換処理で作成した前記帳票BGファイル(F2)と帳票FGファイル(F3)から全ての座標情報を収集し、この座標情報を昇順からソートする処理手順と、
    前記帳票BGファイル(F2)から収集した座標情報のうち、縦罫線間の座標ドットの差分を新システムの帳票セルの列幅に変換、および横罫線間の座標ドットの差分を帳票セルの行高さに変換し、これを罫線として描画し、この描画に際して罫線間に新たな罫線が引かれたときには各罫線の開始・終了座標ごとにセル分割を行って帳票BGシートを作成する罫線描画処理手順と、
    前記帳票BGファイル(F2)から収集した固定部の文字列・可変部データの表示位置が、前記罫線描画処理で描画された複数セルに跨っている場合、跨っているセルを結合し、描画したセル罫線内に文字列や可変部を前記帳票BGシートに配置する文字列・可変部描画処理手順と、
    前記可変部の帳票FGファイル(F3)から収集した可変部(FG)データの種別に応じて帳票FGシートに展開するFGシート作成処理手順と、
    を有することを特徴とする請求項4または5に記載の帳票データの移植方法。
  7. 前記一次変換処理手順は、OSや開発言語および帳票定義方法がそれぞれ異なる複数の旧システムに専用の処理手順を有して一次変換処理を行い、前記二次変換処理手順は新システムに共用の処理手順を有して二次変換処理することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の帳票データの移植方法。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の処理手順をコンピュータで実行可能に構成したことを特徴とするプログラム。
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