JP2009116041A - 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 - Google Patents

電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009116041A
JP2009116041A JP2007289010A JP2007289010A JP2009116041A JP 2009116041 A JP2009116041 A JP 2009116041A JP 2007289010 A JP2007289010 A JP 2007289010A JP 2007289010 A JP2007289010 A JP 2007289010A JP 2009116041 A JP2009116041 A JP 2009116041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
electrode
particle
state
electrophoretic display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007289010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5320724B2 (ja
Inventor
Daisuke Nagano
大介 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007289010A priority Critical patent/JP5320724B2/ja
Publication of JP2009116041A publication Critical patent/JP2009116041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320724B2 publication Critical patent/JP5320724B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】優れた色表示性を発揮することのできる電気泳動表示装置および電気機器を提供すること。
【解決手段】電気泳動表示装置1は、負に帯電する第1粒子Aおよび第2粒子Bと、正に帯電する第3粒子Cとが含有した液層分散媒5を有している。第1粒子Aは、第2粒子Bより電気泳動移動度が速く、かつ、第2粒子Bより電荷密度が小さくなっている。透明電極7に正電圧、対向電極8に負電圧を印加することにより、前記電気泳動移動度の差を利用して、第1粒子Aが第2粒子Bよりも透明電極7側に位置する第1状態と、該第1状態から、透明電極7と対向電極8との間に交番電圧を印加することにより、前記電荷密度の差を利用して、第1粒子Aと第2粒子Bの位置関係を逆転させる第2状態とを取り得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器に関するものである。
例えば、電子ペーパーの画像表示部を構成するものとして、粒子の電気泳動を利用した電気泳動ディスプレイが知られている(例えば、特許文献1参照)。電気泳動ディスプレイは、優れた可搬性および省電力性を有していて、電子ペーパーの画像表示部として、特に適している。
特許文献1には、電気泳動ディスプレイの画素を構成する電気泳動表示装置が開示されている。この電気泳動表示装置は、セルを備えていて、このセル内には、透明絶縁性液体、正に帯電した白色の電気泳動粒子(以下、単に「白色粒子」という)および負に帯電した黒色の電気泳動粒子(以下、単に「黒色粒子」という)が封入されている。また、セルの一方の側には透明電極が設置され、他方の側には着色板が設置されている。さらに、着色板上には、第1電極および第2電極が設けられている(特許文献1の図3参照)。
このような電気泳動表示装置は、透明電極と、第1および第2電極との間に電圧を印加したり、第1電極と第2電極との間に電圧を印加したりすることにより、白色粒子と黒色粒子とをそれぞれ透明絶縁性液体中で泳動させ、これにより、白色粒子と黒色粒子とを所望の部位に偏在させることによって、所望の色を表示する。
ここで、特許文献1の電気泳動表示装置では、第1電極と第2電極とに電圧を印加した場合には、例えば、第1電極付近に黒色粒子が偏在し、第2電極付近に白色粒子が偏在する。
このとき、透明電極を介してセル内を視認すると、白色粒子の集合体および黒色粒子の集合体の総面積よりも着色板の面積の方が大きいため、着色板の色が支配的に見えるこことなる。しかし、透明電極と着色板との間には、白色粒子と黒色粒子とが偏在しているため、白色粒子と黒色粒子とが影響して、着色板の色純度が低下し、着色板本来の色を表示することが困難となる。
特開2005−31345号公報
本発明の目的は、優れた色表示性を発揮することのできる電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の電気泳動表示シートは、互いに色の異なる少なくとも2種の粒子を分散させた液相分散媒が充填された充填部と、
前記充填部の一方側に設けられ、前記充填部内を視認可能な第1電極と、
前記充填部の他方側に設けられた第2電極とを有し、
前記少なくとも2種の粒子は、互いに負に帯電する第1粒子および第2粒子を含んでおり、
前記第1粒子は、前記第2粒子より電気泳動移動度が大きく、かつ、前記第2粒子より電荷密度が小さくなっており、
前記第1電極に正電圧、前記第2電極に負電圧を印加することにより、前記第1粒子と前記第2粒子を前記第1電極側に偏在させるに際し、前記電気泳動移動度の差を利用して、前記第1粒子が前記第2粒子よりも前記第1電極側に位置する第1状態と、該第1状態から、前記第1電極と前記第2電極との間に交番電圧を印加することにより、前記電荷密度の差を利用して、前記第1粒子と前記第2粒子の位置関係を逆転させる第2状態とを取り得ることができ、前記第1状態または前記第2状態のいずれかの状態を選択することにより、前記第1電極を介して視認する前記充填部内の色を変更するよう構成されていることを特徴とする。
これにより、優れた色表示性を発揮することのできる電気泳動表示シートを提供することができる。
本発明の電気泳動表示シートは、互いに色の異なる少なくとも2種の粒子を分散させた液相分散媒が充填された充填部と、
前記充填部の一方側に設けられ、前記充填部内を視認可能な第1電極と、
前記充填部の他方側に設けられた第2電極とを有し、
前記少なくとも2種の粒子は、互いに正に帯電する第1粒子および第2粒子を含んでおり、
前記第1粒子は、前記第2粒子より電気泳動移動度が大きく、かつ、前記第2粒子より電荷密度が小さくなっており、
前記第1電極に負電圧、前記第2電極に正電圧を印加することにより、前記第1粒子と前記第2粒子を前記第1電極側に偏在させるに際し、前記電気泳動移動度の差を利用して、前記第1粒子が前記第2粒子よりも前記第1電極側に位置する第1状態と、該第1状態から、前記第1電極と前記第2電極との間に交番電圧を印加することにより、前記電荷密度の差を利用して、前記第1粒子と前記第2粒子の位置関係を逆転させる第2状態とを取り得ることができ、前記第1状態または前記第2状態のいずれかの状態を選択することにより、前記第1電極を介して視認する前記充填部内の色を変更するよう構成されていることを特徴とする。
これにより、優れた色表示性を発揮することのできる電気泳動表示シートを提供することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記少なくとも2種の粒子に加えて前記第1粒子と反対の極性に帯電する第3粒子を含んでおり、
前記第1電極に前記第1粒子と同じ極性の電圧、前記第2電極に前記第1粒子と反対の極性の電圧を印加することにより、前記第3粒子が前記第1電極側、前記第1粒子および前記第2粒子が前記第2電極側に偏在する第3状態を取り得ることができ、
前記第1状態、前記第2状態および前記第3状態のうちからいずれかの状態を選択することにより、前記色の変更を行うことが好ましい。
これにより、3種の粒子の色をそれぞれ鮮明に表示することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記交番電圧は、前記第1電極に前記第1粒子と反対の極性の電圧を印加する時間が、前記第1電極に前記第1粒子と同じ極性の電圧を印加する時間よりも長いことが好ましい。
これにより、第1粒子および第2粒子を第1電極付近に位置させたままで、第1粒子と第2粒子の位置関係を逆転することができる。よって、第1状態から第2状態への切り換えを円滑に行うことができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記交番電圧は、前記第1電極に印加する前記第1粒子と反対の極性の電圧が、前記第1電極に印加する前記第1粒子と同じ極性の電圧よりも大きいことが好ましい。
これにより、第1粒子および第2粒子を第1電極付近に位置させたままで、第1粒子と第2粒子の位置関係を逆転することができる。よって、第1状態から第2状態への切り換えを円滑に行うことができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記第1粒子および前記第3粒子のうちの一方は、黒色の粒子、他方は、白色の粒子であることが好ましい。
これにより、白黒表示が可能となり、視認性、特にコントラストが向上する。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記第1粒子は、黒色の粒子であり、前記第3粒子は、白色の粒子であることが好ましい。
これにより、白黒表示が可能となり、視認性、特にコントラストが向上する。また、優れた白色表示特性を発揮することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記第2粒子は、有彩色の粒子であることが好ましい。
これにより、カラー表示が可能となり、電気泳動表示装置の汎用性が高まる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記有彩色は、シアン、マゼンタまたはイエローであることが好ましい。
これにより、視認性に優れたカラー表示が可能となる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記有彩色は、レッド(R)、グリーン(G)またはブルー(B)であることが好ましい。
これにより、視認性に優れたカラー表示が可能となる。
本発明の電気泳動表示装置は、
本発明の電気泳動表示シートと、
前記充填部の他方の側に設けられた基板とを備えることを特徴とする。
これにより、優れた表示特性を発揮することのできる電気泳動表示装置を提供することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、優れた表示特性を発揮することのできる電子機器を提供することができる。
以下、本発明の電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<電気泳動表示装置>
≪第1実施形態≫
まず、本発明の電気泳動表示シートを適用した電気泳動表示装置(本発明の電気泳動表示装置)の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の電気泳動表示装置の第1実施形態を示す模式的縦断面図、図2は、図1に示す電気泳動表示装置の駆動波形の一例を示す図、図3〜図6は、それぞれ、電気泳動表示装置の作動を示す模式的縦断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1、図3〜図6中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
図1に示す電気泳動表示装置1は、回路基板(バックプレーン)9と、回路基板9の上面に接合された電気泳動表示シート2とで構成されている。以下、各部の構成について順次説明する。
回路基板9は、平板状の基部91と、基部91に設けられた、例えばTFT等のスイッチング素子を含む回路(図示せず)とを有している。
一方、電気泳動表示シート2は、上面に複数の凹部31が規則的に形成された基体3と、基体3の上面に設けられ、凹部31の上部開口を塞ぐように設けられた蓋部4とを有している。基体3と蓋部4とは、液密的に接合されている。
凹部31の内壁と蓋部4とで形成された液密空間内には、3種の粒子A〜Cが含有された液相分散媒5(以下、単に「分散媒5」と言う)が充填されている。以下、この液密空間を「充填部6」と言う。
蓋部4の上面には、各凹部31に対応するように、複数の透明電極(第1電極)7が設けられている。また、基体3の下面には、各凹部31に対応するように、複数の対向電極(第2電極)8が設けられている。すなわち、透明電極7と対向電極8との間に充填部6が設けられている。
本実施形態の電気泳動表示装置1は、各充填部6が、それぞれ1画素を構成しているものである。なお、複数の画素は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの画素(以下「画素P」と言う)について代表して説明し、その他の画素については、その説明を省略する。
基体3は、絶縁性と、分散媒5の不透過性とを有している。このような基体3の構成材料としては、特に限定されず、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の各種樹脂材料や、シリカ、アルミナ、チタニア等の各種セラミックス材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
蓋部4は、実質的に無色透明であり、充填部6の外部から充填部6内を視認するための視認部としての機能を有している(以下、蓋部4を「視認部4」とも言う)。なお、蓋部4としては、充填部6の外部から充填部6内を視認することができれば、無色透明でなくてもよく、着色されていてもよい。
このような蓋部4は、絶縁性と、分散媒5の不透過性とを有している。このような蓋部4の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン66)、スチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
なお、蓋部4の上面と基体3の下面の離間距離、すなわち、透明電極7と対向電極8の離間距離は、特に限定されないが、10〜500μm程度であるのが好ましく、20〜100μm程度であるのがより好ましい。
次に、透明電極7および対向電極8について説明する。
透明電極7は、電気泳動表示装置1を図1中の上側から見たとき、凹部31の上部開口の全域を覆うように設けられている。このような構成とすれば、後述するように、視認部4の全域を電気泳動粒子で覆うことができるため、色表示特性が向上する。
透明電極7は、実質的に無色透明である。これにより、透明電極7および視認部4を介して、電気泳動表示装置1の外部から充填部6内を視認することができる。なお、透明電極7としては、電気泳動表示装置1の外部から充填部6内を視認することができれば、無色透明でなくてもよく、着色されていてもよい。
このような透明電極7の構成材料としては、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、銅、アルミニウムまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリピロール、またはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレンオキシド等のマトリックス樹脂中に、NaCl、LiClO、KCl、LiBr、LiNO、LiSCN等のイオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム錫酸化物(ITO)、フッ素ドープした錫酸化物(FTO)、錫酸化物(SnO)、インジウム酸化物(IO)等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
対向電極8は、凹部31の底面311の全域にわたるように設けられている。なお、対向電極8としては、本実施形態のように、凹部31の底面311の全域にわたるように設けられていなくてもよく、例えば、底面311の中央部にのみ設けられていてもよいし、底面311の中央部を除くようにして設けられていてもよい。
また、対向電極8は、不透明であってもよく、透明であってもよい。
対向電極8の構成材料としては、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、前述した透明電極7の構成材料と同様の材料を用いることができる。
このような対向電極8は、回路基板9上に形成された前記回路に電気的に接続されている。電気泳動表示装置1は、当該回路に含まれるTFT(スイッチング素子)により、対向電極8への電圧印加のON/OFFを制御するよう構成されている。
電気泳動表示装置1は、図示しない電圧印加手段により、透明電極7、対向電極8に対して、それぞれ独立して電圧を印加し得るよう構成されている。また、電気泳動表示装置1は、前記電圧印加手段により、各電極(透明電極7および対向電極8)に印加する電圧の強さを適宜変更することもできる。
具体的には、透明電極7に印加する電圧をV1、対向電極8に印加する電圧をV2としたとき、例えば、V1およびV2の強さをV1>V2、V2>V1、V1=V2の関係とすることができる。
次に、充填部6に充填された分散媒5について説明する。
分散媒5は、実質的に無色透明であることが好ましい。このような分散媒5としては、比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。かかる分散媒5としては、例えば、各種水(蒸留水、純水、イオン交換水等)、メタノール、エタノール、ブタノール等のアルコール類、メチルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ペンタン等の脂肪族炭化水素類、シクロへキサン等の脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエンのような長鎖アルキル基を有するベンゼン類等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ピリジン、ピラジン等の芳香族複素環類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、カルボン酸塩、流動パラフィン等の鉱物油類、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸等の植物油類、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル等のシリコーンオイル類、ハイドロフルオロエーテル等のフッ素系液体またはその他の各種油類等が挙げられ、またはその他の各種油類等が挙げられ、これらを単独または混合物として用いることができる。
また、分散媒5中には、必要に応じて、例えば、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂材料、ゴム材料、油類、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等の各種添加剤を添加するようにしてもよい。
このような分散媒5中には、前述したように、3種の粒子A〜Cがそれぞれ含有されている。3種の粒子A〜Cは、それぞれ分散媒5中に含有されていればよいが、分散媒5中に分散していることが好ましい。
3種の粒子A〜Cは、それぞれ、正または負に帯電した第1粒子A、第1粒子Aの極性と同じ極に帯電した第2粒子Bおよび第1粒子Aの極性と反対の極に帯電した第3粒子Cである。
本実施形態では、第1粒子Aおよび第2粒子Bがそれぞれ負に帯電し、第3粒子Cが正に帯電しているものについて説明する。また、以下では、3種の粒子A〜Cを合わせて、単に「電気泳動粒子」とも言う。
前述したように、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、負電荷を有する粒子である。このため、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、透明電極7と対向電極8とのうち、正電圧が印加されている方の電極に吸着するように、その電極に向かって分散媒5中を泳動する粒子である。
一方、第3粒子Cは、正電荷を有する粒子である。このため、第3粒子Cは、透明電極7と対向電極8とのうち、負電圧が印加されている電極に吸着するように、その電極に向かって分散媒5中を泳動する粒子である。
第1粒子Aは、第2粒子Bより電気泳動移動度が大きく、かつ、第2粒子Bより電荷密度が小さい。本発明では、このような第1粒子と第2粒子との電気泳動移動度の差を利用して、後述する黒色表示状態(第1状態)とし、第1粒子と第2粒子との電荷密度の差利用して、後述するイエロー表示状態(第2状態)とするようになっている。
例えば、第1粒子Aの電荷密度と粒径との関係、および、第2粒子Bの電荷密度と粒径との関係をそれぞれ選択(設定)することにより、第1粒子Aの電気泳動移動度を第2粒子Bの電気泳動移動度より大きくすることができる。
以下、第1粒子Aの電気泳動移動度を第2粒子Bの電気泳動移動度より大きくするために、第1粒子Aの電荷密度と粒径との関係、および、第2粒子Bの電荷密度と粒径との関係をどのように設定すればよいかを一例に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、第1粒子Aおよび第2粒子Bが、それぞれ、球状であるものについて説明する。
まず、第1粒子Aの電気泳動移動度をμとすれば、μは、以下に示す式(1)で表される。
Figure 2009116041
[式(1)中のεは分散媒5の比誘電率であり、εは真空の誘電率であり、ηは分散媒5の粘性率であり、f(ka)は、Henrry関数であり、Ψ(0)は、第1粒子Aの表面電位である。]
すなわち、ε、εおよびηは、それぞれ、分散媒5に起因する要素である。
式(1)中のf(ka)は、以下に示す式(2)で表され、Ψ(0)は、第1粒子Aが球状であるため以下に示す式(3)で表される。
Figure 2009116041
Figure 2009116041
[式(2)中のκはDebye−Huckelパラメータであり、aは第1粒子Aの粒径である。また、式(3)中のσは第1粒子Aの電荷密度である。]
式(2)中のκは、分散媒5固有の値である。
式(3)中のσは、第1粒子Aが球状であるため、以下に示す数(4)で表される。
Figure 2009116041
[式(4)中のQは第1粒子Aの持つ電荷量(帯電量)である。]
以上の式(1)〜式(4)より、第1粒子Aの電気泳動移動度μは、以下に示す式(5)で表される。
Figure 2009116041
式(5)と同様に、第2粒子Bの電気泳動移動度μは、以下に示す式(6)で表される。
Figure 2009116041
[式(6)中のaは第2粒子Bの粒径であり、σは第2粒子Bの電荷密度である。]
式(6)から、電気泳動移動度μおよび電荷密度σを決定する粒子のパラメータは、粒子径aと電荷量Qであることがわかる。そこで、まず、Q=Q、すなわち電荷量比Q/Q=1である場合において、粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと、電荷密度比σ/σの変化を見てみる。図7は、これをグラフ化したものである。
図7では、電荷量比Q/Q=1であるから、粒径比a/a=1であるときは、第1粒子Aと第2粒子Bとは、粒子として全く同一の特性を示すものであり、電気泳動移動度比μ/μ=1、電荷密度比σ/σ=1となっていることが分かる。
また、a/a>1の場合、μ/μ<1、σ/σ<1である。そのため、第1粒子Aの粒径aより第2粒子Bの粒径aが大きい場合には、第2粒子Bの電気泳動移動度μより第1粒子Aの電気泳動移動度μのほうが大きく、かつ第2粒子Bの電荷密度σより第1粒子Aの電荷密度σの方が大きくなることが分かる。
反対に、a/a<1の場合、μ/μ>1、σ/σ>1である。そのため、第2粒子Bの粒径aより第1粒子Aの粒径aが大きい場合には、第1粒子Aの電気泳動移動度μより第2粒子Bの電気泳動移動度μのほうが大きく、かつ第1粒子Aの電荷密度σより第2粒子Bの電荷密度σの方が大きくなることが分かる。また、この時、電気泳動移動度比μ/μ<1かつ電荷密度比σ/σ>1を満たす粒子径比a/aが存在しないことが分かる。
ここで、電荷量比Q/QについてQ/Q<1およびQ/Q>1に変化させた場合を考えてみる。図8は、Q/Q<1の例として、Q/Q=0.1の場合について、図7と同様に、粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと、電荷密度比σ/σの変化をグラフ化したものである。図8によると、図7と同様に、電気泳動移動度比μ/μ<1かつ電荷密度比σ/σ>1を満たす粒子径比a/aは、存在しないことが分かる。
一方、図9は、Q/Q>1の例として、Q/Q=10の場合について、図7と同様に、粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと、電荷密度比σ/σの変化をグラフ化したものである。図9によると、電気泳動移動度比μ/μ<1かつ電荷密度比σ/σ>1を満たす粒子径比a/aがa/a>1の範囲に存在することが分かる(図9中に示す領域T)。
以上のように、Q/Q>1となるように電荷量を調整し、決定した電荷量を元に粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと、電荷密度比σ/σの変化をグラフ化することで、粒径比a/aをどの程度にすれば良いか知ることができる。
現実的に調製可能な電荷量比を考えると、電荷量比はQ/Qは、1より大きく100以下が望ましく、これに従って粒径比を考えると粒径比a/aは、1より大きく10以下が望ましい。
以上のような第1粒子A、第2粒子Bおよび第3粒子Cは、互いに色が異なっている。第1粒子A、第2粒子Bおよび第3粒子Cの色としては、それぞれ、特に限定されず、白色、黒色またはこれらの中間色(灰色)などの無彩色や、赤色、青色、緑色などの有彩色のうちから、3色を任意に選択することができる。
また、粒子の種類(第1粒子A、第2粒子B、第3粒子C)と粒子の色(白色、黒色、青色、赤色、黄色等)の組み合わせは、限定されるものではく、例えば、第1粒子Aが白色の粒子、第2粒子Bが黒色の粒子、第3粒子Cが黄色の粒子の組み合わせや、第1粒子Aが青色の粒子、第2粒子Bが白色の粒子、第3粒子Cが黒色の粒子の組み合わせが挙げられる。
電気泳動粒子(すなわち、第1粒子A、第2粒子Bおよび第3粒子C)は、それぞれ、前述したような条件を満たすものであれば、いかなるものをも用いることができ、特に限定はされないが、顔料粒子、樹脂粒子、セラミックス粒子、金属粒子、金属酸化物粒子またはこれらの複合粒子のうちの少なくとも1種が好適に使用される。これらの粒子は、製造が容易であるとともに、荷電の制御を比較的容易に行うことができるという利点を有している。
顔料粒子を構成する顔料としては、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料、二酸化チタン、三酸化アンチモン、硫化亜鉛、亜鉛華等の白色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、イソインドリノン、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、チタンイエロー等の黄色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、キナクリドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー、紺青、群青、コバルトブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、樹脂粒子を構成する樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ロジン樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、スチレンとアクリロニトリルを共重合したAS樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、複合粒子としては、例えば、顔料粒子の表面を樹脂材料で被覆したもの、樹脂粒子の表面を顔料で被覆したもの、顔料と樹脂材料とを適当な組成比で混合した混合物で構成される粒子等が挙げられる。
また、このような電気泳動粒子の分散媒5中での分散性を向上させることを目的に、各粒子A〜Cの表面に、分散媒5と相溶性の高い高分子を物理的に吸着させたり、化学的に結合させたりすることができる。これらの中でも、電気泳動粒子の表面からの離脱着の問題から、前記高分子が化学的に結合しているものが特に好ましい。かかる構成とすれば、電気泳動粒子の見かけの比重が小さくなる方向に作用して、電気泳動粒子の分散媒5での親和性、すなわち分散性を向上させることができる。
この場合、前記高分子の結合数は、1つの正帯電粒子Bにおいて、300〜2500(個/μm)程度であるのが好ましく、500〜1600(個/μm)程度であるのがより好ましい。高分子の結合数を前記範囲内とすることにより、電気泳動粒子の分散媒5に対する親和性を高め、その分散性を向上させることができる。また、電気泳動粒子の表面の電荷が高分子に覆われてしまうことによるクーロン力の低下を防止することもできる。
このような高分子としては、例えば、電気泳動粒子と反応性を有する基と帯電性官能基を有する高分子、電気泳動粒子と反応性を有する基と長鎖アルキル鎖、長鎖エチレンオキシド鎖、長鎖フッ化アルキル鎖、長鎖ジメチルシリコーン鎖等を有する高分子、および、電気泳動粒子と反応性を有する基と帯電性官能基と長鎖アルキル鎖、長鎖エチレンオキシド鎖、長鎖フッ化アルキル鎖、長鎖ジメチルシリコーン鎖等を有する高分子等が挙げられる。
上述したような高分子において、電気泳動粒子と反応性を有する基(以下、反応性基と称する。)としては、例えば、エポキシ基、チオエポキシ基、アルコキシシラン基、シラノール基、アルキルアミド基、アジリジン基、オキサゾン基、およびイソシアネート基等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を選択して用いることができるが、用いる電気泳動粒子の種類等に応じて、選択するようにすればよい。
電気泳動粒子の平均粒径は、特に限定されないが、0.1〜10μm程度であるのが好ましく、0.1〜7.5μm程度であるのがより好ましい。電気泳動粒子の平均粒径が小さ過ぎると、主に可視光域において十分な隠蔽率を得ることができず、その結果、電気泳動表示装置1の表示コントラストが低下するおそれがあり、一方、電気泳動粒子の平均粒径が大き過ぎると、その種類等によっては、分散媒5中において沈降し易くなり、電気泳動表示装置1の表示品質が劣化すること等の問題が生じるおそれがある。
以上、非帯電粒子A、正帯電粒子Bおよび負帯電粒子Cについて説明したが、このような3つの粒子A〜Cの分散媒5への分散は、例えば、ペイントシェーカー法、ボールミル法、メディアミル法、超音波分散法、攪拌分散法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて行うことができる。
次に、図1〜図6に基づいて、電気泳動表示装置1の作動を説明する。なお、言うまでもないが、図1、図3〜図5、図8、図9は、説明の便宜上模式的に図示したもので、各粒子A〜Cの数、大きさなどは実際とは大きく異なるものである。また、以下では、透明電極8側から視認したときの充填部6内の色を「表示色」と言う。また、本実施形態では、第1粒子Aは、黒色の粒子であり、第2粒子Bは、イエロー(有彩色)の粒子であり、第3粒子は、白色の粒子である。
<1>黒色表示
まず、黒色表示状態(第1状態)について説明する。
例えば、図2(a)に示すように、透明電極7に正電圧、対向電極8に負電圧を印加する。これにより、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、正電圧が印加された透明電極7に電気的に吸着されるようにして、分散媒5中を透明電極7へ向かって泳動することとなるが、この時、第1粒子Aと第2粒子Bとの電気泳動移動度の違いから、第1粒子Aが、第2粒子Bよりも先に、透明電極7に到達する。したがって、図3に示すように、第1粒子Aが第2粒子Bに対して透明電極7側に位置するように、第1粒子Aおよび第2粒子Bがそれぞれ、透明電極7に対応する部位(すなわち、視認部4)に偏在する。言い換えれば、透明電極7側から順に、多数の第1粒子Aが集合することで形成された第1粒子層と、多数の第2粒子Bが集合することで形成された第2粒子層とが積層したような状態となる。
一方、第3粒子Cは、負電圧が印加された対向電極8に電気的に吸着されるようにして、分散媒5中を対向電極8へ向かって泳動する。これにより、図3に示すように、第3粒子Cが、対向電極8に対応する部位(すなわち、底面311)に偏在する。
この状態では、視認部4が第1粒子Aで覆われているため、表示色として黒色が視認される。
なお、このような電気泳動表示装置1では、透明電極7および対向電極8への電圧印加を停止しても、第1粒子A、第2粒子Bおよび第3粒子Cは、それぞれ、電圧印加が停止される直前の状態を維持する特性を有している。つまり、黒色表示状態となった後、電圧印加を停止しても黒色表示状態を維持することができる。このことは、後に述べるイエロー表示状態、白色表示状態等についても同様である。
<2>イエロー表示状態
次に、イエロー表示状態(第2状態)について説明する。
まず、前述した黒色表示状態とする。この状態で、透明電極7と対向電極8の間に交番電圧を印加すると、第1粒子Aと第2粒子Bとの電荷密度の差によって、第1粒子Aと第2粒子Bとの位置関係が逆転する。これにより、視認部4が第2粒子Bで覆われることとなり、よって、表示色としてイエローが視認される。
ここで、第1粒子A、第2粒子B、および第3粒子Cの具体的な動き(泳動)を説明するのに先立って、透明電極7と対向電極8の間に印加する交番電圧について説明する。
本実施形態では、透明電極7と対向電極8の間に印加する交番電圧は、[1]透明電極7に正電圧を印加している時間が、透明電極7に負電圧を印加している時間よりも長く、かつ、[2]透明電極7に印加する正電圧の強度が、透明電極7に印加する負電圧の強度よりも大きくなるよう設定されている。
具体的には、図2(b)に示す電圧を透明電極7、対向電極8に印加するようになっており、透明電極7に印加する電圧の波形と対向電極8に印加する電圧の波形とは、正負が反対となった対照的なもとなっている。
ここで、透明電極7に印加する交番電圧の一周期をTとし、一定の強度の負電圧が印加される状態をt1とし、一定の強度の正電圧が印加される状態をt2とし、電圧が印加されない状態をt3としたとき、前記[1]を満たすように、状態t2を維持する時間は、状態t1を維持する時間よりも長くなっており、かつ、前記[2]を満たすように、状態t2での電圧の強度は、状態t1での電圧の強度よりも強くなっている。
また、この交番電圧の周波数としては、特に限定されないが、1×10〜1×10[Hz]であることが好ましく、1×10〜1×10[Hz]であるのがより好ましく、1×10〜1×10[Hz]であることがさらに好ましい。これにより、後述するように、第1粒子Aと第2粒子との位置関係を確実に逆転させることができる。
以上、透明電極7と対向電極8との間に印加する交番電圧について説明したが、このような電圧としては、交番電圧であれば、特に限定されず、例えば、上記[1]または[2]のいずれか一方のみを満たすものであってもよい。
次いで、前記交番電圧を印加したときの第1粒子A、第2粒子B、および第3粒子Cの具体的な動き(泳動)を説明する。
まず、状態t1では、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、正電圧が印加された対向電極8に電気的に吸着されるようにして、分散媒5中を対向電極8へ向かって泳動する。
反対に、状態t2では、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、正電圧が印加された透明電極7に電気的に吸着されるようにして、分散媒5中を透明電極7へ向かって泳動する。
また、状態t3では、透明電極7と対向電極8との間に電圧が印加されていないため、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、分散媒5中を泳動せずに、実質的にその場所に留まっている。
以上のような状態t1〜状態t3を周期的に繰り返すと、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、分散媒5中で上下方向に往復するよう泳動することとなる。ここで、前述したように、交番電圧の周波数が比較的高いため、状態t1および状態t2での第1粒子Aおよび第2粒子Bの泳動距離は、極めて短い。そのため、実質的には、第1粒子Aおよび第2粒子Bが、透明電極7付近で微小に振動することとなる。
第2粒子Bは、第1粒子Aよりも電荷密度が高く、状態t2での透明電極7との静電気力(クーロン力)が第1粒子Aのそれよりも強いため、前記振動が続くと、第2粒子Bが、複数の第1粒子Aの間を通り抜けて、次第に、透明電極7側に移動していく。これにより、図4に示すような第1粒子Aと第2粒子Bとが透明電極7付近で混じりあった状態を経由して、図5に示すような第2粒子Bが第1粒子Aに対して透明電極7側に位置する状態となる。すなわち、黒色表示状態(第1状態)に対して、第1粒子Aと第2粒子Bの位置関係が逆転した状態(第2状態)となる。
なお、前記振動により、第1粒子Aと第2粒子Bとの位置関係が逆転する際には、前述したように第1粒子Aおよび第2粒子Bの泳動距離が短いことから、第1粒子Aと第2粒子Bとの電気泳動移動度の差は、ほとんど影響せず、第1粒子Aと第2粒子Bとの電気密度の差が支配的に影響することとなる。そのため、第1粒子Aよりも電荷密度の大きい第2粒子Bが、第1粒子Aよりも透明電極7側に確実に移動することとなる。
この状態では、視認部4が第2粒子Bで覆われているため、表示色としてイエローが視認される。
また、前述したように、状態t2の電圧の強度は、状態t1の電圧の強度よりも大きい。そのため、状態t1における第1粒子Aおよび第2粒子Bと対向電極8との静電気力に対して、状態t2における第1粒子Aおよび第2粒子Bと透明電極7との静電気力が強くなる。これにより、第1粒子Aおよび第2粒子Bを透明電極7付近に位置させつつ、第1粒子Aと第2粒子Bとの位置関係を逆転させることができる。よって、黒色表示状態からイエロー表示状態への切り換えを確実に行うことができる。
また、前述したように、状態t2を維持する時間は、状態t1を維持する時間よりも長い。そのため、第1粒子Aおよび第2粒子Bを透明電極7付近に位置させつつ、第1粒子Aと第2粒子Bとの位置関係を逆転させることができる。よって、この点からも、黒色表示状態からイエロー表示状態への切り換えを確実に行うことができる。
<3>白色表示
次に、白色表示状態(第3状態)について説明する。
例えば、図2(c)に示すように、透明電極7に負電圧、対向電極8に正電圧を印加する。これにより、第1粒子Aおよび第2粒子Bは、それぞれ、正電圧が印加された対向電極8に電気的に吸着されるようにして、分散媒5中を対向電極8へ向かって泳動する。その結果、図6に示すように、第1粒子Aおよび第2粒子Bがそれぞれ、対向電極8に対応する部位に偏在する。
一方、第3粒子Cは、負電圧が印加された透明電極7に電気的に吸着されるようにして、分散媒5中を透明電極7へ向かって泳動する。これにより、図6に示すように、第3粒子Cが、透明電極7に対応する部位に偏在する。
この状態では、視認部4が第3粒子Cで覆われているため、表示色として白色が視認される。以下、この状態を白色表示状態(第3状態)とも言う。
以上、黒色表示状態、イエロー表示状態および白色表示状態について、それぞれ詳細に説明したが、電気泳動表示装置1では、さらに、黒色とイエローの中間色を表示することもできる。つまり、電気泳動表示装置1では、イエローの階調表現が可能である。以下、黒色とイエローの中間色を表示する場合について説明する。
<4>黒色とイエローの中間色表示
前述したように、黒色表示状態で、図2(b)に示すような電圧を印加すると、図3に示すような状態を経て、イエロー表示状態となる。すなわち、黒色表示状態からイエロー表示状態へ切り換える際、表示色が、黒色からイエローへと徐々に変化していることとなる。
ここで、前述したように、電気泳動表示装置1は、電圧印加を停止しても、第1粒子A、第2粒子Bおよび第3粒子Cをそれぞれ電圧印加が停止される直前の状態に維持するとうい性質を有する。このような性質を利用すれば、図2(b)に示すような電圧を印加し、例えば図3に示すような状態となったときに、電圧印加が停止されるようにすれば、図3に示すような状態を維持することができ、イエローと黒色の中間色、すなわちイエロー表示状態と比較して明度の低いイエローを表示することができる。
以上、電気泳動表示装置1の作動について、詳細に説明した。
本実施形態では、第1粒子Aを黒色の粒子とし、第3粒子を白色の粒子としたことにより、特に白黒表示の反応性を優れたものとすることができる。具体的には、イエロー表示状態とするためには、前述したように黒色表示状態を経由しなければならないが、黒色表示状態および白色表示状態については、他の状態を経由しなくてもその状態とすることができる。そのため、黒色表示状態と白色表示状態との切り換えを素早く行うことができ、白黒表示の反応性が優れたものとなる。なお、このような効果は、第1粒子Aを白色の粒子とし、第3粒子を黒色の粒子とした場合にも発揮される。
また、第1粒子Aを黒色の粒子とし、第3粒子を白色の粒子としたことにより、白色表示状態での表示色(白色)を所望のものとすることができる。具体的には、第3粒子Cは、3種の粒子A〜Cのうち唯一正に帯電する粒子である。したがって、図5に示すような白色表示状態では、第3粒子Cのみが視認部4を覆うように充填部6の上側に偏在することとなる。
ここで、通常の白黒粒子のみによって構成される電気泳動表示装置では、白色粒子の下部に黒色粒子が存在するために白色表示の輝度を高めることができないという問題があるが、本実施形態においては、白色粒子の下部に位置するのは第2粒子Bであり、黒色の粒子ではない。その結果、通常の白黒粒子のみによって構成される電気泳動表示装置に対して、白色表示における輝度を向上させることができる。
これに対して、例えば、第1粒子Aが白色の粒子であった場合、すなわち、図3に示す状態が白色表示状態となる場合には、第1粒子Aの含有量や粒径によっても異なるが、入射光の一部が第2粒子Bに吸収され、所望の白色を表示することができない場合がある。
また、第2粒子Bを有彩色の粒子としたことで、白黒表示に加え、カラー表示が可能となる。これにより、電気泳動表示装置1の汎用性が高まる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の電気泳動表示装置の第2実施形態について説明する。
図10は、本発明の電気泳動表示装置の第2実施形態を示す模式的縦断面図である。
以下、第2実施形態の電気泳動表示装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる電気泳動表示装置は、画素の構成が異なる以外は、第1実施形態の電気泳動表示装置と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図10に示すように、画素Pは、左右方向に並設された3つの充填部61、62、63を有している。
各充填部61、62、63に充填された分散媒5に含有される第1粒子Aおよび第3粒子Cは、それぞれ第1実施形態と同様である。すなわち、各分散媒5に含有される第一粒子Aは、黒色の粒子であり、第3粒子Cは、白色の粒子である。
また、充填部61に充填された分散媒5に含有される第2粒子は、シアンの粒子であり、充填部62に充填された分散媒5に含有される第2粒子は、マゼンタの粒子であり、充填部63に充填された分散媒5に含有される第2粒子Bは、イエローの粒子である。
つまり、画素Pは、表示色としてシアンを表示可能な充填部61と、マゼンタを表示可能な充填部62と、イエローを表示可能な充填部63とで構成されている。このような画素Pによれば、3つの充填部61、62、63の表示色を任意に組み合わせることで、フルカラー表示が可能となる。
例えば、黒色を表示したい場合には、3つの充填部61、62、63を全て黒色表示状態(第1粒子Aが視認部4を覆っている状態)とすればよいし、マゼンタを表示したい場合には、充填部62をマゼンタ表示状態(第2粒子Bが視認部4を覆っている状態)とし、充填部61、63を白色表示状態(第3粒子が視認部4を覆っている状態)とすればよいし、シアンとマゼンタの中間色を表示したい場合には、充填部61をシアン表示状態とし、充填部62をマゼンタ表示状態とし、充填部63を白色表示状態とすればよい。
なお、このような画素P中の充填部61、62、63の配列や、形状などは、特に限定されない。
また、充填部61に充填された分散媒5に含有される第2粒子Bの色をシアンとし、充填部62に充填された分散媒5に含有される第2粒子Bの色をマゼンタとし、充填部63に充填された分散媒5中に含有される第2粒子Bの色をイエローとしたものについて説明したが、これに限定されず、例えば、充填部61に充填された分散媒5に含有される第2粒子Bの色をレッド(R)とし、充填部62に充填された分散媒5に含有される第2粒子Bの色をグリーン(G)とし、充填部63に充填された分散媒5に含有される第2粒子Bの色をブルー(B)としてもよい。これによっても、本実施形態と同様に、フルカラー表示が可能となる。
以上のような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上説明したような電気泳動表示装置1は、それぞれ、各種電子機器に組み込むことができる。電気泳動表示装置を備える本発明の電子機器としては、例えば、電子ペーパー、電子ブック、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができる。
これらの電子機器のうちから、電子ペーパーを例に挙げ、具体的に説明する。
図11は、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。
図11に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。
このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような電気泳動表示装置1で構成されている。
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図12は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図12中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図12に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図11に示す構成と同様のものである。
本体部801は、その側部(図12中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図12(b)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図12中、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。
以上、図示の各実施形態に基づいて、本発明の電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器を説明したが、本発明は、これらに限定されるものでない。例えば、本発明の電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、充填部を蓋部と基体に形成された凹部とで形成下も世について説明したが、これに限定されず、例えば、いわゆるマイクロカプセルを充填部として用いてもよい。
また、前述した実施形態では、電気泳動表示装置が複数の画素を有するものについて説明したが、画素の数は、特に限定されず、例えば1つであってもよい。
また、前述した実施形態では、分散媒中に3種の粒子、すなわち、第1粒子、第2粒子および第3粒子が含有されているものについて説明したが、少なくとも第1粒子および第2粒子が含有されていればよく、第3粒子は省略してもよい。
また、前述した実施形態では、第1粒子および第2粒子が、それぞれ、負に帯電した粒子であり、第3粒子が、正に帯電した粒子であるものについて説明したが、これと反対であってもよい、すなわち、第1粒子および第2粒子が、それぞれ、正に帯電した粒子であり、第3粒子が、負に帯電した粒子であってもよい。これによっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
本発明の電気泳動表示装置の第1実施形態を示す模式的縦断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の駆動波形の一例を示す図である。 図1に示す電気泳動表示装置の作動を示す模式的縦断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の作動を示す模式的縦断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の作動を示す模式的縦断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の作動を示す模式的縦断面図である。 電荷量比Q/Q=1である場合に、粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと電荷密度比σ/σの変化を示すグラフである。 電荷量比Q/Q=0.1である場合に、粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと電荷密度比σ/σの変化を示すグラフである。 電荷量比Q/Q=10である場合に、粒径比a/aを変化させたときの電気泳動移動度比μ/μと電荷密度比σ/σの変化を示すグラフである。 本発明の電気泳動表示装置の第2実施形態を示す模式的縦断面図である。 本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。 本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。
符号の説明
1……電気泳動表示装置 2……電気泳動表示シート 3……基体 31……凹部 311……底面 4……蓋部(視認部) 5……液相分散媒 6、61〜63……充填部 7……透明電極 8……対向電極 9……回路基板 91……基部 600‥‥電子ペーパー 601‥‥本体 602‥‥表示ユニット 800‥‥ディスプレイ 801‥‥本体部 802a、802b‥‥搬送ローラ対 803‥‥孔部 804‥‥透明ガラス板 805‥‥挿入口 806‥‥端子部 807‥‥ソケット 808‥‥コントローラー A……第1粒子 B……第2粒子 C……第3粒子

Claims (12)

  1. 互いに色の異なる少なくとも2種の粒子を分散させた液相分散媒が充填された充填部と、
    前記充填部の一方側に設けられ、前記充填部内を視認可能な第1電極と、
    前記充填部の他方側に設けられた第2電極とを有し、
    前記少なくとも2種の粒子は、互いに負に帯電する第1粒子および第2粒子を含んでおり、
    前記第1粒子は、前記第2粒子より電気泳動移動度が大きく、かつ、前記第2粒子より電荷密度が小さくなっており、
    前記第1電極に正電圧、前記第2電極に負電圧を印加することにより、前記第1粒子と前記第2粒子を前記第1電極側に偏在させるに際し、前記電気泳動移動度の差を利用して、前記第1粒子が前記第2粒子よりも前記第1電極側に位置する第1状態と、該第1状態から、前記第1電極と前記第2電極との間に交番電圧を印加することにより、前記電荷密度の差を利用して、前記第1粒子と前記第2粒子の位置関係を逆転させる第2状態とを取り得ることができ、前記第1状態または前記第2状態のいずれかの状態を選択することにより、前記第1電極を介して視認する前記充填部内の色を変更するよう構成されていることを特徴とする電気泳動表示シート。
  2. 互いに色の異なる少なくとも2種の粒子を分散させた液相分散媒が充填された充填部と、
    前記充填部の一方側に設けられ、前記充填部内を視認可能な第1電極と、
    前記充填部の他方側に設けられた第2電極とを有し、
    前記少なくとも2種の粒子は、互いに正に帯電する第1粒子および第2粒子を含んでおり、
    前記第1粒子は、前記第2粒子より電気泳動移動度が大きく、かつ、前記第2粒子より電荷密度が小さくなっており、
    前記第1電極に負電圧、前記第2電極に正電圧を印加することにより、前記第1粒子と前記第2粒子を前記第1電極側に偏在させるに際し、前記電気泳動移動度の差を利用して、前記第1粒子が前記第2粒子よりも前記第1電極側に位置する第1状態と、該第1状態から、前記第1電極と前記第2電極との間に交番電圧を印加することにより、前記電荷密度の差を利用して、前記第1粒子と前記第2粒子の位置関係を逆転させる第2状態とを取り得ることができ、前記第1状態または前記第2状態のいずれかの状態を選択することにより、前記第1電極を介して視認する前記充填部内の色を変更するよう構成されていることを特徴とする電気泳動表示シート。
  3. 前記少なくとも2種の粒子に加えて前記第1粒子と反対の極性に帯電する第3粒子を含んでおり、
    前記第1電極に前記第1粒子と同じ極性の電圧、前記第2電極に前記第1粒子と反対の極性の電圧を印加することにより、前記第3粒子が前記第1電極側、前記第1粒子および前記第2粒子が前記第2電極側に偏在する第3状態を取り得ることができ、
    前記第1状態、前記第2状態および前記第3状態のうちからいずれかの状態を選択することにより、前記色の変更を行う請求項1または2に記載の電気泳動表示シート。
  4. 前記交番電圧は、前記第1電極に前記第1粒子と反対の極性の電圧を印加する時間が、前記第1電極に前記第1粒子と同じ極性の電圧を印加する時間よりも長い請求項1ないし3のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  5. 前記交番電圧は、前記第1電極に印加する前記第1粒子と反対の極性の電圧が、前記第1電極に印加する前記第1粒子と同じ極性の電圧よりも大きい請求項1ないし4のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  6. 前記第1粒子および前記第3粒子のうちの一方は、黒色の粒子、他方は、白色の粒子である請求項3ないし5のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  7. 前記第1粒子は、黒色の粒子であり、前記第3粒子は、白色の粒子である請求項6に記載の電気泳動表示シート。
  8. 前記第2粒子は、有彩色の粒子である請求項1ないし7のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  9. 前記有彩色は、シアン、マゼンタまたはイエローである請求項8に記載の電気泳動表示シート。
  10. 前記有彩色は、レッド(R)、グリーン(G)またはブルー(B)である請求項8に記載の電気泳動表示シート。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の電気泳動表示シートと、
    前記充填部の他方の側に設けられた基板とを備えることを特徴とする電気泳動表示装置。
  12. 請求項11に記載の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
JP2007289010A 2007-11-06 2007-11-06 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 Active JP5320724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007289010A JP5320724B2 (ja) 2007-11-06 2007-11-06 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007289010A JP5320724B2 (ja) 2007-11-06 2007-11-06 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009116041A true JP2009116041A (ja) 2009-05-28
JP5320724B2 JP5320724B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=40783252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007289010A Active JP5320724B2 (ja) 2007-11-06 2007-11-06 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5320724B2 (ja)

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007942A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 表示媒体用の粒子
WO2012047000A2 (ko) * 2010-10-04 2012-04-12 주식회사 이미지앤머터리얼스 전기 영동 입자들 및 이의 제조 방법, 이를 이용한 디스플레이 장치, 및 구동 방법
JP2012150178A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 表示媒体及び表示装置
CN103676396A (zh) * 2013-12-13 2014-03-26 合肥京东方光电科技有限公司 电泳胶囊和包括该电泳胶囊的电泳显示面板,显示装置
WO2014055551A1 (en) 2012-10-02 2014-04-10 Sipix Imaging, Inc. Color display device
JP2014077968A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Fuji Xerox Co Ltd 表示用粒子分散液、表示媒体、及び表示装置
US8717664B2 (en) 2012-10-02 2014-05-06 Sipix Imaging, Inc. Color display device
US8917439B2 (en) 2012-02-09 2014-12-23 E Ink California, Llc Shutter mode for color display devices
WO2015054158A1 (en) * 2013-10-07 2015-04-16 E Ink California, Llc Driving methods for color display device
US9013783B2 (en) 2011-06-02 2015-04-21 E Ink California, Llc Color electrophoretic display
US9116412B2 (en) 2010-05-26 2015-08-25 E Ink California, Llc Color display architecture and driving methods
US9170468B2 (en) 2013-05-17 2015-10-27 E Ink California, Llc Color display device
US9285649B2 (en) 2013-04-18 2016-03-15 E Ink California, Llc Color display device
US9360733B2 (en) 2012-10-02 2016-06-07 E Ink California, Llc Color display device
US9383623B2 (en) 2013-05-17 2016-07-05 E Ink California, Llc Color display device
US9459510B2 (en) 2013-05-17 2016-10-04 E Ink California, Llc Color display device with color filters
US9513527B2 (en) 2014-01-14 2016-12-06 E Ink California, Llc Color display device
US9541814B2 (en) 2014-02-19 2017-01-10 E Ink California, Llc Color display device
WO2017066152A1 (en) * 2015-10-12 2017-04-20 E Ink California, Llc Electrophoretic display device
US9640119B2 (en) 2014-11-17 2017-05-02 E Ink California, Llc Driving methods for color display devices
US9671668B2 (en) 2014-07-09 2017-06-06 E Ink California, Llc Color display device
US9759981B2 (en) 2014-03-18 2017-09-12 E Ink California, Llc Color display device
US9759980B2 (en) 2013-04-18 2017-09-12 Eink California, Llc Color display device
US9812073B2 (en) 2014-11-17 2017-11-07 E Ink California, Llc Color display device
US9922603B2 (en) 2014-07-09 2018-03-20 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US10032419B2 (en) 2015-04-06 2018-07-24 E Ink California, Llc Driving methods for electrophoretic displays
US10147366B2 (en) 2014-11-17 2018-12-04 E Ink California, Llc Methods for driving four particle electrophoretic display
US10162242B2 (en) 2013-10-11 2018-12-25 E Ink California, Llc Color display device
US10380931B2 (en) 2013-10-07 2019-08-13 E Ink California, Llc Driving methods for color display device
US10380955B2 (en) 2014-07-09 2019-08-13 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US10726760B2 (en) 2013-10-07 2020-07-28 E Ink California, Llc Driving methods to produce a mixed color state for an electrophoretic display
CN112002286A (zh) * 2013-05-17 2020-11-27 伊英克加利福尼亚有限责任公司 彩色显示装置的驱动方法
US10891906B2 (en) 2014-07-09 2021-01-12 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US11017705B2 (en) 2012-10-02 2021-05-25 E Ink California, Llc Color display device including multiple pixels for driving three-particle electrophoretic media
US11266832B2 (en) 2017-11-14 2022-03-08 E Ink California, Llc Electrophoretic active delivery system including porous conductive electrode layer
CN115116403A (zh) * 2022-08-29 2022-09-27 惠科股份有限公司 电子墨水屏及其控制方法、装置和计算机可读存储介质
US11938215B2 (en) 2019-11-27 2024-03-26 E Ink Corporation Method for operating a benefit agent delivery system comprising microcells having an electrically eroding sealing layer

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015356B1 (ja) * 1969-06-12 1975-06-04
JPS6486116A (en) * 1987-09-29 1989-03-30 Nippon Mektron Kk Electrophoretic display device
JP2001516467A (ja) * 1997-03-18 2001-09-25 マサチューセッツ・インスティテュート・オブ・テクノロジー 改善されたマイクロカプセル化された起電表示装置
JP2006058901A (ja) * 1997-08-28 2006-03-02 E-Ink Corp 電気泳動ディスプレイのための新規のアドレッシング方式
JP2007178785A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nec Lcd Technologies Ltd 電気泳動表示装置及びその駆動方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015356B1 (ja) * 1969-06-12 1975-06-04
JPS6486116A (en) * 1987-09-29 1989-03-30 Nippon Mektron Kk Electrophoretic display device
JP2001516467A (ja) * 1997-03-18 2001-09-25 マサチューセッツ・インスティテュート・オブ・テクノロジー 改善されたマイクロカプセル化された起電表示装置
JP2006058901A (ja) * 1997-08-28 2006-03-02 E-Ink Corp 電気泳動ディスプレイのための新規のアドレッシング方式
JP2007178785A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nec Lcd Technologies Ltd 電気泳動表示装置及びその駆動方法

Cited By (72)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007942A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 表示媒体用の粒子
US9116412B2 (en) 2010-05-26 2015-08-25 E Ink California, Llc Color display architecture and driving methods
WO2012047000A2 (ko) * 2010-10-04 2012-04-12 주식회사 이미지앤머터리얼스 전기 영동 입자들 및 이의 제조 방법, 이를 이용한 디스플레이 장치, 및 구동 방법
WO2012047000A3 (ko) * 2010-10-04 2012-05-31 주식회사 이미지앤머터리얼스 전기 영동 입자들 및 이의 제조 방법, 이를 이용한 디스플레이 장치, 및 구동 방법
JP2012150178A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 表示媒体及び表示装置
US9013783B2 (en) 2011-06-02 2015-04-21 E Ink California, Llc Color electrophoretic display
US8917439B2 (en) 2012-02-09 2014-12-23 E Ink California, Llc Shutter mode for color display devices
US10332435B2 (en) 2012-10-02 2019-06-25 E Ink California, Llc Color display device
US9360733B2 (en) 2012-10-02 2016-06-07 E Ink California, Llc Color display device
US8964282B2 (en) 2012-10-02 2015-02-24 E Ink California, Llc Color display device
US11017705B2 (en) 2012-10-02 2021-05-25 E Ink California, Llc Color display device including multiple pixels for driving three-particle electrophoretic media
JP2017102480A (ja) * 2012-10-02 2017-06-08 イー・インク・カリフォルニア・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーE Ink California,Llc カラーディスプレイデバイス
KR20150063552A (ko) * 2012-10-02 2015-06-09 이 잉크 캘리포니아 엘엘씨 컬러 디스플레이 디바이스
CN104813385A (zh) * 2012-10-02 2015-07-29 电子墨水加利福尼亚有限责任公司 彩色显示装置
EP2904602A1 (en) * 2012-10-02 2015-08-12 E Ink California, LLC Color display device
WO2014055551A1 (en) 2012-10-02 2014-04-10 Sipix Imaging, Inc. Color display device
EP3388891A1 (en) * 2012-10-02 2018-10-17 E Ink California, LLC Color display device
JP2015532461A (ja) * 2012-10-02 2015-11-09 イー・インク・カリフォルニア・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーE Ink California,Llc カラーディスプレイデバイス
KR20190018043A (ko) * 2012-10-02 2019-02-20 이 잉크 캘리포니아 엘엘씨 컬러 디스플레이 디바이스
EP2904602A4 (en) * 2012-10-02 2016-06-01 E Ink California Llc COLOR DISPLAY DEVICE
US8717664B2 (en) 2012-10-02 2014-05-06 Sipix Imaging, Inc. Color display device
KR101951986B1 (ko) * 2012-10-02 2019-02-25 이 잉크 캘리포니아 엘엘씨 컬러 디스플레이 디바이스
KR102020186B1 (ko) 2012-10-02 2019-09-09 이 잉크 캘리포니아 엘엘씨 컬러 디스플레이 디바이스
JP2014077968A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Fuji Xerox Co Ltd 表示用粒子分散液、表示媒体、及び表示装置
US9759980B2 (en) 2013-04-18 2017-09-12 Eink California, Llc Color display device
US9285649B2 (en) 2013-04-18 2016-03-15 E Ink California, Llc Color display device
US10126628B2 (en) 2013-04-18 2018-11-13 E Ink California, Llc Color display device
US9459510B2 (en) 2013-05-17 2016-10-04 E Ink California, Llc Color display device with color filters
US9383623B2 (en) 2013-05-17 2016-07-05 E Ink California, Llc Color display device
US9646547B2 (en) 2013-05-17 2017-05-09 E Ink California, Llc Color display device
US9170468B2 (en) 2013-05-17 2015-10-27 E Ink California, Llc Color display device
CN112002286A (zh) * 2013-05-17 2020-11-27 伊英克加利福尼亚有限责任公司 彩色显示装置的驱动方法
JP2018049302A (ja) * 2013-10-07 2018-03-29 イー インク カリフォルニア, エルエルシー カラーディスプレイデバイスの駆動方法
US11217145B2 (en) 2013-10-07 2022-01-04 E Ink California, Llc Driving methods to produce a mixed color state for an electrophoretic display
EP3055857A4 (en) * 2013-10-07 2017-11-15 E Ink California, LLC Driving methods for color display device
US11004409B2 (en) 2013-10-07 2021-05-11 E Ink California, Llc Driving methods for color display device
WO2015054158A1 (en) * 2013-10-07 2015-04-16 E Ink California, Llc Driving methods for color display device
US10726760B2 (en) 2013-10-07 2020-07-28 E Ink California, Llc Driving methods to produce a mixed color state for an electrophoretic display
US10380931B2 (en) 2013-10-07 2019-08-13 E Ink California, Llc Driving methods for color display device
US10339876B2 (en) 2013-10-07 2019-07-02 E Ink California, Llc Driving methods for color display device
JP2019082735A (ja) * 2013-10-07 2019-05-30 イー インク カリフォルニア, エルエルシー カラーディスプレイデバイスの駆動方法
US10162242B2 (en) 2013-10-11 2018-12-25 E Ink California, Llc Color display device
CN103676396A (zh) * 2013-12-13 2014-03-26 合肥京东方光电科技有限公司 电泳胶囊和包括该电泳胶囊的电泳显示面板,显示装置
CN103676396B (zh) * 2013-12-13 2016-10-12 合肥京东方光电科技有限公司 电泳胶囊和包括该电泳胶囊的电泳显示面板,显示装置
US9513527B2 (en) 2014-01-14 2016-12-06 E Ink California, Llc Color display device
US10036931B2 (en) 2014-01-14 2018-07-31 E Ink California, Llc Color display device
US10234742B2 (en) 2014-01-14 2019-03-19 E Ink California, Llc Color display device
US9541814B2 (en) 2014-02-19 2017-01-10 E Ink California, Llc Color display device
US9759981B2 (en) 2014-03-18 2017-09-12 E Ink California, Llc Color display device
KR101852234B1 (ko) 2014-03-18 2018-04-25 이 잉크 캘리포니아 엘엘씨 컬러 디스플레이 디바이스
US9761181B2 (en) 2014-07-09 2017-09-12 E Ink California, Llc Color display device
US9671668B2 (en) 2014-07-09 2017-06-06 E Ink California, Llc Color display device
US11315505B2 (en) 2014-07-09 2022-04-26 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US9922603B2 (en) 2014-07-09 2018-03-20 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US10380955B2 (en) 2014-07-09 2019-08-13 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US10891906B2 (en) 2014-07-09 2021-01-12 E Ink California, Llc Color display device and driving methods therefor
US10891907B2 (en) 2014-11-17 2021-01-12 E Ink California, Llc Electrophoretic display including four particles with different charges and optical characteristics
US10147366B2 (en) 2014-11-17 2018-12-04 E Ink California, Llc Methods for driving four particle electrophoretic display
US9812073B2 (en) 2014-11-17 2017-11-07 E Ink California, Llc Color display device
US10586499B2 (en) 2014-11-17 2020-03-10 E Ink California, Llc Electrophoretic display including four particles with different charges and optical characteristics
US9640119B2 (en) 2014-11-17 2017-05-02 E Ink California, Llc Driving methods for color display devices
US10431168B2 (en) 2014-11-17 2019-10-01 E Ink California, Llc Methods for driving four particle electrophoretic display
US10825404B2 (en) 2015-04-06 2020-11-03 E Ink California, Llc Driving methods for electrophoretic displays
US10032419B2 (en) 2015-04-06 2018-07-24 E Ink California, Llc Driving methods for electrophoretic displays
US11315504B2 (en) 2015-04-06 2022-04-26 E Ink California, Llc Driving methods with shaking waveform
WO2017066152A1 (en) * 2015-10-12 2017-04-20 E Ink California, Llc Electrophoretic display device
TWI631405B (zh) * 2015-10-12 2018-08-01 美商伊英克加利福尼亞有限責任公司 電泳顯示裝置
US10062337B2 (en) 2015-10-12 2018-08-28 E Ink California, Llc Electrophoretic display device
US11266832B2 (en) 2017-11-14 2022-03-08 E Ink California, Llc Electrophoretic active delivery system including porous conductive electrode layer
US11938215B2 (en) 2019-11-27 2024-03-26 E Ink Corporation Method for operating a benefit agent delivery system comprising microcells having an electrically eroding sealing layer
US11938214B2 (en) 2019-11-27 2024-03-26 E Ink Corporation Benefit agent delivery system comprising microcells having an electrically eroding sealing layer
CN115116403A (zh) * 2022-08-29 2022-09-27 惠科股份有限公司 电子墨水屏及其控制方法、装置和计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5320724B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320724B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP5119964B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP5286738B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP5505130B2 (ja) 表示装置および電子機器
US8674978B2 (en) Electrophoretic display, electrophoretic display device and electronic apparatus
US9921451B2 (en) Colored electrophoretic displays
US8698734B2 (en) Electrophoretic display device, driving method of the same, and electronic apparatus
JP5499923B2 (ja) 表示シートの製造方法
JP5306703B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP2012003231A (ja) 電気泳動表示装置およびその駆動方法、電子機器
JP2008116513A (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP2008051931A (ja) 電気泳動表示媒体
US7423800B2 (en) Electrophoretic display device
JP5422932B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP5169312B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP5169276B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP5505119B2 (ja) 表示装置および電子機器
JP2008175973A (ja) 電気泳動表示媒体及び電気泳動表示装置
JP2008116512A (ja) 表示装置、表示方法および電子機器
JP2012093385A (ja) 表示シート、表示装置および電子機器
JP5300519B2 (ja) 表示装置、電子機器および表示装置の駆動方法
JP2011180536A (ja) 表示シート、表示装置および電子機器
JP2012226012A (ja) 表示シート、表示装置および電子機器
JP2008176017A (ja) 電気泳動表示媒体及び電気泳動表示装置
JP2006292877A (ja) 電気泳動表示素子及び電気泳動表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5320724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250