JP2009115940A - 液晶パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】狭額縁化を図って有効表示領域の拡大を図ると同時に、この狭額縁化に伴い製造
工程で発生しがちな引回し配線の断線を抑制した液晶パネルを提供すること。
【解決手段】表示領域にゲート線とソース線をマトリクス状に配設し、基板の一辺近傍に
線状の接続端子を設け、ゲート線及びソース線と接続端子とを表示領域の周囲に複数本の
引回し線で接続した第1基板2に対向基板を貼り合わせ、その一部を切除し第1基板の接
続端子を露出させた張出し部分を設けた液晶パネルであって、引回し線は、隣接する2本
の引回し線L、Lを組にして第1絶縁膜4を介して上下に重ねて配設し、上方の引回
し線Lを第2絶縁膜5で覆い、下方の引回し線Lでゲート線及び接続端子間を接続し
、上方の引回し線Lは、その一端を表示エリアの近傍でゲート線に接続し、他端を対向
基板の切除線から離れた表示エリア側で接続線L'に接続し、接続線L'を接続端子に接続
した。
【選択図】図4

Description

本発明は液晶パネルに係り、詳しくは表示領域の周辺に引回される配線を工夫して狭額
縁化した液晶パネルに関するものである。
液晶パネルは、各種の電子機器、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機やその
他の携帯用情報端末等の表示装置に多く使用されている。近年、特に携帯電話機は、本来
の通話機能に加えて、電子メール機能、ナビゲーション機能、支払い決済機能及びテレビ
ジョン機能等多種多様のソフトウエアが搭載されて急激な進化を遂げてきている。このよ
うな状況から、この液晶パネルは、本来の薄型、小型及び軽量であるといった利点を保持
しながらも、一方で表示画面の拡大及び高精細化が要求されている。これらの要求に対応
するために、小型サイズを保持しながら有効表示領域を大きくした液晶パネルが開発され
ており、特許文献でも紹介されている(例えば、下記特許文献1参照)。
図5は下記特許文献1に記載された液晶パネル基板に配線された導電パターンを示し、
図5Aは導電パターンの一部平面図、図5Bは図5AのVB−VB線の断面図、図5Cは
図5Aの導電パターン変換部を拡大した断面図である。
下記特許文献1に開示された液晶表示装置15は、図5に示すように、アレイ基板16
と、この基板に対向配置される対向基板(図示省略)とを有し、これらの基板は間にシー
ル材を介在して貼り合わされて内部に所定の大きさの空間が形成されて、この空間に液晶
が注入された構成を有している。
アレイ基板16は、所定大きさの表示領域と周辺領域とに区画されている。表示領域に
は、複数本のソース線17とゲート線18とがマトリクス状に配設されて、これらの配線
が交差する交点に薄膜トランジスタ(TFT)が設けられている。周辺領域には、一辺に
ゲート及びソース側ドライバが配設されており、他辺には各ソース線及びゲート線と外部
接続端子17、18とを接続する導電パターンが形成されている。これらの導電パタ
ーンは、第1導電パターン19と第2導電パターン21とからなり、これら第1、第2導
電パターン19、21は、間に層間絶縁膜20介して2層構造に配設され導電パターン変
換部22において層間絶縁膜20を介して接続されている。各導電パターン変換部22は
、層間絶縁膜20に形成されたコンタクト穴CTを通して第1導電パターン19と第2導
電パターン21とを電気的に接続する構成となっている。
この構成によると、2本の導電パターンが2層構造に配設されるので、1本分のスペー
スに2本の導電パターンを配設することが可能となる。その結果、全体のパネルサイズを
大きくすることなく、周辺領域を狭くして狭額縁化を図ることができ、表示エリアの拡大
が可能になる。
特開平9−311341号公報(段落〔0009〕、〔0010〕、図2)
この種の液晶パネルは、通常、複数枚のパネルを同時に製造できる大きさのTFTアレ
イ基板用のマザー基板(以下、TFTマザー基板という)と、このマザー基板に貼り合わ
されるカラーフィルタ基板用のマザー基板(以下、CFマザー基板という)との2枚のマ
ザー基板を用い、各種の製造工程を経て製造されている。この製造工程では、まず、一方
のTFTマザー基板に複数のパネル領域を区画して、これらパネル領域のうちの表示領域
内に、ゲート線、ソース線及びTFT等を設ける。次いで、表示領域の周囲にシール材を
塗布する。その後、TFTマザー基板をCFマザー基板と貼り合せ、貼り合されたマザー
基板を個々のパネルに分断する。さらに、分断された個々のパネルに液晶を封入する。
ところで、この製造工程には、TFTマザー基板とCFマザー基板とを貼り合わせた後
に、CF基板の一部を切除してアレイ基板の張出し部を露出させる切断工程が含まれてお
り、この際に、周辺領域に配設されている導電パターンが切除片に付着して剥がれたり、
切除片の端部で切断されたりする等してパネル不良が発生することがある。なお、上記特
許文献1の液晶表示装置では、積層構造上側に位置する第2導電パターンが露出されるた
め、対向基板を切除する際に断線される恐れがある。
そこで、本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって
、本発明の目的は、狭額縁化を図って有効表示領域の拡大を図ると同時に、この狭額縁化
に伴い製造工程で発生し易い引回し配線の断線を防止した液晶パネルを提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本発明の液晶パネルの発明は、表示領域にゲート線とソー
ス線とを間にゲート絶縁膜を介してマトリクス状に配設すると共に基板の一辺近傍に線状
の接続端子を設けて、前記ゲート線及びソース線と前記接続端子とを前記表示領域の周囲
に複数本の引回し線で接続した第1基板と、該第1基板と略同じ形状を有する対向基板と
、を備え、前記第1基板と対向基板とを貼り合わせた後、前記対向基板の一部を切除して
前記第1基板の前記接続端子を露出させた張出し部分を設けた液晶パネルにおいて、
前記引回し線は、隣接する2本の引回し線を組にして第1絶縁膜を介して上下に重ねて
配設すると共に、前記組にした引回し線のうち上方の引回し線を第2絶縁膜で覆い、下方
の引回し線で前記ゲート線及び前記接続端子間を接続し、前記上方の引回し線は、その一
端を前記表示領域の近傍で前記第1、第2絶縁膜にコンタクトホールを形成して前記ゲー
ト線に接続し、他端を前記対向基板の切除部から離れた前記表示領域側で前記第1、第2
絶縁膜にコンタクトホールを形成して前記第1絶縁膜の下方に配設した接続線に接続して
、前記接続線を前記接続端子に接続したことを特徴とする。
上記態様によれば、上方の引回し線は、その一端を表示領域の近傍でゲート線に接続し
、他端を対向基板の切除部から離れた表示領域側で接続端子に繋がれた接続線に接続した
ので、対向基板の一部切除時に、上方の引回し線と接続線との接続箇所に影響を及ぼすこ
とがなく切除片を第1基板から剥離することができる。また、この上方の引回し線は第1
、第2絶縁膜に被覆された接続線に接続されて、接続線が張出し部分に引回されるので、
この接続線は第1、第2絶縁膜により切除片から保護されるので、断線等を生じる可能性
も抑制できる。更に、引回し線は、周辺領域で2層構造に配設されるので、1本分のスペ
ースで2本の引回し線を配設されるので、パネルサイズを大きくすることなく周辺領域の
スペースを狭くして表示領域を広げることができる。
また、本発明の一態様において、前記第1絶縁膜に第1コンタクトホール、前記第2絶
縁膜に第2コンタクトホールをそれぞれ形成し、前記第1、第2コンタクトホールに接続
電極を挿入して、前記上方の引回し線と前記ゲート線及び前記上方の引回し線と前記接続
線とをブリッジ接続したことを特徴とする。
上記態様によれば、第1、第2コンタクトホールは、画素電極とドレイン電極を同通さ
せる為のコンタクトホールを形成する際に同時形成できるので、上方の引回し線とゲート
線及び上方の引回し線と接続線とのブリッジ接続が容易に行えるようになる。
また、本発明の一態様において、前記接続電極は、前記表示領域内の画素電極と同一材
料及び同一工程で形成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、特別な材料を使用することなく、しかも工程数を増やすことなく簡
単に接続電極を形成できる。
また、本発明の一態様において、前記引回し線の幅長は、前記線状の接続端子の幅長よ
り幅広に形成したことを特徴とする。
上記態様によれば、引回し線の電気抵抗を小さくすることができる上に、線幅が広くな
るので断線対策にもなる。
また、本発明の一態様において、前記下方の引回し線は前記ゲート線と同一材料及び同
一構成で形成され、前記上方の引回し線は前記ソース線と同一材料及び同一構成で形成さ
れ、前記第1絶縁膜は前記ゲート絶縁膜と同一材料及び同一構成で形成され、前記第2絶
縁膜は前記ソース線を被覆する保護絶縁膜と同一材料及び同一構成で形成されていること
を特徴とする。
上記態様によれば、特別な材料を使用することなく、しかも工程数を増やすことなく簡
単に、表示領域内の電極等の形成と同時に作成できる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶パネルを例示するものであって、本発明を
この液晶パネルに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその
他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したTFTアレイ基板の概略平面
図である。図2Aは図1のIIA−IIA線の断面図、図2Bは図1のIIB−IIB線の断面図
である。図3は図1のIIIA部分を示したもので、図3Aは平面図、図3Bは図3AのIII
B−IIIB線の断面図である。図4Aは図1のIVA部分の平面図、図4Bは図4AのIVB
−IVB線の断面図である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係る液晶パネルの概要を説明する。
液晶パネル1は、アクティブマトリクス方式を採用したものであって、一対の矩形状の
透明材料、例えば、それぞれガラス基板からなるTFTアレイ基板(以下、AR基板とい
う)2と、これに対向配置されるカラーフィルタ基板(以下、CF基板という)6と、を
有する。AR基板2は、CF基板6と対向配置させたときに張出し部分2a'が形成され
るようにCF基板6よりサイズが大きいものが使用される。液晶パネル1は、これらAR
基板2及びCF基板6の外周囲にシール材8を塗布して、両基板を貼り合わせて内部に所
定大きさの空間を形成し、この空間にスペーサ9を配設するとともに、この空間内に液晶
10を注入して構成される。AR基板2上には、画素電極、各種配線及び絶縁膜等が設け
られているが、これらは図2Aに構造物3として図示されている。
AR基板2は、図1において、上下方向に対向する短辺2a、2b及び左右方向に対向
する長辺2c、2dを有する縦長な長方形状をなし、下方には、CF基板6から張出す張
出し部分2a'が設けられている。この張出し部分2a'は、液晶10を駆動する液晶駆動
用ICドライバが実装されるチップ実装領域となっている。この張出し部分2a'は、A
R基板2とCF基板6とを積層して貼合せた後に、上側に位置するCF基板6をスクライ
ブ線に沿って切断することによって形成される。スクライブ線は、図1において点線で示
されている。
張出し部分2a'には、ゲート駆動ドライバGD、GD及びソース駆動ドライバS
Dが搭載されるICチップ実装領域S〜Sが区画されている。それぞれのICチップ
実装領域S〜S内には、各ドライバに接続される複数個の実装端子t、tが設け
られて、これらの実装端子t、tは、後述する引回し線L〜Lに接続されるよう
になっている。これらの実装端子t、tは、線状の接続端子で形成されている。
各ICチップ実装領域S〜Sには、組立て時にゲート駆動ドライバGD、GD
及びソース駆動ドライバSDが搭載される。また、各ICチップ実装領域S〜Sから
短辺2aに向かって複数本の外部接続端子Tが導出されている。これらの外部接続端子T
には、不図示のフレキシブル配線基板が接続される。
また、AR基板2は、中央部に表示領域DAが配され、その左右に周辺領域PA、P
、底部に周辺領域PAがそれぞれ区画されている。表示領域DAには、CF基板6
と対向する面、すなわち、液晶と接触する面に、Cr、Mo−Ta、Ta、Ti、Al等
の金属からなる複数本のゲート線GW〜GWnと、Al等の金属からなる複数本のソー
ス線SW〜SWnとがゲート絶縁膜4を介してマトリクス状に配設される。これらのゲ
ート線GW〜GWnとソース線SW〜SWnとが交差する箇所には、ゲート線GW
〜GWからの走査信号によってオン状態となるスイッチング素子(例えばTFT)及び
ソース線SW〜SWからの映像信号がスイッチング素子を介して供給される画素電極
が形成されている。
複数本のゲート線GW〜GWnは、上方の短辺2bから下方の短辺2aへ向けて、所
定の等ピッチでそれぞれ平行に横列に配設されている。これらのゲート線GW〜GWn
は、奇数番目のゲート線GW、GW、GW、・・・と、偶数番目のゲート線GW
、GW、GW、・・・とが左右にそれぞれ延在されており、各周辺領域PA、PA
にまで達している。
これらのゲート線GW〜GWnは、窒化シリコンや酸化シリコン等の透明絶縁材料か
らなるゲート絶縁膜4で覆われて、ゲート絶縁膜4の上に複数本のソース線SW〜SW
nが各ゲート線GW〜GWnと交差するように配設されている。すなわち、これらのソ
ース線SW〜SWnは、左側の長辺2cから右側の長辺2dへ向けて所定の等ピッチで
それぞれ平行に縦列に配設されている。これらのソース線SW〜SWnは下方端が周辺
領域PAまで延在されており、ICチップ実装領域S内の実装端子tに接続される
ようになっている。また、これらのソース線SW〜SWnは保護絶縁膜(パッシベーシ
ョン膜ともいう)5で覆われている。
この配線構造により、AR基板2上にあって、各ゲート線GW〜GWnは、ゲート絶
縁膜4の下側に位置する下位配線となり、各ソース線SW〜SWnはゲート絶縁膜4の
上側に位置する上位配線となっている。
左右の周辺領域PA、PAには、それぞれゲート線GW〜GWnに接続されるゲ
ート引回し線(以下、単に引回し線という)L〜Lnが配設される。これらの引回し線
〜Lnのうち、奇数番目のゲート線GW、GW、GW、GW、・・・は、図
1における右側の周辺領域PAに設けられた引回し線L、L、L、L、・・・
に接続されている。また、偶数番目のゲート線GW、GW、GW、GW、・・・
は、左側の周辺領域PAに設けられた引回し線L、L、L、L、・・・に接続
されている。
左右の周辺領域PA、PAにおける各引回し線L〜Lnは、隣接する2本の引回
し線を第1絶縁膜4を間に介して上下に重ねて配設される。すなわち、右側の周辺領域P
では、互いに隣接する2本の第1、第2引回し線、例えば引回し線L1、及び引
回し線L5、を1組として、図2Bに示すように、AR基板2上に設けられた第1引
回し線L、Lを第1絶縁膜4で覆い、この第1絶縁膜4上の、第1引回し線L、L
と平面視で重なる位置に第2引回し線L3、が配設される。また、左側の周辺領域
PAの引回し線L、L、L、L・・・も同様に、例えば引回し線L2、
び引回し線L6、を1組として2層に配線される。上側の引回し線L、L、L
、L・・・は、第2絶縁膜5で覆われる。これら上下の引回し線は、線状の接続端子の
幅長より広く形成され、実装端子t、tに接続されている。引き回し線L〜L
線幅を、夫々幅広にすることにより電気抵抗を小さくできる。従来はゲート線GW〜G
を周辺領域PA、PAまで伸延し、周辺領域引き回し線L〜Lと電気的に接
続していた為、平面視ではGW〜GWの夫々の引き回し配線が形成されていた。その
結果、配線占有面積を多く取らないと配置できない為、額縁部の配線間隔が必然的に狭く
なってしまっていた。そこで本発明の引き回し配線L〜Lはゲート線GW〜GW
を絶縁膜4を介して引き回し配線を重ねて形成できるので、平面視では従来の配線占有率
の1/2となる。そのため、引き回し配線の線幅を従来の引き回し配線の1.5倍にして
も、従来のものよりは配線占有率は少ない。なお、上記第1絶縁膜4及び第2絶縁膜5は
、それぞれゲート絶縁膜4及び保護絶縁膜5と同一材料で同一工程により形成されるもの
であるので、符号を共通にして記載している。
これらの引回し線L〜Lnは、一端が各ゲート線GW〜GWnに接続され、他端が
各ICチップ実装領域S、S内の実装端子tに接続される。各引回し線L〜Ln
の一端部と各ゲート線GW〜GWnとの接続は、それぞれ左右の周辺領域PA、PA
で行われる。すなわち、ゲート線GW〜GWnと各引回し線L〜Lnとの接続は、
各ゲート線GW〜GWnの全てがゲート絶縁膜4の下方に位置する下位配線で構成され
ているので、ゲート絶縁膜4の下方に位置する下方の引回し線(以下、下位引回し線とい
う)、例えば引回し線L、L、L、L・・・とゲート線GW、GW、GW
、GW・・・とは、AR基板2上で直接接続される。この下位引回し線L、L、L
、L・・・は、表示領域DA内のゲート線と同じ材料を使用して、このゲート線と同
時に形成されている。
一方、第1絶縁膜4の上方に位置する引回し線(以下、上位引回し線という)L、L
、L、L・・・とゲート線GW、GW、GW、GW・・・とは、間に第1
絶縁膜4が介在されているので直接接続することができない。そこで、これらの上位引回
し線L、L、L、L・・・とゲート線GW、GW、GW、GW・・・と
は、第1及び第2絶縁膜4、5にコンタクトホールを形成し、このコンタクトホール間を
接続電極11で電気的に接続することで接続される。この上位引回し線L、L、L
、L・・・は、表示領域DA内のソース線SW〜SWnと同じ材料を使用して、この
ソース線SW〜SWnと同時に形成されている。
図3を参照して、上位引回し線L、L、L、L・・・とゲート線GW、GW
、GW、GW・・・との接続構造について詳述する。なお、以下の説明においては
、複数本の上位引回し線L、L、L、L・・・及びゲート線GW、GW、G
、GW・・・のうち、1つの上位引回し線Lとゲート線GWとの接続状態を代
表して説明し、その他の配線構造については上位引回し線Lとゲート線GWとの接続
状態と同一のものとして説明を省略する。
上位引回し線Lとゲート線GWとの接続に際しては、先ず、上記引回し線Lの端
部とゲート線GWの端部とはそれぞれ近接する位置まで延在させて配置する。そして、
延在されたそれぞれの端部の上部に積層配置された第1及び第2絶縁膜4、5にコンタク
トホールを形成する。このコンタクトホールは、ゲート線GWの端部の上部に形成され
た第1及び第2絶縁膜4、5に形成された第1、第2コンタクトホール4、5と、引
回し線Lの端部の上部に形成された第2絶縁膜5に設けられた第2コンタクトホール5
とから構成される。そして、これらの第1、第2コンタクトホール4、5、5
接続電極11の両端部11及び11を挿入することにより、この接続電極11でブリ
ッジ接続される。接続電極11は、インジウム錫酸化物膜(ITO)で形成される。この
接続電極11をITOで形成することにより、表示領域DA内の画素電極材料と同じにな
り、同じ工程で形成できるので、工数を増やすことなく簡単に形成できる。
また、各引回し線L〜Lnの他端部と各実装端子tとの接続は、左右周辺領域PA
、PA、底部周辺領域PA及び各ICチップ実装領域S、S内で行われる。こ
れらの接続で各ICチップ実装領域S、S内の複数本の実装端子tは、第1絶縁膜
4とAR基板2の間の層に位置しているので、第1絶縁膜4の下方に位置する下位引回し
線L、L、L、L・・・と複数本の実装端子tとは、AR基板2上で直接接続
される。すなわち、第1絶縁膜4の下方に位置する下位引回し線L、L、L、L
・・・はその他端部をそのまま実装端子tまで延長してAR基板2上で直接接続される
一方、第1絶縁膜4の上方に位置する上位引回し線L、L、L、L・・・と、
実装端子tとは、間に第1絶縁膜4が介在されているので直接接続することができない
。そこで、これらの上位引回し線L、L、L、L・・・と実装端子tとは、製
造工程の基板切断工程においてCF基板6の一部が切除される切断箇所から所定距離離れ
たCF基板側、すなわち、スクライブ線から離れた表示エリア側で配線される層が変更さ
れる。
図4を参照して、上位引回し線L、L、L、L・・・と実装端子tとの接続
を説明する。なお、以下の説明においては、複数本の上位引回し線L、L、L、L
・・・のうち、1つの上位引回し線Lの接続状態を代表して説明し、その他の配線構
造については上位引回し線Lとの接続状態と同一のものとして説明を省略する。
上位引回し線Lと実装端子tとは、上位引回し線Lの他端部と実装端子tとの
間を接続する接続線L'を用いて接続される。この接続線L'は、下位引回し線L、L
、L、L・・・と同じ材料を用いて同一工程で形成されているので、この接続線L'
は第1絶縁膜4で覆われている。上位引回し線Lと実装端子tとの接続は、先ず、上
記引回し線Lの端部と接続線L'の端部とは、底部周辺領域PAにおいてそれぞれ近
接する位置まで延在させて配置する。そして、延在されたそれぞれの端部の上部に積層配
置された第1及び第2絶縁膜4、5にコンタクトホールを形成する。このコンタクトホー
ルは、接続線L'の端部の上部に形成された第1及び第2絶縁膜4、5に形成された第1
、第2コンタクトホール4、5と、上位引回し線Lの端部の上部に形成された第2
絶縁膜5に設けられた第2コンタクトホール5とから構成される。そして、これらの第
1、第2コンタクトホール4、5、5に接続電極11の両端部11及び11
挿入することにより、この接続電極11でブリッジ接続される。この接続電極11は、上
位引回し線L、L、L、L・・・とゲート線GW、GW、GW、GW
・・とを接続している接続電極11と同様、ITOで形成されており、表示領域DA内の
画素電極材料と同じ材料、同じ工程で形成できる。
このように上位、下位引回し線を間に絶縁膜を介して上下に重ね2層構造にすると、1
本分のスペースで2本分の引回し線を配設できるので、左右の周辺領域のスペースを狭く
できる。これにより、パネルを大きくすることなく表示領域を拡大できる。
一方CF基板6は、AR基板2のゲート線やソース線に対応する位置に遮光層が配置さ
れ、この遮光層によって区画された領域にカラーフィルタが設けられている。これらカラ
ーフィルタ等の具体的な構成は図示しないが、図2Aではこれらを模式的に構造物7とし
て示してある。このカラーフィルタの上に酸化インジウム、酸化スズ等で構成された透明
材料からなる対向電極が設けられ、この対向電極の上に配向膜が形成されている。
このように構成したAR基板2とCF基板6とは、両基板貼り合わせ工程、液晶注入工
程、液晶注入口の封止工程等を経て液晶パネルへと製造される。しかしながらが、この製
造工程でAR基板2の張出し部2a'を露出させるためのCF基板6のスクライブ線から
切除しても、引回し線L〜Lnと接続線L'との接続箇所が表示エリア側に位置してい
るので、切除片を除去する際に引回し線L〜Lnが影響を受けて剥がれたり切除片の端
部で切断されたりする等してパネル不良が発生することがなくなる。
液晶パネルのカラーフィルタ基板を透視して表したアクティブマトリクス基板の概略平面図である。 図2Aは図1のIIA−IIA線の断面図、図2Bは図1のIIB−IIB線の断面図である 図1のIIIA部分を示したものであり、図3Aは平面図、図3Bは図3AのIIIB−IIIB線の断面図である。 図4Aは図1のIVA部分の平面図、図4Bは図4AのIVB−IVB線の断面図である。 図5は従来技術の液晶パネル基板に配線された導電パターンを示す。
符号の説明
1:液晶パネル 2:TFTアレイ基板 2a':張出し部分 4:ゲート絶縁膜、第
1絶縁膜 4:第1コンタクトホール 5:保護絶縁膜、第2絶縁膜 5、5:第
2コンタクトホール 6:カラーフィルタ基板 8:シール材 10:液晶 11:接続
電極 DA:表示領域 PA、PA:周辺領域 GW〜GWn:ゲート線 SW
〜SWn:ソース線 L〜Ln:引回し線 L':接続線

Claims (5)

  1. 表示領域にゲート線とソース線とを間にゲート絶縁膜を介してマトリクス状に配設する
    と共に基板の一辺近傍に線状の接続端子を設けて、前記ゲート線及びソース線と前記接続
    端子とを前記表示領域の周囲に複数本の引回し線で接続した第1基板と、該第1基板と略
    同じ形状を有する対向基板と、を備え、前記第1基板と対向基板とを貼り合わせた後、前
    記対向基板の一部を切除して前記第1基板の前記接続端子を露出させた張出し部分を設け
    た液晶パネルにおいて、
    前記引回し線は、隣接する2本の引回し線を組にして第1絶縁膜を介して上下に重ねて
    配設すると共に、前記組にした引回し線のうち上方の引回し線を第2絶縁膜で覆い、下方
    の引回し線で前記ゲート線及び前記接続端子間を接続し、前記上方の引回し線は、その一
    端を前記表示領域の近傍で前記第1、第2絶縁膜にコンタクトホールを形成して前記ゲー
    ト線に接続し、他端を前記対向基板の切除部から離れた前記表示領域側で前記第1、第2
    絶縁膜にコンタクトホールを形成して前記第1絶縁膜の下方に配設した接続線に接続して
    、前記接続線を前記接続端子に接続したことを特徴とする液晶パネル。
  2. 前記第1絶縁膜に第1コンタクトホール、前記第2絶縁膜に第2コンタクトホールをそ
    れぞれ形成し、前記第1、第2コンタクトホールに接続電極を挿入して、前記上方の引回
    し線と前記ゲート線及び前記上方の引回し線と前記接続線とをブリッジ接続したことを特
    徴とする請求項1に記載の液晶パネル。
  3. 前記接続電極は、前記表示領域内の画素電極と同一材料及び同一工程で形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の液晶パネル。
  4. 前記引回し線の幅長は、前記線状の接続端子の幅長より幅広に形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶パネル。
  5. 前記下方の引回し線は前記ゲート線と同一材料及び同一構成で形成され、前記上方の引
    回し線は前記ソース線と同一材料及び同一構成で形成され、前記第1絶縁膜は前記ゲート
    絶縁膜と同一材料及び同一構成で形成され、前記第2絶縁膜は前記ソース線を被覆する保
    護絶縁膜と同一材料及び同一構成で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶パネル。
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