JP2009115937A - 現像剤撹拌装置、現像装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像装置内に収容された現像剤をダメージを与えることなく上下方向にも充分に撹拌できて、地肌汚れやトナー飛散が生じることがなく、比較的小型化された、現像剤撹拌装置、現像装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置に収容された現像剤を現像装置から取出して撹拌した後に現像装置に戻す現像剤撹拌装置であって、内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されるとともに螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部71を備える。現像装置23から取出した現像剤を撹拌部71の一端側に送入する送入部72aの一部を撹拌部71の内部に配設する。送入部71aは、撹拌部71とともに所定方向に回転して現像剤を撹拌部71の回転軸方向に搬送するスクリュ部材75を具備する。
【選択図】図5
【解決手段】像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置に収容された現像剤を現像装置から取出して撹拌した後に現像装置に戻す現像剤撹拌装置であって、内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されるとともに螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部71を備える。現像装置23から取出した現像剤を撹拌部71の一端側に送入する送入部72aの一部を撹拌部71の内部に配設する。送入部71aは、撹拌部71とともに所定方向に回転して現像剤を撹拌部71の回転軸方向に搬送するスクリュ部材75を具備する。
【選択図】図5
Description
この発明は、現像装置に収容された現像剤を現像装置から取出して撹拌した後に現像装置に戻す現像剤撹拌装置と、それを備えた画像形成装置と、現像剤撹拌装置に接続された現像装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に設置される現像装置において、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含むものとする。)を、複数の搬送スクリュ(搬送部材)を用いて長手方向に循環しながら現像工程をおこなう技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。
2成分現像剤を用いた現像装置は、装置内におけるトナー消費に応じて、装置の一部に設けられたトナー補給口から現像装置内に適宜にトナーが補給される。補給されたトナーは、現像装置内の現像剤とともに、搬送スクリュによって長手方向に循環搬送されながら撹拌・混合される。撹拌・混合された現像剤は、その一部が現像ローラに供給される。現像ローラに担持された現像剤は、ドクターブレードによって適量に規制された後に、その2成分現像剤中のトナーが感光体ドラム(像担持体)との対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
一方、特許文献3等には、現像装置に収容された現像剤の濃度を適正化することを目的として、現像装置に収容された現像剤を現像装置から取出して現像剤濃度を適正化した後に現像装置に戻す技術が開示されている。
従来の現像装置は、装置内の現像剤を上下方向に均一に撹拌・混合するのが難しかった。特に、現像剤を長手方向に循環搬送する現像装置は、装置の小型化が達成されるものの、このような問題が無視できないものになっていた。そして、現像装置内の現像剤が充分に撹拌・混合されないことにより、現像剤中のトナーの帯電量が不充分になってしまって(弱帯電トナーや逆帯電トナーが生じてしまって)、出力画像上に地肌汚れ(非画像部にトナーが付着する現象である。)が生じてしまったり、トナー飛散が生じてしまったりしていた。
このような問題を解決するために、搬送スクリュの回転速度を高速化して、装置内を循環する現像剤に対する撹拌・混合性を高める方策が考えられる。しかし、その場合、搬送スクリュの高速化により、装置内の現像剤に与えるダメージが大きくなって、現像剤の寿命を早めてしまうことになる。
一方、上述した特許文献3等の技術は、現像装置に収容された現像剤の濃度を適正化することを目的としたものであって、上述した問題を直接的に解決するものではない。また、特許文献3等の技術は、現像装置の外部に設置する現像剤適正化手段が大型化してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像装置内に収容された現像剤をダメージを与えることなく上下方向にも充分に撹拌できて、地肌汚れやトナー飛散が生じることがなく、比較的小型化された、現像剤撹拌装置、現像装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置に収容された現像剤を当該現像装置から取出して撹拌した後に当該現像装置に戻す現像剤撹拌装置であって、内壁に螺旋状羽根部材が形成されるとともに、前記螺旋状羽根部材とともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部を備え、前記現像装置から取出した現像剤を前記撹拌部の一端側に送入する送入部の一部を前記撹拌部の内部に配設して、前記送入部は、前記撹拌部とともに所定方向に回転して現像剤を当該撹拌部の回転軸方向に搬送するスクリュ部材を具備したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記撹拌部の他端側から送出された現像剤を前記現像装置に向けて搬送する送出部をさらに備えたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記送出部は、粉体ポンプを具備したものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項3に記載の発明において、前記粉体ポンプを、一軸偏心スクリューポンプ又はエアーポンプとしたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記送出部は、ロータリーフィーダを具備したものである。
また、請求項6記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項2〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記撹拌部と前記送出部との間にシール部材を具備したものである。
また、請求項7記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、新品のトナー又は/及びキャリアを補給する補給部を前記送入部に接続したものである。
また、請求項8記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記撹拌部は、円筒状に形成されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記現像装置は、装置内の現像剤を長手方向に循環させるための複数の搬送部材を備えたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる現像剤撹拌装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記現像剤を、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤としたものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかる現像装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像剤撹拌装置に接続されるものである。
また、請求項12記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項11に記載の発明において、前記現像剤撹拌装置に対して着脱自在に構成されたものである。
また、この発明の請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像剤撹拌装置と前記現像装置とを備えたものである。
本発明は、内壁に螺旋状羽根部材が形成されて螺旋状羽根部材とともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部を、現像剤撹拌装置に設置している。さらに、送入部の一部を撹拌部の内部に配設するとともに、撹拌部とともに回転して現像剤を搬送するスクリュ部材を送入部に設置している。これにより、現像装置内に収容された現像剤をダメージを与えることなく上下方向にも充分に撹拌できて、地肌汚れやトナー飛散が生じることがなく、比較的小型化された、現像剤撹拌装置、現像装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図6にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置(現像部)、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部を示す。
図1〜図6にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置(現像部)、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部を示す。
また、27は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、28は中間転写ベルト27上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する第2転写バイアスローラ、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収する中間転写ベルトクリーニング部、30は4色カラーのトナー像が転写された記録媒体Pを搬送する搬送ベルト、51は原稿Dを原稿読込部55に搬送する原稿搬送部、55は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部(スキャナ)、61は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、66は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25が、一体化されたものである。各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
また、各現像装置23Y、23M、23C、23BKは、それぞれ、現像剤撹拌装置70(図2を参照できる。)に着脱自在に接続されている。なお、現像剤撹拌装置70の構成・動作については、後で図2〜図6にて詳しく説明する。
また、各現像装置23Y、23M、23C、23BKは、それぞれ、現像剤撹拌装置70(図2を参照できる。)に着脱自在に接続されている。なお、現像剤撹拌装置70の構成・動作については、後で図2〜図6にて詳しく説明する。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部55は、コンタクトガラス53上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム21上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれ、現像装置23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像装置23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト27表面は、図中の矢印方向に走行して、第2転写バイアスローラ28の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ28の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ28位置の記録媒体Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト30により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図6にて、本実施の形態1において特徴的な、現像剤撹拌装置70の構成・動作について詳述する。
図2は、現像剤撹拌装置70と現像装置23とを示す斜視図である。図3は作像部を示す概略断面図であり、図4は現像装置23を示す長手方向(図3の紙面垂直方向である。)の断面図である。また、図5は現像剤撹拌装置70の撹拌部71を示す断面図であり、図6は現像剤撹拌装置70の一軸偏心スクリューポンプ74を示す断面図である。
なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジや現像装置における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図2は、現像剤撹拌装置70と現像装置23とを示す斜視図である。図3は作像部を示す概略断面図であり、図4は現像装置23を示す長手方向(図3の紙面垂直方向である。)の断面図である。また、図5は現像剤撹拌装置70の撹拌部71を示す断面図であり、図6は現像剤撹拌装置70の一軸偏心スクリューポンプ74を示す断面図である。
なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジや現像装置における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図2に示すように、現像装置23には、現像剤撹拌装置70が接続されている。現像剤撹拌装置70は、現像装置23に収容された現像剤を現像装置23から取出して撹拌した後に現像装置23に戻すものである。現像剤撹拌装置70は、撹拌部71、送入部としての送入管72、送出部としての送出管73、粉体ポンプとしての一軸偏心スクリューポンプ74、駆動モータ81、84等で構成されている。また、現像剤撹拌装置70の送入管72(水平送入管72a)には、新品のトナーを補給する補給部としてのトナー容器3がトナー補給管76を介して接続されている。
ここで、現像装置23は、現像剤撹拌装置70に対して着脱自在に構成されている。詳しくは、現像装置23は、排出口Aの位置で送入管72に対して装着・脱離できるとともに、供給口Bの位置で送出管73に対して装着・脱離できるように構成されている。このような構成により、メンテナンスや交換の頻度が比較的高い現像装置23に対する、メンテナンス・交換の作業性が向上することになる。
なお、図示は省略するが、現像装置23及び現像剤撹拌装置70は、それぞれ、現像装置23の着脱動作に連動して開閉するシャッター機構を、排出口A及び供給口Bの位置に備えている。これにより、現像装置23の着脱動作にともなう現像剤の飛散を抑止することができる。
なお、図示は省略するが、現像装置23及び現像剤撹拌装置70は、それぞれ、現像装置23の着脱動作に連動して開閉するシャッター機構を、排出口A及び供給口Bの位置に備えている。これにより、現像装置23の着脱動作にともなう現像剤の飛散を抑止することができる。
図3に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、クリーニング部25とが、ケース26に一体的に収納されている。クリーニング部25には、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bが設置されている。
現像装置23は、主として、感光体ドラム21に対向する現像ローラ23aと、現像ローラ23aに対向する第1搬送スクリュ23b(搬送部材)と、仕切部材23eを介して第1搬送スクリュ23bに対向する第2搬送スクリュ23c(搬送部材)と、現像ローラ23aに対向するドクターブレード23dと、で構成される。
また、現像装置23には、仕切部材23eで隔絶された第1現像剤収容部23gと第2現像剤収容部23hとが設けられている。図4を参照して、第1現像剤収容部23gと第2現像剤収容部23hとは、長手方向の右側端部(仕切部材23eが介在しない範囲である。)で連通するとともに、長手方向の左側端部で排出口A及び供給口Bを介して現像剤撹拌装置70に接続されて、現像剤の循環経路を形成している。第1現像剤収容部23gには、現像ローラ23a、第1搬送スクリュ23b、ドクターブレード23d、供給口B、が配設されている。第2現像剤収容部23hには、第2搬送スクリュ23c、磁気センサ40、排出口A、が配設されている。
図4を参照して、現像ローラ23aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネット23a1と、非磁性材料からなりマグネット23a1の周囲を回転するスリーブ23a2と、で構成される。マグネット23a1によって現像ローラ23a(スリーブ23a2)上に複数の磁極(主極、搬送極、汲み上げ極、剤切り極等である。)が形成される。
現像ローラ23a(スリーブ23a2)は、装置本体1に設置された不図示の駆動モータに連結されていて、駆動モータによって回転駆動される。また、図示は省略するが、現像ローラ23aと、第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cとは、ギア列によって駆動連結されている。これにより、現像ローラ23aが駆動モータによって回転駆動されるのにともない、それに従動して第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cも回転駆動される。
現像装置23内には、トナーTとキャリアCとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
本実施の形態1におけるトナーT(現像剤G中のトナーとトナー容器32内のトナーとである。)は、樹脂及び着色剤からなるトナー母体粒子や添加剤を含有する。
また、本実施の形態1におけるトナーTは、単量体を使用して乳化重合、懸濁重合等の重合反応によって合成する方法や、樹脂自体を熱等によって熔融し噴霧して微粒子化する方法や、水中等へ分散することによって所定の粒子サイズにして得られる母体粒子に添加剤をヘンシェルミキサー等で混合付着させる方法によって製造することができる。
本実施の形態1におけるトナーT(現像剤G中のトナーとトナー容器32内のトナーとである。)は、樹脂及び着色剤からなるトナー母体粒子や添加剤を含有する。
また、本実施の形態1におけるトナーTは、単量体を使用して乳化重合、懸濁重合等の重合反応によって合成する方法や、樹脂自体を熱等によって熔融し噴霧して微粒子化する方法や、水中等へ分散することによって所定の粒子サイズにして得られる母体粒子に添加剤をヘンシェルミキサー等で混合付着させる方法によって製造することができる。
また、本実施の形態1におけるキャリアCは、磁性を有する核体粒子に被覆層が形成されたものである。
キャリアCの核体粒子としては、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属やマグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の合金又はその化合物等が用いられる。
キャリアCの核体粒子としては、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属やマグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の合金又はその化合物等が用いられる。
先に述べた作像プロセスを、現像工程を中心にしてさらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図3中の矢印方向に回転している。現像装置23内の現像剤Gは、図4に示すように、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの矢印方向の回転によって、現像剤撹拌装置70を介して長手方向に循環する(図4中の破線矢印方向の循環である。)。第1搬送スクリュ23bは供給口Bから供給された現像剤G(現像剤撹拌装置70によって充分に撹拌された現像剤である。)を図4中の右側に搬送して、第2搬送スクリュ23cは現像剤Gを排出口Aに向けて図4中の左側(第1搬送スクリュ23bの搬送方向とは逆の方向である。)に搬送する。
現像ローラ23aは、図3中の矢印方向に回転している。現像装置23内の現像剤Gは、図4に示すように、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの矢印方向の回転によって、現像剤撹拌装置70を介して長手方向に循環する(図4中の破線矢印方向の循環である。)。第1搬送スクリュ23bは供給口Bから供給された現像剤G(現像剤撹拌装置70によって充分に撹拌された現像剤である。)を図4中の右側に搬送して、第2搬送スクリュ23cは現像剤Gを排出口Aに向けて図4中の左側(第1搬送スクリュ23bの搬送方向とは逆の方向である。)に搬送する。
その後、排出口Aから排出された現像剤は、図2を参照して、トナー容器32からトナー補給管76を介して補給された新品トナーとともに、送入管72を介して撹拌部71に送入され、撹拌部71にて充分に撹拌・混合される。撹拌部71で撹拌・混合された現像剤は、撹拌部71から排出され垂直送出部73aを自重落下した後に、一軸偏心スクリューポンプ74によって送出管73を介して供給口Bから現像装置23内に供給される。
図3及び図4を参照して、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ23a上に担持される。現像ローラ23a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード23dの位置に達する。そして、現像ローラ23a上の現像剤Gは、ドクターブレード23dの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、現像工程にて感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト27上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存した未転写のトナーTが、クリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
ここで、現像剤撹拌装置70に接続されたトナー容器32(補給部)は、交換自在に構成されている。トナー容器32から排出された新品トナーTは、トナー搬送管76(駆動モータ86によって回転駆動される搬送スクリュが内設されている。)、水平送入管72aを介して、撹拌部71に送入される。トナー容器32内には、新品のトナーT(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。
なお、トナー容器32内のトナーTは、現像装置23内のトナーTの消費にともない、撹拌部71(現像装置23)内に向けて適宜に補給されるものである。現像装置23内のトナーTの消費は、現像装置23の第2搬送スクリュ23cの下方に設置された磁気センサ40(トナー濃度検知手段)や、感光体ドラム21に対向するフォトセンサ(不図示である。)によって検出される。そして、磁気センサ40やフォトセンサの検知結果が狙いのトナー濃度(現像剤G中のトナーTの割合である。)の範囲に対応する出力値になるように、トナー容器32から現像剤撹拌装置70を介して現像装置23にトナーが補給される。
現像装置23に補給するトナー補給量の調整は、駆動モータ86の駆動時間を制御することによっておこなわれる。
現像装置23に補給するトナー補給量の調整は、駆動モータ86の駆動時間を制御することによっておこなわれる。
図5を参照して、現像剤撹拌装置70の撹拌部71について詳述する。
撹拌部71は、略円筒状に形成されていて、その内壁に螺旋状羽根部材71aが一体的に形成されている。撹拌部71は、現像剤撹拌装置70のフレーム(不図示である。)に回転自在に支持されるとともに、駆動モータ81に連結されている。そして、駆動モータ81が稼動することで、螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して撹拌部71内に送入された現像剤を撹拌・混合しながら図5の右側から左側に搬送する。
撹拌部71は、略円筒状に形成されていて、その内壁に螺旋状羽根部材71aが一体的に形成されている。撹拌部71は、現像剤撹拌装置70のフレーム(不図示である。)に回転自在に支持されるとともに、駆動モータ81に連結されている。そして、駆動モータ81が稼動することで、螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して撹拌部71内に送入された現像剤を撹拌・混合しながら図5の右側から左側に搬送する。
このような構成により、撹拌部71において、現像剤は、上下方向にも充分かつ均一に撹拌・混合されることになる。すなわち、撹拌部71の下方にある現像剤は、撹拌部71自体の回転によって、上方にある現像剤と入れ替わるように撹拌・混合されることになる。したがって、現像装置23内には常に充分に撹拌されて充分に帯電された現像剤が供給されることになり、現像剤の撹拌不足による地肌汚れやトナー飛散の発生を確実に抑止することができる。また、本実施の形態1における現像剤撹拌装置70の構成は比較的コンパクトであるとともに、撹拌部71自体の回転によって現像剤を効率的に撹拌・混合しているため現像剤に与えるダメージを小さくすることができる。
また、本実施の形態1では、図5に示すように、送入管72(水平送入管72a)の一部を、撹拌部71の内部に配設している。そして、水平送入管72a(回転しないようにフレームに保持されている。)の内部には、スクリュ部材としての搬送スクリュ75が設置されている。搬送スクリュ75は、駆動モータ81に連結されていて、駆動モータ81が稼動することで撹拌部71とともに所定方向に回転して現像剤を撹拌部の回転軸方向に搬送する(図5の左側から右側への搬送である。)。そして、搬送スクリュ75は、現像装置23の排出口Aから排出された現像剤を水平送入管72aの右端開口から排出して、撹拌部71に現像剤を送入する。
このように、水平送入管72a(送入部)の一部を撹拌部71内に配設することで、撹拌部71(又は、現像剤撹拌装置70)の長手方向(図5の左右方向である。)の大きさを小さく設定することができる。したがって、現像剤撹拌装置70(又は、画像形成装置1)を小型化することができる。さらに、現像剤撹拌装置70は現像装置23とは別に設けているために、現像装置23が大型化するのを抑止することもできる。
このように、水平送入管72a(送入部)の一部を撹拌部71内に配設することで、撹拌部71(又は、現像剤撹拌装置70)の長手方向(図5の左右方向である。)の大きさを小さく設定することができる。したがって、現像剤撹拌装置70(又は、画像形成装置1)を小型化することができる。さらに、現像剤撹拌装置70は現像装置23とは別に設けているために、現像装置23が大型化するのを抑止することもできる。
また、撹拌部71の他端側(図5の左側である。)は開口部になっていて、この開口部から現像剤(撹拌部71の回転によって充分に撹拌・混合された現像剤である。)が垂直送出部73a(送出部)に送出(排出)される。
ここで、図5を参照して、撹拌部71と垂直送出部73aとの間には、シール部材78が設置されている。具体的には、撹拌部71の外周面に摺接するように、垂直送出部73aの穴部の周囲にパッキン等のシール部材が設置されている。このような構成により、現像剤撹拌装置70から現像剤が飛散する不具合を抑止することができる。
ここで、図5を参照して、撹拌部71と垂直送出部73aとの間には、シール部材78が設置されている。具体的には、撹拌部71の外周面に摺接するように、垂直送出部73aの穴部の周囲にパッキン等のシール部材が設置されている。このような構成により、現像剤撹拌装置70から現像剤が飛散する不具合を抑止することができる。
その後、垂直送出部73aを自重落下した現像剤は、図6を参照して、粉体ポンプとしての一軸偏心スクリューポンプ74の貯溜部に貯溜されて、一軸偏心スクリューポンプ74によって送出管73、供給口Bを介して現像装置23内に搬送される。
ここで、一軸偏心スクリューポンプ74は、ロータ74b、ステータ74a、ユニバーサルジョイント74c、駆動モータ84、等で構成される。ロータ74b、ステータ74a、ユニバーサルジョイント74c等は、不図示のケース内に収納されている。ステータ74aは、ゴム等の弾性材料からなる雌ねじ状部材であって、その内部にはダブルピッチの螺旋溝が形成されている。ロータ74bは、金属等の剛性材料からなる軸が螺旋状にねじれて形成された雄ねじ状部材であって、ステータ74a内に回動自在に嵌挿されている。ロータ74bの一端は、ユニバーサルジョイント74cを介して、駆動モータ84に回転自在に連結されている。
ここで、一軸偏心スクリューポンプ74は、ロータ74b、ステータ74a、ユニバーサルジョイント74c、駆動モータ84、等で構成される。ロータ74b、ステータ74a、ユニバーサルジョイント74c等は、不図示のケース内に収納されている。ステータ74aは、ゴム等の弾性材料からなる雌ねじ状部材であって、その内部にはダブルピッチの螺旋溝が形成されている。ロータ74bは、金属等の剛性材料からなる軸が螺旋状にねじれて形成された雄ねじ状部材であって、ステータ74a内に回動自在に嵌挿されている。ロータ74bの一端は、ユニバーサルジョイント74cを介して、駆動モータ84に回転自在に連結されている。
このように構成された一軸偏心スクリューポンプ74は、駆動モータ84によってステータ74a内のロータ74bを所定方向に回転駆動させることで、吸引口(スクリューポンプ74の右端である。)に吸引力を発生させる。これによって、貯溜部に貯留された現像剤がステータ74a内に吸引される。ステータ74a内に吸引された現像剤は、ステータ74aとロータ74bとの隙間に送入されて、ロータ74bの回転に沿って他端側に送出される。送出された現像剤は、送出管73を介して現像装置23内に供給される(図6中の破線矢印方向の移動である。)。
このように、送出部73に粉体ポンプを設置することで、重力に逆らう方向であっても、多量の現像剤を現像装置23に向けて容易に搬送することができる。特に、粉体ポンプとして一軸偏心スクリューポンプ74を用いた場合には、脈流のない定量的な現像剤搬送が可能になる。
このように、送出部73に粉体ポンプを設置することで、重力に逆らう方向であっても、多量の現像剤を現像装置23に向けて容易に搬送することができる。特に、粉体ポンプとして一軸偏心スクリューポンプ74を用いた場合には、脈流のない定量的な現像剤搬送が可能になる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されて螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部71を、現像剤撹拌装置70に設置している。さらに、水平送入管72a(送入部)の一部を撹拌部71の内部に配設するとともに、撹拌部71とともに回転して現像剤を搬送する搬送スクリュ75(スクリュ部材)を水平送入管72aに内設している。これにより、現像装置23内に収容された現像剤をダメージを与えることなく上下方向にも充分に撹拌できて、地肌汚れやトナー飛散が生じることがなく、装置の小型化が可能になる。
実施の形態2.
図7にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図7は、実施の形態2における現像装置及び現像撹拌装置を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における現像剤撹拌装置は、送出部73にエアーポンプ90が設置されている点が、送出部73に一軸偏心スクリューポンプ74が設置されている前記実施の形態1のものと異なる。
図7にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図7は、実施の形態2における現像装置及び現像撹拌装置を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における現像剤撹拌装置は、送出部73にエアーポンプ90が設置されている点が、送出部73に一軸偏心スクリューポンプ74が設置されている前記実施の形態1のものと異なる。
図7に示すように、本実施の形態2における現像剤撹拌装置70も、前記実施の形態1のものと同様に、撹拌部71、送入部としての送入管72、送出部としての送出管73、駆動モータ81等で構成されている。また、撹拌部71は、その内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されていて、螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転するように構成されている。さらに、撹拌部71の内部には、搬送スクリュ75が内設された水平送入管72aの一部が配設されている。
ここで、本実施の形態2では、送出部73に設置する粉体ポンプとして、エアーポンプ90が用いられている。詳しくは、エアーポンプ90は、ダイヤフラム式エアーポンプであって、吸引口は開放されていて、排出口はチューブ91を介して垂直送出部73aの底部に接続されている。
このような構成により、垂直送出部73aを自重落下した現像剤(撹拌部71によって充分に撹拌された後の現像剤である。)は、垂直送出部73aの底部に達すると、エアーポンプ90から噴出されるエアーとともに送出管73、供給口Bを介して現像装置23内に搬送される。
このような構成により、垂直送出部73aを自重落下した現像剤(撹拌部71によって充分に撹拌された後の現像剤である。)は、垂直送出部73aの底部に達すると、エアーポンプ90から噴出されるエアーとともに送出管73、供給口Bを介して現像装置23内に搬送される。
このように粉体ポンプとしてエアーポンプ90を用いた場合には、装置が比較的簡易な構成になるとともに、装置の低廉化が可能になる。
なお、本実施の形態2では、エアーポンプ90によって送入されたエアーによって現像装置23内の内圧が上昇する不具合を抑止するために、現像装置23の天井面に、エアー抜き用の穴と、穴を覆うフィルタ93と、を設置している。フィルタ93は、現像装置23からトナーを噴出させることなく、エアーのみを排出するものである。
なお、本実施の形態2では、エアーポンプ90によって送入されたエアーによって現像装置23内の内圧が上昇する不具合を抑止するために、現像装置23の天井面に、エアー抜き用の穴と、穴を覆うフィルタ93と、を設置している。フィルタ93は、現像装置23からトナーを噴出させることなく、エアーのみを排出するものである。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、前記実施の形態2と同様に、内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されて螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部71を、現像剤撹拌装置70に設置している。さらに、水平送入管72a(送入部)の一部を撹拌部71の内部に配設するとともに、撹拌部71とともに回転して現像剤を搬送する搬送スクリュ75(スクリュ部材)を水平送入管72aに内設している。これにより、現像装置23内に収容された現像剤をダメージを与えることなく上下方向にも充分に撹拌できて、地肌汚れやトナー飛散が生じることがなく、装置の小型化が可能になる。
実施の形態3.
図8にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図8は、実施の形態3における現像装置及び現像撹拌装置を示す斜視図であって、前記実施の形態2における図7に相当する図である。本実施の形態3における現像剤撹拌装置は、送出部73にロータリーフィーダ95が設置されている点が、前記実施の形態2のものと異なる。
図8にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図8は、実施の形態3における現像装置及び現像撹拌装置を示す斜視図であって、前記実施の形態2における図7に相当する図である。本実施の形態3における現像剤撹拌装置は、送出部73にロータリーフィーダ95が設置されている点が、前記実施の形態2のものと異なる。
図8に示すように、本実施の形態3における現像剤撹拌装置70も、前記実施の形態2のものと同様に、撹拌部71、送入部としての送入管72、送出部としての送出管73、粉体ポンプとしてのエアーポンプ90、駆動モータ81等で構成されている。また、撹拌部71は、その内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されていて、螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転するように構成されている。さらに、撹拌部71の内部には、搬送スクリュ75が内設された水平送入管72aの一部が配設されている。
ここで、本実施の形態3では、垂直送出部73aの経路中に、駆動モータ96によって駆動されるロータリーフィーダ95を設置している。詳しくは、ロータリーフィーダ95は、その内部で4〜8枚の羽根が回転していて、上方から送入された現像剤を定量化した後に下方に排出するものである。
このような構成により、垂直送出部73aを自重落下する現像剤(撹拌部71によって充分に撹拌された後の現像剤である。)は、ロータリーフィーダ95によって定量化された後に垂直送出部73aの底部に達して、エアーポンプ90から噴出されるエアーとともに送出管73、供給口Bを介して現像装置23内に搬送される。
このような構成により、垂直送出部73aを自重落下する現像剤(撹拌部71によって充分に撹拌された後の現像剤である。)は、ロータリーフィーダ95によって定量化された後に垂直送出部73aの底部に達して、エアーポンプ90から噴出されるエアーとともに送出管73、供給口Bを介して現像装置23内に搬送される。
このように送出部にロータリーフィーダ95を設置することで、現像剤撹拌装置70から現像装置23に戻す現像剤の量を安定化することができるとともに、エアーポンプ90から噴出されたエアーが垂直送出部73aを逆流して撹拌部71に達する不具合を抑止することができる。
以上説明したように、本実施の形態3によれば、前記各実施の形態と同様に、内壁に螺旋状羽根部材71aが形成されて螺旋状羽根部材71aとともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部71を、現像剤撹拌装置70に設置している。さらに、水平送入管72a(送入部)の一部を撹拌部71の内部に配設するとともに、撹拌部71とともに回転して現像剤を搬送する搬送スクリュ75(スクリュ部材)を水平送入管72aに内設している。これにより、現像装置23内に収容された現像剤をダメージを与えることなく上下方向にも充分に撹拌できて、地肌汚れやトナー飛散が生じることがなく、装置の小型化が可能になる。
なお、前記各実施の形態では、補給部32から新品のトナーのみを補給したが、プレミックス現像方式(又は、トリクル現像方式)の現像装置であれば、補給部32から新品の現像剤(トナーとキャリアとである。)を補給することもできる。その場合には、現像装置23又は現像撹拌装置70に、劣化した余剰分の現像剤(キャリア)を排出する排出手段を設けることになる。そして、この場合にも、内壁に螺旋状羽根部材71aが形成された撹拌部71を回転自在に設置するとともに、撹拌部71の内部に搬送スクリュ75が内設された送入管72の一部を配設することで、本実施の形態と同様の効果を奏することになる。
また、本実施の形態では、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKを、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25を一体化して構成した。また、各現像装置23Y、23M、23C、23BKを、単体のユニットとして構成した。これに対して、各現像装置23Y、23M、23C、23BKを、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKと一体化することもできる。すなわち、プロセスカートリッジ20を、感光体ドラム21、帯電部22、現像装置23、クリーニング部25で構成することもできる。この場合にも、本実施の形態と同様の効果を奏することになる。さらには、作像部のメンテナンス性が向上する。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、
23、23Y、23M、23C、23BK 現像装置(現像部)、
32 トナー容器(補給部)、
70 現像剤撹拌装置、
71 撹拌部、 71a 螺旋状羽根部材、
72 送入管(送入部)、
73 送出管(送出部)、
74 一軸偏心スクリューポンプ(粉体ポンプ)、
75 搬送スクリュ(スクリュ部材)、
78 シール部材、
90 エアーポンプ(粉体ポンプ)、
95 ロータリーフィーダ、
A 排出口、 B 補給口。
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、
23、23Y、23M、23C、23BK 現像装置(現像部)、
32 トナー容器(補給部)、
70 現像剤撹拌装置、
71 撹拌部、 71a 螺旋状羽根部材、
72 送入管(送入部)、
73 送出管(送出部)、
74 一軸偏心スクリューポンプ(粉体ポンプ)、
75 搬送スクリュ(スクリュ部材)、
78 シール部材、
90 エアーポンプ(粉体ポンプ)、
95 ロータリーフィーダ、
A 排出口、 B 補給口。
Claims (13)
- 像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置に収容された現像剤を当該現像装置から取出して撹拌した後に当該現像装置に戻す現像剤撹拌装置であって、
内壁に螺旋状羽根部材が形成されるとともに、前記螺旋状羽根部材とともに所定方向に回転して現像剤を撹拌する撹拌部を備え、
前記現像装置から取出した現像剤を前記撹拌部の一端側に送入する送入部の一部を前記撹拌部の内部に配設して、
前記送入部は、前記撹拌部とともに所定方向に回転して現像剤を当該撹拌部の回転軸方向に搬送するスクリュ部材を具備したことを特徴とする現像剤搬送装置。 - 前記撹拌部の他端側から送出された現像剤を前記現像装置に向けて搬送する送出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤撹拌装置。
- 前記送出部は、粉体ポンプを具備したことを特徴とする請求項2に記載の現像剤撹拌装置。
- 前記粉体ポンプは、一軸偏心スクリューポンプ又はエアーポンプであることを特徴とする請求項3に記載の現像剤撹拌装置。
- 前記送出部は、ロータリーフィーダを具備したことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の現像剤撹拌装置。
- 前記撹拌部と前記送出部との間にシール部材を具備したことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の現像剤撹拌装置。
- 新品のトナー又は/及びキャリアを補給する補給部を前記送入部に接続したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像剤撹拌装置。
- 前記撹拌部は、円筒状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像剤搬送装置。
- 前記現像装置は、装置内の現像剤を長手方向に循環させるための複数の搬送部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像剤搬送装置。
- 前記現像剤は、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の現像剤搬送装置。
- 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像剤撹拌装置に接続されることを特徴とする現像装置。
- 前記現像剤撹拌装置に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項11に記載の現像装置。
- 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像剤撹拌装置と前記現像装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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WO2024190926A1 (ja) * | 2023-03-14 | 2024-09-19 | キヤノン株式会社 | トナーカートリッジ及び画像形成装置 |
-
2007
- 2007-11-05 JP JP2007286969A patent/JP2009115937A/ja active Pending
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