JP2009114918A - 内燃機関の吸気通路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気還流通路を通じて吸気通路に還流する排気の量を吸気流制御弁によって制御する場合において、吸気流の偏向度合が小さいときにも、吸気通路に排気を還流させるとともにその還流量を厳密に制御することのできる内燃機関の吸気通路構造を提供する。
【解決手段】内燃機関は、吸気通路10の吸気管16に吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁20を備えるとともに、機関の排気通路と吸気管16とを接続して吸気管16に排気の一部を還流させるEGR通路18を備える。吸気通路10の吸気管16を臨むEGR通路18の開口30は、第1の開口部と第2の開口部とからなり、吸気流制御弁20は、吸気流の偏向度合を最大とするときにはEGR通路18の開口を全開状態とし、吸気流の偏向度合を最小とするときにはEGR通路18の開口のうち第1の開口部のみを閉塞する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の吸気通路に吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁が設けられるとともに、同吸気通路が排気通路と排気の一部を還流させる排気還流通路により接続された内燃機関の吸気通路構造に関する。
従来、内燃機関には、例えば特許文献1に記載されるように、吸気通路に吸気流制御弁を設け、これによりシリンダ内において吸気がタンブル流やスワール流を形成するようにしたものがある。
特許文献1の内燃機関では、吸気通路の壁面に排気を還流させる排気還流通路の開口が形成されている。そして、この排気還流通路の開口は、吸気流を偏向する吸気流制御弁によって開閉されるように構成されている。
この内燃機関では、例えば低負荷時においては、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最大とするとともに、排気還流通路の開口を全開として排気を吸気通路に還流させるようにしている。そしてシリンダ内に形成される吸気の偏向流によって排気の還流による燃焼状態の悪化を抑制し、これにより安定した燃焼状態を確保するようにしている。一方、例えば高負荷時おいては、この吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするとともに、排気還流通路の開口を全閉とし、これにより、排気が吸気通路へ流入することによって生じる吸気脈動効果の阻害を回避し、良好な燃焼状態を確保するようにしている。
特開2004−301002号公報
ところで、上記特許文献1に記載の内燃機関では、この吸気流制御弁が気流の偏向度合を最小とするときには排気還流通路の開口を全閉としているため、吸気通路に排気を還流させることによって得られるNOxの低減といった効果やポンピングロスの低下による燃費の向上といった効果を発揮させることができない。そこで、吸気流の偏向度合が小さい場合にも、吸気通路に排気を還流させることによってこのような効果を得るようにすることが考えられる。しかしながら、吸気流の偏向度合が小さい場合には、偏向流による燃焼状態の改善が期待できないため、多量の排気を還流させると失火が発生するなど燃焼状態の悪化を招く虞がある。そのため、吸気流の偏向度合が小さい場合には、吸気通路に還流させる排気は少量かつ厳密に制御される必要がある。
ここで、上記特許文献1に記載の内燃機関において、吸気流制御弁を排気還流通路の開口を全閉とする状態と全開とする状態との間における全閉寄りの状態に維持するようにすれば、吸気流の偏向度合が小さい場合に排気の還流量を減少させることはできる。しかしながら、このように単に弁の開度を制御するといった方法では、排気の還流量を厳密に制御することができない。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、排気還流通路を通じて吸気通路に還流する排気の量を吸気流制御弁によって制御する場合において、吸気流の偏向度合が小さいときにも、吸気通路に排気を還流させるとともにその還流量を厳密に制御することのできる内燃機関の吸気通路構造を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関の吸気通路に設けられて吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁と、前記機関の排気通路と前記吸気通路とを接続して同吸気通路に排気の一部を還流させる排気還流通路とを備え、前記吸気通路に臨む前記排気還流通路の開口の面積を前記吸気流制御弁によって制御することにより前記吸気通路に還流する排気の量を制御する内燃機関の吸気通路構造であって、前記吸気流制御弁は、吸気流の偏向度合を最小とするときにおける前記排気還流通路の開口の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおける同排気還流通路の開口の面積よりも小さい所定の面積とすることを要旨とする。
上記の構成によれば、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするときには、同偏向度合を最大とするときよりも小さい所定の面積の開口から吸気通路に排気が還流する。したがって、吸気通路に還流する排気の量を少量とすることができる。また、排気還流通路の開口の面積を所定の面積といった固定値とすることができるため、還流させる排気の量を厳密に制御することができる。その結果、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とする状態において、排気を還流させることに起因する失火の発生などの燃焼状態の悪化を抑制しつつ、排気を還流させることによって得られるNOxの低減や燃費の向上といった効果を発揮させることができる。
請求項2に記載の発明は、内燃機関の吸気通路に設けられて吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁と、前記機関の排気通路と前記吸気通路とを接続して同吸気通路に排気の一部を還流させる排気還流通路とを備え、前記吸気通路に臨む前記排気還流通路の開口の開状態を前記吸気流制御弁によって制御することにより前記吸気通路に還流する排気の量を制御する内燃機関の吸気通路構造であって、前記排気還流通路の開口は、第1の開口部と第2の開口部とからなり、前記吸気流制御弁は、吸気流の偏向度合を最大とするときには前記排気還流通路の開口を全開状態とし、吸気流の偏向度合を最小とするときには前記排気還流通路の開口のうちの第1の開口部のみを閉塞することを要旨としている。
上記の構成によれば、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするときには、排気還流通路の開口のうちの第1の開口部のみが閉塞されるため、排気が排気還流通路の開口のうちの第2の開口部のみから吸気通路に還流することとなる。したがって、排気還流通路の開口のうちの第1の開口部のみを閉塞するといった簡易な方法で、予め開口面積の設定された第2の開口部のみから排気を還流させることができ、これにより還流する排気の量を少量とすることができるとともに、この排気の還流量を厳密に制御することができる。その結果、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とする状態において、排気を還流させることに起因した失火の発生などの燃焼状態の悪化を抑制しつつ、排気を還流させることによって得られるNOxの低減や燃費の向上といった効果を発揮させることができる。なお、開口を構成する第1の開口部と第2の開口部とは一体の1つの開口として形成されていてもよく、その場合には開口の一部の領域を第1の開口部とするとともに他の領域を第2の開口部とすればよい。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記排気還流通路の開口は、前記吸気通路の壁面又は前記吸気流制御弁の表面に形成され、前記吸気流制御弁は、前記吸気流の偏向度合を最小とするときに前記吸気通路の壁面に当接することにより前記第1の開口部のみを閉塞することを要旨とする。
上記の構成において、吸気通路の壁面に前記排気還流通路の開口が形成される場合には、吸気流制御弁が吸気通路の壁面に当接することにより、同吸気通路に形成される排気還流通路の開口のうちの第1の開口部を吸気流制御弁によって閉塞する。また、吸気流制御弁の表面に前記排気還流通路の開口が形成される場合には、吸気流制御弁が吸気通路の壁面に当接することにより、同吸気流制御弁に形成される排気還流通路の開口のうちの第1の開口部を吸気通路の壁面によって閉塞する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記排気還流通路の開口は、前記吸気通路の壁面に形成され、前記吸気流制御弁には、前記吸気通路の壁面と当接して前記吸気流の偏向度合を最小とする状態において、前記吸気通路と前記第2の開口部とを連通する貫通路が形成されることを要旨とする。
上記の構成によれば、前記吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするときには、排気還流通路を流れた排気が吸気流制御弁に形成される貫通路を通じて吸気通路に還流する。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記吸気流制御弁は、前記排気還流通路の一部が形成される中空の回動軸を介して吸気通路に回動自在に軸支されるとともに、同弁の表面に前記排気還流通路の開口が形成されることを要旨とする。
上記の構成によれば、排気が吸気流制御弁の中空の回動軸内を流れた後に同吸気流制御弁に形成される開口から吸気通路に還流する。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の何れかに記載の発明において、前記排気還流通路は分岐し、分岐した一方は第1の開口部を通じて吸気通路に連通し、他方は第2の開口部を通じて吸気通路に連通することを要旨とする。
上記の構成によれば、第1の開口部と第2の開口部とが独立した開口を形成するため、
前記吸気流制御弁が、吸気流の偏向度合を最小とするときに第1の開口部のみを閉塞するにあたり、容易かつより正確に第1の開口部のみを閉塞することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6の何れかに記載の発明において、前記第2の開口部は、前記第1の開口部よりも小さい面積に設定されることを要旨とする。
上記の構成によれば、前記吸気流制御弁が、排気還流通路の開口の開状態を第1の開口部よりも面積の小さい第2の開口部が開いた状態とすることができるため、吸気流の偏向度合を最小とするときに吸気通路に還流する排気の量を少量とすることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れかに記載の発明において、前記排気還流通路には、同排気還流通路を流れる排気の流量を調整する流量調整手段が設けられることを要旨とする。
上記の構成によれば、流量調整手段によって排気還流通路を流れる排気の流量を調整することができるため、吸気通路に還流させる排気の量を例えば内燃機関の運転状態等に適した量とすることができる。特に、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするときには、排気還流通路を流れた排気が第2の開口部又は所定の面積に設定された開口といった小さい面積の開口部分を通じて吸気通路に還流するため、流量調整手段によって排気還流通路を流れる排気の量を変化させた場合に、吸気通路に還流する排気の量を微小に変化させることができる。したがって、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とする場合には、排気の還流量を特に厳密に制御することができ、排気を還流させることに起因する失火の発生などの燃焼状態の悪化をより好適に抑制しつつ、排気を還流させることによって得られるNOxの低減や燃費の向上といった効果を発揮させるといったことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる内燃機関の吸気通路構造を具体化した第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1は、車載内燃機関の吸気通路10において各シリンダ(図示略)に対応する吸気管16からなる吸気マニホールド15をその通路と直交する方向において切断した断面構造を示している。
この図1に示すように、吸気マニホールド15の各吸気管16には、吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁20が設けられている。内燃機関では、この吸気流制御弁20によって吸気管16を流れる吸気の流れを偏向させ、これにより内燃機関のシリンダ内において吸気がタンブル流を形成するように構成されている。
図2は、各吸気管16の通路方向に沿った断面図である。吸気管16の内壁面には、同管16の内壁面の他の部位よりも外側に凹んだ弁座17が形成されており、本実施形態の吸気流制御弁20はこの弁座17に対応して配置されている。吸気流制御弁20は、図1及び図2に示すように、略矩形の板状に形成されており、吸気の流れ方向における上流側の端部が回動軸25を介して吸気管16に対して回動自在に軸支されている。これにより、吸気流制御弁20は、吸気管16に対して回動し、図2の(a)に示す吸気管16の弁座17に当接して吸気流の偏向度合を最小とする状態と、図1及び図2の(b)に示す吸気管16の弁座17に対して立設するように同吸気管16の略半分(図2の紙面における下側)の流路を閉塞して吸気流の偏向度合を最大とする状態とに変位する。なお、吸気流制御弁20は、内燃機関の電子制御装置(図示略)が、例えば同機関の運転状態に基づいて同吸気流制御弁20のアクチュエータ(図示略)を制御することにより回動軸25を介して回動する。
また、図1及び図2に示すように、内燃機関は、同機関の排気通路(図示略)と吸気通路10の吸気管16とを接続して同吸気通路10に排気の一部を還流させる排気還流通路としてのEGR通路18を備えている。このEGR通路18は、吸気管16の弁座17に形成される開口30を通じて同吸気通路10に連通している。このEGR通路18には、同EGR通路18を流れる排気の流量を調整する流量調整手段として開度調整が自在のEGR弁19が設けられており、同EGR弁19は、内燃機関の電子制御装置(図示略)が、例えば同機関の運転状態に基づいてEGR弁19のアクチュエータ(図示略)を制御することにより開度調整される。
また、板状の吸気流制御弁20は、図2(a)に示す状態において、吸気通路10の吸気管16の弁座17と当接する面が、吸気管16の弁座17に形成されたEGR通路18の開口30よりも大きく形成されている。そして、この吸気流制御弁20には、弁座17に当接する状態においてこの弁座17との当接面から反対側の面に貫通する貫通路22が形成されている。この貫通路22は、通路全体に亘って通路断面積が吸気管16の弁座17に形成されるEGR通路18の開口30の大きさの半分以下の所定の面積に設定されている。このような構成により、図2(a)に示す吸気流制御弁20が吸気管16の弁座17に当接した状態においては、この貫通路22とEGR通路18の開口30の中央部分とが対応し、この貫通路22が対応する部分のみが開口したままの状態となり、同開口30のうちの周縁側の部位は吸気流制御弁20により閉塞されることとなる。すなわち、本実施形態では、図3に示すように、吸気管16の弁座17に形成される開口30のうち、貫通路に対応する中央部分が所定の面積の第2の開口部32を構成し、その周囲の部分が第1の開口部31を構成する。
以上のようにして、吸気流制御弁20は、図2(a)に示すように、吸気流の偏向度合を最小とするときには、吸気管16の壁面に当接してEGR通路18の開口のうちの第1の開口部31のみを閉塞し、排気がEGR通路18の開口30のうちの第2の開口部32のみから吸気通路10に還流する。また、図2(b)に示すように、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最大とするときには、EGR通路18の開口30の全体から吸気通路10に排気を還流させることができ、排気の還流量を最大とすることができる。
また、EGR通路18の開口30全体は、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口であり、第2の開口部32は、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口であると換言することができる。したがって、上記構成によれば、吸気流制御弁20は、吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口の面積よりも小さい所定の面積とすると換言することができる。すなわち、吸気流制御弁20は、吸気流の偏向度合を最小とするときに、吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口の面積よりも小さく且つ予め開口面積の設定された所定の面積の第2の開口部から吸気通路10に排気を還流させることができる。
次に、EGR弁19の開度の変化に対する吸気通路10への排気の還流量の変化について図4を参照して説明する。この図4において、線Aは、図2(a)に示す吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合が最小とするときの排気の還流量の変化を示し、線Bは、図2(b)に示す吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最大とするときの排気の還流量の変化を示す。この図4の線Bに示すように、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最大とするときには、EGR弁19の開度を、例えば開度V1から開度V2に変化させた場合の排気の還流量が量ΔG1増加する。一方、線Aに示すように、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とするときには、EGR通路の開口30のうちの第2の開口部32のみが開口しているため、EGR弁19の開度を開度V1から開度V2に変化させた場合の排気の還流量は、量ΔG1よりも少ない量ΔG2だけ増加することとなる。このように、EGR弁19の開度を同じように変化させた場合でも、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とするときの方が、吸気通路10に還流する排気の量の変化率が小さくなる。したがって、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とする場合には、排気の還流量を微量に調整することができ、排気の還流量を厳密に制御することができる。
以上詳述した本実施形態によれば以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態の内燃機関は、吸気マニホールド15の各吸気管16に吸気流制御弁20が設けられ、機関の排気通路と吸気管16とを接続して同吸気管16に排気の一部を還流させるEGR通路18とを備えている。そして、吸気管16に臨むEGR通路18の開口は、第1の開口部31と第2の開口部32とからなり、吸気流制御弁20は、吸気流の偏向度合を最大とするときにはEGR通路18の開口30を全開状態とし、吸気流の偏向度合を最小とするときにはEGR通路18の開口30のうちの第1の開口部31のみを閉塞するようにしている。すなわち、吸気流制御弁20は、吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口である第2の開口部32の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口30の面積よりも小さい所定の面積としている。これにより、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とするときには、EGR通路18の開口30のうちの第1の開口部31のみが閉塞されるため、排気がEGR通路18の開口のうちの第2の開口部32のみから吸気通路10に還流することとなる。したがって、EGR通路18の開口のうちの第1の開口部31のみを閉塞するといった簡易な方法で、予め開口面積の設定された第2の開口部32のみから排気を還流させることができ、これにより還流する排気の量を少量とすることができるとともに、この排気の還流量を厳密に制御することができる。その結果、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とする状態において、排気を還流させることに起因した失火の発生などの燃焼状態の悪化を抑制しつつ、排気を還流させることによって得られるNOxの低減や燃費の向上といった効果を発揮させることができる。
(2)本実施形態では、吸気通路10に臨むEGR通路18の開口30が吸気通路10における吸気管16の弁座17(壁面)に形成され、吸気流制御弁20には吸気管16の弁座17と当接して吸気流の偏向度合を最小とする状態において、第2の開口部32と吸気通路10とを連通する貫通路22が形成される。したがって、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とするときには、EGR通路18を流れた排気を吸気流制御弁20に形成される貫通路22を通じて吸気通路10に還流させることができる。
(3)本実施形態では、吸気流制御弁20に形成される貫通路22の通路断面積が、吸気管16に形成されるEGR通路18の開口30の大きさの半分以下の所定の面積に形成されており、これにより、第2の開口部32が第1の開口部31よりも小さい面積に設定されることとなる。したがって、吸気流制御弁20が、吸気流の偏向度合を最小とするときに開口する第2の開口部32の面積をより小さくすることができるため、吸気通路10に還流する排気の量を少量とすることができる。
(4)本実施形態では、EGR通路18に開度調整が自在のEGR弁19が設けられている。これにより、EGR弁19によってEGR通路18を流れる排気の流量を調整することができるため、吸気通路10に還流させる排気の量を例えば機関運転状態等に適した量とすることができる。特に、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とするときには、EGR通路18を流れた排気が所定の面積の第2の開口部32といった小さい面積の開口部分を通じて吸気通路10に還流するため、EGR弁19によってEGR通路18を流れる排気の量を変化させた場合に、吸気通路10に還流する排気の量を微小に変化させることができる。したがって、吸気流制御弁20が吸気流の偏向度合を最小とする場合には、排気の還流量を特に厳密に制御することができ、排気を還流させることに起因する失火の発生などの燃焼状態の悪化をより好適に抑制しつつ、排気を還流させることによって得られるNOxの低減や燃費の向上といった効果を発揮させるといったことができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について図5及び図6を参照して説明する。
この第2の実施形態では、図5に示すように、吸気流制御弁50を回動させるため回動軸51の内部が中空状に形成されている。この回動軸51の中空の内部は、内燃機関の排気通路にEGR主通路(図示略)を通じて連通している。また、吸気流制御弁50と回動軸51とに亘って、吸気通路とこの回動軸51の内部とを連通する2つの通路52,53が形成されている。図6は、この回動軸51をその軸線と平行で且つ2つの通路52,53を含むように切断した断面構造を示しており、この図6に示すように、2つの通路52,53は、互いに通路断面積が異なっている。そして、図5に示すように、通路断面積が大きい方の通路52は、吸気流制御弁50の表面に形成される第1の開口部61を通じて吸気管46(吸気通路)と連通し、通路断面積が小さい方の通路53はその通路断面積が所定の面積に設定されて、吸気流制御弁50の表面に形成される同所定の面積の第2の開口部62を通じて吸気管46と連通する。なお、回動軸51と排気通路とを連通するEGR主通路には、開度調整が自在のEGR弁(図示略)が設けられている。
以上のようにして、本実施形態では、中空の回動軸51の内部にEGR通路の一部が形成されるとともに、EGR通路は吸気流制御弁50に形成された2つの通路52,53に分岐し、同吸気流制御弁50の表面に形成される第1の開口部61及び第2の開口部62を通じて吸気管46と連通している。
また、本実施形態では、図5(a)に示す吸気流制御弁50が吸気管46の弁座47に当接して吸気流の偏向度合を最小とするときには、第1の開口部61が吸気管46の壁面により閉塞されて、第2の開口部のみが開口した状態となる。そして、図5(b)に示す吸気流制御弁50が吸気流の偏向度合を最大とするときには、第1の開口部61及び第2の開口部62がともに開口した状態となる。
なお、特に言及しない構成、作用及び効果は上記第1の実施形態と同じである。
以上詳述したように、第2の実施形態では、上記第1の実施形態に記載した(1)及び(4)に準じた効果と以下の(5)〜(7)の効果を奏することができる。
(5)本実施形態では、吸気流制御弁50がEGR通路の一部が形成される中空の回動軸51を介して吸気通路の吸気管46に対して回動自在に軸支されるとともに、その表面にはEGR通路の開口としての第1の開口部61と、この第1の開口部61よりも面積の小さい所定の面積の第2の開口部62が形成されている。したがって、排気が吸気流制御弁50の中空の回動軸51内を流れた後に、この排気を同吸気流制御弁50に形成される開口部61,62を通じて吸気管46に還流させることができる。
(6)本実施形態では、第2の開口部62が第1の開口部61よりも小さい所定の面積に設定されている。したがって、吸気流制御弁50が、吸気流の偏向度合を最小とするときに開口する第2の開口部62の面積をより小さくすることができるため、吸気通路に還流する排気の量を少量とすることができる。
(7)本実施形態では、EGR通路が分岐し、分岐した一方は第1の開口部61を通じて吸気通路に連通し、他方は第2の開口部62を通じて吸気通路の吸気管46に連通しており、これにより第1の開口部61と第2の開口部62とが独立した開口を形成することとなる。したがって吸気流制御弁50が、吸気流の偏向度合を最小とするときに第1の開口部61のみを閉塞するにあたり、容易かつより正確に第1の開口部61のみを閉塞することができる。
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について図7(a)を参照して説明する。第3の実施形態は、上記第1の実施形態と吸気流制御弁70に設けられる貫通路72の構成が異なっている。
すなわち、上記第1の実施形態では、貫通路22の通路断面積が、全体に亘って吸気管16に形成されるEGR通路18の開口30の半分よりも小さい所定の面積に形成されていた。しかしながら、本実施形態では、図7(a)に示すように、吸気流制御弁70が吸気流の偏向度合を最小とするときに弁座17と当接する面においては、貫通路72の通路断面積がEGR通路18の開口30と同一面積かつ同一形状に形成されている。そして、この貫通路72の通路断面積は、弁座17との当接面からその反対側の面に向けて漸次小さくなるように構成されており、この反対側の面における貫通路72の開口73、すなわち貫通路72が吸気管16に直接的に通じる開口73が弁座17に形成される開口30の面積の半分よりも小さい所定の面積に設定されている。このように本実施形態は、吸気流制御弁70が吸気流の偏向度合を最小とするときに、2つの開口部からなる開口のうち第1の開口部のみを閉塞するといった上記各実施形態の態様とは異なる態様により、EGR通路18の開口73の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口30の面積よりも小さい所定の面積とする。
なおこの第3の実施形態では、図7(b)に示す構成としてもよい。すなわち、図7(b)に示す例では、吸気流制御弁74が吸気流の偏向度合を最小とするときに弁座17と当接する面においては、貫通路75の通路断面積が開口30と同一面積かつ同一形状に形成されている。そしてこの貫通路75は、弁座17との当接面から反対側の面に向けて、通路断面積が漸次小さくなって同貫通路75の中間部78で所定の面積となり、再び漸次大きくなって吸気管16に通じている。ここで、この貫通路75において、通路断面積が所定面積の中間部78よりも当接面側の部位をEGR通路18の一部とし、貫通路75の中間部78よりも吸気管16側(当接面と反対側)の部位を吸気通路10の一部とし、この中間部78を吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口とする。そうすると、この場合においても、吸気流制御弁74は、吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口(貫通路75の中間部78)の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口30の面積よりも小さい所定の面積とするものとなる。
なお、このように吸気流制御弁に形成する貫通路の形状は特に限定されない。したがって、貫通路の通路断面積が部位によって異なる場合には、例えば通路断面積が最小となる部位を例えば吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口とする。
なお、特に言及しない構成、作用及び効果は上記第1の実施形態と同じである。
以上詳述したように、第3の実施形態では、上記第1の実施形態に記載した(2)〜(4)に準じた効果と以下の(8)の効果を奏することができる。
(8)本実施形態の内燃機関は、吸気管16に吸気流制御弁70,74が設けられるとともに、この吸気管16の弁座17にはEGR通路18の開口30が形成されている。そして、吸気流制御弁70,74は、吸気流の偏向度合を最小とするときにおけるEGR通路18の開口73(貫通路75の中間部78)の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおけるEGR通路18の開口30の面積よりも小さい所定の面積としている。したがって、吸気流制御弁70,74が吸気流の偏向度合を最小とするときには、同偏向度合を最大とするときよりも小さい所定の面積の開口73(貫通路75の中間部78)から吸気管16に排気が還流することとなる。これにより、排気の量を少量とすることができ、EGR通路18の開口の面積を所定の面積といった固定値とすることができるため、還流する排気の量を厳密に制御することができる。その結果、吸気流制御弁70,74が吸気流の偏向度合を最小とする状態において、排気を還流させることに起因した失火の発生などの燃焼状態の悪化を抑制しつつ、排気を還流させることによって得られるNOxの低減や燃費の向上といった効果を発揮させることができる。
(第4の実施形態)
次に本実施形態の第4の実施形態について図8を参照して説明する。
本実施形態では、図8に示すように、吸気管16の弁座17におけるEGR通路18の開口30のうち、吸気流れ方向の上流寄りの部位を第1の開口部35とし、吸気流れ方向の下流寄りの部位を第2の開口部36とするようにしたものである。また、本実施形態においても、第1の開口部35よりも第2の開口部36の面積が小さく設定されている。
そして、本実施形態では、吸気流制御弁80に貫通路が形成されておらず、吸気流制御弁80が吸気流の偏向度合を最小とすべく吸気管16の弁座17に当接する際には、同吸気流制御弁80の弁座17との当接面が、EGR通路18の開口30の吸気流れ方向の上流寄りの部位のみを閉塞するように構成されている。これにより、吸気流制御弁80が吸気流の偏向度合を最小とするときに、EGR通路18の開口30のうちの第2の開口部36のみが開口したままの状態となる。
なお、特に言及しない構成、作用及び効果は上記第1の実施形態と同じである。
以上詳述したように、第4の実施形態では、上記第1の実施形態に記載した(1)、(3)及び(4)に準じた効果と、以下の(9)の効果を奏することができる。
(9)本実施形態では、吸気流制御弁80は吸気管16の壁面と当接して吸気流の偏向度合を最小とする状態において、吸気管16の弁座17に形成されるEGR通路18の開口30の上流寄りの第1の開口部35を閉塞するように構成されている。このような構成によって、吸気流の偏向度合を最小とするときに、所定の面積の第2の開口部36から吸気通路に排気を還流させることができるため、吸気流制御弁80に貫通路22を形成する必要がなく、同吸気流制御弁80を簡素な構成とすることができる。
(第5の実施形態)
次に本実施形態の第5の実施形態について図9を参照して説明する。
本実施形態は、吸気管94の弁座93に第1の開口部31,35と第2の開口部32,36とからなる一体の開口30が形成されていた上記第1及び第4の実施形態と異なり、吸気管94の弁座93に第1の開口部95と第2の開口部96とが独立した開口として形成されている。具体的には、本実施形態のEGR通路97は分岐しており、分岐した一方は吸気管94の弁座93に形成される第1の開口部95を通じて吸気管94(吸気通路)に連通し、他方は吸気管94の弁座93に形成される第2の開口部96を通じて吸気管94に連通する。また、第2の開口部96は第1の開口部95よりも小さい所定の面積に設定されている。そして、本実施形態では、吸気流制御弁90には貫通路が形成されておらず、同吸気流制御弁90が吸気流の偏向度合を最小とすべく吸気管94の弁座93に当接する際には、同吸気流制御弁90が第1の開口部95のみを閉塞する。
なお、特に言及しない構成、作用及び効果は上記第1の実施形態と同じである。
以上詳述したように、第4の実施形態では、上記第1の実施形態に記載した(1)、(3)及び(4)に準じた効果を奏することができるとともに、EGR通路97が分岐して第1の開口部95と第2の開口部96とが独立していることから、上記第2の実施形態に記載した(7)に準じた効果を奏することができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記第2の実施形態では、EGR通路が分岐して吸気流制御弁50に形成される第1の開口部と第2の開口部とが独立していたが、回動軸にEGR通路の一部が形成される場合であっても第1の開口部と第2の開口部とは一体の1つの開口として形成されていてもよい。そして、その場合には、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするときには、吸気流制御弁に形成される1つの開口のうちの第1の開口部となる領域のみが閉塞される構成とすればよい。
・上記第1,2,4,5の各実施形態においては、第2の開口部は第1の開口部よりも小さい面積に設定されていたが、第1の開口部と第2の開口部との大小関係は特に限定されない。すなわち、第2の開口部が第1の開口部よりも大きい場合でも、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を最小とするときには、排気還流通路の開口の全体ではなく、同開口のうちの第2の開口部のみから吸気通路に還流することとなるため、吸気流制御弁によって吸気流の偏向度合を最大とするときよりも、還流される排気の量を少量とすることができる。
・上記各実施形態では、吸気流制御弁が、シリンダ内において吸気がタンブル流を形成するためのものであったが、内燃機関のシリンダに対する吸気通路の形状や接続角度を変更することにより、吸気流制御弁は、吸気がシリンダ内においてスワール流を形成するためのものとしてもよい。
・上記各実施形態では、EGR通路に開度調整が自在なEGR弁が設けられていた。しかしながら、EGR通路にはEGR通路の連通・遮断のみを切り替えるEGR弁を設けるようにしてもよいし、EGR通路にEGR弁が設けられていない構成であってもよい。このような場合であっても、吸気流制御弁が吸気流の偏向度合を小さくするときに、その還流量を少量かつ厳密に制御することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内燃機関の吸気通路構造を示す図であり、吸気管の吸気流制御弁が設けられる部位における通路と直交方向の断面図。 (a)及び(b)は、同吸気管の吸気流制御弁が設けられる部位における通路方向の断面構造を示す模式図。 同吸気管の弁座に形成される開口の正面図であり、第1の開口部と第2の開口部となる領域を示す図。 EGR弁の開度に対する排気の還流量の変化を示すグラフ。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る吸気通路構造において吸気管の吸気流制御弁が設けられる部位における通路方向の断面構造を示す模式図。 同吸気流制御弁の回動軸を軸線方向に切断した断面図。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係る吸気通路構造において吸気管の吸気流制御弁が設けられる部位における通路方向の断面構造を示す模式図であり、(b)はその変形例を示す模式図。 (a)は、本発明の第4の実施形態に係る吸気通路構造において、吸気管の弁座に形成される開口の正面図であり、第1の開口部と第2の開口部となる領域を示す図であり、(b)は同吸気管の吸気流制御弁が設けられる部位における通路方向の断面構造を示す模式図。 本発明の第5の実施形態に係る吸気通路構造において吸気管の吸気流制御弁が設けられる部位における通路方向の断面構造を示す模式図。
符号の説明
10…吸気通路、15…吸気マニホールド、16,46,94…吸気管、17,47,93…弁座、18,97…EGR通路、19…EGR弁、20,50,70,74,80,90…吸気流制御弁、22,72,75…貫通路、25…回動軸、30,73…開口、31,35,61,95…第1の開口部、32,36,62,96…第2の開口部、51…回動軸、52,53…通路、78…中間部。

Claims (8)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられて吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁と、前記機関の排気通路と前記吸気通路とを接続して同吸気通路に排気の一部を還流させる排気還流通路とを備え、前記吸気通路に臨む前記排気還流通路の開口の面積を前記吸気流制御弁によって制御することにより前記吸気通路に還流する排気の量を制御する内燃機関の吸気通路構造であって、
    前記吸気流制御弁は、吸気流の偏向度合を最小とするときにおける前記排気還流通路の開口の面積を、吸気流の偏向度合を最大とするときにおける同排気還流通路の開口の面積よりも小さい所定の面積とする
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  2. 内燃機関の吸気通路に設けられて吸気流の偏向度合を制御する吸気流制御弁と、前記機関の排気通路と前記吸気通路とを接続して同吸気通路に排気の一部を還流させる排気還流通路とを備え、前記吸気通路に臨む前記排気還流通路の開口の開状態を前記吸気流制御弁によって制御することにより前記吸気通路に還流する排気の量を制御する内燃機関の吸気通路構造であって、
    前記排気還流通路の開口は、第1の開口部と第2の開口部とからなり、
    前記吸気流制御弁は、吸気流の偏向度合を最大とするときには前記排気還流通路の開口を全開状態とし、吸気流の偏向度合を最小とするときには前記排気還流通路の開口のうちの第1の開口部のみを閉塞する
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  3. 請求項2において、
    前記排気還流通路の開口は、前記吸気通路の壁面又は前記吸気流制御弁の表面に形成され、
    前記吸気流制御弁は、前記吸気流の偏向度合を最小とするときに前記吸気通路の壁面に当接することにより前記第1の開口部のみを閉塞する
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  4. 請求項3において、
    前記排気還流通路の開口は、前記吸気通路の壁面に形成され、
    前記吸気流制御弁には、前記吸気通路の壁面と当接して前記吸気流の偏向度合を最小とする状態において、前記吸気通路と前記第2の開口部とを連通する貫通路が形成される
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  5. 請求項3において、
    前記吸気流制御弁は、前記排気還流通路の一部が形成される中空の回動軸を介して吸気通路に回動自在に軸支されるとともに、同弁の表面に前記排気還流通路の開口が形成される
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  6. 請求項2〜5の何れかにおいて、
    前記排気還流通路は分岐し、分岐した一方は第1の開口部を通じて吸気通路に連通し、他方は第2の開口部を通じて吸気通路に連通する
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  7. 請求項2〜6の何れかにおいて、
    前記第2の開口部は、前記第1の開口部よりも小さい面積に設定される
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
  8. 請求項1〜7の何れか1項において、
    前記排気還流通路には、同排気還流通路を流れる排気の流量を調整する流量調整手段が設けられる
    ことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。
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