JP2009114600A - 無機質繊維充填袋体及びその梱包体 - Google Patents

無機質繊維充填袋体及びその梱包体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、無機質繊維の裁断、スリットなどの取り扱い時の微細な繊維の飛散、肌に突き刺さるチクチク性などを防止する為、袋形状で密封し、飛散防止性、取り扱い性に優れた無機繊維充填袋体及び断熱材袋体を提供することである。
【解決手段】無機質繊維層を含有するマットが、不織布からなる袋に収納された袋体であって、該不織布が、目付け10〜100g/m、通気性が1cc/cm/sec以上を有し、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層と繊維径10〜30μmの繊維層との積層不織布であり、上記不織布からなる袋の端部が接合強度1N/25mm以上で密封されていることを特徴とする無機質繊維充填袋体。
【選択図】なし

Description

本発明は、無機質繊維充填袋体に関する。更に詳しくは、袋形状とする製袋加工が熱シール等で容易にできる低融点繊維を含む不織布からなり、袋内に充填する無機質繊維が空気中に飛散すること、取り扱い時にチクチクすることなどを防止でき、取り扱い性などが改善された無機質繊維充填袋体に関する。
従来から、石綿、ロックウール、ガラス繊維などは、不燃性、断熱性、価格面などの優れた特徴から、断熱材として多く利用されている。
しかし、スリット加工、穴あけ加工、裁断加工時などに、空気中に飛散することがあり、作業者がチクチクするなどの作業性、環境の面で問題があった。
その対策として、飛散防止用ポリエチレンフイルムなどが使用されている。
この飛散防止対策は、フイルムなどの通気性のない袋に入れることで防止しているが、その袋は通気性がないことから、嵩高い断熱材となり、輸送時などにコンパクトな梱包ができない問題があった。その対策として、周囲をシールしないで、フイルムで挟むことにより飛散を完全に防止することはできないものの、少なくすることで対応している状況である。
特許文献1には、有機繊維不織布と無機繊維マットを重ね、有機繊維側からニードルパンチ加工して、無機繊維の飛散防止がなされている。緻密化できた断熱材で成形加工性等が向上できたが、飛散防止が改善できないことが問題として残っている。
次いで、ガラス繊維の飛散防止の表面材として、アスベスト紙やアスフアルト含浸紙などが使用されていたが、環境上および衛生上の問題で使用が限定されている。
特許文献2には、アルミナゾルを紙の生産時に昆抄することが提案されているが、アルミナの歩留まりに限界があること、難燃性の効果が不十分であることが懸念される。
特許文献3には、シリコーン樹脂を用いることが提案されているが難燃性を充分得るためには、配合量を多くしなければならないことなどが問題である。
特許文献4は、難燃性の無機粉体とバインダーの併用が提案されている。難燃性を充分にするためには、付着量が多くなり、風合いが硬くなるなどの問題がある。更に、難燃性を得る目的で、熱可塑性合成繊維不織布に難燃剤を付与することが考えられるが、銅製、アルミ製、鉄製などの鋼管の断熱材に使用した場合、腐食するなどの問題が生じている。
特開平11−221872号公報 特開昭57−205600号公報 特開昭54−68470号公報 特許3256019号公報
本発明の課題は、上記従来の問題を解決し、無機質繊維の裁断、スリットなどの取り扱い時の微細な繊維の飛散、肌に突き刺さるチクチク性などを防止するため、不織布の袋形状で密封し、飛散防止性、コンパクト梱包等の取り扱い性に優れた無機質繊維充填袋体及びその梱包体を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、極細繊維層と径の太い繊維
層との積層不織布を用いることで、飛散防止性、取り扱い性の両面に優れている事を見出し、本発明に到達した。本願で特許請求される発明は、以下の通りである。
(1)無機質繊維層を含有するマットが、不織布からなる袋に収納された袋体であって、該不織布が、目付け10〜100g/m、通気性が1cc/cm/sec以上を有し、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層と繊維径10〜30μmの繊維層との積層不織布であり、上記不織布からなる袋の端部が接合強度1N/25mm以上で密封されていることを特徴とする無機質繊維充填袋体。
(2)前記積層不織布が、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層を中間層とし、上下層に繊維径10〜30μmの熱可塑性合繊長繊維層を配し、熱圧着で接合一体化してなることを特徴とする上記(1)記載の無機質繊維充填袋体。
(3)前記積層不織布が、上層に繊維径10〜30μmの繊維層、中間層に繊維径0.1〜7μmの極細繊維層、下層に上層の繊維融点より30〜160℃低い低融点繊維を含有する繊維層を積層していることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の無機質繊維充填袋体。
(4)前記積層不織布に、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層の目付けが少なくとも1g/m以上であることを特徴とする上記(1)〜(3)記載のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
(5)前記積層不織布が、部分熱圧着率5〜30%で接合してなることを特徴とする上記(1)〜(4)記載のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
(6)前記積層不織布が、ポリエステル系繊維又はポリエステル系共重合体繊維からなることを特徴とする上記(1)〜(5)記載のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
(7)前記無機質繊維層を含有するマットの嵩密度が5〜300kg/mであることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
(8)前記無機質繊維層を含有するマットが厚み1〜300mm、幅10〜2000mm、長さ10〜40000mmに成形されていることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
(9)前記無機質繊維層を含有するマットが、丸、四角、三角又は多角形状の部分的穴加工、スリット加工が施され、該マット端部周囲が、前記不織布で接合密封されていることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
(10)上記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体が、3〜50枚重ねられて、脱気され、密封梱包されていることを特徴とする無機質繊維充填袋体の梱包体。
本発明の無機質繊維充填袋体は、折れ、脱落、切断など粉塵が発生し易い無機質繊維マットを、極細繊維層と太い繊維層との緻密化された積層不織布の袋を用いて密封することで、袋外への無機質繊維の浮遊を防止でき、無機質繊維袋体の取り扱い性が向上し、チクチク性がない作業が可能となる。
従って、給湯槽の金属鋼管用断熱材、魔法瓶などの断熱材、冷蔵庫、保冷庫などの断熱材、及び、家屋の壁、屋根下材などの建材用断熱材、自動車内装用などの断熱材・保温材などに広く使用できる。
また、充填袋体が適度な通気性を有するため、無機質繊維充填袋体が、3〜50枚重ねて、脱気し、密封梱包することが出来、コンパクトで効率的な輸送、保管が可能となり、取り扱い性が向上する。
本発明の無機質繊維充填袋体は、ロックウール、ガラス繊維、セラミックフイバーなどの無機質繊維を、極細繊維層と太い繊維層との緻密化された積層不織布の袋に充填し、端部周囲を接合して、密封することで、袋外にでる無機質繊維の飛散が防止でき、袋表面を
手で触っても、肌を刺激するチクチク性が防止できるなどの特徴がある。
第一の特徴は、極細繊維を含有した緻密構成の積層不織布を採用することである。
積層不織布は、極細繊維層と太い繊維層との積層組み合わせた多層構成であり、繊維間隙がより小さくできることにより、無機質繊維の遮蔽効果が向上する。
第二の特徴は、積層不織布の強度が高いことである。積層不織布は、極細繊維と太い繊維との積層で、強度が高くでき、取り扱い作業、運搬などで、破れ、破袋し難い構造とすることができる。
第三の特徴は、積層不織布の一方の面に、熱接着性に優れた繊維層を用い、当該層同士を接着面に用いることで、熱接着性に優れた袋体を形成でき、製袋加工性が向上できる点である。
第四の特徴は、通気性を有する積層不織布で被覆された袋体とすることである。この為、嵩高な無機質繊維の包装に用いる積層不織布の袋が通気性を有し、数枚重ねて、加圧することで容易に圧縮でき、且つ、非通気フイルムで包装し、脱気することによりコンパクトな梱包が可能となる。
本発明に用いる不織布は、極細繊維層と太い繊維層とが積層されてなる積層不織布である。
本発明において、極細繊維の繊維径は0.1〜7μm、好ましくは0.3〜5μmであり、メルトブロー方式、フラッシュ紡糸方式などで繊維化される。使用される樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリエチレン、共重合ポリプロピレンなどのポリオレフイン系樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン210、共重合ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリエステルなどのポリエステル系樹脂などが挙げられる。強度、耐熱性の点から、ポリエステル系樹脂が好ましい。
上記繊維径を有する極細繊維層は、繊維間隙を極小さく制御できる為、無機質繊維の中での、微細な無機質繊維までも遮蔽するに有効である。
太い繊維層の繊維径は、10〜30μm、好ましくは12〜25μmであり、製造方法は、スパンボンド方式、ニードルパンチ方式、柱状流交絡方式、トウ開繊方式などで繊維ウエブ形成、接合工程を得て不織布が得られる。不織布に用いられる繊維は、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリエチレン、共重合ポリプロピレンなどのポリオレフイン系繊維、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン210、共重合ナイロンなどのポリアミド系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリエステルなどのポリエステル系繊維、高融点成分を芯、低融点成分を鞘などの複合繊維などの、短繊維、長繊維、又は単独繊維、二種以上の混合繊維などが用いられる。強度、耐熱性の点から、ポリエステル系樹脂が好ましい。
本発明の積層不織布では、無機質繊維の遮蔽効果において、太い繊維層は強度保持作用と、プレフィルター作用として、有効に作用する。特に、太い繊維層で大きな繊維径の無機質繊維を遮蔽し、極細繊維層で、微細な無機質繊維を遮蔽でき、効率的な多段遮蔽が可能となる。
本発明の積層不織布では、繊維間隙の指標として、平均流量開孔径を用い、この値が30μm以下が好ましく、より好ましくは20μm以下、特に好ましくは、1〜15μmの範囲である。平均流量開孔径がこの範囲にあると、充分な無機質繊維の遮蔽効果、不織布全体としての通気性効果が達成できる。
特に、繊維に機能性を付与する必要性がある場合は、難燃剤、着色剤などの添加剤が0.01〜10wt%添加、塗布されて用いられる。
本発明の積層不織布は、太い繊維層により、取り扱い時などの破れ、袋形状に加工する
時の強度などの面で、満足できる機械特性を得ることができる。例えば、引張強力が10N/5cm以上、好ましくは15N/5cm〜150N/5cmであり、袋形状にした時の接合部の剥離強度が、1N/25mm以上、好ましくは、3〜100N/25mmである。
引張強力が10N/5cm未満、接合部の剥離強度が1N/25mm未満では、取り扱い作業中、梱包、輸送作業などで、破れ、破袋などが生じ易い。
本発明の積層不織布は、極細繊維層と太い繊維層とを、それぞれ少なくとも1層以上用いるか(例えば、極細繊維層を1層又は2層以上、太い繊維層を1層又は2層以上)または太い繊維層を高融点繊維層とし、他面を低融点繊維層とするなどの組み合わせが採用できる。低融点繊維層としては、低融点成分を鞘部に配した鞘芯構造複合繊維を用いることや、サイドバイサイド型の複合繊維を用いることが出来る。
具体的には、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層を中間層とし、上下層に繊維径10〜30μmの熱可塑性合繊長繊維層を配し、熱圧着で接合一体化したものや上層に繊維径10〜30μmの繊維層、中間層に繊維径0.1〜7μmの極細繊維層、下層に上層の繊維融点より30〜160℃低い低融点繊維を含有する繊維層を積層したものとすることができる。積層不織布の下層に、低融点繊維を含有する熱接着性に優れた繊維層を用い、当該層同士を袋体の接着面に用いる事で、熱接着性に優れた袋体を形成でき、製袋加工性が向上できる。
本発明の積層不織布の接合方法は、特に限定されないで、重ねて使用することもできる。更に、作業性などの点から一体化して好ましく使用できる。例えば、一対の凹凸ロールと平滑ロールなどの熱エンボス加工、ホットメルト系樹脂、反応性ウレタン系樹脂などの接着剤による接着加工、ニードルパンチ、柱状流交絡などの機械交絡加工などで行う事ができる。
本発明の積層不織布の熱圧着接合は、例えば、凹凸を有するエンボスロールと平滑ロール間で加熱、圧着して接合することである。加熱温度は、繊維の軟化温度以上の温度から融点以下の温度範囲である。しかし、低融点繊維の熱劣化を考慮した場合、上下ロールの温度差を150℃以下、好ましくは130℃以下が好ましい。熱圧着の圧力は10〜1000kPa/cm、好ましくは50〜700kPa/cmである。
積層不織布の熱圧着接合は、強度、風合いなどから、部分的に行うことが好ましい。例えば、全体の表面積に対して、部分的に圧着される面積が、5〜30%、好ましくは、7〜30%である。熱圧着率が5%未満では、接合面積が少なすぎて強度が不足する。一方、30%を超えると、強度は高くなるが、硬い風合いとなる。
凹凸エンボス模様としては、特に限定されないが、全体に対して均等に配置されていることが好ましい。形状としては、丸状、楕円状、菱形状、円柱状、四角状などの、平行均等配置、千鳥状配置などの均等配置することが好ましい。熱圧着部一個の面積は、0.3〜1.5mm、好ましくは、0.4〜1.2mmであり、熱圧着の間隔は、0.3〜3mm、好ましくは、0.5〜2.5mmの均等配置させる。
本発明の積層不織布の目付けは、10〜100g/m、好ましくは、15〜70g/mである。目付けが10g/m未満では、繊維の緻密性が低下して、間隙が広くなり、被覆しても、断熱材の飛散防止性が低下する。一方、100g/m超えると、断熱材の飛散防止性が向上するが、風合いが硬くなり、厚みが大きくなり、袋体の製袋加工性が低下する。
特に、極細繊維層の目付けは、1g/m以上、好ましくは1.5〜20g/mであり、特に好ましくは、2〜15g/mである。特に、好ましい態様としては、太い繊維間隙に、部分的に極細繊維を埋没させる構造にする、例えば、太い繊維の上に、極細繊維を積層し、ウエブを吸引させて捕集し、熱圧着させるスパンボンド方式などが行われる。
極細繊維層の目付けが1g/m未満では、太い繊維の間隙を充分に被覆した緻密な構
成にする事ができない。
本発明の無機質繊維は、石綿、ガラス繊維、ロックウール、セラミックフアイバーなどであり、更に無機質繊維のニードルパンチ加工したニードルマット、フエノール樹脂などの接着剤塗布加工した樹脂加工の無機質繊維マットなどがある。
更に断熱性、保温性の効果を向上させるため、無機質繊維とグラスペーパー、などの嵩密度の異なる無機質繊維、アルミ箔などの金属箔との組み合わせなどが用いられる。
特に、0.1〜10μm、好ましくは、1〜7μmの繊維径の無機質繊維が好ましく用いられる。無機質繊維の嵩密度は、5〜300kg/m、好ましくは、7〜250kg/mである。厚み、目付けは目的に応じて変わるが、例えば、厚みが1〜300mm、好ましくは3〜250mmであり、目付けは、50〜2000g/m、好ましくは70〜1500g/mである。
無機質繊維の成型加工の形状としては、四角、丸形、三角又は多角形状、テープ状などがあり、特に、断熱材、保温材などの目的で、部分的に四角、丸形、三角又は多角形状などに打ち抜き加工され、使用する形状は特に限定されないが、無機質繊維の周囲は全て、本発明の積層不織布で被覆することが必要である。
成型形状は、幅が10〜2000mm、好ましくは15〜1500mm、長さ10〜40000mm、好ましくは、15〜20000mmである。
本発明の積層不織布の袋は、無機質繊維マットを入れることができ、且つ、接合端部の幅を1〜30mm、好ましくは2〜25mmの接合部分を有する袋形状にすることが必要である。次いで、無機質繊維マットを入れ、袋の周囲端部の接合は、粘着剤、接着剤などを直接不織布の接合端部に塗布する方法、粘着剤、接着剤などが塗布されたフイルム、不織布を不織布接合端部に挟み込む方法、又は不織布より、融点が30〜160℃低融点のフイルム、又は不織布を挟み込む方法などで行う事ができる。
更に、上層に繊維径10〜30μmの繊維層、中間層に繊維径0.1〜7μmの極細繊維層、下層に上層の繊維融点より30〜160℃低い低融点繊維を含有する繊維層を積層した積層不織布を用い、該低融点繊維含有繊維層同士を接合することにより袋とすることもできる。
本発明の無機質繊維充填袋体は、成形加工された無機質繊維を前記不織布の袋に入れて、端部を接合して密封される。
前記不織布の袋端部接合は、接合強度1N/2.5cm以上であれば特に限定されない。
具体的には、例えば、前記不織布の接合部に直接、接着剤、粘着剤などを塗布する方法、又は、前記不織布の融点より低融点のフイルム、不織布を接合部に介在させる方法、ミシン糸を用いる縫製方法、内部加熱方式の超音波ウエルダー法、高周波ウエルダー法、加熱バーなどで加熱する加熱シール法、溶断シール法などがある。従って本発明に用いる粘着剤、接着剤、フイルム、接着用不織布は、本発明の接合強度が得られれば特に限定されない。
例えば、接着剤、粘着剤としては、ポリエチレン系樹脂、ポリエチレン系共重合体、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、エステル系樹脂、エチレンー酢酸ビニル系樹脂などの1種又は2種以上の樹脂が用いられる。特に、樹脂が難燃性を有しているか、難燃剤が練りこまれた接着剤、粘着剤などで難燃性に合格する樹脂が好ましく用いられる。
本発明の無機質繊維充填袋体の接合強度は、取り扱い作業、梱包工程、輸送工程などの作業で破れ、破袋しないことが必要であり、接合強度が、1N/25mm以上、好ましくは2N/25mm〜200N/25mmあり、特に好ましくは15〜200N/25mmである。
接合強度が1N/25mm未満では、取り扱い作業中に接合部分の破れ、破袋が生じ易くなるなどの問題が生じる。
本発明の無機質繊維充填袋体は、断熱性・保温性などを高くする目的で、嵩高な無機質繊維構造となっており、輸送する時には、梱包効率を上げる事が重要である。そこで、本発明の無機質繊維充填袋体の梱包体は、本発明の無機質繊維充填袋体を3〜50枚重ねて、厚み20〜100μmの非通気性のポリエチレンフイルムなどに入れ、加圧プレス機などで加圧する工程、吸引装置などで脱気する工程をへて、コンパクトな無機質繊維充填袋体の梱包体とすることが容易にできる。
本発明を実施例に基づいて説明する。
測定方法は以下のとおりである。
(1)目付(g/m):縦20cm×横25cmの試料を3カ所切り取り、重量を測定
し、その平均値を単位当たりの質量に換算して求める。
(JIS−L−1906)
(2)平均繊維径(μm):顕微鏡で500倍の拡大写真を取り、10本の平均値で求め
る。
(3)厚み(mm):無機質繊維層の厚みは、荷重2kPaでJIS−L−1906に準拠 。積層不織布の厚みは、荷重10kPaでJIS−L−1906に準 拠。
(4)嵩密度(kg/m):目付け/厚みから得た。
(5)通気性:JIS−L−1906フラジュール法に準拠。
(6)発塵性:10cm角の試料表面を金属棒で叩くことにより発塵させる。次いで、発
塵したガラス繊維を吸引ロートに捕集し、顕微鏡を用いて繊維の本数を測
定した。
発塵条件:振とう速度210回/分、時間3分
(7)腐食性:銅製金属板を2cm角に切断し、不織布を5cm角2枚切り取り厚み5m
mのガラス板2枚を用いて、ガラス板/不織布/銅板/不織布/ガラス板
に重ねて、荷重1kg/cmで、温度65℃×湿度85%の恒温高湿槽
で7日間処理し、腐食状態を観察して下記の基準で判定した。
5級:金属片の表面の変色・腐食がまったくない。
4級:金属片の表面の変色が僅かにある。
3級:金属片の表面の変色・腐食が僅かにあるが目立たない。
2級:金属片の表面の変色・腐食が少しある。
1級:金属片の表面の変色・腐食が甚だしい。
(8)引張強力(N/5cm):定長引張試験機を用い、試料幅5cm長さ30cmを切
り取り、つかみ間隔20cm、引張速度10cm/mi
nで、引張強力をタテ、ヨコ各々3カ所測定し、平均値
で示す。
(9)接合強度(N):定長引張試験機を用い、試料幅25mm長さ200mmを切り取
り、接合部分を約50mm上下方向に剥離し、180度剥離する
ように各々取り付け、つかみ間隔100mm、引張速度10cm
/minで、剥離強度をタテ、ヨコ各々3カ所測定し最大強度の
平均値で示す。
(10)難燃性:JIS−L−1091 A−3法(水平法)に準じる。
合格:燃焼長さ10cm以下 残炎時間20秒以下
(11)平均流量孔径(μm):PMI社製のパームポロメーター型式CFP−1200
AEXを用いる。
平均流量孔径は、CUMULATIVE FILTER
FLOW VS DIAMETERグラフにおけるCU
MULATIVE FILTER FLOWの値が50
%のDIAMETERとする。
測定には、浸液にPMI社製シルウイックを用いた。試
料を浸液に浸して充分に脱気してから測定する。
[実施例1]
本発明の積層不織布の第3層として、ポリエチレンテレフタレート(PET、融点265℃)をスパンボンド用紡糸口金から、紡糸温度300℃で平均繊径14μm、目付け12g/mの熱可塑性繊維ウェブを作成した。次に、第2層としてポリエチレンテレフタレート(PET、融点260℃)を用いメルトブロー用噴射口金から、紡糸温度300℃、加熱エアは320℃で1000Nm/hrで、平均繊径2μm、目付け6g/mの極細繊維ウェブを吐出して積層した。その上に、第1層のポリエチレンテレフタレート(PET、融点265℃)をスパンボンド用紡糸口金から紡糸温度300℃で平均繊径14μm、目付け12g/mの熱可塑性繊維ウェブを捕集ネット上に積層繊維ウェブとして積層し、圧着面積率が、15%エンボスロール、線圧350N/cm、上下温度を230℃/235℃で熱圧着して実施例1の積層不織布(目付け30g/m)を得た。
次いで、厚み25mm、繊維径4μm、嵩密度60kg/mのガラス繊維のニードルマットを、タテ10cmヨコ20cmの長方形の寸法に切断し、タテ30cmヨコ30cmに切り取った上記不織布で包み込み、3方向の端部を10mm重ねて合わせ本縫い方法でミシン縫製して包装し、本発明の無機質繊維充填袋体を得た。
得られた無機質繊維充填袋体の発塵性、腐食性の測定結果を表−1に記載した。
表−1から、本発明の無機質繊維充填袋体は、発塵性、腐食性に優れたものであった。
[実施例2]
本発明の積層不織布の第3層として、スパンボンド用の2成分紡糸口金から、芯がポリエチレンテレフタレート、鞘がポリエステル共重合体(PET/C0−PET 融点265℃/210℃)の芯鞘構造の平均繊径17μm、目付20g/m複合繊維ウェブを作成した。次に、第2層としてポリエチレンテレフタレート(PET 融点260℃)を用いメルトブロー用噴射口金から、紡糸温度300℃、加熱エアは320℃で1000Nm/hrで、平均繊径2μm、目付10g/m極細繊維ウェブを吐出して積層した。その上に、第1層の一般的なポリエチレンテレフタレートをスパンボンド用紡糸口金から、紡糸温度300℃で平均繊径14μm、目付20g/m熱可塑性繊維ウェブを捕集ネット上に積層繊維ウェブとして積層し、圧着面積率が、25%エンボスロール、線圧350N/cm、上下温度を230℃/145℃で熱圧着して実施例2の積層不織布を(目付け30g/m)得た。
次いで、厚み50mm、繊維径6μm、12kg/mのガラス繊維マットにフエノール樹脂加工して、塗布量10wt%にしたガラス繊維マットをタテ10cmヨコ20cmの長方形の寸法に切断し、タテ35cmヨコ35cmに切り取った上記不織布により、第3層を内側にして上記ガラス繊維マットを包み込んだ後、不織布の端部10mm内側に、幅5mmの熱シールバーを温度180℃、圧力5kPa、接圧時間1秒で接合し本発明の無機質繊維充填袋体体を得た。
表−1から、本発明の無機繊維充填袋体は、発塵性、腐食性に優れたものであった。
[実施例3]
本発明の積層不織布の第3層として、エチレングリコールとジメチレンテレフタレート
に、3−メチルホスフイニコプロピオン酸エステルを1.2wt%添加し共重合した難燃性共重合ポリエチレンテレフタレートをスパンボンド用紡糸口金から、紡糸温度290℃で平均繊径16μm、目付け15g/m熱可塑性長繊維ウェブを作成した。次に、第2層としてポリエチレンテレフタレート(PET、融点260℃)を用いメルトブロー用噴射口金から、紡糸温度300℃、加熱エアは320℃で1000Nm/hrで、平均繊径2μm、目付け5g/mの極細繊維ウェブを吐出して積層した。その上に、第3層と同様の目付け15g/m熱可塑性長繊維ウェブを積層し、積層ウエブを、圧着面積率が、25%エンボスロール、線圧350N/cm、上下温度を220℃/225℃で熱圧着して実施例3の難燃性エステル不織布を得た。
次いで、厚み50mm、繊維径6μm、嵩密度12kg/mのガラス繊維マットにフエノール樹脂で加工して、塗布量10wt%にしたガラス繊維マットをタテ10cmヨコ20cmの長方形の寸法に切断し、タテ35cmヨコ35cmに切り取った上記不織布により、上記ガラス繊維マットを包み込んだ後、該不織布の端部10mm幅に、ホットメルト系のポリアミド系接着剤を塗布量30g/mになるように、ホットメルトガンを用いて接着し、本発明の無機質繊維充填袋体体を得た。
得られた無機質繊維充填袋体の発塵性、腐食性の測定結果を表−1に記載した。
表−1から、本発明の無機質繊維充填袋体は、発塵性、腐食性及び、難燃性に優れたものであった。
[実施例4]
本発明の積層不織布に用いる太い繊維層は、スパンボンド用の2成分紡糸口金から、芯がポリエチレンテレフタレート、鞘がポリエチレン(PE/PET 融点130℃/265℃)の芯鞘構造の平均繊径17μm、目付30g/m複合繊維ウェブを捕集ネット上に形成し、一対の平滑金属ロール間で、線圧350N/cm、上下温度を105℃/110℃で熱圧着して得られた。
また、極細繊維層は、ポリプロピレン(PP、融点165℃)を用いメルトブロー用噴射口金から、紡糸温度210℃、加熱エアは230℃で1000Nm/hrで平均繊維径3μm、目付け20g/mの極細繊維不織布を得た。次いで、太い繊維の不織布と極細繊維不織布とを、ポリアミド系ホットメルト樹脂を用いて、カーテンスプレー方式で5g/m塗布し、接合し、本発明の積層不織布を得た。
次いで、厚み25mm、繊維径4μm、嵩密度60kg/mのガラス繊維マットを、タテ10cmヨコ20cmの長方形の寸法に切断し、タテ30cmヨコ30cmに切り取った上記不織布により、上記ガラス繊維マットを包み込み、3方向の端部を10mm重ねて合わせ本縫い方法でミシン縫製して包装し、本発明の無機質繊維充填袋体を得た。
得られた無機質繊維充填袋体の発塵性、腐食性の測定結果を表―1に記載した。
表―1から、本発明の無機質繊維充填袋体は、発塵性、腐食性に優れたものであった。
[比較例1]
実施例1に用いたガラス繊維のニードルマットを、タテ10cmヨコ20cmの長方形の寸法に切断したガラス繊維マットとした。
[比較例2]
ポリエチレンテレフタレートをスパンボンド用紡糸口金から、紡糸温度300℃で平均繊径14μm、目付け30g/m熱可塑性長繊維ウェブを捕集ネット上に形成させ、圧着面積率が、15%エンボスロール、線圧350N/cm、上下温度を230℃/235℃で熱圧着して不織布を得た。次いで、難燃加工剤を塗布した。
難燃加工は、大京化学製の燐酸グアニジン誘導体からなる難燃剤(ビゴール415)を用い含浸加工して塗布量15wt%になるようして難燃性不織布を得た。
次いで、実施例1と同様のガラス繊維のニードルマットを用い、タテ30cmヨコ30cmに切り取った上記不織布により、上記ガラス繊維マットを包み込み、3方向の端部を10mm重ねて合わせ本縫い方法でミシン縫製して包装し、断熱材充填袋体を得た。
表−1から、得られた断熱材充填袋体は、発塵性、難燃性に優れたものであったが、金属の腐食性は1級であった。
Figure 2009114600
[実施例5]
実施例1の本発明の無機質繊維充填袋体を10枚重ね、厚み50μm幅60cm長さ100cmのポリエチレン製平袋に挿入にして、プレス機に装着させ、圧縮、脱気してから、幅10mmのポリプロピレン梱包テープで梱包して、厚み約14cmタテ12cmヨコ22cmの本発明のコンパクトな無機質繊維充填袋体の梱包体を得た。
[実施例6]
実施例2の本発明の無機質繊維充填袋体を10枚重ね、厚み50μm幅65cm長さ130cmのポリエチレン製平袋に挿入にして、プレス機に装着させ、圧縮、脱気してから、幅10mmのポリエチレンテープで梱包して、厚み約10cmタテ12cmヨコ22cmの本発明のコンパクトな無機質繊維充填袋体の梱包体を得た。
[実施例7]
実施例3の本発明の無機質繊維充填袋体を10枚重ね、厚み50μm幅65cm長さ130cmのポリエチレン製平袋に挿入にして、プレス機に装着させ、圧縮、脱気してから、幅10mmのポリエチレンテープで梱包して、厚み約10cmタテ12cmヨコ22cmの本発明のコンパクトな無機質繊維充填袋体の梱包体を得た。
[実施例8]
実施例4の本発明の無機質繊維充填袋体を10枚重ね、厚み50μm幅60cm長さ100cmのポリエチレン製平袋に挿入にして、プレス機に装着させ、圧縮、脱気してから、幅10mmのポリプロピレン梱包テープで梱包して、厚み約14cmタテ12cmヨコ22cmの本発明のコンパクトな無機質繊維充填袋体の梱包体を得た。
本発明の無機質繊維充填袋体は、ロックウール、ガラス繊維、セラミックフアイバーなどの無機質繊維マットを、積層不織布で密封包装した袋体である。この袋体を採用することにより、無機質繊維を裁断、打ち抜き、スリットなどの加工工程時に繊維が空気中に飛散、また作業中に肌に突き刺ささり、チクチクするなどを防止できる。空気中の飛散繊維が浮遊する環境が改善でき、作業者、取扱者などが安心して作業できる。
従って、無機繊維充填袋体は、無機質繊維マットを不織布の袋で密封するため、作業環境が改善でき、且つ、肌に突き刺さるなどの問題が解決され、取り扱い性が格段に改善されている。そこで、断熱性、保温性、価格面などに優れている特徴を活かした用途への展開ができる。
例えば、魔法瓶、給湯器、冷蔵庫、冷凍庫などの家電製品、エンジンルーム、天井材などの自動車内装材、壁材、屋根などの建材などの断熱材、保温材、吸音材などに広く利用できる。

Claims (10)

  1. 無機質繊維層を含有するマットが、不織布からなる袋に収納された袋体であって、該不織布が、目付け10〜100g/m、通気性が1cc/cm/sec以上を有し、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層と繊維径10〜30μmの繊維層との積層不織布であり、上記不織布からなる袋の端部が接合強度1N/25mm以上で密封されていることを特徴とする無機質繊維充填袋体。
  2. 前記積層不織布が、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層を中間層とし、上下層に繊維径10〜30μmの熱可塑性合繊長繊維層を配し、熱圧着で接合一体化してなることを特徴とする請求項1記載の無機質繊維充填袋体。
  3. 前記積層不織布が、上層に繊維径10〜30μmの繊維層、中間層に繊維径0.1〜7μmの極細繊維層、下層に上層の繊維融点より30〜160℃低い低融点繊維を含有する繊維層を積層していることを特徴とする請求項1又は2記載の無機質繊維充填袋体。
  4. 前記積層不織布に、繊維径0.1〜7μmの極細繊維層の目付けが少なくとも1g/m以上であることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
  5. 前記積層不織布が、部分熱圧着率5〜30%で接合してなることを特徴とする請求項1〜4記載のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
  6. 前記積層不織布が、ポリエステル系繊維又はポリエステル系共重合体繊維からなることを特徴とする請求項1〜5記載のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
  7. 前記無機質繊維層を含有するマットの嵩密度が5〜300kg/mであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
  8. 前記無機質繊維層を含有するマットが厚み1〜300mm、幅10〜2000mm、長さ10〜40000mmに成形されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
  9. 前記無機質繊維層を含有するマットが、丸、四角、三角又は多角形状の部分的穴加工、スリット加工が施され、該マット端部周囲が、前記不織布で接合密封されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の無機質繊維充填袋体が、3〜50枚重ねられて、脱気され、密封梱包されていることを特徴とする無機質繊維充填袋体の梱包体。
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