JP2009113886A - エレベータの保護板装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータ乗りかごに設けた保護板装置とエレベータ乗り場の床面との間でつま先が挟まれる事故の発生を防止し、及び、保護板装置を設けることに伴って発生する風切り音や騒音を低減させる。
【解決手段】エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに対向させて下向きに延出する保護板13と、保護板13の下端部に取り付けられ、保護板13の横幅方向に沿った回動中心の回りに回動可能な回動体14と、を備え、回動体14は、保護板13の横幅方向に沿って延出するとともに上下方向に延出する第1面部14aと、保護板13の横幅方向に沿って延出するとともに第1面部14aの下端部からエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜する第2面部14bとを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エレベータの保護板装置に関し、特に、エレベータ利用者や保守員が、エレベータ昇降路内に転落することや、つま先を挟まれることを防止するためのエレベータの保護板装置に関する。
例えば、下記特許文献1に記載されているように、エレベータ乗りかごの正面側の下部に保護板を取り付けたエレベータの保護板装置が知られている。
この保護板装置を設けることにより、エレベータ乗りかごがエレベータ乗り場の停止位置より上方に位置するときにエレベータ乗り場の乗り場ドアが開くという不都合が生じた場合、開放されたエレベータ乗り場の開口部は保護板により塞がれる。
このため、通常運転時や保守点検時において、エレベータ乗りかごがエレベータ乗り場の停止位置より上方に位置するときにエレベータ乗り場の乗り場ドアが開くという不都合が生じても、エレベータ利用者や保守員が、エレベータ乗り場の開口部からエレベータ昇降路内に転落することが防止される。
また、通常運転時や保守点検時等において、保護板装置の保護板がエレベータ乗り場の床面より上方に位置する際に乗り場ドアが開いた場合、エレベータ乗りかご内に乗り込もうとしたエレベータ利用者や保守員がつま先をエレベータ昇降路内に入れることがある。エレベータ昇降路内につま先を入れた後にエレベータ乗りかごがエレベータ乗り場に下降すると、保護板の下端部がつま先に当たり、つま先が保護板の下端部とエレベータ乗り場の床面との間に挟まれて怪我をする場合がある。
そこで、保護板の下端部を、下記特許文献1に記載されたようにエレベータ昇降路の中央側に向けて下向きに傾斜した形状とすることにより、この傾斜した部分がつま先に当たった場合には、つま先をエレベータ乗り場側に容易に引き抜くことが可能となる。したがって、保護板とエレベータ乗り場の床面との間につま先が挟まれることにより発生する怪我を防止することができる。
特開2002−302370号公報
しかしながら、前述のエレベータの保護板装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
保護板の下端部がエレベータ昇降路の中央側に向けて下向きに傾斜していることにより、エレベータ乗りかごの下降時には、保護板により導かれた多量の空気がエレベータ昇降路のエレベータ乗り場側の内壁面とエレベータ乗りかごとの間に入り込み、大きな風切り音が発生する。さらに、エレベータ乗りかごとエレベータ昇降路の内壁面との間の隙間寸法がエレベータ乗り場の位置で大きくなることにより、エレベータ乗りかごがエレベータ乗り場で停止せずに通過する際にはエレベータ乗りかごとエレベータ昇降路の内壁面との間の空気の流れがエレベータ乗り場の位置で乱され、騒音が発生する。これらの風切り音や騒音の発生は、エレベータ利用者に対して不快感を与えることになる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータ乗りかごに設けた保護板装置とエレベータ乗り場の床面との間でつま先が挟まれる事故の発生を防止することができ、及び、保護板装置を設けることに伴って発生する風切り音や騒音を低減させることができるエレベータの保護板装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、前記保護板の下端部に取り付けられ、前記保護板の横幅方向に沿った回動中心の回りに回動可能な回動体と、を備え、前記回動体は、前記保護板の横幅方向に延出するとともに上下方向に延出する第1面部と、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記第1面部の下端部から前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する第2面部とを有することである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、前記保護板の下端部に連結され、前記保護板の横幅方向に延出するとともにこの横幅方向に沿った回動中心の回りに回動可能な回動板と、前記回動板に連結されてこの回動板を前記回動中心の回りに回動させる駆動部と、を備え、前記回動板は、前記回動板の可動側端部が前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する第1回動位置と、前記可動側端部が前記エレベータ昇降路の中央側に向けて下向きに傾斜する第2回動位置とに回動されることである。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、前記保護板に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する傾斜部と、前記保護板の下端部における前記保護板の横幅方向の両端部に設けられ、この保護板の下端部より下側に延出する延出部と、一端が一方の前記延出部に固定され、他端が他方の前記延出部に取り付けられたスイッチに接続されて水平方向向きに張設される紐状部材と、を備え、前記スイッチは、前記エレベータ乗りかごの下降動作を規制する規制部に接続されていることである。
本発明の実施の形態に係る第4の特徴は、エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、前記保護板に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する傾斜部と、前記保護板の下端部における前記保護板の横幅方向の両端部に設けられ、この保護板の下端部より下側に延出する延出部と、一方の前記延出部に取り付けられる発光部と、他方の前記延出部に取り付けられ、前記発光部から発光される光を受光する受光部と、を備え、前記受光部は、前記エレベータ乗りかごの下降動作を規制する規制部に接続されていることである。
本発明の実施の形態に係る第5の特徴は、エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、前記保護板に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する傾斜部と、前記保護板の下端部に上下方向移動可能に取り付けられる可動片と、前記可動片を下向きに付勢する付勢体と、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第6の特徴は、エレベータの保護板装置において、エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、前記保護板の下端部に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて下向きに傾斜する傾斜部と、前記傾斜部に形成され、この傾斜部を挟んだ上下方向に通気可能な通気穴と、を備えることである。
本発明によれば、エレベータ乗りかごに設けた保護板装置とエレベータ乗り場の床面との間でつま先が挟まれる事故の発生を防止することができ、及び、保護板装置を設けることに伴って発生する風切り音や騒音を低減させることができるエレベータの保護板装置を提供することである。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を備えるエレベータは、図1に示すように、建物内にエレベータ昇降路1が形成され、エレベータ昇降路1の上部に機械室2が形成されている。機械室2内には、巻上機3と、巻上機3に連結されたメインシーブ4と、回転可能に支持されたそらせシーブ5とが設けられている。メインシーブ4とそらせシーブ5とにはメインロープ6が巻き掛けられ、メインロープ6の両端がエレベータ昇降路1内に吊り下げられている。エレベータ昇降路1内に吊り下げられたメインロープ6の一端にはエレベータ乗りかご7が連結され、メインロープ6の他端にはつり合い重り8が連結されている。エレベータ乗りかご7の下部とつり合い重り8の下部との間には、エレベータ乗りかご7の位置によるメインロープ6の重量の変化を打ち消すためのコンペンロープ9が連結されている。なお、コンペンロープ9は、エレベータ昇降路1のピット部に設置されたコンペンシーブ10に巻き掛けられている。建物内の各階床にはエレベータ乗り場11が設けられ、各エレベータ乗り場11には乗り場ドア12が開閉可能に設けられている。
エレベータ乗りかご7には、保護板13と回動体14とを備える保護板装置と、開閉可能なかごドア15とが設けられている。
保護板13は、エレベータ乗りかご7の正面側の下部に固定されている。ここで、エレベータ乗りかご7の正面側とは、エレベータ乗りかご7におけるかごドア15が設けられている側を意味する。この保護板13は図2及び図3に示すように、保護板本体13aと、保護板本体13aの両側に位置して保護板本体13aに対して90度に折り曲げられた一対の折曲片13bとを有している。折曲片13bの下端部は、保護板本体13aの下端部より下側に延出している。エレベータ乗りかご7の下部に固定された保護板13は、保護板本体13aの一方の面がエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向している。ここで、エレベータ昇降路1の正面側とは、エレベータ昇降路1におけるエレベータ乗り場11が形成されている側を意味する。保護板本体13aにおける内壁面1aと平行に対向する水平方向(保護板13の横幅方向)の幅寸法Lは、エレベータ乗り場11の開口部の横幅寸法より大きく形成されている。
エレベータ乗りかご7の下部への保護板13の固定は、保護板本体13aにおける内壁面1aと平行に対向する面の裏面にL字形の補強部材16をボルト締めし、この補強部材16をエレベータ乗りかご7のかご床7aの下面にボルト締めすることにより行われている。
回動体14は、第1面部である垂直面部14aと、第2面部である傾斜面部14bと、垂直面部14aと傾斜面部14bとを繋ぐ一対の側面部14cとを有し、三角筒体の一面を開口した形状に形成されている。回動体14における垂直面部14aと傾斜面部14bとに挟まれた先端部14dは、鋭角となる形状に形成されている。
この回動体14は、エレベータ乗りかご7に固定された保護板13の下端部に、保護板13の横幅方向である内壁面1aと平行な水平方向に沿った回動中心の回りに回動可能に取り付けられている。保護板13に取り付けられた回動体14は、図2及び図4に示すように、第1面部である垂直面部14aが保護板13の横幅方向に延出するとともに上下方向に延出し、第2面部である傾斜面部14bが保護板13の横幅方向に延出するとともに垂直面部14aの下端部からエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜している。
保護板13への回動体14の取り付けは、図2及び図6に示すように、一対の折曲片13bに形成されたピン穴17と、回動体14の側面部14cに形成されたピン穴18とを位置合わせしてこれらのピン穴17、18にピン19を差し込み、ピン19の両端に抜け止め用の割りピン20を取り付けることにより行われている。ピン19は、保護板13の横幅方向に沿った水平方向向きの軸心を有している。
さらに、保護板13に取り付けられている回動体14は、図4に示すように、垂直面部14aの上端部14aaが、保護板本体13aの下端部13aaの裏面側に当接されている。この当接により、回動体14は、ピン19の軸心回りに先端部14dがエレベータ昇降路1の中央側(図4に示す矢印A方向)に回動することが規制されている。垂直面部14aの上端部14aaと保護板本体13aの下端部13aaとの当接は、回動体14の自重により回動体14に作用するピン19の軸心回りのモーメントを利用して行われている。したがって、エレベータ乗りかご7の昇降時及び停止時には、回動体14の姿勢は図4に示す状態に維持される。
また、回動体14の外形寸法は、回動体14がピン19の軸心回りに矢印B方向に回動した場合に先端部14dがエレベータ昇降路1の内壁面1aに接触しない寸法に形成されている。
このような構成において、エレベータ乗りかご7の昇降時及び停止時には、回動体14は、図1及び図4に示すように、垂直面部14aがエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向し、傾斜面部14bがエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜した状態に維持されている。
このため、エレベータ乗りかご7の下降時には、エレベータ昇降路1における内壁面1a側の空気は、図4の矢印Cで示すように傾斜面部14bに沿ってエレベータ昇降路1の中央側に導かれる。これにより、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少なくなり、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間で発生する風切り音が低減される。なお、この風切り音は、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が多くなるにつれて大きくなる。さらに、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少ないため、エレベータ乗りかご7がエレベータ乗り場11で停止せずにエレベータ乗り場11を通過する際において、エレベータ乗り場11の箇所で空気の流れが乱されることが原因となって発生する騒音が低減される。なお、この騒音は、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が多くなるにつれて大きくなる。したがって、エレベータ乗りかご7の下降時に発生する風切り音や騒音が少なくなり、エレベータ利用者に対して快適な乗り心地を与えることができる。
通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板13及び回動体14がエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開く場合がありうる。
このような場合に、図5及び図6に示すように、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員がつま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまう場合がありうる。つま先Xをエレベータ昇降路1内に入れたときエレベータのかご7が矢印D方向に下降すると、エレベータ乗りかご7に設けられた保護板装置の回動体14の先端部14dがつま先Xにぶつかる。
しかし、回動体14がピン19の軸心回りに回動可能に支持されているので、つま先Xに回動体14の先端部14dがぶつかったことを感じたエレベータ利用者や保守員が、図7に示すように、つま先Xを矢印E方向に引き抜くと、回動体14がピン19の軸心回りに矢印F方向に回動する。このため、回動体14の先端部14dがつま先Xに当たった場合、つま先Xを回動体14の先端部14dとエレベータ乗り場11の床面11aとの間から容易に引き抜くことができ、回動体14の先端部14dとエレベータ乗り場11の床面11aとの間につま先Xが挟まれて怪我をするということを防止することができる。
なお、回動体14の外径寸法が、回動体14が矢印F方向に回動した場合に回動体14の先端部14dが内壁面1aに接触しない寸法に形成されているので、回動体14が矢印F方向に回動しても、回動体14が内壁面1aに接触して破損するという事故は発生しない。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を、図8及び図9に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の実施の形態において、先行して説明した他の実施の形態の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態に係るエレベータの保護板装置の基本的な構造は、第1の実施の形態に係るエレベータの保護板装置と同じであり、エレベータ乗りかご7の正面側の下部に保護板13が固定され、エレベータ乗りかご7に固定された保護板13の下端部に回動体14Aが回動可能に取り付けられている。
回動体14Aは、垂直面部14aと傾斜面部14bと一対の側面部14eとを有し、三角筒体の一面を開口した形状に形成されている。保護板13への回動体14Aの回動可能な取り付けは、折曲片13bに形成されたピン穴17と側面部14eに形成されたピン穴18とを位置合わせしてこれらのピン穴17、18にピン19を差し込み、ピン19の両端に抜け止め用の割りピン20を取り付けることにより行われている。ピン19は、保護板13の横幅方向に沿った水平方向向きの軸心を有し、回動体14Aは、ピン19の軸心回りに回動可能に取り付けられている。
回動体14Aにおける垂直面部14aと傾斜面部14bとに挟まれた先端部14dには、回転体である円柱状のローラ21が回転可能に取り付けられている。ローラ21は、保護板13の横幅方向に沿った水平方向向きの軸心を有し、一対の側面部14eの間に保持されている。
このような構成において、エレベータ乗りかご7の昇降時及び停止時には、回動体14Aは、図8に示すように、垂直面部14aがエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向し、傾斜面部14bがエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜した状態に維持されている。
このため、エレベータ乗りかご7の下降時には、第1の実施の形態の場合と同様に、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少なくなり、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間で発生する風切り音や、エレベータ乗り場11の箇所で空気の流れが乱されることが原因となって発生する騒音が低減される。
通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板13及び回動体14Aがエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開く場合がありうる。そして、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員が、つま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまい、このつま先Xに下降するエレベータ乗りかご7に設けられた回動体14Aの先端部14dに取り付けられたローラ21がぶつかるという事態が発生しうる。
しかし、回動体14Aはピン19の軸心回りに回動可能に支持されており、さらに、ローラ21が軸心回りに回転可能であるため、つま先Xにローラ21がぶつかったことを感じたエレベータ利用者や保守員が、つま先Xを矢印E方向に引き抜くと、回動体14Aがピン19の軸心回りに矢印F方向に回動するとともに、ローラ21が軸心回りに回転する。このため、つま先Xが回動体14Aとエレベータ乗り場11の床面11aとの間に挟まれて怪我をするということを防止することができる。しかも、ローラ21が軸心回りに回転することにより、つま先Xを矢印D方向へ引き抜く際につま先Xに作用する抵抗が小さくなり、つま先Xの引き抜きをスムーズに行うことができる。
なお、この第2の実施の形態では、回転体として円筒状のローラ21を例に挙げて説明したが、回転体としてはローラ21に限定されるものではない。回転体としては、保護板13の横幅方向に沿った回転中心の回りに回転するものであればよく、例えば、保護板13の横幅方向に配列されて回転可能に保持された複数の球体でもよい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を、図10及び図11に基づいて説明する。
第3の実施の形態に係るエレベータの保護板装置は、保護板22と、回動板23と、回動板23を回動させる駆動部24とを備えている。
保護板22は、第1及び第2の実施の形態に係るエレベータの保護板装置の保護板13と同様に、保護板本体22aと、保護板本体22aの両側に位置して保護板本体22aに対して90度に折り曲げられた一対の折曲片22bとを有し、L字形の補強部材16を介してエレベータ乗りかご7の正面側の下部に固定されている。エレベータ乗りかご7の下部に固定された保護板22は、保護板本体22aの一方の面がエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向している。保護板本体22aの下端部は、折曲片22bの下端部より下側に延出している。
回動板23は、保護板22の横幅方向に延出するとともに保護板22の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有する矩形状の板状部材であり、保護板本体22aの下端部にヒンジ25を介して回動可能に連結されている。ヒンジ25による回動板23の回動中心は、保護板22の横幅方向に沿った方向である。回動板23は、図10に示すように、回動板23の可動側端部23aがエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜する第1回動位置と、図11に示すように、回動板23の可動側端部23aがエレベータ昇降路1の中央側に向けて下向きに傾斜する第2回動位置との間で回動可能に設けられている。
駆動部24は、回動板23を第1回動位置と第2回動位置とに回動させる機構であり、上下方向に移動可能に設けられたラック26と、ラック26に噛み合うピニオン27と、ピニオン27に連結されたモータ28とを備えている。この駆動部24は、エレベータ乗りかご7の床下に取り付けられている。モータ28は、各種信号の入力に応じてモータ28を回転駆動させる制御部29に接続されている。ラック26の下端部には、ガイドピン30が固定されている。ガイドピン30は、回動板23に固定されたガイド片31に形成された長穴32内にスライド可能に係合されている。長穴32は、長手方向がヒンジ25に対して接離する方向の向きに形成されている。
このような構成において、エレベータ乗りかご7が設定した速度以上で下降している場合には、図10に示すように、回動板23が可動側端部23aをエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜する第1回動位置に維持されている。
このため、エレベータ乗りかご7の下降時には、エレベータ昇降路1における内壁面1a側の空気は、図10の矢印Cで示すように回動板23に沿ってエレベータ昇降路1の中央側に導かれる。これにより、エレベータ昇降路1の内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少なくなり、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間で発生する風切り音が低減される。さらに、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少ないため、エレベータ乗りかご7がエレベータ乗り場11で停止せずにエレベータ乗り場11を通過する際において、エレベータ乗り場11の箇所で空気の流れが乱されることが原因となって発生する騒音が低減される。したがって、エレベータ乗りかご7の下降時に発生する風切り音や騒音が少なくなり、エレベータ利用者に対して快適な乗り心地を与えることができる。
制御部29に対して特定の信号が入力された場合、例えば、エレベータ乗りかご7の下降速度が設定値以下に低下したことを検知した信号が入力された場合、エレベータ乗りかご7がエレベータ乗り場11での停止位置により上方位置で停止したことを検知した信号が入力された場合等には、モータ28が駆動され、図11に示すように、回動板23が可動側端部23aをエレベータ昇降路1の中央側に向けて下向きに傾斜する第2回動位置に回動する。
ところで、通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板22及び回動板23がエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開き、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員がつま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまう場合がありうる。この場合には、エレベータ乗りかご7が下降することにより、つま先Xには、可動側端部23aをエレベータ昇降路1の中央側に向けて下向きに傾斜させて第2回動位置に位置する回動板23が当たることになる。
第2回動位置に回動した回動板23がつま先Xに当たった場合には、つま先Xに対してつま先Xをエレベータ乗り場11側へ押し戻す向きの力が作用し、つま先Xをエレベータ乗り場11側に容易に引き抜くことが可能となる。このため、つま先Xが回動板23とエレベータ乗り場11の床面11aとの間で挟まれるということを防止することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を、図12及び図13に基づいて説明する。
第4の実施の形態に係るエレベータの保護板装置は、保護板41と、傾斜部42と、延出部43と、スイッチ44と、紐状部材45とを備えている。
保護板41は、第1及び第2の実施の形態に係るエレベータの保護板装置の保護板13と同様に、保護板本体41aと、保護板本体41aの両側に位置して保護板本体41aに対して90度に折り曲げられた一対の折曲片41bとを有し、L字形の補強部材16を介してエレベータ乗りかご7の正面側の下部に固定されている。エレベータ乗りかご7の下部に固定された保護板41は、保護板本体41aの一方の面がエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向している。折曲片41bの下端部は保護板本体41aの下端部より下側に延出しており、この延出部分が、保護板41の下端部における保護板41の横幅方向の両端部に設けられて保護板41の下端部より下側に延出する延出部43とされている。
傾斜部42は、保護板41の横幅方向に延出するとともに保護板41の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有する矩形状の板状部材であり、一端側が保護板本体41aの下端部に固定され、先端側がエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜している。
紐状部材45は、一端が一方の延出部43に固定され、他端が他方の延出部43に取り付けられたスイッチ44に接続され、保護板41の横幅方向である水平方向向きに張設されている。
スイッチ44は、紐状部材45が引かれることにより切り替えられる構造に形成されている。このスイッチ44が、エレベータ乗りかご7の下降動作を規制するブレーキ装置等の規制部(図示せず)に制御装置を介して接続されている。
このような構成において、保護板41の下端部に傾斜部42が固定され、この傾斜部42は先端側をエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜している。このため、エレベータ乗りかご7の下降時には、エレベータ昇降路1における内壁面1a側の空気は、図12の矢印Cで示すように傾斜部42に沿ってエレベータ昇降路1の中央側に導かれる。これにより、エレベータ昇降路1の内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少なくなり、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間で発生する風切り音が低減される。さらに、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少ないため、エレベータ乗りかご7がエレベータ乗り場11で停止せずにエレベータ乗り場11を通過する際において、エレベータ乗り場11の箇所で空気の流れが乱されることが原因となって発生する騒音が低減される。したがって、エレベータ乗りかご7の下降時に発生する風切り音や騒音が少なくなり、エレベータ利用者に対して快適な乗り心地を与えることができる。
通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板41及び紐状部材45がエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開き、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員がつま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまう場合が起こりうる。
つま先Xをエレベータ昇降路1内に入れたときにエレベータ乗りかご7が下降すると、図13の二点鎖線で示すように、エレベータ昇降路1内に入れたつま先Xに紐状部材45が当たり、紐状部材45が撓んで引かれることによりスイッチ44が切り替えられる。このスイッチ44の切り替えにより、ブレーキ装置等の規制部が作動し、エレベータ乗りかご7の下降動作が規制される。このため、保護板本体41aの下端部がつま先Xに当たる前にエレベータ乗りかご7が下降動作が停止され、つま先Xが保護板本体41aの下端部とエレベータ乗り場11の床面11aとの間で挟まれるということを防止することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を、図14及び図15に基づいて説明する。
第5の実施の形態に係るエレベータの保護板装置は、基本的な構造は第4の実施の形態に係るエレベータの保護板装置と同じであり、第4の実施の形態に係るエレベータの保護板装置と同様に、保護板41と、傾斜部42と、一対の延出部43とを備え、さらに、第4の実施の形態で説明したスイッチ44と紐状部材45とに代えて、発光部46と受光部47とを備えている。
発光部46は一方の延出部43に取り付けられ、受光部47は他方の延出部43に取り付けられている。発光部46と受光部47とは水平方向で対向する位置に配置され、発光部46から発光された光が受光部47で受光される。受光部47は、エレベータ乗りかご7の下降動作を規制するブレーキ装置等の規制部に制御装置を介して接続されている。
このような構成において、保護板41の下端部に傾斜部42が固定されているため、エレベータ乗りかご7の下降時には、エレベータ昇降路1における内壁面1a側の空気は、図14の矢印Cで示すように傾斜部42に沿ってエレベータ昇降路1の中央側に導かれる。これにより、エレベータ昇降路1の内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少なくなり、エレベータ乗りかご7の下降時に発生する風切り音や騒音が少なくなり、エレベータ利用者に対して快適な乗り心地を与えることができる。
通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板41及び発光部46や受光部47がエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開き、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員がつま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまう場合が起こりうる。
つま先Xをエレベータ昇降路1内に入れたときにエレベータ乗りかご7が下降し、図14の二点鎖線で示すように、発光部46と受光部47との間につま先Xが入ると、受光部47における発光部46から発光された光の受光が妨げられ、発光部46と受光部47との間に異物、例えば、つま先Xが存在することが検知される。この検知結果により、ブレーキ装置等の規制部が作動し、エレベータ乗りかご7の下降動作が規制される。このため、このため、保護板本体41aの下端部がつま先Xに当たる前にエレベータ乗りかご7が下降動作が停止され、つま先Xが保護板本体41aの下端部とエレベータ乗り場11の床面11aとの間で挟まれるということを防止することができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態に係るエレベータの保護板装置について、図16及び図17に基づいて説明する。
第6の実施の形態に係るエレベータの保護板装置は、保護板48と、傾斜部49と、可動片50と、付勢体である複数のバネ51とを備えている。
保護板48は、第1及び第2の実施の形態に係るエレベータの保護板装置の保護板13と同様に、保護板本体48aと、保護板本体48aの両側に位置して保護板本体48aに対して90度に折り曲げられた一対の折曲片48bとを有し、L字形の補強部材16を介してエレベータ乗りかご7の正面側の下部に固定されている。エレベータ乗りかご7の下部に固定された保護板48は、保護板本体48aの一方の面がエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向している。折曲片48bの下端部は保護板本体48aの下端部より下側に延出している。
可動片50は、保護板48の横幅方向と略同じ横幅寸法を有する矩形状の部材であり、保護板48の下端部に上下方向移動可能に連結されている。保護板48の下端部への可動片50の連結は、可動片50の横幅方向の両端部に設けられた取付片50aに取り付けられた一対のガイドピン52を、折曲片48bの下端部に形成されて上下方向に長い長穴53にスライド可能に係合させることにより行われている。取付片50aは、可動片50と一体に形成されたものでもよく、又は、可動片50に固定されたものでもよい。可動片50は、ガイドピン52が長穴53内をスライドする範囲で上下方向移動可能とされている。
バネ51は、保護板本体48aの下端部に設けられて水平方向向きに屈曲された保持片48aaと、可動片50の上端部に設けられて水平方向向きに屈曲された保持片54との間に介装され、可動片50を下向きに付勢している。保持片48aaと保持片54とは、バネ51を挟んで平行に対向している。バネ51の付勢力が可動片50に作用することにより、可動片50は保護板48に対して最も下方となる位置に位置している。
傾斜部49は、保護板48の横幅方向に延出するとともに保護板48の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有する矩形状の板状部材であり、一端側が可動片50の下端部に固定され、先端側がエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜している。
このような構成において、先端部をエレベータ昇降路1の中央側に向けて上向きに傾斜した傾斜部49が可動片50に固定され、可動片50が保護板48の下端部に連結されている。このため、エレベータ乗りかご7の下降時には、エレベータ昇降路1における内壁面1a側の空気は、図16の矢印Cで示すように傾斜部49に沿ってエレベータ昇降路1の中央側に導かれる。これにより、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少なくなり、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間で発生する風切り音が低減される。さらに、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が少ないため、エレベータ乗りかご7がエレベータ乗り場11で停止せずにエレベータ乗り場11を通過する際において、エレベータ乗り場11の箇所で空気の流れが乱されることが原因となって発生する騒音が低減される。したがって、エレベータ乗りかご7の下降時に発生する風切り音や騒音が少なくなり、エレベータ利用者に対して快適な乗り心地を与えることができる。
通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板48及び可動片50がエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開き、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員がつま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまう場合が起こりうる。
つま先Xをエレベータ昇降路1内に入れたときにエレベータ乗りかご7が下降すると、可動片50の下端部がエレベータ昇降路1内に入ったつま先Xに当たる。しかし、可動片50が上下方向移動可能に保護板48に取り付けられており、かつ、可動片50が保護板48に対して最も下方となる位置に位置している。このため、つま先Xに当たった可動片50は、長穴53に沿って上向きにスライドする。したがって、エレベータ利用者や保守員は、つま先Xをエレベータ乗り場11側に容易に引き抜くことが可能となり、つま先Xが可動片50の下端部とエレベータ乗り場11の床面11aとの間で挟まれて怪我をするということを防止できる。
なお、本実施の形態では、傾斜部49が可動片50に固定されている場合を例に挙げて説明したが、傾斜部49が保護板48に固定され、傾斜部49が上下方向に移動しない構造であってもよい。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を図18及び図19に基づいて説明する。
第7の実施の形態に係るエレベータの保護板装置は、保護板55と、傾斜部56と、通気穴57とを備えている。
保護板55は平板状に形成された部材であり、L字形の補強部材16を介してエレベータ乗りかご7の正面側の下部に固定されている。エレベータ乗りかご7の下部に固定された保護板55は、一方の面がエレベータ昇降路1の正面側の内壁面1aに平行に対向している。
傾斜部56は、保護板55の下端部を屈曲させることにより形成され、保護板55の横幅方向に延出するとともに下端部がエレベータ昇降路1の中央側に向けて下向きに傾斜している。
通気穴57は、傾斜部56に形成され、エレベータ昇降路1内の空気を傾斜部56を挟んだ上下方向に通気可能に形成されている。
このような構成において、通常運転時や保守点検時等において、何らかの異常により、保護板55及び傾斜部56がエレベータ乗り場11の床面11aより上方に位置する際に乗り場ドア12が開き、エレベータ乗り場11に居るエレベータ利用者や保守員がつま先Xをエレベータ昇降路1内に入れてしまう場合がありうる。この場合には、この場合には、エレベータ乗りかご7が下降することにより、つま先Xには、エレベータ昇降路1の中央側に向けて下向きに傾斜した傾斜部56が当たることになる。
しかし、保護板55の下端部には、先端部をエレベータ昇降路1内の中央側に向けて下向きに傾斜した傾斜部56が形成されており、傾斜部56がつま先Xに当たった場合には、つま先Xに対してつま先Xをエレベータ乗り場11側へ押し戻す向きの力が作用する。このため、つま先Xをエレベータ乗り場11側に容易に引き抜くことが可能となり、つま先Xが傾斜部56とエレベータ乗り場11の床面11aとの間で挟まれるということを防止することができる。
エレベータ乗りかご7の下降時には、エレベータ昇降路1内の傾斜部56の下側に位置する空気は、通気穴57を通過して移動する。このため、傾斜部56が、エレベータ昇降路1の中央側に向けて下向きに傾斜する向きに形成されていても、エレベータ乗りかご7の下降時に、エレベータ昇降路1の内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が増えるということが発生しない。したがって、エレベータ乗りかご7の下降時に内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間で発生する風切り音が低減される。さらに、内壁面1aとエレベータ乗りかご7との間に入り込む空気の量が増えないため、エレベータ乗りかご7がエレベータ乗り場11で停止せずにエレベータ乗り場11を通過する際において、エレベータ乗り場11の箇所で空気の流れが乱されることが原因となって発生する騒音が低減される。これにより、エレベータ乗りかご7の下降時に発生する風切り音や騒音が少なくなり、エレベータ利用者に対して快適な乗り心地を与えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの保護板装置を備えたエレベータの全体構造を示す概略図である。 保護板と回動体とを示す斜視図である。 回動体が回動した状態を示す斜視図である。 エレベータ昇降路内に位置する保護板と回動体とを示す側面図である。 つま先に回動体が当たった状態を示す側面図である。 その背面図である。 つま先を抜き取ることに伴って回動体が回動した状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベータ保護板装置を示す側面図である。 その背面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るエレベータ保護板装置の回動板を第1回動位置に回動させた状態を示す側面図である。 回動板を第2回動位置に回動させた状態を示す側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るエレベータ保護板装置を示す側面図である。 その背面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るエレベータ保護板装置を示す側面図である。 その背面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るエレベータ保護板装置を示す側面図である。 その背面図である。 本発明の第7の実施の形態に係るエレベータ保護板装置を示す側面図である。 その背面図である。
符号の説明
1 エレベータ昇降路
1a 内壁面
7 エレベータ乗りかご
13 保護板
14 回動体
14A 回動体
14a 第1面部
14b 第2面部
21 回転体
22 保護板
23 回動板
23a 可動側端部
24 駆動部
41 保護板
42 傾斜部
43 延出部
44 スイッチ
45 紐状部材
46 発光部
47 受光部
48 保護板
49 傾斜部
50 可動片
51 付勢体
55 保護板
56 傾斜部
57 通気穴

Claims (7)

  1. エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、
    前記保護板の下端部に取り付けられ、前記保護板の横幅方向に沿った回動中心の回りに回動可能な回動体と、
    を備え、
    前記回動体は、前記保護板の横幅方向に延出するとともに上下方向に延出する第1面部と、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記第1面部の下端部から前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する第2面部とを有することを特徴とするエレベータの保護板装置。
  2. 前記第1面部と前記第2面部とに挟まれる前記回動体の先端部に、前記保護板の横幅方向に沿った回転中心の回りに回転可能に回転体が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータの保護板装置。
  3. エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、
    前記保護板の下端部に連結され、前記保護板の横幅方向に延出するとともにこの横幅方向に沿った回動中心の回りに回動可能な回動板と、
    前記回動板に連結されてこの回動板を前記回動中心の回りに回動させる駆動部と、
    を備え、
    前記回動板は、前記回動板の可動側端部が前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する第1回動位置と、前記可動側端部が前記エレベータ昇降路の中央側に向けて下向きに傾斜する第2回動位置とに回動されることを特徴とするエレベータの保護板装置。
  4. エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、
    前記保護板に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する傾斜部と、
    前記保護板の下端部における前記保護板の横幅方向の両端部に設けられ、この保護板の下端部より下側に延出する延出部と、
    一端が一方の前記延出部に固定され、他端が他方の前記延出部に取り付けられたスイッチに接続されて水平方向向きに張設される紐状部材と、
    を備え、
    前記スイッチは、前記エレベータ乗りかごの下降動作を規制する規制部に接続されていることを特徴とするエレベータの保護板装置。
  5. エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、
    前記保護板に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する傾斜部と、
    前記保護板の下端部における前記保護板の横幅方向の両端部に設けられ、この保護板の下端部より下側に延出する延出部と、
    一方の前記延出部に取り付けられる発光部と、
    他方の前記延出部に取り付けられ、前記発光部から発光される光を受光する受光部と、
    を備え、
    前記受光部は、前記エレベータ乗りかごの下降動作を規制する規制部に接続されていることを特徴とするエレベータの保護板装置。
  6. エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、
    前記保護板に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて上向きに傾斜する傾斜部と、
    前記保護板の下端部に上下方向移動可能に取り付けられる可動片と、
    前記可動片を下向きに付勢する付勢体と、
    を備えることを特徴とするエレベータの保護板装置。
  7. エレベータ乗りかごの正面側の下部に設けられ、一方の面をエレベータ昇降路の正面側の内壁面に対向させて下向きに延出する保護板と、
    前記保護板の下端部に設けられ、前記保護板の横幅方向に延出するとともに前記エレベータ昇降路の中央側に向けて下向きに傾斜する傾斜部と、
    前記傾斜部に形成され、この傾斜部を挟んだ上下方向に通気可能な通気穴と、
    を備えることを特徴とするエレベータの保護板装置。
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