JP2009113710A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009113710A
JP2009113710A JP2007290882A JP2007290882A JP2009113710A JP 2009113710 A JP2009113710 A JP 2009113710A JP 2007290882 A JP2007290882 A JP 2007290882A JP 2007290882 A JP2007290882 A JP 2007290882A JP 2009113710 A JP2009113710 A JP 2009113710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
reflecting mirror
driver
virtual image
visually recognized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007290882A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisateru Horie
尚輝 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007290882A priority Critical patent/JP2009113710A/ja
Publication of JP2009113710A publication Critical patent/JP2009113710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】走行中の道路に応じて運転者の視線に合わせた虚像の表示位置の切り替えを行うことができるようにする。
【解決手段】虚像が視認される位置が変化するように反射鏡40を駆動する駆動装置50を備え、地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であるか否かを判定し(S100〜S108)、走行中の道路が上記特定道路以外であると判定された場合、虚像が第1の位置に視認されるように反射鏡40を駆動させ(S110)、走行中の道路が上記特定道路であると判定された場合、虚像が第1の位置より上方の第2の位置に視認されるように反射鏡40を駆動させる(S114)。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置から照射された光映像を反射させてフロントガラスに設けられたコンバイナへ投影する反射鏡を備え、乗員からコンバイナを通して虚像が視認されるように表示を行うヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来、表示画像を表示する表示器と、表示器から放射された表示光を反射する凹面鏡を記録してなるホログラムを備え、表示画像をフロントガラスの内側で反射させその外側前方に表示画像を結像させるヘッドアップディスプレイにおいて、表示器からの表示光が複数の方向に回折・反射されるように、露光時にホログラム乾板に対する凹面鏡の角度を変えて多重露光させてホログラムを作製することで、運転手と共に、助手席や後部座席の乗員も表示画像を視認できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−101267号公報
ところで、車両を運転する際の運転者の視線は走行中の道路の状況によって変化する。例えば、市街地のように交差点が存在するような道路を走行する場合、運転者の視線位置は前方の近い位置を視認しようと低くなる傾向があり、高速道路や有料道路のような交差点が存在しない自動車専用道路を高速走行する場合には、運転者の視線位置は遠方を視認しようと高くなる傾向がある。
このように走行中の道路に応じて運転者の視線は変化するため、ヘッドアップディスプレイにおける表示画像の視認される位置についても走行中の道路に応じて変化させるのが好ましい。
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、表示画像の表示位置が固定となっており、表示画像の視認される位置を切り替えることはできない。
本発明は上記点に鑑みたもので、走行中の道路に応じて運転者の視線に合わせた虚像の表示位置の切り替えを行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の第1の特徴は、光映像を照射する表示装置と、該表示装置から照射された光映像を反射させてフロントガラスに設けられたコンバイナへ投影する反射鏡とを備え、乗員からコンバイナを通して虚像が視認されるように表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、虚像が視認される位置が変化するように反射鏡を駆動する駆動手段と、地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であるか否かを判定する走行道路判定手段と、走行道路判定手段により走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路以外であると判定された場合、虚像がコンバイナ上の第1の位置に視認されるように駆動手段に反射鏡を駆動させ、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であると判定された場合、虚像がコンバイナ上の第1の位置より上方の第2の位置に視認されるように駆動手段に反射鏡を駆動させる切替制御手段を備えたことである。
このような構成では、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路以外である場合には、虚像が第1の位置に視認されるように反射鏡が駆動され、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路である場合には、虚像が第1の位置より上方の第2の位置に視認されるように反射鏡が駆動され、走行中の道路に応じて運転者の視線に合わせた虚像の表示位置の切り替えを行うことができる。なお、運転者の視線が高くなりがちな特定道路は、一般に交差点や信号機が設置されていない構造を有し、また、一般に道路沿いに店舗等が存在しない構造を有する道路である。
また、本発明の第2の特徴は、運転者の視線が高くなりがちな特定道路は、高速道路、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路およびインターチェンジにおける本車線への流入や本車線からの流出のための取り付け道路のいずれかであることを特徴としている。
このように、運転者の視線が高くなりがちな特定道路は、高速道路、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路およびインターチェンジにおける本車線への流入や本車線からの流出のための取り付け道路のいずれかとすることができる。
また、本発明の第3の特徴は、自車の車速に応じた信号を出力する車速検出手段と、車速検出手段より入力される信号に基づいて自車の車速が予め定められた基準速度未満か否かを判定する車速判定手段と、を備え、切替制御手段は、走行道路判定手段により走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であると判定された場合であっても、車速判定手段により自車の車速が予め定められた基準速度未満であると判定された場合、第1の位置に虚像が視認されるように駆動手段に反射鏡を駆動させることである。
走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であっても、渋滞等で車速が小さくなると運転者の視線は低くなりがちであるが、このような構成では、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であると判定された場合であっても、車速判定手段により自車の車速が予め定められた基準速度未満であると判定された場合、第2の位置より下方の第1の位置に虚像が視認されるように反射鏡が駆動されるので、運転者の視線に合わせた虚像の表示位置の切り替えを行うことができる。
また、本発明の第4の特徴は、第1、第2の位置を調整するための操作手段を備え、投影位置切替制御手段は、操作手段を用いて調整された第1、第2の位置に各虚像が視認されるように駆動手段に反射鏡を駆動させることである。
乗員の体格や姿勢等により虚像が視認される位置は異なるが、このような構成では、第1、第2の位置を調整するための操作手段を備え、この操作手段を用いて調整された第1、第2の位置に各虚像が視認されるように反射鏡が駆動されるので、乗員は虚像が視認される位置を好み応じて調整することができる。
本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の全体構成を図1に示す。本ヘッドアップディスプレイ装置は、ナビゲーション装置10、調整スイッチ(図中では、調整SWと記す)20、表示装置30、反射鏡40、駆動装置50、制御装置60およびフロントガラス1の内側に設けられたコンバイナ70によって構成されている。ナビゲーション装置10は、車両の運転席と助手席の間のダッシュボード2に取り付けられており、表示装置30、反射鏡40、駆動装置50および制御装置60は、ダッシュボード2内に格納されている。ダッシュボード2のフロントガラス1側の一部には開口部2aが設けられおり、表示装置30から照射された光映像は反射鏡40により反射され、この開口部2aからフロントガラス1に設けられたコンバイナ70へ投影される構成となっている。運転者3は、コンバイナ70上の遠方に虚像(図中の例では、56km/h)として各種情報を視認できるようになっている。
図2に、ナビゲーション装置10の構成を示す。本ナビゲーション装置10は、位置検出器10a、ハードディスクドライブ(図中では、HDDと記す)10b、表示部10dおよび制御部10cを備えている。
位置検出器10aは、GPS受信機、車速センサ、ジャイロスコープ等のセンサを有し、自車の位置や向きを特定するための各種信号を制御部10cへ出力する。
ハードディスクドライブ10bは、地図データや各種プログラム等の各種データを記憶する装置である。
地図データは、道路データおよび背景データを有している。道路データには、リンク情報、リンク内属性データ、ノード情報がある。
リンク情報には、リンク番号(起終点ノードの番号)、道路種別、リンク長、幅員区分、車線数、車道幅員、制限速度等の情報が含まれる。なお、道路種別には、(1)高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)、(2)都市高速道路、(3)高速道路や都市高速道路以外の有料道路、(4)一般国道自動車専用道路、(5)取り付け道路、(6)一般道(国道、県道、市町村道)、(7)細街路、という区分がある。なお、取り付け道路は、インターチェンジにおける本車線への流入や本車線からの流出のための道路をいう。
リンク内属性情報には、リンク内属性(橋・高架、トンネル、洞門、踏切、歩道橋、料金所等)の位置、名称等の情報が含まれる。
ノード情報には、ノード番号、位置座標、ノード種別、接続リンク本数、接続ノード番号等の情報が含まれる。
背景データは、川、湖、海、鉄道、施設などの位置、形状、名称を表す情報等を含んでいる。また、地図データには、信号、建物、歩道橋などのランドマークやレストラン、駐車場、観光情報などのサービス情報をデータベース化したものも含まれている。
表示部10dは、液晶等のディスプレイを有し、制御部10cから入力される映像信号に応じた映像をディスプレイに表示させる。
制御部10cは、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはハードディスクに記憶されたプログラムに従って各種処理を行う。ナビゲーション装置10の制御部の処理としては、位置検出器から入力される各種信号に基づいて自車の位置や向きを特定する自車位置特定処理、自車位置周辺の地図上に自車位置マークを重ねて表示させる地図表示処理、目的地までの案内経路を探索する経路探索処理、案内経路に従って走行案内を行う経路案内処理等がある。
本実施形態におけるナビゲーション装置10は、道路データに含まれる道路種別に基づいて走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であるか否かを判定し、判定結果に応じて反射鏡40(図1に示す)の設定位置を指示する信号を制御装置40へ出力する処理を実施する。なお、この処理については、後で説明する。
図1の説明に戻り、調整スイッチ20は、虚像の表示位置を調整するためのもので、運転席付近のダッシュボード2に取り付けられている。調整スイッチ20は、複数のメカニカルスイッチによって構成されており、運転者3のスイッチ操作に応じた信号を制御装置60へ出力する。
表示装置30は、制御装置60から入力される映像信号に応じた光映像を反射鏡40へ向けて照射する。本実施形態では、制御装置60から車速を表す画像信号が入力されるようになっており、この画像信号に応じた光映像を反射鏡40へ向けて照射する。
反射鏡40は、表示装置30から照射された光映像を反射させてフロントガラス1の内側の一部に形成されたコンバイナ70へ投影するものである。本実施形態における反射鏡40は、駆動装置50によりその向きが変化してコンバイナ70への投影位置を上下に異ならせることが可能な構成となっている。
駆動装置50は、モータおよびこのモータの回転に応じて反射鏡40の向きを変化させる駆動機構(いずれも図示せず)を有しており、制御装置60からの指示に応じてモータを正転又は逆転させ、反射鏡40の設定位置c1、c2の切り替えを行う。
なお、反射鏡40が設定位置c1に設定された場合、コンバイナ70の比較的低い位置に光映像が投影され、運転者からコンバイナ70上の比較的低い第1の位置a1に虚像が視認される。また、反射鏡40が設定位置c2に設定された場合、コンバイナ70の比較的高い位置に光映像が投影され、運転者から第1の位置a1より上方の第2の位置a2に虚像が視認される。
制御装置60は、CPU、メモリ(RAM、ROM、フラッシュメモリ)、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはメモリに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
制御装置60は、表示装置30への映像信号の出力を行うとともに、ナビゲーション装置10から入力される反射鏡40の設定位置c1、c2を指示する信号に基づいて反射鏡40の設定位置の切り替え指示を行う。また、乗員の調整スイッチ20の操作に従って反射鏡40の設定位置c1、c2を調整する処理も行う。
乗員は、予め定められた手順に従って調整スイッチ20を操作することにより反射鏡40の設定位置c1、c2を調整できるようになっている。制御装置60は、乗員の調整スイッチ20の操作により設定位置c1の調整の開始が指示されると、反射鏡40を設定位置c1に設定した状態で表示装置30から光映像を照射させ、この光映像をコンバイナ70へ投影させる。これにより、乗員は、コンバイナを通して虚像を視認できるようになる。
そして、乗員が虚像を視認しながら調整スイッチ20を操作すると、制御装置60は、この調整スイッチ20の操作量に応じて反射鏡40の向きを変化させるように駆動装置50へ指示する。そして、乗員の好みの位置に虚像の位置が調整された後、調整スイッチ20の操作により調整の完了が指示されると、制御装置60は、調整完了時における反射鏡40の設定位置c1’に反射鏡40を設定するための調整値(設定位置c1から設定位置c1’に移動させるための補正値)をフラッシュメモリに記憶する。
また、制御装置60は、乗員の調整スイッチ20の操作により設定位置c2の調整の開始が指示されると、反射鏡40の設定位置c2に対して、同様の処理を実施し、調整完了時における反射鏡40の設定位置c2’に反射鏡40を設定するための調整値(設定位置c2から設定位置c2’に移動させるための補正値)をフラッシュメモリに記憶する。
制御装置60は、ナビゲーション装置10から入力される反射鏡40の設定位置c1を指示する信号が入力されると、反射鏡40が設定位置c1となるように駆動装置50へ指示し、ナビゲーション装置10から入力される反射鏡40の設定位置c2を指示する信号が入力されると、反射鏡40が設定位置c2となるように駆動装置50へ指示する。ただし、反射鏡40の設定位置c1の調整値がフラッシュメモリに記憶されている場合には、フラッシュメモリに記憶された調整値を用いて反射鏡40が設定位置c1’となるように駆動装置50へ指示し、反射鏡40の設定位置c2の調整値がフラッシュメモリに記憶されている場合には、フラッシュメモリに記憶された調整値を用いて反射鏡40が設定位置c2’となるように駆動装置50へ指示する。
次に、図3に従って、上述したナビゲーション装置10の制御部10cによる反射鏡40の位置を指示する信号を出力する処理について説明する。なお、ここでは、乗員による調整スイッチ20による調整は行われていないものとして説明する。車両のイグニッションスイッチがオンすると、本ヘッドアップディスプレイ装置は動作状態となり、制御部10cは、図3に示す処理を周期的に実施する。
本処理では、S100〜S108の判定により走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であるか否かを判定する。すなわち、本処理では、高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路および取り付け道を「運転者の視線が高くなりがちな特定道路」として、走行中の道路がこの「運転者の視線が高くなりがちな特定道路」であるか否かを判定する。上記した各道路は、一般に交差点や信号機が設置されていない構造を有し、また、一般に道路沿いに店舗等が存在しない構造を有しているため、基本的に信号機による停車や道路沿いの店舗へ出入りする車両がなく、一定速度での走行が可能である。このような道路を走行する場合には、運転者の視線位置が比較的高くなる傾向があることから、本処理では、このような道路を「運転者の視線が高くなりがちな特定道路」としている。
まず、S100では、自車位置特定処理によって特定された現在位置と地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)であるか否かを判定する。
次のS102では、自車位置特定処理によって特定された現在位置と地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が都市高速道路であるか否かを判定する。
次のS104では、自車位置特定処理によって特定された現在位置と地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が高速道路と都市高速道路以外の有料道路であるか否かを判定する。
次のS106では、自車位置特定処理によって特定された現在位置と地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が一般国道自動車専用道路であるか否かを判定する。
次のS108では、自車位置特定処理によって特定された現在位置と地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が取り付け道か否かを判定する。
したがって、高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路および取り付け道以外の道路、例えば、一般道(国道、県道、市町村道)や細街路を走行中の場合、S100〜S108の判定はそれぞれNOとなり、反射鏡40の設定位置c1を指示する(S110)。具体的には、反射鏡40の設定位置c1を指示する信号を制御装置60へ出力し、S100へ戻る。
なお、制御装置60は、この反射鏡40の設定位置c1を指示する信号に応じて反射鏡40が設定位置c1となるように駆動装置50へ指示する。そして、駆動装置50により反射鏡40は設定位置c1に設定され、運転者からコンバイナ70を通して比較的低い第1の位置a1(図1参照)に虚像が視認されるようになる。したがって、運転者の視線位置の近くに虚像が視認されるようになる。
また、高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路および取り付け道のいずれかの道路、すなわち「運転者の視線が高くなりがちな特定道路」を走行中の場合、S100〜S108のいずれかの判定がYESとなり、次に、車速が予め定められた基準速度未満か否かを判定する(S112)。本実施形態では、基準速度を時速40キロメートルとして、車速が時速40キロメートル未満か否かを判定する。
ここで、車速が基準速度以上で走行中の場合、S112の判定はNOとなり、反射鏡40の設定位置c2を指示する(S114)。具体的には、反射鏡40の設定位置c2を指示する信号を制御装置60へ出力し、S100へ戻る。
なお、制御装置60は、この反射鏡40の設定位置c2を指示する信号に応じて反射鏡40が設定位置c2となるように駆動装置50へ指示する。そして、駆動装置50により反射鏡40は設定位置c2に設定され、運転者からコンバイナ70を通して第1の位置a1より上方の第2の位置a2に虚像が視認されるようになる。したがって、運転者の視線位置の近くに虚像が視認されるようになる。
ただし、走行中の道路が「運転者の視線が高くなりがちな特定道路」であると判定された場合であっても、渋滞等で車速が基準速度未満となった場合、S112の判定はYESとなり、S110へ進む。すなわち、反射鏡40の設定位置c1を指示する信号を制御装置60へ出力する。
したがって、運転者からコンバイナ70を通して比較的低い第1の位置a1に虚像が視認されるようになる。
上記した構成によれば、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路以外である場合には、虚像が第1の位置に視認されるように反射鏡が駆動され、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路である場合には、虚像が第1の位置より上方の第2の位置に視認されるように反射鏡が駆動され、走行中の道路に応じて運転者の視線に合わせた虚像の表示位置の切り替えを行うことができる。
なお、運転者の視線が高くなりがちな特定道路は、高速道路、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路およびインターチェンジにおける本車線への流入や本車線からの流出のための取り付け道路のいずれかとすることができる。
また、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であっても、渋滞等で車速が小さくなると運転者の視線は低くなりがちであるが、このような構成では、走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であると判定された場合であっても、車速判定手段により自車の車速が予め定められた基準速度未満であると判定された場合、第2の位置より下方の第1の位置に虚像が視認されるように反射鏡が駆動されるので、運転者の視線に合わせた虚像の表示位置の切り替えを行うことができる。
また、乗員の体格や姿勢等により虚像が視認される位置は異なるが、このような構成では、第1、第2の位置を調整するための操作手段を備え、この操作手段を用いて調整された第1、第2の位置に各虚像が視認されるように反射鏡が駆動されるので、乗員は虚像が視認される位置を好み応じて調整することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、高速道路、都市高速道路、高速道路と都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路およびインターチェンジにおける本車線への流入や本車線からの流出のための取り付け道路のいずれかを、運転者の視線が高くなりがちな特定道路とした例を示したが、これらの道路以外の道路を運転者の視線が高くなりがちな特定道路としてもよい。
また、上記実施形態では、高速道路と都市高速道路以外の有料道路を運転者の視線が高くなりがちな特定道路とした例を示したが、急勾配やカーブの多い山岳の有料道路については、運転者の視線が低くなる傾向があるため運転者の視線が高くなりがちな特定道路から除外するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、走行中の道路に応じて虚像が第1の位置と第2の位置のいずれかの位置に視認されるように切り替えを行う例を示したが、走行中の道路に応じて3段階、4段階、・・・といったように、より細かく虚像の視認される位置を切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、走行中の道路に応じて虚像が第1の位置と第2の位置のいずれかの位置に視認されるように切り替えを行う例を示したが、更に、道路データに含まれる制限速度に応じて虚像が視認される位置を変化させるようにしてもよい。例えば、走行中の道路が高速道路で、かつ、制限速度が時速100キロメートルの場合には、虚像が第2の位置に視認されるように駆動装置50に反射鏡40を駆動させ、走行中の道路が高速道路で、かつ、制限速度が時速80キロメートルの場合には、虚像が第2の位置と第1の位置の間の第3の位置に視認されるように駆動装置50に反射鏡40を駆動させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、駆動装置50が駆動手段に相当し、S100〜S108が走行道路判定手段に相当し、S110、S114が切替制御手段に相当し、位置検出器10aの車速センサが車速検出手段に相当し、S112が車速判定手段に相当し、調整スイッチ20が操作手段に相当する。
本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の全体構成を示す図である。 ナビゲーション装置の構成を示す図である。 ナビゲーション装置の制御部の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…フロントガラス、2…ダッシュボード、3…乗員、10…ナビゲーション装置、
10a…位置検出器、10b…ハードディスクドライブ、10c…制御部、
10d…表示部、20…調整スイッチ、30…表示装置、40…反射鏡、
50…駆動装置、60…制御装置、70…コンバイナ。

Claims (4)

  1. 光映像を照射する表示装置と、該表示装置から照射された光映像を反射させてフロントガラスに設けられたコンバイナへ投影する反射鏡とを備え、乗員から前記コンバイナを通して虚像が視認されるように表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記虚像が視認される位置が変化するように前記反射鏡を駆動する駆動手段と、
    地図データに含まれる道路データに基づいて走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であるか否かを判定する走行道路判定手段と、
    前記走行道路判定手段により前記走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路以外であると判定された場合、前記虚像が第1の位置に視認されるように前記駆動手段に前記反射鏡を駆動させ、前記走行中の道路が運転者の視線が高くなりがちな特定道路であると判定された場合、前記虚像が前記第1の位置より上方の第2の位置に視認されるように前記駆動手段に前記反射鏡を駆動させる切替制御手段と、を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記運転者の視線が高くなりがちな特定道路は、高速道路、都市高速道路、前記高速道路と前記都市高速道路以外の有料道路、一般国道自動車専用道路およびインターチェンジにおける本車線への流入や本車線からの流出のための取り付け道路のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 自車の車速に応じた信号を出力する車速検出手段と、
    前記車速検出手段より入力される信号に基づいて自車の車速が予め定められた基準速度未満か否かを判定する車速判定手段と、を備え、
    前記切替制御手段は、前記走行道路判定手段により前記走行中の道路が前記運転者の視線が高くなりがちな特定道路であると判定された場合であっても、前記車速判定手段により前記自車の車速が予め定められた基準速度未満であると判定された場合、前記第1の位置に前記虚像が視認されるように前記駆動手段に前記反射鏡を駆動させることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記第1、第2の位置を調整するための操作手段を備え、
    前記切替制御手段は、前記操作手段を用いて調整された前記第1、第2の位置に各虚像が視認されるように前記駆動手段に前記反射鏡を駆動させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のヘッドアップディスプレイ装置。
JP2007290882A 2007-11-08 2007-11-08 ヘッドアップディスプレイ装置 Pending JP2009113710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007290882A JP2009113710A (ja) 2007-11-08 2007-11-08 ヘッドアップディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007290882A JP2009113710A (ja) 2007-11-08 2007-11-08 ヘッドアップディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009113710A true JP2009113710A (ja) 2009-05-28

Family

ID=40781338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007290882A Pending JP2009113710A (ja) 2007-11-08 2007-11-08 ヘッドアップディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009113710A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013056633A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Honda Motor Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
JP2014234139A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 株式会社デンソー 車載表示装置およびプログラム
KR20150124527A (ko) * 2014-04-28 2015-11-06 팅크웨어(주) 전자 장치, 전자 장치의 제어 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP2016006601A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 株式会社デンソー 視線入力装置
DE202015104499U1 (de) 2015-06-08 2016-09-09 Denso Corporation Head-Up Display mit situationsbasierter Anpassung der Darstellung von virtuellen Bildinhalten
DE102015116160A1 (de) 2015-09-24 2017-03-30 Denso Corporation Head-Up Display mit situationsbasierter Anpassung der Darstellung von virtuellen Bildinhalten
WO2017056228A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱電機株式会社 表示制御装置および表示制御方法
WO2017134866A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 日立マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2017134865A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 日立マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP2018065444A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 アルパイン株式会社 ヘッドアップディスプレイの表示制御装置及び表示制御方法
CN108422933A (zh) * 2017-02-14 2018-08-21 现代摩比斯株式会社 用于实现可单独控制的多显示场的抬头显示器装置及其显示控制方法
JP2020091148A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 株式会社デンソー 表示制御装置および表示制御プログラム
WO2023190338A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 株式会社小糸製作所 画像照射装置
WO2023248687A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 株式会社デンソー 虚像表示装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06144082A (ja) * 1992-11-13 1994-05-24 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP2004061861A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2005289183A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Denso Corp 車両用表示装置
JP2006011122A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Nippon Seiki Co Ltd 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2006088722A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nissan Motor Co Ltd 車両用表示装置および車両用表示方法
JP2007030531A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
JP2007283934A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Nissan Motor Co Ltd 情報提示装置、自動車、及び情報提示方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06144082A (ja) * 1992-11-13 1994-05-24 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP2004061861A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2005289183A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Denso Corp 車両用表示装置
JP2006011122A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Nippon Seiki Co Ltd 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2006088722A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nissan Motor Co Ltd 車両用表示装置および車両用表示方法
JP2007030531A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
JP2007283934A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Nissan Motor Co Ltd 情報提示装置、自動車、及び情報提示方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013056633A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Honda Motor Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
JP2014234139A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 株式会社デンソー 車載表示装置およびプログラム
KR20150124527A (ko) * 2014-04-28 2015-11-06 팅크웨어(주) 전자 장치, 전자 장치의 제어 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
KR102158167B1 (ko) * 2014-04-28 2020-09-22 팅크웨어(주) 전자 장치, 전자 장치의 제어 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
US10216270B2 (en) 2014-06-20 2019-02-26 Denso Corporation Sigh line input apparatus
JP2016006601A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 株式会社デンソー 視線入力装置
DE202015104499U1 (de) 2015-06-08 2016-09-09 Denso Corporation Head-Up Display mit situationsbasierter Anpassung der Darstellung von virtuellen Bildinhalten
DE102015109027A1 (de) 2015-06-08 2016-12-08 Denso Corporation Head-Up Display mit situationsbasierter Anpassung der Darstellung von virtuellen Bildinhalten
DE102015116160A1 (de) 2015-09-24 2017-03-30 Denso Corporation Head-Up Display mit situationsbasierter Anpassung der Darstellung von virtuellen Bildinhalten
DE102015116160B4 (de) 2015-09-24 2022-10-13 Denso Corporation Head-Up Display mit situationsbasierter Anpassung der Darstellung von virtuellen Bildinhalten
WO2017056228A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱電機株式会社 表示制御装置および表示制御方法
CN108473054A (zh) * 2016-02-05 2018-08-31 麦克赛尔株式会社 平视显示器装置
US10866415B2 (en) 2016-02-05 2020-12-15 Maxell, Ltd. Head-up display apparatus
WO2017134865A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 日立マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JPWO2017134866A1 (ja) * 2016-02-05 2018-11-22 マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JPWO2017134865A1 (ja) * 2016-02-05 2018-12-20 マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2017134866A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 日立マクセル株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
CN108473055A (zh) * 2016-02-05 2018-08-31 麦克赛尔株式会社 平视显示器装置
US10989929B2 (en) 2016-02-05 2021-04-27 Maxell, Ltd. Head-up display apparatus
JP2018065444A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 アルパイン株式会社 ヘッドアップディスプレイの表示制御装置及び表示制御方法
CN108422933A (zh) * 2017-02-14 2018-08-21 现代摩比斯株式会社 用于实现可单独控制的多显示场的抬头显示器装置及其显示控制方法
CN108422933B (zh) * 2017-02-14 2024-04-12 现代摩比斯株式会社 用于实现可单独控制的多显示场的抬头显示器装置及其显示控制方法
JP2020091148A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 株式会社デンソー 表示制御装置および表示制御プログラム
WO2023190338A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 株式会社小糸製作所 画像照射装置
WO2023248687A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 株式会社デンソー 虚像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009113710A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP3095971B2 (ja) 車両用前照灯装置
JP4792866B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4652849B2 (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP4599932B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4601033B2 (ja) 配光制御装置
US7398155B2 (en) Car navigation system
US20060215020A1 (en) Visual recognition apparatus, methods, and programs for vehicles
JP4609886B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2006189325A (ja) 車両の現在地情報管理装置
JP4561722B2 (ja) 運転支援装置
JP4692595B2 (ja) 車両用情報表示システム
JP2006244142A (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP2006189326A (ja) 走行車両の次道路予測装置
RU2404409C1 (ru) Устройство отображения карты для транспортного средства и способ отображения карты
JP2003072458A (ja) 車両用灯具装置
JP2007127416A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP5055006B2 (ja) 車載地図表示装置
JP2006343194A (ja) カーナビゲーションシステム
JP2008045933A (ja) 車両用道路地図表示装置
JP5028175B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2012149957A (ja) 車載地図表示装置
JP2011107088A (ja) ナビゲーション装置およびその案内表示方法
JP2007127463A (ja) ナビゲーションシステム
JPH1134698A (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110