JP2009113214A - 発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法 - Google Patents

発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009113214A
JP2009113214A JP2007285415A JP2007285415A JP2009113214A JP 2009113214 A JP2009113214 A JP 2009113214A JP 2007285415 A JP2007285415 A JP 2007285415A JP 2007285415 A JP2007285415 A JP 2007285415A JP 2009113214 A JP2009113214 A JP 2009113214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
foam
pair
foam panel
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007285415A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Fujiwara
拓也 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2007285415A priority Critical patent/JP2009113214A/ja
Publication of JP2009113214A publication Critical patent/JP2009113214A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

【課題】押圧ローラを交換することなく、簡易な構成で複数サイズの発泡パネルを良好に製造することができる発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】上下1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させる際に上側の面材を上方から押圧する押圧ローラ14を、円筒状の第1ローラ141と、この第1ローラ141内に挿入され、第1ローラ141に対して同軸上でスライド可能な第2ローラ142とにより構成する。これにより、互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ141及び第2ローラ142をスライドさせて幅調整を行うといった簡易な構成により、押圧ローラ14を製造する発泡パネルのサイズに対応する長さとし、当該押圧ローラ14で搬送される上側の面材を上方から押圧することにより、発泡パネルを良好に製造することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送される上下1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させることにより発泡パネルを製造する発泡パネル製造システムに適用され、搬送される上側の上記面材を上方から押圧する発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法に関するものである。
上下1対の面材を搬送するとともに、これらの面材間に発泡原液を注入して発泡させることにより発泡パネルを製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の発泡パネルの製造方法としては、特許文献1に開示されているように、1対の面材として鋼板等からなる薄板を使用し、1対の面材間に発泡材料が充填されたサンドイッチパネルを発泡パネルとして製造する方法の他に、1対の面材として紙面材等を使用し、1対の面材間に発泡材料を形成した後、それらの1対の面材を取り除き、得られた発泡材料の表面を整形して所望の形状とすることにより、発泡材料のみからなる発泡パネルを製造する方法がある。
サンドイッチパネルを製造する場合には、1対の面材が互いに平行になるように形成する必要があるため、通常、1対のコンベアを平行に配置し、それらのコンベアを駆動することによりコンベア間に1対の面材を搬送しつつ、当該1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させるような構成となっている。
一方、発泡材料のみからなる発泡パネルを製造する場合には、最終的に発泡材料の表面を整形するため、1対のコンベアなどを用いて精度よく形成する必要がなく、発泡原液が過度に発泡しないように面材を押さえる程度でよい。そこで、このような発泡材料のみからなる発泡パネルを製造するシステムにおいては、例えば、搬送される面材の上方に回転自在に吊り下げられた押圧ローラにより、上側の面材を上方から押圧するような簡易な構成が採用されている。
特開2005−178136号公報
しかしながら、上記のようなシステムで製造される発泡パネルは、常に一定のサイズではなく、通常、用途に応じて種々のサイズからなる発泡パネルが製造される。そこで、従来から、製造する発泡パネルの各サイズに対応する長さの押圧ローラを複数用意し、必要に応じて押圧ローラを交換して使用することにより、製造する発泡パネルのサイズに対応する押圧ローラを用いて良好に発泡パネルを製造することができるようなシステムが採用されている。
しかし、このような従来のシステムでは、複数の押圧ローラを用意する必要があるため、それらの押圧ローラを製造するためのコストがかかるとともに、複数の押圧ローラを保管する場所を確保しなければならないといった問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、押圧ローラを交換することなく、簡易な構成で複数サイズの発泡パネルを良好に製造することができる発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る発泡パネル用ローラは、搬送される上下1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させることにより発泡パネルを製造する発泡パネル製造システムに適用され、搬送される上側の上記面材を上方から押圧する発泡パネル用ローラであって、搬送される上記1対の面材に対して上方に配置された保持部材と、上記保持部材により上記1対の面材の搬送方向に対して交差方向に延びる回転軸を中心に回転自在に保持され、上側の上記面材を上方から押圧する押圧ローラとを備え、上記押圧ローラが、円筒状の第1ローラと、上記第1ローラ内に挿入され、上記第1ローラに対して同軸上でスライド可能な第2ローラとを有することを特徴とする。
このような構成によれば、互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ及び第2ローラをスライドさせて幅調整を行うといった簡易な構成により、押圧ローラを製造する発泡パネルのサイズに対応する長さとし、当該押圧ローラで搬送される上側の面材を上方から押圧することにより、発泡パネルを良好に製造することができる。したがって、押圧ローラを交換することなく、簡易な構成で複数サイズの発泡パネルを良好に製造することができる。
第2の本発明に係る発泡パネルの製造方法は、搬送される上下1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させるとともに、上記1対の面材の搬送方向に対して交差方向に延びる回転軸を中心に回転自在に保持された押圧ローラにより、上側の上記面材を上方から押圧して発泡パネルを製造する発泡パネルの製造方法であって、上記押圧ローラに備えられた互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ及び第2ローラをスライドさせることにより幅調整を行う幅調整ステップと、搬送される発泡原液注入後の上側の上記面材を幅調整後の上記押圧ローラで上方から押圧することにより、発泡する上記発泡原液によって上記1対の面材間に発泡材料を形成する発泡材料形成ステップと、形成された上記発泡材料の表面を整形することにより、上記発泡材料からなる発泡パネルを形成する発泡パネル整形ステップとを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ及び第2ローラをスライドさせて幅調整を行うといった簡易な構成により、押圧ローラを製造する発泡パネルのサイズに対応する長さとし、当該押圧ローラで搬送される上側の面材を上方から押圧することにより、発泡パネルを良好に製造することができる。
上記のように押圧ローラで上側の面材を上方から押圧した場合、第1ローラと第2ローラとの境界部に形成された段差によって、1対の面材間に形成された発泡材料の表面にも段差が生じてしまう。しかし、本発明に係る発泡パネルの製造方法では、形成された発泡材料の表面が整形されるので、発泡材料の表面に生じた段差を整形時に除去することができる。したがって、押圧ローラを交換することなく、簡易な構成で複数サイズの発泡パネルを良好に製造することができる。
第3の本発明に係る発泡パネルの製造方法は、上記幅調整ステップが、上記押圧ローラの両端部に設けられた1対のガイド部材の間隔を調整するステップを有し、上記発泡材料形成ステップが、幅調整後の上記1対のガイド部材に沿って発泡原液注入後の上記1対の面材を搬送することにより、上記発泡材料の側面を形成するステップを有することを特徴とする。
このような構成によれば、幅調整後の1対のガイド部材に沿って発泡原液注入後の1対の面材を搬送することにより、所望のサイズで発泡材料の側面を形成し、発泡パネルを良好に製造することができる。このように、押圧ローラの両端部に1対のガイド部材を設けた場合、これらの1対のガイド部材間に入り込むように押圧ローラを配置しなければならない場合があるが、このような場合であっても、1対のガイド部材の間隔に対応付けて押圧ローラの幅調整を行うことにより、押圧ローラを良好に配置することができる。
本発明によれば、互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ及び第2ローラをスライドさせて幅調整を行うといった簡易な構成により、押圧ローラを交換することなく、複数サイズの発泡パネルを良好に製造することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る発泡パネル用ローラが適用された発泡パネルPの製造システムの一例を示した概略図である。この製造システムは、下面材1及び上面材2からなる1対の面材1,2を連続生産ライン上に連続で供給しながら、1対の面材1,2間に発泡原液を注入して発泡させることにより、1対の面材1,2間にウレタンフォームなどからなる発泡材料を形成し、その発泡材料を整形することにより発泡パネルPを製造するものである。この連続生産ライン上には、下面材搬送機構7、上面材搬送機構8、予熱室9、ミキシングヘッド10、発泡室11、切断装置12及び整形装置13などが設置されている。
下面材1及び上面材2は、例えばリケイ紙等の紙面材からなる。ただし、下面材1及び上面材2は、紙面材からなるものに限らず、紙以外の可撓性を有する薄い面材からなるような構成であってもよい。下面材1は、巻回されることによりロール3として設けられ、上面材2は、ロール3の上方に、巻回されることによりロール4として設けられている。これらの下面材1及び上面材2は、ロール3,4から連続して繰り出され、下面材搬送機構7及び上面材搬送機構8により、面材1,2間の間隔が徐々に短くなるように搬送される。
予熱室9は、下面材搬送機構7及び上面材搬送機構8の途中に設けられ、搬送される各面材1,2を予熱するものである。この予熱室9に対して搬送方向下流側には、面材1,2間に発泡原液を注入するためのミキシングヘッド10が設けられている。発泡原液は、例えばポリオール成分及びポリイソシアネート成分からなり、上記ポリオール成分にはポリオールと発泡剤が含まれている。
ミキシングヘッド10に対して搬送方向下流側には、所定の温度に設定された発泡室11が設けられており、この発泡室11において下面材1及び上面材2を互いに平行になるように搬送しつつ、これらの面材1,2間に注入された発泡原液を発泡させて硬化させることにより、面材1,2間に発泡材料を形成することができる。このようにして形成された発泡材料は、切断装置12によって面材1,2とともに所定の長さで切断された後、その表面に付着してる面材1,2が取り除かれ、さらに整形装置13によって当該発泡材料の表面が整形されることにより、発泡材料のみからなる平坦な板状の発泡パネルPが形成される。
発泡室11には、面材1,2を搬送するためのコンベア5が配置されており、このコンベア5が駆動されることにより、面材1,2がコンベア5上を水平な搬送方向Aに沿って搬送されるようになっている。また、発泡室11には、コンベア5の上方に対向するように複数の押圧ローラ14が配置されている。
押圧ローラ14は、コンベア5上を搬送される面材1,2に対して上方に配置された複数の保持部材15により所定数ごとに保持されており、これらの保持部材15が吊下部材16を介して上方から吊り下げられることにより、各押圧ローラ14が搬送方向Aに沿って1列に並んだ状態で保持されている。これらの押圧ローラ14は、発泡原液が過度に発泡しないように、上面材2を上方から押圧するためのものである。
このような製造システムは、硬質ポリウレタンフォームや、硬質ポリウレタンフォームにガラス繊維を添加したガラス繊維強化硬質ポリウレタンフォームなどの発泡材料を形成し、当該発泡材料を整形して低温断熱材に使用可能な発泡パネルPを製造するのに適している。
図2は、本発明の一実施形態に係る発泡パネル用ローラの一構成例を示した正面図である。この発泡パネル用ローラは、上述の押圧ローラ14及び保持部材15からなり、これらの押圧ローラ14及び保持部材15が搬送方向Aに対して直交する幅方向Bに伸縮可能に構成されることにより、図2(a)及び(b)に示すように幅方向Bの長さを調整することができるようになっている。
押圧ローラ14は、それぞれ円筒状に形成された第1ローラ141及び第2ローラ142と、これらのローラ141,142を回転自在に保持するための1対の軸受ローラ143とを備えている。第1ローラ141は、第2ローラ142よりも大径であり、その内径が第2ローラ142の外径に対応している。第1ローラ141内には第2ローラ142が挿入されており、これにより、第1ローラ141と第2ローラ142とが、幅方向Bに沿って同軸上でスライド可能となっている。
1対の軸受ローラ143は、第1ローラ141及び第2ローラ142により構成される伸縮ローラの両端部に隣接するように設けられた円筒状のローラであり、一方の軸受ローラ143は第1ローラ141の端部に対して同軸上に結合され、他方の軸受ローラ143は第2ローラ142の端部に対して同軸上に連結されている。これにより、第1ローラ141、第2ローラ142及び1対の軸受ローラ143が、幅方向Bに沿って一直線状に延びる押圧ローラ14として一体的に形成されている。
各軸受ローラ143と第1ローラ141又は第2ローラ142との連結は、例えば溶接により行われる。そのため、第1ローラ141、第2ローラ142及び1対の軸受ローラ143は、同種の金属材料により形成されていることが好ましいが、これに限らず、異種の金属材料により形成されていてもよいし、樹脂材料などの他の材料により形成されていてもよい。また、各軸受ローラ143と第1ローラ141又は第2ローラ142との連結は、溶接によるものに限らず、接着等の他の態様により行われるような構成であってもよい。
各軸受ローラ143の内部にはベアリング152が設けられており、各軸受ローラ143内に幅方向Bに沿って同軸上に回転軸151が挿通されることにより、第1ローラ141、第2ローラ142及び1対の軸受ローラ143からなる押圧ローラ14が、これらの回転軸151にベアリング152を介して回転自在に保持されている。各回転軸151は、押圧ローラ14に対して幅方向Bの両側にそれぞれ設けられた側板153に固定されている。
各側板153は垂直方向に延びており、下端部にそれぞれ回転軸151が固定されるとともに、上端部にそれぞれ水平方向に沿って互いに接近する方向に延びる上板154が固定されている。各上板154は、押圧ローラ14の幅方向Bの中央部に対して上方に対向する連結部材155により連結されている。連結部材155は中空状に形成され、押圧ローラ14の伸縮に伴いスライドする各上板154が、押圧ローラ14の長さに応じた分だけ連結部材155内に収容されるようになっている。
連結部材155には、締付ねじなどからなる固定具156が備えられており、当該固定具156を用いて連結部材155に上板154を固定することにより、押圧ローラ14を一定の長さに保持することができるようになっている。連結部材155の幅方向Bの中央部には、吊下部材16を引っ掛けるためのフック157が形成されている。回転軸151、側板153、上板154、連結部材155及び固定具156などは、押圧ローラ14を回転自在に保持するための上記保持部材15を構成している。
本実施形態では、互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ141及び第2ローラ142をスライドさせて幅調整を行うといった簡易な構成により、押圧ローラ14を製造する発泡パネルPのサイズに対応する長さとし、当該押圧ローラ14で搬送される上面材2を上方から押圧することにより、発泡パネルPを良好に製造することができる。したがって、押圧ローラ14を交換することなく、簡易な構成で複数サイズの発泡パネルPを良好に製造することができる。なお、本実施形態の押圧ローラ14は、最大で1400mm程度の長さまで伸ばすことができるようになっている。
図3は、図2の発泡パネル用ローラを用いて発泡パネルPを製造する際の態様を説明するための正面図である。この図3(a)に示すように、図2の発泡パネル用ローラは、コンベア5に対して上方に一定間隔を隔てて対向するように配置され、コンベア5に沿って下面材1が搬送されるとともに、押圧ローラ14に沿って上面材2が搬送される。そして、これらの搬送される1対の面材1,2間に注入された発泡原液が発泡することにより、1対の面材1,2間に発泡材料Fが形成される。
コンベア5上には、発泡パネル用ローラに対して幅方向Bの両側にそれぞれガイド部材17が配置されており、これらの1対のガイド部材17に沿って面材1,2を搬送することにより、発泡材料Fの側面を形成することができるようになっている。すなわち、1対の面材1,2間で発泡して幅方向Bに拡がる発泡原液を1対のガイド部材17で規制することにより、生成される発泡材料Fの側面が形成され、図3(a)にハッチングで示すような板状の発泡材料Fが形成されるようになっている。
1対のガイド部材17は、図3(a)に矢印で示すように、それぞれ幅方向Bに沿ってスライド可能に設けられている。これにより、図2(a)及び(b)に示すような押圧ローラ14の幅調整に対応付けて、1対のガイド部材17の間隔も調整することができるので、幅調整後の1対のガイド部材17に沿って発泡原液注入後の1対の面材1,2を搬送することにより、所望のサイズで発泡材料Fの側面を形成し、発泡パネルPを良好に製造することができる。図3(a)の例では、1対のガイド部材17間に入り込むように押圧ローラ14が配置されているが、このような場合であっても、1対のガイド部材17の間隔に対応付けて押圧ローラ14の幅調整を行うことにより、押圧ローラ14を良好に配置することができる。
ここで、本実施形態の押圧ローラ14を用いて形成される発泡材料Fは、図3(b)に示すように、その上面に段差Sを有する形状となる。すなわち、押圧ローラ14の第1ローラ141と第2ローラ142との境界部には、これらのローラ141,142の外径が異なることに起因して段差が形成されているため、このような押圧ローラ14で上面材2を上方から押圧した場合、1対の面材1,2間に形成された発泡材料Fの表面にも段差Sが生じてしまう。この段差Sは、第1ローラ141の肉厚に対応する高さとなるが、通常は1mm程度の比較的低い段差Sとなる。
このように発泡材料Fの表面に段差Sが形成されている場合であっても、本実施形態では、形成された発泡材料Fの表面が整形装置13によって切り落とされ、又は削り落されることにより、図3(b)にハッチングで示したような平坦な板状の発泡材料Fが整形されるようになっているので、発泡材料Fの表面に生じた段差Sを整形時に除去することができる。したがって、押圧ローラ14を交換することなく、簡易な構成で複数サイズの発泡パネルPを良好に製造することができる。
図4は、図1に示した製造システムを用いて発泡パネルPを製造する際の流れを示したフローチャートである。この製造システムを用いて発泡パネルPを製造する際には、まず、製造しようとする発泡パネルPのサイズに対応するように、押圧ローラ14の幅調整(ステップS101)及び1対のガイド部材17の幅調整(ステップS102)を行う。これらの押圧ローラ14及び1対のガイド部材17の幅調整は、どちらを先に行うような構成であってもよい。
その後、ロール3,4から下面材1及び上面材2を繰り出してコンベア5により搬送方向Aに搬送を開始するとともに(ステップS103)、これらの面材1,2間に発泡原液を注入する(ステップS104)。そして、注入された発泡原液が1対の面材1,2間で発泡しつつ、上面材2が幅調整後の押圧ローラ14で上方から押圧されることにより、1対の面材1,2間に発泡材料Fが形成される(ステップS105)。このとき、1対の面材1,2が1対のガイド部材17に沿って搬送されることにより、発泡材料Fの側面が形成され、幅調整した押圧ローラ14及び1対のガイド部材17に対応する幅の発泡材料Fが形成される。
このようにして形成された発泡材料Fは、1対の面材1,2とともに所定の長さで切断された後(ステップS106)、下面材1及び上面材2が取り除かれる(ステップS107)。そして、面材1,2が取り除かれた後の発泡材料Fの表面が整形されることにより、図3(b)にハッチングで示したような発泡材料Fのみからなる発泡パネルPが形成される(ステップS108)。ただし、1対の面材1,2を取り除く工程を省略し、1対の面材1,2を取り除くことなく発泡材料Fの表面を整形することにより、その整形に伴って1対の面材1,2が取り除かれるような構成であってもよい。
以上の実施形態では、押圧ローラ14が第1ローラ141及び第2ローラ142の2つのローラからなるような構成について説明したが、このような構成に限らず、押圧ローラ14が、互いに同軸上でスライド可能な3つ以上のローラからなるような構成であってもよい。
押圧ローラ14は、面材1,2の搬送方向Aに対して直交方向に延びる回転軸151を中心に回転自在に保持されるような構成に限らず、搬送方向Aに対して交差する方向であれば、上記直交方向に対して若干傾斜していてもよい。また、面材1,2の搬送方向Aは、水平方向に限らず、水平方向に対して若干傾斜していてもよい。
本発明の一実施形態に係る発泡パネル用ローラが適用された発泡パネルの製造システムの一例を示した概略図である。 本発明の一実施形態に係る発泡パネル用ローラの一構成例を示した正面図である。 図2の発泡パネル用ローラを用いて発泡パネルを製造する際の態様を説明するための正面図である。 図1に示した製造システムを用いて発泡パネルを製造する際の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
1 下面材
2 上面材
5 コンベア
14 押圧ローラ
15 保持部材
16 吊下部材
17 ガイド部材
141 第1ローラ
142 第2ローラ
143 軸受ローラ
151 回転軸
152 ベアリング
153 側板
154 上板
155 連結部材
156 固定具
157 フック

Claims (3)

  1. 搬送される上下1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させることにより発泡パネルを製造する発泡パネル製造システムに適用され、搬送される上側の上記面材を上方から押圧する発泡パネル用ローラであって、
    搬送される上記1対の面材に対して上方に配置された保持部材と、
    上記保持部材により上記1対の面材の搬送方向に対して交差方向に延びる回転軸を中心に回転自在に保持され、上側の上記面材を上方から押圧する押圧ローラとを備え、
    上記押圧ローラが、円筒状の第1ローラと、上記第1ローラ内に挿入され、上記第1ローラに対して同軸上でスライド可能な第2ローラとを有することを特徴とする発泡パネル用ローラ。
  2. 搬送される上下1対の面材間に発泡原液を注入して発泡させるとともに、上記1対の面材の搬送方向に対して交差方向に延びる回転軸を中心に回転自在に保持された押圧ローラにより、上側の上記面材を上方から押圧して発泡パネルを製造する発泡パネルの製造方法であって、
    上記押圧ローラに備えられた互いに同軸上でスライド可能な第1ローラ及び第2ローラをスライドさせることにより幅調整を行う幅調整ステップと、
    搬送される発泡原液注入後の上側の上記面材を幅調整後の上記押圧ローラで上方から押圧することにより、発泡する上記発泡原液によって上記1対の面材間に発泡材料を形成する発泡材料形成ステップと、
    形成された上記発泡材料の表面を整形することにより、上記発泡材料からなる発泡パネルを形成する発泡パネル整形ステップとを備えたことを特徴とする発泡パネルの製造方法。
  3. 上記幅調整ステップが、上記押圧ローラの両端部に設けられた1対のガイド部材の間隔を調整するステップを有し、
    上記発泡材料形成ステップが、幅調整後の上記1対のガイド部材に沿って発泡原液注入後の上記1対の面材を搬送することにより、上記発泡材料の側面を形成するステップを有することを特徴とする請求項2に記載の発泡パネルの製造方法。
JP2007285415A 2007-11-01 2007-11-01 発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法 Withdrawn JP2009113214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007285415A JP2009113214A (ja) 2007-11-01 2007-11-01 発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007285415A JP2009113214A (ja) 2007-11-01 2007-11-01 発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009113214A true JP2009113214A (ja) 2009-05-28

Family

ID=40780911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007285415A Withdrawn JP2009113214A (ja) 2007-11-01 2007-11-01 発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009113214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104340635A (zh) * 2014-10-25 2015-02-11 湖州鑫田机械配件有限公司 一种长度可调的电动输送辊结构
US11576837B2 (en) 2019-10-03 2023-02-14 Jfxd Trx Acq Llc Multi-zonal roller and method of use thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104340635A (zh) * 2014-10-25 2015-02-11 湖州鑫田机械配件有限公司 一种长度可调的电动输送辊结构
US11576837B2 (en) 2019-10-03 2023-02-14 Jfxd Trx Acq Llc Multi-zonal roller and method of use thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6862356B2 (ja) 機械的応力が低減された可撓性ガラスリボンの連続加工
WO2015029669A1 (ja) 薄板ガラスの搬送方法、搬送装置、および切断方法、並びにガラス物品の製造方法
JP2009113214A (ja) 発泡パネル用ローラ及び発泡パネルの製造方法
JP3226197B2 (ja) 断熱耐火パネルの製造方法と装置
AU5987399A (en) Laminating apparatus
KR20150086413A (ko) 발포우레탄 샌드위치 패널 제조시설
CN110691681A (zh) 用于生产成形型材部分的方法和设备
KR101279794B1 (ko) 가변 스트립 두께를 갖는 스트립, 특히 금속 스트립을 권취하기 위한 장치 및 그 방법
CN204223926U (zh) 光学膜贴合装置
JP2008238472A (ja) サンドイッチパネル
JP2008296401A (ja) サンドイッチパネル製造方法及びサンドイッチパネル製造設備
JP2011106112A (ja) 断熱パネル及びその製造方法
JP5368124B2 (ja) サンドイッチパネル製造方法
JP4959932B2 (ja) シール材の製造方法
JP2009000934A (ja) 複合材料の製造方法
JP6411783B2 (ja) 金属系サイディングの製造方法
JP2020164234A (ja) 防熱施工方法
JP6285786B2 (ja) 金属系サイディングの製造方法
JP2009006565A (ja) サンドイッチパネル製造方法及びサンドイッチパネル製造設備
JP2875743B2 (ja) 断熱耐火パネル
JP2008062510A (ja) 硬質ポリウレタンフォームサンドイッチパネルの製造方法および製造装置
AT525021B1 (de) Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung eines wärmeisolierten Leitungsrohres
JPH0857721A (ja) 断熱耐火パネルの製造方法と装置
JP2010036521A (ja) サンドイッチパネル製造方法およびサンドイッチパネル製造設備
JP2008238473A (ja) サンドイッチパネル製造設備

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110104