JP2009112865A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣の低下を抑制するとともに、遊技を十分に堪能することを可能とする。
【解決手段】パチンコ機1は、外枠2と、外枠2に対し開閉可能に取着された前面枠3と、前面枠3に直接又は間接的に取着され、遊技領域を有してなる遊技盤5と、前面枠5に対し開閉可能に取着され、前後に所定間隔を隔てて一対のガラス板を有してなるガラス扉枠4と、その下方に位置する前飾枠12とを備えている。下受皿14は、少なくとも1回の特別遊技状態の発生に際し払い出される景品球を貯留可能な収容容積を具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、パチンコ機は、外枠と、外枠に対し開閉可能に取着された前面枠と、前面枠に取着され、遊技領域を有してなる遊技盤と、前記前面枠に対し開閉可能に取着され、前後に所定間隔を隔てて一対のガラス板を有してなるガラス扉枠とを備えている。また、ガラス扉枠の下側において、遊技球発射部を覆うように前面枠に対し前飾枠が開閉可能に取着されている。かかる前飾枠には、上受皿が設けられており、上受皿に貯留された遊技球は、遊技球発射部の方へと案内されるようになっている。なお、前記前面枠の下部には下受皿及びハンドル等が設けられている。
遊技盤の前面には、略円弧状の外側案内レールが敷設され、また、その内側において内側案内レールが敷設されている。さらに、内側案内レールの略上端部及び外側案内レール間には出口部が設けられ、遊技球発射部から発射された遊技球は両案内レールによって案内された後、該出口部から遊技盤面上部の遊技領域へと放出される。そして、遊技者は、遊技領域に沿って落下する遊技球の挙動等を堪能する。
遊技盤を落下する遊技球が入賞口に入賞すると、遊技者に対し、所定の景品球が払い出されるようになっている。より詳しくは、遊技盤の裏面側には、機構盤が装着されており、該機構盤には、景品球払出装置が設けられている。景品球払出装置が駆動されると、タンクに貯留されている景品球は、タンクレール、当該景品球払出装置、及び景品球払出通路を通って前記上受皿の払出出口へと導かれる。また、上受皿が満タン状態の場合には、前記景品球は景品球払出通路の途中に設けられた溢出口からオーバーフローすることとなる。オーバーフローした景品球は、機構盤に設けられた溢出通路を通って下受皿の払出出口へと導かれ、該下受皿に多くの遊技球が貯留されうるようになっている。
ところで、近年、特定の条件が満たされることにより特別遊技状態(いわゆる大当たり状態)が発生させられ、一度に多量の景品球を獲得可能なパチンコ機が知られるようになってきている。例えば、特別図柄表示装置及び可変入賞装置を備えたパチンコ機では、遊技球が作動口に入賞すること等に基づいて、特別図柄表示装置において、図柄の変動表示が開始される。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、及び、外れ図柄の中から、遊技状況に応じた停止図柄が選択され、その選択された停止図柄で前記変動表示が停止させられる。そして、大当たり図柄(例えば「7」「7」「7」等のゾロ目)で停止した場合には、特別変動入賞装置(可変入賞装置)が遊技者にとって有利な状態(大当たり状態)となるように切換えられる。より詳しくは、可変入賞装置のシャッタが傾動されて大入賞口が開放され、そこへ多くの遊技球を入賞させることができる。これにより、多数(例えば2400個)の景品球が上受皿及び下受皿へと払い出される。
ところが、上記のようなパチンコ機では、払い出される景品球の数があまりにも多いため、上受皿及び下受皿では、景品球を収容しきれない。そのため、遊技者は、下受皿に貯留された景品球を、所定の操作(例えば下受皿に設けられたレバーをスライドさせる操作や、直接かき出す行為)によって、別途の景品球貯留箱(ドル箱と称される)へと移す必要があった。その結果、遊技者によっては、当該操作を億劫と感じたりする場合が生じたりするおそれがあった。また、折角大当たり状態が発生しても、当該操作にも気を配らなければならず、遊技に集中できなかったり、興趣が削がれたりするおそれがあった。
さらに、従来では、前記溢出通路の途中には、下受皿が満タン状態になったことを検出するための満タンスイッチが設けられており、該満タンスイッチにより下受皿が満タン状態である旨が検出されると、遊技球発射部での遊技球の発射が禁止されるようになっている(発射禁止制御)。これは、前記満タン状態においてさらに遊技球が入賞口に入賞すると、さらに景品球を払い出さなければならなくなり、当該払い出しの継続により景品球が景品球払出装置の方まで蓄積されてしまうのを防止するためである。ところが、大当たり状態の発生中に上記発射禁止制御が実行されると、遊技者(特に初心者)は、なぜ遊技球が発射されないのかわからなくなってしまうことがある。かかる場合に、遊技者は一時的にパニック状態に陥ることがあり、不測の不利益を被るおそれがあった。例えば、大当たり状態発生中に長期間の発射禁止制御が行われると、予定の景品球の払い出しを受けられない事態が生じうる。その結果、折角楽しく遊技を行っていたにもかかわらず、上記事態によって、興趣の著しい低下を招いてしまうおそれもあった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、パチンコ機等の遊技機において、興趣の低下を抑制するとともに、遊技を十分に堪能することのできる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明においては、外枠と、前記外枠に対し開閉可能に取着され、下部には下受皿が設けられてなる前面枠と、前記前面枠に直接又は間接的に取着され、遊技球が流下しうる遊技領域を有してなる遊技盤と、前記遊技盤の前側において前記前面枠に対し開閉可能に取着され、透明板を有してなる透明板扉枠と、前記透明板扉枠の下側において少なくとも遊技球発射部を覆うように前記前面枠に対し開閉可能に取着され、前記下受皿よりも上方に位置する上受皿を有する前飾枠とを備え、前記遊技領域における遊技結果が特定の条件を満たすことを必要条件に、特別遊技状態を発生させ、多量の景品球を前記上受皿の方へ払い出し可能とするとともに、前記上受皿からオーバーフローする遊技球及び景品球の少なくとも一方を前記下受皿の方へと導出可能な遊技機であって、前記上受皿及び下受皿の少なくとも一方は、少なくとも1回の前記特別遊技状態の発生に際し払い出される景品球を貯留可能な収容容積を具備していることをその要旨としている。
(作用)
上記第1の発明にかかる遊技機によれば、外枠に対し前面枠が開閉可能に取着され、該前面枠に直接又は間接的に遊技盤が取着され、該遊技盤の遊技領域を遊技球が流下しうる。遊技者は、当該遊技球の挙動等を、遊技盤の前側において前記前面枠に対し開閉可能に取着された透明板扉枠の透明板を介して視認し、堪能する。
透明板扉枠の下側において少なくとも遊技球発射部を覆うように、前飾枠が前面枠に対し、開閉可能に取着される。前記遊技盤の裏面側に設けられた機構盤の景品球払出通路を通って、景品球払出装置から払い出される景品球が前飾枠の上受皿へと導かれ、そこに景品球、遊技球が貯留されうる。また、特に、遊技領域における遊技結果が特定の条件を満たすことを必要条件に、特別遊技状態が発生させられ、かかる場合多量の景品球が払い出される。さらに、上受皿からオーバーフローする遊技球及び景品球の少なくとも一方は下受皿の方へと導出される。
さて、本遊技機では、前記上受皿及び下受皿の少なくとも一方は、十分な収容容積を具備しており、少なくとも1回の前記特別遊技状態の発生に際し多量の景品球が払い出されたとしても、当該景品球は上受皿及び下受皿の少なくとも一方に貯留されうる。このため、特別遊技状態が発生した場合に、遊技者が他の場所へ景品球等を移動させる操作を行う必要がない。
また、少なくとも1回の前記特別遊技状態が終了するまでは、上受皿及び下受皿が共に満タン状態にならないことから、当該特別遊技状態の発生中に、満タン状態であることに起因して遊技球発射部からの発射が禁止されてしまうといった事態が回避される。
以上詳述したように、本発明によれば、パチンコ機等の遊技機において、興趣の低下を抑制するとともに、遊技を十分に堪能することができるという優れた効果を奏する。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 ガラス扉枠を開放した状態における前面枠を示す斜視図である。 図1のJ−J線断面図であって、(a)は、上受皿に景品球等が優先的に案内される状態を示し、(b)は、連通路の方へ景品球等が案内される状態を示す図である。 図1のK−K線断面図である。
以下、遊技機をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)に具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1,2に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、該外枠2の前部に設けられ、外枠2の一側部にて開閉可能に設けられた前面枠3とを備えている。また、その前面枠3の前面側には、透明板扉枠としてのガラス扉枠4が開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4には、透明板としての一対のガラス板4a,4bが前後に所定間隔を隔てて取着されている。
前記前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、樹脂製のミドルプレートMを介して遊技盤5が着脱可能に装着されている(ミドルプレートMを省略して、直接遊技盤5を装着してもよい)。この遊技盤5の前面には、普通入賞口6、可変入賞装置7、作動口8、可変表示装置9、内側案内レール(内レール)10、外側案内レール(外レール)11等が配設されている。ここで、内レール10及び外レール11は、遊技球発射部より発射された遊技球Bを遊技盤5の上部に案内するためのガイド部材であって、略円弧状に敷設されている。
また、前記ガラス扉枠4の下側において、前面枠3には、前飾枠12が開閉可能に設けられている。前飾枠12には、上受皿13が設けられている。一方、前面枠3の下部には、前記上受皿13よりも下方位置に前記ミドルプレートMを介して下受皿14が設けられているとともに、遊技球発射部に対応してハンドル15が設けられている。なお、下受皿14の底部には、図示しない開口部及びシャッタが設けられているとともに、遊技者側には操作レバー14aが設けられている。かかる構成により、遊技者が操作レバー14aをスライド操作させることで、シャッタがスライドして開口部が開口状態となり、下受皿14に貯留されていた遊技球B又は景品球を下方へと落下させることができる。すなわち、下受皿14の下方に景品球貯留箱(図示略)が配置されていれば、当該落下する遊技球B又は景品球を当該貯留箱に貯留させることができるようになっている。
可変表示装置9は、遊技盤5のほぼ中央部に設けられ、LCD(液晶ディスプレイ)よりなる表示部を備えており、ここに複数の図柄列が表示される。例えば、これらの図柄列として左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの図柄列(図示略)が表示される(それ以外の数の図柄列が表示されてもよい)。
各図柄列は、基本的には、複数種類の図柄によって構成されており、これらの図柄は、特別遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる。可変表示装置9の表示部では、各図柄列の図柄変動(回転変動)が、遊技球Bの作動口8への入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、各図柄列が図柄変動を停止したときに表示される図柄である。本実施の形態では、図柄変動は、左図柄列、右図柄列、中図柄列の順に停止させられるが、これはあくまでも1例にすぎず、別の順序で停止させられるようにしてもよい。
大当たり図柄は、リーチ状態を経た後、遊技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態を発生させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列の変動が停止させられたとき、表示されている図柄の組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄が大当たりラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合せ(例えば、「7」、「7」、「7」の図柄)となる場合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(可変入賞装置7の大入賞口が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態が到来する。すなわち、大入賞口に、より多くの遊技球Bを入賞させることにより、より多くの景品球を獲得することが可能となる。
なお、リーチ状態とは、大当たり直前の状態をいう。リーチ状態には、右図柄列の図柄変動が、大当たりライン上において左図柄列の停止図柄と同一種類の図柄で停止する状態が含まれる。このリーチ状態には、中図柄列の図柄変動が、最終的に左・右両図柄列の停止図柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当たり状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が含まれる。
遊技球Bの作動口8への入賞に基づいて各図柄列の図柄変動が開始させられることはすでに説明したが、この変動表示中にさらに遊技球Bが作動口8に入賞した場合には、その分の変動表示は、現在行われている変動表示の終了後に行われる。つまり、変動表示が待機(保留)される。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められている。本実施の形態では保留最大回数が4回に設定されているが、これに限られるものではない。
なお、内レール10の略上端部及び外レール11間には、遊技球発射部より発射された遊技球Bが遊技盤5面上の遊技領域に放出される出口部が設けられている。遊技球Bは該出口部から遊技盤5の上部の遊技領域に案内された後、遊技盤5面に沿って落下する。このとき、前記一般入賞口6、可変入賞装置7の大入賞口、作動口8に遊技球Bが入賞することに基づいて、上受皿13(場合によっては下受皿14)に対し所定数の景品球が払い出されるようになっている。例えば、一旦大当たり状態が発生すると、可変入賞装置7の大入賞口の開放・閉鎖のサイクルが最大で16回繰り返される。1回の大入賞口の開放中は10個の遊技球Bが入賞可能で、1入賞当たり15個の景品球が払い出されるとすると、1回の大当たり状態の発生につき約2400個の景品球が払い出されるようになっている。
ところで、遊技盤5の裏面側には機構盤21が装着されている。この機構盤21は、樹脂材料よりなり、その上部及び側部には景品球を貯留するためのタンク、タンクレール及び景品球払出装置等(いずれも図示せず)が設けられている。また、図3に示すように、ミドルプレートMには前記上受皿13の払出出口13aと連通する開口通路22が設けられている。さらに、前記機構盤21には、景品球払出装置の下流側において、該景品球払出装置と前記開口通路22との間を連通する景品球払出通路23が形成されている。そして、一般入賞口6、可変入賞装置7、作動口8への遊技球Bの入賞が検出された場合には、図示しない制御装置によって、景品球払出装置が駆動され、これにより、景品球が所定個数ずつ(例えば15個ずつ)、景品球払出通路23、開口通路22を通って上受皿13の方へと導かれるようになっている。
次に、本実施の形態の特徴的部分について説明する。本実施の形態では、下受皿14は、1回の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球、すなわち、2400個の景品球を貯留可能な収容容積を具備している。より詳しくは、下受皿14は前飾枠12の2分の1以上の幅を有しているとともに、図4に示すように、奥行き方向にも拡張形成されている。
また、本実施の形態では、図3(a)及び図4に示すように、上受皿13の払出出口13a近傍には、下方へ突出する連通路24が設けられている。詳しくは、前記上受皿13の払出出口13a近傍には、セパレータ25及び案内壁26が設けられているとともに、これら25,26によって形成された溢出口から下部の連通路24へと景品球(遊技球B)が案内されうるようになっている。なお、本実施の形態においては、溢出口近傍の流路の幅は、遊技球B(景品球)の直径の2倍以上に設定されている。これにより、景品球(遊技球B)が詰まってしまって落下が滞るのが抑制されるようになっている。また、溢出口近傍は、遊技者から容易に視認され、かつ、手の届く位置に設けられている。これにより、万が一、景品球(遊技球B)が詰まってしまった場合でも、遊技者が容易に気づき、かつ、詰まっている景品球(遊技球B)を手(指)で動かすという簡易な操作を行うことで、詰まりが容易に解消されるようになっている。
連通路24は、樋状をなし、下端の開口部が下受皿14の奥側に臨むようにして配設されている。
さらに、前記開口通路22及び上受皿13には、景品球払出通路23から導かれる景品球を、常には上受皿13(遊技球発射部側)へ優先的に案内するためのガイド部材27A,27Bが設けられている。
併せて、遊技球発射部から発射された遊技球Bが遊技領域に放出されなかった場合に(当該戻ってきた遊技球Bをファウル球BFと称する)、当該ファウル球BFがミドルプレートMに設けられた反射壁28に当たり、同じくミドルプレートMに設けられたポケット29内に落下するようになっている(図2参照)。このポケット29の下端部は、前記連通路24に連通するようにして開口しており、前記ポケット29内に落下したファウル球BFも、連通路24を通って下受皿14へと落下するようになっている。
続いて、上記のように構成されてなる本実施の形態の作用及び効果について説明する。
遊技者が新たに遊技球Bを購入しようとした場合、或いは、一般入賞口6、可変入賞口7の大入賞口、作動口8等に遊技球Bが入賞した場合には、制御装置によって景品球払出装置が駆動される。これにより、景品球(遊技球B)が、景品球払出通路23を通って、上受皿13の払出出口13aへと払い出される。
このとき、上受皿13が満タン状態でない場合(収容に余裕がある場合)には、図3(a)に示すように前記ガイド部材27A,27Bによって景品球(遊技球B)が案内され、優先的に上受皿13(遊技球発射部)の方へと導かれる。
これに対し、上受皿13が満タン状態の場合(収容に余裕がない場合)には、図3(b)、図4に示すように、景品球(遊技球B)は溢出口からオーバーフローし、連通路24を通って下受皿14へと落下する。このため、上受皿13からオーバーフローする景品球等を、機構盤21を介さずに下受皿14へと落下させることができる。従って、機構盤21には、上受皿13からオーバーフローする景品球等を案内するための通路を設けずに済み、該機構盤21の著しい簡素化が図られる。
また、本実施の形態における下受皿14は、十分な収容容積を具備しており、1回の大当たり状態の発生に際し、多量の景品球が払い出されたとしても、全ての景品球は下受皿14に貯留されうる。このため、大当たり状態が発生した場合に、遊技者が他の場所へ景品球等を移動させるような操作を行う必要がない。つまり、遊技者は、大当たり状態発生中に、下受皿14に貯留された景品球を直接かき出したり、操作レバー14aをスライドさせたりする必要がない。従って、遊技者は、当該操作等を億劫と感じたり、当該操作に気を配る必要が生じたりする必要がなくなる。その結果、大当たり状態中での遊技を十分に堪能することができるとともに、興趣の飛躍的な向上を図ることができる。
さらに、少なくとも1回の大当たり状態が終了するまでは、下受皿14が満タン状態にならないことから、当該大当たり状態の発生中に、満タン状態であることに起因して遊技球発射部からの発射が禁止されてしまうといった事態が回避される。その結果、上記事態によって遊技者が一時的にパニック状態に陥ったり、予定の景品球が払い出されないことによる不測の不利益を被ったりするという不具合を解消することができる。
併せて、1回の大当たり状態の終了時点で、下受皿14に多量の景品球が貯留されうることから、かかる状態を見た遊技者は、景品球貯留箱に貯留されている景品球を見た場合に比べて、より一層確実に多量の景品球を獲得できたことを実感することができる。その結果、上記興趣の向上により一層の拍車がかけられることとなる。
さらに、仮に下受皿14が満タン状態となったとしても、景品球等は、該下受皿14から溢れるだけで、続々と払い出される景品球が景品球払出通路23に蓄積されてしまうことがない。このため、下受皿14に対し別途満タン状態を検出するためのセンサを設ける必要がない。従って、その分だけコストの増大を抑制することができる。また、仮に下受皿14が満タンとなった場合でも遊技球発射部からの発射を禁止する必要がない。そのため、発射禁止制御を省略することも可能となり、かかる場合、制御の簡素化を図ることができる。
併せて、開口通路22及び上受皿13には、それぞれガイド部材27A,27Bが設けられているため、景品球払出通路23から導かれる景品球(遊技球B)は、常には上受皿13(遊技球発射部側)の方へ優先的に案内される。従って、下受皿14に優先的に貯留されてしまうことによる球切れ等の不具合を回避することができる。
加えて、ファウル球BFは反射壁28に当たった後、ポケット29、連通路24を通って下受皿14に「ポトッ」と落下する。このため、遊技者は、ファウル球BFが発生したことを容易に察知することができる。
さらにまた、本実施の形態では、連通路24下端の開口部が下受皿14の奥側に臨むようにして配設されているため、貯留された景品球を手でかき集めたりならしたりせずとも、景品球は下受皿14内に有効に充填されうる。その結果、下受皿14の貯留可能空間を有効に活用することができる。
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施の形態では、下受皿14を、奥行き方向にも拡張形成することとした。これに対し、少なくとも1回の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球を貯留することができるのであれば、奥行き方向に拡張形成しない構成としてもよい。
(b)上記実施の形態では、連通路24下端の開口部を下受皿14の奥側に臨むようにしたが、連通路24の下端の開口部をそのまま下受皿14に対向させて臨むようにしてもよい。この場合、連通路24を通って落下する景品球(遊技球B)を、遊技者が視認できるようにするのが望ましい。このような構成とすることにより、落下する景品球(遊技球B)が、従来とは異なり、あたかもかき氷が皿に盛られるが如く下受皿14に貯留されることとなる。そのため、これを見た遊技者は、たくさんの景品球が払い出されていることを実感することができ、しかも、従来にはない趣を堪能することができ、かかる意味で興趣の向上に拍車がかけられる。しかも、上から下へと景品球(遊技球B)が落下するため、下受皿14の景品球(遊技球B)を手前側にかき集めるような行為をしなくとも、自然に景品球(遊技球B)が貯留・蓄積されうる。その結果、より一層遊技者にとっての手間を省くことができる。
また、連通路24の開口部の左右方向の幅を広げることにより、景品球等を均等に下受皿14内に充填させることができる。さらに、景品球等を均等に下受皿14内に充填させるための他の手段(例えば、景品球等が散らばるよう突起を設けたり、四方に傾斜を設けたり、振動を起こしうるバイブレータを設けたり等)を採用をしてもよい。
(c)前面枠3に直接下受皿14等を設けてもよい。
(d)下受皿14に関しては、満タンスイッチ等の検出手段を設けないこととしてもよいし、別途設けることとしてもよい。
また、連通路24等において遊技球B(景品球)が詰まったりした場合に景品球払出装置の方まで景品球等が及んでしまうのを防止するため、景品球払出通路の途中に、別途満タンスイッチ等の検出手段を設けることとしてもよい。なお、この場合には、満タンスイッチ等の検出手段は、払出出口13a付近に設けるのが望ましい。
(e)上記実施の形態では、透明板として、ガラス板4a,4bを採用したが、透明性を有していれば、樹脂板を採用してもよい。
(f)上記実施の形態におけるセパレータ25、案内壁26、ガイド部材27A,27B、反射壁28、ポケット29の少なくとも1つを省略する構成としてもよい。
(g)上記実施の形態では言及しなかったが、下受皿14に溝を設けておいて、下受皿14からオーバーフローする景品球等を当該溝から案内せしめて景品球貯留箱(通称ドル箱)に落下させるような構成としてもよい。かかる構成とすることで、下受皿14に設けられている球抜きレバーを省略することができる。
(h)本発明は、上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機にも適用できる。従って、可変表示装置9等のないパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機にも応用できる。また、本発明は、パチンコ機以外にも雀球、アレンジボール等の遊技機にも応用可能である。
(i)連通路24を介して景品球等をほぼ垂直に落下させるように構成してもよい。
(j)連通路24を設けない構成としてもよい。すなわち、機構盤21に溢出口及び溢出通路を設け、溢出口からオーバーフローした景品球を、溢出通路を通らしめて下受皿の払出出口へと導くようにしてもよい。
(k)上記実施の形態では、1回の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球数を貯留可能としたが、2回以上の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球数を貯留可能としてもよい。また、下受皿14のみならず、上受皿13と下受皿14とを合わせて1回の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球数を貯留可能としてもよい。さらに、1回の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球の数は、上記実施の形態の数値に何ら限定されるものではない。但し、本発明の趣旨に鑑みれば、1回の大当たり状態の発生に際し払い出される景品球の数は、1000個以上4000個以下が望ましく、より望ましくは1800個以上3000個以下であり、2000個以上2500個以下であればより一層望ましい。
以下に、上記実施の形態から把握できる技術的思想について記載する。
(1)遊技球及び景品球の少なくとも一方を貯留可能な上受皿と、
前記上受皿よりも下方に設けられた下受皿と
を備え、特定の条件を満たすことを必要条件に、特別遊技状態を発生させ、多量の景品球を前記上受皿及び下受皿の少なくとも一方へ払い出し可能とした遊技機において、
前記上受皿及び下受皿の少なくとも一方は、少なくとも1回の前記特別遊技状態の発生に際し払い出される景品球を貯留可能な収容容積を具備していることを特徴とする遊技機。
(2)上記付記(1)に記載の遊技機において、前記景品球は一旦前記上受皿の方へと払い出されるように構成されているとともに、前記上受皿からオーバーフローする遊技球及び景品球の少なくとも一方を前記下受皿の方へと導出可能となっていることを特徴とする遊技機。
(3)請求項1、上記付記(1)、(2)に記載の遊技機において、前記1回の前記特別遊技状態の発生に際し払い出される景品球数は、1000個以上4000個以下であり、望ましくは1800個以上3000個以下であり、さらに望ましくは2000個以上2500個以下であることを特徴とする遊技機。
(4)請求項1、上記付記(1)〜(3)に記載の遊技機において、前記上受皿からオーバーフローした遊技球及び景品球の少なくとも一方を直接前記下受皿へ下降させるための連通路を前記上受皿に設けたことを特徴とする遊技機。
(5)請求項1、上記付記(1)〜(3)に記載の遊技機において、該遊技機は景品球払出通路を有してなる機構盤を(遊技盤の裏面側に)備えているとともに、前記上受皿には、下端の開口部が前記下受皿に臨むよう連通路を設けるとともに、前記上受皿からオーバーフローする遊技球及び景品球の少なくとも一方を、前記機構盤を介さずに、かつ、前記連通路を介して前記下受皿へと下降させるようにしたことを特徴とする遊技機。
(6)請求項1、上記付記(1)〜(5)に記載の遊技機において、前記連通路の下端の開口部は前記下受皿から離間しており、前記連通路を通って落下する遊技球及び景品球の少なくとも一方を、遊技者が視認できるようにしたことを特徴とする遊技機。
(7)請求項1、上記付記(1)〜(6)に記載の遊技機において、前記上受皿及びその近傍の少なくとも一方には、払い出される景品球を優先的に上受皿側に案内するためのガイド部材を設けたことを特徴とする遊技機。
(8)請求項1、上記付記(1)〜(7)に記載の遊技機において、前記下受皿の景品球及び遊技球の少なくとも一方の充填率を向上させる手段を設けたことを特徴とする遊技機。
1…遊技機としてのパチンコ機、2…外枠、3…前面枠、4…ガラス扉枠、5…遊技盤、12…前飾枠、13…上受皿、14…下受皿、21…機構盤、23…景品球払出通路、24…連通路。

Claims (1)

  1. 外枠と、
    前記外枠に対し開閉可能に取着され、下部には下受皿が設けられてなる前面枠と、
    前記前面枠に直接又は間接的に取着され、遊技球が流下しうる遊技領域を有してなる遊技盤と、
    前記遊技盤の前側において前記前面枠に対し開閉可能に取着され、透明板を有してなる透明板扉枠と、
    前記透明板扉枠の下側において少なくとも遊技球発射部を覆うように前記前面枠に対し開閉可能に取着され、前記下受皿よりも上方に位置する上受皿を有する前飾枠と
    を備え、前記遊技領域における遊技結果が特定の条件を満たすことを必要条件に、特別遊技状態を発生させ、多量の景品球を前記上受皿の方へ払い出し可能とするとともに、前記上受皿からオーバーフローする遊技球及び景品球の少なくとも一方を前記下受皿の方へと導出可能な遊技機であって、
    前記上受皿及び下受皿の少なくとも一方は、少なくとも1回の前記特別遊技状態の発生に際し払い出される景品球を貯留可能な収容容積を具備していることを特徴とする遊技機。
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