JPH10165602A - 遊技機の上皿 - Google Patents

遊技機の上皿

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Publication number
JPH10165602A
JPH10165602A JP34668396A JP34668396A JPH10165602A JP H10165602 A JPH10165602 A JP H10165602A JP 34668396 A JP34668396 A JP 34668396A JP 34668396 A JP34668396 A JP 34668396A JP H10165602 A JPH10165602 A JP H10165602A
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JP
Japan
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game ball
game
ball
upper plate
firing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34668396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Katsuyoshi Doi
勝義 土井
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ケ島
Ken Tsuge
建 柘植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技中に上皿の球詰まりが発生したら打撃振
動を与えずに自動解除を行う装置を提供すること。 【解決手段】 上皿の皿部の裏側内部に、上流側に第一
遊技球検出部と、下流側に第二遊技球検出部をそれぞれ
設け、更に皿部の湾曲部に電磁石で構成された誘導装置
を設ける。遊技中に遊技球が上皿において球止まりが発
生したときは、一定時間後に電磁石に間歇通電して球止
まりをした遊技球を下流側に流す。第一遊技球検出部で
遊技球を検出しているが第二遊技球検出部が遊技球を検
出しないときは遊技球同士で噛み合ったと見て特に噛み
合う皿部の湾曲した絞り込み部分に電磁石を設置して湾
曲部にある遊技球を引き上げることで解決を見る。これ
により球止まりが発生したときは遊技客が上皿を叩くこ
とも無くなり店員に叩くなと言われずに済むので遊技客
は遊技に没頭できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール、雀球等の遊技球を使用する遊技機の前面に
取り付けられる上皿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来遊技機の上皿は遊技開始前に遊技球
を所定の金銭または金銭に換算されたカード等で玉貸機
または玉貸装置で借り受けて遊技を行う上皿で、この上
皿は上皿の上流側から下流側に向かって先細上に絞りこ
まれ、遊技球を1列に整列させながら上皿の内部に取り
付けられている玉送装置に流れ込むような構造である。
遊技機の前面右下部には発射ハンドルが設けられてい
て、その発射ハンドルには発射調節と発射開始のスイッ
チを作動させるピンが付けらたレバーが回動自在に併設
され、その発射調節レバーを時計方向に回転操作する
と、遊技球は発射装置により玉送装置を作動させて玉送
装置から発射点に送り出され、発射点にある遊技球は発
射槌で打撃されるものである。打撃された遊技球は誘導
レールに沿って遊技盤面に飛球し、飛球した遊技球は遊
技盤面に設けられた入賞装置にときどき入賞する。入賞
したときは賞品球払出装置で賞品球である遊技球を上皿
に払い出し、払い出された遊技球は再び発射点に流れ込
むと言った構成動作である。
【0003】このように遊技球はこの発射動作を繰り返
す度に上皿の上流側から下流側に流れながら常に発射点
に移動しているのであって絞り込まれた上皿の一部に遊
技球は遊技球の互いの流れ回転方向が複雑であるので玉
詰まりが起きる。これにより遊技球をよく磨くことや上
皿の清掃を絶えず行っているが、すぐに汚れが付着して
ときどき遊技球は詰まるのである。遊技中の遊技客は、
遊技球が詰まれば上皿を叩いて遊技球の詰まりの解除を
行なっていたが、ときに強い衝撃を与えることで上皿は
ビス止め部分よりひび割れ壊すこともしばしあり、交換
用の上皿が無いときはこの遊技機の製造メーカーに注文
をして、上皿が到着するまで遊休台として余儀なくして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように遊技球が
絞り込みの部分で噛み込むと言う欠点はいまだに解決さ
れていない。この上皿の噛み込む状態詳細説明は図8
(a)、(b)、(c)によって説明をする。図8
(a)は従来の詳細を図示しない遊技機に取り付けられ
る上皿80におけるもので、その上皿を上から見たもの
であって上皿飾85を矢印Sから左側を切除した図であ
る。上皿80には、皿部81があってその皿部81に遊
技球86を投入して図示しない発射レバーを操作すれば
発射が開始される。遊技球86を発射すれば遊技盤(遊
技盤及びその関係を省略する)に設けられた誘導レール
を伝って遊技盤略中央に打ち込まれる。打ち込まれた遊
技球86は、遊技盤に設けらた入賞具に入賞すると遊技
球86が賞品球として賞品球通路82を通って皿部81
の上流側88に払い出される。上皿80には、球抜レバ
ー83が設けられていて左側に動かせば(詳細省略)上
皿80にある遊技球86は傾斜が設けてあるので下流側
89から順次上流側88方向へと図示しない下皿に流れ
て遊技球86を抜き取ることができる。上皿80に遊技
球86を投入もしくは賞品球として払い出された遊技球
86は発射動作によって球送装置92(詳細を省略)が
作動し球送装置92の供給口90より矢印Z方向に図示
しない発射点に供給される。
【0005】ここで、遊技球86は上流側88から下流
側89へ移動するとき図8(b)に示すように立直部9
1にそって流れるときは矢印Dの方向に回転力が働いて
いるが、その隣接する遊技球86は矢印D方向に対して
遊技球86の回転方向がA方向である、この為それぞれ
の回転軸が異なって互いにブレーキを掛ける。他方、湾
曲部87から見たときは湾曲部87に沿った所の遊技球
86の回転力関係はA、B、Cの矢印のような方向で、
立直部91にある遊技球86と互いに複雑な力関係が発
生して、それぞれ隣接する遊技球86に対し回転面が接
触してブレーキがかかって、それぞれの遊技球86が正
方向に回転しようとしても動かなくなり、前述状況と重
なって、つまり球詰まりと言う結果になる。さらに詳し
く図8(c)で説明すればまず、図8(c)は図8
(b)矢印方向Q、Q’の断面図で球詰部84を上流側
88から見た状態を示す。玉詰まりは遊技球86xの矢
印E方向と遊技球86yの矢印F方向にそれぞれ力が働
いている。遊技球86xは矢印H方向、つまり立直部9
1に沿って転動しようとする。一方、遊技球86yは湾
曲部87に押されて矢印G方向に転動する力が働いてい
る。
【0006】図からみて遊技球86yの転動方向は遊技
球86xに押し込むように進むので略対抗向する状態と
なるので遊技球86x、86yは共に動けなくなる。以
上が玉詰まり現象でこの玉詰まり対策を種々考えられ次
に述べる方法等が挙げられるが、少なからずとも欠点を
擁している。遊技球86は上述のような状況下におかれ
ているので構造上、セラミック振動子等で振動を与えて
玉詰まりを解除する方法も考えられている。ところがこ
のセラミック振動子は低い周波数(数HZ)と波形の間
隔の広い動作では利用できないの玉詰まりを崩すことは
困難である。高い周波数の振動を与えたときは遊技球8
6xと遊技球86yがよけいに噛み込むと言う欠点があ
る。またソレノイド等で皿部81の一部を叩くといった
球詰まりを解除する方法も考えられるがこの叩くと言っ
た衝撃振動では遊技客にしてみれば気分を損ねる恐れが
ありこの方法では好ましくなく未採用である。球詰まり
が発生して遊技客が上皿を叩けば当然ながら店員が注意
を促す、この為、店員と遊技客とにトラブルが生じてい
た。このトラブルは実際に球詰まりなのか、ただ単に入
賞が悪く出玉率が低く感じて気分的に悪く叩いたものな
のかはその場にいない店員には判断ができないのでこの
ようなトラブルも起きる。また球詰まりが多く発生する
ようになれば店員は遊技客を立ち退かせて上皿80の皿
部81を掃除しなければならない、遊技客を立たせると
言うことは遊技を無理に中断させるので気分的に悪いと
きは遊技自体をやめて帰ってしまうと言うことになりか
ねない。このことが多くなってくると大入りする時間帯
であれば遊技店自体の売り上げに大きく影響してくると
同時に、普通一般的な出玉率で営業していても遊技客は
出玉率の悪いパチンコ店と錯覚を起こすようになってく
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する為
に請求項1に示すように遊技機本体に開閉可能に取り付
けられる上皿で、その上皿には遊技球を検出する第一遊
技球検出部と第二前記遊技球検出部を設け、遊技球を誘
導させる誘導装置とを備えた構造である。次に請求項2
に示すように上皿の上流側に設けられた第一遊技球検出
部が遊技球を検出して下流側に設けられた第二遊技球検
出部が遊技球を検出しないときは遊技球が停滞している
ものと判断し誘導装置が作動して遊技球を誘導させるよ
うにした。上記誘導方法としては請求項3に示すように
上皿の上流部に設けられた第一遊技球検出部が遊技球を
検出して、下流部に設けられた第二遊技球検出部が遊技
球を検出しないときは設定された時間後に誘導装置を作
動させるようにする。遊技客が遊技をしないときは請求
項4に示すように当誘導装置の作動をさせないようにし
た。次に請求項5に示すように、誘導装置が作動すると
きは音声の発声と表示を同時に行う、または音声のみで
報知するか、又はランプ等のみで表示させるようにして
遊技客に対しての報知手段を設けた。
【0008】
【発明の実施の形態】上皿の上流側に第一遊技球検出部
を設けて、下流側にも第二遊技球検出部を設け、遊技球
の投入もしくは賞品球として払い出された遊技球は第一
遊技球検出部で遊技球を検出したときに下流側に設けら
れる第二遊技球検出部が遊技球を検出しないときは球詰
まりと判断ができる。このことから遊技球が噛み込んだ
ときは噛み込み易い場所である絞り込みの部分を少しで
も動かせば詰まった所が崩れるのでこの部分を動かす為
の誘導装置を設けることで解決ができる。場合によって
は第一検出部が遊技球を検出していて第二検出部が遊技
球を検出をしないことも瞬間的にあり得る、詰まっても
いないのにこのような現象は絶えず発生するので、発射
数個分の時間が経っても同じ検出内容で有れば球詰まり
と判断ができるので時間差を設けることでこれも解決で
きる。ただこの時間設定は、送球装置に普通7個位の遊
技球が保持されているのでこの7個分の遊技球の発射が
終了する以前に誘導装置を作動させるようにすればよ
い。つまり発射速度が1分間に100球の発射であるか
ら検出してから約4秒後に誘導装置を作動させることが
望ましい。
【0009】第一遊技球検出部と第二遊技球検出部の取
り付けに関しては、上皿に段差ができるとかえって球詰
まりを起こし易いので上皿の皿部底面から金属探知シス
テムの応用でできる。また上皿の下流側の第二検出部が
遊技球による圧力が無くなった状態が発生したときは球
詰まりとも判断できる。つまり圧力センサーの応用で構
成することができる。この場合圧力センサーによって段
差ができないような配慮も必要である。遊技客が遊技を
しないときは、発射動作をしないので第一遊技球検出部
と第二遊技球検出部および誘導装置の作動は必要がなく
なるのでそれぞれの電源をOFFにする。これにより省
電力化ができる。このとき遊休表示等のイルミネーショ
ン以外の電源もOFFにすれば尚一層良い。
【0010】誘導装置を作動するときは音声やランプ等
で報知表現をしないと遊技に熱中している遊技客はその
動作で驚かせることになる。この場合は入賞や大当たり
り等の遊技客にとって有利な状況となる表現はかえって
遊技客が間違えてあわてさせるのでランプであれば点滅
のスピードを遅くするとか、ビブラホン音のような柔ら
かい感じの表現が望ましい。上記の他にも上皿に上流側
から下流側へある特定の凸状または凹状の線条を設けて
遊技球の流れ形状を規則的に並ぶようにする方法も良い
が、この場合線条の間隔は遊技球が最小単位で並ぶと、
並んだ形状が三角形でその底辺から頂点に対しn.5個
になるので遊技球の直径のn.25個またはn.75個
分の間隔が必要となる。これは、遊技球が完全円心であ
れば良いが、一般使用される遊技球は遊技球の表面に刻
印が施されているのと球面が完全心円でないことで、遊
技球を使用する遊技機は絞り込みを設けた誘導樋を多用
しているからその部分で球噛みとなり詰まり現象とな
る。
【0011】電気的に作動する誘導装置は電子機器の応
用であるマイクロコンピュータやICロジック等で作動
させるのが普通である。遊技球とプラスチックで構成さ
れる遊技機等は静電気が起きやすく、また遊技客の電子
的悪戯等で電気的に作動させるマイクロコンピュータや
ICロジックは暴走現象を起こしたりハングアップ等の
異常現象を起こすことがある。この異常現象は電源を切
るかリセットを行わない限り誘導装置に永久通電が行わ
れ内部温度の上昇で焼損すると言うことがあり、この異
常現象があっても良いように誘導装置にはサーモスタッ
トやバイメタル等の温度により電源が遮断できるように
することや、ハード割込で絶えず特定初期設定を行う等
の対策を盛り込んでこの異常現象に対応するようにする
ことが望ましい。
【0012】上述のように本発明は上皿に限らず遊技球
の通路で絞り込みなった誘導樋や入賞球樋等にわたって
広く応用できることが可能であることは言うまでもな
い。次に本発明の構成を一層明確にするために好適な実
施例を図面と共に説明することにする。尚、本発明の実
施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるものではな
く、技術的範囲に属する限り種々の形態で本発明を採用
することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の遊技機取り付けられる上皿を
採用した遊技機本体を示す斜視図である。本実施例の遊
技機10は、図を省略する遊技機設置島に設置され釘等
で打ち止め固定される外枠12を装備してて、その外枠
12の右外側にはヒンジ13が上下に設けられている。
外枠12には上下のヒンジ13を支軸にして開閉可能に
内枠14が填められ、その内枠14には、図示しない各
種入賞口や障害釘等を配置し誘導レール18を敷設した
遊技盤11が着脱可能に取り付けられている。内枠14
には、略中央に金枠17が取り付けられその金枠17の
内側には詳細を図示しないガラス枠が金枠17の左側を
支軸にして開閉可能に取り付けられている。内枠14の
下部には、上皿15、下皿16及び発射ハンドル20が
取り付けられると共にその発射ハンドル20の外周には
発射調節レバー21が回動可能に取り付けられている。
発射ハンドル20の内部には発射調節レバー21に連動
するようにした詳細を図示しない発射作動スイッチが設
けられており、発射調節レバー21を時計方向に回せば
発射作動スイッチがONとなり発射が開始される。発射
調節レバー21は遊技球27の発射力の強弱調整もでき
るので、さらに時計方向に回せば発射力が強くすること
ができる。
【0014】遊技球27を遊技盤11に発射すると、遊
技球27は時折入賞口に入賞する。入賞が多く続くと遊
技球27が多く上皿15に賞品球として遊技球27が払
い出される。更に入賞が続けば遊技球27は下皿16に
あふれ、また更にあふれが続くと下皿16が満杯になり
図示しない満杯検知スイッチが働いて遊技球27の発射
を止める。発射が停止したときに、その状況を示すため
の満杯表示24が設けられているのでこの表示も行わ
れ、この満杯表示24を設けることで遊技客は発射の停
止がなぜ行われたかを知ることができる。下皿16には
下球抜レバー23が付けられておりこの下球抜レバー2
3を右に移動させると下皿16に保有している遊技球2
7を抜き取る事ができる。内枠14の上部に上表示装置
25と右側には横表示装置26がそれぞれ設けられ、遊
技中のゲームの内容に付いて詳細を省略する大当たりが
発生するとそれぞれが内部にあるランプを点滅もしくは
点灯させて遊技客にその状況を報知することができる。
【0015】図2は本発明の上皿15を採用した遊技機
10の裏側を示す斜視図である。遊技盤11の裏側に
は、遊技盤11を内枠14とで固定するための機構盤1
9が設けられ、この機構板19を外すと遊技盤11を取
り出す事ができる。機構盤19の上部には球タンク31
が備えられ内部には遊技球27を保有し、次に続く樋3
2で賞球払出装置28に接続されている。したがって、
遊技盤11の表に図示しない入賞具に遊技球27が入賞
すると賞球払出装置28が作動して賞品球として遊技球
27が上皿15に払い出され、次に遊技球27は球タン
ク31からタンクレール32と樋32を介して遊技球2
7を賞球払出装置28に補充される。内枠14裏面に
は、発射槌30を付けた発射装置29が機構盤19の下
に位置して取り付けられている。発射装置29には、発
射制御装置65が設けられていて前述したように発射調
節レバー21を時計方向に回せば発射制御装置65が作
動して遊技球27の発射ができる。機構盤19には詳細
を後述する賞球払出装置28を作動させる制御装置64
が設けられている。
【0016】図3により発射装置29の動作状況の説明
をする。図3は遊技球27の供給と発射のもようを示す
図であり、図4(c)に示す上皿15に取り付けられる
送球装置34と図2に示す発射装置29とのそれぞれの
連携動作を示す図である。遊技球27を打球するための
発射槌30は発射ベース63に設けられた発射軸42に
固着されている。発射ベース63には発射モータ33が
詳細を図示しないステーで取り付けられ発射モータ33
の軸には発射カム36が取り付けられている。発射槌3
0にはローラーアーム43が取り付けられ発射カム36
の外周を伝うような位置にあって発射モータ33が時計
方向に回転をするとローラーアーム43が発射カム36
を伝って発射槌30を揺動させる。発射槌30にはハン
ドル小物37が固着されていて、送球装置34に穿設さ
れたレバー軸41にはめ込まれている送球レバー38は
発射槌30が揺動する度にハンドル小物37で共に揺動
する。送球装置34には送軸40が穿設されその送軸4
0にアヒル39がはめ込まれている。このアヒル39は
送球レバー38の一端により送軸40を支軸にして上下
に揺動することができる。アヒル39が点線で示す位置
になると遊技球27をその内部に1球加え込むことがで
きて、実線で示す位置になると加えた1球の遊技球27
を発射レール45の発射点35に置くことができる。し
たがって、発射モータ33が作動するとこの発射槌30
は矢印D、P方向に揺動をして発射点35にある遊技球
27を打球する。発射槌30の矢印P点の位置になると
送球装置34も作動して遊技球27を発射点35に送り
出す。次の瞬間図示しない引きバネで付勢されているの
で遊技球27を発射することができる。遊技球27を発
射した後の送球装置34には、次の遊技球27を導入口
44より補給され、導入口44は上皿15の図4に示す
皿部48に連通しているので皿部48に保有される遊技
球27を順次送り出す。次に前述の皿部48は図4によ
り詳細を説明する。
【0017】図4は本発明品の上皿15で略投影4面図
を示したものである。図4(a)は平面図で、(b)は
正面図、(c)は背面図、(d)は右側面図である上皿
15には、賞品球通路46が設けてあり入賞したときは
賞品球が払い出され、賞品球である遊技球27はこれよ
り皿部48の上流側52に導出される。上皿15の皿部
48は傾斜角が設けてあるので上流側52に払い出され
た遊技球27は下流側53の供給部54へと流れる。上
皿15には第一検出部50が(a)に示すように設けて
あり第二検出部51が(c)に示すように設けてある。
(c)に示すように上皿15の背面には送球装置が設け
てあり導入口44は皿部48の下流側53に接続されて
いる。したがって、皿部48にある遊技球27は供給部
54から導入口44を経て送球装置34に導入され、ア
ヒル39の作動により供給口47より発射点35供給さ
れる。上皿15には上球抜レバー22が設けてあり矢印
反G方向に付勢してあるので矢印G方向に移動してはな
すと自動的に元の位置に復帰する。上球抜レバー22は
(c)に示すように(詳細を省略)矢印G方向に連動移
動で上皿15の遊技球27は図示しない供給口47の近
傍に設けられる図5に示す球抜通路55を通って球抜出
口49より下皿16に排出される。
【0018】次に、本発明のセンサーである第一検出部
50と第二検出部51の詳細を図5(a)、(b)、
(c)で説明をする。図5(a)は上皿15の平面図で
詳細を説明する為に示す上皿15の上一部をSからS’
で削除した図である。図5(b)は(a)のx、x’の
断面図で(c)はy、y’の断面図である。上皿15の
上流側52には第一検出部50が設置され下流側53に
は第二検出部51が設けられている。上皿15には、立
直部61があって金属製で上皿15の本体骨組み構成と
していて皿部48が立直部61に固定されている。上皿
15の内部には誘導装置である電磁石60が設けられて
おり、皿部48の湾曲部62にその電磁石60が取り付
けられている。皿部48の底面には第一検出部50が設
けられ、立直部61には第二検出部51が設けられてい
る。本実施例の各検出部は、すでに公知である発振コイ
ルにより発振を行い磁性金属か接近すると発振が停止す
ると言った方式を採用している。このほかにもリードス
イッチと磁石とを組み合わせたものや、ホール素子と磁
石を組み合わせたもの等の磁石を応用した磁性体検知セ
ンサー等があり、これらの検知センサーに付いては公知
のものであるから本実施例では詳細を省略する。
【0019】次に、本発明の課題である噛み合った遊技
球27をどのようにして崩すかは図6で詳しく述べる。
図6の(a)は遊技球27A、27B、27C、27D
により噛み合って電磁石60の非通電状態の平面図であ
り、(b)はその噛み合った状態でT、T’破断線の断
面図である。皿部48で噛み合った遊技球27A、27
B、27C、27Dは、電磁石60の通電により
(a’)に示すように遊技球27が立直部61と電磁石
60と磁気的につながるように並び替えが行われ、破断
線T^、T”の断面(b’)で見れば遊技球27Cと遊
技球27は、電磁石60によって湾曲部62の上方に引
き寄せられる。したがって、遊技球27A、27B、2
7C、27Dは噛み合った状態と異なった形状になるの
で通電を遮断すれば並び変えられた結果となり下流側5
3にスムーズに流動させることができる。
【0020】次に本装置の電気的動作を図7で説明をす
るが、本装置に採用した制御装置64の電子回路は一般
的であり詳細を省略し、本装置の部分をブロック図に基
づいてその動作を説明する。図7(a)について、破線
左側は内枠14に組み込まれている。破線右側は制御装
置64であり、その制御装置64には発振器68、タイ
マー回路67、電源制御回路70、AND回路69が設
けられている。誘導装置である電磁石60は上皿15に
設置されている。電源制御回路70は各ブロックへの回
路電源ライン74を通じて電力を供給している。発射制
御装置65からのタッチ制御信号66と、第一検出部5
0からの第一検出信号56とタイマー回路67を介して
第二検出部51からの第二遅延信号58をAND回路6
9に入力している。発射制御装置65からの電源制御信
号73は電源制御回路70の制御を行っている。発射ハ
ンドル20に設けられた発射調節レバー21で発射を開
始するとタッチ信号72が発生して発射制御装置65を
介して発射装置29を駆動させ、また発射制御装置65
はタッチ制御信号66も同時に発生する。発射制御装置
65は電源制御回路70も制御し、タッチ信号72が入
力されると各ブロックへ電力の供給も開始される。
【0021】図7(b)t1は発振出力である発振信号
59である。t2はタッチ入力があったときのタッチ制
御信号66である。t3は第一検出部50からの第一検
出信号56をタイマー回路67で反転し、t3’となっ
た第二遅延信号58を示しており、t3「H」レベルは
遊技球27を検出してないときである。t4はAND回
路69の玉詰まりが発生したときの出力状況である。発
射の開始でタッチ制御信号66がt1となってAND回
路69に入力され、上皿15に遊技球27があれば第一
検出部50は図示しない「H」レベルでAND回路69
に入力される。第二検出部51で遊技球27をZ点にお
いて第二検出信号57として検出すれば、タイマー回路
67でt3’に反転され第二遅延信号58としてt4と
なりAND回路69に入力される。発振器68はt1に
示す信号を発して発振信号59としてAND回路69へ
送出している。AND回路69の出力は誘導装置である
電磁石60に接続されていて、AND回路69の入力の
すべてが「H」レベルになったときは、その出力は
「H」レベルで電磁石60をONにする。タイマー回路
67の時間動作は、遊技球27の発射個数の最大個数7
個分のtXで示す時間が設けられ、発振器68の振幅t
2は、遊技球27の発射個数略2個分の振幅時間が設け
られている。t1、t2がそれぞれ「H」レベルである
ときは、第一検出信号56が「H」で、t4が「L」レ
ベルになれば玉詰まりが無く通常に発射している状況
で、AND回路69への入力のすべてが「H」レベルで
はないのでAND回路69の出力は「L」レベルのまま
である。遊技球27を第一検出部50で検出して第二検
出部51で検出しないときは、タイマー回路67で反転
されAND回路69に入力されるので、AND回路69
の出力は「H」となり、発振回路68のレベルが「L」
「H」となればAND回路69のレベルがt5に示すよ
うに間歇信号75となって出力される。つまりAND回
路69の入力がすべてONとなったときはその出力はO
Nとなり、AND回路69の入力が一個でOFFであれ
ばその出力はOFFである。したがって第二検出部51
に遊技球27が無いときは球詰まりと判断して電磁石6
0を間欠励磁させて第二検出部51が遊技球27を検出
するまでこの動作を繰り返す。第一検出部50に遊技球
27が無いときは出力「L」でAND回路の出力も
「L」レベルのままである。以上の構成による遊技機1
0は遊技球27が停滞していると自動的にその停滞を解
除することができる。なお、間歇励磁されたときは、そ
の信号を横表示装置26に通電をさせると共に図示しな
い音声回路にもこの信号を送って遊技客に報知すること
ができる。以上述べた本実施例はICロジック回路構成
としたが、このICロジック回路をマイクロコンピュー
タの置き換え論理演算を図7に従ってプログラムすれば
同じ効果がある。このマイクロコンピュータは本遊技機
10に多用されており図示しない遊技盤制御装置または
説明を省略する遊技球の発射制御や払出装置を同一装置
内で作動させる内枠制御装置にプログラムしてインター
フェースに出力部を装備すればコストダウンを図ること
もできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、遊技機10をパチンコ
店に設置して営業したときは、多客時である夕刻頃に上
皿は汚れてくるので店員が上皿の清掃をする必要もなく
なる。このことは、従来技術でも述べたように球詰まり
が発生すると遊技客は当然ながら上皿を叩く、叩けば店
員が注意を促す、この為、店員と遊技客とにトラブルが
生じていたがこのようなことがなくなる。上皿における
玉詰まりのトラブルは実際に球詰まりなのか、ただ単に
入賞が悪く出玉率が低く感じて気分的に悪く叩いたもの
なのかは店員には判断ができないので、叩けば注意を促
す、と言ったこともなくなる。また球詰まりが多く発生
するようになれば店員は遊技客を立ち退かせて上皿の皿
部を掃除しなければならない、遊技客を立たせると言う
ことは遊技を無理に中断させるので気分的に悪いときは
遊技自体をやめて帰ってしまうと言うことになりかねな
い、と共に連れだって遊技をしている場合はその連れ同
士共に帰ることにもなってくる。 このことが多くなっ
てくると大入りする時間帯であれば遊技店自体の売り上
げに大きく影響してくると同時に、普通一般的な出玉率
で営業していても遊技客は出玉率の悪いパチンコ店と錯
覚を起こすようになる。この重大な事実を本発明を採用
することでこれらの欠点をすべて解消され、遊技場の環
境改善につながり売り上げに大きく貢献ができると共
に、遊技客も楽しく遊技ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に示す遊技機本体を示す斜視図であ
る。
【図2】 実施例の遊技機の裏側を示す斜視図である。
【図3】 実施例における発射装置の動作状況の説明図
である。
【図4】 実施例の上皿の略投影4面図を示したもので
ある。
【図5】 (a)は上皿の平面図で詳細を説明する為に
示す上皿の上一部をSからS’で削除する図で(b)は
(a)のx、x’の断面図で(c)はy、y’の断面図
と(c)はy、y’の断面図である。
【図6】 (a)は遊技球同士より噛み合って電磁石の
非通電状態の平面図で(b)はその噛み合った状態で
T、T’破断線の断面図である。
【図7】 実施例の電気的動作を示すブロック図と作動
チャート図である。
【図8】 従来の上皿を上から見たもので上皿飾を矢印
Sから左側を切除した図である。
【符号の説明】
10…遊技機、11…遊技盤、12…外枠、13…ヒン
ジ、14…内枠、15…上皿、16…下皿、17…金
枠、18…誘導レール、19…機構盤、20…発射ハン
ドル、21…発射調節レバー、22…上球抜レバー、2
3…下球抜レバー、24…満杯表示、25…上表示装
置、26…横表示装置、27…遊技球、27A…遊技
球、27C…遊技球、28…賞球払出装置、29…発射
装置、30…発射槌、31…球タンク、32…樋、33
…発射モータ、34…送球装置、35…発射点、36…
発射カム、37…ハンドル小物、38…送球レバー、3
9…アヒル、40…送軸、41…レバー軸、42…発射
軸、43…ローラーアーム、44…導入口、45…発射
レール、46…賞品球通路、47…供給口、48…皿
部、49…球抜出口、50…第一検出部、51…第二検
出部、52…上流側、53…下流側、54…供給部、5
5…球抜通路、56…第一検出信号、57…第二検出信
号、58…第二遅延信号、59…発振信号、60…電磁
石、61…立直部、62…湾曲部、63…発射ベース、
64…制御装置、65…発射制御装置、66…タッチ制
御信号、67…タイマー回路、68…発振器、69…A
ND回路、70…電源制御回路、72…タッチ信号、7
3…電源制御信号、74…回路電源ライン、75…間歇
信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柘植 建 愛知県名古屋市中川区蔦元町2丁目51番地 株式会社高尾内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体に開閉可能に取り付けられる
    上皿であって、 該上皿に遊技球の第一遊技球検出部と第二前記遊技球検
    出部と誘導装置とを備えたことを特徴とした遊技機の上
    皿。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機の上皿において、 前記第一遊技球検出部が前記遊技球を検出して前記第二
    遊技球検出部が遊技球を検出しないときは玉詰まりと判
    断して前記誘導装置が遊技球を誘導させることを特徴と
    した遊技機の上皿。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技機の上皿に
    おいて、 前記誘導装置の作動は指定される時間後に前記誘導装置
    を作動させることを特徴とする遊技機の上皿。
  4. 【請求項4】 請求項1から3記載のいづれかの遊技機
    の上皿において、 前記誘導装置の作動は発射装置が作動しているときのみ
    作動可能にしたことを特徴とする遊技機の上皿。
  5. 【請求項5】 請求項1から4記載のいづれかの遊技機
    の上皿において、 前記誘導装置が作動するときは音声報知と可視表示させ
    る、または音声報知または可視表示させることを特徴と
    する遊技機の上皿。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007082762A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Olympia:Kk 遊技機
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