JP2009112471A - アジャスト機構及びテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】家具本体の重量を、床面を損傷させることなく、当該床面に伝えるとともに、高さ及び水平度を容易に調整することが可能なアジャスト機構及びこれを備えたテーブルを提供する。
【解決手段】アジャスト機構40は、家具本体1Aと床面Fとの間に設けられ、家具本体1Aの高さ、水平度を調整するためのもので、家具本体1Aの下方に配置されて、床面Fに載置される支持板41と、支持板41から家具本体1Aに向かって突出して設けられ、支持板41に対して傾動可能な少なくとも一つの調整ボルト42と、家具本体1Aに設けられ、調整ボルト42に螺合して調整ボルト42を相対的に進退可能とする調整ネジ穴43aと、家具本体1Aまたは支持板41のいずれか一方に螺合されていて、他方に対して進出し当接可能な固定ボルト44とを備える
【選択図】図3

Description

本発明は、オフィスなどの執務空間や応接室において使用される家具におけるアジャスト機構、及び、これを備えたテーブルに関する。
オフィス等の執務空間や応接室において使用される家具、特にテーブルなどでは、床面の状態に係らず水平となるように調整して設置する必要があり、高さ、水平度を調整するアジャスト機構を備えていることが望ましい。
このようなアジャスト機構は、床面に直接当接される台座と、台座から突出して家具本体を支持する調整ボルトと、調整ボルトに対して家具本体を支持する高さを調整する調整ナットとで構成され、これらを複数組備えて家具本体を支持している(例えば、特許文献1〜3参照)。そして、各組で調整ボルトに対する調整ナットの位置を調整することで、高さ及び家具本体が支持される面の水平度を調整することができる。また、このようなアジャスト機構では、台座に対して調整ボルトが首振り可能な状態で取り付けられており、これにより調整ボルトに対して台座の角度を調整することが可能となっている。このため、床面が傾斜していたとしても、調整ボルトを鉛直方向に配設しつつ、台座を傾斜させて床面に台座底面全体で当接することが可能であるとされている。
実開平6−052585号公報 実開平4−023445号公報 実開昭48−095970号公報
しかしながら、特許文献1〜3のアジャスト機構によれば、家具が設置される床面は、各アジャスト機構の台座が設置される範囲で家具重量を支持し、概略点荷重を受けることとなる。このため、家具の重量が大きい場合には、アジャスト機構の設置範囲で凹んでしまうなど、床面の損傷が発生してしまう問題があった。また、家具重量が大きい場合には、アジャスト機構において家具本体を直接支持する調整ボルト及び調整ナットも損傷してしまうおそれがあった。このようなアジャスト機構でも設置箇所数を増大させることによって、アジャスト機構一基当りの負担荷重が軽減されて上記問題を解決することができるが、高さ及び水平度の調整時には全てのアジャスト機構を調整する必要があり調整に手間が掛かってしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、家具本体の重量を、床面を損傷させることなく、当該床面に伝えるとともに、高さ及び水平度を容易に調整することが可能なアジャスト機構及びこれを備えたテーブルを提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、家具本体と床面との間に設けられ、前記家具本体の高さ、水平度を調整するためのアジャスト機構であって、前記家具本体の下方に配置されて、前記床面に載置される支持板と、該支持板から前記家具本体に向かって突出して設けられ、前記支持板に対して傾動可能な少なくとも一つの調整ボルトと、前記家具本体に設けられ、前記調整ボルトに螺合して該調整ボルトを相対的に進退可能とする調整ネジ穴と、前記家具本体または前記支持板のいずれか一方に螺合されていて、他方に対して進出し当接可能な固定ボルトとを備えることを特徴としている。
この発明に係るアジャスト機構によれば、家具本体の高さ及び水平度の調整を行う場合には、まず、調整ネジ穴に螺合された調整ボルトを相対的に進退させるとともに、調整ボルトに対して支持板の角度を調整する。次に、固定ボルトを家具本体または支持板の一方から他方へ進出させて当接させるのみで、上記調整した状態を保持することができる。また、高さ及び水平度が調整された状態で、家具本体は、調整ボルトとともに固定ボルトによっても支持されることとなり、家具本体の重量を分散させて各部材で支持されることとなる。そして、調整ボルト及び固定ボルトに伝えられた荷重は略板状の支持板を介して床面で支持されることとなる。このため、家具本体による荷重は、支持板の下面全体に分散されて床面で支持されることとなり、これにより床面の損傷を防ぐことができる。
また、上記のアジャスト機構において、前記固定ボルトを少なくとも二つ備えることがより好ましいとされている。
この発明に係るアジャスト機構によれば、固定ボルトを少なくとも二つ備え、家具本体または支持板の一方から他方に当接させることで、調整ボルトによって調整された家具本体の水平度を確実に保持した状態とすることができる。また、高さ調整を行う調整ボルトに対して、家具本体または支持板の一方から他方に当接させるのみの固定ボルトの本数を多くすることができ、調整回数を最小限として家具本体を支持する部材数を増大させることができる。
また、上記のアジャスト機構において、前記調整ボルトと前記調整ネジ穴との組が前記支持板上で略直線状に複数組配設されていることがより好ましいとされている。
この発明に係るアジャスト機構によれば、調整ボルトと調整ネジ穴とが複数組であることで、家具本体を支持する部材数を増大させることができる。また、調整ボルトと調整ネジ穴との組が略直線状に配設されていることで、各調整ボルトを調整することで、当該配設された方向の家具本体の水平度を調整することができるとともに、各調整ボルトに対して支持板の角度を調整することで、配設された方向と直交する方向の家具本体の水平度を調整することができる。
また、上記のアジャスト機構において、前記支持板または前記家具本体のいずれか一方から、他方に向かって突出して設けられ、前記調整ボルト及び前記固定ボルトを囲む略枠状の第一の袖部を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係るアジャスト機構によれば、第一の袖部が調整ボルト及び固定ボルトを囲むように設けられていることから、調整ボルト及び固定ボルトの外部への露呈を最小限とし、特に床面の傾斜が著しく、支持板と家具本体との隙間が大きくなってしまっても体裁良く収めることができる。
さらに、上記のアジャスト機構において、前記支持板または前記家具本体の他方から、一方に向かって突出して設けられ、前記第一の袖部の外側または内側で前記調整ボルト及び前記固定ボルトを囲む略枠状の第二の袖部を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係るアジャスト機構によれば、支持板及び家具本体の両方からそれぞれ第一の袖部と第二の袖部が突出し、互いに内外に配置されることから、調整ボルト及び固定ボルトの外部への露呈をさらに抑えることができる。
また、本発明のテーブルは、該テーブル本体の前記脚体と前記床面との間に設けられた上記のアジャスト機構とを備えることを特徴としている。
この発明のテーブルによれば、上記のアジャスト機構によって床面に損傷を与えることなく、天板の高さ及び水平度を好適に調整することができる。
また、本発明のテーブルは、前記テーブル本体の前記脚体は、前記床面に対して複数の前記アジャスト機構によって支持されていることがより好ましいとされている。
この発明に係るテーブルによれば、テーブル本体の脚体に対して、複数の支持板で支持し、それぞれの支持板毎に調整ボルト及び固定ボルトで調整することで、床面の傾斜状態が変化していたとしても柔軟に対応することができる。
本発明のアジャスト機構によれば、支持板によって家具本体の重量を、床面を損傷させることなく、当該床面に伝えるとともに、調整ボルト及び固定ボルトによって家具本体の高さ及び水平度を容易に調整することができる。
また、本発明のテーブルによれば、上記アジャスト機構を備えることで、床面に損傷を与えることなく、容易に高さ及び水平度を調整することができる。
図1から図5は、この発明に係る実施形態を示している。図1及び図2に示すように、本実施形態のテーブル1は、天板10、梁体20及び脚体30などで構成されるテーブル本体1Aと、テーブル本体1Aの脚体30と床面Fとの間に設けられ高さ及び水平度の調整を行うアジャスト機構40とを備える。テーブル本体1Aは、略板状の天板10と、天板10を支持、固定する一対の梁体20と、床面F上に立設されて梁体20を支持、固定する一対の脚体30とを備え、全体として一方向に細長く形成されている。
図1から図3に示すよう、天板10は、長さ方向Xに細長に形成され、長さ方向Xと直交する幅方向Yの略中央には長さ方向Xに延びる配線挿通孔10aが形成されている。配線挿通孔10aは、上面から下面まで連通して形成されており、通常時において天板蓋10bによって閉塞されている。なお、天板10は、本実施形態では、長さ方向Xに二分割、幅方向Yに二分割、全体として四分割された板部材11によって構成されている。各板部材11には、幅方向Y内側に切欠き11aが形成されており、これらを組み合わせることによって配線挿通孔10aが形成されていて、天板10上に載置された電気機器の配線を天板10の上方から下方へ配設することが可能となっている。
一対の梁体20は、幅方向Yに並べて配設されて、長さ方向Xに並べて配設された一対の脚体30によって支持されている。一対の梁体20は、互いに離間しており、図示しない底板を掛け渡すことで、この間の空間を上記配線挿通孔10aと連通して電気機器を配設可能な通線空間50としている。また、長さ方向Xの両端部20aは、各脚体30から張り出しており、通線空間50とともにエンドカバー20bによって覆われている。また、各梁体20は、天板10を支持する上面である天板支持面21を有するとともに、脚体30に当接支持される底面としてそれぞれ幅方向Y外側から内側に向かって順に、第一の底面22、第二の底面23及び第三の底面24を有している。第一の底面22は、略水平な面に形成されていて、これに続く第二の底面23は幅方向Y外側から内側に向かって下るように傾斜している。また、第三の底面24は、第二の底面23から続いて略水平な面に形成されている。
一対の脚体30は、本実施形態では、幅方向Yに幅広に形成された一対の箱部材31を、幅方向Yに並べて組み合わせて構成されていている。各脚体30の上部は、一対の梁体20のそれぞれと対応して幅方向Y外側から内側に向かって順に略水平な面の一対の第一の載置面32と、第一の載置面32のそれぞれに続いて外側から内側に向かって下るように傾斜した一対の第二の載置面33と、第二の載置面33のそれぞれの傾斜下端に続いた略水平な面の一対の第三の載置面34とを有している。そして、一対の梁体20のそれぞれは、第一の底面22が第一の載置面32に、第二の底面23が第二の載置面33に、第三の底面24が第三の載置面34に当接支持され、図示しない固定ボルトによって脚体30に固着されている。さらに、各第三の載置面34には、係止片35が突出しており、各梁体20は、係止片35によって幅方向Yに係止されている。また、脚体30の側部となる各箱部材31の幅方向Y外側の側板31aは、それぞれ着脱可能に形成されていて、取り外すことで内部で後述する調整作業を行うことが可能となっている。また、一対の箱部材31を組み合わせて脚体30を構成することで、脚体30の幅方向Y中央には上下方向に連絡溝30aが形成されていて、通線空間50に配設された配線を床面Fの電源等と接続可能となっている。
図3及び図4に示すように、アジャスト機構40は、本実施形態では、脚体30を構成する各箱部材31と合わせて幅方向Yに対をなして設けられている。各アジャスト機構40は、脚体30の下方に配置されて床面Fに載置される支持板41と、支持板41から脚体30に向かって突出して設けられた調整ボルト42と、脚体30の底板36に設けられ調整ボルト42が螺合された調整ナット43とを備える。さらに、各アジャスト機構40は、底板36から下方に突出した固定ボルト44と、脚体30の底板36に設けられ固定ボルト44が螺合された固定ナット45とを備える。
図5に示すように、支持板41は、箱部材31と対応して幅広に形成されていて、脚体30の連絡溝30aと対応して切欠き41aが形成されている。また、図3に示すように、本実施形態では調整ボルト42は、各アジャスト機構40で二つ備えられ、幅方向Yに沿う直線上に並べて配設されている。各調整ボルト42は、雄ネジが形成されたネジ本体42aを有するとともに、その基端にはネジ本体42aから縮径した縮径部42bと、縮径部42bの基端でフランジ状に拡径した被係合部42cとを有している。また、先端には、六角レンチを挿入、係合可能な操作用凹部42dが形成されている。
ここで、支持板41の上面には、係止板46が取付ボルト46aによって取り付けられている。係止板46は、略矩形の薄肉の部材で、プレス成形によって、調整ボルト42の取付位置で下面を凹、上面を凸とした係合部47が形成されていて、これにより支持板41との間に空間47aが形成されている。また、係合部47には、径を調整ボルト42のネジ本体42aの外径よりも小さくして上面側から下面側まで連通する貫通孔47bが形成されている。そして、調整ボルト42は、縮径部42bが貫通孔47bに挿通されるとともに、被係合部42cが貫通孔47bよりも外径を大として空間47a内部に配設されており、これにより調整ボルト42は、係止板46上にネジ本体42aの基端が当接することで支持板41に対して支持されるとともに、先端側が首振りするように傾動可能かつ軸回りに回転可能となっている。
また、調整ナット43は、脚体30の底板36において、下面に溶接によって接合されていて、調整ボルト42が螺合する調整ネジ穴43aを形成している。脚体30の底板36において、調整ナット43が接合された位置には、脚体30の内部と連通する挿通孔36aが形成されており、調整ネジ穴43aに螺合された調整ボルト42の先端が突出している。
固定ナット45も同様に、脚体30の底板36において、下面に溶接によって接合されていて、固定ボルト44が螺合する固定ネジ穴45aを形成している。また、脚体30の底板36において、固定ナット45が接合された位置には、脚体30の内部と連通する挿通孔36bが形成されている。そして、固定ボルト44は、頭部44aが脚体30の内部に、先端部44bが脚体30と支持板41との間になるようにして、固定ネジ穴45aに螺合されている。このため、脚体30の内部に位置する頭部44aにレンチ等でトルクを与えることで、先端部44bを脚体30側から進出させて支持板41に当接させることが可能となっている。本実施形態では、固定ボルト44と固定ナット45の組は各アジャスト機構40で二組備えられ、調整ボルト42の配列方向である幅方向Yと交差するように長さ方向Xに配設されている。
また、アジャスト機構40は、さらに、支持板41から脚体30に対して突出して設けられた略枠状の第一の袖部48と、脚体30の底板36から支持板41に向かって突出して設けられた略枠状の第二の袖部49とを備える。第一の袖部48は、脚体30の底板36と隙間を有しており、係止板46の周囲において、調整ボルト42及び固定ボルト44を囲むようにして設けられている。また、第二の袖部49は、支持板41と隙間を有して、脚体30の側面から連続して下方に突出しており、第一の袖部48の外側で長さ方向X及び幅方向Yに互いに重なるように、かつ、調整ボルト42及び固定ボルト44を囲むようにして設けられている。
次に、本実施形態のテーブル1において、アジャスト機構40による高さ及び水平度の調整方法の詳細について説明する。まず、脚体30において、各箱部材31の側板31aを取り外す。そして、固定ボルト44を回転させて後退させることにより、先端部44bが支持板41と離間した状態にさせる。これにより、脚体30は、支持板41に対して調整ボルト42のみで支持された状態となる。ここで、二つの調整ボルト42は、支持板41に対して傾動可能とされており、幅方向Yに配設されている。このため、支持板41が床面Fに傾斜状態に応じて下面全体で当接するように配置されている一方、脚体30は、長さ方向Xに床面Fの傾斜状態に応じて支持板41とともに傾斜しているとともに、幅方向Yに略平行な軸回りで長さ方向Xに傾動可能な状態となっている。
次に、各アジャスト機構40について、調整ボルト42による調整を行う。すなわち、脚体30の内部から調整ボルト42の操作用凹部42dに六角レンチ等を挿入して、調整ボルト42を回転させる。各調整ボルト42が螺合された調整ナット43は脚体30に固定されていて、また、調整ボルト42は支持板41に固定された係止板46に係合されていることから、調整ボルト42の回転方向により支持板41に対して脚体30を上下させ、全体として幅方向Yに傾動させることができる。そして、各調整ボルト42を回転させて脚体30を上下させることで、脚体30の第一の載置面32及び第三の載置面34を略水平に調整するとともに、向かい合う一対の脚体30同士で高さが略等しくなるようにする。なお、本実施形態では、脚体30一つに対して二つのアジャスト機構40を備えているので、脚体30毎に四本の調整ボルト42を調整することとなる。なお、この段階では、脚体30は、調整ボルト42のみによって支持されており、長さ方向Xには傾動可能となっている。
次に、脚体30について、長さ方向Xの水平度を合わせつつ、内部において二つの固定ボルト44のそれぞれについて頭部44aを把持して回転させ、支持板41に当接させる。これにより、脚体30は、固定ボルト44によっても支持板41に対して支持された状態となるとともに、長さ方向Xへの傾動が規制されることとなり、床面Fの傾斜状態に係らず天板10は略水平な状態となる。
以上のように、本実施形態のテーブル1において、アジャスト機構40は、調整ボルト42を調整した後に、固定ボルト44を当接させるのみで、容易に高さ及び水平度を調整することができる。そして、調整後には調整ボルト42のみならず固定ボルト44によってもテーブル本体1Aの脚体30を支持することとなり、テーブル本体1Aの重量を分散させて各調整ボルト42及び固定ボルト44で支持することができる。そして、調整ボルト42及び固定ボルト44に伝えられた荷重は略板状の支持板41を介して床面Fで支持されることとなる。このため、テーブル本体1Aによる荷重は、支持板41の下面全体に分散されて床面Fで支持されることとなり、これにより床面Fの損傷を防ぐことができる。
なお、アジャスト機構としては、二つの調整ボルト42を備える必要はなく、一つとしても良い。この場合にも固定ボルト44を二つ備えることで、調整ボルト42による調整を最小限としつつ、テーブル本体1Aを支持する部材数を多くすることができる。
また、本実施形態では、一つの脚体30に対して幅方向Yに二つのアジャスト機構40が設けられているので、例えば脚体30の直下において床面Fが幅方向Yに山形または谷形に傾斜状態が変化していても、柔軟に対応して各支持板41の下面全体で床面Fに当接しつつ、脚体30を、高さ及び水平度が調整された状態で支持することができる。なお、脚体30に設けられるアジャスト機構40の基数としては、上記に限られるものでは無く、三基以上としても良いし、一基のみとしても良い。前者においては、床面Fの傾斜状態により柔軟に対応可能となり、また、後者においては、調整ボルト42の調整を最小限として調整をより容易なものにすることができるという利点を有する。
また、本実施形態では、アジャスト機構40は、第一の袖部48を備えていることで、脚体30と支持板41間を繋ぐ調整ボルト42及び固定ボルト44の外部への露呈を抑えて良好な外観としつつ、支持板41に対して脚体30の高さ及び水平度を調整することができる。特に、本実施形態のアジャスト機構40では、さらに第二の袖部49も備えていることから、第一の袖部48と脚体30との間の隙間からの露呈も抑えることができ、より良好な外観を得ることができる。なお、第一の袖部48または第二の袖部49のいずれか一方のみとしても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記においてはアジャスト機構40が取り付けられた家具の一例としてテーブル1について説明したが、これに限るものでは無い。本発明のアジャスト機構は、構造を異なるものとする他のテーブルだけに限らず、さらに、棚、パーテーションなど様々な家具に適用可能であり、特に長さ及び幅寸法が大きく、重量が大きい家具の支持並びに高さ及び水平度の調整に有用である。
本発明の実施形態のテーブルの全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態のテーブルの全体を示す正面図である。 図2の切断線A−Aで一部を破断した側面図である。 図2の切断線B−Bで破断した断面図である。 本発明の実施形態のアジャスト機構において、支持板の詳細を示す上面図である。
符号の説明
1 テーブル
10 天板
20 梁体
30 脚体
40 アジャスト機構
41 支持板
42 調整ボルト
43a 調整ネジ穴
44 固定ボルト
45a 固定ネジ穴
X 長さ方向
Y 幅方向

Claims (7)

  1. 家具本体と床面との間に設けられ、前記家具本体の高さ、水平度を調整するためのアジャスト機構であって、
    前記家具本体の下方に配置されて、前記床面に載置される支持板と、
    該支持板から前記家具本体に向かって突出して設けられ、前記支持板に対して傾動可能な少なくとも一つの調整ボルトと、
    前記家具本体に設けられ、前記調整ボルトに螺合して該調整ボルトを相対的に進退可能とする調整ネジ穴と、
    前記家具本体または前記支持板のいずれか一方に螺合されていて、他方に対して進出し当接可能な固定ボルトとを備えることを特徴とするアジャスト機構。
  2. 請求項1に記載のアジャスト機構において、
    前記固定ボルトを少なくとも二つ備えることを特徴とするアジャスト機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアジャスト機構において、
    前記調整ボルトと前記調整ネジ穴との組が前記支持板上で略直線状に複数組配設されていることを特徴とするアジャスト機構。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のアジャスト機構において、
    前記支持板または前記家具本体のいずれか一方から、他方に向かって突出して設けられ、前記調整ボルト及び前記固定ボルトを囲む略枠状の第一の袖部を備えることを特徴とするアジャスト機構。
  5. 請求項4に記載のアジャスト機構において、
    前記支持板または前記家具本体の他方から、一方に向かって突出して設けられ、前記第一の袖部の外側または内側で前記調整ボルト及び前記固定ボルトを囲む略枠状の第二の袖部を備えることを特徴とするアジャスト機構。
  6. 略板状の天板及び該天板を支持する脚体を有するテーブル本体と、
    該テーブル本体の前記脚体と前記床面との間に設けられた請求項1から請求項5のいずれかに記載のアジャスト機構とを備えることを特徴とするテーブル。
  7. 請求項6に記載のテーブルにおいて、
    前記テーブル本体の前記脚体は、前記床面に対して複数の前記アジャスト機構によって支持されていることを特徴とするアジャスト機構。
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