JP2009112047A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像中の主被写体等の領域の明るさが適正になるように画像を補正する。
【解決手段】 入力される、撮影に係る画像である第1の画像から、第1の画像の部分的な領域の画像である人物の領域の画像を抽出する。第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する第1の画像補正規則を第1の画像に基づいて作成するとともに、人物の領域の画像の明るさを補正する第2の画像補正規則を第2の画像に基づいて作成する。そして、第1及び第2の画像補正規則に従って第1の画像を補正する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像処理装置及びその方法に関する。
一般に、多値画像を補正する画像処理装置では、画像中の最も明るいハイライト部分又は最も暗いシャドウ部分の輝度値を調整することによって、コントラストのより鮮明な画像を得る。
また、一般に、ホワイトバランス調整は、画像内の輝度が高い方から数%の範囲の高輝度領域において、輝度が所定の閾値以上である画素を除いた画素を対象としてR、G、B値の平均値を算出し、その平均値に基づいて各画素を補正することにより行われる。
特開平10−79857号公報
しかしながら、上記の画像処理装置では、対象画像のシーンに拘らず、即ち画像の特徴を考慮することなく、画像の補正を行う。
したがって、例えば、白い壁を背景とする人物写真等のような全体的に輝度の高い画像を補正する場合において、画像処理装置は、該画像を露出オーバーの画像と判断し、白い壁の部分を適正露出よりも暗く再現すると共に、人物の部分を非常に暗く再現する。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、例えば、画像中の部分的な領域の色(明度、彩度、色相を含む)が適正になるように画像を補正することを目的とする。
上述の目的は、入力される第1の画像から、第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出手段と、第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成手段と、第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成手段と、第1及び第2の画像補正規則に従って第1の画像を補正する補正手段とを備え、第1の画像は、撮影に係る画像であり、第2の画像は、人物の領域の画像であり、第1の画像補正規則は第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、第2の画像補正規則は第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理装置によって達成される。
また、上述の目的は、入力される第1の画像から、第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出手段と、第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成手段と、第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成手段と、第1及び第2の画像補正規則に従って第1の画像を補正する補正手段とを備え、第1の画像は、撮影に係る画像であり、第2の画像は、鮮鋭度が高い領域の画像であり、第1の画像補正規則は第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、第2の画像補正規則は第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理装置によっても達成される。
また、上述の目的は、入力される、撮影に係る画像から、撮影に係る画像の部分的な領域である人物の領域を抽出する抽出手段と、撮影に係る画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成手段と、人物の領域に含まれる画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成手段と、第1及び第2の画像補正規則に従って、撮影に係る画像を補正する補正手段とを備え、第1の画像補正規則は撮影に係る画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、第2の画像補正規則は人物の領域に含まれる画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理装置によっても達成される。
また、上述の目的は、入力される第1の画像から、第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出工程と、第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成工程と、第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成工程と、第1及び第2の画像補正規則に従って第1の画像を補正する補正工程とを備え、第1の画像は、撮影に係る画像であり、第2の画像は、人物の領域の画像であり、第1の画像補正規則は第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、第2の画像補正規則は第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理方法によっても達成される。
また、上述の目的は、入力される第1の画像から、第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出工程と、第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成工程と、第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成工程と、第1及び第2の画像補正規則に従って第1の画像を補正する補正工程とを備え、第1の画像は、撮影に係る画像であり、第2の画像は、鮮鋭度が高い領域の画像であり、第1の画像補正規則は第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、第2の画像補正規則は第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理方法によっても達成される。
また、上述の目的は、入力される、撮影に係る画像から、撮影に係る画像の部分的な領域である人物の領域を抽出する抽出工程と、撮影に係る画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成工程と、人物の領域に含まれる画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成工程と、第1及び第2の画像補正規則に従って撮影に係る画像を補正する補正工程とを備え、第1の画像補正規則は撮影に係る画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、第2の画像補正規則は人物の領域に含まれる画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理方法によっても達成される。
本発明によれば、例えば、画像中の部分的な領域の色が適正になるように画像を補正することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
<装置構成>
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。なお、この画像処理装置は、例えば、ソフトウェアをメモリ媒体に格納してコンピュータ(或いはCPU)に提供することにより実現することもできる。また、この画像処理装置は、例えば、電子カメラ(スチルカメラ、ビデオカメラを含む)、複写機、プリンタ等の、画像処理部を有する電子機器に組み込むこともできる。
図1に示す画像処理装置は、入力画像保持部1、画像処理部100及び出力画像保持部11を含む。画像処理部100は、画像入力部2、画像バッファ3、ヒストグラム保持部4、ルックアップテーブル保持部5、ヒストグラム作成部6、ルックアップテーブル作成部7、画像補正部9及び画像出力部10を含む。
入力画像保持部1は、例えば、外部機器から提供される画像データ及びそれに付随するマスクデータを保持する。なお、マスクデータは、画像データに基づいて、例えば画像処理部100において生成してもよい。マスクデータについては後述する。
画像入力部2は、入力画像保持部1から画像データ及びマスクデータを読み込んで、画像バッファ3に書き込む。ヒストグラム保持部4は、画像データ全体のヒストグラムと、マスクデータによって特定されるマスク領域のヒストグラムを保持する。ルックアップテーブル保持部5は、画像データを補正する際に参照されるルックアップテーブルを保持する。
ヒストグラム作成部6は、画像バッファ3に格納された画像データ及びマスクデータに基づいて、該画像データ全体のヒストグラム及びマスク領域のヒストグラムを作成し、ヒストグラム保持部4に格納する。ルックアップテーブル作成部7は、ヒストグラム保持部4に格納されたヒストグラムに基づいて所定のパラメータを算出し、該パラメータに基づいてルックアップテーブルを作成し、ルックアップテーブル保持部5に格納する。
画像補正部9は、ルックアップテーブル保持部5に格納されたルックアップテーブルに基づいて、画像バッファ3に格納されている画像データを補正し、補正後の画像データを画像バッファ3に格納する。
画像出力部10は、画像バッファ3から補正後の画像データを読み込んで、出力画像保持部11に書き込む。
<画像補正方法>
図2は、図1に示す画像処理装置による画像補正方法の概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS1では、画像入力部2は、入力画像保持部1から画像データ及びマスクデータを読み込んで画像バッファ3に格納する。
ステップS2で、ヒストグラム作成部6は、画像バッファ3に格納された画像データ及びマスクデータに基づいてヒストグラムを作成し、ヒストグラム保持部4に格納する。ヒストグラム作成部6の動作の詳細は、図3に示す通りであり、これについては後述する。
ステップS3では、ルックアップテーブル作成部7は、ヒストグラム保持部4に格納されたヒストグラムに基づいて、所定の補正パラメータを算出し、該補正パラメータに基づいてルックアップテーブルを作成し、ルックアップテーブル保持部5に格納する。ルックアップテーブル作成部7の動作の詳細は、図4に示す通りであり、これについては後述する。
ステップS4では、画像補正部9は、ルックアップテーブル保持部5に格納されたルックアップテーブルに基づいて、画像バッファ3に格納された画像データを補正し、補正後の画像データを画像バッファ3に格納する。
ステップS5では、画像出力部10は、画像バッファ3に格納された画像データを出力画像保持部12に書き込むことによって出力する。
<マスクデータ>
マスクデータは、画像中の部分的な領域を特定するデータの一例である。図8は、マスクデータの一例を示す図である。この実施の形態では、マスクデータは、図8(c)に示すように、画像データを構成する各画素が各々マスクされているか否かを示すマスク情報(例えば、2値画像)1120を含む。
マスク情報1120は、例えば、人の肌色に近い画素をマスクする情報とすることが好ましい。この場合、肌の露出部分に相当する画素がマスクされる。このようなマスク情報1120は、画像データを解析して、人の肌色に近い画素を抽出することにより作成することができる。
また、マスク情報1120は、主被写体の部分を抽出して、その部分をマスクする情報とすることもできる。このようなマスク情報1120は、例えば、一般に主被写体の鮮鋭度が高いことを利用して、画像全体の中の鮮鋭度の高い部分を抽出することにより作成することができる。
図8(b)は、主被写体としての人物の部分をマスクする例である。
マスクデータには、図8(c)に示すように、マスクされている領域が何であるかを示す属性情報(例えば、人の肌、空)1101、及び/又は、再現したい色を示す色情報(例えば、人の好ましい肌色、好ましい空の色)1102等の付加情報1110を付加してもよい。これにより、付加情報1110を考慮して、画像データを補正する際のルックアップテーブルを作成することができる。
<ヒストグラム作成処理>
図3は、図2のステップS2においてヒストグラム作成部6により実行されるヒストグラム作成処理を示すフローチャートであるまず、ステップS11では、ヒストグラム作成部6は、画像バッファ3から画像データとマスクデータ(マスク情報)を1画素分ずつ取り出す。画像データは、当該画素のRGB各色の輝度(R、G、B)、マスクデータ(マスク情報)は、当該画素をマスクするか否かを示す情報である。
ステップS12では、ヒストグラム作成部6は、画像データのR、G、Bの各値に基づいて、(1)式に従って、当該画素の輝度の加重平均値Lを算出する。
L=(3×R+6×G+1×B)/10 ・・・(1)式
ステップS13では、ヒストグラム作成部6は、ヒストグラム保持部4に格納されている画像全体についてのヒストグラムを更新する。ここで、ヒストグラム保持部4には、ヒストグラムとして、輝度の加重平均値L毎の度数(画素数)HistL[L]、RGB各色の累積輝度値を当該画素の輝度の加重平均値L毎に格納するHistR[L]、HistG[L]、HistB[L]、マスクデータ(マスク情報)によってマスクされている領域の輝度の加重平均値L毎の度数(画素数)HistLMsk[L]が保持されている。初期状態は、全て0である。ヒストグラムの更新は、(2)式に従って実行する。なお、HistLMsk[L]の更新は、ステップS13ではなく、後述のステップS15で実行される。
HistR[L]=HistR[L]+R
HistG[L]=HistG[L]+G
HistB[L]=HistB[L]+B
HistL[L]=HistL[L]+1
・・・(2)式
ステップS14では、ヒストグラム作成部6は、マスクデータ(マスク情報)に基づいて、当該画素がマスクされているか否かを判定し、マスクされている場合はステップS15に進み、マスクされていない場合はステップS16に進む。
ステップS15では、ヒストグラム作成部6は、ヒストグラム保持部4に格納されているマスク領域(マスクされている領域)についてのヒストグラムを更新する。具体的には、ステップS15では、ヒストグラム作成部6は、マスクデータ(マスク情報)によってマスクされている領域の輝度の加重平均値Lの度数(画素数)HistLMsk[L]を(3)式に従って更新する。
HistLMsk[L]=HistLMsk[L]+1 ・・・(3)式
ステップS16では、画像データを構成する全画素について上記の処理を終了したか否かを判定し、終了している場合は図3に示す処理を終了し、終了していない場合はステップS11に戻る。
図6は、図3に示す処理により作成されるヒストグラムHistL[L]の一例を示す図である。
<パラメータ算出/ルックアップテーブルの作成処理>
図4は、図2のステップS3においてルックアップテーブル作成部7により実行されるパラメータ算出/ルックアップテーブル作成処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS21では、ルックアップテーブル作成部7は、ヒストグラム保持部4に格納されているヒストグラムHistL[L]に基づいて、画像中の最大輝度(正確には、輝度の加重平均の最大値)を求める。図6に示すヒストグラムでは、最大輝度は”252”である。
ステップS22では、ルックアップテーブル作成部7は、採り得る最大輝度”255”(8ビットデータの場合)から所定値(図6では、所定値=”10”)を減算しながら、減算により得られる比較値(”255”、”245”、”235”、・・・)と、ステップS21で求めた画像中の最大輝度(図6では、”252”)とを比較し、画像中の最大輝度(図6では、”252”)を最初に下回る比較値LH’を決定する。そして、ルックアップテーブル作成部7は、総画素数の所定の割合の画素数(例えば、1%)を含む領域であって輝度LH’を一方の境界とする領域の他方の境界を規定する輝度LHを決定し、輝度LHを画像のハイライトポイントとする(図6では、LH=”234”がハイライトポイント)。そして、ルックアップテーブル作成部7は、(4)式に従って、輝度LH〜LH’の領域のRGBの平均輝度(RH、GH、BH)を算出する。
Figure 2009112047
・・・(4)式
ステップS23では、ヒストグラム作成部7は、ヒストグラム保持部4に格納されているヒストグラムHistL[L]に基づいて、画像中の最小輝度(正確には、輝度の加重平均値の最小値)を求める。図6に示すヒストグラムでは、最小輝度は”5”である。
ステップS24では、採り得る最小輝度”0”に所定値(図6では、所定値=”10”)を加算しながら、加算により得られる比較値(0、10、20、・・・)と、ステップS23で求めた画像中の最小輝度(図6では、”5”)とを比較し、画像中の最小輝度(図6では、”5”)を最初に上回る比較値LS’(図6では、”10”)を決定する。そして、ルックアップテーブル作成部7は、総画素数の所定の割合の画素数(例えば、1%)を含む領域であって輝度の加重平均値LS’を一方の境界とする領域の他方の境界LSを決定し、輝度の加重平均値LSを画像のシャドウポイントとする(図6では、LS=”22”がシャドウポイント)。そして、ルックアップテーブル作成部7は、(5)式に従って、輝度の加重平均値LS’〜LSの領域のRGBの平均輝度(RS、GS、BS)を算出する。
Figure 2009112047
・・・(5)式
ステップS25では、ルックアップテーブル作成部7は、RH、GH、BH、RS、GS、BSに基づいて、RGBの各色についてのルックアップテーブルLUTR、LUTG、LUTBを作成し、ルックアップテーブル保持部5に格納する。図7(a)は、R、G、BについてのルックアップテーブルLUTR、LUTG、LUTBの一例を示す図である。ルックアップテーブルLUTR、LUTG、LUTBに基づいてR、G、Bの画像値を補正することにより、色かぶり(ホワイトバランス)やコントラストを補正することができる。
また、ルックアップテーブル作成部7は、マスク領域のヒストグラムHistLMsk[L]を補正する際に参照する画像中のハイライトポイントの輝度の加重平均値LHTmp及びシャドウポイントの輝度の加重平均値LSTmpを(6)式に従って算出する。
LHTmp=(RH×3+GH×6+BH×1)/10
LSTmp=(RS×3+GS×6+BS×1)/10
・・・(6)式
そして、ルックアップテーブル作成部7は、輝度の加重平均値LHTmp及びLSTmpに基づいて、HistLMskを補正する際に参照するルックアップテーブルLUTTmpを作成する。
ステップS26では、LUTTmpに基づいて、マスク領域のヒストグラムHistLMskを補正する。これにより、マスク領域を含む画像全体におけるハイライトポイント及びシャドウポイントの輝度の加重平均値がマスク領域のヒストグラムHistLMskに反映される。
ステップS27では、ルックアップテーブル作成部7は、補正後のマスク領域のヒストグラムHistLMsk[L]に基づいてマスク領域の輝度の加重平均値Lの平均値を算出し、その算出した平均値に基づいて、露出を適正に補正するためのルックアップテーブルLUTLMskを作成し、ルックアップテーブル保持部5に格納する。図7(b)は、ルックアップテーブルLUTLMskの一例を示す図である。
ここで、ステップS25で作成されるルックアップテーブルLUTR、LUTG、LUTB(図7(a))及びステップS27で作成されるルックアップテーブルLUTLMsk(図7(b))について説明する。
ルックアップテーブルLUTR、LUTG、LUTBは、色かぶり(ホワイトバランス)やコントラストを補正するために使用され得る。図7(a)に示す例では、G用のLUTG、B用のLUTB、R用のLUTRの順にハイライト側の傾きが大きい。このように、Rに対してG及びBを強めることにより、例えば、青っぽく色かぶりしている画像の色かぶりが補正されると共にコントラストが補正される。
一方、図7(b)に示すルックアップテーブルLUTLMskは、画像全体のハイライトポイント及びシャドウポイントを考慮しつつマスク領域の露出を最適に補正するためのルックアップテーブルである。例えば、人物の領域をマスク領域として設定することにより、人物の露出が最適に補正することができるルックアップテーブルLUTLMskを作成することができる。
<画像補正処理>
図5は、図2のステップS4において画像補正部9により実行される画像補正処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS41では、画像補正部9は、画像バッファ3に格納されている画像データを1画素分取り出す。ここで、画像データは、RGB各色の輝度(R、G、B)を示す情報で構成されている。
ステップS42では、画像補正部9は、マスク領域の露出を最適に補正するLUTLMsk、及び、色かぶり(ホワイトバランス)やコントラストを補正するLUTR、LUTG、LUTBに基づいて、画像バッファ3から取り出した画像データを(7)式に従って補正し、補正結果を元のアドレスに上書きする。
R=LUTLMsk[LUTR[R]]
G=LUTLMsk[LUTG[G]]
B=LUTLMsk[LUTB[B]] ・・・(7)式
ステップS43では、全画素について上記の処理を終了したか否かを判定し、全画素について処理が終了している場合は図5に示す処理を終了し、全画素について終了してい場合はステップS41に戻る。
以上のように、この実施の形態では、マスクデータに基づいてマスク領域の露出を最適に補正するルックアップテーブルを作成し、該ルックアップテーブルを参照して画像データを補正する。
したがって、例えば、人物が写っている画像において、人物の部分をマスクするマスクデータを作成し、該マスクデータに基づいて人物の部分の露出を最適に補正するルックアップテーブルを作成し、該ルックアップテーブルを参照して画像データを補正することにより、例えば、白い壁を背景として写した写真等のように人物の部分が非常に暗い画像であっても、人物の露出を最適に補正することができる。
[変形例]
上記の実施の形態では、採り得る輝度の範囲を0〜255のデジタル値(8ビット)であるものとして説明しているが、採り得る輝度の範囲は、0〜255に限定されない。また、輝度の代わりに濃度で画像を表現してもよい。
また、上記の実施の形態では、ステップS12及びS25において、R:G:B=3:6:1の重みで輝度値の加重平均を計算するが、この重みは他の比率としてもよい。また、輝度の加重平均の代わりに、例えば、RGBの最大値と最小値との平均値等を用いてもよい。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の好適な実施の形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示す画像処理装置による画像補正方法の概要を示すフローチャートである。 ヒストグラム作成処理を示すフローチャートである。 ルックアップテーブル作成処理を示すフローチャートである。 画像補正処理を示すフローチャートである。 ヒストグラムの一例を示す図である。 ルックアップテーブルの一例を示す図である。 マスクデータの一例を示す図である。
1 入力画像保持部
2 画像入力部
3 画像バッファ
4 ヒストグラム保持部
5 ルックアップテーブル保持部
6 ヒストグラム作成部
7 ルックアップテーブル作成部
9 画像補正部
10 画像出力部
11 出力画像保持部
100 画像処理部

Claims (11)

  1. 入力される第1の画像から、該第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出手段と、
    前記第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成手段と、
    前記第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成手段と、
    前記第1及び第2の画像補正規則に従って前記第1の画像を補正する補正手段とを備え、
    前記第1の画像は、撮影に係る画像であり、前記第2の画像は、人物の領域の画像であり、前記第1の画像補正規則は前記第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、前記第2の画像補正規則は前記第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の作成手段は、前記第1の画像の特徴を示すヒストグラムを作成し、該ヒストグラムに基づいて前記第1の画像補正規則を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の作成手段は、前記第2の画像補正規則として、前記第2の画像に含まれる画像の輝度に基づいたルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 入力される第1の画像から、該第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出手段と、
    前記第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成手段と、
    前記第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成手段と、
    前記第1及び第2の画像補正規則に従って前記第1の画像を補正する補正手段とを備え、
    前記第1の画像は、撮影に係る画像であり、前記第2の画像は、鮮鋭度が高い領域の画像であり、前記第1の画像補正規則は前記第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、前記第2の画像補正規則は前記第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記第1の作成手段は、前記第1の画像の特徴を示すヒストグラムを作成し、該ヒストグラムに基づいて前記第1の画像補正規則を作成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の作成手段は、前記第2の画像補正規則として、前記第2の画像に含まれる画像の輝度に基づいたルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 入力される、撮影に係る画像から、該撮影に係る画像の部分的な領域である人物の領域を抽出する抽出手段と、
    前記撮影に係る画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成手段と、
    前記人物の領域に含まれる画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成手段と、
    前記第1及び第2の画像補正規則に従って、撮影に係る画像を補正する補正手段とを備え、
    前記第1の画像補正規則は撮影に係る画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、前記第2の画像補正規則は人物の領域に含まれる画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記第2の作成手段は、前記第2の画像補正規則として、人物の領域に含まれる画像の輝度に基づいたルックアップテーブルを作成することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 入力される第1の画像から、該第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出工程と、
    前記第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成工程と、
    前記第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成工程と、
    前記第1及び第2の画像補正規則に従って前記第1の画像を補正する補正工程とを備え、
    前記第1の画像は、撮影に係る画像であり、前記第2の画像は、人物の領域の画像であり、前記第1の画像補正規則は前記第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、前記第2の画像補正規則は前記第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理方法。
  10. 入力される第1の画像から、該第1の画像の部分的な領域の画像である第2の画像を抽出する抽出工程と、
    前記第1の画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成工程と、
    前記第2の画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成工程と、
    前記第1及び第2の画像補正規則に従って前記第1の画像を補正する補正工程とを備え、
    前記第1の画像は、撮影に係る画像であり、前記第2の画像は、鮮鋭度が高い領域の画像であり、前記第1の画像補正規則は前記第1の画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、前記第2の画像補正規則は前記第2の画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理方法。
  11. 入力される、撮影に係る画像から、該撮影に係る画像の部分的な領域である人物の領域を抽出する抽出工程と、
    前記撮影に係る画像に基づいて第1の画像補正規則を作成する第1の作成工程と、
    前記人物の領域に含まれる画像に基づいて第2の画像補正規則を作成する第2の作成工程と、
    前記第1及び第2の画像補正規則に従って撮影に係る画像を補正する補正工程とを備え、
    前記第1の画像補正規則は撮影に係る画像のホワイトバランス及び/又はコントラストを補正する規則であり、前記第2の画像補正規則は人物の領域に含まれる画像の明るさを補正する規則であることを特徴とする画像処理方法。
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