JP2009111856A - 端末装置、探索対象物の表示方法、記録媒体、表示プログラムおよび探索対象物の表示システム - Google Patents

端末装置、探索対象物の表示方法、記録媒体、表示プログラムおよび探索対象物の表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】現在位置から目的地までの方角と距離を簡易表示で簡単に把握できるようにする。
【解決手段】ワイヤレスLAN信号を受信して現在位置を特定する。現在位置を基点として表示スケール58が同心円となされた探索画面Smを表示する。抽出された探索対象物(目的地など)の、現在位置を基点とした表示位置を算出し、その表示位置に、探索対象物を示す探索マーク52a、52bを表示する。現在時刻における天体物の方位を算出して、その方位の方向を指すように日中は太陽の位置から算出された日影マーク50aを方位指示マークとして表示する。探索マークと方位指示マークが表示されているので、この方位指示マークの方向に自分の影などを合わせることで、現在位置での東西南北の大凡の方位を把握できるから、どの方向にどれだけ進めば目的地に到達できるかを知ることができる。
【選択図】 図8

Description

この発明は、端末装置、探索対象物の表示方法、探索対象物の表示プログラムが記憶された記録媒体、探索対象物を表示するためのプログラムおよびその表示システムに関する。詳しくは、携帯情報端末装置(PDA)や携帯電話のような、表示部を有する端末装置に、現在位置と、この現在位置から目的とする探索対象物(目的地)までの大凡の方角(方位)と距離をその表示部上に表示することで、簡易に目的地を認識できるようにした端末装置等に関するものである。
携帯情報端末装置(PDA)や携帯電話のような表示部を有する携帯型の端末装置では、その表示部上に電子地図情報を利用して現在位置付近の地図を表示すると共に、特定のWebサイトで取得した商業施設や公共施設などの目的地情報(探索対象物)や個人情報をこの地図上に表示することで、目的地までの情報や探索対象物の情報を取得できるようにしたサービスが開始されている。
例えば、特許文献1には、他人の登録情報(個人情報)を自己の端末装置の表示部上に表示することで、他人の登録情報を地図を見ながら確認できるようにした情報配信システムが開示されている。
この特許文献1の技術は、携帯電話などの端末装置を使用して特定のサーバー(登録データベース)に特定の情報を登録すると、登録された特定の情報(登録情報)がその位置情報とともに、別の端末装置に配信されるシステムであって、別の端末装置の表示部上に表示された現在位置近辺の地図に、登録情報が重ねて表示されるようになっている。
特開2006−332830号公報
ところで、特許文献1に開示された技術は、電子地図情報を利用して表示部にその地図を描画している。電子地図情報は予め端末装置のメモリに保存したものを利用するか、インターネットなどの通信回線を介して特定のWebサイトから取得したものを一時的にメモリに保存した上で利用するか、あるいはこの通信回線に常時接続して得た地図情報を利用している。
そのため、端末装置のメモリとしては、電子地図情報を充分に蓄積できるだけの大容量の内部メモリか、カード状をなす外部補助メモリを用意しなければならない。
地図に目的地などを表示する場合でも、現在位置と目的地との関係は把握できるものの、現在位置からどの方位(方角)にどの程度進めば、目的地に到達するかをはっきり認識することができない。これは、地図に描画された情報だけでは、現在位置から目的地の方角などを把握できないからである。
そのため例えば、下車する地下鉄駅や、下車した地下鉄駅から目的地までは地図によって確認できるものの、地下鉄駅の地上出口を間違えてしまえば、その地上出口から目的地がどの方角にあるのかを、地図情報だけでは即座に判断しかねることはよく経験するところである。同じように、地上から地下街に降りて目的のレストランなどを探す場合でも、地下街では方角を知る手がかりが地上より少ないため、経路を間違えてしまうことが起こり得る。
また、地図上に表示される情報が多岐に亘るため、表示情報の選別に手間が掛かると言った使用上の不便さがある。
このような問題は、取得した情報による描画情報があまりにも詳細過ぎるからである。現在位置から目的とする探索対象物までの方角と距離を大まかに把握できれば十分である。表示される目的物も対象を限定して探索対象物のみを表示すれば把握し易い。例えば、指定された特定の商業施設(例えば、ラーメン店などのように特定の飲食店)のみを探索対象物として表示することで、探索対象物の把握が容易になるからである。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、特に地図情報を表示するのではなく、現在位置と、この現在位置から目的とする探索対象物までの大凡の方角と距離を表示部上に表示することで、簡易に目的地を認識できるようにした携帯端末装置等を提案するものである。
請求項1に記載した第1の発明に係る端末装置は、現在位置を検出する現在位置検出手段と、
現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物抽出手段と、
抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置算出手段と、
現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出手段と、
上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示手段とからなることを特徴とする。
第1の発明の端末装置では、ワイヤレスLAN信号やGPS信号を位置情報として使用しながら現在位置を検出し、現在位置を特定する。
ワイヤレスLAN信号を使用する場合には、例えば3辺測量により現在位置を特定(推定)する。GPS信号を位置情報として使用するときには、現在位置を正確に特定できる。
ワイヤレスLAN信号とGPS信号とは選択的に使用することもできれば、双方を使用することもできる。双方を使用する場合には、ワイヤレスLAN信号およびGPS信号のそれぞれの特徴を生かして、現在位置を特定できる。地域によってはワイヤレスLAN信号を使用できなかったり、GPS信号を使用できなかったりするからである。
現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部上に表示する。また、特定された現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出すると共に、抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置(基点からの方位と探索対象物までの距離)を算出し、その表示位置に、探索対象物を示す探索マークを表示する。
近辺に探索対象物が複数あるときは、これをひとくくりとして表示する。そのときの探索マークは、判別を容易にするため異なるマーク(探索リストマーク)を使用する。
さらに、現在時刻における天体物の方位を算出して、その方位の方向を指すように、上記探索画面上に方位指示用のマークを表示する。方位指示マークは、日中は太陽の位置から算出された日影マークを表示し、夜間では月や、その季節の代表的な星座の位置を算出して月マークあるいは星座マークを探索画面上に表示する。
第1の発明では、同心円状に表示スケールが表示された画面を探索画面として使用する。このように簡易型の探索画面とすることで電子地図情報が不要になる。
探索画面には、基点を中心として指定された特定の探索対象物を示す探索マークが表示される。探索画面には方位を示す方位指示マークが表示されているので、この方位指示マークの方向に自分の影などを合わせることで、現在位置での東西南北の大凡の方位を把握できる。
したがって、例えば表示スケールが200m程度のところで南西の方角に目的の探索マークが表示されているときは、現在位置から「南西の方向に200m程度」進めば、目的のラーメン店に辿り着くことができる。この探索処理を何度か繰り返すことで、自分の進んでいる方位と距離を確認でき、探索対象物が現在位置に近づいてくるので、ナビゲーションシステムとしても活用できる。
また、請求項11に記載した第2の発明に係る探索対象物の表示方法は、現在位置を検出する現在位置検出ステップと、
現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物の抽出ステップと、
抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置の算出ステップと、
現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出ステップと、
上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示ステップとからなることを特徴とする。
第2の発明では、以下に示す処理ステップを経ることで、表示部上に探索対象物を表示する。
(1)ステップ1:ワイヤレスLAN信号かGPS信号の何れか又は双方を位置情報として利用しながら現在位置を特定する。ワイヤレスLAN信号を使用する場合には、例えば3辺測量により現在位置を特定(推定)する。ワイヤレスLAN信号とGPS信号の双方を使用する場合には、ワイヤレスLAN信号およびGPS信号のそれぞれの特徴を生かして、現在位置を特定できる。地域によってはワイヤレスLAN信号を使用できなかったり、GPS信号を使用できなかったりするからである。
(2)ステップ2:特定された現在位置(緯度および経度情報)を基点として所定エリア内に存在する特定の探索対象物を抽出する。探索対象物は予め指定されているものとする。現在位置を中心に表示できるエリア内に存在する探索対象物のみを、緯度および経度情報を参照しながら抽出する。
(3)ステップ3:抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する。表示位置は、緯度および経度情報で表される。
(4)ステップ4:現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部上に表示する。表示スケールとしては、複数用意されている。探索する者が、歩行者か、乗り物でも自転車を利用しているのか、自動車を利用しているのかによって表示スケールを変更することができる。自動車の場合は目的地まである程度離れていても(数km程度)、目的地までは比較的短時間に到達できるからである。
(5)ステップ5:現在時刻における天体物の方位を算出して、その方位の方向を指すように、探索画面に方位指示マークを表示する。そのため、現在時刻における天体物の方位算出用として太陽、月又は星座を使用する。
現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて、基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する。日中は日影マークを使用し、夜間は月マークか星座マークを使用する。
(6)ステップ6:算出された天体物の方位を指すように、基点を中心として方位指示マークを探索画面上に表示すると共に、算出した表示位置に探索対象物を示す探索マークを表示する。
これらの処理によって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マークと、探索対象物のそれぞれが表示されるので、方位指示マークに自分の影などを合わせることで、現在位置における東西南北の方位を知ることができる。方位を確定することで、進むべき方向と大凡の距離を把握できる。
また、請求項12に記載した第3の発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、現在位置を検出する現在位置の検出処理、
現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物の抽出処理、
抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置の算出処理、
現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出処理、
上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示処理を、それぞれコンピュータに実行させるプログラムが記録されている。
コンピュータに実行させる主な処理は、
第1に、ワイヤレスLAN信号かGPS信号の何れか又は双方を位置情報として利用しながら現在位置を特定する。ワイヤレスLAN信号を使用する場合には、例えば3辺測量により現在位置を特定(推定)する。ワイヤレスLAN信号とGPS信号の双方を使用する場合には、ワイヤレスLAN信号およびGPS信号のそれぞれの特徴を生かして、現在位置を特定できる。地域によってはワイヤレスLAN信号を使用できなかったり、GPS信号を使用できなかったりするからである。
第2に、特定された現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する処理である。探索対象物は予め指定されているものであり、現在位置を中心に表示できるエリア内に存在する探索対象物のみを、緯度および経度情報を参照しながら抽出する。
第3に、抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する処理である。表示位置は、緯度および経度情報で表される。
第4に、現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部上に表示する処理である。探索する者が、歩行者か、乗り物でも自転車を利用しているのか、自動車を利用しているのかによって、表示スケールを変更して探索範囲を切り替えられるようにする。
第5に、現在時刻における天体物の方位算出用として太陽、月又は星座を使用するとき、現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて上記基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する処理である。
現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて、基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する。日中は日影マークを使用し、夜間は月マークか星座マークを使用する。
第6に、算出された天体物の方位を指すように、上記基点を中心として方位指示マークを探索画面上に表示すると共に、表示位置に探索対象物を示す探索マークを表示する処理である。
これらの処理によって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マークと、探索対象物のそれぞれを同時に表示することができる。
請求項13に記載した第4の発明に係る探索対象物表示用のプログラムは、
コンピュータを、
現在位置を検出する現在位置の検出手段、
現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物抽出手段、
抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置算出手段、
現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出手段、
上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示手段として機能させる。
第4の発明では、以下の処理を行うプログラムが特定されている。
(1)現在位置を検出する検出処理。
現在位置は上述したようにワイヤレスLAN信号かGPS信号の何れか若しくはその双方を使用して特定する。
(2)現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物の抽出処理。探索対象物は予め指定されているものであり、現在位置を中心に表示できるエリア内に存在する探索対象物のみを、緯度および経度情報を参照しながら抽出する。
(3)抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置の算出処理。表示位置は、緯度および経度情報で表される。
(4)現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出処理。現在時刻における天体物の方位算出用として太陽、月又は星座を使用するとき、現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する処理である。
現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて、基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する。日中は日影マークを使用し、夜間は月マークか星座マークを使用する。
(5)現在位置、探索対象物の表示位置および天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、探索対象物を示す探索マークと天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示処理。
これらの処理を行うプログラムを使用することによって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マークと、探索対象物のそれぞれを同時に表示することができる。
また、請求項14に記載した第5の発明に係る探索対象物の表示システムでは、探索対象物を表示する端末装置と、上記探索対象物に関連した位置関連情報を蓄積したサーバーからなる探索対象物の表示システムであって、
上記端末装置には、現在位置に関連した上記サーバーより取得した探索対象物を示す探索マークが、現在位置を基点とした天体物の方位を示す方位指示用マークと共に、上記現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に表示されることを特徴とする。
第5の発明では、サーバーに蓄積された位置関連情報を利用して探索対象物に関連した探索マークを探索画面に表示する。位置関連情報はジャンルごとに蓄積された探索対象物と位置情報(緯度および経度情報)とがリンクした情報であって、ジャンルや探索エリアなどは利用者が選択する。位置関連情報は常に更新された最新の情報が蓄積されている。
探索対象物に関連したこれらの情報は、探索タイミングの都度、サーバーにアクセスして利用する場合(オンライン利用)と、カード状のメモリ手段(外部記憶メモリ)に保存したものを利用する場合(オフライン)とが考えられる。
そして、現在位置、探索対象物の表示位置および天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、探索対象物を示す探索マークと天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する。
この表示システムを利用することで、電子地図情報を利用することなく、探索対象物の大凡の方角と距離を把握できる。
第1の発明に係る携帯端末装置は、位置情報を用いて現在位置を把握し、現在位置から探索対象物を抽出すると共に、現在位置の緯度および経度情報と日時情報から現在時刻の方位を算出して同心円状の探索画面に方位指示マークと探索対象物を示す探索マークを表示するようにしたものであり、また第2の発明である探索対象物の表示方法は、このような方位指示マークおよび探索マークを探索画面に表示する方法に係わるものであり、そして第3および第4の発明は、このような探索対象物の表示処理データを記録した記録媒体に係わるものであり、第5の発明はかかる探索対象物の表示システムに係わるものである。
これによれば、電子地図情報を使用することなく、簡易に現在位置からの探索対象物の方角と、探索対象物までの大まかな距離を知ることができる。そのため、簡易型のナビゲーション手段として利用できると共に、位置情報としてワイヤレスLAN信号とGPS信号とを使え分けることで、例えば現在位置を正確に求めることができたり、地下街での探索などに威力を発揮する。探索の時間短縮にも寄与する。
続いて、この発明に係る端末装置、探索対象物の表示方法、探索対象物を表示するためのプログラムおよびこのプログラムを格納した記録媒体の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。この発明は、携帯電話、携帯情報端末装置(PDA)や、これらを融合した端末装置などの携帯端末装置に適用できる。以下携帯情報端末装置に適用した場合を説明する。
第1の実施例に係る端末装置(第1の発明)は、現在位置を特定する場合の位置情報としてワイヤレスLAN信号を使用し、探索対象物に関する情報を、予め蓄積しておいた位置関連情報か、Webサイトで提供されている位置関連情報から取得して探索対象物を探索画面に表示する携帯情報端末装置に適用した場合である。
第1の発明に関連する第2の発明は、探索対象物の表示方法に関するものであり、同じく第3の発明は探索対象物を表示するための表示処理データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであり、第4の発明はその表示プログラムに関するものであり、そして第5の発明は探索対象物を表示するための表示システムに関するものである。
図1は、第1の実施例に係る携帯情報端末装置10の一例を示す概念図である。この携帯情報端末装置10は、装置全体の制御を司るコンピュータの主要部である制御部12を始めとしてプログラム格納手段(ROM、フラッシュメモリなど)14、ワーキングメモリ16を有する。さらに、現在位置の位置情報取得手段としてのワイヤレスLAN信号の送受信部20、探索対象物情報の蓄積手段22を有する。
携帯情報端末装置10にはまた外部との通信を行う通信用インタフェース部24を有する他、LCDなどを使用した表示部26、この表示部26上に各種情報を表示するためのグラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)28や、本装置を機能させるためのプログラムが格納された記録媒体36に対する読み取り手段30、処理操作を実行するための入力操作部32さらには内部電子時計34などによって構成される。
制御部12は、CPUなどよりなる処理ユニットであって、メモリ14に格納された処理プログラムの処理手順にしたがって探索画面の表示処理や、現在位置における方位の算出および表示処理、探索対象物の抽出および表示処理などの各種処理がワーキング用のメモリ手段であるRAM16を使用して行われる。
位置情報取得手段20における位置情報としては、ワイヤレスLAN信号を利用した場合である。屋内外に発信される複数、少なくとも別々の基地局(クライアント)から発信される3つのワイヤレスLAN信号を利用して3辺測量の手法を用いて本装置の現在位置が特定される。ワイヤレスLAN信号は屋外に限らず、地下街でも受信することができる。
現在位置は緯度および経度情報で表される。特定された本装置の現在位置を示す情報は探索対象物の表示処理に使用されるためRAM16に格納される。
蓄積情報手段22には、探索対象となっている情報(探索対象物)が蓄積されている。探索対象物に含まれる情報は、公共施設、商業施設等に関する施設名、住所、電話番号等の情報に、その施設の現在位置情報(緯度および経度情報)をリンクさせた情報である。そのうち、本例では特定のジャンルごとに整理された情報を、探索対象物情報として取り扱っている。
特定のジャンルとは、飲食店を例示するならば、ラーメン店、レストラン(フランス、イタリア等)のような同業種である。説明を容易にするため以下ではラーメン店を探索の目的地とし、ラーメン店に関連した情報のみを探索対象物として取り扱うものとする。もちろん、複数のジャンルを選択することでそのジャンルの探索対象物を絞り込むようにすることもできる。
探索対象物に関する情報は、あらかじめ内蔵メモリ(例えばRAM16)に格納したものを使用することができる他に、インターネットなどの通信回線に接続された特定のWebサイトより提供されるものを利用してもよい。
探索対象物に関連する情報をWebサイトより取得する場合には、図1に示すように通信回線37を介して本装置10を特定のWebサイトに接続する。Webサイト内のサーバー38に蓄積された現在位置および探索対象物に関する位置関連情報を取得する。もちろん蓄積手段22として外部補助メモリを使用し、ここにサーバー38より取得した現在位置に関連した探索対象物の位置関連情報を格納したものを利用することもできる。サーバー38より探索対象物に関連した情報を取得すれば、常に更新された最新の情報を利用できる。
したがってこのようにサーバー38を利用しながら探索対象物に関連した位置関連情報を取得する場合には、このサーバー38と上述した端末装置である携帯情報端末装置10とによって、探索対象物の表示システムが構築されることになる。
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)28では、後述するように探索画面の生成および表示、表示スケールの起点(ポール)の生成および表示、方位指示マークの生成および表示、探索マークの生成および表示など、探索対象物の表示に不可欠な画像の生成と表示処理がなされる。
ここで、探索画面として探索本画面と探索予備画面の2種類が用意されている場合について説明する。探索予備画面は、目的とするラーメン店が近くにあるかどうかを調べるときに使用される画面であって、この例では探索対象物であるラーメン店であることが直感できるようにラーメン店の器(ラーメンどんぶり)を模したアイコンが使用される。したがって、小画面表示である。小画面表示であっても探索対象物を示す探索マークは表示される。大まかな情報を知らせるためである。
これに対して探索本画面は表示スケールを同心円状に配した画面である。通常はこの画面を使用して詳細情報を知ることになる。探索本画面には表示スケールが表示され、表示スケールによって表示距離を選択できる。以下に示す例は、300mまで、1kmまで、3kmまでの3種類が用意されている。
探索予備画面が用意されているときは、この探索予備画面が最初に表示され、探索予備画面を選択(クリック)することで、探索本画面に遷移するようになされている。
探索画面には、本装置10の現在位置における方位が表示される。方位指示マークは日中と夜間とでは異なるマークが使用される。
読み取り手段30に挿着される着脱自在な記録媒体36に、この発明に係る探索対象物の表示処理に必要な処理プログラムが格納されたものを使用するときは、この処理プログラムが制御部12に関連して設けられたメモリ14にストアされることになる。
入力操作部32は、表示部26上に表示されるソフトキー(10キー)であってもよい。内部電子時計34から得られる日時情報(月、日および時間)は、方位指示マークなどを表示するときに使用される。
したがって、携帯情報端末装置10は、少なくとも現在位置特定手段と、探索対象物抽出手段と、表示位置算出手段と、表示手段とを有し、制御部12の介在の下で以下の手順にしたがって処理される。
つまり、現在位置特定手段によって、ワイヤレスLAN信号を位置情報として利用しながら現在位置を特定し、探索対象物抽出手段によって特定された現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出し、表示位置算出手段によって、抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出し、表示手段によって現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部26上に表示する処理が実行される。その結果、表示部26上には、基点を中心にして方位指示マークと探索対象物を示す探索マークが探索画面上に表示される。
続いて、このような処理の具体例について詳細に説明する。
図2は、携帯情報端末装置10の本体平面構成を示すものであって、本体40には表示部26となる画面Sが中央に位置し、その下側が入力操作部32となされる。入力操作部32は10キーやファンクションキーで構成される。
画面Sにはツールバーの表示エリア42が設けられ、ここにショートカット用の各種アイコンが表示される。
図3は、探索対象物の表示用アプリケーション用アイコンをツールバー表示エリア42で選択したときの画面表示例である。探索対象物としてはラーメン店を例示するので、上述のアイコン44(斜線表示)をクリックすると、画面Sの右下隅にラーメンの器を模した探索予備画面Ssが表示される。
図4にその詳細を示すようにこの探索予備画面Ssには、表示スケール切り替え部46とラーメンの器のほぼ中心としてラーメン店の探索マーク52が表示される。探索マーク52が表示されていないときは、選択されている表示スケールに基づく範囲内にはラーメン店が一軒もないことになるので、この場合には表示スケールの表示レンジを小(S)から大(L)に変更して探索が続行される。
探索情報についてのさらに詳しい情報を知りたいときは、探索予備画面Ssをクリックする。そうすると画面S上には探索予備画面Ssに代えて図5のような探索本画面Smが表示される。
探索本画面Smは、同心円状に表示スケール58が表示された簡易同心円地図であって、本装置10を基準にして表示される。そのため、その基点が本装置10の現在位置となる。基点には基準となるポールマーク(起点マーク)48が画面Sに対し垂直となるように表示される。
表示スケール58は、3段階に切り替え表示できる。第1の表示スケール(S表示)は、最大300m(値の設定は任意)であり、この例では50mごとに同心円状に表示される。第2の表示スケール(M表示)は最大1kmであり、約150mごとに同心円状に表示される。第2の表示スケールは最大1kmであり、約150mごとに同心円状に表示され、また第3の表示スケール(L表示)は最大3kmであり、約500mごとに同心円状に表示される。
探索本画面Smには、さらに方位を示す記号(N,S,E,W)が表示される。本装置10の現在位置を知るためである。
探索本画面Smには、さらに以下のようなマークが表示される。方位指示マーク50から順次説明する。方位指示マーク50は、現在位置を基準にしたときの方位を知るために使用されるもので、方位は太陽、月、星座などの天体物を利用して表示する。日中は太陽を基準にして日影マークが使用され、夜間は月マークや星座マークなどが使用される。日影マークについて説明する。
図6は日影マーク50aの表示例であって、ポール48を基点として表示される。日中雲などに太陽光線が遮られないときは、物体には影ができる。ポール48に太陽光線が当たっていると仮定して日影が求められる。影は太陽の位置によって変わる。
太陽の位置は、日時情報から算出する。自分を中心として太陽を見たときの平面上で、太陽は24時間後に同じ位置に来ることから、その平面における1時間当たりの移動角度は、
360°÷24時間=15°/時間 ・・・・(1)
となる。現在位置の緯度によって太陽の傾きが違うので、これを地表面に反映したときの角度αは、南向きを0としたときの角度とすると、時刻を日本の現在時刻として、
tanα
=sin(15°×(時刻−12))÷(cos(15°×(時刻−12))×sin(90°−北緯))
・・・・(2)
を用いて日影を描画する。そして、(2)式で求めた角度αを方位角Aとして近似する。
また、本装置10を日本国内で使用する場合、日本標準時子午線(東経135°)から、本装置10の現在位置(東経)がどれだけずれているかを考慮して日影の位置をずらす。具体的には、
(現在位置の東経−135°)÷15° ・・・・(3)
で算出された時間分だけ、時間的に過ぎた方向((3)式がマイナスのときは前の時間方向)に描画位置をずらす。
なお、この日影表示はあくまでも太陽の大凡の方角を求めるためであるから、表示される日影の長さは厳密ではない。以下の簡易式に基づいて日影の長さを算出した。
緯度による傾きを考慮したときの座標計算式を用いる。ここに、xを横方向(東西方向)の座標とし、yを縦方向(南北方向)の座標とし、Bを任意の長さとしたとき、
x=B・sin(15°×(時刻-12)) ・・・・(4)
y=B・cos(15°×(時刻-12))×sin(90°−北緯)・・・・(5)
で表される座標点(x、y)と基点までの長さを日影の長さとして近似する。
以上のような計算式を用いて日影マークが描画される。図6は日の出直後の日影の位置を示し、図7は午後4時ごろの日影の位置を示す。
日影マーク50aを用いて自分の位置を知るには、日影マーク50aに自分の影あるいは回りにある建物の影を合わせる。そうすると、自分が日影マーク50aの方角を向いていることになるので、例えば図6の例では西の方角を向いていることが分かり、図7の例ではほぼ東北東の方角を向いていることが分かる。
さて探索本画面Smには、日影マーク50aと共に、探索マーク52が表示される。探索マーク52も2種類用意されている。予め定めた至近距離の中に複数の探索対象物が存在することも考えられるので、この場合には探索マークを複数表示するのではなく、代表して探索マークを1つだけ表示する。探索対象物が1つであるときと区別するため、前者を探索リストマークとして表示態様を変更する。
図6は、探索対象物が1つであるときの探索マーク52(52a)の表示例である。図8は探索対象物が複数存在するときの探索リストマーク52bと、単一の探索マーク52aの表示例を示す。表示態様としては、簡単にするため黒塗りか、そうでないかである。もちろん、表示色や形を変えて峻別し易いようにすることもできる。
探索リストマーク52bには、探索リストを関連付ける。探索リストマーク52bをクリックするとその探索リストが吹き出し表示される。例えば、図8のように3つのラーメン店が表示される。そしてそのうち1つの探索リストをクリックすると、図9のようにクリックされたラーメン店の詳細情報(住所、電話番号、メールアドレス、一口情報など)が吹き出し表示される。探索マーク52aをクリックした場合でも同様な詳細情報が表示される。
夜間の方位指示マーク50としては、月マークや星座マークが使用される。太陽の位置と同じように日時情報と、現在位置における緯度および経度情報から月の表示位置が求められ、その表示位置に例えば図10に示すような月マーク(半月状のマーク)50bが表示される。月マーク50bの代わりに星座マーク50cでもよい。
星座を使用する場合には、例えば、春は大熊座、夏ははくちょう座、秋はカシオペア座、冬はオリオン座のように、その季節の代表的な星座が利用され、これら星座を模した星座マーク50cが使用される。緯度および経度情報は、位置情報に基づいて得られた情報を利用する。
月マーク50bおよび星座マーク50cは図10に示すように何れも表示スケール外の円環状をなす表示エリア(実線と鎖線で囲まれるエリア)内59に表示される。
なお、これらの方位指示マーク50の他に、代表的な建造物(東京タワー、皇居、レインボーブリッジなど)60を現在位置を基準にした方位に表示することもできる。
表示スケールの他の例を示す。図11は表示スケール切り替えアイコン46を選択して1kmまでを表示するように変更した場合を示す。表示スケールを切り替えるときは、再度探索対象物の抽出処理および表示位置の算出処理が実行されることになる。同心円には、距離も同時に表示される。
続いて、探索対象物の表示方法について図12および図13を参照して説明する。
まず、探索対象物の表示用のアプリケーション用アイコン44(図5参照)がクリックされると、画面Sには図3に示すような探索予備画面Ssが表示されると共に、この探索予備画面Ss内に探索対象物を示す探索マーク52が表示される。その前提としてステップ70〜ステップ76までの事前処理がアプリケーション用アイコンがクリックされる前に実行されている。
前提処理から説明する。複数のクライアントから発信されているワイヤレスLAN信号を受信して、これら複数のワイヤレスLAN信号から3辺測量方法を利用して本装置10の現在位置(緯度および経度情報)を算出してその推定値を保存する(ステップ70,71)。
次に、位置関連情報の蓄積手段22を参照して現在位置を基点とした所定エリア内の探索対象物を抽出して保存する(ステップ72)。所定エリアとは、最初のスケールで表示される第1の表示スケール(S表示)が選択されているときの最大表示距離内に存在する探索対象物である。探索対象物は上述したようにラーメン店である。
第1の表示スケールおける探索対象物の抽出が終了すると、抽出された探索対象物のうち一定距離の範囲内(至近距離)に存在するものがあるかどうかが判別される(ステップ73)。至近距離内に複数の探索対象物が存在するときは、至近距離内の探索対象物同士を1つのリストにまとめ、それらの情報と共に1つの探索リストマーク52bを付加して保存する(ステップ74)。探索対象物の情報とは、位置関連情報であって、ラーメン店の店名、住所、電話番号、一口メモなどの情報と、推定したラーメン店の緯度および経度情報である。
抽出した探索対象物同士が一定距離以上離れているときは、それぞれに探索マーク52aを付加して、探索対象物の位置関連情報と共に保存する(ステップ75)。
続いて、抽出した探索対象物の基点を中心とした表示位置を算出して保存する(ステップ76)。探索対象物が位置する方位に、基点を中心として計測された距離だけ離して同心円上に表示される。したがって表示位置は、方位と距離の情報を含む。これらの処理が事前処理として実行されているものとする。
探索対象物の表示アプリケーション用のアイコン44がクリックされると、探索予備画面Ssが表示部26の画面Sに表示される(ステップ77)。そして、この探索予備画面Ssに探索対象物を示す探索リストマーク52bを含む探索マーク52が表示される(ステップ78)。
この探索予備画面の表示は、探索予備画面がクリックされるまで継続して表示され(ステップ79)、探索予備画面がクリックされると、探索本画面Smが第1の表示スケールで表示され、同時に算出された表示位置に探索マーク52が表示される(ステップ80)。
探索本画面Smの表示スケールは表示スケールの変更指示があるまで、同一の尺度で表示され、変更指示があると(ステップ81)、指示された表示スケールで探索画面が再度表示される(ステップ82)。このとき、表示スケールが変更されると、表示されるべき探索対象物についても再度算出する必要がある。
そのため、蓄積手段22を参照して指定された表示スケール内に含まれる探索対象物の抽出処理および、抽出された探索対象物に関する探索リストマーク付加処理、探索対象物の表示位置処理などが実行される。それらの処理結果が探索マーク(探索リストマーク52b)として探索本画面Smに表示される(ステップ82)。
探索本画面Smに表示されている探索リストマーク52bが選択(クリック)されると、探索リストマーク52bに関連したリスト情報が吹き出し表示される(ステップ83,84)。リスト情報としては、店名、電話番号などである。
リスト情報の中から特定のリストが選択されると、今度は選択されたリストに関連する探索対象物の詳細情報が同じく吹き出し表示される(ステップ85,86)。
探索リストマーク52bを再度クリックすることで、探索リストマーク52bに関連したリスト情報が表示される。また探索リストマーク52b以外の探索マーク52aを選択すると、同じくこの探索マーク52aに関連したリスト情報が吹き出し表示される(ステップ88)。全てのリストについて探索が終了することで(ステップ87)、一連の表示処理が終了する。
図14は、方位指示マーク50として日影マーク50aを使用するときその日影の方位と長さを求めるための処理例であって、本装置10に内蔵された内部電子時計34より日時情報(月、日、時間)を取得すると共に、ワイヤレスLAN信号を位置情報として用いることで本装置10の現在位置の緯度および経度情報が算出される(ステップ90,91)。
続いて、上述した近似式を用いて太陽の方位角αと、日影の長さが算出され(ステップ92)、算出された方位の方向に日影が探索画面上に描画される(ステップ93)。
このように、本装置10では、上述の処理ステップを経ることで、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マーク50などと、探索対象物を示す探索マーク52のそれぞれが表示されるので、方位指示マーク50の方角に自分の影などを合わせることで、現在位置における東西南北の方位を知ることができる。方位を確定することで、進むべき方向と大凡の距離を把握できる。
また、読み取り手段30に挿着される記録媒体36に記録されたプログラムを用いて、制御部12からなるコンピュータに実行させる主たる処理を整理すると、以下の通りである。上述したように、
第1に、複数のワイヤレスLAN信号を位置情報として利用しながら3辺測量による処理を行って、携帯情報端末装置の現在位置を推定する。
第2に、推定された現在位置を基点として所定エリア内に存在する予め指定された探索対象物を抽出する処理を行う。予め複数のジャンル(例えば業種)の探索対象物を用意し、用意された探索対象物のジャンルを選択することもできる。
第3に、抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置(緯度および経度情報)を算出する処理を行う。
第4に、現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部上に表示する処理を行う。表示スケールを変更して探索範囲を切り替えられる。
第5に、現在時刻における天体物の方位算出用として太陽、月又は星座を使用するとき、現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する処理を行う。方位指示マーク50として日中は日影マークを使用し、夜間は月マークか星座マークを使用する。
第6に、算出された天体物の方位を指すように、基点を中心として方位指示マークを探索画面上に表示すると共に、表示位置に探索対象物を示す探索マークを表示する処理を行う。
これらの処理によって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マークと、探索対象物のそれぞれを同時に表示することができる。
続いて、第2の実施例について説明する。第2の実施例に示す端末装置としての携帯情報端末装置は、現在位置を推定する場合の位置情報としてGPS信号を使用し、探索対象物に関する情報を、予め蓄積しておいた位置関連情報か、Webサイトで提供されている位置関連情報から取得して探索対象物を探索画面に表示するようにしたものである。
図15は、この実施例に係る携帯情報端末装置100の要部の系統図を示す。
この携帯情報端末装置100は、図1の携帯情報端末装置10と同様に構成されたもので、装置全体の制御を司るコンピュータの主要部である制御部112を始めとしてプログラム格納手段(ROMなど)114、ワーキングメモリ116を有する。さらに、現在位置の位置情報取得手段としてのGPSレシーバ120、探索対象物情報の蓄積手段122を有する。
携帯情報端末装置100にはまた外部との通信を行う通信用インタフェース部124を有する他、LCDなどを使用した表示部126、この表示部126上に各種情報を表示するためのグラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)128や、本装置を機能させるためのプログラムが格納された記録媒体136に対する読み取り手段130、処理操作を実行するための入力操作部132さらには内部電子時計134などによって構成される。
制御部112は、CPUなどよりなる処理ユニットであって、ROM(フラッシュメモリでもよい)114に格納された処理プログラムの処理手順にしたがって探索画面の表示処理や、現在位置における方位の算出および表示処理、探索対象物の抽出および表示処理などの各種処理がワーキング用のメモリ手段であるRAM116を使用して行われる。
位置情報取得手段としては、GPSシステムによるGPS信号のレシーバ120が使用され、このGPS信号が位置情報(緯度および経度情報)として利用される。現在位置は緯度および経度情報として求められる。特定された本装置100の現在位置情報は探索対象物の表示処理に使用されるためRAM116に格納される。
蓄積情報手段122には、探索対象となっている情報(探索対象物)が蓄積されている。探索対象物に含まれる情報は、公共施設、商業施設等に関する施設名、住所、電話番号等の情報に、その施設の現在位置情報(緯度および経度情報)をリンクさせた情報である。そのうち、本例では特定のジャンルごとに整理された情報を、探索対象物情報として取り扱っている。
特定のジャンルとは、飲食店を例示するならば、ラーメン店、レストラン(フランス、イタリア等)のような同業種である。説明を容易にするため以下ではラーメン店を探索の目的地とし、その情報のみを探索対象物として取り扱うものとする。もちろん、複数のジャンルの選択することでそのジャンルの探索対象物を絞り込むようにすることもできる。
探索対象物に関する情報は、あらかじめ内蔵メモリ(例えばRAM116)に格納したものを使用することができる他に、インターネットなどの通信回線に接続された特定のWebサイトより提供されるものを利用してもよい。
探索対象物に関連する情報をWebサイトより取得する場合には、図15に示すように通信回線137を介して本装置100を特定のWebサイトに接続する。Webサイト内のサーバー138に蓄積された現在位置および探索対象物に関する位置関連情報を取得する。もちろん蓄積手段122として外部補助メモリを使用し、ここにサーバー138より取得した現在位置に関連した探索対象物の位置関連情報を格納したものを利用することもできる。サーバー138より探索対象物に関連した情報を取得すれば、常に更新された最新の情報を利用できる。
したがってこのようにサーバー138を利用しながら探索対象物に関連した位置関連情報を取得する場合には、このサーバー138と上述した端末装置である携帯情報端末装置100とによって、探索対象物の表示システムが構築されることになる。
第1の実施例では、位置情報としてワイヤレスLAN信号が使用されるのに対して第2の実施例では、GPS信号が位置情報として使用される。
本装置100においては、GPS信号を受信して現在位置を特定する。現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部126上に表示する。特定された現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出すると共に、抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置(基点からの方位と探索対象物までの距離)を算出し、その表示位置に、探索対象物を示す探索マーク52を表示する。探索マーク52は、探索対象物が1つのとき使用されるマーク(探索マーク52a)と、複数の探索対象物を1くくりで表示するための探索リストマーク52bがある。
探索対象物は予め指定されているものであり、現在位置を中心に表示できるエリア内に存在する探索対象物のみを、緯度および経度情報を参照しながら抽出する。
現在時刻における天体物の方位を算出して、その方位の方向を指すように、探索画面上に方位指示用のマークを表示する。方位指示マーク50は、日中は太陽の位置から算出された日影マーク50aを表示し、夜間では月や、その既設の代表的な星座の位置を算出して月マーク50bあるいは星座マーク50cを探索画面上に表示する。
第2の実施例では、GPS信号を位置情報として使用するため、現在位置を正確に特定できる。同心円状に表示スケールが表示された画面を、簡易型の探索画面とすることで電子地図情報が不要になる。
探索画面には、基点を中心として指定された特定の探索対象物を示す探索マーク52と、方位を示す方位指示マーク50が表示されているので、この方位指示マーク50の方向に自分の影などを合わせることで、現在位置での東西南北の大凡の方位を把握できる。
第2の実施例も第1の実施例と同様に、以下に示す処理ステップを経て、表示部126上に探索対象物を表示する。
(1)ステップ1:GPS信号を位置情報として利用しながら現在位置を特定する。
(2)ステップ2:特定された現在位置(緯度および経度情報)を基点として所定エリア内に存在する特定の探索対象物を抽出する。
(3)ステップ3:抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する。表示位置は、緯度および経度情報で表される。
(4)ステップ4:現在位置を基点として表示スケール58が同心円となされた探索画面を表示部126上に表示する。表示スケールを切り替えられるようにして、対象物の探索を容易にする。
(5)ステップ5:現在時刻における天体物の方位を算出して、その方位の方向を指すように、探索画面に方位指示マーク50を表示する。現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて、基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する。日中は日影マーク50aを使用し、夜間は月マーク50bか星座マーク50cを使用する。
(6)ステップ6:算出された天体物の方位を指すように、基点を中心として方位指示マーク50を探索画面上に表示すると共に、算出した表示位置に探索対象物を示す探索マーク52を表示する。
したがって、この発明においても図12に示す処理手順を流用できることは明らかである。また、方位指示マーク50を算出する場合でも図13に示す処理プログラムを活用できることは明らかである。
これらの処理によって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マーク50と、探索対象物を示す探索マーク52のそれぞれが表示されるので、方位指示マーク50に自分の影などを合わせることで、現在位置における東西南北の方位を知ることができる。
表示すべき探索対象物は、予め特定されているから雑多な探索情報が表示されることはない。そのため、探索対象物の絞り込みが簡単になり、探索時間を短縮できる。
また、読み取り手段130に挿着されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体136には、
(1)全地球測位システムを使用したGPS信号を位置情報として利用しながら現在位置を算出する処理と、
(2)算出された現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する処理と、
(3)抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する処理と、
(4)現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部上に表示する処理と、
(5)現在時刻における天体物の方位算出用として太陽、月又は星座を使用するとき、現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて上記基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する処理と、
(6)算出された天体物の方位を指すように、基点を中心として方位指示マークを上記探索画面上に表示すると共に、表示位置に上記探索対象物を示す探索マークを表示する処理とを、
それぞれ制御部112からなるコンピュータに実行させるためのプログラムとして記録されている。
これらの処理によって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マークと、探索対象物のそれぞれを同時に表示することができる。
第3の実施例について、図16を参照してその具体例を説明する。第3の実施例においても、装置本体200は図2と同様であり、表示される内容も図3〜図11に示すものと同じである。
第3の実施例として示す携帯情報端末装置(携帯端末装置)は、位置情報としてワイヤレスLAN信号とGPS信号の何れかを選択的に使用して探索対象物を探索画面に表示するようにしたものである。
図16は、第3の実施例に係る携帯情報端末装置200の要部の系統図を示す。この携帯情報端末装置200は、図1の携帯情報端末装置10と同様に構成されたもので、装置全体の制御を司るコンピュータの主要部である制御部212を始めとしてプログラム格納手段(ROMなど)214、ワーキングメモリ216を有する。さらに、現在位置の位置情報取得手段としてのワイヤレスLAN信号の送受信部220AおよびGPSレシーバ220B、探索対象物情報の蓄積手段222を有する。
携帯情報端末装置200にはまた外部との通信を行う通信用インタフェース部224を有する他、LCDなどを使用した表示部226、この表示部226上に各種情報を表示するためのグラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)228や、本装置を機能させるためのプログラムが格納された記録媒体236に対する読み取り手段230、処理操作を実行するための入力操作部232さらには内部電子時計234などによって構成される。
制御部212は、CPUなどよりなる処理ユニットであって、ROM(フラッシュメモリでもよい)214に格納された処理プログラムの処理手順にしたがって探索画面の表示処理や、現在位置における方位の算出および表示処理、探索対象物の抽出および表示処理などの各種処理がワーキング用のメモリ手段であるRAM216を使用して行われる。
位置情報取得手段としては、ワイヤレスLAN信号の送受信部220AとGPSレシーバ200Bが利用され、その何れかから得られる位置情報を利用して現在位置が特定される。通常屋外でもワイヤレスLAN信号が発信されていない地域ではGPS信号を利用し、それ以外の地域では屋外および地下街を問わずワイヤレスLAN信号を利用する。この切り替えは自動的に行うことができる。
屋外では常にGPS信号を利用し、屋内や地下街のような場所ではワイヤレスLAN信号を利用するようにしてもよい。
現在位置は緯度および経度情報で表される。推定された本装置の現在位置を示す情報は探索対象物の表示処理に使用されるためRAM216に格納される。
蓄積情報手段222には、探索対象となっている情報(探索対象物)が蓄積されている。探索対象物に含まれる情報は、公共施設、商業施設等に関する施設名、住所、電話番号等の情報に、その施設の現在位置情報(緯度および経度情報)をリンクさせた情報である。そのうち、本例では特定のジャンルごとに整理された情報を、探索対象物情報として取り扱っている。
特定のジャンルとは、飲食店を例示するならば、ラーメン店、レストラン(フランス、イタリア等)のような同業種である。説明を容易にするため以下ではラーメン店を探索の目的地とし、その情報のみを探索対象物として取り扱うものとする。もちろん、複数のジャンルの選択することでそのジャンルの探索対象物を絞り込むようにすることもできる。
探索対象物に関する情報は、あらかじめ内蔵メモリ(例えばRAM216)に格納したものを使用することができる他に、インターネットなどの通信回線に接続された特定のWebサイトより提供されるものを利用してもよい。
探索対象物に関連する情報をWebサイトより取得する場合には、図16に示すように通信回線237を介して本装置200を特定のWebサイトに接続する。Webサイト内のサーバー238に蓄積された現在位置および探索対象物に関する位置関連情報を取得する。もちろん蓄積手段222として外部補助メモリを使用し、ここにサーバー238より取得した現在位置に関連した探索対象物の位置関連情報を格納したものを利用することもできる。サーバー238より探索対象物に関連した情報を取得すれば、常に更新された最新の情報を利用できる。
したがってこのようにサーバー238を利用しながら探索対象物に関連した位置関連情報を取得する場合には、このサーバー238と上述した端末装置である携帯情報端末装置200とによって、探索対象物の表示システムが構築されることになる。
第3の実施例では、地域によってはワイヤレスLAN信号を使用できなかったり、GPS信号を使用できなかったりするため、ワイヤレスLAN信号およびGPS信号のそれぞれの特徴を生かして、現在位置を特定する。
同心円状に表示スケールが表示された画面を、簡易型の探索画面とすることで電子地図情報が不要になる。
探索画面には、基点を中心として指定された特定の探索対象物を示す探索マークが表示される。探索画面には方位を示す方位指示マークが表示されているので、この方位指示マークの方向に自分の影などを合わせることで、現在位置での東西南北の大凡の方位を把握できる。
この発明では、以下に示す処理ステップを経ることで、表示部226上に探索対象物を表示する。上述したように、
(1)ステップ1:位置情報としてワイヤレスLAN信号とGPS信号を選択的に利用しながら現在位置を特定する。
(2)ステップ2:特定された現在位置(緯度および経度情報)を基点として所定エリア内に存在する予め特定された探索対象物を抽出する。
(3)ステップ3:抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する。表示位置は、緯度および経度情報で表される。
(4)ステップ4:現在位置を基点として表示スケール48が同心円となされた探索画面を表示部226上に表示する。表示スケールを切り替えることで、対象物が探索し易くなる。
(5)ステップ5:現在時刻における太陽、月又は星座の位置から方位を算出する。日中は日影マーク50aを使用し、夜間は月マーク50bか星座マーク50cを使用する。
(6)ステップ6:算出された天体物の方位を指すように、基点を中心として方位指示マークを探索画面上に表示すると共に、算出した表示位置に探索対象物を示す探索マーク52を表示する。したがって表示処理としては、ワイヤレスLAN信号とGPS信号の切り替え処理以外は、図12に示す処理プログラムを活用できることは明らかであり、方位指示マーク50の算出も図13に示す処理プログラムを活用できる。
これらの処理によって、同心円状の探索画面上に、基点を中心に方位指示マーク50と、探索対象物を示す探索マーク52のそれぞれが表示されるので、方位指示マーク50に自分の影などを合わせることで、現在位置における東西南北の方位を知ることができる。
表示すべき探索対象物は、予め特定されているから雑多な探索情報が表示されることはない。そのため、探索対象物の絞り込みが簡単になり、探索時間を短縮できる。
また、読み取り手段230に挿着されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体236には、
(1)位置情報としてワイヤレスLAN信号か、全地球測位システムを使用したGPS信号を選択的に利用しながら現在位置を算出する処理と、
(2)算出された現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する処理と、
(3)抽出された単一若しくは複数の探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する処理と、
(4)現在位置を基点として表示スケールが同心円となされた探索画面を表示部226上に表示する処理と、
(5)現在時刻における天体物の方位算出用として太陽、月又は星座を使用するとき、現在位置の緯度および経度情報と日時情報を用いて基点を基準にした日影の方位、月の方位又は星座の方位を算出する処理と、
(6)算出された天体物の方位を指すように、基点を中心として方位指示マーク50を探索画面上に表示すると共に、表示位置に探索対象物を示す探索マーク52を表示する処理とを、
それぞれ制御部222からなるコンピュータに実行させるプログラムが記録されている。
この発明では、情報携帯情報端末装置、携帯電話、携帯用ゲーム機器、それらを融合した機器のように、表示部を有した端末装置に適用できる。
この発明に係る端末装置を携帯情報端末装置に適用したときの一例を示す要部の系統図である。 装置本体の平面図である。 表示部上に表示される探索画面(探索予備画面)の一例を示す図である。 探索予備画面の拡大図である。 探索本画面の表示例を示す図である。 探索本画面に日影マークを表示したときの図である。 探索本画面に日影マークと探索マークを表示したときの図である。 探索リストマークをクリックしたときの表示例を示す図である。 リストを選択したときのリスト情報の表示状態を示す図である。 月マーク、星座マークなどの表示例を示す図である。 表示スケールを変更したときの表示例を示す図5と同様な図である。 探索対象物の表示処理例を示すフローチャートである(その1)。 探索対象物の表示処理例を示すフローチャートである(その2)。 日影マークの処理例を示すフローチャートである。 この発明に係る端末装置を携帯情報端末装置に適用したときの他の例を示す要部の系統図である。 この発明に係る端末装置を携帯情報端末装置に適用したときの他の例を示す要部の系統図である。
符号の説明
10,100,200・・・端末装置(携帯情報端末装置)、12,112,212・・・制御部、20、220・・・ワイヤレスLAN信号送受波部、22、122,222・・・位置関連情報蓄積手段、34,134,234・・・内部時計、26,126,226・・・表示部、30,130,230・・・記録媒体の読み取り手段、Ss・・・探索予備画面、Sm・・・探索本画面、52(52a)・・・探索マーク、52b・・・探索リストマーク、50・・・方位指示マーク、50a・・・日影マーク、50b・・・月マーク、50c・・・星座マーク、48・・・ポール

Claims (14)

  1. 現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物抽出手段と、
    抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置算出手段と、
    現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出手段と、
    上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示手段とからなる
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 上記探索画面を探索本画面とするとき、
    探索対象を模したアイコンを探索予備画面として表示できるようにし、
    この探索予備画面内に上記探索対象物を示す探索マークが表示されると共に、上記探索予備画面が最初の探索選択画面として表示され、この探索予備画面を選択することで、上記探索本画面が表示される
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 上記方位を指示するマークは、日中と夜間とで異なるマークが使用される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 日中に使用される方位算出用の天体物として太陽が使用されると共に、該太陽の日影を模した日影マークが方位指示マークとして使用される
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の端末装置。
  5. 上記基点から垂直に向けて表示される基準ポールを起点として上記日影マークが表示される
    ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 夜間に使用される方位算出用の天体物として月又は星座が使用されると共に、上記月又は星座を模した月マーク又は星座マークが方位指示マークとして使用される
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の端末装置。
  7. 上記月マーク又は星座マークは、上記探索画面に表示された表示スケール外の表示エリアに表示される
    ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 近接したエリアに複数の探索対象物が存在するときは、それらの探索対象物を示す探索マークの代わりに、上記複数の探索対象物を包含する探索リストマークが使用される
    ことを特徴とする請求項1乃至7に記載の端末装置。
  9. 上記探索リストマークが選択されたときは、上記探索リストマークに含まれる複数の探索対象物が上記探索画面上に表示される
    ことを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 上記特定の探索対象物を指定したときは、指定された探索対象物に関する情報が探索画面上に表示される
    ことを特徴とする請求項1乃至9に記載の端末装置。
  11. 現在位置を検出する現在位置検出ステップと、
    現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物の抽出ステップと、
    抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置の算出ステップと、
    現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出ステップと、
    上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示ステップとからなる
    ことを特徴とする探索対象物の表示方法。
  12. 現在位置を検出する現在位置の検出処理、
    現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物の抽出処理、
    抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置の算出処理、
    現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出処理、
    上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示処理を、
    コンピュータに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. コンピュータを、
    現在位置を検出する現在位置の検出手段、
    現在位置を基点として所定エリア内に存在する探索対象物を抽出する探索対象物抽出手段、
    抽出された探索対象物の、現在位置を基点とした表示位置を算出する表示位置算出手段、
    現在時刻における上記現在位置を基点とした天体物の方位を算出する方位算出手段、
    上記現在位置、上記探索対象物の表示位置および上記天体物の方位に基づいて、現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に、上記探索対象物を示す探索マークおよび上記天体物の方位を示す方位指示用のマークを表示する表示手段として、
    機能させるためのプログラム。
  14. 探索対象物を表示する端末装置と、上記探索対象物に関連した位置関連情報を蓄積したサーバーからなる探索対象物の表示システムであって、
    上記端末装置には、現在位置に関連した上記サーバーより取得した探索対象物を示す探索マークが、現在位置を基点とした天体物の方位を示す方位指示用マークと共に、上記現在位置を基点とした表示スケールを有する探索画面上に表示される
    ことを特徴とする探索対象物の表示システム。
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