JP2009111411A - 発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子 - Google Patents
発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009111411A JP2009111411A JP2008333894A JP2008333894A JP2009111411A JP 2009111411 A JP2009111411 A JP 2009111411A JP 2008333894 A JP2008333894 A JP 2008333894A JP 2008333894 A JP2008333894 A JP 2008333894A JP 2009111411 A JP2009111411 A JP 2009111411A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emitting diode
- led chip
- light
- translucent resin
- light emitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48245—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
- H01L2224/48247—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
Landscapes
- Led Devices (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
Abstract
【課題】新たな構成の発光ダイオードランプを提供する。
【解決手段】発光ダイオードランプCは、LEDチップ100と、LEDチップ100がボンディングされるリード200と、LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300と、透光性樹脂300の内部であって、LEDチップ100から発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜440とを具備している。透光性膜440については蛍光体500が混合されたものである。
【選択図】図3
【解決手段】発光ダイオードランプCは、LEDチップ100と、LEDチップ100がボンディングされるリード200と、LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300と、透光性樹脂300の内部であって、LEDチップ100から発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜440とを具備している。透光性膜440については蛍光体500が混合されたものである。
【選択図】図3
Description
本発明は、LEDチップを光源として使用する発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子に関する。
例えば、白色光を発する発光ダイオード素子としては、蛍光体を用いたものがある。例えば、青色LEDランプを用いて白色光を出すためには、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体を利用する。すなわち、青色LEDランプから発せられる480nm程度の青色光を前記蛍光体に入射すると、570nmにピークを有する橙色光となる。前記青色光はすべてが蛍光体に吸収されて橙色光になるのではなく、その一部は青色光のままである。この橙色光と青色光とを混合することによって白色光が発光するのである。このように、蛍光体を用いることによりLEDチップのみでは表現しにくかった色の光を発光させることができるのである。
このため、発光ダイオードランプを構成するリードのカップ部に前記蛍光体を入れたものや、蛍光剤(蛍光体)を樹脂ケースに混合するものや、LEDチップの表面に蛍光体層を形成するものや、発光ダイオードランプに被せられるキャップに蛍光顔料層を形成するもの等が提案されている。
本発明は、これらの発光ダイオードランプとは異なった新たな発光ダイオードランプや、その製造方法のみならず、新たなチップ型発光ダイオード素子を提供することを目的としている。
本発明に係る発光ダイオードランプは、LEDチップと、このLEDチップがボンディングされるリードと、前記LEDチップをモールドする透光性樹脂と、この透光性樹脂の内部であって、LEDチップから発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜とを具備しており、前記透光性膜は蛍光体が混合されたものである。
本発明に係る発光ダイオードランプの製造方法は、リードにボンディングされたLEDチップより光の射出側に相当する透光性樹脂を金型に注入する工程と、前記透光性樹脂に蛍光体が混合された透光性膜を載せる工程と、LEDチップがボンディングされたリードを前記金型にセットする工程と、残りの透光性樹脂を前記金型に注入する工程を含んだ内容となっている。
また、本発明に係る別の発光ダイオードランプは、LEDチップと、このLEDチップが接着剤でボンディングされるリードと、前記LEDチップをモールドする透光性樹脂とを具備しており、前記接着剤には、蛍光体が混合されタものである。
さらに、本発明に係るチップ型発光ダイオード素子は、LEDチップをモールドする透光性樹脂と、この透光性樹脂の内部であって、LEDチップから発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜とを具備しており、前記透光性膜は蛍光体が混合されたものである。
請求項1に係る発光ダイオードランプは、LEDチップと、このLEDチップがボンディングされるリードと、前記LEDチップをモールドする透光性樹脂と、この透光性樹脂の内部であって、LEDチップから発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜とを具備しており、前記透光性膜は蛍光体が混合されたものである。
従って、この発光ダイオードランプによると、LEDチップから発せられる光は確実に蛍光体が混合された透光性膜を透過するとともに、上述した2つの発光ダイオードランプとは違って透光性膜が外部に向かって露出していないので、透光性膜がなんらかの原因で剥離するという問題がない。
請求項2に係る発光ダイオードランプは、LEDチップと、このLEDチップが接着剤でボンディングされるリードと、前記LEDチップをモールドする透光性樹脂とを備えており、前記接着剤には、蛍光体が混合されている。
この発光ダイオードランプであると、接着剤のみを変更することによって発する光の色を適宜変更することができるので大変便利である。
、請求項3に係る発光ダイオードランプの製造方法は、リードにボンディングされたLEDチップより光の射出側に相当する透光性樹脂を金型に注入する工程と、前記透光性樹脂に蛍光体が混合された透光性膜を載せる工程と、LEDチップがボンディングされたリードを前記金型にセットする工程と、残りの透光性樹脂を前記金型に注入する工程とを有している。
このようにすることにより、透光性樹脂の内部に蛍光体が混合された透光性膜を封入することが可能となる。
請求項4に係るチップ型発光ダイオード素子は、LEDチップをモールドする透光性樹脂と、この透光性樹脂の内部であって、LEDチップから発せられる光が透過する位置に封入された透光性膜とを備えており、前記透光性膜は蛍光体が混合されたものである。このため、このチップ型発光ダイオード素子もLEDチップから発せられる光は確実に蛍光体が混合された透光性膜を透過するとともに、透光性膜が外部に向かって露出していないので、透光性膜がなんらかの原因で剥離するという問題がない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る発光ダイオードランプの概略的断面図、図2は本発明の第2の実施の形態に係る発光ダイオードランプの概略的断面図、図3は本発明の第3の実施の形態に係る発光ダイオードランプの概略的断面図、図4は本発明の第3の実施の形態に係る発光ダイオードランプの製造工程を示す概略的断面図、図5は本発明の第4の実施の形態に係る発光ダイオードランプの概略的断面図、図6は本発明の第5の実施の形態に係る発光ダイオードランプの概略的断面図、図7は本発明の第6の実施の形態に係る発光ダイオードランプの要部、すなわちカップ部の概略的拡大断面図である。
また、図8は本発明の第7の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子の概略的断面図、図9は本発明の第8の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子の概略的断面図、図10は本発明の第9の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子の概略的断面図、図11は本発明の第10の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子の概略的断面図、図12は本発明の第11の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子の概略的断面図である。
さらに、図13はドットマトリクス型発光ダイオードユニットの図面であって、同図(A)は概略的平面図、同図(B)は概略的一部拡大平面図、図14は本発明の第12の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットの概略的断面図、図15は本発明の第13の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットの概略的断面図、図16は本発明の第14の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットの概略的断面図である。
本発明の第1の実施の形態に係る発光ダイオードランプAは、図1に示すように、LEDチップ100と、このLEDチップ100がボンディングされるリード200と、前記LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300と、この透光性樹脂300の表面に形成された透光性膜400とを備えており、前記透光性膜400は蛍光体500が混合されたものである。
この発光ダイオードランプAは、砲弾型をした透光性樹脂300でLEDチップ100がモールドされたものである。
まず、リード200は、LEDチップ100がダイボンディングされるカップ部211が形成された第1リード210と、前記カップ部211にダイボンディングされたLEDチップ100とボンディングワイヤ221で電気的に接続される第2リード220とを有している。前記カップ部211は、LEDチップ100から発せられる光を効率的に外部に放射させるために、断面が略すり鉢状に形成されている。
前記透光性樹脂300は、例えばエポキシ系樹脂等が用いられる。また、透光性膜400は、母材となる例えばシリコンアルコキシド、チタンアルコキシド等か作成して無機膜や、シリコン樹脂、エポキシ樹脂等に蛍光体500を混合したものを使用する。蛍光体500としては、LEDチップ100が青色LEDである場合、白色光を発光させるためには、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体が用いられる。
この透光性膜400を透光性樹脂300の表面に形成するには、内部にLEDチップ100がモールドされた透光性樹脂300を透光性膜400となる液体に漬け込むディップ法、前記液体を透光性樹脂300の表面に印刷する印刷法、前記液体を透光性樹脂300の表面に噴霧するスプレー法等がある。また、前記液体と透光性樹脂300とのぬれが十分であれば、前記液体を透光性樹脂300の上部から滴下する方法も有効である。
なお、前記透光性膜400は、透光性樹脂300の全面に形成してもよいが、LEDチップ100からの光が透過する部分、すなわち前記カップ部211より上方にのみ形成してもよい。この場合には、透光性膜400が少なくなるので、コスト的に有利という利点がある。
次に、図2を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る発光ダイオードランプBについて説明する。この第2の実施の形態に係る発光ダイオードランプBは、LEDチップ100と、このLEDチップ100がボンディングされるリード200と、前記LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300と、この透光性樹脂300の表面に被せられる透光性樹脂からなるキャップ420とを備えており、前記キャップ420は蛍光体500が混合されたものである。
この発光ダイオードランプBが上述した発光ダイオードランプAと相違する点は、発光ダイオード素子Aでは蛍光体500を混合した透光性膜400を透光性樹脂300の表面に形成していたのに対し、発光ダイオードランプBでは透光性樹脂からなるキャップ420に蛍光体500を混合し、そのキャップ420を透光性樹脂300に被せている点である。
前記キャップ420は、透光性樹脂300と同じような透光性樹脂に、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット系の蛍光体500を混合し、それを透光性樹脂300の形状に合わせて有底筒状に成形したものである。かかるキャップ420を用いる利点は、必要な光の色に応じてキャップ420を被せたり、被せなかったりすることができる点にある。すなわち、LEDチップ100が青色LEDである場合、そのままの青色光を発光させる場合にはキャップ420を被せず、白色光を発光させる場合にはイットリウム・アルミニウム・ガーネット系の蛍光体500が混合されたキャップ420を被せるようにすることができるのである。このため、キャップ420を被せるという簡単な工程で、発光ダイオードランプの発する光の色を変更することが可能となるのである。
次に、図3を参照しつつ、本発明の第3の実施の形態に係る発光ダイオードランプCについて説明する。本発明の第3の実施の形態に係る発光ダイオードランプCは、LEDチップ100と、このLEDチップ100がボンディングされるリード200と、前記LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300と、この透光性樹脂300の内部であって、LEDチップ100から発せられる光が透過する位置に封入された透光性膜440とを備えており、前記透光性膜440は蛍光体500が混合されたものである。
この発光ダイオードランプCが、上述した発光ダイオードランプA、Bと相違する点は、蛍光体500が混合された透光性膜440が透光性樹脂300の内部に封入されている点である。この発光ダイオードランプCは、以下のようにして製造される。
この発光ダイオードランプCを製造する製造方法は、図4に示すように、リードにボンディングされたLEDチップ100より光の射出側に相当する透光性樹脂310を金型900に注入する工程と、前記透光性樹脂310に蛍光体500が混合された透光性膜440を載せる工程と、LEDチップ100がボンディングされたリード200を前記金型900にセットする工程と、残りの透光性樹脂320を前記金型900に注入する工程とを有している。
前記金型900は、砲弾状の透光性樹脂300を形作るために底部がドーム状になった凹部910が形成されている。かかる金型900の凹部910に、透光性樹脂300の一部となる透光性樹脂310を注入する。この透光性樹脂310は、LEDチップ100の位置より浅くなっている。
次に、前記透光性樹脂310が硬化したならば、図4(A)に示すように、当該透光性樹脂310の上に前記透光性膜440を載せる。この透光性膜440は、蛍光体500が混合されたものである。
さらに、LEDチップ100かボンディングされたリード200を、LEDチップ100が下向きになるように、前記凹部910にセットする(図4(B)参照)。この際、リード200には、LEDチップ100の位置決めのための位置決め部材920を取り付けておく。すなわち、凹部910の開口に前記位置決め部材920が引っ掛かることでLEDチップ100の位置決めを行うのである。
残りの凹部910に残りの透光性樹脂320を注入する(図4(C)参照)。この透光性樹脂320は、密着性や収縮性等の問題から前記透光性樹脂310と同じものが望ましい。この透光性樹脂320が硬化したならば、完成した発光ダイオードランプCを金型900の凹部910から抜き出す。
このようにして製造された発光ダイオードランプCは、発光ダイオードランプAとは違って透光性膜440が外部に向かって露出していないので、透光性膜440がなんらかの原因で剥離するという問題がない。
次に、図5を参照ししつつ、本発明の第4の実施の形態に係る発光ダイオードランプDについて説明する。第4の実施の形態に係る発光ダイオードランプDは、LEDチップ100と、このLEDチップ100がボンディングされるリード200と、前記LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300とを備えており、前記透光性樹脂300は、LEDチップ100の周囲をモールドする蛍光体500が混合された第1の透光性樹脂330と、この第1の透光性樹脂330をモールドする第2の透光性樹脂340とを有している。
この発光ダイオードランプDは、透光性樹脂300を2つに分け、一方の第1の透光性樹脂330にのみ蛍光体500を混合したものである。かかる発光ダイオードランプDは、以下のようにして製造される。まず、リード200の第1リード210のカップ部211にLEDチップ100をダイボンディングし、当該LEDチップ100をボンディングワイヤ221で第2リード220に接続する。
このように電気的、構造的にLEDチップ100が接続されたリード200を蛍光体500が混合された第1の透光性樹脂330の中に漬け込む。この際、LEDチップ100のみならず、カップ部211、ボンディングワイヤ221をも第1の透光性樹脂330の内部に取り込むようにする。ここで、例えばボンディングワイヤ221の一部が第1の透光性樹脂330から飛び出ていたとすると、後工程の第2の透光性樹脂340の硬化の際に、収縮等の問題からボンディングワイヤ221が切断されるおそれがあるが、すべてが第1の透光性樹脂330の内部に取り込まれているとかかる問題が発生するおそれがない。
次に、第1の透光性樹脂330が硬化したならば、上述した金型900の凹部910の内部にLEDチップ100が位置するように、リード200ごとセットする。そして、第2の透光性樹脂340を金型900の凹部910の残りの部分に注入する。なお、第1の透光性樹脂330と第2の透光性樹脂340とは、密着性や収縮性等の問題から同一のものであるのが望ましい。前記第2の透光性樹脂340が硬化したならば、完成した発光ダイオードランプDを金型900の凹部910から抜き出す。
この発光ダイオードランプDの場合には、LEDチップ100は蛍光体500が混合された第1の透光性樹脂330で確実に包囲されるので、LEDチップ100の光がすべて前記1の透光性樹脂330を透過するという効果がある。
次に、図6を参照しつつ、本発明の第5の実施の形態に係る発光ダイオードランプEについて説明する。この第5の実施の形態に係る発光ダイオードランプEは、LEDチップ100と、このLEDチップ100がボンディングされるリード200と、前記LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300とを備えており、前記透光性樹脂300は、LEDチップ100の周囲をモールドする第1の透光性樹脂330Aと、この第1の透光性樹脂330Aをモールドする第2の透光性樹脂340と、前記第1の透光性樹脂330Aの表面に形成された蛍光体500が混合された透光性膜450とを有している。
この第5の実施の形態に係る発光ダイオードランプEが前記発光ダイオードランプDと相違する点は、発光ダイオードランプDでは蛍光体500は第1の透光性樹脂330に混合されていたが、発光ダイオードランプEでは第1の透光性樹脂330Aには蛍光体500は混合されず、第1の透光性樹脂330Aの表面に形成された透光性膜450に混合されている点である。
かかる発光ダイオードランプEは、次のようにして製造される。まず、リード200の第1リード210のカップ部211にLEDチップ100をダイボンディングし、当該LEDチップ100をボンディングワイヤ221で第2リード220に接続する。この点までは、発光ダイオードランプDと同様である。
次に、電気的、構造的にLEDチップ100が接続されたリード200を第1の透光性樹脂330Aの中に漬け込む。この際、LEDチップ100のみならず、カップ部211、ボンディングワイヤ221をも第1の透光性樹脂330Aの内部に取り込むようにする。ここで、例えばボンディングワイヤ221の一部が第1の透光性樹脂330Aから飛び出ていたとすると、後工程の第2の透光性樹脂340の硬化の際に、収縮等の問題からボンディングワイヤ221が切断されるおそれがあるが、すべてが第1の透光性樹脂330Aの内部に取り込まれているとかかる問題が発生するおそれがない。
次に、第1の透光性樹脂330Aが硬化したならば、透光性樹脂330Aの表面に蛍光体500が混合された液体を塗布する。この液体の塗布は、第1の透光性樹脂330Aを透光性膜450となる液体に漬け込むディップ法、前記液体を第1の透光性樹脂330Aの表面に印刷する印刷法、前記液体を第1の透光性樹脂330Aの表面に噴霧するスプレー法等がある。また、前記液体と第1の透光性樹脂330Aとのぬれが十分であれば、前記液体を第1の透光性樹脂330Aの上部から滴下する方法も有効である。
さらに、前記金型900の凹部910の内部にLEDチップ100が位置するように、リード200ごとセットする。そして、第2の透光性樹脂340を金型900の凹部910の残りの部分に注入する。なお、第1の透光性樹脂330Aと第2の透光性樹脂340とは、密着性や収縮性等の問題から同一のものであるのが望ましい。前記第2の透光性樹脂340が硬化したならば、完成した発光ダイオードランプEを金型900の凹部910から抜き出す。
このようにして製造された発光ダイオードランプEは、発光ダイオードランプDのように2種類の透光性樹脂、すなわち第1の透光性樹脂330と第2の透光性樹脂340とを準備する必要がないという効果がある。
次に、本発明の第6の実施の形態に係る発光ダイオードランプFについて、図7を参照しつつ説明する。この第6の実施の形態に係る発光ダイオードランプFは、LEDチップ100と、このLEDチップ100が接着剤600でボンディングされるリード200(図示省略)と、前記LEDチップ100をモールドする透光性樹脂(図示省略)とを備えており、前記接着剤600には、蛍光体500が混合されている。
LEDチップ100は、例えばサファイヤ基板上に結晶成長させたGaN系青色LEDチップのようなチップ上面からも下面からも発光するLEDチップを使用し、リード200のカップ部211に透光性の接着剤600に蛍光体500を混合したものを使用する。そして、透光性樹脂で全体をモールドして略砲弾状に形成するのである。
LEDチップ100から発した光のうち下面に向かう光は、前記接着剤600に入射しその中に含まれる蛍光体500を光らせることになり、その光はLEDチップ100を透過して外部にでてくることになり、LEDチップ100から発した光のうち上面に向かう光と混合して外部にでてくる。このように、本発明の第6の実施の形態に係る発光ダイオードランプFは、LEDチップ100から発せられる光のうち、下面からの光のみを蛍光に変え、上面からの光はそのまま外部にだす点に大きな特徴がある。こうすることにより、混合した光の割合の再現性は従来に比べて非常によくなり、量産においても同じものを精度よく作ることが可能になる。また、製造方法も単に接着剤600に蛍光体500を混ぜたものを使うだけでよく、特別な製造装置等は特に必要でない。さらに、外部から見た場合には、発光部分はLEDチップ100とその下の蛍光体500部分のみとなり、すなわち発光部分は非常に小さな点となるため、混色の具合も見る位置によって変わってくるということもほとんどない。
このように構成された発光ダイオードランプFであれば、接着剤600のみを変更することによって発する光の色を適宜変更することができるので大変便利である。
これまでは、発光ダイオードランプについて説明したが、次からはチップ型発光ダイオード素子について説明する。
本発明の第7の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子Gは、図8に示すように、プリント基板等に表面実装が可能なものであって、セラミックスや合成樹脂等の絶縁性材料からなるケース700にLEDチップ100がボンディングされている。蛍光体500が混合された透光性樹脂300でLEDチップ100をモールドしている。
このチップ型発光ダイオード素子Gにおけるケース700には、LEDチップ100がダイボンディングされる凹部710が形成されている。この凹部710には、LEDチップ100の一方の電極に電気的に接続される電極部720が形成されている。この電極部720は、端部がケース700の側面にまで形成されている。
また、前記ケース700には、LEDチップ100の他の電極に電気的に接続される電極部730が形成されている。この電極部730は、凹部710の内部までは形成されていないが、端部はケース700の側面にまで形成されている。この電極730はボンディングワイヤ740によって、LEDチップ100の他の電極と電気的に接続されている。
そして、前記LEDチップ100はボンディングワイヤ740とともに蛍光体500が混合された透光性樹脂300でモールドされている。従って、LEDチップ100から発せられる光はすべて透光性樹脂300を透過するようになっている。
次に、本発明の第8の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子Hについて図9を参照しつつ説明する。このチップ型発光ダイオード素子Hが上述したチップ型発光ダイオード素子Gと違する点は、チップ型発光ダイオード素子Gでは透光性樹脂300に蛍光体500が混合されていたが、チップ型発光ダイオード素子Hでは透光性樹脂300に蛍光体500が混合されず、透光性樹脂300の表面に蛍光体500が混合された透光性膜460が形成される点である。その他の点では、発光ダイオード素子Gと同様である。
このチップ型発光ダイオード素子Hにおいて、透光性膜460を形成する方法としては、透光性樹脂300を透光性膜460となる液体に漬け込むディップ法、前記液体を透光性樹脂300の表面に印刷する印刷法、前記液体を透光性樹脂300の表面に噴霧するスプレー法等がある。また、前記液体と透光性樹脂300とのぬれが十分であれば、前記液体を透光性樹脂300の上部から滴下する方法も有効である。
次に、本発明の第9の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子Iについて図10を参照しつつ説明する。このチップ発光ダイオード素子Iは、LEDチップ100をモールドする透光性樹脂300と、この透光性樹脂300の内部であって、LEDチップ100から発せられる光が透過する位置に封入された透光性膜470とを備えており、前記透光性膜470は蛍光体500が混合されたものである。
このチップ型発光ダイオード素子Iでは、上述した発光ダイオードランプCと同様に、透光性膜470よりLEDチップ100側の透光性樹脂と、それ以外の透光性樹脂との2段階に分けて透光性樹脂300のモールドを行う。
このようにして製造されたチップ型発光ダイオード素子Iは、他のチップ型発光ダイオード素子G、Hとは違って透光性膜470が外部に向かって露出していないので、透光性膜470がなんらかの原因で剥離するという問題がない。
次に、本発明の第10の実施の形態に係るチップ型発光ダイオード素子Jについて図11を参照しつつ説明する。このチップ型発光ダイオード素子Jは、LEDチップ100の表面に蛍光体500が混合された透光性膜480が形成されている。このようなチップ型発光ダイオード素子Jであると、LEDチップ100から発せられる光はすべて透光性膜480を透過するという効果がある。
なお、上述したチップ型発光ダイオード素子G〜Jは、ケース700の凹部710が特に光を反射する部分として機能していなかったが、図12に示すチップ型発光ダイオード素子Kのように、ケース700の凹部710を略すり鉢状にして光を反射する機能を積極的に持たせることも可能である。なお、この場合には、凹部710の深さはLEDチップ100の高さ寸法より大きくすることが重要である。また、このチップ型発光ダイオード素子Kでは、透光性樹脂300に蛍光体500を混合しているが、チップ型発光ダイオード素子Hのように透光性樹脂300の表面に蛍光体が混合された透光性膜を形成してもよいし、チップ型発光ダイオード素子Iのように透光性樹脂300の内部に蛍光体が混合された透光性膜を封入してもよいし、チップ型発光ダイオード素子JのようにLEDチップ100の表面に蛍光体が混合された透光性膜を形成してもよい。
次に、ドットマトリクス型発光ダイオードユニットについて説明する。このドットマトリクス型発光ダイオードユニットは、図13に示すように、共通の基板800の上に複数のLEDチップ100をマトリクス状に配列したものである。このドットマトリクス型発光ダイオードユニットは文字や記号等を表示することを主な目的としている。
次に、本発明の第12の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットLについて、図14を参照しつつ説明する。この第12の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットLは、複数のLEDチップ100がマトリクス状に配置されたドットマトリクス型発光ダイオードユニットであって、前記LEDチップ100の表面に蛍光体500が混合された透光性膜490が形成されている。
このドットマトリクス型発光ダイオードユニットLにおける共通の基板800の表面には、基板800をマトリクス状に区切るスペーサ810が設けられている。このスペーサ810の高さ寸法は、Lチップ100の高さ寸法より大きく設定されている。スペーサ810で区切られる1つのスペースに1つのLEDチップ100がボンディングされる。
さらに、基板800の表面には、透光性フィルム820が設けられている。この透光性フィルム820は、LEDチップ100が露出しないようにするためのものである。
このように構成されたドットマトリクス型発光ダイオードユニットLは、LEDチップ100の表面に蛍光体500が混合された透光性膜490が形成されているため、LEDチップ100から発せられた光がすべて前記透光性膜490を透過するという効果がある。
次に、本発明の第13の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットMについて、図15を参照しつつ説明する。この第13の実施の形態に係るドットマトリクス型発光ダイオードユニットMは、複数のLEDチップがマトリクス状に配置されたドットマトリクス型発光ダイオードユニットであって、前記LEDチップ100を蛍光体500が混合された透光性フィルム821でカバーしている。
すなわち、このドットマトリクス型発光ダイオードユニットMは、LEDチップ100から発せられた光はすべて蛍光体500が混合された透光性フィルム821を透過するという効果がある。
なお、上述したドットマトリクス型発光ダイオードユニットMでは、透光性フィルム821に蛍光体500を混合したが、透光性フィルムの表面又は/及び裏面に蛍光体を塗布してもよいし、透光性フィルムの裏面に塗布される接着剤に蛍光体を混合しておいてもよい。
さらに、図16に示すドットマトリクス型発光ダイオードユニットNのように、複数のLEDチップ100がマトリクス状に配置されたドットマトリクス型発光ダイオードユニットであって、前記LEDチップ100は蛍光体500が混合された透光性樹脂850で覆うようにしてもよい。この場合も、LEDチップ100から発せられた光は必ず蛍光体500が混合された透光性樹脂850を透過するという効果を有する。なお、この場合は、透光性フィルム822に関しては蛍光体500を混合したり塗布したりする必要はない。
A〜F 発光ダイオードランプ
G〜K チップ型発光ダイオード素子
L〜N ドットマトリクス型発光ダイオードユニット
100 LEDチップ
200 リード
300 透光性樹脂
400 透光性膜
500 蛍光体
G〜K チップ型発光ダイオード素子
L〜N ドットマトリクス型発光ダイオードユニット
100 LEDチップ
200 リード
300 透光性樹脂
400 透光性膜
500 蛍光体
Claims (4)
- LEDチップと、このLEDチップがボンディングされるリードと、前記LEDチップをモールドする透光性樹脂と、この透光性樹脂の内部であって、LEDチップから発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜とを具備しており、前記透光性膜は蛍光体が混合されたものであることを特徴とする発光ダイオードランプ。
- LEDチップと、このLEDチップが接着剤でボンディングされるリードと、前記LEDチップをモールドする透光性樹脂とを具備しており、前記接着剤には、蛍光体が混合されていることを特徴とする発光ダイオードランプ。
- リードにボンディングされたLEDチップより光の射出側に相当する透光性樹脂を金型に注入する工程と、前記透光性樹脂に蛍光体が混合された透光性膜を載せる工程と、LEDチップがボンディングされたリードを前記金型にセットする工程と、残りの透光性樹脂を前記金型に注入する工程とを具備したことを特徴とする発光ダイオードランプの製造方法。
- LEDチップをモールドする透光性樹脂と、この透光性樹脂の内部であって、LEDチップから発せられる光の一部が透過する位置に封入された透光性膜とを具備しており、前記透光性膜は蛍光体が混合されたものであることを特徴とするチップ型発光ダイオード素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008333894A JP2009111411A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008333894A JP2009111411A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11022522A Division JP2000223749A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 発光ダイオードランプとその製造方法、チップ型発光ダイオード素子及びドットマトリクス型発光ダイオードユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009111411A true JP2009111411A (ja) | 2009-05-21 |
Family
ID=40779490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008333894A Pending JP2009111411A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009111411A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012043847A (ja) * | 2010-08-13 | 2012-03-01 | Citizen Holdings Co Ltd | 半導体発光装置及びその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0348368U (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-09 | ||
JPH1168166A (ja) * | 1997-08-19 | 1999-03-09 | Sanken Electric Co Ltd | 発光ダイオード装置 |
JPH1187778A (ja) * | 1997-09-02 | 1999-03-30 | Toshiba Corp | 半導体発光素子、半導体発光装置およびその製造方法 |
-
2008
- 2008-12-26 JP JP2008333894A patent/JP2009111411A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0348368U (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-09 | ||
JPH1168166A (ja) * | 1997-08-19 | 1999-03-09 | Sanken Electric Co Ltd | 発光ダイオード装置 |
JPH1187778A (ja) * | 1997-09-02 | 1999-03-30 | Toshiba Corp | 半導体発光素子、半導体発光装置およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012043847A (ja) * | 2010-08-13 | 2012-03-01 | Citizen Holdings Co Ltd | 半導体発光装置及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7700965B2 (en) | Light emitting diode | |
CN100511732C (zh) | 发光器件 | |
JP2000223749A (ja) | 発光ダイオードランプとその製造方法、チップ型発光ダイオード素子及びドットマトリクス型発光ダイオードユニット | |
KR101161383B1 (ko) | 발광 다이오드 및 이를 제조하기 위한 방법 | |
JP4627177B2 (ja) | Ledの製造方法 | |
KR20100058779A (ko) | 발광 다이오드 패키지 및 이의 제조방법 | |
TWI573295B (zh) | 具有形成於溝槽中之反射壁之發光二極體混合室 | |
KR20070012501A (ko) | 발광장치 및 그 제조방법 | |
CN107665940A (zh) | 发光装置及其制造方法 | |
JP5334123B2 (ja) | 半導体発光装置、半導体発光装置アセンブリ、および半導体発光装置の製造方法 | |
JP2005327786A (ja) | 発光ダイオード素子の製造方法 | |
JP2001177153A (ja) | 発光装置 | |
JP2008187212A (ja) | 面実装型発光素子 | |
JP4146406B2 (ja) | 発光素子および発光素子の製造方法 | |
JP2006086408A (ja) | Led装置 | |
JP2009111411A (ja) | 発光ダイオードランプとその製造方法及びチップ型発光ダイオード素子 | |
JP4212612B2 (ja) | 発光装置 | |
JP2007123943A (ja) | 発光装置 | |
KR101724703B1 (ko) | 렌즈 패턴이 형성된 화이트 발광용 칩 패키지 | |
KR100974339B1 (ko) | 발광 다이오드 패키지 | |
JP2008235719A (ja) | 照明装置 | |
JP2008010748A (ja) | 発光装置およびその製造方法 | |
KR101460742B1 (ko) | 반도체 소자 구조물을 제조하는 방법 | |
JP2002232013A (ja) | 半導体発光素子 | |
KR20090051508A (ko) | 백색 발광소자 및 그 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110419 |