JP2009110599A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009110599A
JP2009110599A JP2007281943A JP2007281943A JP2009110599A JP 2009110599 A JP2009110599 A JP 2009110599A JP 2007281943 A JP2007281943 A JP 2007281943A JP 2007281943 A JP2007281943 A JP 2007281943A JP 2009110599 A JP2009110599 A JP 2009110599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
top cover
wiring board
optical disc
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007281943A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Matsumoto
高路 松本
Yosuke Ishizuka
陽介 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi LG Data Storage Inc
Original Assignee
Hitachi LG Data Storage Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi LG Data Storage Inc filed Critical Hitachi LG Data Storage Inc
Priority to JP2007281943A priority Critical patent/JP2009110599A/ja
Priority to US12/256,496 priority patent/US8181190B2/en
Priority to CN2008101730580A priority patent/CN101425322B/zh
Publication of JP2009110599A publication Critical patent/JP2009110599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/053Indirect insertion, i.e. with external loading means
    • G11B17/056Indirect insertion, i.e. with external loading means with sliding loading means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/12Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
    • G11B33/121Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a single recording/reproducing device
    • G11B33/122Arrangements for providing electrical connections, e.g. connectors, cables, switches

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】
光ディスク装置において、移動部側回路基板と固定部側回路基板とを接続するフレキシブル配線基板が、トレイ引き込み移動時にボトムケースとボトムカバーとの間に挟み込まれないようにする。
【解決手段】
装置の表面側を覆うトップカバーの内面の、トレイの移動状態時に該フレキシブル配線基板と対向しかつ該トレイの引き込み移動完了状態時には光ディスクの半径よりも外側に位置する部分に、凸状部を設け、トレイの引き込み移動時、上記配線基板の一部の平面部分が上記トップカバーの内面に当接するときは、該当接部が、該トレイの引き込み移動に対応して該凸状部の先端面上をすべりながら該トレイの引き込み移動方向に移動する構成とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、トレイにより光ディスクを装置本体に対して搬入・搬出する方式の光ディスク装置に係り、特に、そのトップカバーの構造に関する。
従来より、例えばノートパソコンなどに搭載される光ディスク装置等では、なお一層の装置の薄型・軽量化や低コスト化を標榜した開発が進められている。光ディスクをトレイによって装置本体内に搬入または装置本体内から搬出する方式の光ディスク装置においては、トレイを含む装置の移動部上に設けた回路基板と固定部上に設けた回路基板との間を、可撓性の配線基板(以下、フレキシブル配線基板という)により電気的に接続している。装置の薄型・軽量化や低コスト化を図る中において、かかるフレキシブル配線基板についても、装置動作の信頼性を向上させるための技術や信号処理性能を劣化させないようにするための技術などが検討されている。光ディスク装置における該フレキシブル配線基板に関連した技術であって、文献に記載されたものとしては、例えば、特開2004−234803号公報(特許文献1)や特開平11−25666号公報(特許文献2)に記載された技術がある。特開2004−234803号公報には、記録及び/又は再生装置において、記録媒体を移動可能に支持する移動体に接続されるフレキシブル配線基板として平面略U字形状のものを用い、該U字形状の2つの腕部のうち、移動体のコネクタに接続される腕部(第2の腕部)の構成として、先端部にカバーレイを貼着して該先端部の剛性を後端部の剛性よりも高くして、ディスクトレイが装置本体から排出された状態のときに装置本体とディスクトレイとの間に形成されるクリアランスよりも下方にフレキシブル配線基板が撓むことがないようにするとした構成と、移動体が移動するときに屈曲する該第2の腕部内の領域を他の領域よりも薄肉構造にして屈曲時の負荷を減らすとした構成とが記載され、また、特開平11−25666号公報には、光ピックアップと回路基板とを接続するフレキシブル配線板(フレキシブル配線基板)17と金属製カバー32との接触部分に発生する静電容量を減らして伝送信号波形の劣化を防ぐために、該金属製カバー32に凹凸部41を設け、フレキシブル配線板17との接触面積を減らすとした構成が記載されている。
特開2004−234803号公報 特開平11−25666号公報
光ディスク装置において、装置の薄型化のためには、装置の外形寸法の縮小化に付随して装置内の高さ方向寸法も縮小される。装置内の高さ方向の寸法が縮小された構成においては、装置のトレイを含む移動部に設けた回路基板と固定部に設けた回路基板との間を接続するフレキシブル配線基板は、トレイが装置本体内へ引き込み移動する時に、該フレキシブル配線基板の可動部を形成する平面の一部分が対向するトップカバーの内面に当接し、該当接による摩擦力とトレイの引き込み移動変位とによって該フレキシブル配線基板がボトムケース側に大きく撓み、該撓んだ部分の一部がボトムカバーとボトムケースとの間に垂れ下がって該両者間に挟み込まれ、トレイの引き込み移動ができなくなるおそれがある。
図10−図14は、従来の薄型の光ディスク装置100'の構成及びトレイ6'の引き込み移動時の状態の説明図である。図10は、光ディスク装置100'の表面側(光ディスクを搭載する側)(+Z軸方向側)の構成を示す図であって、トレイ6'が装置本体側のボトムケース50'及びトップカバー200'から引き出されたときの状態を示す斜視図、図11は、トップカバー200'を外した場合の状態を示す図、図12は、光ディスク装置100'の裏面側(−Z軸方向側)の構成を示す斜視図、図13は、トレイ6'の引き込み移動時の状態説明図、図14は、トレイ6'の引き込み移動時におけるフレキシブル配線基板80'とトップカバー200'の内面との当接状態の説明図である。
図10、図11に示す光ディスク装置100'において、ユニットメカ部のシャーシ5'上には、光ピックアップ4'や、ピックアップ移動機構や、ディスクモータ3'が搭載されている。図中、3a'は、光ディスクが載置されるターンテーブル、3b'は、光ディスク(図示なし)の中心孔に挿入され該光ディスクをクランプするクランパ、8'は、光ピックアップ4'とシャーシ5'上の回路基板(図示なし)との間を接続するフレキシブル配線基板(FPC)、50'は、装置の裏面側(−Z軸方向側)を覆うボトムケース、51'は、トレイ6'の側端部の外側に摺動可能に係合し該トレイ6'の引き出し移動や引き込み移動に付随して±X軸方向に移動するレール部材である。また、図11に示すように、ボトムケース50'の平坦状の内面50a'には、装置のメイン回路基板85'や、該メイン回路基板85'とユニットメカ部上の回路基板(図示なし)との間を接続するフレキシブル配線基板80'などが取付けられている。該フレキシブル配線基板80'は平面形状をU字状とされ、該U字状平面のうちの一方の部分80a'がボトムケース50'の平坦な内面50a'上に固定され、他方の部分80c'は、トレイ6'の装置本体に対する引き込み・引き出し移動に従って移動及び変形を行うようになっている。該一方の部分80a'は、その根元側の端部が、コネクタ90'を介してメイン回路基板85'に接続され、また、該他方の部分80c'は、折り返された状態でその先端部が、コネクタ(図示なし)を介してユニットメカ部のシャーシ5'上の回路基板に接続されている。ディスクモータ3'は、シャーシ5'の裏面側(−Z軸方向側)において、モータ固定板(図示なし)によりシャーシ5'に取付けられ、該シャーシ5'は、例えば防振部材を介してトレイ6'に結合されている。また、該モータ固定板の下方(−Z軸方向)には、トレイ6'に固定されたボトムカバー(図示なし)がある。該ボトムカバーは、トレイ6'が装置本体側のボトムケース50'に対して引き出し移動や引き込み移動をするとき、所定寸法の空隙を介して該フレキシブル配線基板80'の上記一方の部分80a'の上方を該トレイ6'とともに移動する。10'は、トレイ6'に結合された前面パネルである。
図12は、光ディスク装置100'が図10、図11に示す状態にあるときすなわちトレイ6'が装置本体側のボトムケース50'及びトップカバー200'から引き出された状態にあるときの該光ディスク装置100'の裏面側(−Z軸方向側)の構成を示す図である。トレイ6'が引き出された状態にあるとき、ボトムケース50'の端面部501'とボトムカバー40'の端面部401'との間にはX軸方向の寸法x'の隙間120'が形成され、該光ディスク装置100'の裏面外方から見た場合、フレキシブル配線基板80'の上記他方の部分80c'の一部が該隙間120'から露出された状態となる。
図13は、光ディスク装置100'において、トレイ6'が装置本体側に引き込み移動されるときのフレキシブル配線基板80'の変形状態の説明図で、(a)は、引き込み移動が開始された直後の状態、(b)は、トレイ6'が装置本体内に引き込まれ始めた移動途中の状態、(c)は、トレイ6'がさらに装置本体内へ引き込まれたときの状態を示す。60'はモータ固定板、86'は、ユニットメカ部を構成するシャーシ5'に固定された回路基板、91'はコネクタである。
図13(a)において、トレイ6'がユニットメカ部とともにA方向に引き込み移動を開始した直後の位置にあるときには、フレキシブル配線基板80'は、他方の部分80c'(図11)が該トレイ6'の移動変位によって湾曲状に変形し、その平面の一部の平面部分80c'がトップカバー200'の内面200a'に対し、該トップカバー200'のX軸方向の端部200t'から距離x2a'の位置C2a'で当接(面接触)する。フレキシブル配線基板80'の該他方の部分80c'のうち、該当接平面部分80c'よりもコネクタ90'側にある平面部分を80c'、該当接平面部分80c'よりもコネクタ91'側にある平面部分を80c'とする。(a)の状態においては、フレキシブル配線基板80'は、当接平面部分80c'においてトップカバー200'の内面200a'に当接するとき、平面部分80c'は、トレイ6'の移動変位によって該コネクタ91'側から押されて変形し、角θ'の方向の力F2a1'を平面部分80c'に作用させる。該平面部分80c'は、該力F2a1'によって押された状態でトップカバー200'の内面200a'に位置C2a'において当接する。該平面部分80c'と該内面200a'との当接は、図14に示すように、フレキシブル配線基板80'の平面部分80c'の幅寸法w'の全体において行われるため、該当接平面部分80c'と、該内面200a'との間に大きな摩擦を発生する。該当接平面部分80c'は、このとき、該摩擦に基づく反力を受け、該反力に基づく力F2a2'が平面部分80c'に作用する。このため、該平面部分80c'のうち、該当接平面部分80c'側にある部分においては、該力F2a2'により、トレイ6'の移動に従って該平面部分80c'が−X軸方向に移動変位することが阻まれる。一方、平面部分80c'のうち、コネクタ91'側にある部分においては、トレイ6'の移動に従って該平面部分80c'が−X軸方向に移動変位する。従って、平面部分80c'において、当接平面部分80c'側にある部分とコネクタ91'側にある部分との間の部分には、トレイ6'の引き込み移動(−X軸方向の移動)に伴い、−Z軸方向のたるみが発生することになる。該たるみは、トレイ6'の移動変位ととともに増大するが、本(a)の状態では、該たるみ量はまだ少なく、ボトムケース50'の端面部501'とボトムカバー40'の端面部401'との間の隙間120'(X軸方向寸法xga')から該たるみの一部が突出するまでには至っていない。
トレイ6'の引き込み移動動作は、フレキシブル配線基板80'の上記他方の部分80c'の一部の平面部分80c'がトップカバー200'の内面200a'に当接したままの状態で進行する。トレイ6'の引き込み移動動作が進行し、図13(b)の状態になると、フレキシブル配線基板80'は、平面部分80c'が、トップカバー200'のX軸方向の端部200t'から距離x2b'の位置C2b'で該トップカバー200'の内面200a'に当接(面接触)する。すなわち、当接平面部分80c'の位置は、トレイ6'の移動変位に付随して、他方の部分80c'内においてもまたトップカバー200'に対しても変化する。上記距離x2b'は、上記(a)における距離x2a'以上の値となるが、当接平面部分80c'とトップカバー200'の内面200a'との間の摩擦が大きい場合には、該両者間のすべりが抑えられるため、該距離x2b'と距離x2a'との差は小さい。図13(b)の状態においては、フレキシブル配線基板80'は、平面部分80c'がトップカバー200'の内面200a'と当接するとき、平面部分80c'は、上記(a)の場合よりもさらに大きく変形し、角θ'(θ'>θ')の方向の力F2b1'を平面部分80c'に作用させる。平面部分80c'は、該力F2b1'によって押された状態でトップカバー200'の内面200a'に位置C2b'において当接する。該当接も、上記(a)の位置C2a'における当接と同様、図14に示すように、フレキシブル配線基板80'の平面部分80c'の幅寸法w'の全体において行われるため、該平面部分80c'と、該内面200a'との間にはやはり大きな摩擦を発生する。該平面部分80c'は、このとき、該摩擦に基づく反力を受け、該反力に基づく力F2b2'が該平面部分80c'に作用する。このため、平面部分80c'のうち、当接平面部分80c'側にある部分においては、該力F2b2'により、トレイ6'の移動に従って該平面部分80c'が−X軸方向に移動変位することが阻まれる。一方、平面部分80c'のうち、コネクタ91'側にある部分においては、トレイ6'の移動に従って該平面部分80c'が−X軸方向に移動変位する。従って、平面部分80c'において、平面部分80c'側にある部分とコネクタ91'側にある部分との間の部分には−Z軸方向のたるみが発生し、平面部分80c'におけるたるみ量は、上記(a)の状態におけるよりもさらに大きくなる。本(b)の状態では、該たるみ部の一部80c2t'がボトムケース50'の端面部501'とボトムカバー40'の端面部401'との間の隙間120'(X軸方向寸法xgb')から突出する。
トレイ6'の引き込み移動動作が進み、図13(c)の状態になると、フレキシブル配線基板80'は、平面部分80c'のたるみ部80c3t'がボトムケース50'の上面とボトムカバー40'の下面との間に挟み込まれる。このため、該状態では、トレイ6'の引き込み移動はこの位置で停止され、光ディスク2の装置内所定位置への搬入ができず、光ディスク装置100'としての記録または再生動作が不可能となる。また、フレキシブル配線基板80'自体も損傷し、内部の導体が断線することもある。フレキシブル配線基板80'の剛性が高く可撓性が低い場合には、トップカバー200'の内面200a'との摩擦が増大がし易く、−Z軸方向のたるみも増大し易い。フレキシブル配線基板80'の厚さが厚い場合や幅が広い場合や硬い材質から成るなどの場合には剛性が高くなる。低コストのフレキシブル配線基板の場合は概して、剛性が高く可撓性が低い。
また、上記特許文献に記載され技術のうち、特開2004−234803号公報記載の技術は、平面略U字形状のフレキシブル配線基板を用いることを前提に、該配線基板の可動側の第2の腕部を、剛性の高い領域と低い領域とを有した構成にするとしたもので、フレキシブル配線基板の構造が複雑でコストも増大することが考えられる。また、特開平11−25666号公報記載の技術は、ディスク再生装置が光ディスクの再生状態にあるときに、フレキシブル配線板(フレキシブル配線基板)17と金属製カバー32との接触面積を減らして該接触部分に発生する静電容量を小さくするとした技術であって、トレー(トレイ)引き込み移動時のフレキシブル配線板のたるみによる垂れ下がりを防止するための技術ではない。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、トレイを含む装置の移動部上に設けた回路基板と固定部上に設けた回路基板との間を接続するフレキシブル配線基板として簡易な構成のものを用いた場合にも、該フレキシブル配線基板が、トレイの引き込み移動時にボトムケースとボトムカバーとの間に挟み込まれないようにすることである。
本発明の目的は、上記課題点を解決し、薄型で信頼性の高い光ディスク装置を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、トレイを含む移動部上に設けた回路基板と固定部上に設けた回路基板との間をフレキシブル配線基板で接続する構成の光ディスク装置として、装置の表面側を覆うトップカバーの内面の、トレイの移動状態時に該フレキシブル配線基板と対向しかつ該トレイの引き込み移動完了状態時には光ディスクの半径よりも外側に位置する部分に、凸状部を設け、トレイの引き込み移動時、上記配線基板の一部の平面部分が上記トップカバーの内面に当接するときは、該当接部が、該トレイの引き込み移動に対応して該凸状部の先端面上をすべりながら該トレイの引き込み移動方向に移動する構成とする。
本発明によれば、光ディスク装置において、装置の移動部上に設けた回路基板と固定部上に設けた回路基板との間を接続するフレキシブル配線基板が、トレイの引き込み移動時にボトムケースとボトムカバーとの間に挟み込まれないようにすることができ、薄型の装置においても動作の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図9は、本発明の実施例の説明図である。図1は、本発明の実施例としての光ディスク装置の構成図であって、トレイを装置本体から引き出した状態を示す斜視図、図2は、図1の光ディスク装置においてトップカバーを外したときの状態を示す斜視図、図3は、図1の光ディスク装置のトップカバーの斜視図、図4は、図3のトップカバーの要部拡大図、図5は、図3のトップカバーの要部断面図、図6は、図1の光ディスク装置においてトレイが装置本体内に光ディスクを搬入し終わった状態における概略的断面構造図、図7は、図1の光ディスク装置におけるトレイの引き込み移動時のフレキシブル配線基板の状態の説明図、図8は、図1の光ディスク装置におけるフレキシブル配線基板とトップカバーとの当接状態を示す断面図、図9は、図1の光ディスク装置におけるトレイ引き込み移動時のフレキシブル配線基板の変形状態の説明図である。
図1及び図2において、100は、本発明の実施例としての薄型の光ディスク装置、3は、記録媒体としての光ディスク(図示なし)を回転駆動するディスクモータ、3aはターンテーブル、3bは、光ディスクをクランプするクランパ、4は、光ディスクにレーザ光を照射するとともに、その反射光を受光する光ピックアップ、4aは対物レンズである。光ピックアップ4は、ピックアップ移動機構(図示なし)によって、光ディスクの略半径方向(図1において±X'方向)に移動される。該ピックアップ移動機構は、表面にねじを備え該ねじの回転により光ピックアップ4を移動させるリードスクリュー部材(図示なし)や、光ピックアップ4の移動を案内するガイド部材(図示なし)や、リードスクリュー部材を回転駆動する送りモータ(図示なし)などを有して構成されている。5は、光ピックアップ4やピックアップ移動機構やディスクモータ3などが搭載されたシャーシ、6は、シャーシ5と結合され、光ディスク装置100の装置本体に対する引き込みまたは引き出しの移動により、光ディスクを、装置本体内に搬入または該装置本体内から搬出するトレイ、10は、トレイ6に結合された前面パネルである。ディスクモータ3は、平板状のモータ固定板を介してシャーシ5に結合される。すなわち、該ディスクモータ3はモータ固定板に固定され、該モータ固定板がシャーシ5に固定される。光ピックアップ4、ピックアップ移動機構、ディスクモータ3、シャーシ5及びモータ固定板は、光ディスク装置100のユニットメカ部を構成するものとする。該シャーシ5は、該ユニットメカ部の基盤として該ユニットメカ部の外周部分を構成する。モータ固定板の下方(−Z軸方向)には、その平面を該モータ固定板の平面に略平行にして該トレイ6のディスク載置面の反対側の面に結合されたボトムカバー(図示なし)が設けられている。シャーシ5は、複数箇所において防振材を介しトレイ6に結合されている。すなわち、ユニットメカ部が、該ユニットメカ部の一部としてのシャーシ5において、装置の複数箇所において防振材を介しトレイ6に結合されている。また、上記トレイ6に対しディスク載置面の反対側の面(−Z軸方向の面)にはボトムカバーが結合され、ユニットメカ部の−Z軸方向側部分を覆っている。
また、図1及び図2において、7は、ユニットメカ部の上面(Z軸方向側の面)を覆うカバー、8は、光ピックアップ4とユニットメカ部上の回路基板(図示なし)との間を接続するフレキシブル配線基板(FPC)、50は、ボトムカバーに対し−Z軸方向の外側に配され、光ディスク装置100の裏面側を覆うボトムケースである。
また、図1において、200は、トレイに対しディスク載置面側(Z軸方向側)に配され、装置の表面側を覆うトップカバー、301は、トップカバー200に設けられ、装置内空間側に突出した凸状部である。該凸状部301は、本実施例においては絞り加工によって形成された構造(絞り構造)であり、このため、トップカバー200の表面内で該凸状部301の後ろ側に該当する部分は凹状の形状となっている。トップカバー200とボトムケース50は装置本体の外殻部を構成する。
また、図2において、50aはボトムケース50の内面、51は、トレイ6の側端部の外側に摺動可能に係合し該トレイ6の引き出し移動や引き込み移動に付随して±X軸方向に移動するレール部材、52は、レール部材51の外側で該レール部材51に係合し該レール部材51の移動を案内するガイドレール部材、85は、ボトムケース50の内面50a上に固定され、外部のホストコンピュータとの間を接続するインターフェース回路などが搭載された第1の回路基板としてのメイン回路基板、90はコネクタ、81は、シャーシ5に固定された回路基板(第2の回路基板)(図示なし)とメイン回路基板85との間を接続する可撓性の配線基板としてのフレキシブル配線基板である。該フレキシブル配線基板81は、帯状の構成とされ、ボトムケース50の内面50aに固定された第1の平面部分81aと、トレイ6の引き出し移動や引き込み移動に伴って移動する第2の平面部分81cとを有する。81bは、第1の平面部分81aと第2の平面部分81cとの間の平面部分であって、トレイ6の引き込み移動時に第1の平面部分81aと平面的に重なる部分である。該第2の平面部分81cは、トレイ6の装置本体に対する引き込み・引き出し移動に従って移動及び変形を行い、その先端部が、コネクタ(図示なし)を介してユニットメカ部のシャーシ5上の回路基板(第2の回路基板)に接続されている。また、第1の平面部分81aは、その根元側の端部が、コネクタ90を介してメイン回路基板85に接続されている。第2の平面部分81cとこれに隣接した平面部分81bは、トレイ6の引き出し移動や引き込み移動に対応してその領域面積が変化する。すなわち、トレイ6が引き込み移動(−X軸方向に移動)するときは、第2の平面部分81cの面積が減少して、第1の平面部分81aに重なる平面部分81bの面積が増大し、反対に、トレイ6が引き出し移動(+X軸方向移動)するときは、第2の平面部分81cの面積が増大して、平面部分81bの面積が減少する。第1の平面部分81aは、接着等によりボトムケース50の内面50a上に固定されている。トップカバー200の凸状部301は、トップカバー200の内面において、トレイ6の引き出し移動や引き込み移動のときに上記第2の平面部分81cと対向する部分に設けられている。
以下の説明中で用いる図1、図2の各構成要素には、図1、図2の場合と同じ符号を付して用いるとする。
図3、図4及び図5は、図1の光ディスク装置100のトップカバー200の構造図である。図3は、トップカバー200の外観図、図4は、トップカバー200の凸状部301を設けた部分の拡大図、図5は、トップカバー200の凸状部301を設けた部分の断面図である。
図3において、200aは、トップカバー200の内面(−Z軸方向側の面)、400は、トレイ6の引き込み移動完了状態時における光ディスクの半径位置を示す線である。凸状部301は、トップカバー200の内面において、トレイ6の引き込み移動完了状態時に上記線400よりも外側に位置する部分に設けられている。
図4は、図3に示す構成中、P部の構成の拡大図である。図4において、(a)は、P部の拡大構成を示すトップカバー200の表面図、(b)は同じく裏面図である。凸状部301は、トップカバー200の内面200a上において、フレキシブル配線基板81の上記第2の平面部分81cの幅方向(Y軸方向)に対して複数個(本実施例の場合は3個)配列され、それぞれが、トレイ6の移動する方向と同じ方向に直線状に伸びた構成である。301a、301b、301cは該3個の凸状部である。該3個の凸状部301a、301b、301cはそれぞれ、絞り加工による絞り構造とされ、トップカバー200の内面において、トレイ6の引き出し移動や引き込み移動のときには上記第2の平面部分81cと対向する部分であってかつトレイ6の引き込み移動完了状態時には光ディスクの半径よりも外側に位置する部分に設けられている。
図5は、図4のトップカバー200の構成におけるc−c断面を示す図である。凸状部301a、301b、301cはそれぞれ、トップカバー200の内面200aにおいて、先端面の高さh、h、hがそれぞれ、0.2×10−3mから0.3×10−3mの範囲の値、先端面の幅wpa、wpb、wpcがそれぞれ、1×10−3mから2×10−3mの範囲の値とされている。これらの寸法値は、該凸状部301a、301b、301cの製作性及び機能確保性の両面から見て実用的な適切値である。
図6は、図1の光ディスク装置100においてディスクモータ3の回転中心を通るX軸方向の直線位置における概略的な断面構造を示し、トレイ6が装置本体内に光ディスクを搬入し終わって、記録または再生動作が可能な状態にされているときの構成を示す。
図6において、2は光ディスク、40は、トレイ6に対しディスク載置面の反対側の面(−Z軸方向の面)に結合されたボトムカバー、86は、ユニットメカ部側のシャーシ5に固定されメイン回路基板85(第1の回路基板)との間で信号をやり取りする回路基板(第2の回路基板)、91は、回路基板86に設けられるコネクタ、81rは、フレキシブル配線基板81の第1の平面部分81aと平面部分81bとの間の折り返し部である。他の符号は、図1−図6の場合と同じ構成要素を示す。かかる状態時には、フレキシブル配線基板81の第1の平面部分81aと平面部分81bと折り返し部81rは、ボトムカバー40とボトムケース50との間に、ボトムカバー40の下面(−Z軸方向の面)とは離間した状態で収納される。また、このとき、トップカバー200の凸状部301は、フレキシブル配線基板81の第2の平面部分81cと対向した位置にはなく、該第2の平面部分81cとはX軸方向に遠く隔たった位置にあって、フレキシブル配線基板81が当接することがないようにしている。また、この状態時には、該凸状部301は、光ディスク2の半径よりも外側の位置にあり、光ディスク2も接触しないようにしている。
以下の説明中で用いる上記図3−図6の各構成要素には、図3−図6の場合と同じ符号を付して用いるとする。
図7は、図1の光ディスク装置100におけるトレイ6の引き込み移動時のフレキシブル配線基板81の状態の説明図であって、トレイ6がユニットメカ部とともにA方向に引き込み移動を開始したときの状態を示し、図8は、フレキシブル配線基板81とトップカバー200との当接状態を示す断面図である。
図7において、401は、ボトムカバー40の−X軸方向の端面部、501は、ボトムケース50のX軸方向の端面部、120は、端面部401と端面部501との間に形成される隙間(X軸方向寸法x)、200tは、トップカバー200のX軸方向の端部、Cは、トップカバー200の端部200tから距離xのX軸方向位置であって、フレキシブル配線基板81の第2の平面分81cのうちの一部がトップカバー200の内面200aの凸状部301と当接(面接触)する位置、81cは、該位置で該凸状部301と当接する該第2の平面分81cのうちの一部(当接平面部分)、81cは、該第2の平面分81cのうち該当接平面部分81cよりもコネクタ90側にある平面部分、81cは、該第2の平面分81cのうち該当接平面部分81cよりもコネクタ91側にある平面部分である。
トレイ6がユニットメカ部とともにA方向に引き込み移動を開始するとき、フレキシブル配線基板81は、第2の平面部分81cが該トレイ6の移動変位によって湾曲状に変形し、その第2の平面部分81cのうちの一部の平面部分81cが、トップカバー200の内面200a上の凸状部301に対して、該トップカバー200の端部200tからX軸方向距離xの位置Cで当接(面接触)する。第2の平面部分81cにおいて、平面部分81cが凸状部301の先端面に当接するとき、平面部分81cは、トレイ6の移動変位によってコネクタ91側から押されて変形し、角θの方向の力F11を当接平面部分81cに作用させる。当接平面部分81cは、該力F11によって押された状態で凸状部301の先端面に当接する。該平面部分81cと該凸状部301の先端面との当接は、図8に示すように、フレキシブル配線基板81の平面部分81cの幅寸法w(例えばw=30×10−3m)の一部(例えば幅寸法wの1/5から1/10の幅)において行われる(図8において、凸状部301のうち、凸状部301aの先端面と当接するフレキシブル配線基板81の平面部分を81c1a、凸状部301bの先端面と当接するフレキシブル配線基板81の平面部分を81c1b、凸状部301cの先端面と当接するフレキシブル配線基板81の平面部分を81c1cとする)。このため、該平面部分81cと、該凸状部301の先端面との間には、図10−図14で説明した従来の光ディスク装置100'よりも大幅に小さな摩擦を生じ、当接平面部分81cは凸状部301の先端面に対して−X軸方向にすべりを発生する。このとき、当接平面部分81cは該摩擦に基づく反力を受け、平面部分81cには該反力に基づく力F12が作用するが、該力F12は、従来の光ディスク装置100'において、トップカバー200'の内面200a'とフレキシブル配線基板80'の当接平面部分80c'との間の摩擦により平面部分80c'に作用する力よりも大幅に小さい。このため、平面部分81cのうち、当接平面部分81cに近い側の部分においては、−X軸方向への移動変位が該小さい力F12によって阻まれるに過ぎない。一方、平面部分81cのうち、コネクタ91に近い側の部分においては、トレイ6の移動に従って該平面部分81cが−X軸方向に移動変位する。この結果、平面部分81cにおいて、当接平面部分81cに近い部分とコネクタ91に近い部分との間の部分には、トレイ6の移動に伴い、−Z軸方向の小さなたるみが発生することになる。
以下の説明中で用いる図7−図8の各構成要素には、図7−図8の場合と同じ符号を付して用いるとする。
図9は、図1の光ディスク装置100におけるトレイ引き込み移動時のフレキシブル配線基板81の変形状態の説明図である。
図9において、(a)は、トレイ6の引き込み移動が開始された直後の状態、(b)は、トレイ6が装置本体内に引き込まれ始めた移動途中の状態、(c)は、トレイ6がさらに装置本体内へ引き込まれたときの状態、(d)は、トレイ6の引き込み移動が完了したときの状態を示す。
図9(a)において、トレイ6がユニットメカ部とともにA方向に引き込み移動を開始した直後の状態では、フレキシブル配線基板81は、その第2の平面部分81cが、該トレイ6の移動変位により平面部分81bとコネクタ91との間で湾曲状に変形し、その一部の平面部分81cがトップカバー200の内面200aの凸状部301に対し、該トップカバー200の端部200tからX軸方向距離x1aの位置C1aで当接(面接触)する。本(a)の状態においては、フレキシブル配線基板81は、上記当接平面部分81cにおいてトップカバー200の内面200aの凸状部301の先端面に当接するとき、平面部分81cは、トレイ6の移動変位によって該コネクタ91側から押されて変形し、角θの方向の力F1a1を平面部分81cに作用させる。該平面部分81cは、該力F1a1によって押された状態で凸状部301の先端面に位置C1aにおいて当接する。当接平面部分81cと凸状部301の先端面との当接は、図8に示すように、平面部分81cの幅寸法wの一部例えば該幅寸法wの1/5から1/10の部分において行われるため、該当接平面部分81cと該凸状部301の先端面との間の摩擦は小さく、該当接平面部分81cは該凸状部301の先端面に対し−X軸方向にすべる。該当接平面部分81cは、このとき、該小さな摩擦に基づく小さな反力を受け、該反力に基づく力F1a2が平面部分81cに作用する。このため、該平面部分81cのうち、該当接平面部分81c側にある部分においては、該部分が−X軸方向に移動しながら、該力F1a2により、トレイ6の移動に従って該平面部分81cが−X軸方向に移動変位することが阻まれる。一方、平面部分81cのうち、コネクタ91側にある部分においては、トレイ6の移動に従って該平面部分81cが−X軸方向に移動変位する。従って、平面部分81cにおいて、当接平面部分81c側にある部分とコネクタ91側にある部分との間の部分には、トレイ6の引き込み移動(−X軸方向の移動)に伴い、−Z軸方向の小さなたるみが発生することになる。該たるみ量は少ないため、ボトムケース50の端面部501とボトムカバー40の端面部401との間の隙間120(X軸方向寸法xga)から該たるみの一部が突出することはない。本光ディスク装置100においては、該たるみ量は、トレイ6の引き込み移動の進行とともに次第に減少することになる。
上記(a)の状態後、トレイ6の引き込み移動動作は、フレキシブル配線基板81の上記平面部分81cが上記凸状部301の先端面に当接したままの状態で進行する。しかしながら、該平面部分81cが該凸状部301の−X軸方向端部に達した時点では、該平面部分81cと該凸状部301の先端面との当接状態が解除され始め、トレイ6の引き込み移動動作がさらに進行すると、該平面部分81cは、図9(b)に示すように、トップカバー200の内面200aの平面部と当接状態になる。図9(b)の状態においては、フレキシブル配線基板81は、平面部分81cが、トップカバー200のX軸方向の端部200tから距離x1bの位置C1bで該トップカバー200の内面200aの平面部に当接(面接触)状態となる。すなわち、当接平面部分81cの位置は、トレイ6の移動変位に付随して、第2の平面部分81c内においてもまたトップカバー200に対しても変化する。上記距離x1bは、上記(a)の状態における距離x1aよりも大幅に大きい。図9(b)の状態においては、フレキシブル配線基板81の当接平面部分81cがトップカバー200の内面200aの平面部と当接するとき、平面部分81cは、角θ(θ<θ)の方向の力F1b1を当接平面部分81cに作用させる。当接平面部分81cは、該力F1b1によって押された状態でトップカバー200の内面200aの平面部に位置C1bにおいて当接する。該当接は、上記(a)の位置C1aにおける当接と同様、フレキシブル配線基板81の平面部分81cの幅寸法wの一部において行われ、かつ、力F1b1が角θbの方向に作用するため、該当接平面部分81cと、トップカバー200の内面200aの平面部との間には、上記(a)の状態のときよりも一層小さな摩擦が生じ、当接平面部分81cはトップカバー200の内面200aの平面部に対して一層すべり易くなる。該当接平面部分81cは、このとき、この小さな摩擦に基づいて小さな反力を受け、該反力に基づく力F1b2が平面部分81c側に作用する。このため、該平面部分81cのうち、該当接平面部分81c側にある部分においては、該部分が−X軸方向に移動しながら、該力F1b2により、トレイ6の移動に従って該平面部分81cが−X軸方向に移動変位することが阻まれる。一方、平面部分81cのうち、コネクタ91側にある部分においては、トレイ6の移動に従って該平面部分81cが−X軸方向に移動変位する。従って、平面部分81cにおいて、当接平面部分81c側にある部分とコネクタ91側にある部分との間の部分には、トレイ6の引き込み移動(−X軸方向の移動)に伴い、−Z軸方向の小さなたるみが発生することになる。上記力F1b2は、上記(a)の状態における力F1a2よりも小さいために、該たるみ量も(a)の状態の場合よりも少ない。従って、本(b)の状態においても、ボトムケース50の端面部501とボトムカバー40の端面部401との間の隙間120(X軸方向寸法xgb)から該たるみの一部が突出することはない。該たるみは、トレイ6の引き込み移動の進行とともにさらに減少する。
トレイ6の引き込み移動動作が、上記図9(b)の状態からさらに進むと、図9(c)の状態となる。本(c)の状態では、ボトムケース50の端面部501とボトムカバー40の端面部401との間の±X軸方向の隙間120はなくなり、ボトムケース50のX軸方向側の部分とボトムカバー40の−X軸方向側の部分とが平面的に重なった状態となる。また、フレキシブル配線基板81の第2の平面部分81cは、トップカバー200の内面200aの平面部との当接状態から開放され、該平面部との間の摩擦もなく、該摩擦による反力も作用しない。また、本(c)の状態では、フレキシブル配線基板81は、第1の平面部分81aの一部と平面部分81bの一部と第2の平面部分81cの一部とが、トレイ6とボトムケース50との間に入り込んだ状態となっていて、該第2の平面部分81cの上方(Z軸方向)への変位が抑えられている。
トレイ6の引き込み移動動作が、上記図9(c)の状態からさらに進んで完了状態になると、図9(d)の状態となって記録または再生動作が可能となる。図9(d)の状態では、フレキシブル配線基板81は、第1の平面部分81aの全部と平面部分81bの全部がボトムカバー40とボトムケース50との間に収納され、第2の平面部分81cの全部が、トレイ6とボトムケース50との間に収納された状態になる。また、本図9(d)の状態では、トップカバー200の内面200aの凸状部301は、光ディスク2の半径よりも外側の位置にあり、光ディスク面に当接するおそれはない。
上記構成の光ディスク装置100によれば、フレキシブル配線基板81が、トレイ6の引き込み移動時にボトムケース50とボトムカバー40との間に挟み込まれないようにすることができ、薄型で信頼性の高い構造を実現することができる。装置の厚さ寸法は9.5×10−3m以下にすることが可能である。フレキシブル配線基板81の厚さが厚い場合や幅が広い場合や硬い材質から成るなどの場合には剛性が高く可撓性が低くなるが、かかる場合にも、光ディスク装置100においては、上記の作用・効果が確実に得られる。このため、低コストのフレキシブル配線基板を用いることも可能となる。
なお、実施例としての上記光ディスク装置100では、トップカバー200の内面200aの凸状部301の断面形状を、図5及び図8に示すように平坦な先端面を有する形状としたが、本発明はこれに限定されず、この他、例えば曲面状の先端面を有する形状としてもよい。さらに、上記光ディスク装置100では、凸状部301がトップカバー200の内面200aの平坦部に対して突出した構成としたが、この他、例えば、トップカバー200の内面200aを凹凸形状にして、凸状部が凹部に対して突出した構成となるようにしてもよい。また、上記光ディスク装置100では、装置の移動部上に設ける回路基板(第2の回路基板)はシャーシ5上に固定するとしたが、本発明はこれに限定されず、この他、例えばトレイ6上に固定してもよい。また、上記光ディスク装置100に用いた可撓性の配線基板としてのフレキシブル配線基板81は、平板状配線ケーブル(Flexible Flat Cable)なども含むものとする。
本発明の実施例としての光ディスク装置の構成図である。 図1の光ディスク装置においてトップカバーを外したときの状態を示す斜視図である。 図1の光ディスク装置のトップカバーの斜視図である。 図3のトップカバーの要部拡大図である。 図3のトップカバーの要部断面図である。 図1の光ディスク装置においてトレイが装置本体内に光ディスクを搬入し終わった状態における概略的断面構造図である。 図1の光ディスク装置におけるトレイの引き込み移動時のフレキシブル配線基板の状態の説明図である。 図1の光ディスク装置におけるフレキシブル配線基板とトップカバーとの当接状態を示す断面図である。 図1の光ディスク装置におけるトレイ引き込み移動時のフレキシブル配線基板の変形状態の説明図である。 従来の光ディスク装置の表面側の構成を示す図である。 従来の光ディスク装置においてトップカバーを外した場合の状態を示す図である。 従来の光ディスク装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 従来の光ディスク装置におけるトレイ引き込み移動時のフレキシブル配線基板の変形状態の説明図である。 従来の光ディスク装置におけるトレイ引き込み移動時のフレキシブル配線基板とトップカバーとの当接状態の説明図である。
符号の説明
100、100'…光ディスク装置、
2…光ディスク、
3、3'…ディスクモータ、
3a、3a'…ターンテーブル、
3b、3b'…クランパ、
4、4'…光ピックアップ、
4a…対物レンズ、
5、5'…シャーシ、
6、6'…トレイ、
7、7'…カバー、
8、80'、81…フレキシブル配線基板、
10、10'…前面パネル、
40、40'…ボトムカバー、
50、50'…ボトムケース、
50a、50a'…ボトムケース内面、
51、51'…レール部材、
52…ガイドレール部材、
60、60'…モータ固定板、
85…メイン回路基板(第1の回路基板)、
86…シャーシ側の回路基板(第2の回路基板)、
90、90'、91、91'…コネクタ、
120、120'…隙間、
200、200'…トップカバー、
200a、200a'…トップカバーの内面、
301、301a、301b、301c…凸状部。

Claims (4)

  1. 光ディスクに対して情報を記録または再生する光ディスク装置であって、
    上記光ディスクにレーザ光を照射し反射光を受光する光ピックアップと、
    上記光ピックアップを光ディスクの略半径方向に移動させるピックアップ移動機構と、
    上記光ディスクを回転駆動するディスクモータと、
    上記光ピックアップ、上記ピックアップ移動機構及び上記ディスクモータが搭載されたシャーシと、
    上記シャーシと結合され、装置本体に対する引き込みまたは引き出しの移動により、上記光ディスクを、装置本体内に搬入または該装置本体内から搬出するトレイと、
    上記トレイに対しディスク載置面の反対側の面に結合されたボトムカバーと、
    上記ボトムカバーの外側に配され、装置の裏面側を覆うボトムケースと、
    上記ボトムケースの内面に固定され、外部のホストコンピュータとの間を接続するインターフェース回路が搭載された第1の回路基板と、
    上記トレイまたは上記シャーシに固定され、上記第1の回路基板と接続された第2の回路基板と、
    上記ボトムケースの内面に固定された第1の平面部分と、上記トレイの上記移動に伴って移動する第2の平面部分とを有し、上記第1、第2の回路基板間を電気的に接続する可撓性の配線基板と、
    上記トレイに対しディスク載置面側に配され、装置の表面側を覆うトップカバーであって、その内面の、該トレイの上記移動状態時に上記配線基板の上記第2の平面部分と対向しかつ該トレイの引き込み移動完了状態時には上記光ディスクの半径よりも外側となる部分に、装置内空間側に突出した凸状部を有するトップカバーと、
    を備え、
    上記トレイの引き込み移動時、上記配線基板の上記第2の平面部分が上記トップカバーの内面に当接するときは、該第2の平面部分の該当接部が、該トレイの引き込み移動に対応して該凸状部の先端面上を該トレイの引き込み移動方向に移動する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記トップカバーは、上記凸状部が、上記配線基板の上記第2の平面部分の幅方向に対して複数個配列され、それぞれが、上記トレイの移動する方向と同じ方向に直線状に伸びた構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記トップカバーは、上記凸状部が絞り構造とされた構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記トップカバーは、上記凸状部の先端面の高さが0.2×10−3mから0.3×10−3mとされた構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
JP2007281943A 2007-10-30 2007-10-30 光ディスク装置 Pending JP2009110599A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007281943A JP2009110599A (ja) 2007-10-30 2007-10-30 光ディスク装置
US12/256,496 US8181190B2 (en) 2007-10-30 2008-10-23 Optical disc apparatus
CN2008101730580A CN101425322B (zh) 2007-10-30 2008-10-29 光盘装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007281943A JP2009110599A (ja) 2007-10-30 2007-10-30 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009110599A true JP2009110599A (ja) 2009-05-21

Family

ID=40584610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007281943A Pending JP2009110599A (ja) 2007-10-30 2007-10-30 光ディスク装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8181190B2 (ja)
JP (1) JP2009110599A (ja)
CN (1) CN101425322B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102214472A (zh) * 2010-04-07 2011-10-12 日立乐金资料储存股份有限公司 光盘装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5505633B2 (ja) * 2010-05-12 2014-05-28 ティアック株式会社 ディスク装置
KR101315449B1 (ko) * 2010-12-31 2013-10-07 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 광 디스크 드라이브
CN103854677A (zh) * 2012-12-06 2014-06-11 建兴电子科技股份有限公司 光驱
CN112788886B (zh) * 2020-06-23 2023-06-02 北京可利尔福科技有限公司 摄像模组

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1125666A (ja) 1997-06-27 1999-01-29 Toshiba Corp ディスク再生装置
US7234149B2 (en) * 2001-08-16 2007-06-19 Citizen Watch Co., Ltd. Disk apparatus having a support member
JP4016696B2 (ja) * 2001-09-04 2007-12-05 ティアック株式会社 フレキシブル配線板及びそのフレキシブル配線板を用いた記録再生装置
JP2004234803A (ja) 2003-01-31 2004-08-19 Sony Corp 記録及び/又は再生装置
US7600235B2 (en) * 2003-05-21 2009-10-06 Panasonic Corporation Optical disk device
JP4356523B2 (ja) * 2004-06-04 2009-11-04 ソニー株式会社 ディスクドライブ装置、ディスクドライブユニット、光学ピックアップ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102214472A (zh) * 2010-04-07 2011-10-12 日立乐金资料储存股份有限公司 光盘装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101425322A (zh) 2009-05-06
CN101425322B (zh) 2012-02-08
US8181190B2 (en) 2012-05-15
US20090113462A1 (en) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100301550B1 (ko) 디스크드라이브장치
JP2009110599A (ja) 光ディスク装置
JPWO2003017279A1 (ja) ディスク駆動装置
JP2006031910A (ja) ディスク装置を内蔵した電子装置
JP4322941B2 (ja) 電子機器
JP4016696B2 (ja) フレキシブル配線板及びそのフレキシブル配線板を用いた記録再生装置
US20070283370A1 (en) Optical disc drive
JP2013114710A (ja) ディスク駆動装置
US8117627B2 (en) Optical disk unit with folding circuit board
TW200303528A (en) Optical disc device
JP2005259255A (ja) 光ディスク装置
JP5050984B2 (ja) メカデッキ装置
JP5395523B2 (ja) 光ディスク装置
JP2009059423A (ja) 光ディスク装置
US20070245361A1 (en) Flat Cable Device For Optical Pickup Heads
US20110276988A1 (en) Optical disc drive
JP5448772B2 (ja) 磁気ディスク装置およびガイド部材
JP2005203039A (ja) 光ディスク装置
JP2006302437A (ja) 光ディスク装置
JP2012089214A (ja) 光ディスク装置
JP2011210344A (ja) フレキシブル接続ケーブル、及び接続構造
JP2009043351A (ja) ディスク駆動装置
JP2011222072A (ja) 光ディスク装置
US20120275288A1 (en) Optical disc apparatus
JP2006164316A (ja) 再生装置若しくは記録装置若しくは記録再生装置