JP2011210344A - フレキシブル接続ケーブル、及び接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平面状のフレキシブルなケーブル部32の両端部33A、33Bに、それぞれコネクタ19、21に挿入する挿入部34を有するフレキシブル接続ケーブル30であって、前記ケーブル部32の略中央部Laに、前記ケーブル部32の配線方向Xと直交し、且つ、前記ケーブル部32の平面から突出する屈曲部44を備え、前記屈曲部44以外の屈曲を規制する補強部材としての補強板36を、前記ケーブル部32における前記屈曲部44を除いた部分に設ける構成とした。
【選択図】図2
Description
この接続構造において、コネクタや回路基板等の部品の寸法における公差や組み付け精度の誤差が全くなければ、コネクタ間の距離は常に一定となるため、そのコネクタ間を弛みなく接続出来るケーブル長に設定したフレキシブル接続ケーブルを用いることで、フレキシブル接続ケーブルに、意図しない方向への撓みが生じることがない。
また、機構部の上方ではなく下方にフレキシブル接続ケーブルを配置する構成とすれば、フレキシブル接続ケーブルの垂れ下がりによる干渉は避けられる。しかしながら、例えば車載機器のように回路基板に振動が加わる機器においては、この振動によりフレキシブル接続ケーブルが上下に振られて機構部に干渉を生じることになる。
したがって、機構部の上下位置を避けるようにフレキシブル接続ケーブルを設ける必要があり、レイアウトの制約となっていた。
図1は、本実施形態に係るディスクプレーヤ本体1の外観の一例を示す斜視図である。
このディスクプレーヤ本体1には、CD、DVD等の例えば直径8cmや、直径12cm等の大きさの異なる記録媒体ディスクが引き込まれて、このディスクに記録された情報が再生される。
ディスクプレーヤ本体1は、板金製のシャーシ3を備えている。このシャーシ3はロアーシャーシ5と、このロアーシャーシ5の上方を覆うアッパーシャーシ7とを備え、その前面には横長のディスクの挿入口が形成され、また、その内側には、ディスクをローディングするためのローディングメカニズム、それをクランプするためのクランパメカニズム、それをドライブするためのドライブメカニズム等の、複数部品を組み合わせ、動きのあるメカニズムを有する部品の集合体である複数の機構部品9が設けられている。
同図に示すように、上記第1回路基板13は、アッパーシャーシ7の上面7Aから浮かせた状態で固定されている。また、第2回路基板17は、シャーシ3の背面3Aに設けた基板支持部材23でシャーシ3に固定されている。この基板支持部材23は、上端部を水平に折り曲げてなる断面L字状の部材であり、上端部の水平面23Aに第2回路基板17がネジ25で固定されている。このとき、第2回路基板17は、第1回路基板13に対して高さdだけ高い位置に取り付けられている。
フレキシブル接続ケーブル30は、平面状のフレキシブルなケーブル部32を有し、その両端部33A、33Bに、それぞれコネクタ19、21に挿入される挿入部34が形成されている。この挿入部34の上面には信号線パターン(図示せず)が露出し、この信号線パターンがコネクタ19、21の内部の信号線と接触して電気的に接続される。
一方、ケーブル部32の両端部33A、33Bの下面には、それぞれ後述する補強板36が貼着されている。
これにより、ディスクプレーヤ本体1においては、機構部品9を避けた位置をフレキシブル接続ケーブル30が横断する位置を選んで第1及び第2回路基板13、17を配置する必要がなく、装置レイアウトの自由度を高めることができ、レイアウト最適化による装置の小型化等が容易となる。
さらに、補強板36によりケーブル部32の両端部33A、33Bの強度が強くなり、フレキシブル接続ケーブル30を接続する際の作業性が大幅に向上する。
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係るディスクプレーヤ本体100の断面構成を、フレキシブル接続ケーブル130の接続構造131とともに模式的に示す図である。なお、同図において、第1実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態のフレキシブル接続ケーブル130は、上記屈曲予定部138に山型の折り目150が設けられ、配線時には、第1実施形態の屈曲部44が、干渉を避けるべき機構部品9の配置側とは反対方向に突出するように折り目150の付いた折り目部152となる点で第1実施形態のフレキシブル接続ケーブル130と構成を異にする。このように、第1実施形態の屈曲部44を、折り目150が付いた折り目部152とすることで、フレキシブル接続ケーブル130と機構部品9との干渉を、より確実に防止できる。
特に、車載機器においては、車両の走行時の振動がフレキシブル接続ケーブル30、130に伝達するため、機構部品9の下方にフレキシブル接続ケーブル30、130を配置したとしても、フレキシブル接続ケーブル30、130が上下に動いて機構部品9に干渉してしまう。これに対して、本発明によれば、屈曲部44又は折り目部152を設けることで、フレキシブル接続ケーブル30、130に振動が加わった際の上下動が抑制されることから、フレキシブル接続ケーブル30、130の上方に配置される機構部品9等の他の部材との干渉を避けることが可能となる。
9 機構部品
11 露出開口
13 第1回路基板
17 第2回路基板
30、130 フレキシブル接続ケーブル
31、131 接続構造
32 ケーブル部
33A、33B 端部
34 挿入部
36 補強板(補強部材)
38 屈曲予定部
44 屈曲部
150 折り目
152 折り目部
100 ディスクプレーヤ本体
130 フレキシブル接続ケーブル
131 接続構造
138 屈曲予定部
152 目部
La 略中央部
X 配線方向
Claims (10)
- 平面状のフレキシブルなケーブル部の両端に、それぞれコネクタに挿入する挿入部を有するフレキシブル接続ケーブルであって、
前記ケーブル部の略中央部に、前記ケーブル部の配線方向と直交し、且つ、前記ケーブル部の平面から突出する屈曲部を備え、
前記屈曲部以外の屈曲を規制する補強部材を、前記ケーブル部における前記屈曲部を除いた部分に設けたことを特徴とするフレキシブル接続ケーブル。 - 前記ケーブル部の両端に設けた補強板のそれぞれを前記屈曲部まで延長して前記補強部材を構成したことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル接続ケーブル。
- 平面状のフレキシブルなケーブル部の両端に、それぞれコネクタに挿入する挿入部を有するフレキシブル接続ケーブルであって、
前記ケーブル部の略中央部に、前記ケーブル部の配線方向と直交し、且つ、前記ケーブル部の平面から突出する折り目を付けた折り目部を形成したことを特徴とするフレキシブル接続ケーブル。 - 前記折り目部以外の部分に補強部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載のフレキシブル接続ケーブル。
- 前記ケーブル部の両端に設けた補強板のそれぞれを前記折り目部まで延長して前記補強部材を構成したことを特徴とする請求項4に記載のフレキシブル接続ケーブル。
- 平面状のフレキシブルなケーブル部の両端に、それぞれコネクタに挿入する挿入部を有するフレキシブル接続ケーブルで2つのコネクタの間を接続する接続構造において、
前記ケーブル部の略中央部に、干渉を避けるべき部材から遠ざかる方向に突出するように屈曲する屈曲部を設けると共に、該屈曲部と前記挿入部との間に、前記ケーブル部の屈曲を規制する補強部材を設けたことを特徴とする接続構造。 - 前記ケーブル部の両端に設けた補強板のそれぞれを前記屈曲部まで延長して前記補強部材を構成したことを特徴とする請求項6に記載の接続構造。
- 平面状のフレキシブルなケーブル部の両端に、それぞれコネクタに挿入する挿入部を有するフレキシブル接続ケーブルで2つのコネクタの間を接続する接続構造において、
前記ケーブル部の略中央部に、干渉を避けるべき部材から遠ざかる方向に突出するように折り目を付けた折り目部を設けたことを特徴とする接続構造。 - 前記折り目部以外に補強部材を設けたことを特徴とする請求項8に記載の接続構造。
- 前記ケーブル部の両端に設けた補強板のそれぞれを前記折り目部まで延長して前記補強部材を構成したことを特徴とする請求項8に記載の接続構造。
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