JP2009110051A - サービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、プログラム - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Abstract


【課題】インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等にアカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害をできるだけ抑制するのに好適なサービス提供装置等を提供する。
【解決手段】サービス提供装置201は、情報記憶部202にリソースの総使用済量と副使用済量とを記憶し、ログイン許可部204は、主アカウント名もしくは副アカウント名によるユーザのログインを許可するか否かを決め、主アカウント名でログインすると、副設定部205は副使用済量を0にクリアし、要求受信部206がサービス要求を受信すると、「主アカウント名でログイン」の場合、サービスを提供し、「副アカウント名でログインかつサービスのリソース使用量と副使用済量との和が副上限量以下」の場合、決定部207が副使用済量を当該リソース使用量だけ増加させてサービスを提供し、そうでない場合は、サービスを提供しない。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等にアカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害をできるだけ抑制するのに好適なサービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムに関する。
従来から、インターネットを介して各種のサービスの提供を受けるシステムが利用されている。このようなサービスには、通信販売サービスやコンテンツの再生・ダウンロードサービスなど、種々のものがある。たとえば、ユーザが自身のクレジットカード番号等を入力して利用するシステムのほか、会員制のサービスでは、入会時にクレジットカード番号等を登録して、その後は、アカウント名とパスワードを用いてログインすると、サービスを受けるごとに課金されて、登録されたクレジットカード番号等への請求処理が行われるシステムである。このようなサービス提供システムについては、たとえば以下の文献に開示されている。
特許第3451255号公報
[特許文献1]では、ユーザID(アカウント名)とユーザポイント残高とを対応づけ、ゲーム毎にシステムポイント残高を記憶して、ゲーム端末において実行されるゲームのプレイ内容に応じて送信されるポイントダウン要求を受信すると、ユーザポイント残高からシステムポイント残高にポイントを振り替え、ゲーム端末において実行されるゲームの内容に応じて送信されるポイントアップ要求を受信すると、システムポイント残高からユーザポイント残高にポイントを振り替え、振替ポイント量をシステムポイント残高に基づいて決定する技術が提案されている。
ここでのユーザポイントは、現実世界における貨幣に相当するものである。すなわち、電子商取引システムは、サービスの提供を受ける際に、そのユーザが持つ貨幣その他のリソースが消尽されるシステム、と一般化することができる。リソースとしては、貨幣(金)、利用可能時間、あらかじめ購入したポイント、利用可能なサーバ内ハードディスク容量など、種々のものが考えられる。
しかしながら、自身が所有するコンピュータではなく、インターネットカフェなど不特定多数の利用者が利用するコンピュータを介してサービスの提供を受けたい場合もある。このような場合に、ユーザのリソースが消尽されるシステムでは、そのアカウント名やパスワードが漏洩する危険性がある。したがって、ユーザの利便性を低下させない一方で、ユーザのアカウント名やパスワードが漏洩したとしても、その被害をできるだけ抑制することができるシステムが、強く求められている。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等にアカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害をできるだけ抑制するのに好適なサービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。
本発明の第1の観点に係るサービス提供装置は、情報記憶部、ログイン受付部、ログイン許可部、要求受信部、決定部、提供部を備え、典型的には副設定部をさらに備え、以下のように構成する。
すなわち、情報記憶部は、主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用されたリソース量(以下「副使用済量」という。)を記憶する。
すなわち、1人のユーザに対して、主アカウント名と副アカウント名の2つのアカウント名が割り当てられる。ユーザは、利用する端末装置の安全度に応じて(たとえば、自分のものか、インターネットカフェのものか等。)、主アカウント名と副アカウント名を使い分ける。
ここで、主アカウント名は、比較的安全な端末装置(自分の所有物であるコンピュータ等。)を使用する場合に利用され、副アカウント名は、不特定多数の第三者が利用する可能性がある端末装置(インターネットカフェのコンピュータ等。)を使用する場合に利用される。
一方、ログイン受付部は、端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付ける。
ログイン受付部の機能は、通常の電子商取引やリモートログインの技術と同様であり、ユーザは、アカウント名として主アカウント名もしくは副アカウント名を入力することになる。なお、パスワードを直接ネットワークを通じてやりとりする手法のほか、チャレンジ−レスポンス方式による「パスワード」のやりとりを行うこととしても良い。
さらに、ログイン許可部は、受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、当該端末装置を介するログインを許可する。
ログイン許可部の機能も、通常の電子商取引やリモートログインの技術と同様である。最も簡易な形態では、サービス提供装置においてパスワードそのものを管理するが、ユーザが利用するパスワードそのものをサービス提供装置が直接知得できないようにした、よりセキュアな形態では、ハッシュ値を管理することとするのが典型的である。
一方、副設定部は、許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、情報記憶部に記憶される副使用済量を0に設定する。
ここで、副使用済量は、「副アカウント名で支払った金額」に相当するものであり、主アカウントでログインすると、この「金額」が0にクリアされるのである。
さらに、要求受信部は、当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する。
サービスの提供としては、電子商取引のさまざまな形態が考えられる。たとえば、現実の貨幣や仮想貨幣(各種のポイントによる販売等。)による商品の通信販売やコンテンツのダウンロード販売をゲーム内の仮想貨幣によるゲーム内のアイテムの購入などである。
そして、決定部は、受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、当該サービスを提供するか否かを決定する。すなわち、
(a)許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定する。
(b)許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量と記憶される副使用済量との和が、所定の閾値(以下「副上限量」という。)以下である場合、情報記憶部に記憶される副使用済量を取得された今回使用量だけ増加させて、当該サービスを提供する旨を決定する。
(c)許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量と記憶される副使用済量との和が、当該副上限量を超える場合、当該サービスを提供しない旨を決定する。
上記(a)は、端末装置が信頼のおける場合に相当するものであり、本システムによる利用限度額の設定はされず、今回使用量に相当する「金額」の「支払い」がなされてサービスが提供される。
上記(b)は、端末装置が比較的信頼のおけない場合に相当するものであり、副アカウント名による「支払い」に「限度額」が設定されている。この場合の副使用済量と今回使用量との和は、副アカウント名によって連続して「支払い」をしようとする「金額」に相当する。
なお、上記のように、副使用済量は、主アカウント名によるログインで0にクリアされる。これは、現実のクレジットカードで考えれば毎月の請求金額の引き落としに呼応するし、交通機関運賃支払いカードで考えれば金額のチャージに呼応する、と考えることができる。
もっとも、クレジットカードや運賃支払いカードとの大きな差は、ユーザによる主アカウント名と副アカウント名との使い分けで、セキュリティを向上させていることにある。クレジットカードや交通機関運賃支払いカードには、このようなアカウント名に相当する使い分けは、存在していない。
また、クレジットカードにおける家族会員の制度と類似もしている。すなわち、主アカウント名は「親会員」に、副アカウント名は「子会員」に、それぞれ呼応する、という対応付けも不可能ではない。しかしながら、親会員による商品の購入があった場合に、子会員の利用限度額が変化する、などの態様がとられることはない。
上記(c)は、副アカウント名による「支払い」が「限度額」を超える場合であり、この場合には、サービスは提供されない。
最後に、提供部は、当該サービスを提供する旨が決定された場合、情報記憶部に記憶される総使用済量を取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する。
総使用済量は、「支払い金額の総額」に相当するものであるから、これに「今回の商品の価格」に相当する今回使用量を加算して、サービスを提供するのである。
本発明によれば、インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等に副アカウント名を使用することで、アカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害は副上限量までに抑制することができる一方で、交通機関運賃支払いカードにおける手動チャージのようなユーザの手間を省き、自動チャージにおける危険性を低減することができるようになる。
また、本発明のサービス提供装置は、上記発明において、以下のように構成することができる。
すなわち、情報記憶部においては、副使用済量を記憶するのにかえて、副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「副使用可能量」という。)を記憶する。
これに合わせて、副設定部においては、許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、情報記憶部に記憶される副使用可能量を所定の閾値(以下「副上限量」という。)に設定する。
さらに、決定部においては、許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量が、記憶される副使用可能量以下である場合、情報記憶部に記憶される副使用可能量を取得された今回使用量だけ減少させて、当該サービスを提供する旨を決定し、許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量が、記憶される副使用可能量未満である場合、当該サービスを提供しない旨を決定する。
すなわち、上記発明では、最後の主アカウント名でログインして以降、副アカウント名で使用された「金額」を「副使用済量」に加算していたが、本発明では、副アカウント名で「金額」が使用されるごとに、「副上限量」を減算していくのである。
本発明は、上記発明の変形例に係るものであり、本発明によれば、インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等に副アカウント名を使用することで、アカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害は副上限量までに抑制することができる一方で、交通機関運賃支払いカードにおける手動チャージのようなユーザの手間を省き、自動チャージにおける危険性を低減することができるようになる。
また、本発明のサービス提供装置において、当該パスワードもしくはそのハッシュ値は、
(x)当該パスワードそのもの、
(y)当該パスワードに所定のソルトを適用してDES(Data Encryption Standard)暗号化したもの、もしくは、
(z)当該パスワードのMD5(Message Digest Algorithm 5)値
であるように構成することができる。
すなわち、主パスワードと副パスワードの管理の具体例を示すものである。用途に応じて、適宜いずれかの手法を組み合わせることができる。また、アカウント名の種類ごとにパスワードの管理方法をかえることとしても良い。たとえば、主アカウント名についてはDESを用いるが、副アカウント名についてはパスワードそのものを記憶する、等である。
本発明は、上記発明の好適実施形態を列挙するものであり、用途に応じた適切なパスワードの管理手法を提供することができるようになる。
また、本発明のサービス提供装置において、決定部は、取得された今回使用量と記憶される総使用済量との和が、所定の上限値(以下「総上限量」という。)を超える場合、(a)(b)の条件が満たされるか否かにかかわらず、当該サービスを提供しない旨を決定するように構成することができる。
すなわち、上記発明においては、副アカウント名でログインした場合に副上限量による「限度額」の設定をしていたが、本発明においては、さらに、主アカウント名でログインした場合にも、総上限量による「限度額」の設定をするものである。
本発明によれば、副アカウント名のみならず、主アカウント名についても「限度額」を設定することで、不用意なリソース使用による損害をできるだけ防止することができるようになる。
また、本発明のサービス提供装置において、決定部は、許可されたログインが主アカウント名によるものであり、取得された今回使用量と記憶される総使用済量との和が、所定の上限値(以下「総上限量」という。)を超える場合、当該主アカウント名にあらかじめ対応付けられた電子マネー口座、クレジットカード番号、もしくは、銀行口座を介した支払いを求め、当該支払いが決済されると、情報記憶部に記憶される総使用済量を、当該支払われた金額に対応付けられる量だけ減少させてから、当該サービスを提供するか否かを決定するように構成することができる。
すなわち、主アカウントに「限度額」を設定した場合に、総使用済量が「限度額」を超えそうになったときには、支払いを求めることで、総使用済量が「限度額」に達したことがユーザに知得され、適切な決済を行うことで総使用済量を減少させて、サービスの提供を受けることができるようにする。
したがって、本発明によれば、上記発明の利点を生かしつつ、電子商取引等における「限度額」を適宜増加させて、ユーザの利便を増すことができるようになる。
また、本発明のサービス提供装置において、情報記憶部には、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「総上限量」という。)がさらに記憶され、決定部は、許可されたログインが主アカウント名によるものであり、取得された今回使用量と記憶される総使用済量との和が、記憶される総上限量を超える場合、当該主アカウント名にあらかじめ対応付けられた電子マネー口座、クレジットカード番号、もしくは、銀行口座を介した支払いを求め、当該支払いが決済されると、情報記憶部に記憶される総上限量を、当該支払われた金額に対応付けられる量だけ増加させてから、当該サービスを提供するか否かを決定する。
すなわち、主アカウントに「限度額」を設定した場合に、総使用済量が「限度額」を超えそうになったときには、支払いを求めることで、総使用済量が「限度額」に達したことがユーザに知得され、適切な決済を行うことで「限度額」を減少させて、サービスの提供を受けることができるようにする。
したがって、本発明によれば、上記発明の利点を生かしつつ、電子商取引等における「限度額」を適宜増加させて、ユーザの利便を増すことができるようになる。
本発明のその他の観点に係るサービス提供方法は、情報記憶部、ログイン受付部、ログイン許可部、要求受信部、決定部、提供部を有し、典型的には副設定部をさらに備えるサービス提供装置にて実行され、ログイン受付工程、ログイン許可工程、要求受信工程、決定工程、提供工程を備え、典型的には副設定工程をさらに備え、以下のように構成する。
ここで、情報記憶部には、主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用されたリソース量(以下「副使用済量」という。)が記憶される。
一方、ログイン受付工程では、ログイン受付部が、端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付ける。
さらに、ログイン許可工程では、受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、ログイン許可部が、当該端末装置を介するログインを許可する。
そして、許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、副設定工程では、副設定部が、情報記憶部に記憶される副使用済量を0に設定する。
一方、要求受信工程では、要求受信部が、当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する。
さらに、決定工程では、決定部が、受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
(a)許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
(b)許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量と記憶される副使用済量との和が、所定の閾値(以下「副上限量」という。)以下である場合、情報記憶部に記憶される副使用済量を取得された今回使用量だけ増加させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
(c)許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量と記憶される副使用済量との和が、当該副上限量を超える場合、当該サービスを提供しない旨を決定する。
そして、提供工程では、提供部が、当該サービスを提供する旨が決定された場合、情報記憶部に記憶される総使用済量を取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する。
また、本発明のサービス提供方法は、上記発明において、以下のように構成することができる。
すなわち、情報記憶部においては、副使用済量が記憶されるのにかえて、副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「副使用可能量」という。)が記憶される。
これに合わせて、副設定工程においては、許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、情報記憶部に記憶される副使用可能量を所定の閾値(以下「副上限量」という。)に設定する。
さらに、決定工程においては、許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量が、記憶される副使用可能量以下である場合、情報記憶部に記憶される副使用可能量を取得された今回使用量だけ減少させて、当該サービスを提供する旨を決定し、許可されたログインが副アカウント名によるものであり、取得された今回使用量が、記憶される副使用可能量未満である場合、当該サービスを提供しない旨を決定する。
本発明のその他の観点に係るプログラムは、コンピュータを上記のサービス提供装置の各部として機能させるように構成する。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等にアカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害をできるだけ抑制するのに好適なサービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することができる。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム用の情報処理装置を利用して本発明が実現される実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
本実施形態に係るサービス提供装置は、インターネット等のコンピュータ通信網に接続されたサーバ用コンピュータにおいて所定のプログラムを動作させ、ウェブサーバ等として機能させ、端末装置と通信可能に設定することによって、実現される。
ここで、端末装置とサービス提供装置が実現されるサーバ用コンピュータとは、処理能力等に相違はあるものの、その根本的や動作原理や構成は共通する。
そこで、以下では、端末装置として機能しうるゲーム装置用の情報処理装置の概要を説明した上で、サーバ用コンピュータについては、これとの相違を述べることで説明する。
図1は、プログラムを実行することにより、本実施形態の端末装置となりうるようなゲーム装置として機能する典型的な情報処理装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM 102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェイス104と、コントローラ105と、外部メモリ106と、画像処理部107と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ108と、NIC(Network Interface Card)109と、音声処理部110と、マイク111と、を備えるように構成することができるが、各種の入出力装置は、適宜省略することができる。
ゲーム用のプログラムおよびデータを記憶したDVD−ROMをDVD−ROMドライブ108に装着して、情報処理装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、本実施形態のサービス提供装置が実現される。
CPU 101は、情報処理装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。また、CPU 101は、レジスタ(図示せず)という高速アクセスが可能な記憶域に対してALU(Arithmetic Logic Unit)(図示せず)を用いて加減乗除等の算術演算や、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算などを行うことができる。さらに、マルチメディア処理対応のための加減乗除等の飽和演算や、三角関数等、ベクトル演算などを高速に行えるように、CPU 101自身が構成されているものや、コプロセッサを備えて実現するものがある。
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記録されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、情報処理装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。また、CPU 101は、RAM 103に変数領域を設け、当該変数に格納された値に対して直接ALUを作用させて演算を行ったり、RAM 103に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をメモリに書き戻す、などの処理を行う。
インターフェイス104を介して接続されたコントローラ105は、ユーザがゲーム実行の際に行う操作入力を受け付ける。
インターフェイス104を介して着脱自在に接続された外部メモリ106には、ゲーム等のプレイ状況(過去の成績等)を示すデータ、ゲームの進行状態を示すデータ、ネットワーク対戦の場合のチャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。ユーザは、コントローラ105を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ106に記録することができる。
DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記録される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ108は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
画像処理部107は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部107が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部107が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され画像処理部107に接続されるモニタ(図示せず)へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを所定の視線の方向へ俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画することが可能である。
NIC 109は、情報処理装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
音声処理部110は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ(図示せず)から出力させる。また、CPU 101の制御の下、ゲームの進行の中で発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカや、ヘッドホン(図示せず)、イヤフォン(図示せず)から出力させる。
音声処理部110では、DVD−ROMに記録された音声データがMIDIデータである場合には、これが有する音源データを参照して、MIDIデータをPCMデータに変換する。また、ADPCM形式やOgg Vorbis形式等の圧縮済音声データである場合には、これを展開してPCMデータに変換する。PCMデータは、そのサンプリング周波数に応じたタイミングでD/A(Digital/Analog)変換を行って、スピーカに出力することにより、音声出力が可能となる。
さらに、情報処理装置100には、インターフェイス104を介してマイク111を接続することができる。この場合、マイク111からのアナログ信号に対しては、適当なサンプリング周波数でA/D変換を行い、PCM形式のディジタル信号として、音声処理部110でのミキシング等の処理ができるようにする。
このほか、情報処理装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ106、DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
また、ユーザからの文字列の編集入力を受け付けるためのキーボードや、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。また、本実施形態の情報処理装置100にかえて、汎用のパーソナルコンピュータを利用することもできる。
上記のように、ネットワークゲームでは、ゲーム専用機ではなく一般的なコンピュータを利用することも多々あることも考慮し、以下では、注記しない限り、端末装置について、図1に示した情報処理装置100により説明を加える。これらは必要に応じて、適宜、一般的なコンピュータの要素に置換することができ、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
また、サービス提供装置は、一般的なサーバ装置用コンピュータ上に実現されるが、情報処理装置100の群の中の所定の情報処理装置100をサービス提供装置として利用することも可能である。そこで、また、情報処理装置100と一般的なコンピュータとは、その構成や機能に大きな相違はない。したがって、情報処理装置100上に本発明のサービス提供装置を実現することも可能である。そこで、以下の説明では、一般的なコンピュータと情報処理装置100とを同じように扱って説明する。
以上で説明した情報処理装置100は、いわゆる「コンシューマ向けテレビゲーム装置」に相当するものであるが、仮想空間を表示するような画像処理を行うものであれば本発明を実現することができる。したがって、携帯電話、携帯ゲーム機器、カラオケ装置、一般的なビジネス用コンピュータなど、種々の計算機上で本発明を実現することが可能である。
たとえば、一般的なコンピュータは、上記情報処理装置100と同様に、CPU、RAM、ROM、DVD−ROMドライブ、および、NICを備え、情報処理装置100よりも簡易な機能を備えた画像処理部を備え、外部記憶装置としてハードディスクを有する他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等が利用できるようになっている。また、コントローラ105ではなく、キーボードやマウスなどを入力装置として利用する。
(サービス提供装置)
図2は、本実施形態に係るサービス提供装置の概要構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態に係るサービス提供装置201は、情報記憶部202、ログイン受付部203、ログイン許可部204、副設定部205、要求受信部206、決定部207、提供部208を備える。また、課金決済部209をさらに備えることとしても良い。
ここで、情報記憶部202は、ハードディスクなどの不揮発性記憶媒体により実現され、各ユーザについて、以下の情報が記憶される。
(1)当該ユーザの主アカウント名。当該ユーザが自分のコンピュータでサービス提供装置201にアクセスする場合に利用される。
(2)当該ユーザの副アカウント名。当該ユーザがインターネットカフェ等からサービス提供装置201にアクセスする場合に利用される。
(3)主アカウント名に対するパスワード(主パスワード)と、副アカウント名に対するパスワード(副パスワード)と、に関する情報。この情報は、ログインを許可するか否かを判断するために用いられ、典型的には、以下のような情報を採用する。
(a)当該パスワードそのもの。
(b)当該パスワードに所定のソルトを適用してDES(Data Encryption Standard)暗号化したもの。
(c)当該パスワードのMD5(Message Digest Algorithm 5)値。
なお、主パスワードと副パスワードで、情報記憶部202に記憶される情報の種類を変えることとしても良い。たとえば、主パスワードに対してはDESを用いた情報を記憶し、副パスワードに対してはパスワードの文字列そのものを記憶する、等である。
(4)主アカウント名に対応付けられる副アカウント名が何であるか。
(5)当該ユーザが使用したリソースの総量。リソースとしては、電子商取引において購買に用いる貨幣の金額、サーバ装置の利用時間、各種ポイントシステムにおけるポイントなどの種々のものが利用できる。
(6)当該ユーザが最後に主アカウント名でログインして以降に副アカウント名で使用したリソースの総量。これを「副使用済量」という。なお、最後に主アカウント名でログインして以降に副アカウント名で使用したリソースの総量の上限を「副上限量」と呼ぶこととし、「副上限量」から「副使用済量」を減算すると、これ以降に、主アカウント名でのログインを行わずに副アカウント名で使用できるリソースの量が得られる。このリソースの量を「副使用可能量」と呼ぶ。
副使用済量と副使用可能量との和が副上限量であるから、副上限量を所定の定数とすれば、いずれか一方を処理対象とすることで、他方を得ることが可能である。そこで、以下では、主に、「副使用済量」を管理する手法を例にあげて説明する。
図3は、アカウント名とパスワード情報と金額とを1つのテーブルで記憶する様子を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
テーブル301の各行302にはあるアカウント名に対する情報が記憶されている。すなわち、
(1)当該レコードに対するアカウント名(欄303)。
(2)当該レコードに対するパスワード情報(欄304)。
(3)そのアカウント名が主アカウント名である場合の副アカウント名(欄305)。そのアカウント名が副アカウントであれば、空欄になる。
(4)そのアカウント名に対応付けられるリソースの使用済量(欄306)。そのアカウント名が主アカウント名である場合は、総使用済量が記録され、そのアカウント名が副アカウント名である場合は、副使用済量が記録される。
本図では、主アカウント名として「foo」を、副アカウント名として「bar」を持つユーザについての情報が図示されており、総使用済量は「5900」、副使用済量「420」が記録されている。なお、これらの情報の記憶の態様については、種々のデータベースやテーブルを利用する手法が考えられ、いずれの手法を採用した場合にも、本発明の範囲に含まれる。
図4は、本実施形態に係るサービス提供装置において実行されるサービス提供処理の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。
本処理が開始されるとサービス提供装置201は、端末装置から送信されるパケットが到着するまで待機する(ステップS401)。そして、パケットが到着すると、その種類を調べる(ステップS402)。
そのパケットが、端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求である場合(ステップS402;ログイン要求)、ログイン受付部203が、端末装置から送信されたログイン要求を受け付けることとなる。したがって、NIC 109は、CPU 101の制御の下、ログイン受付部203として機能する。
ログイン要求が受け付けられると、ログイン許可部204は、受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードに基づいて、情報記憶部202に記憶されるテーブル301の情報を参照して、当該端末装置を介するログインを許可するか否かを判断する(ステップS403)。
具体的には、テーブル301から指定されたアカウント名を欄303に有する行302を検索し、存在しなければ、ログインを不許可にする。存在すれば、欄304に指定されるパスワードに関する情報を取得して、これを認証する。
たとえば、パスワード文字列そのものが記憶されている場合には、二つが一致するか否かにより判断し、DES暗号化値やMD5値などのハッシュ値が記憶されている場合は、指定されたパスワード文字列に同じアルゴリズムを適用して両者が一致するか否かにより判断すれば良い。
したがって、CPU 101が、ハードディスク等と共同して、ログイン許可部204として機能する。
なお、ログイン受付部203やログイン許可部204の機能は、通常の電子商取引やリモートログインの技術と同様であり、上記のようなパスワードを直接ネットワークを通じてやりとりする手法のほか、チャレンジ−レスポンス方式による「パスワード」のやりとりを行うこととしても良い。
ログインが許可されると(ステップS403;Yes)、サービス提供装置201は、その旨を端末装置に通知するとともに(ステップS404)、その旨を自身で管理できるように、ハードディスク等に記録する(ステップS405)。
たとえば、ウェブサービスにおける通信販売では、当該端末装置に対して割り当てるセッションIDを生成してこれを端末装置に通知し、端末装置からの今後の要求ではすべてこのセッションIDを指定させるとともに、端末装置のIPアドレスとセッションIDの組をサービス提供装置201で記録することとして、今後の要求で、IPアドレスとセッションIDとの組が整合していれば有効な要求として取扱い、そうでなければ無効な要求として取り扱うこととする。
また、ネットワークゲームの端末装置の場合には、端末装置の製造識別番号をログイン要求に指定させ、一旦ログインが成功した後の要求では、使用するアカウント名と製造識別番号とを必ず指定させることとして、要求が有効か無効かを判断するのが典型的である。
ログインが成功した後の各種のサービスの提供の手法については、各種の電子商取引やウェブサービスなどの技術を適宜適用することができる。
ついで、ログインが許可されたアカウント名が、主アカウント名によるものであるか否かを判断する(ステップS406)。上記の例では、テーブル301において、当該アカウント名を欄303に有する行302の欄305が空欄でない、すなわち、副アカウント名が記録されているのであれば、当該アカウント名は主アカウント名である、ということになる。
そして、指定されたアカウント名が主アカウント名であれば(ステップS406;Yes)、副使用済量を、0に設定して(ステップS407)、ステップS401に戻る。アカウント名が主アカウント名でなければ(ステップS406;No)、そのままステップS401に戻る。
上記の例で考えると、ステップS407の処理は、具体的には、当該主アカウント名を欄303に有する行302の欄305に記録されている副アカウント名を取得し、次に、当該副アカウント名を欄303に有する行302を探す。そして、その行の欄306を0に設定すれば良い。
したがって、CPU 101は、ハードディスク等と共働して、副設定部205として機能する。
上記のように、副使用済量は、最後に主アカウント名でログインした後に副アカウント名でログインして、副アカウント名で支払った「金額」に相当する。本実施形態では、主アカウント名でログインすると、この「金額」が0にクリアされるのである。すなわち、副使用可能量は、副上限値に戻ることになる。これは、主アカウント名でログインすると、副アカウント名に対する自動チャージが行われる、ということに相当する。
交通機関運賃支払いカードでは、1つのアカウント名だけが存在し、当該カードを利用した際に、チャージされている金額が一定金額より少なくなっていれば、自動的にチャージする、という手法が使われている。本実施形態は、これに類似はするものの、複数のアカウント名を適切に運用している点で、その動作原理を大きく異にするものである。
一方、ログインを許可しない場合(ステップS403;No)は、その旨を端末に通知して(ステップS408)から、ステップS401に戻る。
さて、受信されたパケットの種類が、サービスの提供を求める要求である場合(ステップS402;サービス要求)、要求受信部206が、当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信することとなる。したがって、NIC 109は、CPU 101の制御の下、要求受信部206として機能する。
サービスの提供としては、電子商取引のさまざまな形態が考えられる。たとえば、現実の貨幣や仮想貨幣(各種のポイントによる販売等。)による商品の通信販売やコンテンツのダウンロード販売をゲーム内の仮想貨幣によるゲーム内のアイテムの購入などである。
すると、サービス提供装置201は、サービスの提供を求める要求に指定されたアカウント名やセッションID、端末装置のIPアドレス等を手がかりに、ステップS405で記録した情報を参照して、その要求を送信したユーザがログインを許可された際に使用したアカウント名を調べる(ステップS410)。
ついで、提供を求める要求に指定されたサービスの種類から、当該サービスが使用するサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得する(ステップS411)。当該サービスが、電子商取引や通信販売に係るものである場合には、今回使用量は、当該サービスの値段に相当する。
今回使用量は、別途用意された価格データベースから取得するのが典型的であるが、電子商取引やダウンロード販売などで用いられる種々の技術を適用して、取得することができる。
そして、ステップS410で調べたアカウント名の種類が、主アカウント名によるものか否かを判断し(ステップS412)、そうである場合(ステップS412;Yes)、決定部207は、当該サービスを提供する旨を決定して(ステップS413)、ステップS422に進む。
一方、当該アカウント名の種類が主アカウント名でない場合(ステップS412;No)、当該アカウント名の種類が副アカウント名であるか否かを判断し(ステップS414)、そうである場合(ステップS414;Yes)、決定部207は、今回使用量と副使用済量との和が副上限量以下であるか否かを調べる(ステップS415)。
そうである場合(ステップS415;Yes)、決定部207は、当該副アカウント名に対する情報記憶部202に記憶される副使用済量を、今回使用量だけ増加させて(ステップS416)、当該サービスを提供する旨を決定し(ステップS417)、当該副アカウント名に対する主アカウント名を取得して(ステップS418)、ステップS422に進む。
なお、情報記憶部202に、副使用済量ではなく、副使用可能量を記憶している場合には、ステップS415においては、今回使用量が副使用可能量以下であるか否かを判断し、ステップS416においては、副使用可能量を今回使用量だけ減少させ、ステップS407においては、副使用可能量を副上限量に設定することとすれば良い。上記のように、副使用可能量と副使用済量の和は、副上限量に相当するからである。
一方、今回使用量と副使用済量との和が副上限量を超える場合(ステップS415;No)や当該アカウント名が副アカウント名でもない場合(ステップS414;No)は、当該サービスを提供しない旨を決定し(ステップS419)、その旨を端末装置に通知して(ステップS420)、ステップS401に戻る。なお、アカウント名が主アカウント名でも副アカウント名でもない場合とは、何らかのエラーが生じた場合に相当する。
このように、CPU 101は、ハードディスクやNIC 109等と共働して、決定部207として機能する。
一方、当該サービスを提供する旨を決定した場合は、現在の主アカウント名の総使用済量に今回使用量を加算してから(ステップS422)、当該サービスを提供して(ステップS423)、ステップS401に戻る。
ステップS423におけるサービスの提供の手法としては、商品の発送の手続を実際にとったり、コンテンツのダウンロード用リンクを応答したり、オンラインゲームをプレイできる期間を延長したり等、種々の電子商取引やコンテンツ販売の手法が適用できる。
したがって、CPU 101は、NIC 109等と共働して、提供部208として機能する。
また、受信されたパケットの種類がこれ以外の場合(ステップS402;その他)、対応する処理を実行して(ステップS430)、ステップS401に戻る。ここで、実行される処理には、たとえば、後述するようなユーザの希望に基づく課金決済の処理等やある端末装置からログアウトの要求がきた場合にハードディスクのログイン情報を消去する等の処理を実行しても良い。このほか、パケット到着まで待機している間に、ある端末装置との通信が一定時間以上行われなかった場合には、当該ユーザのログイン状態を解除するのが一般的である(図示せず)。
このように、本実施形態によれば、副アカウント名を連続して使用した場合には、そのリソースの使用量には副上限量という上限がある。したがって、インターネットカフェなどで副アカウント名と副パスワードを使用したために、これが漏洩したとしても、被害は最小限に抑えることができる。
一方、自宅のコンピュータ等で主アカウント名と主パスワードを使用してログインすると、副アカウント名による使用量が0にクリアされるため、副アカウント名による利用が副上限量まで可能となる。
すなわち、主アカウント名によるログインを契機として、副アカウント名に対する自動チャージがされる、と考えることができるが、たとえば交通機関運賃支払いカードの自動チャージに比べると、アカウント名を適切に使い分けることで、不正使用の可能性や不正使用された場合の被害額を抑制できる点で、本実施形態の方が優れていると考えられる。
さて、上記実施形態では、主アカウント名でログインしている場合には、常に要求されたサービスを提供する旨を決定(ステップS413)していたが、この場合にも、今回使用量と総使用済量との和が、所定の上限値(以下「総上限量」という。)を超える場合には、当該サービスを提供しない旨を決定するようにしても良い。
この場合、副アカウント名のみならず、主アカウント名についても「限度額」を設定することで、不正利用による損害や不注意による損害をできるだけ防止することができるようになる。
なお、総上限量を設定した場合には、適切なタイミングで決済を行うことで、総使用済量を0にクリアする、あるいは、総上限量を適宜増加させる、という手法をとることができる。この決済処理を行うのが、課金決済部209である。
課金決済部209は、たとえば毎月所定の日にクレジットカードや銀行口座からの引き落としを行ったり、ユーザからの要求に基づいて充当をしたり、主アカウント名でログインしている場合に今回使用量と総使用済量との和が総上限量を超えたときにユーザに決済を行うか否かを問い合わせることで起動される。そして、決済が完了すると、情報記憶部202に記憶される当該主アカウントの総使用済量を0にクリアする。あるいは、副アカウント名の場合と同様に、総上限量を決済されたリソース量分だけ増加させても良い。
この決済の処理は、通常の電子商取引や通信販売におけるのと同様の手順で処理を行うことになる。したがって、CPU 101はハードディスク等と共働して、課金決済部209として機能する。
このように、本実施形態によれば、上記実施形態の利点を生かしつつ、電子商取引等における利用限度額を適宜増加させて、ユーザの利便を増すことができるようになる。
なお、上記実施形態では、主アカウント名でログインした場合と副アカウント名でログインした場合とで、その使用リソース量が制限にかかるか否かを考慮しなければ、受けられるサービスの種類に違いはなかったが、主アカウント名で受けられるサービスの種類と、副アカウント名で受けられるサービスの種類と、を、互いに異なるものとしても良い。
たとえば、ネットワーク通信対戦ゲームのプレイ時間課金を本システムで行う場合、主アカウント名では、ログイン時間に制限はないが、副アカウント名では、1日に最長1時間(この数値は適宜設定が可能である。)とする、等である。
このように、主アカウント名に比べて、副アカウント名で受けられるサービスの質や量を抑制することで、副アカウント名についての情報が漏洩した場合であっても、被害を抑制することができる。
また、上記実施形態では、各ユーザで副上限量は共通となっていたが、各ユーザが副上限量を適宜設定できるようにしても良い。この場合、副上限量の設定ができるのは、主アカウント名でログインした場合のみに限るのが好適である。ユーザが副上限量を設定可能とした場合には、その値は、情報記憶部202を実現するハードディスクに、各種のユーザ情報とともに記憶されるのが典型的である。
以上説明したように、本発明によれば、インターネットカフェからウェブにおける有料サービスを利用する場合等にアカウント名やパスワードの漏洩が生じたとしても、被害をできるだけ抑制するのに好適なサービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することができる。
典型的な情報処理装置の概要構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るサービス提供装置の概要構成を示す説明図である。 情報記憶部に記憶されるテーブルの様子を示す概要構成を示す説明図である。 本実施形態におけるサービス提供方法の処理の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェイス
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 画像処理部
108 DVD−ROMドライブ
109 NIC
110 音声処理部
111 マイク
201 サービス提供装置
202 情報記憶部
203 ログイン受付部
204 ログイン許可部
205 副設定部
206 要求受信部
207 決定部
208 提供部
209 課金決済部
301 テーブル
302 行
303 アカウント名欄
304 パスワード情報欄
305 副アカウント名欄
306 リソース使用済量欄

Claims (12)

  1. 主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用されたリソース量(以下「副使用済量」という。)を記憶する情報記憶部、
    端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付けるログイン受付部、
    前記受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、当該端末装置を介するログインを許可するログイン許可部、
    当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する要求受信部、
    前記受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
    (a)前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (b)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される副使用済量との和が、所定の閾値(以下「副上限量」という。)以下である場合、前記情報記憶部に記憶される副使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (c)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される副使用済量との和が、当該副上限量を超える場合、当該サービスを提供しない旨を決定する
    決定部、
    当該サービスを提供する旨が決定された場合、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する提供部
    を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  2. 請求項1に記載のサービス提供装置であって
    前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、前記情報記憶部に記憶される副使用済量を0に設定する副設定部
    をさらに備えることを特徴とするサービス提供装置。
  3. 主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「副使用可能量」という。)を記憶する情報記憶部、
    端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付けるログイン受付部、
    前記受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、当該端末装置を介するログインを許可するログイン許可部、
    当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する要求受信部、
    前記受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
    (a)前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (b)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量が、前記記憶される副使用可能量以下である場合、前記情報記憶部に記憶される副使用可能量を前記取得された今回使用量だけ減少させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (c)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量が、前記記憶される副使用可能量未満である場合、当該サービスを提供しない旨を決定する
    決定部、
    当該サービスを提供する旨が決定された場合、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する提供部
    を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  4. 請求項3に記載のサービス提供装置であって、
    前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、前記情報記憶部に記憶される副使用可能量を所定の閾値(以下「副上限量」という。)に設定する副設定部
    をさらに備えることを特徴とするサービス提供装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のサービス提供装置であって、
    当該パスワードもしくはそのハッシュ値は、
    (x)当該パスワードそのもの、
    (y)当該パスワードに所定のソルトを適用してDES(Data Encryption Standard)暗号化したもの、もしくは、
    (z)当該パスワードのMD5(Message Digest Algorithm 5)値
    である
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のサービス提供装置であって、
    前記決定部は、前記取得された今回使用量と前記記憶される総使用済量との和が、所定の上限値(以下「総上限量」という。)を超える場合、前記(a)(b)の条件が満たされるか否かにかかわらず、当該サービスを提供しない旨を決定する
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載のサービス提供装置であって、
    前記決定部は、前記許可されたログインが主アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される総使用済量との和が、所定の上限値(以下「総上限量」という。)を超える場合、当該主アカウント名にあらかじめ対応付けられた電子マネー口座、クレジットカード番号、もしくは、銀行口座を介した支払いを求め、当該支払いが決済されると、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を、当該支払われた金額に対応付けられる量だけ減少させてから、当該サービスを提供するか否かを決定する
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載のサービス提供装置であって、
    前記情報記憶部には、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「総上限量」という。)がさらに記憶され、
    前記決定部は、前記許可されたログインが主アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される総使用済量との和が、前記記憶される総上限量を超える場合、当該主アカウント名にあらかじめ対応付けられた電子マネー口座、クレジットカード番号、もしくは、銀行口座を介した支払いを求め、当該支払いが決済されると、前記情報記憶部に記憶される総上限量を、当該支払われた金額に対応付けられる量だけ増加させてから、当該サービスを提供するか否かを決定する
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  9. 情報記憶部、ログイン受付部、ログイン許可部、要求受信部、決定部、提供部を有するサービス提供装置にて実行されるサービス提供方法であって、
    前記情報記憶部には、主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用されたリソース量(以下「副使用済量」という。)が記憶され、
    前記ログイン受付部が、端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付けるログイン受付工程、
    前記受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、前記ログイン許可部が、当該端末装置を介するログインを許可するログイン許可工程、
    前記要求受信部が、当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する要求受信工程、
    前記決定部が、前記受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
    (a)前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (b)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される副使用済量との和が、所定の閾値(以下「副上限量」という。)以下である場合、前記情報記憶部に記憶される副使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (c)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される副使用済量との和が、当該副上限量を超える場合、当該サービスを提供しない旨を決定する
    決定工程、
    前記提供部が、当該サービスを提供する旨が決定された場合、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する提供工程
    を備えることを特徴とするサービス提供方法。
  10. 情報記憶部、ログイン受付部、ログイン許可部、要求受信部、決定部、提供部を有するサービス提供装置にて実行されるサービス提供方法であって、
    前記情報記憶部には、主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「副使用可能量」という。)が記憶され、
    前記ログイン受付部が、端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付けるログイン受付工程、
    前記受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、前記ログイン許可部が、当該端末装置を介するログインを許可するログイン許可工程、
    前記要求受信部が、当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する要求受信工程、
    前記決定部が、前記受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
    (a)前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (b)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量が、前記記憶される副使用可能量以下である場合、前記情報記憶部に記憶される副使用可能量を前記取得された今回使用量だけ減少させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (c)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量が、前記記憶される副使用可能量未満である場合、当該サービスを提供しない旨を決定する
    決定工程、
    前記提供部が、当該サービスを提供する旨が決定された場合、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する提供工程
    を備えることを特徴とするサービス提供方法。
  11. コンピュータを、
    主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用されたリソース量(以下「副使用済量」という。)を記憶する情報記憶部、
    端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付けるログイン受付部、
    前記受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、当該端末装置を介するログインを許可するログイン許可部、
    当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する要求受信部、
    前記受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
    (a)前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (b)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される副使用済量との和が、所定の閾値(以下「副上限量」という。)以下である場合、前記情報記憶部に記憶される副使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (c)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量と前記記憶される副使用済量との和が、当該副上限量を超える場合、当該サービスを提供しない旨を決定する
    決定部、
    当該サービスを提供する旨が決定された場合、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する提供部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータを、
    主アカウント名、副アカウント名、主パスワードもしくはそのハッシュ値、副パスワードもしくはそのハッシュ値、主アカウント名もしくは副アカウント名により使用されたリソース量(以下「総使用済量」という。)、副アカウント名により使用可能なリソース量(以下「副使用可能量」という。)を記憶する情報記憶部、
    端末装置から送信されたアカウント名およびパスワードを指定するログイン要求を受け付けるログイン受付部、
    前記受け付けられたログイン要求に指定されるアカウント名およびパスワードもしくはそのハッシュ値が、主アカウント名および主パスワードもしくはそのハッシュ値である、もしくは、副アカウント名および副パスワードもしくはそのハッシュ値である場合、当該端末装置を介するログインを許可するログイン許可部、
    当該ログインを許可された端末装置から送信されたサービスの提供を求める要求を受信する要求受信部、
    前記受信された要求にて提供を求められたサービスが使用するリソース量(以下「今回使用量」という。)を取得し、
    (a)前記許可されたログインが主アカウント名によるものである場合、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (b)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量が、前記記憶される副使用可能量以下である場合、前記情報記憶部に記憶される副使用可能量を前記取得された今回使用量だけ減少させて、当該サービスを提供する旨を決定し、
    (c)前記許可されたログインが副アカウント名によるものであり、前記取得された今回使用量が、前記記憶される副使用可能量未満である場合、当該サービスを提供しない旨を決定する
    決定部、
    当該サービスを提供する旨が決定された場合、前記情報記憶部に記憶される総使用済量を前記取得された今回使用量だけ増加させて、当該端末装置に当該サービスを提供する提供部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2007278596A 2007-10-26 2007-10-26 サービス提供装置、サービス提供方法、ならびに、プログラム Active JP4607162B2 (ja)

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