JP5714666B2 - ネットワークシステム、並びにそれに用いるサーバ装置、サーバ装置の制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

ネットワークシステム、並びにそれに用いるサーバ装置、サーバ装置の制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザが端末装置を介して利用するサービスの対価をユーザの識別情報と対応付けて保持されている電子的価値の消費によって支払うことが可能なネットワークシステムに関する。
電子的価値を利用した対価の支払いが可能なネットワークシステムの一種として、ユーザがゲーム機でプレイしたゲームのプレイデータをそのユーザが所持する媒体毎にユニークな第1の識別情報を利用して識別し、そのプレイデータのサーバ装置上での保存といった第1のサービスを提供する機能と、ユーザ毎にユニークな第2の識別情報を利用してユーザを識別し、そのユーザの携帯端末等を利用してゲームと関連付けられた第2のサービスを提供する機能とを、第1及び第2の識別情報の紐付け(対応付け)によって相互に連携させ、第2の識別情報と対応付けて記憶されているユーザの電子的価値を、第1の識別情報を用いて認証されたユーザに消費させることにより、ゲームのプレイ料金といった第1のサービスの対価を支払えるようにしたゲームシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第4955729号の特許掲載公報
従来のネットワークシステムでは、ユーザが第2の識別情報を取得する際に、ユーザに氏名や住所といった個人情報を登録させることが通例である。しかしながら、ネットワークを利用した第2のサービスに興味がなく、ゲームをプレイできれば十分と考えるユーザにはその種の情報の登録が煩雑な手続となり、結果として、その種のユーザは、電子的価値の利便性を享受することができない。
そこで、本発明は、個人情報の登録を要することなく電子的価値を一定範囲で利用することが可能なネットワークシステム等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るネットワークシステムは、サーバ装置及び該サーバ装置とネットワークを介して接続された複数の端末装置を具備し、前記複数の端末装置のそれぞれは、ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して前記サーバ装置に提供可能とされたネットワークシステムであって、前記サーバ装置には、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段と、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段と、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段と、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段と、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段と、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段とが設けられたものである。
本発明の一態様に係るサーバ装置は、ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置のそれぞれとネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段と、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段と、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段と、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段と、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段と、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段と、を備えたものである。
本発明の一態様に係るサーバ装置の制御方法は、ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置のそれぞれとネットワークを介して接続され、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段と、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段と、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段と、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段と、を備えたサーバ装置に適用されるサーバ装置の制御方法であって、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する手順と、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける手順と、を備えたものである。
本発明の一態様に係るサーバ装置用のコンピュータプログラムは、ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置のそれぞれとネットワークを介して接続されるサーバ装置のコンピュータを、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段、及び前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段、として機能させるように構成されたものである。
本発明に係るネットワークシステムをネットワーク型のゲームシステムに適用した一形態におけるシステムの全体構成図。 図1のゲームシステムの制御系の構成をセンターサーバを中心として示した機能ブロック図。 センターサーバのカード管理部が第1のサービスの一種としてユーザのプレイデータをゲーム機に提供する処理の手順を示す図。 ユーザの個人情報を登録して第2の識別情報としてのユーザIDをユーザに取得させる処理の手順を示す図。 ユーザがユーザ端末装置を介して第2のサービスを利用する際の処理の手順を示す図。 ユーザがゲーム機を介して第1のサービスを利用する際に、その対価を仮想通貨の消費によって支払うために行われる処理の手順を示す図。 ユーザIDと紐付けられているカードIDを利用した場合における仮想通貨の購入処理の手順を示す図。 ユーザIDと紐付けられていないカードIDを利用した場合における仮想通貨の購入処理の手順を示 図7及び図8におけるユーザ管理部の処理手順を時系列で表現したフローチャート。 仮登録された状態のユーザIDを個人情報と対応付けられた本登録状態に切り替えるために行われる処理手順を示す図。 ユーザIDを仮登録された状態から本登録された状態へと切り替える際の申し込み画面の一例を示す図。 本登録に必要な情報をユーザから取得するための登録画面の一例を示す図。 チャージ管理部によるチャージ制限処理の手順を示すフローチャート。 チャージ管理部による登録催促処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明に係るネットワークシステムを、ネットワーク型のゲームシステムに適用した一形態を説明する。まず、図1を参照して、ゲームシステムの全体構成を説明する。ゲームシステム1は、サーバ装置としてのセンターサーバ2と、センターサーバ2に所定のネットワーク5を介して接続可能な端末装置としてのゲーム機3及びユーザ端末装置4とを含む。センターサーバ2は、複数のコンピュータ装置としてのサーバユニット2A、2B…が組み合わされることにより一台の論理的なサーバ装置として構成されている。ただし、単一のサーバユニットによりセンターサーバ2が構成されてもよい。あるいは、クラウドコンピューティングを利用して論理的にセンターサーバ2が構成されてもよい。
ゲーム機3は、所定のプレイ料金の支払いと引き換えに、そのプレイ料金に対応した範囲でユーザにゲームをプレイさせる商業用(業務用)のゲーム機として構成されている。この種のゲーム機3は、アーケードゲーム機と呼ばれることがある。ゲーム機3におけるプレイ料金は、現金、又はユーザが購入したメダル等の遊技媒体によって支払うことが可能であるが、一定の条件を満たすことにより、仮想通貨を利用して支払うことも可能である。仮想通貨は、センターサーバ2が提供する各種のサービスの対価として消費することが可能な電子的価値である。ゲーム機3は、多数のユーザにゲームを繰り返しプレイさせて収益を上げることを主たる目的として店舗6等の所定の施設に設置されるコンピュータ装置である。なお、店舗6には一以上の適宜数のゲーム機3が設置される。図1では、ゲーム機3を区別せずに描いているが、そのハードウエア構成やゲームの内容は適宜に選択されてよい。ゲーム機3は、特定のゲームに適合する物理的構成(例えば操作部等)を備えた専用機として構成されてもよいし、ソフトウエアの書き換えにより種々のゲームに対応可能な汎用機として構成されてもよい。
一方、ユーザ端末装置4は、ネットワーク接続が可能でかつユーザの個人用途に供されるコンピュータ装置である。例えば、据置型又はブック型のパーソナルコンピュータ(以下、PCと表記する。)4a、あるいは携帯電話(スマートフォンを含む。)のようなモバイル端末装置4bがユーザ端末装置4として利用される。その他にも、据置型の家庭用ゲーム機、携帯型ゲーム機、携帯型タブレット端末装置といった、ネットワーク接続が可能でかつユーザの個人用途に供される各種のコンピュータ装置がユーザ端末装置4として利用されてよい。ユーザ端末装置4は、各種のコンピュータソフトウエアを実装することにより、センターサーバ2が提供する種々のサービスをユーザに享受させることが可能である。
ネットワーク5は、センターサーバ2に対してゲーム機3及びユーザ端末装置4をそれぞれ接続させることができる限り、適宜に構成されてよい。一例として、ネットワーク5は、TCP/IPプロトコルを利用してネットワーク通信を実現するように構成される。典型的には、WANとしてのインターネット5Aと、センターサーバ2及びゲーム機3のそれぞれとインターネット5Aとを接続するLAN5B、5Cとがルータ5Dを介して接続されることにより構築される。ユーザ端末装置4も適宜の構成によりインターネット5Aに接続される。なお、ゲーム機3と店舗6のルータ5Dとの間にローカルサーバが設置され、そのローカルサーバを介してゲーム機3がセンターサーバ2と通信可能に接続されてもよい。センターサーバ2のサーバユニット2A、2B…はLAN5Cに代えて、又は加えてWAN5Aにより、相互に接続される場合もある。
ゲームシステム1には、さらなる端末装置としてチャージ機7が設けられている。チャージ機7は、店舗6に設置され、ネットワーク5を介してセンターサーバ2と接続される。チャージ機7もコンピュータ装置の一種であり、文字や数字等を入力するための入力装置と、画像や音声を出力するための出力装置とを備えている。チャージ機7は、センターサーバ2にて管理されているユーザの仮想通貨の残高を、ユーザの購入料金の支払いと引き換えに加算する加算用端末装置として機能する。ユーザは、ユーザ端末装置4又はチャージ機7を利用して購入料金を支払うことにより、仮想通貨を購入し、その購入料金に見合った量の仮想通貨をセンターサーバ2で管理されている残高に加算することができる。なお、ユーザ端末装置4を利用する場合、ユーザは、一般的なネットワークシステムにて決済手段として利用されているクレジットカードや電子的な決済サービスを利用して購入料金を支払うことができる。一方、チャージ機7を利用する場合の購入料金の支払いは現金に限られている。
次に、図2を参照して、ゲームシステム1の制御系の構成を説明する。まず、ゲームシステム1では、端末装置からのアクセスに対するセンターサーバ2の認証に関して、2種類の手段が使い分けられる。ゲーム機3及びチャージ機7からのアクセスに対しては、ユーザが所持する媒体としてのカード8に設定されたカードIDが第1の識別情報として利用され、そのカードIDとユーザが設定したカード暗証番号とが第1の認証情報に用いられてカード8が認証される。カードIDは、例えばカード8に取り付けられたICチップや磁気ストライプといった記憶媒体に記録されるとともに、カード8の表面又は裏面にユーザが視認できるように書き込まれている。ゲーム機3及びチャージ機7には、カード8からカードIDを読み取るためのカードリーダ(不図示)が設けられるとともに、カード暗証番号を入力するための入力装置が設けられる。なお、第1の認証情報としてカードIDのみを用いてカード8を認証してもよい。
一方、ユーザ端末装置4からのアクセスのユーザに対しては、ユーザがセンターサーバ2にアクセスして取得したユーザ毎にユニークなユーザIDが第2の識別情報として利用され、そのユーザIDとユーザが設定したユーザ暗証番号とが第2の認証情報に用いられてユーザが認証される。ただし、ユーザ端末装置4のユーザは、カード8に記録されているカードID及びカード暗証番号をユーザ端末装置4からセンターサーバ2に送信することも可能である。なお、カード暗証番号及びユーザ暗証番号は、数字に限定されず、英文字、記号等を含むものとされてもよい。
一方、センターサーバ2には、コンピュータハードウエアとソフトウエアとしての所定のコンピュータプログラムとの組み合わせによって構成される論理的装置として、カード管理部21、Webサーバ部22、ユーザ管理部23、チャージ管理部24、及び残高管理部25がそれぞれ設けられている。カード管理部21は、カードIDに対応付けられたデータ群を管理し、そのデータ群に基づく第1のサービスをユーザに提供する。カード管理部21によって管理されるデータ群には、一例として、カード情報のデータD11及びプレイデータD12が含まれている。カード情報のデータD11には、カード8に関連した各種の情報がカードIDと対応付けて格納される。例えば、カードIDに対してユーザが設定したカード暗証番号がカード情報のデータD11に格納される。カード暗証番号は、データD11にカード暗証番号が記録されていないカードIDがゲーム機3等で読み取られた際に、ユーザにより指定されてデータD11にカードIDと対応付けて記録される。
プレイデータD12は、ゲーム機3のゲームにおけるユーザのプレイ内容を記録したデータである。プレイデータD12は、ゲーム機3の機種、あるいはゲームのタイトル毎に作成され、カードIDと対応付けて保存される。ただし、プレイデータD12はカードID及びゲーム機3の機種を指定すれば一義的に特定できるようにしてカードIDと対応付けられていれば足り、カードIDとプレイデータD12との間にさらなるID等が介在していてもよい。
Webサーバ部22は、ユーザ端末装置4からアクセス可能なWebサイトをネットワーク5上に公開し、ユーザ端末装置4に対する各種の情報の提供及びユーザ端末装置4からの情報の取得を担当する。一例として、Webサーバ部22は、ゲーム関連サイト及び登録サイトを公開する。ゲーム関連サイトは、ゲーム機3にて提供されるゲームに関連付けられた各種の情報をユーザに提供し、あるいはSNS(ソーシャルネットワーキング)を利用してゲームに関連した情報を交換する場をユーザ端末装置4のユーザに提供するサイトである。登録サイトは、ユーザ端末装置4のユーザがユーザIDを取得し、あるいはユーザIDに対応付けて記録されるべき個人情報を取得して、センターサーバ2上に登録(保存)するためのサイトである。
ユーザ管理部23は、ユーザIDに対応付けられたデータ群を管理し、そのデータ群に基づく第2のサービスをWebサーバ部22と協働してユーザに提供する。ユーザ管理部23にて管理されるデータ群には、一例として、ユーザ情報のデータD21、紐付け情報のデータD22、利用設定情報のデータD23及び仮登録情報のデータD24が含まれている。ユーザ情報のデータD21には、ユーザがユーザIDを取得する際にユーザ端末装置4に入力したユーザの個人情報がユーザIDと対応付けて記録される。ここでいう個人情報には、ユーザの氏名、住所、電話番号といったユーザ個人を特定できる典型的な情報のみならず、ユーザIDに対してユーザが設定した暗証番号(ユーザ暗証番号)も含まれる。さらに、ユーザ情報のデータD21に格納される情報には、ユーザが決済用に指定したクレジットカードの情報といった決済情報が含まれてもよい。紐付け情報のデータD22は、ユーザが所持するカード8のカードIDと、ユーザが取得したユーザIDとを紐付ける(対応付ける)情報が格納される。IDの紐付けは、ユーザ端末装置4を介したユーザからの紐付け要求に基づいて設定される。例えば、ユーザがユーザ端末装置4を用いてユーザIDとこれに紐付けられるべきカードIDとを指定し、それらのIDの紐付けを要求した場合、その要求がWebサーバ部22を介してユーザ管理部23に送られ、ユーザ管理部23がユーザIDとカードIDとの対応関係を示す情報を紐付け情報のデータD22に記録することにより、紐付けが実現される。なお、一つのユーザIDに対して、複数のカードIDが紐付け可能であってもよいが、一つのカードIDを複数のユーザIDと紐付けることはできない。ユーザIDとカードIDとは直接的に紐付けられてもよいし、他のIDを媒介として相互に紐付けられてもよい。
利用設定情報のデータD23には、ゲームシステム1において仮想通貨を利用するか否かを判別する情報がユーザIDと対応付けて記録される。仮想通貨の利用とは、仮想通貨の購入及び消費の両者を含む概念である。以下では、利用設定情報において、仮想通貨が利用可能に設定されている状態を利用設定がオンと呼び、利用不可に設定されている状態を利用設定がオフと呼ぶことがある。仮想通貨の利用設定のオン、オフは、ユーザ端末装置4を介したユーザからの指示に基づいて切り替えられる。ただし、例外として、ユーザ管理部23が利用設定情報を操作する場合がある。この点は後述する。仮登録情報のデータD24には、ユーザIDが仮登録されたユーザIDか否かを判別するための情報がユーザID毎に記録される。ここでいう仮登録されたユーザIDとは、ユーザから個人情報を取得することなく、ユーザ管理部23が一定の条件で自動的に生成してユーザ情報のデータD21に記録したユーザIDを意味する。以下では、仮登録と区別するため、ユーザが入力した個人情報とユーザIDとをユーザ情報のデータD21に対応付けて記録する操作を本登録と呼び、ユーザの個人情報と対応付けられているユーザIDを本登録されたユーザIDと呼ぶことがある。仮登録の詳細は後述する。
チャージ管理部24及び残高管理部25は、仮想通貨を利用した対価の支払いに必要な処理を担当する。残高管理部25を先に説明すると、残高管理部25は、ユーザIDに対応付けられた仮想通貨の残高情報のデータD41を管理する。残高情報のデータD41には、各ユーザが保有する仮想通貨の残高がユーザIDと対応付けて記録される。一方、チャージ管理部24は、仮想通貨の残高の加算又は減算に必要な情報をチャージ機7又はユーザ端末装置4から取得し、その情報に従って残高管理部25に対して仮想通貨の残高の加算又は減算を指示する。なお、チャージ管理部24は、チャージ情報のデータD31も併せて管理する。チャージ情報のデータD31は、ユーザによる仮想通貨の加算及び減算の履歴等をユーザIDと対応付けて記録したデータである。
次に、図3〜図13を参照して、センターサーバ2が各種のサービスを提供するために実行する処理を説明する。まず、図3を参照して、センターサーバ2がユーザに第1のサービスを提供する処理の一例を説明する。図3は、センターサーバ2が第1のサービスの一種として、ゲーム機3にプレイデータD12を提供する処理の手順を示している。まず、プレイデータD12の提供の前提として、ゲーム機3はユーザが所持するカード8のカードIDを読み取り、かつユーザからカード暗証番号を取得する。そして、ゲーム機3は、取得したカードID、カード暗証番号及びゲーム機3の機種を判別する情報(以下、機種情報と呼ぶ。)を指定してセンターサーバ2のカード管理部21にプレイデータD12の提供を要求する(ステップS11)。カード管理部21は、ゲーム機3から取得したカードIDに対応するカード暗証番号をカード情報のデータD11から取得し、ゲーム機3から取得したカード暗証番号とカード情報のデータD11から取得したカード暗証番号とを照合してカード8を認証する(ステップS12)。認証に成功すると、カード管理部21は、ゲーム機3から取得したカードID及び機種情報を用いて、ユーザが所持するカード8のカードIDとゲーム機3の機種とに対応付けられたプレイデータD12を取得する(ステップS13)。その後、カード管理部21は、取得したプレイデータD12をゲーム機3に送信する(ステップS14)。このように、カード管理部21は、ユーザが所持するカード8のカードIDに対応付けられた各種のデータを利用して、そのカードIDに対応する第1のサービスをユーザに提供する。つまり、ユーザはカード8を取得してそのカードIDとカード暗証番号とをカード情報のデータD11に登録すれば、カード8の認証を前提とした第1のサービスを享受することができる。
次に、ユーザ端末装置4を介してユーザに第2のサービスを提供するための処理の一例を説明する。ユーザが第2のサービスを利用するためには、前提として、ユーザが個人情報を登録してユーザIDを取得する必要がある。その処理の一例を図4により説明する。図4の処理は、ユーザがユーザ端末装置4を介してWebサーバ部22の登録サイトにアクセスし、個人情報の登録を要求することにより開始される(ステップS20)。登録の要求に応答して、Webサーバ部22は登録に必要な情報をユーザに入力させる画面(登録画面)を送信する(ステップS21)。ユーザがユーザ端末装置4にて登録に必要な情報(登録情報)を入力すると、その登録情報がWebサーバ部22に提供される(ステップS22)。ここで入力される情報は、ユーザが希望するユーザID及び個人情報である。個人情報はユーザ暗証番号を含む。ユーザ暗証番号は、カード暗証番号と比較してセキュリティ強度が高くなるように設定される。
Webサーバ部22は、ユーザ端末装置4から登録情報を取得すると、その登録情報に含まれているユーザIDをユーザ管理部23に提供して、そのユーザIDが取得可能か否かを問い合わせる(ステップS23)。これを受けて、ユーザ管理部23は、ユーザが希望するユーザIDとユーザ情報のデータD21に登録されているユーザIDとを比較し、ユーザが希望するユーザIDがユニークか否かを判別する(ステップS24)。続いて、ユーザ管理部23はその判別結果をWebサーバ部22に通知する(ステップS25)。Webサーバ部22は、ユーザIDがユニークであることを確認すると、登録情報を登録してよいか否かユーザ端末装置4を介してユーザに確認してそのユーザの承諾をユーザ端末装置4から取得し(ステップS26)、その後、ステップS22で取得した登録情報をユーザ情報のデータD21に登録するようユーザ管理部23に指示する(ステップS27)。ユーザ管理部23は、登録の指示を受けてユーザの個人情報をユーザIDと対応付けてユーザ情報のデータD21に記録する(ステップS28)。データD21への記録が完了すると、ユーザ管理部23はWebサーバ部22に登録の完了を通知し(ステップS29)、Webサーバ部22はその登録完了の通知をユーザ端末装置4に送る(ステップS30)。また、ユーザ管理部23は、ユーザIDやユーザ暗証番号等の登録が完了した後、仮登録情報のデータD24に対し、ユーザIDが本登録されていることを示す情報を記録する(ステップS31)。
以上の手順により、ユーザ端末装置4を利用したユーザIDの取得及び個人情報の登録が完了する。これ以降、ユーザは、ユーザID及びユーザ暗証番号をユーザ端末装置4からWebサーバ部22に送信して認証を受けることにより、自己のユーザIDに対応付けられた各種のデータに基づく第2のサービスを利用することができる。ただし、ユーザが第2のサービスに関連付けて仮想通貨を利用するためには、自己のユーザIDに関する仮想通貨の利用設定の情報をオンに設定する必要がある。また、カードIDを利用した認証を経て提供される第1のサービスにてユーザが仮想通貨を利用するためには、カードIDとユーザIDとを紐付ける必要がある。これらの手続は、ユーザIDの取得とは別途行われてもよいが、図4ではユーザIDの取得に続いて利用設定及び紐付けが行われる場合が例示されている。
まず、利用設定に関しては、ユーザ端末装置4から仮想通貨の利用設定オンが要求され(ステップS32)、これを受けて、Webサーバ部22はユーザ端末装置4から取得したユーザIDを指定してユーザ管理部23に利用設定のオンを要求する(ステップS33)。これを受けて、ユーザ管理部23は、指定されたユーザIDに対応する利用設定情報のデータD23に利用設定がオンであることを示す情報を記録する(ステップS34)。また、IDの紐付けに関しては、Webサーバ部22は、ユーザ端末装置4を介したユーザからの要求に応答して、紐付けを希望するカードIDとユーザIDとをユーザ端末装置4から取得し(ステップS35)、そのカードID及びユーザIDをユーザ管理部23に提供する(ステップS36)。ユーザ管理部23は、ユーザ端末装置4から指定されたカードIDとユーザIDとが紐付けられていることを示す情報を紐付け情報のデータD22に記録する(ステップS37)。
以上の処理を経た場合、ユーザは、ユーザID及びユーザ暗証番号を指定してセンターサーバ2にユーザ自身を認証させることにより、自己のユーザIDと対応付けられたデータを用いた第2のサービスを享受することができる。また、第2のサービスの少なくとも一部が有料サービスであった場合、仮想通貨の消費によってその対価を支払うことができる。ユーザが保有する仮想通貨の残高は、ユーザ端末装置4を利用して購入料金を支払うことにより、その支払額に応じた量だけ増加させることができる。上述したように、ユーザ端末装置4からの仮想通貨の購入は、クレジットカード等の電子的な決済手段を用いて行われる。さらに、カードIDとユーザIDとを紐付けることにより、ユーザはチャージ機7を用いて仮想通貨の残高を加算し、あるいは第1のサービスの対価を仮想通貨の消費によって支払うことが可能となる。以下、ユーザが本登録されたユーザIDを有し、そのユーザIDとカードIDとが紐付けられ、かつユーザIDと対応付けて記憶された仮想通貨の残高が一定量あることを前提として、各サービスを利用する際に仮想通貨を消費させる処理を説明する。
図5は、ユーザがユーザ端末装置4を介して第2のサービスを利用する際の処理の一例を示している。図5において、ユーザ端末装置4のユーザからWebサーバ部22のゲーム関連サイトに対して認証が要求されると、Webサーバ部22はまずユーザ端末装置4からユーザID及びユーザ暗証番号を取得する(ステップS41)。次に、Webサーバ部22は、取得したユーザID及びユーザ暗証番号を指定してユーザ管理部23にユーザの認証を要求する(ステップS42)。ユーザ管理部23は、指定されたユーザIDに対応するユーザ暗証番号をユーザ情報のデータD21から取得し、そのユーザ暗証番号とユーザ端末装置4から取得したユーザ暗証番号とを照合してユーザを認証する(ステップS43)。その後、ユーザ管理部23は認証結果をWebサーバ部22に通知する(ステップS44)。Webサーバ部22は、認証結果をユーザ端末装置4に送信する(ステップS45)。
ユーザ認証が完了すると、ユーザはゲーム関連サイトにて提供されている第2のサービスを利用することができる。ユーザが対価の支払いを必要とする有料サービスを選択し、かつ仮想通貨の消費による対価の支払いを選択した場合、ユーザ端末装置4からWebサーバ部22に対して仮想通貨の消費が要求される(ステップS46)。その要求を受けて、Webサーバ部22は、チャージ管理部24に対し、ユーザIDを指定して仮想通貨の残高確認を要求する(ステップS47)。チャージ管理部24は、その確認要求に応答して、残高管理部25にユーザIDを指定し、ユーザIDに対応付けて記録されている仮想通貨の残高の情報を要求する(ステップS48)。その要求に対して、残高管理部25は、指定されたユーザIDに対応付けられた仮想通貨の残高を残高情報のデータD41から取得し(ステップS49)、その残高をチャージ管理部24に通知する(ステップS50)。チャージ管理部24は、得られた残高をWebサーバ部22に通知し(ステップS51)、Webサーバ部22はその残高をユーザ端末装置4に通知する(ステップS52)。
ユーザがユーザ端末装置4にて残高を確認し、その消費を承諾すると、ユーザ端末装置4からは有料サービスの対価に相当する仮想通貨の消費量がWebサーバ部22に通知される(ステップS53)。Webサーバ部22は、通知された消費量を指定してチャージ管理部24に仮想通貨の消費を要求する(ステップS54)。チャージ管理部24は、その消費の要求を受けて残高管理部25に消費量を指定してユーザIDに対応付けられた仮想通貨の消費を要求する(ステップS55)。残高管理部25は、その要求に対して、ユーザIDに対応付けて残高情報のデータD41に記録されている仮想通貨の残高から、指定された消費量を減算する(ステップS56)。消費が完了すると、残高管理部25はチャージ管理部24に完了を通知し(ステップS57)、チャージ管理部24はその完了をWebサーバ部22に通知する(ステップS58)。Webサーバ部22は、チャージ管理部24からの消費完了の通知を確認すると、ユーザが希望した有料サービスを提供する(ステップS59)。
図6は、ユーザがゲーム機3を介して第1のサービスを利用する際に、その対価を仮想通貨の消費によって支払うために行われる処理の手順を示している。なお、支払い完了後の第1のサービスに関しては、一例としてゲーム機3におけるゲームのプレイを許可し、ユーザのプレイデータD12を図3の手順に従って提供するサービスなどが該当する。また、図6においては、カードIDとカード暗証番号を利用したカード8の認証が完了し、ゲーム機3は認証で利用したカードIDとカード暗証番号を保持しているものとする。
図6において、ゲーム機3のユーザがサービスの対価を仮想通貨の消費によって支払うことを要求すると、まず、ゲーム機3からカード管理部21に対してカードIDを指定して仮想通貨の利用設定状態の確認が要求される(ステップS61)。カード管理部21は、ゲーム機3から取得したカードIDを指定して、ユーザ管理部23にユーザID等の確認を要求する(ステップS62)。その要求を受けて、ユーザ管理部23は、指定されたカードIDに紐付けられたユーザIDを紐付け情報のデータD22から取得し(ステップS63)、取得したユーザIDに対応付けられた利用設定情報の状態(オン又はオフ)を、利用設定情報のデータD23から取得する(ステップS64)。その後、ユーザ管理部23は、判別されたユーザID及び利用設定状態をカード管理部21に通知する(ステップS65、S66)。カード管理部21は、ユーザ管理部23から提供されたユーザIDをカードIDと対応付けて保持するとともに、利用設定情報の状態をゲーム機3に通知する(ステップS67)。なお、利用設定状態がオフであった場合には、仮想通貨が利用できないため、利用設定情報の通知後、これらの情報がカード管理部21において破棄されてよい。
ゲーム機3は、カード管理部21から利用設定情報の状態を受け取ると、利用設定がオンか否かを判別し、オンであれば、続いてチャージ管理部24を相手とする仮想通貨の消費に必要な処理に移る。なお、利用設定状態がオフであれば以下の処理は行われず、現金等の他の決済手段による対価の支払いがゲーム機3からユーザに要求される。
仮想通貨の消費に移行した場合、ゲーム機3からチャージ管理部24に対して仮想通貨の残高確認が要求される(ステップS70)。チャージ管理部24は、その確認要求に応答してカード管理部21にカードIDを通知し、そのカードIDに対応付けられたユーザIDの取得を要求する(ステップS71)。これを受けて、カード管理部21は、先に取得していたユーザIDをチャージ管理部24に通知する(ステップS72)。ただし、この段階でカードIDを再度ユーザ管理部23に通知して、カードIDに対応付けられたユーザIDをカード管理部21が取得し、そのユーザIDをチャージ管理部24に通知してもよい。
チャージ管理部24は、カード管理部21からユーザIDを取得すると、残高管理部25に対し、そのユーザIDを指定して、ユーザIDに対応付けて記録されている仮想通貨の残高の情報を要求する(ステップS73)。その要求に対して、残高管理部25は、指定されたユーザIDに対応付けられた仮想通貨の残高を残高情報のデータD41から取得し(ステップS74)、その残高をチャージ管理部24に通知する(ステップS75)。チャージ管理部24は、得られた残高をゲーム機3に通知する(ステップS76)。
ユーザがゲーム機3にて残高を確認し、その消費を承諾すると、ゲーム機3からチャージ管理部24に対し、第1のサービスの対価に相当する仮想通貨の消費量を指定して、仮想通貨の消費が要求される(ステップS77)。チャージ管理部24は、その消費の要求を受けて残高管理部25に対し、消費量を指定してユーザIDに対応付けられた仮想通貨の消費を要求する(ステップS78)。残高管理部25は、その要求に対して、ユーザIDに対応付けて残高情報のデータD41に記録されている仮想通貨の残高から、指定された消費量を減算する(ステップS79)。消費が完了すると、残高管理部25はチャージ管理部24に完了を通知し(ステップS80)、チャージ管理部24はその完了をゲーム機3に通知する(ステップS81)。これにより、ゲーム機3にて第1のサービスを利用するために必要な対価が仮想通貨の消費によって支払われる。以降はその対価の範囲でユーザが第1のサービスを利用することができる。
次に、チャージ機7を利用してユーザが仮想通貨を購入、つまりその残高を加算する際の処理を説明する。図7は、ユーザIDと紐付けられているカードIDを利用した場合の購入処理の手順を示し、図8はユーザIDと紐付けられていないカードIDを利用した場合の購入処理の手順を示している。いずれの場合も、カードIDに対応付けてカード暗証番号がカード情報のデータD11に記録され、かつ、チャージ機7がカードID及びカード暗証番号を取得し、それらの情報に基づいてカード8が認証されているものとする。カード8の認証手順は、図3のステップS11及びステップS12と同様でよく説明を省略する。ただし、チャージ機7を利用する際のカード8の認証では、ゲーム機3の機種判別のための手順は不要である。また、カード暗証番号が設定されていない場合には、カード8が認証できないため、図7及び図8のいずれの処理も禁止される。この場合、チャージ機7を介してユーザにカード暗証番号を設定させ、そのカード暗証番号をカード情報のデータD11にカードIDと対応付けて記録することにより、図8の処理が続行可能とされてもよい。
まず、図7の手順を説明する。ユーザがチャージ機7に対して仮想通貨の購入を要求すると、チャージ機7からカード管理部21に対し、カードIDを指定して仮想通貨の利用設定状態の確認が要求される(ステップS101)。カード管理部21は、ゲーム機3から取得したカードIDを指定して、ユーザ管理部23にユーザID等の確認を要求する(ステップS102)。その要求を受けて、ユーザ管理部23は、指定されたカードIDに紐付けられたユーザIDを紐付け情報のデータD22から取得し(ステップS103)、取得したユーザIDに対応付けられた利用設定情報の状態(オン又はオフ)を、利用設定情報のデータD23から取得する(ステップS104)。さらに、ユーザ管理部23は、取得したユーザIDの登録状態、つまりユーザIDが仮登録されたユーザIDか否かを判別する情報を、仮登録情報のデータD24から取得する(ステップS105)。登録状態の情報を取得する理由は、仮想通貨の購入に関して仮登録されたユーザIDと本登録されたユーザIDとで差を設けるためである。この点は後述する。
その後、ユーザ管理部23は、判別されたユーザID、利用設定状態及び登録状態をカード管理部21に通知する(ステップS106〜S107)。カード管理部21は、ユーザ管理部23から提供されたユーザID及び登録状態の情報をカードIDと対応付けて保持するとともに、利用設定情報の状態をチャージ機7に通知する(ステップS109)。なお、利用設定状態がオフであった場合には、仮想通貨が利用できないため、利用設定情報の通知後、これらの情報がカード管理部21において破棄されてよい。
チャージ機7は、カード管理部21から利用設定情報の状態を受け取ると、利用設定がオンか否かを判別し、オンであれば、続いてチャージ管理部24を相手とする仮想通貨の購入に必要な処理に移る。なお、利用設定状態がオフであれば以下の処理は行われない。
仮想通貨の購入に移行した場合、チャージ機7からチャージ管理部24に対し。カードIDを指定して仮想通貨の残高確認が要求される(ステップS111)。チャージ管理部24は、その確認要求に応答してカード管理部21にカードIDを通知し、そのカードIDに対応付けられたユーザID及び登録状態の通知を要求する(ステップS112)。これを受けて、カード管理部21は、先に取得していたユーザID及び登録状態をチャージ管理部24に通知する(ステップS113)。ただし、この段階でカードIDを再度ユーザ管理部25に通知して、カードIDに対応付けられたユーザID及びそのユーザIDに関する登録状態をカード管理部21が取得し、そのユーザID及び登録状態の情報をチャージ管理部24に通知してもよい。なお、チャージ管理部24が取得した登録状態の用途は図13を用いて後に説明する。
チャージ管理部24は、カード管理部21からユーザIDを取得すると、残高管理部25に対し、そのユーザIDを指定して、ユーザIDに対応付けて記録されている仮想通貨の残高の情報を要求する(ステップS114)。その要求に対して、残高管理部25は、指定されたユーザIDに対応付けられた仮想通貨の残高を残高情報のデータD41から取得し(ステップS115)、その残高をチャージ管理部24に通知する(ステップS116)。チャージ管理部24は、得られた残高をチャージ機7に通知する(ステップ117)。
ユーザがチャージ機7にて残高を確認し、仮想通貨の購入量を決定してその購入料金を現金で支払うと、チャージ機7からチャージ管理部24に対し、ユーザの支払額に応じた購入量を指定して仮想通貨の購入が要求される(ステップS118)。チャージ管理部24は、その購入の要求を受けて、残高管理部25に対し、購入量を指定してユーザIDに対応付けられた仮想通貨の残高の加算を要求する(ステップS119)。残高管理部25は、その要求に対して、ユーザIDに対応付けて残高情報のデータD41に記録されている仮想通貨の残高に、指定された購入量を加算する(ステップS120)。加算が完了すると、残高管理部25はチャージ管理部24に完了を通知し(ステップS121)、チャージ管理部24はその完了をチャージ機7に通知する(ステップS122)。これにより、チャージ機7を利用した仮想通貨の購入が完了する。
次に、図8を参照して、ユーザIDと紐付けられていないカードIDが利用された場合の購入手順を説明する。ただし、図7と共通する部分には同一のステップ番号を付し、以下では相違点を中心に説明する。チャージ機7から、ユーザIDと紐付けられていないカードIDが通知された場合、ユーザ管理部23は、ステップS103でユーザIDを取得することができない。この場合、ユーザ管理部23は、第2のサービスの認証情報としてのユーザID及びユーザ暗証番号を自動的に生成し、そのユーザID及びユーザ暗証番号をユーザ情報のデータD21に記録する(ステップS131)。また、ユーザ管理部23は、生成されたユーザIDと、ステップS102で指定されたカードIDとが紐付けられていることを示す情報を紐付け情報のデータD22に記録する(ステップS132)。さらに、ユーザ管理部23は、利用設定情報のデータD23に対して、ステップS131で生成したユーザIDに対応する利用設定情報をオンに設定し(ステップS133)、さらにそのユーザIDが仮登録されたユーザIDであることを示す情報を仮登録情報のデータD24に記録する(ステップS134)。つまり、図8のステップS131にて生成されるユーザIDは、ユーザが入力した個人情報に対応付けられていない仮登録のユーザIDである。ステップS131で生成されたユーザID及びユーザ暗証番号はセンターサーバ2の内部情報であり、ユーザに通知されることなく秘匿される。ただし、ユーザIDについては一定の要件を満たした場合に例外的にユーザに開示されてもよい。一方、ユーザ暗証番号はユーザに対して完全に秘匿され、例外的な開示はない。
仮登録のユーザIDが設定された後、ユーザ管理部23はそのユーザID、利用設定情報の設定状態及び登録状態の情報を図7の場合と同様にカード管理部21に通知する(ステップS106〜S108)。ただし、この場合、利用設定情報はオンであり、ユーザIDは仮登録状態であることがカード管理部21に通知される。カード管理部21からチャージ機7に対して利用設定情報がオンであることが通知されると、以降はステップS111〜S122の手順に従って仮想通貨の購入処理が進められる。ただし、この場合には残高情報のデータD41にユーザIDがまだ記録されていないので、ステップS115にてユーザIDが記録され、そのユーザIDに対応付けられた仮想通貨の残高に0が記録されることになる。もっとも、この場合、仮想通貨を初めて利用する特典として、一定の残高が記録されてもよい。
上述した図7及び図8におけるユーザ管理部23の処理は、要するに、紐付け情報のデータD22を参照してカードIDに対応したユーザIDが存在するか否かに応じて分岐するものある。したがって、図7及び図8のユーザ管理部23の処理手順は、図9に示したユーザID生成処理のフローチャートによって表現することができる。なお、図9の処理においては、図7及び図8に対応するステップ番号を付し、各ステップの説明は省略する。
以上のように、図8及び図9に示した処理手順によれば、カードIDに紐付けられたユーザIDが存在しない場合、ユーザが個人情報を入力しなくとも、センターサーバ2が内部処理としてユーザID及びユーザ暗証番号を生成し、そのユーザIDをカードIDと紐付けるため、以降は、ユーザIDが仮登録状態であっても、ユーザIDと対応付けた仮想通貨の残高管理が可能であり、かつそのユーザIDと対応付けられた仮想通貨の残高のデータをカードIDの指定によって特定することが可能となる。よって、ユーザは、チャージ機7にてカードID及びカード暗証番号を指定してカード8を認証させることにより、仮想通貨を購入することができ、かつ、ゲーム機3にてカードID及びカード暗証番号を指定してカード8を認証させることにより、第1のサービスの対価を仮想通貨の消費によって支払うことができる。一方、ユーザ端末装置4を用いてユーザが第2のサービスを享受しようとしても、図8及び図9のステップS131にて生成されたユーザID及びユーザ暗証番号のうち、少なくともユーザ暗証番号はユーザに対して一切開示されないため、仮登録状態のユーザIDを用いた認証をユーザが受けることはできない。したがって、ユーザが個人情報を登録せずに第2のサービスを利用することはできず、その第2のサービスの対価を仮想通貨の消費によって支払うことも当然に不可能である。これにより、
個人情報と対応付けられていないユーザIDを生成しても、第2のサービスに関するセキュリティレベルは損なわれない。また、仮登録状態のユーザIDに対応付けられた仮想通貨を消費するためには、カードID及びカード暗証番号をゲーム機3に取得させる必要があるため、ユーザがカードID及びカード暗証番号のうち少なくともいずれか一方を他人に知られないように管理する限り、ユーザの意に反してユーザの仮想通貨がゲーム機3の他のユーザに利用されることもない。なお、ユーザIDが仮登録された状態では、チャージ機7を用いて購入料金を現金で支払った場合にのみ仮想通貨を購入して残高を加算することができる。この場合、他に購入手段は用意されていない。
上述したように、ユーザはユーザIDが仮登録された状態であっても、カードIDを利用した認証によって提供される第1のサービスの範囲であれば、仮想通貨を利用することができる。しかし、ユーザIDが仮登録された状態では、第2のサービスを利用できない。一方、ユーザが、第2のサービスを利用すべく図4の手順に従って個人情報を登録してユーザIDを新たに取得した場合には、仮登録されたユーザIDに対応付けて記録されている仮想通貨の残高を、新たに取得したユーザIDによって利用することができない。そこで、センターサーバ2には、ユーザの個人情報の登録を条件として、仮登録されたユーザIDを本登録されたユーザIDへと切り替える仕組みが用意されている。図10はその登録状態の切り替えのために行われる処理手順の一例を示している。
図10に示したように、Webサーバ部22は本登録への切り替えの申し込みを受け付ける申し込みサイトと、本登録のサイトとをネットワーク5上に公開し、ユーザはユーザ端末装置4からそれらのサイトへアクセスすることができる。申し込みサイトへのユーザの誘導は、例えばWebサーバ部22がユーザ認証なしでユーザに利用させている適宜のサイトに申し込みサイトへリンクされたオブジェクトを配置し、あるいは、チャージ機7やゲーム機3にて申し込みサイトのURLを埋め込んだ2次元バーコードを表示するといった適宜の手段により実現されてよい。
ユーザが申し込みサイトにアクセスして本登録を要求すると(ステップS151)、Webサーバ部22は申し込みに必要な情報をユーザから取得するための申し込み画面のデータをユーザ端末装置4に送信する(ステップS152)。申し込み画面の一例を図11に示す。図11の申し込み画面100は、申し込みに必要な情報として、ユーザがチャージ機7で仮想通貨を購入した際に利用したカードID、カード暗証番号及びユーザが受信可能な電子メールのアドレス(メールアドレス)が設定された例であって、その画面100にはそれらの情報の入力欄101と、登録申し込みボタン102とが含まれている。ユーザが入力欄101に情報を入力して申し込みボタン102をクリックすると、図10に示すように、ユーザの入力情報が、Webサーバ部22に送信される(ステップS153)。
Webサーバ部22は、ユーザ端末装置4からカードID等の入力情報を取得すると、カード管理部21に対し、入力情報に含まれているカードID及びカード暗証番号を指定してカード8の認証を要求する(ステップS154)。カード管理部21は、指定されたカードIDに対応付けられているカード暗証番号をカード情報のデータD11から取得し、そのカード暗証番号をユーザ端末装置4から取得したカード暗証番号と照合することによりカードを認証し(ステップS155)、認証結果をWebサーバ部22に通知する(ステップS156)。Webサーバ部22は、認証完了を確認すると、ユーザ管理部23に対して、ユーザ端末装置4から取得したカードID及びメールアドレスを指定して、ユーザIDの特定及び本登録のサイトにユーザを誘導するためのメール送信を要求する(ステップS157)。
ユーザ管理部23は、ステップS157の要求に応答して、Webサーバ部22から取得したカードIDに対応するユーザIDを紐付け情報のデータD22から取得し(ステップS158)、これをWebサーバ部22に通知する(ステップS159)。また、ユーザ管理部23は、ステップS157の要求に応答して、本登録のサイトのURLを記載した登録案内の電子メールをユーザが指定したメールアドレスに送信する(ステップS160)。なお、ここで指定されるURLは、ステップS158で取得されたユーザID毎に異なる。URLはクリッカブルなオブジェクトに埋め込まれた形態で電子メールに記載されていてもよい。ユーザがユーザ端末装置4にてメールを取得し、そこに記載されているURLへのアクセスを指示すると、ユーザ端末装置4からWebサーバ部22に対して個人情報の登録が要求される(ステップS161)。Webサーバ部22は、ユーザから本登録に必要な個人情報を取得するための登録画面のデータをユーザ端末装置4に送信する(ステップS162)。ここで送られるデータは、ステップS159で取得されたユーザID毎に異なるユーザ専用の画面である。つまり、ユーザIDに対応付けられた登録画面のデータが提供されるように本登録のサイトのURLが設定される。
ステップS162で提供されるデータに基づく登録画面の一例を図12に示す。図12の登録画面110には、Webサーバ部22がステップS159で取得したユーザIDの表示欄111が含まれている。つまり、本登録の画面に進むと、ユーザには仮登録されたユーザIDが開示される。この状態でユーザが本登録をキャンセルすると、仮登録されたユーザIDがユーザに知られることになる。しかし、第2のサービスを受けるための認証情報の一つであるユーザ暗証番号はユーザに開示されていないので、ユーザIDが判明してもユーザが第2のサービスの認証を受けることはできない。もっとも、登録画面110の表示欄111において、ユーザIDの少なくとも一部を秘匿し、本登録が完了した後にWebページや電子メール等を利用してユーザにユーザIDが通知されるものとしてもよい。
図12の登録画面110には、さらに、カードID、生年月日、ユーザ暗証番号といった各種の情報の入力欄112が設けられている。カードIDに関しては省略されてもよい。ユーザ暗証番号は、図8及び図9のステップS131で自動生成されたユーザ暗証番号ではなく、ユーザが任意の暗証番号を指定することができる。ただし、セキュリティ強度を一定以上保つため、ここで指定し得るユーザ暗証番号については、一定の桁数以上、数字と英文字の組み合わせが必須といった要件が設定されてもよい。ユーザが入力欄112を埋めて登録ボタン113をクリックすると、図10に示すように、ユーザの入力情報が、登録情報としてWebサーバ部22に送信される(ステップS163)。
Webサーバ部22は、ユーザ端末装置4から登録情報を取得すると、その登録情報をユーザ管理部23に提供してユーザ情報のデータD21への登録を要求する(ステップS164)。ユーザ管理部23は、その要求に応答して、登録情報に含まれているユーザIDと対応付けてユーザの個人情報をデータD21に登録する(ステップS165)。このとき、図8及び図9のステップS131でデータD21に登録されたユーザ暗証番号は、ステップS163で送信されたユーザ暗証番号により上書きされる。これにより、ユーザはユーザID及びユーザ暗証番号の両者を知ることになり、以降はユーザID及びユーザ暗証番号を指定してユーザ自身の認証を受け、第2のサービスを享受することが可能となる。
ユーザ情報のデータD21への登録が完了すると、今回の処理対象となったユーザIDは仮登録状態から本登録状態へと切り替わったことになる。したがって、ユーザ管理部23は、今回の処理対象のユーザIDが本登録されていることを示す情報を仮登録情報のデータD24に記録する(ステップS166)。ステップS166の完了後、ユーザ管理部23はWebサーバ部22にユーザIDの登録状態の切り替えが完了したことを通知する(ステップS167)。Webサーバ部22はその完了をユーザ端末装置4に通知する(ステップS168)。以上により、本登録への切り替えに必要な処理が完了する。
本形態のゲームシステム1では、ユーザIDが仮登録された状態では、ユーザIDを用いるユーザ認証を受けることができないため、ユーザがユーザIDと関連付けられた第2のサービスを利用できず、また第2のサービスの対価として仮想通貨を消費させることもできないという制限が存在する。このような制限の存在は、ユーザIDの仮登録状態から本登録状態への切り替え、つまりは個人情報の登録をユーザに動機付ける要因となり得るものである。
次に、図13を参照して、仮登録情報のデータD24に記録された情報の用途の一例を説明する。図13の処理は、ユーザIDが仮登録状態である場合の仮想通貨の利用に関して、ユーザIDが本登録状態である場合の利用と比較して一定の制限を課すためにチャージ管理部24が実行するチャージ制限処理の手順を示している。なお、図13の処理は、図7及び図8に示したチャージ管理部24の処理の一部として実行されるべきものであり、図7及び図8に示した手順と重複する部分には同一のステップ番号を付してある。
図13の処理において、チャージ管理部24は、カード管理部21から取得したユーザIDの登録状態を示す情報を参照して、ユーザIDが仮登録状態か否かを判別する(ステップS201)。仮登録状態ではない場合、言い換えればユーザIDが本登録状態であった場合、チャージ管理部24は、現在の仮想通貨の残高にチャージ機7から指定された購入量を加算した値(以下、その値を加算後残高と呼ぶことがある。)が所定の上限量M1よりも大きいか否かを判別し(ステップS202)、上限量M1を超えていれば、加算後残高が上限量M1以下となるように購入量を修正する(ステップS203)。一方、ユーザIDが仮登録状態であった場合、チャージ管理部24は、加算後残高が所定の上限量M2を超えているか否かを判別し(ステップS204)、上限量M2を超えていれば、加算後残高が上限量M2以下となるように購入量を修正する(ステップS205)。上限量M1、M2は、仮想通貨の残高の最大量である。ユーザIDが仮登録状態である場合の仮想通貨の残高の最大量は、本登録状態である場合の最大量よりも小さく制限される。つまり上限量M2は上限量M1よりも小さい。なお、ステップS203又はS205にて購入量を修正する場合、ユーザの同意を求めるものとしてもよい。
ステップS203又はS205にて購入量が修正された後、チャージ管理部24は図7又は図8のステップS119以下の処理へと進む。ステップS202又はS204が否定判断された場合、チャージ管理部24はステップS203又はステップS205をスキップしてステップS119へと進む。
以上のチャージ制限処理によれば、ユーザIDが仮登録状態である場合、ユーザが保持できる仮想通貨の残高の最大量が本登録されたユーザIDを利用する場合の残高の最大量よりも小さく制限される。そのような制限を設定することにより、個人情報を登録するより強い動機付けをユーザに与えることができる。また、個人情報を登録せずに仮想通貨を利用させることに伴うリスクをさらに軽減することができる。
なお、図13の例では、加算可能な仮想通貨の上限量M1、M2を仮想通貨の残高の最大量に設定しているが、これに代えて、加えて、一回当たりの購入量の上限量を加算可能な仮想通貨の上限量として設定し、仮登録状態のユーザIDに対する一回当たりの購入量を、本登録状態のユーザIDに対する一回当たりの購入量より小さく制限してもよい。一回当たりの購入量の上限量をこのように差別化した場合でも、本登録の動機付けをユーザに与えることができ、かつ個人情報を登録せずに仮想通貨を利用させることに伴うリスクをさらに軽減することができる。
また、ユーザに対して個人情報の登録の動機付けを与えるため、仮登録状態のユーザIDと対応付けられた仮想通貨が利用される際にユーザに本登録を催促してもよい。例えば、仮想通貨の残高が加算され、あるいは仮想通貨が消費された際にチャージ管理部24にて図14の催促処理を開始し、まず、仮登録情報のデータD24から取得された登録状態の情報に基づいてユーザIDが仮登録状態か判別し(ステップS211)、仮登録状態の場合には、ユーザに本登録を催促するメッセージをチャージ機7やゲーム機3を介して通知する(ステップS212)。なお、仮登録状態か否かを判別するための情報をチャージ機7やゲーム機3に提供し、図13及び図14の処理をそれらのチャージ機7やゲーム機3にて実行することもできる。
上記の形態では、紐付け情報のデータD22をユーザ管理部23がユーザIDと対応付けて管理し、ユーザからの求めに応じてユーザ管理部23がカードIDとユーザIDとを紐付けるものとしたが、紐付け情報のデータD22をカード管理部21の管理下に配置し、ユーザからの求めに応じてカード管理部21がカードIDとユーザIDとを紐付けるものとしてもよい。利用設定情報のデータD23に関しても、ユーザ管理部23に代えてカード管理部21が管理してもよい。この場合、ユーザからの指示に従ってカード管理部21が利用設定のオン、オフを制御することにより、カードID毎に,言い換えればカード8毎に仮想通貨を利用するか否かを設定することができる。その他にも、図2に示した構成は一例であり、各論理的装置21〜25は適宜に統合し、あるいは分割してもよい。データD11、D12、D21〜D24、D31、D41も適宜の構成や配置が可能である。
本発明の各種の態様を、上記形態で参照した添付図面の参照符号等を括弧書にて付記しつつ説明すれば、次の通りである。すなわち、本発明の一態様に係るネットワークシステム(1)は、サーバ装置(2)及び該サーバ装置とネットワーク(5)を介して接続された複数の端末装置(3、4、7)を具備し、前記複数の端末装置のそれぞれは、ユーザが所持する媒体(8)に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報(一例としてカードID)を含む第1の認証情報(一例としてカードID及びカード暗証番号)、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報(一例としてユーザID)と前記個人情報の少なくとも一部(一例としてユーザ暗証番号)とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して前記サーバ装置に提供可能とされたネットワークシステムであって、前記サーバ装置には、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービス(一例としてプレイデータD12を端末装置に提供し、あるいは保存するサービス)を前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段(21)と、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段(22、23)と、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段(23、S37)と、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段(24、25、S55、S56,S78、S79、S119、S120)と、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段(23、S103)と、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報(一例として仮登録状態のユーザID)を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段(23、S131、S132)と、が設けられたものである。
本発明の一態様に係るサーバ装置(2)は、ユーザが所持する媒体(8)に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報(一例としてカードID)を含む第1の認証情報(一例としてカードID及びカード暗証番号)、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報(一例としてユーザID)と前記個人情報の少なくとも一部(一例としてユーザ暗証番号)とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置(3、4、7)のそれぞれとネットワーク(5)を介して接続されるサーバ装置であって、前記サーバ装置には、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービス(一例としてプレイデータD12を端末装置に提供し、あるいは保存するサービス)を前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段(21)と、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段(22、23)と、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段(23、S37)と、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段(24、25、S55、S56,S78、S79、S119、S120)と、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段(23、S103)と、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報(一例として仮登録状態のユーザID)を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段(23、S131、S132)と、を備えたものである。
本発明の一態様に係るサーバ装置の制御方法は、ユーザが所持する媒体(8)に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報(一例としてカードID)を含む第1の認証情報(一例としてカードID及びカード暗証番号)、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報(一例としてユーザID)と前記個人情報の少なくとも一部(一例としてユーザ暗証番号)とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置(3、4、7)のそれぞれとネットワーク(5)を介して接続され、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービス(一例としてプレイデータD12を端末装置に提供し、あるいは保存するサービス)を前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段(21)と、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段(22、23)と、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段(23、S37)と、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段(24、25、S55、S56,S78、S79、S119、S120)とを備えたサーバ装置に適用されるサーバ装置の制御方法であって、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する手順(S103)と、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報(一例として仮登録状態のユーザID)を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける手順(S131、S132)と、を備えたものである。
本発明の一態様に係るサーバ装置用のコンピュータプログラムは、ユーザが所持する媒体(8)に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報(一例としてカードID)を含む第1の認証情報(一例としてカードID及びカード暗証番号)、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報(一例としてユーザID)と前記個人情報の少なくとも一部(一例としてユーザ暗証番号)とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置(3、4、7)のそれぞれとネットワーク(5)を介して接続されるサーバ装置のコンピュータを、前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービス(一例としてプレイデータD12を端末装置に提供し、あるいは保存するサービス)を前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段(21)、前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段(22、23)、前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段(23、S37)、前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段(24、25、S55、S56,S78、S79、S119、S120)、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段(23、S103)、及び、前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段(23、S131、S132)として機能させるように構成されたものである。
本発明の上述した各態様において、ユーザは、媒体の第1の識別情報を含む第1の認証情報を指定して媒体を認証させることにより第1のサービスを利用することができる。また、ユーザは、第2の識別情報の取得に必要な個人情報を登録して第2の識別情報を取得すれば、その第2の識別情報と個人情報の少なくとも一部を含む第2の認証情報をユーザが指定して第2のサービスを利用することができる。さらに、ユーザは、第2の識別情報を指定して電子的価値の量を増加させ、あるいは第2のサービスの対価を電子的価値の消費によって支払うことが可能であり、その第2の識別情報と第1の識別情報とを自らの意思で対応付けることにより、第1のサービスに関しても電子的価値を利用することが可能となる。一方、ユーザが第2の識別情報を取得していない状態で第1の識別情報を指定して電子的価値の利用を要求した場合には、暫定的な第2の識別情報が生成されて第1の識別情報と対応付けられる。これにより、第2の識別情報と対応付けて記憶されるべき電子的価値を第1の識別情報の指定によって利用することができる。この場合、ユーザは個人情報を登録する必要がないので、比較的容易に電子的価値を利用することが可能となる。一方、暫定的な第2の識別情報は個人情報と対応付けられていないので、ユーザは第2の識別情報と個人情報の少なくとも一部とを含んだ第2の認証情報を指定して認証を受けることができない。したがって、第2の識別情報が暫定的な状態にある限り、ユーザは第2のサービスを利用することができず、その当然の結果として第2のサービスの対価が電子的価値の消費によって支払われることもない。これにより、第2のサービスに関するセキュリティの品質や強度が確保される。
本発明において、ユーザの個人情報は、ユーザ個人と関連付けられた情報であって、かつユーザに第2の識別情報を取得させるために登録されることが必要な情報を意味する。例えば、氏名、生年月日、住所といった情報が個人情報として扱われてよいが、これに限ることなく、ユーザが自ら設定し、あるいはユーザに対してサーバ装置が発行したユーザ専用の暗証番号といったユーザ個人に対応付けられるべき各種の情報が個人情報に含まれてよい。第2の認証情報は、第2の識別番号と個人情報の少なくとも一部とを含むものであればよい。一方、第1の認証情報は、少なくとも第1の識別情報を含んでいれば足り、第1の識別情報のみを第1の認証情報として通用させてもよい。
本発明において、第1のサービスは、第1の識別情報に対応付けられたデータに基づくものであれば足り、第2のサービスは第2の識別情報に対応付けられたデータに基づくものであれば足りる。データに基づくサービスは、そのデータを参照して何らかの処理を行うサービス、データそれ自体を操作するサービス、データを提供するサービスなど、適宜の形態を含めてよい。本発明において、第2の識別情報に関する「暫定的」の用語は、その第2の識別情報が個人情報と対応付けられていない状態にあり、個人情報と対応付けられた第2の識別情報と区別するために用いられる。暫定的な第2の識別情報であっても、電子的価値の量(一例として残高)を対応付けて記憶することが可能であり、かつ、その「暫定的な第2の識別情報」が第1の識別情報と対応付けられることにより、第1及び第2の識別情報間の対応関係を利用してユーザが保有する電子的価値の量を特定し、その量を加算又は減算することが可能である。また、第2の識別情報と個人情報との対応付けは、第2の識別情報をユーザが取得するための必須条件として設定された情報のすべてが記録されたことをもって完成するものである。例えば、上記の形態では、第2の識別情報としてのユーザIDのみならず、個人情報の一部となるべきユーザ暗証番号をも自動的に生成してユーザ情報のデータD21にユーザIDと対応付けて記録しているが、ユーザIDの取得に必須となるべき他の個人情報が存在しない限りにおいて、そのユーザIDは暫定的なものであって、個人情報と対応付けられたユーザIDとは明確に区別される。
本発明は以下に述べるさらなる態様も含むことができる。すなわち、本発明の一態様においては、前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から個人情報の登録要求があった場合、当該暫定的な第2の識別情報に対応するユーザの個人情報を前記端末装置から取得し、該個人情報を前記暫定的な第2の識別情報と対応付けて記憶することにより、前記暫定的な第2の識別情報を、前記ユーザの個人情報と対応付けられた第2の識別情報へと切り替える登録切替手段(21、22、23、S151〜S166)を備えてもよい。これにより、暫定的な第2の識別情報を個人情報と対応付けられた第2の識別情報へと切り替えて第2の認証情報を用いたユーザの認証を可能とし、ユーザに第2のサービスを利用させることが可能となる。しかも、第2の識別情報それ自体は変更されないので、その第2の識別情報に対応付けて記憶されている電子的価値を切り替え後も継続して利用することが可能となる。したがって、第1のサービスに関連して電子的価値の利用を開始したユーザに対し、その電子的価値の利用範囲を第2のサービスにも拡大することを要因として、個人情報を登録する動機付けを与えることができる。
また、上記態様において、前記第2の識別情報は、前記登録切替手段による処理が所定の段階に進まない限り、前記ユーザに対して秘匿されるものとされてもよい。これによれば、ユーザが自らの意思で個人情報の登録に進まない限り暫定的な第2の識別情報をユーザから秘匿することができる。よって、第2のサービスに関するセキュリティをより強固に確保することができる。
さらに、前記暫定的な第2の識別情報が設定されたユーザに対して、前記個人情報の登録を促す情報を前記端末装置を介して通知する催促手段(24、S211、S212)が前記サーバ装置に設けられてもよい。これによれば、ユーザに対し、個人情報を登録して第2の識別情報と対応付けようとするさらなる動機付けを与えることができる。
本発明の一態様においては、前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記電子的価値の利用に関して、前記個人情報と対応付けられている第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記電子的価値の利用と比較して、所定の制限が設定されてもよい。電子的価値の利用に制限を設定すれば、その制限の存在を要因として、個人情報を登録する動機付けをユーザに与えることができる。
また、前記所定の制限は、前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの前記電子的価値の加算要求に関連付けて設定されてもよい。この場合には、一定の場合には加算ができない、あるいは加算が制限されるといった状態を生じさせることにより、個人情報を登録する動機付けをユーザに与えることができるのみならず、個人情報が対応付けられていない第2の識別情報に対応して記憶される電子的価値の量を制限し、個人情報が登録されていないユーザに電子的価値を利用させることに伴うリスクを軽減することができる。
加算要求に対して制限を設定する態様において、前記複数の端末装置には、ユーザによる購入料金の支払いを条件として、前記ユーザから取得した第1の識別情報を指定して前記ユーザの支払額に応じた購入量に相当する電子的価値の加算要求を前記サーバ装置に送信する加算用端末装置(7)が含まれてもよい。そして、前記ユーザが前記加算用端末装置にて前記購入料金を支払った場合に限って前記電子的価値の加算が可能となるように前記所定の制限が設定されてもよい。これによれば、加算用端末装置の設置箇所を制限すれば、暫定的な第2の識別情報に対応する電子的価値の加算の機会を適度に制限し、個人情報を登録する動機付けをユーザに与えるとともに、個人情報が登録されていないユーザに電子的価値を利用させることに伴うリスクを軽減することができる。
さらに、前記購入料金が現金により支払われた場合に限って前記電子的価値の加算が可能となるように前記所定の制限が設定されてもよい。これによれば、現金でなければ電子的価値を加算できない不自由さを生じさせて個人情報を登録する動機付けをユーザに与えるとともに、個人情報が登録されていないユーザがクレジットカード等の電子的決済手段を利用して電子的価値を購入することに伴うリスクを軽減することができる。
また、前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した加算要求によって加算可能な電子的価値の上限量が、前記個人情報と対応付けられている第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した電子的価値の加算要求によって加算可能な電子的価値の上限量よりも小さくなるように、前記所定の制限が設定されてもよい。これによれば、ユーザが購入可能な電子的価値の量を相対的に小さく抑えることにより、暫定的な第2の識別情報を用いた電子的価値の利用に不自由さを生じさせて個人情報を登録する動機付けをユーザに与えるとともに、個人情報が登録されていないユーザが電子的価値を大量に購入することに伴うリスクを軽減することができる。
一方、前記所定の制限は、前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記電子的価値の消費要求と関連付けて設定されてもよい。すなわち、消費の制限によっても、暫定的な第2の識別情報を用いた電子的価値の利用に不自由さを生じさせて個人情報を登録する動機付けをユーザに与えるとともに、個人情報が登録されていないユーザに対して、様々な場面で電子的価値の消費を認めることによるリスクの増加を抑えることができる。
さらに、前記第1の識別情報を指定した消費要求に対応して前記電子的価値の量を減少させる処理が、特定の端末装置を介して前記ユーザが前記第1のサービスを利用する場合に限って実行されるように前記所定の制限が設定されてもよい。これによれば、特定の端末装置に限って電子的価値の利用を認めることにより、暫定的な第2の識別情報を用いた電子的価値の利用に不自由さを生じさせて個人情報を登録する動機付けをユーザに与えるとともに、個人情報が登録されていないユーザに対して、様々な場面で電子的価値の消費を認めることによるリスクの増加を抑えることができる。例えば、上述した形態では、ゲーム機3におけるゲームの対価を仮想通貨の消費によって支払う場合に限って認める、といった制限を課すことができる。
本発明の一態様において、前記複数の端末装置には、ユーザから前記第1の識別情報を取得して前記サーバ装置に提供可能であり、かつ前記第1のサービスに対する対価の支払いを条件として当該ユーザに前記対価に応じた範囲での利用を許可する業務用の端末装置(3)が含まれ、前記第1のサービス提供手段は、前記第1の識別情報に対応付けられたデータ(D12)を前記業務用の端末装置に提供し、かつ前記業務用の端末装置の利用状況に応じて更新されたデータを前記第1の識別情報と対応付けて保存するサービスを前記第1のサービスとして提供するものとされてもよい。これによれば、第1の識別情報に対応付けられたデータをユーザが端末装置にて利用するサービスに関して、ユーザが第2の識別情報を取得していなくても、そのサービスの対価を電子的価値の消費により支払ってサービスを利用することが可能となる。
上記の態様においては、前記業務用の端末装置として、業務用のゲーム機(3)が設けられてもよい。その場合、前記第1の識別情報に対応付けられたデータとして前記ゲーム機における前記ユーザのプレイ内容を保存したプレイデータ(D12)が前記第1のサービス提供手段により前記ゲーム機に提供されてもよい。この場合、第2のサービスには興味がなく、業務用のゲーム機にてゲームをプレイできれば十分と考えるユーザに対して、個人情報を登録することなく電子的価値を利用することの利便性を享受させることができる。また、その利便性を要因として、その種のユーザを第2のサービスに誘導することもできる。
さらに、前記第2のサービス提供手段は、前記ゲーム機にてプレイされるゲームと関連付けられたサービスを、前記第2のサービスとして前記ユーザに前記端末装置を介して提供するものしてもよい。これによれば、ネットワークを介して提供されるゲーム関連のサービスに興味がなく、業務用のゲーム機にてゲームをプレイできれば十分と考えるユーザに対して、電子的価値の利用による利便性を要因としてゲーム関連サービスに誘導することができる。ゲーム機におけるゲームとそのゲームに関連付けられたサービスとは、ユーザの相互誘導を目的とした連携関係が設定されていることが多く、その連携効果を電子的価値の利用による利便性の提供によってさらに高めることができる。
以上、本発明の各種の態様を、図1〜図14に示した本発明の一形態と対応付けながら説明したが、それにより、本発明は図示の形態に限定されるものではない。本発明は種々の形態にて実施することが可能である。例えば、上記の形態では、仮登録されたユーザIDをユーザが登録画面110に進まない限り秘匿し、かつ、ユーザ暗証番号はユーザに対して完全に秘匿され、それにより、第2のサービスに対するユーザ認証をユーザが受けられないようにしているが、本登録が完了しない限り仮登録のユーザIDが秘匿される場合には、ステップS131でユーザ暗証番号を生成する必要はない。あるいは、ユーザ暗証番号が存在しない場合にはユーザ認証が完了しないように認証条件が設定されていれば、ユーザ暗証番号をステップS131で生成してユーザ情報のデータD21に登録する必要もない。
上記の形態では、チャージ機7による仮想通貨の購入を現金による支払いのみに限っているため、仮登録された暫定的なユーザIDを指定して仮想通貨を購入する際の決済手段も結果的には現金による購入に限られる。ただし、カードIDを指定して仮想通貨を購入する際に、現金以外の決済手段も利用可能な端末装置が存在する場合には、仮登録情報のデータD24に基づいてユーザIDが仮登録状態か否かを判別し、仮登録状態と判別された場合に、その端末装置にて現金以外の決済手段が利用不能となるように当該端末装置を制御すれば、仮想通貨の購入を現金による支払いのみに限定することができる。なお、ユーザIDが仮登録状態の場合において、現金以外にも、プリペイド型又はポストペイド型の電子通貨、あるいはプリペイドカードといったユーザによるセキュリティ情報の入力や指定を伴わない電子的な決済手段を用いた仮想通貨の購入を許可する一方で、クレジットカードのようにセキュリティ情報(一例としてセキュリティコード)の入力を要求することによりセキュリティ強度を高めた決済手段の利用を禁止するといったように、決済手段に応じて購入の可否を制御する場合でも、仮登録情報のデータD24を用いて購入の許否を判別すればよい。また、仮想通貨の購入が可能な複数種類の端末装置が存在する環境において、仮登録状態のユーザIDに関する仮想通貨の購入を一部の特定の端末装置に限定する場合にも、購入時に仮登録情報のデータD24に基づいてユーザIDが仮登録状態か否かを判別し、仮登録状態の場合には特定の端末装置以外では購入が不可能となるように端末装置の動作を制御してもよい。仮想通貨の消費に関しても同様の手法により特定の端末装置(一例としてゲーム機3のみ)に制限して消費を認めるといった制御が可能である。一例として、ユーザがカードIDを用いて仮想通貨を購入する場合において、そのカードIDに紐付けられた仮登録情報のデータD24を認証情報の一部として利用し、ユーザIDが仮登録されたものであるときは、チャージ機7以外では認証が否定されるものとすれば、ユーザはチャージ機7以外で仮想通貨を購入することができない。仮想通貨の消費に関しても、仮登録情報のデータD24を認証情報の一部として利用することにより、同様に仮想通貨の消費を特定のサービスや特定の端末装置の利用時に限定して認証を許可するといった制御が可能である。また、仮想通貨の消費に有効期限が設定されている場合、仮登録されたユーザIDに対応付けられている仮想通貨の消費期限を、本登録されたユーザIDに対応付けられている仮想通貨の消費期限よりも短く設定してもよい。
上記の形態では、ネットワークシステムの一例としてのゲームシステムを例に挙げたが、本発明はゲーム機以外の端末装置がネットワークによりサーバ装置と接続され、その端末装置を介してユーザに提供されるサービスの対価を電子的価値の消費によって支払うことが可能な各種のシステムに適用可能である。
本発明に係るコンピュータプログラムは、記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。この記憶媒体を用いれば、例えばコンピュータに本発明に係るコンピュータプログラムをインストールして実行することにより、そのコンピュータを利用して本発明のゲームシステムを実現することができる。コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は、CDROM等の非一過性の記憶媒体であってもよい。
1 ゲームシステム(ネットワークシステム)
2 センターサーバ(サーバ装置)
3 ゲーム機(業務用の端末装置)
4 ユーザ端末装置
5 ネットワーク
7 チャージ機(加算用端末装置)
8 カード(媒体)
21 カード管理部(第1のサービス提供手段)
22 Webサーバ部(第2のサービス提供手段)
23 ユーザ管理部(第2のサービス提供手段、識別情報対応付け手段、対応関係判別手段、識別情報生成手段、登録切替手段)
24 チャージ管理部(価値管理手段、登録催促手段)
25 残高管理部(価値管理手段)
D11 カード情報のデータ
D12 プレイデータ
D21 ユーザ情報のデータ
D22 紐付け情報のデータ
D23 利用設定情報のデータ
D24 仮登録情報のデータ
D41 残高情報のデータ

Claims (17)

  1. サーバ装置及び該サーバ装置とネットワークを介して接続された複数の端末装置を具備し、前記複数の端末装置のそれぞれは、ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して前記サーバ装置に提供可能とされたネットワークシステムであって、
    前記サーバ装置には、
    前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段と、
    前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段と、
    前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段と、
    前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段と、
    前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段と、
    前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段と、
    が設けられているネットワークシステム。
  2. 前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から個人情報の登録要求があった場合、当該暫定的な第2の識別情報に対応するユーザの個人情報を前記端末装置から取得し、該個人情報を前記暫定的な第2の識別情報と対応付けて記憶することにより、前記暫定的な第2の識別情報を、前記ユーザの個人情報と対応付けられた第2の識別情報へと切り替える登録切替手段を備えた請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記第2の識別情報は、前記登録切替手段による処理が所定の段階に進まない限り、前記ユーザに対して秘匿される請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記暫定的な第2の識別情報が設定されたユーザに対して、前記個人情報の登録を促す情報を前記端末装置を介して通知する催促手段が前記サーバ装置に設けられている請求項3に記載のネットワークシステム。
  5. 前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記電子的価値の利用に関して、前記個人情報と対応付けられている第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記電子的価値の利用と比較して、所定の制限が設定されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記所定の制限は、前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの前記電子的価値の加算要求に関連付けて設定されている請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記複数の端末装置には、ユーザによる購入料金の支払いを条件として、前記ユーザから取得した第1の識別情報を指定して前記ユーザの支払額に応じた購入量に相当する電子的価値の加算要求を前記サーバ装置に送信する加算用端末装置が含まれ、
    前記ユーザが前記加算用端末装置にて前記購入料金を支払った場合に限って前記電子的価値の加算が可能となるように前記所定の制限が設定されている請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記購入料金が現金により支払われた場合に限って前記電子的価値の加算が可能となるように前記所定の制限が設定されている請求項6又は7に記載のネットワークシステム。
  9. 前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した加算要求によって加算可能な電子的価値の上限量が、前記個人情報と対応付けられている第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した電子的価値の加算要求によって加算可能な電子的価値の上限量よりも小さくなるように、前記所定の制限が設定されている請求項5〜8のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  10. 前記所定の制限は、前記暫定的な第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記電子的価値の消費要求と関連付けて設定されている請求項5〜9のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  11. 前記第1の識別情報を指定した消費要求に対応して前記電子的価値の量を減少させる処理が、特定の端末装置を介して前記ユーザが前記第1のサービスを利用する場合に限って実行されるように前記所定の制限が設定されている請求項10に記載のネットワークシステム。
  12. 前記複数の端末装置には、ユーザから前記第1の識別情報を取得して前記サーバ装置に提供可能であり、かつ前記第1のサービスに対する対価の支払いを条件として当該ユーザに前記対価に応じた範囲での利用を許可する業務用の端末装置が含まれ、
    前記第1のサービス提供手段は、前記第1の識別情報に対応付けられたデータを前記業務用の端末装置に提供し、かつ前記業務用の端末装置の利用状況に応じて更新されたデータを前記第1の識別情報と対応付けて保存するサービスを前記第1のサービスとして提供する請求項1〜11のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  13. 前記業務用の端末装置として、業務用のゲーム機が設けられ、前記第1の識別情報に対応付けられたデータとして前記ゲーム機における前記ユーザのプレイ内容を保存したプレイデータが前記第1のサービス提供手段により前記ゲーム機に提供される請求項12に記載のネットワークシステム。
  14. 前記第2のサービス提供手段は、前記ゲーム機にてプレイされるゲームと関連付けられたサービスを、前記第2のサービスとして前記ユーザに前記端末装置を介して提供する請求項13に記載のネットワークシステム。
  15. ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置のそれぞれとネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
    前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段と、
    前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段と、
    前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段と、
    前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段と、
    前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段と、
    前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段と、を備えたサーバ装置。
  16. ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置のそれぞれとネットワークを介して接続され、
    前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段と、
    前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段と、
    前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段と、
    前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段と、
    を備えたサーバ装置に適用されるサーバ装置の制御方法であって、
    前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する手順と、
    前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける手順と、
    を備えたサーバ装置の制御方法。
  17. ユーザが所持する媒体に対して設定された媒体毎にユニークな第1の識別情報を含む第1の認証情報、及び前記ユーザの個人情報と対応付けられたユーザ毎にユニークな第2の識別情報と前記個人情報の少なくとも一部とを含む第2の認証情報の少なくともいずれか一方を前記ユーザから取得して提供可能とされた複数の端末装置のそれぞれとネットワークを介して接続されるサーバ装置のコンピュータを、
    前記端末装置から前記第1の認証情報を取得して前記媒体を認証したことを条件として、前記第1の識別情報に対応付けられたデータに基づく第1のサービスを前記ユーザに提供する第1のサービス提供手段、
    前記端末装置から前記第2の認証情報を取得して前記ユーザを認証したことを条件として、前記第2の識別情報に対応付けられたデータに基づく第2のサービスを前記ユーザに提供する第2のサービス提供手段、
    前記端末装置を介したユーザからの要求に基づいて、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを対応付ける識別情報対応付け手段、
    前記第1のサービス又は前記第2のサービスの対価として消費可能な電子的価値の量を前記第2の識別情報と対応付けて記憶し、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの購入要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザの購入量に応じて増加させる一方、前記第2の識別情報又は該第2の識別情報と対応付けられている第1の識別情報を指定した前記端末装置からの消費要求に応じて当該第2の識別情報に対応付けられた前記電子的価値の量を前記ユーザが消費すべき対価に応じて減少させる価値管理手段、
    前記第1の識別情報を指定して前記端末装置から前記電子的価値の利用が要求された場合、当該第1の識別情報に対応付けられた第2の識別情報が存在するか否かを判別する対応関係判別手段、及び
    前記第1の識別情報に対応付けられた前記第2の識別情報が存在しないと判断された場合、前記個人情報と対応付けられていない暫定的な第2の識別情報を生成し、該暫定的な第2の識別情報と前記第1の識別情報とを対応付ける識別情報生成手段、
    として機能させるように構成されたサーバ装置用のコンピュータプログラム。
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