JP2009107570A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のパネルが取り付けられる鞍乗型車両において、その取付作業を容易にできる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車は、フロントカウルに固定される被覆パネル50とスクリーン25とを備える。被覆パネル50とスクリーン25には、共通のボルトでフロントカウルに固定される取付孔50g,25fが設けられている。また、被覆パネル50には、取付孔50gと取付孔25fとの位置を合わせた状態で、被覆パネル50をスクリーン25に仮留めするための仮留部50hが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数のパネルが取り付けられる鞍乗型車両において、特にその取付構造に関する。
鞍乗型車両のフロントカウルには、複数のパネルが取り付けられている場合がある。例えば、自動二輪車では、速度メータなどの計器に接続された配線を前方から覆うパネル(以下、被覆パネル)と、走行風が搭乗者に当るのを抑える板状のスクリーンとが、フロントカウルに取り付けられる場合がある(下記特許文献1参照)。
特許第3783718号公報
このように、複数のパネルがフロントカウルに取り付けられる鞍乗型車両で、複数のパネルを取り付けるためのボルトやナットなどの部品点数を減らすためには、これらのパネルを別個のボルトでフロントカウルに固定するのではなく、共通のボルトで固定するのが望ましい。しかしながら、この場合には、それら複数のパネルのボルト孔の位置と、フロントカウルのボルト孔の位置を一致させた上で、複数のパネルを保持し、ボルトを挿通する必要があり、取付作業が煩雑になる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数のパネルが取り付けられる鞍乗型車両において、その取付作業を容易にできる鞍乗型車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る鞍乗型車両は、車体の前部を覆うフロントカウルと、前記フロントカウルに固定される複数のパネルと、を備える。そして、前記複数のパネルのそれぞれには、共通の締結具で前記フロントカウルに固定される被取付部が設けられ、前記複数のパネルのうち少なくとも一のパネルには、前記各パネルに設けられた前記被取付部の位置を合わせた状態で、当該一のパネルを他のパネルに仮留めさせるための少なくとも1つの仮留部が形成される。
本発明によれば、複数のパネルの被取付部の位置を合わせた状態で、当該複数のパネルが仮留めされるので、それらの取付作業を容易にすることができる。なお、ここで締結具とは、例えば、ボルトや、螺子、リベットなどである。また、鞍乗型車両は、例えば自動二輪車(スクータを含む)、四輪バギー等である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態の例である自動二輪車1の側面図であり、図2は、自動二輪車1の上部の正面図である。図3は、自動二輪車1の前部の拡大側面図である。図4は、自動二輪車1の前部の拡大正面図である。図5は、自動二輪車1が備えるスクリーン25の平面図である。なお、図5では、スクリーン25に被覆パネル50が仮留めされている。また、この説明では、複数のパネルとして、スクリーン25と被覆パネル50とがフロントカウル21に固定される場合を例にして説明する。
図1又は図2に示すように、自動二輪車1は、スクリーン25と、被覆パネル50の他に、フレーム2と、カウル20と、エンジン10と、前輪3と、後輪4とを備えている。また、フレーム2は、ヘッドパイプ2aと、メインフレーム2bとを含んでいる。
ヘッドパイプ2aは、フレーム2の前端に設けられている。ヘッドパイプ2aは、斜め上下方向に延伸するステアリングシャフト5を回転可能に支持している。ステアリングシャフト5は、上下に並ぶ2つのブラケット16を介して、斜め上下方向に延伸するフロントフォーク6に取り付けられている。前輪3の車軸3aは、このフロントフォーク6の下端部によって支持されている。
メインフレーム2bは、このヘッドパイプ2aから車体後部に向かって斜め下方に伸びている。メインフレーム2bの下方には、エンジン10が配置されている。このエンジン10は、メインフレーム2bによって懸架されている。エンジン10の後方には、メインフレーム2bによって支持されるピボット軸8が設けられている。ピボット軸8には、車体の前後方向に伸びるリアアーム9の前端が接続され、リアアーム9の後端は、後輪4の車軸4aに取り付けられている。エンジン10から出力された駆動力は、不図示のチェーンを介して後輪4に伝達される。
メインフレーム2bの上方には、エンジン10で消費される燃料を貯蔵する燃料タンク11が配置されている。燃料タンク11の後方には、搭乗者が座るためのシート12が配置されている。
燃料タンク11の前方(Frの示す方向)には、搭乗者の操作に応じて前輪3の向きを変えるハンドル13が配置されている。ハンドル13の左右の両端部には、搭乗者によって握られるグリップ13L,13Rが配置されている(図2参照)。このハンドル13は、上側のブラケット16を介してステアリングシャフト5の上部に接続されており、当該ステアリングシャフト5、フロントフォーク7、及び前輪3とともに左右に回転する。
カウル20は、フロントカウル21と、サイドカウル22と、アンダーカウル23とを含んでいる。
アンダーカウル23は、エンジン10の前に配置され、エンジン10の前側を覆っている。サイドカウル22は、車両の側面視においてエンジン10の前から車体の前部に向かって斜め上方に伸びるように設けられ、車体の前部の左右両側から覆っている。
フロントカウル21は、車体の前部を覆うカウルであり、前輪3の上方であって、ハンドル13の前方に配置されている。図3に示すように、フロントカウル21は、側面視では、その下端部(前端部)21aから、車体後方に向かって斜め上方に伸びている。また、フロントカウル21は、その幅方向の中央が前方に張り出すように湾曲している。
また、図2に示すように、フロントカウル21は、正面視で上方に向かって開く略V字状であり、その中央部に三角形状の切り込み21bが形成されている。フロントカウル21の切り込み21bより右側(車両進行方向Frに向かって右側)に位置する右側部21Rと、切り込み21bより左側(車両進行方向Frに向かって左側)に位置する左側部21Lとには、ヘッドライトカバー24、24がそれぞれ取り付けられている。ヘッドライトカバー24の奥(後方)であって、フロントカウル21の内側には、不図示のヘッドライトが配置されている。
スクリーン25は、透光性のある板状の部材であり、ハンドル13の前に配置され、走行時の風が搭乗者に直接的に当たるのを抑える。スクリーン25は、例えば、光を通すアクリル樹脂や、ポリカーボネイドで成型されている。スクリーン25は、フロントカウル21の切り込み21bの形状に対応する略三角形である。スクリーン25の幅方向(Wの示す方向)の縁25dは、切り込み21bの縁21cに、その裏側から取り付けられている(図4参照)。
図2又は図3に示すように、スクリーン25は、その下端25aから斜め上方に向かって伸び、その上縁25bの位置は、ハンドル13と、フロントカウル21の右側部21Rの上縁21eと、左板部21Lの上縁21fより高くなっている。また、スクリーン25は、その幅方向の中央が前方に張り出すように、湾曲している。
図2に示すように、スクリーン25の左側及び右側には、搭乗者が車体後方を見るためのサイドミラー40,40が配置されている。図4に示すように、サイドミラー40は、車体に取り付けられる取付座40aと、取付座40aによって支持される棒状のミラーステー40bと、ミラーステー40bの先端に設けられるミラー40cとを備えている。
図3に示すように、フレーム2には、ヘッドパイプ2aから前方に伸びるステー2cが設けられ、当該ステー2cの先端部には、ブラケット2dが設けられている。図3又は図4に示すように、サイドミラー40の取付座40aは、2つのボルト41,42によってブラケット2bに固定されている。
なお、フロントカウル21の縁21cには、ボルト41,42が挿通される取付孔(不図示)が形成されている。ボルト41,42は、取付座40aとブラケット2dとの間に、フロントカウル21の切り込み21bの縁21cが挟まれた状態で、取付座40aの取付孔とフロントカウル21の取付孔とブラケット2dの取付孔とに挿通され、取付座40aとフロントカウル21とをブラケット2dに固定する(図3参照)。
また、図5に示すように、スクリーン25の縁25dには、ボルト41,42と、当該縁25dとの干渉を回避するために切り欠き25j,25jが形成されている。この切り欠き25jの縁は、フロントカウル21の縁21cと、ブラケット2dとの間に挟まれる。
図1に示すように、ハンドル13の前方には計器14が配置されている。この計器14は、例えば、自動二輪車1の走行速度を表示する車速メータや、エンジン10の回転数を表示するタコメータなどを備える。図3に示すように、自動二輪車1では、計器14は、スクリーン25の上下方向の中央部の後方に位置し、その表示面が車体後部に向かって斜め上方に向くように配置されている。フレーム2のステー2cには取付板2eが設けられており、計器14は、この取付板2eに取り付けられている。
計器14の裏面側には、配線14aが接続されている。この配線14aは、計器14の裏面14bから下方に延伸し、エンジン10の内部に設置されエンジン回転数を検知するためのセンサ(不図示)や、前輪3又は後輪4の車軸などに設けられた車速センサ(不図示)に接続されている。この配線14aも、スクリーン25の後方において敷設されている。
被覆パネル50について説明する。被覆パネル50は、スクリーン25の後方に配置され、計器14の裏面14bを前側(計器14の裏側)から覆うパネルであり、不透明又はスクリーン25よりも低い透光性を有する材料によって構成されている。この被覆パネル50は、車体を前方から見たときに、配線14aが見えるのを防いでいる(図2参照)。
図6は、被覆パネル50の平面図であり、図7は、被覆パネル50が仮留めされているスクリーン25の拡大平面図であり、図8は、図2のVIII−VIII線の断面図である。なお、図6においては、被覆パネル50の後方に配置されている計器14が二点鎖線で示されている。
自動二輪車1では、被覆パネル50は略三角形である(図6参照)。被覆パネル50は、スクリーン25と同様に、その下端部50bから斜め上方に延伸している。図6に示すように、被覆パネル50は、計器14の上縁14cの凹凸に応じて成形されており、被覆パネル50には、当該上縁14cに応じた凸部50mが形成されている。
図5に示すように、被覆パネル50は、スクリーン25の下部の形状と概ね一致しており、それらの幅方向(Wが示す方向)の縁50d,25dの位置が一致するよう形成されている。被覆パネル50の縁50d,50dは、スクリーン25の縁25d,25dに沿って延伸し、これらの縁25d,25dに、その裏側から重ね合わせられている。
被覆パネル50の縁50d,50dとスクリーン25の縁25d,25dとが重ね合わせられた状態で、被覆パネル50とスクリーン25は、フロントカウル21に取り付けられる。そして、フロントカウル21に取り付けられた状態では、被覆パネル50とスクリーン25は、袋状をなすよう形成されている。すなわち、スクリーン25は、上述したように、その幅方向の中央部が前方に張り出すよう湾曲しており(図3参照)、被覆パネル50の縁50d,50dと、スクリーン25の縁25d,25dとが重ね合わせられた状態においても、スクリーン25と被覆パネル50との間には隙間が設けられ、それらは袋状を成している。
図6乃至図8に示すように、被覆パネル50の下端部50bには、被覆パネル50とスクリーン25との間に溜まる水等を排出するための水抜き部50eが形成されている。この例では、被覆パネル50の下端部50bには、切り欠きが形成されており、この切り欠きの縁が水抜き部50eとなっている。図7又は図8に示すように、スクリーン25の下端部25aの縁25eは、水抜き部50e(切り込みの縁)より下方に位置しており、被覆パネル50とスクリーン25とに溜まった水は、これらの縁の間から排出される。
なお、ここで説明する例では、被覆パネル50の下端部50bに形成された切り欠きが水抜き部50eとなっていたが、水抜き部は、例えば、被覆パネル50又はスクリーン25に形成される孔でもよい。
スクリーン25の下端部25aには、さらに下方に突出する突起部25Lが設けられている。この突起部25Lは、フロントカウル21の内側に設けられた受け部21dに嵌められる(図8参照)。
被覆パネル50及びスクリーン25のフロントカウル21への取付構造について説明する。図9は、図4に示すIX−IX線の断面図である。
自動二輪車1では、被覆パネル50とスクリーン25は、共通のボルト51,51によって、フロントカウル21の縁21cに取り付けられている。すなわち、図6に示すように、被覆パネル50には、ボルト51,51が挿通される取付孔50g,50gが形成されている。また、図5に示すように、スクリーン25において、被覆パネル50の取付孔50g,50gに対応する位置にも、ボルト51,51が挿通される取付孔25f,25fが形成されている。そして、図9に示すように、フロントカウル21の縁21cに形成された取付孔21gに挿通されたボルト51は、スクリーン25の取付孔25fと、被覆パネル50の取付孔50gとにも挿通され、その端部に、被覆パネル50の裏面50h側に設けられたナット52が締め付けられている。
なお、図6に示すように、被覆パネル50には、縁50dから側方に突出する取付部50f,50fが設けられ、この取付部50f,50fに取付孔50g,50gが形成されている。また、図5に示すように、スクリーン25の縁25dは、側方(Wの示す方向)に拡がるフランジ状に形成されており、当該縁25dに取付孔25f,25fが形成されている。
また、図9に示すように、被覆パネル50の取付部50fと、スクリーン25のフランジ状の縁25dとは、フロントカウル21に取り付けられた状態では、フロントカウル21の縁21cの裏面側に位置する。
図9に示すように、ナット52には、スクリーン25と被覆パネル50との間に挟まれる円筒状の緩衝部53が設けられている。すなわち、緩衝部53の一端53aは、被覆パネル50の取付部50fと、スクリーン25の縁25dとの間に位置し、車両の走行時に被覆パネル50とスクリーン25が振動することを防止している。
なお、緩衝部53の他端53bは、ナット52の外周に被せられ、その一端53aは、被覆パネル50の取付孔50gに差し込まれている。これによって、ナット52は、ボルト51に締め付けられる前の状態においても、被覆パネル50に取り付けることができる。緩衝部53は、例えばゴム製であり、ナット52がボルト51に締め付けられると、その胴部53c(長さ方向の中心部近傍)が押し広げられ、その外周面が取付孔50gの縁に密着する。
被覆パネル50をスクリーン25に仮留めするための構造について説明する。図10は、図7に示すX−X線の断面図である。図7又は図10に示すように、被覆パネル50の幅方向の縁50d,50dのそれぞれに、スクリーン25に引っ掛かる複数(ここでは2つ)の仮留部50h,50hが形成されている。この仮留部50hは、スクリーン25の取付孔25fの位置と、被覆パネル50の取付孔50gの位置とを合わせた状態で、被覆パネル50をスクリーン25に仮留めする。すなわち、仮留部50h,50hは、取付孔50gの位置と取付孔25fの位置とが一致している状態で、スクリーン25と被覆パネル50とを一体化する(図5参照)。
図7及び図10に示すように、仮留部50hは、取付部50fから前方(縁50dの延伸方向、図10においてInの示す方向)に延伸する爪状である。ここで説明する例では、仮留部50hは、取付部50fから縁50dに沿って延伸するアーム部50iを含み、当該アーム部50iの先端に爪部50jが形成されている。
スクリーン25の幅方向の縁25d,25dのそれぞれの、仮留部50h,50hに対応する位置には、当該仮留部50h,50hと同数(ここでは2つ)の係合部25h,25hが設けられている。当該係合部25h,25hに、仮留部50h,50hが引っ掛かる。図7に示すように、係合部25h,25hは、縁25dから側方に突出する板状であり、その中央に、爪部50j,50jが嵌る係合孔25i,25iが形成されている。
この2つの係合孔25i,25iの間隔は、被覆パネル50の爪部50j,50jの間隔と等しい。また、スクリーン25の係合孔25i,25iと、被覆パネル50の爪部50j,50jは、それらが設けられる縁25d,50dの延伸方向に並ぶよう形成されており、前後に並ぶ2つの爪部50j,50j、及び2つの係合孔25i,25iは、その差込方向(図10においてInの示す方向)に並んでいる。
被覆パネル50とスクリーン25とを仮留めする際には、被覆パネル50の爪部50jがスクリーン25の係合孔25iに近づくように、被覆パネル50をスクリーン25に対して前方(図10においてInの示す方向)に移動させる。その結果、仮留部50hの先端が係合部25hに乗り上げ、爪部50jが係合孔25iに嵌り、被覆パネル50とスクリーン25とが一体化する。そして、爪部50jが係合孔25jに嵌る位置に、被覆パネル50が達すると、その取付孔50gの位置がスクリーン25の取付孔25fの位置に一致する。なお、仮留部50hのアーム部50iの途中には、段差50kが形成されており、これによって、仮留部50hの先端が、スクリーン25の係合部25hに乗り上げ易くなっている。
このように被覆パネル50とスクリーン25とが一体化している状態で、これらをフロントカウル21に取り付ける。すなわち、取付孔50g,25fの位置を、フロントカウル21の取付孔21gの位置に合わせて、これらにボルト51を挿通する。
図5に示すように、仮留部50h,50hは、被覆パネル50の左右の縁50d,50dのそれぞれに設けられており、それらの位置は左右対称となっている。また、係合部25h,25hも、スクリーン25の左右の縁25d,25dの縁のそれぞれに設けられており、それらの位置も左右対称となっている。
また、図7に示すように、スクリーン25の係合孔25iは、矩形であり、仮留部50hの爪部50jより大きくなっている。これによって、爪部50jが係合孔25iに引っ掛かった状態においても、スクリーン25に対する被覆パネル50の僅かな動きが許容される。
また、前後に並ぶ2つの仮留部50h,50hは、異なるタイミングで係合部25h,25hに乗り上げるように形成されている。具体的には、図7及び図10に示すように、2つの仮留部50h,50hのうち、下端部50b側(被覆パネル50の差込方向における先端側)に位置する仮留部50hには、爪部50jからさらに差込方向に伸びる差込案内片50Lが形成されている。そして、この差込案内片50Lが、後側に位置する仮留部50hに先行して、係合部25hに掛かる。つまり、被覆パネル50をスクリーン25に対して前方に移動させて、仮留部50hを係合部25hに引っ掛ける際に、後側の仮留部50hが係合部25hに当る前に、前側の仮留部50hに形成された差込案内片50Lが係合部25hの縁25kに乗り上げる。なお、係合部25hの縁25kは、斜めに切り取られており、前側に位置する仮留部50hの差込案内片50Lと、その後側に位置する仮留部50hの爪部50jは、当該縁25kに乗り上げる。
また、係合部25hは、フランジ状に形成された縁25dの裏面に取り付けられている。また、仮留部50h及び係合部25hは、被覆パネル50及びスクリーン25がフロントカウル21に取り付けられた状態では、フロントカウル21の縁21cの裏面側に位置し、当該フロントカウル21によって被覆される(図4参照)。
以上説明したように、自動二輪車1は、車体の前部を覆うフロントカウル21と、フロントカウル21に固定される複数のパネル(以上の説明では、被覆パネル50とスクリーン25)を備える。そして、これら複数のパネルのそれぞれには、共通の締結具(以上の説明ではボルト51,51)でフロントカウル21に固定される被取付部(以上の説明では取付孔50g,50g,25f,25f)が設けられている。また、複数のパネルのうち、一のパネル(被覆パネル50)には、前記被取付部の位置を合わせた状態で、当該一のパネルを他のパネル(スクリーン25)に仮留めするための複数の仮留部50hが形成されている。これによって、複数のパネルのフロントカウル21への取付作業を容易にできる。
また、以上の説明では、前記他のパネルは、透光性を有する材料により形成されるスクリーン25であり、前記一のパネルは、不透明又はスクリーン25よりも低い透光性を有する材料により形成され、計器14の裏側を覆う被覆パネル50である。これによって、スクリーン25と被覆パネル50のフロントカウル21への取付作業を容易にできる。
また、自動二輪車1では、複数のパネルを取り付ける共通の締結具として、ボルト51が用いられ、前記複数のパネルのいずれかには、ボルト51に締められるナット52が取り付けられている。これによって、作業者がボルト51を締め付ける際に、ナット52を手で支える作業が不要となり、さらに取付作業を容易にできる。また、自動二輪車1では、ナット52には、複数のパネルに挟まれる緩衝部53が設けられている。これによって、走行時に複数のパネルが振動することや、振動による騒音の発生を抑制できる。
また、自動二輪車1では、仮留部50hは、前記一のパネル(以上の説明では被覆パネル50)と前記他のパネル(以上の説明ではスクリーン)とが一体化するよう、当該一のパネルを当該他のパネルに仮留めさせる。これによって、複数のパネルの取付作業時の、これらのパネルの取り扱いが容易になる。
また、自動二輪車1では、仮留部50hは爪状であり、前記他のパネルには、仮留部50hが引っ掛かる係合部25hが形成されている。これによって、前記一のパネルを前記他のパネルに簡単に仮留めできる。
また、自動二輪車1では、複数の仮留部50hは、当該仮留部50hの係合部25hへの差込方向が揃うようにして一列に並んで形成されている。また、仮留部50hと同数の係合部25hも、一列に並ぶとともに、仮留部50hのそれぞれと対応する位置に形成されている。これによって、前記一のパネルを前記他のパネルに簡単に仮留めできる。
また、自動二輪車1では、複数の仮留部50hのうち前側に位置する仮留部50hには、その先端から差込方向に延び、他の仮留部50hに先行して係合部25hに掛かる差込案内片50Lが形成されている。これによって、複数の仮留部50hを、順番に係合部25hに引っ掛けることができるようになり、複数の仮留部を同時に係合部に引っ掛ける場合に比べて、前記一のパネルを前記他のパネルに簡単に仮留めできる。
また、係合部25hには係合孔25iが形成されている。そして、当該係合孔25iは、仮留部50における係合孔50iに嵌る爪部50jよりも大きい。これによって、一のパネルと他のパネルとを仮留めした後においても、それらに形成された被取付部の位置の微調整が可能となる。
また、自動二輪車1では、被覆パネル50とスクリーン25は、それらの縁部50d,25dの一部が互いに対応する形状である。そして、被覆パネル50とスクリーン25は、フロントカウル21に対する取付状態において袋状をなしている。これによって、被覆パネル50とスクリーン25との間に設けられた隙間に種々の物品を収納でき、自動二輪車の利便性を向上できる。また、被覆パネル50には、被覆パネル50とスクリーン25との間に溜まる水を排出する水抜き部50eが形成されている。これによって、被覆パネル50とスクリーン25との間に水が溜まることを防止できる。また、水抜き部50eは、フロントカウル21に対する被覆パネル50の取付状態において、被覆パネル50の下端部に位置している。これによって、被覆パネル50とスクリーン25との間の水を円滑に排出できる。
なお、本発明は、以上説明した自動二輪車1に限られず、種々の変更が可能である。例えば、自動二輪車1では、被覆パネル50とスクリーン25は、ボルト51によってフロントカウル21に取り付けられていた。しかしながら、被覆パネル50とスクリーン25は、例えば、螺子やリベットでフロントカウル21に固定されてもよい。この場合、被覆パネル50、スクリーン25、及びフロントカウル21には、螺子やリベットが差し込まれる取付孔が形成される。
また、自動二輪車1では、仮留部50hに形成された爪部50jが、係合部25hに形成された係合孔25iに引っ掛かることで、被覆パネル50がスクリーン25に仮留めされていた。しかしながら、仮留めの構造は、これに限られない。例えば、被覆パネル50の幅方向の縁50d,50dのそれぞれに設けられた一対の仮留部が、スクリーン25の縁25dを幅方向から挟み、当該スクリーン25を掴むことによって、被覆パネル50がスクリーン25に仮留めされてもよい。
また、縁が弾性変形可能な孔をスクリーン25に形成し、当該孔の径より僅かに大きい径を有する凸部を、仮留部として被覆パネル50に形成してもよい。そして、被覆パネル50の凸部を、スクリーン25の孔に差し込むことで、被覆パネル50とスクリーン25とを仮留めし、それらを一体化してもよい。
また、自動二輪車1では、仮留部50hは、被覆パネル50に形成されていた。しかしながら、仮留部をスクリーン25に形成し、被覆パネル50に係合部を形成してもよい。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車の上部の正面図である。 上記自動二輪車の前部の拡大側面図である。 上記自動二輪車の前部の拡大正面図である。 上記自動二輪車が備えるスクリーンの平面図である。同図では、スクリーンに被覆パネルが仮留めされている。 上記被覆パネルの平面図である。 被覆パネルが仮留めされているスクリーンの拡大平面図である。 図2のVIII−VIII線の断面図である。 図4のIX−IX線の断面図である。 図7のX−X線の断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車、2 フレーム、3 前輪、4 後輪、5 ステアリングシャフト、6 フロントフォーク、10 エンジン、11 燃料タンク、12 シート、13 ハンドル、14 計器、20 カウル、21 フロントカウル、22 サイドカウル、23 アンダーカウル、25 スクリーン、25f 取付孔(被取付部)、25h 係合部、25i 係合孔、40 サイドミラー、41,42 ボルト、50 被覆パネル、50e 水抜き部、50g 取付孔(被取付部)、50h 仮留部、50j 爪部、51 ボルト(締結具)、52 ナット、53 緩衝部。

Claims (12)

  1. 車体の前部を覆うフロントカウルと、
    前記フロントカウルに固定される複数のパネルと、を備え、
    前記複数のパネルのそれぞれには、共通の締結具で前記フロントカウルに固定される被取付部が設けられ、
    前記複数のパネルのうち少なくとも一のパネルには、前記各パネルに設けられた前記被取付部の位置を合わせた状態で、当該一のパネルを他のパネルに仮留めさせるための少なくとも1つの仮留部が形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記他のパネルは、透光性を有する材料により形成されるスクリーンであり、
    前記一のパネルは、不透明又は前記スクリーンよりも低い透光性を有する材料により形成され、前記スクリーンの後方に配置された計器の裏側を覆う被覆パネルである、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記共通の締結具は、ボルトであり、
    前記複数のパネルのいずれかには、前記ボルトに締められるナットが取り付けられる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、
    前記ナットには、前記複数のパネルに挟まれる緩衝部が設けられる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記仮留部は、前記一のパネルと前記他のパネルとが一体化するよう、前記一のパネルを前記他のパネルに仮留めさせる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記仮留部は、爪状であり、
    前記他のパネルには、前記仮留部が引っ掛かる係合部が形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  7. 請求項6に記載の鞍乗型車両において、
    前記一のパネルには、複数の前記仮留部が、当該仮留部の前記係合部への差込方向が揃うようにして一列に並んで形成され、
    前記他のパネルには、前記仮留部と同数の前記係合部が一列に並ぶとともに、前記仮留部のそれぞれと対応する位置に形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  8. 請求項7に記載の鞍乗型車両において、
    前記複数の仮留部のうち少なくとも1つには、その先端から前記差込方向に延び、他の前記仮留部に先行して前記係合部に掛かる差込案内片が形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  9. 請求項6に記載の鞍乗型車両において、
    前記係合部は、穴が形成され、
    前記穴は、前記仮留部における該穴に嵌る部分よりも大きい、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  10. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記複数のパネルは、それらの縁部の一部が互いに対応する形状であり、前記フロントカウルに対する取付状態において当該複数のパネルは袋状をなす、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  11. 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    前記複数のパネルのうち少なくとも一のパネルには、袋状をなす当該複数のパネルに溜まる水を排出する水抜き部が形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  12. 請求項11に記載の鞍乗型車両において、
    前記水抜き部は、前記フロントカウルに対する前記複数のパネルの取付状態において、当該水抜き部が形成された前記一のパネルの下端部に形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
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