JP2009107444A - バックドアステー支持構造 - Google Patents

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JP2009107444A JP2007280785A JP2007280785A JP2009107444A JP 2009107444 A JP2009107444 A JP 2009107444A JP 2007280785 A JP2007280785 A JP 2007280785A JP 2007280785 A JP2007280785 A JP 2007280785A JP 2009107444 A JP2009107444 A JP 2009107444A
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諭史 野口
Takao Koyama
隆夫 小山
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Abstract

【課題】バックドアインナパネルの軽量化を図りつつ、バックドア閉時のガスステーからのバックドア開方向への付勢力に起因するバックドアの変形を回避することのできるバックドアステー支持構造を提供する。
【解決手段】バックドアを開方向へ付勢するガスステー10がバックドアとリアピラー14との間に設けられ、バックドアが閉状態にあるとき、ガスステー10の矢印B方向への付勢力を受ける付勢力受け部材25をリアピラー14の車室側内壁面に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、跳ね上げ式のバックドアの開閉操作を補助するバックドアステーの支持構造に関する。
自動車の中には、図9に示すように、バックドア1を備えたものがある。図9におけるバックドア1は跳ね上げ式のバックドアであり、開ける際にはバックドア1はヒンジ2を中心にして矢印A方向に回動される。
バックドア1は、図10に示すように、バックドアアウタパネル3とバックドアインナパネル4とを備えており、その重量は大きい。このように重量のあるバックドア1を容易に開閉できるようにするために、バックドアステーとして、図11に示すガスステー5を設けるのが一般的である。
ガスステー5は、図11に示すように、車体のドア開口部を形成するリアピラー6とバックドア1との間に設けられ、上端がリアピラー6の上部に、下端がバックドアインナパネル4の車幅方向両端部にそれぞれ取り付けられ、バックドア1の開閉操作を補助している(例えば、特許文献1参照)。
特許第2552441号公報
ところで、最近は、重量を低減する目的でバックドアインナパネル4を薄肉化したり、樹脂製にしたバックドアが多くなっている。しかし、このようにバックドアインナパネル4の剛性を落とすと、バックドア閉時にバックドアインナパネル4のうち、ガスステー5の下端が取り付けられた部分にガスステーからのバックドア開方向への付勢力による応力が集中し、バックドアインナパネル4が変形を起こすという問題がある。
ガスステー5はバックドア1を閉めた状態のときに最も縮められており、ガスステー5からバックドアインナパネル4への負荷が最も大きく、しかもバックドア1は閉められた状態の時間が圧倒的に多い。このため、バックドアインナパネル4には長期に渡りガスステーからのバックドア開方向への付勢力による応力がかかり、バックドアが変形をする恐れがある。
この状態を防ぐために、図10に示すように、バックドアインナパネル4にレインフォース7を取り付けたバックドアも考えられているが、レインフォース7の分だけバックドア1の重量が増大するといった欠点がある。
本発明の課題は、バックドアインナパネルの軽量化を図りつつ、バックドア閉時のガスステーからのバックドア開方向への付勢力に起因するバックドアの変形を回避することのできるバックドアステー支持構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、バックドアを開方向へ付勢するバックドアステーがバックドアと車体との間に設けられ、前記バックドアが閉状態にあるとき、前記バックドアステーの付勢力を受ける付勢力受け部材を前記車体に設けたことを特徴としている。
上記構成によれば、バックドアが閉状態にあるときは、バックドアステーの付勢力は付勢力受け部材で受け止められ、バックドア本体には加わらない。その結果、バックドアの軽量化が可能となる。
本発明によれば、バックドアインナパネルの軽量化を図りつつ、バックドア閉時のガスステーからのバックドア開方向への付勢力に起因するバックドアの変形を回避することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係るバックドアステー支持構造を示している。本実施例では、バックドアステーとしてガスステー10が設けられている。ガスステー10は、シリンダ11と、このシリンダ11に進退自在に嵌挿されたロッド12とを有している。
なお、図1はバックドアが全閉状態となる直前(又は全閉状態から開け始めた直後)の様子を示しているが、図1ではバックドアは省略されている。また、図1は車幅方向右側のみの構成を示しているが、車幅方向左側の構成も同様である。
シリンダ11の上端には上部取付部13が設けられ、この上部取付部13には、ピン13Aが車幅方向外側に向けて立設されている。また、バックドアのドア開口部を形成するリアピラー14の上部には、ボルト15によってブラケット16が固定されている。そして、上部取付部13のピン13Aがブラケット16に結合され、ガスステー10はピン13A周りに回動自在となっている。
ロッド12の下端には下部取付部17が設けられ、この下部取付部17にはロッド12の軸方向に長い長孔17Aが形成されている。ロッド12は、シリンダ11によって矢印B方向に付勢されており、これによりバックドアは開方向へ付勢されている。
一方、図2に示すように、バックドア18には、バックドアインナパネル19の車幅方向端部にブラケット20が固定されている。このブラケット20はボルト21によって固定されている。また、ブラケット20には、図3に示すように、ピン22が立設され、このピン22の先端にはボール23が形成されている。そして、ピン22先端のボール23は、前記ロッド12下端の下部取付部17に形成された長孔17A内に嵌合されている。これにより、ガスステー10はピン22周りに回動自在となっている。
長孔17A内には、図4に示すように、板バネ24が設けられている。このようにすれば、ボール23が長孔17A内で片側に押し付けられ、ボール23が長孔17Aから外れるのを防ぐことができる。なお、板バネ24の代わりに、図4において、ボール23の下側にコイルバネを配置してもよい。
本実施例では、図1に示すように、リアピラー14(リアピラー14のうち車室側内壁)に付勢力受け部材25が取り付けられている。付勢力受け部材25の上面は、側面視で車体前部側が高く且つ車体後部側が低い傾斜面25A(図5も参照)を有している。この傾斜面25Aは、付勢力受け部材25の後部に形成されている。付勢力受け部材25の前部には水平面25B(図5も参照)が形成されている。
水平面25Bの部分を傾斜面とすることもできるが、当該傾斜面は傾斜面25Aよりも傾斜角度を緩くする必要がある。
次に、本実施例の作用について説明する。
バックドアを開状態から閉状態にすると、図5に示すように、ガスステー10のロッド12及びバックドア側のボール23は矢印Cのように移動し、ロッド12下端の下部取付部17の底面が付勢力受け部材25の水平面25Bに乗り上げる。この場合、付勢力受け部材25の後部には傾斜面25Aが形成されているので、ロッド12下端の下部取付部17が付勢力受け部材25に引っ掛かることはなく、下部取付部17の底面は付勢力受け部材25の水平面25Bにスムーズに乗り上げることができる。
下部取付部17の底面が付勢力受け部材25の水平面25Bに乗り上げると、ロッド12がシリンダ11側から受ける矢印B方向の付勢力(図1参照)を付勢力受け部材25で受け止めることになり、前記付勢力がボール23側(つまり、図2に示すバックドアインナパネル19側)に伝達されることがない。その結果、バックドアインナパネル19が樹脂製であっても、バックドアインナパネル19が肉痩せしたりすることが無く、バックドアインナパネル19が変形するのを回避することができる。
本実施例によれば、ガスステー10の付勢力がバックドア側に伝達されないため、バックドアのレインフォース(図10の符号7参照)を小型化でき、それにより、バックドアの重量を低減することができる。
また、付勢力受け部材25に傾斜面25Aを設けたので、車体に対して付勢力受け部材25が多少ずれて組み付けられていても、付勢力受け部材25の機能を十分に発揮させることが可能である。つまり、付勢力受け部材25の厳密な位置調整が不要となる。
また、付勢力受け部材25の水平面25Bでロッド12からの付勢力を受けるようにしたので、このとき生じる、付勢力受け部材25からロッド12に加わる反力のうち、水平方向(車体前後方)の反力を非常に小さくすることが可能となり、バックドアが全閉された状態を安定して維持することができる。
さらに、ロッド12下端の下部取付部17に長孔17Aを形成したので、ガスステー10やバックドア側のブラケット20(図2参照)がずれて取り付けられていても、そのずれを容易に吸収することができる。
図6〜図8は実施例2を示している。なお、図7は図6のSA−SA線に沿った断面図であり、図8は図6のSB−SB線に沿った断面図である。
本実施例では、ロッド12の下部に径の小さい縮径部30が設けられ、また、付勢力受け部材31は横断面コの字型に形成され、この横断面コの字型の部分31A内部に前記縮径部30が嵌合されるよう構成されている。
また、付勢力受け部材31の上面には、側面視で車体前部側が高く且つ車体後部側が低い傾斜面31Bが形成されている。そして、付勢力受け部材31は、図1で示した付勢力受け部材25と同様、リアピラー14(リアピラー14のうち車室側内壁)に取り付けられている。他の構成は実施例1の場合と同様である。
次に、本実施例の作用について説明する。
バックドアを開状態から閉状態にすると、図6に示すように、ガスステー10のロッド12及びバックドア側のボール23は矢印Cのように移動し、ロッド12下部の縮径部30が付勢力受け部材31の横断面コの字型の部分31Aに嵌合する。この場合、付勢力受け部材30の上面は傾斜面31Bとなっているので、ロッド12は、その縮径部30が前記横断面コの字型の部分31Aに容易に入り込むが、所定量入り込んだ所で停止する。
このとき、ロッド12の縮径部30の上部段付部30A(図8参照)は付勢力受け部材30の傾斜面31Bに当接しており、ロッド12がシリンダ11側から受ける矢印B方向の付勢力(図1参照)を付勢力受け部材31で受け止めることになり、前記付勢力がボール23側(つまり、図2に示すバックドアインナパネル19側)に伝達されることがない。その結果、バックドアインナパネル19が樹脂製であっても、バックドアインナパネル19が肉痩せしたりすることが無く、バックドアインナパネル19にクリープ現象(樹脂製のバックドアインナパネル4にガスステー5から常に負荷が掛かっていると、その負荷が掛かっている部分が肉痩せする現象)が発生するのを回避することができる。
本実施例によれば、ガスステー10の付勢力がバックドア側に伝達されないため、バックドアのレインフォース(図10の符号7参照)を小型化でき、それにより、バックドアの重量を低減することができる。
また、付勢力受け部材31に傾斜面31Bを設けたので、車体に対して付勢力受け部材31が多少ずれて組み付けられていても、付勢力受け部材31の機能を十分に発揮させることが可能である。つまり、付勢力受け部材31の厳密な位置調整が不要となる。
なお、本実施例の場合も、付勢力受け部材31の上面に水平面を設けることができる。すなわち、付勢力受け部材の上面前部に水平面を、上面後部に前記水平面に繋がった傾斜面をそれぞれ設けてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
実施例1によるバックドアステー支持構造の斜視図である。 ガスステーの下端部が取り付けられる、バックドア側のブラケットの正面図である。 ガスステーのロッドの下部取付部がバックドア側のブラケットに取り付けられた様子を示す図である。 図3の構成において、板バネによってボールを係止した様子を示す図である。 ガスステーのロッドの下部取付部が付勢力受け部材に乗り上げる様子を示す図である。 実施例2を示しており、ガスステーのロッドに設けられた縮径部が付勢力受け部材に嵌合する様子を示す図である。 図6のSA−SA線に沿った断面図である。 図6のSB−SB線に沿った断面図である。 バックドアを備えた車両の斜視図である。 バックドアの分解斜視図である。 バックドアを開いたときの部分斜視図である。
符号の説明
10 ガスステー(バックドアステー)
11 シリンダ
12 ロッド
13 上部取付部
14 リアピラー
17 下部取付部
19 バックドアインナパネル
25 付勢力受け部材
25A 傾斜面
25B 水平面
30 縮径部
30A 上部段付部
31 付勢力受け部材
31A 横断面コの字型の部分
31B 傾斜面

Claims (6)

  1. バックドアを開方向へ付勢するバックドアステーがバックドアと車体との間に設けられ、
    前記バックドアが閉状態にあるとき、前記バックドアステーの付勢力を受ける付勢力受け部材を前記車体に設けたことを特徴とするバックドアステー支持構造。
  2. 前記付勢力受け部材は車体のリアピラー内壁に取り付けられ、前記付勢力受け部材の上面は、側面視で車体前部側が高く且つ車体後部側が低い傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のバックドアステー支持構造。
  3. 前記傾斜面は前記付勢力受け部材の後部に設けられ、前記付勢力受け部材の前部には、前記傾斜面に繋がった水平面が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のバックドアステー支持構造。
  4. 前記バックドアステーは、上端に上部取付部を有するシリンダと、該シリンダに進退自在に嵌挿され下端に下部取付部を有するロッドとを有し、前記シリンダの上部取付部が前記車体に、前記ロッドの下部取付部が前記バックドアにそれぞれ取り付けられており、前記付勢力受け部材は、前記ロッドの下部取付部底面に当接することを特徴とする請求項1,2又は3に記載のバックドアステー支持構造。
  5. 前記付勢力受け部材は横断面コの字型に形成され、且つ前記ロッドには径の小さい縮径部が一部に設けられ、前記付勢力受け部材の横断面コの字型の部分内部に前記ロッドの縮径部が嵌合されるとともに、前記縮径部の上部段付部が前記付勢力受け部材の上面に当接することを特徴とする請求項1,2又は3に記載のバックドアステー支持構造。
  6. 前記ロッドの下部取付部には当該ロッドの軸方向に長い長孔が形成され、該長孔に、前記バックドアに固定されたピンが係合することにより、前記ロッドが前記バックドアに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバックドアステー支持構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021348A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Aisin Seiki Co Ltd 車両用開閉体開閉装置
CN107795224A (zh) * 2017-09-01 2018-03-13 佛山市欧美达电器科技制造有限公司 汽车智能电动尾门支撑结构
JP2019166933A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社ホンダアクセス 扉開閉補助装置

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