JP2009106973A - アーク溶接用トーチ - Google Patents

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Abstract

【課題】曲がり癖のある溶接ワイヤが供給されて、溶接ワイヤの曲がり癖による付勢を受けても、チップの軸孔の中心位置が安定し、溶接ワイヤの先端がふらつかずに安定状態を維持するアーク溶接用トーチを提供する。
【解決手段】リング7の中心孔71にサブトーチ3を嵌入し、ノズル本体5から供給されるシールドガスがリング7の複数の通気孔72,72,・・・から流出し、サブトーチ3の中央付近の軸周りに設けたガス排出口33から流出されるシールドガスを避けて、シールドガス間の間隙を通過するようにリング7の位置が誘導される作用により、リング7の中心孔71に嵌入されたサブトーチ3をノズルカバー9の中心位置に維持させるように付勢するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶接ワイヤを連続的に供給してアーク溶接するのに利用されるアーク溶接用トーチに関するものである。
アーク溶接では、トーチ本体の先端部にチップを同軸に装着し、チップの軸孔を挿通してトーチ先端から突出させた溶接ワイヤを被溶接物に接近し、炭酸ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどからなる溶接用酸化防止ガス(以下、シールドガスという)をトーチ先端より吹き出し、被溶接物と溶接ワイヤの間に発生するアークの周囲をシールドガスで覆い、大気中の空気が溶接部に流入するのを防止しながら、アークにより被溶接物及び溶接ワイヤを溶融させて溶接ビードを形成し溶接している。
例えば、特開2007−54872号公報に記載のガス被包アーク溶接用溶接トーチは、トーチ本体とチップが接合され連通形成される中空領域に、径が細くシールドガス噴出孔を有する小径通路が設けられることにより、シールドガスが径の細い小径通路を通過する際に、その流れを制限される。このことにより、シールドガスの噴出流量を低下させることができる。
特開2007−54872号公報
この種のアーク溶接用トーチは、軸孔に溶接ワイヤを挿通するチップがトーチ本体の先端部に根元部分で取付けられるとともに、チップを内包するように溶接ノズルがトーチ本体に取付けられ、溶接ノズルとチップ間にシールドガス流路としての空間部が設けられて、チップの先端がトーチ本体から突出して自由端となっている。また、チップの軸孔を挿通する溶接ワイヤは、アークで溶融して消耗するので図示しないリールに巻かれ、リールから定量づつ供給されている。そのため、溶接ワイヤの曲がり癖によりチップの先端部がふらついて、溶接時に溶接ワイヤ先端が狙い位置から外れたり、ビードが蛇行するという問題がある。
本発明は、前記課題を解決するもので、軸孔に溶接ワイヤを挿通するチップがトーチ本体から突出して自由端の配置となっているアーク溶接用トーチにおいて、リールに巻かれて曲がり癖のある溶接ワイヤがリールから供給されて、溶接ワイヤの曲がり癖による付勢を受けても、チップの軸孔の中心位置が安定し、溶接ワイヤの先端がふらつかずに安定状態を維持するアーク溶接用トーチを提供するものである。
また、本発明は、溶接時に飛散してノズルカバー先端に突進してくるスパッタをノズルカバーの吹出口の手前で遮蔽するアーク溶接用トーチを提供するものである。
また、本発明は、ノズルカバー先端のガス吹出口からシールドガスを外部に均等圧で噴射させるようにしたアーク溶接用トーチを提供するものである。
前記課題を解決するために請求項1記載の発明は、シールドガス及び溶接ワイヤが通過する第1軸孔を有するとともに先端近傍の軸周りに前記第1軸孔に連通してシールドガスが流出される複数の横孔を設けたガス放出口を有するトーチ本体と、末端が前記トーチ本体の先端に同軸に装着されて前記トーチ本体から供給されるシールドガス及び前記溶接ワイヤが通過し先端がチップを装着するためのチップ受口に形成されている第2軸孔を有するとともに中央の軸周りに前記第2軸孔に連通してシールドガスが流出される複数の横孔を設けたガス排出口を有するサブトーチと、末端が前記トーチ本体の外周に絶縁して取付けられて前記トーチ本体及び前記サブトーチを内包し、前記ガス放出口から供給されるシールドガスを先端開口から流出させるノズル本体と、前記溶接ワイヤが挿通される第3軸孔を有し前記サブトーチの前記チップ受口に装着されるチップと、前記サブトーチが嵌入される中心孔を有し、軸方向の通気孔が前記中心孔のまわりに複数設けられ、前記ノズル本体の先端と前記サブトーチのガス排出口との間に配置され、前記ノズル本体から供給されるシールドガスを前記通気孔から流出させて、前記通気孔から流出するシールドガスが前記ガス排出口の各横孔から流出されるシールドガスの作用により前記各横孔から流出されるシールドガス間の間隙にくるように位置を誘導されるリングと、前記サブトーチの先端に取付けられて前記チップを内包し、前記溶接ワイヤが先端の孔に挿通されるワイヤガイドと、末端が前記ノズル本体に取付けられ、前記リングが筒内に遊嵌されて前記サブトーチを内包するとともに先端開口から前記ワイヤガイドを同軸に所定長さ突出させて前記先端開口と前記ワイヤガイドとの間に環状のガス吹出口が形成され、前記ノズル本体から供給されるシールドガスを前記ワイヤガイドの外周に沿って外部に噴射させるノズルカバーと、を備え、前記リングが、前記各通気孔から流出するシールドガスが前記ガス排出口の各横孔から流出されるシールドガス間の間隙にくるように位置を誘導されることで、前記中心孔に嵌入されたサブトーチを前記ノズルカバーの中心位置に維持させるように付勢することを特徴とするアーク溶接用トーチである。
また、請求項2記載の発明は、前記リングは多角筒の各角部を前記ノズルカバーの筒の内面と合致する曲面にした形状であって、前記ノズルカバーの筒内に遊嵌されて前記ノズルカバーの筒の内面と前記リングの外周面との間に軸方向に通気可能な透き間部が形成され、前記各角部に軸方向の通気孔が設けられた請求項1記載のアーク溶接用トーチである。
また、請求項3記載の発明は、前記リングは円筒形状であって、前記中心孔のまわりに軸方向の通気孔が前記ガス排出口の横孔の数に一致した数またはその倍数設けられた請求項1記載のアーク溶接用トーチである。
また、請求項4記載の発明は、前記ノズルカバーとワイヤガイドがセラミックス製であるとともに、前記サブトーチの末端に装着されて前記サブトーチの末端が前記トーチ本体の先端に装着される位置を設定して、前記ノズルカバーの前記ガス吹出口からワイヤガイドが突出する長さを設定する手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接用トーチである。
また、請求項5記載の発明は、前記ノズルカバーは、前記リングと前記ガス吹出口との間に前記ノズル本体の他端開口から供給されるシールドガスを溜める空部を有し、シールドガスを前記空部に溜めて他端側のガス吹出口から外部に圧力を高めて噴射させるようにしてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接用トーチである。
本発明のアーク溶接用トーチは、チップの軸孔を挿通する溶接ワイヤから、曲がり癖による付勢を受けても、チップの軸孔の中心位置が安定し、溶接ワイヤの先端がふらつかずに安定状態を維持するものである。
また、本発明のアーク溶接用トーチは、ノズルカバーとワイヤガイドがセラミックス製であって、溶接時に飛散してノズルカバー先端に突進してくるスパッタをノズルカバーの吹出口の手前でワイヤガイドが遮蔽するようにしている。そのため、ノズルカバーの吹出口にスパッタが付着せず溶接部近傍の確実な酸化防止ができる。また、セラミックス製のノズルカバー、ワイヤガイドは、表面が球面状のセラミックス製であるので付着しにくいし、一次的に付着しても後から衝突するスパッタにより剥離するので、ノズルカバー、ワイヤガイドの先端部にスパッタが付着してしまうことはない。
また、本発明のアーク溶接用トーチは、ノズルカバー内にシールドガスを溜める空部を設け、ノズル本体から供給されるシールドガスを空部に溜めて、先端のガス吹出口から外部に圧力を高めて噴射させるようにしたものである。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す縦断面図、図2(a)、(b)は、リングの作用を説明するための部分拡大横断面図、図3(a)は分解斜視図、図3(b)は左半分を断面にした分解正面図である。
図1〜図3において、アーク溶接用トーチ1は、トーチ本体2と、トーチ本体2の先端に同軸に装着されるサブトーチ3と、トーチ本体2の外周に絶縁して取付けられるフランジ筒4と、末端がフランジ筒4に取付けられてトーチ本体2の先端近傍及びサブトーチ3を内包するノズル本体5と、サブトーチ3の先端に装着されるチップ6と、サブトーチ3が嵌入されノズル本体5の内部に装着されるリング7と、サブトーチ3の先端に取付けられチップ6を内包するワイヤガイド8と、一端がノズル本体5の先端に取付けられるノズルカバー9とから構成されている。
トーチ本体2は、シールドガスが通過する第1軸孔21を有するとともに先端近傍の軸周りに等角度に第1軸孔21に連通してシールドガスが流出される複数の横孔22,22・・・を設けたガス放出口23を有している。そして、第1軸孔21を挿通して溶接ワイヤWが供給されている。また、トーチ本体2の先端には、雌ねじ2aが形成されている。
サブトーチ3は、真鍮製で両端に雄ねじ3a,3bが形成されるとともに、中心を貫通して第2軸孔31が設けられている。サブトーチ3は、末端の雄ねじ3bにナット10が螺合された状態で、トーチ本体2の先端の雌ねじ2aに螺合されて、トーチ本体2の先端に固着される。そして、サブトーチ3は、第2軸孔31が第1軸孔21に連通して第1軸孔21から供給される溶接ワイヤWが第2軸孔31を挿通する。この場合、サブトーチ3の末端の雄ねじ3bにナット10が螺合する位置で、トーチ本体2の先端からサブトーチ3の先端が突出する長さが設定される。また、第2軸孔31の先端近傍の孔内は、他の部分より径が大きく形成されて、チップ6を装着可能なチップ受口30となっている。また、サブトーチ3は、中央付近の軸周りに、第2軸孔31に連通する複数の横孔32を等角度間隔に設けたガス排出口33を有している。
フランジ筒4は、金属製でトーチ本体2の外周に絶縁部材41を介して固着されており、先端に雄ねじ4aが形成されている。
ノズル本体5は、アルミニウム製で末端に形成された雌ねじ5bがフランジ筒4の先端の雄ねじ4aに螺合されてフランジ筒4を介してトーチ本体2の外周に絶縁して取付けられ、トーチ本体2及びサブトーチ3を内包し、ガス放出口23から供給されるシールドガスを他端開口51から流出させる。また、ノズル本体5の先端には、雄ねじ5aが形成されている。
チップ6は、クロム銅製で中心を貫通して第3軸孔61が設けられ、この第3軸孔61に溶接ワイヤWが挿通されて、サブトーチ3のチップ受口30に装着される。
リング7は、セラミックス製で図2(a)に示す多角筒状(図2(a)では四角筒)のリング7aと、図2(b)に示す円筒状のリング7bが適用される。リング7a,7bのいずれの場合も、断面円形の中心孔71が設けられ、また、中心孔71のまわりに軸方向の複数の通気孔72,72,・・・が設けられて、中心孔72にサブトーチ3が嵌入される。リング7は、ノズルカバー9に遊嵌してノズル本体5の先端に配置されることで、軸方向の通気孔72の数が形状によって相違するが、この説明については後述する。
ワイヤガイド8は、セラミックス製で底部8aを有する筒状であって、筒内に雌ねじ8bが形成されるとともに、先端の底部8aの中心には、軸方向に孔81が設けられている。そして、ワイヤガイド8は、先端の孔81に溶接ワイヤWが挿通されて、雌ねじ8bをサブトーチ3の先端の雄ねじ3aに螺合してサブトーチ3に取付けられ、チップ6の先端を内包し支持する。
ノズルカバー9は、セラミックス製の筒状であって、末端に雌ねじ9bが形成されており、先端に開口92が設けられている。そして、末端近傍の筒内91にリング7を遊嵌した状態で、末端の雌ねじ9bをノズル本体5の先端に設けられた雄ねじ5aに螺合してノズル本体5に取付けられる。これにより、ノズルカバー9は、サブトーチ3の先端に取付けたワイヤガイド8を開口92から突出させてサブトーチ3を内包する。そのため、開口92は、中央にワイヤガイド8が配置された環状の吹出口92aとなる。
また、リング7は、ノズル本体2の先端、且つサブトーチ3のガス排出口33の真上に設置され、ノズル本体から供給されるシールドガスが複数の通気孔72,72,・・・から下部に流出するようになっているが、サブトーチ3のガス排出口33の各横孔32,32から流出されるシールドガスが、通気孔72から流出するシールドガスの流れを妨げるように作用する。そのため、リング7は、通気孔72から流出するシールドガスが、ガス排出口33の各横孔32,32から流出されるシールドガスを避けて、シールドガス間の間隙を通過するように位置を誘導される。このシールドガス間の間隙の数がガス排出口33の各横孔32,32,・・・の数と同じであるから、通気孔72の数をガス排出口の横孔の数に一致した数またはその倍数設けると、リング7は、通気孔72から流出するシールドガスが、ガス排出口33の各横孔32,32から流出されるシールドガスが、ガス排出口33の各横孔32,32から流出されるシールドガス間の間隙を通過するように位置を誘導される作用により、中心孔71に嵌入されたサブトーチ3をノズルカバー9の中心位置に維持させるように付勢する。
リング7として、多角筒状(図2(a)では四角筒)のリング7aが適用される場合、ノズルカバー9の筒内に遊嵌されると、ノズルカバー9の筒の内面とリング7aの外周面7bとの間に軸方向に通気可能な透き間部73,73、・・が形成される。これらの透き間部73,73、・・は、角部間の位置となり、また、図中Xで示した透き間部73の中間の位置73aは角部間の中間位置となるので、軸方向の通気孔72,72,・・・をリング7aの各角部に設けると、リング7aの中心孔のまわりには、透き間部73の数を含めて軸方向の通気孔72,72,・・・が、ガス排出口の横孔の数に一致して、等角度に設けられる。
また、リング7として、円筒状のリング7bが適用される場合、リング7aの中心孔のまわりに軸方向の通気孔72,72,・・・をガス排出口の横孔の数に一致した数またはその倍数設けるとよい。
リング7の下部には、空部93が設けられており、リング7を通過したシールドガスやサブトーチ3のガス排出口33から流出されるシールドガスを溜めて、狭い環状の吹出口92aから吹出させると、シールドガスは、ガス圧が高められて略均等な圧力で筒状に吹出される。
次にアーク溶接用トーチ1の溶接時の動作について説明する。溶接時には、トーチ本体2に図示しないリールから溶接ワイヤWが供給され、トーチ先端のワイヤガイド8から突出させた溶接ワイヤWを被溶接物100接近させて、吹出口92aからシールドガスを吹出しながらアークにより被溶接物100及び溶接ワイヤWを溶融させて溶接ビード101を形成し溶接する。
この溶接時には、チップ6は、溶接ワイヤWから曲がり癖を受けるが、ノズルカバー9内において、ノズル本体5から供給されるシールドガスがリング7の複数の通気孔72,72,・・・から流出し、サブトーチ3のガス排出口33から流出されるシールドガスを避けて、シールドガス間の間隙を通過するようにリング7の位置が誘導される。リング7は、前述の位置が誘導される作用により、中心孔71に嵌入されたサブトーチ3をノズルカバー9の中心位置に維持させるように付勢する。これにより、チップ6が溶接ワイヤWから曲がり癖による付勢を受けても、サブトーチ3がノズルカバー9の中心位置を維持するように付勢されるので、チップ6の位置が安定し、溶接ワイヤの先端がふらつかずなくなる。
また、ワイヤガード6は、先端の孔81と溶接ワイヤWとの間の隙間からシールドガスを噴射して、溶接部を冷却する。このとき、ノズルカバー9の筒内に遊嵌したリング7の下部に設けた空部93にシールドガスが溜められて、狭い環状の吹出口92aから吹出させるので、ガス圧が高められ環状の吹出口92aから十分なガス圧のシールドガスが略均等の圧力で筒状に吹出される。そのため、吹出口92aから噴射されたシールドガスは、溶接部分に筒状に集中して、ワイヤガード6の先端の孔81から噴射されるシールドガスを覆って筒状のガスカーテンを形成する。
この場合、サブトーチ3の末端の雄ねじ3bに螺合するナット10の位置を予め調整して、トーチ本体2の先端から、サブトーチ3の先端に取付けたワイヤガイド8の突出する長さを、溶接時に飛散してノズルカバー9先端に突進してくるスパッタを吹出口92の手前でワイヤガイド8が遮蔽可能な位置に設定しておくと良い。そうすることで、ノズルカバー9の吹出口92にスパッタが付着せず溶接部近傍の確実な酸化防止ができる。
ノズルカバー9とワイヤガイド8は、セラミックス製で表面が球面状のセラミックス製であるから、スパッタが付着しにくいし、一次的に付着しても後から衝突するスパッタにより剥離するので、ノズルカバー9、ワイヤガイド8の先端部にスパッタが付着してしまうことはない。
本発明の実施例1を示す縦断面図である。 (a)、(b)は、リングの作用を説明するための部分拡大横断面図である。 (a)は図1の分解斜視図、(b)は図1の左半分を断面にした分解正面図ある。
符号の説明
1 アーク溶接用トーチ
2 トーチ本体
2a,4a,5b,8b 雌ねじ
3a,3b,5a,9b 雄ねじ
3 サブトーチ
4 フランジ筒
5 ノズル本体
6 チップ
7,7a,7b リング
8 ワイヤガイド
9 ノズルカバー
10 ナット
21 第1軸孔
22,32 横孔
23 ガス放出口
30 チップ受口
31 第2軸孔
33 ガス排出口
41 絶縁部材
51 開口
61 第3軸孔
71 中心孔
72 通気孔
73 透き間部
81 挿通孔
91 筒内
92 開口
92a 吹出口
93 空部
100 被溶接物
101 溶接ビード
W 溶接ワイヤ

Claims (5)

  1. シールドガス及び溶接ワイヤが通過する第1軸孔を有するとともに先端近傍の軸周りに前記第1軸孔に連通してシールドガスが流出される複数の横孔を設けたガス放出口を有するトーチ本体と、
    末端が前記トーチ本体の先端に同軸に装着されて前記トーチ本体から供給されるシールドガス及び前記溶接ワイヤが通過し先端がチップを装着するためのチップ受口に形成されている第2軸孔を有するとともに中央の軸周りに前記第2軸孔に連通してシールドガスが流出される複数の横孔を設けたガス排出口を有するサブトーチと、
    末端が前記トーチ本体の外周に絶縁して取付けられて前記トーチ本体及び前記サブトーチを内包し、前記ガス放出口から供給されるシールドガスを先端開口から流出させるノズル本体と、
    前記溶接ワイヤが挿通される第3軸孔を有し前記サブトーチの前記チップ受口に装着されるチップと、
    前記サブトーチが嵌入される中心孔を有し、軸方向の通気孔が前記中心孔のまわりに複数設けられ、前記ノズル本体の先端と前記サブトーチのガス排出口との間に配置され、前記ノズル本体から供給されるシールドガスを前記通気孔から流出させて、前記通気孔から流出するシールドガスが前記ガス排出口の各横孔から流出されるシールドガスの作用により前記各横孔から流出されるシールドガス間の間隙に誘導されるリングと、
    前記サブトーチの先端に取付けられて前記チップを内包し、前記溶接ワイヤが先端の孔に挿通されるワイヤガイドと、
    末端が前記ノズル本体に取付けられ、前記リングが筒内に遊嵌されて前記サブトーチを内包するとともに先端開口から前記ワイヤガイドを同軸に所定長さ突出させて前記先端開口と前記ワイヤガイドとの間に環状のガス吹出口が形成され、前記ノズル本体から供給されるシールドガスを前記ワイヤガイドの外周に沿って外部に噴射させるノズルカバーと、を備え、
    前記リングが、前記各通気孔から流出するシールドガスが前記ガス排出口の各横孔から流出されるシールドガス間の間隙にくるように位置を誘導されることで、前記中心孔に嵌入されたサブトーチを前記ノズルカバーの中心位置に維持させるように付勢することを特徴とするアーク溶接用トーチ。
  2. 前記リングは多角筒の各角部を前記ノズルカバーの筒の内面と合致する曲面にした形状であって、前記ノズルカバーの筒内に遊嵌されて前記ノズルカバーの筒の内面と前記リングの外周面との間に軸方向に通気可能な透き間部が形成され、前記各角部に軸方向の通気孔が設けられた請求項1記載のアーク溶接用トーチ。
  3. 前記リングは円筒形状であって、前記中心孔のまわりに軸方向の通気孔が前記ガス排出口の横孔の数に一致した数またはその倍数設けられた請求項1記載のアーク溶接用トーチ。
  4. 前記ノズルカバーとワイヤガイドがセラミックス製であるとともに、
    前記サブトーチの末端に装着されて前記サブトーチの末端が前記トーチ本体の先端に装着される位置を設定して、前記ノズルカバーの前記ガス吹出口からワイヤガイドが突出する長さを設定する手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接用トーチ。
  5. 前記ノズルカバーは、前記リングと前記ガス吹出口との間に前記ノズル本体の他端開口から供給されるシールドガスを溜める空部を有し、シールドガスを前記空部に溜めて他端側のガス吹出口から外部に圧力を高めて噴射させるようにしてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接用トーチ。
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