JP2009106671A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的、物理的な状態変化で信頼度等を報知することで、実際に手で触れ得るような実感のある演出を遊技者に味わわせるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】透過可能部35bの前側にて、視認可能な状態と視認不可能な状態とに進退自在なフィギュアモデル55,57と、透過可能部35bの後側にて、該透過可能部35bが透過状態に切り換わったとき視認し得る位置と視認し得ない位置とに進退自在なフィギュアモデル56,58とを有し、演出制御手段91及び表示制御手段92が、透過可能部35bの非透過状態にてフィギュアモデル55,57を進退させた後、透過可能部35bを透過状態に切り換えるように制御する。これにより、機械的、物理的なフィギュアモデルを用いて、透過可能部35bが透過状態になる前と後とで信頼度を変化させる新奇な演出を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、立体造形物による演出を改善した遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカーを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時(つまり、特別遊技状態の抽選に当選した時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
上記パチンコ機において、次のようなものが存在する(特許文献1参照)。すなわち、該パチンコ機では、リーチ1、リーチ2、リーチ3の順で変動期間を長く設定すると共に、この順で大当り信頼度を「小」「中」「大」に設定し、またこのようなリーチ変動期間(リーチ周回数)に応じて画像表示部に表示する人形キャラクタを順次増大するように制御する。これにより、リーチ変動期間に応じて大当り信頼度が高くなる旨を人形キャラクタの変化表示の度合いで視覚的にアピールしている。
特開平09−182848号公報
しかし、上記特許文献1に記載のパチンコ機では、大当たり信頼度を画像表示部での画像変化のみで報知するように構成されており、単に映像を見るだけの状況に終始するため、実際に手で触れ得るような実感が無い単調な演出となり、面白味に欠けていた。
そこで本発明は、機械的、物理的な状態変化で信頼度等、種々の事象を報知することで、実際に手で触れ得るような実感のある演出を遊技者に味わわせるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図6参照)、少なくとも画面(35a)の一部が透過状態と非透過状態とに切り換わる透過可能部(35b)として構成されるパネル状の画像表示装置(35)と、
前記透過可能部(35b)の前側にて、視認可能な状態と視認不可能な状態とに進退自在な第1の立体造形物(55,57)と、
前記透過可能部(35b)の後側にて、該透過可能部(35b)が透過状態に切り換わったとき視認し得る位置と視認し得ない位置とに進退自在な第2の立体造形物(56,58)と、
前記透過可能部(35b)の非透過状態にて前記第1の立体造形物(55,57)を進退させた後、前記透過可能部(35b)を透過状態に切り換えるように制御する制御手段(91,92)と、を備える、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図3参照)、前記第1及び第2の立体造形物(55,56,57,58)をそれぞれ前記透過可能部(35b)の前側及び後側にて進退自在となるように収容し得る収容部(49)を備え、
該収容部(49)には、前記第1及び第2の立体造形物を上昇位置(図3の二点鎖線で示す位置)と下降位置(図3の実線で示す位置)とに切り換える昇降装置(59)が収容配置されてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1〜図3及び図5参照)、遊技領域(3a)に打ち出された遊技球(Ba)の入賞を契機として特別遊技状態に移行するか否かを抽選する抽選手段(83)を備え、
前記昇降装置(59)は、前記抽選手段(83)による抽選に伴って決定される演出態様に応じた前記第1及び第2の立体造形物を前記透過可能部(35b)の前側及び/又は後側に進出させてなる、
請求項2記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、透過可能部の前側にて、視認可能な状態と視認不可能な状態とに進退自在な第1の立体造形物と、透過可能部の後側にて、該透過可能部が透過状態に切り換わったとき視認し得る位置と視認し得ない位置とに進退自在な第2の立体造形物とを有し、制御手段が、透過可能部の非透過状態にて第1の立体造形物を進退させた後、透過可能部を透過状態に切り換えるように制御するので、機械的、物理的な立体造形物を用いて、透過可能部が透過状態になる前と後とで、種々の事象を変化させた形で報知する新奇な演出を行うことができる。当該報知し得る事象には、例えば大当たり信頼度や、大当たり種別が遊技者にとってより有利な種別に昇格するか否かの信頼度(例えば、確率変動状態への昇格確率)に係るもの、確率変動状態が潜伏している潜伏確率に係るもの、遊技中の大当たり確率が高確率から通常確率に降格している可能性を示唆するものがあり、更には、遊技機が所謂1種2種としての機能を有する場合における1種遊技から2種遊技に移行する期待度などがある。
例えば、画面全域で通常演出に係る表示を行いつつ次なる図柄変動の開始時等に信頼度報知に係る演出が行われる場合、透過可能部の前側に第1の立体造形物を進出させた後に透過可能部を透過させた際、例えば第1の立体造形物が1個であるとその信頼度は低いが、透過状態になった透過可能部の後側に第2の立体造形物が1個か2個あれば、当初の信頼度が高まったことになる。従って、その時点で遊技者は期待感を持って、その後に画面上で発展する演出に目を見張ることになる。また例えば、第1の立体造形物が2個であるとその信頼度は低くはないが、透過状態になった透過可能部の後側に立体造形物が1個もない場合には、信頼度は変化せず、従って、遊技者は、次回の信頼度演出に期待をかけるような気持ちになる。また、第1及び第2の立体造形物それぞれの種類の組み合わせに係る演出、並びに、第1及び第2の立体造形物をそれぞれ段階的に出現させる演出も行うことができる。これらの演出は、従来のような単なる画面表示ではなく、機械的、物理的な第1及び第2の立体造形物の出現状況で信頼度の程度を推し量るため、実際に手で触れ得るような実感を湧かせ、面白味を出して興趣を高めることができる。
請求項2に係る本発明によると、第1及び第2の立体造形物をそれぞれ透過可能部の前側及び後側に進退自在となるように収容し得る収容部を備え、該収容部に、第1及び第2の立体造形物を上昇位置と下降位置とに切り換える昇降装置を収容配置したので、収容部にて立体造形物を昇降動作させることにより、透過可能部の前側と後側での立体造形物の出現位置を容易に変化させることができる。
請求項3に係る本発明によると、抽選手段が、遊技領域に打ち出された遊技球の入賞を契機として特別遊技状態に移行するか否かを抽選し、昇降装置が、抽選手段による抽選に伴って決定される演出態様に応じた第1及び第2の立体造形物を透過可能部の前側及び/又は後側に進出させるので、例えば、リーチ開始時のような所定のタイミングで、位置している立体造形物の個数が多かったり、その種類が信頼度の高いものであったりする場合、遊技者は特別遊技に移行するのではという期待感を膨らませることになり、逆に個数が少なかったり、その種類が信頼度の低いものであったりする場合には、今回のリーチは特別遊技への移行は無理かもしれないから次のリーチに期待を持とう等と遊技者に思わせることになり、遊技に減り張りをつけることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂1種1種や1種2種など他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。なお、図1は、本発明の実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たり(特別遊技状態)が発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上部中央には演出用照明装置8が配設されている。そして、前扉7における遊技盤3の左右上方及び左右下方には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠したり解放したりするための施錠装置18が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右側には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球を遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
遊技領域3aの中央部には、該遊技領域3aに打ち出された遊技球を導入し得るワープ導入口37を有するセンター飾り(センター役物)23が配設されている。このセンター飾り23の中央部分には開口部36が形成され、かつ該開口部36の下部には、遊技領域3aに打ち出された遊技球を受け入れて転動させるステージSが設けられている。センター飾り23のステージSにおける左方には、ワープ導入口37から導入された遊技球をステージSに放出する放出口29が形成されている。ステージSの中央下部には、該ステージS上を転動して案内口(図示せず)に落下した遊技球を始動チャッカー27に向けて落下させるための放出口28が形成されている。該放出口28は、ワープ導入口37から受け入れた遊技球を始動チャッカー27に高確率(略々100%)で入賞させ得るように位置決めされている。遊技領域3aのワープ導入口37を臨む位置には、一対の障害釘39が植設されている。
遊技盤3には透明液晶表示パネル(画像表示装置)35が、ステージSの上方に位置する開口部36から画面35aを露出させた状態で、ステージSの後側にて上下方向に起立するように装着固定されている。透明液晶表示パネル35(図5も併せて参照)は、表示制御手段92の表示コントローラ92aから制御信号に基づくLCDドライバ33からの駆動信号に応じて駆動される。また、センター飾り23の左右下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,26a,26bが配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー27とアタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図5参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数(ラウンド数)は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左右に風車31が配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左右には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、一般入賞口25a,25b,26a,26b、始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。また、センター飾り23における右側部23aと右下側部23bとの交差部には、演出装置54が配置されている。該演出装置54は、後述する透過可能部35bの前側及び後側にて進退自在な複数のフィギュアモデル55,56,57,58を有している。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27の左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
次に、センター飾り23内に配置された演出装置54の構造について、図1とともに図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は、透過可能部35b付近に配置された演出装置54を示す正面図、図3は、透過可能部35b付近に配置された演出装置54を示す側面図である。
図1ないし図3に示すように、右側部23aと右下側部23bとの交差部の近傍には、透明液晶表示パネル35の画面35aにおける透過可能部35bが位置しており、当該交差部の近傍には演出装置54が配置されている。演出装置54は、図3に示すように、センター飾り23におけるステージSの奥側(図3の右方)にて、透明液晶表示パネル35の画面35aにおける図1右側下部に位置する透過可能部35bに対応するように配置され、透過可能部35bの前側にて上下方向に進退移動(即ち、視認可能な状態と視認不可能な状態とに進退移動)させられるフィギュアモデル55,57と、透過可能部35bの後側にて上下方向に進退移動(即ち、透過可能部35bが透過状態に切り換わったとき視認し得る位置と視認し得ない位置とに進退移動)させられるフィギュアモデル56,58と、を有している。なお、フィギュアモデル55,57は本発明に係る第1の立体造形物を構成し、フィギュアモデル56,58は本発明に係る第2の立体造形物を構成している。
フィギュアモデル55,56,57,58は、互にサイズ及び種類の異なるもので、透過可能部35bの前側における左側に位置するフィギュアモデル55は力のある王様的な形状を呈し、透過可能部35bの前側における右側に位置するフィギュアモデル57は王様より力の小さい兵隊的な形状を呈する。また、正面視においてフィギュアモデル55,57間に位置するように透過可能部35bの後側に設けられたフィギュアモデル56は王様よりやや力が小さい王女様的な形状を呈し、正面視においてフィギュアモデル57と右側部23aとの間に位置するように透過可能部35bの後側に設けられたフィギュアモデル58は、兵隊のフィギュアモデル57より更に力の小さい兵隊的な形状を呈する。上昇して透過可能部35bの前後に出現した場合、大当たり信頼度はフィギュアモデル55→56→57→58の順に低くなるものとして予め定められる。
センター飾り23の右下側部23bにおいて、透過可能部35bを挟んだ前後位置には、フィギュアモデル55,56,57,58をそれぞれ透過可能部35bの前側及び後側に進退自在となるように収容し得る収容部49を有している。該収容部49には、フィギュアモデル55〜58を上昇位置(図3の二点鎖線で示す位置)と下降位置(図3の実線で示す位置)とに切り換える昇降装置59が収容配置されている。収容部49の上壁部において、透過可能部35bの前側にはフィギュアモデル55,57を上下方向で進退動作させ得るように形成された開口部49aが設けられ、透過可能部35bの後側にはフィギュアモデル56,58を上下方向で進退動作させ得るように形成された開口部49bが設けられている。
なお、本実施形態における昇降装置59は、後述の抽選手段83による抽選に伴って決まった信頼度に応じた個数及び種類のフィギュアモデル55,56,57,58を透過可能部35bの前側及び後側に位置させるように作動する。その際、透過可能部35bの前側及び後側の双方に進出する演出態様、透過可能部35bの前側には進出せずに透過可能部35bの後側のみに進出する演出態様、或いは、透過可能部35bの前側にのみ進出して透過可能部35bの後側には進出しない演出態様があり得る。また、上述のように王様、王女様、兵隊というようにフィギュアモデルの種類を変えて信頼度レベルの順番を設定することなく、信頼度レベルが同等で全て同じ形状のフィギュアモデルを用意し、それらフィギュアモデルの個数だけで信頼度を報知する構成とすることも可能である。
上記昇降装置59は、フィギュアモデル55,56,57,58にそれぞれ対応する4個が配置されているが、図3においては、図示しているフィギュアモデル55,56に対応するもののみを描いてる。実際には、開口部49a近傍における図3紙面手前側にはフィギュアモデル57が配置されると共に、該フィギュアモデル57に対応する昇降装置59が収容部49内に配置されており、また、開口部49b近傍における図3紙面手前側にはフィギュアモデル58が配置されると共に、該フィギュアモデル58に対応する昇降装置59が収容部49内に配置されている。これらフィギュアモデル57,58に対応する昇降装置59も、フィギュアモデル55,56に対応する昇降装置59と同様の構成を有している。
フィギュアモデル55に対応する昇降装置59は、右下側部23bの底面上に固定された支柱部材64と、そのやや後方にて該底面上に固定されたソレノイド60と、支柱部材64の上部近傍に回動支軸66bにより回動自在に支持された昇降バー部材66と、を有している。昇降バー部材66は、先端部が、フィギュアモデル55の下部に固定された支持部材68にピン部材66aで回動自在に支持されており、後端部が、ソレノイド60のプランジャ60aの上端部近傍にピン部材66cで回動自在に支持されている。また、フィギュアモデル56に対応する昇降装置59は、右下側部23bの底面上に固定された支柱部材65と、そのやや後方にて該底面上に固定されたソレノイド61と、支柱部材65の上部近傍に回動支軸67bにより回動自在に支持された昇降バー部材67と、を有している。昇降バー部材67は、先端部が、フィギュアモデル56の下部に固定された支持部材69にピン部材67aで回動自在に支持されており、後端部が、ソレノイド61のプランジャ61aの上端部近傍にピン部材67cで回動自在に支持されている。
開口部49aの前端側には、透明パネル部材72が上下方向に延在するように配置されており、開口部49bの前端側には、透明パネル部材73が上下方向に延在するように配置されている。また、フィギュアモデル55の下部における支持部材68とピン部材66aとの間には、フィギュアモデル55全体をピン部材66aを中心として前側(図3の反時計回り方向)に弱く回動させる程度の回動力を与えるトーションばね(図示せず)が介在されている。フィギュアモデル56の下部における支持部材69とピン部材67aとの間には、フィギュアモデル56全体をピン部材67aを中心として前側(図3の反時計回り方向)に弱く回動させる程度の回動力を与えるトーションばね(図示せず)が介在されている。従って、伸長状態のソレノイド60や61が、プランジャ60aや61aの後退動作で昇降バー部材66や67が図3時計回り方向に回動する際、フィギュアモデル55や56はそれぞれ、やや前側に弱く回動して透明パネル部材72や73に摺接しながら、図3に示す起立状態で上昇することになる。下降時も同様に起立状態となる。
昇降バー部材66,67はそれぞれ、支点を支柱部材64,65に支持されて所謂テコ状に構成されているが、回動支軸66bとピン部材66c間の長さがピン部材66aと回動支軸66b間の長さよりも短く構成され、また、回動支軸67bとピン部材67c間の長さがピン部材67aと回動支軸67b間の長さよりも短く構成されているため、ソレノイド60,61のプランジャ60a,61aの後退動作時の力はフィギュアモデル55,56には比較的小さな上昇力となって伝わるものの、上下方向での移動距離は稼げるようになっている。ここで、フィギュアモデル55,56をはじめとする他のフィギュアモデル57,58は、発泡スチロール等の極めて軽量な材料で構成されており、従って、作用する上昇力が比較的小さなものであっても問題なく昇降動作することができる。
なお、本実施形態において、透明液晶表示パネル35は、画面35aの一部である透過可能部35bが透過状態と非透過状態とに切り換わるパネル状の部材であるが、符号を付した当該透過可能部35bだけでなく、他の画面領域も透過状態になり得る透過可能部として構成して、本発明に係るフィギュアモデルの組合わせによる信頼度演出を更に広範囲にて実施し得るように構成することも可能である。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図4を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図4に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置18が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図5に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、演出装置54、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバ33、及び透明液晶表示パネル(画像表示装置)35と、を備えている。
遊技制御装置80は、図4に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段85、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び、表示コントローラ92aを有する表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、遊技領域3aに打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。すなわち、抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数未満での入賞を契機として、次なる大当たりに当選するまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たりや、上記特殊状態とならない通常当たり等に当選するように、乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。抽選手段83では、当該大当たり抽選に伴って、演出装置54及び透明液晶表示パネル35を連係駆動させて行う信頼度報知に係る演出態様も決定される。つまり、当該決められた種々の演出態様には、大当たり発生の際に出現し易いものや、外れの際に出現し易いもの等の違いがあり、この違いにより、結果として信頼度レベルが遊技者に報知されることになる。
また、抽選手段83では、例えば確率変動当たりに当選した場合、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画面35aの大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンが決定され、その旨の変動パターン信号が出力される。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また抽選手段83では、通常当たりに当選した場合、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンが決定され、その旨の変動パターン信号が出力される。更に抽選手段83では、大当たり抽選に外れた場合、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンが決定され、その旨の変動パターン信号が出力される。
普通図柄抽選手段85は、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、普通図柄作動ゲート32への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、透明液晶表示パネル35の画面35aに表示すべき特別遊技抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。更に、遊技制御手段86は、抽選手段83での大当たり抽選に伴い、信頼度に係る演出態様が決められている場合には、演出装置54及び透過可能部35bにて演出すべき信頼度報知に関連する信号を演出制御手段91に送る。
保留手段87は、抽選手段83からの信号を入力し、変動のパターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の抽選保留表示装置に、最大例えば4個の保留球となるように点灯表示される。この場合、保留手段87は、保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず抽選は行わない。なお、保留球数は、例として挙げた「最大4個」に限らず、他の個数であってもよいことは勿論である。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー27を開閉動作させる。作動制御手段88は、大当たりに当選した場合、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、例えば15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段85での普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86の指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動して遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。更に、演出制御手段91は、抽選手段83での大当たり抽選に伴って決まった演出態様に対応するように、演出装置54のソレノイド60〜63のいずれかを作動させる制御を実行する。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、透明液晶表示パネル35を駆動し、特別遊技抽選の結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、抽選手段83による各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、透明液晶表示パネル35の画面35aに時系列に表示する。更に、表示制御手段92は、抽選手段83での大当たり抽選に伴って決まった演出態様に応じて、上述のように透過可能部35bの前側にフィギュアモデル55,57のいずれかが進出した時点から一定の時間後に透過可能部35bを透過状態にする制御を実行する。
演出装置54は、フィギュアモデル55を昇降作動させるソレノイド60、フィギュアモデル56を昇降作動させるソレノイド61、フィギュアモデル57を昇降作動させるソレノイド62、及びフィギュアモデル58を昇降作動させるソレノイド63を有している。
透明液晶表示パネル35は、LCDドライバ33から出力される駆動信号に応答して駆動する画面35aを備えるものであり、表示制御手段92の表示コントローラ92aからの制御信号に従ったLCDドライバ33からの駆動信号(つまり電圧印加の状態)に応じて、画面35a全域に通常の演出表示を行ったり、透過可能部35bを透過状態と非透過状態とに切り換えて画面35a背面側のフィギュアモデル56,58を、該透過可能部35bを通して視認し得る状態と視認し得ない状態とに切り換えたりするように作動する。
なお、演出制御手段91及び表示制御手段92により、透過可能部35bの非透過状態にてフィギュアモデル55,57を進退させた後、透過可能部35bを透過状態に切り換えるように制御する、本発明に係る制御手段が構成される。
次に、本パチンコ機1による作用について、図6のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や一般入賞口25a,25b,26a,26bに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された多数の遊技球のうちの一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、放出口29からステージS上に放出され、不図示の案内口に導入されると、放出口28から放出されて、高い入賞確率(略100%)で始動チャッカー27に入賞する。
ところで、始動チャッカー27や一般入賞口25a,25b,26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、かつ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた特別遊技抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、特別遊技抽選で当選した場合、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、確率変動当たりか通常当たりのいずれかに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、透明液晶表示パネル35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、特別遊技抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、透明液晶表示パネル35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、透明液晶表示パネル35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、透明液晶表示パネル35を適時駆動し、特別遊技抽選の結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
該演出表示時において、例えば抽選手段83の大当たり抽選に伴って、信頼度報知に係る演出態様決まっている場合、例えばフィギュアモデル55,56の2つを進出させる際には、演出制御手段91の制御に基づくLCDドライバ33による駆動で、透過可能部35bを透過状態とはせずに透明液晶表示パネル35の全域を用いて演出表示している状態から、演出制御手段91の制御で、ソレノイド60とソレノイド61が、それぞれ伸長状態からプランジャ60a,61aを後退させるように作動させられる。これにより、昇降バー部材66,67のそれぞれの回動により、フィギュアモデル55が開口部49aから透過可能部35b前側に進出し、フィギュアモデル56が開口部49bから透過可能部35b後側に進出する。
この状態では、透過可能部35bは、まだ非透過状態であるため、遊技者には、透過可能部35b前側のフィギュアモデル55しか視認することができず、従って、遊技者は、取り敢えず一番信頼度が高いフィギュアモデル55が位置しているから信頼度はまずまずだとは思うものの、このままではスーパーリーチに発展するかどうかが不安となる。しかし、次の瞬間、演出制御手段91の制御に基づく駆動で透過可能部35bが透過状態にされると、遊技者は、透過可能部35b前側のフィギュアモデル55とともに透過可能部35b後側のフィギュアモデル56を、正面視にて同時に視認することになる。このため、遊技者は、一番信頼度が高いフィギュアモデル55と、次に信頼度が高いフィギュアモデル56の双方が出現したことで、信頼度が大分高くなったことを実感し、確実に発展するであろうスーパーリーチに期待をかけると共に、そのスーパーリーチで本当に大当たりが発生するのではないか、という期待感も持つようになる。
このようにして信頼度報知する場合、信頼度に応じたフィギュアモデルの組み合わせとなるように対応するフィギュアモデルが昇降動作すると共に、透過可能部35bの前後にフィギュアモデルが出揃ったタイミングで該透過可能部35bを透過状態に切り換えることで、それを見た遊技者は、フィギュアモデルの個数が少なくその種類も信頼度の低いものであるとがっかりし、次の演出に期待を寄せることになったり、逆にフィギュアモデルの個数が多くその種類も信頼度の高いものであると喜び、今回の演出に期待を寄せることになったりする。
そして、当該演出に対応する抽選手段83の抽選結果が大当たり決定に係るものである場合は、最終的に画面35aの大当たり有効ライン上に、3つの同じ図柄が揃うことになる。更に、作動制御手段88の制御にて、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号が送られ、当該ソレノイド71が作動させられてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返す。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明した本実施形態では、透過可能部35bの前側にて、パチンコ機1に向かって着座した遊技者から視認可能な状態と視認不可能な状態とに進退自在なフィギュアモデル55,57と、透過可能部35bの後側にて、該透過可能部35bが透過状態に切り換わったとき視認し得る位置と視認し得ない位置とに進退自在なフィギュアモデル56,58とを有し、演出制御手段91及び表示制御手段92が、透過可能部35bの非透過状態にてフィギュアモデル55,57を進退させた後、透過可能部35bを透過状態に切り換えるように制御する。このため、機械的、物理的な立体造形物を用いて、透過可能部35bが透過状態になる前と後とで信頼度を変化させる新奇な演出を行うことができる。当該信頼度には、大当たり信頼度以外にも、大当たり種別が遊技者にとってより有利な種別に昇格するか否かの信頼度(例えば、確率変動状態への昇格確率)に係るものがある。また、本演出装置54を用いて報知し得る他の事象としては、確率変動状態が潜伏している潜伏確率に係るもの、遊技中の大当たり確率が高確率から通常確率に降格している可能性を示唆するものがあり、更には、パチンコ機が所謂1種2種としての機能を有する場合における1種遊技から2種遊技に移行する期待度などがある。
そして、例えば、画面35aの全域で通常演出に係る表示を行いつつ次なる図柄変動の開始時等に信頼度報知の演出が行われる場合、透過可能部35bの前側にフィギュアモデル57を進出させた後に透過可能部35bを透過させた際、1個のフィギュアモデル57だけであると信頼度は低いが、透過状態になった透過可能部35bの後側にフィギュアモデル56か58があれば、当初の信頼度が高まったことになる。従って、その時点で遊技者は期待感を持って、その後に画面35a上で発展する演出に目を見張ることになる。また例えば、透過可能部35b前にフィギュアモデル55,57が進出していると信頼度は低くはないが、透過状態になった透過可能部35bの後側にフィギュアモデルが1個もない場合には、信頼度は変化せず、従って、遊技者は、次回の信頼度演出に期待をかけるような気持ちになる。また、フィギュアモデル55〜58の種類の組み合わせに係る演出、並びに、フィギュアモデル55,57とフィギュアモデル56,58とをそれぞれ段階的に出現させる演出(例えば、フィギュアモデル57を上昇させた後、フィギュアモデル55も上昇させ、更に、透過可能部35bの後側にフィギュアモデル58を位置させて透過状態とした後、フィギュアモデル56も上昇させる)も行うことができる。これらの演出は、従来のような単なる画面表示ではなく、機械的、物理的なフィギュアモデルの出現状況(個数やその種類)で、例えば信頼度の程度を推し量るため、遊技者に、実際に手で触れ得るような実感を湧かせ、面白味を出して興趣を高めることができる。
また、本実施形態では、フィギュアモデル55,56,57,58をそれぞれ透過可能部35bの前側及び後側に進退自在となるように収容し得る収容部49を備え、該収容部49に、フィギュアモデルを上昇位置と下降位置とに切り換える昇降装置59を収容配置している。このように、テコ状の機構とソレノイド60〜63を用いた比較的簡素で廉価な昇降装置59を収容部49内に配置したことで、装置構成が簡単化し、製品コストの低減も可能となる。そして、収容部49にてフィギュアモデル55,56,57,58をそれぞれ昇降動作させることで、透過可能部35bの前側と後側でのフィギュアモデルの出現位置を容易に変化させることができる。
更に、本実施形態では、抽選手段83が、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baの入賞を契機として特別遊技状態に移行するか否かを抽選し、昇降装置59が、抽選手段83による抽選に伴って決定される演出態様に応じたフィギュアモデルを透過可能部35bの前側及び/又は後側に進出させる。このため、例えば、リーチ開始時のような所定のタイミングで、位置しているフィギュアモデルの個数が多かったり、その種類が信頼度の高いものであったりする場合、遊技者は特別遊技に移行するのではという期待感を膨らませることになり、逆に個数が少なかったり、その種類が信頼度の低いものであったりする場合には、今回のリーチは特別遊技への移行は無理かもしれないから次のリーチに期待を持とう等と遊技者に思わせることになり、遊技に減り張りをつけることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本実施形態における透過可能部付近に配置された演出装置を示す正面図である。 本実施形態における透過可能部付近に配置された演出装置を示す側面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本実施形態におけるパチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
35 画像表示装置(透明液晶表示パネル)
35a 画面
35b 透過可能部
49 収容部
54 演出装置
55,57 第1の立体造形物(フィギュアモデル)
56,58 第2の立体造形物(フィギュアモデル)
59 昇降装置
83 抽選手段
91,92 制御部(演出制御手段、表示制御手段)
Ba 遊技球

Claims (3)

  1. 少なくとも画面の一部が透過状態と非透過状態とに切り換わる透過可能部として構成されるパネル状の画像表示装置と、
    前記透過可能部の前側にて、視認可能な状態と視認不可能な状態とに進退自在な第1の立体造形物と、
    前記透過可能部の後側にて、該透過可能部が透過状態に切り換わったとき視認し得る位置と視認し得ない位置とに進退自在な第2の立体造形物と、
    前記透過可能部の非透過状態にて前記第1の立体造形物を進退させた後、前記透過可能部を透過状態に切り換えるように制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1及び第2の立体造形物をそれぞれ前記透過可能部の前側及び後側にて進退自在となるように収容し得る収容部を備え、
    該収容部には、前記第1及び第2の立体造形物を上昇位置と下降位置とに切り換える昇降装置が収容配置されてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技領域に打ち出された遊技球の入賞を契機として特別遊技状態に移行するか否かを抽選する抽選手段を備え、
    前記昇降装置は、前記抽選手段による抽選に伴って決定される演出態様に応じた前記第1及び第2の立体造形物を前記透過可能部の前側及び/又は後側に進出させてなる、
    請求項2記載の遊技機。
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