JP6149282B1 - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関し、表示手段に特徴を持った遊技台を提供する。【解決手段】透過液晶表示装置である表示手段208Lよりも背面側に設けられた第一の可動手段251は、第一の位置(中図柄表示領域208bの上部の背面側の位置である第1ポジション)に移動可能な可動手段であり、第一の位置にある第一の可動手段251の少なくとも一部が、表示手段208Lの表示領域のうちの第一の表示領域208−1に前面側からオーバーラップされるように構成されており、第一の表示領域208−1が、第一の視認状態(不透明状態)よりも第一の表示領域を通して表示手段208Lの表示領域の背面側が視認し易くなる第二の視認状態(透明状態)となる一の状態において、第一の可動手段251が第一の位置にある(図19(d))。【選択図】図19

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
また、こういった遊技台の中には、表示手段を備えたものがある。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、演出に改良の余地がある。
本発明の目的は、演出に特徴を持った遊技台を提供することにある。
上記目的を解決する本発明の遊技台は、
表示手段と、
第一の可動手段と、
第二の可動手段と、
第三の可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており、
前記第二の可動手段は、第二の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており、
前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出であり、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第三の初期位置から第三の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第五の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の位置に到達していないように構成されており、
前記第二の状態とは、前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段に前面側からオーバーラップされている状態のことである、
ことを特徴とする。
本発明によれば、演出に特徴を持った遊技台を実現できる。
パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 同パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 同パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 (a)は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 ボタン演出の一例を段階的に示す図である。 図1に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。 図1に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。 操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された可動役物を表した図である。 透過演出が行われずに擬似連演出から大当りするまでの一例の流れを段階的に示した図である。 透過演出の一例を段階的に示した図である。 擬似連演出が開始された後、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が実行される一例を段階的に示した図である。 第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行される一例を段階的に示した図である。 第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、第2ポジションにある状態でも透過演出が実行された場合の一例を段階的に示した図である。 第1可動役物251と第4可動役物254を用いた演出の一例を段階的に示す図である。 図20から続く例や変形例を段階的に示す図である。 図20(m)と同じ状況から続く他の例を段階的に示す図である。 図22から続く例や変形例を段階的に示す図である。 第1可動役物251を用いた演出とタイマ予告の演出が組み合わさった一例を段階的に示す図である。 図22に示す演出の変形例を段階的に示す図である。 図25(b’)〜同図(i’)に示す例のさらなる変形例等を示す図である。 第4可動役物254を用いた他の演出の一例を複数示す図である。 透過演出とサブウィンドゥを用いた演出が組み合わさった一例等を段階的に示す図である。 透過演出と様々な表示との関係を説明する図である。 これまで説明した演出の代表例をまとめた図である。 可動役物の構成の変形例を示す図である。 第2実施形態の演出装置206の構成を示す図である。 第2実施形態の演出装置206を用いた透過演出の一例を段階的に示す図である。 図33の続きを示す図である。 図34に示す例の続きを示す図である。 図33〜図35を用いて説明した透過演出の変形例を示す図である。 図36の右側の列における変形例のさらなる変形例等を示す図である。 導光板ILの演出の変形例について示す図である。 第3実施形態の演出装置206の構成およびその変形例の構成を示す図である。 第3実施形態の演出装置およびその変形例における演出例を示す図である。 第4実施形態の演出装置206の構成を示す図である。 第4実施形態の演出装置における演出例を示す図である。 第5実施形態の演出装置206の構成を示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なチュートリアル表示部TT1における表示例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なタイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なボタン連打演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な説明表示による演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 図62に示す演出の別の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の一例を段階的に示す図である。 図65に示すステップアップ予告演出の別の例について説明する図である。 本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な疑似連演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なボタン予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。 保留表示枠の拡張演出の一例について段階的に示す図である。 球抜きエラー表示の表示例について示す図である。 球抜きエラー表示の表示例について示す図である。 球抜きエラー表示の表示例について示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
以下、図面を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。
<全体構成>
まず、図1を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図3参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図3参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図4参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図1に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図1に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図3に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206では、3つの装飾図柄表示装置が横に並べられている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われる。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さも短い。ただし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの表示画面が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面より小さければよく、幅方向の長さや高さは図3に示す態様に限定されるものではない。また、図3に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、同じく図3に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右端辺部分の前面側に重なっている。この図3に示す第2装飾図柄表示装置208Mの位置が、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置であってもよい。また、図3に示す第3装飾図柄表示208Nの位置が、第3装飾図柄表示装置208Nの初期位置であってもよい。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lとは部分的にも重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって左側に離れた位置)であってもよい。また、第3装飾図柄表示装置208Mの初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lとは重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって右側に離れた位置)であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って、互いに接離する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。さらに、装飾図柄表示装置の数について限定はなく、装飾図柄表示装置が、1つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、2つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、4つ以上備えられているパチンコ機であってもよい。また、複数の装飾図柄表示装置の位置関係も図3に示す位置関係に限定されるものではない。
第1装飾図柄表示装置208Lは、透過液晶表示装置である。ここにいう透過液晶表示装置とは、表示画面の少なくとも一部(一部のみであってもよいし、全部であってもよい)が、透過状態になることが可能、すなわち透明になることが可能な装置である。言い換えれば、表示画面の少なくとも一部において、光の透過量を変化させることができる装置である。具体的構成としては、公知の構成でよく、例えば、前側から順に、液晶セル、シャッタ(調整手段)、および光源が配置されている。液晶セルは、隙間を隔てて対向する透明電極を設けた2枚の透明なガラス基板の間に液晶物質を充填し、この透明電極に電圧を掛けて液晶の配向状態を変化させて通過する光の状態を変えるものである。液晶セルは、取得した画像データに従って駆動制御されて画像を表示する。シャッタは、白濁状態になる閉状態と、透明状態になる開状態とを切り換え可能に構成されている。このシャッタとして、例えば、液晶シャッタと言われるものを用いることができる。すなわち、シャッタは、液晶物質への電界印加あるいは電界除去により液晶分子の配列変化を起こさせて光の透過(開状態)と遮断(閉状態)を行う素子を二次元に配列して構成する。シャッタの閉状態は、光源を液晶セルのバックライトとして機能させる状態であり、シャッタの開状態は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物等を、液晶セルを通して前側から視認させることができる状態である。第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物については、後述する。このシャッタは、任意の一部分のみを開状態にすることができるように制御されるが、予め決まった部分のみしか開状態にすることができないように制御されてもよい。なお、全面を開状態にすることも可能である。なお、液晶セルとシャッタを共用させて、部分的に透過状態と不透過状態を作りだし、不透過状態の部分では画像を表示(再生)可能とし、透過状態の部分では画像を表示(再生)不能としてもよい。
また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nも透過液晶表示装置であってもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nのうちいずれか一方のみが透過液晶表示装置であってもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域にレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の照射手段(発光体)が設けられ、照射手段から照射された光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。例えば、導光板には、キャラクタの顔を型どった模様のレンズカットや、エフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mの下方には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mは、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分けて見ることができ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lとして液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、第1装飾図柄表示装置208Lも、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図1に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、上述した3つの装飾図柄表示装置208L〜Nを配設している。すなわち、演出装置206において、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nは、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを完全に開いた状態(全開状態)では、遊技者は第1装飾図柄表示装置208Lの表示の一部又は全部を視認可能である。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lに表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態(全閉状態)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示された装飾図柄の全てを遮蔽する。したがって、演出表示手段である第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの遮蔽手段でもあり、演出可動手段でもある。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動手段の一種である。
さらに、演出可動手段として、ここでは不図示の家紋役物224E(図44等参照)が用意されている。家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の初期位置に配置されている。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に上昇してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。この家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なった状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nの駆動制御を行うための駆動回路432と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの現在位置を検出する位置検出センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、位置検出センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれに画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、八代役物224Fa、将軍役物224Fb、家紋役物224E)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの現在位置を検出するための各種可動手段センサ424と、各種可動手段センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図1に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第2副制御部500が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行っているが、第2副制御部500が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第1副制御部400が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図4では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図1に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図4では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、第1装飾図柄表示装置208L、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図5(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図1に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では第1装飾図柄表示装置208Lに表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図1に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、第1装飾図柄表示装置208Lの左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図3(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nのうちの、一つの装飾図柄表示装置あるいは複数の装飾図柄表示装置には、第5図柄が表示される場合がある。第5図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示される装飾図柄よりも小さな装飾図柄の表示である。例えば、図5(b)に示す装飾図柄が縮小されたものであったり、図5(b)に示す装飾図柄の表示態様とは異なる表示態様の数字であったりする。第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに、第5図柄が表示される場合は、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄表示手段の一種である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに第5図柄が表示される場合は、図柄表示領域208a〜208cから外れた領域に第5図柄が表示される。
さらに、3つの装飾図柄表示装置208L〜Mには第4図柄が表示される場合もある。第4図柄は、図柄の変動表示中か停止表示中を表す装飾図柄の表示である。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図6(a)を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図6(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図6(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図1に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図4に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図4に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図1に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図5(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図5(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を開始することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図1に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図3に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図3に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に3つの装飾図柄表示装置208L〜208N・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図4に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図4に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図4に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図6(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図7を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nそれぞれにおける画像表示制御がステップS313で実行され、可動手段制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nへの動作命令(移動命令又は回転命令)がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eに関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図8(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が第1装飾図柄表示装置208L等に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
以上の説明は、透過液晶表示装置に対する画像の再生処理であったが、CPU404は、透過液晶表示装置を制御して、表示画面を部分的にのみあるいは全面的に、光の透過量を高める制御も行う。透過液晶表示装置では、この制御を行わないと、表示画面に画像が表示(再生)される初期状態である。一方、この制御を行うことで光の透過量を高められた領域では、透過液晶表示装置よりも背面側に配置された役物等が、その領域越しに前側から視認容易になる。ただし、この制御を行わなくても、表示画面に再生された画像の色(例えば、黄色や白色等)によっては、背面側に配置された役物等が視認可能な場合もあり得る。
<第2副制御部500の処理>
次に、図8を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動手段制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動手段制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、上下動可能な八代役物224Fa及び将軍役物224Fb、同じく上下動可能な家紋役物224E)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eそれぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図8(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図1に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図9は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図9では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
図9では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。
図9に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図9(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図9(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
なお、以上説明した、保留アイコンにしても変動アイコンにしても、図柄変動表示に関するアイコンに相当する。
また、図9に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。これらの第4図柄2081,2082も装飾図柄の一種である。
さらに、図9には、第1装飾図柄表示装置208Lの他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図9には、第1装飾図柄表示装置208Lの右横に、チャンスボタン136も示されている。図9に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図9に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図9(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、第1装飾図柄表示装置208Lには、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図9(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、第1装飾図柄表示装置208Lには、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図9(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、第1装飾図柄表示装置208Lでも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図9(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、第1装飾図柄表示装置208Lにおける保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図9(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図9(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図9に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図9(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図9(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、“CHANCE”という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図9(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、“CHANCE”というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図9(g)に示す“CHANCE”という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図9(f)から続く他の例を示す図9(g’)では、第1装飾図柄表示装置208Lに“残念”という表示がなされ、その後、同図(h’)に示すように、スーパーリーチには発展せずに、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、“残念”という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
図10は、図1に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図1に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図10(a)には、図1に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図10(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図10(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図10(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図10(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図11は、図1に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図10を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。なお、ここで列挙した操作手段についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、以降の説明で透過部191として説明している操作手段は、チャンスボタン136とは別に設けられた第二のチャンスボタン等の他の操作手段に置き換えることができる。
図11(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図11(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図11(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図11(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示データが「液晶」、八代役物224Faおよび将軍役物224Fbや家紋役物224Eにおける動作データが「可動手段」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図12は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図12に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図12(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図12(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図12(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図12(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図13は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図13(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図13(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、大当りについてのジャッジ演出であり、第一の演出の一例に相当する。この第一の演出は、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出である。また、第一の演出は、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出ではない。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ変動表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ変動表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図13(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ変動表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ変動表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図13(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図13(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図13(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図13(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図13(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図13(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図13(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図13(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、
操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図13(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。ここでの最終ジャッジ演出も、第一の演出の一例に相当し、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出であり、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出でもない。
なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
続いて、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物について説明する。
図14は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された可動役物を表した図である。
図14(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図14(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、第1可動役物251が配置されている。第1可動役物251には、「Chance」という文字が表示され、LEDが内蔵され、図14(a)に示す第1可動役物251は、第2表示態様(例えば青色の表示態様)で点灯している。このLEDには、複数種類の点灯態様や点滅態様が用意されている。第1可動役物251は、演出手段の一種であり、また、初期位置から、第2ポジションを経由して第1ポジションまで移動可能な移動手段でもある。
ここで、例えば、第1表示態様は、白色の表示態様に相当し、第2表示態様は青色の表示態様に相当し、第3表示態様は緑色の表示態様に相当し、第4表示態様は赤色の表示態様に相当し、第5表示態様は金色の表示態様に相当し、第6表示態様は虹色の表示態様に相当する。各種LEDや、各種アイコンや、各種表示は、第1表示態様〜第6表示態様で表示可能である。第1表示態様〜第6表示態様の表示態様のうち、数字が大きな表示態様ほど、遊技者にとって有利な表示態様になる。例えば、数字が大きな表示態様ほど、大当りの期待度(信頼度)が高いことを表していたり、或る演出が開始されやすいことを表していたりする。ここで説明したことは、以降の各演出例についても同様であり、例えば、第2表示態様は青色の点灯や発光になり、第4表示態様は赤色の点灯や発光になる。
第1可動役物251よりもさらに背面側には、第4可動役物254が配置されている。第4可動役物254には、上段、中段、下段それぞれにLED2541〜2543が設けられ、図14(a)に示す第4可動役物254では、いずれのLED2541〜2543も第2表示態様で点灯している。なお、上段のLED2541、中段のLED2542、下段のLED2543は、個別に点灯や消灯、あるいは点滅が可能であって、それぞれに、複数種類の点灯態様や点滅態様が用意され、これら3つのLED2541〜2543が一つの組になった点灯態様や点滅態様も用意されている。図14(a)に示す第4可動役物254では、いずれのLED2541〜2543も第2表示態様で点灯している。この第4可動役物254も、演出手段の一種であり、また、初期位置から移動可能な移動手段でもある。ただし、第4可動役物254は、移動せず、固定配置されたものであってもよい。また、第1可動役物251と第4可動役物254は、前後方向にずれて配置されているため、両者が同時に移動しても衝突することはないが、両者251,254を前後方向に揃えて配置してもよい。この場合には、両者251,254が互いに干渉しないように移動制御したり、そもそも移動可能領域が重ならないようにしてもよい。
図14(b)は、第1可動役物251が移動する様子を示した図である。この図14(b)において、実線で示す第1可動役物251は、初期位置にある第1可動役物を表す。第1可動役物251の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lよりも右側の位置)であり、第1可動役物251は、その初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lと重なる、第2ポジションおよび第1ポジションに移動可能である。第2ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける右図柄表示領域208cの上部の背面側になり、第1ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける中図柄表示領域208bの上部の背面側になる。図14(b)では、第2ポジションにある第1可動役物251を点線で表し、第1ポジションにある第1可動役物251を一点鎖線で表している。
なお、第1可動役物251は、初期位置から第1ポジションの間の任意の位置で停止することができるが、第2ポジションでしか停止できないようにしてもよい。また、第1ポジションを越えて、左図柄表示領域208aの上部の背面側まで移動可能であってもよい。
或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。ここにいう第1予告の演出については、詳細は後述するが、例えば、現在行われている図柄変動表示に関する予告(いわゆる通常予告)の演出であって、擬似連演出や、スーパーリーチ演出や、変動アイコンの表示態様の変化演出であってもよい。ただし、第1予告の演出は、先読み予告の演出であってもよい。また、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。すなわち大当りの期待度(信頼度)が高くてもよい。さらに、第1可動役物251が第2ポジションにある場合であっても、第1予告の演出が実行される場合があってもよく、最終的に大当り図柄態様が確定表示されることがあってもよいが、第1可動役物251が第2ポジションにある場合には、第1予告の演出が実行されることが全くなくてもよく、最終的に大当り図柄態様が確定表示されることも全くなくてもよい。
なお、第1可動役物251は、大当り遊技の開始演出等においても移動したり発光したりする場合がある。
図14(c)は、第4可動役物254が移動する様子を示した図である。この図14(c)において、実線で示す第4可動役物254は、初期位置にある第4可動役物を表す。第4可動役物254の初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置であるが、その初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも左側の位置である。第4可動役物254は、その初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lと重なる、第7ポジション、第8ポジション、および第9ポジションに移動可能である。第7ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける左図柄表示領域208aの背面側になり、第8ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける中図柄表示領域208bの背面側になり、第9ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける右図柄表示領域208cの背面側になる。図14(c)では、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第8ポジションにある第4可動役物254を一点鎖線で表し、第9ポジションにある第4可動役物254を二点鎖線で表している。
なお、第4可動役物254は、初期位置から第9ポジションの間の任意の位置で停止することができるが、第7ポジションおよび第8ポジションでしか停止できないようにしてもよい。また、第4可動役物254は、図14(c)で説明した位置以外にも移動可能であってもよい。
或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が、第8ポジションにある場合の方が、第7ポジションにある場合よりも、上記第1予告の演出が実行されやすく、第9ポジションにある場合の方が、第8ポジションにある場合よりも、上記第1予告の演出が実行されやすい。また、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が、第8ポジションにある場合の方が、第7ポジションにある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよく、第9ポジションにある場合の方が、第8ポジションにある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
なお、第4可動役物254も、大当り遊技の開始演出等においても移動したり発光したりする場合がある。
以上、図14を用いて説明した第1可動役物251および第4可動役物254は、以降に説明する演出例のうち、特にこれらの可動役物が示されていない演出例であっても、適用可能である。例えば、図33〜図38に示す演出例や図40に示す演出例や図42に示す演出例でも、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の、第1ポジション、第2ポジション、第7ポジション〜第9ポジションに対応する領域を部分的に透過状態にして、第1可動役物251または/および第4可動役物254を各位置に移動させればよい。
図1に示すパチンコ機100における特徴的な演出の一つとして、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の一部分における光の透過量を高めて行う演出(以下、透過演出という。)があげられる。
図15は、透過演出が行われずに擬似連演出から大当りするまでの一例の流れを段階的に示した図である。
図15では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。また、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lにおいて透過演出が行われている状態と、行われていない状態とを区別するために、透過演出が行われていない通常状態(光の透過量が低い状態)では、表示画面全体を灰色に表示し、透過演出が行われている領域(光の透過量が高められている領域)は白色で表示する。以下、これらのことは図42まで同じである。
図15(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの台座が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。この保留アイコン表示領域では、各台座の上に保留アイコンが一つずつ表示される。図15(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されており、保留アイコン表示領域には、第1保留アイコンh11、第2保留アイコンh12、第3保留アイコンh13が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第2保留アイコンh12と第3保留アイコンh13は、いずれもデフォルトの表示態様(第1表示態様:白色円形の表示態様)となっている。一方、第1保留アイコンh11に限って、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様になっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図15(a)に示されるチュートリアル表示部TT1には、何も表示されていないが、チュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合がある。また、図15(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、晴れた空の背景表示に、「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示される。この「装飾3−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせは、ハズレの組み合わせであるが、チャンス目の組み合わせでもある。すなわち、チャンス目の組み合わせが停止表示されることにより、先読み予告が行われている。なお、図15(a)に示すタイミングでは、変動アイコンh0が表示されているが、図柄が確定表示されたタイミングで変動アイコンh0が消去されるようにしてもよい。
さらに、各図の右上には第4図柄表示装置284a1,284a2の様子が示されており、特図1に対応する特図1第4図柄表示装置284a1は、四角形であり、特図1の変動表示中では白色に点灯し、特図1の停止表示中では、ハズレの点灯態様(ここでは灰色の点灯態様)又は大当りの点灯態様(ここでは黒色の点灯態様)で点灯する。また、特図2に対応する特図2第4図柄表示装置284a2は、円形であり、特図2の変動表示中では白色に点灯し、特図2の停止表示中では、ハズレの点灯態様(ここでは灰色の点灯態様)又は大当りの点灯態様(ここでは黒色の点灯態様)で点灯する。また、その下には、チャンスボタン136の様子も示されている。図15(a)に示すチャンスボタン136は、第1表示態様で点灯している。
図15(b)では、特図1の変動表示が開始されており、同図(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の高速変動が行われている。また、図15(a)では先読み予告の表示態様である第2表示態様であった第1保留アイコンh11が、同図(b)では変動アイコンh0として表示されている。同図(b)では変動アイコンh0の表示態様も第2表示態様であり、通常予告の表示態様で表示されている。変動アイコンh0が、通常予告の表示態様で表示された場合の方が、デフォルトの表示態様で表示された場合よりも、透過演出が行われやすいが、図15に示す例では、透過演出が行われない。また、保留アイコンは一つずるシフト移動しており、図15(b)では、いずれもデフィルトの表示態様である第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。
図15(d)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)されている。この擬似連図柄の仮停止の表示は、擬似連演出が開始されることを表す表示になる。なお、左図柄表示領域208aには「装飾6」が仮停止(揺れ変動)されており、右図柄表示領域208cには「装飾7」が仮停止(揺れ変動)されている。
図15(e)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。なお、擬似連回数が多くなればなるほど、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度(大当りの信頼度)が上昇する。すなわち、「×3」という擬似連回数を表す文字表示の方が、「×2」という擬似連回数を表す文字表示よりも、期待度が高い。
図15(g)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が再び仮停止(揺れ変動)され、同図(h)では、擬似連演出における再変動が再び開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×3」という文字表示が表示されている。
図15(i)では、擬似連演出が終了し、スーパーリーチ演出が開始されている。ここでのスーパーリーチ演出は、剣豪リーチ演出である。スーパーリーチ演出としては、この他に、後述する、おっかけリーチ演出や、姫発見リーチ演出があるが、剣豪リーチ演出はおっかけリーチ演出よりも大当りの期待度は高い。また、姫発見リーチ演出も、おっかけリーチ演出よりも大当りの期待度は高い。なお、剣豪リーチ演出と姫発見リーチ演出では、剣豪リーチ演出の方が大当りの期待度が高くてもよいし、あるいは反対に低くてもよい。図15(i)に示すように、剣豪リーチ演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、剣豪リーチ演出が開始されると、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0のみが表示を継続する。さらに、保留アイコンh11,h12が非表示になったことから、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。この保留数表示では、左側の数字(ここでは「2」)が特図1の保留数を表し、右側の数字(ここでは「0」)が特図2の保留数を表す。さらに、剣豪リーチ演出では、背景表示が変化する。
図15(j)では、主人公の殿様YMと敵役の剣豪KGが対峙しており、同図(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様YMと剣豪KGが斬り合いを演じた後の様子、すなわち互いに刀を抜き合って勝負した後の様子が表示されているが、どちらが勝利したかは、まだ分からない状態である。
図15(l)ではボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出は、殿様YMと剣豪KGのどちらが勝利したのかを表示させる最終ジャッジ演出に相当する。ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へと変化する。また、図15(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「一撃」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示されている。なお、残期間メータ表示136cの一部(両端部)は、殿様YMと剣豪KGそれぞれの一部にオーバーラップしている。
なお、チャンスボタン136に関する演出をボタン演出と称しているが、ボタン演出は、チャンスボタン136以外の操作手段(例えば、透過部191や第二チャンスボタンや操作レバー等)に関する演出のことであってもよく、以降の説明においても同様である。
図15(l)に示すように、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下され、同図(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、殿様YMが倒れたシーンが表示されている。すなわち、敵役の剣豪KGが勝利し、現在行われている図柄変動表示ではハズレになる。図15(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、ハズレの組合せ(「6」−「7」−「6」)が揺れ変動している。なお、チャンスボタン136は、操作されると、第1表示態様による点灯に戻る。
次に、大当りする場合の一例について説明する。図15(l)の変形例である同図(l−1)でもボタン演出が開始されているが、ここでのボタン演出は、ボタン画像136aが大きく表示されており、ボタン画像136aの一部が、殿様YMと剣豪KGそれぞれの一部にオーバーラップしている。このように、ボタン演出で表示される表示(操作促進表示)には複数の表示態様が用意されており、その表示態様によって、演出の成功率(ここでは殿様YMが勝利する確率)や大当りの期待度が変わってもよい。
図15(l−1)に示すように、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下され、同図(l−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、大当り時の背景表示に一旦切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、大当りの組合せ(「6」−「6」−「6」)が揺れ変動を開始している。続いて、図15(m’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、殿様YMが勝利し、図15(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の表示が復活し、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。また、第5図柄pd5でも停止表示が行われている。なお、確定表示が行われても、UI部UI3の表示は再開(復帰表示)されていないが、確定表示が行われるとUI部UI3の表示が再開されてもよいし、大当りの確定表示の場合は復帰表示されず、ハズレの確定表示の場合は復帰表示されるようにしてもよい。
以上、図15を用いて説明した演出例は、透過演出が行われない演出例であったが、変動アイコンが通常予告の表示態様であった場合には、透過演出が必ず行われるようにしてもよいし、大当りする場合には透過演出が必ず行われるようにしてもよい。また、ハズレの場合であっても、透過演出は行われてもよい。あるいは、透過演出が行われずに大当りする場合があってもよい。
図16は、透過演出の一例を段階的に示した図である。
以下、図15を用いて説明した、透過演出が行われずに擬似連演出から大当りするまでの一例との相違点を中心に説明し、共通点については説明を省略する場合がある。
図16(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図16(b)では、装飾図柄の変動表示が開始されている。この段階では、第1可動役物251は、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置にある。図16(c)では、初期位置にあった第1可動役物251が、第2ポジションまで移動する。図16(c)では、第2ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。この点線で表す第1可動役物251は消灯状態である。第1装飾図柄表示装置208Lは、全体が、透過演出が行われていない通常状態(光の透過量が低い状態)であり、第2ポジションまで移動した消灯状態の第1可動役物251は前面側から視認不可能である。なお、通常状態の第1装飾図柄表示装置208Lに表示された画像の色合いによっては、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側にある第1可動役物251が視認困難ではあるものの視認することができる場合がある。以下の説明においても、視認不可能には、視認困難を含む場合がある。また、第2ポジションを第1可動役物251の初期位置にしてもよい。
図16(d)では、透過演出が開始されている。図16(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第2ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域を含む第2表示エリア208−2のみが、光の透過量が高められた状態に変化している。すなわち、第2ポジションにある第1可動役物251の全部が、第2表示エリア208−2に前面側からオーバーラップされている。図16(d)に示す第2表示エリア208−2は、透明状態であるが、完全に透明な状態でなくてもよい。以下、完全に透明な状態でなくても、光の透過量が相対的に高められた状態を、第2表示エリア208−2に限らず、便宜上、透明状態と称する。以下の説明で、一律に透明状態といっても、透明度(透過度)は異なる場合がある。また、この例では、第2表示エリア208−2のみが、光の透過量が高められた状態に変化しているが、第2表示エリア208−2以外の領域でも、光の透過量が高められた状態に変化する場合があってもよい。すなわち、透過液晶表示装置の背面側に位置する、可動役物や固定役物等の演出手段に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示領域以外でも、光の透過量が高められた状態に変化する場合があってもよく、このことは、以降の各演出例においても同様である。ただし、光の透過量が高められた状態に変化する領域が複数ある場合には、透過液晶表示装置の背面側に位置する、可動役物や固定役物等の演出手段に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示領域が、光の透過量が最も高められた領域であってもよいし、いずれの領域も光の透過量が同程度に高められていてもよい。
図16(d)に示す第2表示エリア208−2は、第2ポジションにある第1可動役物251よりも大きな領域であるが、第1可動役物251と同じ大きさの領域であってもよい。また、第2表示エリア208−2は、第2ポジションにある第1可動役物251全体に重なる領域であるが、第2ポジションにある第1可動役物251の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第2ポジションにある第1可動役物251よりも小さな領域であってもよく、その第1可動役物251の前面側からずれた領域であってもよい。図16(d)では、第2ポジションにある消灯状態の第1可動役物251が、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第2表示エリア208−2を通して視認し易くなっている。
なお、この例では、第1可動役物251が第2ポジションまで移動した後、第2表示エリア208−2が透明状態に変化しているが、第1可動役物251が第2ポジションに位置するのと同時に、第2表示エリア208−2が透明状態に変化してもよい。また、場合によっては、第1可動役物251が第2ポジションに位置する前から、第2表示エリア208−2に相当する領域が透明状態であってもよい。さらには、第2表示エリア208−2は、電源投入直後の初期動作の一部として、透明状態に変化する場合があってもよいし、大当り遊技中の一部又は全部においても、透明状態に変化する場合があってもよい。すなわち、第1表示エリア208−2は、ここでの透過演出よりも前にも透明状態に変化する場合があってもよいし、ここでの透過演出よりも後にも透明状態に変化する場合があってもよい。さらに、透明状態に変化している期間は、ここでの透過演出が最も長くてもよいし、ここでの透過演出よりも長い場合が他の状態であってもよいし、ここでの透過演出が最も短くてもよいし、ここでの透過演出よりも短い場合が他の状態であってもよい。
第1可動役物251は、第2表示態様以外の表示態様でも点灯可能であり、また、点滅等の複数種類の態様で駆動可能である。このような、第1可動役物251における複数の表示態様(点灯しない場合の態様も含む)は、その後に実行される演出(例えば、擬似連演出、スーパーリーチ演出や、ジャッジ演出等)の実行確率を表していたり、大当りの期待度(信頼度)を表していてもよい。なお、この例では、第2表示エリア208−2が透明状態に変化した後、図16(e)に示すように、第1可動役物251が第2表示態様で点灯するが、第2表示エリア208−2が透明状態に変化するのと同時に、第2表示態様で点灯してもよい。また、第2表示エリア208−2が透明状態に変化する前から、第1可動役物251は第2表示態様で点灯していてもよい。
図16(f)では、第1可動役物251が消灯し、同図(g)では、透過演出が終了し、第2表示エリア208−2が光の透過量が低い状態に戻っている。なお、図16(d)〜(f)まで透明状態が連続しているが、断続的に透明状態となってもよいし、必ず断続的に透明状態となってもよいし、連続する場合のみであってもよい。以降の各演出例においても、複数段階にわたって透明状態が連続している場合であっても、断続的に透明状態となってもよいし、必ず断続的に透明状態となってもよいし、連続する場合のみであってもよい。このように、ここで説明した断続的あるいは連続的な透明状態は、全ての透過演出に適用してもよいが、ある透過演出にのみ適用してもよい。
また、図16(c)の状態で、ボタン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面、あるいは第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nに、ボタン画像または/および操作促進表示が表示される。ボタン演出の表示が表示されている状態で、チャンスボタン136が操作されると、その操作に応じて透過演出が開始される構成、すなわち、透過液晶表示装置の背面側に位置する、可動役物や固定役物等の演出手段に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示領域が透明状態に変化する構成にしてもよい。さらに、チャンスボタン136等の操作手段の連打操作に応じて、透明状態になる表示領域の大きさが変化(例えば、拡大又は縮小)する構成にしてもよい。なお、連打操作に代えて長押し操作等であってもよく、通常の単押し操作とは異なる操作態様であればよい。また、この場合、表示領域の大きさが或る大きさまで変化すれば成功となって、第1予告の演出が開始される構成にしてもよい。例えば、表示領域の大きさが或る大きさまで拡大すれば成功であり、失敗の場合は、表示領域がある程度まで拡大した後(或る大きさまで拡大する前)に、不透過状態に戻ってしまう(消えてしまう)態様であってもよい。ここで説明した各種のボタン演出については、以降の各演出例においても適用可能である。
図16(g)に示す第2表示エリア208−2は、この例では光の透過を完全に遮断した状態であるが、光の透過を完全に遮断した状態でなくてもよい。以下、光の透過を完全に遮断した状態でなくても、光の透過量が相対的に低い状態を、第2表示エリア208−2に限らず、便宜上、不透明状態と称する。以下の説明で、一律に不透明状態といっても、第2表示エリア208−2に表示された画像の色合いによって、状態は変化する。例えば、黄系の色合いや白系の色合いの画像が表示されていれば、不透明状態といっても、背面側がある程度は視認可能である場合がある。不透明状態は、第1装飾図柄表示装置208Lの初期状態であるが、場合によっては、透明状態が初期状態であってもよい。
なお、この例では、第1可動役物251が消灯した後、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻っているが、第1可動役物251が消灯するのと同時に、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻ってもよい。また、場合によっては、第1可動役物251が点灯している状態で、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻ってもよい。
図16(h)では、それまで第2ポジションにあった第1可動役物251が、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置に復帰している。なお、この例では、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻った後、第1可動役物251が第2ポジションから初期位置に移動し、第1可動役物251が移動することを見えにくく、あるいは見えないようにしているが、場合によっては、第2表示エリア208−2が透明状態の段階で、第1可動役物251が初期位置に向けて移動を開始してもよい。移動する第1可動役物251は消灯状態であってもよいし、第2表示態様等で点灯または点滅した状態であってもよい。
図16に示す例では、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が実行されているため、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、擬似連演出(第1予告の演出)が実行されにくく、擬似連演出が開始される場合もあるが、この例では、擬似連演出は開始されず、図16(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。図16に示す例によれば、通常予告の表示態様による変動アイコンの予告は偽の予告であったといえる。また、擬似連演出が実行されてもハズレる場合もあるが、図16(d)〜同図(f)の透過演出も偽の予告であったともいうことができる。
図17は、擬似連演出が開始された後、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が実行される一例を段階的に示した図である。
以下、図16を用いた説明と重複する説明については省略する場合がある。
図17(b)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始され、同図(c)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
図17に示す例では、擬似連演出の1回目の再変動中に、第1可動役物251が、第2ポジションまで移動し(同図(d))、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し(同図(e))、続いて、第2ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(f))。その後、1回目の再変動が続く中、第1可動役物251は消灯し(図17(g))、次いで、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻り(同図(h))、不透明状態になった後で、第1可動役物251が初期位置に復帰する(同図(i))。擬似連演出は、擬似連回数が多くなるほど、大当りの期待度が高くなるが、この例では、2回目の仮停止は行われず、擬似連回数は3回にはならずに、図17(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。なお、擬似連演出が3回目まで継続する場合もある。
以上説明したように、擬似連演出が開始された後であっても、透過演出が開始される場合があり、透過演出が開始される場所によって、擬似連演出の継続度(発展度)を占うことができる。すなわち、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が継続されやすい。ここでは、第1予告の演出は、擬似連演出であったが、ステップアップ予告の演出であってもよく、ノーマルリーチからスーパーリーチへの発展演出であってもよい。
図18は、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行される一例を段階的に示した図である。
図18(b)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始され、同図(c)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
図18に示す例で、擬似連演出の1回目の再変動中に、第1可動役物251が、初期位置から第2ポジションを経由して第1ポジションまで移動する(同図(d))。第1可動役物251は、第2ポジションに一旦停止してもよいしが、第1ポジションまで一気に移動してもよい。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が全体が不透明状態であるため、第1可動役物251が移動している様子が見えにくく、あるいは見えないようにしている。
図18(e)では、透過演出が開始される。図18(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第1ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域を含む第1表示エリア208−1のみが、透明状態に変化している。すなわち、第1ポジションにある第1可動役物251の全部が、透明状態の第1表示エリア208−1に前面側からオーバーラップされている。図18(e)に示す第1表示エリア208−1は、第1ポジションにある第1可動役物251よりも大きな領域であるが、第1可動役物251と同じ大きさの領域であってもよい。また、第1表示エリア208−1は、第1ポジションにある第1可動役物251全体に重なる領域であるが、第1ポジションにある第1可動役物251の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第1ポジションにある第1可動役物251よりも小さな領域であってもよく、その第1可動役物251の前面側からずれた領域であってもよい。図18(e)では、第1ポジションにある消灯状態の第1可動役物251が、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1表示エリア208−1を通して視認し易くなっている。
なお、この例では、第1可動役物251が第1ポジションまで移動した後、第1表示エリア208−1が透明状態に変化しているが、第1可動役物251が第1ポジションに位置するのと同時に、第1表示エリア208−1が透明状態に変化してもよい。また、場合によっては、第1可動役物251が第1ポジションに位置する前から、第1表示エリア208−1に相当する領域が透明状態であってもよい。さらには、第1表示エリア208−1は、電源投入直後の初期動作の一部として、透明状態に変化する場合があってもよいし、大当り遊技中の一部又は全部においても、透明状態に変化する場合があってもよい。すなわち、第1表示エリア208−1は、ここでの透過演出よりも前にも透明状態に変化する場合があってもよいし、ここでの透過演出よりも後にも透明状態に変化する場合があってもよい。さらに、透明状態に変化している期間は、ここでの透過演出が最も長くてもよいし、ここでの透過演出よりも長い場合が他の状態であってもよいし、ここでの透過演出が最も短くてもよいし、ここでの透過演出よりも短い場合が他の状態であってもよい。
図18(f)では、第1可動役物251が第2表示態様で点灯しているが、第1表示エリア208−1が透明状態に変化するのと同時に、第2表示態様で点灯してもよい。また、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する前から、第1可動役物251は第2表示態様で点灯していてもよい。さらに、第1可動役物251は、第1ポジションにおいても、上述したように、第2表示態様以外の表示態様でも点灯可能であり、また、点滅等の複数種類の態様で駆動可能である。
その後、1回目の再変動が続く中、第1可動役物251は消灯し(図18(g))、次いで、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻り(同図(h))、不透明状態になった後で、第1可動役物251が初期位置に復帰する(同図(i))。
図18(k)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が再び仮停止(揺れ変動)されている。図18に示す例では、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行されているため、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合(図17に示す例)に比べて、擬似連演出(第1予告の演出)が継続(発展)しやすく、図18(l)では、擬似連演出における再変動が再び開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×3」という文字表示が表示されている。
そして、図18(m)では、擬似連演出が終了し、剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、同図(n)では、主人公の殿様YMと敵役の剣豪KGが対峙しており、同図(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様YMと剣豪KGが斬り合いを演じた後の様子、すなわち互いに刀を抜き合って勝負した後の様子が表示され、同図(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、殿様YMが勝利し、図18(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。なお、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合であっても、擬似連回数が3回まで延びた場合であっても、ハズレる場合はあり得る。ただし、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合には、必ず大当りするようにしてもよい。
図18に示す例では、図15(l)や同図(l−1)に示すボタン演出は開始されないが、ボタン演出が開始される場合があってもよい(図19以降の例においても同様)。また、ボタン演出が開始された場合は、必ず大当りするようにしてもよいし、反対に、必ずハズレるようにしてもよい。
また、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行されたことは、擬似連演出の継続(二回目の仮停止)についての予告であってもよいし、スーパーリーチ演出(例えば、剣豪リーチ)が開始されることの予告であってあってもよい。
また、図18(m’)は、図18(m)の変形例である。図18(m’)に示す変形例では、擬似連演出中に透過演出は実行されず、剣豪リーチのスーパーリーチ中に透過演出が実行される。図18(m’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの開始演出の文字表示(「剣豪リーチ」)の一部と、第1表示エリア208−1の一部が重なっている。なお、第1表示エリア208−1の全部と、「剣豪リーチ」の文字表示の一部又は全部が重なってもよく、あるいは、「剣豪リーチ」の文字表示を小さくしたり、第1表示エリア208−1を大きくして、「剣豪リーチ」の文字表示の全体と、第1表示エリア208−1の一部又は全部が重なってもよい。図18(m’)に示すように、「剣豪リーチ」の文字表示と、第1表示エリア208−1が重なった場合は、「剣豪リーチ」の文字表示の一部が見えなくなる。すなわち、「剣豪リーチ」の文字表示の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第1可動役物251が見える。図18(m’)に示す第1可動役物251は、第2表示態様で点灯している。
なお、「剣豪リーチ」の文字表示の一部は、第2表示エリア208−2の一部とも重なっており、第2ポジションに第1可動役物251がある場合には、「剣豪リーチ」の文字表示が表示されている状態で、第2表示エリア208−2が透明状態になることがあってもよい。
また、第1可動役物251の第1ポジションを、中図柄表示領域208bの上方の位置から下方の位置に変更すれば、通常予告の表示態様の変動アイコンh0による予告表示の少なくとも一部と、第1表示エリア208−1の少なくとも一部が重なるようになり、変動アイコンh0の一部が切り欠かれて、その奥に、第1可動役物251が見えるようになる。この場合、第1可動役物251の第2ポジションも、右図柄表示領域208bの上方の位置から下方の位置に変更したとしても、通常予告の表示態様の変動アイコンh0による予告表示の少なくとも一部と、第2表示エリア208−2の少なくとも一部は重ならず、第1表示エリア208−1のみが、通常予告の表示態様の変動アイコンh0が表示される領域と重なることになる。
なお、擬似連回数が3回目となる再変動(図18(l))を経て、剣豪リーチに発展する場合、擬似連回数が2回目となる再変動(図18(c)〜同図(k)直前)と、擬似連回数が3回目となる再変動(図18(l))の両方で透過演出が実行されてもよいし、いずれか一方のみでしか透過演出が実行されないようにしてもよい。すなわち、擬似連演出における複数回の再変動を経て或るリーチ演出(例えば、スーパーリーチ演出)が開始される場合、複数回の再変動のうち少なくとも一回の再変動で透過演出が実行される構成であってもよい。
図19は、第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、第2ポジションにある状態でも透過演出が実行された場合の一例を段階的に示した図である。
図19(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図19(b)では、装飾図柄の変動表示が開始され、同図(c)では、第1可動役物251が、初期位置から第1ポジションまで移動し、第1ポジションに消灯状態で位置している。図19(d)では、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、続いて、第1ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(e))。その後、擬似連演出が開始される前に、第1可動役物251は消灯し(図19(f))、次いで、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻り(同図(g))、透過演出は終了する。第1表示エリア208−1における透過演出が終了した後、図19(j)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始され、同図(k)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
擬似連演出の再変動中に、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにおいて第2表示態様で点灯している第1可動役物251が視認可能になる(図19(m))。なお、図19(g)において、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻った後は、第1可動役物251は、視認不能あるいは視認困難になり、初期位置に一旦戻ってから、第2ポジションに移動する場合もあれば、第1ポジションに留まり、図19(m)のタイミングまでに第2ポジションに移動する場合もあれば、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻るとすぐに第2ポジションに移動する場合もある。この例では、2回目の仮停止は行われず、擬似連回数は3回にはならずに、図19(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。
一方、図19(m’)では、同図(m)とは異なる例を示し、擬似連演出の再変動中に、第1表示エリア208−1が透明状態に再び変化し、第1ポジションにおいて第2表示態様で点灯している第1可動役物251が視認可能になっている。図19(m’)では、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が再び実行されたため、2回目の仮停止も行われる。具体的には、図18(g)〜同図(q)に示す例と同じになる。
図20は、第1可動役物251と第4可動役物254を用いた演出の一例を段階的に示す図である。
図20(a)〜同図(h)は、図16(a)〜同図(h)と同じであり、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が実行されている。すなわち、図20(d)〜同図(f)では、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が視認可能になっている。
このように、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が実行されたが、この例では、擬似連演出が開始される。すなわち、図20(j)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、同図(k)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。ここでの例のように、第2表示エリア208−2が透明状態に変化した場合であっても、第1予告の演出(ここでは擬似連演出)が開始される場合があってもよい。ただし、第1表示エリア208−1が透明状態に変化した場合に限ってでしか、第1予告の演出が開始されないように構成してもよい。
そして、擬似連演出における再変動中に、暗転演出が開始される。暗転演出では、第1装飾図柄表示装置208Lの表画面全体が、暗転演出が開始される前より暗くなる。不透明状態の第1装飾図柄表示装置208Lに表示された画像の色合い(例えば、黄系の色合いや白系の色合い等)によっては、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側にある第1可動役物251や第4可動役物254が視認困難ではあるものの視認することができる場合があるが、暗転演出が開始されると、たとえ黄系の色合いや白系の色合いが表示された領域の背面側であっても視認不可能になりやすい。
暗転演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0も非表示になる。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。
図20(n)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図20(n)では、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表している。図20(n)では、点線で表す第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。
図20(o)では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が第2表示態様で点灯を開始する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は全体が不透明状態であり、しかも暗転演出が行われているが、上段のLED2541からの光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、前面側から、発光している様子がわかる。なお、第2表示態様による点灯に限らず、他の表示態様による点灯であってもよいし、点滅であってもよい。図20(p)では、上段のLED2541は消灯している。
第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541の位置は或るポジションに相当する。また、図20(n)〜同図(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある上段のLED2541に前面側からオーバーラップしている領域を含む第4表示エリア208−4は、他の領域(図20(d)に示す第2表示エリア208−2や、図19(d)に示す第1表示エリア208−1等)と同じく不透明状態のままである。上述のごとく、図20(o)では、第4表示エリア208−4が不透明状態であるが、上段のLED2541が発光している。第4表示エリア208−4は、1点鎖線で表しているが、或るポジションにある上段のLED2541の全部が、第4表示エリア208−4に前面側からオーバーラップされている。また、第4表示エリア208−4は、或るポジションにある上段のLED2541よりも大きな領域であるが、そのLED2541と同じ大きさの領域であってもよい。さらに、第4表示エリア208−4は、或るポジションにある上段のLED2541全体に重なる領域であるが、或るポジションにある上段のLED2541の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、或るポジションにある上段のLED2541よりも小さな領域であってもよく、その上段のLED2541の前面側からずれた領域であってもよい。
第4表示エリア208−4は、図20(d)に示す第2表示エリア208−2とは別の領域であり、図19(d)に示す第1表示エリア208−1とも別の領域である。しかしながら、第4表示エリア208−4は、第1表示エリア208−1のすぐ左側の領域であることから、第4表示エリア208−4が不透明状態のまま、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯すると、暗転演出中であることも相俟って、上段のLED2541自体や第4可動役物254が見えないことから、第1可動役物251が、第1ポジションよりもさらに第1予告の演出(擬似連演出)が実行されやすい位置に移動して、発光しているのではないかと遊技者に思わせることができる場合がある。
図20(q)では、第4可動役物254が初期位置に戻り、同図(r)では、暗転演出が終了している。
図21は、図20から続く例や変形例を段階的に示す図である。
図21の左側の列には、図20から続く例が示されている。或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯した場合の方が、上段のLED2541が点灯しない場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。ここでの第1予告の演出は、剣豪リーチ演出よりは大当りの期待度が低くなる、おっかけリーチ演出によるスーパーリーチ演出である。図21(a)に示すように、おっかけリーチ演出によるスーパーリーチ演出でも、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3も消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0のみが表示を継続する。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。また、おっかけリーチ演出では、背景表示が変化する。
図21(b)では、殿様YMが、小判をたくさん持って逃げる商人EGに向かって走ってきており、同図(c)では、殿様YMが商人EGにかなり接近するが、同図(d)では、商人EGを取り逃がしてしまい、おっかけリーチ演出は失敗に終わっている。この後の図は省略されているが、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。
図21の真ん中の列には、おっかけリーチ演出が成功した場合の例が示されている。図21(c)と同じく同図(c’)では殿様YMが商人EGにかなり接近し、同図(c−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0の表示も消え、大当り時の背景表示に一旦切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、大当りの組合せ(「6」−「6」−「6」)が揺れ変動を開始している。そして、図21(d’)では、殿様YMが商人EGを捕まえ、おっかけリーチ演出は成功し、変動アイコンh0の表示も復活している。図21(d’)に続く同図(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、図15(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。
図21の右側の列には、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯しなかった例が示されている。図21(m)は、図20(m)と同じ状況であり、暗転演出が開始されている。続く図21(n)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図21(n)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。
図21(q)では、図20(q)と同じく、第4可動役物254が初期位置に戻っている。したがって、この例では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯しなかったことになる。
図21(r)では、図20(r)と同じく暗転演出が終了し、図21(s)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯しなかった、この右側の列における例では、第1予告の演出(おっかけリーチ演出のスーパーリーチ演出)が開始されず、ハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。なお、上段のLED2541が点灯しなかった場合であっても、第1予告の演出(おっかけリーチ演出のスーパーリーチ演出)が開始される場合もある。ただし、上段のLED2541が点灯しなかった場合には、第1予告の演出(おっかけリーチ演出のスーパーリーチ演出)が開始されることがないようにしてもよい。
図22は、図20(m)と同じ状況から続く他の例を段階的に示す図である。
図22(b)は、図20(m)と同じ状況であり、擬似連演出における再変動表示中に暗転演出が開始されている。続く図22(c)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図22(c)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。
上段のLED2541、中段のLED2542、および下段のLED2543が設けられ、第7ポジション、第8ポジション、および第9ポジションに移動可能な第4可動役物254では、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、中段のLED2542(第二の発光体)が点灯した場合の方が、上段のLED2541(第一の発光体)が点灯した場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、下段のLED2543(第三の発光体)が点灯した場合の方が、中段のLED2542(第二の発光体)が点灯した場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。すなわち、下にあるLEDが点灯する場合ほど、第1予告の演出が実行されやすい。また、上述の如く、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が、第8ポジションにある場合の方が、第7ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、第9ポジションにある場合の方が、第8ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。これらのことを合わせると、いずれか一つのLEDのみが発光している状態では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が発光してしる状態が、第1予告の演出が最も実行されにくく、第9ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543が発光してしる状態が、第1予告の演出が最も実行されやすい。したがって、先に説明した図20に示す例における、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が第7ポジションで上段のLED2541のみが点灯した状態(以下、期待弱状態という。)は、第1予告の演出が最も実行されにくい状態になるが、反面、期待弱状態は最も出現しやすい状態になる。したがって、期待弱状態と、期待弱状態より第1予告の演出が実行されやすい状態(例えば、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が第8ポジションで上段のLED2541のみが点灯した状態:以下、期待強状態という。)とを遊技者に誤認させることができれば、期待弱状態は期待強状態よりも出現頻度が高いため、遊技者に飽きさせることなく期待弱状態でもありがたみを与え、遊技を楽しませることができる。
また、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、3つあるLED2541〜2543の中で、2つのLEDが点灯した場合の方が、1つのLEDしか点灯していない場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、3つのLEDが点灯した場合の方が、2つのLEDしか点灯していない場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。
図22(d)では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯を開始する。上段のLED2541からの光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、前面側から、発光している様子がわかる。なお、第2表示態様による点灯に限らず、他の表示態様による点灯であってもよいし、点滅であってもよい。
第4可動役物254は、上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動を開始し、図22(e)では、第8ポジションに到達し、停止している。図22(f)に示す第4可動役物254では、第8ポジションにおいて、中段のLED2542も第2表示態様で点灯を開始し、2つのLED2541,2542が点灯している。次いで、第4可動役物254は、これら2つのLED2541,2542を第2表示態様で点灯させた状態のまま第9ポジションに向けて移動を開始し、図22(g)では、第9ポジションに到達し、停止している。なお、第4可動役物254は、移動中は、LEDを消灯したり、発光態様を変えて移動してもよい。また、この例では、第4可動役物254は、第8ポジションに一旦停止したが、一旦停止せずに、移動しながら(例えば、第8ポジションを通過する際に)、中段のLED2542が第2表示態様で点灯を開始するようにしてもよい。
図22(h)に示す第4可動役物254では、第9ポジションにおいて、下段のLED2543も第2表示態様で点灯を開始し、3つ総てのLED2541〜2543が点灯している。第9ポジションで3つ総てのLED2541〜2543が点灯した状態は、第1予告の演出が最も実行されやすい状態である。なお、このように、第1予告の演出が最も実行されやすい状態になると、LED2541〜2543の表示態様が変化したり(例えば、赤色の表示態様に変化したり)、駆動態様(発光態様)が変わってもよい(例えば、点滅に変わってもよい)。また、第1予告の演出が最も実行されやすい状態になる場合には、LED2541,2542,2543は、第2表示態様で点灯するのではなく、予め特殊な駆動態様(例えば、赤色点灯や点滅)で発光するようにしてもよい。さらに、第1予告の演出が最も実行されやすい状態に限らず、第1予告の演出がかなりの高確率あるいは必ず実行される状態であっても、LED2541〜2543の発光態様が変わってもよいし、第1予告の演出がかなりの高確率あるいは必ず実行される状態になる場合にも、LED2541,2542,2543は、予め特殊な発光態様で発光するようにしてもよい。
図22(i)では、透過演出が開始されている。図22(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第9ポジションにある第4可動役物254に前面側からオーバーラップしている領域を含む第5表示エリア208−5のみが透明状態に変化している。すなわち、第9ポジションにある第4可動役物254の全部が、第5表示エリア208−5に前面側からオーバーラップされている。図22(i)に示す第5表示エリア208−5は、第9ポジションにある第4可動役物254よりも大きな領域であるが、第4可動役物254と同じ大きさの領域であってもよい。また、第5表示エリア208−5は、第9ポジションにある第4可動役物254全体に重なる領域であるが、第9ポジションにある第4可動役物254の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第9ポジションにある第4可動役物254よりも小さな領域であってもよく、その第4可動役物254の前面側からずれた領域であってもよい。透明状態に変化した第5表示エリア208−5の奥には、第2表示態様で点灯している3つのLED2541〜2543が視認できる。以上説明したように、第5表示エリア208−5が透明状態に変化するのは、第1予告の演出が最も実行されやすい状態になった場合、または第1予告の演出がかなりの高確率あるいは必ず実行される状態になった場合に限ってもよいが、それ以外の場合であってもよい。例えば、上段のLED2541しか点灯しないが、第4可動役物254が第9ポジションまで移動した場合や、第4可動役物254の位置に関係なく下段のLED2543が点灯した場合や、第4可動役物254の位置に関係なく3つのLED2541〜2543総てが点灯した場合にも、第5表示エリア208−5が透明状態に変化してもよい。
図22(j)では、第5表示エリア208−5が不透明状態に戻り、続いて、同図(k)では、3つのLED2541〜2543総てが消灯している。なお、第5表示エリア208−5が不透明状態に戻るのと、3つのLED2541〜2543総てが消灯するのは、同タイミングであってもよいし、消灯してから不透明状態に戻ってもよい。また、3つのLED2541〜2543の消灯は、3つ総てが同時に消灯してもよいし、点灯を開始した順に消灯していってもよいし、点灯を開始した順とは逆に消灯していってもよい。
さらに、第5表示エリア208−5の不透明状態への変化は、第5表示エリア208−5全体が一気に不透明状態へ変化してもよいし、部分的に徐々に不透明状態へ変化していってもよい。
図22(l)では、それまで第9ポジションにあった第4可動役物254が、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置に復帰し、同図(m)では、暗転演出が終了している。暗転演出が終了すると、第1予告の演出として、ここでは、姫発見リーチ演出がスーパーリーチ演出として開始される。上述ごとく、姫発見リーチ演出はおっかけリーチ演出よりも大当りの期待度が高い演出である。なお、おっかけリーチ演出が開始される場合があってもよいが、姫発見リーチ演出のみが開始される場合があってもよいし、姫発見リーチ演出のみが必ず開始されるようにしてもよい。
図22(n)に示すように、姫発見リーチ演出でも、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3も消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0のみが表示を継続する。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。また、姫発見リーチ演出でも、背景表示が変化する。
図22(o)では、殿様YMが登場し、同図(p)では、殿様YMが襖の前に到着する。その襖は閉まっているが、図22(q)では、襖が開き始め、襖の奥には何かがいるようにも見える。
図22(r)ではボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出は、襖の奥から姫が登場するか否かを明らかにする最終ジャッジ演出に相当する。ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へと変化する。また、図22(r)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「一撃」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示されている。なお、これらのボタン画像等136a〜cは、襖の画像にオーバーラップしている。
図23は、図22から続く例や変形例を段階的に示す図である。
図23の左側の列には、図22から続く例が示されている。この例では、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作(押下)されなかった。図23(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、襖の奥には、誰もいない様子が表示されている。すなわち、姫発見リーチ演出は失敗に終わっている。図23(c)では、第1装飾図柄表示装置208Lにハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が確定表示されている。なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作(押下)された場合であっても、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示は、図23(a)〜同図(c)の表示と同じである。
図23の右側の列には、襖の奥から姫が登場する例が示されている。図22(r)の変形例である図23(r−1)でもボタン演出が開始されているが、ここでのボタン演出は、ボタン画像136aが大きく表示されている。このように、ボタン演出で表示される表示(操作促進表示)には複数の表示態様が用意されており、その表示態様によって、演出の成功率(ここでは姫発見の成功率)や、大当りの期待度が変わってもよい。ここでも、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作(押下)されなかったが、図23(r−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、大当り時の背景表示に一旦切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、大当りの組合せ(「6」−「6」−「6」)が揺れ変動を開始している。続いて、図15(a’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、襖の奥から姫HMが登場し、姫発見リーチ演出は成功したことになる。図23(b’)では、第1装飾図柄表示装置208Lに大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。なお、中図柄表示領域208bでは、姫HMのキャラクタ画像に装飾図柄(「装飾6」)がオーバーラップしている。
図24は、透過演出とタイマ予告の演出が組み合わさった一例を段階的に示す図である。
図24(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図24(b)では、装飾図柄の変動表示が開始されている。この段階では、第1可動役物251は、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置にある。また、図24(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ予告の演出が開始されている。ここでのタイマ予告の演出では、擬似連演出開始までの時間(残時間)をカウントダウン表示するタイマ予告表示TM1が表示される。このタイマ予告表示TM1は、第3表示態様の表示である。ここでのタイマ予告の演出では、残時間をカウントダウン表示するタイマ予告表示TM1が表示され、残時間が無くなった後に、擬似連演出が開始される場合があるが、開始されない場合もある。このタイマ予告表示TM1は、第3表示態様の表示である。
図24(c)では、初期位置にあった第1可動役物251が、第2ポジションまで移動する。図24(c)では、第2ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。図24(d)では、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が開始され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化する。ここでの透過演出も、擬似連演出の開始を予告する演出である。したがって、タイマ予告の演出にしても透過演出にしても、擬似連演出に関する予告であり、言い換えれば、現在行われている図柄変動表示に関する予告でもある。図24(d)から明らかなように、第2表示エリア208−2の一部と、タイマ予告表示TM1の一部は重なっている。第2表示エリア208−2の大きさは、タイマ予告表示TM1の大きさよりも小さい。なお、タイマ予告表示TM1の全部と、第2表示エリア208−2の一部又は全部が重なってもよく、あるいは、タイマ予告表示TM1を小さくしたり、第2表示エリア208−2を大きくして、第2表示エリア208−2の全体と、タイマ予告表示TM1の一部又は全部が重なってもよい。また、図24(d)に示すように、第2表示エリア208−2と、タイマ予告表示TM1が重なった場合は、タイマ予告表示TM1の一部が欠けて見えなくなる。すなわち、タイマ予告表示TM1の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第1可動役物251が見える。図24(c)に示す第1可動役物251は、消灯状態である。
なお、この例では、タイマ予告の演出の方が透過演出よりも先に開始されたが、透過演出の方がタイマ予告の演出よりも先に開始されてもよく、あるいは、両者が同時に開始されてもよい。
図24(e)では、第1可動役物251が第2表示態様で点灯し、タイマ予告表示TM1の一部が透明状態になった部分の奥側には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見える。
図24(f)では、第2表示エリア208−2の一部が不透明状態に変化する。すなわち、第2表示エリア208−2のうち、タイマ予告表示TM1と重なっていた部分が不透明状態に変化し、タイマ予告表示TM1の欠けていた部分が復帰表示され、タイマ予告表示TM1全体が視認可能になる。一方、第1可動役物251の、タイマ予告表示TM1と重なっている一部が見えなくなる。
図24(g)では、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻り、不透明状態になった後で、第1可動役物251が初期位置に復帰する(同図(h))。また、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻った後で、タイマ予告表示TM1は残時間が無くなったことを表す「0:00」になる。なお、タイマ予告表示TM1が「0:00」になるタイミングは、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻ると同時であってもよいし、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻る前であってもよい。タイマ予告表示TM1が「0:00」になった後、この例では、図24(i)に示すように、タイマ予告表示TM1に「Go!」という文字表示が表示され、擬似連演出が開始される。図24(k)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始されている。上述のごとく、第1可動役物251が、第2ポジションにある場合の方が、第1ポジションにある場合よりも、擬似連演出が開始されにくいが、タイマ予告の演出も行われたことで、擬似連演出が開始される確率が高くなり、この例では、擬似連演出が開始されている。なお、透過演出と、タイマ予告の演出が行われると、擬似連演出が必ず開始される構成であってもよい。
図24(l)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
なお、ここでは、タイマ予告の演出は、擬似連演出に関するものであったが、保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化するか否かに関するものであってもよい。すなわち、先読み予告に関するものであってもよい。
また、タイマ予告の演出でも、タイマ予告表示TM1が、この例のように第3表示態様の表示であるよりも、第4表示態様の表示である方が、擬似連演出や先読み予告が開始されやすい。したがって、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が開始され、その後に、第4表示態様のタイマ予告表示TM1が開始された場合には、第3表示態様のタイマ予告表示TM1が開始された場合よりも、擬似連演出や先読み予告が開始されやすくてもよく、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が開始され、その後に、第4表示態様のタイマ予告表示TM1が開始された場合には、擬似連演出や先読み予告が必ず開始されるようにしてもよい。
さらに、以上の説明では、擬似連演出(通常予告)や先読み予告の開始確率に関係する説明であったが、大当りの期待度(信頼度)にも関係してもよい。例えば、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が開始されても、タイマ予告表示TM1も実行されていれば、大当り確定であってもよい。
図24における右側の列には、図24(e)の変形例が示されている。
図24(e−1)では、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が行われ、タイマ予告表示TM1の全部も見えるとともに、透明状態の第1表示エリア208−1越しに、第2表示態様で点灯している第1可動役物251の全部も見えている。すなわち、第1表示エリア208−1と、タイマ予告表示TM1は完全にズレており、重なっていない例である。図24(e)に示す例と比較すれば、第1可動役物251が、透過演出が開始されにくい第2ポジションにある場合にはタイマ予告表示TM1と重なり、透過演出が開始されやすい第1ポジションにある場合にはタイマ予告表示TM1と重ならないことになる。なお、この関係は逆であってもよく、第1可動役物251が、透過演出が開始されやすい第1ポジションにある場合にはタイマ予告表示と重なり、透過演出が開始されにくい第2ポジションにある場合にはタイマ予告表示と重ならなくてもよい。
図24(e−2)は、タイマ予告表示TM1が、チュートリアル表示部TT1のすぐ上の位置に表示されている例である。この例では、タイマ予告表示TM1と第2表示エリア208−2は離れており、両者は重なっていない。
一方、図24(e−3)は、チュートリアル表示部TT1のすぐ上の位置に表示されたタイマ予告表示TM1の上に、それとは別の第二のタイマ予告表示TM2が表示されている例である。第二のタイマ予告表示TM2は、タイマ予告表示TM1とは別の演出(例えば、ボタン演出等)に関する表示であるが、図24(e−3)に示す第二のタイマ予告表示TM2では、カウントダウン表示はまだ開始されておらず、準備中の文字が表示されている。この第二のタイマ予告表示TM2の一部と第2表示エリア208−2の一部は重なっており、第二のタイマ予告表示TM2の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第1可動役物251が見えている。図24(e−2)に示すように、タイマ予告表示が一つしか表示されていなければ、第2表示エリア208−2と重ならないが、タイマ予告表示が複数表示されると、第2表示エリア208−2と重なることになる。すなわち、複数のタイマ予告表示が複数されている場合のみ、第2表示エリア208−2と重なることになる。
図25は、図22に示す演出の変形例を段階的に示す図である。
図22(b)と同じく図25(b)では、擬似連演出における再変動表示中に暗転演出が開始されている。ただし、図25に示す例では、暗転演出が開始されても、UI部UI3は消えず、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も表示を継続する。続く図25(c)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図25(c)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。図25(d)では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯を開始する。上述のごとく、この状態は期待弱状態である。期待弱状態における、上段のLED2541からの光は、UI部UI3、保留アイコンh11,h12、および変動アイコンh0のいずれとも重ならない。
図25(e)では、第4可動役物254は、上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動を開始する。この例では、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が右側に行くほど、第1予告の演出が実行されやすくなる。また、右側に表示されている保留アイコンが表す保留ほど先に消化される。したがって、第1予告の演出が実行されやすくなる方向と、保留の消化順を表す保留アイコンの並びの方向が一致している。
図25(f)に示すように、第4可動役物254は、移動しながら、点灯するLEDの数が増えていく。すなわち、第4可動役物254は、第8ポジションする前に、中段のLED2542も第2表示態様で点灯し始める。やがて、第4可動役物254は、第8ポジションに到達する(図25(g))。第8ポジションにおける上段のLED2541からの光にしても、中段のLED2542からの光にしても、UI部UI3、保留アイコンh11,h12、および変動アイコンh0のいずれとも重ならない。
図25(h)では、第8ポジションに停止している第4可動役物254の下段のLED2543も第2表示態様で点灯し始める。この下段のLED2543からの光は、通常予告の表示態様である変動アイコンh0と重なり、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11とも重なり、UI部UI3の一部とも重なる。この結果、少なくとも、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は、下段のLED2543が点灯する前に比べて視認困難になっている。ただし、下段のLED2543の光が青色であり、図25(h)に示す第1保留アイコンh11が白色であり、LEDからの光の色とアイコンの色との関係によっては、背面側からのLED光にアイコンが照らされて、かえってアイコンが見えやすくなる場合もある。
なお、下段のLED2543からの光は、変動アイコンと保留アイコンのうち変動アイコンのみと重なるようにしてもよいし、保留アイコンのみと重なるようにしてもよい。また、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様である場合に限って、下段のLED2543が点灯するようにしてもよい。
図25(i)では、透過演出が開始されている。図25(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第8ポジションにある第4可動役物254に前面側からオーバーラップしている領域を含む第6表示エリア208−6のみが透明状態に変化している。すなわち、第8ポジションにある第4可動役物254の全部が、第6表示エリア208−6に前面側からオーバーラップされている。図25(i)に示す第6表示エリア208−6は、第8ポジションにある第4可動役物254よりも大きな領域であるが、第4可動役物254と同じ大きさの領域であってもよい。また、第6表示エリア208−6は、第8ポジションにある第4可動役物254全体に重なる領域であるが、第8ポジションにある第4可動役物254の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第8ポジションにある第4可動役物254よりも小さな領域であってもよく、その第4可動役物254の前面側からずれた領域であってもよい。透明状態に変化した第6表示エリア208−6の奥には、第2表示態様で点灯している3つのLED2541〜2543が視認できる。一方、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は消えている。この図25(i)に示す、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第8ポジションにある第4可動役物254の3つ総てのLED2541〜2543が点灯している状態よりも、先の図22(i)に示す、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第9ポジションにある第4可動役物254の3つ総てのLED2541〜2543が点灯している状態の方が、第1予告の演出が実行されやすい。
なお、第6表示エリア208−6は、変動アイコンと保留アイコンのうち、変動アイコンのみに重なってもよいし、保留アイコンのみに重なってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様である場合に限って、第6表示エリア208−6は透明状態になってもよい。
続いて、もう一つの変形例について説明する。
図25(b)と同じく図25(b’)では、擬似連演出における再変動表示中に暗転演出が開始され、ここでも、UI部UI3は消えず、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も表示を継続する。続く図25(c’)でも、同図(c)と同じく、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、消灯状態のまま第7ポジションまで移動する。図25(c’)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。図25(d’)では、第7ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯を開始する。上述のごとく、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、下段のLED2543が点灯した場合の方が、上段のLED2541が点灯した場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。このように第1予告の演出が実行されやすい下段のLED2543からの光は、第4可動役物254が第7ポジションにある場合は、第2保留アイコンh12と重なる。第7ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543の位置は、第4可動役物254が、第4可動役物254の初期位置に最も近く表示された保留アイコンと重なる位置になる。なお、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様であるが、保留アイコンの表示態様が、先読み予告の表示態様である場合に限って、下段のLED2543が点灯するようにしてもよい。
図25(e’)では、第4可動役物254は、下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動を開始する。移動中の第4可動役物254における下段のLED2543からの光は、第2保留アイコンh12の他、第1保留アイコンh11にも重なり、さらには変動アイコンh0にまで重なり始めている。そして、図25(f’)に示すように、第4可動役物254は、移動しながら、点灯するLEDの数が増加する。すなわち、第4可動役物254は、第8ポジションに到達する前に、中段のLED2542も第2表示態様で点灯し始める。やがて、第4可動役物254は、第8ポジションに到達する(図25(g’))。第8ポジションにおける下段のLED2543からの光は、変動アイコンh0の一部、第1保留アイコンh11の一部、およびUI部UI3の一部に重なっている。
図25(h’)では、第8ポジションに停止している第4可動役物254の上段のLED2541も第2表示態様で点灯し始め、3つ総てのLED2541〜2543が点灯している状態になる。この状態は、図25(h)に示す状態と同じである。
図25(i’)では、同図(i)と同じ透過演出が開始され、透明状態に変化した第6表示エリア208−6の奥には、第2表示態様で点灯している3つのLED2541〜2543が視認できる。一方、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は消えている。
図26は、図25(b’)〜同図(i’)に示す例のさらなる変形例等を示す図である。
図26(b)〜図26(e)は、図25(b’)〜図25(e’)と同じであり、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254は、下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動する。図26に示す例では、第4可動役物254は、移動しながら、点灯するLEDの数を増加させることなく、第1予告の演出が実行されやすい下段のLED2543のみを第2表示態様で点灯させたまま、第8ポジションに到達する(図26(f))。第8ポジションにおける下段のLED2543からの光は、変動アイコンh0の一部、第1保留アイコンh11の一部、およびUI部UI3の一部に重なっている。第4可動役物254は、第8ポジションに到達しても、点灯するLEDの数を増やさず、透過演出が開始される。この結果、図26(g)に示すように、透明状態に変化した第6表示エリア208−6の奥では、3つのLED2541〜2543のうち、下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯している。なお、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は消えている。この例では、LEDの点灯個数に関係なく、透過演出が実行されている。ただし、第1予告の演出が実行されやすい下段のLED2543が点灯していたことから、透過演出が実行され、第1予告の演出が実行されにくい上段のLED2541しか点灯していない場合には、透過演出が実行されないようにしてもよい。また、図25(i’)に示すように、全部のLEDが点灯している場合に限って透過演出が実行されるようにしてもよいし、複数のLEDが点灯している場合に限って透過演出が実行されるようにしてもよい。
図26(f’)は、同図(f)と同じ状態であり、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254は、第8ポジションにおいて、下段のLED2543のみを点灯させている。この第8ポジションにおいて、下段のLED2543のみを点灯させている。第8ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543の位置は或るポジションに相当する。
図26(g’)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある下段のLED2543に前面側からオーバーラップしている領域を含む第7表示エリア208−7のみが透明状態に変化し、消灯したままのLED2541,2542に前面側からオーバーラップしている領域は不透明状態のままである。このように、透過演出では、点灯しているLEDに前面側からオーバーラップしている領域のみを透明状態に変化させてもよい。さらには、或る発光態様で点灯しているLEDに前面側からオーバーラップしている領域のみを透明状態に変化させてもよい。なお、図26(g’)に示すように、第7表示エリア208−7の横幅は、第4可動役物254の横幅よりも広い。
図26(c’)は、同図(c)と同じ状態であり、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254は、第7ポジションにあり、いずれのLED2541〜2543も消灯状態である。また、保留アイコンは2つ表示されており、第1保留アイコンh11にしても第2保留アイコンh12にしても、デフィルトの表示態様(白色の表示態様)である。ここでは、第7ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543の位置が或るポジションに相当する。
図26(d’−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある下段のLED2543に前面側からオーバーラップしている領域を含む第8表示エリア208−8のみが透明状態に変化する。この結果、デフィルトの表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。なお、図26(d’−1)に示すように、第8表示エリア208−8の横幅は、第4可動役物254の横幅と同じ長さであり、同図(g’)に示す第7表示エリア208−7の横幅よりも狭い。
図26(d’−2)では、第1保留アイコンh11はデフィルトの表示態様(第1表示態様)であるが、第2保留アイコンh12は先読み予告の表示態様(第2表示態様)である。ここでも、図26(d’−1)と同じく、第8表示エリア208−8のみが透明状態に変化する。この結果、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
図26(d’−3)では、第2保留アイコンh12はデフィルトの表示態様(第1表示態様)であるが、第1保留アイコンh11は先読み予告の表示態様(第2表示態様)である。ここでも、図26(d’−1)と同じく、第8表示エリア208−8のみが透明状態に変化し、デフォルトの表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
図26(d’’)では、第7ポジションにある第4可動役物254の中段のLED2542の位置が或るポジションに相当し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある中段のLED2542に前面側からオーバーラップしている領域を含む第9表示エリア208−9のみが透明状態に変化する。図26(d’’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央部分には、左図柄表示領域208aから右図柄表示領域208cにかけて、通常予告の一種であるカットイン予告の表示CIYが表示されている。第9表示エリア208−9は、このカットイン予告の表示CIYに重なっており、カットイン予告の表示CIYの一部が欠けて透明状態になり、第9表示エリア208−9の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。なお、カットイン予告の表示は先読み予告の一種であってもよい。一方、図26(d’’)に示す、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12には、第9表示エリア208−9は重なっておらず、第2保留アイコンh12は全体が見えている。
なお、図26(d’’)に示すカットイン予告の表示CIYは、チャンスボタン136等の操作手段の操作に応じて表示が開始されてもよいし、操作されないと表示されない表示であってもよいし、操作されなくてもボタン演出における操作有効期間が経過すれば表示される表示であってもよい。
また、この例では、第4可動役物254が第7ポジション〜第9ポジションにおいて、それぞれ、上段のLED2541、中段のLED2542、下段のLED2543の3つのLEDが位置することが可能であるため、9箇所の表示領域が透明状態に変化可能である。このように、複数の表示領域を透明状態に変化可能である場合には、いずれか一の表示領域を透明状態に変化させるかを煽る選択演出(例えば、ルーレット演出)を行うようにしてもよい。例えば、第7ポジション〜第9ポジションのうちの或るポジションにおいて、上段から下段の表示領域を所定時間毎に順に透明状態に変化させていって、その後に或る表示領域のみを透明状態に変化させ、その表示領域に対応するLEDを発光させるようにしてもよい。言い換えると、発行する発光手段の位置によって、第1予告の演出の実行確率が変わったり、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が変わる場合に、いずれの発行手段が発行するかを、発光手段の手前側の領域の透過を用いて間接的に煽る演出が実行されるようにしてもよい。
さらに、3つのLED2541〜2543の点灯個数が多ければ、第1予告の演出の実行確率が高くなったり、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が高くなったりする構成において、チャンスボタン136等の操作手段の操作(例えば、連打操作や長押し操作)に応じて、透明状態になる表示領域の大きさが変化(例えば、拡大又は縮小)し、最終的に表示領域の大きさに応じてLEDの点灯個数が決まる構成であってもよい。また、操作手段の操作(例えば、連打操作や長押し操作)が行われなければLEDが一つも発光しないか、あるいはボタン操作有効時間が終了した後、透明状態になる表示領域が一気に拡大し、拡大した表示領域の奥側に位置している一又は複数のLEDのみが点灯する構成であってもよい。
加えて、LEDの表示態様によって、第1予告の演出の実行確率が変わったり、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が変わる構成であってもよい。
以上説明した、透過液晶表示装置の背面側に位置するLEDの点灯開始のタイミングよりも、表示領域が透明状態に変化するタイミングが早い場合には、表示領域が透明状態に変化すること自体は、LEDの点灯を意識した煽り演出に相当し、間接的な演出に相当する。すなわち、表示領域が透明状態に変化させることを予告演出の前兆として使うので、表示領域が透明状態に変化した後に、予告演出であるLEDの点灯が開始されることを知っている遊技者にとっては、大当りの期待感を持つべきタイミングを分かり易く伝えることができる。
また、透過しない通常の液晶表示装置では、表示画面における表示によって煽ってから発光手段が発光する流れになり、遊技者は、表示画面から発光手段まで視線を移動させる必要が生じたり、表示画面まで発光手段をわざわざ移動させる必要があるがそうすると発光手段によって他の表示が隠され視認性が低下してしまう恐れがある。一方、本実施形態では、表示領域を透明状態に変化させることによって煽ってから、その奥側にある発光手段が発光する流れになり、遊技者は視線を動かす必要はなく、発光手段が表示画面を隠してしまうこともなく、通常の液晶表示装置を用いた演出に比べて有利な効果を奏する。
図27は、第4可動役物254を用いた他の演出の一例を複数示す図である。
図27の左側の列には、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12が表示されるとともに、UI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に、剣豪リーチの説明が表示されている例が示されている。図27(b)では、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254が、第7ポジションに位置している。第7ポジションにある第4可動役物254の各LED2541〜2543の位置が或るポジションに相当し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある各LED2541〜2543に前面側からオーバーラップしている各領域を含む3つの領域(図20(n)に示す第4表示エリア208−4(上段のLED2541に対応した領域)、図26(d’’)に示す第9表示エリア208−9(中段のLED2542に対応した領域)、図26(d’−1)に示す第8表示エリア208−8(下段のLED2543に対応した領域))が透明状態に変化する。また、図27(b)に示す、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
図27(b)におけるタイミングで第7ポジションにあった第4可動役物254は、第9ポジションに向けて移動を開始する。第4可動役物254の移動が開始されると、透過演出は一旦終了する。
図27(d)に示す第4可動役物254は、第8ポジションを経由して第9ポジションに到達している。第9ポジションにある第4可動役物254の各LED2541〜2543の位置が或るポジションに相当し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある各LED2541〜2543に前面側からオーバーラップしている各領域を含む3つの表示エリア208−10〜208−12が透明状態に変化する。この結果、チュートリアル表示部TT1における剣豪リーチの説明表示の一部が欠けて透明状態になり、奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
なお、第4可動役物254は、移動中も透過演出を継続し、透明状態になる領域が、第4可動役物254の移動に合わせて右側に移動してもよい。ただし、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側を移動する可動役物であれば、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面とオーバーラップしていて覗き込めば、オーバーラップしている部分でも見ることが可能であるが、透明状態になる領域が右側に移動していくと、その部分の表示自体が表示されなくなってしまい、楽しめなくなるといった不都合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側を移動する可動役物の移動に合わせて、透明状態にする領域を移動させることは技術的に難しい場合がある。
図27の中央の列には、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12が表示されるとともに、UI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に、演出の説明表示ではなく、「激熱」といった、現在行われている図柄変動表示に関する予告表示(通常予告の表示)が表示されている例が示されている。この例では、第4可動役物254が第7ポジションにある場合は、左側の列に示す例と同じであるが、第4可動役物254が第9ポジションにある場合は、下段のLED2543に対応した表示エリア208−12が透明状態に変化することで、チュートリアル表示部TT1における予告表示の一部が欠けて透明状態になり、奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
なお、チュートリアル表示部TT1に、予告表示が表示される場合の方が、演出の説明表示が表示されるよりも、下段のLED2543が背面側に移動しやすく、透過演出が重なりやすい。あるいは反対に、チュートリアル表示部TT1に、演出の説明表示が表示される場合の方が、予告表示が表示されるよりも、下段のLED2543が背面側に移動しやすく、透過演出が重なりやすくてもよい。
図27の右側の列には、UI部UI3が消るとともに、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も非表示になった例が示されている。図27(b’’)では、第4可動役物254は初期位置にある。図27(b’’)に続く同図(c’’)では、中図柄表示領域208bに、縦一列に3本の矢が打ち込まれたアニメーションが表示される。図27(c’’)でも、第4可動役物254は初期位置にあるが、このアニメーションが表示されると、第4可動役物254は第8ポジションまで移動し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全体が不透明状態のまま、3つのLED2541〜2543総てが第2表示態様で点灯を開始する。なお、第4可動役物254は、アニメーションが表示される前から第8ポジションにあってもよい。この例では、アニメーションの表示によって、3つのLED2541〜2543の点灯開始を事前に示唆している。従来の可動役物演出では、可動役物の演出位置までの移動中に、遊技者は可動役物の動きを察知し、そこで行われる演出を最初から楽しむことができるが、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で移動する可動役物(ここでは第4可動役物254)では、遊技者に可動役物の移動を気付かせることが難しいため、アニメーションの表示等によって事前示唆を行う。そして、透過演出は行われていないが、第8ポジションにおける3つのLED2541〜2543の全点灯は、第1予告の演出がある程度実行されやすくなる演出に相当する。したがって、事前示唆のアニメーションから始まって、第4可動役物254を用いた第1装飾図柄表示装置208Lの背面側での発光演出が実行され、その後、第1予告の演出が実行され、最終的に大当りするか否かといった流れになり、遊技の興趣が向上する。
図28は、透過演出とサブウィンドゥを用いた演出が組み合わさった一例等を段階的に示す図である。
図28(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、UI部UI3が表示され、2つの保留アイコンh11,h12と、変動アイコンh0が表示され、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、2つの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様であるのに対して、変動アイコンh0は、通常予告の表示態様である。
図28(c)では、或る演出として煽り演出が開始され、「敵を発見でリーチ」という文字表示が表示されるとともに、殿様YMが敵を捜しているアニメーションが表示される。この煽り演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も非表示になる。また、第5図柄pd5の左横には保留数表示が追加表示される。さらに、それまで第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた画像が、第5図柄pd5の下に設けられたサブウィンドゥSW内に表示される。
図28(e)では、透過演出が実行され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第2表示エリア208−2の一部と、サブウィンドゥSWの一部は重なっており、第2表示エリア208−2が透明状態に変化したことでサブウィンドゥSWの一部も透明化されている。ただし、サブウィンドゥSW内の、通常予告を表す変動アイコンh0や、ここではデフォルトの表示態様であるが先読み予告を表すことがある保留アイコンh11,h12は視認可能である。なお、第2表示エリア208−2が、サブウィンドゥSWのこれらのアイコンh0,h11,h12と重なる場合があってもよい。
また、この例では、透過演出が行われた場合の方が、透過演出が行われない場合より、煽り演出に成功(殿様YMが敵を発見)しやすくなる。さらに、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行された場合の方が、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、煽り演出により成功しやすくなる。
図28(g)では、透過演出が終了し、殿様YMがやや大き目に表示されている。図28(h)では、敵役の小判を持って逃げる商人EGが発見され、煽り演出は成功している。なお、商人EGのキャラクター表示の一部は、サブウィンドゥSWの一部に重なっているが、各種アイコンh0,h11,h12は視認可能である。ただし、これら各種アイコンh0,h11,h12を隠すようにオーバーラップする場合もあり得る。
煽り演出に成功すると、リーチ演出(第1予告の演出の一例)が開始される。図28(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、リーチ状態が開始されている。
なお、煽り演出は、スーパーリーチの対象キャラクタを発見する演出であってもよい。すなわち、商人EGが発見された場合には、図21を用いて説明したおっかけリーチに発展する。あるいは、発見されたキャラクタとリーチの種類は全く関係がなくてもよい。例えば、商人EGが発見された場合であっても、図15等を用いて説明した剣豪リーチに発展してもよい。
以上説明した煽り演出は、ミニゲームの一種であるともいえる。続いて、他のミニゲームと透過演出が組み合わさった一例について説明する。
図28(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、擬似連図柄の2回の仮停止(揺れ変動)後の再変動が行われており、左図柄表示領域208aと中図柄表示領域208bの間には、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、第3表示態様の表示である。
図28(イ)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第1表示エリア208−1の一部と、準備中画像RDYの一部は重なっており、第1表示エリア208−1が透明状態に変化したことで準備中画像RDYの一部も透明化されている。このように第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行されたことにより、図28(ウ)では、剣豪リーチが開始されている。なお、剣豪リーチの開始演出の文字表示(「剣豪リーチ」)の一部に、準備中画像RDYの一部がオーバーラップしている。
図28(エ)では、準備中画像が表示されていた領域でミニゲームが開始されている。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが水平軸を回転軸(不図示)として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。また、剣豪リーチの演出では、主人公の殿様YMと敵役の剣豪KGが対峙している。
図28(オ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「激熱」の文字が表示された図柄が導出され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。すなわち、ドラムDRMに「激熱」の文字が導出されることにより、通常予告が行われている。また、剣豪リーチの演出では、殿様YMと剣豪KGが斬り合いを演じた後の様子、すなわち互いに刀を抜き合って勝負した後の様子が表示されているが、どちらが勝利したかは、まだ分からない状態である。
図28(カ)では、ミニゲームの表示(ドラムDRMの表示)が消え、ボタン演出が開始されている。図28(カ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図15(l−1)と同様に、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aが大きく表示されている。なお、ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へ変化している。
図29は、透過演出と様々な表示との関係を説明する図である。
図29の左の列には、透過演出と、皿満タンエラーが発生した場合に報知される球抜き報知の表示との関係が示されている。図29(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が実行されている最中に、皿満タンエラーが発生し、球抜き報知の表示(「球を抜いてください」といった文字表示)が、左図柄表示領域208aから右図柄表示領域208cにかけて表示されている。この例では、皿満タンエラーが最後まで解消されず、この球抜き報知の表示が最後まで継続して表示されている。第1可動役物251は、第2ポジションまで移動し(図29(b))、透過演出が行われ、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し(同図(c))、続いて、第2ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(d))。第2表示エリア208−2は、球抜き報知の表示と重なっており、透過演出が行われると、球抜き報知の表示の一部が欠けて透明状態になり、第2表示エリア208−2の奥には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見える。
図29(d’)は、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が行われ、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。この図に示すように、第1可動役物251は、第1ポジションにあっても、第1表示エリア208−1が、球抜き報知の表示と重なり、透過演出が行われると、球抜き報知の表示の一部は透明化される。
図29(d’’)は、球抜き報知の表示が行われている状態で、通常予告の一種であるカットイン予告の表示CIY’が表示され、さらに、透過演出が行われ、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。透明状態に変化した第2表示エリア208−2と、カットイン予告の表示CIY’も重なり、カットイン予告の表示CIY’の一部も透明化されて見えなくなっている。なお、球抜き報知の表示は、カットイン予告の表示CIY’にオーバーラップしているが、透明状態に変化した第2表示エリア208−2と重なるため、球抜き報知の表示の一部も透明化されて見えなくなっている。なお、カットイン予告の表示CIY’は、第2表示エリア208−2が透明状態に変化するのと同時に表示されてもよいし、透明状態に変化する前から表示されていてもよいし、透明状態に変化した後に表示されてもよい。
なお、ここでは球抜き報知の表示を例にあげて説明したが、他のエラーに関する表示や警告に関する表示でも同様である。他のエラーに関する表示としては、主制御部300に関するエラーに関する表示として、磁気(磁石)検知エラーの表示、外部クロック異常エラーの表示、磁界(電波)検知エラーの表示、スイッチレベル異常エラーの表示、スイッチ未接続エラーの表示、衝撃異常エラーの表示、入賞率異常エラーの表示、大入賞口入賞超過エラーの表示、大入賞口排出超過エラーの表示、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)の表示等を列挙することができる。さらに、「扉が開いています。」といったエラー表示や「扉を閉めてください。」といった警告表示の扉開放エラーの表示もあげられる。すなわち、他のエラーの表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、第1副制御部400または/および第2副制御部500に関する警告・エラーの表示としては、衝撃警告の表示、打ち方警告の表示、可動役物エラーの表示等を列挙することができるが、ここでも、上記列挙したもの総てであってもよいし、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
図29の中央の列には、透過演出と、ボタン演出の表示との関係が示されている。図29(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が実行されており、ボタン演出が開始されている。ボタン演出が開始されると、中図柄表示領域208bの上部には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bと、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示される。また、図29(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの左下隅には、チビ姫SHのキャラクタが出現し、爺を探している。操作有効期間内にチャンスボタン136を操作すると、ボタン演出成功であれば爺のキャラクタが出現し、失敗であれば、爺のキャラクタが出現しない。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、操作有効期間経過後に爺のキャラクタが出現する場合もある。
第1可動役物251は、第1ポジションまで移動し(図29(B))、透過演出が行われ、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し(同図(C))、続いて、第1ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(D))。第1表示エリア208−1は、残期間メータ表示136cの大部分と重なっており、ボタン画像136aとも僅かに重なっている。透過演出が行われると、残期間メータ表示136cは、両端部分を残して透明状態になり、第1表示エリア208−1の奥には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見える。
なお、ここに示すボタン画像136aでは、第2表示エリア208−2とは重ならず、第1予告の演出が実行されやすい第1ポジションに第1可動役物251がある場合に限って重なることになる。ただし、図28(カ)に示す大きなボタン画像136aと残期間メータ表示136cであれば、第2表示エリア208−2と重なり、第2表示エリア208−2の透過演出が行われると、大きなボタン画像136aや残期間メータ表示136cの一部が透明化されることになる。
図29(D)では、残期間メータ表示136cの残り時間は不明であるが、チャンスボタン136が操作され、同図(E)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右下隅には、爺GIのキャラクタが出現し、ボタン演出は成功している。この図29(E)でも、透過演出は継続されているが、爺GIのキャラクタの表示や台詞の表示は、第1表示エリア208−1から離れた位置に表示されており、第1表示エリア208−1に重ならない。
図29の右の列には、透過演出と、ミニキャラクタ(ミニキャラ)の表示との関係が示されている。図29(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、変動アイコンh0と、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。変動アイコンh0にしても、2つの保留アイコンh11,h12にしても、表示態様はデフォルトの表示態様である。また、図29(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が実行されており、右図柄表示領域208cの近辺には、忍者NJAのミニキャラクタの表示が表示されている。図29(イ)では、保留アイコンの表示態様が変化するかもしれない煽り演出が開始される。すなわち、忍者NJAのミニキャラクタが、ここでは2つ表示されている保留アイコンh11,h12のいずれかに向けて手裏剣を投げる。また、第1可動役物251は、第2ポジションまで移動する。
図29(ウ)では、手裏剣が第2保留アイコンh12に命中し、第2保留アイコンh12はエフェクト画像EFGで覆われ、見えなくなっている。また、透過演出が行われ、第2表示エリア208−2が透明状態に変化する。なお、第2ポジションにある第1可動役物251は消灯状態である。第2表示エリア208−2は、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なっており、透過演出が行われると、忍者NJAのミニキャラクタの表示の一部分(ちょうど顔の部分)は透明状態になる。
図29(エ)では、第2保留アイコンh12を覆っていたエフェクト画像EFGが消え、第2保留アイコンh12は先読み予告の表示態様(例えば、第2表示態様)で表示されている。先読み予告の表示態様に変化した第2保留アイコンh12は、第2保留が消化されるまで、先読み予告の表示態様で表示され続け、先読み予告が継続される。忍者NJAのミニキャラクタは、保留変化アニメーションの最初で登場するキャラクタと見ることもでき、先読み予告演出(より具体的には保留変化演出)の一部に相当する。なお、手裏剣が保留アイコンに命中せずに、何の変化も起こらない場合もある。また、手裏剣が保留アイコンに命中したからといって、命中した保留アイコンが必ずエフェクト画像EFGで覆われるわけではなく、保留アイコンの表示態様も何も変化せずに終わってしまう場合もあれば、エフェクト画像EFGで覆われたものの、保留アイコンの表示態様は何も変化しない場合もある。保留アイコンの表示態様が変化しない場合は、保留変化演出に失敗したことになる。
なおここでは、保留アイコンの表示態様が変化したが、変動アイコンの表示態様が変化する場合もある。すなわち、忍者NJAのミニキャラクタが投げた手裏剣が、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0に命中し、その後、変動アイコンh0の表示態様が通常予告の表示態様(例えば、第2表示態様)に変化する場合もある。この場合は、忍者NJAのミニキャラクタは、通常予告演出の一部に相当する。また、以上の説明では、デフォルトの表示態様のアイコンが変化するが、先読み予告や通常予告の表示態様のアイコンが、大当りの期待度(信頼度)がより高い表示態様に変化する場合もある。
また、図29(エ)では、第2ポジションにある第1可動役物251は第2表示態様で点灯を開始し、透明状態に変化した第2表示エリア208−2越しに、その様子が見える。忍者NJAのミニキャラクタは、保留アイコンの表示態様は変化したが、未だ表示されており、顔の部分が見えずに、奥には、第2表示態様で点灯を開始した第1可動役物251が見えている。忍者NJAのミニキャラクタの表示は、複数回の図柄変動表示を跨いで表示される表示であってもよい。あるいは、現在行われている図柄変動表示の一部又は全部の期間に表示される表示であってもよい。例えば、リーチ演出が開始される前までや、スーパーリーチ演出に発展する前まで表示される表示であってもよい。さらには、忍者NJAのミニキャラクタの表示は、保留アイコンの表示態様が変化した段階で消えてしまってもよい。
図29(エ’)は変形例を示し、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。先読み予告演出の一部に相当する図柄表示領域208bの近辺に表示されている。第1表示エリア208−1は、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なっており、透過演出が行われると、忍者NJAのミニキャラクタの顔の部分は透明状態になり、奥には、第2表示態様で点灯する第1可動役物251が見える。すなわち、先読み予告演出が表示される領域の一部が、第1表示エリア208−1の一部が重なり、先読み予告演出の表示(ここでは忍者NJAのミニキャラクタの表示)が表示されている状態において、第1表示エリア208−1が透明状態になっている。この変形例では、第1表示エリア208−1のみが、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なる場合があり、第2表示エリア208−2等の他の表示エリアは、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なることはない。ただし、他の表示エリアも、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なる場合があってもよい。
なお、忍者NJAのミニキャラクタの表示は、先読み予告演出の表示である他に、通常予告演出の表示である場合があったり、スーパーリーチ演出や擬似連演出といった或る演出が開始されるか否かを占う演出の表示である場合があったり、チュートリアル(演出説明)に用いられる表示である場合等があってもよいし、こられらの各表示の専用表示(例えば、先読み予告演出の専用表示)であってもよい。
以上、図14を用いて説明した、第1可動役物251および第4可動役物254を備えた遊技台(パチンコ機100)における多数の演出例について説明したが、ここで一旦、代表的な例についてまとめてもう一度説明する。
図30は、これまで説明した演出の代表例をまとめた図である。
図30(a)〜同図(d)には、図16を用いて説明した、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が実行される例が示されている。すなわち、図30(b)では、透過演出が実行され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。なお、この例では、透過演出の後に擬似連演出やリーチ演出等の第1予告の演出の実行が開始されず、図30(d)に示すようにハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。
図30(A)〜同図(E)には、図19を用いて説明した、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、擬似連演出が開始される例が示されている。すなわち、図30(B)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合は、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、第1予告の演出の実行が開始されやすく、図30(D)では、擬似連演出の実行が開始され、続く同図(E)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
図30(ア)〜同図(エ)には、図18を用いて説明した、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、擬似連演出が継続し、スーパーリーチ演出が開始される例が示されている。すなわち、図30(イ)では、擬似連演出における再変動表示中に、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合は、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、第1予告の演出(例えば、擬似連演出)が継続しやすかったり、第1予告の演出(例えば、スーパーリーチ演出)が開始されやすかったりする。図30(エ)では、スーパーリーチ演出の一つである剣豪リーチ演出の実行が開始されている。
図30(あ)〜同図(え)には、図20〜図21を用いて説明した、第1可動役物251と第4可動役物254を用いた演出の一例が示されている。すなわち、ここでは不図示であるが、図30(b)と同じように、透過演出が実行され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯した後、擬似連演出が行われ、さらに、暗転演出が開始される。そして、暗転演出の実行中に、図30(い)に示すように、第4表示エリア208−4を含む全表示領域が不透明状態のまま、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯する。このような、第7ポジションにおける上段のLED2541のみの点灯状態は、第1予告の演出の実行が開始されることを期待した場合、期待弱状態であるが、暗転演出が終了して、図30(え)では、第1予告の演出の一つであるおっかけリーチ演出が開始されている。
図31は、可動役物の構成の変形例を示す図である。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図31(a)に示す第1可動役物251は、図14に示した第1可動役物251と、初期位置および移動範囲が異なる。図31(a)に示す第1可動役物251は、第1装飾図柄表示装置208Lの右上になり、第1装飾図柄表示装置208Lの対角線に沿って移動する。すなわち、初期位置の右上から、左斜め下に向けて移動可能であり、右図柄表示領域208c内の位置(右図柄表示領域208cの上部の背面側の位置)が第10ポジションになり、中図柄表示領域208b内の位置(中図柄表示領域208bの上下方向中央の背面側の位置)が第2ポジションになり、左図柄表示領域208a内の位置(左図柄表示領域208aの下部の背面側の位置)が第1ポジションになる。図31(a)では、第10ポジションにある第1可動役物251を点線で表し、第2ポジションにある第1可動役物251を二点鎖線で表し、第1ポジションにある第1可動役物251を一点鎖線で表している。第1ポジションは、初期位置から最も離れた位置になる。なお、第10ポジションを初期位置にしてもよい。或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、第2ポジションにある場合の方が、第10ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。
図31(b−1)は、図31(a)に示す第1可動役物251が、第10ポジションにある状態で、透過演出が実行され、第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第10ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域は、UI部UI3や、保留アイコン、変動アイコンと重なっていない。
図31(b−2)は、図31(a)に示す第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で、透過演出が実行され、第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。ここでの第1表示エリア208−1は、第2保留アイコンh12の一部と重なっており、透過演出によって第1表示エリア208−1が透明状態になることで、第2保留アイコンh12の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見えている。
図31(b−3)は、図31(a)に示す第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で、透過演出が実行され、第1可動役物251が第4表示態様で点灯している様子を示す図である。この例でも、第2保留アイコンh12の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第4表示態様で点灯している第1可動役物251が見えている。なお、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第4表示態様である場合の方が、第2表示態様である場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。
ここでの変形例では、第1表示エリア208−1のみが、先読み予告の表示態様の保留アイコンの場合もある保留アイコンの表示と重なる場合があり、第2表示エリア208−2等の他の表示エリアは、保留アイコンの表示と重なることはない。
図31(A)に示す第1可動役物251は、図14に示した第1可動役物251と同じであるが、図31(B)に示す第4可動役物254は、図14に示した第4可動役物254とは異なる。ここでは、図31(A)に示す第1可動役物251と、図31(B)に示す第4可動役物254の組合せについて説明する。
図31(B)において、実線で示す第4可動役物254は、初期位置にある第4可動役物を表す。第4可動役物254の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも左側の位置である。第4可動役物254は、その初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lと重なる、第7ポジションおよび第8ポジションに移動可能である。第7ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける左図柄表示領域208aの背面側になり、第8ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける中図柄表示領域208bの背面側になる。図31(B)では、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第8ポジションにある第4可動役物254を一点鎖線で表している。なお、図31(B)に示す第4可動役物254は、図14に示した第4可動役物254とは異なり、第8ポジションが初期位置からの最大移動位置であり、第9ポジションまで移動しない。
この第4可動役物254には、上下にLEDが設けられている。図31(B)に示す第4可動役物254では、図14に示した第4可動役物254に設けられた中段のLED2542に相当するLEDが上方に設けられ、以下、この上方のLEDを中段のLED2542と称し、図14に示した第4可動役物254に設けられた下段のLED2543に相当するLEDが下方に設けられ、以下、この下方のLEDを下段のLED2543と称する。また、図31(A)に示す第1可動役物251に内蔵されたLEDは、第4可動役物254に設けられた上段のLED2541の役割を果たすことができる。
以上説明した図31(B)に示す第4可動役物254と、第1可動役物251は、前後方向に揃えて配置されているが、移動領域が重ならず、両者が干渉することはない。
図31(A)に示す第1可動役物251が第1ポジションにあり、図31(B)に示す第4可動役物254が第8ポジションにある状態では、第1可動役物251に内蔵された、上段のLED2541の役割を果たすLEDと、図31(B)に示す第4可動役物254に設けられた2つのLED2542,2543が、縦一直線に並んで点灯可能である。この状態が、第1予告の演出が最も実行されやすい状態である。
なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域のうち、透過演出によって、各LEDの前側になる領域のみを透明状態にしてもよいし、図31(B)に示す第4可動役物254全体の前側になる領域を透明状態にしてもよい。ただし、図31(A)に示す第1可動役物251が第1ポジションにあり、図31(B)に示す第4可動役物254が第8ポジションにある状態で、中図柄表示領域208b全体を透明状態にしてしまうと、第1可動役物251と第4可動役物254の区切りが見えてしまうため、この状態では、全体を透明状態にせず、不透明状態で、各LEDの点灯を行う演出を実行するようにしてもよい。
従来の演出装置であれば、表示画面の手前に可動役物を移動させて、特定の表示に着目させることができるが、特定の表示以外の他の表示が、可動役物が目的の位置に移動するまでにその可動役物のアーム等で邪魔されてしまう不都合が生じることがある。一方、これまでに説明した第1実施形態によれば、可動役物は背面側で移動するため、そのような不都合が生じることはなく、そもそも表示自体を一部透過させる(実質的には消す)ので、その表示をより強調できる場合があったり、一部透過させて奥側を視認可能にすることで、奥行き感を与えて、奥側をより着目させることができる場合がある。すなわち、一部が透過することで透過した周囲にも必然的に目が届き、表示を強調することができる場合がある。また、表示は二次元的であるが、奥行き感が出ると、表示だけでは再現が困難であった三次元的な演出が可能になり、表示の奥に何があるのかを気にさせることができる場合がある。
続いて、第2実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図32は、第2実施形態の演出装置206の構成を示す図である。
図32(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図32(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、第1実施形態の演出装置206と同じく、家紋役物224Eが配置されている。ただし、第2実施形態の家紋役物224Eの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の位置になる。図32(b)に示す家紋役物224Eは、初期位置にある。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に下降してきて、第3ポジションにおいて第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前面側(遊技者側)から重なる。図32(b)では、第3ポジションにある家紋役物224Eを黒い実線で表している。家紋役物224Eは、第3ポジションからさらに下降して、第6ポジションまで移動可能である。図32(b)では、第6ポジションにある家紋役物224Eを灰色の実線で表している。家紋役物224Eは、第6ポジションでは、上から3/4程度が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前面側から重なり、1/4程度の下側が、その表示画面よりも下方に位置することになる。家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第3ポジションにある状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。図32に示す家紋役物224Eは第2表示態様で点灯している。
また、図32(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、第1可動役物251が配置されている。第1可動役物251は、リング状の役物を左右に分割した構成のものであり、左円弧部2511と右円弧部2512からなる。図32(c)に示す左円弧部2511と右円弧部2512それぞれは、それぞれの初期位置にある。すなわち、左円弧部2511は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも左側を初期位置とし、右円弧部2512は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも右側を初期位置とする。第1可動役物251は、動作を開始すると、左円弧部2511が初期位置から右側に向かって移動し、右円弧部2512が初期位置から左側に向かって移動し、両者は、家紋役物224Eの第3ポジションの奥側、すなわち第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側の円形領域S3’を囲むようにして合体する。こうして、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側で合体し、リング状をなした第1可動役物251の位置は第1ポジションになる。図32(c)では、第1ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。点線で表された第1可動役物251よりも内側の領域が円形領域S3’になる。
図32(d)は、家紋役物224Eが第3ポジションにあり、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第1ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域を含む第1表示エリア208−1が、透過演出によって透明状態に変化したときの様子を示す図である。前後方向(奥行き方向)における位置の違いはあるものの、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側の家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側の第1可動役物251によって囲われている。すなわち、円形の家紋役物224Eの、左半分の外周部分には左円弧部2511が位置し、右半分の外周部分には右円弧部2512が位置している。
また、第1可動役物251よりもさらに背面側には、第1実施形態の第4可動役物254に代えて、第3可動役物253が配置されている。第3可動役物253は、殿様のキャラクタの顔が描かれた役物である。第3可動役物253の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置になる。図32(e)に示す第3可動役物253は、初期位置(第4ポジション)にある。第3可動役物253は、動作を開始すると、初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で第1装飾図柄表示装置208Lと重なる第5ポジションまで移動可能である。図32(e)では、第5ポジションにある第3可動役物253を点線で表している。なお、第3可動役物253の第5ポジションと、第1可動役物251の第1ポジションは、前後方向(Z軸方向)にはズレているものの、X軸方向およびY軸方向ではほぼ同じ位置にある。
また、家紋役物224Eよりもさらに前面側には、第1実施形態と同じく、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。この第2実施形態における導光板ILは、透過領域に、殿様のキャラクタの顔を型どった模様のレンズカットが施されている。図32(a)に示す導光板ILは、側方側から照射された光がレンズカット部分で前方に向けて反射した状態であり、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が発光しているように見える。
図32(f)は、家紋役物224Eおよび第1可動役物251はともに初期位置にあり、第3可動役物253は第5ポジションにあり、導光板ILが発光している状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうちの、第5ポジションにある第3可動役物253に前面側からオーバーラップしている領域を含む第3表示エリア208−3が、透過演出によって透明状態に変化したときの様子を示す図である。第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様は、同じ大きさであって、前後方向(Z軸方向)における位置の違いはあるものの、X軸方向およびY軸方向では一致しており、重なって見える。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この第2実施形態の第1可動役物251と第3可動役物253それぞれと干渉しない位置に設けてもよい。
図33は、第2実施形態の演出装置206を用いた透過演出の一例を段階的に示す図であり、図34は、図33に示す例の続きを示す図であり、図35は、図34に示す例の続きを示す図である。
図33(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に示す点線は、初期位置(第4ポジション)にある第3可動役物25の上端部分を表している。
図33(b)では、装飾図柄の変動表示が開始され、変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図33(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面全体が、暗転演出と同程度の暗さ、あるいはそこまでは暗くしないにしてもある程度の暗さまで暗くなっている。これは、導光板ILの発光をより見えやすくするためである。図33(c)では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された透明の導光板ILに模様が表れている。すなわち、図33(c)に示す導光板は、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が暗くなるタイミングと、導光板ILに模様が表れるタイミングは、同時であってもよいし、暗くなるタイミングの方が先にあってもよいし、あるいは反対に暗くなるタイミングの方が後であってもよい。導光板ILに模様が表れたことはチャンスアップであり、導光板ILに模様が表れた場合の方が、導光板ILに模様が表れなかった場合よりも、第1予告の演出の実行が開始されやすい。なお、導光板ILに模様が表れると、第1予告の演出の実行が必ず開始されてもよいし、導光板ILに模様が表れても第1予告の演出の実行が開始されない場合もあるが模様が表れなくては第1予告の演出の実行が開始されることはないようにしてもよい。
図33(e)では、第1予告の演出として擬似連演出が開始されている。なお、図33(d)のタイミングで、図32に示す第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行されてもよい。ここで開始された擬似連演出は、その透過演出が実行されたことによる演出であってもよく、先の導光板ILの演出は、透過演出が行われることの予告演出であってもよいし、透過演出や擬似連演出(第1予告の演出)と全く無関係な演出であってもよい。図33(f)では、擬似連演出における再変動が開始されている。
図33(g)では、擬似連演出における再変動中に、導光板ILによる演出が再度行われ、第1装飾図柄表示装置208Lの暗くなった表示画面の手前に、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が出現している。ここでの模様は、第3表示態様で発光しているように見える。導光板ILに模様が再び表れたことはチャンスアップであり、導光板ILに模様が再び表れた場合の方が、導光板ILに模様が表れなかった場合よりも、第1予告の演出が継続(発展)されやすい。なお、導光板ILに模様が再度表れると、第1予告の演出が必ず継続(発展)してもよいし、導光板ILに模様が表れても第1予告の演出が継続しれない場合もあるが模様が表れなくては第1予告の演出が継続することはないようにしてもよい。
図33(i)では、擬似連演出が継続され、2回目の仮停止が行われている。なお、図33(h)のタイミングで、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行されてもよく、擬似連演出の継続は、その透過演出が実行されたことによる演出であってもよい。また、図33(g)における導光板ILの演出は、その後に透過演出が行われることの予告演出であってもよいし、透過演出や擬似連演出(第1予告の演出)と全く無関係な演出であってもよい。図33(j)では、擬似連演出における2回目の再変動が開始されている。
図33(k)では、擬似連演出における2回目の再変動中に、導光板ILによる演出が三度行われ、第1装飾図柄表示装置208Lの暗くなった表示画面の手前に、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が出現している。ここでの模様は、第4表示態様で発光しているように見える。
やがて、擬似連演出が終了し、スーパーリーチへの発展を煽る演出(煽り演出)が開始される。煽り演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も非表示になる。また、第5図柄pd5の左横には保留数表示が追加表示される。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が暗くなる。なお、この表示画面は、導光板ILによる演出が行われた時点から継続して暗くなっていてもよい。表示画面が暗くなると、表示画面よりも背面側に配置された可動役物の移動が、暗くなる前に比べて見えにくくなり、準備移動には好適である。
図33(m)では、表示画面よりも前面側に配置された家紋役物224Eが、初期位置から移動を開始する。移動を開始した家紋役物224Eは第4表示態様で点灯している。図33(n)では、家紋役物224Eが第3ポジションに到達し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側では、第1可動役物251が、初期位置から移動を開始している。第1可動役物251は、家紋役物224Eが少なくとも初期位置にない状態で移動を開始する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は不透明状態ではあるものの、表示されている画像の色合いによっては、背面側が視認可能になる場合があるが、表示画面が暗くなっており、また、遊技者は目の前に表れた家紋役物224Eに気をとられ、背面側での第1可動役物251の動きに気付きにくくなる。図33(o)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達する。すなわち、図32(c)に示す円形領域S3’を囲むようにして、左円弧部2511と右円弧部2512が合体する。
図33(p)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1表示エリア208−1の奥には、第1可動役物251が見える。なお、この段階では、第1可動役物251は消灯した状態である。図33(q)では、第1可動役物251が第4表示態様で点灯し、遊技者には、第4表示態様で点灯した家紋役物224Eと、同じく第4表示態様で点灯した第1可動役物251が、立体的に組み合わさって見える。このような、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協同演出は、通常予告演出の一種であって、煽り演出(スーパーリーチへ発展する前の演出)以外の演出でも実行される場合(例えば、後述する、スーパーリーチ中の最終ジャッジ演出で実行される場合等)があってもよいし、煽り演出の中でしか実行されなくてもよい。また、この協同演出が実行された場合は、実行されない場合よりも、スーパーリーチに発展しやすい。なお、ここにいう発展しやすいとは、必ず発展する場合を含む。また、この協同演出が実行された場合であっても発展しないことはあるが、この協同演出が実行されない限りは発展しないようにしてもよい。さらには、協同演出が実行された場合は、実行されない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。なお、ここにいう確定表示されやすいとは、必ず確定表示される場合を含む。また、この協同演出が実行された場合であってもハズレることはあるが、この協同演出が実行されない限りは、大当りしないようにしてもよい。
また、第1可動役物251と家紋役物224Eの表示態様は異なっていてもよいが、ここでの例の如く、ともに第四の表示態様で点灯といったように同じであってもよい。また、第1可動役物251と家紋役物224Eそれぞれは、上述した第一の表示態様〜第六の表示態様で表示可能であり、数字が大きな表示態様ほど、スーパーリーチに発展しやすかったり、あるいは大当りの期待度(信頼度)が高かったりしてもよい。
図33(r)では、第1可動役物251が消灯し、図33(r)に続く図34(a)では、透過演出が終了し、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻る。図34(b)では、背面側で第1可動役物251が初期位置への復帰動作を開始しており、続く同図(c)では、今度は家紋役物224Eが第4表示態様で点灯したまま初期位置への復帰動作を開始している。図34(d)では、表示画面の前から家紋役物224Eが姿を消すが、表示画面は暗いままである。
図34(e)では、表示画面が明るくなり、スーパーリーチの一つである剣豪リーチに発展する。なお、剣豪リーチが開始されると、変動アイコンh0のみが復帰表示される。
剣豪リーチ中には、図15(l−1)に示す例と同じように、ボタン演出が実行され、図34(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、ボタン画像136aが大きく表示されるとともに、矢印の表示136bおよび「一撃」という文字表示、および残期間メータ表示136cも表示されている。
図34(g)では、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下される。チャンスボタン136が押下されると、同図(h)に示すように、ボタン画像136a等が消えるとともに殿様YMと剣豪KGのキャラクタ表示も消え、スーパーリーチ発展前の煽り演出として図33(m)〜同図(r)で実行された、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協同演出と同様な演出(少なくとも位置関係が同じ演出)が、再び実行される。ただし、ここでの協同演出は、家紋役物224Eが移動を開始した時点から第6表示態様で発光し、第1可動役物251も最終的には第6表示態様で発光することで、図34(l)に示すように、第6表示態様で点灯した家紋役物224Eと、同じく第6表示態様で点灯した第1可動役物251が、立体的に組み合わさって見える。第6表示態様で点灯していた第1可動役物251が、図34(m)のタイミングで消灯し、図34(n)では、透過演出が終了して、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻る。また、透過演出が終了すると、それまで第3ポジションにあった家紋役物224Eが第6ポジションに向けて移動を開始する。すなわち、煽り演出のときとは異なり、家紋役物224Eは初期位置に戻らない。家紋役物224Eは、第3ポジションが演出位置であって、演出の役目は既に終えているといえる。図34(p)では、家紋役物224Eが第6ポジションに到達し、家紋役物224Eの一部が、初期位置(第4ポジション)にある第3可動役物25の上端部分に前面側からオーバーラップしている。なお、家紋役物224Eの全部が第3可動役物25の一部又は全部に前面側からオーバーラップしてもよい。
第3可動役物25は、家紋役物224Eが第6ポジションに留まった状態で、初期位置(第4ポジション)からの上昇を開始する。第3可動役物25は、初期位置(第4ポジション)と第1装飾図柄表示装置208Lとの間では、第6表示態様で発光しながら第6ポジションに留まっている家紋役物224Eによって隠され、第3可動役物25の移動を気付かれにくくしている。図34(q)では、第3可動役物25が、第6ポジションに向けて上昇中であり、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側まで既に上昇している。図34(r)では、第3可動役物25が、第6ポジションに到達し、第6ポジションで停止している。第3可動役物25が第6ポジションに到達しても、家紋役物224Eは第6表示態様で発光しながら第6ポジションに留まっている。
図34(r)に続く図35(a)では、透過演出が実行され、第3表示エリア208−3が透明状態に変化し、第3表示エリア208−3の奥には、殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物25が位置している。透過演出を実行した状態のまま、導光板ILによる演出が開始され、図35(b)では、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が重なって見えている。すなわち、導光板ILと第3可動役物253による協同演出が実行されている。
やがて、導光板ILによる演出が一旦終了し、導光板ILの模様が消え、殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物25が、透明状態の第3表示エリア208−3が越しに見えるようになる(図35(d))。そして、再び、導光板ILによる演出が開始され、図35(d)では、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が再び重なって見えている。このような演出は、導光板に光を照射するLED等の照射手段(発光体)のオン/オフを繰り返すことで容易に実現することができる。
やがて、図35(f)では、透過演出が終了し、第3表示エリア208−3が不透明状態に戻り、第3可動役物253が見えなくなる。図35(g)では、それまで第6ポジションに留まっていた家紋役物224Eが、第6表示態様で発光したまま初期位置に向けて上昇を開始し、第3可動役物253は、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で、初期位置(第4ポジション)に向けて下降を開始している。図35(h)では、第3可動役物253が初期位置(第4ポジション)に戻っているが、家紋役物224Eは上昇を続けており、同図(i)で、家紋役物224Eも初期位置に戻っている。
以上説明した、チャンスボタン136が押下されてから行われた、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協同演出、および第3表示エリア208−3が透明状態に変化する透過演出は、最終ジャッジ演出の一部であり、また煽り演出であるともいえ、いずれにしても通常予告演出に相当する。
図35(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、最終ジャッジ演出の結果として、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、殿様YMが勝利し、図35(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。
なお、図33〜図35に示す例では、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様は、同じ大きさであり、第3表示エリア208−3が一回り大きかったが、手前にあるものほど大きくすることで、奥行き感がわかりやすくなる場合がある。図35(A)に示す例では、導光板ILで発光する模様は、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔の輪郭の模様とし、最も大きなサイズにした。第3表示エリア208−3は、その輪郭の模様よりも一回り小さくして、その模様の内側にくるようにした。第3可動役物253に描く殿様のキャラクタの顔は、第3表示エリア208−3よりも一回り小さくして、その領域の内側にくるようにした。こうすることで、導光板ILが最も手前側にあり、透過液晶表示装置がその奥にあり、第3可動役物253が最も奥側にあることがわかりやすくなる場合がある。
図36は、図33〜図35を用いて説明した透過演出の変形例を示す図である。
図36の左側の列における(b−1)は図33(b)と同じ状態である。図33に示す例では、導光板ILの演出が開始される際に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全体を暗くしているが、この例では、導光板ILの演出が開始される前に、暗転演出が開始される(図36(b−2))。暗転演出は、導光板ILの演出の前兆演出であったり予告演出、透過演出(第1可動役物251と家紋役物224Eによる協同演出)の前兆演出であったり予告演出、あるいは導光板ILと第3可動役物253による協同演出の前兆演出であったり予告演出であってもよい。暗転演出を前兆演出や予告演出として利用することで、その後の演出の実行に期待感を与えることができ、実際に演出が実行された場合にも演出が効果的になる場合がある。図36(c)に示す導光板では、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第6表示態様で発光しているように見える。 図36の真ん中の列における図36(b’−1)〜同図(b’−2)は、図36(b−1)〜同図(b−2)と同じであり、図36(b’−2)では暗転演出が開始されている。図36(c−1)では、導光板ILの演出は開始されず、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側では、第1可動役物251が、初期位置から移動を開始し、これまでとは違った第1ポジションに停止している。すなわち、この例では、左円弧部2511については、左図柄表示領域208aの背面側が第1ポジション(以下、「左側の第1ポジション」という。)になり、右円弧部2512については、右図柄表示領域208aの背面側が第1ポジション(以下、「右側の第1ポジション」という。)になる。図36(d−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの暗転演出が行われている表示画面のうちの、左側の第1ポジションにある左円弧部2511に前面側からオーバーラップしている領域を含む左側の第1表示エリア208−1Lと、右側の第1ポジションにある右円弧部2512に前面側からオーバーラップしている領域を含む右側の第1表示エリア208−1Rがともに、透過演出によって透明状態に変化し、左側の第1表示エリア208−1Lの奥側には消灯状態の左円弧部2511が見え、右側の第1表示エリア208−1Rの奥側には消灯状態の右円弧部2512が見える。なお、左側の第1表示エリア208−1Lにしても右側の第1表示エリア208−1Rにしても、半円状の領域である。
図36(e−1)では、左円弧部2511も右円弧部2512も、ともに第6表示態様で発光している。
以上説明した図36の真ん中の列における変形例では、左円弧部2511が左側の第1ポジションにあり、右円弧部2512が右側の第1ポジションにある状態で透過演出が実行されているが、この透過演出は、この後、擬似連演出等の第1予告の演出が開始されることを予告する演出である。
なお、左側の第1ポジションは、図32(c)を用いて説明した第1ポジションに対する左側の第2ポジションとしてもよく、右側の第1ポジションも、同様に、図32(c)を用いて説明した第1ポジションに対する右側の第2ポジションとしてもよい。
図36の右側の列における図36(b’’−1)〜同図(b’’−2)は、図36(b−1)〜同図(b−2)と同じであり、図36(b’’−2)では暗転演出が開始されている。図36(c’−1)では、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。また、導光板ILの演出中に、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に配置された第3可動役物253が移動を開始し、初期位置(第4ポジション)から第5ポジションに向けて上昇してきている。この例では、暗転演出によって、導光板ILの模様も見やすく、また、第3可動役物253の移動も見えにくい。上述のごとく、暗転演出は、前兆演出や予告演出として機能するが、この例ではさらに、この後開始される演出の準備動作を隠す機能も担っている。図36(d’−1)では、第3可動役物253が第5ポジションに到達し、同図(e’−1)では、導光板ILの演出が継続している状態で、第3表示エリア208−3が透明状態に変化し、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が重なって見えている。すなわち、導光板ILと第3可動役物253による協同演出が実行されているが、この協同演出は、この後、擬似連演出等の第1予告の演出が開始されることを予告する演出である。
以上説明した図36の右側の列における変形例では、暗転演出によって、導光板ILの模様も見やすく、また、第3可動役物253の移動も悟られずに協同演出が開始される。
図37は、図36の右側の列における変形例のさらなる変形例等を示す図である。
図37の左側の列における例は、図36の右側の列における変形例のさらなる変形例に相当する。以下、相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図37(b−1)〜同図(b−2)は、図36(b’’−1)〜同図(b’’−2)と同じであり、図37(b−2)では暗転演出が開始されている。図37(c−1)では、導光板ILの演出が開始される前に、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に配置された第3可動役物253が移動を開始し、初期位置(第4ポジション)から第5ポジションに向けて上昇してきている。すなわち、この例では、図36の右側の列における変形例と異なり、暗転演出開始後であって導光板ILの演出開始前に、第3可動役物253が移動を開始している。図37(d−1)は、第3可動役物253が第5ポジションに到達している。また、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。なお、導光板ILの演出は、第3可動役物253が第5ポジションに到達と同時に開始されてもよいし、第3可動役物253が第5ポジションに到達した後に開始されてもよいし、あるいは第3可動役物253が第5ポジションに到達する前から開始されていてもよい。図37(e−1)では、導光板ILの演出が継続している状態で、第3表示エリア208−3が透明状態に変化し、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が重なって見えている。
図37の真ん中から右側の列にかけては、図32に示す第1可動役物の動作がこれまでとは異なる例を示す。
図37(b’−1)では、第1可動役物251を構成する左円弧部2511は、図36(c−1)を用いて説明した左側の第1ポジションにあり、第1可動役物251を構成する右円弧部2512は、図36(c−1)を用いて説明した右側の第1ポジションにある。図37(b’−2)では、この状態で、暗転演出が開始される。暗転演出が開始されると、左円弧部2511は、左側の第1ポジションにおいて、不図示の左側縦軸を回転中心にして回転し、右円弧部2512は、右側の第1ポジションにおいて、不図示の右側縦軸を回転中心にして回転する。図37(c’−1)には、回転後の、左円弧部2511および右円弧部2512がそれぞれ点線で示されている。暗転演出が実行されていることによって、左円弧部2511および右円弧部2512それぞれの回転動作は気付かれにくくなっている。左円弧部2511および右円弧部2512それぞれの回転が終了すると、図37(d’−1)に示すように、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。次いで、図37(e’−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの暗転演出が行われている表示画面のうちの、左側の第1ポジションで回転した左円弧部2511に前面側からオーバーラップしている領域を含む左側の第1表示エリア208−1L’と、右側の第1ポジションで回転した右円弧部2512に前面側からオーバーラップしている領域を含む右側の第1表示エリア208−1R’がともに、透過演出によって透明状態に変化し、左側の第1表示エリア208−1L’の奥側には、回転した左円弧部2511が見え、右側の第1表示エリア208−1R’の奥側には、回転した右円弧部2512が見える。なお、左円弧部2511にしても右円弧部2512にしても、回転する前に前面側であった面(おもて面)にはLEDが内蔵されているが、回転した後に前面側になった面(裏面)にはLEDが内蔵されていない例であってもよいが、この例では、おもて面と裏面の両面にLEDが内蔵されており、図37(e’−1)では、消灯状態であるが、同図(f’−1)では、左円弧部2511も右円弧部2512も、第4表示態様で発光している。
以上説明したように、この例では、左円弧部2511と右円弧部2512それぞれが回転動作を行うが、暗転演出によって、遊技者にその回転動作に気付かれないようにしている。なお、チャンスボタン136が振動したり、透過部191が振動する構成であるため、これらの振動動作によって遊技者の注意を引きつけている間に、回転動作を行ってもよいが、これらの振動動作をあえて行わず、暗転演出だけで回転動作に対応してもよい。
なお、左側の第1ポジションで回転した左円弧部2511の位置を、左側の第2ポジションとし、前面側からオーバーラップしている領域を左側の第2表示エリアとしてもよく、同様に、右側の第1ポジションで回転した右円弧部2512の位置を、右側の第2ポジションとし、前面側からオーバーラップしている領域を右側の第2表示エリアとしてもよい。
図38は、導光板ILの演出の変形例等について示す図である。
図38(b)は、図33(m)と同じ状況であるが、図38(b)では、まだ暗転演出が開始されていない。また、家紋役物224Eは初期位置に位置したままである。図38(c)において暗転演出が開始され、同図(d)で、家紋役物224Eが、初期位置から移動を開始する。移動を開始した家紋役物224Eはここでも第4表示態様で点灯している。図38(e)では、家紋役物224Eが第3ポジションに到達し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側では、第1可動役物251が、初期位置から移動を開始している。なお、第1可動役物251の移動中であっても、導光板ILの演出は開始されず、暗転演出だけで第1可動役物251の準備動作に気付かれないようにしている。図38(f)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達する。すなわち、図32(c)に示す円形領域S3’を囲むようにして、左円弧部2511と右円弧部2512が合体する。
図38(g)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1表示エリア208−1の奥には、消灯状態の第1可動役物251が見える。そして、図38(h)のタイミングで導光板ILの演出が開始される。ここでの導光板ILの演出では、エフェクト画像を模した模様が第4表示態様で発光しているように見える。そして、導光板ILの演出が開始された後、第1ポジションにある第1可動役物251が一旦第4表示態様で発光し、その後、消灯する(図38(j))。
図38(k)では、透過演出が終了し、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻るが、導光板ILの演出は継続している。図38(l)では、背面側で第1可動役物251が初期位置への復帰動作を開始している。導光板ILの演出は、第1可動役物251が初期位置へ完全に戻るまで少なくとも継続し、遊技者に、第1可動役物251の復帰動作に気付かれないようにしている。
図38の右側の列には、家紋役物224Eに内蔵されているLEDや第1可動役物251に内蔵されたLED等の光量調整を行う例が示されている。
図柄停止中、あるいはデモ表示中に、チャンスボタン136や、操作キーユニット181のOKボタン181bを操作する等してメニュー画面を呼び出す。なお、デモ表示中では、自動的にメニュー画面に切り替わる場合があってもよい。また、図柄変動表示中であっても、呼び出し操作を行うことでメニュー画面を呼び出せるようにしてもよい。図38(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、メニュー画面が表示されている。このメニュー画面では、各種調整やカスタマイズ等を行うことができ、操作キーユニット181の十字キー181aの上キー又は下キーを用いて選択操作(カーソル移動)を行い、OKボタン181bの押下によって決定操作が行える。図38(A)では、光量調整が選択されている状態であり、この状態でOKボタン181bを押下すると、図38(B)に示す光量調整画面に切り替わる。この光量調整画面では、光量の大きさを表すインジケータが表示されており、十字キー181aの左キー又は右キーを用いてインジケータのレベルを増減させ、OKボタン181bを押下することによって、光量が決定する。図38(B)に示す光量調整画面では、レベル6であるが、同図(C)に示す光量調整画面では、一つレベルが下がってレベル5になっている。
一方、図38(E)は、透過演出が実際に実行されている状態で、同図(A)に示すメニュー画面が呼び出され、光量調整が選択された場合の表示画面の一例になる。すなわち、演出中の光量調整画面になる。なお、透過演出が実際に実行されている状態とは、図柄変動表示が行われている状態でもある。図38(E)では、表示画面よりも前面側となる第3ポジションに家紋役物224Eがあり、さらには、表示画面のうち第1表示エリア208−1が透明状態であることから、光量の大きさを表すインジケータがほとんど見えないが、逆に、光量を調整するLED自体はしっかりと実物が見えている。すなわち、第4表示態様で点灯している家紋役物224Eおよび同じく第4表示態様で点灯している第1可動役物251はしっかりと見えている。そのため、十字キー181aの左キー又は右キーを操作することで、LEDの実際の光量を確認しながら調整を行うことができる。ただし、図38(F)では、インジケータのレベルが3レベルなのか4レベルなのか5レベルなのかわからない。
なお、図38(B)に示す光量調整画面では、インジケータのレベルがしっかりと見えているため、初期位置等に位置して実際には視認することができないLEDの光量も、実際の光量を確認することはできないが、インジケータのレベルを頼りに調整することができる。ただし、図38(B)に示す光量調整画面を、視認することができるLEDに限って光量を調することができる画面に限定してもよい。
続いて、第3実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図39は、第3実施形態の演出装置206の構成およびその変形例の構成を示す図である。
図39(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図39(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、殿様のキャラクタの顔が描かれた移動可能な役物が配置されている。この役物は、第2実施形態の演出装置20における第3可動役物253と同じ構成であるが、第1実施形態や第2実施形態の演出装置206で第1可動役物251であった役物の位置に配置されており、以下、第1可動役物251と称する。また、この第1可動役物251よりもさらに背面側には、固定役物255が配置されている。この固定役物255は、爺のキャラクタの顔が描かれた役物であって、可動しない固定配置された役物である。この固定役物255は、第2実施形態の演出装置206で第3可動役物253であった役物の第5ポジションに固定配置されていることになる。
第3実施形態における第1可動役物251の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置になる。図39(b)に示す第1可動役物251は、初期位置にある。第1可動役物251は、動作を開始すると、初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で第1装飾図柄表示装置208Lと重なる第1ポジションまで移動可能である。図39(b)では、第1ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。第1可動役物251の第1ポジションと、固定役物255が固定配置された位置は、前後方向(Z軸方向)にはズレているものの、X軸方向およびY軸方向ではほぼ同じ位置にある。したがって、図39(b)で点線で表した円の奥側に、固定役物255が位置していることになる。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この第3実施形態の第1可動役物251と固定役物255それぞれと干渉しない位置に設けてもよい。また、第2実施形態の第1可動役物251(左円弧部2511と右円弧部2512)を、この第3実施形態の第1可動役物251と固定役物255それぞれと干渉しない位置に設けてもよい。さらに、第2実施形態において前面側に配置されていた家紋役物224Eと導光板ILは、この第3実施形態の演出装置206においても設けられている。ただし、第3実施形態の演出装置206では、家紋役物224Eを省略してもよいし、導光板ILを省略してもよい。
図39(c)は、図39(a)に示す第3実施形態の演出装置206の変形例を示す図である。
図39(c)でも、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図39(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、殿様のキャラクタの顔が上方に描かれ、爺のキャラクタの顔が下方に描かれた移動可能な第1可動役物251が配置されている。この変形例では、第1可動役物251が上下動可能である。すなわち、図39(d)に示すように、第1可動役物251が上方にあることになる位置と、第1可動役物251が下方にあることになる位置との間で、第1可動役物251は移動可能である。第1可動役物251が上方にあることになる位置が、第1可動役物251の初期位置(第2ポジション)であって、第1可動役物251が下方にあることになる位置が、第1ポジションであってもよいし、その反対に、第1可動役物251が下方にあることになる位置が、第1可動役物251の初期位置(第2ポジション)であって、第1可動役物251が上方にあることになる位置が、第1ポジションであってもよい。図39(d)に示す点線の円は、第1可動役物251における、透過演出で透明状態になる第1表示エリア208−1に前面側からオーバーラップされる一部の領域である。すなわち、第1実施形態における、Chanceと表示された第1可動役物251にしても、第2実施形態における、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251にしても、第3実施形態における、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251にしても、その全部が、第1表示エリア208−1に前面側からオーバーラップされていたが、この変形例では、第1可動役物251の一部のみがオーバーラップされる。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この変形例の第1可動役物251と干渉しない位置に設けてもよい。また、第2実施形態の第1可動役物251(左円弧部2511と右円弧部2512)を、この変形例の第1可動役物251と干渉しない位置に設けてもよい。さらに、第2実施形態において前面側に配置されていた家紋役物224Eと導光板ILは、この変形例においても設けられている。ただし、家紋役物224Eを省略してもよいし、導光板ILを省略してもよい。
図40は、第3実施形態の演出装置およびその変形例における演出例を示す図である。
図40の左側の列に示す例は、図39(a)及び同図(b)に示す第3実施形態の演出装置における演出の一例を示す図である。
図40(b)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図40(b)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。また、第1可動役物251は初期位置にあり、図40(b)における、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に示す点線は、初期位置にある第1可動役物251の上端部分を表している。
図40(c)では、透過演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうちの、固定役物255に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示エリア208−13が透明状態に変化する。上述のごとく、固定役物255は、第2実施形態の演出装置で第3可動役物253であった役物の第5ポジションに固定配置されていることになるため、この表示エリア208−13は、第3表示エリアと同じ表示領域になり、図39(b)に点線で示す、第1ポジションにある第1可動役物251に対応した第1表示エリア208−1とも同じ表示領域になる。以下、この表示エリア208−13を、共通表示エリア208−13と称する。なお、共通表示エリア208−13は、第3表示エリアと若干ズレていてもよく、大きさも多少異なっていてもよく、第1表示エリアとも若干ズレていてもよく、大きさも多少異なっていてもよい。すなわち、共通表示エリア208−13は、第3表示エリアと少なくとも一部が重なっており、第1表示エリアとも少なくとも一部が重なっていればよく、第3表示エリアと一部のみが重なっており、第1表示エリアとも一部のみが重なっていてもよく、第3表示エリアと全部が重なっており、第1表示エリアとも全部が重なっていてもよい。透明状態になった、共通表示エリア208−13の奥には、爺のキャラクタの顔が描かれた固定役物255が見える。透過演出が開始された時点でも、第1可動役物251は初期位置に留まったままである。
図40(d)では透過演出が一旦終了し、固定役物255が見えなくなる。透過演出が一旦終了すると、それまで初期位置(第2ポジション)に留まっていた第1可動役物251が第1ポジションに向けて上昇を開始し、図40(e)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達している。なお、ここでは暗転演出は開始されていないが、第1可動役物251が初期位置から移動を開始する前、あるいは移動を開始すると同時に、暗転演出を開始するようにしてもよい。
第1可動役物251が第1ポジションに到達すると、図40(f)に示すように、透過演出が再び開始され、共通表示エリア208−13が再び透明状態になる。第1ポジションにある第1可動役物251によって、固定役物255は前面側からオーバーラップされ、前面側からは、共通表示エリア208−13越しに、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251の方が固定役物255よりも視認しやすくなっている。すなわち、ここにいう視認しやすいとは、固定役物255が完全に見えなくなって第1可動役物251が見えるようになったことも含まれている。
爺のキャラクタの顔が描かれた固定役物255よりも前面側に配置された、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251が、透過演出によって出現した場合は、爺のキャラクタの顔が描かれた固定役物255が見えていた場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。このように、第3実施形態の演出装置では、共通表示エリア208−13という視認可能領域を一箇所に絞った上で、期待度(信頼度)が高い可動役物を、期待度(信頼度)が低い可動役物よりも、遊技者の近く(前面側)に配置させ、大きく見えるようにしている。
図43の真ん中の列に示す例は、左側の列に示す例の変形例である。
図40(b)と同じく、装飾図柄の変動表示が行われている同図(b’)では、第1可動役物251は初期位置にあり、図40(b’)に示す点線は、初期位置にある第1可動役物251の上端部分を表している。
図40(c’)では、透過演出が開始され、共通表示エリア208−13が透明状態に変化している。この変形例では、透過演出が開始されると同時に、それまで初期位置に留まっていた第1可動役物251が第1ポジションに向けて移動を開始し、以降は、図43の左側の列に示す例と同じである。なお、第1可動役物251は、透過演出が開始される前から第1ポジションに向けて移動を開始してもよい。あるいは、この後、透過演出は一旦終了するが、第1可動役物251は、透過演出が開始された後、透過演出が終了するまでに第1ポジションに向けて移動を開始してもよい。こうすることで、固定役物255から第1可動役物251への切り替え、すなわち、期待度の低い爺のキャラクタの顔を一旦出現させた上での、期待度の高い殿様のキャラクタの顔への切替え、といった昇格演出を素早く行うことができる。
図40の右側の列に示す例は、図39(c)に示す、第3実施形態の演出装置の変形例における演出の一例を示す図である。
図40(B)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図40(B)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。またここでは、第1可動役物251が上方にあることになる位置が、第1可動役物251の初期位置であって、第1可動役物251が下方にあることになる位置が、第1ポジションであることにする。図40(B)では、第1可動役物251が初期位置にあり、図40(B)における、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に示す点線は、初期位置にある第1可動役物251のうちの、殿様のキャラクタの顔が描かれた部分251Yの下端部分を表している。
図40(C)では、透過演出が開始され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する。初期位置にある第1可動役物251では、第1表示エリア208−1にオーバラップされる部分は、爺のキャラクタの顔が描かれた部分251Gになり、図40(C)では、透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥に、爺のキャラクタの顔が見える。
図40(D)では透過演出が一旦終了し、爺のキャラクタの顔が見えなくなる。透過演出が一旦終了すると、それまで初期位置に留まっていた第1可動役物251が第1ポジションに向けて下降を開始し、図40(E)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達している。なお、ここでは暗転演出は開始されていないが、第1可動役物251が初期位置から移動を開始する前、あるいは移動を開始すると同時に、暗転演出を開始するようにしてもよい。
第1可動役物251が第1ポジションに到達すると、図40(F)に示すように、透過演出が再び開始され、第1表示エリア208−1が再び透明状態になる。第1ポジションにある第1可動役物251では、第1表示エリア208−1にオーバラップされる部分は、殿様のキャラクタの顔が描かれた部分251Yになり、図40(F)では、透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥に、殿様のキャラクタの顔が見える。なお、図40(F)における、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に示す点線は、第1ポジションにある第1可動役物251のうちの、爺のキャラクタの顔が描かれた部分251Gの上端部分を表している。
続いて、第4実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図41は、第4実施形態の演出装置206の構成を示す図である。
図41(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図41(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、固定役物255が配置されている。第4実施形態における固定役物255は、上方に殿様のキャラクタの顔が描かれ、下方に爺のキャラクタの顔が描かれた役物であって、可動しない固定配置された役物である。固定役物255に描かれた、殿様のキャラクタの顔や爺のキャラクタの顔は、透過演出によって出現するが、爺のキャラクタの顔が出現した場合は、爺のキャラクタの顔が出現した場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
一方、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、弱演出用の第2可動役物2521が配置され、さらにそれよりも前面側には、強演出用の第2可動役物2522が配置されている。
弱演出用の第2可動役物2521は、兜を構成する鉢の役物であり、この弱演出用の第2可動役物2521の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の位置になる。図41(b)に示す弱演出用の第2可動役物2521は、初期位置にある。弱演出用の第2可動役物2521は、動作を開始すると、初期位置から下降し、固定役物255の、殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置と、爺のキャラクタの頭に被さったように見える位置に停止する。
強演出用の第2可動役物2522は、兜を構成する、鉢以外の役物(例えば、しころ、吹返、眉庇、鍬形等)であり、この強演出用の第2可動役物2522の初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の位置になる。図41(c)に示す強演出用の第2可動役物2522は、初期位置にある。強演出用の第2可動役物2522は、動作を開始すると、初期位置から下降し、固定役物255の、殿様のキャラクタの顔に合致する位置と、爺のキャラクタの顔に合致する位置に停止する。
なお、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522の、初期位置からの移動方向は、ともに下降方向であったが、両者の移動方向を異ならせてもよい、例えば、強演出用の第2可動役物2522の初期位置を、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置にし、強演出用の第2可動役物2522が初期位置から上昇するようにしてもよい。あるいは、弱演出用の第2可動役物2521の初期位置を、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置にし、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置から上昇するようにしてもよい。
弱演出用の第2可動役物2521と、強演出用の第2可動役物2522は、前後方向(Z軸方向)にはズレているものの、X軸方向およびY軸方向では一致しており、図41(d)に示すように、弱演出用の第2可動役物2521と、強演出用の第2可動役物2522は、組み合わさることで、前面側から見れば兜を構成する。図41(b)にしても、図41(c)にしても、上方の点線で表す円は、殿様のキャラクタの頭に弱演出用の第2可動役物2521が被さったように見えるとともに、殿様のキャラクタの顔に強演出用の第2可動役物2522が合致し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった場合の、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522の位置を表す。また、図41(b)にしても、図41(c)にしても、下方の点線で表す円は、爺のキャラクタの頭に弱演出用の第2可動役物2521が被さったように見えるとともに、爺のキャラクタの顔に強演出用の第2可動役物2522が合致し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった場合の、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522の位置を表す。
図41(e)では、固定役物255の、殿様のキャラクタの頭に弱演出用の第2可動役物2521が被さったように見えるとともに、その顔に強演出用の第2可動役物2522が合致し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさって、殿様のキャラクタが兜を装着したように見える様子を示す図である。
この第4実施形態によれば、弱演出用の第2可動役物2521が各キャラクタの頭に被さったように見える位置にあるパターン(以下、「第1パターン」という。)と、強演出用の第2可動役物2522が各キャラクタの顔に合致する位置にあるパターン(以下、「第2パターン」という。)と、弱演出用の第2可動役物2521が各キャラクタの頭に被さったように見える位置にあるとともに強演出用の第2可動役物2522も各キャラクタの顔に合致する位置にあるパターン(以下、「第3パターン」という。)との3パターンの演出が実行可能である。数字が大きなパターンほど、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。なお、第2のパターンは実行されないようにしてもよい。
また、キャラクタの方が優先され、第1パターンが実行されて殿様のキャラクタが弱演出用の第2可動役物2521を頭に被ったように見える場合の方が、第3パターンが実行されて爺のキャラクタが兜を装着したように見える場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。あるいはその逆に、第2可動役物の方が優先され、第3パターンが実行されて爺のキャラクタが兜を装着したように見える場合の方が、第1パターンが実行されて殿様のキャラクタが弱演出用の第2可動役物2521を頭に被ったように見える場合よりも、第1予告の演出が開始されやすくてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、殿様のキャラクタの顔が出現した状態で第1パターンが実行される場合の方が、爺のキャラクタの顔が出現した状態で第3パターンが実行される場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この第4実施形態の固定役物255と干渉しない位置に設けてもよい。また、第2実施形態の第1可動役物251(左円弧部2511と右円弧部2512)を、この第4実施形態の固定役物255と干渉しない位置に設けてもよい。さらに、第2実施形態において前面側に配置されていた家紋役物224Eと導光板ILは、この第4実施形態の演出装置206においても設けられている。ただし、第4実施形態の演出装置206では、殿様のキャラクタの顔を型どった模様のレンズカットの他に、後述するように、導光板ILにエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、第4実施形態の演出装置206では、家紋役物224Eを省略してもよい。さらに、第3実施形態における第1可動役物251および固定役物255を、この第4実施形態の固定役物255に代えて設けてもよいし、第3実施形態の変形例における第1可動役物251を、この第4実施形態の固定役物255に代えて設けてもよい。
図42は、第4実施形態の演出装置における演出例を示す図である。図42(b)等に示す上方の点線で表す円は、固定役物255における、殿様のキャラクタの顔が描かれた位置を表し、下方の点線で表す円は、固定役物255における、爺のキャラクタの顔が描かれた位置を表す。
図42(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上に第5図柄pd5が表示されており、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図42に示す例では、暗転演出が行われている。上述のごとく、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は不透明状態ではあるものの、表示されている画像の色合いによっては、背面側が視認可能になる場合があるが、表示画面が暗くなっているため、固定役物255に描かれた、殿様のキャラクタの顔や爺のキャラクタの顔が視認不可能になりやすい。
図42(c)では、上記第1パターンの演出が実行され、弱演出用の第2可動役物2521が、初期位置から、爺のキャラクタの頭に被さったように見える位置まで下降している。ただし、透過演出は開始されておらず、爺のキャラクタは見えていない。
図42(d)では、透過演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、固定役物255における、爺のキャラクタの顔にオーバーラップする下側表示領域208−Uが、透明状態になり、下側表示領域208−Uの奥には、固定役物255における、爺のキャラクタの顔が見え、弱演出用の第2可動役物2521が、その爺のキャラクタの頭に被さったように見えている。
図42(e)では、透過演出が終了し、爺のキャラクタの顔が見えなくなるが、弱演出用の第2可動役物2521は、そのままである。続く図42(f)では、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置に向けて上昇を開始し、同図(g)では、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置に一旦戻り、同図(h)では、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置から下降を再度開始し、今度は、殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置まで下降している。なお、弱演出用の第2可動役物2521は、透過演出の終了と同時に上昇を開始してもよく、また、初期位置に一旦戻らずに、殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置まで上昇したらその位置で停止してもよい。
図42(i)では、強演出用の第2可動役物2522が、初期位置から、殿様のキャラクタの顔に合致する位置まで下降し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさって、前面側から見れば兜を構成している。すなわち、上記第3パターンの演出が実行されている。
図42(j)では、透過演出が再び開始され、今度は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、固定役物255における、殿様のキャラクタの顔にオーバーラップする上側表示領域208−Hが、透明状態になり、上側表示領域208−Hの奥には、固定役物255における、殿様のキャラクタの顔が見え、殿様のキャラクタは、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった兜を装着しているように見える。すなわち、第1予告の演出が最も開始されやすい演出が実行されている。なお、最終的に大当り図柄が最も確定表示されやすい演出が実行されているとみることができる場合もある。
図42(k)では、透明状態の上側表示領域208−H越しに、殿様のキャラクタが兜を装着しているように見える状態のまま、導光板ILの演出が開始される。ここでの導光板ILの演出では、不透明状態の下側表示領域208−Uの前側の位置で、エフェクト画像を模した模様が第4表示態様で発光しているように見える。下側表示領域208−Uは、透明状態ではなく、暗く表示されているためより一層、導光板ILの演出が際立ち、演出に派手さを与えることができ、殿様のキャラクタが兜を装着しているように見える演出の、第1予告の演出あるいは大当りに対する期待度の高さをアピールすることができる。
なお、この例では、第2可動役物が先に演出位置まで移動してから、透過演出が実行され、各キャラクタの顔が登場するが、その逆であってもよく、各キャラクタの顔が登場した後に、第2可動役物が演出位置まで移動してもよい。あるいは、各キャラクタの顔が登場するタイミングと、第2可動役物の演出位置に到達するタイミングは同じであっってもよい。
また、導光板ILの演出開始タイミングは、図42(i)より前であってもよく、兜完成の前又は同時であってもよく、透過演出開始の前又は同時であってもよい。
図42の右列の上方に示す図42(d−1)は、図42(d)から続く、他の演出例であり、強演出用の第2可動役物2522が、初期位置から、爺のキャラクタの顔に合致する位置まで下降し、透明状態の下側表示領域208−U越しに、爺のキャラクタが兜を装着しているように見える。
図42の右列の下方に示す図42(J)は、説明のための図であり、わかりやすくするために固定役物255を省略している。図42(j)では、透過演出によって、上側表示領域208−Hの全領域が透明状態になっていたが、ここでは、上側表示領域208−Hの一部が、透過演出によっても透明状態にはならず、図42(J)に示すように、装飾表示と一例として星の表示stが行われ、その周囲は透明状態になる。なお、装飾表示としては星の表示stに限られず、また、装飾表示の位置や大きさも限定されず、さらに、演出や状況に応じて装飾表示は可変である。図42(J)の下に示す図42(j’)では、星の表示stが、固定役物255に描かれた殿様のキャラクタの顔の目の前方に位置しており、前面側から見ると、殿様のキャラクタの目に、星の表示stがオーバーラップしている。図42(j’)に示す演出では、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208L、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された演出手段(固定役物255)、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された演出手段(第2可動役物2521,2522)、および導光板ILによる協同演出がなされている。特に、背面側に配置された演出手段と前面側に配置された演出手段が重なることに加えて、その間にある透過液晶表示装置で装飾表示を可変することができる点が利点である。
以上説明した、第4実施形態の演出装置206によれば、演出位置を変えることができない演出手段(固定役物255)が、演出位置を変えることができる演出手段(上側表示領域208−Hと下側表示領域208−Uとで演出位置を変えられる第1装飾図柄表示装置208L)の力を借りて、演出のパターン数の幅を拡げることができる。また、この第4実施形態の演出装置206では、複数の表示領域(上側表示領域208−H、下側表示領域208−U)と、演出表示手段よりも前面側に配置された複数の演出手段(第2可動役物2521,2522)の組合せによる演出であることが、これまで説明してき演出と異なる点の一つである。
次いで、第5実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図43は、第5実施形態の演出装置206の構成を示す図である。
図43(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。この第5実施形態の演出装置では、前後方向(Z軸方向)に移動可能な可動役物256を備えている。すなわち、この可動役物256は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで移動可能であり、図43(a)の左側に示す状態では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側にあり、その右側に示す状態では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側にある。可動役物256は、POV(Persistence Of Vision)ディスプレイであり、バーサライターと言われることもある。より具体的には、可動役物256は、一本のLEDアレイ2561と、そのLEDアレイ2561の長手方向中央部分を前後方向に延びる回転軸2562と、不図示の昇降アームを有する。LEDアレイ2561には、長手方向に複数のLEDが配置されている。このLEDアレイ2561は、回転軸2562を中心に回転し、複数のLEDそれぞれの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、LEDアレイ2561は、不図示の昇降アームの先端部分に取り付けられている。昇降アームは、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行う。
LEDアレイ2561の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方であり、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側あるいは背面側で、LEDアレイ2561は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面と重なる位置(以下、「演出位置」と称する)まで、昇降アームによって下降し、その演出位置(第1ポジション)で回転する。図43(a)の左側に示すLEDアレイ2561は、背面側の演出位置で回転しており、その右側に示すLEDアレイ2561は、前面側の演出位置で回転している。
図43(b)の上方には、第5実施形態の演出装置206を前面側から見た図が、左から右に向かって段階的に示されており、各図の下方には、真横から見た図が示されている。真横から見た図においては、右側が第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側になり、左側が前面側になり、この左側には、遊技者の目eyeが示されている。
図43(b)の左端に示す演出装置206では、LEDアレイ2561が、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側の演出位置で定速回転し、背面側には、光の残像効果による絵柄が形成されている。この際、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lは、透過演出を行っておらず、表示画面全体が不透過状態である。ただし、暗転演出も行っておらず、白系の色合いの画像が表示されており、背面側に形成された光の残像効果による絵柄が、前面側からでも、表示画面越しにぼんやりと見える。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、LEDアレイ2561の回転領域にオーバーラップする領域を透明状態にする場合があってもよい。
図43(b)の左から2番目に示す演出装置206では、背面側で定速回転していたLEDアレイ2561が回転を停止し、初期姿勢である水平姿勢にある。このため、光の残像効果による絵柄は消えている。しかも、LEDアレイ2561に設けられた複数のLEDはいずれも消灯しており、前面側からは背面側での何の発光も見えない。
図43(b)の左から3番目に示す演出装置206では、不図示の昇降アームが上昇することで、LEDアレイ2561は初期姿勢のまま背面側の初期位置に戻る。なお、LEDアレイ2561が回転を停止してから初期位置に戻るまでの間、表示画面を暗くして、初期姿勢にあるLEDアレイ2561を見えにくくすることが好ましい。あるいは、昇降アームが上昇し始めるタイミング、すなわちLEDアレイ2561が移動を開始するタイミングで表示画面を暗くして、LEDアレイ2561が移動している様子を見えにくくしてもよい。
図43(b)の右から3番目に示す演出装置206では、LEDアレイ2561が、背面側の初期位置から前面側の初期位置に移動している。なお、背面側の初期位置にしても、前面側の初期位置にしても、LEDアレイ2561は前面側からは見えないが、見えるようにしてもよい。
図43(b)の右から2番目に示す演出装置206では、不図示の昇降アームが下降することで、前面側の初期位置にあったLEDアレイ2561が、初期姿勢のまま、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側の演出位置に移動している。
図43の右端に示す演出装置206では、LEDアレイ2561が、前面側の演出位置で定速回転し、前面側には、光の残像効果による絵柄が形成され、背面側に形成された場合と違って、はっきりと見える。
なお、LEDアレイ2561が、背面側の演出位置で定速回転する場合には、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面における、背面側の演出位置にオーバーラップする領域を透明状態にして、その領域越しに、背面側に形成された光の残像効果による絵柄が見えるようにしてもよい。また、LEDアレイ2561が、前面側の演出位置で定速回転する場合には、表示画面を暗くすることで背景を暗くし、前面側に形成された光の残像効果による絵柄を見えやすくしてもよい。
また、以上の各演出例において、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に表示されていた表示は、第1装飾図柄表示装置208Lとともに、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに表示される態様であってもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lに代えて、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに表示される態様であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nも透過液晶表示装置であってもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nのうちいずれか一方のみが透過液晶表示装置であってもよく、透過演出を、第2装飾図柄表示装置208Mおよび/又は第3装飾図柄表示装置208Nで行ってもよく、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの3つの装飾図柄表示装置で行ってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図44〜図77を参照しながら説明する。また、以下に示す演出表示は、アニメーションにより行われてもよい。また、以下に示す実施形態は、これまでに示したいずれの実施形態においても適用可能であることはいうまでもない。すなわち、図44〜図77に示す各演出は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が不透過状態で行われる演出であって、図44〜図77に示す各演出を実行可能な一台のパチンコ機100において、透過演出や背面側の演出手段と絡めた演出は、図14〜図43を用いた説明した演出になる。
図44〜図77は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図44〜図77では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。また、図44〜図77では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。なお、本実施形態では、複数の装飾図柄表示装置のそれぞれに様々な画像が表示される例を示しているが、一の装飾図柄表示装置にそれらの全てを表示するように構成してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図44〜図77に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図44〜図77では、第4図柄表示装置284a1,284a2の様子が示されており、特図1に対応する特図1第4図柄表示装置284a1は、方形状をなしており、特図1の変動表示中では点滅し、特図1の停止表示中では、ハズレの点灯態様又は大当りの点灯態様で点灯する。また、特図2に対応する特図2第4図柄表示装置284a2は、円形状をなしており、特図2の変動表示中では点滅し、特図2の停止表示中では、ハズレの点灯態様又は大当りの点灯態様で点灯する。また、図44〜図77では、スピーカ120及び演出ボタン136,136zの様子が示されている。
図44は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図44(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図44(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様(白色円形の表示態様)となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図44(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。このチュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合があり、また、非表示とされる場合もある。ここで、チュートリアル表示として、登場するキャラクタに関する説明、予告(例えば、タイマ予告)に関する説明などが表示される。なお、チュートリアル表示の表示態様(例えば、青字で表示したり、赤字で表示したり等)によって大当り期待度を報知可能に構成してもよい。この場合においては、このチュートリアル表示を予告表示のうちの位置の予告表示としてもよい。本明細書においては、便宜上、説明している表示のことをチュートリアル表示として記載することとする。すなわち、この演出例におけるチュートリアル表示部TT1は、何かを表示する領域ということができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部UI3は、装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、装飾図柄の表示領域と重なってもよい。このように、UI部UI3は、保留アイコン表示領域と変動アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT1を構成する表示枠として機能している。また、図44(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされており、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図44(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の中央部には演出ボタン136の操作の受付回数を示す受付回数表示850が表示されている。図44(a)に示す例では、「あと 0回」の文字列画像の受付回数表示850が表示されており演出ボタン136の操作の受付回数は0回である。また、受付回数表示850の下方には演出ボタン136を模したストックボタン画像852が表示されている。ストックボタン画像852には縦方向に均等な間隔で3本の線が引かれており、ストックボタン画像852は4つの領域に分割されている。これらの分割された領域の表示色を白色から例えば緑色に変更することでストックボタン画像852は、メーターとしても機能する。図44(a)に示す例では、ストックボタン画像852の4つの領域はいずれも白色で表示されおり、メーターは0である。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。この殿様のキャラクタをナビキャラという場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。また、ステージ名表示部ST1や殿様のキャラクタは、Ui部UI3に含まれる表示であったり、少なくとも一部がUI部UI3之前面側に重なって表示されるように構成してもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動し、また、回転することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
図44(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(「準備中」の表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図44(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する準備中画像RDYの表示が開始される前に表示される準備中画像予告表示ということができる。また、シャッタ画像は、チュートリアル表示部TT1において予告表示を行う場合にも表示される場合があってもよい。また、シャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能に構成して、シャッタ画像の表示態様によって大当り期待度が異なるように構成してもよいし、シャッタ画像の表示態様は1種類のみで表示態様のみでは大当り期待度を示さないように構成してもよい。
図44(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、「準備中」の文字が表示された準備中画像RDYが表示される。換言すれば、準備中画像RDYは、チュートリアル表示部TT1の表示領域に重ねて表示されており、UI部UI3にオーバーラップしているということができる。図44(d)に示すタイミングでは、準備中画像RDYの背景色が緑色とされており、すなわち、図44(d)に示す準備中画像RDYの表示態様は、デフォルトの表示態様とされている。なお、準備中画像RDYは、複数種類の表示態様に変更することができ、準備中画像RDYの表示開始時にデフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、背景色が赤色)で表示されてもよいし、デフォルトの表示態様で表示開始された後に別の表示態様に変更する場合があってもよい。また、上述のシャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能な構成の場合においては、準備中画像RDYの表示態様と関連性を持たせてもよい。例えば、シャッタ画像が赤色の場合には赤色の準備中画像RDYが表示される(されやすい)ように構成してもよい。この演出例では、準備中画像RDYが表示されることにより、チュートリアル表示部TT1において或る演出(例えば、タイマ予告やミニゲーム等)が行われる場合があるように構成されている。
図44(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が青色の表示態様から金色の表示態様に変化している様子が示されている。この演出例では、UI部UI3の表示態様が金色の表示態様とされることで、保留アイコンの表示態様が変化しやすいことを示唆している。すなわち、この金色の表示態様のUI部UI3は先読み予告として機能している。このように、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合の方が、青色の表示態様で表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。なお、この金色の表示態様のUI部UI3は、当該図柄変動表示の予告として機能する場合があってもよいし、保留アイコンの表示態様の変化予告としてではなく、直接的な先読み予告表示として機能する場合があってもよい。また、UI部UI3の表示態様は、表示態様が変化した保留アイコン(先読み対象の保留アイコン)が消化される以前にデフォルトの態様となるように構成してもよいし、先読み対象変動の当否結果を示す表示(例えば、大当りやハズレであることを示す装飾図柄の表示)が行われた後にデフォルトの態様となるように構成してもよい。
図44(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の右上部分に忍者のキャラクタNJ4が表示されている。この忍者のキャラクタNJ4は、保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合があるキャラクタである。この演出例では、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に重なるようにして表示されており、そのため、準備中画像RDYや忍者のキャラクタNJ4に注目させることができる場合がある。
すると、図44(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が1つ目の保留アイコンh11に向けて手裏剣を投てきし、1つ目の保留アイコンh11に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、1つ目の保留アイコンh11の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。なお、このエフェクトEF4は、対象の保留アイコンの隣の保留アイコンにも表示が及んでおり、そのため、図44(g)に示すように、1つ目の保留アイコンh11の隣に配置された2つ目の保留アイコンh12の一部もエフェクトEF4にオーバーラップされている。この演出例では、保留アイコンが変化する前に行われる保留変化アニメが、保留変化事前演出表示として機能してるということができる。なお、この保留変化事前演出表示に、忍者のキャラクタNJ4の表示が含まれていてもよく、すなわち、忍者のキャラクタNJ4の表示が開始されてから保留アイコンの表示態様が変化するまでの一連のアニメーションを保留変化事前演出表示としてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4の表示のみを以って保留変化事前演出表示としてもよい。また、保留変化後に表示されている忍者のキャラクタNJ4の表示を保留変化事前演出表示に含めてもよいし、含めなくてもよい。なお、保留変化アニメが行われても保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。また、忍者のキャラクタNJ4に関する演出表示の後に準備中画像RDYの表示が開始される構成であってもよい。逆に、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYを出現させる表示を行わないように構成してもよい。また、先読み態様で表示されている保留アイコンがある場合の方が、ない場合よりも、準備中画像RDYが出現しやすくなるように構成されていてもよい。この構成によれば、忍者のキャラクタNJ4が登場した後に保留アイコンが変化した状態の方が準備中画像RDYの出現に期待が持てるようになるので、忍者のキャラクタNJ4が異なる種類の予告表示(保留アイコン変化と準備中画像RDYのように対象が異なるものであったり、先読み予告と当該予告のように対象変動が異なるものであったりなど)の事前報知として機能する場合がある。
図44(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されて1つ目の保留アイコンh11が表示態様が変更された状態で表示されている様子が示されている。図44(h)に示す1つ目の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様から、赤色の表示態様に変更されている。また、家紋役物224Eも1つ目の保留アイコンh11の表示態様に合わせて、赤色に発光している。なお、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始した後で家紋役物224Eが赤色に発光されてもよいし、家紋役物224Eが赤色に発光した後で、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始してもよいし、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始するタイミングで家紋役物224Eが赤色に発光してもよい。
その後、図44(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが終了して、忍者のキャラクタNJ4が消去される。また、装飾図柄が左図柄、右図柄、中図柄の順で順次停止表示し、「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示される。この「装飾3−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせは、ハズレの組み合わせであるが、チャンス目の組み合わせでもある。すなわち、チャンス目の組み合わせが導出表示されることにより、先読み予告が行われている。チャンス目は、保留アイコンが先読みの表示態様で表示されている場合に導出表示されやすくなっているが、保留アイコンの表示態様の如何に拘らず、チャンス目が適宜の確率で表示されるようにしてもよい。また、チャンス目が表示された場合の方が、チャンス目が表示されなかった場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ4が消去された後で、装飾図柄の停止表示が順次行われてもよいし、装飾図柄の順次停止表示が開始された後で忍者のキャラクタNJ4が消去されてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4が消去されるタイミングで、装飾図柄の順次停止表示が開始されてもよい。なお、図44(i)に示すタイミングでは、変動アイコンh0が表示されているが、図柄が確定表示されたタイミングで変動アイコンh0が消去されるようにしてもよい。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図44(j)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図44(j)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されており、すなわち、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。一方、前回の図柄変動表示において表示されていた忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない表示であるが、複数の図柄変動表示に跨って表示される場合があってもよい。一方、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタは、複数の図柄変動表示に跨って表示されるキャラクタということができる。
図44(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態が形成されている様子が示されている。左右に表示されている「装飾4」は、それぞれ揺れ変動とされており、中図柄は高速で変動表示されている。なお、リーチ状態となる前に予告演出として表示画面が暗転し、UI部UI3が一時的に非表示とされる場合があるが、基本的にはスーパーリーチが開始されるまではUI部UI3は非表示とされないようになっている。
その後、図44(l)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、スーパーリーチ移行表示が開始した後で家紋役物224Eの動作を開始してもよいし、家紋役物224Eの動作が開始された後でスーパーリーチ移行表示が開始されてもよいし、スーパーリーチ移行表示が開始されたタイミングで家紋役物224Eの動作が開始されてもよい。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。なお、UI部UI3は、スーパーリーチ移行表示が開始される前に非表示とされてもよい。このように、この演出例では、特定のスーパーリーチへ移行する場合には、UI部UI3が非表示とされて、少なくとも保留アイコンが非表示とされることが示されている。また、SPリーチのリーチ名称(タイトル)を表示する構成であってもよく、少なくともSPリーチのリーチ名称が表示されている状態ではUI部UI3が非表示となるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの周辺に枠を表示する構成において、その枠の表示がUI部UI3の一部であることとしてもよい。この構成においては、UI部UI3の全てが非表示とされるのではなく、UI部UI3の一部が非表示とされるといえる。また、準備中画像RDYが表示されない場合には周辺の枠の表示がなされないので、この場合にはUI部UI3の全てが非表示とされるといえる。つまり、スーパーリーチに移行する前の状態において準備中画像RDYが表示されているか否かによって、スーパーリーチ移行後のUI部UI3の非表示となる範囲が異なるように構成されているといえる。準備中画像RDYの表示で或る予告表示や或る演出の態様が特定可能に構成されていない。なお、剣豪リーチに移行してもUI部UI3が非表示とされなくてもよい。
図44(m)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている場合には、当該準備中画像RDYのみ表示が維持され、チュートリアル表示部TT1自体はUI部UI3とともにフレームアウトされる。すなわち、準備中画像RDYは、UI部UI3が表示されている状態での表示位置と、非表示とされた後の表示位置とが同じ位置となっている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。ここで、剣豪リーチが開始してから家紋役物224Eが初期位置に戻ってもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻った後で剣豪リーチが開始されてもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻ったタイミングで剣豪リーチが開始されてもよい。
図44(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示が終了することを報知しているということができ、また、或る予告表示が開始する前の表示が開始されているということもできる。さらには、エフェクトEF5の表示により或る予告表示そのものが開始されているということもできる。また、さらには、この演出例では、準備中画像RDYは、保留アイコンが非表示状態(UI部UI3が表示状態)であるときに表示が終了する(非表示となる)ということもできる。
図44(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。このミニゲームは、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例であるが、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されてもよい。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。なお、この演出例では、準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームが開始されるようにしたが、準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。また、ミニゲームやタイマ予告演出が行われずに、例えば、「鉄板」の文字が表示される等、当否判定の結果がいきなり表示されてもよい。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの少なくとも一つの領域(図44(o)に示す演出例では、上部の領域)が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。また、ミニゲームやタイマ予告が複数種類ある構成において、ある種類のミニゲームやタイマ予告は、必ず準備中画像RDYの表示を経由するように構成(構成1)としてもよい。逆に、別の種類のミニゲームやタイマ予告は、準備中画像RDYの表示を経由することがないように構成(構成2)してもよい。構成1と構成2を両方備えてもよいし、いずれか一方を備えるように構成してもよい。
図44(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。なお、ミニゲームの結果を示す表示を、図44(p)で示すカットとは別のカットで表示するように構成してもよい。なお、別のカットの表示は成否に関係なく行われてもよいし、特定の結果の場合にのみ行われるように構成してもよい。この演出例において、或る予告表示がミニゲームの場合、ミニゲームの結果表示部分が或る演出であってもよい。或る予告表示がミニゲームの場合における「鉄板」の表示は第2の或る演出としてもよいし、或る演出の後に第2の或る演出が行われるように構成してもよい。
すると、図44(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、方形状の背景に「鉄板」の文字が表示されてなり、反時計方向に約15度傾いた鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、ミニゲームの結果に応じた予告表示が行われており、すなわち、予告表示の結果に応じた他の予告表示が行われているということができる。また、この演出例において、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われた場合には、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となった場合に行われる予告表示ということができる。また、タイマ予告演出が行われた場合は、ワンクッションおいて、カウントダウンが完了して0となった後の状態では別の予告表示が行われている状態としてもよい(例えば、カウントダウンが完了して0となる直前で別の予告表示が開始されていることも含む)。
図45は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、複数の他の例のうちの少なくとも一の例を備えてもよいし、逆に少なくとも一の例を備えないように構成してもよい。このことは、以下の図についても同様である。
図45(a1)は、図44(l)に続く演出である。本実施形態における説明では、図44の演出例の続きとして例示しているが、別の場面で行われる演出であってもよいし、図44の演出例の続きとしてのみ行われる演出であってもよい。このことは、以下の図についても同様である。なお、図45(a1)〜同図(a3)に示す演出は、図44(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図45(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTを外れ、的TGTとは異なる領域に飛んでいった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに失敗した様子が表示されている。
すると、図45(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPは表示されず、剣豪リーチが継続して行われている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームの失敗か成功かの違いのみの場合には、ミニゲームに成功した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となっても何も表示しない偽のタイマ予告演出であってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となったときに、信頼度の低い演出(例えば、「チャンス」の文字がどこかで小さく表示される等)を行ってもよい。
図45(b1)も、図44(l)に続く演出である。なお、図45(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図44(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図45(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTに当るが、非当り領域に刺さった様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに成功したが大成功ではない様子が示されている。
すると、図45(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。この演出例では、ミニゲームに成功したか大成功であったかの比較でいえば、成功となった場合よりも大成功となった場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図45(c1)も、図44(l)に続く演出である。なお、図45(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図44(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図45(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、図44(o)に示すミニゲームとは別のミニゲームが開始されている様子が示されている。図45(c3)に示すミニゲームも、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。この演出例では、図44(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図45(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が成功しやすいように構成されているが、図44(o)に示すミニゲームの方が成功しやすいように構成されてもよい。また、図44(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図45(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されているが、図44(o)に示すミニゲームの方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。
図45(c4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「鉄板」の文字が表示された図柄が導出され、ミニゲームに大成功した様子が示されている。
すると、図45(c5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示され、大当り確定の予告演出が行われている様子が示されている。
なお、図44に示す演出例と比較して、図44に示す演出ではミニゲームが行われたが、図45に示す演出例では、タイマ予告演出が行われてもよいし、その逆でもよい。また、両方タイマ予告演出が行われててもよく、この場合、背景色やカウントダウンを行う時間が異なるようにしてもよい。
図46は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図46(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図44(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。なお、図46(a1)では、変動アイコンh0が赤色の表示態様とされており、これに応じて家紋役物224Eも赤色の発光態様とされている。
図46(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されている様子を示している。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
図46(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図46(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始される例を示したが、これはスーパーリーチ中に限って実行されるものであってもよいし、スーパーリーチ中に限らず実行されるようにしてもよいし、スーパーリーチ中であってもなくても実行可能に構成されてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後、或る予告表示(或る演出)が第一の状態から第二の状態にまたがって行われるパターンがあってもよいし、なくてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後に行われる或る予告表示(或る演出)は次変動に跨る場合があってもよい。そして、第三の表示が第二の状態で終了した後、或る予告表示(特に、或る演出)は該第二の状態で少なくとも開始し、終了してもよい。
図46(b1)は、図44(l)に続く演出である。なお、図46(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図44(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図46(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、ミニゲームではなく、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。このタイマ予告演出も、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図46(b3)に示す演出例では、タイマ表示として「10:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。なお、ミニゲームが開始された場合よりもタイマ予告演出が開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよいし、タイマ予告演出が開始された場合よりもミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成しているが、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい。また、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」まで表示するように構成していたが、1秒を示す「1」まで表示したり、あるいは、「00:01」まで表示するように構成してもよい。具体的には、タイマ表示として「10」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。そして「1」が表示された後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい(ここで、カウントダウン表示は「1」の表示までのことであったり、別の演出表示が表示される直前までのことであったり、別の演出表示の表示までのことであったりしてもよい)。「1」が表示されてから別の演出表示の表示が開始されるまでの時間は、「2」が表示されてから「1」の表示が開始されるまでの時間と同じ(略同じ)であったり(つまり、「2」→「1」→「0」における「0」のタイミングで表示される)、異なってもよい。なお、或る演出表示として擬似連図柄が表示される場合には、別の演出表示として「NEXT」や「継続」を表す表示が表示されるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの表示が終了してから直ちにタイマ表示(例えば「10:00」)が表示されるように構成しているが、準備中画像RDYの表示が終了した後、他の表示(例えば、タイマ表示を0からカウントアップする様子を表す表示であったり、「次のチャンスアップまで、あと」のようにタイマ表示と関連する表示)が表示された後にタイマ表示が表示されるように構成してもよいし、他の表示が表示されることがないように構成してもよい。
図46(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図46(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示ということができる。なお、本実施形態に示す各演出例において、或る演出として鉄板画像TP以外の演出が行われてもよい。
図46(c1)〜同図(c3)は、図46(b2)に続く演出である。図46(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。図46(c1)に示すタイマ予告演出では、タイマ表示に加え、準備中画像RDYが表示されていた領域とは別の領域において、残時間表示メータMT4が表示されている。この残時間表示メータMT4は、タイマ表示の残時間に対応して漸次短くなるようにして表示態様が変化する。そして、残時間表示メータMT4は、タイマ表示が「0:00」になるタイミングで消失する。この演出例では、タイマ表示における数字による表示と、数字以外の他の表示態様での表示とでタイマ予告演出が行われている様子が示されている。なお、最初に残時間表示メータMT4によるメータの減少表示のみが行われ、例えば、残時間が3秒となったときにタイマ表示によるカウントダウンが開始されるようにしてもよい。この場合、タイマ表示によるカウントダウンが開始する前と開始した後とで残時間表示メータMT4の減少速度が変化してもよい。また、残時間が異なる残時間表示メータを2以上設け、それぞれ残時間に応じた長さで表示してもよいし、残時間が同じであるが長さが異なる2以上の残時間表示メータを表示してもよい。この場合、例えば、長い方の残時間表示メータの減少速度を短い方の残時間表示メータの減少速度よりも速くしてもよい。また、複数の残時間表示メータが表示された場合において、それぞれ残時間表示メータが消失したときに異なる予告表示が行われてもよい。また、同じ長さの残時間表示メータを2以上設け、それぞれの減少速度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告演出の実行時間が延長する演出を行ってもよく、例えば、延長する場合は0の数字を消去するとともにメータが再度復活してもよい。また、メータの長さはタイマ予告の時間に応じて異なってもよい。また、メータの減少速度は、一定でなくてもよく、例えば、あるタイミングにおいては等速で減少しない場合があってもよい。また、メータを複数表示してもよく、あるメータの長さが長いが、例えば、途中から減少速度が速くなる結果、他方のメータの長さよりも短くなるようにしてもよい。また、メータの減少速度は等速でなくてもよく、例えば、数字も併せて表示する状態の方が減少速度が速くてもよいし、遅くてもよい。
図47は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図47(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図44(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。その後、図47(a2)〜同図(a3)に示すようにリーチ演出が行われた後、図47(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが行われており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されている。ここで、合体アニメーションは、ボタン演出の導入アニメーションや、フェードインアニメーション(INアニメ)という場合がある。この半透明ボタン画像136qは、合体することにより、ボタン画像136aが実体化され、ボタン予告演出が開始されることを報知するものである。ここで、導入アニメーションもボタン予告演出に含まれる場合があってもよい。一対の半透明ボタン画像136qは、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、この演出例では、2つの半透明ボタン画像136qが合体する例について説明したが、例えば、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われてもよく、この場合2つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われる場合よりも、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われた場合の方が、ボタン画像136aが実体化されてボタン予告演出が開始されやすくなるようにしてもよい。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。また、後述するデカボタン画像136aLが表示されてボタン予告演出が開始される場合も同じ半透明ボタン画像136qを用いて合体アニメーションが行われてもよいし、デカボタン画像136aLに対応する半透明ボタン画像により合体アニメーションが行われてもよい。
図47(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接している様子が示されている。
そして、合体アニメーションが成功すると、図47(a6)に示すように、ボタン画像136aが実体化してボタン予告演出が開始される。ボタン予告演出が開始されると、演出ボタン136の操作を受け付ける状態となり、ボタン画像136aが押下される様子が示されるアニメーションとともに「押せ」の文字が表示され、さらに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示されて操作受付期間の残り時間を報知する。また、演出ボタン136に設けられた演出ボタンランプ138も操作有効期間が開始されたことに応じて、赤色に発光する。なお、演出ボタン136の操作受付期間が開始された後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作受付期間が開始されてもよい。
図47(b1)〜同図(b6)は、図46(b1)〜同図(b5)に示す演出の変形例を示している。なお、図47(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図46(b1)〜同図(b3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図47(b4)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここで、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。なお、タイマ予告演出が開始してタイマ表示が表示されてもすぐにカウントダウンを開始せず、合体アニメーションの開始に合わせてタイマ表示のカウントダウンを開始してもよい。これによれば、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出を容易に特定することができる場合がある。また、合体アニメーションの表示中に準備中画像RDYの表示を終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。
図47(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、合体アニメーションが完了した後でタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよいし、合体アニメーションが完了するタイミングでタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよい。
図47(b6)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告演出と合体アニメーションの両方が行われた場合の方が、タイマ予告演出と合体アニメーションのうちのいずれか一方のみが行われた場合よりも、デカボタン画像136aLが表示されやすくなっている。また、この演出例では、デカボタン画像136aLが表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、例えば、鉄板画像TPが表示される。
図47(c1)は、図47(b3)〜同図(b6)に示す演出の変形例である。なお、図47(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図47(b3)〜同図(b4)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。
図47(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図47(c3)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
そして、合体アニメーションが成功する場合には、図47(c4)に示すようにしてデカボタン画像136aLによるボタン予告演出が開始される。なお、図47(c4)に示す演出は、図47(b6)に示す演出と同様であるので、詳しい説明については省略する。
このように、図47に示す演出例も、スーパーリーチの実行中に準備中画像RDYが終了する例について示されている。なお、導入アニメの表示中に準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告が開始するパターンがあってもよいし、なくてもよい。
図48は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図48(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図48(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図48(a)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が赤色とされており、デフォルトの表示態様である緑色の背景色である場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図48(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図48(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図48(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示の終了演出が開始されている。このように、この演出例では、スーパーリーチ以外において準備中画像RDYの表示が終了している様子が示されているということができる。
すると、図48(c)に示す第1装飾図柄表示装置208では、チュートリアル表示部TT1(すなわち、準備中画像RDYが表示されていた領域)で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、チュートリアル表示部TT1にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。図48(c)に示す演出例では、タイマ表示として「90:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。また、タイマ表示の背景色は、準備中画像RDYの背景色に引き続いて赤色となっている。この演出例では、スーパーリーチに発展する前にタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。そして、タイマ予告演出が開始されたときに表示されたタイマ表示が「90:00」と長い時間であり、図柄変動表示時間が長いことが推測でき、大当りに対する期待感が向上する場合がある。このように、この演出例では、表示されたタイマ表示の時間が「90:00」等の長い時間(ロングタイム)で表示された場合の方が、「10:00」等の比較的短時間で(ショートタイム)表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。また、この演出例では、準備中画像RDYの背景色が赤色となっているため、タイマ予告演出においてタイマ表示がロングタイムとなって開始されやすくなっている。また、この演出例では、タイマ表示がロングタイムで、しかも背景が赤色となっているため、大当りの信頼度が飛躍的に向上している。
図48(d)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eがオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、タイマ表示のカウントダウン表示中のタイマ予告表示の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、図48(d)に示すタイミングでは、タイマ表示は「30:00」となっている。
図48(e)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここでも、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。
図48(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告表示の背景色が赤色となっており、デフォルトの背景色が表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっているが、同じであってもよい。なお、タイマ予告表示がデフォルトの背景色である場合と赤色の背景色である場合とで大当りの信頼度が同じであってもよい。
図48(g)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTが表示されて、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ表示におけるタイマのカウントダウンを行う時間が長いほど、大当りとなりやすくしてもよい。
図49は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図49(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図49(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図49(a1)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図49(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図49(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図49(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図49(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。この演出例では、スーパーリーチに移行するよりも前にミニゲームが行われている様子が示されている。
図49(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図49(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームに大成功したため、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化し、すなわち、変動アイコンh0による予告がランクアップしている様子が示されている。また、変動アイコンh0の表示色に合わせて、家紋役物224Eも金色で発光する。なお、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化した後で家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよいし、家紋役物224Eが赤色の発光態様か金色の発光態様に変更した後で、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化してもよいし、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化するタイミングで、家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよい。そして、チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像による閉鎖動作が開始されており、表示されていたミニゲームの表示をシャッタ画像により視認不可能な状態に移行する。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後でシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよいし、シャッタ画像による閉鎖動作が開始した後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングでシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよい。また、この演出例では、ミニゲームの結果として、変動アイコンh0の表示態様を変化するようにしたが、保留アイコンが変化する場合があってもよい。
その後、図49(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、ミニゲームの表示がシャッタ画像により完全に消去される。
その後、図49(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1では、何らの表示も行われていない非表示状態とされている。なお、シャッタ画像が開放されたときに、チュートリアル表示が開始されてもよいし、別の予告表示やタイマ予告表示やミニゲームが開始される場合があってもよい。また、シャッタ画像が開放された後でグレーアウトする表示を行ってもよい。
続いて、図49(b1)〜同図(b8)を参照して準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始されている様子を示す例について説明する。
図49(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、予告表示が行われている。また、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図49(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
図49(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1で表示されていた説明表示が非表示とされていく。
その後、図49(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述するミニゲームの表示が開始される前に表示されるミニゲーム予告表示ということができる。
図49(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。この演出例では、シャッタ画像が開放されると、チュートリアル表示部TT1においてミニゲームが開始される。すなわち、この演出例では、今まで行われていた説明表示に換えて、ミニゲームが開始する様子が示されている。また、準備中画像RDYを表示することなくミニゲームが開始する様子が示されているということもできる。その後は、図49(b4)〜同図(b8)に示す演出が行われる。なお、図49(b4)〜同図(b8)に示す演出は、図49(a3)〜同図(a7)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。なお、ミニゲームが終了した後で、チュートリアル表示部TT1において説明表示を行うようにしてもよいし、グレーアウトする表示を行うようにしてもよい。
図50は、本実施形態に適用可能なチュートリアル表示部TT1における表示例を段階的に示す図である。
図50(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図50(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図50(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図50(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図50(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図50(a2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(予告表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図50(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する予告表示が開始される前に表示される予告表示前表示ということができる。
図50(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYやミニゲームやタイマ予告演出ではなく、「激熱」の文字からなる予告表示が表示されている。この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合があってもよい。この場合、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合の方が、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しないで表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。また、この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果としては表示されないものであってもよい。また、この演出例において、「激熱」等の予告表示を行う前にシャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1を閉鎖する演出を行わなくてもよい。
図50(b1)〜同図(b8)は、チュートリアル表示部TT1において、予告アイコンが出現する様子を示す演出例を示している。なお、図50(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図50(a1)〜同図(a3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図50(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、タイマ予告演出が行われることを予告するタイマ予告の予告アイコンI81が出現している様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が行われることが予告される。なお、他の予告アイコンが出現してもよい。
その後、図50(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていたタイマ予告の予告アイコンI81がチュートリアル表示部TT1から飛び出し、拡大しながら上方に移動している様子が示されている。
図50(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される。
その後、図50(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1における表示状態が視認困難とされる。なお、この演出例では、シャッタ画像が完全に閉鎖されるまで、タイマ予告の予告アイコンI81を表示した状態を維持し、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされることを報知するようにしていたが、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される際に消去するようにしてもよい。
図50(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYが表示される。図50(b8)に示すタイミングでは、準備中画像RDYは、デフォルトの表示態様とされている。この準備中画像RDYは、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされたことにより表示されたものである。すなわち、準備中画像RDYの表示によりタイマ予告演出の開始が予告されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出の開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とミニゲームの開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とで同じとしているが、異なるようにしてもよい。また、準備中画像RDYの表示を行わずに、ミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図51は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。ここで、第三の表示の終了タイミング、或る予告表示の開始や終了タイミング、或る演出の開始や終了タイミングが、第二の状態を細分化した状態のうちの別々の状態であってもよいし、同じ状態であってもよい。
図51(a1)は、図44(l)に続く演出である。なお、図45(a1)に示す演出は、図44(m)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、図51(a1)に示す演出において、準備中画像RDYがスーパーリーチに発展した後で表示開始されてもよい。
図51(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続しており、その後、図51(a3)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、準備中画像RDYは依然として表示された状態となっている。すなわち、大当りになることを表す表示がなされている状態において準備中画像RDYが表示されているということができる。また、大当りとなることを祝福するように、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが多色で発光するレインボー表示態様で発光している。
その後、図51(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図51(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図51(a5)に示す演出例では、タイマ表示として「3:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
図51(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図51(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が行われていた表示領域で「Go」の文字が表示され、或る予告演出が開始されることを報知している。なお、この「Go」の文字の表示は、行われる場合があってもよいし、行われない場合があってもよい。
図51(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当り図柄の昇格演出が開始されている様子が示されている。すると、図51(a9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知される。このデカボタン画像136aLの表示が或る予告演出に対応しており、すなわち、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出に対応している。ここで、例えば、タイマ予告演出が行われない場合は、大当り図柄の昇格演出が開始されなくてもよいし、大当り図柄の昇格演出が開始された場合には、デカボタン画像136aLではなくデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告演出に換えてミニゲームが行われてもよい。また、タイマ予告演出やミニゲームが行われなかった場合でもデカボタン画像136aLが表示される場合があってもよい。
その後、図51(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、「装飾4−装飾4−装飾4」の大当りの装飾図柄の組み合わせから「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせに変更され、確変大当りが確定したことが報知される。すなわち、大当り図柄が昇格されたことが報知されている。
図51(b1)〜同図(b4)は、スーパーリーチにおける決闘シーンのアニメーションの継続中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが開始された様子を示している。
図51(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続している様子が示されている。このとき、タイマ予告演出が開始されており、チュートリアル表示部TT1が表示されていた表示領域にタイマ予告表示が表示されている。図51(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示にはタイマ表示として「10:00」が表示されており、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始される時期は、スーパーリーチに発展する前であってもよいし、スーパーリーチに発展した後であってもよいし、スーパーリーチに発展したタイミングであってもよいし、リーチ状態に移行する前であってもよいし、リーチ状態に移行した後であって、スーパーリーチに発展する前であってもよい。
図51(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されており、残時間メータMTとともにデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されれている様子が示されている。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されている様子が示されている。一方、タイマ予告表示では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図51(b2)に示すタイミングでは、タイマ表示は「9:00」を示している。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間においてタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。ここで、最終ジャッジ演出における演出ボタン136の操作受付期間の長さとタイマ予告演出におけるカウントダウンが行われる長さとでは、演出ボタン136の操作受付期間の方が長くなっている。
その後、図51(b3)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図51(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。一方、タイマ予告表示では、依然としてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、すなわち、その後、大当り図柄の昇格演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、この演出例では、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合であってもタイマ表示は「0:00」にならないように構成されている。これは、例えば、最終ジャッジ演出においてハズレの装飾図柄の組み合わせが表示され、その後、タイマ表示が「0:00」となったタイミングで復活演出が行われるようにしているためである。また、逆に、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合には、カウントが0になってもよい。
図52は、本実施形態に適用可能なタイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図52(a)に示す演出は、図50(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図52(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。この演出例における準備中画像RDYは、表示態様が1種類のみ用意されており、他の表示態様への変化表示は行われない。このように、この演出例では、準備中画像RDYの表示態様では大当りの信頼度がわからないようになっている。また、或る予告表示や或る演出が複数種類ある場合に、いずれの或る予告表示や或る演出が行われるのかがわからないようになっている。
図52(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告表示における背景色が複数色の中からいずれかが選択され、背景色により大当りの信頼度が示される。図52(c)に示す演出例では、タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ表示のカウントダウンが開始する前や開始した後で、タイマ予告表示の背景色が変化し、信頼度が途中で向上するような演出が行われてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図52(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。なお、タイマ表示が「0:00」となった後でリーチ状態となってもよいし、リーチ状態となった後でタイマ表示が「0:00」となってもよいし、タイマ表示が「0:00」となったタイミングでリーチ状態となってもよい。なお、この演出例では、タイマ表示のカウントダウンが0になるとスーパーリーチに発展することを表す表示と対応関係にあり、必ずスーパーリーチに発展するようになっている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図52(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図52(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。なお、ボタン予告演出が開始された後でチュートリアル表示部TT1が非表示状態となってもよいし、チュートリアル表示部TT1が非表示状態となった後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始されたタイミングでチュートリアル表示部TT1が非表示となってもよい。「Go」の表示の後にチュートリアル表示を表示しないことで、他の演出(例えば、ボタン演出)に集中させる効果を奏する場合がある。
図52(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図52(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図52(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図52(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示であったため、チュートリアル表示部TT1がUI部UI3とともにフレームアウトされた後は、何らの表示も行われない。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図52(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のカットイン画像HCIが表示されている様子が示されている。この姫のカットイン画像HCIは、ボタン予告演出やタイマ予告演出やミニゲームを経由しないで突然表示されたものであって信頼度は低いものとなっているが、ボタン予告演出やタイマ予告演出あるいはミニゲームが行われた結果として表示されるようにしてもよい。また、姫のカットイン画像HCIに換えて、例えば、鉄板画像TPが表示される場合があってもよい。
図53は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図53(a)〜同図(c)に示す演出は、図52(a)〜同図(c)と同じなので、説明を省略する。
図53(d)では、ナビキャラとしての殿様のキャラクタが爆弾を投てきしているアニメーションが行われている様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタが「まだだ」と叫びながら爆弾を投てきし、この爆弾は、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する。そして、この爆弾は、タイマ表示のカウントダウンが行われているチュートリアル表示部TT1に向かい、チュートリアル表示部TT1の上方の近傍で破裂する。
すると、図53(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示のカウントダウンが中断されて、再び、準備中画像RDYが表示されている様子が示されている。このタイマ予告演出が開始された時点では、タイマ表示が「10:00」となっており、ボタン予告演出が開始されるタイミングを報知していたが、そのタイマ予告演出が中断されたことにより、ボタン予告演出に対応するものではなかったことが認識される場合がある。なお、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われた場合の方が、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、タイマ表示のカウントダウンが中断する演出が行われた場合には、準備中画像RDYの表示に換えてタイマ表示の時間が増加してカウントアップされるまでの時間が延長されるようにしてもよいし、カウントダウンの速度が遅くなってもよい。また、例えば、タイマ予告はカウントダウンの速度が変化しないので0のタイミングを予測しやすいという利点があり、だからこそ、準備中画像RDYの終了タイミング(つまり、タイマ予告の開始タイミング)によって将来のことがわかる場合がある。
図53(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されている。
図53(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図53(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図53(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図53(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図53(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が再開されている様子が示されている。具体的には、再開後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図53(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、タイマ予告演出の開始時期は、適宜のタイミングとされており、例えば、スーパーリーチの開始前、スーパーリーチの開始後、リーチ状態となる前、リーチ状態となってからスーパーリーチが開始するよりも前等のタイミングで開始されてもよい。また、タイマ予告演出が再開されたときにおけるタイマ表示は、適宜に時間に設定することができ、例えば、中断時の時間を示す「9:00」から開始するようにしてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図53(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図53(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図53(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、図52に示すように、タイマ予告演出に対応する予告表示がスーパーリーチへの発展ではなく、タイマ予告演出が引き延ばされた結果、スーパーリーチ中に表示されるカットイン画像の表示に対応することとなり、その結果、カットイン画像が信頼度の高いものとなっている。このように、この演出例では、スーパーリーチにおけるよいところでカウントダウンが「0:00」となり、よい演出が行われる例について示されている。また、準備中画像RDYの終了タイミング(或る予告表示の開始タイミング)が、或る変動において遅ければ遅いほど大当りの期待度が高くなるように構成されている。
図54は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図54(a)に示す演出は、図52(a)と同じなので、説明を省略する。
図54(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。このとき、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の上方には、「TIMER×2」の表示が行われており、タイマ予告演出が2回行われることが示されている。なお、「TIMER×2」の表示は、準備中画像RDYの表示と同時に表示されてもよいし、準備中画像RDYが表示された後で表示されてもよく、例えば、最初はタイマ予告演出が1回行われると思わせておいて、実は2回行われることを演出するようにしてもよい。なお、「TIMER×2」の表示に換えて、例えば、準備中画像RDYを2つ表示するようにしてもよい。
図54(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。なお、ここで、タイマ予告表示の背景色が緑色のデフォルトの表示態様であってもよい。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図54(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、チュートリアル表示部TT1の上方に表示されていた「TIMER×2」の表示は消去されており、1回目のタイマ予告演出が消化されて終了したことが報知されている。なお、「TIMER×2」の表示を、タイマ表示が「0:00」となったときのエフェクトの表示により視認困難としてもよい。また、「TIMER×2」の表示を消去せず、表示したままとしてもよい。また、準備中表示が複数表示される場合には、1つ目の準備中表示が終了した後に、準備中表示に関する表示が一度非表示になる状態を設けてもよい。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図54(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図54(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。このとき、ボタン画像136a及び残時間メータMTは、装飾図柄にオーバーラップしている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。そのため、タイマ予告演出のストックが1つもないように見える場合がある。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。
図54(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、この準備中画像RDYにより、変動アイコンh0や装飾図柄の一部がオーバーラップされる場合がある。このように、準備中画像RDYが一旦非表示になって、さらにオーバーラップしたりすることで、より注目させる効果がある場合がある。
その後、図54(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図54(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、家紋役物224Eは、拡大された準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしており、家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。なお、準備中画像RDYは、拡大表示された場合にのみ家紋役物224Eにオーバーラップされ、拡大表示されていない場合にはオーバーラップされないようにしてもよい。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図54(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。なお、準備中画像RDYは拡大表示されているため、変動アイコンh0の一部がオーバーラップされており、また、リーチ演出表示における剣豪のキャラクタもオーバーラップされている。このように、拡大表示された準備中画像RDYは、スーパーリーチの実行中においても表示される場合がある。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図54(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、2回目のタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。具体的には、開始後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図54(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから3秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告表示の大きさが拡大表示された準備中画像RDYの大きさと同じ大きさとされており、タイマ予告表示が拡大表示された場合は、拡大表示されない場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっている。また、タイマ予告表示の背景色が金色の場合には、必ず拡大表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告表示の背景色が金色以外の色であっても拡大表示される場合があってもよい。また、この演出例では、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方が背景色が信頼度の高い色となっているが、タイマ表示の時間は短くなっている。なお、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方がタイマ表示の時間が長くてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図54(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図54(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図54(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、2回目のタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、タイマ予告演出が2回行われることが予め報知されることで大当りに対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが服ウ数表示された場合において、1つの準備中画像RDYが消化された場合は、同一の図柄変動表示において、全ての準備中画像RDYが消化されていることが示されている。
図55は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図55(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図51(a1)〜同図(a2)と同じなので、説明を省略する。
図55(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が表示開始されている様子が示されている。長押し用演出表示は、上方に殿様のキャラクタが描かれた領域が配置され、下方に剣豪のキャラクタが描かれた領域が配置されており、演出ボタン136の長押し操作の操作量に応じて、双方の領域の大きさが相対的に変動するように表示される。なお、長押し演出が開始されたときも準備中画像RDYは表示されている。なお、図55(a3)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作有効期間は開始されていない。
図55(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し演出による長押し操作の受け付けが開始された様子が示されている。すなわち、演出ボタン136の操作有効期間が開始された様子が示されている。なお、この長押し演出では、残時間ゲージMTが表示されないが表示されてもよい。また、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されされている様子が示されている。具体的には、タイマ予告表示は、緑色の背景色に変更されており、信頼度はそれほど高くないことが示されている。また、図55(a4)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、操作有効期間とタイマ表示のカウントダウンの時間が一致している。なお、完全に一致していなくてもよい。なお、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよいし、タイマ予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作有効期間が開始されてもよいし、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたタイミングでタイマ予告演出が開始されてもよい。
図55(a5)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、図55(a5)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「4:00」となっている。
図55(a6)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が引き続き行われている様子が示されている。このとき、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が縮小されており、殿様のキャラクタが優勢であることが示されている。これにより、有利な結果となりやすいことが示唆されている。なお、図55(a6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」となっている。
図55(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが終了し、「Go」の文字が表示されている様子が示されている。また、長押し演出が引き続き行われており、演出ボタン136の操作有効期間も未だ継続中となっている。すなわち、「Go」の文字表示は、演出ボタン136の操作有効期間において表示されているということができる。また、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域がさらに拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域がさらに縮小されており、殿様のキャラクタが断然優勢であることが示されている。なお、「Go」の文字が表示された後で長押し演出が終了されてもよいし、長押し演出が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで長押し演出が終了するようにしてもよい。また、「Go」の文字が表示された後で操作有効期間が終了してもよいし、操作有効期間が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで操作有効期間が終了するようにしてもよい。
すると、図55(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。すなわち、このボタン予告演出は、長押し演出に続いて行われるボタン操作演出の一例ということができる。換言すれば、複数(種類)のボタン演出が連続して行われる例を示しているということができる。なお、ここで、設定される操作有効期間は、長押し演出における操作有効期間がいったん終了した後で再度設定されてもよいし、長押し演出における操作有効期間に連続して設定されるようにしてもよい。
その後、図55(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図55(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbでは、大当りとなることを祝福するようにレインボーの発光態様で発光する。
このように、この演出例では、長押しパートで準備中表示が終了してタイマ表示のカウントダウンが開始され、長押しパートと次のパートとの間や長押しパートの最後の方でカウントダウンが完了して「0:00」となり、次のパートで行われるボタン演出がよいものになること例について示されている。
図55(b1)〜同図(b5)は、剣豪リーチにおいて長押し演出が行われるが、タイマ予告演出が行われていない様子が示されている。
具体的には、図55(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が開始された後、長押し操作の受け付けが開始され、また、演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出は行われていない。
しかしながら、この演出例では、図55(b2)に示すように、演出ボタン136の長押し操作が継続されているが、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が縮小し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が拡大されており、殿様のキャラクタが劣勢(敵キャラである剣豪のキャラクタ優勢)であることが示されている。これにより、有利な結果となり難いことが示唆されている。
その後、図55(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。このように、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示され難く、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されやすくなる。なお、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示されないようにしてもよい。
その後、図55(b4)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図55(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に負け、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。なお、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しない場合であってもよい流れとなって大当りとなるようにしてもよい。
図56は、本実施形態に適用可能なボタン連打演出の一例を段階的に示す図である。
図56(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図56(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図56(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図56(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン連打演出が開始されており、「ボタン連打で時間内にメーターをMAXにしろ」の説明が行われており、さらに、「用意」の文字とともにボタン画像136aが表示され、表示画面の左側には、上下方向に5つのメモリが配置されてなる操作量メータMT11が表示されている。なお、図56(a)に示すタイミングでは、演出ボタン136の連打操作の受け付け開始前、すなわち、操作有効期間の開始前であり、演出ボタンランプ138も白色で点灯している。この演出例では、ボタン画像136aの上方に表示された「用意」の表示が準備中画像RDYに相当する表示(ボタン連打演出の準備演出表示)ということができる。なお、ボタン連打演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて変動表示が行われていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図56(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図56(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図56(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出ボタン136の連打操作の受け付けが開始された様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aの上方に表示されていた「用意」の文字が「開始」の文字に切り替わるとともに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示され、操作有効期間が開始されたことを報知するとともに、演出ボタンランプ138が、赤色に発光する。この演出例では、操作有効期間が開始されたタイミングでボタン連打演出(本演出)が開始されているということもできる。
図56(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作有効期間からの時間の経過に応じて残時間メータMTのゲージが減少する態様で表示され、また、ボタン画像136aの右側では、数字の表示によるカウントダウン表示が表示されている。図56(c)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「5」が表示され、操作有効期間が終了するまでの時間が5秒であることが報知されている。このカウントダウン表示におけるカウントダウンが完了すると或る予告演出が行われる可能性があることから、このカウントダウン表示によるカウントダウンの演出がタイマ予告演出に対応しているということもできる。
図56(d)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が開始された様子が示されている。なお、図56(d)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「4」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと4秒であることが報知されている。
図56(e)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、連打操作の回数に応じて操作量メータMT11のメモリが赤色で1つ表示されている。なお、図56(e)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「3」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと3秒であることが報知されている。
図56(f)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作量メータMT11のメモリが赤色で3つ表示されている様子が示されている。なお、図56(f)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「1」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと1秒であることが報知されている。
図56(g)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるカウントダウン表示が「0」となり、操作有効期間が終了し、遊技者による演出ボタン136の連打操作が終了した様子が示されている。なお、操作量メータMT11のメモリは赤色で3つ表示された態様となっており、すなわち、ボタン連打演出に失敗したことが示されている。なお、演出ボタンランプ138は、赤色で点灯した状態とされているが、操作有効期間が終了したタイミングで点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよいし、操作有効期間が終了する前に演出ボタンランプ138の点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよい。
ボタン連打演出に失敗すると、図56(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「残念・・・」と表示され、ボタン連打演出に失敗したことが報知される。なお、この演出例では、タイマ予告の他にカウントダウン表示的な演出を実行可能なパチンコ機において、或る予告表示には、このカウントダウン表示的な表示は含まない場合があってもよい。
図57は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図57(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図57(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図57(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。この第1準備中画像RDYの機能は、上述した準備中画像RDYと同様である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図57(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、この演出例では、第1準備中画像RDY1の上方に第2準備中画像RDYが表示されており、複数の準備中画像が同時に表示されている様子が示されている。第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は、それぞれ対応する演出(タイマ予告演出やミニゲーム等)が行われる。なお、これらの準備中画像(第1準備中画像RDY1、第2準備中画像RDY2)は、いずれも先読み予告として機能している。また、いずれの準備中画像も背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。また、これらの準備中画像は、同時に表示開始されてもよいし、一方が表示開始された後で他方が表示開始されるようにしてもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図57(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
図57(b)は、図57(a)に示す図柄変動表示が終了し、次の図柄変動表示が開始している様子が示されている。具体的には、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は引き続き表示されており、すなわち、これらの準備中画像が複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。
図57(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた第1準備中画像RDY1がタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。なお、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示の背景色は緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」となっており、カウントダウンが開始してから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが発動(消化)されて演出が開始された場合は、他の全ての準備中画像も消化されるように構成されている。なお、準備中画像は1回の図柄変動表示においてすべて消化されるが、予告アイコンは次回以降の図柄変動表示まで持ち越して表示されるようにしてもよい。
図57(d)は、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示におけるタイマ表示が「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図57(e)に示すように、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示が表示されていた領域に「Go」の文字が表示され、このタイマ予告表示に係るタイマ予告演出に対応する或る予告表示が開始されることが報知される。
図57(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。ここで表示される忍者のキャラクタNJ4は、図44(f)に示して上述した保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合がある忍者のキャラクタNJ4と同じであるが、別のキャラクタであってもよい。なお、この演出において、先行開始予告演出が開始した後で準備中画像移動アニメが開始してもよいし、準備中画像移動アニメが開始した後で先行開始予告演出が開始してもよいし、先行開始予告演出が開始したタイミングで準備中画像移動アニメが開始してもよい。また、図57(f)に示す忍者のキャラクタNJ4は、第2準備中画像RDY2にオーバーラップしているが、第2準備中画像RDY2にオーバーラップされてもよい。
図57(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきし、変動アイコンh0に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、変動アイコンh0の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。
図57(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが行われた結果、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様となり、当該変動予告が開始されている。
図57(i)では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった後、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、第2準備中画像RDY2の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図57(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、第2準備中画像RDY2は、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図57(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2準備中画像RDY2からタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告表示は金色の背景色とされており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図57(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ予告表示は、表示開始時にはデフォルトの表示態様とされ、表示開始した後(例えば、カウントダウンが開始された後)で金色の背景色に変化する等の昇格表示が行われる場合があってもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図57(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図57(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図57(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、第2準備画像RDY2に対応するタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。なお、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが消化された後は、新たな準備中画像が表示されないが、複数の準備中画像の一つが消化された後で、新たな準備中画像が表示されるようにしてもよい。
図58は、本実施形態に適用可能な説明表示による演出の一例を段階的に示す図である。なお、図58(a1)に示す演出は、図44(a)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図58(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1における説明表示が、「パンダは殿様の師匠」から「殿様は八代将軍です」に変更された様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1にける説明表示を切り替える場合には、上述したシャッタ画像による開閉表示は行われず、説明表示間での切換表示により行われる。この演出例では、一の図柄変動表示において、説明表示を切り替える場合にシャッタ画像による開閉表示を行わず、説明表示間での切換表示を行うことが示されている。
図58(b1)〜同図(b3)は、説明表示の切り替えを行う場合にシャッタ画像による開閉表示が行われる様子を示している。なお、図58(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図44(a)〜同図(b)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図58(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によるチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖される前に、シャッタ画像が開放し、「殿様は八代将軍です」の説明表示が表示されている様子が示されている。すなわち、シャッタ画像による開閉表示が予告表示が行われる前兆表示ではなく、偽の前兆表示であったことが示されている。なお、ここで、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された後でシャッタ画像が開放するようにしてもよい。このような演出が行われることにより、予告表示が開始されるのかと期待したが、予告表示が開始されず説明表示が行われたことで遊技者をがっかりさせることで、シャッタ画像の開閉表示に期待を持たせることができる場合がある。
図59は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。図59(a1)〜同図(a3)は、図44(e)に続く演出の別の例について示している。なお、図59(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図44(f)〜同図(g)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図59(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されたが1つ目の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様のまま変化していない様子が示されている。このように、図44を参照して上述した保留変化アニメが行われても表示態様が変化しない失敗演出が行われてもよい。なお、保留変化アニメに登場するキャラクタを複数種類用意し、保留変化アニメにおいて登場するキャラクタによって保留アイコンの表示態様が変化する割合が異なるようにしてもよい。
なお、上述した保留変化アニメでは、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップして表示されていたが、例えば、図59(b1)に示すように、UI部UI3の上方に表示させてUI部UI3にオーバーラップしないようにしてもよい。この場合、保留変化アニメにおいて、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップする場合とオーバーラップしない場合があってもよい。
図60は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図60(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図60(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図60(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図60(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図60(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図60(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームとしてのルーレット演出が開始されている様子が示されている。このルーレット演出では、円形に形成されたルーレット盤RRが3等分され3つに区画されている。3つの区画のうちの上方には爺の領域が配置され、左下方には姫の領域が配置され、右下方にはチビ姫の領域が配置されている。ルーレット演出が開始されると、各領域についてそれぞれ赤色で点滅表示することにより変動表示を行い、最終的に赤色で点灯した領域に対応する予告表示が準備されるようになっている。なお、ルーレット演出が開始する図柄変動表示と、準備中表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。また、ルーレット演出が開始することを表す表示が行われる構成においては、該表示が行われる図柄変動表示と、準備中宇表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。上述した記載の組み合わせによって、該表示は先読み予告表示ということができる。
図60(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ルーレット演出の変動表示の結果、全ての領域が赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示がそれぞれ準備されることが報知されている。
すると、図60(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。すなわち、キャラクタを出現させる場合には、キャラクタに対応した位置に各キャラクタを登場するとともに、準備中画像の表示が伴う場合には、そのキャラクタに対応する位置に表示される。なお、登場するキャラクタそのものが準備中画像に相当する場合があるということもできる。また、登場するキャラクタと実行される演出との関係が1:1であってもよいし、1:N(N>1)であってもよい。また、或る演出が複数のキャラクタが消化されることにより実行される場合があってもよい(キャラクタと演出との関係が、N(N>1):1であってもよい)。
図60(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、或る予告表示が他の予告表示にオーバーラップしているということができる。これにより、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が開始することが報知される。
図60(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMHに対応する予告表示は、変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示である。
すると、図60(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
図60(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始される。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図60(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。
図60(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「激熱」の文字が表示された図柄が導出され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。すなわち、ドラムDRMに「激熱」の文字が導出されることにより、当該変動予告が行われている。この演出は、何かの表示態様を変化させる演出ではなく、大当り予告を行う演出であるということができる。
図60(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のキャラクタHMEが振動する態様での表示が開始される。これにより、姫のキャラクタHMEに対応する予告表示が開始することが報知される。姫のキャラクタHMEはUI部UI3にオーバーラップされて表示されているので、姫のキャラクタHMEの振動表示によりUI部UI3の表示に注目させることができる場合がある。
図60(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示はタイマ予告演出である。タイマ予告演出が開始されると、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図60(a12)に示す演出例では、タイマ表示として「30:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。
図60(a13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。すると、姫のキャラクタHMEが上昇して第1準備中画像RDY1とは別の位置に移動し、タイマ予告演出に対応する予告表示が開始されることを報知している。すなわち、図57(m)に示して上述いた「Go」の表示と同様の演出が行われているということができる。
すると、図60(a14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示は、剣豪リーチへの発展に対応している。また、図示はしないが、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示の背景色が金色とされており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。また、チュートリアル表示部TT1では、タイマ表示によるカウントダウンが完了したため、非表示とされている。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
なお、この演出例では、スーパーリーチの発展前に全ての準備中画像が消化されるようにしたが、少なくとも1つがスーパーリーチ発展後に消化されるようにしてもよく、例えば、鉄板画像TPが表示されることとなるミニゲームやタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。
図60(b1)は、図60(a2)において上述したルーレット演出において、3つの領域のうちの爺の領域だけ赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示のうちの、爺のキャラクタに対応する予告表示のみが準備されることが報知されている。
すると、図60(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。したがって、この演出例では、ドラムDRMによるミニゲームのみが行われることとなる。
図61は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図61(a1)に示す演出は、図60(a3)に示す演出と同様であるが、チビ姫の領域に「×2」が表示されており、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が2回分準備されることとなる。
すると、図61(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方に2体のチビ姫のキャラクタCHM1,CHM2が表示される。なお、爺のキャラクタGIIや姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、例えば、1つの準備中画像に対して同じキャラクタを2体表示させるようにすることができる。具体的には、姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、第1準備中画像RDY1が一つ表示され、姫のキャラクタHMEが2体表示させることにより実現することができる。逆に、キャラクタが1つで準備中画像を複数表示するようにしてもよい。
図61(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの一方のチビ姫のキャラクタCHM1が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM1に対応する2回の予告表示のうちの1回目の予告表示が開始することが報知される。
図61(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH1に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示が開始されることが報知される。
すると、図61(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
さらに、図61(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの他方のチビ姫のキャラクタCHM2が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM2に対応する2回目の予告表示が開始することが報知される。
図61(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM2が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH2に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化により変動アイコンによる予告表示がランクアップすることが報知される。
すると、図61(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様が赤色の予告の表示態様から金色の予告の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告がランクアップしている様子が示されている。
図61(b1)〜同図(b4)は、図61(a3)に続く別の演出例を示している。なお、図61(b1)に示す演出は、図61(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図61(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が投じた物体が変動アイコンh0に到達してエフェクトEF7が表示された後、表示画面全体が暗転する暗転表示BLが行われ、エフェクトEF7が表示されていた部分が白色に光り、そこから水平方向に光が延びていく態様の表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1準備中画像RDY1や第2準備中画像RDY3は非表示とされている。なお、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われているときに、別のミニゲームが開始されている場合には、当該ミニゲームも表示画面の暗転により一時的に非表示とされるようにしてもよい。また、準備中画像が複数表示されている場合に、全部の準備中画像が一時的に非表示とされるようにしてもよいし、一部の準備中画像のみが一時的に非表示とされるようにしてもよい。このように、暗転表示BLが表示されている状態を第四の状態という場合がある。そして、この演出例において、UI部UI3とともに保留アイコンが表示されている第一の状態と、UI部UI3とともに保留アイコンが非表示とされる第二の状態との関係でいうと、第一の状態から第四の状態となり、再び第一の状態となった後に第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第四の状態となり、その後第二の状態となる場合があってもよい。
図61(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が表示されていた部分の光が拡大表示されている様子が示されている。
その後、暗転表示が終了すると、図61(b4)に示すように、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化して演出が再開される。なお、図61(b4)に示す演出は、図61(a5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図61(c1)〜同図(c3)は、図60(a6)に続く別の演出例を示している。なお、図61(c1)に示す演出は、図60(a7)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図61(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始され、また、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域で「Go」の文字が表示され、ミニゲームが開始されることを報知している。なお、爺のキャラクタGIIが振動を開始してから「Go」の表示が開始してもよいし、「Go」の表示が開始してから爺のキャラクタGIIが振動を開始してもよいし、爺のキャラクタGIIが振動を開始するタイミングで「Go」の表示が開始されてもよい。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図61(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域が拡大して表示画面の略中央まで移動し、ドラムDRMの回転による演出が開始される。すなわち、この演出例では、ミニゲームが行われる領域が準備中画像が表示されていた領域とは異なる領域で行われていることが示されている。なお、「Go」の表示が行われた後でミニゲームが開始された場合の方が、「Go」の表示が行われずにミニゲームが開始された場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、ミニゲームが拡大表示されなかった場合よりも、ミニゲームが拡大表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよい。なお、準備中画像の表示からミニゲームやタイマ予告演出等が開始されるまでの間の表示も他の別の領域で行われるようにしてもよい。第三の表示と或る予告表示(或る演出)が同じ領域で行われる場合、第一の表示と第二の表示が行われる場所は別々なので、第三の表示系の表示の方がわかりやすいという効果を奏する場合がある。
図62は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。ここで、左側の演出表示が行われる表示装置(表示装置1)と、右側の演出表示が行われる表示装置(表示装置2)が別々の表示装置であってもよい。その場合、表示装置2の方に第三の表示(或る予告表示)がなされる場合があってもよい。
図62(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図62(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図62(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図62(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、マルチチャンスアップ予告が開始されている。マルチチャンスアップ予告が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域が左右2つに分割され、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURとが形成される。左側予告表示領域CULでは、「全滅でチビ姫がSPリーチ参戦」の表示が行われており、チビ姫が大量の子分を全滅させることをミッションとするチビ姫無双演出が行われ、右側予告表示領域CURでは、「勝利で殿がSPリーチ参戦」の表示が行われており、爺と殿様とで飲み比べを行い、殿様が飲み比べに勝つことをミッションとする飲み比べ演出が行われる。この演出例では、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッション少なくともいずれか一方のミッションが達成されるとスーパーリーチに移行し、両方のミッションが達成されると信頼度がアップするように構成されている。なお、チビ姫無双演出が開始された後で飲み比べ演出が開始されてもよいし、飲み比べ演出が開始された後でチビ姫無双演出が開始されてもよいし、両方の演出が同時に開始されてもよい。また、この演出例において、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッションの少なくともいずれか一方のミッションが達成された場合には、大当りとなるようにしてもよい。
図62(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出の実行中に、チュートリアル表示領域TT1においてミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図62(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図62(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出が行われている左側予告表示領域CULにおいて「チャンス」の文字が表示されたチャンスアップカットイン画像WCIが表示され、これによりチャンスアップカットイン画像WCIが表示された領域に対応するチビ姫無双演出におけるミッションが達成しやすくなったことが報知されている。このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示された領域と予告表示が行われる領域とが一致しておらず、遊技者に違和感を与えて興趣を向上することができる場合がある。なお、飲み比べ演出が行われている右側予告表示領域CURにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示される場合があってもよいし、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURの両方でチャンスアップカットイン画像WUIが表示される場合があってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1では、ミニゲームが終了したことにより、非表示とされている。
図62(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULに表示されたチビ姫無双演出において子分が全滅し、ミッションが達成された様子が示されている。
図62(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULにおいてチビ姫のアップの表示とともに「全滅」の文字が表示されて、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。なお、右側予告表示領域CURでは、飲み比べ演出が続いている。
図62(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURに表示された飲み比べ演出において殿様が爺に勝ち、ミッションが達成された様子が示されている。
図62(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURにおいて殿様のアップの表示とともに「勝利」の文字が表示されて、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。
図62(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。この演出例では、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたため剣豪リーチが開始され、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたため、殿様の味方としてチビ姫が登場している。なお、飲み比べ演出におけるミッションが達成され、チビ姫無双演出におけるミッションに失敗した場合は、剣豪リーチに移行するが、チビ姫は登場せず、チビ姫無双演出におけるミッションが達成され、飲み比べ演出におけるミッションに失敗した場合は、チビ姫用のスーパーリーチに移行する。すなわち、この演出では、2つのミッションのそれぞれの成否によってその後に展開する演出の内容が異なるようになっている。
図62(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。これにより、大当りの信頼度が向上しているが、準備中画像RDYから開始されたミニゲームやタイマ予告演出を経由して開始された予告表示ではなく、それほど高い信頼度ではないことが示唆されている。
図63は、図62に示す演出の別の演出例を段階的に示す図である。なお、図63(a)〜同図(b)に示す演出は、図62(a)〜同図(b)に示す演出と同じなので、説明を省略する。
図63(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出が行われている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示が継続しており、ミニゲームが未だ開始されていない。すなわち、この演出例では、準備中画像RDYに対応する予告表示がスーパーリーチに移行する前では開始されない様子が示されている。この演出は、図63(c)〜同図(e)まで続いている。なお、図63(e)では、ミニゲームが成功したことに対応するチャンスアップカットイン画像WCIは表示されていない。その後は、図63(f)〜同図(j)に示す演出が行われる。なお、図63(f)〜同図(j)に示す演出は、図62(f)〜同図(j)に示す演出に対しチュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図63(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、準備中画像RDYの表示が終了し、準備中画像RDYに対応する予告表示が開始されることが報知されている。
図63(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図63(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図63(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、スーパーリーチに移行した後でミニゲームが開始されており、スーパーリーチに移行する前にミニゲームが開始されて対応する予告表示が行われた場合よりも信頼度が高い予告表示が行われている。
図64は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図64(a1)に示す演出は、図60(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図64(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「捕まえたらリーチ」表示が行われており、殿様が越後屋を捕まえることをミッションとする追っかけ演出が開始されている様子が示されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図64(a1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
図64(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋との距離を詰めている様子が示されている。一方、サブウィンドウWP3では、メイン表示が継続して行われている。
図64(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋を捕まえ、ミッションが達成された様子が示されている。これにより、リーチとなることが報知される。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYを表示し、リーチ発生の準備中である旨を表示するようにしてもよい。これにより、ミッション(ミニゲーム)の結果に対応する予告表示をストック表示することで、遊技者に予告表示としてのリーチが発生することを容易に認識させることができる場合がある。
図64(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、追っかけ演出が終了し、サブウィンドウWP3において表示されていたメイン表示が再び表示画面全体で表示され、その後、「装飾4」でリーチとなった様子が示されている。この演出例では、追っかけ演出におけるミッションに成功したことによりリーチが発生したことが示されている。なお、メイン表示を全画面表示する場合に、サブウィンドウWP3を拡大表示(ワイプ表示)することにより行うようにしてもよいし、切換表示してもよい。また、メイン表示が全画面表示となったときに、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されてもよい。
図64(b1)〜同図(b2)は、図64(a1)〜同図(a5)において示される追っかけ演出の実行中におけるサブウィンドウの表示に関する別の演出例が示されている。
図64(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図64(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図64(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。また、表示画面の左上部分には、第3準備中画像RDY3が表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図64(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図64(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図64(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このように、この演出例でも、或る演出(追っかけ演出)が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。なお、この演出例において、サブウィンドウWP3と準備中画像がそれぞれ重ならない位置に表示されているが、準備中画像がサブウィンドウWP3と重なって準備中画像がサブウィンドウWP3にオーバーラップするようにしてもよい。オーバーラップされるようにしてもよい。
図64(c1)〜同図(c2)は、図64(b1)〜同図(b2)に示される演出の別の例について示されている。なお、図64(c1)に示す演出は、図64(b1)に示す演出を同じであるので、説明を省略るす。
図64(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図64(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、この演出例では、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3のうち、第3準備中画像RDY3については、表示位置を変更せず引き続き表示されているが、第1準備中画像RDY1は、メイン表示がサブウィンドウWP3に表示されるに伴い、サブウィンドウWP3においてのみ表示され、今まで表示されていた位置で表示された第1準備中画像RDY1については消去されている。
図64(d1)〜同図(d2)は、背景表示が傾いて表示された場合の準備中画像の表示態様について示されている。なお、図64(d1)に示す演出例は、図62(a)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図64(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。
図65は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図65(a1)に示す演出は、図60(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図65(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第1ステップアップ表示部SUAは、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第1段階であることを示す「A」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。
図65(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、ボーリングゲームでストライクを取ることをミッションとするボーリングチャンスゲームである。
図65(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図65(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図65(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図65(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
図65(b1)〜同図(b8)は、ステップアップ予告の別の演出例について説明している。なお、図65(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図65(a1)〜(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図65(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAの下方から第2ステップアップ表示部SUBがせりあがり、UI部UI3と第1ステップアップ表示部SUAを持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第2ステップアップ表示部SUBも、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第2段階であることを示す「B」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。なお、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームが行われるよりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが行われた方が、ミッションに成功しやすい。また、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームに成功した場合よりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが成功した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。
図65(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「カップインさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがパッティングをする様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、パットでカップインすることをミッションとするゴルフゲームである。
図65(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがパッティングをし、ゴルフボールがカップに向かっていく様子が示されている。
その後、図65(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ゴルフボールがカップインし、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図65(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が赤色となっており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図65(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUA及び第2ステップアップ表示部SUBが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
なお、この演出例では、ボーリングチャンスゲームとゴルフゲームにおいて成功した例について説明したが、例えば、ボーリングチャンスゲームにおいて、ピンが全部倒れなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよいし、ゴルフゲームにおいて、カップインしなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよい。また、この演出例では、ボーリングチャンスゲーム及びゴルフゲームにおいて殿様のキャラクタが登場したが、他のキャラクタが登場する場合があってもよく、例えば、姫のキャラクタが登場すると、殿様のキャラクタが登場した場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図66は、図65に示すステップアップ予告演出の別の例について説明する図である。なお、図66(a1)に示す演出は、図65(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図66(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。すなわち、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際にUI部UI3におけるあるものを非表示にする様子が示されている。なお、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始した後で説明表示が消去されてもよいし、説明表示が消去された後で第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されてもよいし、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されるタイミングで説明表示が消去されてもよい。その後は、図66(a3)〜同図(a5)に示す演出が行われる。なお、図66(a3)〜同図(a5)に示す演出は、図65(a3)〜同図(a5)に示す演出と、チュートリアル表示部TT1に説明表示が行われておらず、また、変動アイコンh0が表示されていない点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図66(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミッションが達成された様子が引き続き示されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図66(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。なお、説明表示と変動アイコンh0は非表示のままとなっている。
すると、図66(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が赤色の表示態様で再表示されている様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0が当該変動予告の表示態様に変化して再表示されていることが示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化して再表示する前に準備中画像RDYを表示し、ミニゲームやタイマ予告演出等を経由するようにしてもよい。
図66(b1)〜同図(b3)は、ステップアップ予告演出の別の表示態様について示されている。なお、図66(b1)に示す演出は、図66(a1)に示す演出と同じであるが、保留アイコン表示領域における4つ台座が表示されていない点で異なっている。
図66(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。また、この演出例では、保留アイコンh11がUI部UI3の上方への移動にも拘らず、表示位置が変更されず、そのため、第1ステップアップ表示部SUAのミニゲーム表示領域にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際、UI部UI3が移動しても或る表示(保留アイコンh11)は移動しない様子が示されているということができる。
図66(b3)第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でボーリングチャンスゲームが開始している様子が示されている。なお、上述したように、保留アイコンh11がミニゲーム表示領域にオーバーラップしているため、「ストライクさせろ」の文字表示の一部が隠されている。すなわち、保留アイコンh11によりミニゲームの一部が隠されているということができる。
図67は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図67(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図67(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図67(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、図67(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図67(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図67(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図67(b)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図67(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図67(d)〜同図(f)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図67(f)に示すように、表示位置を下げた状態で表示状態が維持される。
図67(g)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図67(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。
図67(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。
図67(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図67(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図67(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右下隅部に準備中画像RDYが出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図67(l)では、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする様子が示されている。このとき、準備中画像RDYは、第1ステップアップ表示部SUAにオーバーラップされており、図67(m)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAのフレームアウトが完了するまで、少なくとも一部が視認困難とされる。
図68は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図68(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図68(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図68(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図68(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図68(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。この演出例では、スーパーリーチに移行する際にはすでに第1準備中画像RDY1が表示されている例が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図68(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図68(a2)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図68(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図68(a4)〜同図(a6)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0と第1準備中画像RDY1は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図68(a6)に示すように、変動アイコンh0については、表示位置を下げた状態で表示状態が維持され、第1準備中画像RDY1については、表示位置が変更せずに表示状態が維持される。
図68(a7)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図68(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。また、第1準備中画像RDY1は、表示位置を変更せず、第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップして表示される。なお、第1準備中画像RDY1が第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップされてもよい。なお、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがるとともに、第1準備中画像RDY1も上方に移動するようにしてもよい。
図68(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。しかしながら、第1ステップアップ表示SUAのミニゲーム表示領域は、第1準備中画像RDY1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。以下の演出についても同様である。
図68(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図68(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図68(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左上隅部に第3準備中画像RDY3が出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。すなわち、或る数の準備中画像が或る領域に表示されている場合に、新たな準備中画像が表示される場合には、当該新たな準備中画像は他の領域に表示されるということができる。なお、この第3準備中画像RDY3は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図68(a12)〜同図(a13)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする。
図68(b1)〜同図(b2)は、UI部FOアニメの別の表示態様について示す図である。なお、図68(b1)は、図68(a3)に続く演出である。また、図64(b1)に示す演出は、図68(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図68(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部FOアニメが完了した後、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3がフレームアウトするが、変動アイコンh0を載置する台座のみ、表示位置を下げた態様で表示を維持されていることが示されている。すなわち、UI部UI3がフレームアウトしてもUI部UI3の一部は表示されていることが示されている。
図69は、本実施形態に適用可能な疑似連演出の一例を段階的に示す図である。
図69(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図69(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図69(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図69(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄が左図柄、右図柄の順で順次停止表示し、左図柄に「装飾6」が、右図柄に「装飾7」がそれぞれ停止表示されている様子が示されている。なお、中図柄は変動表示中である。
図69(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄の変動速度が低速となり、殿様の絵柄によって構成された疑似連図柄が表示画面の上方からスクロールインしている様子が示されている。
図69(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に疑似連図柄が一旦停止表示している様子が示されている。
すると、図69(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連を開始するか否かを演出する疑似連図柄停止アニメが開始される。疑似連図柄停止アニメが開始されると、変動アイコンh0及び準備中画像RDYを残してUI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。ここで、疑似連図柄停止アニメが開始した後でUI部FOアニメが開始されてもよいし、UI部FOアニメが開始してから疑似連図柄停止アニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが開始するタイミングでUI部FOアニメが開始されてもよい。また、UI部FOアニメが完了した後で疑似連図柄停止アニメが開始されてもよい。このように、この演出例では、疑似連演出煽りを行う場合や疑似連成立時などの或る状態では、UI部UI3は非表示とされる例について示されている。疑似連図柄停止アニメが開始されると、図69(a5)〜同図(a7)に示すように疑似連図柄が横方向に膨張を行う。
図69(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、左図柄と右図柄にオーバーラップしており、左図柄と右図柄が視認困難な態様とされている。
図69(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに亘って表示されている。このとき、疑似連図柄は、縦方向にも膨張しており、準備中画像RDYによって一部がオーバーラップされている。また、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852にもオーバーラップされており、また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタや第2保留数表示にもオーバーラップされている。また、このとき、家紋役物224Eが上昇を開始し、疑似連図柄の一部をオーバーラップしている。
すると、図69(a8)に示すように、家紋役物224Eが回転し、スピーカ120から「ドン」という音声が出力され、疑似連が行われることが報知される。
図69(a9)は、疑似連図柄停止アニメが終了して疑似連図柄が元の表示態様で表示され、また、UI部UI3がフレームインアニメ(UI部FIアニメ)によりフレームインする様子が示されている。なお、疑似連図柄停止アニメが終了した後でUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了する前にUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了するタイミングでUI部FIアニメが開始されてもよい。なお、装飾図柄は、「装飾6−疑似連図柄−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止状態となっており、その後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
図69(b1)〜同図(b3)は、モード移行やステージチェンジの際に行われるステチェン演出の前後の表示の一例について示されている。なお、図69(b1)に示す演出は、図69(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図69(b2)では、ステチェン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがそれぞれ暗転表示し、第1装飾図柄表示装置208Lの略中心が光り、そこから左右方向に光線が延びていく様子が示されている。このとき、光線は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、UI部UI3が非表示とされる様子が示されている。また、この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、準備中画像RDYが非表示とされる様子も示されている。また、暗転表示中に準備中画像RDYが終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されていてもよい。
図69(b3)では、ステチェン演出が終了した様子が示されている。この演出例では、ステチェン演出の終了後は、ステチェン演出が開始する前と同じ表示が行われている。すなわち、モード移行もステージチェンジも行われない偽のステチェン演出であったことが示されている。
図70は、本実施形態に適用可能なボタン予告演出の一例を段階的に示す図である。
図70(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図70(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図70(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、図70(a)に示すUI部UI3は、金色で表示された予告表示態様とされている。また、図70(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。この演出例では、剣豪リーチの実行中においてもUI部UI3が表示されている例を示している。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも消去されており、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図70(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが開始されており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されており、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。
図70(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図70(c)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。また、図70(c)では、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。なお、UI部UI3がフレームアウトした後でエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトする前にエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトするタイミングでエフェクトEF6が表示されてもよい。
図70(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTも表示されて操作受付状態が開始された様子が示されている。このように、この演出例では、少なくともボタン画像136a(デカボタン画像136aL)によるボタン予告演出が行われている期間ではUI部UI3が非表示とされる例が示されている。
図71は、本実施形態に適用可能な演出の一例を段階的に示す図である。
図71(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図71(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図71(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図71(a1)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212がハズレ図柄で停止表示しており、第1装飾図柄表示装置208Lでは「装飾3−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示している。また、特図1第4図柄284a1もハズレの表示態様で点灯している。なお、図69(a1)に示すUI部UI3は、赤色で表示された予告表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図71(a2)では、引き続き図柄の停止表示中の様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が消去されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図71(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の全部を覆うUI部ワイプ表示部WP4が表示され、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の左側からフレームインし、図71(a3)〜同図(a5)に示すように、右端に向けて疾走する様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3の表示態様を予告表示態様からデフォルトの表示態様に戻すためにUI部ワイプ表示部WP4を表示し、このUI部ワイプ表示部WP4で演出表示を行うことで、UI部UI3における表示態様の変化を自然に行うことができる場合がある。なお、例えば、スーパーリーチ演出でハズレて表示を元の表示に戻す際に表示画面全体をワイプ表示部で被覆してこのワイプ表示部で演出表示を行うようにしてもよい。
図71(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部ワイプ表示部WP4における殿様のキャラクタによる演出が終了し、UI部ワイプ表示部WP4が消去された様子が示されている。UI部ワイプ表示部WP4が消去されてUI部UI3が表示されると、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、対応する台座上に移動する。なお、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」の表示が行われており、UI部ワイプ表示部WP4の表示の前後で説明表示が変化している。
なお、この演出例において、準備中画像RDYが表示されている状態ではUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われないようにしてもよいし、行われるようにしてもよい。準備中画像RDYが表示されている状態でUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われる場合には、その間は準備中画像RDYは非表示とされ、その結果、いつの間にか準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図71(b1)〜同図(b4)は、チュートリアル表示部TT1における表示の一例を示している。
図71(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図71(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、金色に表示されており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、家紋役物224Eも変動アイコンh0の表示色に合わせて金色に発光している。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図71(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図71(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図71(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図71(b2)〜同図(b4)に示す第2装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、剣豪のキャラクタが下方からスクロールインし、頭頂部から足元まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタをスクロール表示している様子が示されている。また、図71(b4)に示すように、剣豪のキャラクタの足元まで表示された後は、足元から頭頂部まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタがスクロール表示される。すなわち、剣豪のキャラクタの頭頂部と足元の間の連続的なスクロール表示が往復する態様で表示される。この演出例では、チュートリアル表示部TT1において、キャラクタの一部を連続的にスクロールしながら表示することでキャラクタの全体を表示する例について示されている。
この演出例は、例えば、説明表示が再開されない状態や、保留アイコンだけ非表示にする状態(UI部UI3は表示されている状態)の場合に、UI部UI3のある部分を用いて或る表示を行う例について示されているということができる。
図72は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図72に示す演出例を適用可能なパチンコ機100は、例えば、1つの始動口につき第1特図始動口と第2特図始動口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)が挙げられる。ここでは、MAX8機を例に挙げて説明する。
図72(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、8つの保留アイコンが表示可能に台座が千鳥配置にて前後に4つずつ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図72(a1)に示すタイミングでは、特図1及び特図2の変動表示が合計7つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h7は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図72(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示されており説明表示が行われている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図72(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図72(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。第2保留数表示によれば、図72(a1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図72(a2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、8つ目の保留アイコンh8を表示させる際に、すでに表示中の1つ目の保留アイコンh1〜7つ目の保留アイコンh7及び変動アイコンh0の表示態様をデフォルトの表示態様から爺の顔を模した爺の表示態様に変化している様子が示されている。また、UI部UI3もデフォルトの表示態様から、金色で表示された特別表示態様に変化している。また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。この演出例では、保留満タンとなった場合に、UI部UI3と、変動アイコンh0と保留アイコンh1〜h8を一斉に変化させる演出例について示されている。なお、この演出例において、爺の表示態様が示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の回数を報知するようにしてもよい。
図72(b1)では、剣豪リーチが行われている様子が示されている。図72(b1)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、第2保留数表示が表示されており、第2保留数表示によれば、図72(b1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
図72(b2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nにおける第2保留数表示では、特図1が4つ保留されており、特図2が4つ保留されていることが報知され、また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。
図72(b3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったので、UI部UI3をデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化している。この演出例では、スーパーリーチによりUI部UI3が非表示とされている間に保留満タンとなった場合には、UI部UI3が再表示された際にUI部UI3、変動アイコン及び保留アイコンの表示態様を変化させる演出例について示されている。
図72(c1)〜同図(c4)は、図72(b1)〜同図(b3)に示す演出例の別の態様について説明する図である。なお、図72(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図72(b1)〜同図(b2)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図72(c3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、この演出例では、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったが、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様の変化を行わず、保留満タンとなった旨を示す「MAX」の文字が変動アイコンh0の上部に表示される。その後、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様が変化しない状態で図柄が確定表示される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図72(c4)に示すように、UI部UI3がデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化する。その後、保留アイコンh1〜h8がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh1の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh2〜第8の保留アイコンh8の表示位置にあった保留アイコンがそれぞれ第1の保留アイコンh1〜第7の保留アイコンh7となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図72(c4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示され、説明表示が行われている。
図73は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。
図73(a1)〜同図(a3)及び図73(b1)〜同図(b2)に示す演出例では、UI部UI4が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。なお、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去される。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2において準備中画像を表示することができる。
図73(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部UI4が配置されている。図73(a1)に示されるUI部UI4は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部UI4の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部UI4が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図73(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図73(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Fと将軍役物224Fbとが配置されている。
図73(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示から第1準備中画像RDY1に切り換えられた様子が示されている。第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。
図73(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示から第4準備中画像RDY4に切り換えられた様子が示されている。第4準備中画像RDY4は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。このように、この演出例では、複数の説明表示部分のそれぞれにおいて準備中画像を表示する例について示されている。
図73(b1)〜同図(b2)は、図73(a1)に続く別の演出例について示す図である。なお、図73(b1)に示す演出は、図73(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図73(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示を引き続き行いながら、第4準備中画像RDY4をステージ名表示部ST2の表示枠よりも上方にずらした位置に表示している様子が示されている。すなわち、準備中画像が説明表示が表示されている領域の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このような表示態様をチュートリアル表示部TT4において適用することも可能である。
また、図73(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図73(c1)に示されるタイミングでは、チビ姫のキャラクタCH1によるセリフ表示に呼応して、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフ表示がなされており、会話予告が継続している。ここで、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、第1装飾図柄によってオーバーラップされているが、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。また、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップしない位置に配置されてもよい。また、爺のキャラクタGY1と吹き出し部TT3とが同じタイミングで表示されてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示された後で吹き出し部TT3が表示されてもよいし、吹き出し部TT3が表示された後で爺のキャラクタGY1が表示されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話予告は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、爺のキャラクタGY1が表示された後のタイミングであってもしてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、爺のキャラクタGY1が表示されるタイミングとが同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図73(c2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。より具体的には、家紋役物224Eは、移動後、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、吹き出し部TT2の一部をそれぞれ覆っている。
その後、図73(c3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメーション(拡張アニメ)が行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。すなわち、保留表示枠FL1が家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が表れているということができる。また、拡張後の保留表示枠FL1は、吹き出し部TT2と重なり、吹き出し部TT2にオーバーラップするが、吹き出し部TT3とは重ならず、オーバーラップしていない。すなわち、この演出例では、後から表示されるセリフ予告(吹き出し部TT3)には保留表示枠FL1が拡張してもオーバーラップしない場合がある。このように、拡張後の保留表示枠FL1の表示態様を拡張表示態様という場合がある。なお、この演出例では、拡張前の保留表示枠FL1と拡張後の保留表示枠FL1の図を表しているが、拡張アニメは、保留表示枠FL1が段階的に拡張するものも含まれる。
その後、図73(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
図73(c5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、チュートリアル表示部TT1に向かって移動している。
その後、図73(c6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、チュートリアル表示部TT1と重なり、チュートリアル表示部TT1の一部が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、チュートリアル表示部TT1の一部を視認困難としている。これにより、チュートリアル表示部TT1に予告表示が行われて大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
すると、図73(c7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。なお、この演出において、準備中画像RDYに換えて、タイマ予告表示が表示されてタイマ予告演出が開始されてもよいし、ミニゲームが開始されてもよいし、予告表示が行われてもよい。
図74は、保留表示枠の拡張演出の一例について段階的に示す図である。
図74(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図74(a1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図74(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図74(a1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図74(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図74(a2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT7は、保留表示枠の拡大表示により表示画面外となってしまうが、チュートリアル表示部TT7において表示されていた準備中画像RDYは、表示位置を変更せず、チュートリアル表示部TT7とは分離されて表示画面の右下部分に表示される。なお、このとき、準備中画像RDYが保留表示枠や保留アイコンの一部にオーバーラップするようにしてもよい。なお、図74(a2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図74(a3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図74(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図74(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。また、この演出例では、保留アイコン表示領域の縮小表示により出現するチュートリアル表示部TT7に準備中画像RDYが収容される態様で表示されるようになる。
図74(b1)〜同図(b2)は、図74(a1)〜同図(a5)に示す演出例の別の形態について示されている。なお、図74(b1)に示す演出は、図74(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図74(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図74(a2)に示して上述した要領で保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図74(b2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図74(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされているが、表示されていてもよい。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
続いて、図75〜図77を参照しながら球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について説明する。ここで、図75は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図76は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図77は、球抜きエラー表示の表示例について示す図である。なお、球抜きエラーの警告表示(以下、「球抜きエラー表示」という。)の表示位置は、一定の場所とされているが、いずれの位置を表示位置とするかは、適宜に設定可能である。以下の説明では、球抜きエラー表示の表示位置のバリエーションも含めて表示例を以下に示す。なお、この球抜きエラー表示は、球抜ボタン130が操作されて下皿満タン状態が解消されて球抜きエラーが解消された場合に消去されるようになっている。また、以下に示す演出例では、球抜きエラー表示の表示例について示すものであるが、例えば、前面枠扉106が開放されたときに発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、球抜きエラー表示を行っているときに、エラー音を併せて出力してもよいし、出力しないようにしてもよい。
図75(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図44(c)〜同図(d)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図75(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖状態とされたチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップして球抜きエラー表示ERR1が表示されている様子が示されている。球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の表示が行われ、下皿に貯留されている遊技球を輩出して下皿満タン状態を解消させることを促している。
そして、図75(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像が開放されて準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップして表示されている様子が示されている。これにより、球抜き表示を見ることで準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図75(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図46(c1)〜同図(c2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図75(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、残時間表示メータMT4に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、この演出例では、複数の表示で構成されるタイマ予告のうちの一の表示が球抜きエラー表示ERR1によりオーバーラップされているということができる。
その後、図75(b2)に示すように、タイマ表示の残時間が少なくなるに応じて残時間表示メータMT4が短くなると、球抜きエラー表示ERR1によるオーバーラップ状態が解消されれ、残時間表示メータMT4が視認容易な状態となる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで残時間表示メータMT4に気づくことができるようになる場合がある。また、残時間表示メータMT4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と残時間メータMT4を同時に見て、残時間メータMT4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図75(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図47(b4)〜同図(b5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図75(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1が敵役の剣豪のキャラクタにオーバーラップしているが、合体アニメーションに係る半透明ボタン画像136qにはオーバーラップしていない様子が示されている。なお、このときに、球抜きエラー表示ERR1が合体アニメーション中の半透明ボタン画像136qにオーバーラップしてもよい。
その後、図75(c2)に示すように、半透明ボタン画像139qが近接すると、球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ることで合体アニメーションに気づくことができるようになる場合がある。また、合体アニメーションを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と合体アニメーションを同時に見て、合体アニメーションの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図75(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図54(f)〜同図(g)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図75(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が装飾図柄の右図柄と残時間メータMTにオーバーラップするように表示されているが、チュートリアル表示部TT1を含むUI部UI3にはオーバーラップされていない。
その後、図75(d2)に示すように、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、今までチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしていなかった球抜きエラー表示ERR1の一部によって準備中画像RDYがオーバーラップされるようになる。これにより、球抜き表示を見ることで拡大された準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と拡大された準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図75(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図55(a5)〜同図(a6)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図75(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が剣豪のキャラクタが描かれた領域に一部がオーバーラップしているが、殿様のキャラクタが描かれた領域にはオーバーラップしていない。
その後、図75(e2)に示すように、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われた結果、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、すると、当該殿様のキャラクタが描かれた領域に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ること殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣に気づくことができるようになる場合がある。また、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を同時に見て、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図75(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図57(e)〜同図(f)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図75(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が第2準備中画像RDY2にオーバーラップしている様子が示されている。一方、「Go」の文字が表示された表示領域(第1準備中画像RDYが表示されていた表示領域)にはオーバーラップしていない。
その後、図75(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1と第2準備中画像RDY2とのオーバーラップ状態は解消されている。一方、球抜きエラー表示ERR1の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップしている。また、忍者のキャラクタNJ4に球抜きエラー表示ERR1がオーバーラップしなくてもよい。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ること第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示に気づくことができるようになる場合がある。また、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を同時に見て、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図76(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図60(a3)〜同図(a4)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図76(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図76(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部がチビ姫のキャラクタCHMにオーバーラップされている。すなわち、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一部について球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がオーバーラップしている様子が示されているということができる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで複数の準備中画像(キャラクタを含む)のうちの少なくともいずれかの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、複数の準備中画像を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び複数の準備中画像を同時に見て、準備中画像の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図76(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図60(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図76(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図76(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。この場合は、図76(a2)に示す演出例とは異なり、或る演出に対応する準備中画像(チビ姫のキャラクタCHM)が表示されていないので、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
図76(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図62(b)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図76(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図62(b)に示す演出において、球抜きエラー表示ERR1が左側予告表示領域CULの略中央に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図76(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図62(e)に示す演出において、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYに基づいて実行されるミニゲームに成功した結果、左側予告表示領域CULにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、このチャンスアップカットイン画像WCIにオーバーラップしている様子が示されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでチャンスアップカットイン画像WCIの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、チャンスアップカットイン画像WCIを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びチャンスアップカットイン画像WCIを同時に見て、チャンスアップカットイン画像WCIの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図76(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図64(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図76(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図64(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図76(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図76(d2)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3に表示されず、表示位置を変更せず引き続き表示される。なお、このとき、球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップされてもよい。
図76(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図64(d1)〜同図(d2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図76(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図64(d1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右上隅部に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図76(e2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、シェイクビジョン演出が行われている場合でも表示位置は変更されず、また、傾斜もせず、表示状態が維持される。このとき、背景画像が傾斜することにより、余白部分が黒色で表される。そして、球抜きエラー表示ERR1の一部がこの余白部分に重なっており、例えば、球抜きエラー表示ERR1が黒色の文字で表示されている場合には、余白部分の色と同化され、一部が視認困難となる場合がある。
図76(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図65(a1)〜同図(a2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図76(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図65(a1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図76(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、UI部UI3がせりあがったことにより、チュートリアル表示部TT1に少なくとも一部がオーバーラップしている。すなわち、UI部UI3の表示領域が拡大したことにより、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップするようになる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで第1ステップアップ表示部SUAにおける演出の発生に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部UI3がせりあがるのを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第1ステップアップ表示部SUAにおける演出を同時に見て、第1ステップアップ表示部SUAの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図67(d)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図67(d)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がチュートリアル表示部TT1の上部にオーバーラップされている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3がUI部FOアニメによってフレームアウトする前では、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップする様子が示されている。
その後、図77(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3が下方にフレームアウトする途中で球抜きエラー表示ERR1のUI部UI3へのオーバーラップ状態が解消されている様子が示されている。
図77(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図71(a3)〜同図(a5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図71(a3)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がUI部ワイプ表示部WP4にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このときは、UI部ワイプ表示部WP4に表示されているバイクに乗った殿様のキャラクタにはオーバーラップしていない。
その後、図77(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の右端部まで移動している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、UI部ワイプ表示部WP3とともに、バイクに乗った殿様のキャラクタにオーバーラップしている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでUI部ワイプ表示部WP3における演出表示に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びUI部ワイプ表示部WP3における演出表示を同時に見て、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図74(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図74(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右側に表示されており、一部が装飾図柄にオーバーラップしている様子が示されている。なお、他の表示に対してはオーバーラップしていない。
その後、図77(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図77(c2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図77(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされている。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップし、他の一部が保留アイコン表示領域にオーバーラップしている。なお、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3には表示されておらず、表示位置が維持されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで拡大表示された保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出に気づくことができるようになる場合がある。また、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を同時に見て、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(d1)〜同図(d3)に示す演出例は、球抜きエラー表示ERR1の表示態様のバリエーションについて示している。
図77(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1は、「球を抜いてください」の表示が方形状の枠で囲まれた表示態様となっており、背景が透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合でも、球抜きエラー表示ERR1の表示を目立たせることができるとともに、球抜きエラー表示ERR1の背面側の表示の視認性の影響を小さくすることができる場合がある。
図77(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図77(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1と同じ態様であるが、背景が不透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合に、球抜きエラー表示ERR1の視認性はよくなるが、球抜きエラー表示ERR1の背面側は視認困難とされる場合がある。
図77(d3)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図77(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1の別の表示態様であり、黒地の背景に「球を抜いてください」の表示を白抜きで表した態様とされている。
なお、以上説明した実施形態では、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置280M及び第3装飾図柄表示装置208Nの3つの装飾図柄表示装置を用いて説明したが、装飾図柄表示装置を1つだけ備えたパチンコ機100であっても適用可能であることはいうまでもない。また、装飾図柄表示装置が2つ設けられたパチンコ機に適用することもできるし、装飾図柄表示装置が4つ以上設けられたパチンコ機であっても適用することができる。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
図78は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図78に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
図79は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図79において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図79に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図79に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図79において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図79に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図79に示すスロットマシン1000には、図1に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図1に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図79に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図79に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図79に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図44(f)〜同図(g)に示す忍者のキャラクタNJ4による保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図44(h)に示す、赤色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図44(d)に示す、準備中画像RDY等]であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示[例えば、図44(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示等]の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図44(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4による保留変化事前演出表示が行われた後で第1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している等]、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり[例えば、図44(d)に示すように、保留アイコンh11,h12を表示するUI部UI3が表示されている状態において準備中画像RDYの表示が開始されている等]、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり[例えば、図44(d)〜同図(n)に示すように、UI部UI3が表示されている状態において表示が開始された準備中画像RDYが、UI部UI3が非表示とされている状態において表示が終了している等]、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり[例えば、図44(n)〜同図(o)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でミニゲームの表示が開始されている等]、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出[例えば、図44(q)に示す鉄板画像TPの表示等]が開始される場合があり[例えば、図44(o)〜同図(q)に示すように、ミニゲームの表示結果が大成功となると、鉄板画像TPが表示される等]、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり[例えば、図44(q)に示す鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である等]、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり[例えば、図44(l)〜同図(m)に示すように、剣豪リーチに移行する場合には、表示されていたUI部UI3が非表示とされる等]、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態[例えば、剣豪リーチにおいてUI部UI3が非表示とされる状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台は表示手段には改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告表示よりも事前に表示される表示のうちの一つである第三の表示が保留アイコン以外の予告表示であることがわかりやすくなって当該変動に集中させて楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初心者に対しては、準備中表示によって当該予告なのか先読み予告なのかドキドキさせて楽しませることができ、ある程度の経験者に対しては準備中表示が当該予告に関する表示だとわかりやすくなって期待のしどころを明確にさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、準備中表示の終了のタイミングによってどの予告が行われるかがわかりやすくなる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の表示にのみ関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示以外の表示にも関連するキャラクタの表示であってもよい。また、第一の表示は、第二の表示に必ず関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示に関連しない場合があるキャラクタの表示であってもよい。
また、第一の状態において第三の表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の状態において第三の表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の状態において第三の表示が必ず開始されてもよいし、第一の状態において第三の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ第三の表示が開始される場合があってもよいし、第一の状態以外の状態においても第三の表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態においてのみ表示が終了する場合があってもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態以外の状態においても表示が終了する場合があってもよい。また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において必ず表示が終了しもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において表示が終了しない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示以外の表示の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後でのみ、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後以外にも、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態においてのみ或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態以外の状態においても或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後で、或る演出のみが開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、或る予告表示が表示された後で、或る演出が必ず開始されてもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始されない場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後でのみ、或る演出が開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後以外でも、或る演出が開始される場合があってもよい。
また、或る演出は、実行中の図柄変動表示にのみ関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示以外の表示にも関する予告であってもよい。また、或る演出は、実行中の図柄変動表示に必ず関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示に関しない予告である場合であってもよい。
また、第一の状態の後でのみ第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態以外の状態の後でも第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の状態の後で必ず第二の状態となってもよいし、第一の状態の後で第二の状態とならない場合があってもよい。
また、第一の状態は、保留アイコンのみが表示可能な状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示可能な状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、保留アイコンが必ず表示される状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示されない場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、保留アイコンのみが表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示されない状態のうちの一の状態であってもよい。また、第二の状態は、保留アイコンが必ず表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
なお、ここで、第一の表示は、保留アイコンの表示態様の変化演出に係るキャラクタの表示であってもよいし、常時表示されるキャラクタ(ナビキャラ)の校正におけるエフェクト表示であってもよい。
また、第二の表示は、デフォルトの表示態様の保留アイコンから先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化する表示であってもよい。
また、第三の表示は、準備中の文字表示であってもよいし、キャラクタの表示であってもよいし、予告アイテムの表示であってもよいし、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよい。
また、或る予告表示は、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよいし、ミニゲームであってもよいし、予告演出であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[例えば、図44(a)に示すUI部UI3等]であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており[例えば、保留アイコンはUI部UI3が表示されている状態で表示可能とされている等]、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている[例えば、図44(m)に示すように、UI部UI3が非表示とされている状態では、保留アイコンは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンを目立たせることができる場合がある。
ここで、第六の表示は、保留アイコンのみの背面に表示される画像の表示であってもよいし、保留アイコン以外の表示の背面にも表示される画像の表示であってもよい。また、第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に必ず表示される画像の表示であってもよいし、少なくとも保留アイコンの背面に表示されない画像の表示の場合であってもよい。
また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンのみが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコン以外の表示も表示可能に構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されている状態でのみ保留アイコンが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態以外の状態でも保留アイコンが表示可能に構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンのみが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコン以外の表示も表示されないように構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが必ず表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示される場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態でのみ保留アイコンが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態以外の状態でも保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており[例えば、図44(d)に示すように、準備中画像RDYはUI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に重ねて表示されている等]、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である[例えば、図44(d)に示す、準備中画像RDYの表示位置と、図44(m)に示す、準備中画像RDYの表示位置は同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、普段目にすることが多い保留アイコン回りに第三の表示を表示することで、第三の表示が保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告ではないことを強く印象付けるとともに、保留アイコンの表示態様の変化以外の予告が行われていることを気づかせるようにして見逃しを防止することができる場合がある。
ここで、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にのみオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、図44(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[例えば、図44(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図44(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、保留アイコンの表示態様が変化しやすく、したがって、先読みの対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄のみが確定表示されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄以外の図柄も確定表示されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、図44(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[例えば、図44(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい[例えば、図44(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、赤色の表示態様の保留アイコンが表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示以外の表示表示も開始されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が必ず開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が開始さない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、第二の表示の表示が開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、第二の表示の表示が開始されやすくてもよい。
また、『 前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている[例えば、図44(f)に示すように、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば様々な情報を得ることができ、遊技をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にのみオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示以外の表示にもオーバーラップするように構成されてもよい。また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示に必ずオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にオーバーラップしない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の一部のみが第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の全部が第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている[例えば、図59(b1)に示すように、忍者のキャラクタNJ4はUI部UI3にオーバーラップしていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば、一見、第三の表示が保留アイコンの変化表示に関する表示のように思えるが、そうではないことがわかる場合がある。
ここで、第一の表示と第六の表示のみがオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示以外の表示もオーバーラップしないように構成されていてもよい。また、第一の表示と第六の表示が必ずオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示がオーバーラップする場合があるように構成されていてもよい。
また、『 或るリーチ演出[例えば、図44(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)等]を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり[例えば、図44(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が開始される前の状態等]、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態[例えば、図44(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が実行されている状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或るリーチ状態であるか否かに気付きやすくなる場合がある。
ここで、或るリーチ演出のみを実行可能に構成されてもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出も実行可能に構成されてもよい。また、或るリーチ演出を必ず実行するように構成されてもよいし、或るリーチ演出を実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態は、或るリーチ演出のみの実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、或るリーチ演出の実行が必ず開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出の実行が開始されない状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、或るリーチ演出のみが実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出が実行されている状態であってもよい。また、第二の状態は、或るリーチ演出が必ず実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出が実行されていない状態であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図44(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[例えば、図44(q)に示す鉄板画像TPの表示等]であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり[例えば、図44(o)〜同図(p)に示すミニゲームにおいて、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さることで鉄板画像TPの表示を予告している等]、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る予告表示は、或る演出が開始されることのみを予告するものであってもよいし、或る演出が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、或る予告表示は、或る演出が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、或る演出が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、或る予告表示として第四の表示のみが表示される場合があってもよいし、或る予告表示として第四の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、或る予告表示として第四の表示が必ず表示されてもよいし、或る予告表示として第四の表示が表示されない場合があってもよい。
また、或る演出として第五の表示のみが表示される場合があってもよいし、或る演出として第五の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、或る演出として第五の表示が必ず表示されてもよいし、或る演出として第五の表示が表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある[例えば、図44(i)〜同図(j)に示すように、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第三の表示によって複数変動に跨って期待感を持たせることができ、またゴールもわかりやすいので、期待感を持たせる期間が明確になる場合がある。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後でのみ継続して表示される場合があってもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後以外にも継続して表示される場合があってもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後で必ず継続して表示されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される[例えば、図44(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前にのみ消去されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前以外にも消去されてもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に必ず消去されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去されない場合があってもよい。
また、『 前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある[例えば、図50(a4)に示すように、チュートリアル表示部TT1において「激熱」の文字からなる予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が表示される領域において、或る演出のみが実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出以外の演出も実行される場合があってもよい。また、第三の表示が表示される領域において、或る演出が必ず実行されてもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出が実行されない場合があってもよい。
また、第三の表示が表示される領域のみにおいて、或る演出が実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域以外の領域においても、或る演出が実行される場合があってもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示[例えば、図47(b6)に示すデカボタン画像136aL等]であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり[例えば、図47(b1)〜同図(b6)に示すように、デカボタン画像136aLは準備中画像RDYが表示開始された後で表示開始されている等]、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され[例えば、図47(b6)に示すデカボタン画像136aLの表示中に演出ボタン136が操作されると鉄板画像TPが表示される等]、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である[例えば、図47(b1)〜同図(b6)に示すように、準備中画像RDYは、デカボタン画像136aLが表示開始される前に表示が終了される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみによる操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外の者による操作も可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、操作手段の操作のみを促すものであってもよいし、操作手段の操作以外のものも促すものであってもよい。また、第七の表示は、操作手段の操作を必ず促すものであってもよいし、操作手段の操作を促さない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、第三の表示が開始された後でのみ表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後以外でも表示が開始されるものであってもよい。また、第七の表示は、第三の表示が開始された後で必ず表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後で表示が開始されないものであってもよい。
また、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると必ず或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されない場合があってもよい。また、第七の表示の表示中にのみ操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中以外にも操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。また、第七の表示のみの表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示以外の表示も表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。
また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前にのみ表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前以外にも表示が終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前に必ず表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前に表示が終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示[例えば、図47(b4)〜同図(b5)に示す合体アニメーション等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり[例えば、図47(b4)〜同図(b6)に示すように、合体アニメーションによりボタン予告演出の開始を予告している、すなわち、デカボタン画像136aLの表示を予告している等]、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることのみを予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第八の表示の表示中にのみ終了するものであってもよいし、第八の表示以外の表示の表示中にも終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第八の表示の表示中に必ず終了するものであってもよいし、第八の表示の表示中に終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示[例えば、図54(a)に示す変動アイコンh0等]であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり[例えば、図57(a)に示すように、準備中画像RDY1,RDY2が2つ表示される場合がある等]、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し[例えば、図54(g)に示すように、準備中画像RDYが拡大して表示されている等]、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする[例えば、図54(g)に示すように、拡大表示された準備中画像RDYが変動アイコンh0にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、二つの第三の表示が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。
ここで、第三の表示が二つのみ表示される場合があってもよいし、第三の表示が三つ以上表示される場合があってもよいし、第三の表示が一つだけ表示される場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様のみが変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様以外のものの表示態様も変化してもよい。また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が必ず変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後でのみ他方の表示態様が変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後以外でも他方の表示態様が変化してもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にのみオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示以外の表示にもオーバーラップしてもよい。また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示に必ずオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示のみが第九の表示にオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示以外の表示も第九の表示にオーバーラップしてもよい。
また、『 前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する[例えば、図54(b)〜同図(k)に示すように、2つの準備中画像RDYは、同一の図柄変動表示において全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示のみが終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示以外の表示の表示も終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が必ず終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了しない場合があってもよい。
また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示においてのみ全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても全ての第三の表示の表示が終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合にのみ、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合以外の場合も、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示[例えば、図44(a)に示す、チュートリアル表示部TT1に表示された「パンダは殿様の師匠」と表示された説明表示等]であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図44(a)に示すように、説明表示はチュートリアル表示部TT1に表示される等]、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である[例えば、図44(d)に示すように、準備中画像RDYはチュートリアル表示部TT1に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示領域にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタ、例えば、図44(f)〜同図(g)に示す忍者のキャラクタNJ4等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[先読み予告の表示態様の保留アイコン、例えば、図44(h)に示す、赤色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[準備中表示、例えば、図44(d)に示す、準備中画像RDY等]であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示[ミニゲームやタイマ予告、例えば、図44(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示や、図46(b3)〜同図(b4)に示すタイマ予告演出等]の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があるように構成されており[キャラクタによる保留変化事前演出表示が開始された後で、保留アイコンが先読み予告の表示態様で表示される、例えば、図44(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4による保留変化事前演出表示が行われた後で第1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している等]、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において準備中表示の表示が開始される、例えば、図44(d)に示すように、保留アイコンh11,h12を表示するUI部UI3が表示されている状態において準備中画像RDYの表示が開始されている等]、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において表示開始された準備中表示が、保留アイコンが非表示の状態において表示が終了する、例えば、図44(d)〜同図(n)に示すように、UI部UI3が表示されている状態において表示が開始された準備中画像RDYが、UI部UI3が非表示とされている状態において表示が終了している等]、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があるように構成されており[保留アイコンが非表示の状態において準備中表示の表示が終了した後で、ミニゲームやタイマ予告が開始される、例えば、図44(n)〜同図(o)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でミニゲームの表示が開始されている、あるいは、図46(b1)〜同図(b4)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でタイマ予告演出が開始されている等]、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出[当該予告、例えば、図44(q)に示す鉄板画像TPの表示や、図47(c4)に示すデカボタン136aLによるボタン予告演出等]が開始されるように構成されており[ミニゲームの表示結果が大成功となったりタイマ予告でカウントダウンが完了すると当該予告が開始される、例えば、図44(o)〜同図(q)に示すように、ミニゲームの表示結果が大成功となると、鉄板画像TPが表示される、図47(c1)〜同図(c4)に示すように、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するとデカボタン136aLによるボタン予告演出が開始される等]、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があるように構成されており[保留アイコンが表示可能な状態から保留アイコンが表示されない状態へ移行する場合がある、例えば、図44(l)〜同図(m)に示すように、剣豪リーチに移行する場合には、表示されていたUI部UI3が非表示とされ、保留アイコンが表示可能な状態から非表示の状態へ移行する等]、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり[例えば、剣豪リーチに移行する前のUI部UI3が表示されている状態等]、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態である[例えば、剣豪リーチにおいてUI部UI3が非表示とされる状態等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台は表示手段には改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告表示よりも事前に表示される表示のうちの一つである第三の表示が保留アイコン以外の予告表示であることがわかりやすくなって当該変動に集中させて楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初心者に対しては、準備中表示によって当該予告なのか先読み予告なのかドキドキさせて楽しませることができ、ある程度の経験者に対しては準備中表示が当該予告に関する表示だとわかりやすくなって期待のしどころを明確にさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、準備中表示の終了のタイミングによってどの予告が行われるかがわかりやすくなる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の表示にのみ関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示以外の表示にも関連するキャラクタの表示であってもよい。また、第一の表示は、第二の表示に必ず関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示に関連しない場合があるキャラクタの表示であってもよい。
また、第一の状態において第三の表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の状態において第三の表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の状態において第三の表示が必ず開始されてもよいし、第一の状態において第三の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ第三の表示が開始される場合があってもよいし、第一の状態以外の状態においても第三の表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態においてのみ表示が終了する場合があってもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態以外の状態においても表示が終了する場合があってもよい。また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において必ず表示が終了しもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において表示が終了しない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示以外の表示の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後でのみ、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後以外にも、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態においてのみ或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態以外の状態においても或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後で、或る演出のみが開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、或る予告表示が表示された後で、或る演出が必ず開始されてもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始されない場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後でのみ、或る演出が開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後以外でも、或る演出が開始される場合があってもよい。
また、或る演出は、実行中の図柄変動表示にのみ関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示以外の表示にも関する予告であってもよい。また、或る演出は、実行中の図柄変動表示に必ず関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示に関しない予告である場合であってもよい。
また、第一の状態の後でのみ第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態以外の状態の後でも第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の状態の後で必ず第二の状態となってもよいし、第一の状態の後で第二の状態とならない場合があってもよい。
また、第一の状態は、保留アイコンのみが表示可能な状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示可能な状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、保留アイコンが必ず表示される状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示されない場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、保留アイコンのみが表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示されない状態のうちの一の状態であってもよい。また、第二の状態は、保留アイコンが必ず表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
なお、ここで、第一の表示は、保留アイコンの表示態様の変化演出に係るキャラクタの表示であってもよいし、常時表示されるキャラクタ(ナビキャラ)の校正におけるエフェクト表示であってもよい。
また、第二の表示は、デフォルトの表示態様の保留アイコンから先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化する表示であってもよい。
また、第三の表示は、準備中の文字表示であってもよいし、キャラクタの表示であってもよいし、予告アイテムの表示であってもよいし、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよい。
また、或る予告表示は、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよいし、ミニゲームであってもよいし、予告演出であってもよい。
なお、『 第三の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
第四の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態であり、
前記第三の状態は、第一の状態とは異なる状態であり、
前記第四の状態は、前記第二の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、該第一の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、前記第三の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、前記第四の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、第一の状態は、図柄変動表示(装飾図柄、特別図柄)の実行中であることを含む状態であってもよい。
また、『 前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
なお、或る予告表示が真の予告表示に限らず、或る演出が開始されない偽の予告表示であってもよい。
また、或る予告表示がミニゲームである場合には、或る演出はミニゲームの結果を示す表示であってもよい。
また、キャラクタとは、人物に限らず、予告アイテム等のミニアイテム系の表示であってもよい。
また、「前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合がある」が、「前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される表示が、なされる場合がある」であってもよい。ここで、第一の表示が別場面で表示される場合があってもよいし、なくてもよい。また、第二の表示が別場面で表示される場合があってもよいし、なくてもよい。
また、「前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があるように構成されており」とは、「前記第一の状態に続いて前記第二の状態となる場合があるように構成されており」のことであってもよい。
また、第一の状態の後に他の状態(例えば、第四の状態)を経ることなく第二の状態に移行する場合があってもよい。また、第一の状態の後に他の状態(例えば、第三の状態や第三の状態)を経た後に第二の状態に移行する場合があってもよい。また、一の図柄変動表示がなされている状態において、第一の状態から第二の状態に移行する場合があってもよい。
また、或る予告表示がフェードアウトしつつ、或る演出がフェードインするようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[保留アイコン表示領域を含む画像の表示、例えば、図44(a)に示すUI部UI3等]であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており[保留アイコンは、保留アイコン表示領域を含む画像が表示されている状態で表示可能とされている、例えば、保留アイコンはUI部UI3が表示されている状態で表示可能とされている等]、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像が表示されていない状態では保留アイコンは表示されない、例えば、図44(m)に示すように、UI部UI3が非表示とされている状態では、保留アイコンは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンを目立たせることができる場合がある。
ここで、第六の表示は、保留アイコンのみの背面に表示される画像の表示であってもよいし、保留アイコン以外の表示の背面にも表示される画像の表示であってもよい。また、第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に必ず表示される画像の表示であってもよいし、少なくとも保留アイコンの背面に表示されない画像の表示の場合であってもよい。
また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンのみが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコン以外の表示も表示可能に構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されている状態でのみ保留アイコンが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態以外の状態でも保留アイコンが表示可能に構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンのみが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコン以外の表示も表示されないように構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが必ず表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示される場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態でのみ保留アイコンが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態以外の状態でも保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
なお、第六の表示は変動中の装飾図柄にオーバーラップされない表示であってもよい。
また、第六の表示の一部の表示が第三の表示の一部の表示にオーバーラップされる構成において、第三の表示の一部とは別の部分の表示が装飾図柄にオーバーラップされてもよい。
また、第六の表示は、保留アイコンの台座の表示を含んでもよい。
また、第六の表示は、変動アイコンの台座の表示を含んでもよい。
また、第六の表示は、背景画像の表示とは別の表示であってもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において、保留アイコン表示領域を含む画像の一部が準備中表示にオーバーラップされて表示される、例えば、図44(d)に示すように、準備中画像RDYはUI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に重ねて表示されている等]、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である[保留アイコンが表示されている状態における準備中表示の表示位置と保留アイコンの非表示状態における準備中表示の表示位置が同じである、例えば、図44(d)に示す、準備中画像RDYの表示位置と、図44(m)に示す、準備中画像RDYの表示位置は同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、普段目にすることが多い保留アイコン回りに第三の表示を表示することで、第三の表示が保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告ではないことを強く印象付けるとともに、保留アイコンの表示態様の変化以外の予告が行われていることを気づかせるようにして見逃しを防止することができる場合がある。
ここで、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にのみオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[デフォルトの表示態様、例えば、図44(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[予告あるいは先読み予告の表示態様、例えば、図44(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化しなかった場合よりも、保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した場合の方が、先読み予告の表示態様の保留アイコンが表示されやすい、例えば、図44(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、赤色の表示態様の保留アイコンが表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示以外の表示表示も開始されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が必ず開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が開始さない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、第二の表示の表示が開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、第二の表示の表示が開始されやすくてもよい。
なお、「前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている」とは、「或る状態において、前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている」のことであってもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[デフォルトの表示態様、例えば、図44(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[予告あるいは先読み予告の表示態様、例えば、図44(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化しなかった場合よりも、保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した場合の方が、大当りとなりやすい、例えば、図44(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、保留アイコンの表示態様が変化しやすく、したがって、先読みの対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄のみが確定表示されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄以外の図柄も確定表示されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
なお、「前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている」とは、「或る状態において、前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている」のことであってもよい。
また、『 前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像の少なくとも一部が保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタにオーバーラップされる、例えば、図44(f)に示すように、UI部UI3の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば様々な情報を得ることができ、遊技をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示のみにオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示に必ずオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第六の表示の一部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の全部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にのみオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示以外の表示にもオーバーラップするように構成されてもよい。また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示に必ずオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にオーバーラップしない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の一部のみが第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の全部が第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態において、該第六の表示が該第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像と保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタの両方が表示されている状態において、保留アイコン表示領域を含む画像が保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタにオーバーラップされていない、例えば、図59(b1)に示すように、UI部UI3が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば、一見、第三の表示が保留アイコンの変化表示に関する表示のように思えるが、そうではないことがわかる場合がある。
ここで、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示にのみオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示以外の表示にもオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示に必ずオーバーラップされることなく表示されるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示のみが第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示以外の表示も第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態においてのみ、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示と第六の表示のみがオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示以外の表示もオーバーラップしないように構成されていてもよい。また、第一の表示と第六の表示が必ずオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示がオーバーラップする場合があるように構成されていてもよい。
また、『 或るリーチ演出[特定のスーパーリーチ演出、例えば、図44(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)等]を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態[特定のスーパーリーチ演出が開始される前の状態、例えば、図44(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が開始される前の状態等]であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態[特定のスーパーリーチ演出が実行されている状態、例えば、図44(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が実行されている状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或るリーチ状態であるか否かに気付きやすくなる場合がある。
ここで、或るリーチ演出のみを実行可能に構成されてもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出も実行可能に構成されてもよい。また、或るリーチ演出を必ず実行するように構成されてもよいし、或るリーチ演出を実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態は、或るリーチ演出のみの実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、或るリーチ演出の実行が必ず開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出の実行が開始されない状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、或るリーチ演出のみが実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出が実行されている状態であってもよい。また、第二の状態は、或るリーチ演出が必ず実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出が実行されていない状態であってもよい。
なお、第一の状態は、或る変動におけるSPリーチに発展する前のリーチ状態であり、第二の状態は、該或る変動におけるSPリーチ実行中の状態であってもよい。
また、第一の状態は、或る変動におけるSPリーチに発展する前の状態であって、更に、リーチ状態となる前の或る状態であり、第二の状態は、該或る変動におけるSPリーチ実行中の状態であってもよい。
すなわち、第一の状態と第二の状態とがワンセットである場合があってもよい。
また、『 前記或る予告表示は、タイマ予告表示[例えば、図47(b3)〜同図(b5)に示すタイマ予告演出の表示等]である、
ことを特徴する遊技台。』
についても説明した。
なお、タイマ予告表示は複数の態様があってもよい。ここで、態様とは、色や時間や大きさ等のうちの少なくともいずれかを含む。
また、タイマ予告表示が複数種類ある場合には、或る種類のタイマ予告表示のことであってもよい。
また、『 前記或る予告表示は、ミニゲームの表示[例えば、図44(o)〜同図(q)に示すミニゲームの表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ミニゲームは複数の態様があってもよい。ここで、態様とは、色や時間や大きさ等のうちの少なくともいずれかを含む。
また、ミニゲームが複数種類ある場合には、或る種類のミニゲームのことであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[当該予告の一つ、例えば、図47(b6)に示すデカボタン136aLによるボタン予告演出の表示等]であり、
前記或る演出として前記第四の表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出として第四の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、或る演出として第四の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、或る演出として第四の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、或る演出として第四の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[当該予告の一つ、例えば、図44(q)に示す鉄板画像TPの表示等]であり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出として第五の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、或る演出として第五の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、或る演出として第五の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、或る演出として第五の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、第四の表示と第五の表示は別の表示であってもよい。ここで、第四の表示が表示された場合よりも第五の表示が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、第五の表示が表示された場合よりも第四の表示が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第五の表示が特殊条件下でしか出現しない表示の場合、第三の表示の態様と或る予告表示の態様のうちの少なくともいずれか一方が或る態様の場合にのみ表示される場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合があるように構成されている[ある図柄変動表示において表示が開始された準備中表示が、次の図柄変動表示が開始された後も継続して表示される、例えば、図44(i)〜同図(j)に示すように、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第三の表示によって複数変動に跨って期待感を持たせることができ、またゴールもわかりやすいので、期待感を持たせる期間が明確になる場合がある。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後でのみ継続して表示される場合があってもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後以外にも継続して表示される場合があってもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後で必ず継続して表示されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される場合があるように構成されている[ある図柄変動表示において表示が開始された保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタが、次の図柄変動表示が開始される前に消去される、例えば、図44(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前にのみ消去される場合があるように構成されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前以外にも消去される場合があるように構成されてもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に必ず消去されるように構成されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去されない場合があるように構成されてもよい。
なお、或る予告表示と或る演出が図柄変動表示を跨いで行われてもよいし、行われなくてもよい。また、或る予告表示と或る演出が第一状態から第二の状態(第二の状態から第一の状態)に跨いで行われてもよいし、行われなくてもよい。
また、『 前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合があるように構成されている[準備中表示が表示される領域において、当該予告が実行される、例えば、図50(a4)に示すように、準備中画像RDYが表示されるチュートリアル表示部TT1において「激熱」の文字からなる予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が表示される領域において、或る演出のみが実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出以外の演出も実行される場合があってもよい。また、第三の表示が表示される領域において、或る演出が必ず実行されてもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出が実行されない場合があってもよい。
また、第三の表示が表示される領域のみにおいて、或る演出が実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域以外の領域においても、或る演出が実行される場合があってもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[ボタンやレバー、例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示[ボタンやレバーの画像の表示、例えば、図47(b6)に示すデカボタン画像136aL等]であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり[ボタンやレバーの画像の表示は、準備中表示が開始された後で表示開始される、例えば、図47(b1)〜同図(b6)に示すように、デカボタン画像136aLは準備中画像RDYが表示開始された後で表示開始されている等]、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され[ボタンやレバーの画像の表示の表示中にボタン(あるいは、レバー)が操作されると当該予告が開始される、例えば、図47(b6)に示すデカボタン画像136aLの表示中に演出ボタン136が操作されると鉄板画像TPが表示される等]、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である[準備中表示は、ボタンやレバーの画像が表示開始される前に表示が終了する、例えば、図47(b1)〜同図(b6)に示すように、準備中画像RDYは、デカボタン画像136aLが表示開始される前に表示が終了される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみによる操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外の者による操作も可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、操作手段の操作のみを促すものであってもよいし、操作手段の操作以外のものも促すものであってもよい。また、第七の表示は、操作手段の操作を必ず促すものであってもよいし、操作手段の操作を促さない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、第三の表示が開始された後でのみ表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後以外でも表示が開始されるものであってもよい。また、第七の表示は、第三の表示が開始された後で必ず表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後で表示が開始されないものであってもよい。
また、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると必ず或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されない場合があってもよい。また、第七の表示の表示中にのみ操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中以外にも操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。また、第七の表示のみの表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示以外の表示も表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。
また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前にのみ表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前以外にも表示が終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前に必ず表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前に表示が終了しない場合があるものであってもよい。
なお、第七の表示は、通常ボタン画像とデカボタン画像のうちのデカボタン画像であってもよい。ここで、通常ボタン画像が表示された場合とデカボタン画像が表示された場合では、デカボタン画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第七の表示は、ボタン画像の通常色とボタン画像の特別色のうちの特別色のボタン画像であってもよい。ここで、通常色のボタン画像が表示された場合と特別色のボタン画像が表示された場合とでは、特別色のボタン画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第七の表示は、通常ボタン画像とボタンとは別の操作手段(第二のボタンやレバー等)の画像のうちの別の操作手段の画像であってもよい。ここで、通常ボタン画像が表示された場合とボタンとは別の操作手段の画像が表示された場合とでは、ボタンとは別の操作手段の画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示[例えば、図47(b4)〜同図(b5)に示す合体アニメーション等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり[例えば、図47(b4)〜同図(b6)に示すように、合体アニメーションによりボタン予告演出の開始を予告している、すなわち、デカボタン画像136aLの表示を予告している等]、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることのみを予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第八の表示の表示中にのみ終了するものであってもよいし、第八の表示以外の表示の表示中にも終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第八の表示の表示中に必ず終了するものであってもよいし、第八の表示の表示中に終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示[例えば、図54(a)に示す変動アイコンh0等]であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり[準備中表示が2つ表示される場合がある、例えば、図57(a)に示すように、準備中画像RDY1,RDY2が2つ表示される場合がある等]、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し[2つの準備中表示のうちの一方の準備中表示の表示が終了した後で他方の準備中表示の表示態様が変化する、例えば、図54(g)に示すように、準備中画像RDYが拡大して表示されている等]、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする[表示態様が変化した準備中表示が変動アイコンにオーバーラップする、例えば、図54(g)に示すように、拡大表示された準備中画像RDYが変動アイコンh0にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、二つの第三の表示が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。
ここで、第三の表示が二つのみ表示される場合があってもよいし、第三の表示が三つ以上表示される場合があってもよいし、第三の表示が一つだけ表示される場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様のみが変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様以外のものの表示態様も変化してもよい。また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が必ず変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後でのみ他方の表示態様が変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後以外でも他方の表示態様が変化してもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にのみオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示以外の表示にもオーバーラップしてもよい。また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示に必ずオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示のみが第九の表示にオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示以外の表示も第九の表示にオーバーラップしてもよい。
また、『 前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了するように構成されている[準備中表示が2つ表示された場合は、同一の図柄変動表示において全て消化される、例えば、図54(b)〜同図(k)に示すように、2つの準備中画像RDYは、同一の図柄変動表示において全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示のみが終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示以外の表示の表示も終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が必ず終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了しない場合があってもよい。
また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示においてのみ全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても全ての第三の表示の表示が終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合にのみ、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合以外の場合も、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示[説明表示、例えば、図44(a)に示す、チュートリアル表示部TT1に表示された「パンダは殿様の師匠」と表示された説明表示等]であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり[説明表示は、表示される場合には特定の表示領域に表示される、例えば、図44(a)に示すように、説明表示はチュートリアル表示部TT1に表示される等]、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である[準備中表示は、説明表示が表示される特定の表示領域に表示される、例えば、図44(d)に示すように、準備中画像RDYは説明表示が表示されるチュートリアル表示部TT1に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示領域にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 「或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示」とは、「準備中の文字表示[例えば、図44(d)に示す準備中画像RDYにおける「準備中」の文字表示等]」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十一の表示[球抜き表示、例えば、図75(a1)に示す球抜きエラー表示ERR1等]であり、
前記第十一の表示は、遊技球を排出することを促す表示であり[例えば、球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の文字表示により球抜きを促している等]、
前記第三の表示と前記第十一の表示の両方が表示されている状態において、該第三の表示の少なくとも一部の表示が該第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されている[準備中表示と球抜き表示の両方が表示されている状態において、準備中表示の少なくとも一部が球抜き表示にオーバーラップされている、例えば、図75(a2)に示すように、準備中画像RDYが球抜きエラー表示ERR1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十一の表示は、遊技球を排出することのみを促す表示であってもよいし、遊技球を排出すること以外のことも促す表示であってもよい。また、第十一の表示は、遊技球を排出することを必ず促す表示であってもよいし、遊技球を排出することを促さない場合がある表示であってもよい。
また、第十一の表示は、遊技球のみを排出することを促す表示であってもよいし、遊技球以外のものも排出することを促す表示であってもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にのみオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示以外にもオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされないで表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示のみが第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態のみにおいて、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の全部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記或る予告表示と前記第十一の表示の両方が表示されている状態において、該或る予告表示の少なくとも一部の表示が該第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されている[ミニゲームやタイマ予告と球抜き表示の両方が表示されている状態において、ミニゲームやタイマ予告の少なくとも一部が球抜き表示にオーバーラップされている、例えば、図75(b1)に示すように、残時間表示メータMT4が球抜きエラー表示ERR1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示のみにオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされないで表示される場合があるように構成されてもよい。
また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示のみが第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態のみにおいて、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の全部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[弾球遊技機、例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[回胴式遊技機]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、保留アイコンは、スロットマシンにおける或る演出の開始を保留していることを表す表示で用いられる場合があるが、この遊技台によれば、これを実現することができる。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の可動手段[例えば、図14等に示す、「Chance」という文字が表示されLEDが内蔵された第1可動役物251、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39等に示す、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251、図43に示すPOVディスプレイである可動役物256]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置[例えば、中図柄表示領域208bの上部の背面側の位置である第1ポジション(図18(d)、図19(c)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(B)、図29(エ’)、図30(B)参照)、左図柄表示領域208aの下部の背面側の位置である第1ポジション(図31(b−2)および同図(b−3)参照)、円形領域S3’を囲む背面側の位置である第1ポジション(図32(c)参照)、左側の第1ポジションと右側の第1ポジション(図36(c−1)、図37(e’−1)参照)、殿様のキャラクタの顔が中央背面側になる位置である第1ポジション(図40(e)参照)、背面側の演出位置(図43(a)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)、図33(p)における第1表示エリア208−1、図36(d−1)における左側の第1表示エリア208−1Lと右側の第1表示エリア208−1R、図37(e’−1)における左側の第1表示エリア208−1L’と右側の第1表示エリア208−1R’、図40(f)における共通表示エリア208−13、LEDアレイ2561の回転領域にオーバーラップする領域]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)、図33(p)、図36(d−1)、図37(e’−1)、図40(f)]、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されている[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)、図33(p)、図36(d−1)、図37(e’−1)、図40(f)]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第二の視認状態にならない状態の一例として、装飾図柄の仮停止状態、装飾図柄の確定表示状態、装飾図柄の停止状態(擬似連図柄の仮停止状態を含む)、装飾図柄が変動を開示した状態、リーチ演出が開始された状態、リーチ演出が実行されている状態、スーパーリーチ演出に発展した時の状態、スーパーリーチ演出が実行されている状態、電サポ状態(時短状態)、非電サポ状態(非時短状態)、確変状態、非確変状態、大当り遊技状態、デモ表示状態、各種設定画面を表示している状態、特定の演出を実行している状態(例えば、最終ジャッジ演出を実行している状態)、特定の表示を表示している状態(例えば、最終ジャッジ演出におけるジャッジ結果を表示している状態)等を列挙することができる。すなわち、前記第二の視認状態にならない状態としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。このことは言い換えれば、上記列挙したものの中には、前記第二の視認状態になる状態が含まれていてもよいことになり、前記第二の視認状態になる状態は、上記列挙したものの総てであってもよいし、一部であってもよい。
前記第二の視認状態になる状態の一例として、装飾図柄の変動表示状態、特定の演出を実行している状態(例えば、暗転演出を実行している状態、擬似連演出を実行している状態、ボタン演出を実行している状態、タイマー予告を実行している状態、特定のリーチ演出を実行している状態)、特定の表示を表示している状態(例えば、暗い背景表示を表示している状態、部分的に暗い画像を表示している状態、ボタン図柄を表示している状態、球抜き報知を表示している状態、保留アイコンを表示している状態、変動アイコンを表示している状態、ミニキャラクタを表示している状態)、導光板が発光している状態等を列挙することができる。すなわち、前記第二の視認状態になる状態としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。このことは言い換えれば、上記列挙したものの中には、前記第二の視認状態にならない状態が含まれていてもよいことになり、前記第二の視認状態にならない状態は、上記列挙したものの総てであってもよいし、一部であってもよい。
また、前記第一の位置にない前記第一の可動手段の少なくとも一部は、前記第一の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第二の視認状態よりも前記第一の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し難くなるように構成されていてもよい。前記第一の状態とは異なる状態において、前記第一の可動手段が、前記第一の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第一の位置にないように構成されていてもよい。
前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合に、前記第一の状態でない場合があってもよいし、前記第一の状態でない場合がなくてもよい。
前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合に、必ず前記第一の状態であるように構成されていてもよい。
「前記第一の可動手段は、第一の位置に移動可能」とは、前記第一の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第二の位置から移動可能のことであってもよい。なお、第二の位置は初期位置の場合もあり得る。
なお、前記第一の視認状態とは、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第二の視認状態とは、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第一の視認状態は、前記第二の視認状態よりも前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認しにくい状態であってもよい。前記第一の状態となる以前に前記第一の可動手段が前記第一の位置にあり、該第一の状態から他の状態となった以降に該第一の可動手段が該第一の位置とは別の位置に移動する態様であってもよく、この態様の場合には、該第一の状態では該第一の可動手段は該第一の位置に常にあることになる。前記第一の可動手段が前記第一の位置に到達する前に前記第一の状態になってもよく、該第一の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第一の位置とは別の位置に移動を開始してもよい。あるいは反対に、前記第一の可動手段が前記第一の位置に到達するまで前記第一の状態になることはなく、該第一の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第一の位置とは別の位置に移動を開始することもなくてもよい。
前記第一の可動手段は、第一の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第一の位置にある前記第一の可動手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第一の位置にある前記第一の可動手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。前記第一の表示領域が第一の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。また、前記第一の表示領域が第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第一の視認状態では、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できないように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態でも、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できるように構成されていてもよい。前記第一の視認状態と前記第二の視認状態とでは、光の透過量が異なっており、前記第二の視認状態の方が前記第一の視認状態よりも、光の透過量が多い状態であってもよい。前記第一の状態において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合があるように構成されていてもよい。
前記第一の視認状態の前記第一の表示領域には、画像が表示(再生)可能であって、前記第二の視認状態の前記第一の表示領域には、画像が表示(再生)不能であってもよい。
前記第一の可動手段は、複数の可動体を有する可動手段であってもよい。
また、
『 前記第一の可動手段は、第二の位置[例えば、右図柄表示領域208cの上部の背面側の位置である第2ポジション(図16(c)、図17(d)、図19(m)、図20(c)、図24(c)、図28(e)、図29(b)、図29(イ)、図30(b)参照)、中図柄表示領域208bの上下方向中央の背面側の位置である第2ポジション(図31(a)参照)、爺のキャラクタの顔が中央背面側になる位置である第2ポジション(図40(c)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置とは別の位置であり、
前記第二の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第二の表示領域[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)、における第2表示エリア208−2、図40(c)における共通表示エリア208−13]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第二の表示領域が第三の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第二の表示領域が第四の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第三の視認状態よりも前記第四の視認状態の方が、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)、図40(c)]、
前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる一の状態(以下、「第二の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)、図40(c)]、
前記第一の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されており[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第二の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となるように構成されており[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)]、
前記第一の状態となった以降に、第一の予告演出[例えば、第1予告の演出(擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、先読み予告]の実行が開始される[例えば、必ず開始される]ように構成されており[例えば、図19(j)、図28(ウ)、図30(D)]、
前記第二の状態となった以降に、前記第一の予告演出の実行が開始される場合がある[例えば、開始されない場合もあるが開始される場合もある]ように構成されている[例えば、図20(j)、図24(j)、図28(i)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二の位置にない前記第一の可動手段の少なくとも一部は、前記第二の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第四の視認状態よりも前記第三の視認状態の方が、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し難くなるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が前記第四の視認状態とならない状態において、前記第一の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第一の可動手段が前記第一の位置にないように構成されていてもよい。前記第一の状態とは異なる状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態とならないように構成されていてもよい。前記第二の状態とは異なる状態において、前記第一の表示領域が、前記第一の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態とならないように構成されていてもよい。前記第一の状態になる前から、第一の予告演出の実行が開始されるように構成されていてもよいし、前記第一の状態になる前には、第一の予告演出の実行が開始されないように構成されていてもよい。前記第二の状態になる前から、前記第一の予告演出の実行が開始される場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の状態になる前には、前記第一の予告演出の実行が開始される場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の可動手段が前記第二の位置にある場合に、前記第二の状態でない場合があってもよいし、前記第二の状態でない場合がなくてもよい。
前記第一の可動手段が前記第二の位置にある場合に、必ず前記第二の状態であるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となる場合に、必ず前記第一の状態であるように構成されていてもよい。前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となる場合に、必ず前記第二の状態であるように構成されていてもよい。
「前記第一の可動手段は、第二の位置に移動可能」とは、前記第一の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第一の位置から移動可能のことであってもよい。
前記第一の状態を経て、前記第二の状態に移行してもよい。前記第一の状態を経て、前記第二の状態に移行すると、降格演出に相当する場合がある。反対に、前記第二の状態を経て、前記第一の状態に移行してもよい。前記第二の状態を経て、前記第一の状態に移行すると、昇格演出に相当する場合がある。一回の図柄変動表示では、一つの状態しかとることができず、次の図柄変動表示が開始されてから状態移行を行う場合があってもよい。あるいは、一回の図柄変動表示内で状態移行が行われる場合があってもよい。
なお、前記第一の状態になる場合と前記第二の状態になる場合とで、前記第一の予告演出が実行される確率が異なるように構成されていてもよい。前記第四の視認状態とは、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第三の視認状態は、前記第四の視認状態よりも前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認しにくい状態であってもよい。前記第三の視認状態は、不透過状態であってもよく、前記第一の視認状態も、不透過状態であってもよい。また、前記第三の視認状態と前記第一の視認状態は、光の透過量が同じ状態であってもよい。さらに、前記第四の視認状態と前記第二の視認状態は、光の透過量が同じ状態であってもよい。前記第二の状態となる以前に前記第一の可動手段が前記第二の位置にあり、該第二の状態から他の状態となった以降に該第一の可動手段が該第二の位置とは別の位置に移動する態様であってもよく、この態様の場合には、該第二の状態では該第一の可動手段は該第二の位置に常にあることになる。前記第一の可動手段が前記第二の位置に到達する前に前記第二の状態になってもよく、該第二の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第二の位置とは別の位置に移動を開始してもよい。あるいは反対に、前記第一の可動手段が前記第二の位置に到達するまで前記第二の状態になることはなく、該第二の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第二の位置とは別の位置に移動を開始することもなくてもよい。前記第二の位置は、前記第一の可動手段の初期位置であってもよく、前記第一の可動手段は、前記第二の位置から前記第一の位置へ移動可能であって、該第一の位置から該第二の位置へ復帰するものであってもよい。また、前記第二の位置および前記第一の位置とは別に、前記第一の可動手段の初期位置があってもよい。前記第一の予告演出の実行が開始される場合があるとは、前記第二の状態において該第一の予告演出の実行が開始される場合があることであってもよいし、前記第二の状態になった後に前記第一の状態になる場合があり、該第一の状態になった場合に該第一の状態において前記第一の予告演出の実行が開始されることであってもよい。なお、前者も後者も両方含んだ意味であってもよいし、前者のみの意味であってもよいし、後者のみの意味であってもよい。
前記第一の可動手段は、第二の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第二の位置にある前記第一の可動手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第二の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第二の位置にある前記第一の可動手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第二の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が第三の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が第四の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第三の視認状態では、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できないように構成されていてもよいし、前記第三の視認状態でも、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できるように構成されていてもよい。前記第三の視認状態と前記第四の視認状態とでは、光の透過量が異なっており、前記第四の視認状態の方が前記第三の視認状態よりも、光の透過量が多い状態であってもよい。前記第二の状態において、前記第一の可動手段が前記第二の位置にある場合があるように構成されていてもよい。前記第一の状態において、前記第二の表示領域が、前記第三の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第三の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第二の状態において、前記第一の表示領域が、前記第一の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第一の状態となった以降に、第一の予告演出の実行が必ず開始されるように構成されていてもよい。前記第二の状態となった以降に、前記第一の予告演出の実行が開始されない場合もあれば、開始される場合もあるように構成されていてもよい。
前記第三の視認状態の前記第二の表示領域には、画像が表示(再生)可能であって、前記第四の視認状態の前記第二の表示領域には、画像が表示(再生)不能であってもよい。
前記第一の状態になった場合の方が、前記第二の状態になった場合よりも、前記第一の予告演出が実行されやすくてもよい。すなわち、前記第一の状態において前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合の方が、前記第二の状態において該第一の可動手段が前記第二の位置にある場合よりも、前記第一の予告演出が実行されやすい。また、前記第一の状態において前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合の方が、前記第二の状態において該第一の可動手段が前記第二の位置にある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい[例えば、大当りの期待度が高くてもよい]。
また、
『 第一の表示[例えば、先読み予告の表示態様による保留アイコンの表示、忍者NJAのミニキャラクタの表示]を表示可能に構成されており、
前記第一の表示は、先読み予告表示のうちの一の表示であり、
前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第一の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されており[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第一の表示が表示される領域と重なる。なお、前記第一の表示が表示される領域を「第一領域」という。また、前記第一領域の少なくとも一部の領域を「第一部分領域」という。さらに、第一の表示領域の少なくとも一部の領域を「第一の部分表示領域」という。
前記第一の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されていない状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第一の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の表示の表示が終了するタイミングと、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングは、同時であってもよいし、前記第一の表示の表示が終了するタイミングの方が早くてもよいし、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングの方が早くてもよい。
前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、一部しか表示されていないことになる。一方、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、表示されていない(消えてしまっている)ことになる。また、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なる場合と、重ならない場合があってもよく、重ならない場合には、前記第一の表示は、全部が表示されていることになる。重なる場合と、重ならない場合の両方が生じるケースとしては、前記第一の表示の表示位置が変化するケースがあげられる。例えば、前記第一の表示が先読み予告態様の保留アイコンであった場合には、保留が消化される度に、保留アイコンの表示位置は変化する(保留アイコンがシフト移動する)ため、先読み予告態様の保留アイコンは、前記第一の表示領域から離れたり、該第一の表示領域に近づいたりすることがある。
なお、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
第一の表示を必ず表示するように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
また、
『 前記第一の予告演出は、変動中の図柄変動に関する予告演出のうちの一の演出[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第一の表示[例えば、先読み予告の表示態様による保留アイコンの表示、忍者NJAのミニキャラクタの表示]を表示可能に構成されており、
前記第一の表示は、先読み予告表示のうちの一の表示であり、
前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域の他に、前記第二の表示領域等の他の表示領域も、上記第一領域と重なる場合があってもよい。
前記第一の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されていない状態において前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態とならない場合があるように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第一の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の表示の表示が終了するタイミングと、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングは、同時であってもよいし、前記第一の表示の表示が終了するタイミングの方が早くてもよいし、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングの方が早くてもよい。
前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、一部しか表示されていないことになる。一方、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、表示されていない(消えてしまっている)ことになる。また、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なる場合と、重ならない場合があってもよく、重ならない場合には、前記第一の表示は、全部が表示されていることになる。重なる場合と、重ならない場合の両方が生じるケースとしては、前記第一の表示の表示位置が変化するケースがあげられる。例えば、前記第一の表示が先読み予告態様の保留アイコンであった場合には、保留が消化される度に、保留アイコンの表示位置は変化する(保留アイコンがシフト移動する)ため、先読み予告態様の保留アイコンは、前記第一の表示領域から離れたり、該第一の表示領域に近づいたりすることがある。
なお、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
第一の表示を必ず表示するように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
また、
『 第二の表示[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、予告の表示態様による変動アイコンの表示]を表示可能に構成されており、
前記第二の表示は、変動中の図柄変動に関する予告表示のうちの一の表示であり、
前記第二の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
前記第二の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されており、
前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第二の表示が表示される領域と重なる。なお、前記第二の表示が表示される領域を「第二領域」という。また、前記第二領域の少なくとも一部の領域を「第二部分領域」という。さらに、第二の表示領域の少なくとも一部の領域を「第二の部分表示領域」という。
前記第二の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されていない状態において前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態とならない場合があるように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第二の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の予告演出が、変動中の図柄変動に関する予告演出のうちの一の演出である場合、該第一の予告演出と前記第二の表示は、同じ“或ること”の予告であってもよい。ここにいう“或ること”とは、広義の意味では、変動中の図柄変動における大当りのことであるが、例えば、或る演出(或るスーパーリーチ演出や或る擬似連演出)が実行されるかについての予告であってもよく、より具体的には、或る演出が実行されるかの煽り演出であってもよい。あるいは反対に、前記第一の予告演出と前記第二の表示は、異なる“或ること”の予告であってもよい。例えば、前記第一の予告演出と前記第二の表示のうち、一方は或るスーパーリーチ演出であり、もう一方は或る擬似連演出であってもよい。
なお、前記第二の表示の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第二の表示の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
前記第二の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第二の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
前記第二の表示は、前記第一の予告演出による表示とは異なる表示であってもよい。
また、
『 第二の表示[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、予告の表示態様による変動アイコンの表示]を表示可能に構成されており、
前記第二の表示は、変動中の図柄変動に関する予告表示のうちの一の表示であり、
前記第二の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域の他に、前記第二の表示領域等の他の表示領域も、上記第二領域と重なる場合があってもよい。
前記第二の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されていない状態において前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第二の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の予告演出が、変動中の図柄変動に関する予告演出のうちの一の演出である場合、該第一の予告演出と前記第二の表示は、同じ“或ること”の予告であってもよい。ここにいう“或ること”とは、広義の意味では、変動中の図柄変動における大当りのことであるが、例えば、或る演出(或るスーパーリーチ演出や或る擬似連演出)が実行されるかについての予告であってもよく、より具体的には、或る演出が実行されるかの煽り演出であってもよい。あるいは反対に、前記第一の予告演出と前記第二の表示は、異なる“或ること”の予告であってもよい。例えば、前記第一の予告演出と前記第二の表示のうち、一方は或るスーパーリーチ演出であり、もう一方は或る擬似連演出であってもよい。
なお、前記第二の表示の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第二の表示の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
前記第二の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第二の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
前記第二の表示は、前記第一の予告演出による表示とは異なる表示であってもよい。
また、
『 第二の可動手段[例えば、家紋役物224E]を備え、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第三の位置[例えば、図32(b)に黒い実線で表した家紋役物224Eの位置である第3ポジション]に移動可能な可動手段であり、
第二の予告演出を実行可能に構成されており、
前記第二の予告演出は、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図33(o)〜同図(r)〜図34(a)に示す、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協同演出である通常予告演出]であり、
前記第二の予告演出は、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出であり、
前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置している状態のうちの少なくとも一部の状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されている[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置していない状態のうちの少なくとも一部の状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態とならないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に必ず位置しているように構成されていてもよい。
「前記第二の可動手段は、第三の位置に移動可能」とは、前記第二の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第六の位置から移動可能のことであってもよい。
前記第一の可動手段が前記第一の位置へ移動すること自体を含めて前記第二の予告演出であってもよいし、移動すること自体は前記第二の予告演出ではなくてもよい。また、前記第二の可動手段が前記第三の位置へ移動すること自体を含めて前記第二の予告演出であってもよいし、移動すること自体は前記第二の予告演出ではなくてもよい。
前記第二の予告演出は、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出を含んだ予告演出であってもよいし、前記第二の予告演出は、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する演出を含んだ予告演出であってもよい。
なお、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置している状態のうちの少なくとも一部の状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。すなわち、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置している状態のうちの一部のみの状態、あるいは前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置している全状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。なお、ここにいう「状態」は「期間」ととらえることもできる。
前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出の少なくとも一部において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。すなわち、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出の一部のみ、あるいは前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出の全部において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。
第二の予告演出を必ず実行するように構成されていてもよい。前記第二の予告演出は、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出のみを含んだ演出であってもよいし、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出とその他の演出を含んだ演出であってもよい。前記第二の予告演出は、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する演出のみを含んだ演出であってもよいし、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する演出とその他の演出を含んだ演出であってもよい。前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置している状態のうちの一部のみの状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。あるいは、前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置している全状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。なお、ここにいう「状態」は「期間」ととらえることもできる。
また、
『 第三の可動手段[例えば、第3可動役物253]を備え、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第四の位置[例えば、図32(e)に示す第3可動役物253の位置である初期位置(第4ポジション)]から第五の位置[例えば、図32(e)に点線で表した第3可動役物253の位置である第5ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第六の位置[例えば、図32(b)に灰色の実線で表した家紋役物224Eの位置である第6ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第五の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域[例えば、図35(a)等に示す第3表示エリア208−3]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第三の予告演出を実行可能に構成されており、
前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図35(a)における透過演出である通常予告演出]であり、
前記第三の予告演出は、前記第二の予告演出の実行後に実行される予告演出であり、
前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第三の状態」という。)[例えば、図34(p)の状態]において、前記第二の可動手段が前記第六の位置にあるように構成されており、
前記第三の状態において、前記第三の可動手段が前記第四の位置にあるように構成されており[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]、
前記第四の位置にある前記第三の可動手段[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]の少なくとも一部が、前記第六の位置にある前記第二の可動手段[例えば、図34(p)に示す家紋役物224E]に前面側からオーバーラップされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の状態は、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの、前記第三の状態とは別の一の状態になる場合があるように構成されていてもよい。ここにいう「別の一の状態」とは、前記第三の状態よりも前の状態であってもよいし、該第三の状態よりも後の状態であってもよい。さらに、前記第三の状態よりも「別の一の状態」の方が長い期間であってもよいし、短い期間であってもよい。
前記第五の位置にない前記第三の可動手段の少なくとも一部は、前記第三の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第三の状態とは異なる状態において、前記第二の可動手段が、前記第六の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第六の位置にないように構成されていてもよい。前記第三の状態とは異なる状態において、前記第三の可動手段が、前記第四の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第四の位置にないように構成されていてもよい。前記第四の位置にない前記第三の可動手段の少なくとも一部は、前記第六の位置にある前記第二の可動手段に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。
前記第二の可動手段が前記第六の位置にある場合に、前記第三の状態でない場合があってもよいし、前記第三の状態でない場合がなくてもよい。
前記第三の可動手段が前記第四の位置にある場合に、前記第三の状態でない場合があってもよいし、前記第三の状態でない場合がなくてもよい。
前記第二の可動手段が前記第六の位置にある場合に、必ず前記第三の状態であるように構成されていてもよい。
前記第三の可動手段が前記第四の位置にある場合に、必ず前記第三の状態であるように構成されていてもよい。
前記第四の位置は、前記第三の可動手段の初期位置であってもよい。
「前記第二の可動手段は、第六の位置に移動可能」とは、前記第二の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第三の位置から移動可能のことであってもよい。
前記第三の可動手段が前記第五の位置へ移動すること自体を含めて前記第三の予告演出であってもよいし、移動すること自体は前記第三の予告演出ではなくてもよい。
前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する演出を含んだ演出であってもよい。
なお、前記第三の表示領域が第七の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第三の表示領域が第八の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第七の視認状態よりも前記第八の視認状態の方が、前記第三の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認し易くなるように構成されていてもよい。
さらに、前記第三の表示領域が前記第八の視認状態となる状態において、前記第三の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されていてもよい。
前記第三の可動手段は、前記第一の可動手段よりも背面側に設けられたものであってもよいし、前面側に設けられたものであってもよい。あるいは、前記第三の可動手段は、前記第一の可動手段と同じ前後方向の位置に設けられたものであってもよい。
光透過性を有する光透過手段と、
前記光透過手段に光を照射可能な照射手段と、
を備え、
前記光透過手段は、前記第二の可動手段よりも前面側に設けられた手段であり、
前記光透過手段における第一の領域は、発光領域であり、
前記発光領域とは、前記照射手段から照射された光によって、前面側に向かって少なくとも発光可能な領域のことであり、
前記第一の領域は、前記第三の表示領域の手前の領域であり、
前記第三の表示領域が前記第八の視認状態となる状態において、前記第三の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第三の表示領域が前記第八の視認状態となる状態において、前記発光領域が発光するように構成されていてもよい。
前記第三の可動手段は、第四の位置から第五の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第二の可動手段は、第六の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第五の位置にある前記第三の可動手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第五の位置にある前記第三の可動手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。第三の予告演出を必ず実行するように構成されていてもよい。前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する演出のみを含んだ演出であってもよいし、前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する演出とその他の演出を含んだ演出であってもよい。前記第三の予告演出は、前記第二の予告演出の実行後に必ず実行される演出であってもよいし、実行される場合と実行されない場合とがある演出であってもよい。前記第三の状態は、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの一部のみの状態であってもよいし、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の全状態であってもよい。なお、ここにいう「状態」は「期間」ととらえることもできる。前記第三の状態において、前記第二の可動手段が前記第六の位置にある場合があるように構成されていてもよい。前記第四の位置にある前記第三の可動手段の一部のみが、前記第六の位置にある前記第二の可動手段の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第四の位置にある前記第三の可動手段の全部が、前記第六の位置にある前記第二の可動手段の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。
また、
『 第一の発光手段[例えば、図14等に示す第1可動役物251に内蔵されているLED]と、
第二の発光手段[例えば、図14等に示す、上段のLED2541、中段のLED2542、および下段のLED2543の全部、あるいはこれら3つのLED2541〜2543のうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
を備え、
前記第一の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられた発光手段であり、
前記第二の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられておらず[例えば、第4可動役物254に設けられており]、
或る位置[例えば、図20(n)に示す、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541の位置]にある前記第二の発光手段[例えば、上段のLED2541]が、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域[例えば、図20(n)に示す第4表示エリア208−4]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第四の表示領域は、前記第一の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第四の表示領域は、前記第二の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第四の表示領域が第五の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第四の表示領域が第六の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第五の視認状態よりも前記第六の視認状態の方が、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
前記第四の表示領域が前記第五の視認状態となる状態(以下、「第四の状態」という。)において、前記第二の発光手段が発光する場合があるように構成されており[例えば、図20(o)]、
前記第四の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となるように構成されており[例えば、図20(o)に示すように表示画面全域が不透明状態]、
前記第四の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されている[例えば、図20(o)に示すように表示画面全域が不透明状態]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の状態は、前記第四の表示領域が前記第五の視認状態となる状態のうちの一の状態であってもよい。すなわち、前記第四の状態とは別の一の状態でも、前記第四の表示領域が前記第五の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
或る位置にない前記第二の発光手段は、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第六の視認状態よりも前記第五の視認状態の方が、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し難くなるように構成されていてもよい。前記第四の状態とは異なる状態において、前記第二の発光手段が、発光する場合があるように構成されていてもよいし、発光しない場合があるように構成されていてもよい。前記第四の状態とは異なる状態において、前記第一の表示領域が、前記第一の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態とならないように構成されていてもよい。前記第四の状態とは異なる状態において、前記第二の表示領域が、前記第三の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第三の視認状態とならないように構成されていてもよい。
前記第二の発光手段が発光する場合に、必ず前記第四の状態であるように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となる場合に、必ず前記第四の状態であるように構成されていてもよい。
前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となる場合に、必ず前記第四の状態であるように構成されていてもよい。
前記第一の状態を経て、前記第四の状態に移行してもよいし、前記第二の状態を経て、前記第四の状態に移行してもよい。あるいは反対に、前記第四の状態を経て、前記第一の状態に移行してもよいし、前記第四の状態を経て、前記第二の状態に移行してもよい。
また、
「第三の発光手段を備え、
前記第三の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられておらず、
或る位置にある前記第三の発光手段が、前記表示手段の表示領域のうちの第十一の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記或る位置にある前記第二の発光手段の位置と、前記或る位置にある前記第三の発光手段の位置とは異なる位置であり、
前記第十一の表示領域は、前記第一の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第十一の表示領域は、前記第二の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第十一の表示領域は、前記第四の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第十一の表示領域が第七の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第十一の表示領域が第八の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第七の視認状態よりも前記第八の視認状態の方が、前記第十一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
前記第十一の表示領域が前記第七の視認状態となる状態(以下、「第十一の状態」という。)において、前記第三の発光手段が発光する場合があるように構成されており、
前記第十一の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となるように構成されており、
前記第十一の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されており、
前記第四の状態となった以降に、或る演出の実行が開始されるように構成されており、
前記第十一の状態となった以降に、前記或る演出の実行が開始される場合があるように構成されていてもよい。」
なお、前記或る演出は、第一のリーチ演出(例えば、おっかけリーチ演出)であってもよい。
前記第一のリーチ演出よりも第二のリーチ演出(例えば、剣豪リーチ演出)の方が、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が高い構成の場合には、前記第一の状態になった以降に、前記第二のリーチ演出が開始されるように構成されていてもよい。しかも、前記第一の位置と前記或る位置にある前記第二の発光手段の位置とは隣り合っていたり、近くであったり、遊技者が誤認しやすい位置関係であったりすることで、前記第四の状態において、前記第二の発光手段が発光することで、遊技者は前記第一の発光手段が発光していると勘違いして、前記第二のリーチ演出が開始されることを期待し、遊技の興趣が向上する場合がある。
なお、前記第二の発光手段が前記第一の可動手段とは別の可動手段に設けられていて、該別の可動手段が移動した位置が前記或る位置であってもよいし、前記第二の発光手段がいずれの可動手段にも設けられておらず固定されている場合には、固定された位置が前記或る位置であってもよい。前記第五の視認状態とは、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第六の視認状態とは、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第六の視認状態は、前記第五の視認状態よりも前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認しにくい状態であってもよい。前記第四の状態において、前記第一の発光手段が発光しないように構成されていてもよい。
或る位置にある前記第二の発光手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、或る位置にある前記第二の発光手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。前記第四の表示領域が第五の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第四の表示領域が第六の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第五の視認状態では、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できないように構成されていてもよいし、前記第五の視認状態でも、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できるように構成されていてもよい。前記第四の状態において、前記第二の発光手段が必ず発光するように構成されていてもよいし、前記第二の発光手段が発光しない場合があってもよい。前記第四の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第四の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第四の状態において、前記第一の発光手段が必ず発光しないように構成されていてもよいし、前記第一の発光手段が発光する場合もあるように構成されていてもよい。
前記第五の視認状態の前記第四の表示領域には、画像が表示(再生)可能であって、前記第六の視認状態の前記第四の表示領域には、画像が表示(再生)不能であってもよい。
また、
『 第四の可動手段[例えば、図14等に示す第4可動役物254]を備え、
前記第二の発光手段は、前記第四の可動手段に設けられた発光手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられたものであってもよい。前記第二の発光手段は、複数の発光体を有する発光手段であってもよい。前記第四の可動手段の移動方向と、前記第一の可動手段の移動方向は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。前記第四の可動手段は、前記第一の可動手段よりも、背面側に設けられたものであってもよいし、前面側に設けられたものであってもよい。あるいは、前記第四の可動手段と前記第一の可動手段は、前後方向同じ位置に設けられたものであってもよく、この場合には、前記第四の可動手段と前記第一の可動手段は、互いに干渉しないように移動する。
また、
『 第三の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示、図29(A)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
前記第三の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されており[例えば、図29(C)]、
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第三の表示が表示される領域と重なる。なお、前記第三の表示が表示される領域を「第三領域」という。また、前記第三領域の少なくとも一部の領域を「第三部分領域」という。さらに上述と同じく、第一の表示領域の少なくとも一部の領域を「第一の部分表示領域」という。
前記第三の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されていない状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第三の表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、
『 第三の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示、図29(A)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域の他に、前記第二の表示領域等の他の表示領域も、上記第三領域と重なる場合があってもよい。
前記第三の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されていない状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第三の表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
なお、前記第三の表示としては、遊技球の排出操作を促す表示であってもよいし、演出操作手段の操作を促す表示であってもよい。前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重ならない場合があってもよい。反対に、前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
第三の表示を必ず表示するように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第三の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
また、
『 前記第三の表示は、遊技球を排出することを促す表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な操作手段[例えば、チャンスボタン136]を備え、
前記第三の表示は、前記操作手段の外観を模した画像[例えば、図29(A)等に示すボタン画像136a]を含む表示[例えば、その他の表示として、操作促進表示としての矢印の表示136bおよび残期間メータ表示136c]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、遊技者が操作可能な第二の操作手段(例えば、透過部191や第二チャンスボタンや操作レバー等)を備え、前記第三の表示は、前記第二の操作手段の外観を模した画像を含む表示であってもよい。
さらに、前記第三の表示は、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様で表示可能な表示であり、前記複数種類の表示態様のうちの一は、前記操作手段の外観を模した画像を含む第一の表示態様であり、前記複数種類の表示態様のうちの一は、前記操作手段の外観を拡大した画像を含む第二の表示態様であり、前記第三の表示が、前記第二の表示態様で表示される方が、前記第一の表示態様で表示されるよりも、或る演出に成功しやすかったり、或る演出が開始されやすかったり、最終的に大当り図柄が確定表示されやすかったりしてもよい。また、前記第三の表示が表示される領域は、該第三の表示が前記第二の表示態様で表示される方が、該第三の表示が前記第一の表示態様で表示されるよりも、前記第二の表示領域と重なりやすくてもよい。このように、前記第三の表示が表示される領域は、該第三の表示の表示態様によって、前記第二の表示領域と重なりやすかったり、重なりにくかったり、あるいは、重なる領域が、広かったり狭かったりしてもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な操作手段[例えば、チャンスボタン136]を備え、
第三の表示[例えば、図29(A)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第三の表示は、前記操作手段の外観を模した画像[例えば、図29(A)等に示すボタン画像136a]を含む表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(C)]、
前記第三の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されている[例えば、図29(C)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第三の表示が表示される領域と重なる。なお上述と同じく、前記第三の表示が表示される領域を「第三領域」という。また、前記第三領域の少なくとも一部の領域を「第三部分領域」という。さらに、第一の表示領域の少なくとも一部の領域を「第一の部分表示領域」という。
前記第三の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。
また、
『 第四の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示]を表示可能に構成されており、
前記第四の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第四の表示は、遊技球を排出することを促す表示であり、
前記第四の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(d’)]、
前記第四の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されている[例えば、図29(c)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第四の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。
また、
『 前記第二の状態とは別の一の状態[例えば、電源投入直後の初期動作における一部の状態、大当り遊技中の一部又は全部の状態]でも、前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「別の一の状態」とは、電源投入直後の状態であったり、大当り遊技中の一部又は全部の状態であってもよい。また、前記第二の状態よりも前の状態であってもよいし、該第二の状態よりも後の状態であってもよい。さらに、前記第二の状態よりも「別の一の状態」の方が長い期間であってもよい。ただし、短い期間になる場合があってもよい。
また、
『 前記第一の状態とは別の一の状態[例えば、電源投入直後の初期動作における一部の状態、大当り遊技中の一部又は全部の状態]でも、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「別の一の状態」とは、電源投入直後の状態であったり、大当り遊技中の一部又は全部の状態であってもよい。また、前記第一の状態よりも前の状態であってもよいし、該第一の状態よりも後の状態であってもよい。さらに、前記第一の状態よりも「別の一の状態」の方が長い期間であってもよい。ただし、短い期間になる場合があってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図79に示すスロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の説明では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251]と、
第二の可動手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置[例えば、円形領域S3’を囲む背面側の位置である第1ポジション(図32(c)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域[例えば、図33(p)における第1表示エリア208−1]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第二の可動手段は、第二の位置[例えば、図32(b)に黒い実線で表した家紋役物224Eの位置である第3ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出[例えば、図33(p)〜同図(r)に示す演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の位置とは、前記第一の表示領域に前側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の可動手段が、前記第二の位置に移動した場合であっても、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならずに前記第一の視認状態のままである場合(以下、「或る場合」という。)[例えば、段落1313に記載された「前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合」]もあり、
前記或る場合は、前記第一の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 請求項1に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段によって或るもの[例えば、外周に装飾部材が配置された家紋]を表す演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 請求項1に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が立体的に組み合わさって見える演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の可動手段[例えば、第3可動役物253]を備え、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第三の初期位置[例えば、図32(e)に示す第3可動役物253の初期位置(第4ポジション)]から第三の位置[例えば、図32(e)に点線で表した第3可動役物253の位置である第5ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第五の位置[例えば、図32(b)に灰色の実線で表した家紋役物224Eの位置である第6ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域[例えば、図35(a)等に示す第3表示エリア208−3]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図35(a)における透過演出である通常予告演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)[例えば、図34(p)の状態]において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の初期位置にあるように構成されており[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]、
前記第三の初期位置にある前記第三の可動手段[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段[例えば、図34(p)に示す家紋役物224E]に前面側からオーバーラップされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第四の可動手段[例えば、図41に示す弱演出用の第2可動役物2521又は/及び強演出用の第2可動役物2522]を備え、
前記第四の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第四の可動手段は、第四の位置[例えば、図41(b)における上方の点線で表した第2可動役物2521が殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置又は/及び図41(c)における上方の点線で表した第2可動役物2522が殿様のキャラクタの頭に合致する位置]に移動可能な可動手段であり、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第四の可動手段を用いた演出[例えば、図42(j)〜同図(k)に示す演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは別に実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第一の表示[例えば、先読み予告の表示態様による保留アイコンの表示、忍者NJAのミニキャラクタの表示]を表示可能に構成されており、
前記第一の表示は、先読み予告表示のうちの一の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第二の表示[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、予告の表示態様による変動アイコンの表示]を表示可能に構成されており、
前記第二の表示は、変動中の図柄変動に関する予告表示のうちの一の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示、図34(g)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記第三の表示は、前記操作手段の外観を模した画像[例えば、図34(g)に示すボタン画像136a]を含む表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域[例えば、図34(k)に示す第1表示エリア208−1]の少なくとも一部が重なるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の表示は、遊技球を排出することを促す表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示]であり、
前記第三の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されている[例えば、段落1353における記載]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251]は、第一の初期位置[例えば、図32(c)に実線で示す左円弧部2511と右円弧部2512それぞれの位置]から前記第一の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の初期位置は、前記表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L]と重なる領域からずれた初期位置であり、
前記第一の初期位置は、前記表示手段よりも背面側の初期位置である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の可動手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]は、第二の初期位置[例えば、図32(b)に示す家紋役物224Eの位置]から前記第二の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第二の初期位置は、前記表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L]と重なる領域からずれた初期位置であり、
前記第二の初期位置は、前記表示手段よりも前面側の初期位置である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第一の発光手段を備え、
前記第一の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられた発光手段[例えば、図33(q)等で第4表示態様で点灯する第1可動役物251]であり、
前記第一の演出において、前記第一の発光手段が発光可能に構成されている[例えば、図33(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第二の発光手段を備え、
前記第二の発光手段は、前記第二の可動手段に設けられた発光手段[例えば、段落0448に記載されたフルカラーLED等の発光手段]であり、
前記第一の演出において、前記第二の発光手段が発光可能に構成されている[例えば、図33(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の状態とは別の一の状態[例えば、電源投入直後の初期動作における一部の状態、大当り遊技中の一部又は全部の状態]でも、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図79に示すスロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251]と、
第二の可動手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]と、
第三の可動手段[例えば、第3可動役物253]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置[例えば、円形領域S3’を囲む背面側の位置である第1ポジション(図32(c)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域[例えば、図33(p)における第1表示エリア208−1]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第二の可動手段は、第二の位置[例えば、図32(b)に黒い実線で表した家紋役物224Eの位置である第3ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出[例えば、図33(p)〜同図(r)に示す演出]であり、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第三の初期位置[例えば、図32(e)に示す第3可動役物253の初期位置(第4ポジション)]から第三の位置[例えば、図32(e)に点線で表した第3可動役物253の位置である第5ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第五の位置[例えば、図32(b)に灰色の実線で表した家紋役物224Eの位置である第6ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域[例えば、図35(a)等に示す第3表示エリア208−3]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図35(a)における透過演出である通常予告演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)[例えば、図34(p)〜同図(q)の状態]において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の位置に到達していないように構成されており[例えば、図34(p)〜同図(q)において点線で示す第3可動役物253]、
前記第二の状態とは、前記第三の可動手段[例えば、図34(p)〜同図(q)において点線で示す第3可動役物253]の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段[例えば、図34(p)〜同図(q)に示す家紋役物224E]に前面側からオーバーラップされている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
以下、これまで説明したことを含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記9に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記1乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコンの表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記15に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記15又は16に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記15乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記15乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記20に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記15乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記23)
付記15乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記15乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
付記15乃至24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
付記15乃至25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記27)
付記15乃至26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出制御手段を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記28)
付記27に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記29)
付記15乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記30)
図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、
第二の表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記31)
付記30に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記32)
付記30又は31に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記33)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記34)
付記33に記載の遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記35)
付記34に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記36)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記37)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記38)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記30乃至38のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記39に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記41)
付記30乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記42)
付記30乃至41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記43)
付記30乃至42のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
演出制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記44)
付記30乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記45)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する前記演出表示が表示される場合があるように構成されており、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第二の予告アイコンであり、
一回の図柄変動表示において、第一の数の前記予告アイコン(以下、「第一の数の予告アイコン」という。)が消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されており、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンを含む予告アイコンであり、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンを含む予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、表示に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、第一の数のアイコンのうちの一のアイコンが表示されてから第一の数のアイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの数を先読み対象となる保留よりも前の図柄変動に見せることで、大当りへの期待感を持たせられることができる場合がある。
ここで、複数の予告アイコンは、2つの予告アイコンであってもよいし、3以上の予告アイコンであってもよい。
また、第一の予告アイコンが消化された場合に該第一の予告アイコンに対応する演出表示Aを行ってもよいし、第二の予告アイコンが消化された場合に該第二の予告アイコンに対応する演出表示Bを行ってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとが消化された場合に該第一の予告アイコンと該第二の予告アイコンとに対応する演出表示Cを行ってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを消化してもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを新たに表示するようにしてもよい。
(付記46)
付記45に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示において、第二の数の前記予告アイコン(以下、「第二の数の予告アイコン」という。)が消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されており、
前記第一の数と前記第二の数は、異なる数であり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンが含まれた予告アイコンであり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの他方の予告アイコンが含まれない予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていて、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなけれあb、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、第一の数よりも第二の数の方が小さくてもよいし、第一の数よりも第二の数の方が大きくてもよい。
また、第一の数は1個であってもよく、この場合、第二の数は2個以上であってもよい。また、第一の数は2個以上であってもよく、この場合、第二の数は第一の数よりも大きいものであってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化された場合に表示される演出表示があってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化されても第一の演出表示の一部が表示されてもよいし、第一の演出表示の全部が表示されてもよい。
また、消化された予告アイコンの数に応じて第一の演出表示に対する大当りの信頼度が変化するようにしてもよいし、第一の演出表示に対する大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されている場合は、必ず第一の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていても、第一の数の予告アイコンが消化されず、第二の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの両方が消去されないように構成されていてもよい。
(付記47)
付記45又は46に記載の遊技台であって、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第三の予告アイコンであり、
前記第三の予告アイコンが消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、演出のバリエーションを増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。
なお、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンであってもよい。
また、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンの両方と異なる予告アイコンであってもよい。
(付記48)
付記45乃至47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
なお、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最大数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最小数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(付記49)
付記48に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ず下大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
(付記50)
付記45乃至49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の保留表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、保留表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、LED等の発光手段であってもよいし、可動手段であってもよい。
(付記51)
付記50に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている数によって、前記保留数を表示しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
(付記52)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記53)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記54)
複数の表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンに関連する表示であり、
前記第二の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記予告アイコンに関連する表示であり、
前記予告アイコンとは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンのことであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、導光板にレンズカットを施して側方から光源で照射することで模様が現れるようなものであってもよいし、LED等の発光手段によって構成されてもよいし、7セグによって構成されてもよい。
また、予告アイコンに関連する表示としては、予告アイコンがストックされることに関する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されることに関する表示であってもよいし、予告アイコンのストックを予告する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されたとにより実行される演出表示であってもよい。
また、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が大きくてもよいし、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が小さくてもよい。また、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が大きくてもよいし、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が小さくてもよい。
(付記55)
付記54に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段において、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、一の予告アイコンが新たに表示される場合があってもよい。
また、第二の表示手段で予告アイコンが消化される演出を行うようにしてもよい。
(付記56)
付記54又は55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段において、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、「予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示」を予告アイコンが表示される図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示において行うようにしてもよいし、予告アイコンが表示される図柄変動表示において行うようにしてもよい。
(付記57)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記58)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンに対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記59)
表示手段と、
可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する演出(以下、「予告アイコン消化演出」という。)が行われるように構成されており、
前記予告アイコン消化演出として、前記可動手段による演出(以下、「第一の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、可動手段による演出は第一の可動手段演出のみ行われてもよいが、第一の可動手段演出とは別の可動手段演出も行うようにしてもよい。この場合において、可動手段演出ごとにそれぞれ対応する予告アイコンが表示されてもよいし、演出が行われる可動手段に対応した予告アイコンが表示されるようにしてもよい。
(付記60)
付記59に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十一の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十一の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われない場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段演出が行われるようにしてもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段演出とは別の演出(動作が異なる演出)が行われる場合があってもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段とは別の可動手段による演出が行われる場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段による演出が行われるようにしてもよい。
(付記61)
付記59又は60に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十二の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十二の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われてもよいし、第二十二の予告アイコンが消化されると、他の演出(あるいは、演出表示)が行われてもよい。
(付記62)
付記59乃至61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記可動手段とは、前記操作手段のことであり、
前記第一の可動手段演出とは、前記操作手段の態様が第一の態様から第二の態様に変化する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「変化」とは、変形、変位、移動、動作を含む意味である。
(付記63)
付記59乃至62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の可動手段を備え、
前記可動手段とは、第一の可動手段のことであり、
前記予告アイコン消化演出として、前記第二の可動手段による演出(以下、「第二の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコン増加示唆表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示が表示されても予告アイコンが表示されない場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示された場合には必ず予告アイコンが表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が一回の図柄変動表示のみで表示される場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が必ず一回の図柄変動表示のみで表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が表示されなくても予告アイコンが表示されてもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示されないと予告アイコンが表示されないようにしてもよい。
(付記65)
付記64に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において、前記予告アイコン増加示唆表示が終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示の表示が終了する変動は、第二の図柄変動表示であってもよい。このようにすれば、最後まで予告アイコンが表示される可能性があることを期待させることができる場合がある。
(付記66)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの一のアイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが1個増加することを示唆する表示であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示に表示された予告アイコンが増加しなくてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が、予告アイコンが増加しないガセの予告であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが複数増加することを示唆する表示であってもよい。この場合において、例えば、予告アイコン増加示唆表示で示唆された予告アイコンの数が3個である場合に2個のみが増加されるようにしてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示によって示唆された予告アイコン以外の予告アイコンが増加されてもよい。
(付記67)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの第十二の数の前記予告アイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記68)
表示手段と、
保留表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記保留表示手段は、前記保留の数に対応する数の保留表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第二の保留表示」という。)が表示されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の保留表示が表示されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示の次の図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)
付記68に記載の遊技台であって、
前記第二の保留表示は、先読み表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記先読み表示態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記70)
付記68又は69に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第四の保留表示」という。)が表示されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記71)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、表示される場合には第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第一の表示は、第二の表示とは別の説明表示であってもよいし、非説明表示であってもよい。
また、第二の表示は、チュートリアル表示やステージ名等、現在の状況を示す表示であってもよいし、選択可能な演出モードの演出モード名の表示であってもよい。ここで、演出モードには、例えば、保留アイコンの表示態様の変化の頻度を変化させるためのモードや、演出可動体の動作頻度を変化させるためのモードや、一発告知演出の発生頻度を変化させるためのモード等がある。
また、予告アイコンが表示される際に行われる出現アニメの開始位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよいし、途中のアニメの表示位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよい。
また、ここで、「予告アイコン」とは、一の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンの全ての予告アイコンであってもよい。また、「予告アイコン」とは、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンを含む一部のアイコンであってもよい。
また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが完全に一致してもよいし、第一の表示の表示期間の一部が第二の表示の表示期間と重なってもよいし、第二の表示の表示期間の一部が第一の表示の表示期間と重なってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが重ならないものであってもよい。
また、第一の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、第二の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。
また、必ずしも第二の表示と予告アイコンとが同時に表示されなくてもよい。
また、第一の表示と第二の表示とで表示が行われる頻度が異なってもよく、例えば、第二の表示の表示頻度が第一の表示の表示頻度よりも高いと予告アイコンの視線誘導が容易となりやすい場合がある。また、第一の表示領域と第二の表示領域とで大きさが異なってもよいし、第一の表示領域と第二の表示領域とで役割が異なってもよい。例えば、第一の表示領域では、予告表示が行われないが、第二の表示領域では、予告表示も行われるようにしてもよい。
(付記72)
付記71に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)
付記71又は72に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンが前記第二の表示の少なくとも一部(以下、「第一の部分」という。)にオーバーラップして表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、前記第二の表示の前記第一の部分へのオーバーラップが解消される、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、変動アイコンよりも、当該及び次の図柄変動表示以降に関係する予告アイコンについての説明が行われる第二の表示領域に表示することで、予告アイコンについての知識を深めさせるとともに、仮に当該図柄変動表示の結果がハズレであっても先読み予告表示として表示される予告アイコンが消化される図柄変動表示に対して新たに期待を持たせることができる場合がある。
なお、第一の部分へのオーバーラップが解消されることで前記第二の表示の全体が表示される場合があってもよい。
また、変動アイコンが表示される期間において、変動アイコンは、当該図柄変動表示における大当りへの期待感を少なくとも示唆することが可能なものであってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示として表示されたり、先読みの対象である図柄変動表示において消化されたりするものであってもよい。
また、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが必ず消化されるようにしてもよいし、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、単数でのみ表示可能に構成されてもよいし、複数表示可能に構成されてもよい。ここで、予告アイコンを複数表示する場合においては、予告アイコンが予め定められた上限数まで表示可能であってもよいし、上限数を設定せず、無制限に予告アイコンを表示可能であってもよい。
(付記74)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示の表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態においては、前記第二の表示は開始されない、ことを特徴とする遊技台。
(付記76)
付記71乃至75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、予告表示であり、
前記第三の表示が表示される場合、該第三の表示は前記第二の表示領域に表示される、ことを特徴とする遊技台。
(付記77)
付記71乃至76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示領域は、線で区画された領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)
付記71乃至77のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記71に記載の「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである」とは、「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第二の表示領域に表示される」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)
付記71乃至78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンの説明表示を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第一の説明表示であり、
前記第一の説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
大当り変動の方が、ハズレ変動よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)
付記80に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記第一の説明表示が表示される表示領域(以下、「第一の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記82)
付記81に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、前記第一の説明表示は該第一の説明表示領域に表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記83)
付記80乃至82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第二の説明表示であり、
前記第二の説明表示は、現在の演出ステージを示す表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の説明表示が表示される表示領域(以下、「第二の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記84)
付記83に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態であっても、演出ステージが変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記80乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記予告アイコンとして、複数種類のアイコン(以下、「複数種類の予告アイコン」という。)を表示可能な手段であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の予告アイコンであり、
前記第一の予告アイコンは、第一の演出の開始前に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の予告アイコンは、第二の演出の開始前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記86)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記87)
付記86に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記88)
付記87に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記89)
付記86乃至88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記90)
付記86乃至89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記91)
付記86乃至90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記92)
付記91に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
以上の記載において、前記第一のチュートリアル表示は、前記第二の表示手段に表示されるキャラクターを説明する表示を含む表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、実行中の演出表示に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、確変期待度を示す表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、リーチの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、キャラクターの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、前記第一の予告表示と同時に表示されないように構成されている表示であってもよい。
(付記93)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数個の予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記複数個の予告アイコンのうちの一の予告アイコン(以下、「第一の予告アイコン」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンを大きいサイズで表した表示を含む表示であり、
前記第二の表示がなされた後に、前記第一の表示がなされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示に含まれる予告アイコンは、第一の予告アイコンを拡大表示したものであってもよいし、第一の予告アイコンとは別の予告アイコンであってもよい。
(付記94)
付記93に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の予告アイコンがストックされていることを表す表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記95)
付記93又は94に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされる場合がない表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記96)
付記93乃至95のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、保留表示枠において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記97)
付記93乃至96のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが取得された場合に行われる表示である、
(付記98)
付記97に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが消化される場合にも行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記99)
付記97又は98に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが取得される際、既に取得済みの予告アイコンの少なくとも一部とともに取得される該予告アイコンが拡大表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記100)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、保留表示枠の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記101)
付記100に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの位置の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示が表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記102)
付記101に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記103)
付記101又は付記102に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示が表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記104)
付記100乃至103のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフ予告の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることのない表示であり、
前記第五の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記105)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、アイコン表示枠を含む表示であり、
前記アイコン表示枠は、図柄変動表示に関するアイコンを表示可能な表示枠であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記106)
付記105に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記107)
付記106に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記108)
付記106又は付記107に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記109)
付記106乃至付記108のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記110)
付記106乃至付記109のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフの表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることがない表示であり、
前記第五の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記111)
付記106乃至付記110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第六の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記112)
付記105乃至付記111のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記アイコンは、保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記113)
付記112に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記114)
付記105乃至付記114のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a1)
操作手段と、
第一の領域と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
第一のボタン演出における前記操作手段の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」という。)が増減可能であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a2)
付記a1に記載の遊技台であって、
表示手段を備え、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記第一のボタン演出において、前記受付回数が1以上の回数の場合に前記操作手段が操作されると、前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a3)
付記a2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
第二のボタン演出において前記操作手段が操作されると、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記受付回数が0の場合であっても前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示と前記第一の表示は並列的に表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a4)
付記a3に記載の遊技台であって、
前記第一のボタン演出と前記第二のボタン演出は並列的に実行可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a5)
付記a3またはa4に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第三の表示」という。)を表示可能であり、
前記表示手段は、前記第二のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第四の表示」という。)を表示可能であり、
前記第三の表示の大きさは、前記第四の表示の大きさとは異なる大きさである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a6)
付記a1乃至a5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されると前記受付回数が減る場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a7)
付記a1乃至a6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域に複数個の遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a8)
付記a1乃至a7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a9)
付記a1乃至a8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a10)
付記a1乃至a9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b1)
第一の領域と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合があり、
変動している装飾図柄に前記第一の表示がオーバーラップされない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b2)
付記b1に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記表示手段は、ワイプ表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示に前記ワイプ表示がオーバーラップされず、
前記第一の表示とは、前記ワイプ表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b3)
付記b2に記載の遊技台であって、
前記表示手段の表示領域の一部の領域に前記ワイプ表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b4)
付記b1乃至b3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第三の表示の表示態様を変化させる表示として前記第一の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b5)
付記b4に記載の遊技台であって、
前記第三の表示とは、保留アイコンのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b6)
付記b1乃至b5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の停止表示の実行中に前記第一の表示が表示開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b7)
付記b1乃至b6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、該第一の表示が継続して表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b8)
付記b1乃至b7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b9)
付記b1乃至b8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b10)
付記b1乃至b9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c1)
表示手段
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)の後に、次の図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)を表示可能な手段であり、
前記第一の図柄変動表示において、該第一の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第一の変動アイコン」という。)が表示可能であり、
前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において予告アイコンとして表示可能に構成されており、
前記予告アイコンが表示される領域は、前記第一の変動アイコンが表示される領域とは別の領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c2)
付記c1に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示において、該第二の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第二の変動アイコン」という。)が表示可能であり、
前記第二の変動アイコンと前記予告アイコンの両方が表示可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c3)
付記c1またはc2に記載の遊技台であって、
保留アイコンとして表示されていたアイコンを変動アイコンとして表示可能であり、
前記予告アイコンは、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様に変化可能であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様であり、
前記第一の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c4)
付記c3に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c5)
付記c3またはc4に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様であり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c6)
付記c1乃至c5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの表示態様は、前記変動アイコンの表示態様とは異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c7)
付記c1乃至c6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの移動する動作を含むアニメーションを表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c8)
付記c1乃至c7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、画像表示装置を含んで構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c9)
付記c1乃至c8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
非電サポ状態において、前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において前記予告アイコンとして表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c10)
付記c1乃至c9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d1)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d2)
付記d1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、消灯状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d3)
付記d1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光する状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光する状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d4)
付記d1乃至d3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d5)
付記d1乃至d4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d6)
付記d1乃至d5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d7)
付記d1乃至d6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d8)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様での表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d9)
付記d8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、非発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d10)
付記d8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光態様は、前記第一の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d11)
付記d9又はd10に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d12)
付記d8乃至d11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d13)
付記d8乃至d12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d14)
付記d8乃至d13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d15)
付記d14に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d16)
付記d8乃至d15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d17)
付記d8乃至d16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d18)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d19)
付記d18に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d20)
付記d18又はd19に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d21)
付記d20に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d22)
付記d18乃至d21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d23)
付記d18乃至d22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d24)
付記d23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d25)
付記d23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d26)
付記d25に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d27)
付記d23乃至d26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d28)
付記d18乃至d27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d29)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様の表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様の表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段による第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、選択表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第四の表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d30)
付記d29に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d31)
付記d29又はd30に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様の表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受け付け可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示された表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d32)
付記d31に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d33)
付記d29乃至d32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d34)
付記d29乃至d33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d35)
付記d29乃至d34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d36)
付記d35に記載の遊技台において、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持されてた場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d37)
付記d29乃至d36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d38)
付記d29乃至d36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d39)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示であり、
前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d40)
付記d39に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d41)
付記d39又はd40に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d42)
付記d39乃至d41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d43)
付記d42に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d44)
付記d42又はd43に記載の遊技台であって、
前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d45)
付記d39乃至d44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d46)
付記d39乃至d45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第三の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d47)
付記d46に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、
前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d48)
付記d39乃至d47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d49)
付記d48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d50)
付記d48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d51)
付記d50に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d52)
付記d39乃至d51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d53)
付記d39乃至d51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d54)
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打することを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合にも表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を操作することを促す表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第三の表示とは異なる表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d55)
付記d54に記載の遊技台であって、
複数種類の発光状態で発光可能な発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第一の発光状態であり、
前記発光手段は、前記操作手段の操作を受け付ける状態では、前記第一の発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d56)
付記d55に記載の遊技台であって、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態であり、
前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d57)
付記d55に記載の遊技台であって、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態であり、
前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d58)
付記d54乃至d57のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d59)
付記d54乃至d58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示(以下、「選択表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示される表示(以下、「第五の表示」という。)であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d60)
付記d59に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第一の回数の場合に表示が開始される表示であり、
前記第一の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d61)
付記d54乃至d60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示の表示が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d62)
付記d54乃至d61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d63)
付記d54乃至d62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第一の状態であり、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは別の状態であり、
前記第三の表示は、前記第一の状態で表示される表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の状態で表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d64)
付記d63に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d65)
付記d63又はd64に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、前記第二の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d66)
付記d63乃至d65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、該第一の状態となってから予め定められた時間が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d67)
付記d63乃至d66のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、該第二の状態となってから予め定められた時間が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d68)
付記d54乃至d67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第二の回数の場合に表示が開始される表示であり、
前記第二の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d69)
付記d54乃至d68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、第一の画像を含む表示であり、
前記第一の画像は、前記操作手段の外観を示す画像を含む画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d70)
付記d69に記載の遊技台であって、
前記第四の表示は、複数の第二の画像を含む表示であり、
前記第二の画像は、前記操作手段の外観を示す画像を含む画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d71)
付記d70に記載の遊技台であって、
前記第二の画像は、前記第一の画像と表示態様が異なる画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d72)
付記d54乃至d71のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d73)
第一の操作手段と、
第二の演出手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d74)
付記d73に記載の遊技台であって、
付記d73に記載の「前記第二の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d75)
付記d73又はd74に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d76)
付記d73乃至d75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動可能な手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d77)
付記d76に記載の遊技台であって、
前記第三の演出手段は、画像表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d78)
付記d73乃至d77に記載の遊技台であって、
前記第二の演出手段は、第一の発光態様で発光可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d79)
第一の操作手段を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出は、第二の演出手段によって実行される演出であり、
前記第二の演出手段は、発光手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d80)
付記d79に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第二の演出手段によって実行される演出」とは、「第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d81)
付記d81に記載の遊技台であって、
前記第二の演出手段は、第一の発光態様で発光可能な手段であり、
前記第一の発光態様は、前記第二の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d82)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、第一の画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d83)
付記d79乃至d82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d84)
付記d83に記載の遊技台であって、
第四の演出手段を備え、
前記第四の演出手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第四の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記79乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d86)
付記d79乃至d85のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d87)
付記d79乃至d86のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d88)
付記d79乃至d87のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d89)
付記d88に記載の遊技台であって、
前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間にわたって維持されている操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d79)
第一の操作手段を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出は、裏ボタン演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d80)
付記d79に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d81)
付記d80に記載の遊技台であって、
付記d80に記載の「前記第一の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第一の演出手段が第一の表示を表示することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d82)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d83)
付記82に記載の遊技台であって、
付記82に記載の「前記第一の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第一の演出手段が第二の表示を表示することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d84)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の演出手段を備え、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d85)
付記d84に記載の遊技台であって、
付記d84に記載の「前記第二の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d86)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の表示を実行可能に構成されており、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の表示が開始される場合があり、
前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d87)
付記d86に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、設定画面において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d88)
付記d86又はd87に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e1)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
ミニゲームを表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記装飾図柄変動表示に関連する演出表示(以下、「第一の演出表示」という。)は、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第一の操作促進表示」という。)を含む表示であり、
前記ミニゲームに関連する演出表示(以下、「第二の演出表示」という。)は、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第二の操作促進表示」という。)を含む表示であり、
前記第一の演出表示は、第一の期間に表示される場合がある表示であり、
前記第二の演出表示は、第二の期間に表示される場合がある表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、少なくとも一部が重なる期間(以下、「第三の期間」という。)であり、
前記第一の演出表示の結果は、予告(以下、「第一の予告」という。)として行われるものであり、
前記第二の演出表示の結果は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告」という。)として行われるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e2)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第三の期間に前記操作手段の操作があった場合は、前記第二の予告が行われた後で該第二の予告に応じた前記第一の予告が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e3)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第三の期間に前記操作手段の操作があった場合は、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの少なくとも該第一の予告が行われるものであり、
前記第二の予告が行われた後で該第二の予告に応じて前記第一の予告が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e4)
付記e1乃至e3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の期間において前記第一の演出表示は前記第二の演出表示にオーバーラップされる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e5)
付記e1乃至e4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出表示は、前記ミニゲームに関する前記操作手段の有効期間の表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e6)
付記e1乃至e5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様であり、
前記第一の予告は、前記第一の態様で行われるよりも前記第二の態様で行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームが開始された場合は、前記第一の予告が前記第一の態様よりも前記第二の態様の方が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e7)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第四の態様で実行された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されており、
前記第一の予告が前記第二の態様で実行された場合に前記第二の予告が前記第四の態様で実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e8)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第三の態様で実行されるよりも前記第四の態様で実行された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第二の場合よりも第一の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第三の場合よりも第二の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第四の場合よりも第三の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第二の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことであり、
前記第三の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第四の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e9)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第三の態様で実行されるよりも前記第四の態様で実行された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第一の場合と第二の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第一の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第二の場合と第三の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第二の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第三の場合と第四の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第三の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第二の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことであり、
前記第三の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第四の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e10)
付記e1乃至e9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出表示の結果が行われるために必要となる前記操作手段が操作される回数と、前記第二の演出表示の結果が行われるために必要となる該操作手段が操作される回数は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e11)
付記e1乃至e10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームが行われないで前記第一の予告が行われる場合よりも前記ミニゲームが行われて前記第一の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e12)
装飾図柄変動表示を実行可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
複数種類のミニゲームが実行可能に構成されており、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第一のミニゲームであり、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第二のミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームと前記第二のミニゲームは、異なるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e13)
付記e12に記載の遊技台であって、
複数の予告を実行可能な予告手段を備え、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告が行われた場合よりも前記第二の予告が行われた場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一のミニゲームの結果のうちの一つは、前記第二の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第二の結果」という。)であり、
前記第二のミニゲームの結果のうちの一つは、前記第二の結果である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e14)
付記e12又はe13に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行中に複数種類の演出を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一のミニゲームが行われる場合は、前記第二の演出よりも前記第一の演出の方が行われやすく構成されており、
前記第二のミニゲームが行われる場合は、前記第一の演出よりも前記第二の演出の方が行われやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e15)
付記e12乃至e14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
非電サポ状態と電サポ状態とで、前記複数種類のミニゲームの出現率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e16)
付記e12乃至e15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタが登場して行われるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場して行われるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e17)
付記e13に記載の遊技台であって、
前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタが登場して行われる場合があるゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、第三のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、第四のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場した場合よりも前記第三のキャラクタが登場した場合の方が前記第二の結果が導出されやすく、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場した場合よりも前記第四のキャラクタが登場した場合の方が前記第二の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e18)
付記e12乃至e17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域において、ミニゲームが表示されていない場合に別の演出表示(以下、「第三の演出表示」という。)が行われるものであり、
ミニゲームが開始される場合に前記第三の演出表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e19)
付記e12乃至e18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、枠により区画されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e20)
付記e12乃至e19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、予め設定された表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e21)
付記e12乃至e20のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、ミニゲームの開始に関連して予め設定された表示領域が拡大して形成されるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e22)
付記e12乃至e21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、前記表示手段に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e23)
付記e12乃至e21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段とは別の表示手段(以下、「第二の表示手段」という。)を備え、
前記ある表示領域は、前記第二の表示手段に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e24)
複数の予告を実行可能な予告手段と、
ミニゲームを表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告が行われるよりも前記第二の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームは、複数の結果が用意されたゲームであり、
前記複数の結果のうちの一つは、第一の結果であり、
前記複数の結果のうちの一つは、第二の結果であり、
前記予告は、前記ミニゲームの結果に応じて実行される予告であり、
前記第一の結果が導出された場合よりも前記第二の結果が導出された場合の方が前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e25)
付記e24に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームの結果が導出される前に、該ミニゲームの結果が前記第二の結果となることで前記第二の予告が行われやすいことが示唆される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e26)
付記e24又はe25に記載の遊技台であって、
第一の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記演出手段は、表示手段であり、
前記第一の演出は、装飾図柄変動表示に関連して行われる演出であり、
前記第一の演出は、複数の演出結果が用意された演出であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第一の演出結果であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第二の演出結果であり、
前記第一の演出の結果が導出される前に、該第一の演出の結果が前記第二の演出結果となることで有利な展開となることが示唆されるものであり、
前記第二の結果よりも前記第二の演出結果の方が遊技者に有利な特典が付与されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e27)
付記e26に記載の遊技台であって、
前記第二の演出結果が導出された場合は、大当りが付与される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e28)
付記e26又はe27に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、第一の期間に実行可能なゲームであり、
前記第一の演出は、第二の期間に実行可能な演出であり、
前記第一の期間と前記第二の期間は、少なくとも一部が重なる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e29)
付記e26乃至e28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一の装飾図柄変動表示において、前記第一の演出よりも前記ミニゲームの方が先に開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e30)
付記e24乃至e29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作された場合は、該ミニゲームの結果が導出されるように構成されており、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作されなかった場合は、該ミニゲームの結果が導出されないように構成されており、
前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第二の予告よりも前記第一の予告が行われやすく、
前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記第一の予告よりも前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e31)
付記e24乃至e30のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の予告が実行される予定であった場合(以下、「第一の場合」という。)でも、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の予告が実行される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e32)
付記e31に記載の遊技台であって、
複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコンであり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコンであり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示される予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示される予告であり、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始され、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化させず、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出された場合は前記第一の保留アイコンを前記第二の保留アイコンに変化させる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e33)
付記e31に記載の遊技台であって、
複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコンであり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコンであり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示される予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示される予告であり、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始され、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンを前記第二の保留アイコンに変化させ、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化させず、該ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に該第一の保留アイコンから該第二の保留アイコンに変化させる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e34)
付記e24乃至e29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ミニゲームにおいて、前記操作手段が操作された場合と該操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e35)
付記e24乃至e34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、リーチ前に開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e36)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記表示手段は、ミニゲームを表示可能な手段であり、
前記操作手段が操作されることで前記ミニゲームの結果が導出される構成であり、
前記操作手段の操作状況によって前記ミニゲームの結果が変化する構成であり、
前記ミニゲームの結果は、当否判定の結果と関わらない結果(以下、「第一の結果」という。)含む場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e37)
付記e36に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、ある課題の達成を目的としたゲームであり、
前記操作手段の操作状況によって前記ある課題が達成されるかどうかが変わるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e38)
付記e36又はe37に記載の遊技台であって、
装飾図柄変動表示を実行可能な装飾図柄表示手段を備え、
前記ミニゲームは第一の期間に開始される場合(以下、「第一の場合」という。)があるゲームであり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示の開始が保留されていない期間であり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示が実行されていない期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e39)
付記e38に記載の遊技台であって、
前記操作手段のオート操作が実行可能に構成されており、
前記第一の場合における前記ミニゲームでは、前記オート操作が実行不能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e40)
付記e38又はe39に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、第二の期間に開始される場合(以下、「第二の場合」という。)があり、
前記第二の期間は、前記装飾図柄変動表示の実行中と大当り遊技の実行中を含む期間であり、
前記第二の場合よりも前記第一の場合の方が、前記ミニゲームの結果として前記第一の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e41)
付記e40に記載の遊技台であって、
前記第二の期間は、前記第一の期間を含まない期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e42)
付記e40又はe41に記載の遊技台であって、
前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームの結果として前記装飾図柄変動表示の結果に関連する結果(以下、「第二の結果」という。)が導出されやすい、ことを特徴とする遊技台。
(付記e43)
付記e42に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合における前記第二の結果は、予告または先読み予告であり、
前記大当り遊技の実行中に前記ミニゲームが開始された場合における前記第二の結果は、先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e44)
付記e40乃至e43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合と前記第二の場合でミニゲームの種類が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e45)
付記e40乃至e44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の有効期間表示(以下、「第一の有効期間表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第二の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の有効期間表示(以下、「第二の有効期間表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第一の有効期間表示は、メータ表示であり、
前記第二の有効期間表示は、メータ表示であり、
前記第一の有効期間表示と前記第二の有効期間表示で、前記メータの減る速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e46)
付記e40乃至e45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第一の操作促進表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第二の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第二の操作促進表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンを備えており、
前記第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンを備えており、
前記第一の数と前記第二の数では、前記第二の数の方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e47)
付記e38乃至e46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合は、前記ミニゲームの結果として前記第一の結果のみが導出される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e48)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
複数種類の演出表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に関連する演出表示であり、
前記第二の演出表示は、ミニゲームの演出表示であり、
前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告」という。)が実行される場合がある演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告」という。)が導出される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e49)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示における前記装飾図柄の仮停止表示の回数が増加することの予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e50)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示が開始されることの予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e51)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示における前記装飾図柄の仮停止表示の回数の予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f1)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始可能となるように構成されており、
前記第一の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第一の演出は、予告演出であってもよい。また、前記第二の操作手段は、前記第一の操作手段よりも大きな操作手段であってもよいし、小さな操作手段であってもよい。
(付記f2)
付記f1に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の演出が実行されている全期間における状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f3)
付記f1又はf2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の操作手段が第二の期間内に操作されると前記第二の演出が開始される場合と、該第二の操作手段が操作されても該第二の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、
前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、必ず振動する操作手段であってもよい。
(付記f4)
付記f3に記載の遊技台であって、
前記第二の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)においても、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、
前記第一の状態は、前記第二の演出が実行されていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f5)
付記f1乃至f4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段が第一の期間内に操作されると前記第一の演出が開始される場合と、該第一の操作手段が操作されても該第一の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、
前記第二の操作手段は、前記第一の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合ある操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記第一の演出が実行されていない状態においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていたり、あるいは必ず振動するように構成されている。
(付記f6)
付記f5に記載の遊技台であって、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間内に行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記第二の操作手段は、前記第一の報知が実行されている状態で該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段であってもよいし、必ず振動する操作手段であってもよい。
(付記f7)
付記f1乃至f6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始可能となるように構成されており、
前記第三の演出が実行されている状態では、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f8)
付記f1乃至f7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が無操作の状態でも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f9)
付記f1乃至f8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f10)
付記f1乃至f8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g1)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
複数の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が操作されたことに応じて予告表示(以下、「第一の予告表示」という。)が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g2)
付記g1に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示を含む表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g3)
付記g1又はg2に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、ある演出の実行中に表示される場合がある表示であり、
前記ある演出は、前記第一の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g4)
付記g3に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作された場合に表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示は、予告表示(以下、「第三の予告表示」という。)であり、
前記ある演出は、前記第三の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g5)
付記g4に記載の遊技台であって、
前記第三の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかったとしても表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかった場合に表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g6)
付記g1乃至g5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作された後で前記第一の予告表示が行われる表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作される前にも別の予告表示(以下、「第二の予告表示」という。)が行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g7)
付記g6に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、第一の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第三の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第二の予告表示は、第二の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第二の予告表示は、第四の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第二の予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合よりも該第二の予告表示が前記第四の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており、
前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g8)
付記g1乃至g6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、第五の表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記操作促進表示は、第六の表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、第一の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第三の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記操作促進表示が前記第五の表示態様で表示された場合よりも該操作促進表示が前記第六の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており、
前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g9)
付記g1乃至g8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間の残り期間の少なくとも一部の期間で表示される表示であり、
前記操作有効期間が開始してから第一の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第三の期間であり、
前記操作有効期間が開始してから第二の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第四の期間であり、
前記第一の期間よりも前記第二の期間の方が長い期間であり、
前記第三の期間よりも前記第四の期間の方が短い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g10)
付記g9に記載の遊技台であって、
前記第一の期間と前記第三の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さであり、
前記第二の期間と前記第四の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g11)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
第一の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作されたことに応じて予告表示(以下、「第一の予告表示」という。)が開始されるように構成されており、
前記第一の予告表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g12)
付記g11に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、ある演出の実行中に表示される場合がある表示であり、
前記ある演出は、前記第一の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g13)
付記g12に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作された場合に表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示は、予告表示(以下、「第三の予告表示」という。)であり、
前記ある演出は、前記第三の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g14)
付記g13に記載の遊技台であって、
前記第三の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかったとしても表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかった場合に表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g15)
付記g11乃至g14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作された後で前記第一の予告表示が行われる表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作される前にも別の予告表示(以下、「第二の表示」という。)が行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g16)
付記g11乃至g15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、第五の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記操作促進表示は、第六の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第一の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第三の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記操作促進表示が前記第五の表示態様で表示された場合よりも是該操作促進表示が前記第六の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示体硫黄による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており、
前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g17)
付記g11乃至g16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間の残り期間の少なくとも一部の期間で表示される表示であり、
前記操作有効期間が開始してから第一の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第三の期間であり、
前記操作有効期間が開始してから第二の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第四の期間であり、
前記第一の期間よりも前記第二の期間の方が長い期間であり、
前記第三の期間よりも前記第四の期間の方が短い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g18)
付記g17に記載の遊技台であって、
前記第一の期間と前記第三の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さであり、
前記第二の期間と前記第四の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g19)
複数の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第一の表示は、ある演出に関連する表示であり、
前記第二の表示は、前記ある演出に関連する表示であり、
前記第一の表示は、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示として一旦表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記装飾図柄の組合せを構成しない表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、少なくとも一部が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g20)
付記g19に記載の遊技台であって、
前記ある演出は、前記第一の表示が表示された後で開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g21)
付記g19又はg20に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第一の数のパターン数が設けられた表示であり、
前記第二の表示は、第二の数のパターン数が設けられた表示であり、
前記第一の数よりも前記第二の数の方が大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g22)
付記g21に記載の遊技台であって、
前記第一の数は、一である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g23)
付記g19乃至g22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の組合せは、三であり、
前記ある演出は、前記装飾図柄の組合せとして三の前記第一の表示が一旦表示された場合に開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、三の第一の表示の表示態様が同一であってもよいし、一部又は全部が互いに異なってもよい。
(付記g24)
付記g19乃至g22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の組合せは、三であり、
前記装飾図柄の組合せは、順次一旦表示される構成となっており、
前記ある演出は、前記装飾図柄の組合せのうち最後に一旦表示される装飾図柄として前記第一の表示が表示された場合に開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g25)
付記g19乃至g24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行中に前記第一の表示が一旦表示される可能性があることを予告する予告表示を表示する場合がある手段であり、
前記予告表示が表示されない場合よりも該予告表示が表示された場合の方が前記第一の表示が一旦表示されやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g26)
付記g19乃至g25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄変動表示は、装飾図柄の変動を開始した後で当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが確定表示されるように構成されており、
前記第一の表示は、前記装飾図柄の組合せとして確定表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g27)
付記g19乃至g26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ある演出とは、前記操作手段を用いた演出のことであり、
前記第一の表示は、前記操作手段を模した表示を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段を模した表示を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含まない表示であり、
前記第二の表示は、前記ある演出における前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g28)
付記g27に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記ある演出における前記操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g29)
付記g19乃至g26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記操作手段は、複数の状態のうちのいずれかの状態を取ることが可能な手段であり、
前記複数の状態のうちの一つは、第一の状態であり、
前記複数の状態のうちの一つは、第二の状態であり、
前記第一の状態と前記第二の状態は、異なる状態であり、
前記第一の表示は、前記第一の状態である前記操作手段に応じた表示パターン(以下、「第一の表示パターン」という。)を備えた表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の状態である前記操作手段に応じた表示パターン(以下、
「第二の表示パターン」という。)を備えた表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示パターンを備えた表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の表示パターンを備えた表示であり、
前記第一の表示パターンで前記第一の表示が表示された後で前記ある演出において前記第二の表示パターンで前記第二の表示が表示される場合(以下、「第一の場合」という。)があり、
前記第一の場合における前記操作手段は、前記第一の状態よりも前記第二の状態となりやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記h1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な表示手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、或る演出が行われるまでの時間を報知する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出が開始されるまでの時間が変化することを予告する場合がある表示であり、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「或る演出」とは、表示、演出可動手段(サブ液晶、バーサライタ、導光板等の画像表示手段を含む)による演出であってもよい。
(付記h2)
付記h1に記載の遊技台であって、
前記第二の表示が表示される場合において、該第二の表示が表示された後に前記第一の表示の表示態様が変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示が表示されなくても、第一の表示の表示態様が変化する場合があってもよい。また、第二の表示が表示された場合のみ第一の表示の表示態様が変化してもよい。
(付記h3)
付記h1又はh2に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段が、前記第一の画像表示手段よりも手前にあるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h4)
付記h3に記載の遊技台であって、
前記第二の画像表示手段において、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示が表示されている前記第二の画像表示手段によって、前記第一の画像表示手段がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h5)
付記h1乃至h4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示されている場合も、第一の表示によって報知される時間が進んでいる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h6)
付記h1乃至h5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
タイマが0になった後に、第二の表示とは別の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h7)
付記h1乃至h6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示された方が、表示されない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h8)
付記h1乃至h7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記或る演出とは、前記画像表示手段によって表示される前記第三の表示のことであり、
前記代サインの表示とは、演出表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h9)
付記h1乃至h7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、複数種類の動作を実行可能な手段であり、
前記複数種類の動作のうちの一の種類の動作は、演出動作であり、
前記或る演出とは、演出可動手段による演出動作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出動作以外の動作が実行されてもよく、演出動作以外の動作として、例えば、電源投入時の動作、初期位置戻し動作、あるいは、退避動作がある。また、演出可動手段は、遊技盤に設けられたものに限定されず、例えば、枠(前扉)に設けられたものであってもよい。
(付記h10)
付記h1乃至h9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が発生した場合の方が、発生しない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h11)
付記h1乃至h10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示されてから前記第二の表示が表示されるまでの間に熱い演出表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h12)
付記h1乃至h11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h13)
付記h1乃至h11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h14)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記期間表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示の表示される期間は、リーチ中に限らず、変動中、大当り中であってもよい。また、リーチ中であっても、第一のリーチでは表示されるが第二のリーチでは表示されないものであってもよい。
(付記h15)
付記h14に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の演出表示であり、
前記期間表示によって前記第三の演出表示が表示されるタイミングが報知されない場合があり、
前記第三の演出表示の表示中において、前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出表示以外にも、例えば、玉抜きエラー等のエラー報知、発射位置を指示する報知や、プリペイドカードの抜き忘れ防止報知等のエラー以外の報知、LEDによる発光、役物による演出動作が行われてもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングを期間表示によって報知してもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングは、期間表示によって報知されなくてもよい。
(付記h16)
付記h15に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果が大当りとなる図柄変動(以下、「大当り図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h17)
付記h16に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果がはずれとなる図柄変動(以下、「ハズレ図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示であり、
前記ハズレ図柄変動よりも前記大当り図柄変動の方が前記第三の演出表示が表示される頻度が高いように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h18)
付記h15乃至h17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、演出動作を行う場合がある手段であり、
前記第三の演出表示の表示中に、前記電出可動手段が前記演出動作を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h19)
付記h14乃至h18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示が非表示になった後、該期間表示が視認容易な状態になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h20)
付記h14乃至h19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記リーチ中の或る期間が終了するまで前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h21)
付記h14乃至h19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、前記リーチ中の或る期間に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h22)
付記h14乃至h21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、第二の演出表示を表示するタイミング(以下、「第二のタイミング」という。)を報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示によって表示されるタイミングは3回以上であってもよい。また、あるリーチが発生すると必ず3回、別のリーチが発生すると必ず2回チャンスアップを報知するというように、リーチに対応してチャンスアップを報知する箇所が固定されてもよいし、同じリーチであるときは3回報知し、あるときは1回しか報知しないというようにチャンスアップを報知する箇所が変動するようにしてもよい。その場合、「たくさんタイミングを報知している」場合の方が、「あまり報知していない」場合よりも大当りとなりやすくてもよいし、はずれやすくなっていてもよい。また、大当りのなりやすさはタイミングを報知した数によって変動しなくてもよい。また、チャンスアップが発生した数が多いほど大当りとなりやすいようにしてもよいし、チャンスアップが発生した数が少ないほど大当りとなりやすいようにしてもよい。
(付記h23)
付記h14乃至h22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第一の画像表示手段は、前記期間表示を表示する場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段は、演出動作を行う場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段によって、前記期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h24)
付記h14乃至h23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h25)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記第三の表示によって、前記第一の演出表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h26)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第一の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で変化し、
前記表示手段は、第二の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化し、
前記第一の速度と前記第二の速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h27)
付記h26に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、時間表示であり、
前記時間表示とは、或る期間内における時間の経過に応じて該時間表示の少なくとも一部の表示態様が変化する表示のことであり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第一の表示であり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第二の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h28)
付記h26又はh27に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h29)
付記h26乃至h28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第一の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第二の表示は、第二の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第一の時間が経過すると、第三の表示が表示され、
前記第二の時間が経過すると、第四の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第三の表示と第四の表示とが同じであってもよいし、異なってもよい。また、第三の表示の方が第四の表示よりも信頼度が高くてもよいし、第四の表示の方が第三の表示よりも信頼度が高くてもよい。
(付記h30)
付記h26乃至h29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の種類の表示であり、
前記第一の種類の表示として、前記第一の表示及び前記第二の表示がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の表示と第二の表示は異なる種類の表示であってもよい。
(付記h31)
付記h30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、タイマ予告表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記タイマ予告表示とは、前記第一の演出表示が表示されるまでの時間を報知する表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h32)
付記h30に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記第一の種類の表示とは、操作有効期間表示のことであり、
前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作を有効とする期間を示す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h33)
付記h30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、期間表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示とは、第一の期間において前記第二の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する場合がある表示のことであり、
前記第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、前記第一のタイミングが報知される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h34)
付記h26乃至h33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h35)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、カウントダウン表示であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出が行われるまでの時間の報知(以下、「時間報知」という。)が実行される場合がある演出であり、
前記カウントダウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示の表示態様が第一の表示態様で表示される場合があり、
前記カウントガウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示が前記第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h36)
付記h35に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示サイズが前記第一の表示サイズよりも大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h37)
付記h35又はh36に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、該カウントダウン表示が第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h38)
付記h35乃至h37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が表示されると、前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記35乃至37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様のままで表示されるよりも、前記第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記35乃至39のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の期間内で前記カウントダウン表示の開始と終了が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h41)
付記h35乃至h40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化すると、該カウントダウン表示が移動する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h42)
付記h41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中も該カウントダウン表示による前記時間報知を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h43)
付記h41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中は該カウントダウン表示による前記時間報知を中断する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h44)
付記h35乃至h43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、前記カウントダウン表示による該或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われ、
前記カウントダウン表示によって前記或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われた後に、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h45)
付記h44に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、特定表示を表示してから非表示になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h46)
付記h35乃至h45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様へ変化しない場合もある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h47)
付記h35乃至h46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成されており、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段によって前記第一の表示態様の前記カウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h48)
付記h47に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段によって前記第二の表示手段のカウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h49)
付記h35乃至h48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h50)
付記h35乃至h48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h51)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、期間表示であり、
前記第一の表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第一の表示は、第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第二の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記第一の表示が表示開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、該第一の表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h52)
付記h51に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、演出表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に前記第三の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が表示開始されるタイミングを報知しない表示であり、
前記第三の表示の表示中では、前記第一の表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h53)
付記h52に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h54)
付記h53に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示された場合の方が、該第三の表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h55)
付記h52乃至h54のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の動作を実行可能な演出可動手段を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作であり、
前記第一の動作は、演出動作であり、
前記第三の表示の表示中に、前記第一の動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h56)
付記h51乃至h55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後で、該第一の表示が再度表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h57)
付記h51乃至h55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでは該第一の表示は表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h58)
付記h51乃至h55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでに該第一の表示が再動表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h59)
付記h51乃至h58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h60)
付記h51乃至h59のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第二のタイミングも報知する場合がある表示であり、
前記第二のタイミングとは、前記第四の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h61)
付記h51乃至h60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h62)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、カウントダウン表示を含む表示であり、
前記カウントダウン表示は、タイミング報知を含む場合がある表示であり、
前記タイミング報知とは、或る演出が行われるタイミングを前記カウントダウン表示の表示を更新することにより行わう報知のことであり、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h63)
付記h62に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h64)
付記h63に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記第一の表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記第一の表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第一の表示サイズと前記第二の表示サイズでは、該第二の表示サイズの方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h65)
付記62乃至64のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、前記第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h66)
付記h62乃至h65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h67)
付記h62乃至h65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しない場合よりも、該第一の表示が該第一の表示態様から該第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h68)
付記h62乃至h67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の実行中に前記第一の表示の表示が開始され、終了される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h69)
付記h62乃至h68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、表示位置が変化する場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h70)
付記h69に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化すると、該第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、前記第一の表示態様の前記第一の表示が第一の位置に表示され、前記第二の表示態様の前記第一の表示が第二の位置に表示される、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記h71)
付記h69又はh70に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、移動表示する場合がある表示であり、
前記移動表示により、前記第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h72)
付記h71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中も、前記カウントダウン表示の更新表示を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h73)
付記h71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中では、前記カウントダウン表示の更新表示が中断される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h74)
付記h62乃至h73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示は、時間のカウントダウンの表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h75)
付記h74に記載の遊技台であって、
前記タイミング報知は、前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことを報知する報知である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h76)
付記h74又はh75に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h77)
付記h76に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、前記第二の表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h78)
付記h62乃至h77のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記第一の表示態様の前記第一の表示が表示される場合には、該第一の表示が前記第一の表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h79)
付記h78に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様の前記第一の表示が、前記第二の表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h80)
付記h62乃至h79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h81)
付記h62乃至h79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h82)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、タイマ表示であり、
前記タイマ表示は、時間表示を含む表示であり、
前記タイマ表示の表示が開始された後で或る演出が開始される場合があるように構成されており、
前記タイマ表示の表示が開始された後であっても前記或る演出が開始されない場合があるように構成されており、
前記タイマ表示の表示が開始されて前記時間表示が或る時間になったことに応じて前記或る演出が開始される場合があるように構成されており、
前記タイマ表示が開始されて前記或る演出が実行されない場合よりも該タイマ表示が開始されて該或る演出が実行された場合の方が図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h83)
付記h82に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示が開始された後であって前記時間表示が前記或る時間に到達した場合は前記或る演出が開始され、
前記タイマ表示が開始された後であって前記時間表示が前記或る時間に到達しない場合は前記或る演出が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h84)
付記h82又はh83に記載の遊技台であって、
前記或る演出は、複数種類の予告のうちの少なくとも一の種類の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第三の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第四の予告であり、
前記第一の予告は、先読み予告であり、
前記第二の予告は、実行されない場合よりも実行された場合の方が図柄変動表示の実行時間が長くなる予告であり、
前記第三の予告は、実行されない場合よりも実行された場合の方が図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなる予告であり
前記第四の予告は、大当りとなることを報知可能な予告である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の予告は、保留変化予告であってもよいし、先読みモードであってもよいし、連続予告であってもよい。
また、第二の予告は、疑似連であってもよいし、ムービー挿入による予告演出であってもよい。
また、第三の予告は、カットインの予告であってもよいし、次回予告であってもよい。
また、第四の予告は、大当り報知であってもよい。
(付記h85)
付記h82乃至h84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、ミニゲームの表示であり、
前記ミニゲームの表示の結果に応じて前記時間表示が前記或る時間に到達して前記或る演出が開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h86)
付記h85に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイテムを表示可能な手段であり、
前記ミニゲームの表示の結果に応じて前記予告アイテムが表示される場合があるように構成されており、
前記予告アイテムは、前記タイマ表示が表示開始されることを示唆する表示を含むものであり、
前記予告アイテムが表示開始された後で、前記時間表示が前記或る時間に到達して前記或る演出が開始されるように構成されており、
前記予告アイテムが表示されない場合は、前記時間表示が前記或る時間に到達せずに前記或る演出が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h87)
付記h85又はh86に記載の遊技台であって、
前記時間表示の変化が開始される前であって該時間表示が前記或る時間に到達する前に前記ミニゲームの表示の結果が導出されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h88)
付記h85又はh86に記載の遊技台であって、
前記時間表示の変化が開始された後であって該時間表示が前記或る時間に到達する前に前記ミニゲームの表示の結果が導出されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h89)
付記h85乃至h88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームの表示の結果は、前記或る演出に関連しない結果が導出される場合があり、
前記タイマ表示が表示開始されるよりも前に前記ミニゲームの表示が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h90)
付記h82乃至h89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が開始されない場合における前記タイマ表示は、前記時間表示が前記或る時間を表示することなく消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h91)
付記h82乃至h90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示は、複数の態様のうちのいずれかの態様で表示開始される表示であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、異なる態様であり、
前記タイマ表示が前記第一の態様で表示された場合よりも該タイマ表示が前記第二の態様で表示された場合の方が、前記或る演出が開始されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h92)
付記h91に記載の遊技台であって、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記第三の態様は、前記第一の態様と異なる態様であり、
前記第三の態様は、前記第二の態様と異なる態様であり、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、大当り図柄が確定表示されるように構成されており、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、前記大当り図柄が確定表示されたことに応じて行われる大当り遊技とは別であって遊技者に有利な状態が付与されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h93)
付記h92に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、前記時間表示の変化が行われずに前記大当り図柄が確定表示される前に該タイマ表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h94)
付記h92に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、前記時間表示が前記或る時間に到達した場合であっても前記或る演出は開始されずに前記大当り図柄が確定表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h95)
付記h92乃至h94のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、前記タイマ表示において最初に表示される時間表示が第一の時間となる態様であり、
前記第二の態様は、前記タイマ表示において最初に表示される時間表示が第二の時間となる態様であり、
前記第三の態様は、前記タイマ表示において最初に表示される時間表示が第三の時間となる態様であり、
前記第一の時間と前記第二の時間では、前記第二の時間の方が長い時間であり、
前記第三の時間は、前記第一の時間と異なる時間であり、
前記第三の時間は、前記第二の時間と異なる時間であり、
前記第三の時間は、前記有利な状態が付与される場合にのみ表示される時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h96)
付記h95に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示は、秒数の表示であって小数点以下の表示も表示可能に構成されており、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第一の時間の表示は、前記小数点以下が0となる時間表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第二の時間の表示は、前記小数点以下が0となる時間表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第三の時間の表示は、前記小数点以下が0以外となる時間表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h97)
付記h95又はh96に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第一の時間の表示は、該タイマ表示が予告を行う図柄変動表示の実行時間よりも短い時間の表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第二の時間の表示は、該タイマ表示が予告を行う図柄変動表示の実行時間よりも短い時間の表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第三の時間の表示は、該タイマ表示が予告を行う図柄変動表示の実行時間よりも長い時間の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h98)
付記h82乃至h97のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出表示を実行可能な演出表示手段を備え、
前記演出表示手段は、前記タイマ表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段と前記演出表示手段のうちのいずれか一方で前記タイマ表示を表示する場合(以下、「第一の場合」という。)があるように構成されており、
前記表示手段と前記演出表示手段の両方で前記タイマ表示を表示する場合(以下、「第二の場合」という。)があるように構成されており、
前記第一の場合は、前記或る演出が開始されない場合があるように構成されており、
前記ぢ二の場合は、前記或る演出が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h99)
付記h82乃至h98のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示は、時間表示が源さん表示される表示であり、
前記或る時間とは、0のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h100)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第一の表示は、予告に関する表示のうちの一の表示であり、
前記第二の表示は、保留アイコンをある態様で表示することで行われる先読み予告表示であり、
前記第三の表示は、演出の実行が開始されることを予告する表示(演出の実行を待機していることを表す表示)のうちの一の表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示とは異なる予告表示のうちの一の予告表示であり、
前記第二の表示の表示が開始する前に、前記第一の表示の表示が開始する場合があり、
第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後に、該第二の状態において前記第四の表示の表示が開始され、
前記第一の状態の後に前記第二の状態となる場合があるように構成されており、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示される場合がない状態のうちの一の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h101)
付記h100に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次の図柄変動表示において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h102)
付記h100又はh102に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの位置の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、保留アイコンにおける背景の表示であり、
前記第一の状態において前記第五の表示が表示可能に構成されており、
前記第二の状態において前記第五の表示が表示されないように構成されており、
前記第一の状態は、或るリーチ演出が実行されていない状態であり、
前記第二の状態は、或るリーチ演出が実行されている状態であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部の領域が、前記第五の表示が表示される領域と重なるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h103)
付記h102に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第五の表示を或る態様で表示することで行われる予告表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h104)
付記h102又はh103に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部の領域が、前記第五の表示が表示される領域と重なるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h105)
付記h102又はh103に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示される領域が、前記第五の表示が表示される領域と重ならないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h106)
付記h100乃至h105のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次の図柄変動表示において継続して表示される場合がない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h107)
付記h100乃至h105のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記第四の表示の表示が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h108)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示が開始される場合があることを少なくとも示唆する表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る演出の実行が開始されることを予告する表示であり、
前記第四の表示は、実行中の図柄変動表示に関する予告表示であり、
前記第五の表示は、少なくとも保留アイコンが表示される領域であることを示す表示であり、
前記或る演出として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり、
第一の状態において前記第三の表示の表示が開始される場合があり、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記第四の表示の表示が開始され、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり、
前記第一の状態は、或るリーチ演出が実行されていない状態であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態であり、
前記第一の状態では保留アイコンとともに前記第五の表示が表示可能に構成されており、
前記第二の状態では保留アイコンとともに前記第五の表示が表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h109)
付記h108に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h110)
付記h108又はh109に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の少なくとも一部が前記第五の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h111)
付記h108乃至h110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第五の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第五の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h112)
付記h108乃至h110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第五の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第五の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h113)
付記h108乃至h112のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の少なくとも一部が前記第五の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h114)
付記h108乃至h112のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示と前記第五の表示がオーバーラップしないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h115)
付記h108乃至h114のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h116)
付記h108乃至h115のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記第四の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h117)
付記h108乃至h115のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
遊技者による操作が可能な操作手段を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第六の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり、
前記第六の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記第四の表示の表示が開始され、
前記第三の表示は、前記第六の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h118)
付記h117に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記第七の表示は、前記第六の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h119)
付記h108乃至h118のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第八の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第八の表示にオーバーラップする、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h120)
付記119に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h121)
付記h108乃至h120のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示であり、
前記第九の表示は、説明表示であり、
前記第九の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h122)
付記108乃至h121のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h123)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第四の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されており、
前記第一の状態は、前記第六の表示が表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、前記第六の表示が表示されない状態のうちの一の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h124)
付記h123に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h125)
付記h123又はh124に記載の遊技台であって、
或るリーチ演出を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h126)
付記h123乃至h125のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h127)
付記h123乃至h126のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h128)
付記h123乃至h127のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h129)
付記h123乃至h127のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h130)
付記h123乃至h129のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h131)
付記123乃至h130のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h132)
付記h123乃至h131のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h133)
付記h123乃至h132のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h134)
付記h123乃至h133のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者による操作が可能な操作手段を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h135)
付記h134に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h136)
付記h123乃至h135のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h137)
付記h136に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h138)
付記h123乃至h137のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h139)
付記h123乃至h138のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h140)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があり、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h141)
付記h140に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h142)
付記h141に記載の遊技台であって、
前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h143)
付記h141又はh142に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h144)
付記h141又はh142に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h145)
付記h141乃至h144のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h146)
付記h141乃至h144のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h147)
付記h140乃至h146のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或るリーチ演出を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h148)
付記h140乃至h147のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h149)
付記h140乃至h148のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h150)
付記h140乃至付記h149のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h151)
付記h140乃至h150のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h152)
付記h140乃至h151のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者による操作が可能な操作手段を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h153)
付記h152に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h154)
付記h140乃至h153のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h155)
付記h154に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h156)
付記h140乃至h155のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h157)
付記h140乃至h156のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。
100 パチンコ機
136 チャンスボタン
181 操作キーユニット
191 透過部
208 装飾図柄表示装置
208L 第1装飾図柄表示装置
208M 第2装飾図柄表示装置
208N 第3装飾図柄表示装置
208O 第4装飾図柄表示装置
224E 家紋役物
251 第一の可動手段
2521,2522 第二の可動手段
253 第三の可動手段
254 第四の可動手段
255 固定演出手段
256 可動手段
IL 導光板
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
600 払出制御部
1000 スロットマシン
pd3 第3図柄
pd4 第4図柄
pd5 第5図柄
h1〜h4 保留アイコン
c 変動アイコン
Wd ワイプ表示
Od1 第一の操作手段表示
Od2 第二の操作手段表示
Od3 第三の操作手段表示
Od4 第四の操作手段表示

Claims (10)

  1. 表示手段と、
    第一の可動手段と、
    第二の可動手段と、
    第三の可動手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
    前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
    前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
    前記第一の可動手段は、第一の位置に移動可能な可動手段であり、
    前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
    前記第一の表示領域が第一の視認状態となる場合があるように構成されており、
    前記第一の表示領域が第二の視認状態となる場合があるように構成されており、
    前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
    前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており、
    前記第二の可動手段は、第二の位置に移動可能な可動手段であり、
    前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており、
    前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
    前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出であり、
    前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
    前記第三の可動手段は、第三の初期位置から第三の位置に移動可能な可動手段であり、
    前記第二の可動手段は、第五の位置に移動可能な可動手段であり、
    前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
    第二の演出を実行可能に構成されており、
    前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出であり、
    前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
    前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
    前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の位置に到達していないように構成されており、
    前記第二の状態とは、前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段に前面側からオーバーラップされている状態のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記第二の位置とは、前記第一の表示領域に前側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項2に記載の遊技台であって、
    前記第二の可動手段が、前記第二の位置に移動した場合であっても、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならずに前記第一の視認状態のままである場合(以下、「或る場合」という。)もあり、
    前記或る場合は、前記第一の演出が実行されない、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    請求項1に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段によって或るものを表す演出」のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    請求項1に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が立体的に組み合わさって見える演出」のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の可動手段は、第一の初期位置から前記第一の位置に移動可能な可動手段であり、
    前記第一の初期位置は、前記表示手段と重なる領域からずれた初期位置であり、
    前記第一の初期位置は、前記表示手段よりも背面側の初期位置である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第二の可動手段は、第二の初期位置から前記第二の位置に移動可能な可動手段であり、
    前記第二の初期位置は、前記表示手段と重なる領域からずれた初期位置であり、
    前記第二の初期位置は、前記表示手段よりも前面側の初期位置である、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の状態とは別の一の状態でも、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
  10. 請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
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