JP2009106012A - 同期整流型dc−dcコンバータ - Google Patents

同期整流型dc−dcコンバータ Download PDF

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Abstract

【課題】1次側の動作停止時に、出力端子から入力される外部電圧等による自励発振動作を抑止して回路の破壊を防止し、1次側の起動時および起動後に正常に動作する同期整流型DC−DCコンバータを構成する。
【解決手段】整流側同期整流素子Q2のゲート電圧をクランプする第2のスイッチ素子Q6は、転流側同期整流素子Q3のゲート電圧および第2のスイッチ素子Q6の制御端子電圧を低減することにより、転流側同期整流素子Q3のターンオフ時の整流側同期整流素子Q2のゲート充電を抑制して自励発振を防止する。また、主スイッチ素子Q1のスイッチング動作停止によって転流側同期整流素子Q3のオン状態が一定時間以上継続すると、ターンオフ回路SWが、転流側同期整流素子Q3のゲート電圧を低減するとともに転流側同期整流素子Q3ターンオフの瞬間における整流側同期整流素子Q2のゲート充電を抑制して自励発振を防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、トランスの1次巻線に主スイッチ素子を接続し、トランスの2次巻線に整流スイッチ素子と転流スイッチ素子とを備えてなる同期整流型DC−DCコンバータに関するものである。
例えば光ファイバーの送受信装置や携帯電話の基地局、PCサーバといった情報通信機器用の電源装置においては、通常、複数の負荷が稼動しているため、装置全体として見た時の負荷変動が大きく、しかも負荷が急変した場合でも高い応答性が求められる。そのため、フォトカプラを用いたフィードバック制御では、出力電圧の安定性や応答性に問題があった。
また、特に情報通信機器の電源では、近年消費電力低減のために電源電圧は低下する一方で、電流は一時的に10〜30A程度を必要とするという特殊な要求がなされている。
フォワード型の同期整流型DC−DCコンバータは上記の要求に適するコンバータの一つであり、従来、例えば特許文献1が開示されている。
ここで、特許文献1に示されている同期整流型DC−DCコンバータの構成を図1を基に説明する。
図1に示す回路では、一般的に「自己駆動型」と呼ばれる同期整流回路を構成している。「自己駆動型」の同期整流回路は、トランスに励起される電圧によって、直接同期整流素子のオン/オフがなされる回路である。
図1において、1次側のスイッチ素子4がオンの時にトランス5の2次側に上方向の電圧が励起され、その励起電圧によって整流側同期整流素子6がオンする。1次側のスイッチ素子4がオフすると、トランス5の2次側に下方向の電圧が励起され、これがダイオード8を通って転流側同期整流素子7に印加されて転流側同期整流素子7がオンする。(同時に整流側同期整流素子6はオフする。)
このようにして、トランス5に励起される電圧で直接同期整流素子をオン/オフさせる。
特開2005−80342号公報
前述のように、図1においてトランス5に励起される電圧を直接同期整流素子のオン/オフに使う自己駆動型では次のような大きな問題がある。
このような構成のDC−DCコンバータの総合出力電流容量を大きくするために、共通の負荷に対して複数のDC−DCコンバータを並列接続した場合に、図1に示したコンバータ自体が停止している時、すなわち1次側のスイッチ素子4が定常的にオフ状態である時に、他のコンバータから出力された電圧が出力端子25から逆に入力される。その状態では、出力端子25→インダクタ20→整流側同期整流素子6のゲートというルートで電圧が印加され、整流側同期整流素子6がオンしてしまい、1次側は動作していないにもかかわらず2次側だけで勝手に自励発振(自由共振)を始める、という現象が生じる。
上記自励発振が起こると、必要に応じて1次側のスイッチ素子4をオンさせて電源装置を起動しようとしても、2次側が既に共振しているため、正常に起動しないといった不具合が生じる。
また、自励発振によって、整流側同期整流素子のゲート,ドレイン、および主スイッチ素子のドレインに対して過電圧が印加されてコンバータが破壊するおそれが生じる。
そこで、この発明の目的は、1次側の動作を停止させた際に、出力端子から入力される外部電圧等による自励発振動作を抑止して回路の破壊を防止し、1次側の起動時および起動後に正常に動作する同期整流型DC−DCコンバータを提供することにある。
前記課題を解消するために、この発明は、1次側の動作を停止させた際に、転流側同期整流素子のオフと同時に、整流側同期整流素子も強制的にオフさせることで、出力端子から入力される外部電圧等による自励発振を防止する。
[1]具体的には、少なくとも1次巻線(n1)および2次巻線(n2)を備えたトランス(T1)と、
該トランス(T1)の1次巻線(n1)に直列接続された主スイッチ素子(Q1)と、
前記トランス(T1)の2次巻線(n2)に対して直列接続されたチョークコイル(L1)と、
出力部に対して並列接続された平滑コンデンサ(C2)と、
前記トランス(T1)の2次巻線(n2)に対して直列接続され、前記主スイッチ素子(Q1)のオン・オフに同期してオン・オフする整流側同期整流素子(Q2)と、
前記出力部に対して並列接続され、前記主スイッチ素子(Q1)のオン・オフに同期して反転したタイミングでオン・オフすることで、前記チョークコイル(L1)の励磁エネルギーの放出経路を形成する転流側同期整流素子(Q3)と、
前記主スイッチ素子(Q1)のスイッチング制御を行うパルス信号発生回路(31)と、
前記パルス信号発生回路(31)が前記主スイッチ素子(Q1)に対して出力するオンタイミング信号を、絶縁状態で2次側へ伝達するためのタイミング信号伝達手段と、
を備えた同期整流型DC−DCコンバータにおいて、
前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート電圧が一定時間以上継続して所定の閾値より大きいことを検出する時定数回路を備えるとともに、当該時定数回路が定める時間の経過後の前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート−ソース間に蓄積された電荷の放電によって前記転流側同期整流素子(Q3)をターンオフさせるターンオフ回路と、
前記ターンオフ回路の動作に同期して、前記整流側同期整流素子(Q2)のゲートバイアス電圧を所定の閾値未満になるように制限するゲートバイアス電圧制限回路を設けたことを特徴とする。
この構成により、自己駆動型同期整流回路を備えたフォワード型DC−DCコンバータでありながら、コンバータ停止後に出力端子から印加される電圧によって2次側回路が自励発振するのを防止できる。
[2]また、前記ゲートバイアス電圧制限回路は、前記整流側同期整流素子(Q2)のゲート端子にソース端子が接続され、前記2次巻線(n2)の一端にドレイン端子が接続された第2のスイッチ素子(Q6)を少なくとも備え、前記ターンオフ回路に同期して、前記第2のスイッチ素子(Q6)のゲート−ソース間の電荷が放電される構成とする。
[3]また、前記第2のスイッチ素子(Q6)のゲート端子と、前記整流側同期整流素子(Q2)のソース端子との間に、前記第2のスイッチ素子(Q6)のゲート端子側がカソードとなるように定電圧ダイオード(ZD1)が接続され、該定電圧ダイオード(ZD1)のカソードには、定常動作時に前記転流側同期整流素子(Q3)をターンオフさせる際の放電路が接続されている構成とする。
この構成により、第2のスイッチ素子(Q6)のゲート電圧が上記定電圧ダイオード(ZD1)によってクランプされることによって、第2のスイッチ素子(Q6)のドレイン−ソース間にかかる電圧を一定にすることができ、入力電圧の増大による過電圧や、トランスのリーケージインダクタンスによるスパイク電圧から、整流側同期整流素子(Q2)のゲートを保護(破壊防止)できる。
[4]また、前記ゲートバイアス電圧制限回路は、前記トランス(T1)の2次巻線(n2)の一端と、前記整流側同期整流素子(Q2)のゲート端子との間に接続された第1のコンデンサ(C5)と、前記整流側同期整流素子(Q2)のゲート端子と前記第1のコンデンサ(C5)の接続点と、前記ターンオフ回路との間に接続された第3のダイオード(D5)と、前記第3のダイオード(D5)のカソードと、前記整流側同期整流素子(Q2)のソース端子との間に接続された第2のコンデンサ(C4)と、を少なくとも備える。
この構成により、1次側の動作停止時に整流側同期整流素子(Q2)を確実にオフ状態に保つことができる。しかも、トランス(T1)の2次巻線(n2)の一端と整流側同期整流素子(Q2)のゲート端子との間にコンデンサ(C5)を接続したことにより、トランス(T1)の2次コイル(n2)に発生する電圧が、整流側同期整流素子(Q2)の最適なゲート駆動電圧より高い場合、コンデンサ(C5)と整流側同期整流素子(Q2)の入力容量との容量比を、ゲート駆動電圧が最適値になるように調整すると、コンデンサ直列接続によって容量が等価的に低減し、整流側同期整流素子(Q2)の駆動損失を低減できる、という効果を奏する。
[5]また、前記時定数回路は、前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート端子とソース端子との間に接続され、かつ前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート端子とソース端子との間の導通をオン・オフする第3のスイッチ素子(Q5)の制御端子に前記時定数回路を接続する。
[6]また、前記時定数回路は、少なくとも1つの抵抗および少なくとも1つのコンデンサからなるCR時定数回路であって、前記少なくとも1つの抵抗および少なくとも1つのコンデンサのいずれかの接続点が、第3のスイッチ素子(Q5)の制御端子に接続されたものとする。
この[5][6]の構成により、定常動作時には時定数動作しないため、定常動作時における無駄な電力消費がなく、回路効率が向上する。
[7]また、前記CR時定数回路の前記抵抗と前記コンデンサとの接続点と、前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート端子との間に、逆流防止ダイオード(D3)を前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート端子側をカソードにして接続する。
この構成により、転流側同期整流素子(Q3)のゲート・ソース間電荷の充電時に時定数回路のコンデンサの電荷が放電され、常に安定した時定数動作が行われる。
[8]また、前記トランス(T1)は補助巻線(n3)を備え、該補助巻線(n3)の一端は前記転流側同期整流素子(Q3)のゲート端子に接続され、他端は第1のスイッチ素子(Q4)を介して前記転流側同期整流素子(Q3)のソース端子に接続されていて、該第1のスイッチ素子(Q4)の制御端子に前記タイミング信号伝達手段からの信号が印加されるように構成されている。
この構成により、転流側同期整流器がほぼ最適なタイミングでオンオフ駆動される事で、高効率な電力変換動作が可能になる、という特有の効果を奏する。すなわち、転流側同期整流器のオフタイミングが早すぎる事で寄生ダイオードが導通して導通損失が増加する事や、転流側同期整流器のオフタイミングが遅すぎる事で短絡電流が流れる動作が回避できる。
[9]また、前記タイミング信号伝達手段は、前記パルス信号発生回路(31)から出力されるパルス信号を2次側に伝達するパルストランスとする。
この構成により、小型で低コストな同期整流型DC−DCコンバータが構成できる。
自己駆動型の同期整流素子を用いたフォワードコンバータにおいて、1次側の動作を停止させた際に、転流側同期整流素子のオフと同時に、整流側同期整流素子も強制的にオフさせることで、出力端子から入力される外部電圧等による自由共振を防止することができる。
《第1の実施形態》
図2は第1の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。また図3はその各部の電圧波形図である。
図2において、この同期整流型DC−DCコンバータ101は、トランスT1の1次巻線n1に主スイッチ素子Q1を直列に接続し、この直列回路に入力端子(+Vin・−Vin)から入力される電圧を印加するように構成し、入力端子(+Vin・−Vin)の間にコンデンサC1を接続している。第1のトランスT1の2次巻線n2に、主スイッチ素子Q1のオン・オフに同期してオン・オフする整流側同期整流素子Q2、およびQ1のオン・オフに同期してオフ・オンする転流側同期整流素子Q3、チョークコイルL1および平滑コンデンサC2を含む同期整流回路を接続している。
第1のトランスT1の補助巻線n3の一端は主スイッチ素子Q1のオンタイミングで瞬間的にオンする第1のスイッチ素子Q4を介して転流側同期整流素子Q3の低圧側端子に接続し、他端は転流側同期整流素子Q3の制御端子に接続している。
転流側同期整流素子Q3の制御端子には第1のダイオードD4のアノードを接続し、この第1のダイオードD4のカソードと低圧端子との間に、電圧印加から一定時間後に導通する、時定数回路TCを有するターンオフ回路SWを設けている。
パルストランスである第2のトランスT2の2次巻線の一端は転流側同期整流素子Q3の低圧側端子に接続し、他端は第1のスイッチ素子Q4の制御端子に接続している。
整流側同期整流素子Q2の制御端子には、整流側同期整流素子Q2の制御端子の電位を一定電位にクランプする、第2のスイッチ素子Q6を含むクランプ回路CCを接続している。
第2のスイッチ素子Q6の制御端子とターンオフ回路SWとの間には、第2のスイッチ素子Q6の制御端子に蓄積された電荷を放電する放電路としてのダイオードD5を設けている。
パルス信号発生回路31は、主スイッチ駆動信号出力端子OUT、フィードバック端子FB、グランド端子GNDを備え、第2のトランスT2の1次巻線を介して主スイッチ素子Q1のゲートに対して駆動パルスを与える。この例では、第2のトランスT2の1次巻線にはリセットダイオードD1を接続していて、第2のトランスT2の2次巻線に、Q1のオンの立ち上がりタイミングにのみパルスが発生するように構成している。
パルス信号発生回路31は、出力端子(+Vout・−Vout)間に接続した抵抗R3,R4からなる分圧回路の出力電圧を検出して、出力電圧が所定値を保つように主スイッチ素子Q1のゲートに与えるパルス信号のオンデューティ比を制御する。
上記時定数回路TCは抵抗R1,R2,コンデンサC3からなり、ターンオフ回路SWはこの時定数回路TC、第3のスイッチ素子Q5、およびダイオードD3から構成している。
上記クランプ回路CCは、抵抗R5、ツェナーダイオードZD1、コンデンサC4、および第2のスイッチ素子Q6によって構成していて、整流側同期整流素子Q2のゲート電圧をクランプする。
図2に示した同期整流型DC−DCコンバータの動作は次のとおりである。
先ず、定常動作では、+Vinと−Vinとの間に直流電力が入力され、入力フィルタのコンデンサC1で平滑される。主スイッチ素子Q1はパルス信号発生回路31のOUT端子から出力される方形波信号でスイッチングされ、前記直流電力を交流電力に変換する。前記交流電力は第1のトランスT1の1次巻線n1から2次巻線n2に伝送され、整流側同期整流素子Q2と転流側同期整流素子Q3で整流され、チョークコイルL1とコンデンサC2の出力フィルタで平滑されて、直流電力として+Voutと−Vout間から出力される。
出力電圧は抵抗R3,R4で分圧されてパルス信号発生回路31のFB端子に入力されてフィードバックされ、パルス信号発生回路31がフィードバックに基づいて方形波信号をPWM制御してコンバータの出力電圧を安定化する。パルス信号発生回路31のOUT端子から出力する方形波信号を、第2のトランスT2の1次巻線を経由して主スイッチ素子Q1のゲートに加えると、第2のトランスT2の1次巻線には主スイッチ素子のオンタイミングとほぼ同期したパルス信号が形成され、第2のトランスT2で1次側から2次側へ伝送される。整流側同期整流素子Q2は、第1のトランスT1に誘起される電圧の変化を利用してゲートを充放電する自己駆動型の回路を構成していて、Q2のゲートに対して直列にQ6を接続している。
定常動作におけるQ6のゲート電圧は、第1のトランスの補助巻線n3に誘起されるリセット電圧が、ダイオードD4、抵抗R5を通して充電され、コンデンサC4の平滑作用でツェナーダイオードZD1のツェナー電圧となり、ほぼ安定している。ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧をVz、Q6のスレショルド電圧をVgsとすると、整流側同期整流素子Q2のゲート駆動電圧は、(Vz−Vgs)でクランプされる。
転流側同期整流素子Q3のゲートは、主スイッチ素子Q1のオフ直後に第1のトランスT1の補助巻線n3に生じるリセット電圧によって充電され、主スイッチ素子Q1のオンタイミングに第2のトランスT2のパルス信号を第1のスイッチ素子Q4へ印加することで放電される。これにより、転流側同期整流素子Q3は主スイッチ素子Q1に対してほぼ反転して駆動される。
入力電圧が低下すると、または外部から停止信号が入力されると、図3(a)に示すように、主スイッチ素子Q1のスイッチング動作が停止する。主スイッチ素子Q1が停止すると、図3(e)に示すように、第1のスイッチ素子Q4に対するパルス信号もなくなる。
図3(c)に示すように、主スイッチ素子Q1のスイッチング動作停止の直後にトランスT1の補助巻線n3に生じたリセット電圧で転流側同期整流素子Q3のゲートが充電されてオン状態になる。時定数回路TCの時定数(t4〜t6)は、定常動作におけるオフ期間(t2〜t3、t4〜t5)より長く設定しているので、定常動作では第3のスイッチ素子Q5はオフ状態を維持するが、スイッチング動作が停止すると、前記オフ期間より長い期間、転流側同期整流素子Q3のオン状態が継続するので、図3(f)に示すように、第3のスイッチ素子Q5のB−E間電圧がt6でスレショルド電圧に到達してターンオンする。
図3(g)に示すように、第3のスイッチ素子Q5がターンオンすると、ダイオードD4を介して転流側同期整流素子Q3のゲート蓄積電荷が放電すると共に、ダイオードD5を介してコンデンサC4の蓄積電荷も放電し、転流側同期整流素子Q3のゲートと第2のスイッチ素子Q6のゲートがほぼ等しい電圧で低下する。
転流側同期整流素子Q3のゲート電圧が低下して、t7でスレショルド電圧Vgsになると、転流側同期整流素子Q3がターンオフする。転流側同期整流素子Q3のゲート電圧がVgsに低下した瞬間、第2のスイッチ素子Q6のゲート電圧もほぼ同じVgsになる。
上記ターンオフ回路SWの作用により転流側同期整流素子Q3がターンオフすると、図3(d)に示すように、チョークコイルL1の蓄積エネルギーによって、第1のトランスT1に主スイッチ素子Q1のオン期間と同じ極性の電圧が誘起されるが、第2のスイッチ素子Q6のクランプ作用によって、整流側同期整流素子Q2のスレショルド電圧に到達せず、Q2はターンオンしない。
Q3のゲート電圧が第2のスイッチ素子Q6のスレショルド電圧Vgsまで低下した瞬間、整流側同期整流素子Q2のゲート電圧は(Q3のVgs−Q6のVgs)にクランプされる。
前述のように、ターンオフ回路SWの作動時に、転流側同期整流素子Q3のゲートと共にゲート電圧が低減された第2のスイッチ素子Q6のクランプ作用によって整流側同期整流素子Q2のゲートの充電が妨げられるので自励発振を未然に防止できる。
ターンオフ回路SWによる転流側同期整流素子Q3ターンオフの瞬間、第1のトランスT1の2次巻線n2の電圧変化が第2のスイッチ素子Q6の帰還容量を通してQ6のゲートにも誘起されるが、コンデンサC4の存在によってゲートの電圧変化を問題ないレベルに抑制できる。
さらに、スイッチング動作停止時には第1のトランスT1の補助巻線n3に電圧は誘起されず、転流側同期整流素子Q3のゲートが充電されないので、転流側同期整流素子Q3のオフ状態が維持される。このときコンデンサC4の両端電圧はゼロボルトなので、第2のスイッチ素子Q6が整流側同期整流素子Q2のゲート充電を妨げ、整流側同期整流素子Q2もオフ状態を維持する。
《第2の実施形態》
図4は第2の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。
図4において、この同期整流型DC−DCコンバータ102は、トランスT1の1次巻線n1に主スイッチ素子Q1を直列に接続し、この直列回路に入力端子(+Vin・−Vin)から入力される電圧を印加するように構成し、入力端子(+Vin・−Vin)の間にコンデンサC1を接続している。第1のトランスT1の2次巻線n2に、主スイッチ素子Q1のオン・オフに同期してオン・オフする整流側同期整流素子Q2、およびQ1のオン・オフに同期してオフ・オンする転流側同期整流素子Q3、チョークコイルL1および平滑コンデンサC2を含む同期整流回路を接続している。
図4に示すように、第1のトランスT1の補助巻線n3の一端を、主スイッチ素子Q1のオンタイミングで瞬間的にオンする第1のスイッチ素子Q4を介して、転流側同期整流素子Q3の低圧側端子に接続し、他端を転流側同期整流素子Q3の制御端子に接続している。
ターンオフ回路SWの構成については図2に示した第1の実施形態の場合と同様である。
この第2の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータ102の電力変換動作は第1の実施形態で示した同期整流型DC−DCコンバータ101の電力変換動作と同じである。この同期整流型DC−DCコンバータ102では、第1のトランスT1の2次巻線n2の誘起電圧をコンデンサC5を介して整流側同期整流素子Q2のゲートに加えている。
転流側同期整流素子Q3のゲートは、主スイッチ素子Q1のオフ直後に第1のトランスT1の補助巻線n3に生じるリセット電圧によって充電され、主スイッチ素子Q1のオンタイミングに、パルストランスである第2のトランスT2のパルス信号をスイッチ素子Q4に印加することで放電され、転流側同期整流素子Q3は主スイッチ素子Q1とほぼ反転して駆動される。
もし、入力電圧が低下すると、または外部から停止信号が入力されると、主スイッチ素子Q1のスイッチング動作が停止する。主スイッチ素子Q1が停止すると、前記パルス信号もなくなる。主スイッチ素子Q1のスイッチング動作停止の直後にトランスT1の補助巻線n3に生じたリセット電圧で転流側同期整流素子Q3のゲートが充電されてオン状態になる。時定数回路TCの時定数は、定常動作におけるオフ期間より長く設定しているので、定常動作でスイッチ素子Q5はオフ状態を維持するが、スイッチング動作が停止すると、前記オフ期間より長い期間、転流側同期整流素子Q3のオン状態が継続するので、スイッチ素子Q5のB−E間電圧がスレショルド電圧に到達してターンオンする。
スイッチ素子Q5がターンオンすると、ダイオードD4を介して転流側同期整流素子Q3のゲート蓄積電荷が放電し、ゲート電圧が低下してスレショルド電圧まで低下すると、転流側同期整流素子Q3がターンオフする。
このようにして転流側同期整流素子Q3がターンオフすると、チョークコイルL1の蓄積エネルギーによって、第1のトランスT1に主スイッチ素子Q1のオン期間と同じ極性の電圧が誘起されるが、整流側同期整流素子Q2のゲートはダイオードD5、スイッチ素子Q5を介してソースに短絡されているのでスレショルド電圧に到達せず、整流側同期整流素子Q2はターンオンしない。
このように、転流側同期整流素子Q3のゲート蓄積電荷を放電すると共に整流側同期整流素子Q2のゲート充電が妨げられ、自励発振を未然に防止できる。
《第3の実施形態》
図5は第3の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。
図5において、この同期整流型DC−DCコンバータ103は、トランスT1の1次巻線n1に主スイッチ素子Q1を直列に接続し、この直列回路に入力端子(+Vin・−Vin)から入力される電圧を印加するように構成し、入力端子(+Vin・−Vin)の間にコンデンサC1を接続している。第1のトランスT1の2次巻線n2に、主スイッチ素子Q1のオン・オフに同期してオン・オフする整流側同期整流素子Q2、およびQ1のオン・オフに同期してオフ・オンする転流側同期整流素子Q3、チョークコイルL1および平滑コンデンサC2を含む同期整流回路を接続している。
図5に示すように、第1のトランスT1の補助巻線n3の一端を主スイッチ素子Q1のオンタイミングで瞬間的にオンする第1のスイッチ素子Q4を介して転流側同期整流素子Q3の低圧側端子に接続し、他端を転流側同期整流素子Q3の制御端子に接続し、第2のトランスT2の2次巻線の一端を転流側同期整流素子Q3の低圧側端子に接続し、他端を第1のスイッチ素子Q4の制御端子に接続している。
整流側同期整流素子Q2の制御端子に、整流側同期整流素子Q2の制御端子の電位を一定電位にクランプする、第2のスイッチ素子Q6を含むクランプ回路CCを接続している。
第1のトランスT1の補助巻線n3の一端と第1のスイッチ素子Q4との接続点と、第2のスイッチ素子Q6の制御端子との間には第1のダイオードD4を接続している。
第2のスイッチ素子Q6の高圧側端子と、第1のトランスT1の2次巻線n2の一端との間には第1のコンデンサC5を接続している。
第2のスイッチ素子Q6と第1のコンデンサC5との接続点と、整流側同期整流素子Q2の低圧側端子との間には第2のダイオードD6を接続している。
この第3の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータ103の電力変換動作は第1の実施形態で示した同期整流型DC−DCコンバータ101の電力変換動作と同じである。この同期整流型DC−DCコンバータ103では、第1のトランスT1の2次巻線n2の誘起電圧を、コンデンサC5とスイッチ素子Q6とを介して整流側同期整流素子Q2のゲートに加えている。このことにより、コンデンサC5の容量と整流側同期整流素子Q2の入力容量とが直列接続されるので、2次巻線n2の誘起電圧の振幅が整流側同期整流素子Q2の駆動に必要な電圧より大きい場合に、等価的な容量を減らして駆動損失を低減させることができる。
ダイオードD6は整流側同期整流素子Q2の駆動信号の下限をほぼゼロボルトでクランプする。主スイッチ素子Q1のオフ期間中の第1のトランスT1のリセット完了後に、転流側同期整流素子Q3のゲート蓄積電荷で第1のスイッチ素子Q4の出力容量が充電されて、第1のスイッチ素子Q4のD−S間に電圧が現れる。第1のトランスT1の補助巻線n3に現れるリセット電圧のピーク値がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧Vzより高くなるように回路定数を設定すると、第1のスイッチ素子Q4のD−S間電圧はほぼVzでクランプされる。
一旦Vzでクランプされた後は、抵抗R6を介して蓄積電荷を放電するので、第2のスイッチ素子Q6のゲート電圧は主スイッチ素子Q1のオフ期間中にやや低下するものの、整流側同期整流素子Q2のゲート駆動電圧は、ほぼ(ZD1のツェナー電圧Vz−Q6のスレショルド電圧Vgs)でクランプされる。
転流側同期整流素子Q3のゲートは、主スイッチ素子Q1のオフ直後にトランスT1の補助巻線n3に生じるリセット電圧によって充電され、主スイッチ素子Q1のオンタイミングに第2のトランスT2のパルス信号を第1のスイッチ素子Q4に加えることで放電され、転流側同期整流素子Q3は主スイッチ素子Q1とほぼ反転して駆動される。
もし、入力電圧が低下すると、または外部から停止信号が入力されると、主スイッチ素子Q1のスイッチング動作が停止し、第1のスイッチ素子Q4に対するパルス信号もなくなる。
転流側同期整流素子Q3は、主スイッチ素子Q1のスイッチング動作停止の直後に第1のトランスT1の補助巻線n3に生じたリセット電圧で転流側同期整流素子Q3のゲートが充電されてオン状態になる。
コンデンサC4と抵抗R6は時定数回路TCを構成していて、この時定数回路TCとダイオードD4とによってターンオフ回路SWを構成している。
転流側同期整流素子Q3の入力容量とコンデンサC4の容量との和と、抵抗R6の積で定まる時定数に従って、転流側同期整流素子Q3のゲート蓄積電荷は徐々に放電する。しかし、前記時定数は定常動作のオフ期間より長く設定しているので、定常動作では転流側同期整流素子Q3は第1のスイッチ素子Q4によってターンオフされるまでオン状態を維持する。もし1次側のスイッチング動作が停止すると、転流側同期整流素子Q3のオン状態が前記オフ期間より長い期間継続する。
そのため、転流側同期整流素子Q3のゲート蓄積電荷が前記時定数に従って放電して、Q3のスレショルド電圧Vgsになると、転流側同期整流素子Q3がターンオフする。ダイオードD4の順方向降下電圧をVfd4とすると、転流側同期整流素子Q3のゲート電圧がスレショルド電圧Vgsに低下した瞬間、第2のスイッチ素子Q6のゲート電圧は(Q3のVgs−Vfd4)になる。
このようにして転流側同期整流素子Q3がターンオフすると、チョークコイルL1の蓄積エネルギーによって、第1のトランスT1に主スイッチ素子Q1のオン期間と同じ極性の電圧が誘起されるが、第2のスイッチ素子Q6のクランプ作用によって整流側同期整流素子Q2のスレショルド電圧に到達せず、整流側同期整流素子Q2はターンオンしない。第2のスイッチ素子Q6のスレショルド電圧をVgsとすると、転流側同期整流素子Q3のゲート電圧がスレショルド電圧Vgsまで低下した瞬間、整流側同期整流素子Q2のゲート電圧は(Q3のVgs −Vfd4 −Q6のVgs)にクランプされる。
このように、転流側同期整流素子Q3のゲートと共にゲート電圧が低減された第2のスイッチ素子Q6のクランプ作用によって整流側同期整流素子Q2のゲート充電が妨げられるので自励発振を未然に防止できる。
以上に示した各実施形態によれば、自己駆動型の簡易な回路構成で自励発振を防止でき、自励発振によって生じる整流側同期整流素子Q2のゲート,ドレイン、および主スイッチ素子Q1のドレインに対する過電圧を未然に防いでコンバータの破壊を防止し、コンバータ停止時の逆流電流を制限して出力電圧のアンダーシュートを防止できる。
さらに、第1・第3の実施形態によれば、整流側同期整流素子Q2のゲート駆動電圧をクランプ回路CCで適正値にクランプすることにより、入力電圧の上昇による過電圧やトランスのリーケージインダクタンスに起因するスパイク電圧から整流側同期整流素子Q2のゲートを保護ができ、スイッチング動作停止時にコンバータ出力から直流電圧が加わる動作モードでの逆流電流の発生を防止できる。
これらの効果により、簡易な回路構成で信頼性の高い同期整流型DC−DCコンバータを構成できる。
因みに、特許文献1の図1に示されている回路と比較すると、特許文献1の図1におけるドライブトランス24に励起される電圧で、スイッチ素子9と14を直接駆動し、ツェナーダイオード18による定電圧まで生成している。これだけの素子を駆動しようとすれば、ドライブトランス24のインダクタンス値には大きな値が必要となり、トランスを小型化できない。これに対して本発明であれば、第2のトランスT2で第1のスイッチ素子Q4を駆動するだけであるので、第2のトランスT2のインダクタンス値は小さくてすむ。そのため、第2のトランスとしてドライブトランスではなく、パルスの立上り/立下りだけを伝達すれば良いパルストランスを用いることができる。
また、特許文献1の図1における抵抗10は、コンバータ停止時にスイッチ素子7のゲート−ソース間に貯まった電荷を放電させるための抵抗であるが、この抵抗10には定常動作時にも電流が流れることになり、回路効率が悪化する一因となる。これに対して本発明における、抵抗R1,R2、コンデンサC3、第3のスイッチ素子Q5からなる時定数回路TCは、定常動作時には作動しないので、回路効率を悪化させることはない。
なお、本発明は以上に示した各実施形態に限定されるものではなく、様々な構成を採ることができる。
例えば時定数をCR積分回路で構成するのではなく、タイマ回路を用いて構成してもよい。
また、クランプ回路CCのスイッチ素子(Q6)をNチャネルMOSFETでなく、NPNのバイポーラトランジスタで形成してもよく、その場合は前記NPNトランジスタのC−E間に対して逆方向のダイオードを並列接続すればよい。整流側同期整流素子Q2、転流側同期整流素子Q3の駆動電力源を第1のトランスT1ではなく、チョークコイルL1から得てもよい。
また、第1のトランスT1と第2のトランスT2とを同一のコアを共用する複合磁性部品(例えば特開2000−260639に開示されているコイル装置)で構成し、部品の小型化、低価格化を図る事も可能である。
さらにパルストランスを用いないSR駆動方法を適用してもよく、例えば整流側同期整流素子Q2と直列に接続したインダクタの誘起電圧で転流側同期整流素子Q3をターンオフするように回路を構成してもよい。
特許文献1に示されている同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。 第1の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。 同回路の各部の電圧波形図である。 第2の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。 第3の実施形態に係る同期整流型DC−DCコンバータの回路図である。
符号の説明
31−パルス信号発生回路
101〜103−同期整流型DC−DCコンバータ
C2−平滑コンデンサ
CC−クランプ回路
D1−リセットダイオード
D3−逆流防止ダイオード
D4−第1のダイオード
D5−第3のダイオード
D6−第2のダイオード
L1−チョークコイル
n1−1次巻線
n2−2次巻線
n3−補助巻線
Q1−主スイッチ素子
Q2−整流側同期整流素子
Q3−転流側同期整流素子
Q4−第1のスイッチ素子
Q5−第3のスイッチ素子
Q6−第2のスイッチ素子
SW−ターンオフ回路
T1−第1のトランス
T2−第2トランス(パルストランス)
TC−時定数回路
ZD1…ツェナーダイオード

Claims (9)

  1. 少なくとも1次巻線および2次巻線を備えたトランスと、
    該トランスの1次巻線に直列接続された主スイッチ素子と、
    前記トランスの2次巻線に対して直列接続されたチョークコイルと、
    出力部に対して並列接続された平滑コンデンサと、
    前記トランスの2次巻線に対して直列接続され、前記主スイッチ素子のオン・オフに同期してオン・オフする整流側同期整流素子と、
    前記出力部に対して並列接続され、前記主スイッチ素子のオン・オフに同期して反転したタイミングでオン・オフすることで、前記チョークコイルの励磁エネルギーの放出経路を形成する転流側同期整流素子と、
    前記主スイッチ素子のスイッチング制御を行うパルス信号発生回路と、
    前記パルス信号発生回路が前記主スイッチ素子に対して出力するオンタイミング信号を、絶縁状態で2次側へ伝達するためのタイミング信号伝達手段と、
    を備えた同期整流型DC−DCコンバータにおいて、
    前記転流側同期整流素子のゲート電圧が一定時間以上継続して所定の閾値より大きいことを検出する時定数回路を備えるとともに、当該時定数回路が定める時間の経過後の前記転流側同期整流素子のゲート−ソース間に蓄積された電荷の放電によって前記転流側同期整流素子をターンオフさせるターンオフ回路と、
    前記ターンオフ回路の動作に同期して、前記整流側同期整流素子のゲートバイアス電圧を所定の閾値未満になるように制限するゲートバイアス電圧制限回路を設けたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 前記ゲートバイアス電圧制限回路は、前記整流側同期整流素子のゲート端子にソース端子が接続され、前記2次巻線の一端にドレイン端子が接続された第2のスイッチ素子を少なくとも備え、前記ターンオフ回路に同期して、前記第2のスイッチ素子のゲート−ソース間の電荷が放電される構成である請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記第2のスイッチ素子のゲート端子と、前記整流側同期整流素子のソース端子との間に、前記第2のスイッチ素子のゲート端子側がカソードとなるように定電圧ダイオードが接続され、該定電圧ダイオードのカソードには、定常動作時に前記転流側同期整流素子をターンオフさせる際の放電路が接続されている請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記ゲートバイアス電圧制限回路は、前記トランスの2次巻線の一端と、前記整流側同期整流素子のゲート端子との間に接続された第1のコンデンサと、前記整流側同期整流素子のゲート端子と前記第1のコンデンサの接続点と、前記ターンオフ回路との間に接続された第3のダイオードと、前記第3のダイオードのカソードと、前記整流側同期整流素子のソース端子との間に接続された第2のコンデンサと、を少なくとも備えたことを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記時定数回路は、前記転流側同期整流素子のゲート端子とソース端子との間に接続され、かつ前記転流側同期整流素子のゲート端子とソース端子との間の導通をオン・オフする第3のスイッチ素子の制御端子に前記時定数回路を接続した請求項1〜4のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記時定数回路は、少なくとも1つの抵抗および少なくとも1つのコンデンサからなるCR時定数回路であって、前記少なくとも1つの抵抗および少なくとも1つのコンデンサのいずれかの接続点が、前記第3のスイッチ素子の制御端子に接続されている請求項5に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記CR時定数回路の前記抵抗と前記コンデンサとの接続点と、前記転流側同期整流素子のゲート端子との間に、逆流防止ダイオードが前記転流側同期整流素子のゲート端子側をカソードとして接続されている請求項6に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 前記トランスは補助巻線を備え、該補助巻線の一端は前記転流側同期整流素子のゲート端子に接続され、他端は第1のスイッチ素子を介して前記転流側同期整流素子のソース端子に接続されていて、該第1のスイッチ素子の制御端子に前記タイミング信号伝達手段からの信号が印加されるように構成されている請求項1〜7のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  9. 前記タイミング信号伝達手段は、前記パルス信号発生回路から出力されるパルス信号を2次側に伝達するパルストランスである請求項1〜8のいずれかに記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
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