JP2009105769A - オーサリングサーバ、オーサリングシステム及びオーサリング方法 - Google Patents
オーサリングサーバ、オーサリングシステム及びオーサリング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009105769A JP2009105769A JP2007276904A JP2007276904A JP2009105769A JP 2009105769 A JP2009105769 A JP 2009105769A JP 2007276904 A JP2007276904 A JP 2007276904A JP 2007276904 A JP2007276904 A JP 2007276904A JP 2009105769 A JP2009105769 A JP 2009105769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- authoring
- video
- data
- server
- dvd
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】ユーザ端末の処理負荷を軽減することで、スムーズにオーサリングを行うことができる新しい枠組みを提供する。
【解決手段】ユーザ端末からの要求に従って、コンテンツサーバに記憶される素材データを検索し、見つかった素材データの情報をユーザ端末に送信する手段と、ユーザ端末からのコンテンツ作成要求で指定された素材データをコンテンツサーバから取得し、第1メモリ領域に格納する手段と、第1メモリ領域に格納される素材データに対し、コンテンツ規格に従ってエンコード処理を実行してエンコードデータを作成し、第2メモリ領域に格納する手段と、第2メモリ領域に格納される、コンテンツ作成要求で指定された素材データに対応するエンコードデータに基づいて、コンテンツ規格に従った映像コンテンツを作成し、第3メモリ領域に格納する手段と、第3メモリ領域から映像コンテンツを読み出し、ユーザ端末に送信する手段と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】ユーザ端末からの要求に従って、コンテンツサーバに記憶される素材データを検索し、見つかった素材データの情報をユーザ端末に送信する手段と、ユーザ端末からのコンテンツ作成要求で指定された素材データをコンテンツサーバから取得し、第1メモリ領域に格納する手段と、第1メモリ領域に格納される素材データに対し、コンテンツ規格に従ってエンコード処理を実行してエンコードデータを作成し、第2メモリ領域に格納する手段と、第2メモリ領域に格納される、コンテンツ作成要求で指定された素材データに対応するエンコードデータに基づいて、コンテンツ規格に従った映像コンテンツを作成し、第3メモリ領域に格納する手段と、第3メモリ領域から映像コンテンツを読み出し、ユーザ端末に送信する手段と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、DVD−VIDEO等の映像コンテンツを作成するためのオーサリング技術に関する。
一般に、複数のマルチメディア素材データ(文字、画像、音声、動画など)を編集・統合して一つの映像コンテンツとしてまとめることをオーサリングと呼び、そのためのソフトウェアをオーサリングツールと呼ぶ。従来、オーサリングツールは、ユーザ端末装置において単体で動作するスタンドアローンアプリケーションとして提供されている。
以下、DVD−Videoを対象とした場合を例に、ユーザ端末装置においてオーサリングを行う場合の一般的な流れを説明する。
1)ユーザ端末装置に映像素材データを用意する(例えば、ダウンロードツールを利用してインターネット上のサイトからユーザ端末装置に映像素材データをダウンロードする)。
2)オーサリングツールにより、用意した映像素材データに対し、DVD−Video規格に従ってエンコード処理を実行し、エンコードデータを作成する。
3)オーサリングツールにより、作成したエンコードデータに基づき、DVD−Video規格に従ってVOB(Video Object)を作成する。
4)オーサリングツールにより、DVD−Video規格に従ってVMG(Video Manager)を作成する。
5)オーサリングツールにより、作成したVOB及びVMGに基づき、DVD−Video規格に従ってDVD−VIDEOデータを作成する。
オーサリング工程のうち、エンコード処理、VOB等を作成する処理は、CPU負荷が高く、通常、実行するのにある程度の時間を要する。そのため、従来の枠組みでは、特にユーザ端末装置のCPU等のスペックが十分でない場合、これらの処理に起因してスムーズにオーサリングを行うことができず、ユーザがフラストレーションを感じる大きな要因となっていた。
また、従来の枠組みでは、映像素材データがインターネット上に公開されている場合であっても、エンコードデータはユーザ端末装置にローカルに保存され、原則として他のユーザから参照することはできない。そのため、例えば複数のユーザが同じ映像素材データに基づきDVD−VIDEOデータを作成する場合、各人がそれぞれ映像素材データをダウンロードしてエンコードしなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、ユーザ端末装置の処理負荷を軽減することで、スムーズにオーサリングを行うことができる新しい枠組みを提供することを目的とする。また、他のユーザが用いたエンコードデータを再利用することで、複数ユーザ間でのエンコード処理の重複を回避し、高速にオーサリングを行うことができる新しい枠組みを提供することを目的とする。
本発明のオーサリングサーバは、映像素材データを記憶するコンテンツサーバ及びユーザ端末と通信可能に構成されたオーサリングサーバであって、前記ユーザ端末からの検索要求に従って、前記コンテンツサーバに記憶される映像素材データを検索し、検索により見つかった映像素材データの情報を前記ユーザ端末に送信する検索手段と、前記ユーザ端末からの映像コンテンツ作成要求に従って、該映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データを前記コンテンツサーバから取得し、第1のメモリ領域に格納する素材取得手段と、第1のメモリ領域に格納される映像素材データに対し、予め選択した映像コンテンツ規格に従ってエンコード処理を実行してエンコードデータを作成し、第2のメモリ領域に格納するエンコード手段と、第2のメモリ領域に格納されるエンコードデータのうち、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータに基づいて、前記予め選択した映像コンテンツ規格に従った映像コンテンツを作成し、第3のメモリ領域に格納するオーサリング手段と、第3のメモリ領域から前記作成した映像コンテンツを読み出し、前記ユーザ端末に送信する映像コンテンツ送信手段と、を備えることを特徴とする。
好適には、前記素材取得手段による映像素材データの取得及び前記エンコード手段によるエンコードの前に、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータが第2のメモリ領域に既に格納されているかどうかを判断し、格納されている場合、該映像素材データに関して、前記素材取得手段による映像素材データの取得及び前記エンコード手段によるエンコードが行われないように制御する手段を備えることを特徴とする。
また好適には、前記予め選択した映像コンテンツ規格はDVD−Video規格であることを特徴とする。
また好適には、前記オーサリング手段は、第2のメモリ領域に書き込まれたエンコードデータごとに該エンコードデータ用のVideoTitleSet(VTS)を作成してVTS用メモリ領域に格納し、前記VTS用メモリ領域からVTSを読み出して映像コンテンツを作成することを特徴とする。
また好適には、前記送信手段は、映像コンテンツ及び自動再生可能なDVD再生ソフトウェアを含むDVDディスクイメージデータを作成し、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
また好適には、前記オーサリング手段は、前記ユーザ端末から前記作成した映像コンテンツに関するメタデータを取得し、前記取得したメタデータを、前記作成した映像コンテンツを構成する映像素材データの情報に対応づけて記憶し、前記検索手段は、前記ユーザ端末からの検索要求に従って、前記記憶したメタデータのうち、前記検索要求と整合するメタデータを抽出し、前記抽出したメタデータに対応する映像素材データの情報を特定し、前記特定した映像素材データの情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
本発明のオーサリングシステムは、オーサリングサーバと、前記オーサリングサーバと通信可能に構成されたオーサリング端末とを含むオーサリングシステムであって、前記オーサリング端末は、前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信し、前記オーサリングサーバは、前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信し;前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成し、前記作成したDVD−VIDEOデータを前記オーサリング端末に送信し、前記オーサリング端末は、前記オーサリングサーバからDVD−VIDEOデータを受信することを特徴とする。
また本発明のオーサリングシステムは、オーサリングサーバと、前記オーサリングサーバと通信可能に構成されたオーサリング端末とを含むオーサリングシステムであって、
前記オーサリング端末は、前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信し、前記オーサリングサーバは、前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信し;前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGを前記オーサリング端末に送信し、前記オーサリング端末は、前記オーサリングサーバからVTS及びVMGを受信し;前記受信したVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成することを特徴とする。
前記オーサリング端末は、前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信し、前記オーサリングサーバは、前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信し;前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGを前記オーサリング端末に送信し、前記オーサリング端末は、前記オーサリングサーバからVTS及びVMGを受信し;前記受信したVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成することを特徴とする。
好適には、前記オーサリングシステムは、複数の前記オーサリング端末を備えており、各前記オーサリング端末は、自装置に記憶するVTSを複数の前記オーサリング端末間で共有することができるP2P(Peer to Peer)方式のファイル共有手段を備えていることを特徴とする。
本発明のオーサリング方法は、オーサリングサーバと、前記オーサリングサーバと通信可能に構成されたオーサリング端末とを含むオーサリングシステムを用いたオーサリング方法であって、前記オーサリング端末が、前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信する工程と、前記オーサリングサーバが、前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信する工程と、前記オーサリングサーバが、前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成する工程と、前記オーサリングサーバが、前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成する工程と、前記オーサリングサーバが、前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成し、前記作成したDVD−VIDEOデータを前記オーサリング端末に送信する工程と、前記オーサリング端末が、前記オーサリングサーバからDVD−VIDEOデータを受信する工程とを備えることを特徴とする。
本発明のオーサリング方法におけるオーサリングサーバが実行する各工程又はオーサリング端末が実行する各工程は、オーサリングサーバ又はオーサリング端末においてCPUがプログラムに従って実行することができる。かかるプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストールまたはロードすることができる。
なお、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
本発明によれば、ユーザ端末装置の処理負荷を軽減することで、スムーズにオーサリングを行うことができる新しい枠組みを提供することができる。また、他のユーザが用いたエンコードデータを再利用することで、複数ユーザ間でのエンコード処理の重複を回避し、高速にオーサリングを行うことができる新しい枠組みを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態の構成・動作について図面を用いて説明する。
以下、本発明の実施形態の構成・動作について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るオーサリングシステムの概略構成をあらわすブロック図である。図1に示すように、オーサリングシステム1は、オーサリング端末として機能するユーザ端末装置2と、オーサリングのための種々の機能を提供するたオーサリングサーバ3と、映像素材データ(動画データ)を記憶・提供するコンテンツサーバ100とを備えている。ただし、コンテンツサーバ100は、オーサリングシステム1の外部に存在する既存のサーバであってもよい。
ユーザ端末装置2、オーサリングサーバ3、コンテンツサーバ100は、所定の通信ネットワークN(LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線、無線の両方を含む)を介して相互に通信可能に構成されている。図1では、ユーザ端末装置2、オーサリングサーバ3、コンテンツサーバ100について、それぞれ1台ずつを記載しているが、設計に応じてそれぞれが1台以上存在していてもよい。また、オーサリングサーバ3がコンテンツサーバ100としての機能を備えていてもよい。
このようなネットワークNを介して通信を行うオーサリングシステム1は、従来のWebアプリケーションサーバシステムの技術を用いて構成することができる。すなわち、オーサリングサーバ3は、Webサーバ、AP(アプリケーション)サーバ、データベースサーバとして機能し、クライアントとして機能するユーザ端末装置2から例えばHTTPプロトコルに従い送信される所定の要求を受け付けると、この所定の要求に応じた処理を行い、その処理結果をユーザ端末装置2に送信する。また、ユーザ端末装置2は、Webブラウザを実装しており、ユーザの操作に従って所定の要求をオーサリングサーバ3に対して送信するとともに、その要求に応じた結果(例えば、Webページ情報など)を受信するとこれを表示等する。
図2(a)は、ユーザ端末装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。図2(a)に示すように、ユーザ端末装置2は、CPU、ROM、RAM、HDD、DVD等の記録媒体(メディア)の記録再生装置、ユーザインタフェース、ディスプレイ、および通信インタフェース等のハードウェアを備える汎用のコンピュータにより構成することができる。本発明は、CD、DVD、ブルーレイディスク(BD)、HDDVDなど、種々の記録媒体を対象とし、種々の規格に従って映像コンテンツを作成する場合に適用することができるが、本実施形態では、DVD−VIDEO規格に従って映像コンテンツを作成する場合を対象とし、ユーザ端末装置2がDVD記録再生装置を備える構成を例に説明する。
図2(b)は、ユーザ端末装置2の機能構成を示すブロック図である。図2(b)に示すように、ユーザ端末装置2は、通信手段21、制御手段22等の機能手段を含んでいる。
通信手段21は、通信ネットワークNを介してオーサリングサーバ3、その他のネットワークに接続された装置に対して、情報を入出力可能に構成されており、例えばPPPドライバ、TCP/IPドライバ等の通信モジュールを備えている。
制御手段22は、DVD記録再生装置を含むユーザ端末装置2全体の動作を制御するとともに、RAM、HDD等に記憶したプログラムに基づき、Webブラウザ23、オーサリング用のGUIユニット24として機能する。
GUIユニット24のためのプログラムは、後述するように、Webブラウザ23によって、オーサリングサーバ3内のオーサリングサイトにアクセスしてWebページ情報を取得する際に、該Webページ情報に埋め込まれた状態で取得される。図2(b)では、Webブラウザ23、GUIユニット24を別ブロックとして記載しているが、GUIユニット24のためのプログラムがブラウザによって解釈・実行されるプログラムである場合、GUIユニット24はWebブラウザ23上の一機能として実現されることになる。
GUIユニット24は、具体的には、オーサリングサーバ3に映像素材データの検索要求を送信する機能、前記検索要求に対する応答として映像素材データの情報を受信する機能、ユーザに前記受信した映像素材データの情報を提示し、ユーザから映像素材データの指定を受け付ける機能、オーサリングサーバ3に映像素材データの指定を含む映像コンテンツ作成要求を送信する機能、オーサリングサーバ3からDVD−VIDEOデータを受信し、メモリに記憶する機能などを提供する。図2(b)では、GUIユニット24において実現される上記の各機能をそれぞれ機能手段としてとらえて図示している。なお、GUIユニット24は、上記機能以外にも、従来のDVD再生ソフトウェアやDVDライティングソフトウェアが備えている種々の機能を提供するように構成することができる。
図3(a)は、オーサリングサーバ3のハードウェア構成を示すブロック図である。図3(a)に示すように、オーサリングサーバ3は、CPU、ROM、RAM、HDD、ユーザインタフェース、ディスプレイ、および通信インタフェース等のハードウェアを備える汎用のコンピュータにより構成することができる。
図3(b)は、オーサリングサーバ3の機能構成を示すブロック図である。図3(b)に示すように、オーサリングサーバ3は、データ記憶手段31、通信手段32、制御手段33等の機能手段を含んでいる。
データ記憶手段31は、映像素材データ記憶手段311、エンコードデータ記憶手段312、VTSデータ記憶手段313、VMGデータ記憶手段314、DVD−VIDEOデータ記憶手段315、GUIユニットプログラム記憶手段316などの各記憶手段(メモリ領域)を含んでいる。
記憶手段311〜316は、それぞれオーサリングの過程で取得されるデータを記憶している。図4に、各記憶手段のデータ構造の例を示す。このようなデータ構造は、例えばリレーショナルデーターベース等の従来のデータベース技術を用いて構成することができる。ただし、図4に示すデータ構造は一例であり、他の構成やデータ構造等を採用してもよい。例えば、記憶手段311〜313は、それぞれ映像素材データIDに対応づけて情報を記憶しておくデータ構造となっているため、該IDをキーとして検索可能な一つのテーブルに各情報を格納して記憶する構成としてもよい。記憶手段314〜315についても同様である。
GUIユニットプログラム記憶手段316は、GUIユニット24のためのプログラムをWebページ情報の一部として記憶している。
通信手段32は、通信ネットワークNを介してユーザ端末装置2等に対して、情報を入出力可能に構成されており、例えばPPPドライバ、TCP/IPドライバ等の通信モジュールを備えている。
制御手段33は、オーサリングサーバ3全体の動作を制御するとともに、ユーザ端末装置2からの検索要求に従って、コンテンツサーバ100に記憶される映像素材データを検索し、検索により見つかった映像素材データの情報をユーザ端末装置2に送信する検索機能331、ユーザ端末装置2からの映像コンテンツ作成要求に従って、該映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データをコンテンツサーバ100から取得し、映像素材データ記憶手段311に格納する素材取得機能332、映像素材データ記憶手段311に格納される映像素材データに対し、DVD−VIDEO規格に従ってエンコード処理を実行してエンコードデータを作成し、エンコードデータ記憶手段312に格納するエンコード機能333、素材取得手段332及びエンコード手段333の動作を制御するエンコード制御機能334、映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータに基づいて、DVD−VIDEO規格に従った映像コンテンツ、すなわちDVD−VIDEOデータを作成し、DVD−VIDEOデータ記憶手段315に格納するオーサリング機能335、DVD−VIDEOデータ記憶手段315から前記作成したDVD−VIDEOデータを読み出し、該DVD−VIDEOデータ及び自動再生可能なDVD再生プログラムを含むDVDディスクイメージデータを作成して、ユーザ端末装置2に送信する映像コンテンツ送信機能336などを提供する。
図3(b)では、制御手段33において実現される上記各機能を機能手段としてとらえて図示しており、以降の説明においても、上記各機能を機能手段として参照するものとする。なお、制御手段33は、上記各機能以外にも、例えばユーザ登録機能など、種々の機能を提供する。
以下、図5〜図8に示すフローチャートに基づいて、オーサリングシステム1において実現される新しい枠組みについて説明する。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
Webブラウザ23が、ユーザからの入力に基づき、オーサリングサーバ3内のオーサリングサイトに通信ネットワークNを介してアクセスすると(S100)、オーサリングサーバ3の制御手段33は、GUIユニットプログラム記憶手段316を参照して、GUIユニット24のためのプログラムが埋め込まれたWebページ情報を読み出し、Webブラウザ23に返信する(S101)。
Webブラウザ23は、オーサリングサーバ3から上記のWebページ情報を受信すると、Webページ情報に埋め込まれた前記プログラムを解釈・実行し、GUIユニット24を立ち上げる(S102)。
GUIユニット24は、立ち上がると、ディスプレイにオーサリング操作ウインドウを表示し、ユーザからの入力を待機する(S103)。
オーサリング操作ウインドウは、例えば、映像素材データの検索、映像素材データの指定、映像コンテンツの作成などの指示を入力できるように構成される。図9に、本実施形態のオーサリング操作ウインドウの例を示す。この例では、オーサリング操作ウインドウは、検索キーワードの入力エリア101、検索ボタン102、素材データ情報表示エリア103、映像素材データ指定エリア104、映像コンテンツ作成ボタン105などを含んでいる。
(映像素材データの検索)
ユーザが、入力エリア101に検索キーワードを入力して、検索ボタン102をクリックした場合(S104:検索指示)、GUIユニット24は、入力された検索キーワードを含む映像素材データ検索要求を作成し、オーサリングサーバ3に送信する(S105)。
ユーザが、入力エリア101に検索キーワードを入力して、検索ボタン102をクリックした場合(S104:検索指示)、GUIユニット24は、入力された検索キーワードを含む映像素材データ検索要求を作成し、オーサリングサーバ3に送信する(S105)。
オーサリングサーバ3の検索手段331は、ユーザ端末装置2(GUIユニット24)から検索要求を受信した場合、該検索要求をコンテンツサーバ100に送信する(S106)。
コンテンツサーバ100は、オーサリングサーバ3から検索要求を受信した場合、従来と同様に、サーバ100が管理する映像素材データベースにアクセスして、該検索要求に整合する映像素材データ(例えば、タイトルや説明文が検索キーワードを含む映像素材データ)を検索し、検索により見つかった映像素材データの情報(例えば、映像素材データのURL、再生時間、タイトル、映像サムネイル、説明文など)をオーサリングサーバ3に送信する(S107)。
オーサリングサーバ3の検索手段331は、コンテンツサーバ100から検索結果として映像素材データの情報を受信した場合、該情報をユーザ端末装置2(GUIユニット24)に送信する(S108)。
GUIユニット24は、オーサリングサーバ3から、送信した検索要求に対する応答として映像素材データの情報を受信した場合、該情報を素材データ情報表示エリア103に表示し(S109)、S103に再帰する。
図9に示す例では、入力エリア101に検索キーワード「星」が入力されて検索が実行された結果、素材データ情報表示エリア103に映像素材データの映像サムネイル106〜108が表示されている。
(映像素材データの指定/映像コンテンツの作成)
ユーザが、映像素材データ指定エリア104において映像コンテンツを構成する映像素材データ及びその再生順序を指定し、映像コンテンツ作成ボタン105をクリックした場合(S104:映像コンテンツ作成指示)、GUIユニット24は、指定された映像素材データの情報及び再生順序等の制御情報を含む映像コンテンツ作成要求を作成し、オーサリングサーバ3に送信する(S110)。
ユーザが、映像素材データ指定エリア104において映像コンテンツを構成する映像素材データ及びその再生順序を指定し、映像コンテンツ作成ボタン105をクリックした場合(S104:映像コンテンツ作成指示)、GUIユニット24は、指定された映像素材データの情報及び再生順序等の制御情報を含む映像コンテンツ作成要求を作成し、オーサリングサーバ3に送信する(S110)。
映像素材データの指定は、例えば、素材データ情報表示エリア103に表示された映像サムネイルを映像素材データ指定エリア104にドラッグアンドドロップすることにより行うことが考えられる。この場合、映像素材データ指定エリア104内にドロップした映像サムネイルの表示位置を編集することにより、映像素材データの再生順序を指定できるように構成することが望ましい。
オーサリングサーバ3のエンコード制御手段334は、ユーザ端末装置2(GUIユニット24)から映像コンテンツ作成要求を受信した場合、該映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データを順に選択する(S111)。
次に、エンコード制御手段334は、前記選択した映像素材データに対応するエンコードデータがエンコードデータ記憶手段312に既に格納されているかどうか(対応するエンコードデータが作成済みであるかどうか)を判断する(S112)。
格納されている(作成済みである)と判断した場合、エンコード制御手段334は、S117に処理を進める。かかる制御により、前記選択した映像素材データに関して、以前に処理した映像コンテンツ作成要求に基づき既にエンコードデータが作成されている場合には、素材取得手段332による映像素材データの取得及びエンコード手段333によるエンコードが行われないため、データ取得及びエンコードに要する時間を省略して高速にオーサリングを行うことができる。
一方、格納されていない(未作成である)と判断した場合、オーサリングサーバ3の素材取得手段332は、前記選択した映像素材データの取得要求をコンテンツサーバ100に送信する(S113)。
コンテンツサーバ100は、オーサリングサーバ3から取得要求を受信した場合、従来と同様に、サーバ100が管理する映像素材データベースにアクセスして、取得対象の映像素材データを特定し、該特定した映像素材データを読み出してオーサリングサーバ3に送信する(S114)。
オーサリングサーバ3の素材取得手段332は、コンテンツサーバ100から前記選択した映像素材データを受信した場合、該映像素材データにIDを割り当てて映像素材データ記憶手段311に格納する(S115)。
次に、エンコード手段333は、前記格納した映像素材データに対して、DVD−VIDEO規格に従ってエンコード処理を実行してエンコードデータを作成し、映像素材データIDに対応づけてエンコードデータ記憶手段312に格納する(S116)。エンコード処理は、従来のオーサリングツールと同様にして実行できる。
次に、エンコード制御手段334は、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データのうち未選択のものがあるかどうかを判断し(S117)、ある場合は、S111に再帰する。
一方、未選択のものがない場合、オーサリング手段335は、エンコードデータ記憶手段312を参照し、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータに基づいて、DVD−VIDEO規格に従った映像コンテンツ、すなわちDVD−VIDEOデータを作成する(S118〜S121)。
具体的には、以下のようにしてDVD−VIDEOデータを作成する。
まず、オーサリング手段335は、エンコードデータ記憶手段312を参照し、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータを順に選択する(S118)。
次に、オーサリング手段335は、前記選択したエンコードデータに対応する専用のVideoTitleSet(VTS)がVTSデータ記憶手段313に既に格納されているかどうか(対応するVTSが作成済みであるかどうか)を判断する(S119)。
格納されている(作成済みである)と判断した場合、オーサリング手段335は、S121に処理を進める。
一方、格納されていない(未作成である)と判断した場合、オーサリング手段335は、前記選択したエンコードデータについて、該エンコードデータ専用のVTSを作成し、映像素材データIDに対応づけてVTSデータ記憶手段313に格納する(S120)。VTSを作成する処理は、従来のオーサリングツールと同様にして実行できる。
次に、エンコード制御手段334は、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータのうち未選択のものがあるかどうかを判断し(S121)、ある場合は、S118に再帰する。
以下、S118〜S121のように制御する理由を説明する。
DVD−VIDEO規格によれば、DVD−VIDEOデータは、1つのVMGと、いくつかのVTSから構成される。VMGは、DVDビデオ全体の制御情報を保持するIFOファイルなどから構成される。一方、VTSは、VTS内の制御情報を保持するIFOファイル、VTS内のコンテンツのメニュー情報を保持するVOBファイル、コンテンツのエンコードデータを保持するVOBファイルなどから構成され、エンコードデータを保持するVOBファイルは複数含むことができる。
本実施形態では、前述したように、既にエンコードデータが存在している場合は、新たにエンコード等を行わずに、既存のものを再利用する枠組みを採る。しかし、1つのVTSに、複数のエンコードデータを保持するVOBファイルが含まれているとすると、エンコードデータを再利用できる場合であっても、VTS内の複数のエンコードデータが全て一致しない限り、VTSを再利用することができず、再度、VTSを作成しなければならない。そこで、本実施形態では、各VTSを、エンコードデータを保持するVOBファイルを1つのみ含む、該エンコードデータ専用のVTSとして作成する。このようにエンコードデータごとに専用のVTSを作成しておくことで、エンコードデータを再利用できる場合、対応するVTSも再利用できるため、VTSを作成する処理を省略して高速にオーサリングを行うことができる。
次に、オーサリング手段335は、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データの情報及び再生順序等の制御情報に基づき、メニュー情報を含むVMGを作成し、前記映像コンテンツ作成要求に割り当てたIDに対応づけてVMGデータ記憶手段314に格納する(S122)。VMGを作成する処理は、従来のオーサリングツールと同様にして実行できる。
次に、オーサリング手段335は、VTSデータ記憶手段313に格納されるVTSのうち、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータを保持するVOBファイル含むVTSと、VMGデータ記憶手段314に格納されるVMGのうち、前記映像コンテンツ作成要求に対応するVMGとに基づいて、DVD−VIDEOデータ(ファイル及びディレクトリ)を作成し、映像コンテンツ作成要求IDに対応づけてDVD−VIDEOデータ記憶手段315に格納する(S123)。
次に、映像コンテンツ送信手段336は、DVD−VIDEOデータ記憶手段315に格納されるDVD−VIDEOデータのうち、前記映像コンテンツ作成要求に対応するDVD−VIDEOデータと、自動再生可能なDVD再生ソフトウェアとを含むDVDディスクイメージデータを作成して、ユーザ端末装置2(GUIユニット24)に送信する(S124)。
自動再生可能なDVD再生ソフトウェアは、DVDディスクイメージデータに基づいて書き込んだDVDをDVD記録再生装置にセットした場合、自動的に立ち上がるように設定されており、DVD記録再生装置を利用したDVD再生表示インタフェース機能など、従来のDVD再生ソフトウェアが備えているような種々の機能を提供する。このようなソフトウェアは、従来の技術を用いて作成することができる。
なお、ユーザから、GUIユニット24を介して、DVDディスクイメージデータのダウンロード要求を受け付けた場合に、S118又はDVDディスクイメージデータの送信を行うように構成してもよい。本実施形態では、複数のファイルとディレクトリから構成されるDVD−VIDEOデータを、DVDディスクイメージデータという1ファイルにまとめて送信する構成としているため、ユーザは、上記のようにダウンロード要求を行う場合、DVDディスクイメージデータの1ファイルのみダウンロードするよう要求すればよく、簡便な操作にてダウンロードを行うことができる。
GUIユニット24は、オーサリングサーバ3からDVDディスクイメージデータを受信した場合、該DVDディスクイメージデータをユーザ端末装置2内のメモリに記憶し(S125)、S103に再帰する。
これにより、ユーザは、DVD記録再生装置及び従来のDVDライティングソフトウェアを利用して、前記ユーザ端末装置2内のメモリに記憶したDVDディスクイメージデータに基づき、DVD−VIDEOデータ及び自動再生可能なDVD再生ソフトウェアをDVDに書き込むことができる。なお、GUIユニット24がDVDライティング機能を備えている場合は、ユーザの指示に基づいてS119に続いてDVDへの書き込みを行うように構成してもよい。
このように本実施形態では、オーサリングサーバ3が、DVDのオーサリングに必要な機能として、映像素材データの検索機能、映像素材データの取得機能、映像素材データのエンコード機能、VOBやVMGの作成機能、DVD−VIDEOデータの作成機能を提供し、ユーザ端末装置2は、WEBブラウザ23(GUIユニット24)を介してオーサリングサーバ3にアクセスして、これらの機能を利用することで、DVDオーサリングを行うことができるように構成されている。
かかる構成によれば、ユーザ端末装置2は、WEBブラウザ23(GUIユニット24)を備えていれば、エンコード処理、VOB等の作成処理を自装置において実行することなく、スムーズにDVDオーサリングを行ってDVD−VIDEOデータを作成することができる。
また、本実施形態では、映像コンテンツ作成要求で指定された各映像素材データについて、対応するエンコードデータがエンコードデータ記憶手段312に既に格納されているかどうかを判断し、格納されている場合には、該映像素材データに関して、素材取得手段332による映像素材データの取得及びエンコード手段333によるエンコードが行われないように制御する構成を採用している。
かかる構成によれば、以前に処理した映像コンテンツ作成要求に基づき既にエンコードデータが作成されている場合には、新たに映像素材データを取得してエンコードを行うことなく、既存のエンコードデータを再利用できるため、複数ユーザ間でのエンコード処理の重複を回避し、その結果、エンコードに要する時間を省略して高速にオーサリングを行うことができる。
また、本実施形態では、エンコードデータ記憶手段312に格納されるエンコードデータごとに専用のVTSを作成して、映像素材データの情報に対応づけてVTSデータ記憶手段313に格納する構成を採用している。
かかる構成によれば、エンコードデータを再利用できる場合、対応するVTSも再利用できるため、VTSを作成するための処理を省略して高速にオーサリングを行うことができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。例えば、上記実施形態では、映像コンテンツとしてDVD−VIDEOを対象としているが、本発明は、DVD−VIDEO以外の映像コンテンツを作成する場合にも適用することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。例えば、上記実施形態では、映像コンテンツとしてDVD−VIDEOを対象としているが、本発明は、DVD−VIDEO以外の映像コンテンツを作成する場合にも適用することができる。
また例えば、上記実施形態では、オーサリングサーバ3において、DVDディスクイメージを送信することによりDVD−VIDEOデータを間接的にユーザ端末装置2に送信する構成としているが、DVD−VIDEOデータを直接、ユーザ端末装置2に送信する構成としてもよい。
また上記実施形態では、GUIユニット24のためのプログラムは、Webブラウザ23によって、オーサリングサーバ3内のオーサリングサイトにアクセスしてWebページ情報を取得する際に、該Webページ情報に埋め込まれた状態で取得される構成としているが、該プログラムを、記録媒体を通じて、又は通信ネットワークを介してダウンロードすることにより、ユーザ端末装置2にインストール又はロードしてもよい。
また例えば、GUIユニット24が、ユーザから、映像コンテンツ作成要求に応じて作成されるDVD−VIDEO(すなわち、映像コンテンツ作成要求で指定した映像素材データ群)に関するメタデータ(例えば、DVD−VIDEOのタイトルや説明文など)を受け付けて、オーサリングサーバ3に送信する機能を備えていてもよい。
この場合、オーサリングサーバ3のオーサリング手段335は、ユーザ端末装置2(GUIユニット24)から前記メタデータを取得すると、該メタデータを、映像コンテンツ作成要求で指定された各映像素材データの情報と対応づけて、データ記憶手段31のメタデータ用のメモリ領域に記憶する。
そして、次に検索要求を受信した場合、オーサリングサーバ3の検索手段331は、コンテンツサーバ100に対する検索に加えて、以下の処理を実行する。すなわち、前記メタデータ用のメモリ領域に格納されるメタデータのうち、前記次に受信した検索要求と整合するメタデータ(例えば、検索キーワードを含むメタデータ)を抽出し、前記抽出したメタデータに対応する映像素材データの情報を特定し、前記特定した映像素材データの情報をユーザ端末装置2に送信する。
かかる構成によれば、個々の映像素材データに対して、映像素材データ単位で直接付加されたメタデータとは別に、作成されたDVD−VIDEO単位(映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データ群の単位)で付加されたメタデータを対応づけることができるため、映像素材データを検索する場合に、ユーザのDVD−VIDEO作成意図などを多面的に考慮した検索結果を得ることができる。
また例えば、上記実施形態では、オーサリングサーバ3においてDVDディスクイメージデータを作成・保持し、該DVDディスクイメージデータをユーザ端末装置2に送信する構成としているが、オーサリングサーバ3においてDVDディスクイメージデータを作成することなく、VTS及びVMGをユーザ端末装置2に送信する構成としてもよい。この場合、GUIユニット24は、オーサリングサーバ3からVTS及びVMGを受信して記憶し、前記記憶したVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成する機能を備える。
かかる構成によれば、オーサリングサーバ3においてDVDディスクイメージデータを保持する必要がないので、オーサリングサーバ3のストーレージ資源を節約することができる。
更に、上記のようにオーサリングサーバ3からユーザ端末装置2へVTSを送信する構成とした場合、ユーザ端末装置2(例えば、GUIユニット24)が、自装置に記憶するVTSを複数のユーザ端末装置2間で共有することができるP2P(Peer to Peer)方式のファイル共有手段を備えるように構成してもよい。このようなファイル共有手段は既存のファイル共有ソフトウェアを用いて実現できる。
かかる構成によれば、いずれかのユーザ端末装置2に送信されたことのあるVTSを利用してDVD−VIDEOを作成したいと考える場合、該VTSをオーサリングサーバ3から取得せずとも、前記いずれかのユーザ端末装置2からファイル共有手段を介して取得することができるため、オーサリングサーバ3との間の通信ネットワークの回線負荷を抑制することができる。
またDVDディスクイメージ単位での共有ではなく、VTS単位で共有することができるため、ファイル共有手段によって所望のDVDを入手できる可能性を高めることができる。例えば、ファイル共有手段を利用してDVD「X」を作成したい場合、DVDディスクイメージ単位で共有する枠組みでは、少なくとも1つのユーザ端末装置2にDVD「X」のDVDディスクイメージ、すなわちDVD「X」を作成するための全情報が記憶されていなければ、DVD「X」を作成することはできない。一方、VTS単位で共有する枠組みでは、1つのユーザ端末装置2にDVD「X」を作成するための全情報が記憶されている必要はなく、複数のユーザ端末装置2にDVD「X」を作成するための要素情報(すなわち、VTS)が分散して記憶されている場合であっても、それらを個別に入手することでDVD「X」を作成することができる。
また例えば、DVDディスクイメージデータに含める自動再生可能なDVD再生ソフトウェアについて、オーサリングサーバ3内のオーサリングサイトへのリンク(例えばバナーなど)を表示したり、オーサリングサーバ3等にアクセスしてDVD等に関する最新の情報を取得して表示するように構成してもよい。
また、DVDディスクイメージデータを映像コンテンツ作成要求IDに対応づけて所定のメモリ領域に格納しておき、自動再生可能なDVD再生プログラムが、DVDディスクイメージデータの格納先URLを表示する、又は、他のユーザに前記URLを電子メール等により通知するように構成してもよい。
かかる構成によれば、あるユーザが本発明の枠組みを利用して作成したDVDを他のユーザが再生した場合、URLの表示により、前記他のユーザをオーサリングサーバ3にアクセスするように誘導することができ、本発明の枠組みを利用するユーザを増加させることができる。
1 オーサリングシステム
2 ユーザ端末装置
3 オーサリングサーバ
21 通信手段
22 制御手段
23 Webブラウザ
24 GUIユニット24
31 データ記憶手段
32 通信手段
33 制御手段
311 映像素材データ記憶手段
312 エンコードデータ記憶手段
313 VTSデータ記憶手段
314 VMGデータ記憶手段
315 DVD−VIDEOデータ記憶手段
316 GUIユニットプログラム記憶手段
331 検索手段(検索機能)
332 素材取得手段機能(素材取得昨日)
333 エンコード手段(エンコード機能)
334 エンコード制御手段(エンコード制御機能)
335 オーサリング手段(オーサリング機能)
336 映像コンテンツ送信手段(映像コンテンツ送信機能)
2 ユーザ端末装置
3 オーサリングサーバ
21 通信手段
22 制御手段
23 Webブラウザ
24 GUIユニット24
31 データ記憶手段
32 通信手段
33 制御手段
311 映像素材データ記憶手段
312 エンコードデータ記憶手段
313 VTSデータ記憶手段
314 VMGデータ記憶手段
315 DVD−VIDEOデータ記憶手段
316 GUIユニットプログラム記憶手段
331 検索手段(検索機能)
332 素材取得手段機能(素材取得昨日)
333 エンコード手段(エンコード機能)
334 エンコード制御手段(エンコード制御機能)
335 オーサリング手段(オーサリング機能)
336 映像コンテンツ送信手段(映像コンテンツ送信機能)
Claims (10)
- 映像素材データを記憶するコンテンツサーバ及びユーザ端末と通信可能に構成されたオーサリングサーバであって、
前記ユーザ端末からの検索要求に従って、前記コンテンツサーバに記憶される映像素材データを検索し、検索により見つかった映像素材データの情報を前記ユーザ端末に送信する検索手段と、
前記ユーザ端末からの映像コンテンツ作成要求に従って、該映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データを前記コンテンツサーバから取得し、第1のメモリ領域に格納する素材取得手段と、
第1のメモリ領域に格納される映像素材データに対し、予め選択した映像コンテンツ規格に従ってエンコード処理を実行してエンコードデータを作成し、第2のメモリ領域に格納するエンコード手段と、
第2のメモリ領域に格納されるエンコードデータのうち、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータに基づいて、前記予め選択した映像コンテンツ規格に従った映像コンテンツを作成し、第3のメモリ領域に格納するオーサリング手段と、
第3のメモリ領域から前記作成した映像コンテンツを読み出し、前記ユーザ端末に送信する映像コンテンツ送信手段と、を備えることを特徴とするオーサリングサーバ。 - 前記素材取得手段による映像素材データの取得及び前記エンコード手段によるエンコードの前に、前記映像コンテンツ作成要求で指定された映像素材データに対応するエンコードデータが第2のメモリ領域に既に格納されているかどうかを判断し、格納されている場合、該映像素材データに関して、前記素材取得手段による映像素材データの取得及び前記エンコード手段によるエンコードが行われないように制御する手段を備えることを特徴とする請求項1記載のオーサリングサーバ。
- 前記予め選択した映像コンテンツ規格はDVD−Video規格であることを特徴とする請求項1又は2記載のオーサリングサーバ。
- 前記オーサリング手段は、第2のメモリ領域に書き込まれたエンコードデータごとに該エンコードデータ用のVideoTitleSet(VTS)を作成してVTS用メモリ領域に格納し、前記VTS用メモリ領域からVTSを読み出して映像コンテンツを作成することを特徴とする請求項3記載のオーサリングサーバ。
- 前記送信手段は、映像コンテンツ及び自動再生可能なDVD再生ソフトウェアを含むDVDディスクイメージデータを作成し、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項3又は4記載のオーサリングサーバ。
- 前記オーサリング手段は、前記ユーザ端末から前記作成した映像コンテンツに関するメタデータを取得し、前記取得したメタデータを、前記作成した映像コンテンツを構成する映像素材データの情報に対応づけて記憶し、
前記検索手段は、前記ユーザ端末からの検索要求に従って、前記記憶したメタデータのうち、前記検索要求と整合するメタデータを抽出し、前記抽出したメタデータに対応する映像素材データの情報を特定し、前記特定した映像素材データの情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のオーサリングサーバ。 - オーサリングサーバと、前記オーサリングサーバと通信可能に構成されたオーサリング端末とを含むオーサリングシステムであって、
前記オーサリング端末は、
前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信し、
前記オーサリングサーバは、
前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信し;前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成し、前記作成したDVD−VIDEOデータを前記オーサリング端末に送信し、
前記オーサリング端末は、
前記オーサリングサーバからDVD−VIDEOデータを受信することを特徴とするオーサリングシステム。 - オーサリングサーバと、前記オーサリングサーバと通信可能に構成されたオーサリング端末とを含むオーサリングシステムであって、
前記オーサリング端末は、
前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信し、
前記オーサリングサーバは、
前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信し;前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成し;前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGを前記オーサリング端末に送信し、
前記オーサリング端末は、
前記オーサリングサーバからVTS及びVMGを受信し;前記受信したVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成することを特徴とするオーサリングシステム。 - 前記オーサリングシステムは、複数の前記オーサリング端末を備えており、
各前記オーサリング端末は、自装置に記憶するVTSを複数の前記オーサリング端末間で共有することができるP2P(Peer to Peer)方式のファイル共有手段を備えていることを特徴とする請求項8記載のオーサリングシステム。 - オーサリングサーバと、前記オーサリングサーバと通信可能に構成されたオーサリング端末とを含むオーサリングシステムを用いたオーサリング方法であって、
前記オーサリング端末が、
前記オーサリングサーバに、映像コンテンツを構成する映像素材データの指定及び再生順序等の制御情報を含むコンテンツ作成要求を送信する工程と、
前記オーサリングサーバが、前記オーサリング端末から、前記コンテンツ作成要求を受信する工程と、
前記オーサリングサーバが、前記受信したコンテンツ作成要求で指定された映像素材データについて、エンコードデータが未作成の場合は、DVD−VIDEO規格に従ってエンコードデータ及び該エンコードデータ専用のVTSを作成する工程と、
前記オーサリングサーバが、前記受信したコンテンツ作成要求に従って、メニュー情報を含むVideoManager(VMG)を作成する工程と、
前記オーサリングサーバが、前記受信したコンテンツ作成要求に対応するVTS及びVMGに基づいてDVD−VIDEOデータを作成し、前記作成したDVD−VIDEOデータを前記オーサリング端末に送信する工程と、
前記オーサリング端末が、前記オーサリングサーバからDVD−VIDEOデータを受信する工程とを備えることを特徴とするオーサリング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007276904A JP2009105769A (ja) | 2007-10-24 | 2007-10-24 | オーサリングサーバ、オーサリングシステム及びオーサリング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007276904A JP2009105769A (ja) | 2007-10-24 | 2007-10-24 | オーサリングサーバ、オーサリングシステム及びオーサリング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009105769A true JP2009105769A (ja) | 2009-05-14 |
Family
ID=40707016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007276904A Pending JP2009105769A (ja) | 2007-10-24 | 2007-10-24 | オーサリングサーバ、オーサリングシステム及びオーサリング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009105769A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011049979A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Nikon Corp | 画像編集システム、編集装置、及び、画像編集方法 |
JP2011103529A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Phi-Sum Llc | 視聴覚コンテンツの提供のための方法、システム、記録媒体およびプログラム |
JP2013145555A (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-25 | Disney Enterprises Inc | クラウドベースのコンテンツアセンブリ方法及びコンテンツアセンブリシステム |
JP2014534540A (ja) * | 2011-11-24 | 2014-12-18 | マイクロソフト コーポレーション | 対話型マルチモード画像検索 |
-
2007
- 2007-10-24 JP JP2007276904A patent/JP2009105769A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011049979A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Nikon Corp | 画像編集システム、編集装置、及び、画像編集方法 |
JP2011103529A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Phi-Sum Llc | 視聴覚コンテンツの提供のための方法、システム、記録媒体およびプログラム |
JP2014534540A (ja) * | 2011-11-24 | 2014-12-18 | マイクロソフト コーポレーション | 対話型マルチモード画像検索 |
US9411830B2 (en) | 2011-11-24 | 2016-08-09 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Interactive multi-modal image search |
JP2013145555A (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-25 | Disney Enterprises Inc | クラウドベースのコンテンツアセンブリ方法及びコンテンツアセンブリシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7689510B2 (en) | Methods and system for use in network management of content | |
US7779097B2 (en) | Methods and systems for use in network management of content | |
US20070083527A1 (en) | Systems and methods for uploading and downloading files in a distributed network | |
JP4967073B2 (ja) | ウェブベースのデスクトップ生産性アプリケーションを介したマルチメディアファイルの挿入 | |
JP2013118649A (ja) | 媒体とともにコメントを提示するためのシステム及び方法 | |
JP2007519082A (ja) | バーチャルコンテンツディレクトリサービス | |
KR20060002868A (ko) | 정보 처리 장치, 및 정보 처리 방법, 및 컴퓨터 프로그램 | |
JP2007215170A (ja) | 分散コンテンツ管理方法及び装置 | |
WO2008014487A2 (en) | Scene organization in computer-assisted filmmaking | |
JP2009105769A (ja) | オーサリングサーバ、オーサリングシステム及びオーサリング方法 | |
JP4771424B2 (ja) | 情報処理装置および方法、並びにプログラム | |
US9456091B2 (en) | Devices and methods for performing operations on image data stored in an external storage device | |
JPH09247599A (ja) | インタラクティブ映像記録再生方式 | |
JP4512588B2 (ja) | Enavバッファ構成情報が記録された情報保存媒体のコンテンツをインタラクティブモードで作成する再生装置及びそのバッファ管理方法 | |
JP2009077212A (ja) | コンテンツ提供装置 | |
WO2006067659A1 (en) | Method and apparatus for editing program search information | |
JP2014044551A (ja) | コンテンツ取得装置、コンテンツ取得システム、コンテンツを取得するための方法、端末にコンテンツを取得させるためのプログラム | |
JP2008041120A (ja) | 情報処理装置及び情報処理方法 | |
KR100717059B1 (ko) | 홈 네트워크에서 하나의 컨텐츠를 복수의 디바이스에분할하여 저장하기 위한 방법 및 장치 | |
JP2004334992A (ja) | 記録装置及び再生装置 | |
JP5221904B2 (ja) | 動画像配信システム及び動画像配信方法 | |
JP3959525B2 (ja) | 映像コンテンツの閲覧システムにおけるアプリケーションサーバのプログラムおよびアプリケーションサーバ | |
JP2011192038A (ja) | コンテンツ出力装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ出力方法、およびプログラム | |
JP2006166289A (ja) | コンテンツ編集システム、編集サーバ装置、コンテンツ編集方法及びプログラム | |
WO2005050650A1 (en) | Method and system for rendering read-only storage medium virtually re-writable |