JP2009105188A - Lc複合素子 - Google Patents

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Toyonori Kanetaka
豊典 金高
Shinichi Morimoto
慎一 守本
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Abstract

【課題】本発明は、LC複合素子を通過する信号波形の通過帯域幅を広くして通過する信号波形に歪が生じるのを抑制することができるLC複合素子を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のLC複合素子は、LC複合素子本体21の両端部に配置した電極部22と、この電極部22に接続されるように電極部22間に位置する前記LC複合素子本体21の表面に被覆形成された導体層23に螺旋状の溝切りを施すことにより線状導体部24と溝切部25とを形成したコイル部26とを備え、前記コイル部26を、その長さ29が前記電極部22間に位置するLC複合素子本体21の長さ30より短くなるようにして、前記電極部22間に位置するLC複合素子本体21の略中央に配置し、かつこのコイル部26と前記LC複合素子本体21の両端部に配置した電極部22との間に位置するそれぞれの導体層23には前記溝切部25を形成しないようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器のトラップ回路に使用されるLC複合素子に関するものである。
従来のこの種のLC複合素子について、図面を参照しながら説明する。
図6は従来のLC複合素子の外装部を透過した状態を示す平面図、図7は図6のA−A線断面図、図8は図6のB−B線断面図である。
従来は、図6〜図8に示すように、柱状のLC複合素子本体1と、このLC複合素子本体1の両端部に配置した電極部2と、前記LC複合素子本体1の表面に被覆形成された導体層3に螺旋状の溝切りを施すことによりLC複合素子本体1の全体にわたって形成されたコイル部4と、このコイル部4の外周を被覆した絶縁樹脂からなる外装部5とを設けることによりLC複合素子6を構成していた。
そしてこの従来のLC複合素子6は、セラミック積層型のLC複合素子(図示せず)よりも小型化するために、セラミック積層型のLC複合素子よりも小型であるチップインダクタの構成を用いてLC複合素子6としているもので、これによれば、外形寸法を長さ寸法1.0mm×縦寸法0.5mm×横寸法0.5mm以下に小型化できるものである。
しかしながら、通常、チップインダクタはLC複合素子のCに相当する構成を備えていないため、前記LC複合素子本体1の両端部に配置した電極部2間に発生する分布容量は極めて小さい。このため、LC複合素子本体1を誘電材料で構成することにより、電極部2間の分布容量を大きくしてLC複合素子のCを構成し、そして図9の従来のLC複合素子の等価回路図に示すように、コイル部4を構成するインダクタンス7に電極部2間の分布容量8を並列に接続したLC複合素子を構成しているものである。
また、図10は従来のLC複合素子とチップインダクタの減衰量周波数特性の比較を示した特性曲線図であり、この特性曲線図からも明らかなように、チップインダクタの特性を示した曲線9は、分布容量8が極めて小さいため、共振周波数11が高い周波数となっているが、チップインダクタの分布容量8を大きくしたLC複合素子6の特性を示した曲線10は、共振周波数11を特定の周波数12(本従来例においては1800MHz)に合わせることにより、特定の周波数12に減衰量を大きくした特性を有しており、この特定の周波数12のノイズを減衰させるトラップ回路に使用されていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−270252号公報
上記した従来の構成では、小型化したLC複合素子において、LC複合素子本体1を誘電材料で構成することにより分布容量8を大きくしているものの、共振周波数11を特定の周波数12に合わせるためには、この分布容量8の大きさがまだ十分ではないために、コイル部4を構成するインダクタンス7の値を大きくしておく必要があった。しかし、インダクタンス7の値が大きいと、通過する信号波形の減衰量が3dBより大きくなる周波数が低くなって信号波形が通過することができる減衰量が3dB以内の通過帯域幅13が狭くなるだけでなく、信号波形に含まれる高調波成分までもが減衰してしまい信号波形に歪が生じるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、LC複合素子を通過する信号波形の通過帯域幅を広くして通過する信号波形に歪が生じるのを抑制することができるLC複合素子を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、誘電材料により構成した柱状のLC複合素子本体と、このLC複合素子本体の両端部に配置した電極部と、この電極部に接続されるように電極部間に位置する前記LC複合素子本体の表面に被覆形成された導体層に螺旋状の溝切りを施すことにより線状導体部と溝切部とを形成したコイル部と、前記LC複合素子本体の外周を被覆した絶縁樹脂からなる外装部とを備え、前記コイル部を、その長さが前記電極部間に位置するLC複合素子本体の長さより短くなるようにして、前記電極部間に位置するLC複合素子本体の略中央に配置し、かつこのコイル部と前記LC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層には前記溝切部を形成しないようにしたもので、この構成によれば、前記コイル部を、その長さが前記電極部間に位置するLC複合素子本体の長さより短くなるようにして、前記電極部間に位置するLC複合素子本体の略中央に配置しているため、このコイル部と一方の電極部との間およびコイル部と他方の電極部との間のそれぞれには、LC複合素子本体の表面に被覆形成された導体層が配置されることになり、これにより、このコイル部を介して配置した一方の導体層と他方の導体層との間で静電容量を発生させることができるもので、この場合、特に、コイル部を二つの電極部間の略中央に配置しているため、一方の導体層と他方の導体層の面積は略同等となって、そこに発生する静電容量を効率よく大きくすることができ、そしてまた、前記コイル部と前記LC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層には溝切部を形成しないようにしているため、導体層の面積を損なうことはなく、これにより、効率よく静電容量を大きくすることができるため、前記コイル部と前記LC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層に発生した静電容量を合成した分布容量を大きくすることができるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明のLC複合素子は、誘電材料により構成した柱状のLC複合素子本体と、このLC複合素子本体の両端部に配置した電極部と、この電極部に接続されるように電極部間に位置する前記LC複合素子本体の表面に被覆形成された導体層に螺旋状の溝切りを施すことにより線状導体部と溝切部とを形成したコイル部と、前記LC複合素子本体の外周を被覆した絶縁樹脂からなる外装部とを備え、前記コイル部を、その長さが前記電極部間に位置するLC複合素子本体の長さより短くなるようにして、前記電極部間に位置するLC複合素子本体の略中央に配置し、かつこのコイル部と前記LC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層には前記溝切部を形成しないようにしているため、前記コイル部と前記LC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層に発生した静電容量を合成した分布容量を大きくして共振周波数の設定に必要なコイル部のインダクタンス値を小さくすることができ、そして、減衰量が3dBより大きくなるポイントの周波数が低くなるのも抑制することができ、これにより、外形寸法を長さ寸法1.0mm×縦寸法0.5mm×横寸法0.5mm以下の小型化したLC複合素子においても、信号波形が通過する通過帯域幅を広くして通過する信号波形に歪が生じるのを抑制することができるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態におけるLC複合素子について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるLC複合素子の外装部を透過した平面図、図2は図1のC−C線断面図、図3は図1のD−D線断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態におけるLC複合素子は、柱状のLC複合素子本体21と、このLC複合素子本体21の両端部に配置され、かつこのLC複合素子本体21と一体に形成された電極部22とを備えている。そして、このLC複合素子本体21と電極部22とは比誘電率が140の誘電材料からなり、その寸法は、前記LC複合素子本体21の長さ寸法を0.6mmにしており、また、前記電極部22のそれぞれの長さ寸法を0.2mm、縦と横寸法を0.5mm×0.5mmにしており、さらに前記LC複合素子本体21と電極部22を含めた外形寸法を長さ寸法1.0mm×縦寸法0.5mm×横寸法0.5mmに形成している。
また、前記電極部22と前記LC複合素子21の外周面には導体層23を備えており、かつこの導体層23は、前記電極部22とLC複合素子21の外周面にめっきで銅を被覆形成することにより構成しているものである。
そしてまた、前記電極部22に接続されるように、この電極部22間に位置するLC複合素子本体21の表面に被覆形成された導体層23にレーザーで螺旋状の溝切りを施すことにより線状導体部24と溝切部25とを形成したコイル部26を構成している。そして、最後に、前記LC複合素子本体21の外周を被覆したエポキシ樹脂等の絶縁樹脂からなる外装部27を備えることによりLC複合素子28を構成しているものである。
この場合、特に、コイル部26は、このコイル部26の長さ29が前記電極部22間に位置するLC複合素子本体21の長さ30(0.6mm)に対して、その1/3の長さ(0.2mm)になるように短くして、前記電極部22間に位置するLC複合素子本体21の略中央に配置し、かつこのコイル部26と前記LC複合素子本体21の両端部に配置した電極部22との間に位置するそれぞれの導体層23には前記溝切部25を形成しないようにしたものである。
上記のように構成されたLC複合素子28は、図4の本発明の一実施の形態におけるLC複合素子の等価回路図に示すように、コイル部26を構成するインダクタンス31に電極部22間の分布容量32を並列に接続したLC並列共振回路を構成しているものである。
また、図5は本発明の一実施の形態におけるLC複合素子と従来のLC複合素子の減衰量周波数特性の比較を示した特性曲線図であり、この特性曲線図からも明らかなように、本発明の一実施の形態におけるLC複合素子28の曲線32は、共振周波数33を、ノイズを除去する特定の周波数34(本発明の一実施の形態においては1800MHz)に合わせており、そして、この特定の周波数34において減衰量をノイズの除去に必要な15dB以上に大きくした特性を有している。そしてまた、従来のLC複合素子6の特性を示した曲線10と比べて、減衰量が3dBより大きくなる周波数を高くして、従来のLC複合素子6の信号波形の通過帯域幅13よりも本発明の一実施の形態におけるLC複合素子28の信号波形の通過帯域幅35を広くしている。
上記のように本発明の一実施の形態においては、コイル部26を、その長さ29が電極部22間に位置するLC複合素子本体21の長さ30より短くなるようにして、前記電極部22間に位置するLC複合素子本体21の略中央に配置しているため、このコイル部26と一方の電極部22との間およびコイル部26と他方の電極部22との間のそれぞれには、LC複合素子本体21の表面に被覆形成された導体層23が膜状に配置されることになり、これにより、このコイル部26を介して配置した一方の導体層23と他方の導体層23との間で静電容量を発生させることができるもので、この場合、特に、コイル部26を二つの電極部22間の略中央に配置しているため、一方の導体層23と他方の導体層23の面積は略同等となって、そこに発生する静電容量を効率よく大きくすることができ、そしてまた、前記コイル部26と前記LC複合素子本体21の両端部に配置した電極部22との間に位置するそれぞれの導体層23には溝切部25を形成しないようにしているため、導体層23の面積を損なうことはなく、これにより、効率よく静電容量を大きくすることができるため、前記コイル部26と前記LC複合素子本体21の両端部に配置した電極部22との間に位置するそれぞれの導体層23に発生した静電容量を合成した分布容量32は大きくなって共振周波数に必要なインダクタンス31の値を小さくすることができ、その結果、信号波形が通過する通過帯域幅35を広くして通過する信号波形に歪が生じるのを抑制することができるものである。
なお、本発明の一実施の形態においては、コイル部26の長さ29と電極部22間に位置するLC複合素子本体21の長さ30の設定を1/3(0.2mm/0.6mm)としたものについて説明したが、この設定は1/3の設定に限定されるものではなく、電極部22間の分布容量32を高くする範囲であれば適宜選択して設定することができ、そして、この場合、好ましくは1/5以上1/2以下の範囲に設定すれば、効果的に電極部22間の分布容量31を調整しながら大きくすることができるものである。
本発明に係るLC複合素子は、コイル部とLC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層に発生した静電容量を合成した分布容量を大きくして共振周波数の設定に必要なコイル部のインダクタンス値を小さくすることができるため、信号波形が通過する通過帯域幅を広くして通過する信号波形に歪が生じるのを抑制することができるという効果を有するものであり、特に、各種の電子機器のトラップ回路に適用して有用となるものである。
本発明の一実施の形態におけるLC複合素子の外装部を透過した平面図 図1のC−C線断面図 図1のD−D線断面図 同LC複合素子の等価回路図 同LC複合素子と従来のLC複合素子の減衰量周波数特性の比較を示した特性曲線図 従来のLC複合素子の外装部を透過した平面図 図6のA−A線断面図 図6のB−B線断面図 同LC複合素子の等価回路図 同LC複合素子とチップインダクタの減衰量周波数特性の比較を示した特性曲線図
符号の説明
21 LC複合素子本体
22 電極部
23 導体層
24 線状導体部
25 溝切部
26 コイル部
27 外装部
28 LC複合素子
29 コイル部の長さ
30 LC複合素子本体の長さ

Claims (1)

  1. 誘電材料により構成した柱状のLC複合素子本体と、このLC複合素子本体の両端部に配置した電極部と、この電極部に接続されるように電極部間に位置する前記LC複合素子本体の表面に被覆形成された導体層に螺旋状の溝切りを施すことにより線状導体部と溝切部とを形成したコイル部と、前記LC複合素子本体の外周を被覆した絶縁樹脂からなる外装部とを備え、前記コイル部を、その長さが前記電極部間に位置するLC複合素子本体の長さより短くなるようにして、前記電極部間に位置するLC複合素子本体の略中央に配置し、かつこのコイル部と前記LC複合素子本体の両端部に配置した電極部との間に位置するそれぞれの導体層には前記溝切部を形成しないようにしたLC複合素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110349734A (zh) * 2018-04-02 2019-10-18 株式会社村田制作所 层叠型线圈元件

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