JP2009104419A - 情報表示装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】サブディスプレイ(第2の表示体)を設けた場合でも消費電力の増加を抑制すること。
【解決手段】情報表示装置は、記憶性表示素子を有する第1の表示体と、前記記憶性表示素子以外の表示素子を有し、前記第1の表示体よりも表示面の面積が小さい第2の表示体と、前記第1の表示体の表示が完了すると、所定条件が満たされたか判断する判断手段と、前記判断手段により前記所定条件が満たされたと判断された場合、前記第2の表示体に表示されている画像の少なくとも一部を対象画像として前記第1の表示体に表示させ、前記第2の表示体から前記対象画像を消去する制御手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの表示体を有する情報表示装置において情報を表示する技術に関する。
コレステリック液晶ディスプレイや電気泳動ディスプレイ(Electrophoretic Display、以下「EPD」という)等、記憶性表示素子を有する表示体(以下、「記憶性表示体」という)は、表示を保持するのに電力を必要としないという特長を有している。しかし一般的に記憶性表示素体には、表示の描き替えにかかる時間が長いという問題がある。このため、例えば、ユーザの入力に応じた画面を表示するユーザインターフェースにおいて、レスポンスが遅いという問題がある。このような問題を解決するため、記憶性表示体以外の表示体を用いたサブディスプレイを設けることが知られている(特許文献1)。
特開2004−102661号公報
特許文献1に開示されているようにサブディスプレイを設けた場合、サブディスプレイの表示を維持するには電力を供給する必要があった。すなわち、記憶性表示体の特長の一つである低消費電力という特性が損なわれてしまうという問題があった。
これに対し本発明は、サブディスプレイ(第2の表示体)を設けた場合でも消費電力の増加を抑制する技術、具体的には、第2の表示体に表示されている画像を第1の表示体に表示させることにより第2の表示体への電力の供給を停止可能とする技術を提供する。
上述の課題を解決するため、本発明は、記憶性表示素子を有する第1の表示体と、前記記憶性表示素子以外の表示素子を有し、前記第1の表示体よりも表示面の面積が小さい第2の表示体と、前記第1の表示体の表示が完了すると、所定条件が満たされたか判断する判断手段と、前記判断手段により前記所定条件が満たされたと判断された場合、前記第2の表示体に表示されている画像の少なくとも一部を対象画像として前記第1の表示体に表示させ、前記第2の表示体から前記対象画像を消去する制御手段とを有する情報表示装置を提供する。
この情報表示装置によれば、第2の表示体に表示されている画像は第1の表示体に表示される。
好ましい態様において、この情報表示装置は、前記第1の表示体が、前記対象画像の表示に用いられる表示領域を有し、前記制御手段は、前記表示領域に前記対象画像を表示させてもよい。
この情報表示装置によれば、第2の表示体に表示されている画像は第1の表示体のうち対象画像の表示に用いられる表示領域に表示される。
別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記第1の表示体において前記対象画像を表示する領域を確保するように、前記第1の表示体に表示された画像を編集する編集手段を有し、前記制御手段が、前記編集手段の編集により確保された領域に前記対象画像を表示させてもよい。
この情報表示装置によれば、第2の表示体に表示されている画像は、第1の表示体に表示されている画像の編集により確保された領域に表示される。
さらに別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記第2の表示体に表示される情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報を表示するのに必要な面積が前記表示面の面積よりも大きい場合、前記表示面に収まるように前記記憶手段に記憶された情報を編集する編集手段とを有し、前記制御手段が、前記編集手段により編集された画像を表示させてもよい。
この情報表示装置によれば、第2の表示体に表示されている画像は、編集された後で第1の表示体に表示される。
さらに別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記所定条件が、前記第1の表示体の表示が完了した時に関する条件、すなわち前記第1の表示体の表示が完了したという条件であってもよい。
この情報表示装置によれば、前記第1の表示体の表示が完了すると第2の表示体に表示されている画像が第1の表示体に表示される。
さらに別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記所定条件が、前記第1の表示体の表示が完了してからの経過時間に関する条件すなわち前記第1の表示体の表示が完了してからある時間が経過したという条件であってもよい。
この情報表示装置によれば、前記第1の表示体の表示が完了してからある時間が経過すると第2の表示体に表示されている画像が第1の表示体に表示される。
さらに別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記第2の表示体の表示の維持に用いられる電力を供給する電池を有し、前記時間が、前記電池の残量に応じて決められてもよい。
この情報表示装置によれば、前記第1の表示体の表示が完了してから、電池残量に応じて決められる時間が経過すると第2の表示体に表示されている画像が第1の表示体に表示される。
さらに別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記第2の表示体に表示される画像の重要度を記憶する記憶手段を有し、前記時間が、前記重要度に応じて決められてもよい。
この情報表示装置によれば、前記第1の表示体の表示が完了してから、重要度に応じて決められる時間が経過すると第2の表示体に表示されている画像が第1の表示体に表示される。
さらに別の好ましい態様において、この情報表示装置は、前記第2の表示体に表示される画像を第1の表示体に表示するか否かを示すフラグを記憶する記憶手段を有し、前記所定条件は、前記フラグが、前記第2の表示体に表示される画像を第1の表示体に表示することを示すものであってもよい。
この情報表示装置によれば、フラグの内容に応じて第2の表示体に表示されている画像が第1の表示体に表示される。
また、本発明は、記憶性表示素子を有する第1の表示体と、前記記憶性表示素子以外の表示素子を有し、前記第1の表示体よりも表示面の面積が小さい第2の表示体とを有する情報表示装置に、前記第1の表示体の表示が完了すると、所定条件が満たされたか判断するステップと、前記所定条件が満たされたと判断された場合、前記第2の表示体に表示されている画像の少なくとも一部を対象画像として前記第1の表示体に表示させ、前記第2の表示体から前記対象画像を消去するステップとを実行させるプログラムを提供する。
このプログラムによれば、第2の表示体に表示されている画像は第1の表示体に表示される。
1.構成
図1は、本発明の一実施形態に係る情報表示装置1の機能構成を示す図である。メイン表示部11(第1の表示体)は、記憶性表示素子を有する。ここで「記憶性」とは電力を供給しなくてもある時間は表示を維持できる特性をいう。メイン画像記憶部12は画像データを記憶する。メイン表示部11は、メイン画像記憶部12に記憶されたデータに従って画像を表示する。以下、メイン表示部11に表示される画像を「メイン画像」という。サブ表示部13は、記憶性表示体以外の表示体を有する。サブ画像記憶部14は画像データを記憶する。サブ表示部13は、サブ画像記憶部14に記憶されたデータに従って画像を表示する。以下、サブ表示部13に表示される画像を「サブ画像」という。サブ表示部13はメイン画像に関する副次的な情報の表示に用いられるので、表示面の面積はメイン表示部11よりも小さい。判断部15は、メイン表示部11の表示が完了すると、より具体的には表示の描き替えが完了すると、所定の条件が満たされたか判断する。制御部16は、所定の条件が満たされた場合に、サブ画像の少なくとも一部を対象画像としてメイン表示部11に表示させ、サブ表示部13から対象画像を消去する。メイン編集部17およびサブ編集部18は、必要に応じてメイン画像およびサブ画像をそれぞれ編集する。電池19は、メイン表示部11およびサブ表示部13の表示の維持および描き替えに必要な電力を供給する。
図2は、情報表示装置1のハードウェア構成を示す図である。CPU(Central Processing Unit)101は、情報表示装置1の構成要素を制御する制御装置である。ROM(Read Only Memory)102は、情報表示装置1の起動に必要なプログラムやデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。RAM(Random Access Memory)103は、CPU101がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する記憶装置である。VRAM(Video Random Access Memory)104は、メイン画像およびサブ画像を示す画像データを記憶する記憶装置である。VRAM104は、メイン画像およびサブ画像の記憶領域を有しており、メイン画像およびサブ画像はそれぞれ対応する記憶領域に記憶される。以下、VRAM104においてメイン画像に対応する記憶領域を「メイン記憶領域」といい、サブ画像に対応する記憶領域を「サブ記憶領域」という。I/O(Input/Output)105は、データや信号の入出力を管理するインターフェースである。UIボタン群106は、ユーザの操作に応じた信号を出力する装置、例えば、ボタン(描き替えボタンやページ送りボタン、決定ボタンなど)・キーパッド・タッチパネル・ペンデバイスなどの入力装置である。UIボタン群106はI/O105に接続されており、UIボタン群106から出力された信号はI/O105を介してCPU101に入力される。
補助記憶装置115は、メイン画像となるコンテンツ・サブ画像となる属性データ・その他のデータを記憶する不揮発性の記憶装置、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリである。「コンテンツ」とは、メイン表示体107に画像として表示される情報、例えば文書である。具体的に、補助記憶装置115は、あるコンテンツについて、ある単位、例えばページ毎にそのページに対応する属性、例えばコメントを記憶している。このように補助記憶装置115は、少なくとも1単位の情報を含むコンテンツと、そのコンテンツに含まれる情報のうちある単位に対応する属性を記憶している。コンテンツの単位は、例えば、ページ・見開きページ・ページよりも小さい形式的な単位(例えばカラム)・ページとは独立した意味上の集合(例えば段落)などである。属性は、例えば、コメント・作成日・作成者・タイトル・ファイルサイズなどである。
メイン表示体107は、記憶性表示素子を有する表示体、例えばコレステリック液晶ディスプレイやEPDである。メイン表示制御部108は、メイン表示体107の描画制御を行う信号を出力する装置である。以下、必要に応じてメイン表示体107とメイン表示制御部108をあわせて「メインディスプレイ」という。サブ表示体109は、記憶性表示素子以外の表示素子を有する表示体、例えば超ねじれネマチック液晶ディスプレイ(Super Twisted Nematic Liquid Crystal Display、STN−LCD)である。サブ表示体109の表示描き替え速度は、メイン表示体107よりも速い。サブ表示制御部110は、サブ表示体109の描画制御を行う信号を出力する装置である。以下、必要に応じてサブ表示体109とサブ表示制御部110をあわせて「サブディスプレイ」という。電源オン・オフ回路111は、メイン表示制御部108およびサブ表示制御部110への電力の供給を行ったり停止したりする回路である。以下、ある構成要素に電力を供給することを「電源をオンする」と、電力の供給を停止することを「電源をオフする」という。電源制御部112は、情報表示装置1の電源管理を行う装置である。具体的には、電源制御部112は、電源オン・オフ回路111を制御してメイン表示制御部108およびサブ表示制御部110の電源をオンまたはオフする。また、電源制御部112は、電池113の残量を監視する。電池113は、メイン表示制御部108・サブ表示制御部110・CPU101・RAM103など、情報表示装置1の構成要素に電力を供給する。バス114は、構成要素間での信号の伝送に用いられる伝送路である。
ROM102は、以下で説明する処理を行う制御プログラムを記憶している。CPU101がこの制御プログラムを実行することにより、図1に示される機能が情報表示装置1に実装される。
図3は情報表示装置1の外観を示す図である。この例で情報表示装置1は、いわゆる電子ペーパや電子ブックである。メインディスプレイには、メイン画像、この例では「○○○○のお知らせ」というタイトルを有する文書を示す画像が表示されている。サブディスプレイには、メイン画像に関する情報、この例では「標記の件について8/20までに返信をお願いします。」というコメントが表示されている。
2.動作
図4は、情報表示装置1の動作を示すフローチャートである。図4に示されるフローは、例えばページ送りボタンが押下されたことを契機として開始される。以下で説明する処理は基本的にCPU101の制御下で行われる。
ステップS101において、電源オン・オフ回路111は、メインディスプレイの電源をオンする。ステップS102において、電源オン・オフ回路111は、サブディスプレイの電源をオンする。
ステップS103において、CPU101は、補助記憶装置115からコンテンツのデータ、特に、表示の対象となるページのデータをメイン画像のデータとして読み出す。CPU101は、読み出したデータを、VRAM104のメイン記憶領域に記憶させる。ステップS104において、メイン表示体107は、メイン画像を表示する。詳細には、メイン表示制御部108は、VRAM104に記憶されたデータを示す信号をメイン表示体107に出力する。メイン表示体107は、メイン表示制御部108の制御によりメイン画像を表示する。
ステップS105において、CPU101は、補助記憶装置115からメイン画像に対応するコメントのデータをサブ画像のデータとして読み出す。CPU101は、読み出したデータを、VRAM104のサブ記憶領域に記憶させる。ステップS106において、サブ表示体109はサブ画像、ここではコメントの文字を表示する。
ステップS107において、電源オン・オフ回路111は、メインディスプレイの電源をオフする。詳細には次のとおりである。CPU101はメイン画像の表示が完了してから経過した時間を計測している。表示が完了してから所定の時間、例えば20秒が経過すると、CPU101はメインディスプレイの電源をオフするよう電源制御部112に命令する。電源制御部112は、CPU101からの命令を受けるとメインディスプレイの電源をオフするよう電源オン・オフ回路111を制御する。
メインディスプレイの電源がオフされると、CPU101はサブディスプレイオフタイマーを初期化し、続いてカウントを開始する(ステップS108)。サブディスプレイオフタイマーは、サブディスプレイの電源をオフするかどうかの判断に用いられるタイマーである。ステップS109において、CPU101は、サブディスプレイオフタイマーのカウントが所定値を超えたか、すなわちタイムアップしたか判断する。タイムアップしていないと判断された場合(ステップS109:NO)、CPU101は処理をステップS110に移行する。ステップS110において、CPU101はタイマーのカウントを1単位加算、すなわちタイマーをカウントアップする。タイマーをカウントアップすると、CPU101は処理を再びステップS109に移行する。タイムアップしたと判断された場合(S109:YES)、CPU101は処理をステップS111に移行する。
ステップS111において、CPU101は、コメントをメインディスプレイに表示させる。詳細には次のとおりである。CPU101は、VRAM104から処理対象となる対象画像のデータとしてサブ画像のデータを読み出す。CPU101は、読み出した対象画像のデータを、メイン記憶領域のうちのある領域(以下「特定領域」という)に記憶させる。特定領域の詳細については後述する。メイン記憶領域のデータが書き換えられると、電源オン・オフ回路111は、メインディスプレイの電源をオンする。メインディスプレイの電源がオンされると、メイン表示制御部108は、VRAM104に記憶されているデータに従ってメイン表示体107の表示を描き替える。メイン表示体107の表示が描き替えられると、電源オン・オフ回路111は、メインディスプレイの電源をオフする。
ステップS112において、電源オン・オフ回路111は、サブディスプレイの電源をオフする。こうして図4のフローが終了する。
図5は、図4のフローが終了した後の情報表示装置1の外観を示す図である。サブディスプレイの電源はオフされているので、サブディスプレイには何も表示されていない。しかし図3においてサブディスプレイに表示されていたコメント(「標記の件について8/20までに返信をお願いします。」)は、メインディスプレイに表示されている。ユーザから見ると、サブディスプレイのコメントがメインディスプレイに転送されたように見える。したがって以下、図4のフロー、特に、ステップS111−S112の処理を「転送」という。このときサブディスプレイの電源はオフされるので、表示内容は維持しつつも消費電力はより低減される。
3.特定領域の例
次に、特定領域すなわちメインディスプレイにおいてサブ画像を表示する領域の具体例をいくつか説明する。
3−1.例1
図6は、特定領域の第1の例を示す図である。この例において、特定領域は、メインディスプレイ上に設けられた、対象画像専用の表示領域Aに対応する記憶領域である。すなわちメインディスプレイは幅x、長さyの大きさを有しているが、このうち上部の長さy(y<y)の領域は、対象画像専用の領域、すなわちメイン画像の表示には用いられない。表示領域Aは、転送前においては空白である。転送が行われると、表示領域Aには対象画像すなわちサブディスプレイのコメントが表示される。
3−2.例2
図7は、特定領域の第2の例を示す図である。この例において、特定領域は、メイン画像の編集によって得られた余白領域Aに対応する記憶領域である。転送が開始されるまで余白領域Aは存在しない。転送を行うことが決定されると、CPU101は、メイン画像を編集、例えば縮小する。すなわち、CPU101はVRAM104のメイン記憶領域からメイン画像のデータを読み出し、読み出したデータをあらかじめ決められた倍率で縮小する。CPU101は、縮小したデータをメイン記憶領域に記憶させる。メイン画像の縮小により、メインディスプレイの上部には長さyの余白領域Aが生成される。メイン画像の縮小は図4のフローにおいてステップS109とS111との間に行われる。転送が行われると、余白領域Aには対象画像すなわちサブディスプレイのコメントが表示される。
この例において、メイン画像の編集は縮小に限定されない。ページを特定方向、例えば下向きに長さy移動させるような処理でもよい。この場合メイン画像の下から長さyの部分はメインディスプレイに表示されないが、多くの文書ではページの下部に余白が設けてあるので表示が途切れても問題ない。要は、メインディスプレイにおいて対象画像を表示する領域を確保するように、メイン画像を編集するものであればどのような処理が用いられてもよい。
3−3.例3
この例において、特定領域は、メイン画像の表示領域の一部に対応する記憶領域である。より具体的には、特定領域は、メインディスプレイの表示領域のうちあらかじめ決められた一部の領域、例えば上部である。転送後において、対象画像はメイン画像に重ねて表示される。新聞・論文・雑誌・単行本などのコンテンツは、ページ上部や下部など決まった位置に余白が設けてあるものが多い。余白であればメイン画像に重ねて対象画像を表示してもメイン画像の可読性に支障を生じないので、このような構成も有用である。
4.他の実施形態
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下において、実施形態と共通する要素について共通の参照符号が用いられる。また、以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
4−1.変形例1
図8は、変形例1に係る転送の例を示す図である。サブディスプレイはSTN−LCDのように高速描き替えが可能な表示体を用いているので、表示領域に収まらない長いコメントも、スクロールにより表示することができる。一方メインディスプレイは描き替えが低速であるのでスクロール表示をすることができない。このような場合に単純にサブ記憶領域に記憶されているデータを単純に対象画像のデータとしたのでは、コメントを全部表示することができない。変形例1は、このように、情報を表示するのに必要な面積がサブディスプレイの表示面の面積よりも大きい場合でもサブ画像の転送を可能にするものである。
いま、メイン画像に対応するコメントが「サブディスプレイのコメントが長いのです。」という文字列であり、かつ、サブディスプレイの表示領域が15文字分しかない例を用いて説明する。このコメントを先頭から順にサブディスプレイに表示すると「サブディスプレイのコメントが長」までしか表示できない。このようにスクロール表示が必要なコメントについては、CPU101は、スクロール表示が必要であることを示すフラグをRAM103に記憶させる。転送を行うことが決定されると、CPU101は、コメントを編集、例えば縮小する。縮小は、コメントの全部をサブディスプレイに表示できるようになる程度まで行われる。コメントを編集した後の処理は、上述の実施形態と同様に行われる。図8の例では、メイン画像の縮小が併用されている。メイン画像の縮小に代わり、上述の例1または例3が用いられてもよい。
4−2.変形例2
転送の開始をトリガする条件は、上述の実施形態で説明したものに限定されない。実施形態においては、メインディスプレイの電源をオフしてから所定の時間が経過したという条件(メイン画像の表示が完了してから所定の時間が経過したという条件)が満たされたときに転送が開始された。転送の開始をトリガする条件としては、メイン画像の表示が完了したという条件・メイン画像の表示が完了してから所定の時間が経過したという条件・ユーザからの指示入力があったという条件などが用いられてもよい。
4−3.変形例3
転送の開始をトリガする条件は、フラグに関する条件を含んでいてもよい。この場合、補助記憶装置115は、各コメントについて転送を行うか否かを示すフラグを記憶している。CPU101は、フラグが転送を行うことを示すものである場合に、転送を行うことを決定する。
4−4.変形例4
変形例2における「所定の時間」は、電池113の残量により定められる時間であってもよい。すなわち、電池113の残量が多いときには長く、電池113の残量が少ないときには短くなるように時間が設定される。具体的には、電源制御部112が電池113の残量を監視しているので、CPU101は、この情報に基づいて転送の開始をトリガするまでの時間を設定する。
4−5.変形例5
変形例2における「所定の時間」は、コメントの重要度に応じて定められてもよい。この場合、補助記憶装置115は、各コメントに対応する重要度を記憶している。CPU101は、重要度が高い場合には長く、重要度が低い場合には短くなるように時間を設定する。あるいはこの逆でもよい。
4−6.変形例6
図4のステップS111においてメインディスプレイの表示を描き替える処理は、表示領域の一部、具体的には特定領域に対応する部分についてのみ行われてもよい。一般的に記憶性表示体の描き替え速度は遅いので、描き替えを行う領域を限定することで書き換えの時間が短縮される。
4−7.変形例7
図1に示される機能構成のうち一部は省略されてもよい。例えば、特定領域の例1で説明した構成においてはメイン画像の編集を行う必要がない。このような場合、情報表示装置1はメイン編集部17の機能を有していなくてもよい。他の要素についても同様である。
4−8.変形例8
情報表示装置1のハードウェア構成は図2に示されるものに限定されない。図1に示される機能を実現できるものであれば、どのようなハードウェア構成でもよい。例えば、上述の実施形態では判断部15、制御部16、メイン編集部17およびサブ編集部18に相当する機能をCPU101が有していたが、これらの機能はそれぞれ特定の機能を有する複数のプロセッサにより実装されてもよい。また、上述の実施例ではメイン画像記憶部12およびサブ画像記憶部14に相当する機能をVRAM104が有していたが、これらの機能はそれぞれ異なる記憶装置により実装されてもよい。他の要素についても同様である。
4−9.変形例9
メイン画像またはサブ画像の編集は、上述の実施形態で説明されたものに限定されない。これらの編集は、拡大・縮小・フォント(書体)の変更・フォントサイズの変更・文字間隔の変更・行間隔の変更など、どのような態様のものでもよい。
4−10.変形例10
図4に示されるフローにおけるステップの順番は、図4に示されるものに限定されない。特に、前後関係が記述されていない2つのステップは、どちらが先に行われても後に行われてもよい。
4−11.変形例11
情報表示装置1が記憶および実行するプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュROMなどの記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
本発明の一実施形態に係る情報表示装置1の機能構成を示す図である。 情報表示装置1のハードウェア構成を示す図である。 情報表示装置1の外観を示す図である。 情報表示装置1の動作を示すフローチャートである。 図4のフローが終了した後の情報表示装置1の外観を示す図である。 特定領域の第1の例を示す図である。 特定領域の第2の例を示す図である。 変形例1に係る転送の例を示す図である。
符号の説明
1…情報表示装置、11…メイン表示部、12…メイン画像記憶部、13…サブ表示部、14…サブ画像記憶部、15…判断部、16…制御部、17…メイン編集部、18…サブ編集部、19…電池、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…VRAM、105…I/O、106…Uボタン群、107…メイン表示体、108…メイン表示制御部、109…サブ表示体、110…サブ表示制御部、111…電源オン・オフ回路、112…電源制御部、113…電池、114…バス、115…補助記憶装置

Claims (10)

  1. 記憶性表示素子を有する第1の表示体と、
    前記記憶性表示素子以外の表示素子を有し、前記第1の表示体よりも表示面の面積が小さい第2の表示体と、
    前記第1の表示体の表示が完了すると、所定条件が満たされたか判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記所定条件が満たされたと判断された場合、前記第2の表示体に表示されている画像の少なくとも一部を対象画像として前記第1の表示体に表示させ、前記第2の表示体から前記対象画像を消去する制御手段と
    を有する情報表示装置。
  2. 前記第1の表示体が、前記対象画像の表示に用いられる表示領域を有し、
    前記制御手段が、前記表示領域に前記対象画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記第1の表示体において前記対象画像を表示する領域を確保するように、前記第1の表示体に表示された画像を編集する編集手段を有し、
    前記制御手段が、前記編集手段の編集により確保された領域に前記対象画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  4. 前記第2の表示体に表示される情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された情報を表示するのに必要な面積が前記表示面の面積よりも大きい場合、前記表示面に収まるように前記記憶手段に記憶された情報を編集する編集手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記編集手段により編集された画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  5. 前記所定条件が、前記第1の表示体の表示が完了した時を条件とすることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  6. 前記所定条件が、前記第1の表示体の表示が完了してからの経過時間を条件とすることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  7. 前記第2の表示体の表示の維持に用いられる電力を供給する電池を有し、
    前記時間が、前記電池の残量に応じて決められる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  8. 前記第2の表示体に表示される画像の重要度を記憶する記憶手段を有し、
    前記時間が、前記重要度に応じて決められる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報表示装置。
  9. 前記第2の表示体に表示される画像を第1の表示体に表示するか否かを示すフラグを記憶する記憶手段を有し、
    前記所定条件は、前記フラグが、前記第2の表示体に表示される画像を第1の表示体に表示することを示すものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  10. 記憶性表示素子を有する第1の表示体と、前記記憶性表示素子以外の表示素子を有し、前記第1の表示体よりも表示面の面積が小さい第2の表示体とを有する情報表示装置に、
    前記第1の表示体の表示が完了すると、所定条件が満たされたか判断するステップと、
    前記所定条件が満たされたと判断された場合、前記第2の表示体に表示されている画像の少なくとも一部を対象画像として前記第1の表示体に表示させ、前記第2の表示体から前記対象画像を消去するステップと
    を実行させるプログラム。
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