JP2009103021A - 流路切替バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイアフラム式アクチュエータを用いて弁体を3段階に開度調節可能とし、振動耐久性を向上させること。
【解決手段】流路切替バルブは下側アクチュエータ29と上側アクチュエータ30を含む。下側アクチュエータ29は、ケース33、ダイアフラム36、作動ロッド38、スプリング39を含む。作動ロッド38の下端部は弁体に連結される。上側アクチュエータ30は、ケース51、ダイアフラム54、作動ロッド56、スプリング57を含む。上側の作動ロッド56の下端には、下側の作動ロッド38の上端が当接可能である。上側の圧力室53と下側の負圧室34は互いに連通する。各アクチュエータ29,30の各負圧室34,52には、負圧が供給可能である。各作動ロッド38,56は、ブッシュ44,58により振れ止めされる。下側のスプリング39は上側のスプリング57より付勢力が大きい。
【選択図】 図4

Description

この発明は、流体の流路を切り替えるために使用される流路切替バルブに関する。詳しくは、ダイアフラム式アクチュエータにより弁体を作動させる流路切替バルブに関する。
従来、ディーゼルエンジンなどでは排気中からNOxを低減させるためにEGR(排気再循環)システムが採用されている。このEGRシステムでは、高温の排気をそのまま吸気側に循環させると、高温で膨張した排気が吸気マニホールドに供給されるため、気筒内で排気の占める割合が増加してしまう。これにより、気筒内の空気量が減少し、燃焼効率が悪化すると共に、NOxなどの排気成分も悪化するという問題があった。
そこで、EGRシステムには、EGR通路の一部に、冷却水との熱交換によって排気(EGRガス)を冷却するEGRクーラが設けられることがある。このEGRクーラは、高温の排気(EGRガス)をEGRクーラで冷却した状態で、吸気マニホールドに再循環させるようになっている。ここで、EGRクーラ付きのEGRシステムは、エンジン始動時や冷間時など冷却水の温度が低い場合に、EGRガスが過冷却となって、逆に気筒内の燃焼効率や排気成分の悪化を招くおそれがあった。そこで、冷却水温が通常時より低いエンジン始動時や冷間時などには、EGRクーラの通路を迂回して接続されたバイパス通路にEGRガスを流して、EGRクーラで冷却しないEGRガスを吸気マニホールドに再循環させるようになっている。つまり、EGRクーラを使用する場合と使用しない場合とを選択的に切り替えるようになっている。
ここで、EGRクーラの使用と不使用の切り替えのために流路切替バルブが使用される。この種のバルブとして、下記の特許文献1に記載されるように、ダイアフラム式アクチュエータを用いて弁体を選択的に開閉させるものが実用化されている。
特開2005−282520号公報
ところが、特許文献1に記載の流路切替バルブでは、全開と全閉の2状態しか選択することができず、その中間の開度を選択することができなかった。このためEGRガスをEGRクーラにより冷却する場合と冷却しない場合しか選択することができず、EGRガス温度制御の自由度が小さかった。
ここで、EGRガス温度制御の自由度を高めるために、ステップモータ等の電動機を用いて弁体を無段階に開度調節させることが考えられる。しかし、この場合は高価な電動機が必要になるばかりでなく、電動機を制御するためのコントローラや弁体の開度を検出するセンサ等の付属品が必要となり、装置全体が高価で複雑なものとなってしまう。
この点、ダイアフラム式アクチュエータを用いて弁体を開閉させるタイプの流路切替バルブの方が、比較的安価で構成が簡単なものとなる。ところが、ダイアフラム式アクチュエータは、構造上、振動に弱い傾向にあった。このため、ガソリンエンジンよりも振動が大きいディーゼルエンジンに採用した場合に、振動耐久性の点で問題があった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、ダイアフラム式のアクチュエータを用いて弁体を少なくとも3段階に開度調節可能とした流路切替バルブを提供することにある。この発明の第2の目的は、第1の目的に加え、振動耐久性に優れた流路切替バルブを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ダイアフラム式のアクチュエータにより弁体を作動させることにより流体の流路を切り替える流路切替バルブであって、互いに積み重ねられた下側の第1アクチュエータ及び上側の第2アクチュエータと、第1アクチュエータは、第1ケースと、第1ケースの内部空間を第1負圧室として区画する第1ダイアフラムと、第1ダイアフラムに上部が固定された第1作動ロッドと、第1負圧室にて第1ケースと第1ダイアフラムとの間に介装された第1スプリングとを含むことと、第1作動ロッドは、第1ケースから下方へ延びると共に、弁体を作動させるために弁体に連結されることと、第2アクチュエータは、第2ケースと、第2ケースの内部空間を上側の第2負圧室と下側の第2圧力室とに区画する第2ダイアフラムと、第2ダイアフラムに上部が固定された第2作動ロッドと、第2負圧室にて第2ケースと第2ダイアフラムとの間に介装された第2スプリングとを含むことと、第2作動ロッドは、第2ケース及び第1ケースを貫通して第1負圧室へ延びると共に、第2作動ロッドの下端には、第1作動ロッドの上端が当接可能に設けられることと、第2圧力室と第1負圧室とが互いに連通することとを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、第1及び第2のアクチュエータの各負圧室に負圧がかからない状態では、弁体が初期位置に配置される。この状態から、第1アクチュエータの第1負圧室に負圧がかかることにより、第1スプリングの付勢力に抗して第1ダイアフラムが第1作動ロッドと共に第1負圧室側へ変位する。これにより、弁体が初期位置から半開位置に切り替えられ、これにより流体の流路が一部だけ切り替えられる。このとき、第1作動ロッドの軸方向の変位は、その上端が第2作動ロッドの下端に当接することで規制される。その後、第1アクチュエータに加えて、第2アクチュエータの第2負圧室にも負圧がかかることにより、第2スプリングの付勢力に抗して第2ダイアフラムが第2作動ロッドと共に第2負圧室側へ変位する。このとき、第2圧力室の圧力変化は、相互に連通する第1負圧室の圧力変化により許容される。そして、第1作動ロッドが更に変位して、弁体が半開位置から全開位置に切り替えられ、これにより流体の流路が全面的に切り替えられる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2アクチュエータの上に積み重ねられた第3アクチュエータと、第3アクチュエータは、第3ケースと、第3ケースの内部空間を上側の第3負圧室と下側の第3圧力室とに区画する第3ダイアフラムと、第3ダイアフラムに上部が固定された第3作動ロッドと、第3負圧室にて第3ケースと第3ダイアフラムとの間に介装された第3スプリングとを含むことと、第3作動ロッドは、第3ケース及び第2ケースを貫通して第2負圧室へ延びると共に、第3作動ロッドの下端には、第2作動ロッドの上端が当接可能に設けられることと、第3圧力室と第2負圧室とが互いに連通することとを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、第1〜第3のアクチュエータの各負圧室に負圧がかからない状態では、弁体が初期位置である第1の位置に配置される。この状態から、第1アクチュエータの第1負圧室に負圧がかかることにより、第1スプリングの付勢力に抗して第1ダイアフラムが第1作動ロッドと共に第1負圧室側へ変位する。これにより、弁体が第1の位置から第2の位置へ切り替えられ、これにより流体の流路が部分的に切り替えられる。このとき、第1作動ロッドの変位は、その上端が第2作動ロッドの下端に当接することで規制される。その後、第1アクチュエータに加えて、第2アクチュエータの第2負圧室にも負圧がかかることにより、第2スプリングの付勢力に抗して第2ダイアフラムが第2作動ロッドと共に第2負圧室側へ変位する。このとき、第2圧力室の圧力変化は、相互に連通する第1負圧室の圧力変化により許容される。そして、第1作動ロッドが更に変位して、弁体が第2の位置から第3の位置に切り替えられ、これにより流体の流路が更に部分的に切り替えられる。その後、第1及び第2のアクチュエータに加えて、第3アクチュエータの第3負圧室にも負圧がかかることにより、第3スプリングの付勢力に抗して第3ダイアフラムが第3作動ロッドと共に第3負圧室側へ変位する。このとき、第3圧力室の圧力変化は、相互に連通する第2負圧室の圧力変化により許容される。そして、第1作動ロッドが更に変位して、弁体が全面的に切り替えられる第4の位置に配置される。これにより流体の流路が第1の位置に対して全面的に切り替えられる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1作動ロッド及び第2作動ロッドそれぞれのラジアル方向の振れを規制する第1振れ止め部材及び第2振れ止め部材を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、第1作動ロッドの変位は第1振れ止め部材により、第2作動ロッドの変位は第2振れ止め部材により、それぞれラジアル方向の振れが規制された状態で案内されるので、第1ダイアフラム及び第2ダイアフラムの振動が抑えられる。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、第1作動ロッド、第2作動ロッド及び第3作動ロッドそれぞれのラジアル方向の振れを規制する第1振れ止め部材、第2振れ止め部材及び第3振れ止め部材を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、第1作動ロッドの変位は第1振れ止め部材により、第2作動ロッドの変位は第2振れ止め部材により、第3作動ロッドの変位は第3振れ止め部材により、それぞれラジアル方向の振れが規制された状態で案内されるので、第1ダイアフラム、第2ダイアフラム及び第3ダイアフラムの振動が抑えられる。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1又は3に記載の発明において、第1スプリングの付勢力が第2スプリングの付勢力より大きく設定されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は3に記載の発明の作用に加え、第1スプリングの付勢力が第2スプリングの付勢力より大きく設定されるので、第1作動ロッドが段階的にスムーズに変位する。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項2又は4に記載の発明において、第1スプリングの付勢力が第2スプリングの付勢力より大きく設定され、第2スプリングの付勢力が第3スプリングの付勢力より大きく設定されたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2又は4に記載の発明の作用に加え、第1スプリングの付勢力が第2スプリングの付勢力より大きく設定され、第2スプリングの付勢力が第3スプリングの付勢力より大きく設定されるので、第1作動ロッドが段階的にスムーズに変位する。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明において、第1流路及び第2流路と、第1流路を開閉する第1弁体と、第2流路を開閉する第2弁体とを備え、第1作動ロッドが軸方向へ変位することにより、第1弁体と第2弁体が開閉して第1流路と第2流路との間で流体の流路が切り替えられることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明の作用に加え、第1作動ロッドが段階的に変位することにより、第1及び第2の弁体が段階的に開閉して第1及び第2の流路が段階的に切り替えられる。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明において、第1流路及び第2流路と、第1流路及び第2流路を開閉する1つの弁体とを備え、第1作動ロッドが軸方向へ変位することにより、弁体が開閉して第1流路と第2流路との間で流体の流路が切り替えられることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明の作用に加え、第1作動ロッドが段階的に変位することにより、1つの弁体が段階的に開閉して第1及び第2の流路が段階的に切り替えられる。
請求項1に記載の発明によれば、ダイアフラム式のアクチュエータを用いて弁体を3段階に開度調節することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ダイアフラム式のアクチュエータを用いて弁体を4段階に開度調節することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、第1ダイアフラム及び第2ダイアフラムの振動耐久性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、第1ダイアフラム、第2ダイアフラム及び第3ダイアフラムの振動耐久性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は3に記載の発明の効果に加え、弁体を3段階にスムーズに開度調節することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項2又は4に記載の発明の効果に加え、弁体を4段階にスムーズに開度調節することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明の効果に加え、2つの弁体の開閉により流体の流路を段階的に切り替えることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明の効果に加え、1つの弁体の開閉により流体の流路を段階的に切り替えることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の流路切替バルブを具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。この実施形態では、本発明の流路切替バルブをEGRクーラ付きEGR装置におけるEGRクーラバイパスバルブに具体化して説明する。
図1に、ディーゼルエンジン1に設けられたEGRクーラ付きEGR装置2を概略構成図により示す。このEGR装置2は、エンジン1から排気マニホールド3に排出される排気ガスの一部をEGRガスとして吸気マニホールド4に再循環させるためのものである。このEGR装置2は、EGRガスが流れるEGR通路5と、EGRガス流量を調節するためのEGRバルブ6と、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ7と、EGRクーラ7を迂回するようにEGR通路5に設けられたEGRクーラバイパス通路8と、このバイパス通路8とEGR通路5との合流部に設けられたEGRクーラバイパスバルブ(以下、単に「バイパスバルブ」と言う。)9とを備える。この実施形態で、バイパスバルブ9は、EGRガスの流れを、EGRクーラ7のみを流れる状態と、バイパス通路8のみを流れる状態と、EGRクーラ7とバイパス通路8の両方を流れる状態とに切り替えるようになっている。
EGRクーラ7には、エンジン1の冷却水を循環させるために冷却水循環用の配管(図示略)が接続される。EGRクーラ7は、高温のEGRガスを冷却水と熱交換させて冷却するようになっている。バイパスバルブ9は、ダイアフラム式のアクチュエータにより作動する。このバイパスバルブ9には、負圧ポンプ10から第1負圧配管11と第2負圧配管12を通じて負圧が供給される。これら負圧配管11,12の途中には、第1及び第2のバキューム・スイッチング・バルブ(VSV)13,14が設けられる。各VSV13,14を選択的に開閉させてバイパスバルブ9のダイアフラム式のアクチュエータに対する負圧の供給を制御することで、バイパスバルブ9が作動する。EGRバルブ6及び各VSV13,14は、電子制御装置(ECU)15により、エンジン運転状態に基づいて制御される。ECU15は、エンジン運転状態として、各種センサ(図示略)により検出されるエンジン1の冷却水温、エンジン回転速度及びスロットル開度をそれぞれ入力し、それらパラメータからエンジン運転状態を判断し、必要に応じて各VSV13,14を選択的に開閉させるようになっている。ここで、各VSV13,14の開閉モードとして、両VSV13,14を共に閉弁させる初期モードと、第1VSV13を開弁し、第2VSV14を閉弁させる第1作動モードと、両VSV13,14を共に開弁させる第2作動モードが予め設定されている。
次に、バイパスバルブ9の詳しい構成を説明する。図2に、バイパスバルブ9を平面図により示す。図3に、バイパスバルブ9を底面図により示す。図4に、2段アクチュエータを図2のA−A線断面図により示す。図5に、流路ブロックを図3のB−B線断面図により示す。図6に、流路ブロックを図3のC−C線断面図により示す。図7に、図4の2段アクチュエータの状態変化を断面図により示す。図8に、図5の流路ブロックの状態変化を断面図により示す。図9に、図6の流路ブロックの状態変化を断面図により示す。図10に、図7の2段アクチュエータの状態変化を断面図により示す。図11に、図8の流路ブロックの状態変化を断面図により示す。図12に、図9の流路ブロックの状態変化を断面図により示す。
図2,3に示すように、このバイパスバルブ9は、EGRクーラ7と、バイパス通路8にそれぞれ接続される流路ブロック21と、流路ブロック21の一側面にてブラケット22を介して固定された2段アクチュエータ23とを備える。流路ブロック21には、バイパス通路8に連通するバイパス流路24と、EGRクーラ7に連通するメイン流路25とが横並びに形成される。本発明の第1流路に相当するバイパス通路24には、バタフライ式の第1弁体26が配置され、メイン通路25には、同じくバタフライ式の第2弁体27が配設される。両弁体26,27は、それぞれ共通の弁軸28上にネジ28aにより固定される。この弁軸28は、両流路24,25を貫通して、流路ブロック21に回転可能に支持される。弁軸28の一端部は、流路ブロック21及びブラケット22を貫通して外部へ突出する。図2,3は、それぞれ2段アクチュエータ23に負圧を供給しない初期状態を示す。この初期状態で、第1弁体26は全開状態となり、第2弁体27は全閉状態となっている。
図2〜4に示すように、2段アクチュエータ23は、互いに積み重ねられたダイアフラム式の第1アクチュエータ29と第2アクチュエータ30を含む。下側の第1アクチュエータ29は、プレート31を介してブラケット22の頂部にネジ32により固定される。第1アクチュエータ29は、上下のカバー33a,33bをかしめ合わせてなる第1ケース33と、第1ケース33の内部空間を上側の第1負圧室34と下側の第1圧力室35とに区画する第1ダイアフラム36と、第1ダイアフラム36の中央部を上下に挟むシェル37a,37bと、それらシェル37a,37bの中央に上端部が固定された第1作動ロッド38と、第1負圧室34にて上カバー33aとシェル37aとの間に介装された第1スプリング39とを備える。第1作動ロッド38は、ブラケット22を貫通して下方へ延びる。ブラケット22の側面に突出する弁軸28の一端部にはレバー40が組み付けられる。このレバー40の先端部には、ピン41を介してリンクロッド42が回転可能に支持される。このリンクロッド42の先端側には、第1作動ロッド38の下端部が組み付けられ、ナット43で固定される。第1作動ロッド38の下端部とリンクロッド42は雄ネジと雌ネジの関係で位置調節可能に連結される。ブラケット22の頂部内壁には、第1作動ロッド38を摺動可能に支持する第1ブッシュ44が設けられる。このブッシュ44は、リテーナ45を介してブラケット22にネジ32により固定される。第1ブッシュ44とリテーナ45との間にはOリング46が設けられる。第1ブッシュ44は、第1作動ロッド38のラジアル方向の振れを規制する本発明の第1振れ止め部材に相当する。図3に示すように、第1アクチュエータ29の下カバー33bには、第1圧力室35を大気に開放する大気孔47が形成される。図2,4に示すように、第1アクチュエータ29の上カバー33aには、上記した第1負圧配管11の一端部が接続される第1チューブ33cが突設される。
図2〜4に示すように、上側の第2アクチュエータ30は、第1アクチュエータ29の上カバー33aの頂部に溶接等により固定される。第2アクチュエータ30は、上下のカバー51a,51bをかしめ合わせてなる第2ケース51と、第2ケース51の内部空間を上側の第2負圧室52と下側の第2圧力室53とに区画する第2ダイアフラム54と、第2ダイアフラム54の中央部を上下に挟むシェル55a,55bと、それらシェル55a,55bの中央に上部が固定された第2作動ロッド56と、第2負圧室52にて上カバー51aとシェル55aとの間に介装された第2スプリング57とを備える。第2作動ロッド56は、第2ケース51の下カバー51bと第1ケース33の上カバー33aを貫通して下方へ延び、第1アクチュエータ29の第1負圧室34の中に配置される。この第2作動ロッド56の下端には、第1作動ロッド38の上端が当接可能となっている。第1アクチュエータ29の上カバー33aの頂部内壁には、第2作動ロッド56を摺動可能に支持する第2ブッシュ58が設けられる。このブッシュ58は、リテーナ59を介して上カバー33aに固定される。第2ブッシュ58とリテーナ59との間にはOリング60が設けられる。第2ブッシュ58は、第2作動ロッド56のラジアル方向の振れを規制する本発明の第2振れ止め部材に相当する。図4に示すように、第2アクチュエータ30の下カバー51bと、第1アクチュエータ29の上カバー33aには、互いに連通する連通孔61が形成される。この連通孔61を介して、第1アクチュエータ29の第1負圧室34と、第2アクチュエータ30の第2圧力室53とが連通する。図2,4に示すように、第2アクチュエータ30の上カバー51aには、上記した第2負圧配管12の一端部を接続するための第2チューブ51cが突設される。
この実施形態で、第1アクチュエータ29の第1スプリング39の付勢力(取り付け荷重)は、第2アクチュエータ30の第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)より大きく設定される。例えば、この実施形態では、第1スプリング39の付勢力(取り付け荷重)は「23.6 N」であるのに対し、第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)は「11.8 N」に設定される。
上記したように、各VSV13,14が初期モードでそれぞれ閉弁されることにより、2段アクチュエータ30が、図4に示す初期状態となる。すなわち、第1及び第2のアクチュエータ29,30の各負圧室34,52に負圧が供給されず、各アクチュエータ29,30の各ダイアフラム36,54が、それぞれ各スプリング39,57の付勢力により下方へ変位し、各作動ロッド38,56がそれぞれ最下位置に配置される。この初期状態では、リンクロッド42が、第1作動ロッド38により最下位置へ押し下げられ、レバー40が下方へ傾けられる。このとき、第1弁体26と第2弁体27は、それぞれ図2,3に示す初期位置に保たれる。すなわち、第1弁体26は、図5に示すようにバイパス通路24を閉じる全閉状態となり、第2弁体27は、図6に示すように、メイン通路25を開く全開状態となる。この初期状態では、EGR通路5を流れるEGRガスの全てが、EGRクーラ7を流れることとなる。
また、各VSV13,14が第1作動モードで開弁及び閉弁されることにより、2段アクチュエータ30が、図7に示す第1作動状態となる。すなわち、第1アクチュエータ29の第1負圧室34のみに負圧が供給され、第1アクチュエータ29の第1ダイアフラム36が、第1スプリング39の付勢力に抗して上方へ変位し、第1作動ロッド38のみが上方へ変位する。このとき、第1作動ロッド38の変位は、その上端が第2作動ロッド56の下端に当接することで規制される。この第1作動状態では、リンクロッド42が、第1作動ロッド38と共に上方へ変位し、その分だけレバー40が上方へ回動する。このとき、第1弁体26と第2弁体27は、それぞれ図8,9に示す半開位置に保たれる。すなわち、第1弁体26は、図8に示すようにバイパス通路24を半分開く半開状態となり、第2弁体27は、図9に示すように、メイン通路25を半分開く半開状態となる。この第1作動状態では、EGR通路5を流れるEGRガスの全てが、EGRクーラ7とバイパス通路24の両方を流れることとなる。
一方、各VSV13,14が第2作動モードでそれぞれ開弁されることにより、2段アクチュエータ30が、図10に示す第2作動状態となる。すなわち、第1及び第2のアクチュエータ29,30の各負圧室34,52にそれぞれ負圧が供給され、各アクチュエータ29,30の各ダイアフラム36,54が、それぞれ各スプリング39,57の付勢力に抗して上方へ変位し、各作動ロッド38,56が一体となって上方へ変位し、各作動ロッド38,56がそれぞれ最上位位置に配置される。この第2作動状態では、リンクロッド42が、第1作動ロッド38と共に更に上方へ変位し、その分だけレバー40が更に上方へ回動する。このとき、第1弁体26と第2弁体27は、それぞれ図11,12に示す作動位置に保たれる。すなわち、第1弁体26は、図11に示すようにバイパス通路24を全部開く全開状態となり、第2弁体27は、図12に示すようにメイン通路25を全部閉じる全閉状態となる。この第2作動状態では、EGR通路5を流れるEGRガスの全てが、バイパス通路24を流れることとなる。
以上説明したこの実施形態のバイパスバルブ9によれば、第1及び第2のVSV13,14の開閉を制御することにより、2段アクチュエータ23を構成する第1及び第2のアクチュエータ29,30の各負圧室34,52に対する負圧の供給が切り替えられ、第1弁体26及び第2弁体27の開閉が切り替えられる。例えば、自動車の冷間始動時に、ECU15が第1及び第2のVSV13,14を共に開弁させることにより、第1及び第2のアクチュエータ29,30の各負圧室34,52にそれぞれ各チューブ33c,51cを通じて負圧が供給され、2段アクチュエータ23が第2作動状態となる。これにより、EGR通路5を流れるEGRガスの全てが、EGRクーラ7を通ることなくバイパス通路24を流れることとなる。このため、エンジン1の冷間始動時には、EGRガスが過冷却となることを防止することができ、気筒内の燃焼効率や排気成分の悪化を防止することができる。その後、エンジン1の暖機が進み、ECU15が第2VSV14のみを閉弁させることにより、第2アクチュエータ30の第2負圧室52に負圧が供給されなくなり、第1アクチュエータ29の第1負圧室34のみに負圧が供給され、2段アクチュエータ23が第1作動状態となる。これにより、EGR通路5を流れるEGRガスの一部がEGRクーラ7を流れ、残りのEGRガスがバイパス通路24を流れることとなる。これにより、エンジン1の暖機の進行に伴いEGRガスをある程度冷却することができる。その後、エンジン1の暖機が完了し、ECU15が1及び第2のVSV13,14の両方を閉弁させることにより、第1及び第2のアクチュエータ29,30の両負圧室34,52に負圧が供給されなくなり、2段アクチュエータ23が初期状態となる。これにより、EGR通路5を流れるEGRガスの全部がEGRクーラ7を流れて冷却される。これにより、エンジン1の暖機の完了により、EGRガスを更に冷却することができる。
つまり、この実施形態のバイパスバルブ9によれば、第1作動ロッド38が段階的に変位することにより、レバー40を介して弁軸28が段階的に回転し、各弁体26,27が段階的に作動してEGRガスの流路が段階的に切り替えられる。すなわち、各弁体26,27の開閉位置を3つのパターン、すなわち初期位置、半開位置及び作動位置に切り替えることができる。これは、仮に、2段アクチュエータ23でなく通常の1段式のアクチュエータを使用した場合に、各弁体26,27を初期位置と作動位置の2位置の間でしか切り替えることができない。これに対し、本実施形態のように2段アクチュエータ23を使用することで、各弁体26,27を初期位置と作動位置に加え、半開位置にも切り替えることができる。これにより、EGRクーラ7を通るEGRガスの流量を3段階に切り替えることができ、EGRクーラ7によるEGRガスの冷却度合いを3段階に切り替えることができる。つまり、この実施形態では、EGRガス温度制御の自由度を増大させることができる。その上、この実施形態のダイアフラム式のアクチュエータ29,30を用いて弁体26,27を開閉させるタイプのバイパスバルブ9は、ステップモータ等の電動機を用いて弁体を無段階に開度調節させるように構成したバイパスバルブと比べて、安価で構成が簡単なものとなる。
ここで、この実施形態の2段アクチュエータ23によれば、第1作動ロッド38には第1ブッシュ44が設けられ、第2作動ロッド56には第2ブッシュ58が設けられるので、各作動ロッド38,56の変位が各ブッシュ44,58により案内されることとなる。また、自動車の走行に伴い各アクチュエータ29,30に振動が加わっても、各作動ロッド38,56が各ブッシュ44,58に保持されるので、各ダイアフラム36,54の振動が抑えられる。このため、各ダイアフラム36,54の振動耐久性を向上させることができ、2段アクチュエータ23としての振動耐久性を向上させることができる。
また、この実施形態の2段アクチュエータ23によれば、第1アクチュエータ29の第1スプリング39の付勢力(取り付け荷重)が、第2アクチュエータ30の第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)より大きく設定されるので、第1作動ロッド38が段階的にスムーズに変位する。すなわち、第1アクチュエータ29の第1負圧室34のみに負圧を供給した状態から、第1作動ロッド38を更に変位させるために、第2アクチュエータ30の第2負圧室52に負圧を供給することにより、第1スプリング39及び第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)の関係から、第2ダイアフラム54をスムーズに上方へ変位させることができ、これによって第1作動ロッド38をスムーズに変位させることが可能となる。この結果、各弁体26,27を3段階にスムーズに開度調節することができる。
更に、この実施形態のEGRクーラバイパスバルブによれば、第1作動ロッド38が段階的に変位することにより、第1及び第2の弁体26,27が段階的に開閉してバイパス流路24とメイン流路25が段階的に切り替えられる。このため、2つの弁体26,27の開閉によりEGRガスの流路を段階的に切り替えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の流路切替バルブを具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、第1実施形態に同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。以下には、異なった点を中心に説明する。
図13に、この実施形態のバイパスバルブ71を一部破断して底面図により示す。図14に、図13の流路ブロックをD−D線断面図により示す。図15に、図14の流路ブロックの状態変化を断面図により示す。図16に、図15の流路ブロックの状態変化を断面図により示す。この実施形態のバイパスバルブ71は、流路ブロック72と弁体73の構成の点で第1実施形態と異なる。この流路ブロック72には、弁軸28上に弁体73が設けられ、その弁体73により開閉されるメイン流路74とバイパス流路75が設けられる。すなわち、流路ブロック72は、互いに隣接して設けられた第1流路としてのメイン流路74及び第2流路としてのバイパス流路75を含む。メイン流路74及びバイパス流路75を開閉するために弁軸28には、1つの弁体73がネジ28aにより固定される。図14〜16に示すように、弁体73は、弁軸28を中心に略く字状に折り曲げ形成され、弁体73の各半分73a,73bがそれぞれ対応する流路74,75を開閉するようになっている。
そして、図14に示す状態において、弁体73はメイン流路74を全開にすると共にバイパス流路75を全閉にする初期位置に配置される。この状態で、弁体73は、その一部が流路ブロック72の内壁に当接することで初期位置が保たれる。初期位置から弁軸28が所定角度だけ回動することにより、図15に示すように、弁体73がメイン流路74とバイパス流路75をそれぞれ半開にする半開位置に配置される。半開位置から弁軸28が更に所定角度だけ回動することにより、図16に示すように、弁体73がメイン流路74を全閉にすると共にバイパス流路75を全開にする終期位置に配置される。この状態で、弁体73は、その一部が流路ブロック72の内壁に当接することで終期位置が保たれる。この実施形態で、流路ブロック72を除くその他の構成は、第1実施形態のそれと同じである。
この実施形態のEGRクーラバイパスバルブによれば、第1作動ロッド38が段階的に変位することにより、1つの弁体73が段階的に開閉してメイン流路74とバイパス流路75が段階的に切り替えられる。このため、1つの弁体73の開閉によりEGRガスの流路を段階的に切り替えることができる。
従って、この実施形態では、流路ブロック72に、1つの弁体73と、それに対応する2つの流路74,75を形成すればよく、流路ブロック72を小型化することができる。その他の作用効果は、第1実施形態のそれと同じである。
[第3実施形態]
次に、本発明の流路切替バルブを具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図17に、この実施形態のバイパスバルブ81の3段アクチュエータ82を断面図により示す。このバイパスバルブ81は、2段アクチュエータ23を3段アクチュエータ82にした点で第1実施形態と構成が異なる。すなわち、この3段アクチュエータ82は、下から第1アクチュエータ29及び第2アクチュエータ30の他に、第2アクチュエータ30の上に積み重ねられた第3アクチュエータ83を備える。第1及び第2のアクチュエータ29,30の基本構成は、第1実施形態のそれと同じである。第3アクチュエータ83は、上部カバー84a及び下部カバー84bよりなる第3ケース84と、第3ケース84の内部空間を上側の第3負圧室85と下側の第3圧力室86とに区画する第3ダイアフラム87と、第3ダイアフラム87を上下に挟んだシェル88a,88bと、第3ダイアフラム87及び両シェル88a,88bに上部が固定された第3作動ロッド89と、第3負圧室85にて第3ケース84と第3ダイアフラム87との間に介装された第3スプリング90とを備える。第3作動ロッド89は、第3ケース84及び第2ケース51を貫通して第2アクチュエータ30の第2負圧室52へ延びる。この第3作動ロッド89の下端には、第2作動ロッド56の上端が当接可能に設けられる。第2アクチュエータ30の上カバー51aの頂部内壁には、第3作動ロッド89を摺動可能に支持する第3ブッシュ91が設けられる。このブッシュ91は 、リテーナ92を介して上カバー51aに固定される。第3ブッシュ91とリテーナ92との間にはOリング93が設けられる。第3ブッシュ91は、第3作動ロッド89のラジアル方向の振れを規制する本発明の第3振れ止め部材に相当する。第3アクチュエータ83の下カバー84bと、第2アクチュエータ30の上カバー51aには、互いに連通する連通孔94が形成される。この連通孔94を介して、第2アクチュエータ30の第2負圧室52と、第3アクチュエータ83の第3圧力室86とが連通する。第3アクチュエータ83の上カバー84aには、第3の負圧配管(図示略)の一端部を接続するための第3チューブ84cが突設される。第3チューブ84cは、本発明の第3負圧ポートに相当する。
この実施形態で、第1アクチュエータ29の第1スプリング39の付勢力(取り付け荷重)は、第2アクチュエータ30の第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)より大きく設定される。また、第2スプリング57の付勢力(取付加重)は、第3アクチュエータ83の第3スプリング90の付勢力(取付加重)より大きく設定される。
従って、この実施形態のバイパスバルブ82によれば、図17に示すように、第1〜第3のアクチュエータ29,30,83の各負圧室34,52,85に負圧が供給されていない初期状態では、各弁体26,27が初期位置である第1の位置(図5,6に示す位置)に配置される。この初期状態では、EGR通路5を流れるEGRガスの全てが、EGRクーラ7を流れることとなる。
この初期状態から、第1アクチュエータ29の第1負圧室34に第1チューブ33cを通じて負圧を供給することにより、第1スプリング39の付勢力に抗して第1ダイアフラム36が第1作動ロッド38と共に第1負圧室34の側へ変位する。これにより、各弁体26,27が第1の位置から第2の位置へ切り替えられ、これにより一部のEGRガスの流路が切り替えられる。このとき、第1作動ロッド38の変位は、その上端が第2作動ロッド56の下端に当接することで規制される。この状態では、EGR通路5を流れるEGRガスの一部がバイパス通路8を流れ、残りがEGRクーラ7を流れることとなる。
その後、第1アクチュエータ29に加えて、第2アクチュエータ30の第2負圧室52にも第2チューブ51cを通じて負圧を供給することにより、第2スプリング57の付勢力に抗して第2ダイアフラム54が第2作動ロッド56と共に第2負圧室52の側へ変位する。これにより、第1作動ロッド38が更に変位して、各弁体26,27が第2の位置から第3の位置に切り替えられる。このとき、第1作動ロッド38の変位は、ダイアフラム2作動ロッド56の上端が第3作動ロッド89の下端に当接することで規制される。これにより、EGR通路5を流れるEGRガスのうち、バイパス通路8を流れるEGRガスの量が増え、残りがEGRクーラ7を流れることとなる。
その後、第1及び第2のアクチュエータ29,30に加えて、第3アクチュエータ83の第3負圧室85にも第3チューブ84cを通じて負圧を供給することにより、第3スプリング90の付勢力に抗して第3ダイアフラム87が第3作動ロッド89と共に第3負圧室85の側へ変位する。これにより、第1作動ロッド38が更に変位して、各弁体26,27が全面的に切り替えられる第4の位置(図11,12に示す位置)に配置される。これにより、EGR通路5を流れるEGRガスの全てが、バイパス通路8を流れることとなる。
つまり、この実施形態のバイパスバルブ81によれば、第1作動ロッド38が段階的に変位することにより、レバー40を介して弁軸28が段階的に回転し、各弁体26,27が段階的に作動してEGRガスの流路が段階的に切り替えられる。すなわち、この実施形態では、各弁体26,27の開閉位置を4つのパターン、すなわち初期位置(第1の位置)、第2の位置、第3の位置及び第4の位置に切り替えることができる。これは、仮に、3段アクチュエータ82でなく通常の1段式アクチュエータを使用した場合に、各弁体26,27を2位置の間でしか切り替えることができない。これに対し、本実施形態のように3段アクチュエータ82を使用することで、各弁体26,27を初期位置と作動位置(第4の位置)に加え、その中間の第2及び第3の位置にも切り替えることができる。これにより、EGRクーラ7を通るEGRガスの流量を4段階に切り替えることができ、EGRクーラ7によるEGRガスの冷却度合いを4段階に切り替えることができる。
ここで、この実施形態の3段アクチュエータ82によれば、第1作動ロッド38には第1ブッシュ44が設けられ、第2作動ロッド56には第2ブッシュ58が設けられ、第3作動ロッド89には第3ブッシュ91が設けられるので、各作動ロッド38,56,89の変位が各ブッシュ44,58,91により案内されることとなる。また、自動車の走行に伴い各アクチュエータ29,30,83に振動が加わっても、各作動ロッド38,56,89が各ブッシュ44,58,91に保持されるので、各ダイアフラム36,54,87の振動が抑えられる。このため、各ダイアフラム36,54,87の振動耐久性を高めることができる。
また、この実施形態の3段アクチュエータ81によれば、第1アクチュエータ29の第1スプリング39の付勢力(取り付け荷重)が、第2アクチュエータ30の第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)より大きく設定され、第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)が第3アクチュエータ83の第3スプリング90の付勢力(取り付け荷重)より大きく設定されるので、第1作動ロッド38が段階的にスムーズに変位する。すなわち、第1アクチュエータ29の第1負圧室34のみに負圧を供給した状態から、第1作動ロッド38を更に変位させるために、第2アクチュエータ30の第2負圧室52に負圧を供給することにより、第1スプリング39及び第2スプリング57の付勢力(取り付け荷重)の関係から、第2ダイアフラム54をスムーズに上方へ変位させることができる。また、第1及び第2のアクチュエータ29,30の第1及び第2の負圧室34,52に負圧を供給した状態から、第1作動ロッド38を更に変位させるために、第3アクチュエータ83の第3負圧室85にも負圧を供給することにより、第1スプリング39、第2スプリング57及び第3スプリング90の付勢力(取り付け荷重)の関係から、第3ダイアフラム87をスムーズに上方へ変位させることができる。これによって第1作動ロッド38をスムーズに変位させることが可能となる。この結果、各弁体26,27を4段階にスムーズに開度調節することができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
第1実施形態に係り、EGRクーラ付きEGR装置を示す概略構成図。 第1実施形態に係り、バイパスバルブを示す平面図。 第1実施形態に係り、バイパスバルブを示す底面図。 第1実施形態に係り、2段アクチュエータを示す図2のA−A線断面図。 第1実施形態に係り、流路ブロックを示す図3のB−B線断面図。 第1実施形態に係り、流路ブロックを示す図3のC−C線断面図。 第1実施形態に係り、図4の状態変化を示す2段アクチュエータの断面図。 第1実施形態に係り、図5の状態変化を示す流路ブロックの断面図。 第1実施形態に係り、図6の状態変化を示す流路ブロックの断面図。 第1実施形態に係り、図7の状態変化を示す2段アクチュエータの断面図。 第1実施形態に係り、図8の状態変化を示す流路ブロックの断面図。 第1実施形態に係り、図9の状態変化を示す流路ブロックの断面図。 第2実施形態に係り、バイパスバルブを一部破断して示す底面図。 第2実施形態に係り、流路ブロックを示す図13のD−D線断面図。 第2実施形態に係り、図14の状態変化を示す流路ブロックの断面図。 第2実施形態に係り、図15の状態変化を示す流路ブロックの断面図。 第3実施形態に係り、3段アクチュエータを示す断面図。
符号の説明
23 2段アクチュエータ
24 バイパス流路(第1流路)
25 メイン流路(第2流路)
26 第1弁体
27 第2弁体
29 第1アクチュエータ
30 第2アクチュエータ
34 第1負圧室
36 第1ダイアフラム
38 第1作動ロッド
39 第1スプリング
44 第1ブッシュ(第1振れ止め部材)
52 第2負圧室
53 第2圧力室
54 第2ダイアフラム
56 第2作動ロッド
57 第2スプリング
58 第2ブッシュ(第2振れ止め部材)
73 弁体
74 メイン流路(第1流路)
75 バイパス流路(第2流路)
81 バイパスバルブ
82 3段アクチュエータ
83 第3アクチュエータ
85 第3負圧室
86 第3圧力室
87 第3ダイアフラム
89 第3作動ロッド
90 第3スプリング
91 第3ブッシュ(第3振れ止め部材)

Claims (8)

  1. ダイアフラム式のアクチュエータにより弁体を作動させることにより流体の流路を切り替える流路切替バルブであって、
    互いに積み重ねられた下側の第1アクチュエータ及び上側の第2アクチュエータと、
    前記第1アクチュエータは、第1ケースと、前記第1ケースの内部空間を第1負圧室として区画する第1ダイアフラムと、前記第1ダイアフラムに上部が固定された第1作動ロッドと、前記第1負圧室にて前記第1ケースと前記第1ダイアフラムとの間に介装された第1スプリングとを含むことと、
    前記第1作動ロッドは、前記第1ケースから下方へ延びると共に、前記弁体を作動させるために前記弁体に連結されることと、
    前記第2アクチュエータは、第2ケースと、前記第2ケースの内部空間を上側の第2負圧室と下側の第2圧力室とに区画する第2ダイアフラムと、前記第2ダイアフラムに上部が固定された第2作動ロッドと、前記第2負圧室にて前記第2ケースと前記第2ダイアフラムとの間に介装された第2スプリングとを含むことと、
    前記第2作動ロッドは、前記第2ケース及び前記第1ケースを貫通して前記第1負圧室へ延びると共に、前記第2作動ロッドの下端には、前記第1作動ロッドの上端が当接可能に設けられることと、
    前記第2圧力室と前記第1負圧室とが互いに連通することと
    を備えたことを特徴とする流路切替バルブ。
  2. 前記第2アクチュエータの上に積み重ねられた第3アクチュエータと、
    前記第3アクチュエータは、第3ケースと、前記第3ケースの内部空間を上側の第3負圧室と下側の第3圧力室とに区画する第3ダイアフラムと、前記第3ダイアフラムに上部が固定された第3作動ロッドと、前記第3負圧室にて前記第3ケースと前記第3ダイアフラムとの間に介装された第3スプリングとを含むことと、
    前記第3作動ロッドは、前記第3ケース及び前記第2ケースを貫通して前記第2負圧室へ延びると共に、前記第3作動ロッドの下端には、前記第2作動ロッドの上端が当接可能に設けられることと、
    前記第3圧力室と前記第2負圧室とが互いに連通することと
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の流路切替バルブ。
  3. 前記第1作動ロッド及び前記第2作動ロッドそれぞれのラジアル方向の振れを規制する第1振れ止め部材及び第2振れ止め部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の流路切替バルブ。
  4. 前記第1作動ロッド、前記第2作動ロッド及び前記第3作動ロッドそれぞれのラジアル方向の振れを規制する第1振れ止め部材、第2振れ止め部材及び第3振れ止め部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の流路切替バルブ。
  5. 前記第1スプリングの付勢力が前記第2スプリングの付勢力より大きく設定されたことを特徴とする請求項1又は3に記載の流路切替バルブ。
  6. 前記第1スプリングの付勢力が前記第2スプリングの付勢力より大きく設定され、前記第2スプリングの付勢力が前記第3スプリングの付勢力より大きく設定されたことを特徴とする請求項2又は4に記載の流路切替バルブ。
  7. 第1流路及び第2流路と、
    前記第1流路を開閉する第1弁体と、
    前記第2流路を開閉する第2弁体と
    を備え、前記第1作動ロッドが軸方向へ変位することにより、前記第1弁体と前記第2弁体が開閉して前記第1流路と前記第2流路との間で流体の流路が切り替えられることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載の流路切替バルブ。
  8. 第1流路及び第2流路と、
    前記第1流路及び前記第2流路を開閉する1つの弁体と
    を備え、前記第1作動ロッドが軸方向へ変位することにより、前記弁体が開閉して前記第1流路と前記第2流路との間で流体の流路が切り替えられることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載の流路切替バルブ。
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