JP2009102949A - 浴室の洗い場床の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】成形シートを有効活用した浴室の洗い場床の施工方法を提供する。
【解決手段】基材と、表面に溝が形成されその表面の反対側の裏面を基材に対向させて基材に積層される表面層とを備えた浴室の洗い場床の施工方法であって、溝の形成時に用いた成形シートが溝に密着して表面に貼着された状態で表面層を基材に積層した後、表面層の端部と基材との間にコーキング材を充填し、このコーキング材が乾燥した後に成形シートを表面層から剥がす。
【選択図】図4
【解決手段】基材と、表面に溝が形成されその表面の反対側の裏面を基材に対向させて基材に積層される表面層とを備えた浴室の洗い場床の施工方法であって、溝の形成時に用いた成形シートが溝に密着して表面に貼着された状態で表面層を基材に積層した後、表面層の端部と基材との間にコーキング材を充填し、このコーキング材が乾燥した後に成形シートを表面層から剥がす。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数部材の積層構造を有する浴室の洗い場床の施工方法に関する。
浴室の洗い場床に種々の機能を付与すべく複数部材の積層構造としたものが提案されている。例えば特許文献1には、洗い場の床面にシートを貼り付けた構造が開示されている。そのシートの表面には、床面を流れる水の水捌けを向上させる凹凸パターンが形成されている。
特開2006−63554号公報
複数部材の積層構造を有する洗い場床においては、外周側の端部から各層の層間隙間に湯水が浸入することを防ぐため、例えばシリコン等のコーキング材で外周側端部を封止する必要がある。
そのコーキング処理時、特許文献1のように床最表面に凹凸パターンが形成されていると、コーキング材が端部近傍に形成された凹部内に流動して入り込み凹部を閉塞してしまう。これを防ぐために、端部近傍の表面を縁取るようにマスキングテープで覆った状態でコーキング材の塗布を行い、その塗布したコーキング材が乾燥した後にマスキングテープを剥がすという方法がある。しかし、これはマスキングテープを貼ったり、剥がしたりするなど手間がかかり作業性が悪い。
本発明は、表面層の成形時に用いられる成形シートを有効活用することで上記問題の解決を図った浴室の洗い場床の施工方法を提供する。
本発明の一態様によれば、基材と、表面に溝が形成され、前記表面の反対側の裏面を前記基材に対向させて前記基材に積層される表面層とを備えた浴室の洗い場床の施工方法であって、前記溝の形成時に用いた成形シートが前記溝に密着して前記表面に貼着された状態で前記表面層を前記基材に積層した後、前記表面層の端部と前記基材との間にコーキング材を充填し、このコーキング材が乾燥した後に前記成形シートを前記表面層から剥がすことを特徴とする浴室の洗い場床の施工方法が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、基材と、表面に溝が形成され、前記表面の反対側の裏面を前記基材に対向させて前記基材に積層される表面層とを備えた浴室の洗い場床の施工方法であって、前記溝の形成時に用いた成形シートが前記溝に密着して前記表面に貼着された状態で前記表面層を前記基材に積層した後、前記基材または前記表面層の上に載置される壁パネルと前記表面層または前記基材との間にコーキング材を充填し、このコーキング材が乾燥した後に前記成形シートを前記表面層から剥がすことを特徴とする浴室の洗い場床の施工方法が提供される。
本発明によれば、成形シートを有効活用した浴室の洗い場床の施工方法が提供される。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る浴室の洗い場床の施工方法について説明する。本実施形態では、図1に示すように、基材1と表面層3とを備えた複数層構造の洗い場床の施工方法を一例に挙げて説明する。
基材1は、浴室外に湯水を漏出させない防水性、および壁パネルや天井パネルなどの静荷重、使用者の動荷重を受けても撓んだり破損しない十分な強度を有し、例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の熱硬化性樹脂、あるいはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる。基材1は、板状の底面部1aの周縁が水返し用の側壁部1bで囲まれたパン状に形成されている。
表面層3の表面は浴室内に露出し、使用者が触れたり、湯水にさらされる面となる。表面層3は、耐水性、耐薬品性、耐衝撃性などを有し、例えば、基材1に用いるFRPよりも薄く且つ軟質なFRPを用いることができる。
図2は表面層3の要部拡大斜視図であり、図3は表面層3の要部拡大断面図である。
表面層3の表面には溝3aが形成されている。この溝3aは、表面層3の表面上を、図示しない排水口に向けて流れる湯水の排水流路として機能する。また、表面層3の表面に溝3aを形成することで、表面層3の表面に凹凸が形成され、洗い場床面が滑りにくくなる効果も得られる。
表面層3の表面には溝3aが形成されている。この溝3aは、表面層3の表面上を、図示しない排水口に向けて流れる湯水の排水流路として機能する。また、表面層3の表面に溝3aを形成することで、表面層3の表面に凹凸が形成され、洗い場床面が滑りにくくなる効果も得られる。
表面層3は、溝3aが形成された表面の反対側の裏面を基材1の底面部1aに対向させて基材1に積層固定される。表面層3の裏面は、両面テープや接着剤によって、基材1の底面部1aに接着される。
なお、基材1と表面層3との間に、例えば発泡体等の弾性変形可能なクッション層を介在させて、洗い場床にクッション性もしくは柔らかさを付与してもよい。その場合、表面層3には、クッション層の弾性変形に追従可能な可撓性が要求される。
工場で、基材1の底面部1aの上に表面層3が積層固定(接着)される。基材1は、設置現場の建物床面上に、架台などを介して設置される。
このとき、表面層3の表面には工場等で予め溝3aが形成されている。この溝3aの形成は、表面層3の表面にフィルム状の成形シート5(図3において2点鎖線で示す)を貼り付けた状態で、表面層3の表面が成形シート5ごと型に押し付けられることで形成される。したがって、溝3aの形成後、成形シート5は図3に示すように溝3aに密着して隙間なく表面層3の表面に貼着されている。
本実施形態では、溝3aの成形後も成形シート5は表面層3から剥がさず、そのまま貼着された状態で、工場にて表面層3は基材1に積層固定される。
基材1と表面層3との積層固定後、表面層3の表面にまだ成形シート5を貼着したままの状態で、図4に示すように、表面層3の端部3cと基材1との間に例えばシリコン等のコーキング材7を塗布し充填する。これは施工現場にて行われる。これにより、表面層3の端部3cと基材1との間の隙間が水密に封止され、その隙間から層間への湯水の浸入を防げる。
上記コーキング処理時、成形シート5は図3に示すように表面層3の溝3aの形状に追従して隙間なく貼着されているため、成形シート上にコーキング材7が流動し、コーキング材7が表面層3の溝3aに流動して入り込んでしまうのを防げる。これにより、溝3aがコーキング材7で閉塞されず、洗い場床表面における排水性を損なうことがない。
上記塗布したコーキング材7が乾燥した後に、成形シート5を表面層3から剥がす。なお、上記コーキング処理時、コーキング材7が、溝3aに追従して形成された成形シート上の溝に入り込んでしまっても、成形シート5を剥がす際に成形シート5と共に剥離させることが可能である。
また、通常は溝3aの成形後に工場で剥がされる成形シート5を、本実施形態では、表面層3に貼着したまま表面層3を施工現場に納入し、上記コーキング処理が終わるまで成形シート5を剥がさないようにしたので、その成形シート5を、工場での成形時からコーキング終了時まで表面層3の表面を保護する養生シートとしても有効活用できる。
また、基材1における側壁部1bのすぐ内側の部分には壁パネルが載置される。なお、壁パネルは、表面層3の端部3cを覆い隠すように表面層3の一部に重なった状態で載置される場合もある。そして、図5に示すように、壁パネル8の下端部と表面層3との間の隙間をコーキング材7で封止する際にも、成形シート5を表面層3の表面に貼着したままの状態でコーキング材7を塗布充填すれば、溝3a内にコーキング材7が流動して入り込むことなく、壁パネル8の下端と表面層3との隙間の水密封止を行うことができる。
また、壁パネル8の下端部と基材1との間の隙間をコーキング材7で封止する際にも、成形シート5を表面層3の表面に貼着したままの状態でコーキング材7を塗布充填すれば、溝3a内にコーキング材7が流動して入り込むことなく、壁パネル8の下端部と表面層3との隙間の水密封止を行うことができる。
表面層3への溝3aの形成は、例えば図6に示すようにロール型11を用いて行うことができる。ロール型11の周面には、表面層3に形成される溝3aに対応した凸部11aが形成されている。長尺シート状の表面層3は、ロール型11と支持ロール12との間を狭圧された状態で矢印A方向に送られることで、その表面にロール型11の凸部11aに対応した溝3aが転写形成される。
ロール型11において軸方向の両端部には凸部11aは形成されず平面部11bとなっている。したがって、長尺シート状の表面層3における幅方向の側端部にも溝3aが形成されず平面部3bとなっている。この平面部3bの幅は例えば3〜5(mm)ほどである。
長尺シート状の表面層3を所望の長さで切断することで1枚の四角形状の表面層3が得られる。このとき、その表面層3における4端縁部のうち2端縁部には溝3aがなく平面部3bとなっている。したがって、表面層3を基材1に積層してコーキング処理する際に、平面部3bとなっている2端縁部については、溝3aにコーキング材が入り込むことを気にかけた繊細なコーキング処理は要求されず作業効率の向上が図れ、場合によっては平面部3bには成形シートもしくはマスキングテープを貼着しなくてもよい。
1…基材、3…表面層、3a…溝、5…成形シート、7…コーキング材、8…壁パネル、11…ロール型、11a…凸部、11b,3b…平面部
Claims (2)
- 基材と、表面に溝が形成され、前記表面の反対側の裏面を前記基材に対向させて前記基材に積層される表面層とを備えた浴室の洗い場床の施工方法であって、
前記溝の形成時に用いた成形シートが前記溝に密着して前記表面に貼着された状態で前記表面層を前記基材に積層した後、前記表面層の端部と前記基材との間にコーキング材を充填し、このコーキング材が乾燥した後に前記成形シートを前記表面層から剥がすことを特徴とする浴室の洗い場床の施工方法。 - 基材と、表面に溝が形成され、前記表面の反対側の裏面を前記基材に対向させて前記基材に積層される表面層とを備えた浴室の洗い場床の施工方法であって、
前記溝の形成時に用いた成形シートが前記溝に密着して前記表面に貼着された状態で前記表面層を前記基材に積層した後、前記基材または前記表面層の上に載置される壁パネルと前記表面層または前記基材との間にコーキング材を充填し、このコーキング材が乾燥した後に前記成形シートを前記表面層から剥がすことを特徴とする浴室の洗い場床の施工方法。
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JP2007277985A JP2009102949A (ja) | 2007-10-25 | 2007-10-25 | 浴室の洗い場床の施工方法 |
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