JP2009102497A - 残光性発光体とその製造方法及び発光印刷物 - Google Patents

残光性発光体とその製造方法及び発光印刷物 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、単一母体で、可視波長域に二つの顕著なピークがある蛍光スペクトルを持ち、かつ、可視波長域に一つの顕著なスペクトルピークを持ち残光特性を有する、残光性発光体とその製造方法及び発光印刷物に関するものである。
【解決手段】 母体材料の組成をp(BaO)・q(MgO)・r(Al)とし、付活剤としてEu、Mn及び/又はNd共付活のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体を用いる残光性発光体とその製造方法及び発光印刷物を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単一母体で、可視波長域に二つの顕著なピークがある蛍光スペクトルを持ち、かつ、可視波長域に一つの顕著なスペクトルピークを持ち残光特性を有する、残光性発光体とその製造方法及び発光印刷物に関するものである。
スキャナー、プリンター、カラーコピーなどのデジタル機器の発展により、セキュリティ印刷物の精巧な複製物を容易に作製することが可能となっている。それに対抗するために、真偽判別の一手段として蛍光、りん光等の特定の発光体を一部または全面に付与することが有効な手段として提案されている。
これらの発光インキが付与されたセキュリティ印刷物の真偽判別方法としては、印刷物に対し発光材料を励起できるエネルギーを含む光等の電磁波、放射線の照射、あるいは電界印加、化学反応で付与された発光素子の発光現象、及び/又はりん光体においては、励起エネルギーの印加停止後減衰しながら放出していく残光現象を、目視またはセンサーで検知する方法がとられている。
このような光学機能を利用した材料に関するものとして、蛍光インクもしくは透明赤外吸収インクを用いた偽造防止性に優れる定期券が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、透明蛍光インクにより形成した文字などの秘密情報を有する偽造防止用シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
セキュリティ用途のように、より精度の高い検知、判別が必要とされる用途に使用できるような特徴的な発光特性を持つ発光体としては、電磁波などを照射する励起波長に応じて発光色が変化する発光体、観測波長により発光強度の分布が極端に異なる発光体等が一例として挙げられる。また、蛍光発光のみならず残光を有し、残光においても特徴的な特性を有する発光体がより有効である。
上記特性を持つ発光体は、励起特性の異なる異種の発光体を混合することで照射する励起波長に応じて発光色が変化する発光体(例えば、特許文献3参照)や、青色発光体(一例として、BaMgAl1017:Eu)及び緑色発光体(一例として、BaMgAl1017:Eu、Mn)を混合することで、可視光領域で青及び緑色の二つの発光スペクトルピークを持ち、かつ、緑色の一つのピークを持つ発光体混合物を得ることができる。
また、セキュリティ用途のみならず、他分野への応用として提案されている発光体の一例として、蛍光ランプのような照明装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)のようなガス放電表示装置に使用可能な発光体で、低エネルギー(長波長)の光に変換し得るLa・Al・Mg複合酸化物系発光体が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平6−227192号公報 特開平9−183288号公報 特開平10−251570号公報 特許第3861125号公報
発光体は、セキュリティ用途のみならずディスプレイ用、意匠用等、発光材料は多くの用途に使用されており、その中で意匠用途のものは比較的容易に入手できる。よって、発光の有無を確認するだけの判別、すなわち励起光照射中に可視光の全波長域の発光又は1つの特定波長域の発光強度の数値や残光強度の数値のみによる判別においては、一般的な発光材料を利用した偽造の可能性がある。また、発光の有無検知のような簡単な検知では誤認知が発生する可能性がある
すなわち、単純な使用法による蛍光材料やりん光材料では、市販の材料を使用して発光色を模倣することが比較的容易であり、発光現象の有無だけに頼った真偽判別法には限界がある。
上述したように複数種類の発光体を混合して使用する場合、発光特性としては、混合材料とその割合に応じて単一母体では得られがたい特異的な発光特性が得られるが、数種の異なる発光体同士を混合する際及び基材に付与するためにバインダーと混合する際の混合条件によって異種発光体の発光強度のバランスが変動するという不安定要素が生じる。よって、発光の有無のみでなく、発光強度を判定要素とし、かつ、高精度判別のための発光印刷物として利用する場合、単体の材料を使用した場合より誤判別の可能性が高くなる。また、誤判別の可能性を小さくするために発光印刷物の発光特性を調整しようとした場合、異種発光体の混合条件や混合割合等をあらかじめ試験しておく必要が生じ、工程が増え煩雑になる。
また、異種発光体混合物をバインダーと混練し基材に付与しようとする場合、各発光体とバインダーとの親和性や混合状態、粒子径の違いなどのために印刷等のプロセスにおける基材への転移挙動が変化し、発光材料付与開始時の発光体付与物と経時における印刷等の付与物の発光特性が変化する可能性があり、読取装置等で精度の高い判別を行う目的の場合、印刷等の付与物を常に検査しなければ、誤判別の可能性が高くなる。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、母体材料の組成をp(BaO)・q(MgO)・r(Al)とし、付活剤としてEu、Mn及び/又はNd共付活のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体を用いる残光性発光体とその製造方法及び発光印刷物を作製することを目的とする。
本発明における残光性発光体は、p(BaO)・q(MgO)・r(Al)からなる母体材料に、付活剤であるEu及びMnを添加してなり、化学組成が一般式p(BaO)・q(MgO)・r(Al):xEu・yMnで表され、p、q、r、x、yは、それぞれ(0.4n≦p≦1.1n)、(0.4n≦q≦1.1n)、(2.0n≦r≦7.0n)、(0.005n≦x≦0.15n)、(0.025n≦y≦0.75n)の範囲(nは倍数)にあることを特徴とする。
本発明における残光性発光体は、p(BaO)・q(MgO)・r(Al)からなる母体材料に、付活剤であるEu、Mn及びNdを添加してなり、化学組成が一般式p(BaO)・q(MgO)・r(Al2):xEu・yMn・zNdで表され、p、q、r、x、y、zは、それぞれ(0.4n≦p≦1.1n)、(0.4n≦q≦1.1n)、(2.0n≦r≦7.0n)、(0.005n≦x≦0.15n)、(0.025n≦y≦0.75n)、(0.005n≦z≦0.15n)の範囲(nは倍数)にあることを特徴とする。
本発明における残光性発光体の製造方法は、p(BaO)・q(MgO)・r(Al2)で表される母体材料に対し、付活剤であるEu及びMnを添加して混合物を製造し、混合物を、第1段目焼成として、大気雰囲気下において800℃〜1450℃で2〜6時間焼成し、その後、第2段目焼成として、還元雰囲気下において1500℃〜1700℃で0.25〜4時間焼成することを特徴とする。
本発明における残光性発光体の製造方法は、p(BaO)・q(MgO)・r(Al2)で表される母体材料に対し、付活剤であるEu、Mn及びNdを添加して混合物を製造し、混合物を、第1段目焼成として、大気雰囲気下において800℃〜1450℃で2〜6時間焼成し、その後、第2段目焼成として、還元雰囲気下において1500℃〜1700℃で0.25〜4時間焼成することを特徴とする。
本発明における発光印刷物は、残光性発光体を含有したインキを、基材に固着してなることを特徴とする。
本発明における発光体は、単一母体であるため、数種の異なる発光体の混合物をバインダーと混練し基材に付与する際に起こっていた発光強度のバランス変動がなく、安定した発光強度バランスが保たれ、発光強度バランスが崩れたことに起因する誤判別のない精度の高い判別が可能である。
本発明における発光体は、単一母体であるため、バインダーと混練し基材に付与する際、バインダーとの親和性も一定であり、印刷等のプロセスにおける基材への転移挙動の違いにより発生する発光強度のバランスの変動も起こらず、印刷等の付与プロセス中、最適な印刷物等が得られる。
本発明における発光体は、可視波長域に同等の高さを有する二つの顕著なピークがある蛍光スペクトルを持ち、かつ、可視波長域に一つの顕著なスペクトルピークを持つ残光特性を有する発光体を使用した発光印刷物を得ることができ、本発明の発光体の発光特性を利用した精度の高い判別が可能である。
以下に、本発明の幾つかの実施の形態による複合発光体及びその発光印刷物について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1(a)は、本発明の一実施例における、発光体の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、発光体のりん光スペクトルを示す図である。図2(a)は、本発明の一実施例における、発光体Aの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。図3は、本発明の一実施例における、発光体AのX線回折パターンを示す図である。図4(a)は、本発明の一実施例における、発光体印刷物Aの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。図5(a)は、本発明の一実施例における、発光体印刷物Bの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。図6は、本発明の一実施例における、発光印刷物Cの発光波長460nm及び520nmにおける励起スペクトルを示す図である。図7(a)は、本発明の一実施例における、発光印刷物Cの254nm、302nm及び365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。図8は、本発明の比較例における、発光体印刷物D及びEの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図である。
本発明の発光材料における発光特性は、可視波長域に二つの顕著なピークがある蛍光スペクトルを持ち、かつ、可視波長域に一つの顕著なピークがあり残光特性を有するりん光スペクトルを持つ。
このような発光特性を持つ発光体の組成は、母体材料の組成をpBaO・qMgO・r(Al)とし、付活剤としてEu、Mn及び/又はNd共付活の蛍光体を用いることで、限定された組成範囲において適切な焼成条件を以って前述の発光特性を有する単一母体の発光体が作製できる。
発光体の発光輝度や蛍光発光スペクトルにおける二つのピーク強度比は、EuとMnの組成比や濃度、及びEu、Mn及びAlの組成比をはじめとして製造方法及び条件に依存するが、本発明において、次の組成を中心とした組成が効果的であることを見出した。化学組成が一般式p(BaO)・q(MgO)・r(Al):xEu・yMnで表され、p、q、r、x、yは、それぞれ(0.4n≦p≦1.1n)、(0.4n≦q≦1.1n)、(2.0n≦r≦7.0n)、(0.005n≦x≦0.15n)、(0.025n≦y≦0.75n)の範囲(nは倍数)にある。
発光体の発光輝度や蛍光発光スペクトルにおける二つのピーク強度比は、EuとMnの組成比や濃度、Eu、Mn及びAlの組成比に依存し、440〜470nm近傍の青色ピークをより高くしたい場合はMnに対するEuのモル比率を高く処方すれば良く、500〜550nm近傍の緑色のピーク強度及び残光強度をより高く、かつ、長くしたい場合はEuに対するMnのモル比率を高く処方すれば良い。
本発明にかかわる母体材料において、付活剤としてNdを追加することで発光体の残光時間を長くすることができる。残光時間を長くした発光体は、次の組成を中心とした組成が効果的であることを見いだした。化学組成が一般式p(BaO)・q(MgO)・r(Al2):xEu・yMn・zNdで表され、p、q、r、x、y、zは、それぞれ(0.4n≦p≦1.1n)、(0.4n≦q≦1.1n)、(2.0n≦r≦7.0n)、(0.005n≦x≦0.15n)、(0.025n≦y≦0.75n)、(0.005n≦z≦0.15n)の範囲(nは倍数)にある。
上記発光体を作製する原料は、高温焼成を行った後に酸化物となり得る材料であれば良く、炭酸塩、水酸化物、酸化物などを使用することができる。
また、上記発光体を焼成する際、粒子成長をコントロールする目的でフッ素やホウ素を含む化合物を加えてもよく、本発明の発光輝度の向上等に関する効果または発光印刷物の作製の妨げにならない範囲内で使用することができる。
本発明の発光体は、水素ガスを含む窒素ガス、アルゴンガスなどの還元性雰囲気中において1〜複数回の焼成で作製することができる。本発明においては、2段階の焼成により作製し、1段階目は大気雰囲気中において800℃〜1450℃の範囲で焼成を行い、2段階目は還元雰囲気中において1200℃〜1700℃の範囲で焼成を行う。
焼成時の反応時間は、蛍光発光スペクトルにおける二つのピークのピーク強度比に影響し、反応時間が長い場合は450〜480nm付近の青色のピークPがより高くなり、反応時間が短い場合は500〜550nm付近の緑色のピークPがより高くなる。また、残光強度は反応時間が短いほど高くなり、必要とする発光特性に応じてガス流量、反応時間等を設定することができる。
図1(a)に、青色のピーク強度と緑色のピーク強度が同等(P/P=1)となるように作製した発光体における蛍光スペクトルを示し、図1(b)に、作製した発光体におけるりん光スペクトルを示す。図1(a)に示す蛍光スペクトルは、可視波長域に明確な二つのピークを有し、かつ、二つのピークの強度がほぼ同等であることが分かる。また、図1(b)に示すりん光スペクトルは、明確な一つのピークを有していることが分かる。
作製した発光体を、用途に応じて公知の方法で洗浄、粉砕、分級を行う。印刷インキとして印刷によって基材に付与する場合、発光体は平均粒子径20μm以下の粒径とすることが望ましい。
作製した発光体を付与する方法に応じて、バインダー、助剤等と十分に混合し付与に適した特性を持つよう粘度等を調整し、インキ化又はペースト化する(以下、発光インキという。)。付与方式によって異なるが、発光体の配合割合は、1〜60重量%程度とすれば良い。発光強度と経済性の観点から見ると、10〜40重量%にすることがより望ましい。
発光インキは、発光を妨げない範囲で他の色材または機能性材料を混合してインキ化またはペースト化してもよく、あらかじめ基材上に付与された下地上に重ねて付与しても良い。
発光インキに使用するバインダーを適切に選択することで、紫外線の照射波長によって発光特性の異なる発光印刷物を作製することができる。バインダーとしては、例えば、(株)セイコーアドバンス製UV硬化型メジュームUVA9117が挙げられる。
発光インキを基材に印刷又はコーティング等により付与する方式としては、一般に公知の凹版、凸版、オフセット、スクリーン、グラビア、フレキソによる印刷もしくはインキジェット印刷又はコーティング等の方式を用いることができ、また、これらの印刷方式の組み合わせにより付与してもよい。このように作製した発光インキ塗布物を発光印刷物とする。
作製した発光印刷物を、電磁波などを照射することによる発光状態によって判別する方法には、簡易的な器具を用いる方法と機械を用いる方法が挙げられる。
電磁波などを照射することによる発光状態によって判別する方法の中の簡易的な器具を用いる方法として、紫外線照射装置により紫外光を照射し蛍光発光を目視によって観察する方法、残光検出装置(例えば、郵便切手用発光検出器)により紫外光照射停止後数msec後の残光出力測定を行い、残光出力の有無すなわち、あらかじめ定めておいた閾値範囲の出力を検知することで判別する方法が挙げられる。
また、電磁波などを照射することによる発光状態によって判別する方法の中の機械を用いる方法として、例えば、特開2006−266810号公報で提案されている装置で判別することができる。この装置による判別方法は、一つの波長域の励起光を照射し、異なる二つの波長域(λ及びλ)を二つの受光部で、それぞれ励起光照射中(T)及び励起光照射停止後数msec後(T)に受光し、Tλ、Tλ、Tλ及びTλの発光強度をあらかじめ指定しておいた発光強度値と比較することで判別する方法である。
また、別の機械を用いる判別方法として、例えば、特開2006−275578号公報で提案されている装置で判別することができる。この装置による判別方法は、一つの波長域の励起光を照射し、励起光照射中(T)及び励起光照射停止後数msec後(T)に受光し、TのスペクトルSが二つの異なる顕著なピークを有し、TのスペクトルSが一つのピークを有するスペクトルを示したことを確認し、判別することができる。また、励起光照射停止後の経過時間(T01、T02、T03、・・・)に従ってスペクトルを測定し、唯一のピークλの出力強度変化を追うこともできる。なお、得られたスペクトルの分光分布をさらにコンピューターで演算し、表色値(x,y,YまたはL,a,b)として比較し、判別することもできる。
発光印刷物の判別を、例えば、特開2006−266810号公報で提案されている装置で判別する場合、受光側で二つの波長域λ、λを選択して判別できるだけでなく、照射波長も選択することができる。照射波長域のうち、一つの波長域λを200nm〜300nmの間の波長とし、他を300nm〜400nmから一つまたは複数の波長域λ、λ…を選択し、それぞれの照射波長域における蛍光及び/または発光強度値を比較する。受光波長域は、λ=460nm±α及びλ=520nm±αの両方でもいずれか一方でもよい。200nm〜300nmの間のある波長λを照射したときの発光強度値と、300nm〜400nmの波長域から選択したλ、λ…を照射したときの発光強度値の差が決められた値より大きい場合に真正物とすることができる。
本発明の発光体の使用に加えて、本発明の発光を妨げない範囲で他の色材または機能性材料を混合してインキ化またはペースト化して発光インキとした場合や、あらかじめ基材に付与された下地上に重ねて発光インキを付与した場合は、本発明の発光体以外の要素を別の方法で読み取り、本発明の発光体の判別結果と合わせ総合的に真偽を判別することができる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
表1に示す配合の原料を十分に混合し、混合した試料を大気雰囲気中において、1400℃で4時間焼成した。焼成後の試料を再び混合し、還元雰囲気(N+H(4%) )中において、1650℃で2時間焼成した。この反応により得られた焼成物を発光体Aとする。発光体Aの組成は、0.95(BaO)・0.775(MgO)・5Al:0.05Eu・0.225Mnで表される。
Figure 2009102497
得られた発光体Aを、分光蛍光光度計((株)日立製作所製F−4500)で測定した。励起波長を365nmとした。図2(a)に、蛍光スペクトルを示し、図2(b)に、りん光スペクトルを示した。図2(a)に示すように、蛍光は460nmと520nmに顕著な蛍光発光ピークを示し、図2(b)に示すように、りん光は520nmに単一のピークを示した。発光色は、蛍光色は青緑色であり、りん光スペクトルモードではりん光色は緑色であった。
図3に、得られた発光体AのX線回折パターンを示す。発光体AはBa0.956Mg0.912Al10.00817から成っていることが分かった。
得られた発光体Aを使用し、表2に示す配合で、T.K.ホモディスパー(特殊機械工業(株)製)を使用し撹拌混合により発光スクリーンインキAを作製した。スクリーン印刷により、200メッシュの版面を使用し模様状の図柄で上質紙に印刷した。印刷後は紫外線照射装置により紫外線を照射し、発光スクリーンインキAを乾燥させ発光印刷物Aを作製した。図4(a)に、発光体印刷物Aの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示し、(b)に、りん光スペクトルを示す。
Figure 2009102497
得られた発光体Aを使用し、表3に示す配合で発光フレキソインキA´を遊星型ボールミル(フリッチュ社製)で作製した。フレキソ印刷方式にて、アニロックス線数80Line/cmとし、べた部分を含む線画状の図柄で上質紙及び蛍光増白されていない塗工紙上に発光フレキソインキA´を付与したのち紫外線照射を行い、インキを乾燥させ発光印刷物A´を作製した。発光印刷物A´の蛍光スペクトル及びりん光スペクトルは、図4に示した発光印刷物Aの蛍光スペクトル及びりん光スペクトルと同様であった。
Figure 2009102497
発光印刷物A及びA´に254nm、302nm及び365nmの紫外光を照射し、それぞれ青緑色の蛍光発光をすることを観察し、目視による判別を行った。
次に、発光印刷物A及びA´を、郵便切手用発光検出器を使用して3m/sで搬送し、画線部の緑発光の残光を検知したところ発光印刷物A及びA´ともに10msec後にも発光出力が得られ、発光体Aを付与した発光印刷物A及びA´が機械検知により判別できることを確認した。
発光印刷物A及びA´を特開2006−266810号公報記載の真偽判別装置及び判別方法を利用して判別を行った。365nmを中心波長とした励起光を照射し、460nm±3nm(λ)及び520nm±3nm(λ)の二つの波長域における発光出力を二つの受光部で取得した。取得タイミングを励起光照射中(T)及び照射停止10msec後(T)としたとき、Tにおいてλ及びλの両方で十分な出力値が得られ、Tではλのみ十分な出力値が得られ、λの出力が0Vに近かった。この結果から、λ及びλの二つの蛍光発光ピークとλの一つのりん光ピークを有する発光体が付与されていることを確認できた。
発光印刷物A及びA´を特開2006−275578号公報記載の識別装置及び識別方法を利用し、365nmの励起光照射中及び照射停止10msec後のスペクトルを比較した。励起光照射中は同等の高さの二つの発光ピークを持つスペクトルが、照射を停止してから10msec後は、一つのピークを持つスペクトルが検出され、判別することができた。さらにこれをCIE、L表色系で表すと、発光印刷物Aにおいて、励起光照射中の発光色はL=79.85、a=−67.4、b=−34.2で表され、照射停止後は、L=470.48、a=−51.15、b=80.1で表された。
表4に示す配合の原料を十分に混合し、混合した試料を大気雰囲気中において、1400℃で4時間焼成した。焼成後の試料を再び混合し、還元雰囲気(N+H(4%) )中において、1650℃で45分間焼成した。この反応により得られた焼成物を発光体Bとする。発光体B組成は、0.9(BaO)・0.775(MgO)・5Al:0.05Eu・0.225Mn・0.05Nd・で表される。
Figure 2009102497
残光特性の評価法の一つとして活性度が使用でき、活性度が大きい方が残光の減衰速度が速いことを示す。発光体A及び発光体Bの残光減衰(Decay)を分光蛍光光度計((株)日立製作所製F−4500)で測定し、活性度を算出評価した。励起光を365nmとし、1000msまでの減衰を測定し算出した活性度は、発光体Aが−202.4であったのに対し、発光体Bは−140.9であり、発光体Aよりも発光体Bの方が、残光保持時間が長くなっていることが数字から分かる。
得られた発光体Bを使用し、表5に示す配合で、T.K.ホモディスパー(特殊機械工業(株)製)を使用し撹拌混合により発光スクリーンインキBを作製した。スクリーン印刷により、200メッシュの版面を使用し模様状の図柄で上質紙に印刷した。印刷後は紫外線照射装置により紫外線を照射し、発光スクリーンインキBを乾燥させ発光印刷物Bを作製した。図5(a)に、発光体印刷物Bの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示し、(b)に、りん光スペクトルを示した。
Figure 2009102497
得られた発光体Bを使用し、表5に示す配合で発光フレキソインキB´を遊星型ボールミル(フリッチュ社製)で作製した。フレキソ印刷方式にて、アニロックス線数80Line/cmとし、べた部分を含む線画状の図柄で上質紙及び蛍光増白されていない塗工紙上に発光フレキソインキB´を付与したのち紫外線照射を行い、インキを乾燥させ発光印刷物B´を作製した。発光印刷物B´の蛍光スペクトル及びりん光スペクトルは、図5に示した発光印刷物Bの蛍光スペクトル及びりん光スペクトルと同様であった。
Figure 2009102497
発光印刷物B及びB´に254nm、302nm及び365nmの紫外光を照射し、それぞれ青緑色の蛍光発光をすることを観察し、目視による判別を行った。
次に、発光印刷物B及びB´を、郵便切手用発光検出器を使用して2m/sで搬送し、画線部の緑発光の残光を検知したところ発光印刷物B及びB´ともに十分な出力が得られ、発光体Bを付与した発光印刷物B及びB´が機械検知により判別できることを確認した。なお、励起光消灯後の測定タイミングは、15msec後である。
発光体B付与部分は、励起光照射停止10msec後に測定した残光強度より搬送速度をゆっくりとし、15msec後に測定した残光強度の方が、出力が高かった。装置の特性上、搬送速度を遅くすることで励起時間が長くなっており、本発明の発光体Bは飽和励起時間が長くなったと考えられるが、15msec後でも十分に判別することが可能であった。
発光印刷物B及びB´を特開2006−275578号公報記載の識別装置及び識別方法を利用し、254nmの励起光照射中及び照射停止15msec後のスペクトルを比較した。励起光照射中は同等の高さの二つの発光ピークを持つスペクトルが、照射停止15msec後は、一つのピークを持つスペクトルが検出され、判別することができた。
上記実施例1で作製した発光体Aを、表7に示す配合で、T.K.ホモディスパー(特殊機械工業(株)製)を使用し撹拌混合によりスクリーンインキ化し、200メッシュの模様状版面を使用してスクリーン印刷物を作製し、これを発光印刷物Cとした。
Figure 2009102497
図6に、発光印刷物Cの発光波長460nm及び520nmにおける励起スペクトルを示した。このように、200nm〜300nmにかけて感度が低下した発光印刷物を作製できることが分かった。図7(a)に、発光印刷物Cの254nm、302nm及び365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示し、(b)に、りん光スペクトルを示した。302nm及び365nmの励起光を照射し場合と比較し、254nmの発光強度が大幅に小さくなっていることが分かる。
発光印刷物Cを、特開2006−266810号公報記載の真偽判別装置及び判別方法を利用して判別した。まず、励起光1として254nmの紫外光を照射し、励起光照射停止直後(T)の460nm±3nm(λ)及び520nm±3nm(λ)の発光強度と照射停止10msec後(T)の460nm±3nm(λ)及び520nm±3nm(λ)の発光強度値を測定した。次に、励起光2として365nmの紫外光を照射し、同様に発光強度を測定した。励起光1及び励起光2それぞれにおいて、T及びTの発光強度は、λでは十分高い出力値を示したのに対し、λではほとんど出力がなかった。また、励起光1照射停止直後のλの発光強度出力値(O)と励起光2照射停止直後のλの発光強度出力値(O)は、2.5倍以上の差が出ていた。励起光1及び励起光2の励起光照射中及び照射停止後のλとλの出力値の比較及びOとOを比較することで判別を行うことができた。なお、あらかじめ多数の印刷物によって出力を測定し基準値を定め、判定の閾値を定めておくことで、「真」または「偽」の判定を得ることも可能である。
(比較例1)
青色発光体及び緑色蛍光・りん光体を混合使用し、表8に示す配合で発光スクリーンインキDをT.K.ホモディスパー(特殊機械工業(株)製)を使用し撹拌混合により作製し、発光フレキソインキEを、遊星型ボールミル(フリッチュ社製)を使用して作製した。
Figure 2009102497
発光スクリーンインキCにより、200メッシュの模様状の版面を使用してスクリーン印刷により発光印刷物Cを作製し、発光フレキソインキDにより発光印刷物Dを、アニロックス線数80Line/cmとし、べた部分を含む線画状の図柄でフレキソ印刷によって作製した。図8に、励起波長365nmとしたときの、発光印刷物D及び発光印刷物Eの蛍光スペクトルを示した。発光印刷物D及び発光印刷物Eは、2種の発光体の配合比率及び全体に対する配合割合が同じであるにも関わらず、発光インキ作製方法等の条件が異なるため、二つの蛍光スペクトルピーク強度に違いが生じている。
(a)は、本発明の一実施例における、発光体の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、発光体のりん光スペクトルを示す図である。 (a)は、本発明の一実施例における、発光体Aの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。 本発明の一実施例における、発光体AのX線回折パターンを示す図である。 (a)は、本発明の一実施例における、発光体印刷物Aの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。 (a)は、本発明の一実施例における、発光体印刷物Bの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。 本発明の一実施例における、発光印刷物Cの発光波長460nm及び520nmにおける励起スペクトルを示す図である。 (a)は、本発明の一実施例における、発光印刷物Cの254nm、302nm及び365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図であり、(b)は、りん光スペクトルを示す図である。 本発明の比較例における、発光体印刷物D及びEの365nm紫外光励起の蛍光スペクトルを示す図である。
符号の説明
1 発光印刷物Dの蛍光スペクトル
2 発光印刷物Eの蛍光スペクトル

Claims (5)

  1. p(BaO)・q(MgO)・r(Al)からなる母体材料に、付活剤であるEu及びMnを添加してなり、
    化学組成が一般式p(BaO)・q(MgO)・r(Al):xEu・yMnで表され、
    p、q、r、x、yは、それぞれ
    0.4n≦p≦1.1n
    0.4n≦q≦1.1n
    2.0n≦r≦7.0n
    0.005n≦x≦0.15n
    0.025n≦y≦0.75nの範囲(nは倍数)にあることを特徴とする残光性発光体。
  2. p(BaO)・q(MgO)・r(Al)からなる母体材料に、付活剤であるEu、Mn及びNdを添加してなり、
    化学組成が一般式p(BaO)・q(MgO)・r(Al2):xEu・yMn・zNdで表され、
    p、q、r、x、y、zは、それぞれ
    0.4n≦p≦1.1n
    0.4n≦q≦1.1n
    2.0n≦r≦7.0n
    0.005n≦x≦0.15n
    0.025n≦y≦0.75n
    0.005n≦z≦0.15nの範囲(nは倍数)にあることを特徴とする残光性発光体。
  3. p(BaO)・q(MgO)・r(Al2)で表される母体材料に対し、付活剤であるEu及びMnを添加して混合物を製造し、
    前記混合物を、第1段目焼成として、大気雰囲気下において800℃〜1450℃で2〜6時間焼成し、その後、第2段目焼成として、還元雰囲気下において1500℃〜1700℃で0.25〜4時間焼成することを特徴とする残光性発光体の製造方法。
  4. p(BaO)・q(MgO)・r(Al2)で表される母体材料に対し、付活剤であるEu、Mn及びNdを添加して混合物を製造し、
    前記混合物を、第1段目焼成として、大気雰囲気下において800℃〜1450℃で2〜6時間焼成し、その後、第2段目焼成として、還元雰囲気下において1500℃〜1700℃で0.25〜4時間焼成することを特徴とする残光性発光体の製造方法。
  5. 請求項1又は2記載の残光性発光体を含有したインキを、基材に固着してなることを特徴とする発光印刷物。
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