JP2009100520A - 瞬低対策機能付発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構成機器数の可及的な低減を図り得る瞬低対策機能付発電システムを提供する。
【解決手段】燃料電池28と、送電線5に接続されて一般負荷1に電力を供給する給電系統Iに高速遮断器27を介して接続されるとともに、燃料電池28に直接接続されている停電補償負荷6と、燃料電池28に遮断器32を介して接続されている瞬低対策負荷11と、給電系統Iの瞬低が検出されたとき高速遮断器27を遮断するとともに、燃料電池28を過負荷運転して瞬低対策負荷11への電力の供給が継続されるように制御する制御手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は瞬低対策機能付発電システムに関し、特に停電補償負荷及び瞬低対策負荷に電力を供給する発電システムに適用して有用なものである。
一般的な需要家で瞬低対策を行う場合の従来技術に係る瞬低対策機能付発電システムを図8に示す。同図に示すように、一般負荷1は、遮断器2、変圧器3及び遮断器4を介して送電線5に接続されている。すなわち、遮断器2、変圧器3及び遮断器4を機器として有する給電系統Iが構成されている。停電補償負荷6は給電系統Iに高速遮断器7を介して接続されるとともに、発電手段であるガスエンジン発電機8に変圧器9及び遮断器10を介して接続されている。瞬低対策負荷11は給電系統Iに高速遮断器12を介して接続されるとともに、蓄電池13に、この蓄電池13の出力を交流に変換するインバータ14、変圧器15及び遮断器16を介して接続されている。すなわち、停電補償のための装置と瞬低補償のための機器とが高速遮断器7,12を介して給電系統Iに並列に接続されている。ここで、停電補償負荷6とは瞬間的な電圧の低下を含め、停電状態になることが許容されない負荷をいい、瞬低対策負荷11とはある程度の頻度で発生する瞬間的な電圧低下を補償すべき負荷であって、やむを得ない場合は停電が許容される負荷をいう。そこで、停電補償負荷6にはガスエンジン発電機8による永続的な電力の供給を補償し、瞬低対策負荷11には蓄電池13による一定時間の電力の供給を補償している。
かかる瞬低対策機能付発電システムにおいて給電系統Iの瞬低が検出された場合、高速遮断器7,12が遮断されて給電系統からの電力の供給が遮断されるが、ガスエンジン発電機8から継続して停電補償負荷6に電力が供給され、同時に蓄電池13から継続して瞬低対策負荷11に電力が供給される。かくして瞬低による負荷側への影響を回避するようになっている。
なお、瞬低対策に関する技術を開示する公知文献として特許文献1を挙げることができる。
特開平11−69664号公報
上記従来技術においては、停電補償と瞬低対策とを別々の装置で行っている。このため、設備費の高騰を招来する。特に、高速遮断器7,12の価格は通常の遮断器10,16等の数十倍と、極めて高価である。なお、高速遮断器7,12は遮断時の動作時間が5msec程度と極めて短時間である。このため、瞬低が発生した給電系統Iを瞬時に切り離し、所定電圧の電力を停電補償負荷6及び瞬低対策負荷11へ継続して供給することができる。
本発明は、上記従来技術に鑑み、構成機器数の可及的な低減を図り得る瞬低対策機能付発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
発電手段と、
一般負荷に電力を供給すべく送電線に接続されている給電系統に高速遮断器を介して接続されるとともに、前記発電手段に接続されている停電補償負荷と、
前記発電手段に遮断器を介して接続されている瞬低対策負荷と、
前記給電系統の瞬低が検出されたとき前記高速遮断器を遮断するとともに、前記発電手段を過負荷運転して前記瞬低対策負荷への電力の供給が継続されるように制御する制御手段とを有することを特徴とする瞬低対策機能付発電システムにある。
本発明の第2の態様は、
上記第1の態様に記載する瞬低対策機能付発電システムにおいて、
前記制御手段は、前記過負荷運転が予め定めた所定時間行なわれるように前記発電手段を制御するとともに、前記所定時間を経過した時点で前記遮断器が遮断されるように制御することを特徴とする瞬低対策機能付発電システムにある。
本発明の第3の態様は、
上記第1又は第2の態様に記載する瞬低対策機能付発電システムにおいて、
前記発電手段は燃料電池と、この燃料電池の出力を交流に変換するインバータとで構成したことを特徴とする瞬低対策機能付発電システムにある。
本発明の第4の態様は、
上記第1又は第2の態様に記載する瞬低対策機能付発電システムにおいて、
前記発電手段はエンジン発電機で構成したことを特徴とする瞬低対策機能付発電システムにある。
本発明によれば、高速遮断器の遮断動作により給電系統Iが切り離されても、発電手段の過負荷運転により停電補償負荷のみならず、瞬低対策負荷への電力の供給も継続し得る。したがって、発電手段を停電補償用及び瞬低対策用として兼用し得るとともに、高価な高速遮断器は1個設けるだけで良い。この結果、当該瞬低対策機能付発電システムに要する設備費を大幅に削減することができる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る瞬低対策機能付発電システムを示すブロック線図である。同図中、図8と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示すように、本形態の発電手段は燃料電池28とこの燃料電池28の出力を交流に変換するインバータ29とで構成してある。停電補償負荷6は、給電系統Iに高速遮断器27を介して接続されるとともに、発電手段である燃料電池28及びインバータ29に遮断器31及び変圧器30を介して接続されている。瞬低対策負荷11は発電手段である燃料電池28及びインバータ29に遮断器31及び変圧器30に加え、さらに遮断器32を介して接続されている。すなわち、遮断器32の遮断動作により瞬低対策負荷11を発電手段(燃料電池28及びインバータ29)から切り離すことができるようになっている。
かかる瞬低対策機能付発電システムにおいて、通常時には高速遮断器27及び遮断器32とともに他の全ての遮断器2,4,31は閉状態となっている。かかる状態で所定の瞬低が検出されると高速遮断器27を動作させて停電補償負荷6及び瞬低対策負荷11を給電系統Iから切り離す。同時に、燃料電池28を過負荷運転する。このことにより瞬低対策負荷11への電力を賄う。この結果、停電補償負荷6のみならず、瞬低対策負荷11にも継続して必要な電力を供給することができる。本形態では、給電系統Iでの電圧低下あるいは停電状態が所定の時間以上継続する場合には遮断器32を動作させて瞬低対策負荷11を停電補償負荷6側(発電手段側)から切り離す。ここで、高速遮断器27が動作した時点から遮断器32が動作するまでの瞬低補償時間は、燃料電池28の過負荷運転特性と瞬低対策負荷11の容量とを考慮して決定する。ちなみに、給電系統Iにおける瞬低時間の多くは1秒未満と考えられ、燃料電池28に溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)を用いた場合は、1秒間で140%程度の過負荷運転が可能である。そこで、本形態では燃料電池28の過負荷運転可能時間を1秒とした。
なお、高速遮断器27、遮断器32、燃料電池28等の上述のごとき一連の動作は、図示はしないが各機器部での制御手段により行なう。
図2は本形態に係る瞬低対策機能付発電システムにおいて給電系統Iでの電圧低下あるいは停電状態が過負荷運転可能時間よりも短い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、給電系統Iの電圧である系統電圧で図に示す位置で瞬低が発生し、その後復電した場合、同図(b)に示す高速遮断器27は瞬低発生による遮断動作により開状態となり、この状態が復電時点まで継続される。同図(c)に示す遮断器32は、瞬低時点から復電時点までの期間(以下、瞬低継続期間という。)が燃料電池28の過負荷運転可能時間より短いため、閉状態が維持される。同図(d)に示す燃料電池28は瞬低継続期間においては過負荷運転がなされる。この結果、瞬低対策負荷11にも燃料電池28から継続して電力が供給される。
同図(e)に示す制御モードは、瞬低継続期間は出力電流制御から瞬低継続期間は負荷電圧制御となり、復電後に再度出力電流制御となる。このとき、同図(f)に示す停電補償負荷6の電圧及び同図(g)に示す瞬低対策負荷11の電圧は通常時と変わることなく一定に維持される。
図3は本形態に係る瞬低対策機能付発電システムにおいて給電系統Iでの電圧低下あるいは停電状態が過負荷運転可能時間よりも長い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、給電系統Iの電圧である系統電圧において図に示す位置で瞬低が発生し、その後復電した場合、同図(b)に示す高速遮断器27は瞬低発生による遮断動作により開状態となり、この状態が復電時点まで継続される。同図に示す場合は、瞬低継続期間が燃料電池28の過負荷運転可能時間よりも長い場合であるので、同図(c)に示す遮断器32は、燃料電池28の過負荷運転可能時間(例えば1秒間)まで継続して閉状態が維持されるが、その可能時間を越えた時点で遮断動作により開状態となり復電時点までこの状態が継続される。これに伴い、同図(d)に示す燃料電池28は、遮断器32が継続して閉状態となっている間のみ過負荷運転がなされる。この結果、所定時間の経過後は停電補償負荷6のみに電力を供給して瞬低対策負荷11への電力の供給を停止する。
同図(e)に示す制御モードでは、瞬低継続期間に出力電流制御から負荷電圧制御となり、復電後に再度出力電流制御となる。このとき、同図(f)に示す停電補償負荷6の電圧は通常時と変わることなく一定に維持されるが、同図(g)に示す瞬低対策負荷11の電圧は瞬低発生後、燃料電池28の過負荷運転可能時間を越えた時点から復電時点まで停電状態となる。
図4は本形態に係る瞬低対策機能付発電システムにおける発電・負荷バランスの一例を示す説明図である。図4(a)に示す通常時には、燃料電池28が停電補償負荷6の全電力を供給し、瞬低対策負荷11には給電系統Iから高速遮断器27を介して必要な電力(停電補償負荷6への電力の40%)を供給している。かかる状態で瞬低が検出された場合、高速遮断器27が遮断されるので、給電系統Iから瞬低対策負荷11に供給されていた電力は燃料電池28を過負荷運転することにより賄う。すなわち、図4(b)に示すように、燃料電池28は過負荷運転により140%の電力を発生し、その40%分を瞬低対策負荷11に供給する。
<第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態では発電手段を燃料電池28及びインバータ29で構成したが、他の発電手段も制限なく使用することができる。例えば、エンジン発電機であっても良い。この場合、このエンジン発電機の過負荷運転はフライホイールに蓄積しておいた慣性エネルギを放出させることにより容易且つ円滑に行うことができる。
発電手段としてエンジン発電機を用いた場合を第2の実施の形態として説明しておく。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る瞬低対策機能付発電システムを示すブロック線図である。同図中、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
同図に示すように、本形態に係る発電手段であるエンジン発電機は原動機として機能するエンジン41とこのエンジン41で回転駆動される発電機42とからなる。ここで、エンジン41と発電機42との連結軸には脈動を防止するためのフライホイール43が配設してある。また、エンジン41はこれに供給する燃料の量を燃料流量制御弁45を介してガバナ44で制御することにより、所定の回転数で回転するように制御される。発電機42は自動電圧調整装置(AVR)46で励磁装置47に供給される励磁電流が制御される。
かかるエンジン発電機においては、ガバナ44でエンジン41の回転数を制御することにより発電機42の出力周波数が制御されるとともに、自動電圧調整装置46で励磁装置47に供給される励磁電流により出力電圧が制御される。ちなみに、通常時(瞬低前)の発電機42の出力は停電補償負荷6の電力を賄うように制御される。かくして、発電機42は変圧器30及び遮断器31を介して停電補償負荷6に、さらに遮断器32を介して瞬低対策負荷11にそれぞれ電力を供給するようになっている。すなわち、本形態にかかる瞬低対策機能付発電システムは発電手段がエンジン発電機になるだけで、他は第1の実施の形態に係る瞬低対策機能付発電システムと同様の構成となっている。
図6は本形態に係る瞬低対策機能付発電システムにおいて給電系統Iでの電圧低下あるいは停電状態が過負荷運転可能時間よりも短い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、給電系統Iの電圧である系統電圧で図に示す位置で瞬低が発生し、その後復電した場合、同図(b)に示す高速遮断器27は瞬低発生による遮断動作により開状態となり、この状態が復電時点まで継続される。同図(c)に示す遮断器32は、瞬低時点から復電時点までの期間(以下、瞬低継続期間という。)が発電機42の過負荷運転可能時間より短いため、閉状態が維持される。
同図(d)に示すように発電機42は瞬低継続期間においては過負荷運転が行なわれる。この結果、瞬低対策負荷11にも発電機42から継続して電力が供給される。ここで、エンジン発電機の場合は瞬時に所定の過負荷となることはできず、ガバナ44の制御によりエンジン41に供給する燃料を増やして徐々に負荷上昇させる。したがって、エンジン41が出力上昇するまでの間はフライホイール43から過負荷分のエネルギを供給する。この結果、エンジン41の回転数(発電機42の出力周波数)が下がるが、ガバナ44の制御により所定の回転数になるようにエンジン41を加速する。すなわち、このように加速するためには(停電補償負荷6+瞬低対策負荷11)より大きなエンジン41の出力が必要になるので、これに見合うだけの燃料をエンジン41に供給する。したがって、エンジン41の加速性能、過負荷量、負荷における許容周波数低下量を考慮してフライホイール43の慣性モーメントの大きさを選定しておく。一般的に、過負荷性能は110〜120%で過負荷運転可能時間は30秒〜数分程度である。
かかる過負荷運転により、瞬低中、エンジン41は(停電補償負荷6+瞬低対策負荷11+フライホイール43の加速分)に見合うエネルギを供給する。したがって、瞬低対策負荷11の消費エネルギが次の関係式を満足するように構成する必要がある。
(瞬低対策負荷11の消費エネルギ)=(発電機42の過負荷許容電力エネルギ)−(停電補償負荷6の消費エネルギ)−(フライホイール43の加速分に必要なエネルギ)
同図(e)に示す負荷周波数は、過負荷運転が開始されるとエンジン41が減速されて一旦低下するが、ガバナ44の制御によりエンジン41が加速されて短時間で元に戻る。同図(f)に示すように、高速遮断器27を介して供給される系統受電電力は瞬低対策負荷11の電力に等しくなるようにしてある。また、同図(g)に示す停電補償負荷6の電圧及び同図(h)に示す瞬低対策負荷11の電圧は通常時と変わることなく一定に維持される。
図7は本形態に係る瞬低対策機能付発電システムにおいて給電系統Iでの電圧低下あるいは停電状態が過負荷運転可能時間よりも長い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
同図(a)に示すように、給電系統Iの電圧である系統電圧において図に示す位置で瞬低が発生し、その後復電した場合、同図(b)に示す高速遮断器27は瞬低発生による遮断動作により開状態となり、この状態が復電時点まで継続される。同図に示す場合は、瞬低継続期間が発電機42の過負荷運転可能時間よりも長い場合であるので、同図(c)に示す遮断器32は、発電機42の過負荷運転可能時間(例えば1秒間)まで継続して閉状態が維持されるが、その可能時間を越えた時点で遮断動作により開状態となり復電時点までこの状態が継続される。これに伴い、同図(d)に示す発電機42の出力は、遮断器32が継続して閉状態となっている間のみ過負荷運転がなされる。この結果、所定時間の経過後は停電補償負荷6のみに電力を供給して瞬低対策負荷11への電力の供給を停止する。
同図(g)に示す停電補償負荷6の電圧は通常時と変わることなく一定に維持されるが、同図(h)に示す瞬低対策負荷11の電圧は瞬低発生後、発電機42の過負荷運転可能時間を越えた時点から復電時点まで停電状態となる。
本発明は発電設備の製造・販売及び運用・保守を行なう産業分野において有効に利用し得る。
本発明の第1の実施の形態に係る瞬低対策機能付発電システムを示すブロック線図である。 図1に示す瞬低対策機能付発電システムにおいて電圧低下あるいは停電時間が過負荷運転可能時間よりも短い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図1に示す瞬低対策機能付発電システムにおいて電圧低下あるいは停電時間が過負荷運転可能時間よりも長い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図1に示す瞬低対策機能付発電システムにおける発電・負荷バランス例を示す説明図で、(a)が通常時、(b)が瞬低時である。 本発明の第2の実施の形態に係る瞬低対策機能付発電システムを示すブロック線図である。 図5に示す瞬低対策機能付発電システムにおいて電圧低下あるいは停電時間が過負荷運転可能時間よりも短い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図5に示す瞬低対策機能付発電システムにおいて電圧低下あるいは停電時間が過負荷運転可能時間よりも長い場合における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 従来技術に係る瞬低対策機能付発電システムを示すブロック線図である。
符号の説明
I 給電系統
1 一般負荷
2、4、10、16、31、32 遮断器
3、9、15、30 変圧器
5 送電線
6 停電補償負荷
8 ガスエンジン発電機
11 瞬低対策負荷
13 蓄電池
7、12、27 高速遮断器
28 燃料電池
14、29 インバータ
41 エンジン
42 発電機
43 フライホイール
44 ガバナ
45 燃料流量制御弁
46 自動電圧調整装置
47 励磁装置

Claims (4)

  1. 発電手段と、
    一般負荷に電力を供給すべく送電線に接続されている給電系統に高速遮断器を介して接続されるとともに、前記発電手段に接続されている停電補償負荷と、
    前記発電手段に遮断器を介して接続されている瞬低対策負荷と、
    前記給電系統の瞬低が検出されたとき前記高速遮断器を遮断するとともに、前記発電手段を過負荷運転して前記瞬低対策負荷への電力の供給が継続されるように制御する制御手段とを有することを特徴とする瞬低対策機能付発電システム。
  2. 請求項1に記載する瞬低対策機能付発電システムにおいて、
    前記制御手段は、前記過負荷運転が予め定めた所定時間行なわれるように前記発電手段を制御するとともに、前記所定時間を経過した時点で前記遮断器が遮断されるように制御することを特徴とする瞬低対策機能付発電システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する瞬低対策機能付発電システムにおいて、
    前記発電手段は燃料電池と、この燃料電池の出力を交流に変換するインバータとで構成したことを特徴とする瞬低対策機能付発電システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載する瞬低対策機能付発電システムにおいて、
    前記発電手段はエンジン発電機で構成したことを特徴とする瞬低対策機能付発電システム。
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