JP2009098405A - 起震車 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置決めが容易な起震装置を備えた起震車を提供すること。
【解決手段】本発明は、体験室3を所定方向に揺らす起震装置1から体験室へ伝達される振動を抑制する免震装置と、体験室を起震装置に結合するロック機構80と、体験室を起震装置に対して所定位置に位置決めする位置決め手段90とを備え、位置決め手段は、体験室に設けられたストッパ91と、同一面上で略直交するように配置され、起震装置に回動可能に支持される第1のクランプ92と第2のクランプ93と、これら第1のクランプと第2のクランプがストッパを挟持するように第1のクランプと第2のクランプを回動する回動手段100とを備えた起震車である。
【選択図】図8

Description

本発明は、地震の疑似体験を行う起震装置を備えた起震車の改良に関するものである。
地震の揺れを疑似体験させる起震装置を車両に搭載した起震車が知られている。
従来、この種の起震装置として、前後、左右、上下方向の3軸方向に起震可能としたものがある(例えば特許文献1参照)。ユニット化された起震装置は、車両に搭載され、起震装置が被験者を乗せた体験室を所定の振動パターンで3軸方向に揺れ動かす。
特許文献1に記載の起震装置を免震装置を介して体験室と接続し、免震装置の効果を体験させる起震車が知られている。免震装置は、例えば、起震装置に対して体験室を前後方向と左右方向とに相対移動可能とする装置である。この免震装置により、体験室への前後方向と左右方向の揺れが抑制される。
一方、起震装置に体験室を固定することで、免震装置の効果を被験者に体験させることができる。
特開2000−259073公報
起震装置を体験室に固定するロック機構は、起震装置に備えた孔部に体験室に移動可能に支持されたピンを上下方向から貫通させる構成である。このため、起震装置と体験室とが、ピンが孔部を貫通する位置関係にない場合には、固定できない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、体験室を起震する起震装置を備えた起震車において、免震装置を介して接続する体験室と起震装置との位置関係を所定位置に設定することを目的とする。
本発明の起震車は、体験室と、この体験室を少なくとも水平方向に揺らす起震装置と、前記起震装置から前記体験室へ伝達される振動を抑制する免震装置と、前記体験室を前記起震装置に固定的に結合するロック機構と、前記ロック機構が前記体験室を前記起震装置に固定的に結合するのに先立ち、前記体験室を前記起震装置に対して所定位置に位置決めする位置決め手段とを備え、前記位置決め手段は、前記体験室に設けられたストッパと、同一面上で略直交するように配置され、前記起震装置に回動可能に支持される第1のクランプと第2のクランプと、これら第1のクランプと第2のクランプが前記ストッパを挟持するように前記第1のクランプと前記第2のクランプを回動する回動手段とを備える。
本発明では、確実に体験室を所定位置に移動するため、ロック機構が作動し、起震装置と体験室とを確実に固定することができる。
図1は、本発明の起震車の外観図である。起震装置1は、車両の前後方向に延びる一対のシャシーフレーム2の上に固定される。体験室3が免震装置70を介して起震装置1の上部に設置される。
そして、体験室3がロック機構80の作動により起震装置1に固定され、起震装置1で生じた3軸方向の揺れが体験室3に伝達され、体験室3内の被験者は地震を疑似的に体験することができる。対して、ロック機構80を解除することで、起震装置1の揺れが免震装置70により抑制されて体験室3に伝達される。被験者は免震装置70の有無による体験室3の揺れの違いを体験することで、免震装置70の効果を認識することができる。
図2は起震装置1の平面図である。起震装置1は、車体のシャシーフレーム2に固定されるサブフレーム10を備える。サブフレーム10内には車両の前後方向(図においてX軸方向)に移動する前後方向移動フレーム20、左右方向(図においてY軸方向)に移動する左右方向移動フレーム30が設けられ、図3に示す上下方向(図3においてZ軸方向)に移動する上下方向移動フレーム(以下、起震フレーム)40が左右方向移動フレーム30の上部に設けられる。
前後方向移動フレーム20は、サブフレーム10に対して前後方向に往復動可能に設置される。左右方向移動フレーム30は、前後方向移動フレーム20に対して左右方向に往復動可能に設置される。起震フレーム40は、左右方向移動フレーム30に対して上下方向に往復動可能に設置される。体験室3は、このような起震装置1の起震フレーム40上に設けられ、起震装置1は、体験室3を前後、左右、上下の3軸方向に揺れ動かすことができる。
前後方向移動フレーム20は、サブフレーム10の内側に配置され、左右方向移動フレーム30が前後方向移動フレーム20の内側に配置される。このような構造のため、各フレームを上下方向に積み重ねられる構造に比べて、起震装置1の高さを低くできる。
サブフレーム10に前後方向移動フレーム20を支持する手段として、4つのリニアレール12がサブフレーム10に固定される一方、各リニアレール12に摺動可能に係合する4つのリニアガイドブロック22が前後方向移動フレーム20に固定される。各リニアレール12は車両の前後方向に延び、各リニアガイドブロック22を介して前後方向移動フレーム20を車両の前後方向に平行移動可能に支持している。
前後方向移動用油圧シリンダ24がサブフレーム10と前後方向移動フレーム20の間に介装される。前後方向移動フレーム20は、前後方向移動用油圧シリンダ24の伸縮によってサブフレーム10に対して車両の前後方向に移動する。
前後方向移動フレーム20に左右方向移動フレーム30を支持する手段として、4つのリニアレール26が前後方向移動フレーム20に固定される一方、各リニアレール26に摺動可能に嵌合するリニアガイドブロック32が左右方向移動フレーム30に固定される。各リニアレール26は車両の左右方向に延び、各リニアガイドブロック32を介して左右方向移動フレーム30を車両の左右方向に平行移動可能に支持している。
左右方向移動用油圧シリンダ34が前後方向移動フレーム20と左右方向移動フレーム30の間に介装される。左右方向移動フレーム30は、左右方向移動用油圧シリンダ34の伸縮によって車両の左右方向に移動する。
図3を参照すると、左右方向移動フレーム30に起震フレーム40を支持する手段として、4つのリニアレール36が左右方向移動フレーム30に固定される一方、各リニアレール36に摺動可能に嵌合するリニアガイドブロック42が起震フレーム40に固定される。各リニアレール36は上下方向に延び、各リニアガイドブロック42を介して起震フレーム40を水平を保ったまま上下方向に案内する。
左右方向移動フレーム30と起震フレーム40の間に4つのリンク機構50が上下方向に伸縮可能に介装される。この各リンク機構50の伸縮動作を互いに連動させるために連動フレーム60が設けられる。また、図4に示す上下方向移動用油圧シリンダ44が左右方向移動フレーム30と連動フレーム60の間に介装される。連動フレーム60は、この上下方向移動用油圧シリンダ44の伸縮によって車両の前後方向に移動する。この移動に伴い、各リンク機構50が同期して伸縮し、起震フレーム40を上下方向に平行移動する。
図5を参照すると、体験室3は床フレーム5上に構成される。床フレーム5は、複数のスプリング7を介して起震フレーム40に連結される。スプリング7は、X軸方向とY軸方向にそれぞれ配置され、かつ、床フレーム5のX軸及びY軸の中心軸に対して対称に配置される。スプリング7は、起震フレーム40に対して床フレーム5の水平位置が所定位置となるように、すなわち図5において、床フレーム5の中心線と起震フレーム40の中心線とが一致するように床フレーム5を起震フレーム40に弾性支持する。
2基のダンパ8が床フレーム5と起震フレーム40との間に配置される。各ダンパ8は、X軸方向とY軸方向に平行に1基ずつ配置される。ダンパ8は、起震装置1により揺り動かされた体験室3の水平方向の揺れを減衰する。
図3と図4を参照すると、免震装置70は起震フレーム40に対して床フレーム5を前後及び左右方向に変位可能に支持する。ロック機構80は、床フレーム5を起震フレーム40に一時的に固定することで、免震装置70の動作をロックする。
起震フレーム40は、図5に示すように、矩形の枠状に形成される。一方、床フレーム5は、図3に示すように、起震フレーム40上に配置される下部フレーム5aと、下部フレーム5aを取り囲むようにその上部に配置され、体験室3を固定する上部フレーム5bと、上部フレーム5bと下部フレーム5aを繋ぐ縦柱5cから形成される。
免震装置70は、図5に示すように、起震フレーム40と上部フレーム5bとの間の4箇所に配置される。免震装置70は、図6に示すように、起震フレーム40の上面にY軸と平行に固定されたリニアレール71と、上部フレーム5bの下面にX軸と平行、かつZ軸方向から見てリニアレール71と交差するように固定されたリニアレール72と、リニアレール71、72の双方にそれぞれ摺動可能に係合するリニアガイドブロック73とを備える。
免震装置70は、以上の構成のもとで床フレーム5の起震フレーム40に対する前後及び左右方向への移動を可能することで、起震フレーム40から床フレーム5への水平方向の揺れの伝達を抑制している。
図6を参照すると、ロック機構80は、上下方向に摺動可能に起震フレーム40に支持されるロッド81と、このロッド81が挿入する挿入孔を備え、上部フレーム5bに固定されるブラケット82と、X軸回りに回動可能に起震フレーム40に支持されるL字状のリンク83と、ピストンロッド84aの伸長によりリンク83を揺動するアクチュエータ84とを備える。
リンク83は、L字の曲折部を起震フレーム40に回動自在に支持され、リンク83の一端がY軸に平行に配置されたアクチュエータ84のピストンロッド84aの先端に連結する。一方、リンク83の他端は、ロッド81の下端に連結する。
ロック機構80は、ピストンロッド84aが伸長動作すると、リンク83をX軸の時計回りに回動し、ロッド81を下方向に移動させ、ロッド81とブラケット82との係合を解除する。対してピストンロッド84aが短縮動作すると、リンク83は、X軸を反時計回りに回動し、ロッド81を上方向に移動させ、ロッド81とブラケット82とを係合させる。ロッド81とブラケット82が係合することで、ロッド81を支持した起震フレーム40と、ブラケット82を固定した床フレーム5との前後、左右方向の相対変位が規制される。
ロック機構80がロッド81をブラケット82の挿入孔に挿入するためには、予め床フレーム5と起震フレーム40の水平方向の相対位置を所定位置に位置決めしておかねばならない。
この目的のために、この発明による起震車は、位置決め手段として位置決め機構90を備える。
図7から図9を参照して位置決め機構90について説明する。
図7、図8を参照すると、位置決め機構90は、床フレーム5の上部フレーム5bの下面に固定されるストッパ91と、Y軸回りに回動し、前記ストッパ91を挟持する1対の第1レバー92aからなる第1クランプ92と、第1クランプ92と直交して同一面上に配置されるとともに、X軸回りに回動し、ストッパ91を挟持する1対の第2レバー93aからなる第2クランプ93とを備える。
図9を参照すると、ストッパ91は、Y軸方向に並設された3個のストッパ91a〜91cで構成される。両側のストッパ91aとストッパ91bは、X軸回りに回動する第1クランプ92により両側から挟持され、中央のストッパ91cがY軸回りに回動する第2クランプ93により挟持される。
ストッパ91aとストッパ91bの先端には、X軸回りに回転可能なローラ94aが備えられ、このローラ94aを第1クランプ92が挟持する。ストッパ91cの先端には、Y軸回りに回転可能なローラ94bが備えられ、このローラ94bを第2クランプ93が挟持する。第1クランプ92と第2クランプ93がそれぞれストッパ91a〜91cを挟持することにより、位置決め機構90は、床フレーム5と起震フレーム40との相対位置を所定位置に位置決めする。
なお、ローラ94aとローラ94bが回転することで、第1クランプ92及び第2クランプ93とストッパ91との相対移動をスムースにするもので、ローラをクランプに設けるようにしてもよい。
次に、第1クランプ92と第2クランプ93をX軸またはY軸回りに回動する回動機構100について説明する。
図7と図8を参照すると、回動機構100は、第1クランプ92と第2クランプ93の各回動中心に同軸に設けられた各ピニオンギア101と、各ピニオンギア101に噛合し、上下方向に配置されたラックギア102と、各ラックギア102が固定され、起震フレーム40に上下方向に摺動可能に支持された摺動部材103と、この摺動部材103を上下に摺動するリンク104とを備える。
図10を参照すると、摺動部材103は、四角筒状に形成され、各外面にラックギア102が上下方向に固定される。摺動部材103は、上下方向に配置されたリニアレール103aを備えており、また起震フレーム40には、このリニアレール103aに係合するリニアガイドブロック103bが固定されている。摺動部材103の下端部には、リンク104の一端がX軸回りに回転自在に接続される。
図7(b)を参照すると、リンク104はX軸方向から見てL字状に構成され、起震フレーム40はリンク104のL字の曲折部をX軸回りに揺動可能に支持する。また、リンク104の一方の腕部104aは、Y軸方向に延び、その腕部104aの先端が摺動部材103の下端部に接続する。一方、Z軸に平行に位置する腕部104bは上方向へ延び、その先端がY軸方向に平行に配置されたアクチュエータ105のロッド105aの先端部に接続する。
アクチュエータ105がY軸方向へ伸縮動作すると、ロッド105aの先端が接続するリンク104がX軸回りに揺動する。このリンク104の揺動に伴って、リンク104の腕部104aに接続する摺動部材103が上下方向へ摺動する。摺動部材103が摺動することで、ラックギア102を介してピニオンギア101が回転し、第1クランプ92と第2クランプ93を開閉する。
本実施形態では、第1クランプ92と第2クランプ93は、アクチュエータ105のロッド105aが伸長することでストッパ91を挟持する方向へ変位する。アクチュエータ105のロッド105aが伸長する過程において、第1クランプ92と第2クランプ93がストッパ91をそれぞれ押圧し、ストッパ91が固定された床フレーム5と起震フレーム40とをX軸、及びY軸方向に相対変位させる。第1クランプ92と第2クランプ93は、床フレーム5が起震フレーム40に対して所定の相対位置に達するまで回動する。第1クランプ92と第2クランプ93の開口位置は、アクチュエータ105のロッド105aの伸長位置に対応する。したがって、例えばロッド105aが最も伸長した状態で床フレーム5が起震フレーム40に対して所定位置をなすように第1クランプ92と第2クランプ93の形状寸法と、ピニオンギア101とラックギア102の諸元と、ロッド105aの伸長距離等を予め設定しておく。
なお、図10に示すように、リンク104の腕部104bが接続する摺動部材103には、接続用の長孔103cが形成される。この長孔103cはY軸方向に長辺を配置することで、摺動部材103の上下方向への摺動に伴うリンク104の揺動による摺動部材103のY軸方向の変位分をキャンセルする。
第1クランプ92は2個のストッパ91aとストッパ91bを挟持し、第2クランプ93は1個のストッパ91cを挟持する。このため、図11に示すように第1クランプ92と第2クランプ93とではストッパ91を挟持する挟持位置での開口幅が異なることになる。そこで、第1クランプ92と第2クランプ93の開口幅は、最も広げた初期位置において予めストッパ挟持位置での寸法の差分を考慮して設定する。具体的には、初期位置において、Z軸に対する第1クランプ92の中心線がなす角度と、第2クランプ93の中心線がなす角度を開口幅の違い分だけ異ならせる。
前後方向移動用油圧シリンダ24、左右方向移動用油圧シリンダ34、上下方向移動用油圧シリンダ44、位置決め機構90のアクチュエータ105、及びロック機構80のアクチュエータ84の各動作は、図示されないコントローラから、予め設定された作動モードに基づいてそれぞれ出力される駆動信号により、油圧サーボ機構を介して制御される。
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
ロック機構80がロックしている状態では、体験室3は起震装置1によって前後、左右、上下の3軸方向に揺り動かされ、体験室3に被験者が乗って地震を疑似体験することができる。
一方、ロック機構80がロックを解除した状態では、起震装置1により前後及び左右の揺れは、免震装置70に吸収されて、体験室3にはほとんど伝達されず、主として起震装置1の上下方向の揺れのみが体験室3に伝達される。
したがって、被験者は、ロック機構80のロックとロック解除により、免震装置70の免震効果を比較的に体験することができる。
ロック機構80をロック解除状態からロック状態にするには、ロック機構80のロッド81をブラケット82の挿入孔に挿入できるよう、起震フレーム40と床フレーム5との相対位置を所定位置に位置決めする必要がある。
この起震車においては、位置決め機構90のアクチュエータ105を、例えばロッド105aの最伸長位置まで伸長駆動することで、第1クランプ92と第2クランプ93を介して起震フレーム40と床フレーム5との相対位置が所定位置へと自動的に調整される。したがって、アクチュエータ105をロッド105aの最伸長位置まで伸長駆動させた後に、ロック機構80のアクチュエータ84を伸長させれば、ロッド81をブラケット82の挿入孔へスムースに挿入でき、ロック機構80のロック動作を短時間で容易に行うことができる。
第1のクランプ92と第2のクランプ93は、互いに対峙する一対のレバー92a、93aを備え、回動手段100は、レバーの回動中心に設けられたピニオンギア101と、このピニオンギア101に噛合し、垂直方向に延びるラックギア102と、このラックギア102が固定され、起動装置1に垂直方向に摺動可能に支持される摺動部材103を備えたので、容易な構成で、第1のクランプ92と第2のクランプ93とを同期的に回動することができる。
さらに水平方向に配置されたアクチュエータ105と、このアクチュエータ105の水平方向の伸縮動作を摺動部材103の垂直方向の動作に変換するリンク部材104とを備えたので、上下方向のスペースを抑制することができ、体験室1の高さを抑制することができる。
また、ロック機構80が孔部と、この孔部に侵入するロッド81から構成されるため、簡単な構成で確実に体験室3と起震装置1との水平方向の相対変位を禁止することができる。
免震装置を一対の第1のリニアレール71と第2のリニアレール72と、一対のリニアレールの摺動可能に係合するリニアガイドブロック73により構成したので、簡単な構成で免震装置を構成することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。例えば、位置決め機構90がロック機構80の機能を備えるようにしてもよい。また、起震装置1は体験室3を3軸方向に揺らす装置に限らず、水平方向に揺らす装置であってもよい。さらには、起震装置1を車両のみならず、屋内に固定して地震体験装置として用いてもよい。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、起震装置を搭載した起震車に適用することができる。
本発明を適用する起震車の外観図である。 起震装置の平面図である。 起震装置の正面図である。 図5の矢視D−Dの矢視図である。 起震装置に床フレームを取り付けた状態の平面図である。 起震装置に床フレームを取り付けた状態の左側面図である。 (a)位置決め装置の平面図、(b)同じく正面図、(c)同じく下面図である。 図7の矢視Aの矢視図である。 図7の矢視B−Bの矢視図である。 回動機構の詳細図である。 第1クランプと第2クランプの挟持位置の違いを説明する図である。
符号の説明
1 起震装置
3 体験室
5 床フレーム
10 サブフレーム
12 リニアレール
20 前後方向移動フレーム
30 左右方向移動フレーム
40 起震フレーム
50 リンク機構
60 連動フレーム
70 免震装置
71 リニアレール
72 リニアレール
73 リニアガイドブロック
80 ロック機構
81 ロッド
82 ブラケット
83 リンク
84 アクチュエータ
84a ピストンロッド
90 位置決め機構
91、91a−91c ストッパ
92 第1クランプ
92a 第1レバー
93 第2クランプ
93a 第2レバー
100 回動機構
101 ピニオンギア
102 ラックギア
103 摺動部材
104 リンク
104a 腕部
104b 腕部
105 アクチュエータ
105a ロッド

Claims (5)

  1. 体験室と、
    この体験室を少なくとも水平方向に揺らす起震装置と、
    前記起震装置から前記体験室へ伝達される振動を抑制する免震装置と、
    前記体験室を前記起震装置に固定的に結合するロック機構と、
    前記ロック機構が前記体験室を前記起震装置に固定的に結合するのに先立ち、前記体験室を前記起震装置に対して所定位置に位置決めする位置決め手段とを備え、
    前記位置決め手段は、前記体験室に設けられたストッパと、同一面上で略直交するように配置され、前記起震装置に回動可能に支持される第1のクランプと第2のクランプと、これら第1のクランプと第2のクランプが前記ストッパを挟持するように前記第1のクランプと前記第2のクランプを回動する回動手段とを備えることを特徴とする起震車。
  2. 前記第1のクランプと前記第2のクランプは、互いに対峙する一対のレバーを備え、
    前記回動手段は、前記レバーの回動中心に設けられたピニオンギアと、このピニオンギアに噛合し、垂直方向に延びるラックギアと、このラックギアが固定され、前記起動装置に垂直方向に摺動可能に支持される摺動部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の起震車。
  3. 水平方向に配置されたアクチュエータと、
    このアクチュエータの水平方向の伸縮動作を前記摺動部材の垂直方向の動作に変換するリンク部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の起震車。
  4. 前記ロック機構は、前記体験室と前記起震装置のいずれか一方に上下方向に形成された孔部を備え、前記体験室と前記起震装置のいずれか他方に前記孔部に侵入可能に移動する棒状部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の起震車。
  5. 前記免震装置は、前記体験室に水平に固定された第1のガイドレールと、この第1のガイドレールと直交する方向に、前記起震装置に水平に固定された第2のガイドレールと、前記第1のガイドレールと前記第2のガイドレールに対してそれぞれ摺動可能に係合するガイドブロックとを備えることを特徴とする請求項1に記載の起震車。
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