JP2009098211A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑液をより長期に亘って安定して塗布できる定着装置を提供すること。
【解決手段】加圧ベルト51の周回路内側に配された押圧部54によりベルト裏側から加圧ベルト51を定着ローラ52表面に押圧して、加圧ベルト51と定着ローラ52間に定着ニップ521を確保する定着装置において、ベルト周回路内側に、潤滑液を含浸可能なフェルトからなる第1塗布部材551と第2塗布部材552を配置する。第1塗布部材551は、ベルト内周面510に接触し、含浸する潤滑液をベルト内周面510に塗布する。第2塗布部材552は、第1塗布部材551よりも目付けが小さいフェルトからなり、第1塗布部材551と接触し、含浸する潤滑液を第1塗布部材551に供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ローラと、ベルトと、ベルトの周回路の内側に配され、ベルトの裏側からベルトをローラ表面に押圧してベルトと定着ローラの間に定着ニップを確保する押圧部材とを備え、トナー像の形成されたシートを定着ニップを通して、当該シートに対してトナー像の熱定着を行う定着装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
このような定着装置では、周回運動する加圧ベルトの内周面に押圧部材の押圧面が摺擦する構成なので、摺擦面に摩擦抵抗が発生し、発生した摩擦抵抗によって定着ローラと加圧ベルト間に速度差が生じるなど加圧ベルトの周回運動が不安定になると、定着ニップを通過する記録シート上の未定着画像がシート面上でスリップする、いわゆる画像スリップが発生することがある。従来、この画像スリップの発生を防止するため、摺擦面に潤滑液を塗布することが行われている。
潤滑液を塗布する技術として、特許文献1には潤滑液としてのオイルを含浸させたフェルトをベルト周回路の内側に配置し、そのフェルトをベルト内周面に接触させてオイルを塗布するものが開示されている。
特開2005−300732号公報
ベルト内周面へのオイル塗布は、長期に亘って安定して行われることが望ましい。オイル塗布を安定して行う方法としては、例えば早期にオイルが切れるといったことが起こらないように、より多くのオイルを含浸できるフェルト、具体的には目付けの小さい(単位体積当たりの空間の占める割合が大きい)フェルトを用いることが考えられる。
しかしながら、目付けの小さいフェルトを用いると、最初に多くのオイルを含浸させることができるが、ベルト内周面への塗布量が過多になり易い。塗布されたオイルが過多になると、そのオイルのうち、ベルト内周面と押圧部材間に介在できる量以外の分は、ベルト幅方向両端から外側に逃げて、潤滑液として供されずに無駄になる。また、塗布量過多ということは、フェルトから出て行くオイル量が多いということなので、オイル切れまでの期間をそれほど長く延ばすこともできない。
これに対し、目付けの大きいフェルトを用いると、オイル塗布量の過多といったことが生じ難くなるが、オイルの含浸量を多くとることが出来ず、早期のオイル切れが起き易くなってしまう。このような問題は、塗布部材としてフェルトを用いる場合に限られず、オイルなどの潤滑液を含浸可能な部材一般を用いる場合に生じ得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、潤滑液をより長期に亘って安定して塗布できる定着装置および画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、トナー像の形成されたシートを定着ニップを通して、当該シートに対してトナー像の熱定着を行う定着装置であって、定着ローラと、周回運動を行うベルトと、前記ベルトの周回路の内側に配され、ベルトの裏側からベルトを前記定着ローラ表面に押圧して、ベルトと定着ローラの間に前記定着ニップを確保する押圧部材と、前記ベルトの周回路の内側に配され、ベルト内周面に接触し、ベルト内周面と押圧部材間に生じる摩擦力を低減するための潤滑液が含浸されており、当該潤滑液をベルト内周面に塗布する塗布部材と、を備え、前記塗布部材は、ベルト内周面に接触する第1部分と、当該第1部分よりも単位体積当たりの潤滑液の含浸可能量が多い第2部分とを含んでなることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の定着装置を備えることを特徴とする。
このように、潤滑液を含浸可能な量が異なる第1と第2の部分を有する塗布部材を配置したので、第1の部分により適量の潤滑液がベルト内周面に塗布され、その塗布により第1の部分から出て行った量の潤滑液を第2の部分から第1の部分に供給することができる。これにより、単に潤滑液の含浸可能な量が少ない塗布部材だけを備える構成に比べて最初の潤滑液の含浸量を多くでき、また含浸可能な量が多い塗布部材だけを備える構成に比べて潤滑液の塗布量が過多になることを抑制でき、その結果、長期に亘って安定して適量な潤滑液を塗布することが可能になる。
また、前記塗布部材は、フェルトまたは多孔質体から構成され、前記含浸可能量は、フェルトの目付けまたは多孔質体の空隙密度のことであり、前記第2部分の方が前記第1部分よりも目付けが小さい、または空隙密度が大きいことを特徴とする。
このようにすれば、塗布部材としてフェルトや多孔質体を用いることができる。
さらに、前記塗布部材を保持する保持部材を備え、前記保持部材は、前記ベルトの周回路の内側に配され、前記ベルトの幅方向に細長い長尺状であり、前記塗布部材を収容するための空間を内部に有すると共にベルト内周面に近接する箇所に前記幅方向に細長い開口を有し、前記第1と第2部分は、前記ベルトの幅方向に伸びる細長い長尺状であり、前記保持部材の内部に前記幅方向に並行かつ前記開口に近い方から第1部分、第2部分の順になるように隣接配置され、前記第1部分の前記開口側端部が前記開口から外部に延出し、その先端がベルト内周面に接触することを特徴とする。
このようにすれば、長尺状の塗布部材を例えば円筒状などの保持部材を用いてベルトの周回路の内側に配置する構成をとることができる。
また、前記第2部分の方が第1部分よりも粘度の低い潤滑液が含浸されていることを特徴とする。
このようにすれば、第1部分に含浸されている潤滑液がベルト内周面に塗布された後に、第2部分に含浸されている粘度の低い潤滑液を継ぎ足すように塗布することができる。これにより、例えば稼働時間の経過に連れてベルト内周面と押圧部材との摺擦により生じる磨耗粉の潤滑液への混入量が増えても、粘度の低い潤滑液が混ざり合うことで、その粘性を下げることができ、ベルト内周面と押圧部材間の摩擦抵抗の増大を抑制できる。
以下、本発明に係る定着装置および画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)を例にして説明する。
〔第1の実施の形態〕
<プリンタ1の全体構成>
図1は、プリンタ1の構成を示す概略断面図である。
同図に示すように、プリンタ1は、画像プロセス部3、給送部4、定着部5、制御部6および表示部8を備えており、LAN等のネットワークに接続されて、外部の端末装置(不図示)からの印刷(プリント)ジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラック色からなるカラーの画像形成を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
画像プロセス部3は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部3Y、3M、3C、3K、光学部10、中間転写ベルト11、ホッパ20Y、20M、20C、20Kなどを備えている。
作像部3Yは、感光体ドラム31、その周囲に配設された帯電器32、現像器33、一次転写ローラ34、感光体ドラム31を清掃するためのクリーナ35などを備えており、感光体ドラム31上にY色のトナー像を作像する。他の作像部3M〜3Kについても、作像部3Yと同様の構成になっており、同図では、符号を省略している。
ホッパ20Y〜20Kは、Y〜K色の補充用のトナーを収容し、必要に応じて作像部3Y〜3Kの現像器33にトナーを供給する。
光学部10は、レーザダイオードなどの各色用の発光素子とポリゴンミラーなどを備え、作像部3Y〜3Kの感光体ドラム31を露光走査するためのレーザ光Lを出射する。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13とに張架されて矢印A方向に循環駆動(周回運動)される。
給送部4は、記録シートとしての用紙Sを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙Sを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された用紙Sを二次転写位置46に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対44と、二次転写ローラ45などを備えている。
制御部6は、外部の端末装置からの画像信号をY〜K色用のデジタル信号に変換し、光学部10の発光素子を駆動させるための駆動信号を生成する。
光学部10は、制御部6からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、作像部3Y〜3Kの感光体ドラム31を露光走査する。この露光走査によって、作像部3Y〜3K毎に、帯電器32により一様に帯電された感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。各静電潜像は現像器33によりトナーで顕像化され、各感光体ドラム31上にY〜K色のトナー像が形成される。
各色のトナー像は、一次転写ローラ34に作用する静電力により中間転写ベルト11上に順次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト11上に重ね合わされた各色トナー像は、中間転写ベルト11の回転により二次転写位置46に移動する。
一方、中間転写ベルト11の移動タイミングに合わせて、給送部4からはタイミングローラ対44を介して用紙Sが給送されて来ており、その用紙Sは回転する中間転写ベルト11と二次転写ローラ45との間に挟まれて搬送され、二次転写ローラ45に作用する静電力により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して用紙S上に二次転写される。
二次転写位置46を通過した用紙Sは定着部5に搬送され、用紙S上のトナー像(未定着画像)が定着部5において加圧ベルト51と定着ローラ52の圧接により確保される定着ニップ521を通過する際に、加熱、加圧により用紙Sに熱定着された後、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
制御部6は、画像プロセス部3、給送部4等の動作を、タイミングを取りながら統一的に制御して円滑なプリント動作を実行させる。
表示部8は、プリンタ1上部の見やすい位置に配され、プリントジョブの実行指示の内容や各種の警告などを表示する。
<定着部5の構成>
図2は、定着部5の概略横断面図であり、図3は、定着部5の概略分解斜視図である。説明の便宜のため、図3では、定着ローラ52を二点鎖線で示すと共に加圧ベルト51の一部を切り欠いて示している。また、図3では加圧ベルト51の幅方向(定着ローラ52の回転軸方向(y方向)に相当。以下、「ベルト幅方向」という。)における一端側(装置前側)だけを示しているが、他端側(装置後側)も同様の構成になっている。
両図に示すように、定着部5は、加圧ベルト51、定着ローラ52、ヒータ53、押圧部54、潤滑液塗布部55などを備えるベルトニップ方式の定着装置である。
定着ローラ52は、その両端部が装置本体フレーム(不図示)に回転自在に保持されている。定着ローラ52の一端にはギア(不図示)が取着され、そのギアが不図示のギア列を介して駆動モータ152(図1)と接続されており、駆動モータ152からの回転駆動力を受けて、例えば矢印B方向に回転駆動する。
ヒータ53は、定着ローラ52の内部に挿通されている。
加圧ベルト51は、無端状ベルトであり、両側が蛇行抑制スリーブ56の内側に突設されたボス部561に周回運動自在に保持されており(装置後側は図示せず)、定着ローラ52に圧接された状態で定着ローラ52の回転駆動力を受けて、矢印C方向に従動して周回運動する。
押圧部54と潤滑液塗布部55は、加圧ベルト51の周回路の内側に配置され、各構成部材は、ベルト幅方向に伸びる長尺状であり、ベルト幅方向長さが加圧ベルト51の幅と略同じになっている。押圧部54と潤滑液塗布部55は、その両端部が蛇行抑制スリーブ56の内側に設けられたの保持部562、563に固定されており、加圧ベルト51の周回運動に関わらず動かない。
押圧部54は、押圧体541、保持台542、支持部材543および摺動部材544などからなる。押圧体541は、例えばシリコンゴムなどの弾性材からなり、保持台542を介して支持部材543に支持され、摩擦抵抗低減用の摺動部材544を介して加圧ベルト51の裏側から当該ベルト51を定着ローラ52表面に押圧して、加圧ベルト51と定着ローラ52間に定着ニップ521を確保する。
摺動部材544は、布状で、例えばガラスクロスの基材にPTFEなどの耐熱性樹脂を含浸させ焼成させてなる。これにより摺動部材544の摺擦面に微細な凹凸が形成され、潤滑液塗布部55により供給される潤滑液が浸入し易いようになっている。摺動部材544は、その一辺が保持台542と支持部材543との間に挟持される。
潤滑液塗布部55は、第1塗布部材551、第2塗布部材552、これらを保持する保持部材553を備え、加圧ベルト51の内周面(以下、「ベルト内周面」という。)510と押圧部54間の摩擦力を低減するための潤滑液をベルト内周面510に供給するものである。
第1塗布部材551と第2塗布部材552は、潤滑液を含浸可能な部材、例えばフェルトからなり、第1塗布部材551は、ベルト内周面510に接触し、第2塗布部材552は、ベルト内周面510には接触せず、第1塗布部材551に接触している。
本実施の形態では、第1塗布部材551は、目付けが500〔g/m2〕のものが用いられ、第2塗布部材552は、目付けが250〔g/m2〕のものが用いられる。
このように目付けが異なるフェルトを用いるのは、次の理由による。すなわち、目付けが大きいと、フェルトの、単位体積当たりの空間の占める割合が少なくなり、その空間に含浸できる潤滑液の量(単位体積当たりの潤滑液の含浸可能量)は少なくなるが、ベルト内周面510への潤滑液塗布量が過多になるのを抑制できる。一方、目付けが小さいと、単位体積当たりの空間の占める割合が多くなり、その空間に多くの潤滑液を含浸できるが、ベルト内周面510への潤滑液塗布量が過多になり易くなる。
そこで、第1塗布部材551については、目付けが大きい(潤滑液を含浸可能な量が少ない)部材を用いることで、ベルト内周面510への潤滑液塗布量が過多になることを抑制し、第2塗布部材552については、第1塗布部材551よりも目付けが小さい(潤滑液を含浸可能な量が多い)部材を用いることで、十分な量の潤滑液を貯蔵させておき、ベルト内周面510への潤滑液塗布により第1塗布部材551から潤滑液が出て行くと、その出て行った分の潤滑液を毛細管現象により第1塗布部材551に供給することで、第1塗布部材551が潤滑液不足になることを防止しつつ、長期に亘って安定して潤滑液を塗布することができるようになるからである。
フェルトは、公知のもの、ここではアラミド繊維のフェルト材が用いられるが、これに限られず、例えば不織布や織物で起毛したものなどを用いることができ、耐熱性や耐摩耗性などを有するものが好ましい。また、フェルトの目付けは、上記の大小関係を有していれば上記の値に限られることはない。潤滑液は、例えば粘度が300csのシリコーンオイルが用いられる。第1塗布部材551と第2塗布部材552は、その厚みtが1.5〜3〔mm〕のものが用いられ、新規の状態において適量が含浸される。なお、フェルトの目付け、種類、厚み、潤滑液の種類や粘度などが上記のものに限られないことはいうまでもない。定着部5の構成や各構成部材の寿命などに応じて適切な値、種類などが予め実験などから決められる。
保持部材553は、断面コの字状の金属または樹脂製の部材である。第1塗布部材551と第2塗布部材552は、保持部材553の内部に、その開口554に近い方から第1塗布部材551、第2塗布部材552の順になるように、両者の対向する端面555同士が接触した状態で配置され、その接触部を介して潤滑液が第2塗布部材552から第1塗布部材551に供給される。また、第1塗布部材551の開口側の端部が、開口554から外部に延出し、その先端556がベルト内周面510に接触しており、その先端556から潤滑液がベルト内周面510に塗布される。塗布された潤滑液は、加圧ベルト51の周回運動に伴って押圧部54のベルト内周面510との摺擦面に伝わる。
このように潤滑液を含浸可能かつ単位体積当たりの含浸可能量が異なるフェルトからなる第1塗布部材551と第2塗布部材552を備え、第1塗布部材551がベルト内周面510に接触し、第2塗布部材552がベルト内周面510に接触せず第1塗布部材551に接触するように配置したので、第1塗布部材551により適量の潤滑液がベルト内周面510に塗布され、その塗布により第1塗布部材551から出て行った量の潤滑液が第2塗布部材552から第1塗布部材551に供給される。
これにより、単に目付けの大きいフェルトだけを備える構成に比べて最初の潤滑液の含浸量を多くでき、また目付けの小さいフェルトだけを備える構成に比べて潤滑液の塗布量が過多になることを抑制でき、その結果、長期に亘って安定して適量な潤滑液を塗布することが可能になる。
また、潤滑液の塗布部材をフェルトだけで構成しているので、仮に潤滑液塗布部55が本来の水平状態から少し傾いた状態で配置されたとしても、フェルトの毛細管現象により上方側の端部に潤滑液を吸い上げることで供給できる。これにより、傾きにより潤滑液が下方側に集まり上方側では極端に少なくなり、ベルト内周面510への潤滑液の塗布量がベルト幅方向に片寄ってしまうといったことが生じ難く、ベルト幅方向についても潤滑液塗布を長期に安定して行うことができる。
さらに、第1塗布部材551と第2塗布部材552を、これらを内部に収容するための空間を有する断面コの字状の保持部材553内に収容するようにしたので、露出している場合よりも、特に第2塗布部材552に含浸(保持)されている潤滑液が気化等により外に逃げるといったことが生じ難く、潤滑液の長期の安定供給を図れる。
なお、第1塗布部材551と第2塗布部材552を保持する部材は、上記の形状に限られないことはいうまでもなく、両者をベルト周回路の内側で保持できる部材、例えば筒状かつベルト幅方向に伸びる長尺状であってベルト内周面510に近接する箇所にベルト幅方向に伸びる開口を有する部材など、どのような構成をも採ることが可能である。
〔第2の実施の形態〕
上記実施の形態では、第1塗布部材551と第2塗布部材が常時接触した状態になっている構成例を説明したが、本実施の形態では、稼動初期においては両者の間に仕切り部材が介在し、ある期間の経過後に、その仕切り部材が抜き取られることで両者が接触するようにしており、この点が第1の実施の形態と異なっている。以下、説明の重複を避けるため、第1の実施の形態と同じ内容についてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
<定着部50の構成>
図4は、本実施の形態に係る定着部50の構成を示す図であり、(a)は概略横断面図を、(b)は概略分解斜視図を示している。
両図に示すように、本実施の形態に係る潤滑液塗布部550は、第1塗布部材551と第2塗布部材552を仕切る仕切り部材558を有している。
第1塗布部材551には、第1の値(例えば、300cs)の粘度の潤滑液が含浸されており、第2塗布部材552には、第1よりも粘性が低い第2の値(例えば、200cs)の粘度の潤滑液が含浸されている。
仕切り部材558は、第2塗布部材552に含浸されている潤滑液が第1塗布部材551に供給されるのを遮断するためのものである。仕切り部材558は、潤滑液に対し化学的に侵さないような材料が好ましく、例えばPFAからなるシート状のものを用いることができる。仕切り部材558は、装置前側に位置する端部557が蛇行抑制スリーブ56に設けられた貫通孔565を介して外側に延出されている。
ユーザは、仕切り部材558の端部557を把持し、図4(b)の矢印方向に引っ張ることで、仕切り部材558を抜き抜くことができる。仕切り部材558が抜き抜かれると、第1の実施の形態と同様に第1塗布部材551と第2塗布部材552が接触する状態になる。これにより第2塗布部材552の潤滑液が第1塗布部材551に供給される。
このような構成にすることにより、長期に亘り潤滑液の粘性をより適正な範囲に維持することができる。すなわち、潤滑液の粘性は、定着の熱による潤滑液の劣化や磨耗粉の混入により時間経過と共に上昇する。そのため、稼動初期から同じ粘度の潤滑液を塗布し続けていると、やがて粘性が適正な範囲の上限を超えることになる。粘性が上限を超える程度まで大きくなると、粘り気が強くなり過ぎ、これがベルト周回運動に対する大きな負荷になり摩擦抵抗が増加したようになってしまう。
そこで、粘性が上限に達したときに仕切り部材558を引き抜くことで、粘度の低い潤滑液(200cs)を供給し、この低粘度のオイルが、その時点でベルト内周面510に付着している、見かけ上、高粘度の潤滑液と混ざり合うことで、粘性が下がり適正範囲を維持することができるものである。なお、潤滑液の粘度は、小さすぎると押圧体541が膨潤し易くなったり、ベルト内周面510と押圧部54間に滞留し難くなったりして、適量な潤滑液の層を形成できずに潤滑作用が低減してしまうことがあるので、ある程度の粘度が必要である。適正範囲としては、例えば300〜500〔cs〕が予め決められ、低粘度の潤滑液が供給されたときに押圧部54における潤滑液の粘性が一定期間において当該適正範囲内に維持されるように、第1塗布部材551と第2塗布部材552に最初に含浸される潤滑液の粘度(上記例では、300と200〔cs〕)が決められる。
ユーザは、仕切り部材558を引き抜くタイミングに来ていることを表示部8に表示される警告メッセージで知ることができる。この警告メッセージの表示は、制御部6による警告表示処理により実行される。
<制御部6の構成>
図5は、制御部6の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部6は、CPU62、通信インターフェイス(I/F)部63、ROM64、RAM65、閾値記憶部66、用紙枚数記憶部67、駆動時間記憶部68および電流値記憶部69を備える。
I/F部63は、LANカードなどのネットワークに接続するためのインターフェイスである。
RAM65は、CPU62のプログラム実行中のワークエリアとして用いられる。
CPU62は、ROM64から必要なプログラムを読み出して、画像プロセス部3、給送部4、定着部5等の動作を統一的に制御して円滑なプリント動作を実行させる。また、警告表示処理を実行する。さらに、CPU62は、回転速度センサ91からの検出信号を受信する。ここで、回転速度センサ91は、定着ローラ52の回転軸に接続され、定着ローラ52の回転速度を検出する公知のロータリーエンコーダなどからなるセンサである。
CPU62は、回転速度センサ91からの信号を受信して、定着ローラ52の回転速度をモニターすると共に、駆動モータ152に供給する電流値をモニターする。そして、それぞれのモニター結果に基づいて定着ローラ52の回転速度が所定速度で維持されるように供給電流を変化させるフィードバック制御を行う。また、モニターした電流値のデータを所定間隔毎に電流値記憶部69に上書き保存させる。
用紙枚数記憶部67には、定着部5を通過した用紙Sの累積(積算)用紙枚数を示すデータが記憶されており、駆動時間記憶部68には、駆動モータ152の累積(積算)駆動時間を示すデータが記憶されている。これらデータは、CPU62により更新される。
具体的には、CPU62は、定着部5近辺に配置され定着部5を通過する用紙Sを検出する公知の光学センサなどからなる枚数検出センサ92からの信号を受信して、1枚の用紙Sが定着部5を通過したことが検出される毎に、その時点で用紙枚数記憶部67に記憶されている累積用紙枚数の値に「1」を加算し、その加算後の値を新たな値として上書き保存する。また、駆動モータ152が駆動される毎にその回転開始から停止するまでの回転時間を計測して出力する駆動時間計測タイマー93からの計測結果を示す信号を受信すると、その時点で駆動時間記憶部68に記憶されている累積駆動時間に、計測された回転時間を加算して、その加算後の値を上書き保存する。
閾値記憶部66には、警告表示処理において警告表示を行うか否かを判断するための閾値として、例えば潤滑液の粘度が適性範囲の上限に達したときに駆動モータ152に供給されるであろう電流値を示す値M0を示すデータが記憶されている。警告表示処理では、供給電流値が値M0に達すると、警告表示を行うと判断する。このように電流値を警告表示出力の判断条件に用いるのは、次の理由による。すなわち、潤滑液の粘度が上昇すると加圧ベルト51の駆動負荷が大きくなり、駆動モータ152へのフィードバック制御による供給電流が増加する、換言すると駆動モータ152への供給電流が増加するとそれだけ潤滑液の粘度が上昇しているといえる。そこで、潤滑液の粘度が適性範囲の上限に達するときに流れるであろう電流値M0を閾値として予め決めておき、実際の供給電流値が当該閾値に達すると警告表示を行い、ユーザに仕切り部材558を引き抜いてもらうことで、潤滑液の粘度を下げることができるからである。
また、上記電流値だけでなく、潤滑液の粘度が適性範囲の上限に達すると想定されるときの累積用紙枚数P0、累積駆動時間T0を示すデータも閾値として記憶されている。電流値と同様に、累積用紙枚数が多くなり、また累積駆動時間が長くなると、それだけ定着部5の総稼動時間が長くなって潤滑液の粘度も上昇するという関係に基づくものである。各閾値は、予め実験等によって求められて閾値記憶部66に記憶される。
<警告表示処理の内容>
図6は、警告表示処理の内容を示すフローチャートである。当該処理は、図外のメインルーチンに対するサブルーチンであり、ジョブ実行中に一定間隔をおいてメインルーチンにコールされることにより開始され、処理を終了するとメインルーチンへリターンする。
同図に示すように、電流値記憶部69に記憶されている電流値Mのデータを読み出す(ステップS1)。そして、閾値記憶部66に記憶されている閾値M0のデータを読み出して、読み出した電流値Mが閾値M0以上であるか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、電流値Mが閾値M0以上であることを判断すると(ステップS2で「YES」)、警告表示を実行して(ステップS7)、メインルーチンにリターンする。
警告表示は、仕切り部材558を引き抜く旨のメッセージを表示部8上に表示させることにより行われる。ユーザは、当該メッセージを見て、仕切り部材558を引き抜く必要があることを知ることができる。仕切り部材558が引き抜かれると、上記のように第2塗布部材552における低粘度の潤滑液の供給が開始されることにより、潤滑液の粘性を適切な範囲に維持することができる。
一方、電流値Mが閾値M0よりも小さいことを判断すると(ステップS2で「NO」)、用紙枚数記憶部67に記憶されている累積用紙枚数Pのデータを読み出す(ステップS3)。そして、閾値記憶部66に記憶されている閾値P0のデータを読み出して、累積用紙枚数Pの値が閾値P0以上であるか否かを判断する(ステップS4)。
累積用紙枚数Pが閾値P0以上であることを判断すると(ステップS4で「YES」)、警告表示を実行する(ステップS7)。一方、累積用紙枚数Pが閾値P0よりも小さいことを判断すると(ステップS4で「NO」)、ステップS5に移る。
ステップS5では、駆動時間記憶部68に記憶されている累積駆動時間Tのデータを読み出す。そして、ステップS6では、閾値記憶部66に記憶されている閾値T0のデータを読み出して、累積駆動時間Tの値が閾値T0以上であるか否かを判断する。
累積駆動時間Tが閾値T0以上であることを判断すると(ステップS6で「YES」)、警告表示を実行する(ステップS7)。一方、累積駆動時間Tが閾値T0よりも小さいことを判断すると(ステップS7で「NO」)、メインルーチンにリターンする。
上記では、警告表示を行うか否かの判断条件として、駆動モータ152の電流値、累積用紙枚数、累積駆動時間の3つを用いたが、ベルト内周面510と押圧部54間の摩擦抵抗の大きさを指標するものであれば、これらに限られることはない。例えば、加圧ベルト51あるいは定着ローラ52の走行距離を用いることができる。また、上記では、3つの判断条件を組み合わせるとしたが、各条件のうちの1つ、または複数を組み合わせて用いるとしても良い。
本発明は、定着装置に限られず、上記警告表示を行う方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
〔変形例〕
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)第1の実施の形態では、潤滑液の塗布部材としてフェルトを用いたが、潤滑液を含浸できる部材であれば、これに限られない。例えば、多孔質体として多孔質樹脂などを用いることもできる。多孔質樹脂を用いる場合、第2塗布部材552の方が第1塗布部材551よりも空隙密度が大きくなるように構成される。また、多孔質体の例として、いわゆるスポンジを用いることもできる。また、第1塗布部材551と第2塗布部材552を別の種類のもの、例えば第1塗布部材551をフェルト、第2塗布部材552をスポンジなどとしても良い。この場合、単位体積当たりの潤滑液の含浸可能な量がフェルトよりもスポンジの方が多くなるようにその素材が調整される。
(2)さらに、塗布部材としては、目付けが異なる2つのフェルトを隣接配置してなるものに限られない。ベルト内周面510に接触する第1部分と、ベルト内周面510に接触せず、第1部分よりも単位体積当たりの潤滑液の含浸可能な量が多い第2部分とを含む構成とすれば、上記と同様の効果を得ることができる。例えば、ベルト内周面510に接触する側から、その反対側に向かうに連れて単位体積当たりの潤滑液の含浸可能な量が漸次または単位ブロック毎に多くなるような部材、具体的には目付けの大きさが部位に応じて異なるフェルトや多孔質樹脂などを用いることも可能である。
(3)第1の実施の形態では、第1塗布部材551と第2塗布部材には同じ粘度の潤滑液が含浸されるとしたが、例えば第2塗布部材552の方が第1塗布部材551よりも粘度の低い潤滑液を含浸させておくとしても良い。このようにすれば、第2の実施の形態と同様な粘度上昇の抑制効果を期待できる。
(4)第2の実施の形態では、警告をメッセージ表示で行うとしたが、これに限られない。仕切り部材の引き抜きが必要である旨をユーザ等に警告できれば良く、例えばスピーカーにより音声で警告するとしても良い。また、ネットワークに接続された各端末に警告の情報を送り、端末の表示部に表示させるなどによって警告するとしても良い。
(5)上記実施の形態では、本発明の定着装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。カラーやモノクロの画像形成に関わらず、定着ローラと加圧ベルトとを圧接して両者間に定着ニップを確保する定着装置であれば、例えば複写機、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等の定着装置に適用できる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、ベルトニップ方式の定着装置に広く適用することができる。
第1の実施の形態に係るプリンタの構成を示す概略断面図である。 プリンタの定着部の概略横断面図である。 定着部の概略分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る定着部の構成を示す図である。 プリンタの制御部の構成を示すブロック図である。 警告表示処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
5、50 定着部
6 制御部
51 加圧ベルト
52 定着ローラ
54 押圧部
55 潤滑液塗布部
510 ベルト内周面
521 定着ニップ
551 第1塗布部材
552 第2塗布部材
553 保持部材
554 保持部材の開口
556 第2塗布部材の先端

Claims (5)

  1. トナー像の形成されたシートを定着ニップを通して、当該シートに対してトナー像の熱定着を行う定着装置であって、
    定着ローラと、
    周回運動を行うベルトと、
    前記ベルトの周回路の内側に配され、ベルトの裏側からベルトを前記定着ローラ表面に押圧して、ベルトと定着ローラの間に前記定着ニップを確保する押圧部材と、
    前記ベルトの周回路の内側に配され、ベルト内周面に接触し、ベルト内周面と押圧部材間に生じる摩擦力を低減するための潤滑液が含浸されており、当該潤滑液をベルト内周面に塗布する塗布部材と、を備え、
    前記塗布部材は、
    ベルト内周面に接触する第1部分と、当該第1部分よりも単位体積当たりの潤滑液の含浸可能量が多い第2部分とを含んでなることを特徴とする定着装置。
  2. 前記塗布部材は、
    フェルトまたは多孔質体から構成され、
    前記含浸可能量は、
    フェルトの目付けまたは多孔質体の空隙密度のことであり、
    前記第2部分の方が前記第1部分よりも目付けが小さい、または空隙密度が大きいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記塗布部材を保持する保持部材を備え、
    前記保持部材は、
    前記ベルトの周回路の内側に配され、前記ベルトの幅方向に細長い長尺状であり、前記塗布部材を収容するための空間を内部に有すると共にベルト内周面に近接する箇所に前記幅方向に細長い開口を有し、
    前記第1と第2部分は、
    前記ベルトの幅方向に伸びる細長い長尺状であり、
    前記保持部材の内部に前記幅方向に並行かつ前記開口に近い方から第1部分、第2部分の順になるように隣接配置され、前記第1部分の前記開口側端部が前記開口から外部に延出し、その先端がベルト内周面に接触することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記第2部分の方が第1部分よりも粘度の低い潤滑液が含浸されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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