JP2009097554A - 差込式管継手の管抜き用治具 - Google Patents
差込式管継手の管抜き用治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009097554A JP2009097554A JP2007267524A JP2007267524A JP2009097554A JP 2009097554 A JP2009097554 A JP 2009097554A JP 2007267524 A JP2007267524 A JP 2007267524A JP 2007267524 A JP2007267524 A JP 2007267524A JP 2009097554 A JP2009097554 A JP 2009097554A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- collar
- rear end
- jig
- connecting pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
【解決手段】接続管11の引き抜きに使用される管抜き用治具25が、先端にカラー15の後端部側を押圧するカラー押圧部25bを設けた治具本体25aと、カラー押圧部25bから先方へ突出状に固定されて、カラー15の後端部の内周と、接続管11の外周との間の隙間に差込み可能な突出片26とを備える。突出片26の外面には、カラー15の後端部の内面もしくは後端面に擦り傷等の識別マーク27を付ける突起26aを外向きに突設している。カラー15の後端部15cの内面もしくは後端面15dへの識別マーク27の有無を確認することでシールリング5が不正に再使用されているかどうかを識別できる。
【選択図】図16
Description
一方、一旦接続された接続管36を引き抜く(離脱)には、内カラー34の先端34aを基体30の内方向にコイルバネ32の弾発力に抗してドライバー等で押し込むと押圧部材33が内カラー34と共に内方へ移動し、テーパ面35aとの接触による接続管36への締め付け力が解除され、これにより接続管36を引き抜くことができるというものである。
また接続管36を差込むとき該接続管36の端部に外側のエッジが発生していると、該端部でOリング31を傷付け、また接続管36が継手本体30に斜めに差込まれることがあるが、このとき接続管36の端部でOリング31を傷付け易かった。
それにも拘らず、一旦接続された接続管36を引き抜いて再度接続する場合、Oリング31は継手本体30の内奥に組み込まれているため新規なOリングと取り替えることが困難ないし不可能であるため、Oリング31がそのまま再度使用され、シール性能を確保できなくなるという問題があった。
また、継手本体(2)内のシールリング(5)と抜止部材(3)との間に、抜止部材(3)を受口部(12)の内周に向かって押圧付勢する弾性部材(4)を収容配置し、受口部(12)の内周に、抜止部材(3)の外径部が内接するテーパ面(13)を受口部(12)外方に向かって窄まり状に形成しているので、接続管(11)が完全に差し込まれると、抜止部材(3)は弾性部材(4)により受口部(12)のテーパ面(13)に押し付けられると共に、そのテーパ面(13)によって抜止部材(3)が縮径して接続管(11)の外周面に係合されることにより、接続管(11)の確実な抜止め状態が得られる。
また、接続管(11)の差込み後、接続管(11)に引き抜き力が加えられると、接続管(11)と同行する抜止部材(3)の外径部が受口部(12)のテーパ面(13)と当接することにより、抜止部材(3)が径方向内方へ移動して、接続管(11)の外周面への係合力が増す。これにより接続管(11)の抜け出しが確実に阻止される。
管抜き用治具(25)はカラー押圧部(25b)でカラー(15)の後端部側を押圧するに伴ってマーク付与部(28)で該後端部の内面もしくは後端面に識別マーク(27)を付けるので、識別マーク(27)の有無を確認することにより管抜き用治具(25)が使用されて接続管(11)が一度引き抜かれて再接続されたものであるか否かを容易に判別することができる。再接続の場合は、シールリング(5)は継手本体(2)の内奥に組み込まれていて取り出すことが困難ないし不可能であるため、そのまま不正に再使用されていると識別でき、不正な再使用に対する一定の抑止力になる。
このように傷付き防止スリーブ(7)が備えられていると、管抜き用治具(25)の使用により接続管(11)が引き抜かれて再接続される場合、この傷付き防止スリーブ(7)も継手本体(2)の内奥に組み込まれていて取り出すことが困難ないし不可能であるため、カラー(15)の後端部側の内面もしくは後端面に識別マーク(27)が付いているか否かを確認することで傷付き防止スリーブ(7)がそのまま再使用されているかどうかを識別でき、傷付き防止スリーブ(7)の不正な再使用に対する一定の抑止力となる。
また、この接続管11の差込み時にはシールリング5と接続管11の末端との間に傷付き防止スリーブ7が介在した状態にあり、この状態で接続管11の末端の端面はシールリング5と非接触の状態で継手本体2の奥まで差し込まれるので、接続管11の末端の端面に外側のエッジが生じていてもその外側のエッジでシールリング5が傷付けられることはなく、また接続管11が斜めに差込まれてもその末端でシールリング5が傷付けられることもなく、シールリング5の損傷による水漏れは生じない。
更に、接続管11が差し込まれると、接続管11は、図2に示すように、傷付き防止スリーブ7がシールリング保持筒部7aを継手本体2内の第1段部8に当接するとともに接続管端部受け筒部7bをシールリング5よりも継手本体内奥方向に押込む。この過程において、傷付き防止スリーブ7は、シールリング5のシール突片5bを継手本体内奥方向に変向しながら移動しシールリング5から外れ、接続管11の差込みが完了した図2の状態では、シールリング5のシール突片5bは接続管11の外周面に圧縮状に密着して接続管11の外周面と継手本体2の内周面との間を密封シールする状態が得られるとともに、抜止部材3の係合歯3aが接続管11の外周面に係合した抜止め状態が得られる。
また、シールリング5のシール突片5bは、接続管11の小さい差込み荷重で傷付き防止スリーブ7の凹溝24の内面及び接続管端部受け筒部7bの外周面との摺接作用により容易に変形させることができるので、接続管11を差込み操作し易い。
また、図18に示すように、カラー押圧部25bの先端に着色インキ含浸マットや多孔質印字体等からなるマーク付与部28を付設した管抜き用治具25を使用し、該カラー押圧部25bでカラー15の後端面15dを押圧してカラー15を内方へ押し込むと同時に該後端面15dに着色インキを押印させて着色することもできる。このようにカラー5の後端面15dに付けた傷や着色は、カラー15の後端部15c側の内面に付けられた擦り傷27よりも人目で外部から確認し易い。
2 継手本体
3 抜止部材
4 弾性部材
5 シールリング
7 傷付き防止スリーブ
7a シールリング保持筒部
7b 接続管端部受け筒部
11 接続管
12 受口部
13 テーパ面
15 カラー
25 管抜き用治具
25a 治具本体
25b カラー押圧部
26 突出片
26a 突起
27 識別マーク
28 マーク付与部
Claims (5)
- 少なくとも一端部に接続管の端部を受け入れる受口部を有し、かつ該受口部の内周に受口部外方に向かって窄まり状のテーパ面を形成している継手本体の内部に、前記受口部から継手本体内奥に向かって順に、外径部が前記テーパ面に内接し内径部が前記接続管の外周面に係合される抜止部材と、この抜止部材を保持するカラーと、前記抜止部材をカラーごと前記テーパ面に向かって押圧付勢する弾性部材と、前記接続管の外周面に密着するシールリングとを収容しており、前記受口部の外方に臨む前記カラーの後端部側を押圧し前記抜止部材ごと継手本体の内奥方向へ前記弾性部材の弾発力に抗して押し込むことにより前記抜止部材の接続管外周面との係合を解除して接続管の抜き出しを可能にしている差込式管継手に用いる管抜き用治具であって、
前記管抜き用治具が、先端に前記カラーの後端部側を押圧するカラー押圧部を設けた治具本体に、前記カラーの後端部を押圧するに伴って該後端部の内面もしくは後端面に識別マークを付けるマーク付与部を設けていることを特徴とする、差込式管継手の管抜き用治具。 - 前記識別マークは傷もしくは着色からなることを特徴とする、請求項1記載の差込式管継手の管抜き用治具。
- 前記管抜き用治具が、先端に前記カラーの後端部側を押圧するカラー押圧部を設けた治具本体と、前記カラー押圧部から先方へ突出状に固定されて、前記カラーの後端部の内周と、このカラーに挿通される前記接続管の外周との間の隙間に差込み可能な突出片とを備えており、前記突出片の外面に、前記マーク付与部を構成する突起を外向きに突設していることを特徴とする、請求項1に記載の差込式管継手の管抜き用治具。
- 前記突起は、円周方向に所定間隔置きに複数個列設していることを特徴とする、請求項3記載の差込式管継手の管抜き用治具。
- 前記継手本体内には前記シールリングの内径部に配置され前記接続管の末端に外嵌可能な傷付き防止スリーブを備えており、該傷付き防止スリーブは、前記接続管が所定長さにまで差し込まれるに伴い該接続管の末端で継手本体内奥に向かって押し込まれて前記シールリングから抜け出るようにしてあることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の差込式管継手の管抜き用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007267524A JP4989407B2 (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 差込式管継手の管抜き用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007267524A JP4989407B2 (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 差込式管継手の管抜き用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009097554A true JP2009097554A (ja) | 2009-05-07 |
JP4989407B2 JP4989407B2 (ja) | 2012-08-01 |
Family
ID=40700749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007267524A Active JP4989407B2 (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 差込式管継手の管抜き用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4989407B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05248575A (ja) * | 1992-03-09 | 1993-09-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
JPH10122460A (ja) * | 1996-10-15 | 1998-05-15 | Bridgestone Flowtech Corp | 管継手 |
-
2007
- 2007-10-15 JP JP2007267524A patent/JP4989407B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05248575A (ja) * | 1992-03-09 | 1993-09-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
JPH10122460A (ja) * | 1996-10-15 | 1998-05-15 | Bridgestone Flowtech Corp | 管継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4989407B2 (ja) | 2012-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5317761B2 (ja) | 管継手用のソケット及び管継手 | |
KR101434767B1 (ko) | 플라스틱 튜브를 니플에 연결하는 장치 | |
US6334634B1 (en) | Push-to-connect tubing fitting | |
JP4947706B2 (ja) | 管継手 | |
JP4887168B2 (ja) | 管継手 | |
JP4989408B2 (ja) | 差込式管継手の再使用識別方法 | |
JP4989407B2 (ja) | 差込式管継手の管抜き用治具 | |
KR101858164B1 (ko) | 호스용 밸브 조립체 | |
JP2005188705A (ja) | 管継手の管取外し冶具 | |
JP2006097879A (ja) | 管継手 | |
JP5033509B2 (ja) | 差込式管継手 | |
JP2015081624A (ja) | 差込式管継手及びこれに用いる管抜き用治具 | |
JP4982202B2 (ja) | 管継手 | |
JP4972422B2 (ja) | 管継手 | |
JP5132992B2 (ja) | 管継手 | |
JP5033508B2 (ja) | 差込式管継手 | |
JP2010065769A (ja) | 管継手 | |
JP4982201B2 (ja) | 管継手 | |
JP5401063B2 (ja) | 差込式管継手 | |
JP2006029355A (ja) | 管継手 | |
JP2003329181A (ja) | 管継手 | |
JP3065308B1 (ja) | 継 手 | |
JP2005308139A (ja) | 管継手構造 | |
JP2012112451A (ja) | 差込式管継手 | |
JP5028168B2 (ja) | 差込式管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120329 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120403 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4989407 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |