JP3065308B1 - 継 手 - Google Patents

継 手

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JP3065308B1
JP3065308B1 JP11052497A JP5249799A JP3065308B1 JP 3065308 B1 JP3065308 B1 JP 3065308B1 JP 11052497 A JP11052497 A JP 11052497A JP 5249799 A JP5249799 A JP 5249799A JP 3065308 B1 JP3065308 B1 JP 3065308B1
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Abstract

【要約】 【課題】 金属材料により形成されたパイプの装着が容
易で、抜け出しを確実に防止することができる継手を提
供する。 【解決手段】 パイプ11は軟質の金属材料としての銅
により形成されている。継手本体12内の受け面19に
は一対のロックリング25a、25bが、それらのベー
スリング26の間にスペーサ30を介装させた状態で係
合されている。一対のロックリング25a、25bは銅
より硬質なステンレス鋼により形成されている。パイプ
11の端部を押圧体31内を介して継手本体12内に挿
入したとき、一対のロックリング25a、25bの2段
に位置する規制片27は、銅製のパイプ11の外面に食
い込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道配管、温水
配管等に使用される軟質の金属材料製のパイプ用の継手
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパイプ継手としては、例
えば、特開平8−14526号公報に開示される構成の
ものが知られている。このパイプ継手は樹脂製のパイプ
を水道配管等に接続する際に使用される。このパイプ継
手を構成するソケットは、筒状をなしパイプの差込を許
容するようになっている。ロックリング、バックアップ
リング及びシールリングは、ソケットの内部に設けられ
た内径拡大部に配設され、継手内に接続されたパイプの
外面に係合してパイプが継手から抜け出るのを防止する
ようになっている。
【0003】筒状をなすキャップはパイプ接続口を有す
るとともに、前記各リングのパイプ継手からの抜け出し
を防止するようになっている。また、パイプ接続口に接
続されるパイプの内側には筒状をなすコアリングが嵌入
され、パイプの内側への変形を防止するようになってい
る。
【0004】そして、パイプ継手にパイプを接続すると
きは、まず、ソケットの内径拡大部へ、ロックリング、
バックアップリング及びシールリングの順で収納する。
次いで、ソケットの外周にキャップを螺合して、ロック
リング、バックアップリング及びシールリングをソケッ
ト内に位置決め固定する。さらに、パイプの内側にコア
リングを嵌入し、最後に、キャップのパイプ接続口から
そのパイプをソケット内に差し込む。
【0005】その結果、シールリングにより、パイプと
ソケットの隙間がシールされ、パイプ継手から輸送流体
が漏れ出すのを防止し、ロックリングのパイプへの係合
によりパイプ継手からパイプが抜け出すのを防止してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、樹脂製のパ
イプは、紫外線が照射されると、劣化し、脆くなってク
ラックが入ったり、変形したりするおそれがあった。そ
のため、樹脂製のパイプの代わりに金属製のパイプを使
用することが提案された。しかし、金属製のパイプをパ
イプ継手に接続するには、例えば、パイプ継手にパイプ
接続用の螺着部を設け、その螺着部に座金やO−リング
を介して袋ナットを螺合して接続しなければならなかっ
た。そのため、その接続作業が面倒であるという問題が
あった。
【0007】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、金属材料により形成されたパイプの装着が
容易で、抜け出しを確実に防止することができる継手を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の継手は、筒状をなす継手
本体内に環状の受け面を設け、環状をなし内方へ突出す
る複数の規制片を備えた複数個のロックリングを、それ
らの間に環状に形成されたスペーサを介装して前記受け
面に係合し、そのロックリングを位置決め固定する筒状
の押圧体の雄ねじ部を継手本体内に形成した雌ねじ部に
螺合するとともに、銅、銅合金又はアルミニウム製のパ
イプを押圧体内を介して継手本体内に設けられた当接面
に当接するまで挿入してパイプの端部をこのパイプより
硬質の材料により形成されている前記ロックリングの規
制片に係合させて抜け止めするように構成したものであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明の継手は、筒状をな
す継手本体内に環状の受け面を設け、環状をなし内方へ
突出する複数の規制片を備えた複数個のロックリング
を、それらの間に環状に形成されたスペーサを介装して
前記受け面に係合し、そのロックリングを位置決め固定
する筒状の押圧体の雄ねじ部を継手本体内に形成した雌
ねじ部に螺合するとともに、軟質の金属材料製のパイプ
を押圧体内を介して継手本体内に設けられた当接面に当
接するまで挿入してパイプの端部を前記ロックリングの
規制片に係合させて抜け止めするように構成し、前記押
圧体の内周に大きさの異なる環状の溝を複数箇所に形成
し、継手本体側に位置する溝を押圧体側に位置する溝よ
り大きく形成するとともに、それらの溝内にほぼ同一形
状の環状をなすシール部材を嵌着したものである。
【0010】請求項3に記載の発明の継手は、請求項2
に記載の発明において、前記パイプの端部の内側に、筒
部及びその筒部の一端側に形成される鍔部よりなるコア
リングの筒部を嵌入するとともに、鍔部の内端面をパイ
プの端面に係合し、その状態でパイプを押圧体内を介し
て継手本体内に挿入し、鍔部の外端面が前記継手本体内
の当接面に当接したとき、パイプが突出した側の押圧体
の端面と対応するように縁部に視認部が形成された貼着
体を備えたものである。
【0011】請求項4に記載の発明の継手は、請求項2
又は請求項3に記載の発明において、前記継手本体内に
パイプの内径とほぼ同一の導入路を形成し、その導入路
の当接面側に、前記パイプの端部の内側に嵌入され、当
接面に当接するコアリングの内径と同一の内径を有する
縮径面を形成するとともに、導入路から前記縮径面に向
かうに従いその内径を縮径する傾斜壁を形成したもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。図1及び図2に示すように、パイプ
11は、軟質の金属材料としての銅により円筒状に形成
され、水道の配管等に使用される。前記パイプ11を接
続するための継手本体12は、真鍮又は青銅により筒状
に形成され、その一端外周には第1雄ねじ部13が形成
され、図1の2点鎖線に示すように、水道配管等の管体
14に螺合可能になっている。
【0013】継手本体12の他端外周にはナット部15
が形成されている。そして、継手本体12と水道配管等
の管体14の螺合及びその解除を行うとき、ナット部1
5にスパナ等を係合することにより、継手本体12を容
易に回動させることができるようになっている。
【0014】継手本体12の他端側内周には第1雌ねじ
部16が形成されている。継手本体12内奥部には当接
面17が、継手本体12の軸線と直交するように円環状
に設けられ、その当接面17に連なる内周面の外端縁に
は、傾斜面18がその内径が第1雌ねじ部16に向うに
従い大きくなるように形成されている。その傾斜面18
の外周縁には、円環状をなす受け面19が継手本体12
の軸線と直交するように形成されている。
【0015】継手本体12内の一端から当接面17にか
けては導入路22が形成され、継手本体12を水道配管
等の管体14に螺合したとき、輸送流体としての水が導
入路22を通過して流通するようになっている。導入路
22の内周面のナット部15側には傾斜壁23が、前記
第1雌ねじ部16側に向かうに従い、その内径を縮径す
るように形成されている。その傾斜壁23の第1雌ねじ
部16側の内周縁からは縮径部24が、その内径が前記
導入路22の内径より小さく形成されている。
【0016】図1〜図3に示すように、前記受け面19
上に係合される一対のロックリング25a、25bはス
テンレス鋼をプレス成形法により成形され、環状をなす
ベースリング26と、そのベースリング26から内方へ
同一長さで突出する複数の規制片27とより構成されて
いる。
【0017】また、ロックリング25a、25bは必要
に応じてバレル加工法等により表面研磨が施され、それ
らの表面全体及び縁部が面取りされ、プレス成形の際に
生じるバリが除去されている。ロックリング25a、2
5bは所定の強度を保持するために、厚さが0.3〜
0.5mmの範囲内に形成される。
【0018】そして、規制片27はベースリング26の
内周縁からベースリング26に対して45度で延びるよ
うに折り曲げ形成されている。図3(a)、(b)に示
すように、各規制片27の先端部には円弧状をなし、パ
イプ11に食い込む食い込み部27aが形成され、基端
部には規制片27がパイプ11に所要量以上食い込むの
を制限する角部27bが形成されている。また、各食い
込み部27aは図示されないが、先端に向かうに従い、
その厚みが薄くなるように形成されている。各ロックリ
ング25a、25bの材質であるステンレス鋼はパイプ
11の材質の銅よりも硬質材料である。
【0019】そのため、ロックリング25a、25bに
パイプ11が挿入されたとき、規制片27の食い込み部
27aはパイプ11の外面に食い込みやすくなってい
る。その結果、規制片27の基端部側から先端部側へパ
イプ11を挿入しやすくなっているとともに、一対のロ
ックリング25a、25bにより挿入されたパイプ11
が抜け出るのを規制するようになっている。
【0020】隣接する全ての規制片27間の中央には円
弧状をなす切欠き部28が、規制片27側からベースリ
ング26側にかけて形成されている。前記切欠き部28
の底部中央からベースリング26にかけてV字状をなす
スリット29が形成されている。その深さはパイプ11
がロックリング25a、25bに挿入されたとき、規制
片27の変形を許容するようになっている。
【0021】一対のロックリング25a、25bのベー
スリング26間には、ステンレス鋼、真鍮等により円環
状に形成されたスペーサ30が介装されるようになって
いる。また、スペーサ30の環部30aの幅はロックリ
ング25a、25bのベースリング26の幅と対応する
ようになっている。
【0022】図1に示すように、一対のロックリング2
5a、25bにおいて、一方のロックリング25aは、
そのベースリング26が継手本体12の受け面19上に
係合され、規制片27は傾斜面18との間に隙間を有す
るように位置している。スペーサ30は一方のロックリ
ング25aのベースリング26を介して受け面19上に
係合される。そして、他方のロックリング25bは、そ
のベースリング26が一方のロックリング25aのベー
スリング26及びスペーサ30を介して受け面19上に
係合される。
【0023】図1及び図2に示すように、前記継手本体
12に螺合される押圧体31は、真鍮又は青銅により形
成された円筒部32と前記継手本体12のナット部15
の外形より小さく形成された把持部33とより構成さ
れ、その中心には把持部33及び円筒部32を貫通して
貫通孔34が形成されている。前記円筒部32の外周面
には第2雄ねじ部35が形成され、前記継手本体12の
第1雌ねじ部16に螺合可能になっている。
【0024】前記把持部33の端部外周の対向する位置
には一対の係止部36が切り欠き形成され、押圧体31
を継手本体12に螺合及びその解除を行うとき、係止部
36にスパナ等を係合することにより、押圧体31を容
易に回動させることができるようになっている。
【0025】把持部33の基端側に位置する円筒部32
の外周面中央には外周溝部37が形成され、ゴムにより
円環状に形成されたシールリング38が嵌着されてい
る。そして、押圧体31を継手本体12に螺合したと
き、シールリング38が、押圧体31と継手本体12と
の隙間をシールするようになっている。押圧体31の貫
通孔34の内周面には第1内周溝部20が形成され、断
面円形状の第1シールリング21が嵌着されている。ま
た、第1内周溝部20より把持部33側の貫通孔34の
内周面には第2内周溝部39が形成され、断面円形状の
第2シールリング40が嵌着されている。
【0026】第1内周溝部20の押圧体31の軸線方向
への長さは第2内周溝部39と同じに形成され、深さが
第2内周溝部39より深く形成されている。また、第1
シールリング21及び第2シールリング40とは同じ大
きさに形成されている。そのため、押圧体31内にパイ
プ11が挿入されていない状態のとき、第2シールリン
グ40は第1シールリング21より押圧体31の内方へ
突出している。また、パイプ11の端部が押圧体31内
に挿入されるとき、第1シールリング21に加わる抵抗
は、第2シールリング40よりも低減されるようになっ
ている。
【0027】そして、押圧体31の第2雄ねじ部35
を、継手本体12の第1雌ねじ部16に螺合させ、スパ
ナ等を係止部36に係止して押圧体31を継手本体12
に螺合する。その結果、継手本体12と押圧体31とに
より継手10を構成するとともに、押圧体31の貫通孔
34から継手本体12の当接面17にかけてパイプ接続
口41が構成されるようになっている。
【0028】そして、ロックリング25a、25bが、
それらの間にスペーサ30を介した状態で、押圧体31
の円筒部32の先端部により軸方向及び周方向に移動不
能に位置決め固定され、継手10内に規制手段を備える
ことができるとともに、シールリング38により、継手
本体12と押圧体31との隙間がシールされるようにな
っている。
【0029】図4に示すように、パイプ11内へ嵌入さ
れるコアリング42は、真鍮又は青銅により形成された
筒部43と、その一端に筒部43に対して直交するよう
に外方へ延びる円環状の鍔部44とより構成されてい
る。また、図1に示すように、コアリング42の長手方
向への長さは、継手10内の当接面17から押圧体31
の端面までの長さ、つまり、パイプ接続口41の長手方
向への長さと同じになっている。環状部45は鍔部44
の内端面44aから外端面44bにかけて環状に形成さ
れている。斜状面46は環状部45の外端縁より、内方
へ向かうに従い縮径するように形成されている。
【0030】筒部43は、パイプ11内に嵌入され、斜
状部47は筒部43の先端部において、先端方向へ向か
うに従いわずかに縮径するように形成されている。そし
て、斜状部47によりパイプ11の内径のばらつきに対
応することができるとともに、筒部43をパイプ11内
に挿入しやすくしている。
【0031】コアリング42が未使用のときは、継手1
0のパイプ接続口41内に収容されている。コアリング
42はその筒部43側からパイプ接続口41内へ収容さ
れ、筒部43の先端が継手本体12内の当接面17に当
接しているとともに、鍔部44の外端面44bは押圧体
31の端面と面一になっている。
【0032】図1、図2、図5及び図6に示すように、
押圧体31の把持部33側の端面に貼着される貼着体4
8は円形状をなすシール本体49と、そのシール本体4
9の縁部から外方へ突出する把持片50とによりほぼ円
形状に構成され、その大きさは前記パイプ接続口41を
閉鎖する程度になっている。
【0033】また、貼着体48はほぼ円形状をなすポリ
プロピレン樹脂製のフィルム基材の裏面側にアルミニウ
ム層を被覆形成し、さらにその一方のアルミニウム層上
に粘着層を被覆形成して構成されている。そして、その
粘着層より貼着体48を押圧体31の把持部33の端面
に貼着することができるようになっている。
【0034】一方、フィルム基材の表面側には印刷層5
2が形成され、その印刷層52には表示部53が印刷さ
れ、その表示部53により貼着体48の使用方法が表示
されている。表示部53は蛍光塗料を使用して印刷され
ているため、この貼着体48が貼着された継手本体10
を暗所で使用した場合にも、貼着体48の使用方法を確
認することができるようになっている。
【0035】把持片50と180度対向するシール本体
49の縁部には視認部としての直線部54が切り欠き形
成され、その直線部54に沿って蛍光塗料によりライン
55が記されている。
【0036】次に、継手10の使用方法をそれらの作用
とともに説明する。まず、貼着体48の把持片50を指
で摘んで、シール本体49を押圧体31の端面から剥離
し、パイプ接続口41内に収容されたコアリング42を
取り出す。続いて、継手本体12の第1雄ねじ部13を
水道配管等の管体14に螺合させ、スパナ等によりナッ
ト部15を螺進させ、継手本体12を管体14に締め付
け固定する。このとき、シールリング38により継手本
体12と押圧体31との隙間をシールすることができ
る。
【0037】次いで、図5に示すように、パイプ11の
端面にコアリング42の鍔部44の内端面44aを当接
させるとともに、コアリング42の筒部43の外周面を
パイプ11の外周面に沿うように配置する。そして、筒
部43の先端面の延長線上に貼着体48の直線部54の
ライン55を対応させて、パイプ11の外面に貼着体4
8を貼着する。そのため、貼着体48の直線部54によ
りコアリング42の筒部43の先端の位置を確実かつ容
易に確認することができる。
【0038】さらに、コアリング42を、その斜状部4
7から筒部43をパイプ11に嵌入し、鍔部44の内端
面44aがパイプ11の端面に係合するまで押し込む。
このとき、図6の破線に示すように、パイプ11内に嵌
入されたコアリング42の端面と、パイプ11の外面に
貼着された貼着体48の直線部54とは対応している。
【0039】そして、図1に示すように、コアリング4
2が嵌入された側のパイプ11の端部をパイプ接続口4
1内に挿入する。このとき、第2シールリング40は第
1シールリング21より押圧体31の内方へ突出してい
るため、第2シールリング40のパイプ11に対する抵
抗は、第1シールリング21より強くなっている。ま
た、パイプ11の挿入後には、第2シールリング40の
パイプ11に対する押圧力は、第1シールリング21よ
り強く働くようになっている。
【0040】コアリング42の長手方向への長さは、継
手10の当接面17から押圧体31の端面までの長さと
同じになっている。そのため、パイプ11外面に貼着さ
れた貼着体48の直線部54のライン55が押圧体31
の端面と同じ位置に位置しているか否かを確認すること
により、コアリング42の鍔部44の外端面44bが当
接面17に当接しているか否かを確認することができ
る。このとき、ライン55は蛍光塗料により表示されて
いるため、上記作業を暗所で行った場合にも、蛍光塗料
によりパイプ11が確実に嵌入されたか否かを確認する
ことができる。
【0041】また、パイプ接続口41から押圧体31内
を介して継手本体12内にパイプ11を挿入したとき、
第1及び第2シールリング21,40により、パイプ1
1と押圧体31との隙間をシールすることができる。こ
のとき、パイプ11は銅により形成されているため、例
えば、高温状態に曝されてもパイプ11は延びず、その
厚みが薄くなることはない。そのため、第1及び第2シ
ールリング21,40とパイプ11との間を確実にシー
ルすることができる。
【0042】パイプ11の端部を一対のロックリング2
5a、25bに挿入するに伴い、2段に位置する規制片
27はそれぞれわずかに外方へ拡がり、その後、弾性変
形してその先端部がパイプ11の外周に2段に食い込む
とともに、パイプ11の外面を押圧する。
【0043】パイプ11の材料である銅は軟質材料であ
り、ロックリング25a、25bの材料は銅より硬質の
ステンレス鋼である。また、規制片27の先端部には円
弧状に形成された食い込み部27aが形成され、その厚
みは先端に向かうに従い薄くなるように形成されてい
る。そのため、規制片27がパイプ11の外面に食い込
みやすくなっている。
【0044】また、隣接する全ての規制片27間にはス
リット29が形成されているため、パイプ11が一対の
ロックリング25a、25b内に挿入されたとき、規制
片27は外方へ容易に拡がり、パイプ11の挿入作業を
容易に行うことができるとともに、各規制片27をパイ
プ11の外面に食い込ませることができる。
【0045】さらに、パイプ11が接続された継手10
において、例えば、バルブの急激な開閉、気体の混入な
どによって、管体14内の水の流速が急変し、管体14
内に異常圧力が発生するウォーターハンマー現象が生じ
た際、傾斜壁23によりコアリング42の鍔部44の外
端面44bに異常圧力がかかるのを防止することができ
る。また、縮径部24により、異常圧力をコアリング4
2の内周面からパイプ11方向へ逃がすことができる。
従って、ウォーターハンマー現象等により、パイプ11
が継手10から抜け出るのを防止することができる。
【0046】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。・ 押圧体31内を介して継
手本体12内に銅製のパイプ11の端部を挿入すること
により、パイプ11を継手10に容易に装着することが
できる。また、このとき、継手10内の一対のロックリ
ング25a、25bの2段に位置する規制片27はステ
ンレス鋼により形成されているため、そのステンレス鋼
より軟質の銅製のパイプ11の外周に2段に食い込むと
ともに、パイプ11の外面を押圧する。その結果、パイ
プ11が強い引き抜き力に耐えることができ、パイプ1
1が継手10から抜け出るのを防止することができる。
【0047】・ 押圧体31の貫通孔34の内周面には
第1内周溝部20及び第2内周溝部39が形成され、第
1内周溝部20の押圧体31の軸線方向への長さは第2
内周溝部39と同じに形成され、深さが第2内周溝部3
9より深く形成されている。その結果、パイプ11が第
2シールリング40を通過するときの勢いにより、パイ
プ11は第1シールリング21を容易に通過することが
でき、パイプ11の継手10への接続作業を容易に行う
ことができる。
【0048】また、第1シールリング21及び第2シー
ルリング40により、パイプ11と押圧体31との隙間
をシールすることができる。さらに、第1シールリング
21は第2シールリング40よりパイプ11に対する押
圧力が小さいため、パイプ11を挿入するときに加えら
れる負荷が第2シールリング40より小さくなってい
る。そのため、第1シールリング21の寿命を長期化さ
せることができ、第2シールリング40のシール効果が
減少しても、第1シールリング21によりパイプ11と
押圧体31との隙間をシールして継手10の寿命を長期
化させることができる。
【0049】・ コアリング42が未使用のときは、継
手10のパイプ接続口41内に収容されている。このと
き、コアリング42の鍔部44の外端面44bは押圧体
31の端面と面一になっている。そのため、押圧体31
の端面に貼着体48を確実に貼着することができ、貼着
体48によりコアリング42がパイプ接続口41から抜
け落ちるのを防止することができる。
【0050】・ パイプ11の内側に嵌入されたコアリ
ング42の筒部43の先端に対応するパイプ11の外面
には、貼着体48の直線部54が対応するように貼着さ
れている。そのため、貼着体48の直線部54によりコ
アリング42の筒部43の先端の位置を確実に視認する
ことができる。その結果、パイプ11をパイプ接続口4
1に接続したとき、コアリング42の鍔部44の外端面
44bが当接面17に当接しているか否かを直線部54
により容易に確認することができる。
【0051】・ 継手10内の導入路22には傾斜壁2
3と縮径部24が形成されている。そのため、ウォータ
ーハンマー現象等が発生したとき、傾斜壁23によりコ
アリング42の鍔部44の外端面44bに異常圧力がか
かるのを防止することができる。また、縮径部24によ
り、異常圧力をパイプ11方向へ逃がすことができる。
従って、ウォーターハンマー現象等により、パイプ11
が継手10から抜け出るのを防止することができる。
【0052】・ 規制片27の先端部には円弧状に形成
された食い込み部27aが形成され、その厚みは先端に
向かうに従い薄くなるように形成されている。また、隣
接する全ての規制片27間にはスリット29が形成され
ている。そのため、パイプ11が一対のロックリング2
5a、25b内に挿入されたとき、規制片27は外方へ
容易に拡がり、パイプ11の挿入作業を容易に行うこと
ができるとともに、食い込み部27aにより各規制片2
7をパイプ11の外面に食い込ませることができる。
【0053】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ ロックリング25を3個以上使用し、それらの間に
スペーサ30を介装させても良い。このように構成した
場合、パイプ11の外面に食い込む規制片27の量が増
加するため、パイプ11が継手10から抜け出るのを防
止することができる。
【0054】・ コアリング42を省略しても良い。そ
して、パイプ11の端部を継手10に接続する際は、パ
イプ接続口41の軸線方向への長さを予め測定し、その
長さをパイプ11の端面から計測し、その位置に貼着体
48の直線部54のライン55を対応させて、パイプ1
1の外面に貼着体48を貼着する。そして、そのパイプ
11を継手10に接続しても良い。
【0055】このように構成した場合、貼着体48の直
線部54が押圧体31の端面に位置するか否かを視認す
ることによりパイプ11の端面が当接面17に当接した
か否かを確認することができる。
【0056】・ パイプ11を銅合金、アルミニウム等
の軟質の金属材料により形成しても良い。このように構
成した場合、パイプ11が劣化して、脆くなったり、ク
ラックが生じたりするのを防止することができる。
【0057】・ 第1内周溝部20の押圧体31の軸線
方向への長さを、第2内周溝部39より長く形成し、深
さを第2内周溝部39と同じに形成する。さらに、第1
シールリング21及び第2シールリング40を同じ大き
さに形成し、各溝20,39に嵌着しても良い。
【0058】このように構成した場合、パイプ11を押
圧体31内に挿入したとき、第1シールリング21は第
2シールリング40より、押圧体31の軸線方向へ弾性
変形する。そのため、パイプ11は第1シールリング2
1を容易に通過することができる。パイプ11を挿入す
るときに加えられる負荷が第2シールリング40より小
さくなっている。そのため、第1シールリング21の寿
命を長期化させることができるとともに、継手10の寿
命を長期化させることができる。
【0059】・ 貫通孔34の内周面に第1内周溝部2
0、第2内周溝部39に加えて、内周溝部を増設しても
良い。このとき、押圧体31の把持部33側に位置する
内周溝部に嵌着されたシールリングは、円筒部32側に
位置する内周溝部に嵌着されたシールリングより突出す
るようになっている。このように構成した場合、パイプ
11と押圧体31との間の隙間を確実にシールすること
ができる。
【0060】・ コアリング42が嵌入されたパイプ1
1又はパイプ11のみを継手10に接続する作業を貼着
体48を使用せずに行っても良い。 ・ 一対のロックリング25a、25bのベースリング
26の内周縁から内方へ複数の規制片27を形成し、折
り曲げ形成しなくても良い。このように構成した場合、
パイプ11をロックリング25a、25bに挿入したと
き、規制片27は軸線方向へ折れ曲がり、弾性力により
元に戻り、その食い込み部27aをパイプ11の外周に
食い込ませ、パイプ11を抜け止め規制することができ
る。
【0061】・ パイプ11を押圧体31内を介して継
手本体12内に挿入したとき、ロックリング25a、2
5bの規制片27の食い込み部27aが係合するパイプ
11の外面に、予め溝を形成しておいてもよい。このよ
うに構成した場合、規制片27の食い込み部27aが溝
に係合するため、パイプ11が抜け出るのを確実に防止
することができる。
【0062】・ 輸送流体として湯、油、エチレングリ
コール等が流通する場所に継手10を使用しても良い。
このように構成した場合も、パイプ11が接続された継
手10から輸送流体が漏れ出すのを防止することができ
る。
【0063】・ 第1内周溝部20を傾斜面18と当接
面17との間の継手本体12の内周に形成し、第1シー
ルリング21を嵌着しても良い。このように構成した場
合も、第1シールリング21及び第2シールリング40
により継手10から輸送流体が漏れ出すのを防止するこ
とができる。
【0064】
【0065】
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
継手によれば、金属材料により形成されたパイプの装着
が容易で、ロックリングの規制片がパイプの外面に食い
込むことにより、継手からパイプが抜け出るのを確実に
防止することができる。
【0067】請求項2に記載の発明のに継手よれば、金
属材料により形成されたパイプの装着が容易で、抜け出
しを確実に防止することができ、さらに、パイプが他方
のシール部材を通過するときの勢いにより、パイプを継
手本体内に容易に挿入することができる。また、一方の
シール部材の寿命を他方のシール部材より長期化させる
ことができる。その結果、他方のシール部材のシール効
果が減少しても、一方のシール部材によりパイプと押圧
体との隙間をシールすることができ、継手の寿命を長期
化することができる。
【0068】請求項3に記載の発明の継手によれば、請
求項2に記載の発明の効果に加えて、貼着体の視認部を
視認することによりコアリングの鍔部が当接面に当接し
たか否かを確認することができる。
【0069】請求項4に記載の発明の継手によれば、請
求項2又は請求項3に記載の発明の効果に加え、ウォー
ターハンマー現象等によりパイプが継手から抜け出るの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の継手を示す半断面図。
【図2】 実施形態の継手を示す分解斜視図。
【図3】 (a)は実施形態のロックリングを示す平面
図、(b)は図3(a)の3−3線断面図。
【図4】 実施形態のコアリングを示す側断面図。
【図5】 パイプの外面に貼着体を貼着した状態を示す
部分平面図。
【図6】 パイプの端部を継手内に挿入する前の状態を
示す分解平面図。
【符号の説明】
10…継手、11…パイプ、12…継手本体、16…第
1雌ねじ部、17…当接面、19…受け面、20…第1
内周溝部、21…シール部材としての第1シールリン
グ、22…導入路、23…傾斜壁、25a、25b…ロ
ックリング、27…規制片、30…スペーサ、31…押
圧体、35…第2雄ねじ部、39…第2内周溝部、40
…シール部材としての第2シールリング、42…コアリ
ング、43…筒部、44…鍔部、44a…鍔部の内端
面、44b…鍔部の外端面、48…貼着体、54…視認
部としての直線部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす継手本体内に環状の受け面を
    設け、環状をなし内方へ突出する複数の規制片を備えた
    複数個のロックリングを、それらの間に環状に形成され
    たスペーサを介装して前記受け面に係合し、そのロック
    リングを位置決め固定する筒状の押圧体の雄ねじ部を継
    手本体内に形成した雌ねじ部に螺合するとともに、銅、
    銅合金又はアルミニウム製のパイプを押圧体内を介して
    継手本体内に設けられた当接面に当接するまで挿入して
    パイプの端部をこのパイプより硬質の材料により形成さ
    れている前記ロックリングの規制片に係合させて抜け止
    めするように構成した継手。
  2. 【請求項2】 筒状をなす継手本体内に環状の受け面を
    設け、環状をなし内方へ突出する複数の規制片を備えた
    複数個のロックリングを、それらの間に環状に形成され
    たスペーサを介装して前記受け面に係合し、そのロック
    リングを位置決め固定する筒状の押圧体の雄ねじ部を継
    手本体内に形成した雌ねじ部に螺合するとともに、軟質
    の金属材料製のパイプを押圧体内を介して継手本体内に
    設けられた当接面に当接するまで挿入してパイプの端部
    を前記ロックリングの規制片に係合させて抜け止めする
    ように構成し、前記押圧体の内周に大きさの異なる環状
    の溝を複数箇所に形成し、継手本体側に位置する溝を押
    圧体側に位置する溝より大きく形成するとともに、それ
    らの溝内にほぼ同一形状の環状をなすシール部材を嵌着
    た継手。
  3. 【請求項3】 前記パイプの端部の内側に、筒部及びそ
    の筒部の一端側に形成される鍔部よりなるコアリングの
    筒部を嵌入するとともに、鍔部の内端面をパイプの端面
    に係合し、その状態でパイプを押圧体内を介して継手本
    体内に挿入し、鍔部の外端面が前記継手本体内の当接面
    に当接したとき、パイプが突出した側の押圧体の端面と
    対応するように縁部に視認部が形成された貼着体を備え
    た請求項2に記載の継手。
  4. 【請求項4】 前記継手本体内にパイプの内径とほぼ同
    一の導入路を形成し、その導入路の当接面側に、前記パ
    イプの端部の内側に嵌入され、当接面に当接するコアリ
    ングの内径と同一の内径を有する縮径面を形成するとと
    もに、導入路から前記縮径面に向かうに従いその内径を
    縮径する傾斜壁を形成した請求項2又 は請求項3に記載
    の継手。
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