JP2009096320A - サスペンション構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】後ろ側防振ブッシュに錆が生じにくくして後ろ側防振ブッシュの耐久性を向上させることができるとともに、後ろ側防振ブッシュの周りの外観品質を向上させることができるサスペンション構造を提供する。
【解決手段】トレーリングアームブラケット3の左右一対の壁板31に設けた接合部32をリヤアクスル2の端部2Aに接合し、左右一対の前側壁板部分36間に前側防振ブッシュを配置し、左右一対の後ろ側壁板部分37間に後ろ側防振ブッシュを配置し、ブラケット基板30の後半部30Kを、後ろ側防振ブッシュの後方に回り込ませて、ブラケット基板30の後半部30Kで後ろ側防振ブッシュを車両後方側から覆い隠してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、
リヤアクスルの端部にトレーリングアームブラケットを接合し、
前端部が車体に連結されたトレーリングアームの後端部を、前側防振ブッシュと後ろ側防振ブッシュを介して前記トレーリングアームブラケットに連結してあるサスペンション構造に関する。
特許文献1に開示されているように、上記のサスペンション構造のトレーリングアームブラケットは左右一対の対向した壁板を備え、両壁板に設けた接合部をリヤアクスルの端部に接合してある。そして、接合部よりも車両前方側に位置する左右一対の前側壁板部分間に前側防振ブッシュを配置し、接合部よりも車両後方側に位置する左右一対の後ろ側壁板部分間に後ろ側防振ブッシュを配置してある。
また、前側防振ブッシュに設けた第1外筒と、後ろ側防振ブッシュに設けた第2外筒とを、トレーリングアームの後端部の前後一対の横孔に各別に圧入し、第1外筒との間にゴム状弾性体が介在する前側防振ブッシュの第1内筒と、左右一対の前側壁板部分に形成したボルト挿通孔とに取付けボルトを挿通させ、取付けボルトにナットを螺合して、前記左右一対の前側壁板部分で前記第1内筒を挟持固定している。
さらに、前記第2外筒との間にゴム状弾性体が介在する後ろ側防振ブッシュの第2内筒と、左右一対の後ろ側壁板部分に形成したボルト挿通孔とに取付けボルトを挿通させ、取付けボルトにナットを螺合して、前記左右一対の後ろ側壁板部分で前記第2内筒を挟持固定している。
従来、このようなサスペンション構造において、前記トレーリングアームブラケットは後端部が車両後方側に開放しており、後ろ側防振ブッシュの第2外筒は、その車両後方側の後半部が露出していた(特許文献1の図4参照)。
特許3216857号公報
上記従来の構造によれば、後ろ側防振ブッシュの第2外筒の後半部が露出していたために、第2外筒に雨水等が降りかかって第2外筒に錆が生じやすくなるという問題や、第2外筒に生じた錆が車両後方側から見えて外観品質が低下しやすくなるという問題があった。
本発明の目的は、トレーリングアームの後端部と、リヤアクスルの端部に接合されたトレーリングアームブラケットとの間に介在する前後一対の前側防振ブッシュと後ろ側防振ブッシュとのうち、前記後ろ側防振ブッシュに錆が生じにくくして後ろ側防振ブッシュの耐久性を向上させることができるとともに、後ろ側防振ブッシュの周りの外観品質を向上させることができるサスペンション構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
リヤアクスルの端部にトレーリングアームブラケットを接合し、
前端部が車体に連結されたトレーリングアームの後端部を、前側防振ブッシュと後ろ側防振ブッシュを介して前記トレーリングアームブラケットに連結してあるサスペンション構造であって、
前記トレーリングアームブラケットは、前記リヤアクスルの軸方向と交差する方向に延びるブラケット基板と、前記ブラケット基板の左右両端縁から前記リヤアクスル側に延びる左右一対の対向した壁板とを備え、
前記左右一対の壁板に設けた接合部を前記リヤアクスルの端部に接合し、
前記接合部よりも車両前方側に位置する左右一対の前側壁板部分間に前記前側防振ブッシュを配置し、
前記接合部よりも車両後方側に位置する左右一対の後ろ側壁板部分間に前記後ろ側防振ブッシュを配置し、
前記ブラケット基板の車両後方側の後半部を前記後ろ側防振ブッシュの上方に配置するとともに前記後ろ側防振ブッシュの後方に回り込ませて、前記ブラケット基板の後半部で前記後ろ側防振ブッシュを覆い隠してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、リヤアクスルの軸方向と交差する方向に延びるブラケット基板の車両後方側の後半部を前記後ろ側防振ブッシュの上方に配置するとともに前記後ろ側防振ブッシュの後方に回り込ませて、前記ブラケット基板の後半部で前記後ろ側防振ブッシュを覆い隠してあるから、後ろ側防振ブッシュに雨水等が降りかかるのを防止することができ、後ろ側防振ブッシュに錆が生じにくくすることができて、後ろ側防振ブッシュの耐久性を向上させることができる。また、たとえ後ろ側防振ブッシュに錆が生じても、ブラケット基板の後半部によって車両後方側から錆を見えなくして後ろ側防振ブッシュの周りの外観品質を向上させることができる。(請求項1)
本発明において、
前記左右一対の後ろ側壁板部分で前記後ろ側防振ブッシュを覆い隠してあると、後ろ側防振ブッシュに錆がより生じにくくすることができて耐久性をより向上させることができ、たとえ後ろ側防振ブッシュに錆が生じても、車両斜め後方側から錆を見えなくして、後ろ側防振ブッシュの周りの外観品質をより向上させることができる。(請求項2)
本発明において、
前記左右一対の壁板の車両前後方向中間部に、前記リヤアクスルの端部に上方から外嵌する下側開放の切欠き部を形成して前記接合部を構成し、
前記切欠き部を前記リヤアクスルの端部に外嵌させて溶接接合してあると、左右一対の壁板のリヤアクスルに対する接合強度を強くすることができて、車両の走行安定性を向上させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記前側防振ブッシュに設けた第1外筒と、前記後ろ側防振ブッシュに設けた第2外筒とを、前記トレーリングアームの後端部の前後一対の横孔に各別に圧入し、
前記第1外筒との間にゴム状弾性体が介在する前記前側防振ブッシュの第1内筒と、前記左右一対の前側壁板部分に形成したボルト挿通孔とに取付けボルトを挿通させ、
前記取付けボルトにナットを螺合して、前記左右一対の前側壁板部分で前記第1内筒を挟持固定し、
前記第2外筒との間にゴム状弾性体が介在する前記後ろ側防振ブッシュの第2内筒と、前記左右一対の後ろ側壁板部分に形成したボルト挿通孔とに取付けボルトを挿通させ、
前記取付けボルトにナットを螺合して、前記左右一対の後ろ側壁板部分で前記第2内筒を挟持固定してあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前側防振ブッシュ及び後ろ側防振ブッシュをトレーリングアームブラケットに強固に固定することができて、サスペンションの機能を確実に発揮させやすくすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記トレーリングアームは板金製であり、
前記トレーリングアームの後端部をバーリング加工して形成した筒部の中空孔で前記横孔を構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
トレーリングアームは板金製であり、トレーリングアームの後端部をバーリング加工して形成した筒部の中空孔で前記横孔を構成してあるから、トレーリングアームの生産性を向上させることができる。
また、バーリング加工により、前記筒部の軸方向の長さを長く形成することができずに、この筒部に圧入した後ろ側防振ブッシュの第2外筒の一部分が前記筒部から突出して露出したとしても、本発明の前述の構成(請求項1〜請求項4の構成)により、後ろ側防振ブッシュの第2外筒に雨水等が降りかかるのを防止することができ、後ろ側防振ブッシュの第2外筒に錆が生じにくくすることができて後ろ側防振ブッシュの耐久性を向上させることができる。また、たとえ後ろ側防振ブッシュの第2外筒に錆が生じても、ブラケット基板の後半部によって車両後方側から錆を見えなくして、後ろ側防振ブッシュの周りの外観品質を向上させることができる。このように、バーリング加工により生じる問題を解消することができる。(請求項5)
本発明によれば、
トレーリングアームの後端部と、リヤアクスルの端部に接合されたトレーリングアームブラケットとの間に介在する前後一対の前側防振ブッシュと後ろ側防振ブッシュとのうち、前記後ろ側防振ブッシュに錆が生じにくくして後ろ側防振ブッシュの耐久性を向上させることができるとともに、後ろ側防振ブッシュの周りの外観品質を向上させることができるサスペンション構造を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に、自動車のトレーリングアーム式のリヤサスペンション構造を示してある。これらの図に示すように、車両前後方向に長い左右一対のトレーリングアーム1の前端部1Aを防振ブッシュAを介して車体に連結してある。そして、左側のトレーリングアーム1の後端部1Bを、リヤアクスル2の左端部2Aに接合された左側のトレーリングアームブラケット3に、前側防振ブッシュB1と後ろ側防振ブッシュB2を介して連結し、右側のトレーリングアーム1の後端部1Bを、リヤアクスル2の右端部に接合された右側のトレーリングアームブラケット3に、前側防振ブッシュB1と後ろ側防振ブッシュB2を介して連結してある。
前側防振ブッシュB1はリヤアクスル2の端部2Aよりも車両前方側Frに配置され、後ろ側防振ブッシュB2はリヤアクスル2の端部2Aよりも車両後方側に配置されて、前側防振ブッシュB1の後下方に位置している。
図1において、符号4は、車体とリヤアクスル2の間に架設されたラテラルロッド、5は、車体とトレーリングアーム1の後端部1Bとの間に架設された左右一対のショックアブソーバ、6は、車体とリヤアクスル2の左右両端部との間に介在する左右一対のコイルスプリングである。
[トレーリングアーム1の構造]
トレーリングアーム1は板金製であり、車両後方側になるにつれて上下方向の幅が広くなる側面視三角形のフレーム状に形成されている。このトレーリングアーム1の外周部に、車幅方向外側D2に立ち上がるリブ10を全周にわたって形成してある。
トレーリングアーム1の下端面となる下側のリブ10のリブ面10Kは車両前後方向に沿って長く形成されて、車両前後方向にほぼ一直線状に延びている。また、トレーリングアーム1の上端面となる上側のリブ10のリブ面10Jも車両前後方向に沿って長く形成され、後ろ下方に凹の緩やかな湾曲面に形成されている。トレーリングアーム1の後端面となる後ろ側のリブ10のリブ面10Uは、上下のリブ10のリブ面10J,10Kよりも短く形成されて、前下方に凹の湾曲面に形成されている。
上側のリブ10のリブ面10Jと、下側のリブ10のリブ面10Kと、後ろ側のリブ10のリブ面10Uとの隣合うもの同士の接続部は円弧状に形成されている。トレーリングアーム1の後半部には、三角形状の貫通孔11が形成されている。トレーリングアーム1の上下方向中央部は車幅方向外側D2に凹まされて車両前後方向に長い膨出部12に構成されている。この膨出部12の深さは、リブ10の立ち上がり長さよりも短く設定されている。そして、前記上側のリブ10の後端部は下側のリブ10の後端部の前上方に位置している。
前記トレーリングアーム1の後端部1Bに前記前側防振ブッシュB1と後ろ側防振ブッシュB2を各別に圧入する2個の横孔14,15を形成してあり、図4にも示すように、トレーリングアーム1の後端部1Bをバーリング加工して形成した筒部16の中空孔で前記横孔14,15を構成してある。前記筒部16は、トレーリングアーム1の車幅方向外側D2を向く面から車幅方向外側D2に突出しており、その突出長さを前記リブ10の立ち上がり長さとほぼ同一に設定してある。
[トレーリングアームブラケット3の構造]
図1〜図4に示すように、前記トレーリングアームブラケット3は、リヤアクスル2と直交する方向(リヤアクスル2の軸方向と交差する方向に相当)に延びる上板30(ブラケット基板に相当)と、上板30の左右両端縁からリヤアクスル2側に延びる左右一対の対向した壁板31とを備えている。
前記上板30は、車両前方側Frほど上方に位置するように前上がりに傾斜し、車両前後方向中央部が幅狭になっている。また、前記左右一対の壁板31の車両前後方向中央部に設けた下側開放の切欠き部32(接合部に相当)を、リヤアクスル2の端部2Aに後ろ上方から外嵌して溶接接合してある。そして、前記切欠き部32よりも車両前方側Frに位置する左右一対の前側壁板部分36間に前側防振ブッシュB1を配置し、切欠き部32よりも車両後方側に位置する左右一対の後ろ側壁板部分37間に後ろ側防振ブッシュB2を配置してある。
図2,図4に示すように、前記前側防振ブッシュB1は、第1内筒41と、これを取り囲む第1外筒51と、これらの間に加硫成形されたゴム状弾性体35とから成り、後ろ側防振ブッシュB2は、第2内筒42と、これを取り囲む第2外筒52と、これらの間に加硫成形されたゴム状弾性体35とから成る。この構造に換えて、前記ゴム状弾性体35を第1外筒51とは別体に、かつ、第1内筒41と一体に加硫成形しておいて、そのゴム状弾性体35を第1外筒51に圧入する構成や、前記ゴム状弾性体35を第2外筒52とは別体に、かつ、第2内筒42と一体に加硫成形しておいて、そのゴム状弾性体35を第2外筒52に圧入する構成であってもよい。
このように構成した前側防振ブッシュB1の第1外筒51と後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52とを、トレーリングアーム1の後端部1Bの前後一対の横孔14,15に各別に圧入してある。一対の横孔14,15は車両前後方向で前記切欠き部32の両側に位置する。
図4に示すように、前記後ろ側防振ブッシュB2の揺動中心O(後ろ側防振ブッシュB2の軸方向及び径方向の中心)を、トレーリングアーム1の板厚の中心線L上に位置させてある(前側防振ブッシュB1も同様の構造である)。
これにより、後ろ側防振ブッシュB2が捩れるときに、トレーリングアーム1にモーメントが生じにくくして過大な応力集中がトレーリングアーム1に加わることを防止することができる。また、後ろ側防振ブッシュB2に加えられるエネルギーがトレーリングアーム1に逃げにくくすることができて、後ろ側防振ブッシュB2を動きやすくすることができる。
この構造に換えて、設計上(操縦安定性上、乗り心地上等)のチューニングのために、後ろ側防振ブッシュB2や前側防振ブッシュB1の前記揺動中心Oをトレーリングアーム1の板厚の中心線Lから後ろ側防振ブッシュB2(前側防振ブッシュB1)の軸方向に位置ずれさせることもできる。
前記第1外筒51との間にゴム状弾性体35が加硫成形された前側防振ブッシュB1の第1内筒41を、前記切欠き部32よりも車両前方側Frの左右一対の前側壁板部分36で挟持固定し、第2外筒52との間にゴム状弾性体35が加硫成形された後ろ側防振ブッシュB2の第2内筒42を、前記切欠き部32よりも車両後方側の左右一対の後ろ側壁板部分37で挟持固定してある。前側防振ブッシュB1の第1外筒51と後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52とは、前記横孔14,15から圧入方向下手側(及び上手側)に突出している(図4参照)。
詳しくは、第1内筒41と、前記左右一対の前側壁板部分36に形成したボルト挿通孔とに取付けボルト39を挿通させ、取付けボルト39にナットNを螺合して、左右一対の前側壁板部分36で第1内筒41を挟持固定し、図4に示すように、第2内筒42と、左右一対の後ろ側壁板部分37に形成したボルト挿通孔38とに取付けボルト39を挿通させ、取付けボルト39にナットNを螺合して、左右一対の後ろ側壁板部分37で第2内筒42を挟持固定してある。
前記後ろ側取付けボルト39は、ショックアブソーバ5の下端部5Kに形成された取付け孔にも挿通させてあり、後ろ側取付けボルト39でショックアブソーバ5の下端部5Kを後ろ側防振ブッシュB2に連結してある。すなわち、ショックアブソーバ5の下端部5Kを後ろ側防振ブッシュB2を介してトレーリングアーム1の後端部と、トレーリングアームブラケット3とに連結してある。ショックアブソーバ5の下端部5Kは、トレーリングアームブラケット3よりも車幅方向内側D1に位置している。
図1〜図3に示すように、前記上板30の車両後方側の後半部30Kを後ろ側防振ブッシュB2の上方に配置するとともに後ろ側防振ブッシュB2の後方に回り込ませて、上板30の後半部30Kで後ろ側防振ブッシュB2を上方及び車両後方側から覆い隠し、さらに、左右一対の後ろ側壁板部分37で後ろ側防振ブッシュB2をその軸方向両外方側から覆い隠してある。
前記上板30の後半部30Kは縦断面円弧状に折曲され、後半部30Kの下端は後ろ側防振ブッシュB2の径方向中心部の下方に位置している。また、左右一対の後ろ側壁板部分37の下端面は、上板30に沿って前上がりに傾斜して、後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52の前下方に位置している。
この構造により、後ろ側防振ブッシュB2が車両後方側及び車両斜め後方側から見えなくなっている。上板30の車両前方側Frの端部は前上方に延出されることはなく、トレーリングアームブラケット3の前端部は車両前方側Frに開放している。また、前記上板30の下方(前下方)は開放している。
上記のように、上板30の後半部30Kと左右一対の後ろ側壁板部分37とで後ろ側防振ブッシュB2を覆い隠すことで、後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52に錆が生じにくくすることができ、たとえ錆が発生したとしても、この錆びを見えなくすることができるが、後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52に錆が生じにくくする手段として、次の手段を採ることもできる。
(1) 前記後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52が前記横孔15から圧入方向下手側に突出しない場合において、第2外筒52の外周面を塗装などの防錆処理を行なった後で後ろ側防振ブッシュB2を横孔15に圧入する。
(2) 前記後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52が前記横孔15から圧入方向下手側に突出する場合において、前記第2外筒52の前記横孔15から突出する端部を、突出しない第2外筒部分(外周面が横孔15の内周面に圧接している第2外筒部分)の径よりも小径にして、その小径の端部に塗装などの防錆処理を行なった後で後ろ側防振ブッシュB2を横孔15に圧入する。
この手段によれば、前記小径の端部の外周面が圧入の際に横孔15の内周面にかじられることがなく、塗装膜が剥がれることがなくなって前記小径の端部の外周面に錆が発生するのを防止することができる。横孔15よりも圧入方向上手側の第2外筒52の外周面には防錆処理をしておき、錆びを生じさせなくする。
(3) 後ろ側防振ブッシュB2の第2外筒52をステンレス材で構成する。
リヤサスペンション構造の斜視図 リヤアクスルとトレーリングアームの連結部の斜視図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図
符号の説明
1 トレーリングアーム
1A 前端部(トレーリングアームの前端部)
1B トレーリングアームの後端部
2 リヤアクスル
2A 端部(リヤアクスルの端部)
3 トレーリングアームブラケット
14,15 横孔
16 筒部
30 ブラケット基板(上板)
30K ブラケット基板の車両後方側の後半部
31 壁板
32 接合部(切欠き部)
35 ゴム状弾性体
36 前側壁板部分
37 後ろ側壁板部分
38 ボルト挿通孔
39 取付けボルト
41 第1内筒
42 第2内筒
51 第1外筒
52 第2外筒
B1 前側防振ブッシュ
B2 後ろ側防振ブッシュ
Fr 車両前方側
N ナット

Claims (5)

  1. リヤアクスルの端部にトレーリングアームブラケットを接合し、
    前端部が車体に連結されたトレーリングアームの後端部を、前側防振ブッシュと後ろ側防振ブッシュを介して前記トレーリングアームブラケットに連結してあるサスペンション構造であって、
    前記トレーリングアームブラケットは、前記リヤアクスルの軸方向と交差する方向に延びるブラケット基板と、前記ブラケット基板の左右両端縁から前記リヤアクスル側に延びる左右一対の対向した壁板とを備え、
    前記左右一対の壁板に設けた接合部を前記リヤアクスルの端部に接合し、
    前記接合部よりも車両前方側に位置する左右一対の前側壁板部分間に前記前側防振ブッシュを配置し、
    前記接合部よりも車両後方側に位置する左右一対の後ろ側壁板部分間に前記後ろ側防振ブッシュを配置し、
    前記ブラケット基板の車両後方側の後半部を前記後ろ側防振ブッシュの上方に配置するとともに前記後ろ側防振ブッシュの後方に回り込ませて、前記ブラケット基板の後半部で前記後ろ側防振ブッシュを覆い隠してあるサスペンション構造。
  2. 前記左右一対の後ろ側壁板部分で前記後ろ側防振ブッシュを覆い隠してある請求項1記載のサスペンション構造。
  3. 前記左右一対の壁板の車両前後方向中間部に、前記リヤアクスルの端部に上方から外嵌する下側開放の切欠き部を形成して前記接合部を構成し、
    前記切欠き部を前記リヤアクスルの端部に外嵌させて溶接接合してある請求項1又は2に記載のサスペンション構造。
  4. 前記前側防振ブッシュに設けた第1外筒と、前記後ろ側防振ブッシュに設けた第2外筒とを、前記トレーリングアームの後端部の前後一対の横孔に各別に圧入し、
    前記第1外筒との間にゴム状弾性体が介在する前記前側防振ブッシュの第1内筒と、前記左右一対の前側壁板部分に形成したボルト挿通孔とに取付けボルトを挿通させ、
    前記取付けボルトにナットを螺合して、前記左右一対の前側壁板部分で前記第1内筒を挟持固定し、
    前記第2外筒との間にゴム状弾性体が介在する前記後ろ側防振ブッシュの第2内筒と、前記左右一対の後ろ側壁板部分に形成したボルト挿通孔とに取付けボルトを挿通させ、
    前記取付けボルトにナットを螺合して、前記左右一対の後ろ側壁板部分で前記第2内筒を挟持固定してある請求項1〜3のいずれか一つに記載のサスペンション構造。
  5. 前記トレーリングアームは板金製であり、
    前記トレーリングアームの後端部をバーリング加工して形成した筒部の中空孔で前記横孔を構成してある請求項4記載のサスペンション構造。
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