JP2009095118A - ネットワーク機器取付台及び配線ダクトシステム - Google Patents

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光二 久保田
Shinichi Tanaka
伸一 田中
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紳一郎 矢野
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孝 米田
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Abstract

【課題】見栄えを向上できる配線ダクトシステムおよびこれに用いるネットワーク機器取付台の提供を図る。
【解決手段】建物に取り付けられるスライドレール状の配線ダクトDと、配線ダクトDに取り付けられる配線ダクト用PLCプラグ2と、ネットワーク機器取付台50と、を備える。ネットワーク機器取付台50は、配線ダクトDに取り付けられるダクト取付部52と、前記ダクト取付部52と一体に設けられネットワーク機器3を支持するネットワーク機器取付部53と、ダクト取付部52を介して配線ダクトDの導体10に電気接続されるとともにネットワーク機器3の電源ケーブル83を電気接続自在なコンセント部9と、を備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線ダクトシステムおよびこれに用いるネットワーク機器取付台に関する。
従来より、屋内の天井などに取り付けたスライドレール状の配線ダクトを屋内の天井などに取り付け、この配線ダクト内の導線に前記屋内に配索された電力線を接続し、この配線ダクトに対して配線ダクト用コンセントプラグを取り付け、当該配線ダクト用コンセントプラグに照明器具の電源ケーブルを電気接続することで、照明器具に電力供給する配線ダクトシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭53−084195
このような配線ダクトシステムを応用し、本発明者は、配線ダクトに電力線搬送通信用のPLCプラグとを取り付けて、当該PLCプラグを介して電力と通信をネットワーク機器に供給する配線ダクトシステムに想に到った。このような配線ダクトシステムにおいては、PLCプラグに対してネットワーク機器の電源ケーブル及び通信ケーブルを接続する必要があるため、ネットワークカメラとPLCプラグとの間に電源ケーブルおよび通信ケーブルが垂れ下がることとなり、見栄えに問題がある。
そこで、本発明は、見栄えを向上できる配線ダクトシステムおよびこれに用いるネットワーク機器取付台の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、建物に取り付けられるスライドレール部と、前記スライドレール部に沿って設けられ且つ前記建物に配索された電力線に対して接続される導体と、を備える配線ダクトと、前記配線ダクトのスライドレール部に取り付けられると共に前記配線ダクトの導体に電気接続される取付部と、ネットワーク機器の通信ケーブルが接続される通信ケーブル接続部と、前記配線ダクトに流れる電力線搬送信号を復調して前記ネットワーク機器に送信するとともに前記ネットワーク機器からの通信データを電力線搬送信号に変調して前記配線ダクトに送信するモデムと、を有する配線ダクト用PLCプラグと、を備える配線ダクトシステム、に用いるネットワーク機器取付台であって、前記配線ダクトに取り付けられるダクト取付部と、前記ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付部と、前記ダクト取付部を介して前記配線ダクトの導体に電気接続されるとともに前記ネットワーク機器の電源ケーブルを電気接続自在なコンセント部と、を備えて構成されることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のネットワーク機器取付台であって、前記ネットワーク機器取付台は、無線信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した無線信号に応じ前記ネットワーク機器への通電をON/OFFさせる切換部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のネットワーク機器取付台であって、前記ネットワーク機器の電源ケーブルのAC/DCアダプタを載置可能なトレイ部をさらに備えることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、建物に取り付けられるスライドレール部と、前記スライドレール部に沿って設けられ且つ前記建物に配索された電力線に対して接続される導体と、を備える配線ダクトと、前記配線ダクトのスライドレール部に取り付けられると共に前記配線ダクトの導体に電気接続される取付部と、ネットワーク機器の通信ケーブルが接続される通信ケーブル接続部と、前記配線ダクトに流れる電力線搬送信号を復調して前記ネットワーク機器に送信するとともに前記ネットワーク機器からの通信データを電力線搬送信号に変調して前記配線ダクトに送信するモデムと、を有する配線ダクト用PLCプラグと、前記配線ダクトに取り付けられるとともに前記ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付台と、を備える配線ダクトシステムであって、前記配線ダクトに取り付けられるダクト取付部と、前記ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付部と、前記ダクト取付部を介して前記配線ダクトの導体に電気接続されるとともに前記ネットワーク機器の電源ケーブルを電気接続自在なコンセント部と、を備えて構成されることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付台を介してネットワーク機器に電力を供給できるため、ネットワークカメラとPLCプラグとの間に電源ケーブルが垂れ下がらないため、両者の間に垂れ下がるケーブルが通信ケーブルのみとなり、見栄えが向上する。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の作用・効果に加え、遠隔操作によりネットワーク機器の電源をON/OFFさせることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1、2に記載の作用・効果に加え、ネットワーク機器の電源ケーブルをトレイ部に載置して見栄えを向上できる。またネットワーク機器の電源ケーブルの途中にAC/DCアダプタが設けられている場合には、当該AC/DCアダプタをトレイ部に載置することができる。これにより、AC/DCアダプタを配線ダクトなどに粘着テープやコードなどで括りつける手間が不要となるとともに、見栄えを向上させることができる。
請求項4の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる配線ダクトシステム30の全体図である。配線ダクトシステム30は、図1に示すように例えば屋内の天井に配設された配線ダクトDと、当該配線ダクトDに取り付けられる配線ダクト用のPLCプラグ2と、通信ケーブル82を介してPLCプラグ2に接続される複数のネットワーク機器3(図1においては1つのみを示す)と、配線ダクトDに取り付けられると共に1つのネットワーク機器としてのネットワークカメラ3を支持するネットワーク機器取付台としてのカメラ取付台50と、を備えて構成される。
まず、本実施形態の配線ダクトDについて、図2に基づいて説明する。
配線ダクトDは図2に示すように、断面がコ字状をした長尺形状のスライドレール部1と、スライドレール部1に内蔵される導体10と、で概略構成される。
スライドレール部1は、図2に示すように上壁13、側壁12、底壁11を備えて構成されており、リップ部となる底壁11の間がスライドレール部1の内部と外部とを連通する開口14となり、この開口14は下側を向くように配設される。
側壁12の内面には、導体10を保持するための導体保持部15が設けてある。導体保持部15は、導体10を上下から挟持する導体挟持リブ15aを側壁12の内面から突設すると共に、導体挟持リブ15a間に架設リブ15bを架設して形成してあり、導体10は架設リブ15aの内側(スライドレール部1の中心側)の面と両挟持リブの先端部とによって保持されている。導体10は、断面が短形状をした長尺のもので、スライドレール部1の長手方向に沿って配設される。
そして、上壁13の内面には、アース導体16を保持するアース導体保持部17が設けてある。アース導体保持部17は、上壁13の内面に設けられてアース導体16を挟持する断面L字状をした二つのアース導体挟持リブによって形成され、このアース導体挟持リブによってアース導体16が保持される。
次に、本実施形態の配線ダクト用PLCプラグ(PLCモデム)について、図2、図3及び図6に基づいて説明する。
PLCプラグ2は、電力線通信装置を内蔵するハウジング20と、ハウジング20に固定され且つ配線ダクトDのスライドレール部1に対して取り付けられる取付部6と、を備えて構成されている。なお、電力線通信装置は、インターフェース部4と通信ケーブル接続部5とを備えて構成されている。
ハウジング20は略箱形状をしたもので、内部に電線31、電力線通信装置のインターフェース部4が収納されると共に、上面に配線ダクトDに固定するための電極32を備えた取付部6が設けられ、上面以外の表面に電源ケーブル接続部7の栓刃挿入口71、電力線通信装置の通信ケーブル接続部5が設けられている。
電線31は、ハウジング20上面の取付部6に設けられている電極32に接続されてハウジング20内のネットワーク機器に電力や電力線通信用の信号(以下、通信信号という)を電送するもので、電源ケーブル接続部7の刃受けに接続するための電線と、電力線通信装置を構成する各機器(後述する)に電力を供給する電線と、電力線通信装置に通信信号を伝送する電線と、電力線通信装置の各機器を結ぶ電線と、からなる。
電源ケーブル接続部7は、図6に示すようにハウジング20内に収納され電線31を介して電力線PLに接続される刃受けと、ハウジング20の表面に設けられ他の機器に電力を供給するプラグの栓刃が挿入されて刃受けに接続される栓刃挿入口71と、からなるものである。
次に、ハウジング20を配線ダクトDに装着するための取付部6について図2〜図5に基づいて説明する。取付部6は、ハウジング20の上面(天面壁部の上面)に設けられ、配線ダクトDの開口14内に下方より挿入されて配線ダクトDの底壁11によってハウジング20を支持させるものである。
ハウジング20の天面壁部の上面からは、ハウジング20の長手方向に沿った長尺の立設片28が二つ立設してあり、この立設片28は、配線ダクトDのスライドレール部1の側壁12の下端部を下方より被嵌するもので、ハウジング20の天面壁部の両立設片28間の部分に取付部6が設けられる。
取付部6は、ハウジング20の天面壁部に形成した開口穴(図示せず)に回転自在に装着されて上方に突出する挿入部61で主体が構成される。挿入部61の開口穴に装着される部分は、図示はしないが、天面壁部の下面側に当接する開口穴より大径の下フランジ部と、天面壁部の上面側に当接する開口穴より大径の上フランジ部と、からなり、これらによりハウジング20に抜け止めされた状態で装着される。
挿入部61は、配線ダクトDの開口14内に挿入されるもので、側面からは係止部62を側方に突設してある。係止部62は、挿入部61の周方向の互いに反対側となる二ヶ所から側方に突出するもので、両係止部62の先端間の長さは、配線ダクトDの開口14幅よりも長く且つ配線ダクトDの両側壁12間の距離よりも短く形成してあり、また、係止部62の幅は、配線ダクトDの開口14幅よりも短く形成してある。
これにより、両係止部62の先端を結ぶ方向を配線ダクトDの開口14の長手方向にした状態でこの開口14内に挿入し、挿入部61を回転させて、両係止部62の先端側の部分を配線ダクトDの底壁11の上面に載置して係止させて、ハウジング20を配線ダクトDに支持させるものである。
本実施形態においては、このような挿入部61はハウジング20の長手方向の両側二ヶ所に設けてあり、いずれか一方にはレバー63が設けてある。
レバー63は、いずれか一方の挿入部61から側方に突設され、ハウジング20の開口14を介して外方に突出するかあるいは挿入部61のハウジング20外の部分から突設して、レバー63を操作して側方に回転させることで挿入部61を回転させるようにしたものである。
また、挿入部61には電極32が設けてある。この挿入部61は、ハウジング20を装着した際に配線ダクトDの上壁13の内面に設けたアース導体16付近にまで達する長さに形成してあり、その側面からは、係止部62を突設した部分よりも上側の部分から栓刃からなる電極32を突設するとともに、挿入部61の先端に接地ピン33が突設してある。
電極32は、係止部62と同様に挿入部61の周方向の互いに反対側となる二ヶ所から側方に突出するもので、図4に示すように、両電極32の先端を結ぶ方向を配線ダクトDの開口14の長手方向にした状態でこの開口14内に挿入し、挿入部61を回転させて、図5に示すように、係止部62が配線ダクトDの底壁11に係止した状態で両電極32の先端部が配線ダクトDの側壁12に設けた導体10に接触して導通させるものである。
この電極32には、挿入部61の内部を通してハウジング20内の機器と電気的に接続する上述した電線31が接続されている。また、接地ピン33は、挿入部61の係止部62が配線ダクトDの底壁11に係止した状態で配線ダクトDの上壁13の内面に設けてあるアース導体16に接続される。このような取付部6によって、PLCプラグ2のハウジング20を配線ダクトDに装着することで、配線ダクトD内に挿入される挿入部61から突出する係止部62によって配線ダクトDに装着して機械的な固定が行われると共に、配線ダクトD内の導体10への電気的な接続がなされて取り付けが容易に行われるものである。
これにより、他の機器に電力を供給するプラグの栓刃を栓刃挿入口71に挿入して、この他の機器に電力を供給することができる。
次に、電力線通信装置について説明する。電力線通信装置は、上述したようにインターフェース部4と通信ケーブル接続部5とで主体が構成される。
インターフェース部4に通信信号を伝送する一対の電線31は、直流カット用のコンデンサ21並びに絶縁トランス22を介してインターフェース部4に接続される。また、インターフェース部4の各機器に電力を供給する電線31には、途中にAC/DCコンバータからなる電源部23が接続されている。
インターフェース部4は、送受信部40と、電力線通信用モデム41と、通信インタフェース42と、制御部43と、で構成される。
送受信部40は、絶縁トランス22の二次側に接続されて電力線PLとの間で通信信号を送受信するためのもので、電力線通信用モデム41に接続される。電力線通信用モデム41は、電力線PLに重畳して電送される所定形式の通信信号からデータ信号を復調する復調機能、並びに、パーソナルコンピュータ等のコンピュータやコンピュータを内蔵したネットワーク機器(ネットワークカメラ3)側からのデータ信号を所定形式の通信信号に変調する変調機能を有するPLCモデムで、通信インタフェース42に接続される。通信インタフェース42は、例えば100BASE−TX等のEthernet(登録商標)の規格に準拠してネットワーク機器(ネットワークカメラ3)との間でデータ信号を送受信するためのLANコントローラで、通信ケーブル接続部5に接続される。また、これら電力線通信用モデム41、通信インタフェース42は、制御部43により制御される。制御部43は、CPUを主構成要素としてインターフェース部4全体の制御を行うもので、例えば電力線通信用モデム41と通信インタフェース42との間で伝送するデータ(パケット)のフィルタリングなどのセキュリティ機能や、データ電送中といった通信状態を表示するための表示部44を制御して、表示部44が有する表示素子LDを発光させる機能等を有している。これら送受信部40、電力線通信用モデム41、通信インタフェース42、制御部43といったインターフェース部4の機器は電源部23で作成される直流電源によって動作する。
通信ケーブル接続部5は、ネットワーク機器(ネットワークカメラ3)に接続される通信ケーブル82の先端に取り付けられる通信プラグが挿抜自在に接続される受け側で、通信ケーブル82が例えばCAT5のLANケーブルである場合には、その先端に取り付けられるRJ−45のモジュラプラグが挿抜自在に接続されるRJ−45のモジュラジャックで構成される。通信ケーブル接続部5は、本実施形態ではハウジング20の配線ダクトDの長手方向の側面に形成してあるが、配線ダクトDの短手方向の側面に形成したり下面に形成してもよい。
次に、本実施形態のカメラ取付台50について、図7〜図8に基づいて説明する。
カメラ取付台50は、図7に示すように配線ダクトDに取り付けられると共にネットワークカメラ3を支持するもので、円柱状のステイ本体51と、ステイ本体51の上端に一体に設けられたダクト取付部52と、ステイ本体51の下端に回転自在に取り付けられ且つネットワークカメラ3を支持するカメラ取付部53と、を備えて構成されている。
カメラ取付部53は、ステイ本体51に対して回転自在に取り付けられており、カメラ取付部53の下面に設けられた図示せぬネジ状の回転体が、ネットワークカメラ3の上面に設けられたネジ孔に螺合されることで、当該カメラ取付部53にネットワークカメラ3が支持されるようになっている。
一方、ダクト取付部52は、上述したPLCプラグ2の取付部6と同様の構造であるため、図示はせずに簡単に説明する。
すなわち、カメラ取付台50のダクト取付部52は、配線ダクトDのスライドレール部1の開口14内に挿入される円柱状の挿入部と、この挿入部から側方に突設されてスライドレール部1の底壁11に支持される板状の係止部と、挿入部から側方に突設されて前記スライドレール部1内の導体10に接触する電極と、を備えている。
このように配線ダクトD内の導体10に接触した電極(図示せず)に対して、図8に示すように電線31aを介してコンセント部9が電気的に接続されている。
このコンセント部9は、ダクト取付部52の表面に開口しネットワークカメラ3の電源ケーブル83の端末の電源プラグ84の栓刃が挿入される栓刃挿入口9aと、栓刃挿入口9aから挿入された栓刃と接触する図示せぬ刃受けと、を備えて構成されている。このコンセント部9刃受けは、上述のように電線31aを介して前記ダクト取付部52の電極に接続されているため、コンセント部9に対してネットワークカメラ3の電源ケーブル83を接続すると、配線ダクトDを通じてネットワークカメラ3に電力供給されることになる。
電線31aの電極とコンセント部9との間の部分には、図8に示すように、コモンモードチョークコイルCCとコンデンサCDとによって構成されるブロッキングフィルタBFが設けられている。そのため、このコモンモードチョークコイルCCにより、ネットワークカメラ3のインピーダンスを改善してコモンモードノイズを低減することができると共に、コンデンサCDにより、ネットワークカメラ3から発生する通信信号帯域のノイズを低減させることができて、ブロッキングフィルタBFを設けない場合と比較して電気機器への電力の伝送性能が向上する。
また、図8に示すように、カメラ取付台50は、内部にリモコンスイッチ100などからの無線信号を受信する受信部59(受光部)と、この受信部59で受信した無線信号に応じて電線31aの途中に設けられたスイッチング部を開閉駆動する切換部60と、を備えている。これにより、リモコンスイッチ100による遠隔操作によってネットワークカメラ3をON/OFFさせることができる。
以上のように、本実施形態によれば、カメラ取付台50からネットワークカメラ3に電力が供給されるため、ネットワークカメラ3とPLCプラグ2との間に電源ケーブル83が垂れ下がらないため、両者の間に垂れ下がるケーブルが通信ケーブル82のみとなり、見栄えが向上する。
また、本実施形態によれば、ネットワーク機器とPLCプラグとの距離を変更する場合、通信ケーブル82の長さを変更するだけで良いため、ネットワークカメラ3とPLCプラグ2との間の距離を変更しやすくなる利点がある。以下、その他の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成要素については共通の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第2実施形態)
図9は第2実施形態の配線ダクトシステムのカメラ取付台50の拡大図である。本実施形態のカメラ取付台50は、ステイ本体51にトレイ部55を設けた点で第1実施形態と異なる。トレイ部55は、図9に示すように、ステイ本体51から径方向外側に突設される略箱形状のもので、長方形の底壁47と、底壁47の4辺から上方に突設された側壁48と、を備えて構成されている。このトレイ部55には、ネットワークカメラ3の電源ケーブル83の途中に設けられたAC/DCアダプタ58を載置することができ、底壁47にAC/DCアダプタ58を載置すると側壁48でAC/DCアダプタ58が脱落しないように規制される。
かかる構成とすることで、上記第1実施形態の効果に加え、ネットワークカメラ3の電源ケーブル83を載置することができ、これにより、ケーブルの余長分を収納して隠すことができ、さらに見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態のように電源ケーブル83の途中にAC/DCアダプタ58が設けられている場合には、当該AC/DCアダプタ58をトレイ部55に収納できるので、AC/DCアダプタ58を配線ダクトDやその他の場所に粘着テープやコードなどで括り付ける必要がなくなり、さらに見栄えを向上させることができる。
なお、本実施形態では、トレイ部55の上方にコンセント部9が設けられていることで、コンセント部9も下方から見上げた際にコンセント部9も隠せるようになっているが、例えばトレイ部55内においてステイ本体51またはトレイ部55にコンセント部9を設けると、電源ケーブル82をより長く隠すことができ、さらに見栄えが向上する利点がある。また、トレイ部55としては、トレイ部55の底壁47をステイ本体51が貫通するタイプであってもよいし、トレイ部55の側壁48外面に例えばブラケットなどの取付手段を介してステイ本体51を取り付けたタイプのものであってもよい。
(第3実施形態)
図10は第3実施形態のカメラ取付台50を示す側面図である。図10に示すように、第3実施形態のカメラ取付台50は、ステイ本体51の上端に設けられたダクト取付部52とは別途、トレイ部55の側壁48の上端に配線ダクトDの側面に係止される第2のダクト取付部90が一体に設けられており、また、トレイ部55の側壁48内面にコンセント部9が設けられている点で、第1、2実施形態と異なっている。
このような第3実施形態によれば、第1、2実施形態の作用効果に加えて、トレイ部55内にコンセント部9が設けられているため、コンセント部9ならびに電源ケーブル83をより多く隠すことができ、さらに見栄えが向上する利点がある。なお、トレイ部5の内部空間内であれば、ステイ本体51にコンセント部9が設けられていても同様の効果が得られる。
また第3実施形態によれば、カメラ取付台50が第1のダクト取付部52および第2のダクト取付部90を備えることで、カメラ取付台50の取付安定性が増す利点がある。
(第4実施形態)
図11は第4実施形態のカメラ取付台50を示す側面図である。図11に示すように、第4実施形態のカメラ取付台50は、ステイ本体51およびステイ本体51の上端に設けられたダクト取付部52が無い点で、第3実施形態と異なる。具体的には、第4実施形態のカメラ取付台50は、トレイ部55の側壁48の上端にダクト取付部90が一体に設けられており、当該ダクト取付部90のみで支持されて当該ダクト取付部90から給電が行われるようになっている。トレイ部55の底壁47にはカメラ取付部53が設けられており、当該カメラ取付部53にネットワークカメラ3が支持されるようになっている。そして、コンセント部9は、第3実施形態と同様に、トレイ部55の側壁48の内面に設けられている。
そのため、第4実施形態のカメラ取付台50では、ステイ51が不要となり、部品点数が減る利点がある。また、第4実施形態のカメラ取付台50では、トレイ部55の底にカメラ取付部53が設けられていることで、ネットワークカメラ3とトレイ部55との距離が短くなり、その分、ネットワークカメラ3の電源ケーブル83の距離をさらに短くできる利点がある。なお、トレイ部55の底壁47に、電源ケーブル83を通すための電源ケーブル用の挿通口を設けてあってもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、様々な変形が可能である。
本発明の配線ダクトシステムの全体図である。 配線ダクト用PLCプラグを配線ダクトに取り付けた状態を示し、(a)は断面図であり、(b)は下方より見た斜視図である。 同上の配線ダクト用PLCプラグを上方より見た斜視図である。 同上においてハウジングを配線ダクトに着脱する際の取付部の状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 同上においてハウジングを配線ダクトに装着した際の取付部の状態を示すずであり、(a)は上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 同上の配線ダクト用PLCプラグの回路図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラ取付台の側面図である。 同上のカメラ取付台の回路図である。 本発明の第2実施形態のカメラ取付台の側面図である。 本発明の第3実施形態のカメラ取付台の側面図である。 本発明の第4実施形態のカメラ取付台の側面図である。
符号の説明
D 配線ダクト
1 スライドレール部
2 PLCプラグ
3 ネットワークカメラ(ネットワーク機器)
6 取付部
9 コンセント部
10 導体
31、31A 電線
50 カメラ取付台(ネットワーク機器取付台)
51 ステイ本体
52 ダクト取付部
53 カメラ取付部(ネットワーク機器取付部)
55 トレイ部
59 受信部
60 切換部
82 通信ケーブル
83 電源ケーブル

Claims (4)

  1. 建物に取り付けられるスライドレール部と、前記スライドレール部に沿って設けられ且つ前記建物に配索された電力線に対して接続される導体と、を備える配線ダクトと、
    前記配線ダクトのスライドレール部に取り付けられると共に前記配線ダクトの導体に電気接続される取付部と、ネットワーク機器の通信ケーブルが接続される通信ケーブル接続部と、前記配線ダクトに流れる電力線搬送信号を復調して前記ネットワーク機器に送信するとともに前記ネットワーク機器からの通信データを電力線搬送信号に変調して前記配線ダクトに送信するモデムと、を有する配線ダクト用PLCプラグと、
    を備える配線ダクトシステム、に用いるネットワーク機器取付台であって、
    前記配線ダクトに取り付けられるダクト取付部と、前記ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付部と、前記ダクト取付部を介して前記配線ダクトの導体に電気接続されるとともに前記ネットワーク機器の電源ケーブルを電気接続自在なコンセント部と、を備えて構成されることを特徴とするネットワーク機器取付台。
  2. 前記ネットワーク機器取付台は、無線信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した無線信号に応じ前記ネットワーク機器への通電をON/OFFさせる切換部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器取付台。
  3. 前記ネットワーク機器の電線ケーブルのAC/DCアダプタを載置可能なトレイ部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク機器取付台。
  4. 建物に取り付けられるスライドレール部と、前記スライドレール部に沿って設けられ且つ前記建物に配索された電力線に対して接続される導体と、を備える配線ダクトと、
    前記配線ダクトのスライドレール部に取り付けられると共に前記配線ダクトの導体に電気接続される取付部と、ネットワーク機器の通信ケーブルが接続される通信ケーブル接続部と、前記配線ダクトに流れる電力線搬送信号を復調して前記ネットワーク機器に送信するとともに前記ネットワーク機器からの通信データを電力線搬送信号に変調して前記配線ダクトに送信するモデムと、を有する配線ダクト用PLCプラグと、
    前記配線ダクトに取り付けられるとともに前記ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付台と、
    を備える配線ダクトシステムであって、
    前記配線ダクトに取り付けられるダクト取付部と、前記ネットワーク機器を支持するネットワーク機器取付部と、前記ダクト取付部を介して前記配線ダクトの導体に電気接続されるとともに前記ネットワーク機器の電源ケーブルを電気接続自在なコンセント部と、を備えて構成されることを特徴とする配線ダクトシステム。
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