JP2009094550A - データ伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力の低減が可能なデータ伝送システムを実現する。
【解決手段】 複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なうデータ伝送システムにおいて、送信データにアドレスを付加して複数のシリアル通信路に分割すると共に送信先を指定するフラグをそれぞれ付加して送信するマスターICチップと、受信したデータのフラグを抽出し自分宛のデータであるか否かを判断し、自分宛のデータの場合はデータを復元してデータ処理を行い、それ以外の場合には受信したデータを他のスレーブICチップに転送する複数のスレーブICチップとを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なうデータ伝送システムに関し、特に消費電力の低減が可能なデータ伝送システムに関する。
従来の複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なうデータ伝送システムに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平11−175127号公報 特開2000−244516号公報 特開2002−297460号公報 特開2003−196230号公報 特開2005−117134号公報
図7は複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なう従来のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。
図7において、1は送信するデータを生成して複数レーンのシリアル通信によってデータを送信するマスターICチップ、2,3及び4はマスターICチップから送信されたデータに内で自分宛のデータを受信してデータ処理するスレーブICチップである。
図7中”SC01”に示すマスターICチップ1からの3本のシリアル通信路はスレーブICチップ2に接続される。
そして、図7中”SC02”に示すスレーブICチップ2からの3本のシリアル通信路はスレーブICチップ3に接続され、図7中”SC03”に示すスレーブICチップ3からの3本のシリアル通信路はスレーブICチップ4に接続され、図7中”SC04”に示す3本のシリアル通信路がスレーブICチップ4から後続のスレーブICチップ(図示せず。)に接続される。
ここで、図7に示す従来例の動作を図8、図9、図10、図11及び図12を用いて説明する。図8はマスターICチップの具体例を示す構成ブロック図、図9はマスターICチップの動作を説明するフロー図、図10は伝送されるデータの一例を示す説明図、図11はスレーブICチップの具体例を示す構成ブロック図、図12はスレーブICチップの動作を説明するフロー図である。
図8において、5は送信データを生成するデータ生成回路、6はアドレスを生成して送信データに付加するアドレス生成回路、7は送信データを3つのシリアル通信路(3つのレーン)に分割するレーン分割回路、8,9及び10は分割された送信データをパラレル/シリアル変換してシリアル通信路に送信するシリアル送信回路である。また、5,6,7,8,9及び10はマスターICチップ50を構成している。
データ生成回路5の出力端子はアドレス生成回路6の入力端子に接続され、アドレス生成回路6の出力端子はレーン分割回路7の入力端子に接続される。
また、レーン分割回路7の3つの出力端子はそれぞれシリアル送信回路8,9及び10の入力端子に接続され、シリアル送信回路8,9及び10の出力端子は図8中”SL11”、”SL12”及び”SL13”に示すシリアル通信路にそれぞれ接続される。
図9中”S001”において、マスターICチップ50は、データ生成回路5により送信データを生成し、図9中”S002”において、マスターICチップ50は、アドレス生成回路6により送信先のアドレスを生成して送信データに付加し、図9中”S003”においてマスターICチップ50は、レーン分割回路7により送信データを3つのシリアル通信路に分割する。
例えば、図10中”SD21”、”SD22”及び”SD23”に示すように、マスターICチップ50は、アドレス生成回路6により30ビット幅の生成された送信データの先頭に30ビット幅の送信先のアドレスを付加して、レーン分割回路7により30ビット幅のアドレス及び送信データを10ビット幅で3つに分割する。
そして、図9中”S004”において、マスターICチップ50は、シリアル送信回路8,9及び10により、分割された送信データ(アドレスを含む)をレーン毎にパラレル/シリアル変換して図8中”SL11”、”SL12”及び”SL13”に示すシリアル通信路に送信する。
一方、図11において、11,12及び13はシリアル通信路からのデータを受信してシリアル/パラレル変換するシリアル受信回路、14はレーン間(シリアル通信路間)の同期を行なうレーン間同期回路、15はアドレスデコード回路、16はデータ処理回路、17,18及び19は送信データをパラレル/シリアル変換してシリアル通信路に送信するシリアル送信回路である。
また、11,12,13,14,15,16,17,18及び19はスレーブICチップ51を構成している。
図11中”SL31”、”SL32”及び”SL33”に示すシリアル通信路はシリアル受信回路11,12及び13の入力端子にそれぞれ接続され、シリアル受信回路11,12及び13のパラレル出力端子はレーン間同期回路14の3つの入力端子にそれぞれ接続される。
レーン間同期回路14の出力端子はアドレスデコード回路15の入力端子に接続され、アドレスデコード回路15の出力端子はデータ処理回路16の入力端子に接続される。また、シリアル受信回路11,12及び13のシリアル出力端子はシリアル送信回路19,18及び17の入力端子にそれぞれ接続される。
図12中”S101”において、スレーブICチップ51は、シリアル受信回路11,12及び13でデータを受信したか否かを判断し、もし、データを受信したと判断した場合には、図12中”S102”において、スレーブICチップ51は、シリアル受信回路11,12及び13により受信データをシリアル/パラレル変換する。
但し、図10中”RD21”,”RD22”及び”RD23”に示すように、それぞれの受信データは各シリアル通信路の状況に応じて受信時刻が同一ではない。
例えば、図10中”RD21”に示す受信データは、送信時刻に対して受信時刻が図10中”DT21”に示す時間だけ遅延しているのに対して、図10中”RD22”に示す受信データは、図10中”RD21”に示す受信データよりも図10中”DT22”に示す時間だけ遅延している。
同様に、例えば、図10中”RD23”に示す受信データは、図10中”RD22”に示す受信データよりも更に図10中”DT23”に示す時間だけ遅延している。
すなわち、シリアル通信路(レーン)間の受信データの受信時刻のバラツキを補正しなければ、正確に送信されてきた送信データを復元することができない。
このため、図12中”S103”において、スレーブICチップ51は、レーン間同期回路14によりシリアル通信路(レーン)間の受信データの受信時刻のバラツキを補正すると共に、アドレス及び送信データを復元する。ちなみに、シリアル通信路(レーン)間の受信データの受信時刻のバラツキを補正する方法に関しては、既存の方法を用いる。
例えば、10ビット幅で分割されているアドレス及び送信データを取り出し、30ビット幅のアドレス及び送信データに復元する。
図12中”S104”においてスレーブICチップ51は、アドレスデコード回路15により復元されたデータから付加されているアドレスを抽出し、図12中”S105”において抽出されたアドレスが自分宛のものであるか否かを判断する。
もし、図12中”S105”においてアドレスが自分宛のものであると判断した場合、図12中”S106”において、スレーブICチップ51は、データ処理回路16により、受信復元したデータの処理を行う。
一方、もし、図12中”S105”においてアドレスが自分宛のものではないと判断した場合、図12中”S107”において、スレーブICチップ51は、受信復元したデータを破棄すると共に、シリアル送信回路19,18及び17によりシリアル受信回路11,12及び13で受信したデータ(シリアルデータ)を図11中”SL41”、”SL42”及び”SL43”に示すシリアル通信路を介して他のスレーブICチップに転送する。
この結果、マスターICチップが送信データにアドレスを付加して複数のシリアル通信路(レーン)に分割して送信し、スレーブICチップが受信したデータを復元し自分宛のデータであるか否かを判断し、自分宛のデータの場合はデータ処理を行い、それ以外の場合には受信したデータを他のスレーブICチップに転送することにより、複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なうことが可能になる。
しかし、図6に示す従来例では、レーン間同期回路14で受信したデータを復元してアドレスデコード回路15でアドレスの内容を評価するまで、受信したデータが自分宛のものであるか否かを判断できないため、レーン間同期回路14で受信した全てのデータの復元をしなければならないと言った問題点があった。
特に、レーン間同期回路14は、一般的に、回路規模が大きなFIFO(First In First Out)バッファで構成される場合が多いので、自分宛ではない受信したデータの復元のためのレーン間同期回路14の動作によって消費電力の増大が生じてしまうと言った問題があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、消費電力の低減が可能なデータ伝送システムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なうデータ伝送システムにおいて、
送信データにアドレスを付加して複数のシリアル通信路に分割すると共に送信先を指定するフラグをそれぞれ付加して送信するマスターICチップと、受信したデータのフラグを抽出し自分宛のデータであるか否かを判断し、自分宛のデータの場合はデータを復元してデータ処理を行い、それ以外の場合には受信したデータを他のスレーブICチップに転送する複数のスレーブICチップとを備えたことにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記マスターICチップが、
前記送信データを生成するデータ生成回路と、前記アドレスを生成して前記送信データに付加するアドレス生成回路と、前記送信データを前記複数のシリアル通信路に分割するレーン分割回路と、前記複数のシリアル通信路毎に前記フラグを生成して前記送信データにそれぞれ付加する複数のフラグ生成回路と、これら複数のフラグ生成回路の出力をパラレル/シリアル変換して前記複数のシリアル通信路にそれぞれ送信する複数のシリアル送信回路とから構成されたことにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記スレーブICチップが、
前記複数のシリアル通信路からのデータを受信してシリアル/パラレル変換する複数のシリアル受信回路と、前記複数のシリアル通信路からの受信データのフラグをデコードし自分宛のデータであるか否かを判断する複数のフラグデコード回路と、自分宛のデータである場合に前記シリアル通信路間の前記受信データの受信時刻のバラツキを補正すると共に前記フラグを除去した上で前記アドレス及び前記送信データを復元するレーン間同期回路と、このレーン間同期回路の出力の処理を行うデータ処理回路と、自分宛のデータでない場合に前記複数のシリアル通信路を介して前記受信データを他のスレーブICチップにそれぞれ転送するシリアル送信回路とから構成されたことにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
請求項4記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記フラグが、
コードが1ずつ増加するコードを送信先のスレーブICチップに割り当てたものであることにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
請求項5記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記フラグが、
送信先のスレーブICチップ毎にフラグの1ビットを割り当てたものであることにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。また、複数のスレーブICチップ宛のデータを同時(マルチキャスト)に送信することができる。
請求項6記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記アドレスに前記フラグを包含させたことにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5及び請求項6の発明によれば、マスターICチップが送信データにアドレスを付加して複数のシリアル通信路(レーン)に分割すると共にフラグをそれぞれ付加して送信し、スレーブICチップが受信したデータのうち1つのシリアル通信路(レーン)のフラグを抽出し自分宛のデータであるか否かを判断し、自分宛のデータの場合はデータを復元してデータ処理を行い、それ以外の場合には受信したデータを他のスレーブICチップに転送することにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、送信先のスレーブICチップ毎にフラグの1ビットを割り当てることにより、複数のスレーブICチップ宛のデータを同時(マルチキャスト)に送信することができる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
図1において、20は送信するデータを生成して複数レーンのシリアル通信によってデータを送信するマスターICチップ、21,22及び23はマスターICチップから送信されたデータに内で自分宛のデータを受信してデータ処理するスレーブICチップである。
図1中”SC51”に示すマスターICチップ20からの3本のシリアル通信路はスレーブICチップ21に接続される。
そして、図1中”SC52”に示すスレーブICチップ21からの3本のシリアル通信路はスレーブICチップ22に接続され、図1中”SC53”に示すスレーブICチップ22からの3本のシリアル通信路はスレーブICチップ23に接続され、図1中”SC54”に示す3本のシリアル通信路がスレーブICチップ23から後続のスレーブICチップ(図示せず。)に接続される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図3、図4、図5及び図6を用いて説明する。図2はマスターICチップの具体例を示す構成ブロック図、図3はマスターICチップの動作を説明するフロー図、図4は伝送されるデータの一例を示す説明図、図5はスレーブICチップの具体例を示す構成ブロック図、図6はスレーブICチップの動作を説明するフロー図である。
図2において、24は送信データを生成するデータ生成回路、25はアドレスを生成して送信データに付加するアドレス生成回路、26は送信データを3つのシリアル通信路(3つのレーン)に分割するレーン分割回路、27,28及び29はレーン毎に送信先を指定するフラグを生成して送信データに付加するフラグ生成回路、30,31及び32は分割された送信データをパラレル/シリアル変換してシリアル通信路に送信するシリアル送信回路である。
また、24,25,26,27,28,29,30,31及び32はマスターICチップ52を構成している。
データ生成回路24の出力端子はアドレス生成回路25の入力端子に接続され、アドレス生成回路25の出力端子はレーン分割回路26の入力端子と、フラグ生成回路27,28及び29の入力端子にそれぞれ接続される。
また、レーン分割回路26の3つの出力端子はフラグ生成回路27,28及び29を介してシリアル送信回路30,31及び32の入力端子にそれぞれ接続され、シリアル送信回路30,31及び32の出力端子は図2中”SL61”、”SL62”及び”SL63”に示すシリアル通信路にそれぞれ接続される。
図3中”S201”において、マスターICチップ52は、データ生成回路24により送信データを生成し、図3中”S202”において、マスターICチップ52は、アドレス生成回路25により送信先のアドレスを生成して送信データに付加し、図3中”S203”においてマスターICチップ52は、レーン分割回路26により送信データを3つのシリアル通信路に分割する。
さらに、図3中”S204”において、マスターICチップ52は、フラグ生成手段27,28及び29により、アドレス生成回路25が生成したアドレスに基づき送信先を指定するフラグを生成し、3つに分割された送信データにフラグをそれぞれ付加する。
例えば、図4中”SD71”、”SD72”及び”SD73”に示すように、マスターICチップ52は、アドレス生成回路25により30ビット幅の生成された送信データの先頭に30ビット幅の送信先のアドレスを付加して、レーン分割回路26により30ビット幅のアドレス及び送信データを10ビット幅で3つに分割すると共にフラグ生成回路27,28及び29により10ビット幅のフラグを付加する。
ここで、3つに分割された送信データに付加される10ビット幅のフラグは、レーン(シリアル通信路)毎に単独に識別可能であり、レーン(シリアル通信路)毎に異なるフラグであっても、共通のフラグであっても構わない。
例えば、スレーブICチップ21が送信先である場合”0000000001(10ビット2進数値)”、スレーブICチップ22が送信先である場合”0000000010(10ビット2進数値)”、スレーブICチップ23が送信先である場合”0000000011(10ビット2進数値)”とし、レーン(シリアル通信路)毎に共通であるものとする。
そして、図3中”S205”において、マスターICチップ52は、シリアル送信回路30,31及び32により、分割された送信データ(フラグ及びアドレスを含む)をレーン毎にパラレル/シリアル変換して図2中”SL61”、”SL62”及び”SL63”に示すシリアル通信路に送信する。
一方、図5において、33,34及び35はシリアル通信路からのデータを受信してシリアル/パラレル変換するシリアル受信回路、36,37及び38はレーン(シリアル通信路)毎に付加されたフラグをデコードするフラグデコード回路、39はレーン間(シリアル通信路間)の同期を行なうレーン間同期回路、40はアドレスデコード回路、41はデータ処理回路、42,43及び44は送信データをパラレル/シリアル変換してシリアル通信路に送信するシリアル送信回路である。
また、33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43及び44はスレーブICチップ53を構成している。
図5中”SL81”、”SL82”及び”SL83”に示すシリアル通信路はシリアル受信回路33,34及び35の入力端子にそれぞれ接続され、シリアル受信回路33,34及び35のパラレル出力端子はフラグデコード回路36,37及び38を介してレーン間同期回路39の3つの入力端子にそれぞれ接続される。
レーン間同期回路39の出力端子はアドレスデコード回路40の入力端子に接続され、アドレスデコード回路40の出力端子はデータ処理回路41の入力端子に接続される。また、シリアル受信回路33,34及び35のシリアル出力端子は、フラグデコード回路36,37及び38を介してシリアル送信回路44,43及び42の入力端子にそれぞれ接続される。
図6中”S301”において、スレーブICチップ53は、シリアル受信回路33,34及び35でデータを受信したか否かを判断し、もし、データを受信したと判断した場合には、図6中”S302”において、スレーブICチップ53は、シリアル受信回路33,34及び35により受信データをシリアル/パラレル変換する。
また、図6中”S303”において、スレーブICチップ53は、フラグデコード回路36,37及び38により、レーン(シリアル通信路)何れか1つのフラグを抽出すると共に図6中”S304”において、スレーブICチップ53は、フラグデコード回路36,37若しくは38により、抽出されたフラグが自分宛であるか否かを判断する。
すなわち、図4中”RD71”に示すデータが最初に受信されるので、当該受信データからフラグを抽出すると共に、抽出されたフラグが自分宛であるか否かを判断する。
例えば、スレーブICチップ53が、図1中のスレーブICチップ22に相当し、抽出されたフラグが”0000000010(10ビット2進数値)”であった場合には、抽出されたフラグが自分宛であると判断する。
但し、図4中”RD71”,”RD72”及び”RD73”に示すように、それぞれの受信データは各シリアル通信路の状況に応じて受信時刻が同一ではない。
例えば、図4中”RD71”に示す受信データは、送信時刻に対して受信時刻が図4中”DT71”に示す時間だけ遅延しているのに対して、図4中”RD72”に示す受信データは、図4中”RD71”に示す受信データよりも図4中”DT72”に示す時間だけ遅延している。
同様に、例えば、図4中”RD73”に示す受信データは、図4中”RD72”に示す受信データよりも更に図4中”DT73”に示す時間だけ遅延している。
すなわち、シリアル通信路(レーン)間の受信データの受信時刻のバラツキを補正しなければ、正確に送信されてきた送信データを復元することができない。
もし、図6中”S304”において、アドレスが自分宛であると判断した場合、図6中”S305”において、スレーブICチップ53は、レーン間同期回路39によりシリアル通信路(レーン)間の受信データの受信時刻のバラツキを補正すると共に、フラグを除去した上でアドレス及び送信データを復元する。ちなみに、シリアル通信路(レーン)間の受信データの受信時刻のバラツキを補正する方法に関しては、既存の方法を用いる。
例えば、フラグを除去すると共に、10ビット幅で分割されているアドレス及び送信データを取り出し、30ビット幅のアドレス及び送信データに復元する。
そして、図6中”S306”においてスレーブICチップ51は、データ処理回路41により、受信復元したデータの処理を行う。また、アドレスデコード回路40にて従来例のように付加されたアドレスに基づく自分宛データの判断を再度行なっても構わない。
一方、もし、図6中”S304”において、アドレスが自分宛ではないと判断した場合、レーン間同期回路39を動作させることなく、図6中”S307”において、スレーブICチップ51は、シリアル送信回路44,43及び42によりシリアル受信回路33,34及び35で受信したデータ(シリアルデータ)を図5中”SL91”、”SL92”及び”SL93”に示すシリアル通信路を介して他のスレーブICチップに転送する。
例えば、スレーブICチップ53が、図1中のスレーブICチップ22に相当し、抽出されたフラグが”0000000011(10ビット2進数値)”であった場合には、抽出されたフラグが自分宛ではないので、レーン間同期回路39を動作させることなく、受信したデータ(シリアルデータ)を他のスレーブICチップに転送する。
この結果、マスターICチップが送信データにアドレスを付加して複数のシリアル通信路(レーン)に分割すると共にフラグをそれぞれ付加して送信し、スレーブICチップが受信したデータのうち1つのシリアル通信路(レーン)のフラグを抽出し自分宛のデータであるか否かを判断し、自分宛のデータの場合はデータを復元してデータ処理を行い、それ以外の場合には受信したデータを他のスレーブICチップに転送することにより、自分宛のデータを受信した時のみレーン間同期回路が動作するので、消費電力を低減することが可能になる。
なお、図1等に示す実施例の説明に際しては、付加されるフラグとして、例えば、スレーブICチップ21が送信先である場合”0000000001(10ビット2進数値)”、スレーブICチップ22が送信先である場合”0000000010(10ビット2進数値)”、スレーブICチップ23が送信先である場合”0000000011(10ビット2進数値)”というような、コードが1ずつ増加するコードを割り当てているが、勿論、これに限定されるものではない。
例えば、送信先のスレーブICチップ毎にフラグの1ビットを割り当てることにより、複数のスレーブICチップ宛のデータを同時(マルチキャスト)に送信することができる。
例えば、スレーブICチップ21が送信先である場合”0000000001(10ビット2進数値)”、スレーブICチップ22が送信先である場合”0000000010(10ビット2進数値)”、スレーブICチップ23が送信先である場合”0000000100(10ビット2進数値)”とし、これらの論理和を取ることにより同時送信(マルチキャスト)が可能なフラグを生成する。
すなわち、スレーブICチップ22及び23にデータを送信する場合には、”0000000010(10ビット2進数値)”と、”0000000100(10ビット2進数値)”との論理和である”0000000110(10ビット2進数値)”がフラグとなる。
また、スレーブICチップ21〜23にデータを送信する場合には、”0000000001(10ビット2進数値)”と、”0000000010(10ビット2進数値)”と、”0000000100(10ビット2進数値)”との論理和である”0000000111(10ビット2進数値)”がフラグとなる。
一方、スレーブICチップ側では抽出したフラグのうち自分に割り振られているビットに”1”が立っているか否かにより、自分宛のデータであるか否かを容易に判断することになる。
すなわち、例えば、スレーブICチップ21では、10ビット幅のフラグのうち最下位ビット(LSB(Least Significant Bit))に”1”が立っているか否かを検出すれば良いことになる。
また、図1等に示す実施例の説明に際しては、アドレスとは別個にフラグを付加する旨記載しているが、アドレスのビット幅に空きがある場合には、アドレス内の空き領域にフラグの情報を包含させるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例の説明に際しては、説明の簡単のために、レーン数であるシリアル通信路の数を3つ例示しているが、勿論、この数に限定されるものではなく、レーン(シリアル通信路)数が複数のものであれば構わない。
また、図1等に示す実施例の説明に際しては、説明の簡単のために、スレーブICチップを3つ例示しているが、勿論、この数に限定されるものではなく、スレーブICチップ数が複数のものであれば構わない。
また、図1等に示す実施例の説明に際しては、スレーブICチップにアドレスデコード回路が記載されているが、自分宛のデータか否かは付加されたフラグに基づき事前に判断されるので、アドレスデコード回路は必須の構成要素ではない。
本発明に係るデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 マスターICチップの具体例を示す構成ブロック図である。 マスターICチップの動作を説明するフロー図である。 伝送されるデータの一例を示す説明図である。 スレーブICチップの具体例を示す構成ブロック図である。 スレーブICチップの動作を説明するフロー図である。 従来のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。 マスターICチップの具体例を示す構成ブロック図である。 マスターICチップの動作を説明するフロー図である。 伝送されるデータの一例を示す説明図である。 スレーブICチップの具体例を示す構成ブロック図である。 スレーブICチップの動作を説明するフロー図である。
符号の説明
1,20,50,52 マスターICチップ
2,3,4,21,22,23,51,53 スレーブICチップ
5,24 データ生成回路
6,25 アドレス生成回路
7,26 レーン分割回路
8,9,10,17,18,19,30,31,32,42,43,44 シリアル送信回路
11,12,13,33,34,35 シリアル受信回路
14,39 レーン間同期回路
15,40 アドレスデコード回路
16,41 データ処理回路
27,28,29 フラグ生成回路
36,37,38 フラグデコード回路

Claims (6)

  1. 複数のICチップをディジーチェーン接続して複数レーンのシリアル通信によりICチップ間のデータ伝送を行なうデータ伝送システムにおいて、
    送信データにアドレスを付加して複数のシリアル通信路に分割すると共に送信先を指定するフラグをそれぞれ付加して送信するマスターICチップと、
    受信したデータのフラグを抽出し自分宛のデータであるか否かを判断し、自分宛のデータの場合はデータを復元してデータ処理を行い、それ以外の場合には受信したデータを他のスレーブICチップに転送する複数のスレーブICチップと
    を備えたことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記マスターICチップが、
    前記送信データを生成するデータ生成回路と、
    前記アドレスを生成して前記送信データに付加するアドレス生成回路と、
    前記送信データを前記複数のシリアル通信路に分割するレーン分割回路と、
    前記複数のシリアル通信路毎に前記フラグを生成して前記送信データにそれぞれ付加する複数のフラグ生成回路と、
    これら複数のフラグ生成回路の出力をパラレル/シリアル変換して前記複数のシリアル通信路にそれぞれ送信する複数のシリアル送信回路とから構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 前記スレーブICチップが、
    前記複数のシリアル通信路からのデータを受信してシリアル/パラレル変換する複数のシリアル受信回路と、
    前記複数のシリアル通信路からの受信データのフラグをデコードし自分宛のデータであるか否かを判断する複数のフラグデコード回路と、
    自分宛のデータである場合に前記シリアル通信路間の前記受信データの受信時刻のバラツキを補正すると共に前記フラグを除去した上で前記アドレス及び前記送信データを復元するレーン間同期回路と、
    このレーン間同期回路の出力の処理を行うデータ処理回路と、
    自分宛のデータでない場合に前記複数のシリアル通信路を介して前記受信データを他のスレーブICチップにそれぞれ転送するシリアル送信回路とから構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のデータ伝送システム。
  4. 前記フラグが、
    コードが1ずつ増加するコードを送信先のスレーブICチップに割り当てたものであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ伝送システム。
  5. 前記フラグが、
    送信先のスレーブICチップ毎にフラグの1ビットを割り当てたものであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ伝送システム。
  6. 前記アドレスに前記フラグを包含させたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ伝送システム。
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