JP2018007127A - 通信制御システム、通信制御方法、及び、通信制御プログラム - Google Patents

通信制御システム、通信制御方法、及び、通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送信側機器から送信された統合可能な複数の信号を、符号化された状態で受信側機器が受信する場合における通信遅延時間を低減することができるようにする。【解決手段】通信制御システム3は、送信側機器32から出力された統合可能な第1及び第2の信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワーク34に出力する送信制御装置30と、通信ネットワーク34を経由して受信した第1及び第2の信号に対して、個々に、受信側機器33の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した第1及び第2の信号を受信側機器33に入力する受信制御装置31と、を備える。【選択図】 図3

Description

本願発明は、送信側機器から送信された統合可能な複数の信号を、符号化された状態で受信側機器が受信する場合における通信を制御する技術に関する。
インターネットに代表される通信ネットワークが高度に発達した現代社会においては、通信を高品質で行うとともに、通信遅延時間を低減する技術に対する期待が高まってきている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、無線伝送遅延量及び無線伝送路データ誤り訂正の最適化を行う無線伝送システムが開示されている。このシステムにおける第1、第2の無線伝送装置の回線状況判定回路は、受信回線の劣化状況を測定し、測定した劣化状況が、ビット誤りの発生しない受信電界レベルの状態である場合は、遅延の原因となる誤り訂正符号化/復号機能と、インタリーブ/デインタリーブ機能とをオフにする。このシステムは、これらの機能に対するオン/オフ切替え制御によって、第1の無線伝送装置のデータ多重回路にて多重した主信号多重データ列が、第2の無線伝送装置のデータ抽出回路において正しく抽出されるまでの間、外部伝送路から受信したLAN(Local Area Network)データ列を、データ多重回路の受信バッファメモリに蓄えて、無線フレームデータ列への多重を停止する。
また、特許文献2には、伝送する情報の欠落がなく伝送品質を維持し、一次群インタフェースの伝送速度と同一の伝送速度により、独立した非同期クロックによる伝送を行う同期制御装置が開示されている。この装置は、マルチフレームの同期検出を行い、マルチフレームのフレームビットをフレーム同期ビットに割り当てる。この装置は、一次群インタフェースより低いビットレートでサブマルチフレームを生成したのち、サブマルチフレームを多重してスタッフマルチフレームを生成する。
特開2007-201649号公報 特開2006-005862号公報
例えばSDH(Synchronous Digital Hierarchy)のような高い伝送品質が要求される通信サービスを提供する場合、保守運用コスト及びネットワークコスト等が高価になる。このため、このような高品質な通信サービスを提供する業界では、IP(Internet Protocol)ネットワーク等の安価なネットワークへの変更が行われている。IPネットワークは、安価であり、かつ、広い伝送帯域を確保できる反面、通信遅延時間が増加する傾向があるという問題がある。
図5は、T1(DS1)回線による通信を行う場合における、一般的な通信制御システムの構成を概念的に例示するブロック図である。T1回線は、通信速度が1.544Mbps(Mega bit per second)のデジタル専用回線であり、インターネットの普及期において基幹回線として使用され、例えば、企業向けの高速デジタル専用線やISDN(Integrated Services Digital Network)回線として使用された回線である。
図5に例示する通信制御システム2では、送信制御装置20は、送信側機器から入力された信号を、通信ネットワーク24を介して受信制御装置21へ送信する。通信ネットワーク24は、例えば、上述したIPネットワークである。受信制御装置21は、送信制御装置20から通信ネットワーク24を介して受信した信号を、受信側機器23へ入力する。
図5に例示する通信制御システム2では、送信側機器22及び受信側機器23は、P(ポジティブ)信号及びN(ネガティブ)信号を入出力する。P信号及びN信号は、これら信号の電位差によって表される差動信号に含まれる信号である。
送信制御装置20は、LIU(Line Interface Unit)200に入力されたP信号及びN信号を、B/U変換部201において、B(バイポーラ)/U(ユニポーラ)変換する。B/U変換は、値が正負両方の極性を取りえるバイポーラ信号を、値が正負いずれかの極性を取りえるユニポーラ信号に変換する処理のことである。送信制御装置20は、B/U変換部201から出力されたP信号及びN信号を、符号化実行部202において、所定の符号による符号化及び統合化を行った差動信号を生成して、その差動信号を、通信ネットワーク24を介して、受信制御装置21へ送信する。尚、「統合化」とは、例えばP信号とN信号との差分を取ることによって差動信号を生成するように、複数系統の信号をまとめて1系統の信号に変換することである。
受信制御装置21は、符号化実行部212において、受信した差動信号を、P信号及びN信号に分離するとともに、受信側機器23の通信仕様に応じた符号化を行う。受信制御装置21は、符号化実行部212から出力されたP信号及びN信号を、U/B変換部211においてU/B変換し、U/B変換したP信号及びN信号を、LIU210を介して受信側機器23へ入力する。
図5に例示する送信制御装置20及び受信制御装置21が備える各部によって行われる、上述した処理に要する時間は、送信側機器22から受信側機器23に対する通信遅延時間の一部となる。したがって、上述した通り、通信ネットワーク24としてコストが低いIPネットワークを使用することによって、通信遅延時間が増加した場合、送信制御装置20や受信制御装置21における処理時間を低減することが課題である。特許文献1及び2は、この課題について言及していない。本願発明の主たる目的は、この課題を解決する通信制御システム等を提供することである。
本願発明の一態様に係る通信制御システムは、送信側機器から出力された統合可能な第一及び第二の信号を、符号化及び統合化せずに第一及び第二の信号を前記通信ネットワークに出力する送信制御装置と、前記通信ネットワークを経由して受信した前記第一及び第二の信号に対して、個々に、受信側機器の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した前記第一及び第二の信号を前記受信側機器に入力する受信制御装置と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係る通信制御方法は、情報処理装置によって、送信側機器から出力された統合可能な第一及び第二の信号を、符号化及び統合化せずに前記通信ネットワークに出力し、前記通信ネットワークを経由して受信した前記第一及び第二の信号に対して、個々に、受信側機器の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した前記第一及び第二の信号を前記受信側機器に入力する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係る通信制御プログラムは、送信側機器から出力された統合可能な第一及び第二の信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワークに出力する送信制御装置と通信可能なコンピュータに、前記通信ネットワークを経由して受信した前記第一及び第二の信号に対して、個々に、受信側機器の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した前記第一及び第二の信号を前記受信側機器に入力する受信制御処理を実行させるためのプログラムである。
更に、本願発明は、係る通信制御プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、送信側機器から送信された統合可能な複数の信号を、符号化された状態で受信側機器が受信する場合における通信遅延時間を低減することを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係る通信制御システム1の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る通信制御システム1の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係る通信制御システム3の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係る送信制御装置あるいは受信制御装置を実行可能な情報処理装置の構成を示すブロック図である。 T1(DS1)回線による通信を行う場合における、一般的な通信制御システムの構成を概念的に例示するブロック図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る通信制御システム1の構成を概念的に示すブロック図である。通信制御システム1は、例えばT1(DS1)回線による機器間の通信を制御するシステムである。通信制御システム1は、あるいは、T1回線を4本まとめて多重化した、通信速度が6.312Mbpsのデジタル専用回線であるT2回線などによる機器間の通信を制御するシステムであってもよい。
本実施形態に係る通信制御システム1は、大別して、送信制御装置10、及び、受信制御装置11を有している。送信制御装置10は、送信側機器12と通信可能に接続され、送信側機器から出力された、差動信号に含まれるP(ポジティブ)信号とN(ネガティブ)信号を入力される。この差動信号は、P信号とN信号との電位差によって表される信号である。送信制御装置10は、P信号及びN信号に対する信号処理を行ったのち、P信号及びN信号を、通信ネットワーク14を介して、受信制御装置11へ送信する。通信ネットワーク14は、例えば、IPネットワークである。
受信制御装置11は、通信ネットワーク14を介して、送信制御装置10から受信したP信号及びN信号に対する信号処理を行ったのち、P信号及びN信号を、通信可能に接続された受信側機器13へ入力する。
次に、本実施形態に係る送信制御装置10、及び、受信制御装置11の個々について、動作を詳細に説明する。
本実施形態に係る送信制御装置10は、LIU100、及び、B/U変換部101を備えている。LIU100は、送信側機器12から、P信号及びN信号を入力されるためのインタフェース機能を備えており、入力されたP信号及びN信号を、B/U変換部101へ入力する。
B/U変換部101は、LIU100から入力された、バイポーラ信号であるP信号及びN信号を、B(バイポーラ)/U(ユニポーラ)変換することによって、ユニポーラ信号に変換する。すなわち、送信側機器12から出力されるP信号及びN信号は、値が正負両方の極性を取りえるバイポーラ信号であり、B/U変換部101によって、値が正負いずれかの極性を取り得るユニポーラ信号に変換される。通信制御システム1が、P信号及びN信号をB/U変換するのは、後工程において行うP信号及びN信号の符号化を実現する構成が、バイポーラ信号に対して行う場合よりも、ユニポーラ信号に対して行う場合のほうが安価になるからである。したがって、B/U変換は、通信を行うために必要不可欠な処理ではないので、送信制御装置10は、B/U変換部101を備えない場合もある。B/U変換部101は、ユニポーラ信号に変換したP信号及びN信号を、通信ネットワーク14を介して、受信制御装置11へ送信する。
本実施形態に係る受信制御装置11は、LIU110、U/B変換部111、P側符号化実行部112、及び、N側符号化実行部113を備えている。
P側符号化実行部112は、送信制御装置10から通信ネットワーク14を介して受信したP信号に対して、受信側機器13の通信仕様に応じた符号化を行う。すなわち、受信側機器13の通信仕様が、例えばB8ZS(Bipolar with 8 Zeros Substitution)符号により符号化された信号を受信することを示す場合、P側符号化実行部112は、P信号を、B8ZS符号により符号化する。B8ZS符号は、信号において「0」が8個連続するブロックを、別に用意した特殊なパターンに置換する符号である。
あるいは、受信側機器13の通信仕様が、例えばAMI(Alternative Mark Inversion)符号により符号化された信号を受信することを示す場合、P側符号化実行部112は、P信号を、AMI符号により符号化する。AMI符号は、2進符号の「0」に対して零電位を割り当て,「1」に対しては、正および負極性の値を交互に割り当てる符号である。尚、P側符号化実行部112が使用する符号は、B8ZSあるいはAMI符号に限定されない。P側符号化実行部112は、B8ZSあるいはAMI符号とは異なる符合により、P信号を符号化してもよい。
P側符号化実行部112は、B8ZS符号及びAMI符号等の複数の符号化仕様情報を、例えば、内蔵するメモリ等の記憶デバイスに記憶していてもよい。そして、P側符号化実行部112は、複数の符号化仕様情報から受信側機器13の通信仕様が示す符号化仕様情報を選択することを指示する指示情報を、ユーザ等から与えられてもよい。P側符号化実行部112は、ユーザが当該指示情報を与えることができるように、例えばスイッチ等のユーザインタフェースを備えてもよい。P側符号化実行部112は、符号化したP信号を、U/B変換部111へ入力する。
N側符号化実行部113は、送信制御装置10から通信ネットワーク14を介して受信したN信号に対して、P側符号化実行部112と同様に、受信側機器13の通信仕様に応じた符号化を行う。N側符号化実行部113は、P側符号化実行部112と同等の機能を備え、P側符号化実行部112と並列に動作可能である。N側符号化実行部113は、符号化したN信号を、U/B変換部111へ入力する。
U/B変換部111は、P側符号化実行部112から入力されたP信号、及び、N側符号化実行部113から入力されたN信号を、U/B変換することによって、ユニポーラ信号からバイポーラ信号に変換する。U/B変換部111は、バイポーラ信号に変換されたP信号及びN信号を、LIU110へ入力する。尚、送信制御装置10がB/U変換部101を備えない場合、受信制御装置11は、U/B変換部111を備えなくてもよい。
LIU110は、受信側機器13に対して、P信号及びN信号を入力するためのインタフェース機能を備えており、U/B変換部111から入力されたP信号及びN信号を、受信側機器13へ入力する。
次に図2のフローチャートを参照して、本実施形態に係る通信制御システム1の動作(処理)について詳細に説明する。
送信制御装置10におけるLIU100は、送信側機器12から受信したP信号及びN信号を、B/U変換部101へ入力する(ステップS101)。B/U変換部101は、LIU100から入力されたP信号及びN信号をB/U変換し、B/U変換したP信号及びN信号を、通信ネットワーク14を介して、受信制御装置11へ送信する(ステップS102)。
受信制御装置11におけるP側符号化実行部112は、送信制御装置10から通信ネットワーク14を介してP信号を受信したのち、受信したP信号に対して受信側機器13の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化したP信号をU/B変換部111へ入力する(ステップS103)。N側符号化実行部113は、送信制御装置10から通信ネットワーク14を介してN信号を受信したのち、受信したN信号に対して受信側機器13の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化したN信号をU/B変換部111へ入力する(ステップS104)。
U/B変換部111は、P側符号化実行部112から入力されたP信号、及び、N側符号化実行部113から入力されたN信号をU/B変換し、U/B変換したP信号及びN信号を、LIU110へ入力する(ステップS105)。LIU110は、U/B変換部111から入力されたP信号及びN信号を、受信側機器13へ入力し(ステップS106)、全体の処理は終了する。
本実施形態に係る通信制御システム1は、送信側機器から送信された統合可能な複数の信号を、符号化された状態で受信側機器が受信する場合における通信遅延時間を低減することができる。その理由は、本実施形態に係る送信制御装置10は、送信側機器12から出力された統合可能なP信号及びN信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワーク14に出力し、受信制御装置11は、通信ネットワーク14を介して受信したP信号及びN信号に対して、個々に、受信側機器13の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化したP信号及びN信号を、受信側機器13に入力するからである。
以下に、本実施形態に係る通信制御システム1によって実現される効果について、詳細に説明する。
高品質な通信サービスを提供する業界では、IPネットワーク等の安価なネットワークへの変更が行われている。IPネットワークは、安価であり、かつ、広い伝送帯域を確保できる反面、通信遅延時間が増加する傾向がある。したがって、コストが低いIPネットワークを使用することによって通信遅延時間が増加した場合、送信制御装置や受信制御装置における処理時間を低減することが課題である。
例えば、図5に例示する一般的な通信制御システムに係る送信制御装置20における符号化実行部202が、例えば、B8ZS符号による符号化処理及び統合化処理を行う場合、送信する信号に含まれる連続する8ビットのデータに対する処理を行う。例えば、符号化実行部202の1ビットあたりの動作時間が655ns(nano second)である場合、符号化実行部202が連続する8ビットのデータに対する処理に要する時間は、655nsを8倍した5.24μs(micro second)となる。そして、受信制御装置21における符号化実行部212が、受信側機器23の通信仕様に応じた符号化処理、及び、P信号及びN信号への分離処理に要する時間も、符号化実行部202による処理時間と同様である。
上述した問題を解決するために、本実施形態に係る通信制御システム1では、送信制御装置10は、送信側機器12から出力された統合可能なP信号及びN信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワーク14に出力する。受信制御装置11は、通信ネットワーク14を経由して受信したP信号及びN信号に対して、個々に、受信側機器13の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化したP信号及びN信号を受信側機器13に入力する。すなわち、本実施形態に係る通信制御システム1は、送信側機器12から送信された信号を、P信号及びN信号に分離され、かつ、受信側機器13の通信仕様に応じた符号化処理が行われた状態で、受信側機器13に入力できるように制御すればよい。これにより、本実施形態に係る通信制御システム1は、図5に例示する通信制御システム2と比較して、符号化実行部202による処理時間(上述した例では5.24μs)に相当する処理時間を低減することができる。
また、本実施形態に係る受信制御装置11は、例えば、B8ZS符号やAMI符号など、複数の符号について、符号化仕様情報を記憶している。そして、受信制御装置11は、例えば、受信側機器13の通信仕様を示す情報をユーザ等から与えられることによって、記憶した複数の符号化仕様情報の中から、受信側機器13の通信仕様により特定される符号化仕様情報を使用して、受信したP信号及びN信号に対する符号化処理を行う。これにより、本実施形態に係る通信制御システム1は、通信仕様が異なる様々な受信側機器13に対する通信制御に柔軟に対応することができる。
さらに、本実施形態に係る送信制御装置10は、パケットデータを含むP信号及びN信号に、誤り検出及び訂正に必要な情報を付加して、P信号及びN信号を通信ネットワーク14に出力するようにしてもよい。本実施形態に係る通信制御システム1は、2系統の信号を送受信するので、1系統の信号を送受信する、図5に例示する通信制御システム2と比較して、通信エラーレートに関して悪化する可能性がある。パケットデータのパケットサイズは、一般的に64バイト以上である。そして、例えばT1回線の場合、パケットに含まれる送受信するデータ本体部分の大きさ(ペイロード領域)は、P信号、N信号、各1ビットである。したがって、パケットデータは、誤り検出及び訂正に必要な情報を格納可能な空き領域を有している。本実施形態に係る送信制御装置10は、パケットデータに対して誤り検出及び訂正に必要な情報を付加することによって、通信制御システム1の通信エラーレートが悪化することを防止することができる。
<第2の実施形態>
図3は、本願発明の第2の実施形態に係る通信制御システム3の構成を概念的に示すブロック図である。通信制御システム3は、送信制御装置30、及び、受信制御装置31を備えている。
送信制御装置30は、送信側機器32から出力された統合可能な第1及び第2の信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワーク34に出力する。
受信制御装置31は、通信ネットワーク34を経由して受信した第1及び第2の信号に対して、個々に、受信側機器33の通信仕様に応じた符号化を行う。受信制御装置31は、符号化した第1及び第2の信号を、受信側機器33に入力する。
本実施形態に係る通信制御システム3は、送信側機器から送信された統合可能な複数の信号を、符号化された状態で受信側機器が受信する場合における通信遅延時間を低減することができる。その理由は、本実施形態に係る送信制御装置30は、送信側機器32から出力された統合可能な第1及び第2の信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワーク34に出力し、受信制御装置31は、通信ネットワーク34を介して受信した第1及び第2の信号に対して、個々に、受信側機器33の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した第1及び第2の信号を、受信側機器33に入力するからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図3に示した通信制御システムにおける各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図3において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・送信制御装置10及び30、
・受信制御装置11及び31。
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図4を参照して説明する。
図4は、本願発明の各実施形態に係る送信制御装置あるいは受信制御装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図4は、図1、及び、図3に示した送信制御装置あるいは受信制御装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図4に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・外部装置との通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図4に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図3)における上述した構成、或いはフローチャート(図2)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 通信制御システム
10 送信制御装置
100 LIU
101 B/U変換部
11 受信制御装置
110 LIU
111 U/B変換部
112 P側符号化実行部
113 N側符号化実行部
12 送信側機器
13 受信側機器
14 通信ネットワーク
2 通信制御システム
20 送信制御装置
200 LIU
201 B/U変換部
202 符号化実行部
21 受信制御装置
210 LIU
211 U/B変換部
212 符号化実行部
22 送信側機器
23 受信側機器
24 通信ネットワーク
3 通信制御システム
30 送信制御装置
31 受信制御装置
32 送信側機器
33 受信側機器
34 通信ネットワーク
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (10)

  1. 送信側機器から出力された統合可能な第一及び第二の信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワークに出力する送信制御装置と、
    前記通信ネットワークを経由して受信した前記第一及び第二の信号に対して、個々に、受信側機器の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した前記第一及び第二の信号を前記受信側機器に入力する受信制御装置と、
    を備える通信制御システム。
  2. 前記第一の信号は、電位差によって表される差動信号に含まれるポジティブ信号であり、前記第二の信号は、前記差動信号に含まれるネガティブ信号である、
    請求項1に記載の通信制御システム。
  3. 前記受信制御装置は、複数の符号化仕様情報を記憶し、前記受信側機器の通信仕様により特定される、特定の前記符号化仕様情報を使用することによって、前記第一及び第二の信号に対して符号化を行う、
    請求項1または2に記載の通信制御システム。
  4. 前記受信制御装置は、前記複数の符号化仕様情報から前記特定の符号化仕様情報を選択することを指示する情報を外部から入力される、
    請求項3に記載の通信制御システム。
  5. 前記受信制御装置は、前記第一及び第二の信号に対して、B8ZS符号、あるいは、AMI符号による符号化を行う、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  6. 前記送信制御装置は、前記送信側機器からバイポーラ信号として出力された前記第一及び第二の信号を、バイポーラ/ユニポーラ変換することによって、前記第一及び第二の信号をユニポーラ信号として前記通信ネットワークに出力し、
    前記受信制御装置は、受信した前記第一及び第二の信号を、ユニポーラ/バイポーラ変換することによって、前記第一及び第二の信号をバイポーラ信号として前記受信側機器に入力する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  7. 前記送信制御装置は、パケットデータを含む前記第一及び第二の信号に、誤り検出及び訂正に必要な情報を付加して、前記第一及び第二の信号を前記通信ネットワークに出力する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  8. 前記通信ネットワークは、T1回線、あるいは、T2回線である、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  9. 情報処理装置によって、
    送信側機器から出力された統合可能な第一及び第二の信号を、符号化及び統合化せずに通信機器を用いて通信ネットワークに出力し、
    情報処理装置によって、
    前記通信ネットワークを経由して通信機器を用いて受信した前記第一及び第二の信号に対して、個々に、受信側機器の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した前記第一及び第二の信号を前記受信側機器に入力する、
    通信制御方法。
  10. 送信側機器から出力された統合可能な第一及び第二の信号を、符号化及び統合化せずに通信ネットワークに出力する送信制御装置と通信可能なコンピュータに、
    前記通信ネットワークを経由して受信した前記第一及び第二の信号に対して、個々に、受信側機器の通信仕様に応じた符号化を行い、符号化した前記第一及び第二の信号を前記受信側機器に入力する受信制御処理
    を実行させるための通信制御プログラム。
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