JP2009094435A - 部品実装ラインのボトルネック報知システム - Google Patents

部品実装ラインのボトルネック報知システム Download PDF

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Abstract

【課題】ボトルネックとなる部品実装装置が発生したこと及びどの部品実装装置がボトルネックとなっているかを作業者に迅速かつ的確に報知することができる部品実装ラインのボトルネック報知システムを提供することを目的とする。
【解決手段】部品実装ライン1を構成する各部品実装装置2に報知ランプ17が備えられ、部品実装ライン1を構成する各部品実装装置2からの情報(例えば部品実装装置2ごとの工程実行時間t)に基づいて、ボトルネック検出手段(ボトルネック検出部24)により、部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとなっている)部品実装装置2が検出されたら、その検出された部品実装装置2の報知ランプ17がランプ点灯手段(各部品実装装置2が備える制御装置13)によって点灯される。
【選択図】図6

Description

本発明は、部品実装装置が基板の搬送方向に複数台並べられて成り、各部品実装装置が基板搬送路の上流側から送られてきた基板に対して部品搭載工程を実行して下流側に送り出す部品実装ラインのボトルネック報知システムに関するものである。
部品実装ラインは部品実装装置が基板の搬送方向に複数台並べられて成り、各部品実装装置が基板搬送路の上流側から送られてきた基板に対してその部品実装装置が部品搭載工程を実行して下流側に送り出すようになっている。このような部品実装ラインでは、生産効率を高めるために各部品実装装置の工程実行時間はほぼ均等になるように実装部品を振り分けているが、各部品実装装置は常に理想の工程実行時間内で部品搭載を行っているとは限らず、部品実装ラインの中の或る部品実装装置について、実際の工程実行時間が理想の工程実行時間から大幅に大きくなって生産パフォーマンスが低下しているときには、部品実装ライン全体における生産性も低下してしまうことになる。
部品実装ラインの中で生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとなっている)部品実装装置の検出は、例えば、部品実装ラインを構成する各部品実装装置の平均的な不稼動状況を求め、この平均的な不稼動状況の推移を観察することによって行うことができる(特許文献1)。このようにしてボトルネックとなっている部品実装装置を検出できたらその装置の点検を行い、不具合の原因を除去する作業等を行うことによって、部品実装ラインの生産性を本来のレベルに復旧させることができる。
特開2004−246404号公報
しかしながら、上記従来のものでは、検出したボトルネックの情報を部品実装ラインの上方等に設けられた表示盤に棒グラフ等を用いて表示するようになっており、或る部品実装装置がボトルネックとなっていても作業者がその表示盤に記載されている内容を読み取らなければそれを把握できず、必要な処置の取り掛かりが遅れて部品実装ラインの生産性を低下させてしまうという問題点があった。
そこで本発明は、ボトルネックとなる部品実装装置が発生したこと及びどの部品実装装置がボトルネックとなっているかを作業者に迅速かつ的確に報知することができる部品実装ラインのボトルネック報知システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムは、部品実装装置が基板の搬送方向に複数台並べられて成り、各部品実装装置が基板搬送路の上流側から送られてきた基板に対して部品搭載工程を実行して下流側に送り出す部品実装ラインのボトルネック報知システムであって、部品実装ラインを構成する各部品実装装置に設けられた報知ランプと、部品実装ラインを構成する各部品実装装置からの情報に基づいて部品実装ラインの中で生産パフォーマンスが最も低下している部品実装装置を検出するボトルネック検出手段と、ボトルネック検出手段により検出された部品実装装置の報知ランプを点灯させるランプ点灯手段とを備えた。
請求項2に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムは、請求項1に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムであって、各部品実装装置が部品搭載工程を実
行するのに要する工程実行時間を計測する時間計測装置を備え、ボトルネック検出手段は、各部品実装装置が備える時間計測装置により計測された部品実装装置ごとの工程実行時間を取得するとともに、その取得した部品実装装置ごとの工程実行時間を部品実装装置ごとに設定される基準時間と比較し、工程実行時間が基準時間を所定回数連続して上回り、かつ工程実行時間が基準時間を上回る時間が最も長い部品実装装置を部品実装ラインの中で生産パフォーマンスが最も低下している部品実装装置として検出する。
請求項3に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムは、請求項2に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムであって、部品実装装置ごとに設定される基準時間は、その部品実装装置が部品搭載工程を実行する状況を数値シミュレーションして算出される理想の工程実行時間に基づき、この理想の工程実行時間を上回る時間として設定される。
請求項4に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムは、請求項2又は3に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システムであって、基準時間は任意の値に可変設定される。
本発明の部品実装ラインのボトルネック報知システムでは、部品実装ラインを構成する各部品実装装置に報知ランプが備えられ、部品実装ラインを構成する各部品実装装置からの情報に基づいて、ボトルネック検出手段により、部品実装ラインの中で生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとなっている)部品実装装置が検出されたら、その検出された部品実装装置の報知ランプがランプ点灯手段によって点灯されるようになっているので、ボトルネックとなる部品実装装置が発生したこと及びどの部品実装装置がボトルネックとなっているかが作業者に迅速かつ的確に報知される。このため作業者は必要な処置に早く取り掛かることができ、ボトルネックとなる部品実装装置が発生しても部品実装ライン全体の生産性が大きく低下することが防止される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装ラインの斜視図、図2は本発明の一実施の形態における部品実装装置の斜視図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図、図4は本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系を示すブロック図、図5(a),(b)は本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるランプユニットの斜視図、図6は本発明の一実施の形態における部品実装ラインのボトルネック報知システムの構成図、図7は本発明の一実施の形態におけるボトルネック報知システムのボトルネック検出部が行うボトルネック報知動作の手順を示すフローチャート、図8は本発明の一実施の形態における部品実装ラインの側面図である。
図1、図2及び図3において、本発明の一実施の形態における部品実装ライン1は、部品実装装置2が基板3の搬送方向(X軸方向)に複数台並べられて成る。各部品実装装置2は基台4上に基板3をX軸方向に搬送する基板搬送路5を有しており、基板搬送路5の上方にはX軸方向と水平に直交するY軸方向に延びたY軸テーブル6が設けられている。Y軸テーブル6にはY軸テーブル6に一端が支持されてX軸方向に延びた2つのX軸テーブル7がそれぞれY軸テーブル6に沿って移動自在に設けられており、各X軸テーブル7にはX軸テーブル7に沿ってX軸方向に移動自在な移動ステージ8が設けられている。各移動ステージ8には移載ヘッド9が取り付けられており、各移載ヘッド9には複数の吸着ノズル10が下方に延びて設けられている(図1)。
基台4の基板搬送路5の側方領域には移載ヘッド9に部品Pを供給する複数のテープフ
ィーダ11がX軸方向に並んで設けられており、各テープフィーダ11は移載ヘッド9の基台4に対する移動可能領域R(図3)内に部品供給口11aを位置させている。
図4において、各部品実装装置2には、基板搬送路5を駆動する搬送路駆動機構12a、各X軸テーブル7をY軸テーブル6に沿って移動させるX軸テーブル移動機構12b、各移動ステージ8をX軸テーブル7に沿って移動させる移動ステージ移動機構12c、各吸着ノズル10を個別に昇降及び上下軸(Z軸)回りに回転させるノズル駆動機構12d及び各吸着ノズル10に吸着動作を行わせるノズル吸着機構12eが備えられている。これら搬送路駆動機構12a、X軸テーブル移動機構12b、移動ステージ移動機構12c、ノズル駆動機構12d及びノズル吸着機構12eはその部品実装装置2に備えられた制御装置13によって作動制御がなされ、基板搬送路5による基板3の搬送・位置決めや移載ヘッド9の移動等が行われる。
図3において、移動ステージ8には撮像面を下に向けた基板カメラ14が設けられており、基台4上には撮像面を上に向けた部品カメラ15が設けられている。これら基板カメラ14及び部品カメラ15は制御装置13によりその作動制御がなされる(図4)。
図1及び図2において、基台4全体はカバー部材16によって覆われており、このカバー部材16の上面にはその部品実装装置2の運転状態を複数のランプの色分け点灯によって外部に報知する報知ランプ17が設けられている。図5に示すように、報知ランプ17は色違いの4つのランプ17a,17b,17c,17dを有し、各部品実装装置2の制御装置13はその部品実装装置2の運転状況(例えばテープフィーダ11における部品Pの残量)に応じた色のランプを点灯させ(図4)、作業者に注意を喚起する。
報知ランプ17はその一端部がカバー部材16の上面に設けられた支持部材18に枢支軸19を介して枢支されて起伏自在となっており、水平姿勢(起仰角度0°。図5(a))、垂直姿勢(起仰角度90°。図5(b))及び水平姿勢と垂直姿勢の間の傾斜姿勢に保持することができるようになっている。
報知ランプ17は水平な枢支軸19に螺合された締め付け螺子19aを用いて任意の起仰角度に保持できるようになっているが、このような構成に代え、クリック式の角度調整機構等を内蔵して起仰角度を段階的に変化させることができるようになっていてもよい。
基板3に部品Pを搭載する部品搭載工程を実行するにおいて、制御装置13は先ず、搬送路駆動機構12aを作動させて基板搬送路5による基板3の搬送と基台4に対する基板3の所定位置への位置決めを行う。そして、X軸テーブル移動機構12b及び移動ステージ移動機構12cを作動させて移載ヘッド9の移動を行い、基板3の上方に移動させた基板カメラ14により基板3の隅に設けられた位置決めマーク(図示せず)を画像認識させる。基板カメラ14が画像認識した位置決めマークの画像情報は制御装置13に送られ(図4)、制御装置13はこの基板カメラ14から送られた画像情報に基づいて位置決めマークが予め定められた基準の位置からどれだけずれているかの判断を行い、基板3の位置ずれを検出する。
制御装置13は、基板3の位置ずれを検出したら移載ヘッド9をテープフィーダ11の上方に移動させ、吸着ノズル10によりテープフィーダ11の部品供給口11aに供給されている部品Pを吸着させる。そして、吸着ノズル10に吸着された部品Pが部品カメラ15の上方(部品カメラ15の視野内)を通過するように移動させ、部品カメラ15に部品Pの下面の画像認識(撮像)を行わせる。この部品カメラ15の画像認識によって得られた部品Pの下面の画像情報は制御装置13に送られ(図4)、制御装置13はこの部品カメラ15から送られた画像情報に基づいて各部品Pが吸着ノズル10に対してどれだけ
ずれているかの判断を行い、部品Pの吸着ノズル10に対するずれ(吸着ずれ)を検出する。
制御装置13は、上記のように基板3の位置ずれと部品Pの吸着ずれを検出したら、吸着ノズル10に吸着されている部品Pをその部品Pに対して与えられている搭載位置データに基づいて基板3上に搭載する。このとき制御装置13は検出された基板3の位置ずれと部品Pの位置ずれが修正されるように搭載位置データの補正を行うので、部品Pは基板3上の正しい位置に搭載される。
このような部品実装ライン1において、部品実装装置2の列の両端側に位置する部品実装装置2のカバー部材16の側面にはその部品実装装置2の基板搬送路5に繋がる基板挿入排出開口16a(図1)が設けられている。基板3を一方の基板挿入排出開口16aから挿入すると、基板3は各部品実装装置2の基板搬送路5によって順次下流側の部品実装装置2へ搬送され、その間に各部品実装装置2により部品Pが搭載されて最終的に他方の基板挿入排出開口16aから排出される(図1中に示す矢印A)。
ところで、このような部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが低下している部品実装装置2が存在するときには、部品実装ライン1全体における生産性が低下してしまうことになるため、生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとなっている)部品実装装置2を早期に発見(検出)して作業者が必要な処置をとることができるようにする必要がある。例えば、予め設定された連続吸着ミス許容回数に到達しない範囲内で吸着ミスが発生し、吸着リカバリ動作によって生産を継続している場合等が考えられる。従来、このような状態は作業者に報告されず、連続吸着ミス許容回数に達した時点ではじめてエラー表示をしていたために、作業者が気付かない間に生産性が低下する事態となっていた。以下、この部品実装ライン1に備えられたボトルネック報知システムについて説明する。
図3において、基台4上の基板搬送路5の上流側の部分には基板搬入センサ21が設けられており、基台4上の基板搬送路5の下流側の部分には基板搬出センサ22が設けられている。基板搬入センサ21及び基板搬出センサ22は例えば光センサから成り、それぞれ基板3が部品実装装置2に搬入され、或いは基板3が部品実装装置2から搬出されたことの検出情報を制御装置13に出力する(図4及び図6)。
制御装置13はタイマー機能及び記憶機能を有しており、基板搬入センサ21及び基板搬出センサ22からの検出情報に基づいて、基板3が部品実装装置2に搬入されたときから基板3が部品実装装置2から搬出されるまでの間の時間を計測し、その計測した時間を部品実装装置2が部品搭載工程を実行するのに要する「工程実行時間t」として記憶する。ここで、各部品実装装置2が備える基板搬入センサ21、基板搬出センサ22及び制御装置13は、その部品実装装置2が部品搭載工程を実行するのに要する工程実行時間tを計測する時間計測装置23となっている(図6)。
図6において、部品実装ライン1は各部品実装装置2の制御装置13(すなわち各部品実装装置2が備える時間計測装置23)と繋がるボトルネック検出部24を備えており、ボトルネック検出部24には、各部品実装装置2の時間計測装置23が計測された部品実装装置2ごとの工程実行時間tのデータが入力される。ボトルネック検出部24は、各部品実装装置2の時間計測装置23から入力された部品実装装置2ごとの工程実行時間tを部品実装ライン1が部品実装する基板3単位でまとめて1つの入力データとし、図7のフローチャートに示すボトルネック報知動作を実行する。
ボトルネック検出部24は、直近に部品実装処理した基板3についての入力データ(部
品実装装置2ごとの工程実行時間t)を取得したら(ステップS1)、その取得した部品実装装置2ごとの工程実行時間tを部品実装装置2ごとに設定される基準時間tと比較し(ステップS2)、工程実行時間tが基準時間tを上回る(t>tとなる)部品実装装置2があるかどうかの判断を行う(ステップS3)。その結果、t>tとなる部品実装装置2がなかった場合にはフローを終了して次の基板3についての入力データ待ちに入り、t>tとなる部品実装装置2があった場合には、その部品実装装置2は所定回数(予め設定される。例えば3回。1回でもよい)連続してt>tとなったものであるかどうかの判断を行う(ステップS4)。その結果、その部品実装装置2が所定回数連続してt>tとなったものではない場合にはフローを終了して次の基板3についての入力データ待ちに入り、所定回数連続してt>tとなったものである場合には、その部品実装装置2についての超過実行時間Δt(工程実行時間tが基準時間tを上回った時間であり、Δt=t−t)を算出する(ステップS5)。ここで、ステップS4からフローを終了して次の基板3についての入力データ待ちに入る場合には、今回その部品実装装置2がt>tとなったことを記憶する。
部品実装装置2ごとに設定される上記基準時間tは、その部品実装装置2が部品搭載工程を実行する状況を数値シミュレーションして算出される理想の工程実行時間Tに基づき、この理想の工程実行時間Tを上回る時間として(理想の工程実行時間Tに一定の誤差分ΔTを加えた時間T+ΔTとして)設定される。この基準時間tはボトルネック検出部24の記憶部に記憶されるが、その値は同じ部品実装装置2であってもその時々の状態に応じて変化させる必要があるので、カバー部材3に設けられた操作パネル20の操作等により任意に可変設定できるようになっていることが好ましい。
ボトルネック検出部24は、ステップS5で所定回数連続してt>tとなった一又は複数の部品実装装置2それぞれについての超過実行時間Δtを算出したら、そのうちの超過実行時間Δtが最大となる(工程実行時間tが基準時間tを上回る時間が最も長い)部品実装装置2を部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとなっている)部品実装装置2として検出する(ステップS6)。
ボトルネック検出部24は、ステップS6で部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとなっている)部品実装装置2を検出したら、その検出した部品実装装置2が備える制御装置13を介してその部品実装装置2が備える報知ランプ17の1つのランプ(例えば報知ランプ17の端部に位置するランプ17d)を点灯させる(ステップS7)。
ボトルネック検出部24は、ステップS7で検出した部品実装装置2の報知ランプ17を点灯させた後は、フローを終了して次の基板3についての入力データ待ちに入るが、この場合には、作業者によりボトルネックとなっている原因が除去された後、所定の操作がなされるまでの間、或いは、他の部品実装装置2が部品実装ライン1のボトルネックとなっている部品実装装置2であるとして検出されるまでの間は報知ランプ17の点灯を継続させる。
これにより部品実装ライン1の中のボトルネックとなっている部品実装装置2が外部に報知され、作業者はその部品実装装置2の点検を行い、不具合の原因を除去する作業等を行うことによって、部品実装ライン1の生産性を本来のレベルに復旧させることができる。
なお、この実施の形態では、ボトルネック検出部24は、部品実装ライン1を構成する各部品実装装置2からの情報(ここでは部品実装装置2ごとの工程実行時間t)に基づいて、部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが最も低下している(ボトルネックとな
っている)部品実装装置2を検出するボトルネック検出手段となっており、各部品実装装置2が備える制御装置13は、ボトルネック検出手段により検出された部品実装装置2の報知ランプ17を点灯させるランプ点灯手段となっている。
このように本実施の形態における部品実装ライン1のボトルネック報知システムでは、部品実装ライン1を構成する各部品実装装置2に報知ランプ17が備えられ、部品実装ライン1を構成する各部品実装装置からの情報(ここでは部品実装装置2ごとの工程実行時間t)に基づいて、ボトルネック検出手段により、部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが最も低下している部品実装装置2が検出されたら、その検出された部品実装装置2の報知ランプ17がランプ点灯手段によって点灯されるようになっている。このため、ボトルネックとなる部品実装装置2が発生したこと及びどの部品実装装置2がボトルネックとなっているかが作業者に迅速かつ的確に報知され、作業者は必要な処置に早く取り掛かることができるので、ボトルネックとなる部品実装装置2が発生しても部品実装ライン1全体の生産性が大きく低下することを防止される。
また、本実施の形態では、各部品実装装置2が部品搭載工程を実行するのに要する工程実行時間tを計測する時間計測装置23を備えており、ボトルネック検出手段は、各部品実装装置2が備える時間計測装置23により計測された部品実装装置2ごとの工程実行時間tを取得するとともに、その取得した部品実装装置2ごとの工程実行時間tを部品実装装置2ごとに設定される基準時間tと比較し、工程実行時間tが基準時間tを所定回数連続して上回り、かつ工程実行時間tが基準時間tを上回る時間が最も長い部品実装装置2を部品実装ライン1の中で生産パフォーマンスが最も低下している部品実装装置2として検出するようになっているので、極めて簡単なアルゴリズムでボトルネックとなっている部品実装装置2の検出を行うことができる。このためボトルネックとなっている部品実装装置2の発見を迅速に行うことができる。
なお、部品実装装置2が基板3の搬送方向に複数台並べられて成る部品実装ライン1では、各部品実装装置2の報知ランプ17は図1及び図5(a)に示すような水平姿勢又は図5(b)に示す垂直姿勢とするよりも、図8に示すような水平姿勢と垂直姿勢の間の傾斜姿勢(例えば起仰角度30°)とすることが好ましい。これは、このようにすれば、その部品実装装置2と作業者との間に障害物があったとしても、点灯しているランプを視認し易いからである。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、上述の実施の形態では、部品実装装置2への基板3の搬入と搬出を光センサ21,22により検出するようにしていたが、光センサ21,22は一例に過ぎず、リミットスイッチ等に代えてもよい。
また、上述の実施の形態では、基板搬入センサ21により基板3が部品実装装置2に搬入されたことが検出されたときから基板搬出センサ22により基板3が部品実装装置2から搬出されたことが検出されるまでの間の時間を部品実装装置2が部品搭載工程を実行するのに要する「工程実行時間t」として計測するようにしていたが、これは、部品実装装置2が基板3に対する部品Pの実装動作を実際に始めてからこれが実際に終了するまでの間の時間等としてもよく、このようにすることにより、下流側装置の生産状況に起因して実装済みの基板3を搬出できない時間を工程実行時間から除くことが可能となり、より正確な判定をすることができる。
ボトルネックとなる部品実装装置が発生したこと及びどの部品実装装置がボトルネックとなっているかを作業者に迅速かつ的確に報知することができる部品実装ラインのボトル
ネック報知システムを提供する。
本発明の一実施の形態における部品実装ラインの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系を示すブロック図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるランプユニットの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインのボトルネック報知システムの構成図 本発明の一実施の形態におけるボトルネック報知システムのボトルネック検出部が行うボトルネック報知動作の手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装ラインの側面図
符号の説明
1 部品実装ライン
2 部品実装装置
3 基板
5 基板搬送路
13 制御装置(ランプ点灯手段)
17 報知ランプ
23 時間計測装置
24 ボトルネック検出部(ボトルネック検出手段)

Claims (4)

  1. 部品実装装置が基板の搬送方向に複数台並べられて成り、各部品実装装置が基板搬送路の上流側から送られてきた基板に対して部品搭載工程を実行して下流側に送り出す部品実装ラインのボトルネック報知システムであって、部品実装ラインを構成する各部品実装装置に設けられた報知ランプと、部品実装ラインを構成する各部品実装装置からの情報に基づいて部品実装ラインの中で生産パフォーマンスが最も低下している部品実装装置を検出するボトルネック検出手段と、ボトルネック検出手段により検出された部品実装装置の報知ランプを点灯させるランプ点灯手段とを備えたことを特徴とする部品実装ラインのボトルネック報知システム。
  2. 各部品実装装置が部品搭載工程を実行するのに要する工程実行時間を計測する時間計測装置を備え、ボトルネック検出手段は、各部品実装装置が備える時間計測装置により計測された部品実装装置ごとの工程実行時間を取得するとともに、その取得した部品実装装置ごとの工程実行時間を部品実装装置ごとに設定される基準時間と比較し、工程実行時間が基準時間を所定回数連続して上回り、かつ工程実行時間が基準時間を上回る時間が最も長い部品実装装置を部品実装ラインの中で生産パフォーマンスが最も低下している部品実装装置として検出することを特徴とする請求項1に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システム。
  3. 部品実装装置ごとに設定される基準時間は、その部品実装装置が部品搭載工程を実行する状況を数値シミュレーションして算出される理想の工程実行時間に基づき、この理想の工程実行時間を上回る時間として設定されることを特徴とする請求項2に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システム。
  4. 基準時間は任意の値に可変設定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の部品実装ラインのボトルネック報知システム。
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