JP2009094185A - ノイズフィルタとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きさの異なるコンデンサをケース内の端子に作業性良く確実に接続する。
【解決手段】一対の端子4,5を有するコンデンサ3と、コンデンサを収容するケース2と、ケース内でコンデンサの一方の端子4に接続するバスバー6と、コンデンサの他方の端子5に接続するアースブラケット9と、バスバーに接続する電線接続端子14とを備えるノイズフィルタ1で、大きなコンデンサ3に当接して押し込まれ、且つ小さなコンデンサ3′の外周面に接して位置決めする組立用のホルダ34内の各スイッチピン32に対する挿入用の各孔部33をケース2に設けた。スイッチピン32を突設したホルダ34内にケース2をセットし、ケース内に大きなコンデンサ3をセットした際に、スイッチピン32を押し込んで接点をオンさせ、ケース内に小さなコンデンサ3′をセットした際に、ケース内のスイッチピンでコンデンサ外周面を位置決めさせる。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンデンサをケース内でバスバーやアースブラケットに接続させて構成されるノイズフィルタとその製造方法に関するものである。
図7は、従来のノイズフィルタの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このノイズフィルタ71は、横置きのコンデンサ72と、コンデンサ72の一方の端子73と電線側の端子75とを接続するバスバー76と、コンデンサ72の他方の端子74を接続するアースブラケット77と、コンデンサ72やバスバー76を収容するケース78と、電線79を沿わせる中間の絶縁板(図示せず)と、電線79を挿通させた状態でケース78を封止するカバー(図示せず)とを備えるものである。
コンデンサ72の各端子73,74はバスバー76やアースブラケット77の各端子80,81に圧接接続される。電線側の端子75は電線79の中間の導体部79aに圧着された状態でバスバー76の雌型の端子82に挿入接続される。電線79のノイズがコンデンサ72で吸収され、アースブラケット77で車両ボディにアースされる。ノイズフィルタ71はカバーの係止クランプ(図示せず)で車両ボディに仮固定され、ブラケット77のボルト止めで本固定される。
特開2006−109587号公報(図1)
上記ノイズフィルタ71においては、コンデンサ72とバスバー76やブラケット77との接続を圧接で行っているが、接続強度を高めるために、これらの接続を溶接で行う場合には、コンデンサ72の種類(静電容量の大小)によって溶接条件が異なるので、接続不良を起こし兼ねないという懸念があった。また、圧接等における場合も同様であるが、容量の小さなコンデンサは外形寸法が小さいので、同じケース78を共用して大小何れかのコンデンサを収容接続する場合に、小さなコンデンサの位置決めが難しく、接続作業性が低下するという懸念もあった。
本発明は、上記した点に鑑み、大きさの異なるコンデンサをケース内の端子に作業性良くしかも確実に接続することができるノイズフィルタとその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るノイズフィルタは、一対の端子を有するコンデンサと、該コンデンサを収容するケースと、該ケース内で該コンデンサの一方の端子に接続するバスバーと、該コンデンサの他方の端子に接続するアースブラケットと、該バスバーに接続する電線接続端子とを備えるノイズフィルタであって、大きなコンデンサに当接して押し込まれ、且つ小さなコンデンサの外周面に接して位置決めする組立用のホルダ内の各スイッチピンに対する挿入用の各孔部が該ケースに設けられたことを特徴とする。
上記構成により、組立用のホルダ内にケースをセットすることで、ホルダの各スイッチピンがケースの各孔部からケース内に突出する。ケース内に大きな(静電容量と外形の大きな)コンデンサをセットした場合に、各スイッチピンはコンデンサに押されてケースから引っ込み、コンデンサがケースの内周面で位置決めされて、コンデンサの端子の位置が規定されてバスバーやアースブラケットに位置ずれなく確実に接続される。また、同じ大きさ形状のケース内に小さな(静電容量と外形の小さな)コンデンサをセットした場合に、各スイッチピンは押されずにコンデンサの外周面に沿って位置し、スイッチピンの内面でコンデンサを位置決めし、コンデンサの端子の位置が規定されてバスバーやアースブラケットに位置ずれなく確実に接続される。端子の接続は溶接でも圧接でもよい。
請求項2に係るノイズフィルタは、請求項1記載のノイズフィルタにおいて、前記コンデンサの一対の端子が前記バスバーと前記アースブラケットとに溶接で接続されることを特徴とする。
上記構成により、各コンデンサの端子がバスバーやアースブラケットに強固に接続される。溶接は上下の電極でコンデンサの一方の端子とバスバー及び、他方の端子とアースブラケットとを加圧して行う。下側の電極を挿通させる孔部をケースに設けておく。
請求項3に係るノイズフィルタの製造方法は、請求項1又は2記載のノイズフィルタを製造する方法であって、前記スイッチピンを突設したホルダ内に前記ケースをセットし、該ケース内に前記大きなコンデンサをセットした際に、前記スイッチピンを押し込んで接点をオンさせ、該ケース内に前記小さなコンデンサをセットした際に、該ケース内の該スイッチピンでコンデンサ外周面を位置決めさせ、その状態で前記一対の端子を前記バスバーと前記アースブラケットに接続することを特徴とする。
上記構成により、組立用のホルダ内にケースをセットすることで、ホルダの各スイッチピンがケースの各孔部からケース内に突出し、ケース内に大きなコンデンサをセットした場合に、各スイッチピンがコンデンサで押されてケースから引っ込み、スイッチピンの接点がオンし(請求項3における「オン」とはスイッチ回路の電気を通電又は遮断する行為を言う)、例えば小さなコンデンサではないことを電気的に溶接作業者に報知する。作業者は大きなコンデンサに対応した規定の溶接条件でコンデンサの端子を溶接する(例えばコンデンサの大小によって端子の径が異なる)。大きなコンデンサはケースの内周面で位置決めされて、コンデンサの端子の位置が規定されてバスバーやアースブラケットに位置ずれなく確実に接続される。また、同じ大きさ形状のケース内に小さなコンデンサをセットした場合に、各スイッチピンは押されず、スイッチ接点がオフのままで、例えば小さなコンデンサであることを作業者に報知する。作業者は小さなコンデンサに対応した規定の溶接条件でコンデンサの端子を溶接する。スイッチピンはコンデンサの外周面に沿って位置し、スイッチピンの内面でコンデンサを位置決めし、コンデンサの端子の位置が規定されてバスバーやアースブラケットに位置ずれなく確実に接続される。溶接に代えて圧接を行う場合は、スイッチのオンオフによる報知によって作業者が圧接条件を変更する。
請求項1記載の発明によれば、同じケースを共用して大きなコンデンサと小さなコンデンサをケース内に位置ずれなくセットして、各コンデンサの端子をバスバーやアースブラケットに位置ずれなく確実に接続することができる。このように、小さなコンデンサでもケースの孔部からスイッチピンを突出させることで、作業性良く且つ確実に位置決めすることができ、端子の接続不良を防止して接続の信頼性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、コンデンサの端子とバスバーやアースブラケットを溶接で強固に接続することで、振動等に対する電気的接続の信頼性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、スイッチピンの接点のオンオフ動作で作業者がコンデンサの大小を認識(識別)することができるから、大小のコンデンサに応じた規定の溶接条件や圧接条件で各コンデンサの端子をバスバーやアースブラケットに接続不良なく正確に接続することができる。
図1〜図2は、本発明に係るノイズフィルタの一実施形態を示すものである。
このノイズフィルタ1は、絶縁樹脂製の矩形状のケース2と、ケース2内に収容されるコンデンサ3と、ケース2内でコンデンサ3の一方のリード端子4に溶接接続される導電金属製のバスバー6と、ケース2内に収容されてコンデンサ3の他方のリード端子5に溶接接続される端子部10を有して、ケース2の上部開口13を塞ぐ導電金属製のアースブラケット9と、ケース2内でバスバー6の雌型の端子8に挿入接続される導電金属製の電線接続端子14と、電線接続端子14を覆う絶縁樹脂製のカバー15と、アースブラケット9に固定される絶縁樹脂製の係止クランプ16とで構成されるものである。
ケース2は、図1で前側の狭い収容室18と後側の広い収容室19とを有し、前側の収容室20にバスバー6と、電線接続端子14を収容したカバー15とが収容され、後側の収容室19にコンデンサ3の矩形状の本体部分20が収容され、コンデンサ3の左右一対の端子4,5は、前後の収容室18,19間の隔壁21の垂直な一対のスリット22に挿入されつつ前側の収容室18に収容される。なお、本明細書で前後左右上下の方向は説明の便宜上のものであり、必ずしもノイズフィルタ1の取付方向と一致するものではない。
リード端子4,5は円柱状で下向きにクランク状に屈曲形成され、水平な付け根部分4a,5aと垂直な部分4b,5bと水平な先端部分4c,5cとで成り、各付け根部分4a,5aが隔壁21の各スリット22に挿入され、各先端部分4c,5cが前側の収容室18の底壁23(図3)に沿って配置される。図1では大きな静電容量(大きな外形寸法)のコンデンサ3を用いた場合を示している。
ケース2の前側の収容室18の左右の側壁24に電線挿通用のU字状の切欠開口25が設けられ、隔壁21の左半側に、バスバー6の雌端子8を上方からスライド挿入する左右一対のガイド壁で囲まれた端子収容部26が設けられ、端子収容部26の左側に一方のスリット22が位置している。ケース2の前壁27には、端子カバー15に対する係止孔28が設けられ、ケース2の左右の側壁24には、アースブラケット9に対する可撓性の係止アーム29が設けられている。
図3にケース2の単品状態を示す如く、ケース2の前側の収容室18の底壁23には、コンデンサ3(図1)の左右一対の端子4,5をバスバー6とアースブラケット9(図1)とに溶着させるための下側の電極(図示せず)を挿通させる左右一対の正方形状の小さな孔部30が設けられている。上側の電極(図示せず)はケース2の上部開口13から収容室18内に挿入される。なお、上下の電極を用いた抵抗溶接に代えて、ハンダを溶かす棒を孔部30に下から挿入してハンダ付けで接続させることも可能である。
ケース2の後側の収容室19の底壁31には、図4に示す、大小のコンデンサ3,3′を認識させるためのスイッチ兼位置決め板となる三方向の板状のスイッチピン32を挿通させる長方形状の大きな孔部33が前側と左右とに計三つ設けられている。
図4は、端子4,5の溶接時にケース2を内側に保持しておくための組立用の溶接ホルダ(ホルダ)34を示すものであり、溶接ホルダ34は好ましくは金属材でケース2より一周り大きな矩形箱状に形成され、底壁35に三つのスイッチピン32がばね(図示せず)の上向きの付勢で昇降自在に設けられ、スイッチピン32の下側に接点(図示せず)が配置され、スイッチピン32の下降時に接点がオンし、スイッチピン32の上昇時にスイッチ接点がオフするようになっている。
スイッチ接点は例えば大きな容量のコンデンサ3の使用を表示する第一表示器(図示せず)と小さな容量のコンデンサ3′(図5)の使用を表示する第二表示器(図示せず)とに接続され、作業者に対してスイッチオン時に第一表示器を点灯させ、スイッチオフ時に第二表示器を点灯させるようにしたり、各コンデンサ3,3′に対する規定の溶接条件でなければ溶接スタートできないようにすることが可能である。
接点は一つのスイッチピン32に設けることも可能であるが、三つのスイッチピン32全てに設けることが、大小のコンデンサ3,3′の検知精度を高める上で好ましい。溶接ホルダ34の底壁35には、溶接用の下側の電極(図示せず)を挿通させるための孔部(図示せず)がケース2の孔部30に連通して設けられる。
各スイッチピン32は矩形板状に形成され、内側に垂直な平坦面32aを有し、平坦面32aの上端にガイド傾斜面32bを有して、小さなコンデンサ3′(図5(b))をガイド傾斜面32bから内側の平坦面32aに沿ってスムーズにスライド案内可能である。大きなコンデンサ3(図5(a))を用いた場合は、各スイッチピン32がコンデンサ3の底面で下向きに押されて引っ込み、スイッチがオンすることで、作業者への報知が可能となる。
溶接ホルダ34の前後左右の壁部37で囲まれた収容36室内にケース2を挿入セットすることで、各スイッチピン32がケース2の各孔部33(図3)から上向きに突出する。その状態で、図5(a)の如く、ケース2内に大きなコンデンサ3をセットすることで、スイッチピン32が下降して第一表示器が点灯して、大きなコンデンサ3を用いたことが溶接作業者に報知され、図5(b)の如く、ケース2内に小さなコンデンサ3′をセットすることで、スイッチピン32が上昇したままで第二表示器が点灯して、小さなコンデンサ3′を用いたことが溶接作業者に報知される。
図5(a)において、大きなコンデンサ3はケース2の前後左右の垂直な壁部(周壁)37の内面に沿ってガタ付きなく位置決めされ、図5(b)において、小さなコンデンサ3′はケース2内に突出したスイッチピン32の平坦な内面32aに沿ってガタ付きなく位置決めされ、各コンデンサ3,3′の左右の端子4,5、4′,5′はケース2の垂直な隔壁21(図1)のスリット22に案内されて正確に位置決めされる。
図5(b)の小さなコンデンサ3′の左右の端子4′,5′は、左右外向きにクランク状に屈曲形成されて、大きなコンデンサ3の上下に屈曲した各端子4,5と同じスリット22に上方から挿入されて位置決めされ、バスバー6やアースブラケット9(図1)と溶着接続される。
図5(a)(b)の如く、コンデンサ3,3′の一方(右側)の端子4,4′の上からバスバー6がケース2の前側の収容室18内にセットされ、コンデンサ3,3′の他方(左側)の端子5,5′の上からアースブラケット9(図1)のL字状に屈曲した端子部10がセットされ、その状態で溶接が行われる。
図1の如く、バスバー6は、横長で水平な板部(バスバー本体)7と、板部7の左部後端から上向きに突出した雌端子8とで構成され、板部7には、コンデンサ3の一方の端子4を配置し溶接するための下向きの突部38が膨出形成されると共に、ケース2の底壁23(図3)の位置決め突起39に係合する孔部40が設けられ、板部7の端縁から下向きにケース2の凹部28に係止させるための係止片(係止部)41が突設されている。
アースブラケット9は、水平で幅広な矩形状の板部11と、板部11から後方に同一平面で突出されて固定用の孔部12aを有する舌片部12と、板部11の端縁から垂下された係止枠片(係止部)42と、板部11の前端から垂下されたL字状の端子部10とで構成されている。端子10の水平な先端部10aに、コンデンサ3の端子5の上面に接する下向きの突部が膨出形成されている。端子10はケース2の隔壁21に沿って前側の収容室18に挿入される。係止枠片42はケース2の側壁の係止アーム29の突起に係合する。
板部11には一側端から横長の孔部43が切欠形成され、図2の如く孔部43の側部開口43aから係止クランプ16の水平な基板部44(図1)が板部11の下面に沿って挿着され、孔部11から上向きにクランプ16の支柱45と前後一対の爪部46とで成る本体部16が突出する。クランプ16の基板部44はコンデンサ3の上面とブラケット9の下面との間に挟持固定される。
電線接続端子14は、上側の水平な基板部47と、基板部47の後端から垂下され、バスバー6の雌端子8に上から挿入接続される雄タブ部(電気接触部)48と、基板部47の前端から垂下された端子カバー係止片(係止部)49と、基板部47から右側に延長形成された電線接続部50とを備え、電線接続部50は、電線17の導体部(芯線)17aに対する一対の圧着片50aと、電線17の絶縁被覆17bに対する一対の圧着片50bとを有する。基板部47の下側に電線押圧用のばね片51が設けられているが、これは省略可能である。
端子カバー15は端子14を上方から覆う長方形の箱状のもので、左右端に電線挿通開口52を有している。図2の如く端子カバー15は端子14付きの電線17と共にケース2の前側の収容室18に挿着される。電線17は長手方向中間部を皮剥きして導体部17aを露出した状態で端子14に圧着接続される。
図2のノイズフィルタ1の完成状態で、係止クランプ16が車両ボディ等の孔部(図示せず)に挿入係止されてノイズフィルタ1が仮固定され、アースブラケット9の孔部12aにボルト(図示せず)を挿入して車両ボディに締付結合することで、ノイズフィルタ1が本固定される。
電線17に電線接続端子14が接続され、電線接続端子14がバスバー6に接続され、バスバー6がコンデンサ3の一方の端子4に接続され、コンデンサ3の他方の端子5がアースブラケット9に接続され、アースブラケット9が車両ボディにアース接続される。
図6(a)(b)は、上記係止クランプ16(図2)に代えてアースブラケット9′に一体にクランプ部53を設けた実施形態を示すものである。図6(a)では電線17(図2)の図示を省略している。図1と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このアースブラケット9′は、前端から矩形状に切欠された部分54を有する水平な板部11′と、切欠部分54の後端から立ち上げられた略逆U字ないしV字状のクランプ部53と、板部11′から後方に同一平面で突出されて固定用の孔部12aを有する舌片部12と、板部11′の端縁から垂下された係止枠片(係止部)42と、板部11′の前端から垂下されたL字状の端子部10とで構成されている。
クランプ部53は、板部11′から立ち上げられたほぼ垂直な支持片53aと、支持片53aの上端から斜め下向きに折り返された弾性の爪片53bとで構成されている。切欠部54はクランプ部を切り起こし形成したことで生じる空間である。
図6(a)の状態で、アースブラケット9′のクランプ部53が車両ボディの孔部(図示せず)に挿入係止され、その状態でアースブラケット9′の孔部12aがボルトで車両ボディに締付固定されつつアース接続される。
図1の係止クランプ16が不要であるので、部品コストが削減され、クランプ部53がアースブラケット9′と一体であるので、係止クランプ16の脱落の懸念がなくなり、クランプ部53は金属製で樹脂製の係止クランプ16に較べて高い剛性を有するから、アースブラケット9′をボルト締めする際の締付方向の回動が防止されて(回り止めの強度アップがなされて)、車両ボディ等の取付側へのノイズフィルタ1′(図6)の固定作業性が高まる。
なお、上記実施形態においては、コンデンサ3の端子4,5を溶接でバスバー6やアースブラケット9に接続したが、例えば、ホルダ34内にケース2を挿入セットし、ケース内にコンデンサ3をセットした状態で、従来例(図7)と同様に圧接でコンデンサ3の端子4,5をバスバー6やアースブラケット9の各圧接端子(図示せず)に接続させることも可能である。この場合でも、大きなコンデンサ3はケース2の内壁面で位置決めされ、小さなコンデンサ3′はホルダ34内の各スイッチピン32で囲まれて位置決めされるから、各端子4,5、4′,5′の圧接が位置ずれなく確実に行われる。
また、上記した構成は、コンデンサとその製造方法以外に、コンデンサの組立構造や組立方法、コンデンサの端子接続構造や端子接続方法等としても有効なものである。
本発明に係るノイズフィルタの一実施形態を示す分解斜視図である。 同じくノイズフィルタを示す組立完成状態の斜視図である。 ノイズフィルタのケースの一形態を示す斜視図である。 ケースを収容してコンデンサを溶接接続するための溶接ホルダの一形態を示す斜視図である。 (a)は溶接ホルダで大きなコンデンサを溶接する形態を示す斜視図、(b)は同じく小さなコンデンサを溶接する形態を示す斜視図である。 (a)はアースブラケットにクランプ部を一体に設けた形態のノイズフィルタを示す斜視図、(b)は同じくアースブラケットを示す斜視図である。 従来のノイズフィルタの一形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ノイズフィルタ
2 ケース
3,3′ コンデンサ
4,5、4′,5′ 端子
6 バスバー
9 アースブラケット
14 電線接続端子
32 スイッチピン
33 孔部
34 溶接ホルダ(ホルダ)

Claims (3)

  1. 一対の端子を有するコンデンサと、該コンデンサを収容するケースと、該ケース内で該コンデンサの一方の端子に接続するバスバーと、該コンデンサの他方の端子に接続するアースブラケットと、該バスバーに接続する電線接続端子とを備えるノイズフィルタであって、大きなコンデンサに当接して押し込まれ、且つ小さなコンデンサの外周面に接して位置決めする組立用のホルダ内の各スイッチピンに対する挿入用の各孔部が該ケースに設けられたことを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 前記コンデンサの一対の端子が前記バスバーと前記アースブラケットとに溶接で接続されることを特徴とする請求項1記載のノイズフィルタ。
  3. 請求項1又は2記載のノイズフィルタを製造する方法であって、前記スイッチピンを突設したホルダ内に前記ケースをセットし、該ケース内に前記大きなコンデンサをセットした際に、前記スイッチピンを押し込んで接点をオンさせ、該ケース内に前記小さなコンデンサをセットした際に、該ケース内の該スイッチピンでコンデンサ外周面を位置決めさせ、その状態で前記一対の端子を前記バスバーと前記アースブラケットに接続することを特徴とするノイズフィルタの製造方法。
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