JP2009093220A - 電子会議システム用管理サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents

電子会議システム用管理サーバおよびコンピュータプログラム Download PDF

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禅太郎 大橋
Shinichiro Nakamura
慎市郎 中村
Nagare Nagasawa
流 長澤
Hiromasa Miyakoshi
広政 宮越
Norihiro Kubota
記祥 久保田
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Abstract

【課題】 議題を絞って議論を集中でき、且つ問題点の優先順位を厳格にして運用可能であり、しかも会議における有用な意見や提案を埋もれさせない、という運用が可能な電子会議システム用管理サーバを提供する。
【解決手段】 端末装置20の入力手段が入力した発言情報を受信し、一時的に管理サーバ10に保留する。端末装置30による保留解除信号を受信すると、その受信した発言情報を電子会議に参加している全ての端末装置20に送信する。また、投票機能が発言情報に基づいて問題点を抽出し、その問題点から会議の議題にするかを投票によって決定する。決定した議題について会議が終了したら、コミットメント生成機能を用いてコミットメントを作成する。さらには、本日の会議によって各自の目標設定が達成されたか否かを各自で確認可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子会議システム用の管理サーバ及びコンピュータプログラムに関し、特に、電子会議の有効性の向上に配慮した情報処理の技術に関する。
従来、電子会議の参加者は、同一の場所に集合し、思考時間を時計等で計測しながら発言内容を紙に記載し、発言と同時にホワイトボードなどに進行状況に応じて発言用紙を貼り付ける。その後、発言用紙を参加者達によってマージ、グループ化または取捨していくことで今後の行動を決定してきた。そして、発言用紙をパソコンでタイピングして電子文書化し、電子会議の成果としてのコミットメントを作成し、参加者に配布していた。
ここで、電子会議に関する先行技術として、特開2004−94834を抽出した。
この技術は、会議参加者が使用する各情報処理装置での同期処理を不要とすることができ、かつ、各情報処理装置から発散的に生成/提供される情報の関係をその場で整理することができる。このため、効率的な情報収集や情報把握を行うことができる電子会議システムの技術について開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−94834号公報
一方、通常の会議(以後、リアル会議と表記する)において、最も問題となることは、『本来提案されるべく意見』が提案されないことである。では、なぜ提案されないのだろうか。この原因としては、次のようなことが考えられる。
まず、人間的な感情が会議に影響を与えるため、合理的な会議運営の妨げになることにある。
これは例えば、そのリアル会議(例えば部内会議)における出席者の中で地位の高い人間(例えば部長)が提案した議題や意見などは、非常に通りやすい(または落とされにくい)ことにある。
これは、一般社員側の立場や気持ちになれば明白であるが、『部長の意見であれば反論できない。』、『部長の提案した議題ならば議論する価値があるはず。』といった雰囲気が会議出席者の中に生まれてしまう。その結果、本来議論しなければならない箇所とは離れた『人間的な感情の部分』に影響されてしまうことが多いからである。そして、反射的に、一般社員から提案される可能性があった有益な意見などは、埋もれてしまう。有益な意見が埋もれてしまうことは、結果的には当該会議が開催された組織の損失につながってしまうことにもなる。
また、リアル会議においては、会議で議論する問題点が分散しやすい上、複数ある問題点を解決するための優先順位も付けにくい。これは、意見交換ルールの煩雑さなども影響している。
なお、前述した特許文献および現状知られている電子会議の技術においても本課題を解決するための有効な手段は記載されていない。
したがって、議題を絞って議論を集中でき、且つ問題点の優先順位を厳格にして運用可能であり、しかも会議における有用な意見や提案を埋もれさせない、という運用が可能な会議運営システムの登場が望まれていた。
請求項1から請求項9記載の目的は、議題を絞って議論を集中でき、且つ問題点の優先順位を厳格にして運用可能であり、しかも会議における有用な意見や提案を埋もれさせない、という運用が可能な電子会議システム用管理サーバを提供することにある。
請求項10から請求項18記載の目的は、議題を絞って議論を集中でき、且つ問題点の優先順位を厳格にして運用可能であり、しかも会議における有用な意見や提案を埋もれさせない、という運用が可能なコンピュータプログラムを提供することにある。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、電子会議に参加する複数の端末装置からネットワーク接続されるとともに、各端末装置に対して電子会議に係る情報を表示可能とした管理サーバを提供する。
すなわち、前記端末装置の入力手段から入力された議題に関する状況の確認データや問題の解決案などの発言情報を受信する発言情報受信手段と、その発言情報受信手段が受信した発言情報を、参加者に係る端末装置には一時的に表示せずに一旦集積する発言情報集積手段と、電子会議の進行役である議長の判断により当該議長に係る議長側端末装置の入力手段が、集積した発言情報の公開許可信号を送信した場合に、前記発言情報を電子会議に参加している全ての端末装置に対して送信する発言情報送信手段と、前記各端末装置の入力手段が入力した複数の問題点を受信するとともに、それら問題点から、いずれの問題点を議題とするかを決定するための投票受付手段と、前記発言情報に基づいて、議長側端末装置および参加者側端末装置に対して、コミットメント作成用の入力欄を表示させるとともに、前記議長側端末装置または参加者側端末装置がそのコミットメント作成用の入力欄にコミットメントを入力し、コミットメントを依頼する相手に前記入力したコミットメントを送信するコミットメント生成手段と、を備えた電子会議システム用管理サーバに係る。
(用語説明)
「発言情報」とは、電子会議に参加する参加者または議長が発表した、議題、問題点、問題点に対する解決案などの発言内容のことである。この発言情報は、例えば、一発言を一ブロックとしてディスプレイに表示され、参加者の氏名や日時情報とともに記憶手段や情報データベースなどに記録される。
「発言情報集積手段」とは、電子会議の参加者が、他の参加者の意見や発言を閲覧することなく、電子会議を進行するために設けられた機能である。この機能によれば、各参加者は他の参加者の意見に左右されず、また閲覧することができないので、自力で会議の議題について考える時間を半強制的にもってもらうことになる。このため、電子会議に対する参加意欲や真剣度などが向上し、より積極的な意見交換の促進に期待できる。なお、ここで集積された発言情報は一時的な集積であり、会議の進行役である議長の判断に応じて参加者に公開することができる。
「入力手段」とは、端末装置に設けられたキーボード、マウス及び音声入力に使用するマイクなどのことである。
「表示手段」とは、端末装置に接続されたディスプレイのことである。
「コミットメント」とは、電子会議で決められた約束事及び議事録のことである。なお、コミットメント生成機能は、記憶手段や情報データベースなどに記憶されるとともに、このコミットメント生成機能によって生成された約束事をデジタルデータとして会議参加者に配布する機能である。
(作用)
管理サーバは、発言情報受信手段が各端末装置(参加者側端末装置であれば参加者)の入力手段が入力した状況の確認データ及び問題の解決案などの発言情報を受信する。
その発言情報を受信した管理サーバは、発言情報集積手段が参加者側端末装置には発言情報を表示しないでおく。ここで、議長の操作によって議長側端末装置から公開許可信号を受信した場合には、全ての端末装置に対して発言情報を送信して内容を公開する。
また、投票受付手段が参加者の操作によって参加者側端末装置から投票された票をもとに、どの問題を会議の議題とするかを決定する。
管理サーバは、記憶手段に記憶された発言情報に基づいて、議長側端末装置および参加者側端末装置に対して、コミットメント作成用の入力欄を表示させる。議長側端末装置は議長の操作により、また参加者側端末装置は参加者の操作により表示されたコミットメント作成用の入力欄にコミットメントを入力することで、参加者に対するコミットメントが生成される。
すなわち、投票受付手段が電子会議に参加している参加者達の間で、どの議題で会議を行うか手順をおって取り決めることができるので、議題を絞って議論を集中することができる。
また、電子会議というのは、無駄な会話を行うようなことがなく、ある意味『無機質』に進行していくものである。本発明では、予め会議の手順が決まっているので、その手順に沿って進行していくだけで、議論する問題点の分散を防止している。これにより、会議の進行手順や優先順位の厳格化に寄与する。
さらに、電子会議はリアル会議とは異なり、会議の参加者同士が顔をあわせなくても良い。また参加者の中に自分よりも地位が上の人や自分の上司が出席していても、本発明のような構成とすることで、提出された意見において『人間的な感情』や『事実』を識別することができ、会議のスムーズな進行に寄与する。結果として『本来提案されるべく有益な意見』の提案が容易になる。
また、電子会議によるコミットメントを参加者の中で担当者を決め、議事録を作成して参加者に配布する手間などの処理を記憶手段に記憶したデータから生成できる。このため、電子会議後に必要な処理を会議中に実施することができるので利便性に優れたシステムとなっている。
なお、ネットワークとは、イントラネットまたはインターネットのことである。ネットワークの形態としては、社内LAN型とインターネット型がある。社内LAN型は、管理サーバと社内の端末装置や事業所単位の端末装置などがそれぞれ接続して電子会議を行う。一方、インターネット型は、管理サーバと各端末装置がインターネット回線を通じて電子会議を行う形態である。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記電子会議に参加する参加者から送信された会議の目的を受信するとともに、その電子会議の目的を各端末装置に送信して表示する会議目的送信手段を備えたことを特徴とする。
(作用)
電子会議を開始する前に、個々の参加者が目的設定の入力を行う。管理サーバは、会議目的送信手段が各参加者側端末装置から送信された会議の目的を受信する。
すなわち、『本日の会議の目的』という名目などで電子会議の目的を事前に設定しておくことで、目的意識を明確にした状態で会議に臨むことが可能となる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記投票受付手段は、複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であるか否かを判別する投票数判別手段と、その投票数判別手段が複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であると判別した場合に、前記各端末装置に再投票を促す旨を送信する再投票指示送信手段と、を備えたことを特徴とする。
(作用)
本発明は、電子会議の参加者によって議題として挙げられた複数の問題点の中から、一つの問題点を議題として決定するための処理である。
すなわち、参加者が複数の問題点の中から投票数分(例えば3票)の問題点を選択して投票する。管理サーバの投票数判別手段が、参加者によって投票された問題点に対し、各参加者の投票により投票数が同一票数であるか否かを判別する。同一票数であると判別されると、一つの問題点を抽出するために再投票を行うための処理を実行する。このようにすれば多数決方式で解決する問題点を決めることができるので、合理的な取り決めを行うことが可能となる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記再投票指示送信手段は、再投票に必要な複数の問題が含まれるとともに、投票可能な有効投票数が前記各端末装置ごとに設定されていることを特徴とする。
(作用)
管理サーバは、最初の投票において同一票数となった問題が二つの場合には、その二つの問題を各参加者に再度送信する。また、三つの場合には、その三つの問題を各参加者に再度送信する。
そして、再投票指示送信手段が、各参加者が投票可能な票数を設定する。ここで設定される票数としては、一票や二票など任意に決定してもよい。なお、投票可能な票数の設定としては、参加者から提出された数量(意見の数)に基づいて、投票可能な票数を算出する、というアルゴリズムを用いることもできる。再々投票などを行う時間がない場合や、会議の遅延防止のためには、設定票数を一票に設定すればよい。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記問題点に対しての解決案として提案された解決案データを前記端末装置から受信する解決案データ受信手段と、その解決案データとは異なる追加解決案の提案を前記端末装置に対して指示するための追加解決案入力指示手段を備えたことを特徴とする。
(作用)
参加者の操作によって参加者側端末装置から送信した問題点に対する解決案データを管理サーバが受信する。
管理サーバは、その解決案データを受信すると、その解決案データとは異なる追加解決案データの送信を指示する。
ここで、『解決案データ』とは、常識的なレベルの解決案のことである。
『追加解決案』とは、常識には囚われないレベルの解決案(くだらないアイディア)のことである。
例えば、問題点が『人材不足』であるとする。すると通常の解決案であれば、『人材派遣会社へ登録する』などの至極もっともであるが、誰もが考えるであろう解決案が返ってくることが多い。
これに対し、『追加解決案』はくだらないアイデアで良い、という指示をするので、『人材不足』という問題点に対し、『人材募集とプリントされたTシャツを着てカフェに行く』というような、非常識的な発想を求めることとなる。
このため、既成概念に囚われないレベルの解決案を集めることで、課題に対する解決案を広く集める効果に期待できる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記発言情報受信手段は、前記複数の端末装置において少なくとも一つの発言情報が送信されているか否かを判別する発言情報到達判別手段を含み、その発言情報到達判別手段の判別結果から、一つの発言情報も送信していないと判別された端末装置に対しては、発言情報の送信を促す発言情報送信依頼手段と、を備えたことを特徴とする。
(作用)
管理サーバの発言情報到達判別手段が、電子会議に参加している全ての参加者側端末装置の発言情報の送信状況をチェックする。
発言情報到達判別手段によって全ての参加者側端末装置のうち、どれか一つでも発言情報を送信していないことを認識すると、発言情報送信依頼手段がその該当する参加者側端末装置に対して何か発言をするように依頼するため発言情報の依頼送信処理を行う。
電子会議が進行する上で、各参加者は問題点や意見などを各自端末装置から送信する。この際、参加者によっては自分の意見を発言(送信)しない場合がある。本発明はこのような場合に対応したものであり、発言情報到達判別手段によって発言をしている参加者と発言をしていない参加者とを判別し、発言をしていない参加者の端末装置に対しては発言情報を送信しないと会議の進行ができないように処理している。
この処理としては、例えば、発言情報を送信することで初めて「意見提出の完了報告ボタン」が送信できるようにしておき、この「意見提出の完了報告ボタン」を押さないと会議が進行できないようにする、などが考えられる。このようにすれば、電子会議の参加者全員が積極的な意見交換を行う会議を開催することに期待できる。
ただし、この機能を絶対的な会議進行の条件として設定すると、万が一発言ができなくなった場合の支障となるおそれがある。このため、オプションとして別途設定可能なようにすることができる。すなわち、仮に電子会議で発言しない人がいたとしても、システム上では会議進行が可能となっている。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記コミットメント生成手段は、問題点に対して提示された解決案に関連する業務を担当している参加者が作成可能なように、その参加者に係る端末装置にコミットメントの作成依頼情報を送信するコミットメント作成依頼情報送信手段を備えたことを特徴とする。
(用語説明)
「コミットメントの依頼」とは、電子会議に参加している参加者のみに依頼することができる。このコミットメントの依頼時には、『コミットメントの内容』および『コミットメントの期限』を依頼時に明確に記載することとしている。
(作用)
管理サーバは、コミットメント生成手段が電子会議で提示された問題点に対し、各参加者が他案の解決策を閲覧することなく自らの解決案を提案する。そして、それら複数の解決案に関連する部署の参加者によって解決する解決案を担当する。
つまり、それぞれの解決案は、コミットメント作成依頼情報送信手段がその解決案に関連する業務を担当している参加者が作成可能なように、その参加者に係る端末装置に作成依頼情報を送信する。
これにより各参加者は、電子会議の会議中においてコミットメントの生成からコミットメントの依頼までが可能となるので、通常の会議のように会議後にコミットメントを作成するという手間が不要となる。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記質問用フォーマットに変換された問題点を解決するための状況の確認データを端末装置から受信する状況の確認データ受信手段と、その受信した状況の確認データが事実・感情・意見のいずれであるかを判別する状況確認判別手段と、その状況確認判別手段によって意見であると判別された場合には、事実または感情に修正するかを問う修正入力確認手段を備えたことを特徴とする。
(作用)
管理サーバは、状況の確認データ受信手段が、端末装置から質問用フォーマットに変換された問題を解決するための状況の確認データを受信する。そして、状況確認判別手段が質問用フォーマットに変換された状況の確認が参加者の事実・感情・意見のいずれであるかを判別する。ここで、意見であると判別されると、事実または感情に修正するかを修正入力確認手段が問う。修正入力確認手段とは、例えば、修正ダイアログなどを表示することである。
すなわち、参加者が、問題を踏まえて入力した現状の確認が、『感情・意見』であれば主観的な意見であること、また『客観的事実』であれば客観的な意見であることを
他の参加者も含めて把握することができる。
(請求項9)
請求項9記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバを限定したものである。
すなわち、前記会議の目的が達成したか否かを確認するための確認情報を送信する達成状況確認送信手段を備えたことを特徴とする。
(作用)
管理サーバは、達成状況確認送信手段が本日の会議の目的が達成したか否かを確認するための確認情報を各参加者側端末装置に送信する。各参加者が会議開始時に設定した自らの『本日の目的』が達成できたか否かを選択して記録して残しておくことで、当該会議の成果確認が可能となる。また、今後の会議の参考ログとしても利用可能となる。なお、送信するタイミングとしては、電子会議の最終段階でとなる。
(請求項10)
請求項10記載の発明は、電子会議に参加する複数の端末装置からネットワーク接続されるとともに、各端末装置に対して電子会議に係る情報を表示可能としたコンピュータプログラムに係る。
そのコンピュータプログラムは、前記端末装置の入力手段から入力された議題に関する状況の確認データや問題の解決案などの発言情報を受信する発言情報受信手順と、
その発言情報受信手順が受信した発言情報を、参加者に係る端末装置には一時的に表示せずに一旦集積する発言情報集積手順と、
電子会議の進行役である議長の判断により当該議長に係る議長側端末装置の入力手段が、集積した発言情報の公開許可信号を送信した場合に、前記発言情報を電子会議に参加している全ての端末装置に対して送信する発言情報送信手順と、
前記各端末装置の入力手段が入力した複数の問題点を受信するとともに、それら問題点から、いずれの問題点を議題とするかを決定するための投票受付手順と、
前記発言情報に基づいて、電子会議に係るコミットメントを生成するコミットメント生成手順と、
をコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラムである。
(請求項11)
請求項11記載の発明は、請求項10に記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、電子会議に参加する参加者から送信された会議の目的を受信するとともに、その電子会議の目的を各端末装置に送信して表示する会議目的送信手順を備えたことを特徴とする。
(請求項12)
請求項12記載の発明は、請求項10または請求項11のいずれかに記載のンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記投票受付手順は、複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であるか否かを判別する投票数判別手順と、その投票数判別手順が複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であると判別した場合に、前記各端末装置に再投票を促す旨を送信する再投票指示送信手順と、を備えたことを特徴とする。
(請求項13)
請求項13記載の発明は、請求項12に記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記再投票指示送信手順は、再投票に必要な複数の問題が含まれるとともに、投票可能な有効投票数が前記各端末装置ごとに設定されていることを特徴とする。
(請求項14)
請求項14記載の発明は、請求項10から請求項13のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記端末装置の入力手段が入力した問題点を受信するとともに、その入力された問題点を予め定められた質問用フォーマットに変換し、その質問用フォーマットを用いることで前記端末装置が質問用文書として作成可能な質問用フォーマット送信手順を備えたことを特徴とする。
(請求項15)
請求項15記載の発明は、請求項10から請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
前記発言情報受信手順は、前記端末装置から少なくとも一つの発言情報が送信されているか否かを判別する発言情報到達判別手順を含み、その発言情報到達判別手順の判別結果から、一つの発言情報も送信していないと判別された端末装置に対しては、発言情報の送信を促す発言情報送信依頼手順と、を備えたことを特徴とする。
(請求項16)
請求項16記載の発明は、請求項10から請求項15のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記コミットメント生成手順は、問題点に対して提示された解決案に関連する業務を担当している参加者が作成可能なように、その参加者に係る端末装置にコミットメントの作成依頼情報を送信するコミットメント作成依頼情報送信手順を備えたことを特徴とする。
(請求項17)
請求項17記載の発明は、請求項10から請求項16のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記質問用フォーマットに変換された問題点を解決するための状況の確認データを端末装置から受信する状況の確認データ受信手順と、その受信した状況の確認データが事実・感情・意見のいずれであるかを判別する状況確認判別手順と、その状況確認判別手順によって意見であると判別された場合には、事実または感情に修正するかを問う修正入力確認手順を備えたことを特徴とする。
(請求項18)
請求項18記載の発明は、請求項10から請求項17のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記会議の目的が達成したか否かを確認するための達成状況確認送信手順を備えたことを特徴とする。
請求項10から請求項18に記載のコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、MO(光磁気ディスク)、DVD−R、フラッシュメモリなどである。また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末装置へ伝送することも可能である。
請求項1から請求項9に記載の発明によれば、議題を絞って議論を集中でき、且つ問題点の優先順位を厳格にして運用可能であり、しかも会議における有用な意見や提案を埋もれさせない、という運用が可能な電子会議システム用管理サーバを提供することができた。
請求項10から請求項18記載の発明によれば、議題を絞って議論を集中でき、且つ問題点の優先順位を厳格にして運用可能であり、しかも会議における有用な意見や提案を埋もれさせない、という運用が可能なコンピュータプログラムを提供することができた。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。ここで使用する図面は、図1から図79である。
図1は、電子会議システムの全体構成を示した概略図であり、図2は、管理サーバのハードウェア構成を示したブロック図であり、図3は、端末装置のハードウェア構成を示したブロック図であり、図4から図6は、端末装置のGUIを示した概略図であり、図7から図26は、ユーザ登録から目的の確認までの処理を示した図であり、図27から図38は、問題抽出の処理等示した図であり、図39から図46は、抽出された問題点を決定するための投票および再投票の処理を示した図であり、図47から図54は、電子会議で議論する問題に対しての状況確認処理を示した図であり、図55から図63は、会議で議論する問題に対しての解決策の提示処理を示した図であり、図64から図73は、会議で決定したコミットメントの作成処理を示した図であり、図74から図79は、本日の達成の作成処理を示した図である。
(全体構成)
図1に示す電子会議システムは、電子会議に参加した複数の参加者側端末装置(端末装置)20と、その参加者側端末装置20の中から会議の進行役として選出された議長側端末装置(端末装置)30と、これら各端末装置20,30に対してデータ送受信やデータ管理等を行う機能を備えた管理サーバ10とがインターネットを介して相互に接続されている。
また、各参加者による発言内容が共有情報として各端末装置20,30のディスプレイ(表示手段)に表示され、その発言内容は必要に応じて情報データベース50に記録される。そして、参加者それぞれが意見交換や投票などを行うことによって、会議の成果であるコミットメントを作成し、その成果物である議事録を生成していくシステムである。
(管理サーバ)
図2は、管理サーバ10のハードウェア構成を示したブロック図である。
管理サーバ10は、アプリケーションサーバとして機能し、当該管理サーバ10の全体の制御を行うとともに、各種演算処理を行うCPU11、各種データを書き込む際に、それらのデータを一時的に展開するRAM12、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトおよび各種データが記憶される記憶部13、マウスやキーボード等の入力部14、ディスプレイなどの表示部15、インターネットやイントラネットなどの電気通信回線に接続可能な通信部16、各種データをプリンタ等に出力可能な出力部17および各種データの入出力部である入出力ポート18を備えて構成されている。記憶部13には、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30で表示する画面にリンクされたファイル、画像イメージ、ムービー、音声、文章などが記録されている。また、管理サーバ10の第二記憶装置として情報データベース50を備えており、管理サーバ10と相互にデータの送受信を可能としている。
情報データベース50には、参加者の氏名等の参加者情報のほか、参加者に係る端末装置から入力された発言情報を記憶する。
なお、情報データベース50は、管理サーバ10に内蔵されているが、外部記録装置として物理的に離れた場所に設置することも可能である。
(管理サーバの機能)
管理サーバ10は、参加者側端末装置20および議長側端末装置30の入力手段が入力した状況の確認データ及び問題の解決案などの発言情報を受信する発言情報受信手段と、その発言情報受信手段が受信した発言情報を、参加者側端末装置20には一時的に表示せずに一旦集積する発言情報集積手段と、電子会議の進行役である議長の判断により当該議長に係る議長側端末装置30の入力手段14が、集積した発言情報の公開許可信号を送信した場合に、発言情報を電子会議に参加している全ての端末装置20、30に対して送信する発言情報送信手段と、各端末装置20、30の入力手段が入力した複数の問題点を受信するとともに、それら問題点から、いずれの問題点を議題とするかを決定するための投票受付手段と、発言情報に基づいて、電子会議に係るコミットメントを生成するコミットメント生成手段と、を少なくとも備えている。
ここで「発言情報」とは、電子会議に参加する参加者及び議長が送信した、本日の目的、状況の確認データおよび問題の解決案などの発言内容のことである。この発言情報は、ディスプレイに表示され、参加者の氏名や日時情報とともに記憶部13や情報データベース50に記録される。
「発言情報集積手段」とは、電子会議の参加者が、他の参加者の意見や発言を閲覧することなく、電子会議を進行するために設けられた機能である。この機能によれば、他の参加者の意見を閲覧できないので各参加者は他の参加者の意見に左右されず、自力で会議の議題について考える時間を半強制的に与えられることになる。このため、電子会議に対する参加意欲や真剣度などが向上し、より積極的な意見交換の促進に期待できる。なお、ここで集積された発言情報は一時的なものであり、会議の進行役である議長の判断に応じて参加者に公開することができる。
「入力手段」とは、端末装置に設けられたキーボードやマウス、音声入力に使用するマイクなどのことである。
(会議目的設定機能)
管理サーバ10は、会議目的設定機能を備えている。
会議目的設定機能とは、電子会議を開始する前に、個々の参加者が目的設定の入力を行うものである。すなわち、『本日の会議の目的』という名目などで電子会議の目的を事前に設定しておくことで、目的意識を明確化した状態で会議に臨むことが可能となる。このようにすれば、緊張感の持続やアイデア抽出の向上に寄与するからである。
(会議終了時間設定機能)
管理サーバ10は、会議終了時間設定機能を備えている。
会議終了時間設定機能とは、図10に示すように、会議の終了目標時間を設定することが可能な機能である。
例えば、会議終了時間を『90分』と設定した場合、会議開始時間が『14:00』であれば会議終了時間は『15:30』にセットされる。
そして、『15:30』までの時間をカウントダウンによって表示する。電子会議の残り時間については、図14などに示す『◆進捗』の右に『残り51分』などと表示される。会議終了時間設定機能を設けることにより、会議の残り時間を視覚的に意識することになり、緩慢な会議となることの防止や時間に対しての意識向上に寄与する。
(発言情報確認機能)
管理サーバ10は、発言情報確認機能を備えている。
電子会議が進行する上で、各参加者は問題点や意見などを端末装置から送信するが、この際、参加者によって自分の意見を発言(送信)しない場合がある。発言情報確認機能とはこれをチェックするための機能である。
発言情報確認機能では、発言情報到達判別手段によって全ての参加者の中から発言をしていない参加者を判別し、その端末装置に対しては発言情報を送信しないと会議の進行が行われないように設定される。
つまり、電子会議に参加する全ての参加者が発言情報を送信することで初めて「意見提出の完了報告ボタン」が送信できる仕様となっている。このため、参加者全員によって積極的な意見交換を行う会議が期待できる。
(意見報告積算機能)
管理サーバ10は、意見報告積算機能を備えている。
意見報告積算機能とは、参加者が意見を記載するために要した積算時間のことであり、図24に示すように、各参加者名の右側に表示されている。
また、この『意見報告積算機能』は、各参加者がクリックした順にソートされるようになっている。このため、どの参加者が終わっていないか、どの参加者が会議の効率を下げているのか、どのような順序で記載が完了しているのか、などが把握できるようになる。
意見報告積算機能を搭載することにより、意見の提出が最後の数人になると一定のプレッシャーが掛かるため、会議が緩慢な状態となることを防止する。
(個別メッセージング機能)
管理サーバ10は、個別メッセージング機能を備えている。
個別メッセージング機能とは、個別の参加者に対してシークレットによるメッセージ送信が可能な機能である。
図15などに示すように、議長側端末装置の画面には、「参加者名」「×」「話す」というボタンがあり、このうち、「話す」ボタンをクリックすると、該当する参加者に対して個別メッセージを送ることが可能となる。個別メッセージを送信する機会としては、以下のような場合が考えられる。
・深刻に考えすぎてアイデアがでにくい場合、(アイデアが出やすくなるようにアドバイスをする)。
・会議全体の雰囲気が悪くなっている場合(「何かジョークを言って下さい」など指示をして場を和ませる)。
すなわち、他の参加者には気づかれないように特定の参加者のみにメッセージを送信するための機能である。
(質問用フォーマット送信機能)
管理サーバ10は、質問用フォーマット送信機能を備えている。
この質問用フォーマット送信機能は、参加者側端末装置20の入力手段が入力した問題点を受信するとともに、その入力された問題点を予め定められた質問用フォーマットに変換し、その質問用フォーマットを用いることで参加者側端末装置20が質問用文書を作成可能とした機能である。
例えば、参加者が抱えている問題の一例に、[帰社後の事務処理に多くの時間が掛かってしまっているが、どうしたら良いか?]という問題があるとする。
この場合、事務処理における長時間業務が問題視されていることが背景にあるので次にように変換することができる。
『どのようにすれば帰社後の事務処理時間を短縮できるか?』
また、事務処理における効率が問題視されている場合であれば、
『どのようにすれば帰社後の事務処理効率を上げられるか?』というように変換される。
すなわち、電子会議の参加者が問題点を入力する場合、通常であると、「帰社後の事務処理に時間が掛かり大変である」というような形式で入力されることが多い。これを質問用フォーマットとして送信すると、「どのようにすれば、帰社後の事務処理時間を効率化できるか?」などに変換することが容易になる。すなわち、予め、質問用フォーマットに変換できるような形式を送信すれば、参加者は問題提起に対しての解決案の記入が容易になる。
(投票機能)
管理サーバ10は、投票機能を備えている。
この投票機能は、電子会議の参加者のそれぞれが問題提起した問題点の中で、どの問題点を会議の議題としていくかを各参加者によって投票し、その投票数に応じて議題を決定していく、いわゆる多数決方式の機能となっている。参加者一人当たりの投票可能票数は、議長が任意に決定することができる。
また、この投票機能には、投票された票数が同じだった場合に、再投票する再投票機能を備えている。例えば、最も多く投票された『議題』がそれぞれ4票づつ投票されてしまい同点だったとする。この場合、再投票機能として、同票数となった『議題』のうち、どちらかに再度1票投票することで『議題』を決めるようにしている。
ただし、投票可能な票数の設定としては、参加者から提出された数量(意見の数)に基づいて、投票可能な票数を算出する、というアルゴリズムを用いることもできる。
管理サーバ10が投票機能を備えたことで、参加者全員で多くの問題点を抽出し、その問題点の中から最も解決すべき問題を全員で決定し、その後の問題解決策の提示までの一連の流れをスムーズに行うことができるので、合理的な会議進行に寄与する。
(コミットメント作成機能)
管理サーバ10は、コミットメント作成機能を備えている。このコミットメント作成機能は、記憶部14や情報データベース50に記憶された発言情報に基づいて作成される。具体的には、管理サーバ10のコミットメント生成手段が、問題点に対して提示された解決案に関連する業務を担当している参加者がコミットメントを作成可能なように、参加者側端末装置20に対してコミットメントの作成依頼情報を送信することで実現される。
すなわち、電子会議で提示された問題点に対し、各参加者が解決案を提案する。議長及び参加者は、それら複数の解決案の中から良い解決案を決定する。
決定された解決案は、コミットメント作成依頼情報送信手段が解決案を提案した参加者に作成してもらうために、その参加者に係る端末装置に作成依頼を送信する。
該当する端末装置では、その作成依頼を受けるか否かの選択ができるようになっている。
すなわち、電子会議の会議中においてコミットメントの生成が可能となるので、通常の会議のように会議後にコミットメントを作成するという手間が不要となる。
なお、コミットメントの依頼は、コミットメントの実行率を高めるため電子会議参加
者にしか依頼することができないようになっている。
(端末装置)
図3は、端末装置のハードウェア構成を示したブロック図である。
参加者側端末装置20及び議長側端末装置30は、当該端末装置20(30)の全体の制御を行うとともに、各種演算処理を行うCPU21(31)、各種データを書き込む際に、それらのデータを一時的に展開するRAM22(32)、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトおよび各種データが記憶される記憶部23(33)、マウスやキーボード等の入力部24(34)、ディスプレイなどの表示部25(35)、インターネットやイントラネットなどの電気通信回線に接続可能な通信部26(36)、各種データをプリンタ等に出力可能な出力部27(37)および各種データの入出力部である入出力ポート28(38)を備えて構成されている。
(画面構成)
図4〜図6は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30のGUI(グラフィカルユーザインターフェース)について示した図である。
図4(a)に示す議長側端末装置30の画面左側領域には、上から参加者状態表示部品、会議進行部が配置され、画面右側領域には、上から目的表示部品、会議表示部品、発言入力部が配置されてGUIが構成されている。議長側端末装置30のGUIは、電子会議の進行状況に応じて表示項目が切り替わる。
また、図4(b)に示す参加者側端末装置20の画面左側領域には、上から参加者一覧部品、会議進行部が配置され、画面右側領域には、上から目的表示部品、会議表示部品が配置されてGUIが構成されている。参加者側端末装置20のGUIは、議長の進行状況に応じて画面が切り替わる。
参加者側端末装置20及び議長側端末装置30における発言入力部品は、電子会議で発表する発言をキーボード、マウス及び音声マイクなどの入力手段によって入力する部品である。この部品は一度に複数の発言を入力されることを考慮しているので、発言を複数発表することが可能となっている。
会議表示部品は、電子会議の進行状況に応じた定型フォームが表示され、その内部に議長及び参加者が発表した発言が一発言一ブロックとして表示される。この発言ブロックは、電子会議の参加者全員がマウス操作によりマージ・グループ化・取捨を行うことで、発言情報を自由に分別して発言属性データを作成することができる。図5は、発言ブロックをグループ化した一例である。
議長側端末装置30専用として搭載されたGUIは、参加者状態表示部品、目的表示部品及び発言入力部である。図6に示す参加者状態表示部品は、参加者の一覧と参加者が現在の進行状況の中で、いくつ発言を入力しているかが数値によって表示される。
目的表示部品は、参加者の状況により随時進行することができる。進行することにより、参加している全端末装置の会議表示部品が変更される。目的表示部品については、進むことも戻ることもできる。
発言入力部は、電子会議を進行する上で必要になるタイマー機能、議長権限譲渡機能、現状況保存機能、前回状況読込機能、アウトプット機能等が表示され電子会議の進行を支援する。
参加者側端末装置20専用に搭載されたGUIは、電子会議状況部品、参加者一覧部品である。目的表示部品は、電子会議の現在の状況を表示し、状況により表題等を表示する。
参加者一覧部品は、現在参加している電子会議の参加者の一覧を表示し、表示内容としては氏名、接続場所等が表示される。また、議長には議長と把握できる目印(マークや文字色)が付いており容易に判別できるようになっている。
(電子会議準備〜問題点抽出処理)
次に、図7から図10を参照して電子会議システムの一連の処理について説明する。
図7は、ユーザ登録から目的の確認までの処理を示したフローチャートであり、図8から図26は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。電子会議は「ユーザ登録、目的の確認、問題点の抽出、投票、問題決定、状況の確認、解決案の提示、コミットメント作成」の順番で進行していく。なお、会議の進行においては、タイマー機能によって自動的に進めていくようにすることも可能である。このようにすれば、会議の進行をより効率的にすることに期待できる。
(ユーザ登録フェーズ)
まず、議長側端末装置30は、図8に示すように、ログイン画面においてユーザ登録を行う。
ユーザ登録は、メールアドレスとパスワードを入力し、使用言語を選択する。必要事項を入力したら、ログインボタンを押すと(S101)会議選択画面に移行する。管理サーバ10は、ログイン処理を行う(S102)。
議長側端末装置30の表示画面では、図9に示すように、議長の操作により参加する会議の選択または会議の新規作成のいずれかを選択する(S103)。
ここでは、会議を新規作成するので、『会議を新規作成する』ボタンを押す。会議を新規作成した際には、図10に示すように、会議名、会議の終了目標日時、参加者の設定を行う。管理サーバ10は、議長等の操作により会議が新規作成された場合に、その新規作成された会議を選択可能なように、各端末の画面に表示し(S104)、会議実施内容を選択する(S105)。
一方、参加者側端末装置20においても、図11に示すように、会議に参加するにはユーザ登録を行ったあと、ログイン画面においてログインすることになる。ログインは、議長同様にメールアドレスとパスワードを入力し、使用言語を選択する。必要事項を入力したら、ログインボタンを押すと(S106)、会議選択画面に移行する。
会議選択画面では、図12に示すように、参加可能な会議の選択または会議の新規作成のいずれかを選択することができるが、ここでは、議長がすでに作成した会議である『新規店舗立ち上げ会議』に参加するので、『新規店舗立ち上げ会議』への参加申請ボタンを押す(S107)。
(目的の確認フェーズ)
議長側端末装置30の表示画面には、図13に示すように、『どのステップから会議を開始しますか?』と表示され、[1.本日の目的の確認から会議を開始する場合]、[2.問題の抽出から会議を開始する場合]、[3.状況の確認から会議を開始する場合]の三つの選択肢の中から選択する。
ここでは、[1.本日の目的の確認から会議を開始する場合]を選択したので、『本日の目的の確認から会議を開始する』ボタンを押す(S107)。
議長側端末装置30の表示画面には、図14に示すように、『参加者を確認し、本日の目的の確認を開始してください』と表示される。
議長および各参加者は『本日の目的』を入力する(S108・S109)。管理サーバ10は、議長側端末装置30および各参加者側端末装置20から送信された『本日の目的』を受信すると、その受信した『本日の目的』を議長側端末装置30に送信する(S110)。
議長側端末装置30は、『本日の目的』を受信する(S111)
議長側端末装置30の表示画面には、図15に示すように、『提出された内容を確認し、本日の目的の確認を締め切ってください』と表示される。議長側端末装置30は議長の操作により、各参加者が入力した『本日の目的』を確認し、問題がない場合には『本日の目的の確認を締切る』ボタンを押す(S112)。
ここで議長側端末装置30の表示画面には、『今日一日のワークセッションを終えたときに、何を達成していれば、あなたにとって一番価値があるか?を記入し、提出してください』と表示されるので、それに応じた内容(新規店舗立ち上げのための次のステップが明確になっていること)を入力欄に入力して『提出・追加』ボタンを押す。すると、本日の目的の確認一覧画面にその入力内容が表示される。また、図17に示すように参加者側端末装置20の表示画面においても同様に表示される。
また、参加者側端末装置20の表示画面には、図18に示すように、『議長が本日の目的の確認を終了しています。しばらくお待ちください』と表示される。議長が本日の目的の確認を締切ると、管理サーバ10は、議長側端末装置30および各参加者側端末装置20に対して本日の目的を表示する(S113)。
議長側端末装置30の表示画面には、図19に示すように、『本日の目的の確認を終了し、今までの達成の確認に進んでください』と表示される。
議長側端末装置30は、議長の操作により[今までの達成の確認進む]ボタンを押すと、各参加者側端末装置20の表示画面には、図20に示すように、『今まで個人として、集団として何が達成されたのか』を記入し、提出してください。と表示される。
参加者側端末装置20は参加者の操作によって『今まで個人として、集団として何が達成されたのか』を入力すると(S114)、管理サーバ10は、質問用フォーマットを送信する(S115)。
参加者側端末装置20の表示画面には、図21に示すように『入力内容はあなたの「感情・意見」ですか?それとも「客観的事実」ですか?』と質問用フォーマットのダイアログが表示される。
参加者側端末装置20は、「感情・意見」または「客観的事実」のどちらかを選択して該当するボタンを押す(S116)。管理サーバ10は、その選択された質問用フォーマットを受信する(S117)。
議長側端末装置30においても図22に示すように、『今までの達成の確認』を入力する(S118)と、管理サーバ10から質問用フォーマットが送信され、議長側端末装置30の表示画面には、図23に示すように『入力内容はあなたの「感情・意見」ですか?それとも「客観的事実」ですか?』と質問用フォーマットのダイアログが表示される。
議長側端末装置30は、「感情・意見」または「客観的事実」のどちらかを選択して該当するボタンを押し(S119)、図24に示す『意見提出の完了報告』ボタンを押す。管理サーバ10は、その選択された質問用フォーマットを受信する(S117)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から入力された『今までの達成の確認』を受信すると、その『今までの達成の確認』を議長側端末装置30および各参加者側端末装置20の画面に表示する(S120)。
また、議長側端末装置30では、図25に示すように、『提出された内容を確認し、今までの達成の確認を締切ってください』と表示される。ここで締切ることとした場合には、「今までの達成の確認を締切る」ボタンを押す(S121)。ボタンを押すと、図26に示すように、『参加メンバーの記入内容を確認の上、今までの達成の可否を判断し、問題の抽出に進んでください』と表示されるので、問題の抽出に進める場合には「問題の抽出に進む」ボタンを押す(S122)。
(問題の抽出フェーズ)
図27は、問題抽出の処理を示したフローチャートであり、図28から図38は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から送信された「問題の抽出に進む」信号を受信すると(S201)、『問題を記入し、提出してください』の指示画面を議長側端末装置30および参加者側端末装置20に送信する(S202)。議長側端末装置30および参加者側端末装置20には図28、図29に示すように、それぞれ問題入力画面が表示される。
参加者側端末装置20は、『問題を記入し、提出してください』の入力画面において問題を入力すると(S203)、管理サーバ10は、質問用フォーマットを送信する(S204)。参加者側端末装置20の表示画面には、図30に示すように『「どのようにすれば〜か?」の形になっていることを確認し、提出します。よろしいですか?』と質問用フォーマットのダイアログが表示される。
参加者側端末装置20は、「はい」または「いいえ」のどちらかを選択して該当するボタンを押す(S205)。管理サーバ10は、その選択された質問用フォーマットを受信する(S206)。ここで、「いいえ」が選択された場合には、『どのようにすえば〜か?』という文が文頭に自動的に付与される。
議長側端末装置30においても図31に示すように、問題を入力すると(S207)管理サーバ10から質問用フォーマットが送信され、『「どのようにすれば〜か?」の形になっていることを確認し、提出します。よろしいですか?』と質問用フォーマットのダイアログが表示される。
議長側端末装置30は、「はい」または「いいえ」のどちらかを選択して該当するボタンを押す(S208)。管理サーバ10は、その選択された質問用フォーマットを受信する(S206)。
また、議長側端末装置30では、図32に示すように、『提出された内容を確認し、問題の抽出を締め切ってください』と表示されるので、参加者の提出状況を確認しつつ、問題の抽出を締め切るボタンを押す(S209)。参加者側端末装置20では、図33に示すように、自分の提出した問題のみが画面に表示されている。
議長側端末装置30が問題の抽出を締め切ると、その締め切り信号を管理サーバ10が受信し(S210)、図34に示すように『内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、投票に進んでください』という画面を議長側端末装置30に表示する(S211)。
投票に進む場合に、議長側端末装置30が[投票]ボタンを押すと(S212)、管理サーバ10から質問用フォーマットが送信され(S213)、議長側端末装置30の表示画面には、図35に示すように『1人あたりの投票数は3票です。投票を開始します。よろしいですか?』と質問用フォーマットのダイアログが表示される。
議長側端末装置30は、「はい」または「いいえ」のどちらかを選択して該当するボタンを押す(S214)。
管理サーバ10は、その選択された質問用フォーマットを受信すると(S215)、図36に示すように、参加者側端末装置20に対して『問題への投票を行ってください(一人3票まで)』という画面を表示させる(S216)。参加者側端末装置20は、投票を行う(S217)。
また、議長側端末装置30においては、図37に示すように、管理サーバ10から『投票状況を確認し、投票を締め切ってください(一人3票まで)』という画面を表示させる(S218)。
議長側端末装置30は、投票の完了報告を行うためのボタンを押すとともに(S219)、図38に示すように、投票を締め切るボタンを押すことで投票が締め切られる。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から送信された投票締め切り信号を受信すると(S220)、『投票結果を確認し、状況の確認を行う問題を一つ選択し、状況の確認に進んでください。又は必要に応じて問題の変更/追加/削除/除外を行い、再投票を行ってください。』の指示画面を議長側端末装置30に送信する(S301)。
(再投票・問題の選択フェーズ)
図39は、抽出された問題点を決定するための投票および再投票の処理を示したフローチャートであり、図40から図46は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。
議長側端末装置30の表示画面には、図40に示すように『投票結果を確認し、状況の確認を行う問題を一つ選択し、状況の確認に進んでください。又は必要に応じて問題の変更/追加/削除/除外を行い、再投票を行ってください。』と表示されるので、議長は問題の選択か再投票かを判別する(S302)。ここで、再投票の条件としては、一番多く投票された問題のうち、『同一投票数が存在する場合』および『票数に関係ない場合』の二つがある。本実施形態においては、同一投票数が存在するケースで説明している。
すなわち、図40に示すように、議長側端末装置30は議長の操作によって『再投票の準備を行う』ボタンを押す(S303)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から送信された『再投票の準備を行う』の指示信号を受信すると(S304)、『投票結果を確認し、再投票を行う問題をチェックし、再投票を行ってください』という画面を表示させる(S305)。
なお、本実施形態においては、大塩兵七郎の「どのようにすれば速やかに出店先を速やかに確定できるか?」と、伊達正子の「どのようにすれば開店月の収支を黒字にできるか?」の二つの案が4票ずつ同票数となっている。このため、図41に示すように、議長側端末装置30は議長の操作によってこれら二つの問題を選択し、『チェックされた問題で再投票を行う』ボタンを押す(S306)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から送信された『再投票の問題』を受信すると(S307)、議長側端末装置30には図42に示すように、『投票結果を確認し、投票を締め切ってください(一人1票まで)』という画面を送信して表示させる(S308)また、参加者側端末装置20に対しては、図43に示すように、『問題への投票を行ってください(一人1票まで)』という画面を送信して表示させる(S309)。
各参加者側端末装置20および議長側端末装置30から再投票の実施が確認されると(S310)(S311)、議長側端末装置30は、図44に示すように議長の操作によって『投票を締め切る』ボタンを押す(S312)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から再投票が締め切られた信号を受信すると、再投票の結果を集計し(S313)、集計によって決定した問題を議長側端末装置30および参加者側端末装置20に送信する(S314)。
議長側端末装置30は、図45に示すように、『投票結果を確認し、状況の確認を行う問題を一つ選択し、状況の確認に進んでください。又は必要に応じて問題の変更/追加/削除/除外を行い、再投票を行ってください。』と表示されるので、投票数の最も多い問題を選択する選択ボタンを押す(S315)。
すると、図46に示すように、『問題「どのようにすれば開店月の収支を黒字にできるか?」を選択し、状況の確認を開始します。よろしいですか?』とダイアログが表示されるので、「はい」または「いいえ」のどちらかを選択して該当するボタンを押す。
管理サーバ10は、議長側端末装置30が選択した「はい」または「いいえ」の信号を受信する(S316)。
なお、上述したように、再投票を行う必要がない場合(最初から投票数が同票数でない場合)には、S316に進む。
(状況の確認フェーズ)
図47は、会議で議論する問題に対しての状況確認処理を示したフローチャートであり、図48から図54は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から選択された問題を受信すると(S316)、議長側端末装置30には、図48に示すように、『上記の問題に対し、提出された内容を確認し、状況の確認を締め切ってください。』というダイアログを送信する(S401)。
議長側端末装置30の画面には、その旨が表示される。議長側端末装置30は、議長の操作により記入欄に「現状の確認」を記入する(S402)。
また、管理サーバ10は、参加者側端末装置20に対しても『現状の確認』の記入要求を促すダイアログを送信する(S401)。参加者側端末装置20は、図49に示すように、参加者の操作により記入欄に「現状の確認」を記入する(S403)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30および参加者側端末装置20に対し質問用フォーマットを送信する(S404)。これは、『入力内容はあなたの「感情・意見」ですか?それとも「客観的事実ですか」』というダイアログである。
議長側端末装置30の画面には、図50に示すように、『入力内容はあなたの「感情・意見」ですか?それとも「客観的事実ですか」』というダイアログと、[感情・意見]、[客観的事実]という選択可能なボタンが表示されるので、[感情・意見]または[客観的事実]のいずれかを選択して決定ボタンを押す(S405)。
同様に、参加者側端末装置20の画面にも、図51に示すように、『入力内容はあなたの「感情・意見」ですか?それとも「客観的事実ですか」』というダイアログと、[感情・意見]、[客観的事実]という選択可能なボタンが表示されるので、[感情・意見]もしくは[客観的事実]のいずれかを選択して決定ボタンを押す(S406)。また、図52に示すように、その他、意見等がないようであれば『意見提出の完了報告』ボタンを押す。
管理サーバ10は、議長側端末装置30および参加者側端末装置20から[感情・意見]または[客観的事実]によって指定された状況の確認を受信すると(S407)、議長側端末装置30に対し、提出された内容の締め切り要求を送信する(S408)。
議長側端末装置30では、図53に示すように、各参加者の状況を確認し、状況の確認の提出状況に問題がないようであれば『状況の確認を締切る』ボタンを押して締切る(S409)。
管理サーバ10は、締切り信号を受信すると(S410)、議長側端末装置30に対し、図54に示す『内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、解決策の提示に進んでください』というダイアログを送信する(S411)。
議長側端末装置30は、その解決策への移行要求を受信する(S412)。
(解決策の提示フェーズ)
図55は、会議で議論する問題に対しての解決策の提示処理を示したフローチャートであり、図56から図63は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。
議長側端末装置30は、管理サーバ10から解決策への移行要求を受信すると、解決策への移行指示を行う(S501)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から解決策への移行指示を受信すると(S502)、議長側端末装置30および参加者側端末装置20に対し、図56、図57に示すように『状況の確認を踏まえて、可能な解決策を記入し、提出してください。(やるか、やらないかはともかく、なるべく多くの可能性を記入してください。)』という解決策の入力指示ダイアログを表示させる(S503)。
議長側端末装置30は、図56に示すように、解決策を入力し(S504)、その入力した解決策を『提出・追加』ボタンを押して管理サーバ10に送信する(S505)。
参加者側端末装置20においても、図57に示すように、解決策を入力し(S506)、その入力した解決策を『提出・追加』ボタンを押して管理サーバ10に送信する(S507)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30および参加者側端末装置20から解決策を受信すると(S508)、質問用フォーマットを送信する(S509)。これは、『くだらないアイデアを追加してください』というダイアログである。
議長側端末装置30は、図58に示すように、『くだらないアイデアを追加してください』のダイアログに対してOKボタンを押す。本実施形態では、図59に示すように、『実力のあるパティシエを集めてデザートを作成する』と入力し(S510)、提出ボタンを押す。管理サーバ10は、議長側端末装置30から入力されたくだらないアイデアを受信する(S511)。
参加者側端末装置20においても、図60に示すように、『くだらないアイデアを追加してください』のダイアログに対してOKボタンを押し、くだらないアイデアを入力して送信する(S512)。
なお、『くだらないアイデアを追加してください』を追加する趣旨は以下の通りである。
『解決策』とは、常識的なレベルの解決案のことである。
一般的に会議の参加者が入力する『解決策』は、常識的なものであることが多い。例えば、問題点が『人材不足』であるとすれば、それに対する解決策は『人材派遣会社へ登録する』などの至極もっともなものが多い。
これに対し、『くだらないアイデアを追加してください』という指示は、『人材不足』という問題点に対し『人材募集とプリントされたTシャツを着てカフェに行く』というような、非常識的な発想であって良いこととなっている。
このため、既成概念に囚われないレベルの解決案を集めることで、課題に対する解決案を広く集める効果に期待できる。
議長側端末装置30では、図61に示すように『状況の確認を踏まえて、提出された内容を確認し、解決策の提示を締切ってください。』というダイアログが表示されるので、各参加者の状況を確認した後、締切れるようであれば締切りボタンを押す(S513)。
管理サーバ10は、締切り信号を受信すると(S514)、議長側端末装置30に対し、図62に示す『内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、コミットメントの作成に進んでください』というダイアログを送信する(S515)。
議長側端末装置30は、コミットメントの作成への移行要求を受信する(S516)。
また、参加者側端末装置20においても、図63に示すように、『議長が上記の問題に関する解決策の提示を終了しています。しばらくお待ちください』というダイアログが表示される。
(コミットメントの作成フェーズ)
図64は、会議で決定したコミットメントの作成処理を示したフローチャートであり、図65から図73は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。
議長側端末装置30は、管理サーバ10から解決策への移行要求を受信すると、コミットメントの作成処理へと移行するための指示を行う(S601)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から解決策へのコミットメントの作成指示を受信すると(S602)、議長側端末装置30に対し、『解決策の提示を踏まえて、提出された内容を確認し、コミットメントの作成を締切ってください。』という入力指示とともに、コミットメント作成用の入力欄を表示させる(S603)。
また、ここでは、図65および図66に示すように、議長が個別メッセージング機能を使い、参加者の大塩兵七郎宛に『何かジョークを意見として出してください』という依頼をしている。参加者は、図67に示すように、議長からの個別メッセージ依頼に承諾している。
図68は、議長側端末装置30がコミットメントの入力をし、参加者側端末装置20へ依頼している画面である(S604)。
また、参加者側端末装置20においてもコミットメントの入力を行うとともに(S605)、コミットメントの依頼を行う(S606)。
議長側端末装置30は、参加者側端末装置20からのコミットメントを受信すると(S607)、コミットメントの締め切り処理を行い、参加者端末装置20に受信したコミットメントを公開する(S608)
その依頼されたコミットメントを受諾するか否かを判別する(S609)。コミットメントが無理な内容であれば拒否をすれば良い(S610)。拒否をすると、その旨が参加者側端末装置20へと送信される。一方、コミットメントの内容が許諾できるようであれば、承認ボタンを押して承認する(S611)。
なお、図69に参加者がコミットメントの依頼を書き込んでいる様子を示す。そしてそれぞれにおいて一通りコミットメントの作成から依頼、承認、拒否が行われると、図70に示すように、議長側端末装置30がコミットメントの締切り指示を行う(S612)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から送信されたコミットメントの締切り信号を受信すると(S613)、図71、図72に示すように議長側端末装置30および参加者側端末装置20にコミットメント一覧を表示する(S614)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30に対し、図73に示す『内容を確認し、必要な変更/追加/削除を行い、本日の達成の確認に進んでください』というダイアログを送信する(S615)。
議長側端末装置30は、本日の達成の確認への移行要求を受信する(S616)。
なお、図64のフローチャートでは、説明の便宜上、議長側端末装置30から参加者側端末装置20に対してコミットメントの依頼をしているが、以下のような場合もある。
コミットメントの作成は、各自の役割分担があるのでその役割に応じて各参加者がコミットメントを決定する。
例えば、会議の参加者はそれぞれ、『企画部』、『営業部』、『マーケティング部』、『総務部』、『広報部』の各部署の参加者により開催されているとする。
この場合、各部署の参加者は会議終了後に自らの部署に関連する仕事についてのコミットメント(コミットメント1とする)を入力する。
そして、ここで入力したコミットメント1を実現するには、自分の部署の部下や上司、または他の部署の人の手助けが必要になる場合がある。これをコミットメント(コミットメント2とする)として依頼する。具体的には、広報部のコミットメントが『近隣オフィスにチラシを配布する』であれば、この配布するチラシを印刷する業務を総務部に依頼するような形である。
また、このコミットメントの依頼においては、そのコミットメントを受けるまたは受けないという判断だけでなく、その期日についてもその場で確認することとしている。
これによってコミットメントの実行率の向上及び問題を先延ばしにしない効果がある。
(本日の達成の確認フェーズ)
図74は、本日の達成の作成処理を示したフローチャートであり、図75から図79は、参加者側端末装置20及び議長側端末装置30におけるディスプレイの表示状態を示した図である。
議長側端末装置30は、管理サーバ10から本日の達成の確認への移行要求を受信すると、本日の達成の確認処理へと移行指示を行う(S701)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30から本日の達成の確認の移行指示を受信すると(S702)、議長側端末装置30および参加者側端末装置20に対し、図75に示すように『提出された内容を確認し、本日の達成の作成を締切ってください。』という入力指示とともに、本日の達成確認用の選択ボックスを表示させる(S703)。
ここで議長は、本日の目的を達成できていれば[達成]を、本日の目的で達成できていない目的があれば[未達成]を、本日の目的で達成したものが欠落していれば[欠落]選択し(S704)、管理サーバ10に送信する(S705)。
各参加者においても同様に、図76に示すように、本日の目的を達成できていれば[達成]を、本日の目的で達成できていない目的があれば[未達成]を、本日の目的で達成したものが欠落していれば[欠落]を選択し(S706)、管理サーバ10に送信する(S707)。
管理サーバ10は、議長側端末装置30および参加者側端末装置20から送信された本日の達成の確認を受信すると(S708)、議長側端末装置30に対し、『提出された内容を確認し、本日の達成の確認を締切ってください。』という本日の達成の確認の締切り要求を送信する(S709)。議長側端末装置30は、図77に示すように、管理サーバ10からの締切り要求を受信し、各参加者の状況を把握し、全ての参加者が本日の達成の確認処理を実行済みであれば[本日の達成の確認を締切る]ボタンを押す(S710)。
管理サーバ10は、本日の達成確認の締切りを受信すると(S711)、図78、図79に示すように、議長側端末装置30および参加者側端末装置20の画面には、[本日の達成の確認一覧]として電子会議に参加した参加者全ての達成状況を一覧可能に表示する(S712)。また、議長は、会議を終了するボタンを押して会議を終了する。
なお、参加者が入力した意見(会議目的、問題点、解決、コミットメント、達成の確認など)の表示順序は、参加者の記載時刻に応じて各端末装置のディスプレイに表示されるようになっている。このようにするのは、参加者の意見提出スピードが遅い人に対する良い意味でのプレッシャーを与えることで、緊張感を持続させて会議を進行させることができる。また、会議の種類によっては、意見提出スピードを競わせるなど、電子会議にゲーム性を持たせるようにすることも可能である。
本実施形態によれば、管理サーバ10の投票機能により、電子会議に参加している参加者達の間で、どの議題で会議を行うか手順をおって取り決めることができるので、議題を絞って議論を集中することができる。
また、電子会議というのは、無駄な会話を行うようなことがなく、ある意味『無機質』に進行していくものである。本実施形態では、予め会議の手順が決まっているので、その手順に沿って進行していくだけで、議論する問題点の分散を防止している。これにより、会議の進行手順や優先順位の厳格化に寄与する。
さらに、電子会議はリアル会議とは異なり、会議の参加者同士が顔をあわせなくても良い。また参加者の中に自分よりも地位が上の人や自分の上司が出席していても、本実施形態のような構成とすることで、提出された意見において『人間的な感情』や『事実』を識別することができ、会議のスムーズな進行に寄与する。結果として『本来提案されるべく有益な意見』の提案が容易になる。
また、議長による会議進行管理も大きく進歩する。たとえば、議長は会議参加者の発言内容を他の参加者に開示するタイミングをコントロールすることができ、会議参加者は発言機会を与えられている間、他人の発言内容を閲覧することができないようにすることができる。このため、他者の意見に左右されず、自らの頭で考え、発言内容を記載しなければならない。これによって、会議参加者は、他人の意見に相乗りしたり批判したりするだけの参加が困難となり、積極的な参加をせざるを得なくなる。
また、議長は、会議参加者の発言提出時間をコントロールすることが可能である。それを行うと、会議参加者は、一定のタイムプレッシャーを感じながら自ら発言内容を考えて記載しなければならない。その結果、会議参加者一人一人は、頭が活性化し、会議全体は進行が円滑となるので、短い時間で終えられるようにもなる。
なお、本実施形態における使用言語は日本語としているが、言語設定により英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、など複数の言語を使用することも可能である。
本発明は、電子会議システムのコンピュータプログラムを販売するソフトウェア業、コンピュータプログラムをプリインストールしたハードウェアシステムとして販売する販売業や、レンタルによってシステムを提供するレンタル業のほか、ネットワーク経由で電子会議システムの機能を提供するASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)業として提供することが可能である。
電子会議システムの全体構成を示した概略図である。 管理サーバのハードウェア構成を示したブロックである。 端末装置のハードウェア構成を示したブロックである。 端末装置のGUIを示した概略図である。 発言ブロックのグループ化の例を示した概略図である。 参加者状態表示部品における発言入力回数を示した概略図である。 ユーザ登録から目的の確認までの処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、電子会議のユーザ登録の状況を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、電子会議の選択画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、電子会議の新規作成画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、電子会議のユーザ登録の状況を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、電子会議の選択画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、電子会議のステップ選択の確認画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、電子会議の参加者確認および本日の目的確認の画面を示した概略図である 議長側端末装置の画面であり、本日の目的確認の処理画面の状況を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、電子会議の開始前の確認画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、本日の目的確認の処理画面の状況を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、本日の目的確認の処理画面の状況を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、本日の目的確認の終了から今までの達成フェーズに移行するための画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、今までの達成成果の入力画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、質問用フォーマットのダイアログ表示を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、今までの達成成果の入力画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、質問用フォーマットのダイアログ表示を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、意見提出の完了報告画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、今までの達成成果の入力締め切り画面について示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、今までの達成成果の可否および問題抽出への移行について示した概略図である。 問題抽出の処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、抽出された問題が一覧表示された画面を示す概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、抽出された問題が一覧表示された画面を示す概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、質問用フォーマットのダイアログの表示画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、質問用フォーマットのダイアログの表示画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、提出された問題の一覧表示および問題の抽出を締め切る画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、自分の提出した問題が表示された状況を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、内容の確認、変更/追加/削除を行うための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、投票を開始するか否かの質問用フォーマットのダイアログを示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、投票を実施するための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、投票の確認および締め切りを設定するための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、投票の締め切りを設定するための画面を示した概略図である。 抽出された問題点を決定するための投票および再投票の処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、状況の確認を行う問題選択画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、再投票を行うための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、再投票後の投票状況の確認画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、投票を行うための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、投票状況の確認と締め切りを行うための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、再投票後の状況の確認を行う画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、再投票後の投票状況の確認と問題の決定画面を示した概略図である。 会議で議論する問題に対しての状況確認処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、提出された問題の確認画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、現状の確認を記入するための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、事実、感情、意見のダイアログ選択画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、事実、感情、意見のダイアログ選択画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、状況の確認の意見提出の完了報告を行う画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、状況の確認を締切るための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、解決策の提示へと進むための画面を示した概略図である。 会議で議論する問題に対しての解決策の提示処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、解決策の入力画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、解決策の入力画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、くだらないアイデアの追加依頼の画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、くだらないアイデアの追加入力の画面を示した概略図である。 参加者端末装置の画面であり、くだらないアイデアの追加入力の画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、提出された状況の確認および解決策の提示一覧の画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、コミットメントの作成へと進むための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、議長による解決策の提示終了待ちの画面を示した概略図である。 会議で決定したコミットメントの作成処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、参加者へ個別メッセージの入力画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、参加者へ個別メッセージの送信画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、個別メッセージの承諾画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、コミットメントの入力画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、コミットメントの入力画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、コミットメントの作成締切り画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、コミットメントの一覧が表示された画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、コミットメントの一覧が表示された画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、投票を行うための画面を示した概略図である。 本日の達成の作成処理を示したフローチャートである。 議長側端末装置の画面であり、本日の達成確認の画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、本日の達成度の入力および報告を行うための画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、本日の達成確認の締切り画面を示した概略図である。 議長側端末装置の画面であり、本日の達成確認の一覧が表示された画面を示した概略図である。 参加者側端末装置の画面であり、本日の達成確認の一覧が表示された画面を示した概略図である。
符号の説明
10 管理サーバ
11,21,31 CPU
12,22,32 RAM
13,23,33 記憶部
14,24,34 入力部
15,25,35 表示部
16,26,36 通信部
17,27,37 出力部
18,28,38 入出力ポート
20 参加者側端末装置
30 議長側端末装置
50 情報データベース

Claims (18)

  1. 電子会議に参加する複数の端末装置からネットワーク接続されるとともに、各端末装置に対して電子会議に係る情報を表示可能とした管理サーバであって、
    前記端末装置の入力手段から入力された議題に関する状況の確認データや問題の解決案などの発言情報を受信する発言情報受信手段と、
    その発言情報受信手段が受信した発言情報を、参加者に係る端末装置には一時的に表示せずに一旦集積する発言情報集積手段と、
    電子会議の進行役である議長の判断により当該議長に係る議長側端末装置の入力手段が、集積した発言情報の公開許可信号を送信した場合に、前記発言情報を電子会議に参加している全ての端末装置に対して送信する発言情報送信手段と、
    前記各端末装置の入力手段が入力した複数の問題点を受信するとともに、それら問題点から、いずれの問題点を議題とするかを決定するための投票受付手段と、
    前記発言情報に基づいて、議長側端末装置および参加者側端末装置に対して、コミットメント作成用の入力欄を表示させるとともに、前記議長側端末装置または参加者側端末装置がそのコミットメント作成用の入力欄にコミットメントを入力し、コミットメントを依頼する相手に前記入力したコミットメントを送信するコミットメント生成手段と、
    を備えたことを特徴とする電子会議システム用管理サーバ。
  2. 前記電子会議に参加する参加者から送信された会議の目的を受信するとともに、その電子会議の目的を各端末装置に送信して表示する会議目的送信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子会議システム用管理サーバ。
  3. 前記投票受付手段は、複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であるか否かを判別する投票数判別手段と、その投票数判別手段が複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であると判別した場合に、前記各端末装置に再投票を促す旨を送信する再投票指示送信手段と、を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバ。
  4. 前記再投票指示送信手段は、再投票に必要な複数の問題が含まれるとともに、投票可能な有効投票数が前記各端末装置ごとに設定されていることを特徴とする請求項3記載の電子会議システム用管理サーバ。
  5. 前記端末装置の入力手段が入力した問題点を受信するとともに、その入力された問題点を予め定められた質問用フォーマットに変換し、その質問用フォーマットを用いることで前記端末装置が質問用文書として作成可能な質問用フォーマット送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバ。
  6. 前記発言情報受信手段は、前記複数の端末装置において少なくとも一つの発言情報が送信されているか否かを判別する発言情報到達判別手段を含み、その発言情報到達判別手段の判別結果から、一つの発言情報も送信していないと判別された端末装置に対しては、発言情報の送信を促す発言情報送信依頼手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバ。
  7. 前記コミットメント生成手段は、問題点に対して提示された解決案に関連する業務を担当している参加者が作成可能なように、その参加者に係る端末装置にコミットメントの作成依頼情報を送信するコミットメント作成依頼情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバ。
  8. 前記質問用フォーマットに変換された問題点を解決するための状況の確認データを端末装置から受信する状況の確認データ受信手段と、その受信した状況の確認データが事実・感情・意見のいずれであるかを判別する状況確認判別手段と、その状況確認判別手段によって意見であると判別された場合には、事実または感情に修正するかを問う修正入力確認手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバ。
  9. 前記会議の目的が達成したか否かを確認するための達成状況確認送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子会議システム用管理サーバ。
  10. 電子会議に参加する複数の端末装置からネットワーク接続されるとともに、各端末装置に対して電子会議に係る情報を表示可能としたコンピュータプログラムであって、
    そのコンピュータプログラムは、前記端末装置の入力手段から入力された議題に関する状況の確認データや問題の解決案などの発言情報を受信する発言情報受信手順と、
    その発言情報受信手順が受信した発言情報を、参加者に係る端末装置には一時的に表示せずに一旦集積する発言情報集積手順と、
    電子会議の進行役である議長の判断により当該議長に係る議長側端末装置の入力手段が、集積した発言情報の公開許可信号を送信した場合に、前記発言情報を電子会議に参加している全ての端末装置に対して送信する発言情報送信手順と、
    前記各端末装置の入力手段が入力した複数の問題点を受信するとともに、それら問題点から、いずれの問題点を議題とするかを決定するための投票受付手順と、
    前記発言情報に基づいて、議長側端末装置および参加者側端末装置に対して、コミットメント作成用の入力欄を表示させるとともに、前記議長側端末装置または参加者側端末装置がそのコミットメント作成用の入力欄にコミットメントを入力し、コミットメントを依頼する相手に前記入力したコミットメントを送信するコミットメント生成手順と、
    をコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  11. 電子会議に参加する参加者から送信された会議の目的を受信するとともに、その電子会議の目的を各端末装置に送信して表示する会議目的送信手順を備えたことを特徴とする請求項10記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記投票受付手順は、複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であるか否かを判別する投票数判別手順と、その投票数判別手順が複数の問題点に対して投票された投票数が同一票数であると判別した場合に、前記各端末装置に再投票を促す旨を送信する再投票指示送信手順と、を備えたことを特徴とする請求項10または請求項11のいずれかに記載のンピュータプログラム。
  13. 前記再投票指示送信手順は、再投票に必要な複数の問題が含まれるとともに、投票可能な有効投票数が前記各端末装置ごとに設定されていることを特徴とする請求項12記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記端末装置の入力手段が入力した問題点を受信するとともに、その入力された問題点を予め定められた質問用フォーマットに変換し、その質問用フォーマットを用いることで前記端末装置が質問用文書として作成可能な質問用フォーマット送信手順を備えたことを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記発言情報受信手順は、前記複数の端末装置において少なくとも一つの発言情報が送信されているか否かを判別する発言情報到達判別手順を含み、その発言情報到達判別手順の判別結果から、一つの発言情報も送信していないと判別された端末装置に対しては、発言情報の送信を促す発言情報送信依頼手順と、を備えたことを特徴とする請求項10から請求項4のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記コミットメント生成手順は、問題点に対して提示された解決案に関連する業務を担当している参加者が作成可能なように、その参加者に係る端末装置にコミットメントの作成依頼情報を送信するコミットメント作成依頼情報送信手順を備えたことを特徴とする請求項10から請求項15のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記質問用フォーマットに変換された問題点を解決するための状況の確認データを端末装置から受信する状況の確認データ受信手順と、その受信した状況の確認データが事実・感情・意見のいずれであるかを判別する状況確認判別手順と、その状況確認判別手順によって意見であると判別された場合には、事実または感情に修正するかを問う修正入力確認手順を備えたことを特徴とする請求項10から請求項16のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  18. 前記会議の目的が達成したか否かを確認するための確認情報を送信する達成状況確認送信手順を備えたことを特徴とする請求項10から請求項17のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
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